【褪野】今からでも頼れる冒険者がいるんですの!?

炙りとろ左門

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シナリオID:1176

オープニング

● 褪野の女子爵
 長雨が過ぎ去り、王国南部にも爽やかな夏がやってきた。
 澄み渡る青い空、もくもくと背伸びをする入道雲、その下に広がる美しい海——。

「絶体絶命ですわよ!!!!!!!!!!!」

 そして、絶叫。

 リーンエス王国南部。エーテルの恩恵に与るこの地においては、その大地は肥沃であり、食うに困らない生活は民に安寧とおおらかさをもたらす——が、ここフェイデン子爵領は例外であった。
 美麗な海に面した海岸は、石灰質の崖。土も粘土質で水捌けが悪い。領内を流れる小川は降雨量によっては枯れることもしばしば。痩せ荒れた土地でも頑強に育つ燕麦さえ、その収穫量は心許ない。

 「褪野(フェイデン)」。それがこの地名の由来である。

 それでも昔は鉱山があった。他の街へと向かう中継地として駅や宿場があった。
 しかし鉱山は亜人に奪われ、街道が整備されたことで交易路が変わり、人の往来は少なくなった。子爵領はその経営方針を転換せざるを得なくなり、領民は豊かな土地へと出稼ぎに行き、中にはそのまま戻らない者もあった。
 残った者たちは懸命に生きた。領主を中心にまとまり、励まし合いながら痩せた土を耕し、糸を紡いだ。
 糊口をしのぐ生活の中、領主は領民を食わせるために借金をしてまで他領から食糧を買い付けた。

 それが崩壊したのが1年前。領主が倒れ、当時18歳の孫娘、ノーキス=フェイデンが家督を継いだ年だった。
 子爵家の借金はもはや返済が不可能な額になっており、懇意にしていた貴族(寄り親)からの援助を切られてしまったのである。

 それだけではない。ノーキスの目の前の書斎机に積まれた書類は——粉飾決算、二重帳簿、簿外債務の証拠という錚々(そうそう)たる顔ぶれ。彼女の祖父である前領主が必死に隠してきた子爵家の恥部を前に、貴族令嬢として厳しい教育を施されてきたノーキスも、動揺を隠せない。

 雪のように白い髪に、水晶を思わせる灰色の瞳。麗しき佇まいはまさに深窓の令嬢である、が。何を隠そう、先程の絶叫は彼女のものである。

「マジでヤバくてよ」
「お嬢様、お言葉が乱れております」

 わなわなと震えるノーキスに応えるのは、僅かに残った家令と家臣たち。ノーキスが家督を継いでから1年の間に、彼女は家臣団を解散させ、それぞれに新たな雇い口を見つけてやった。子爵家とともに死ねとは言えなかったからだ。
 だがそれでも留まった者たちがいた。彼らとともに前領主の負債を抱えながら奔走した1年。ようやく最初の1年を乗り越えられたと一息ついた瞬間に現れたのが、不正を示す書類(これ)。

「しかも——査察官ですって?」

 追い討ちをかけるのは、彼女の手元にある1通の封書。それは半月後に王都から査察官が派遣されるという内容だった。
「報せ(アポ)があるだけマシとはいえ……半月後!? それまでにこれをどうにかしろと!?」
 現状、これでノーキスの首が飛ぶという可能性はほとんどない。少なくとも、なんとかではあるものの、国に納めるものを納めているからだ。
 しかし不正を働いたという記録は残るし、財政が破綻すれば領地接収ということもありうる。何処の馬の骨とも知れぬ輩に領民を託すわけにはいかない。
「白状(ゲロ)一択ですわ」
「お嬢様」
「ですが領民にこれを知られてはいけません。要らぬ心配をかけてしまいます」
 ノーキスはそわそわと書斎机の周りを歩き回りながら思案する。
 ノーキスはこの領地と領民を愛している。この地に住まう彼らのためとあらば、あらゆる努力を惜しまなかった。そしてもちろん、これからも。学園で頭に叩き込んだ知識の全てを総動員して作戦を組み上げる。
 くだらぬプライドは蹴飛ばせ。床に頭を擦り付けて許されるならいくらでもしてやる。
「お嬢様、あまりご無理をなさいませんよう」
「分かっていますわ。けれど時間がありませんのよ……ああ、ここにお父様とお母様がいてくださったら。冒険の途中で事故死だなんて——それですわ!!」
 唐突に勢いよく視線を跳ね上げたノーキスに、侍従長が目を丸くする。それに構わずノーキスは続けた。

「冒険者! 彼らに助力を請いましょう!」

● 査察官の歩みは重く
 一方その頃——。
 王国査察官レヴィル=ストゥルルソンはひとり、愛馬とともに街道を進む。
 フェイデン子爵領を視察し、その財政再建に努めよ——下された辞令は、その実、体の良い厄介払いだった。

 子爵家が追い込まれていることは、すでに宮廷の知るところであった。しかし南部の片田舎であること、また悪政を敷いているわけでもないこと、寄り親に見捨てられたことが分かると、「これを機に貴族派貴族の専横を踏み潰すのだ」と息巻いていた過激な(ゴリッゴリの)王党派でさえ年若い女子爵を憐れんだ。
 残ったのは、「さすがに貧窮に喘ぐ王国民を見捨てるわけにもいかぬだろう」という、気怠い雰囲気。
 取り敢えず誰か派遣しておこうという流れになり、レヴィル(職場の爪弾き者)に白羽の矢がたったのだ。

 レヴィルの淡い青の瞳が瞬く。彼の肌は浅黒く、どこか異国風の雰囲気を纏っていた。

「女子爵、〈玻璃姫(リリィ)〉ノーキス、か」

 うまく立ち回らなければ、領地は接収されるだろう。多くの領民にとっては税の納め先が変わるだけだが、さて——。

● 頼れる冒険者たち
「褪野(フェイデン)の財政状況を正直に言うと、溺れて息継ぎもままならない状態ですの」

 冒険者ギルドで依頼を受けた君たちは、子爵領の領主館にて領主ノーキス直々の歓待を受けていた。
 質素で倹約的な、もとい、使い込まれた(アンティークな)調度品に囲まれ、渋い茶を飲む深窓の令嬢、ノーキスは青白い顔で続けた。

「せめて水面に顔を出せれば良いのです。後はなんとかします。百戦錬磨の貴方がたの知恵を借りたいの、よろしくて?」
 明日にも査察官がやってくる。ノーキスはそれについても触れた。
「領内の状況はお話しした通りですわ。私(わたくし)と貴方たちで知恵を出し合い、出来上がった財政再建案を一緒に査察官にご説明(プレゼン)。もちろん、他言無用ですわよ」

 君たちは頷きつつ、ふと気になっていたことを口にする。そんな財政状況なのに依頼の報酬がそこそこ多い。ノーキスはなんでもないように答えた。

「私(わたくし)は、たとえ落ちぶれても貴族ですわ。それに、民のため働いてくれる者たちに報酬を惜しむようなことがあってはなりませんの。ドレスの2着や3着……どうせしばらく、夜会には行かないのですから」

 口さがない言い方をすれば、見栄だとか、体裁を守ったと言えよう。しかしそれは、彼女なりの誠意でもあるのだ。

解説

皆さんは財政破綻寸前のフェイデン子爵領に招かれました。明日やってくる査察官を納得させるだけの財政再建案を考え、査察官にプレゼンすること、それがこの依頼の目標です。 領主ノーキスが皆さんに説明した領地の状況は、「● 褪野の女子爵」に書かれている通りです。領民は自分たちを生かすために子爵家が借金を負っていることを知らず、ノーキスもそれを知られることは望んでいません。 査察官レヴィルはフェイデン子爵領の現況と前領主の不正について把握していますが、そのことは黙して皆さんの出方を窺っています。 リプレイはプレゼンパートになります。相談してひとつの案を組み上げるのも可、個別に意見を述べるも可です。プレゼンの場を整えるなどのお手伝いも歓迎されます。 主張できる材料としては、「農業以外の新しい産業」「鉱山の奪還と再利用」「街道を整備し再び中継路として利用してもらう」などがありますが、いずれも長期的な計画になります。もちろんそれらも重要ですが、短期的に持ちこたえるための提案ができれば、レヴィルからの評価も高くなるでしょう。 いずれにせよこの依頼の成否と内容が、今後のフェイデン子爵領の方向性を決定づけることになります。

マスターより

はじめましての方ははじめまして、こんにちは! 炙りとろ左門です。 こちらは領地再興・経営開拓シリーズ【褪野】の第1話となります。 財政破綻寸前のフェイデン子爵領を救うため、女子爵ノーキスとともに子爵領を盛り上げていきましょう! 本依頼にはOPにも登場したNPC「女子爵ノーキス=フェイデン」と、同じくNPC「査察官レヴィル=ストゥルルソン」が関連づけられており、挨拶をしたり、必要に応じて応答します。質問の際はコメント冒頭に【Q】をつけてください。 NPCによる質疑応答については、OPや解説において判断に迷う表現があった場合のみで、基本的にはOPや解説に書かれていることが全てとなります。書かれていないことで判定を行なったりすることはありませんので、そこはご安心ください。 それでは、皆様の熱いプレゼン(プレイング)、お待ちしております!

リプレイ

 澄み渡る青い空、もくもくと背伸びをする入道雲、その下に広がる美しい海——に、ルベア・ベルニは銛を片手に飛び込んだ。
 涼やかな水着姿だが、もちろん休暇(バカンス)ではない。石灰質の崖が途切れる海岸に降り、その海域の生態を調べているのだ。先ほど行った釣りの成果はあまり芳しくなかったが、さて。
 海の透明度は比較的高い。回遊する魚の種類をつぶさに確認し、記憶する。
(これは食用になるかも……?)
 中型魚の群れが脇から現れた瞬間、銛で突く。他にも数匹種類の違う魚を仕留めたあと、一度浜辺に上がった。
「あら、早かったのね」
 沿岸部の目測調査に来たエミリア・シバがルベアを出迎える。その足元には、先ほどルベアが置いていった釣り道具などがあった。
「食べられる魚は崖の方じゃなくてこっちを泳いでいるみたい」
「潮の流れの関係かしらね……」
「そっちはどう」
 ルベアの問いに、エミリアは採取用の小箱を開けてみせた。そこには石灰岩のかけらが入っている。
「なかなか質が良くて安心したわ。これなら加工の選択肢が広がるわね。大規模な採掘をするなら領民との相談が必要だと思うけれど」
「……よかった。他には?」
「小さくてもいいから港を作れないか、と思って」
 エミリアは測量の結果を伝える。小さな港なら建設可能だが、景観が美しいためビーチなどの観光事業でもいいだろう。
 と、そこへ同じく周辺を探索していたエフィルミアが、やや興奮気味に駆け足で合流する。
「大発見です! 向こうにとっても綺麗な鍾乳洞が! お花がきらきら光ってます!」
 エフィルミアの報告に、ルベアとエミリアは顔を見合わせた。

● 起死回生の一手を求めて
 その日の夜遅くまで、冒険者たちとノーキスは話し合っていた。会議室の大机(テーブル)の上には石灰岩と土、そして植物のサンプルが並ぶ。
「時間が許す限り、アスティンと一緒に土壌の調査をしてきた。大まかな分布(プロット)はこんな感じだ」
 サマエラ=フォリウムが広げた子爵領の簡易地図に、土壌の質とその広がりを書き込んでいく。それを各人覗き込み、思案する。
「このあたりの土は陶芸に使えるんじゃないかな? 問題は塗装だけど」
 アスティン・ヴェルラインの提案を、ベルク・オスマットが首肯する。
「確か、石灰の粉と長石の粉を混ぜて、水で溶いた粘土に混ぜて……ということだったか? 実現性は高いと思う。粘土と釉薬をこの土地で作れるようになれば、ただの土の焼き物ではない、玻璃のように艶のある美しい焼き物が作れるようになる」
「でも……窯はどうしますの?」
 ノーキスが疑問を呈する。まだ鉱山があった頃、それらを精錬するための炉は存在したが、ずいぶん使われていない。取り壊されたものもある。
「もちろん、窯づくりからはじめることになるだろうな。釉薬の調合比(レシピ)も考えなくてはいけない。長期案になるだろうが、成功すれば特産品とすることもできるだろう。領民に相談すれば……案外乗ってくれるのではないか? ……そう、例えば」

『玻璃姫の名を、美しい焼き物の産地の姫であるという尊称に押し上げたくはないか』。

「そう言えば、皆喜んで協力してくれると思う」
「領民にも、行動を起こしたい人たちは居るでしょうしね」
 ベルクとロゼットの言葉にノーキスはぱっと顔を赤らめた。そして恥ずかしそうに口をつぐむ。その様相は、まさしく美少女なのだが。
「ほ、他の案も用意しなくてはいけませんわよ。ひとつでは心許ないわ」
 素直になれないノーキスの横から、不正に関する説明資料を準備していたリサ・ベイカーが身を乗り出す。
「石灰石は、粉にして焼くと石材と石材の接着剤になるって聞きました」
 他にも、とエミリアが続ける。
「石灰の用途はたくさんあるわ。陶芸の他にも、建材や壁の上塗り剤、肥料とかにも」
「ふむ……石灰肥料は見極めが難しいが、自生する植物に対してどれほど効果があるか……明日の予定に調査をねじ込めないだろうか」
 サマエラが頤(おとがい)に指をかけて思案すると、エフィルミアが手を挙げた。
「それなら私も行きたいです。失敗した畑も確認したいですし……この辺りの土なら、腐葉土を混ぜて様子を見てもいいかもしれませんよ。それから羊の放牧でも土は肥えます。糞が堆肥になるので……」
「羊……ここの草地を使っていいなら、いいかもしれません。食糧にもなるし、羊毛を産業にできるかも」
 リサが地図上の一地域を指さす。その反対側の土地を、ロゼットが指し示した。
「灰を含んだ土地でも育つ芋作なら、多少は知識もあるわ。畝や溜め池、農作業も方法も見直してみましょう。これから端境期までどうにか、急いで収穫量を上げなくちゃね」
 寄り親からの支援を切られた今、収穫量によっては飢饉に陥る可能性もある。ロゼットは作物が育ちにくいシグモル火山での芋作の経験を生かした資料をまとめはじめた。
「石灰の利用、海では魚が採れて……そういえば海で何か見つかったんだって?」
 アスティンが書記として議事録を作成しながら、ルベアに尋ねる。
「エフィルミアが見つけてきたの。エミリアと3人で軽く覗いてきたけど、すごかったわね……ええと、いわゆる鍾乳洞ってやつなんだけど、かなり入り組んでるところに入り口があって。このあたりね」
 ルベアが地図の一点に印をつける。
「広すぎて一番奥までは行けなかったわ。でもそうね、往復2時間くらいはかかりそう」
「そんなに? 鉱山の奪還も合わせると、調査してみる価値があるかも……」
 アスティンは「鉱山の奪還」を丸で囲み、線を引いて「と、鍾乳洞」と書面に書き加える。
「領内の調査結果はこんな感じかしらね……リサ、修正したあとの帳簿ってこっちだったかしら」
「ええ、これです。どうぞ」
 ロゼットはリサが編纂した新しい帳簿をぺらぺらとめくる。二重帳簿となっていた部分は修正され、負債の額は想像よりも多かったが、破産に追い込まれるほどではない。それでもぎりぎり、首の皮一枚と言ったところだが。
「ありがとう。これが収入で……こっちが支出ね」
「これ以上倹約できそうな部分ってあるかな?」
 ロゼットの両側から、ノーキスとアスティンが帳簿を覗き込む。
「倹約……そうね、いわゆる交際費かしら。お茶会を開いたり、夜会に出るための準備をしたり。頻度を減らせば多少余裕が出るかもしれませんわ。コネづくりはもう少し後でもよいもの」
「こ、コネ」
「王国貴族社会の基本はシマの繋がりですわよ」
「シ、シマ……そうなんだ」
 王国貴族社会すごいな、とアスティンがやや歪んだ認識を植え付けられている中、ロゼットは眉を顰める。
「これなら……復興計画を領民に知らせて出資を募るのもいいかもしれませんね」
「でも民たちに、そんな余裕は……」
「ないかもしれない。でも、立ち上がる人たちはきっといます。子爵、あなたひとりの領地でないというのなら、領民を信じることもまた、領主の器と思います。それから、ええ……」
 帳簿をとじ、ロゼットはそれをノーキスへと差し出した。
「お金の管理は専門家を雇うのがよろしいかと」
「……そうしますわ」

 それから数時間ほどかけて、皆でプレゼン資料をまとめる。エミリアが一旦の切り上げと仮眠を提案しつつ、朝まで細部を詰めていく。空が白む頃には、会議室は死屍累々の様相となっていた。
「か、感謝しますわ……みなさん」
 複写を終えてぐったりとしたノーキスの手には、資料の束。朝日が眩しく、冒険者たちを照らしていた。

● 生き残りをかけた戦
「……大丈夫ですか」
 領主館の前でノーキスと冒険者たちに出迎えられた、査察官レヴィル=ストゥルルソンの第一声はそれだった。
「問題ありませんわ」
「そう、ですか」
 一行の、明らかに「徹夜明け」という顔ぶれにレヴィルは動揺しつつ、こほんと咳払いをする。
「改めまして……査察官、レヴィル=ストゥルルソンです。フェイデン子爵領の現状を、見極めさせていただきます」
「ええ、では早速」
 子爵邸の家臣たちが馬を連れてやってくる。きょとんとするレヴィルの前で、冒険者たちがそれぞれ馬に跨った。乗馬の経験がないものは相乗りになり、ノーキスもレヴィルの愛馬のもとへ向かう。
「どちらへ?」
 レヴィルの問いに、ロゼットが南を指さした。
「海へ!」

 王国旗を掲げて進む一行を、領民たちがなんだなんだと遠巻きに見守る。ノーキスはそれに心配はいらないと笑いかけた。
 領主館から領内を南の海岸へと移動する道すがら、ノーキスはリサが準備してくれたカンペを元に不正の事実を告白し、レヴィルに情状酌量を求める。
「もちろん、再建のためのプランが何ひとつない、というわけではなくて」
 アスティンが周囲を見回しながら、草の生えたなだらかな丘陵を指さす。
「あそこは放牧地にできそうです。羊が好む草が生えていますし、向こうの森の池には水鳥がいました。家畜化もできると思います」
 昨日、相棒の大鼬(ディディ)と一緒に調べた成果だ。レヴィルはすっかり冒険者たちのペースに巻き込まれ、彼らが考えた査察コースを順調に辿っている。
「もう少し南に移動すると……ここですね。この辺りでは農業は難しいみたいで」
 エフィルミアが馬から降りて、痩せた畑へと向かう。ちょうど農作業で休んでいた農夫に挨拶をしながら、畑に入る許可を得る。
(どうして元気がないのかな?)
 エフィルミアは燕麦にそっと触れて、集中する。植物と共感し、その原因を探ろうというのだ。はっきりした「言語」で語られるわけではないが、燕麦はエフィルミアに「足元の土の具合の悪さ」を伝えてくる。
 エフィルミアは燕麦から手を離し、あたりを観察した。日射量や気温に問題はなさそうだ。そう、土が浅い——植物が育つための堆積土壌が浅すぎるのだ。
「でも、それなら改良はできる」
 後に続いて降りてきた一行のもとへと戻ったエフィルミアは、サマエラに判明したことを報告する。サマエラは鷹揚に頷き、鞄の中に入れていた資料をレヴィルと農夫に手渡した。
「昨日の調査でも、改良の余地はあるように見えた。牧羊も併せて、この地で開発した肥料を取引材料に、『褪野で農作物が採れるようになった』と話題にすることができれば元手を整えられる。そうすればまた我々冒険者を雇い、鉱山の奪還も見えてくるだろう」
「ベイントン鉱山ですか。あそこを使うつもりで? 鉱夫は皆出て行っちまいましたさぁ」
 農夫が汗を拭きながらノーキスの顔色を窺う。わずかに俯いたノーキスの代わりに、ベルクが前に出た。
「石灰と長石の粉さえ用意できれば、この地で美しい焼き物を作ることもできる。うわぐすりを塗って焼けば、表面がガラス状になるのだ。玻璃姫の瞳のように、美しく」
「おひいさまの……」
 農夫ははっとしたような面持ちで冒険者たちを見た。
「そう……そうか。おひいさまは、我らを諦めないでいてくれるのですな。こうしちゃいられねえ、皆に伝えてこねえと」
 すん、と農夫は鼻を啜る。そして立ち上がり、広場へと向かっていく。その背中を見送りながら、レヴィルは首を傾げた。
「人望があるのですね」
「このフェイデンは、前領主とノーキスさんが積み上げてきた信頼で成り立っているんです」
 エフィルミアが真剣な表情でレヴィルに語りかける。それを、エミリアが引き継いだ。
「不正の沙汰についてはお任せするけれど、懸命に一体で頑張ってきた……そしてこれからもそうあろうとしている領民から領主を奪うのは、得策ではないと思うわ」
 レヴィルは表情を動かさず、じっとその言葉に聞き入っているようだった。先にも出た焼き物に使える土が採れる場所に到着するまで、ロゼットから芋作についての講義を受ける。そうこうしているうちに海岸が見えてきた。
「わあ、綺麗ですね……!」
 リサが歓声をあげる。実地調査組とは別に領主館で書類と格闘していたリサは、はじめてフェイデンの海を見たのだ。
「エミリアと話したんだけど、小舟が2、3隻は停まれるスペースを作って、あとはビーチにしたらいいんじゃないかしら」
「……なるほど。しかしすぐに整備するのは難しいでしょう」
 これまで提示されてきた案は、どれもそれなりに実現性がある。しかしこの浜辺に関しては一手足りない——そう言いたげなレヴィルを、ロゼットが手まねく。
「ここからは船で行きましょう」

 エフィルミアの案内で船に乗って辿り着いた先は、鍾乳洞だった。全長5kmはあると思しきそこは、朧げな青い光で満たされている。レヴィルを連れて一行が進むこと30分、鍾乳洞の中ほどまで来たあたりで、「これです!」とエフィルミアが淡い輝きを放つ岩棚に駆け寄った。
「子爵によれば、玻璃花(クリスタルリリー)と呼ばれる水晶らしい。花のように結晶が成長することに因んでいる」
 サマエラがひとつひとつ小さな結晶を指差しながら解説し、そして、と上を指さして続けた。
「ここは鉱山に近い」
「ベイントン鉱山の湧出物だと?」
「可能性は高いかと」
 ふむ、とレヴィルは考え込む。鍾乳洞の発見は予想外だった。崖下の入り組んでいる位置にあるために、発見が遅れたのだろう。しかもどうやら、途中からは地底湖の湧水が滞留するようになっている。石灰を多く含む土壌で濾過された水は、味もしっかりしていた。
「大手柄、ですね」
 レヴィルがふっと頬を緩める。それに、今しかないとリサが近づいた。
「都市の商人に出資を呼びかけましょう。きっと気に入ってくれます。商業流通への優先的な参加や取引税の軽減を見返りにして……当座の資金を作ります。それから」
「わかりました」
 リサから資料を受け取ったレヴィルが、柔く微笑む。
「前向きに検討しましょう。詳細は落ち着いたところでお聞かせ願えますか」
 一行は顔を見合わせた。ノーキスが頷き、冒険者たちはお互いに手を叩いて健闘を称えた。
「ねえ」
 ルベアがノーキスを振り返る。やり遂げたという興奮が控えめな微笑みに表れていた。
「『せめて水面に顔を出せればいい』……なんて言わずに、水上を優雅に往く好機も狙ったら」
「……そうですわね」
 頼もしい冒険者たちを前に、ノーキスは深呼吸する。

「この逆境、乗り越えてみせますわ!!」

 こうして、冒険者たちの努力は実を結び——。
 1週間後。査察官レヴィル=ストゥルルソンのフェイデン子爵領への正式な赴任を以って、フェイデンの再興計画が漕ぎ出したのであった。

 しかし漕ぎ出す先は荒波の中。物語は、まだまだ続いていく。

マスターコメント

皆さんの尽力で、フェイデン子爵領の再興計画が認められました! 査察官レヴィル=ストゥルルソンの正式な赴任を持って、【褪野】の物語がはじまります。 どれも秀逸なプレイングで気持ち的には皆さんMVP! その中でも特に重要な役割を果たしていたお二方にお送りしたいと思います。スーパーMVPだ……( ˘꒳˘ ) このたびはありがとうございました。お気に召しましたら、またフェイデンに遊びにきてください!
ショートシナリオ

ショートシナリオ普通 報酬:多い8 / 4〜8人

2021年07月26日 20時54分41秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. ノーキス=フェイデン

    まあ、こんなにも頼り甲斐のある方々が… こうして集まってくださったこと、感謝の念に堪えませんわ。 よろしくお願いしますわね。

  2. レヴィル=ストゥルルソン

    皆様、お集まりいただきありがとうございます。 「マスターより」にもあるとおり、疑問点がある場合には我々が応答します。その際、コメント冒頭に【Q】をおつけください。なお、ご質問は出発前日(24日)の12時までとさせていただきます。 また、内容によってはお答えできない場合もございます。ご了承くださいませ。

  3. ロゼット

    神官戦士ロゼット、参加させてもらったわ。よろしくね。 …ドレス2、3着で冒険者8人ということは、1着あたり 3000Gぐらいのドレス…とか無駄な想像してしまったわ(汗 最初に依頼書を読んだ時、Uターンしようかと悩んだ程度には 困った状況ね。考えがいがあるといえば、そうなのでしょうけど。 とりあえずプレゼン側で考えてはいるけど…。 借金がある上に、食糧を買い付けなきゃいけないのは辛いから、 食糧事情はなんとかしたいわね…。飢える人は出したくないわ。 質問については、今のところ特に。また読み直しておくわ。

  4. サマエラ=フォリウム

    ゴブリン、サマエラだ。よろしく頼む。 『報酬:多い』が、涙を誘うな……確かな誠意と受け取って、尽力したく。 ひとまず私も、何か長期的・短期的と共に提案ができないか、考え中だ。 観光面で人を呼び込めるものがあれば、元手に乏しくとも何とかなるやもしれないが…… 短期の方は難しいな、領民の負担が増える方法は避けたいし、もう少し悩んでみる。 他、何か手伝いが必要なことがあれば、そちらにも取り組めたらと思う。

  5. リサ・ベイカー

    ヒーラーの…は関係無いか… えっと、エスト・ポーラ商人のリサ・ベイカーです。 よろしくお願いしますね。 長期的改善はともあれ、短期的にと言うのがハードル高いですね。 魅力的な長期的な案があれば、それをネタに融資や出資を募る。 という手はありそうですが…

  6. リサ・ベイカー

    【Q】1 と言う事で、1つ地形について確認です。 《美麗な海に面した海岸は、石灰質の崖》とありますが、どこもかしこも断崖絶壁な感じでしょうか? いわゆる浜辺があるのか、石畳のような海岸線なのか。 海の側に降りれる地形があって、それがどんな感じの場所で、 それなりの広さがあるのかどうかが知りたいです。

  7. アスティン・ヴェルライン

    シューター、アスティン。よろしく。 …この土地条件で不正をする気になった人間って逆にすごいな…。 今の資源は 粘土質の土地 石灰質の崖 海 かぁ…。突破口はぱっと見、海、だよねぇ…。 …あとは粘土質の土。…質的に陶器とか作れるのであればあるいは…? あとは…不正回りについてだよね。 こっちからフルオープンするのか。するにしてもどう話を持っていくか…

  8. ベルク・オスマット

    シーフのベルクだ。よろしく頼む。 まぁ不正が必ずしも悪というわけではないからなぁ。 ここの場合不正しないと持ってかれる税だけで飢えるからやむを得ずという事情がありそうだし。 粘土質に石灰質の崖か。 うまくいけば焼き物で産業は起こせそうだが。 短期となるとなぁ。 良港になりえる地形だとか、バカンスに使えそうないい感じの入り江だとかあればとっくに使って資源にしてるだろうし。

  9. ベルク・オスマット

    【Q2】 鉱山から産出されていた鉱物の内約(鉄だとか銅だとかの種類 【Q3】 水資源の状況(小川以外の淡水の水場の有無と規模)

  10. エミリア・シバ

    エミリアよ、よろしくね。 もう出ているけれど、短期となると、今あるもの――粘土質の土地、石灰質の崖、海に価値を見つけてどうにか資源の側(観光等も含め)として売るという形になるかしらねぇ。 粘土はもう出ているように陶器として使えないかよね。 石灰質の崖は、これ石灰岩ととらえていいのかしらね? それなら石材としての使い道もあるし。大理石なんかも取れるかもしれないわね。 使い方次第では土壌次第では肥料とかにもなるはずなのよね、使いすぎるとだめだけれど。 (リアル知識をどこまで入れていいものか) 海はそうね、うまく使えれば塩や海産物とかもとれるものねぇ、うまく使える道があればいいのだけれど。 長期計画は、まずは鉱山奪還が一番早く効果が出るかしらって思ったわ。

  11. エミリア・シバ

    【Q4】 石灰質の崖って、なんて言っていいのかしらね、もう一面石灰石の崖って感じなのかしら、それとも、そういうのが結構混ざっているといった感じなのかしら?

  12. ノーキス=フェイデン

    【Q1】 そうね…場所によりけりかしら。 浜辺はあっても狭いですわね。 崖の高さも低いところはありますから、降りていくことは可能ですわ。 (カンペが差し込まれる)…こほん。 ドーヴァー海峡やアラバスター海岸のようなイメージ、だそうですわ。 【Q2】 ごめんなさい、これについては再調査が必要で… (カンペ:具体的な産出物については新規情報になってしまうためお答えできず。すみません…!)

  13. レヴィル=ストゥルルソン

    【Q3】 水資源の詳細については具体的にお答えできませんが、深井戸などで飲水は十分に確保できているものとお考えください。 【Q4】 ここにくる前に少し見てきた程度ですが、一面白く、波の侵食で崩れることもあるようです。

  14. ルベア・ベルニ

    ルベアよ、宜しく。 >浜辺 あっても狭い、ね。 降りれるようなくらい低くなっているところの崖は、それこそ侵食で崩れた後なのかもしれないわね。 リアル知識の話になっちゃうけどカルスト地形っぽいし、そう考えるとエミリアさんの言うような石灰岩としての利用法はありかも。 石材として切り出すのに上手くやれば浜辺だって広く出来そうだけど、切り出す労力を領内で確保できるかどうかは課題よね。 人はいるだろうけど、労力に見合った報酬を出せないと長続きしないわ。 じゃなかったら多少利益を犠牲にして、石材を買い取る側に予め決めた分の石材切り出しまで行ってもらうか、だけど、取り決めとセキュリティ周りはきっちりしないと無駄に搾取されそう。 あとは、海。 単に海があるってだけだと短期的な観光資源としてはパンチが弱いかな、とちょっと思うのよね。 何か珍しいものが見れる、獲れる(採れる)とかいうポイントがあるといいんだけど、鉱物の例があるからこれがあるかどうかは実地調査に賭けるしかなさそう。

  15. リサ・ベイカー

    ノーキス様、御回答ありがとうございます。 海岸に降りれるところがあるのであれば、エミリアさんも仰るように、塩や海産物を産業の一つに、というのは有りかなと。 観光地化を目指すとしたら、マリーナ作って別荘地のようにするかとか。 農業としては、イモ類や、他に育つ作物を試すとか。 あとは、畜産…養羊とかも検討の余地はあるかな?と。 いずれも長期的視点ですけど。 石材とかも良さそうですけど、やりすぎると地形を壊すのと、海沿いだと崩落は怖いですね。 焼き物は面白そうです。 〉不正 とりあえず、印象を悪くしないためにも全部見せる必要ありますね。 そのうえで、今後の話をするにあたり 協力してもらえるように話を出来れば良いのですが。 〉短期的財務改善 やるとしたら、徹底的な無駄の排除… と言っても既にやってる気がしますが… あとは、長期的プランを提示する事で、税を一時的に軽減してもらう交渉や、出資を商人に募るとか…ですかね。 魅力的なプランがだせれば、多少の出資は見込める…かも?

  16. ロゼット

    私は食糧自給率を上げるために、農業の改善は言ってみたいかな。 リサの言う芋作は、私も故郷でやってることだし。 買い付けを減らせれば支出が減るから、これも財政でしょう。 エミリアの言う石灰肥料は考えはしたけど、どうかしらね。 (可否を領主(MS)に任せて、判定してもらうか) ・石灰質の崖から石材、石灰岩の採取 ・粘土質の土を利用した、陶器の作成 ・海から得られる水産物 この辺りは反応良い?短期=すぐに成果と言われると困るけど。 基本的には何かを売って収入を得るか、 何かを買うのを止めて支出を減らすかって話よね。 観光はルベアが言うように、今の情報だと少し弱いかな。 石灰質の白い崖を、船で巡るツアーなんかは実在するけど、 他所と比較して外観で勝ってるから、という前提があるし。 >不正の証拠 オープニングで領主様が「白状(ゲロ)一択」と言ってるから、 これはもう隠さないつもりだと思っていたわ。

  17. サマエラ=フォリウム

    ノーキス、レヴィル、回答をありがとう。 観光面で、本当に短期だけ目立てば良いなら、挙がった石灰岩や土の焼き物利用等で、 巨大な建造物なり作る……作ろうとする姿勢を示せば、多少興味は引けるやも知れないが。 大掛かりな割に、リターンが見込めるかどうか……題材次第だろうか。 何れにしても、土の質は調べておこう。地質学があるので、事前にそちらで動いてみる。 長期的なプランを基に出資など募るのは、やっておきたいな。 プランの提示だけなので、やって損もないし、良いと思う。 流れとしてはそれと逆になるが、鉱山の奪還については、 短期的に利を得られるプランさえあれば、冒険者への依頼で解決できる、で通せそうか。 【Q5】 粘土質の土について。 土の色は、教えてもらえるだろうか?

  18. サマエラ=フォリウム

    と、触れ忘れ。 不正面については、私も隠さないものかなと。 明かすタイミングなどはあるだろうが、どの程度不正していたかにも依りそうなので、 そのあたりはノーキスに任せてしまって良いかな、と思っている。

  19. エフィルミア

    遅くなってすいません!エフィルミアですっ。 よろしくお願いします! 石灰石の採取や陶器の作成、水産物とたくさん意見が出てて凄い…! 皆で出来る限り頑張りましょー!おー! >不正の証拠 これは私も白状するしかないかと思います! 先に白状しといて、でもこれだけプランがあるので大丈夫です!って示せればいいかとっ。 >食糧自給率を上げる これ大事だと思います! そのためにもリサさんの言うように、羊を飼うのはいいんじゃないでしょうか? 羊は臆病だし、群れをなして行動するから管理しやすいですし 羊の糞が肥料になるので、羊を育てていると土地が肥えるといいますし! ペットの狼を連れて行けば、訓練すれば牧羊犬みたいに出来るかな? 戦えるくらいだから、普通の犬より賢いはず…! >短期計画 綺麗な海だし…何かしらありそうな気はするのですよね…(むむむ) 探波でしらみつぶしに探したら、青の洞窟みたいな凄い観光名所見つかりませんかね…! 崖と海がきれいに見える絶景スポットとかもありそうな…!

  20. ノーキス=フェイデン

    お爺さまの残したものについては全てゲ…白状する予定ですわ。下手に隠してもいいことなんてありませんもの。 【Q5】 さて、土のことですわね。色から土壌組成を判断したいということでよろしいかしら。違ったらおっしゃってくださいな。 領内のことについてはお任せ…と言いたいのですが。なにぶん領地もそこそこ広いですから、場所によって土壌の性質は異なりますわ。石灰質崖が近い南部はもちろん土壌にも石灰質が多分に含まれますし…北部はまた違った組成ですの。 (カンペが差し込まれる)領内の土については、ちょっと専門用語で申し訳ないのだけれど、「アルフィソルからインセプティソルのグラデーション」と理解してほしい、とのことですわ。 この場で許されている範囲ではこうお答えするしかなくて。ごめんなさいね…

  21. エミリア・シバ

    >石灰質の崖から石材、石灰岩の採取 港や観光用の浜辺として転用とかできそうな場所を見繕って開発案とか出せば一石二鳥になるかしら? 海を利用した産業の準備にもなると思うし。 ただ、領民の方に聞いて開発してほしくない場所とかは聞いて行うべきかしらね 初期費用に関しては先立つものがない以上、ルベアちゃんの案が良いと思うわ。 あ、おねえさんも一応地質学があるので、 壁歩きなどと併用して直接崖を調べて来ようと思ってるわ。 実際に調査したとなれば、多少説得力増すかと思って。 石灰肥料は、領主の許可があれば領内で試験して、 効果がありそうだとかそういうのができれば 他領に売るとかできればといった感じかしらね? >食料自給率 羊とか畜産は良いと思うわ。 折角なので、羊をつかった特産の料理とかできれば 観光業の目玉の一つに出来ると思うし >長期計画での出資募集 上記の崖の採掘や海の利用なんかの計画を一つの沿岸開発計画とかまとめれたら、一つのプランになったりするかしらね? >不正 これに関しては、査察官に対しては誠実に話すべきかと思ってるわ。 査察官がすぐに中央まで上げるかは、お任せって認識かしらね、プレゼン次第で彼の身上がどうなるかだと思うので。

  22. アスティン・ヴェルライン

    なんか発言が白紙にばかりなる…連投してごめん <牧羊 畜産 食料自給率や農業への影響って考えると 牧羊とか畜産とかは成功すると大きいね。 懸念点は、エサの確保、かな? 外からエサを買い続けるとコストがきついだろうし。 エサになりそうな植物の栽培家、自生しているそういうものが見つけられれば 手を付けやすいんだろうけど。 初期段階だと養鶏とかの方がエサは確保しやすいのかな? そういう土地や植物の探索とか、 日数は少ないだろうけど目星がつけられないか調べてみようかな。 増援とか牧畜知識とか使えば行けるかもだし。 …野生の動物を発見できればそれを連れてこられれば初期投資は抑えられるよね。

  23. サマエラ=フォリウム

    ノーキス、改めて回答をありがとう。 ああ、多少なりとも当たりを付けられたらと思い、質問させてもらった。 なるほど、南北で差が……(用語の方を調べつつ) 土壌改良の方でも、活かしたいな…… 石灰や家畜の糞、肥料に合った土があれば、記録に取ろうか。もう少し、しっかり調べておく。 混合農業は、上手いこと進めたいな。 何でも食べる豚も良さそうだが……そうだな、飼料となるものが自生していたなら、 ひとまずは、それに合った家畜が良いだろうか。 私も地質調査と併せ、見てこよう。 とはいえ、査察官が来るのは明日。 『具体的には調査中だが、このような感じで考えている』 くらいでまとまっても齟齬がないよう、各プラン内容は擦り合わせておけたら良いな。

  24. ベルク・オスマット

    ふむ、我は地質調査と合わせて焼き物ができるか調べるとしよう。 うまくいけばこの土地だけで資材をそろえていいものが焼けるようになるかもしれん。

  25. エフィルミア

    >混合農業 粘土質の土で人が食べるものは上手く育たなくても、草が全く生えてないって事はなさそうなので草を食べる羊はいけそう…だといいな! 鶏の方が初期投資は少なく済みそうですけど、食べるものがトウモロコシとか麦とかなので 餌が負担になっちゃいますかね…。(むむむ) 野生動物を家畜化する手もありましたね!珍しい動物がいたら観光的にも良さそう! アスティンさん、牧羊知識ありがとうございます! サマエラさんも地質調査と併せての調査ありがとうございます! 私は植物共感があるので、植物の状態を確認して何で育たないのかとか 植物に直接聞いてみようかなって思ってます! 地質調査と併せれば地質を改善するのにも役に立つかも!

  26. サマエラ=フォリウム

    おお、なるほど……直に植物に聞くのは、面白いな。 確かにこちらで考えるよりも、本人(?)に尋ねる方が、分かることもあるやもしれない。 では、石灰の方はエミリアに頼らせてもらい、 私は、調査時間との兼ね合いもあるが、多種の土壌をサンプルとして集めるよう注力しようか。 焼き物分はベルクに渡し、残りは土壌改良の調査用に。 自生物も、場所毎にメモに取ってみよう。

  27. ロゼット

    明日が出発ね。間が抜けてしまってゴメンなさい。 字数の余った部分は、帳簿の資料から倹約できそうな 支出がないか、ちょっと調べておくわ。 単発で終わる依頼じゃなさそうだから、2回目でも 顔を会わせることがあったら、またよろしくね。

  28. リサ・ベイカー

    わたしは、不正資料精査しての、弁明カンペ用意や 経済知識使って、周辺の相場などからそれぞれの計画案の内容のざっくりした収益計画を作ってプレゼン資料作りますね。 提案は、わたしからは羊飼い、石灰石での接着剤、 イモ類豆類栽培、塩。 あとは、査察官を巻き込めないか?と、出資呼び掛けると言う案、減税のお願い。 な感じで!

  29. アスティン・ヴェルライン

    発言がほぼ被ったから再整理。 ちょっと状況まとめるね。 見落としがあったらごめん。 提案について 長期プランと短期プランを提案しつつ、 プランの実現見込みを信用させるために 残り短時間で可能な限り調査、サンプルを収集し 説得力を持たせたうえで査察官に訴える 長期プラン: 冒険者も雇用しての鉱山奪還 農業改革 海の観光資源化、および塩や漁業での食料資源化 石灰質の岩の石材利用 中期・短期プラン: 粘土質の土壌を調査しての陶芸の模索 領内の資源の再調査による畜産業の模索 現在の土壌にあった自生の植物なども視野に入れた農作物の調査 倹約 各調査担当 土壌調査:フォリウム 崖の地質調査:シバ 焼き物に関する調査担当:オスマット 植物共感による植物関係調査:エフィルミア 牧畜関係の動物、エサ、場所の調査:アスティン 帳簿周りの再精査:ロゼット、ベイカー プレゼン資料作成:ベイカー

  30. ルベア・ベルニ

    大分遅れちゃったわ。 海に関してはあるだけじゃパンチが弱いって言い出したの私だし、 ちょっと潜ったりもして観光資源になりそうなものはないか探ってみるつもり。 観光資源は長期プランだけど、短期的にも活かせる資源が見つかればいいな、とか。 もちろんあればだけど。

  31. エミリア・シバ

    一応この時間だけれど 崖付近の調査、石材の採掘 それと、そこからの将来の展望を語る的な感じにしてみたわ。

  32. レヴィル=ストゥルルソン

    皆様、活発な議論をありがとうございます。 本日12時出発となりますので、お忘れ物のないようご注意ください。 …皆様のプレゼン、楽しみにしておりますね。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0