【学乱】這いずる醜悪

白葉うづき

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シナリオID:1032

オープニング

●幕間
「上手くいっているようだな」
「はい。対応が後手後手に回っていることによりヘルツェンの信頼も下がり、徐々に私たち信者も増えてきております。根を上げるか、取り返しのつかないところまで堕ちるかは時間の問題かと」
「そうか、よくやった。これが今回の分だ」
「ありがとうございます」

 重たげな布袋を出し、男は満足そうに頷く。思い描いた絵柄通りになるのももうすぐだ。
 布袋を受け取ったもう一人の男はただ、と言葉を濁す。

「少しだけ気になることがあります。あの次男坊が最近冒険者を雇っていたとか」
「フェリクスが? あの邪魔者たちを? はっ、そんな腰抜けも庶民も放っておけばいい。どうせ俺たちがすることを止められやしないのだからな」

 それから言葉を一つ二つ交わし、一人の男は退室する。室内に留まった男は軽蔑の色を持って呟いた。

「貴族の面汚しが。もっと痛い目を見せてやる、フェリクス」

●害意の蕾
「アドベント教会がそのようなことを……?」

 領主館の一室で会話が交わされる。一人は神父であるメルチス・アダラード、もう一人は領主一族の次男であるフェリクス・ヘルツェンだ。

「信者を洗脳している、教会に赴いた者が帰ってこないなどよくない噂が囁かれているようだね。調べてみたところ、実際そう言った事態が何件か起きていた。アドベントに心酔して有り金を持ちだした者もいるらしい。……なるほど、僕たちの怠慢。そう言われてもおかしくない」

 一度目を伏せ、それからすぐにフェリクスは前を向く。

「ただ、一連の事件を教会の考えだけでやっているとは考えにくい。いくらアドベントが古くからの教会であり信者を用いて私腹を肥やしていようと、明確な意志を持って王党派に害を為しているからね」
「ならば、それをするだけの貴族派が後ろ盾にいる、と」
「もう少し推し量ることも出来る。ただ、それもこれもあくまで推測の域を出ない。それゆえに、僕たちには反撃の礎が必要だ」
「つまり?」
「それをするだけの大義名分――ヘルツェン家へ、この都市に害を為しているという明確な証拠。相手取る貴族が誰なのかは、今、父上と祖父にも協力していただいて調べを進めている。そしてもう一つ、はっきりさせなければならないことがある」

 フェリクスは双眸を細め、友人を見つめる。

「メルチス。君は僕が最も信頼する一人であり、アドベントと君は縁が有る。申し訳ないが君の力を貸してほしい」
「喜んで。この身が役に立つことは嬉しいですし、行き場をなくした私を拾ってもらった恩を忘れることはありません」
「……友人としては」

 張り詰めていた空気が不意に和らぐ。呆れたような、優しい表情で瞳を細めた。

「もう少し、自分のことを大切にしてほしいんだけどね」
「……先日同じことを言われました。善処します」

 困ったような顔で微笑む友人に一つ息を吐くと、フェリクスは再び真面目な視線を向けた。

●潜入
「集まってくれてありがとう。今回も、君たちの力を借りられればと思う」

 フェリクスは自己紹介を手短に済まし、冒険者を見回す。

「現在、教会都市シャイネでは様々な事件が起こっている。強盗、誘拐、破壊行為……全てこの街では少なからず起こっていたことだが、その数が跳ねあがった。僕たちは原因として『貴族派の妨害』があると考えている」

 そこからパンクリアース学園で起こっていること、貴族派と王党派の対立が説明された。その対立が起こってからしばらくして、事件が頻発し始めたことも。

「先日、君たち冒険者の協力で貴族派に手を貸していると見られる『伝手』を発見した。今回はここに潜入し、『教会が貴族派と繋がっている』という証拠を探し出してほしい。
 ……本当は僕らが動くべき案件ということは重々承知だ。けれど貴族の特定と未だ続く事件の収集に手を割いている今、端的に言えば人手が足りない。それと同時に、僕自身は先日の一件で冒険者に感謝を覚え、信頼に足ると考えている」

 貴族派を追い詰める大切な一手。
 それを任せるということ自体が、期待の大きさを現していた。

「教会に赴く際は、ぜひ私が御協力できればと思います」

 メルチスが、決意を秘めた瞳で一歩進み出る。

「アドベントは全ての教派の話が聞けるということもあり大勢が詰めかけるため、人数を絞るという意味で入れる方を選別しています。例えば他方から訪れた神職の方を邪険にすることはありませんが、それでも初めての方は紹介がないとすぐに入ることは叶いません。
 私はこの国に逃れてきた帝国の方へ教会を紹介することも時折行っているため、皆さんをその『逃れてきた帝国の方』として一緒に入り込めば、潜入すること自体は容易い」

 それが、メルチスがここにいる理由らしい。もう一つ、と続ける。

「ロイエ神官長を引きとめる役割も担わせてください。実際、彼に持ちかけられた話があり、それについてお話をするつもりです。
こういったことをするのは初めてなので少々気を張りますが……私にしか出来ないことだと思っております」
「僕たちは僕たちで全力を尽くす。どうか頼まれてはくれないだろうか」

 真っ直ぐな瞳が冒険者たちを見つめる。これ以上好きにはさせたくはないと、決意と願いが混じっていた。

●惑
 本当にこれでいいのだろうか、とクラリスは眉根を寄せる。
 日々この教会の信者は増え、賑わうことは悪くはない。それだけ人々の力になっているのだから。
 ――けれど最近は教えを説くことより、耳障りの良いことを並べ立てている者が少なくないと感じていた。
 神官長は教会に居ないことが多く、一部の神官たちは信者を連れて何かをしている。
「どうかご加護のあらんことを……」
 流れる清らかな泉に祈る。これ以上、良くないことが起こりませんように。

解説

●目標  教会と貴族が繋がっている証拠を探し出す  (今後予定されている企みの調査) ●教会都市シャイネ  リーンエス王国の北側に位置する都市。教会が多く教会都市とも呼ばれている。最近施設や教会を襲撃する事件が増えており、平常より雰囲気は物々しい。  王党派であるヘルツェン家がこの都市を治める領主。 ●アドベント教会  教会都市シャイネに古くから存在する多神教の教会。神官長ロイエを筆頭に、様々な信仰を受け入れてはそれぞれの教えを示している。  大扉を入るとまず大聖堂がある。奥と手前の左右に一つずつ扉があり、それぞれ各聖堂に繋がっている。奥側の扉を入った先の廊下からさらに奥へ行くと、中庭を挟んで神官や敬虔な信者たちの居住スペースが存在する。教会関係者はここに住んでいるようだ。 ●調査(聞き込み)候補箇所 アドベント教会内部 ・大聖堂 … 信者と一般の市民が混在している。時折、神官が話をしに来る ・聖堂(4種。源流、統合、新興、喪失) … それぞれの教派の神官、信者がいる ・居住スペース … 神官、神官の客、または敬虔な信者であれば立ち入り可能。神官長の部屋も奥にある  これ以外にも有効だと考える箇所があれば、自由に調査していただき構いません。  怪しい言動が目立つと追い出されるなど、良くないことが起こる恐れがあります。 ●NPC ・メルチス   帝国出身の23歳ヒューマン神父。今回は、居住スペースにある応接室でロイエと話をしている予定です。ここに付いていくことも可能です。  ・フェリクス・ヘルツェン   教会都市を治める一族の次男、パンクリアース学園教師。王党派の新学園長派。   メルチスの友人であり冒険者たちには協力的。現在、貴族側を追っています。  ・ロイエ   40代男性、アドベント教会の長。数十年都市で活動してきた敬虔な信徒として有名。 ●補足  フェリクスとメルチスの会話内容は、リプレイ開始前に聞いたとして構いません。それ以外の情報は調査によって出てくるものとします。

マスターより

お世話になっております。白葉うづきです。 こちらは『【学乱】伸ばされる手』と連作となっておりますが、今回からのご参加も問題ありません。今後も続くため、NPCとの関係や皆さんの動きは積み重なっていきます。ご留意いただければと思います。 疑問点や質問があれば、あくまでメルチスが答えられる範囲でお答えいたします (出発間際だとお返事が間に合わない可能性があります)。 皆さんのアニエピカライフが素敵なものになりますように! ご縁がありましたらよろしくお願いいたします。

リプレイ

●その前に
「この前はごめんなさい。これ以上、悲しい思いをさせない為にも、貴方を脅してる人を見つけてくるね」
 そう伝えるエルシー・サリバンに、フェリクス・ヘルツェンは口元を和らげる。
「君は真っ直ぐで、少し危なっかしい。僕の友人と同じだ。……君はとても良い人だ。それは尊いことだよ」
 眩しそうに目を細めた彼から、よろしく頼むねと言葉が返った。

●潜入調査
 ――大教会アドベント。
 古くから街並みに存在する教会は、いくつも並んだ長椅子の奥に講壇があり、その後ろには繊細なステンドグラスがある。神々しい光を湛えた人間が民衆――それも人間だ――を導くよう描かれたその光景に、フードを深く被ったアンネエルカは少しだけ眉をひそめた。
「あんまり良い気はしないね」
 唇を尖らせたような声が背後で響く。同じくベールとマントで種族特長を隠したクレア・エクレールがそれと分からないよう囁いた。
「行こ」
「……ええ」
 情報を集めるべく、アンネエルカたちは大聖堂を後にする。

 潜入自体はメルチス・アダラードの言った通り難なく出来た。入り込んだセヴラン・クアルトは、ある聖堂へ入るとそれとなく耳をそばだてる。――どうやらここは『統合』のようだ。
 聖堂内には神官らしき服装の人物が何人か居る。何らかの聖印を持つ者は神官も信者も同じではあるが、ここには注意された聖印を持つ者はいなさそうに見えた。
「失礼。お話を伺って良いでしょうか」
 初めは訝しげだった神官も、セヴランが楽師であること、『街に見合った演奏や題材を取り入れたい』との申し出に快く応えてくれた。
「ここまで立派な規模の教会は中々見ません。維持運営には各教派の皆さんが教派を越え協力し合っているのか、はたまた神官長殿の人徳と手腕か……」
「教派の間にはあまり交流がありませんが、それをまとめていらっしゃる神官長は、仰る通り手腕がお有りだと。最近は源流の信者も増えているとお聞きします。ところで如何ですか、これから絵画の神の説教があるのですが」
 瞳を輝かせる神官の申し出を丁寧に断り、セヴランは微笑む。
「演奏の機会があれば是非にご用命を」

(胸糞悪ぃ。獲物を見定めゆっくり這いずる蛇の巣にいるみてぇだ)
 片目を隠し服装も気を遣ったアーシェル・G・クラインは、周りから見ても違和感なく溶け込んでいる。長椅子に座り、四つの出入り口へと油断なく視線を走らせるとそれだけで分かったことが幾つかあった。
(教派ごとにローブの色が僅かに違う。聖印もその色に対応してるな)
 そして、異種族の信者の割合が圧倒的に少ない教派も。

 一つ一つ丁寧に、アンネエルカは聖堂を巡る。出ては入ってを繰り返しているも、周りからはあまり気に留められていないようだ。
(さすがにお金の話は大っぴらなところでやらないわね)
 寄付を、と申し出た信者は居住区に案内されていた。その額が異常かまではそれだけで判断できない。耳だけでなく視線をも巡らせていたアンネエルカはとある聖印を見つけ、その後を追った。――そこは『源流』の聖堂であり、注意深く見ていると殆どの神官は一様にそれを持っている。さらに、異種族が全くと言っていいほどいない。
(ビンゴね)
 ヒューマン主義思想は、恐らくここから広まっている。そして燭台や絵画、彫刻など、ここには他の聖堂にはないもの(豪華な調度品)も多かった。
「此方へ来たばかりなもので疎くて……これらは全て、ここを治められている領主様が?」
「いいえ。これらはすべて、ロイエ様の功績に感嘆なさった方からの寄付とお聞きしています」
 敬虔な信者の他、さる高名な方からとだけ聞かされたらしい。ここにヒントがありそうだ。

●大教会という場所
「神官長の娘……?」
 フードを被り、特徴を隠したコルネリウス・アーラは目を見開く。思い悩む神官に声を掛けたところ、思った以上の人物だった。
「はい。未熟な私ですが、末席にて神官を務めさせて頂いています」
「未熟だなんて……」
 親身になって言葉を紡げば、次第にクラリスという神官は心を開く。
「導きに感謝し、ひとの為に生きる事で神は救いを与えてくださると、父は日頃から私に教えを説きました……私も皆様のお役に立ちたいのです」
 コルネリウス自身の話には深く興味を示し、眩しそうに見つめたあと顔色を変えた。
「私も同じです。……けれどコニー、ここではきっと叶わない。どうか別の教会をお訪ねになってください」
「どうして?」
「この教会では最近、金銭を納めるほど加護を得られると信者たちの間でまことしやかに囁かれているからです」

 イズレンディル・パラリムは静かに人々の動向を観察していた。居住区に信者と神官が消えると、別の神官へと声を掛ける。どうやら奥へ誘うのは圧倒的に『源流』の徒ばかりらしい。頃合いを見計らって話しかけた。
「私は帝国より逃れてきた者です。私のような者を受け入れてくださるここは、とても素晴らしい場所ですね」
 声を掛けた神官は笑顔のまま対応する。ただ、その瞳には何か探るような思惑が感じられた。
「ほう、文官を」
「下級とはなりますが。……ああ、しかし、肉親を失った辛さは耐えきれぬものですね。出来ればこの気持ちを、何かにぶつけたい」
「それでは、導きを与えましょう」
 神官は微笑むと、俯くイズレンディルの背を押して何処かへと案内する。
 その側を、気配のない姿が追っていった。

(イズレンディルさんは潜入できたんだ)
 エルシーはティム(リス)の視界を借り、彼が連れられる姿を見ていた。奉仕活動を、と願い出たエルシーは居住区内での仕事を体よく断られている。それはつまり、居住区にはある程度、誰かに認められた者しか出入りできないということだ。
 教会周辺の掃除は許されたエルシーは、出来るだけ不自然に見えないよう装いつつ居住区内、その屋根をティムに走り回らせる。すると教会内以外にも出入り口を見つけた。――そこを出入りする、怪しげな人物たちも。

●醜悪
「これはこれは……ようこそいらっしゃった、メルチス神父。そちらは?」
 視線を向けられたカイン・ステラは、出来得る限りの作法で頭を下げる。応接室には趣味の悪い、見てくれの立派に見えるものが飾られていた。
「帝国を離れて以後、源流の者も祈りを捧げられるこの教会での礼拝を、メルチス神父にお願いいたしました」
「同じ源流の徒として、ぜひロイエ神官長にお話を窺いたいとのことです」
「それは勤勉な方だ。どちらの神を?」
「イアース様です」
「ほう。私は主にボルガニスク様を――」
 二人は応接室に連れられ、そこから信仰の話が続いていく。
「人は土に足をつけて生きている。故にイアース様へ感謝を忘れてはならないと亡き家族がいつも言っておりました。土を穢してはならない、感謝し慈しみ、その御稜威の御前をお騒がせすることなどないようにと」
「その御若さで大したものだ。さすがはメルチス殿、素晴らしい人材を見つけることに長けている」
 明らかに挑発するような物言い。カインはメルチスを横目で窺うが、いつもの表情で微笑んでいた。
「いえ。全ては神が導くままに過ぎません」
「ははは、確かにそうだ。それで……すっかり話し込んだが、話があるとか」
 それは以前メルチスが持ちかけられたという、アルドの学園入学の話。それを前向きに考えると伝えるのが、カインとメルチスだ。
「私の方が年も近いですし、宜しければロイエ様のご意向を彼にも判り易く伝えてみますが」
「それはいい。いやはや素晴らしい、貴方にもぜひこの教会へ通っていただきたいねえ。どうだろう、学園に興味は?」
「望外の喜びです」
 神官長は満足そうに頷く。それでも、カインは張り付けた笑顔を崩さなかった。

●這いずる
(昼間だからあんまり人はいないかなって思ってたけど)
 皆の調査結果が書き留められたメモを思い出しながら、イズレンディルに合わせてこっそり入り込んだクレアは物陰で辺りを窺う。特に『源流』の居住区は身を隠すのも一苦労なくらい人が多かった。いくらエーテルで身を隠したりしているとはいえ、看破されればまずい。
(というか、今神官長は応接室だったね)
 今が好機だ。誰にも会わないよう注意しながら進むと、一番奥に一際目を引く扉を見つけた。恐らく神官長の部屋――けれど見張りがいる。一人くらいならクレアには訳もないが、出来るだけ穏便に済ませたい。……すると小さな足音が聞こえた。
「ん? どこから入り込んだんだ」
 見慣れた栗鼠が廊下を走り去っていき、見張りが扉の傍を離れる。その一瞬を見計らい、僅かに扉を開けて体を滑り込ませた。
(はー、後でお礼言わないと。さてと……うわぁ)
 神官長の部屋は、一言でいえば趣味が悪かった。豪華な調度品が飾られてはいるが、まったく統一性が無くただ見栄のために飾られたような印象を受ける。クレアは顰めた顔を隠さないまま、室内で物色を始めた。
 ――机から幾つか気になる書類が見つかる。シャイネの施設が一覧となっており、幾つかにバツ印が付いていた。そして気になることが書かれた手紙。寄付金の帳簿も見つかったが、そこには信者らしき名前しか見つからない。相当注意深くやりとりをしているようだ。
(筆跡は掠らなかったね。後は……あれ?)
 必要そうなものをポーチへ収納したクレアは床下を見つめる。何か、違和感があるような。

 何人かの神官が会話を交わし、イズレンディルは連れられるまま歩みを進めていく。フードの隙間から観察を続けていると、居住区の一角のやけに奥まった場所まで入り込んでいた。促されるまま扉に入ると、そこはいわゆる小さな聖堂だった。神官が講壇に登り、信者もいる。ただし窓は塞がれていた。
「ロイエ様の許可なく連れてきたのか」
「構わないさ。もうすぐいらっしゃるし、最近はすべて任されている。こちらへ」
 ――そこで話されていたのは、平たく言えばヒューマン至上主義を説くものだった。神がヒューマンを創り、その他の種族はヒューマンの役に立つために生まれてきたと熱弁が奮われる。温厚なイズレンディルも多少眉が寄った。
 ともあれ、これがこの教会内で行われていたことらしい。敬虔な信者を集め、それを洗脳して恐らくは実行犯としていた。
(となると、少しまずいですね)
 ここまで来た信者を、そう簡単に帰すとは思わない。だからこそ素性の知れない自分も簡単に連れてきたのだろう。行き場を無くした帝国民となれば、足取りも消しやすい。メモを取る手を休め、考えを巡らすイズレンディルの傍で小さな影が動いた。

(すごいところに入っちゃったかも……)
 居住区の裏口からこっそり入り込んだエルシーは、屋根裏から降りた部屋で目を見開いた。――武器だ。教会に似つかわしくない、物々しい武器が部屋中に置かれている。これが今後企んでいることの準備だろうか。だとしたら――
(あっ)
 ティムがイズレンディルの姿を見つけた。付いていかせると、怪しい場所で何やら教えを説かれている。それが終わればどこかへ連れていかれそうだ。
(どうしよう……! でも、今なら)
 神官や信者の数が少ないことを知っている。エルシーは立て掛けられた武器を押し、派手に音を立ててから屋根裏へと避難。急いで裏口へと向かう。辺りが騒然となっている最中、栗鼠と、外に出てからは鼬に二人は導かれた。

●証拠
 アンネエルカ、セヴラン、アーシェルは手分けして聖堂内を見て回っていた。主に大聖堂と『源流』の聖堂、少なからず豪奢な調度品がある所だ。アーシェルは陶酔したように聖印を持つ者に話しかける。
「それは選ばれし者の証なのか?」
 アーシェルが問うた途端、信者の一人は喜色に顔を綻ばせた。
「そうだ! 認められた者しかいただけない証、私の敬虔な心が届いたのだ。ああ、今度の説教も楽しみでしかない……」
「よかったな。それだけ凄いんだ、この街の貴族もこぞって協力を惜しまねえだろ」
 自尊心をくすぐるアーシェルの言葉で様々な情報が引き出される。ただ、一番教会に尽くしている人物は末端の者は知らないらしい。そこへコルネリウスとクラリスが合流し、アーシェルは同じ問いを繰り返した。
「……鼠と馬」
「え?」
「父が神官と話している時にお聞きしました。今思えば、あれは誰かを指していたのかもしれません」

 情報整理のため、一行はグナーデ教会に集まっていた。――時間になっても現れない姿を案じ、コルネリウスは落ち着かない面持ちで何度も入口を見つめていたが、その扉が開かれると思わず駆け寄る。
「遅くなりました、すみません」
「イズさん! よかった……」
「エルシーさんもよくご無事で」
「よかった。ちゃんと案内出来て」
 そう言って足元の鼬をカインは撫でる。教会周辺をランに探らせていたため、二人の危機にいち早く気づくことが出来たのだ。
 全員が無事に集まったところで、調べた情報が次々に並べられる。
 『源流』の信徒が増えていること、金銭を捧げれば特別な信徒として認められること、その信徒にヒューマン至上主義を植え付けコマとしていそうなこと。そして、神官長は信頼の置けない人物だったということ。記録した羊皮紙を前に、カインは眉根を寄せる。
「クソだったわ。人を便利な道具としか思っちゃいねえな、あれは」
「カインさんのお陰でかなりの間足止めが出来ましたよ。ありがとうございます」
「相当用心深い人物のようですね。彼の娘であるクラリスさんも何をしているかまではわからなかったと言っていました」
 それから、彼女からもたらされた情報を共有する。
「鼠と馬……」
「鼠みたいな家紋なら見つけたかもしれないわ」
 アンネエルカは何かを書き記した羊皮紙を広げる。確かに鼠に見えなくもない。
「目立つところに置いてあった金色の壺にあったよ。僕が音楽で注意を引いている間、アンネさんが底を見てくれたんだ」
「馬は、もしかしてこれかも?」
 クレアがテーブルに転がしたのは小さなバッチ。コインの中に馬の形があった。
「神官長の部屋の床下に隠してあったんだ」
「なるほど。紋章に見えますし、恐らくどこかしらの貴族のものとみて良いかもしれません。鼠型と馬型、二つあるのが気がかりですが……フェリクスさんに見せれば何らかの情報を得られそうですね」
「街の施設が書かれた資料も。バツ印が付いているのは、襲われたところじゃないかな……?」
 眉を寄せながらエルシーは推測する。これも提供すればかなりの情報だ。
「そうだ。武器も用意してたし、明らかに神官じゃなさそうな人たちもいたんだよ。逃げてくる時にちょっと騒ぎを起こしちゃったから、そこだけ心配だけど……」
「なら、早いところ対処しなきゃいけねえな」
 アーシェルはクレアが持ち帰った羊皮紙を強く掴み皺を作る。
 ――その手紙には、教会都市シャイネの各地で一斉に暴動を起こす旨が記されていた。

マスターコメント

お疲れ様でした! 調査の結果、二つの紋章、そしてとある計画の情報が手に入りました。この情報にシャイネの領主、ヘルツェン家は慌ただしさを増したようです。そう遠くない内に、また力を貸してほしいと依頼が来るでしょう。 一方、アドベント教会では騒ぎが起こったようで、少しだけ物々しい雰囲気になったようです。 MVPは、見逃してもおかしくなかった情報を手に入れるきっかけを作ってくださった方へ。 ご参加いただきありがとうございました!
ショートシナリオ

ショートシナリオ難しい 報酬:多い8 / 4〜8人

2021年06月23日 01時40分28秒 公開

成功

相談掲示板

  1. コルネリウス・アーラ

    ウォーリアのコルネリウスです。宜しくお願いします。 メルチスさんも余り無理をされないようにしてくださいね。 どう動くかの提案はまだ考え中ではあるのですけれど。 聞き込み候補箇所もそれなりに多いですし、バラけて調査(1〜2名ずつ)という方向が良いでしょうかね。

  2. クレア・エクレール

    シーフのクレアだよー、よろしくね! 同じくまだ具体的な行動案は決めかねてるけど、調査可能な場所がそこそこあるし、あまり固まって動くと不審がられると思うからコルネリウスさんが言うようにばらけて少人数であたるのが良さそう。 うーん、神官長は教会を離れていることが多く、一部の神官は信者を連れてどこかへ行ってるってことは彼らの行先を突き止めることができれば何をしてるかも解りそうだけどエリアによってはボク達は入れないよね。 あからさまな尾行は怪しまれちゃうし、やっぱり聞き込みが中心になるのかなぁ。 話は神官に聞き込むより、信者サイドに聞き込んだ方が怪しまれないような気もするけど、信者から神官に情報が流れちゃうこともあるから聞き込み方とか内容は気をつけたいところ。

  3. カイン・ステラ

    カイン・ステラ、よろしく。 メルチスはホント考慮重ねすぎて無理を無理と思わないような状態にならないようにな。 俺もまだちょっと考え中なんだけど、バラけてって言うのには賛成。 俺だと大聖堂か聖堂のどちらかで聞き込みがいいのかなとは思うんだけど。

  4. セヴラン・クアルト

    シューターのセヴラン・クアルトだよ 宜しくね。 そうだね。バラけるって言うのは異論なしだよ。 どうしようかな 聖堂の4種を見て回って宗派ごとのパッと見の力関係や 金の回り具合とか見て来ようか… もう少し考えてみるよ  

  5. アーシェル・G・クライン

    アーシェルだ。よろしく頼む。 メルチスは気負い過ぎずにどんどん俺達を頼れよ。 調査はバラけてに賛成だ。 心配な事があるとすれば、信者の中にヒューマン以外の種族を快く思ってない奴等がいるって事だな。 子供達を救出する際にアンネと俺でメルチスの教会付近で情報収集をしたんだが、つっかかってくる奴や……(心配そうにアンネを見つめ)アンネに敵意のある視線を向けてくる奴等がいた。 そいつらの一人はアドベント教会のロイエに心酔している様子だったな。 全員に聖印が付いていたから、目星になると思う。 ヒューマン至上主義な信者はごく一部だと思うが、カインと俺以外は念の為に注意してくれ。

  6. イズレンディル・パラリム

    エルフのキャスター、イズレンディル・パラリムと申します。 宜しくお願い致します そうですね、コルネさんの仰る通り分担して当たれればと思います。 一旦、調査の目標の話になるのですが、目標は「教会と貴族が繋がっている証拠」。 括弧内に併記されている「今後予定されている企みの調査」は副目標のような扱いでしょうか。 後者に関しては聞き込みで把握出来そうな気がしますが、前者の証拠となると…何らかの証言か物証が必要になりそうではありますね。 以下、目標別の所感になります。 >教会と貴族が繋がっている証拠 調査範囲に「居住スペース」が提示されていることから、何らかの方法で奥まで侵入し物証を得ることも示唆されているような気は致します。 明確な証言が一般の信者から得られるかというと難しそうではありますからね…。 手段としてはハイディング等での隠密、ペットによる侵入、透視や幽体離脱での内部偵察…等が思い当たりますが、連携も必要になりそうです。様々ご相談させて頂ければと思います。 >今後予定されている企みの調査 こちらは上記の通り、聞き込みが中心の情報収集になりそうですね。 何かしかの計画書や指示書等が存在する可能性もありますので狙うのも良さそうです。 >ヒューマン至上主義 アーシェルさん、ご注意ありがとうございます。 エルフも気を付ける必要はありそうですね…。聖印の件も承知いたしました。

  7. メルチス・アダラード

    グナーデ教会を任されております、メルチス・アダラードと申します。 お見知りおきいただければ幸いです。 先日は子どもたちの奪還に協力していただき、本当にありがとうございました。 此度も皆様の力をお借りしたく存じます。 …この街は街の皆さんはもちろん、私にとっても、子どもたちにとっても大切な場所。ご協力いただき心より感謝をしております。 コルネリウスさん、カインさん、アーシェルさんもお声がけいただきありがとうございます。 皆さんのご心労を重ねないよう…と言っても、一度無理を見せたこの身に心配りをいただくことは承知しており、また幸せなことだと感じています。 頼ることはもちろん。こちらはどうかお任せください。決して不覚は取りません。

  8. エルシー・サリバン

    シューターのエルシー・サリバンだよ。お世話になります。 考え方や用心する点を教えてくれてありがとう。 手分けに賛成で、ヒューマン至上主義はどうしようもないよね…。 手段としてあげてくれた中で私が取れるのは ペットによる侵入、透視や幽体離脱での内部偵察、 後は…ヒュプノシスって眠らせて緊急脱出や…調査かとか使えるかな? 前回、皆さまを困惑させたろうから、騒ぎにしない様に地道に行くね。

  9. コルネリウス・アーラ

    そうですね、聞き取りは前提としてイズさんの仰るように出来れば物的証拠が集められるのが一番かと思います。 ヘルツェン家へ出した脅迫状を出した証拠になるもの…何かしら筆跡が確認できるメモですとか。貴族派とのやりとりの記録。といったものなどでしょうか。 他にも有力なものは何かしら残っているかもと思います。 >教会と貴族が繋がっている証拠 私も居住スペースについては気になっています。 入り込みづらい場所ですが、情報を得る事は出来るのだろうと。 直接潜り込むには堂々入れるのが一番なのですが、この場合「神官の客」としてか「敬虔な信者」と共に入るしか手段がないのが難しいですね。うまく取り入れば…ですが通常は一朝一夕に得られる権利では無さそうですので。 ペットや汎用スキルを上手く駆使したいですね。隠密で侵入の場合はバレた時に追い出される・警戒が高まるのが懸念事項ですが、一番情報は得られやすいかと思います。 >ヒューマン至上主義 私もこれは少し気になっています。 全ての教派の話が聞ける、との事ですしヒューマン以外の種族もいるとは思いますが過激派が存在するのは間違いなさそうですし、格好を工夫するなどして絡まれにくくした方が安心かもしれませんね。 入り込む際は他方から訪れた神職か、逃れてきた帝国民として紹介して頂くのが良さそうですね。

  10. クレア・エクレール

    >繋がりの証拠 そうそう、物的証拠は何かしら押さえたいよね。 一番わかりやすいのは証文とか書類の類とかなんだけど。 流石に全部持ち出すのは難易度高いし、一部だけでも充分な気がする。 >ヒューマン至上主義 アーシェルくんは情報ありがとー。 ヒューマン以外のヒトは聞き込の時は避けた方が無難かなぁ。 あとはフード付きローブや髪で耳隠したり? ボクは流石に難しい気がするから帝国の難民ハーフビーストで通すつもり。 >方法 ヒューマンの人は種族を活かしたり、弁が立つ人や信仰心のあつい信者の演技する人は神官の信用を得て居住スペース入る許可を得ることができそう。その上で他の面子が侵入する隙を作ってくれると調べやすくなるかも。 ボク自身は今のところハイディングやモブパワー活かして潜入、スカウトの心得で看破強化して調査出来たらなーとか考えてる。

  11. アンネエルカ

    ウォーリアのアンネエルカよ、アンネって呼んでくれても大丈夫。 なんて、引き続きでもあるし見知ったメンバーがほとんどね。 少数人数でばらけて調査するの、了解よ。 調べたい場所、たくさんあるものね! >ヒューマン至上主義 そうなのよ。アーシェルさんが言ってくれてるように、結構な剣幕だったわ。 うまく煽れば情報を引き出せそうなタイプではあったけど、 下っ端みたいな、重要な秘密は握っていなさそうな雰囲気だったわ。 騒ぎを起こして目立ちたくもないし、下手に突かないのがよさそうかしらね。 ……ああでも、彼らが付けていた聖印がどの教派のものかは気になるわ。 私は前回直接見ているし、4種の聖堂を回ってみるのもいいかもしれないわね。 >方法 超聴覚でコソコソ話に聞き耳を立てるのも正攻法よね。 告げ口をする声が聞こえたら、そこから首謀者や怪しい話に近づけるかも。

  12. カイン・ステラ

    >ペット 今回も前回同様栗鼠連れて行くぜ。 俺を含めてシューターは3人いるので、セヴランとエルシーがペットを連れて行くかどうか、そのペットが何かによっても変わるけど、居住地区の調査を頑張ってもらおうかと。 俺自身はどうするかはまだちょっと検討中。 ヒューマンである分メルチスに同行をするのもいいだろうし、そうじゃない箇所で動いてもいいだろうし。 >ヒューマン そうだな。ヒューマン至上主義半端ないというか、この前のシスターもヒューマンの為の道具で当たり前って感じに見えたぜ。 シスターの人の役に立つ発言、優しく聞こえるようにコーティングしてたけど、多分嫌な意味だろうしな。 あのシスター、20分で子どもらの夕食準備できなさそうだったな(ぼそ)

  13. セヴラン・クアルト

    ああ、そうだね 居住区はエーテルリンクで見る事が出来るか… 使うなら誰かが傍にいてくれた方が良いかなと何となく。 アーシェルはアドバイスをありがとう。 フードを被ってしおらしくしておこうかな。 >メルチス神父 子供達は救出できたみたいで何よりだよ。 皆が心配している様に 無理しないでね。 一つ質問だけど、ロイエ神官長は 教派はどこ寄りになるのだろう? また居住区は教派ごとに分かれていたりするのかい?

  14. エルシー・サリバン

    …(栗鼠の頭を撫で)…この子と行くよ。 視覚だけじゃなく聴覚も共有だから忍び込むにはうってつけだね。 了解、居住地区の調査を頑張らせて貰うよ。 それなら、私も帝国からの避難民って事にさせて貰って モブパワーを付けて奉仕活動をしようかな? ハーフビーストでも、下働きや奉仕活動なら特に気にされないと思うんだ。

  15. イズレンディル・パラリム

    >居住スペース クレアさんとエルシーさんのペットに潜入頂く形ですね。よろしくお願い致します。 それでは、私は敬虔な信徒の振りをして正面から居住スペースに入って見ましょうか。 幽体離脱とどちらにするか悩んだのですが、周囲の人の気を引いて潜入しやすくするという意味では正面からの方が良いかと思いまして。 テレパスは持っておりますので、もし必要でしたらテレパスで情報共有もさせてください。 >今後予定されている企みの調査 「最近は教えを説くことより、耳障りの良いことを並べ立てている」 「一部の神官たちは信者を連れて何かをしている」 とありますので、そのような神官の話を聞けたら今後の動きも判明するかもしれませんね。 OPに出ているクラリスさんにお話を聞くのも良いかもしれません。 神官の誰が上記のようなことをしているのか、等はわかりそうです。

  16. カイン・ステラ

    >イズレンディル 一応確認なんだけど、クレアはシーフだと思うんだが……クレアのペットが潜入するのか? 俺も申し出ているが、性別違うし名前も三文字以外共通点がないから名前間違いってことはあり得ないから、クレアへの依頼で間違いないと思うが……。

  17. イズレンディル・パラリム

    >カインさん 「クレアさん」と「エルシーさんのペット」の意味合いですね。 クレアさんご本人がハイディングやモブパワーで潜入、とのことでしたので。 確かに続けて書いてしまうとわかりづらかったですね、ご指摘ありがとうございました。 それとカインさんのペットも潜入頂くのでしたね。失礼いたしました。 カインさんご本人が動向を検討しているお話と混ざって解釈してしまっておりました。

  18. メルチス・アダラード

    >セヴランさん 気にかけていただきありがとうございます。あの子たちも今は心を療養していますが、身体には問題ありません。皆さんのおかげです。 もちろん。ただ、どうかもう少しお役に立たせてください。 Q:神官長の教派は? A:源流です。 そもそもは、というところであり、全ての教派の主だった信仰について、少なくない知識がお有りだと思います。神官長の昔馴染みも、こちらの教派が多いとお聞きしました。 Q:居住区は教派ごとに分かれているのか A:はい。 厳密ではないのですが、聖堂の位置と同じ場所にまとまっておられるようです。応接室は手前側にあり、神官長の部屋は奥の方とお聞きしました。

  19. カイン・ステラ

    >イズレンディル こちらこそ確認して悪かったな。 ペットは潜入させて俺はどうしようかなってところだったんだけど、あ、でも、皆の足を引っ張るならペット持ち込みそのものを取り止めるんでそこは気にしないで。 変に出して、足引っ張ったら申し訳ないから。 >俺自身 誰も行かないならメルチスに同行しようと思うけど、誰か行く?

  20. イズレンディル・パラリム

    >カインさん ありがとうございます。ペットの潜入は是非お願いできればと思います。 ペットだとさすがに資料の確保までは難しいかもしれませんので、上手くクレアさんと連携していきたいですね。 メルチスさんの同行もお願い出来ると助かります。 >個人行動 私は前述の通り、居住スペースに正面から入り陽動となることを目指しますね。 敬虔な信徒のフリをして神官に招き入れられる形になれれば、と思っております。 スキルは話術と透視で。 透視で内部構造や各部屋内の確認して、紙に内容を書いて潜入頂いているペットかクレアさんにお渡しできればと思います。

  21. コルネリウス・アーラ

    すみません、行動に悩んでいるうちに少し間が空いてしまいました。 私は帝国からの移民を装い、大聖堂と聖堂で信者の方から接触していき、神官の動向を確認しようと思っています。 同時にクラリスさんへの声掛けもしようかと。 他にいらっしゃらないようでしたら、メルチスさんの同行はカインさんにお願いしても宜しいでしょうか?

  22. セヴラン・クアルト

    ごめん 少し間が空いたね メルチスさん 答えてくれてありがとう。 そうだなぁ 源流以外の信者から話を聞いてみて 源流と他の教派の力関係やそこから噂を拾って めぼしい情報があれば 源流の居住区にエーテルリンクで栗鼠のララに見て来て貰おうかな。

  23. アーシェル・G・クライン

    …………頭から煙が噴き出そうだ。 前回の依頼で得られた情報を整理したり、今回は自分に何が出来るかと考えてたら時間が開いちまって悪ぃな。 カインがメルチスについてくのに異論はないぜ。 二人は付き合いが長いし、よりメルチスも安心出来そうだしな。 ヒューマンである事を活かしたいんだが、俺は聖印付きの信者に顔が割れてるからどう動けばいいのかまだ悩んでる。 アンネもだが、教会内で見つかったらつっかかって来られるか遠目から監視されそうだな。 変装してバレないようにするか、敢えて囮になって聖印付きを誘き寄せて他の皆が調査をしやすくするか……良かったらどちらがいいかアドバイスをもらえると助かる。 >行き先や行動 確認も兼ねて纏めさせてもらうな。 セヴランはどちらに行くか判断できてなかったから、両方に書かせてもらった。 ・メルチスに同行:カイン ・大聖堂と聖堂で信者から接触し神官の動向を探る、クラリスと接触:コルネリウス ・4つの聖堂を回る:アンネエルカ、セヴラン ・居住スペースで陽動:イズレンディル ・居住スペースに侵入し調査:エルシー、クレア、セヴラン 間違ってたら指摘を頼む。

  24. アーシェル・G・クライン

    >メルチス 俺からも質問をさせてくれ。 Q.以前の報告書を読ませてもらったんだが、その中でメルチスが『名前喪った神々』の加護を口にしているのを見つけた。 お前の教派は『喪失』だったりするか? >エルシー あんま気負ったり遠慮したりすんなよ。 やっときゃ良かったって後悔は引き摺るからな。 >セヴラン 発言が微妙に被ったな。 だが両方の役割をこなすから訂正は必要なさそうか? >教会と貴族が繋がってる証拠 貴族派からの手紙や指示書は有力な証拠になるな。 コルネリウスが言うようにヘルツェン家に届いた脅迫状の筆跡と一致する物が見つかると尚更にだ。 判断は脅迫状の筆跡を見ているコルネリウスとエルシーに頼めたらと思う。 後は貴族派からの寄付品も見つかるだろうか。 そこの家紋や象徴する物が装飾されてる物とかだな。 >聖印 事前にどのような物かを全員で情報共有した方がいいのなら、俺の方で書いておくから遠慮なく言ってくれ。

  25. アーシェル・G・クライン

    連投で申し訳ないが、前回の報告書から得られた情報や疑問を箇条書きにしてみるな。 PL情報もあるが良かったら参考にしてくれ。 ・メルチスは『失われた神々』を信仰している。同じ神を信仰する者はアドベント教会内に多く存在する(PL情報) ・メルチスはアドベント教会の神官長ロイエに経済的援助をするから協力関係にならないかと誘われ、『アルドを学園に入学させるなら後ろ盾に教会が付く』と持ちかけられた(PL情報) ・『推薦状を用意出来る』とも。この都市の貴族(ヘルツェン家?)は当てにならないとも言っていた(PL情報) ・ロイエはヘルツェン家に不満やそれ以上のもの(恐らくはヘルツェン家が王党派だから)を抱いている(PL情報) 【疑問】 ・経済援助やアルドを入学させる事でメルチスに恩を売り、自身(または貴族派)の協力者にしようとした? ・ロイエの言う『入学の推薦状』は彼自身が書くのか、それとも繋がりのある貴族に頼むのか? ・貴族派との繋がりが濃厚な彼が何故ハーフビーストのアルドを学園に入学させようとしたのか? ・ロイエがメルチスに『メルチスと孤児達は善からぬ事の対象になりやすい』と告げた(PL情報)。 この意味は?

  26. アーシェル・G・クライン

    ・シャイネ内で多発していた不審な事件は、貴族派による王党派への抵抗・妨害だった。 ・王党派貴族フェリクスへの脅迫状の内容は『貴族派に下らなければシャイネが危険にさらされる』。 ・差出人は不明だが、恐らくは貴族派。 そしてシャイネに広く影響する伝手を持っている人物。 ・ヘルツェン家によく敵対する貴族がいるらしいが、脅迫状の筆跡とは一致しなかった。 ・誘拐に狙われたのはヘルツェン家が主に支えている施設の子供や、ヘルツェン家と友好的な一族の子息令嬢。授恵者の卵ではなかった。 ・首謀者(?)はヘルツェン家と繋がりのある施設や一族を正確に判断できる情報網を持っている。 ・何故かシャイネの象徴である大教会には一連の襲撃誘拐事件の舞台にならなかった。 ・『アドベント教会はロイエがいるから無事』と言った者がいた。 ・子供達を拐った賊は舌を噛もうとし、『王党派を襲う事は正義』と言っていた。 ・賊とシスターの口からアドベント教会の名が上がった。 【疑問】 施設の子供や王党派の子息令嬢が誘拐された理由は、人質にする事で親を貴族派へ下らせヘルツェン家を弱体化させる為? それとも教会で洗脳し手駒にする為? 長々と悪ぃな。 勘違いしてる所があったら指摘してくれる助かる。 必要なかったらスルーしてくれ。 >フェリクスへの脅迫状 貴族派の指示でロイエが書いた可能性はないだろうか? それならヘルツェン家とよく対立している貴族と筆跡が一致しなかったのも頷ける気がするんだが……。 その貴族が部下に書かせた可能性もあるが、ロイエの筆跡を持ち帰れたら役に立つかもしれない。

  27. カイン・ステラ

    これはあくまで推測なんだが。 シスターは「ええ……素晴らしい子です。きっと人の役に立てる子でしょう」ってアルドのことを言ってる。 一見すると、アルドへの信頼だが。 さて、シスターが定義する『人』とは何だろうな。 これが、ヒューマン、それも貴族派貴族であるなら、アルドへの信頼ではないだろうと俺は思ってる。 自分らの為に身命を賭して当然、駒として物扱いして良い、生まれながらにして自分たちにいいようにされていい存在、この辺の価値観があるんじゃねって俺は思った。 あのシスター、俺がアルドがいるから大丈夫って言っても、普通微笑んだりしねぇし、自分を責める言葉は聞いたが、無事であってほしいとは一言も言ってない。 なので、アルドをガチで学園に入学させる気があるのか疑問。 あくまで学園入学は対メルチスなんじゃと思う。 孤児云々は学園の話を持ち掛けるにはちょうどいいし、実際そのよくない感情を持つ上位にロイエがいるんだろうし。 入学させたことにしてやばいことをしたいのか、入学させても道具として使うためかのどちらかなのではと思う。 どちらでも、アルドがこちらに来たら、なんかの罪をでっち上げてアルドに擦りつけ、メルチスを容認したことをきっかけにヘルツェン家の領主交代したいのが目的とか言われても驚かないレベル。 領主交代なんてあれば、俺は王国詳しくないけど、王家の求心力が低下しそう。 とはいえ、推測でしかないんで、一個一個調べていくしかないんだけど。

  28. メルチス・アダラード

    >アーシェルさん Q:メルチス・アダラードの教派は『喪失』か A:はい、『喪失』となります。 どういった思想で、という説明もしたいのですが…これは長くなりますので、また別の機会に是非。 これは主に信仰しているものとなり、他の信仰や考えも私は興味深く、学ぶべきところがあると考えております。

  29. エルシー・サリバン

    皆さま、進行・疑問点の提示と進めてくれて感謝だよ。 それとアーシェルさん、気に掛けてくれてありがとうね。 しなかった後悔、伝えられなかった後悔ってとても沢山あるの …だからつい突っ込む行動をしちゃうんだ。 と、言う事で、静かにしてるけど、今回も出来る範囲で精一杯動くよ。 アーシェルさんも甘くて冷たいのを食べて脳を冷やしつつ栄養補給をして欲しいな。 前回、アルド君の入学は能力者軍団を作る為の駒の一つとか メルチスさん傀儡とする為の手段かもって疑問は相変わらず続いてるんだよ…。 秘密を守る為に『舌を噛もう』とする程の忠誠心を育てるなら、今だもの。 ただ、自分が出来る行動(字数)に収める為に増やさない様にしてるの。 今のところ、居住区に侵入したら会話を聞く事と、各部屋にあるだろう書類系を中心に見るつもりだよ。 書類=脅迫状と似た筆跡が無いかもだね。 あった場合は鼠が齧った風に、一部を噛み千切って咥え帰ってもらうね。 『聖印』は教えて貰った前提で動こうと思うけど良いかな? そうすれば、アーシェルさんの字数を圧迫しないよね。 それとね、調査で手が回らない点や居住スペースで追加でして欲しい事とか、あれば振ってくれて良いよ。 一人一人だと出来る事は限られるから協力させてね。

  30. クレア・エクレール

    ちょっと間空いちゃってごめんね、色々情報提供とか纏めありがとうー。 聖印の情報は共有させて貰えるとありがたいな。 イズさんは陽動ありがとう!! メモも凄く助かる! ボクじゃ厳しいところはペットさんにお願いしつつ、エルシーさんとは違うエリアで調べ物するね。 ペットさんじゃ難しい資料回収もがんばる! 神官長の部屋は流石に厳しいだろうけど、内緒話とかしてたら聞けたらいいなぁ。 気づかれそうになったら即撤退するよ。

  31. イズレンディル・パラリム

    >やりたい事について そうですね、後悔の内容にやりたいことをして頂ければと私も思います。 これは個人的な見解ですが、やりたいことが「突っ込む行動」で、他参加者へ与える影響に不安があるという場合は、先に「依頼で必要になる地道なこと」を抑えた上のプラスαでその行動を取り入れると良いとは思いますよ。 >行き先や行動 アーシェルさん、ありがとうございます。記載頂いた内容で大丈夫だと思います。 >聖印 聖印付きの信者の影響がどの程度がわからないので、そこへの対策を中心にしてしまうと空振る可能性はあるのですよね…。簡単な対策は入れて頂きつつも、基本的には変装して情報収集を行う、として頂いて良いかと思いますがいかがでしょうか? >クレアさん こちらこそ潜入頂いて助かります。よろしくお願いしますね! 神官長の部屋、確かに入れると良いのですが難しそうですよね。 部屋でメルチスさんと神官長が会話中になるかもしれませんから様子を見てでしょうか。 >予想 ヘルツェン家を貴族派に転向させるのが敵の目的でしたら、行動は一貫していると見えますね。 詳細は把握していないのですが、挙げて頂いた状況からは大筋で下記の認識でおります。 目的:ヘルツェン家を追い詰めて転向せざるを得ない状況とする 行動:目的達成の為に下記を実施  ①ヘルツェン家に味方する人材を引きはがす(メルチスさんや施設の子供)  ②ヘルツェン家の悪評を生み出す ①関連はアルドさん留学の件で恩を売り味方に引き込む、施設の子供を誘拐する ②は不審な事件の多発、等で実現を狙っている

  32. アンネエルカ

    私も間が空いてしまってごめんなさい、考えることがいっぱい、 大変だけどその分頑張り甲斐があるわよね。悔いのないよう行動したいわ…! まとめや疑問点、ありがとう! 私自身も同じく気になっているものもあるし、調査時の参考にさせて貰うわね。 私の行先についてはまとめて貰った通り、各種聖堂を回りながら 噂話やひそひそ話に耳を傾けて怪しい動きがないかを探す予定よ。 同時に、豪奢な調度品が多いとか、信者に対して神官の羽振りが良さそうとか、 綺麗じゃないお金が動いてそうな部分がないかも気を付けて見ようと思うわ。 誰から捧げられたものかとかも、さりげなく聞けたら聞いてみるわね。

  33. クレア・エクレール

    あ、そうだそうだ、神官長の部屋でメルチスさん達がお話してるんだもんね。 それならその間神官長出てこないし、その間は神官長の部屋近辺探っておこうかな。 メルチスさん達が出ていった後どこかに行ったり誰かと話すかもれないけど、その辺は様子を見て聞き耳程度に抑えて危ない橋は渡らないような立ち回りをするつもり。 アンネが4つの聖堂回って得た情報とかも潜入前に聞けたら証拠探しに活用させて貰うね!

  34. エルシー・サリバン

    おはようございます。 イズレンディルさん、後押しをありがとうね。しっかりと入れたよ。 そして、大人しくし過ぎで…字数が空いたので、出発まで弄るの…。 >聖印 地位の高い方向けの部屋や聖印を持つ者が出入りする部屋を重要視して調査したかっただけなので危険とかは無いと思うよ。 でも、気を付ける、みんなも気を付けてね。

  35. アーシェル・G・クライン

    >カイン クソ貴族共どもの自分勝手さに虫酸が走るな。 色んな予想や推測で頭が爆発しそうになるが、カインの言う通りだ。 推測を一つずつ確信に変えてくしかねぇよな。 >メルチス 答えてくれてありがとな。 ああ、今度時間がある時にゆっくり聞かせてくれ。 分かりやすく話してくれな。 ……お前らしい柔軟な考え方だな。 上手く言えないが宗教と種族の問題は似てる気がする。 自分達が正しく手優位だって他者を非難したり攻撃したりしねぇで、違いを認め合って理解し合えれば争いなんざ起こらねぇのにな。 >エルシー ……そうか。 もう同じ想いをしねぇようにちゃんと前を向いてんだな。 例えんなら勇気ある突進ってとこか。 甘くて冷たい物だとゼリーや果実水とかか? 頭に栄養入れて無い知恵絞ってみる。 ありがとな。 >変装等 イズレンディルはアドバイスをありがとな。 考えた結果、変装して行く事にした。 予想の纏めもありがとな。 いつもながらわかりやすくてとても助かるぜ。

  36. アーシェル・G・クライン

    >聖印 事前に皆に情報共有する旨を書いておくな。 こちらで入れておくが、エルシーの方でも入れてもらって大丈夫だ。 だが(文字数が)厳しくなったら無理しねぇようにな。 >行動 変装して大聖堂で情報収集に当たろうと思ってる。 ・教派ごとに服装(ローブ)の差異はあるのか ・各教派ごとのヒューマン以外の信者の割合 ・甘言で市民を勧誘している信者の有無 ・各教派の神官の人と成りや説法の違い ・シャイネの貴族達の噂話 ・ロイエの評判 こんな感じで信者や参拝に来てる市民に話を聞けたらと思う。 超聴覚での聞き取りや超視覚での不審者の警戒もしておくな。 >エルシー 返事が漏れてた、悪ぃ。 ああ、今回は『教会と貴族の繋がりを表す証拠を探す』のが目的だ。 そこに関わらなさそうな予想や疑問は次回への持ち越しだな。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0