【暗都】脱兎を追え

九蓮宝燈

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シナリオID:1224

オープニング

●兎を殺す(生かす)にゃ刃物は要らぬ
 烏羽玉(うばたま)色の髪を広げ床に額を押しつける美女。
 女の頭には病的に痩せ細り、中ほどから折れ曲がった兎の耳がある。
 女は白い背を晒し、生々しい鞭の跡からは乾ききらない血が流れていた。
 空を切る乾いた音に重なって、柔肌が裂けて鮮血がほとばしる。

「ご、ごめんなさい! ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」

 必死に赦しを乞う女は『アントマン』アレクト。
 ハーフビーストの子供をさらい、自身の持つ特殊能力で人格の白紙化、書き換えを行い、奴隷として出荷するのが彼女の任務であった。
 しかし今日は、冒険者たちの邪魔にあって収穫が少なく、主人ダグザ・コランダムから仕置きを受けることになった。

「フン、このくらいで許してやる」
 ダグザが鞭を放り投げ、柄が床を滑りカランカランと鳴る。
 ダグザの機嫌はそう悪くはなかった。
 商品の確保も大事だが、さらった子供を惨死させたことで冒険者ギルドを貶めることができたからだ。

 アレクトが顔をあげると、ダグザは革靴と靴下を脱ぎ、素足でアレクトの顔面を踏む。
 アレクトはごく自然な動作でダグザの足を舐め始めた。
 目に染みるような臭いのする指の間を丹念に舌で拭う。

 常人であれば耐えがたい屈辱も苦痛も、アレクトにとっては日常の一部であった。

「もう一度仕入れて来やがれ。納期厳守を忘れるな!」
 アレクトが顔を知られたとしても、狩り場を変えることは許されてはいない。
 リブラネスタ、そして冒険者ギルドを貶めるという目的の前には、アレクト(蜥蜴の尻尾)を切り捨てることなど大したことなどないのだろう。

(……いっそ破滅してしまえば、楽になれるのかもしれないわ)
 アレクトには自ら死を選ぶ自由すら許されてはいない。
(私を憐れむのなら、殺してくれればいいのよ。……本当、使えない兄さんだわ)
 この世にたった一人の、自分を愛してくれる人の存在。
 それは救いというにはあまりに細く――アレクトにとっては憎らしくもある枷であった。
 生きるのが怖い。
 死ぬのも怖い。
 死ねないのが、もっともっと怖い――。

●二兎を追う者、二兎とも獲れ
 リブラネスタの冒険者ギルドに急報が舞い込んだ。
 先日の同時多発迷子事件を組織的な誘拐事件と断定した冒険者ギルドは、自警団と協力しそれらしい人物が現れたらすぐに対応できるようにと備えていたのであるが……。
「また出たのね!?」
「B.L.姉さん、すぐに人手を招集して!」
 前回事件に関わったという事情から、カンパリ支部のアルミレア・A・アンダーソンとブリジット・L・イングリスもそのままリブラネスタに居残って対応していた。

 前回の冒険者と犯人の接触時、遠目での目撃ではあったものの、超視力を活性化していた者がいた。そのため犯人のはっきりした容姿についての正確な情報がギルドにはあった。
「特殊能力者に頼った犯行なら、また同じ人物が出てくる可能性があるとふんで張ってた甲斐があったわね」
 子供を騒がせることなく馬車に引き込んだ能力、あるいは、子供を廃人にした能力。
「敵は授恵者だから簡単にはいかないかもしれないけど、せめてあの能力を暴くことができれば……!」
 アルミレアは爪を噛む。前回の結果は彼女としても苦々しいものだった。

 烏羽玉の髪。滅紫(けしむらさき)の瞳。
 細身の体に夏らしからぬ手の半分ほどまでを隠す大きめの立襟シャツ。
 黒いスカートの下は分厚い黒いタイツとハーフブーツを履いて。
 武器は携帯しているが、布の袋に入れられており、種別はわからない。
 頭を隠すコワフの下にはおそらく、痩せ細った黒い兎の耳が……。

 逃げる女を追う冒険者たち。
 女は逃げ惑い、袋小路へと飛び込んだ。
 冒険者が女を射程にとらえたと思ったとき、女の合図で脇道から子供の影が二つ。
 子供の目はうつろで、何らかの暗示がかかっているのでは、と疑うことは不自然な発想ではなく……。

「その子たち、今ならまだ助けられるわよ?」
 鈴を転がすような、女というには幼く、まだ少女の域を超えたかどうかの、甘ったるい声。
 それは地声なのか、あるいは何らかの(女奴隷としての価値を上げる)目的で訓練されたのかはわからない。
「その子を見捨てて私を追うの?」
 烏羽玉の髪の女が煽る。
 あの女が自分が逃げるために子供が乗った馬車に火を放ったことは、ギルドに報告されて誰もが知る事実となっている。
 何をしでかすかわからない――そんな予感が冒険者の脳裏によぎった。
 ――女の言を信じて子供を助けるのを優先するか。
 ――それとも、当初の目的を優先し、女を追うか。

 同行するギルド受付嬢アルミレアが一喝する。
「考えてたら足が止まるわよ! 責任はあたしが取るわ。あなたたちは自分の信念に従いなさい!」

解説

●目標 1)『アントマン』アレクトと交戦し情報を得る 2)奴隷達を救助する 1、2は同等 ●敵情報 ・『アントマン』アレクト  烏羽玉の髪と滅紫の瞳の美女。授恵者。クラスは不明。  前回の依頼で移動力とイニシアチブが高いことが判明している。  1ラウンドに2回行動。  私と同じになればいい(メインアクション) ※PL情報  特性スキル。  一般人の子供たちの人格を破壊した能力。  授恵者へは強度2の【呪縛】付与として作用する。 ・奴隷 ×10 ※PL情報  子供の授恵者。  戦況に応じて逐次投入されていく。  身体を張ってPCを邪魔し、アレクトを逃がそうとする。  BS【行動操作】状態で登場。  コツコツと『調教』されてアレクトに従っているので、BS解除だけでは動きを止めるのに足りないだろう。 ●NPC ・アルミレア・A・アンダーソン  元冒険者のギルド受付嬢。クラスはシーフ。  レベル20相当の実力を持つ。  普段は脚の古傷により依頼に加わることはないが、今回は戦闘用の義足準備済み。要請があればPCと共闘する。 ●状況  市街地。日中、曇天。  道幅3〜4メートルの入り組んだ地形。道の左右は塀もしくは背の高い建物。  見通し、足場は良かったり悪かったり。  横道もあったりなかったり。  PCは再び現れた誘拐犯の女(アレクト)を追跡している。  逃げるアレクトを追いながら戦う形。捕縛または見失ったところでシナリオ終了。  敵には地の利があるようだ。 ●ヒント  スキル攻撃は出力を加減することができない。  欠損した部位、流出した血液などは、ヒールを使っても補充されない。  アレクトは他人の命を奪うことに躊躇しないが、メリットのない殺しはしない。

マスターより

 おばあちゃんは言っていた……。九蓮(鬱シナリオのすがた)です。  【暗都】第三フェーズです。今回は追撃戦です。  アレクトを追うか奴隷を救うか、どちらを優先するかは皆様の自由です。  成功度評価は、どちらかに偏ってもバランス良くふりわけても大成功が狙えるよう、大成功条件をorで複数設定しています。必ずしも参加者全員で統一する必要はないです。  キャラクターらしい動きをしていただければと思いますし、あくまでロールプレイとして対立する動きをしてもいいと思います(ケンカする余裕があるかどうかはさておき)。  ただし相談卓では、意見が割れてもお互いの価値観を尊重してくださいね。  ちなみに前回、アレクトへの素付与値41のフリーズボルト、BS付与成功しています。

リプレイ

●それぞれの選択
 アントマンと思しき女と二人の子供(奴隷)。
 ――この子たちはまだ助けられる。
 冒険者たちの女の言葉への反応はさまざまであった。

 ルベア・ベルニとエミリア・シバは同時に、しかし女より早く動いた。
 ――先手必勝!
 どんな攻撃が来るのかと、回避の構えをとった女にぶつけられたのは――なにもない。
 しかし、シーフのスキルで攻撃でなく、被使用者が感知できないものと言えば絞られる。
「ふーん……。まぁ、いいわ」
 ルベアとエミリアの行動は女にとって痛手だったのだろう。
 不満を口にした女は武器の袋を外す。
 出てきたのは握れる程度の太さの、長さ二メートルほどの六角柱――棍。
 女はその棍を使い、棒高跳びの要領で背後の塀を飛び越える。

 サマエラ=フォリウムは、味方の作戦がひとまずうまくいったため落ち着き払っていた。
「――奴を追う、子は助けたい者に任せた」
 そして荷物から一束のロープを取り出し、受付嬢アルミレア・A・アンダーソンに投げ渡す。
「アルミレアはそちらの補助を頼む、必要ならこれも使ってくれ」
「わかったわ。そっちもうまくいくといいわね」
 アルミレアはあとで追いつけるようにサマエラを捜波でマークしておく。

(……どうしてあのようなことができるのか、理由を知りたいです……)
 ララノアの新緑の瞳は闇に濁っていた。
 純粋で優しい彼女の心には、アントマンの所業は強烈すぎた。
(私は今、怒っているのか、悲しんでいるのか……自分の心が……よくわかりません)
 彼女の想い人が受け止めていればもう少し心痛は癒やされたであろう。
 しかし思うような癒やしは得られぬまま、ララノアはここに立っていた。
「その子たちが持っている武器は授恵者用です」
 人目のあるところでは常に緊張し、つっかえながら話す癖のあるララノアの声は、このときばかりは明瞭に響いた。

 ララベル・サン・ディーベルは二人の子供に後ろ髪を引かれながらも女を追うことを選択する。
(他人を操ってこんなことするなんて、僕、絶対に許せないもん……)
 行く手を阻む子供たちを無視し、足の速さで押し通る。
「子供たちは助け出す、お前についてはこんなことできないようにいろいろ暴いてやる!!」

 バーネット・フォーサイスは冷静だった。
(そりゃ、使えるものは奴隷だろうが何だろうが全部使ってくるわな)
 世の中は綺麗事だけで回ってはいない。とくに重大な犯罪であれば手段を選ばなくなってくるのは当然であろう。
(しかしだ……このまま思い通りにさせるつもりは毛頭ないぜ)
 しかし理解と許容は別。許すつもりもなければ、もとよりあの女を討つのがバーネットの請け負った仕事なのだ。
「先に追え! こっちは何とかする!」
 魔導書を手にしたバーネットの指先から単純な魔法攻撃(通常攻撃)が飛ぶ。
 子供の一人に着弾。それなりのダメージが通った感触があるが、膝をつかせるにも至らない。
 あの頑丈さは、授恵者に違いないだろう。

 この場にはバーネットとララノア、アルミレアが残り子供たちへ対応することになった。

 エミリアは壁走りで塀を乗り越え、女を追跡する。
 子供が救えるという言葉は気になる。
(助かるなら助けたいけれど……ここで子供を助けただけだと、被害者が増えていくだけになる)
 同時多発迷子事件の悲惨な顛末はエミリアも知っている。
 あの女を逃せば、あれと同じことが起きるに違いない。
(助けたいけれど、表情にも態度にも出すな)
 ――感情抑制。かつてエミリアが身につけた技術。
(『私』ならそれができる)
 後ろ暗い家業。あまり思い出したくもない過去。
 それでも今は昔の仮面が必要だった。

●兎つまずけ木の根っこ
 ララノアは子供たちが持っている武器からクラスを推測しようとした。
 片方は大きめの剣と小盾、片方は短杖を持っている。
(足止めスキルをもっていそうなのは短杖の子)
 より厄介と思えるほうの子供を狙って首筋を叩こうとするが、剣を持った方の子に阻まれる。
「そう簡単にはいかないようだな」
 バーネットは剣を持った子に通常攻撃の追い打ち。バーネットの狙い通りの武器を持つ手を強く撃つ一撃で、子供は痛みのあまり武器を取り落とす。まだ倒れはしないが、すでにかなりダメージを負ったようだ。
 後衛を務めていた短杖を持つ子がエーテルを収束させる。
「危ない……!」
 爆炎からララノアが身を呈して守ろうとしたのは剣を持っていた子。
 操られている子供はララノアに感謝するでもなく、拾った剣を振りかぶる。
「甘すぎるわ!」
 優しすぎるララノアを見かねてアルミレアが手を出す。
 硬質な足音とともに鋭く踏み込むアルミレア。
 両手にはメリケンサックが嵌められている。
 一撃目はアッパーで小さな体を浮かせ、ニ撃目のストレートでふっ飛ばすダブルエッジ(ワンツーパンチ)。
 ララノアを害そうとした子供は硬い漆喰の壁に背をぶつけて息を吐いた。
「相手は授恵者! 手加減しすぎよ!」
 アルミレアはララノアの心が傷ついて手が止まることを心配し、あえて叱咤する。
 しかしララノアは武器をしっかりと握っており、まだ戦意を失ってはいなかった。
「まだやれる?」
「……はい」
「そう。見直したわ」
 アルミレアによって無力化(戦闘不能)された子供をバーネットが光縛呪で縛り上げる。
 盾を構えたララノアが短杖を持つ子に肉薄。祭刀で物理的な一撃を……。
「……っ」
 
「アントマンを追うぞ!」
 バーネットの声でララノアは正気付く。
 ヒールで治されたのか、子供に目立った怪我はなかった。

 一方、女を追っていったグループ。
 ララベルのサーマルアイが隠れている小さな影を発見した。
(おそらく仕掛けてくる……ここは僕に任せて、先に行って)
 テレパスでサマエラとエミリアに教える。
 そして、予想通り新手の子供たちが三人。
 ララベルは細剣を構え、子供たちを引き受ける。
 子供たちもさすが授恵者ということでそれなりの立ち回りを見せるが、熟練のシーフであるララベルには敵わない。
 トリプルファングで一度に複数人が武器を落とされ、拾うことを優先させられ、思うように動けずにいる。

 女は冒険者たちが子供たちの出現に驚かなかったのは拍子抜けしたが、戦力が無力化されたわけでもないので気にも留めていない。
 しかし、サマエラが本気で子供を排除しようとしたのには驚いた。
「へぇ……貴女、わかってるのね」
 サマエラの攻撃には本物の殺気がこもっていた。
 致命傷は避けているものの、死なない程度に攻撃することにためらいはない。
「あの子たちが死んでも貴女は割り切れるんだ」
「無益な殺しは私もしない、無益ならまだ……な」
 サマエラとの会話により、女は子供に向けていた武器を、サマエラへと構え直す。
 女の武器がまばゆく光り、細腕からは想像できない重さの一撃。間一髪で朱殷の霊盾で防ぐ。

 女とサマエラが対峙している隙に回り込んだエミリアが、女に小瓶を投げつける。
 女は咄嗟にそれを打ち払うが、それこそがエミリアの狙い。
 小瓶の中身は香水。女の衣服にごまかしきれない匂いがしみこむ。
「……貴女は私の同類なのね」
 女の言葉をエミリアは無視する。
 回避に集中しているエミリアにはなまなかな攻撃は当てられないと判断した女は奥の手を使う。
 エミリアの首に腕のような幻影がからみつく。
 サマエラは何かの弱体化攻撃とみたが、エミリアに別状はない。
(神霊達の腕? ……窒息の付与に、失敗したのか?)
 怪しい能力を使う敵。解除スキルの無駄遣いは避けて様子を見ることにした。

 エミリアに不調が表れたのはその数秒後。
 同じスキルを三回食らったときのこと。
 エミリアは全速力で明後日の方向へと駆けだしてしまった。
 エミリアはサマエラとララベルをも振り切ってさらに遠くへ逆走していく。
「もしかして操られて……?」
 すれ違ったときに見たエミリアの表情が子供と同じであることにララベルは思い当たった。

 エミリアは後続のララノア、バーネットに押しとどめられ、ララノアの解呪により正気を取り戻す。
「回避できる能力じゃないみたい。だけど一度食らっただけでは操るに至らないわ」
 エミリアは身をもって経験し判明した敵能力についての情報を共有する。
「マークはまだ有効ね。香水も手筈通りよ」
 エミリアとララノアは香りによるマーキングという作戦を打ち合わせていた。先程、それは成っている。

 別行動中のルベア。
 女を挟撃するためにサマエラとエミリアをテレパス範囲に入れながら別のルートを進行していた。
(エミリアさんからの通信が途絶えた。戦闘中かしら?)
 気にはなるが、戦闘中は返事をしない手筈であったから焦りはない。

 ララベルはすでに二人の子供を気絶させ、三人目とタイマンを張っていた。
 三人目の子供は杖を持っており、うつろな目をしている。
 杖の先に収束したエーテルがララベルを逸れて背後の建物に着弾。
 爆炎が壁を吹っ飛ばし、中にいた一般人が悲鳴をあげる。
 怪我をしてうめく老人、がれきに挟まれた夫を助けようとする妻。
「なんて酷いことをするんだ……絶対許せない」
 実行したのは子供でも、あの女に操られてのことだろう。ララベルはサマエラと交戦中の女をにらみつける。
「ここはあたしがなんとかするわ! みんなは行って!」
 想定外の事態に対応するためにアルミレアはここで脱落。

●彼女の望みは
 女と五人の子供は狭い路地を駆け抜けていた。
 その数十メートル後ろにサマエラとエミリア、ララベル。
 さらに後方にララノアとバーネット。

 ルベアからサマエラへテレパスでの通信が入る。
(もうすぐ合流できるわ)
 千載一遇の好機がもうすぐ訪れると、冒険者たちは予感した。

 サマエラの魔矢で行く手を塞がれた女が進行方向を急転換する。
「くっ……!」
 女が体勢を崩した隙をバーネットは見逃さなかった。フリーズボルトが女に着弾し、速度が落ちる。
「諦めてお縄につけ!」
「はっ、誰が!」
 悔しさを隠さない女が子供に指示を出す。杖を持つ子がアーケインを召喚し冒険者たちの足を止める。
 魔法を使うために足を止めた子にララベルが疾風の三連撃を見舞い、一息に沈黙させる。
 その間にアーケインを壁走りでやり過ごしたエミリアが女に迫り――。

 とうとうサマエラの光縛封が女を捕らえた。

 中にいる女と内外の子供たちが結界の破壊に尽力。
 しかし外側にいる子供の行動を冒険者たちが邪魔をする。
 混戦の最中、道の向こうにルベアの姿が見えた。

 しかしルベアがたどり着く前に結界は解除される。
 子供たちはサマエラたちを足止めし、女は単独でルベアのいる方向へ。

「逃がさない」
「こっちだって……やすやすと捕まってあげるつもりはないわ!」
 女が振り下ろした棍をルベアが交差させた短剣で受け止める。
 ほんの一メートルの距離に、あの日超視覚で見た顔がある。
 ルベアはもはや感情を抑えることはできなかった。
「私はアナタを絶対に許さない」
 挑発にもならぬ罵声。交える剣戟は言葉よりも雄弁に語る。
「でも、ただ殺すなんて生温いことは言わない。アナタにとって一番惨めになる方法で、身も心も滅べばいい」
 その声は静かで平坦ながら、ルベアの全身には女への煮えたぎる怒りが滲んでいた。

 絶えず挑発的な嘲笑を貼り付けていた女が、一瞬表情を失いルベアの目を凝視した。
「アレクト」
 ルベアにはその唐突な文字列が意味するものがわからなかったが、それは女自身が補足した。
「それが私の……貴女の敵の名よ!」
 女――アレクトが微笑むやいなや、ルベアの目の前に光の壁が出現する。
 いつの間にかルベアとアレクトの位置関係は逆転していた。
「これは……光縛封?!」
 既に使ったのだから、サマエラのものではない。
 ならば使用者は……。
「アナタ、やっぱり……ヒーラーね」
 棍を使用していること。
 時折繰り出してくる強力な攻撃がエーテルブローと推測できることから、薄々気づいてはいた。

 アレクトと冒険者たちの間は結界によって分断されてしまい、魔法攻撃による破壊を試みている間に彼我の距離は致命的に開いていく。
 
 アレクトの捕縛は成らず。
 だが成果は多かった。
 アレクトのクラス、特殊能力はほぼ判明し、子供たちは全員救出できたのだから。
 一般人に負傷者は出たが死人はいない。

「子供たちを起こす前に身体検査するわ。武器はもちろん、自害の道具があれば取り上げて」
 アルミレアはアレクトを信じてはいなかった。目覚めた子供たちが正気でないくらいのことは覚悟していた。
 縛られ並べられた子供たちを手当てする前に、考えられるだけの手を打つ。

 目を覚ました子供たちは、奥歯をならすほどあからさまにおびえていた。
 ララノアが震える子供の手を握り、優しく伝える。
「戻って来てください……お母様や……お父様が……待っていますよ」
 ララノアの手を振り払おうと暴れていた子供が、ぴた、と止まる。
「おかぁ……さん……?」
 震える、不明瞭な発話ながらも、子供の口から漏れたのは意味のある言葉。

「……嘘。本当に? この子、正気を保っているわ」
 アルミレアはぽかんと口を開けた。
「口封じくらいしてもおかしくないのに。なんだか一貫性がないのね」
 子供には聞こえないように、エミリアが違和感を指摘した。
 理由の一つは、サマエラが人命は脅しにはならないと示したせいであろうが、この子たちが証言すれば多少なりともアントマンの不利になり得るはずなのだ。
 前回の過剰なまでの残虐行為と比べ、この手緩さは何なのか。
「あの子(アレクト)は感情をむき出しにしているように見えるけれど、本心を推し量るのは難しいわ」
 エミリアは想像する。
(実家の仕事をやらされて、感情を抑制しなかったとしたら……私ならどんな風に振る舞うかしら)

「それでもこの子たちの心に傷が残ってる」
 ルベアは子供たちがどんな目に遭っていたのか思いを馳せる。
 行動操作はほんの短い間しか効かない。並みの授恵者であれば他者のエーテルを侵害することができず、授恵者を長期に渡って操ることは不可能。それはエミリアによって証明された。
 おそらく、アレクトはメドゥの幹部のような、高位の異能者ではないのだ。
 ならば、虐待。恐怖と苦痛とほんの少しの優しさによって無理やりあの女に従わせられたのだろう。

 ララベルとバーネットは報告書をまとめていた。
「あの子たちの事情聴取も加えないといけないな」
 紙を継ぎ足しはするが、子供の状況を見れば今すぐ話を聞くことは難しいとバーネットにはわかっていた。
「最悪なことは起こらなくて、本当によかった」
 しかしララベルの表情は晴れない。
 ひどい目に遭った子供がいる。怪我をした無辜の一般人がいる。

 アレクトの捕縛へは、ほんのあと一歩、わずかに足りなかった。
 しかし、チェックメイトはもうすぐ。

マスターコメント

 ご参加ありがとうございました。  アレクトの考えていることはわかりやすいようでわかりにくい? PL情報多すぎ?  MVPめっちゃ悩みました。どの人も良くて迷ったんですが、該当者多数で大成功って場面じゃないよなと思って選びました。  MVP第一はルベア様です。  理由は二つのMVP要件を満たしたこと。  初手先手必勝という選択はMSとしても考え得る最上の行動でした。  この地形で光縛封は、挟撃がセットでないと逃げられてしまうので、その判断もよかったです。光縛封の幅が道幅より広いので、あらかじめ大回りしておかないと裏側に回れないので。  子供対応は不殺どうする? が重要でした。  子供たちは授恵者なので気絶=ルール上の戦闘不能ということに気づけたらスムーズだったのです。あとは死亡判定などもPCと共通だったのでオーバーキル注意。解説記載のルール外判定として、欠損による後遺症や失血死はありえたので配慮の必要がありました。  ここが絶妙だったのはバーネット様でしたので第二のMVPに選出いたしました。
ショートシナリオ

ショートシナリオ難しい 報酬:標準6 / 4〜6人

2021年08月11日 00時25分29秒 公開

成功

相談掲示板

  1. エミリア・シバ

    おねえさんはシーフのエミリアよ、よろしくね。 これからちょっと前回のを読んで来ようと思うのだけれど、 アレクトって魔法攻撃高そうかしら? 一瞬ヒーラーの方に光縛封で足止めできたりするかしら?とかは思ったけども さて、それは置いておいておねえさんは、子供よりアレクトのほうを追おうと思うわ。 逃がしたら、被害者が更に増えて行ってしまうと思うから。 なので極力逃がさないために、索敵のための超嗅覚と追跡のために壁歩きを持っていく予定 アルミレアちゃんにはどうしてもらいましょうか? 戦うよりは、無力化した子供をどうにか安全地帯に下げるようなことなどのサポートをしてもらったほうがいいのかしらと思ったけれど、戦力として動いてもらったほうがいいかしら?

  2. サマエラ=フォリウム

    ゴブリン、ヒーラー。サマエラだ。 よろしく頼む。 前回の遭遇では、戦闘能力については、ほぼ確認できなかったな……。 敵情報にもあるように、移動力とイニシアチブの高さ、 あとは何か特異な能力を使う……くらいか。 とはいえ、仮に1ターンで破られたとしても、足を止めさせる意味は大きいと思うので、 光縛封は確かに、極力持っていきたいな。 と、スタンスとしては私も、アレクトを追う方になる。 アルミレアについては、子供に対処してもらうのも、良いが…… ……逆に、私達含め子を救うための行動を一切取らないことで、 アレクトに、『これでは足止めにさえならない』と思わせることができれば、 それ以上の子の投入を防ぐことも、できるかもしれない。 やりたいわけでも推奨するわけでもないが、手段のひとつとして。

  3. ララノア・グラヌローザ

    ヒーラーの…ララノアです… 引き続いての方も…今回からの方も…皆様よろしくお願いいたします… 敵は…2回行動というのも…厄介ですね… 戦況に応じて、子供を逐次投入…というのも…… 私は…子供を優先したく思いますが… やはり見捨てては… 「今ならまだ助けられる」の意味も少し…気にはなります… アルミレア様は…無力化した子供を捕縛するなどの…お願いがよいかと私も… ただ、サマエラ様のいうことも…確かに一理ありまして… そうですね…人質が人質たり得ないならば…投入をやめて頂けるでしょうか…

  4. ルベア・ベルニ

    シーフのルベアよ、宜しく。 >魔法攻撃 ……未知数ね。前回はちゃんと交戦する前に逃げられちゃったし。 付与は間違いなく、高いだろうけど。 >優先 私はアレクト優先ね。 人質が人質たり得ない、か……。出来れば理想だけど、正直難しいと思う。 盾に使う子供が2人だけじゃない、なんてことは、アレクトが前回やったことを思えば容易に想像はつくはずだし。 それに、子供たちの授恵者としてのクラスもわからない。 攻撃される分には無視すればいいけど、一番イヤなパターンが光縛封と、アーケインあたりの移動阻害スキルよね。 巻き添えになったらアレクトの追跡が辛くなる以上、子供の方に対応せざるを得なくなると思う。 ……間違っちゃいけないのは、アレクトについては「情報を得る」ことが目的なのよね。 捕縛したり倒したりすることが目標じゃない。 ……アレクトのやることにはめちゃくちゃ思う所あるんだけど、それはそれとして。 接近戦に持ち込めれば最良だけど、遠距離でも逃げる以外の何かしらの手を打たざるを得ない状況を作ってしまいたいところね。 それこそ、光縛封とかアイアンウォールとか、アーケインとか、で。 >質問 明記はないけどアルミレアさんが紐付いてるってことは質問OK、でいいのかしら? OPの状況(袋小路)時点での ・私たちとアレクトの間の大体の距離(hex) ・私たちから見てアレクトの後方にある壁の高さ を念の為教えてほしいんだけど。

  5. サマエラ=フォリウム

    ああ……言いながらも、どうにも曖昧にしてしまったな、済まない。 子を救わないとは、例えば、アレクトもろとも範囲攻撃の対象になろうと躊躇しない、 くらいの、強い意味合いだった。行うのならば、無駄な犠牲にしないよう、徹底的に。 スキルまでどの程度駆使してくるかは分からないが、複数人が身体を張って邪魔してくるならば、 無視し続けるのも難しいのは、その通りだと思う。 命を残すとしても、BS解除だけで足りないならば……追加で何か行うより、 端から気絶でもさせた方が、手っ取り早くはあるだろうか。 それか、そうだな。この子等、脇道から現れる分については、 先に察知さえできれば、それも光縛封なりで、そも出てこれない状態にも持っていけるか。 そのまま駆け抜けてしまえば、とりあえず目先の害にはならないやも。

  6. アルミレア・A・アンダーソン

    みんなよろしくね。 質問OKよ。 あ、あたしへの指示もプレイングに書いてくれてOKだからね。 【回答】 OPの状況(袋小路)時点での ・私たちとアレクトの間の大体の距離(hex) 10ヘクスくらいね。 ・私たちから見てアレクトの後方にある壁の高さ 2メートルくらいかしら。壁っていうか塀ね。

  7. バーネット・フォーサイス

    キャスターのバーネット・フォーサイスだ。 まぁ、よろしく頼むわ。 >方針 個人的にはアレクトの捕縛までたどり着きたいところだが、 状況的にそこまで追い詰めるのは難しそうだな。 後々の事を考えるとアレクトを優先して対処するべきなんだろうが、 奴隷の子供たちを切り捨てるのはどうにも後味が悪い。 そもそも、俺らのうち一人でも子供達に何らかのアクションをとったり、 逆に子供達の行動にリアクションをとったりするなら、 足止めや妨害として十分役に立つと判断されるそうだ。 仮に子供達を歯牙にもかけずに追跡が出来たとしても、 今度は自殺を命じて強制的に対応させようとするってのも有るかもしれない。 メリットの有る殺しがどのぐらいの範疇までなのかはわからんが、 冒険者ギルドを貶める事も選択肢に入れるなら、普通に命じてきそうでも有る。 子供達を発見したら、一部面子がアレクトの追撃を継続して少しでも逃走を妨害しつつ、 残った面子が子供達を無力化。 捕縛等が済み次第再度合流し追撃、なんて動きが出来れば理想的なんだが…… >個人行動 ひとまず、アーケインテンペスト改とフリーズボルトないしスタティックフィールドあたりを 準備して、足止め要因になろうとは思ってる。

  8. ララノア・グラヌローザ

    そう…ですね…。 バーネット様の言うように…子供達への対応と… 追跡が同時にできれば良いのですが… 誰かひとりでも…子供に対して…何かをしてしまえば… ということでしたら…では…私も…… 私も…アントマンの追跡を優先させることで…構いません… 路地を塞ぐことや、光縛封で閉じ込めてしまうことは… 邪魔をさせないという意味で…役に立つと思うので… 私もそちらをお持ちしたいと思います… スキルを使うと足は遅れてしまうと思いますので…超嗅覚は…持っていこうかと… 妨害が…止められないようなら… サマエラ様の言うように…気絶させるなり… 走れないようにすれば…良いのかな…とは…

  9. ララノア・グラヌローザ

    アルミレア様…回答に感謝と… 此度もよろしくお願いいたします… 【質問】 子供達は武器を持っている様子でしたか?

  10. アルミレア・A・アンダーソン

    【回答】 >武器を持っているか。 ええ。それっぽいものを持ってそうに見えるわ。

  11. サマエラ=フォリウム

    ん……いや、私もアルミレアを含む私達誰かが子を気に掛けた時点で、 利用価値ありと判断されそうには、思うが。 それはそれとして、希望を曲げる必要はないとも思う。 元より、個々がどうしたいかに焦点も当てられていそうなので、 それぞれ己が優先したいことを第一にしつつ、その中で最善を探していけたら、と。 自殺の強制については……どう、だろうな。やる理由がどこかにはあったとしても、 この場で即メリットにならないならば、アレクトの方にも意識を割く余裕があるかどうか、 私達次第とも、言えるが……。 と、子に対応した分だけ足が遅れるのもそうだな。 一応悪い足場でも鈍らないよう、バランス感覚は持つつもりだが、 以外でも何か、手持ちを活用できないか……考えておく。 アルミレアは、回答をありがとう。 10ヘクス……近いが、遠いな。子の武器も厄介だ、尚更時間を掛けずに対処したいところ。

  12. エミリア・シバ

    んーちょっと迷ってるんだけれども、今回おねえさん攻撃能力というか攻撃スキルなしでもいいかしら? 特性を壁歩きと捜波にして、汎用も超嗅覚とかなどの索敵系にして、可能な限り追跡しながら捜波をつけ続けようと思うのよね。 マークって付けれればバッドステータス解除スキルや自然回復判定で解除できないから、捜波でつければ10ラウンド補足し続けれるから可能な限り更新を試みれば結構追っていけないかしらって思うのよね。 で、ララノアちゃんが超嗅覚を持って行ってくれるようなので、おねえさん香水持っていくから、仮に子供の対処で遅れる人が居ても追っておれないかしらって思ったのだけれど。

  13. エミリア・シバ

    ごめんさい途中発言で連投になるわ 前述ので、バーネットちゃんの言ってた >子供達を発見したら、一部面子がアレクトの追撃を継続して少しでも逃走を妨害しつつ、 >残った面子が子供達を無力化。 >捕縛等が済み次第再度合流し追撃 これに近い動きができないかと思ったのよね 子供たちは一応行動操作って >行動操作 -20 使用者の命令に従い、行動しようとします。 原則、自傷・自殺は行いません。 だから自殺とかはとは思うけれど、原則っていうのが怖いわよねぇ……。 なのでおねえさんも、まあ、ここは心の思うように行動してもいいんじゃないかしらって思うわ。 10hexなら、おねえさん近寄って1アクション起こせるから、接近して捜波をいきなりぶつけるとかしようとはお考えているのだけれども。

  14. バーネット・フォーサイス

    >行動操作 そういや、行動操作の解説にそう書いてあったな。 すっかり確認し忘れてた。 となると自殺は出来なさそうだが……二人一組でお互いに致命傷を与えろ、とかは出来るか。 いや、これ以上出来そうな事を考えても、益体も無いな。 行動の内容はともかく、こちらに対して不利益な行動をしてくる、程度に考えておこう。 >個人行動 今のところ、アレクトの足止めや、子供達の妨害阻止や無力化あたりを今のところ考えている。 付与を上げるだけ上げたフリーズボルトや、アーケインテンペスト改で移動を妨害したり、 光縛呪で無力化出来た子供達を捕縛していくつもりだ。 どのみち、子供達を無視して突っ切れるほどの移動力等は無いし、 それなら追跡を妨害されない様にした方が良いだろう。

  15. サマエラ=フォリウム

    今回の場合、行動操作にプラスで調教もされたということで、 余計に原則から離れるやも、しれないが…… しかしそうだな、対処するならするで変わりはないか。 個人行動は…… スタンスとしてはアレクトを追う方で、とは言ったものの、 要はアレクトを捕縛、ないし情報を得るために力を使いたいので、 追撃役でも、その補助として子の無力化に一時残る形でも、どちらでも構わない。 ただ、光縛封は上手く働けば追う上で有利になると思うので、 私かララノア、どちらかはできれば追撃役が良いのかな、とも。 エミリアの攻撃スキルなしは……悩ましいな。 奴に地の利もある場所のようだし、前回のことを考えると、 どこかにまた馬車なり、足になるものを用意している可能性も、あるやも。 攻撃に限る必要はないが、その際に妨害を行えるような手段は、あって良いかもしれない。

  16. ララノア・グラヌローザ

    心の…思うように…心……。(頭を振って) そう、ですね… 私としても…どちらもとりたいです… 子供も無事に…アントマンも追えたら… 子供対応が1人ならば…追跡を優先しようと思いましたが… では…私は子供たちへ…向かおうかと思います… 武器を狙う…気絶させる…など…分担できれば…少ない手数でも…? 無力化して…縛る作業などをアルミレア様にお願いできれば… 早く追いつけるのではと… 確か授恵者は…武器にエーテルを通さなければ…スキルが使えなかったかと思うのですが… エミリア様…香水、とても助かります…よろしくお願いいたします…

  17. ララノア・グラヌローザ

    ぁ…アルミレア様の動きについては… 追跡に回っていただくことも…良いかと思いますので… 確定したいというわけではございません…念の為…

  18. ルベア・ベルニ

    >エミリアさんの攻撃スキルなし いいと思う。 というか、シーフのうち誰かがそれくらい思いきらないと追跡しきれないかなって薄々思ってた。 >個人行動 私は追跡も勿論したいけど、その前提としてアレクトの地の利をどうにか無くせないかなって思っていて……。 捜波・改と探波を持っていくつもりでちょっと考えてた。 エミリアさん同様にマークをつけておきつつ、地形を把握出来たら先回り出来ないかと。 で、その方向性でいくなら情報共有用にテレパスも持っていくつもりだから、誰かが受けてくれると助かるんだけど。 攻撃は……私もアクションスキルで1枠になるかな。 脛撃2を持っていくことになると思うけど、疾風足はたぶん2枠使わないと足りない気がするからその場合はフェザーステップ切りかしら……。 先手必勝がないと初手の捜波をする前に離脱される気がするし。

  19. サマエラ=フォリウム

    武器を落とさせた場合は……武器の制限があるスキルは使用できなくなるようだが、 無制限のスキルや、クラス毎のスキルは、普段通り使えそうだ。 相手の選択肢は狭まるし、火力なども落ちると思うので、そうだな…… 基本は気絶を狙いつつ、そのままでは難しいなら、まずは武器から。 くらいの優先度でも、良いやも……? と、では私は、改めてアレクトを追う方へ回ろう。 テレパスも持てるので、良ければこちらでも用意しておく。 先回りするなら、私は魔矢あたりの遠距離攻撃も持って、 牽制射撃でそちらへ誘導でもできないか、試みていけたらと思う。

  20. ララベル・サン・ディーベル

    僕は、シーフのララベル・サン・ディーベル。 遅くなってごめんね、皆よろしくね。 じゃあ、僕はまず子供の保護に回らせて貰おうかな…対処した後素早く追いかけて、他にも子供使ってなんか悪巧みされたら対処して、アレクト追いかける人が追いかけられる様に出来たら。 テレパスは僕も持って行けるけど、どうかな?

  21. エミリア・シバ

    ごめんなさい、ちょっと後ろの人が暑さで倒れてたわ あ、スキルは持っていかないけれど、捜波の計算式の関係で、武器は所持武器の中で一番命中の高い剣を持っていく予定で通常攻撃はできるだろうし馬車の破壊とか捜波再付与直後とか通常アクション取れそうなときはアレクトへのけん制ぐらいはできる、とは思うわ……たぶん。 んールベアちゃんも捜波持ってくのなら、おねえさんもテレパス持っていこうかしらね。 現状追跡の3人でもっていければテレパスで連携して追っていけるかしら? 戦闘中に使うとメイン消費だからアレクトと直接相対中は難しいかもしれないけれど、逆に反応が無ければ今その人は直接相対してるという判断できると言う事にも出来るし。

  22. ララノア・グラヌローザ

    サマエラ様…ありがとうございます…では基本は気絶狙いで… 光縛封は…子供に対処していくなら… サイドヒールに変更して…万一の子供達の怪我を 捕縛後に回復できるようにしようかと… 道中必要そうであればまた、変更させますので(ぺこ 追跡が終わり次第、子供達に解呪やサルベーションをかけていきいたいと… 超嗅覚、位置感覚は…申し訳程度のレベルですけど…もっていきます。

  23. ララベル・サン・ディーベル

    ああ、よく読んだら…。 昨日の発現と少し変わってしまうけど、今の時点で出てきた2人の子供の対処は、他の人に任せて追跡組について行って、子供がその先で出てきた(来そう)な時点で対処に回って、先に進んで貰おうと思うけど大丈夫かな? 僕は探波での地形把握と、隠れてる子供が居たらサーマルアイで見つけられたらと。

  24. ララノア・グラヌローザ

    ララベル様…良いのではないでしょうか… 私は大丈夫です…(ぺこー

  25. ルベア・ベルニ

    >テレパス ありがとう。 それじゃあ得た地形情報とか、エミリアさんの追跡を受けてのアレクトの逃走経路の予測なんかをテレパスで共有するわね。 これからプレを仕上げにかかるけど、まだ割と遅い時間まで調整は効くと思う。

  26. サマエラ=フォリウム

    それでは初動よりの追跡メインは、エミリア、ルベア、私の3名になるか。 ララベルの追跡補助も、ありがたい。 アルミレアは、ララノアが述べてくれた通りに子の対応を依頼する形で、良さそうか。 一応、私も少しプレイング内で触れておこう。 先の馬車であるとか、咄嗟の自体においては、 速度で2人に及ばないのもあり、頼らせてもらうこともあるやもしれない。 どうか、よろしく頼む。こちらも追い付いてゆけるよう、尽力する。 スキル面は、 汎用: バランス感覚、テレパス 特性: 光縛封、レゾナンス・オブ・ヴァロー アクション: ヒール、魔矢、解呪2、輝腕3 で、予定を。解呪は、味方用になる。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0