【CP】難民たちの選択を支えよう
菊華 伴
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シナリオID:928
オープニング
●避難先を探していたら……
特異個体コボルトが強い、という風のうわさを聞いた人々の中には「近々大きな戦いになるのでは?」と予測する者達もいた。
レイウェストが(表向きは)病に倒れ、不安になる人々もいる中、益々重い空気が立ち込める。
「という話を耳にはさみました」
「うぅむ……。これは避難させた方がいいかもしれないな」
難民キャンプへと物資を運んできた商人、ナバルジャは秘書のアズルノから話を聞き眉を寄せた。危ない目に遭わせたくはないし、安全を求める人々から「別の所に連れて行ってはくれないか」と相談されたりもしていたからだ。
「避難……。どこぐらいまで逃げたらよいのだろうか」
地図を広げ考えるナバルジャであったが……そこに声をかける者がいた。振り返ると……そこには淡い褐色の肌のエルフと見事な赤毛のエルフの若者たちがいた。
「私は、ロゼ。ハートの里の族長が娘です。こちらは近隣のダイヤの里の族長で、アロアといいます」
「ワタシたちは、過去に帝国の方々に命を救われました。その恩を返したく思いここにきました」
彼らが暮らす里はそこそこ大きく、また近隣にあるスペードの里、クローバーの里と呼ばれるエルフの里も難民キャンプの現状をうわさで聞き、避難場所として名乗りを上げてくれているとの事だった。
「それはとても助かる! 帝国の兵士にも相談してみようではないか!」
「ですが、その件に関して4つの里からお願いがあるのです」
と、申し訳なさそうにアロアが口を開いた。
なんでも、とある特異個体コボルトがロゼを花嫁に貰いたい、と言ってきているのだそうな。それをどうにか解決してくれないか、という依頼があった。
「ロゼには、既に婚約者がいるのですが……特異個体、名をバラクによって倒され大けがを負いました。腕自慢の若者も倒され、とても困っています」
幸い死者は出ていないらしいが、話を聞いていると……なんか怪しい所もあるらしい。特異個体のコボルトにしては妙に口が回るような気もするし、なによりコボルトの匂いがしないそうだ。
「うーむ……。授恵者どのに掛け合ってみるのである」
ナバルジャはそういうと、一筆認めた。
●仄かに蠢く影
「……レビジュから『難民に紛れて逃げろ』と命令が下った」
「難民が避難するって話が聞こえた。なんでもエルフの里にだって」
「で、どうする?」
「その避難する人々に紛れて、その後レビジュの動向を彼らに交じって待とう」
「レビジュについていった方がいいんじゃない?」
「いや、バラバラに逃げたほうがいい」
「彼が心配か? 大丈夫だ、レビジュはレビジュなりにどうにかするだろう」
「それに……このリボンがあればわかるから」
「あれ……一人足りなくない?」
「スモークが帝国の奴に捕まったから、レビジュは逃げろと言った。今頃……くそっ!」
そんな会話を、難民キャンプのどこかで、何者かがしていた頃。砦の牢で一人のハーフビーストの少年が事切れていた。どうやら毒を隠し持ち自害したらしい。その事に兵士たちはやるせない気持ちになった。その少年の手には赤いリボンが握られていた。
みんな、ごめん
牢の床には、血で書かれた遺書が残されていた。
●俺らはやるぜ
避難を希望する人々がいる一方、コボルトたちと戦いたいと思う者もいるのも事実。ナバルジャがエルフの若者たちと避難について話し合っていると、数名の若者たちがナバルジャの元にやってきた。
「俺はユジン。こいつらは幼馴染とか、ここでダチになったやつらだ」
ユジンと名乗ったのは獅子のハーフビーストだった。彼らの後ろにはいろんな種族の若者たちが。中にはちらほらエルフの姿も見える。彼は一礼するとナバルジャをみる。
「俺たちは皆、相談があってきた。ナバルジャのおっさんは元傭兵ときいたんだが……俺たちを鍛えてはくれねぇか?」
金色の目でまっすぐナバルジャを見、頼み込むユジン。その後ろでは若者たちが懇願の眼差しを向けている。
「ここでコボルトごときにやられてたまるかよ!」
「帝国の民の力を見せてやる!!」
沸き立つ血気盛んな若者たちにナバルジャは頭を掻く。
(鍛えている時間はあまりなさそうなのだが……)
ナバルジャが帝国の騎士に相談をすると、彼らから以下の提案がなされた。
・求めているのは即戦力故、授恵者に3回攻撃を与えられた者を招集する
・募集は15歳以上の男女(授恵者は即採用)
これを難民キャンプ内で宣伝し、ナバルジャの元に集める。ナバルジャは審査員やスタッフとして授恵者に協力を仰ぐのであった。
●潜む影の足音
難民からの集兵について騎士と話していたナバルジャは、こんな話も聞いていた。なんでも、難民の中に『メドゥの指先』の構成員がちらほら交じっているらしいのだ。
「可能であるならば、捕まえておきたいものだな……」
ナバルジャはふむ、と悩みながらも授恵者たちに連絡する。なんでも、難民に紛れている『メドゥの指先』の構成員は皆10歳から17歳ぐらいの子供なのだそうな。それも『ヒューマン以外の種族』なのだという。
「情報を吐いた子供は、その後服毒自殺したそうだ。……何が彼をそうさせたのだろうか……」
重々しい空気が立ち込める中、ナバルジャは授恵者たちにこう言った。
「自害用の毒を隠し持っているかもしれない。もし見つけたら自害させぬよう確保して欲しい。目印は、赤いリボンだ。体の何処かにリボンをつけているそうだ」
ナバルジャの言葉に、貴方がたは頷いた。
難民キャンプを舞台に、役者はそろった。
果たして、難民たちは無事避難できるのであろうか? 帝国は新たな兵を補強できるだろうか? そして……。
解説
マスターより
リプレイ
●不埒な求婚者を成敗せよ
エルフたちの依頼を受け、ハートの里にやってきた冒険者たち6人はロゼたちから話を聞き、一旦話し合う。依頼主であるロゼもそれに付き添った。
「俺は、ハートの里の助っ人になる」
そう言ったのはアルベルト=V=シュタールシュヴェーアト。気合が入っているのは、義憤に駆られているからかもしれない。これにロゼが目を見開いた。
アルベルトがバラクを引き付ける事で他の面々も動きやすくなるだろう、とアロアが感心する。
「既に婚約者が居る娘に横恋慕……ですか。本人の意向など無視し、その上婚約者に大怪我を負わせて、まるでバルバロイですね」
「求婚が受け入れて貰えないからって暴れるとか、男として最低だと思う」
と冷たく言うリディリディ・トゥラ・イェレミースはララベル・サン・ディーベルと顔を見合わせて頷き、冷静に特異個体コボルト(?)バラクの特徴を纏め深いため息を付く。
「コボルトは、イヌっぽい顔の亜人ですわね。ハーフビーストは哺乳類の獣人だから、重なる部分とかもあるのよね」
レナ・フォルトゥスが特徴を見、傍らのダルタニアに注目させるようにする。
「耳と尻尾だけの方たちなら、見分け付くけど、ダルみたいに、獣の要素が強いのもいますからね。まぁ、要するに、似ているだけの別物ってことなのよね」
そこまでレナが言ったところでダルタニアが「思っていることを述べさせていただきます」と一礼する。
「『口が回る』『コボルト臭くない』という点……多分と言うか、核心的に言いますね。これ、わたくしと同じ存在、もしくは、狐や狼などの『イヌ科』のハーフビーストだと思いますね」
自分のように耳が垂れているのではなく、確実に三角形になっているタイプではないか、と。それに一同は「可能性は高そうだ」と考える。
「なんにせよ、相手の出方を見てみましょう。ゴブリンやドワーフといった線も考えられますし……」
「コボルト以外……の可能性はかなり高いかと」
イデアの呟きにダルタニアが真面目な顔で頷けば、今まで黙っていたロゼが静かに言った。
「バラクはこの近くに住み着いて、時折この里に来ます。今だったら……」
そう言った矢先、一人のエルフが駆け込んできた。
「バラクの野郎が近づいてきている!」
「……里の外で対処したほうがいいかもな」
アルベルトの言葉に、一同頷くとすぐさま行動を開始した。
里から少し離れたあたりで、一同は特異個体コボルト(?)バラクらしき存在を目にした。一見コボルトにも見えるようだが……。
「うん……何か違う」
雰囲気からして、と〈隠蔽〉をつかって隠れて観察したララベルが呟く。動きがなんだか自分たちに似ているのだ。
「ここで追い返したとしても、後日に来ては問題ですね」
リディリディは白の魔導書を抱き、真剣な顔でバラクの様子を伺いながら息をのむが、捕獲準備はもう出来ている。
「エルフの皆さんを巻き込まなくて済みそうですわね。とりあえず、出来ることを致します」
来たら手一杯お仕置きしますわ、とレナも表情を引き締める。
里まであと少しの距離。だが、里への道を塞ぐようにアルベルトが待機し、傍らにイデアが立つ。ララベルとダルタニアは何時でもバラクの退路を断てるようにと慎重に相手の出方を観察する。しかし、ここで観察していたダルタニアは〈光縛封〉の準備をしながら何かに気付く。
――やっぱり同族じゃないですか。
(微妙にちがう気もしたけれど、やはり、でした)
思わずため息を付いてしまうダルタニア。
「あぁ……ん? ロゼェ……ちがうな、ロォゼェ……」
ややあって、バラクの動きが止まった。イデアが〈亜人語適性〉を使うまでもなく、自分たちと同じ言語であるのを感じ取った。
(恐らく、彼は〈声帯模写〉を使ってコボルトらしい声を作っていた?)
イデアが考察している間に、アルベルトとバラクの目が合った。
「! ナニ、モノ?!」
「貴様か! ロゼさんに求婚する『コボルト(仮)』はっ!!」
アルベルトの堂々とした声に、バラクが僅かに怯んだように見える。だが、アルベルトはお構いなしに武器を構えた。
「貴様は……俺が叩き斬るっ!!」
「え? はっ?! ちょ……っ!!?」
勢いよく繰り出される、磨き上げられた一撃が、防ごうとしたバラクに決まり……そのまま相手は失神してしまった。
「……嘘だろ……?」
あっけにとられたアルベルトの言葉に、一同頷く。だが、気が付いたら大変になるかもしれない、と一同は村の倉庫へと(念のため光縛呪で縛り上げ)連れていくのだった。
「結局正体は……」
「ものすごく言いづらいのですが、『イヌ科』のハーフビーストですね」
ララベルが困惑する中、ダルタニアは酷い頭痛を覚えながら気を失ったバラクの頭部をみやる。と、装飾がはがれた。
「それにしても……何故こんなことを?」
淡々としたイデアの疑問の声。その一方、赤いリボンを持った『メドゥの指先』の構成員の話を思い出したリディリディが〈看破〉を使いチェックするが、それらしきものはない。
(メドゥの指先もわざわざ騒ぎを起こすようなことはしませんよね)
と内心で呟きながらハーフビーストの男を見やれば、小さなうめき声をあげて目覚める。
「……ひっ?!」
「よぉ、お目覚めかい?」
アルベルトが声を掻ければ、男は表情をひきつらせた。しかし身動きが取れないし、〈光縛呪〉の効果が切れてもリディリディが再びかけることができるし、ダルタニアの〈光縛封〉だって残っている。
しばし無言だった男だったがレナのお仕置き(何かは秘匿する)のお陰で漸く口を開いた。この男は狼のハーフビーストで、旅の途中でハートの里に滞在し、その際ロゼに想いを寄せた。そして村を出る前に告白したらしい。だがロゼは真顔で「婚約者以外ありえない」と振ったそうな。
「だから、最近噂の特異個体コボルトに扮して、嫌がらせしたと……」
普段から淡々と話すイデアが、更に淡々とした声で呟くように言う。リディリディは呆れたように肩を竦めた。
「そもそもエルフは他種族との婚姻は特に難しいのです。寿命の面も、種族的に保守的ですし……」
ロゼを始めとするエルフたちもまた厳しい眼差しで頷く。
この男の身柄については里の者が厳しい厳罰を与えるとの事だった。まぁ、ひとまずこれで避難先が確保された。
ハートの里の族長(ロゼの母)を始めとする4つの里の長達は冒険者たちに心から礼を述べ、ララベルは少し誇らしげに微笑む。
(避難場所確保の為だけじゃ無く、エルフさん達が平和に暮らせる様にしたかったからね)
その思いは、恐らく他のメンバーも同じだろう。そう思いながらララベルは安堵する人々の様子を嬉しく思った。
●難民たちを避難させよう!
ララベルたちが無事傍迷惑な求婚者を成敗したことで、4つのエルフの里が難民の受け入れることになった。
その知らせを受けた面々は、集まって最後の打ち合わせをする。彼らは別動隊がハートの里に赴いている間に、難民たちの中に紛れている不穏な子供たちを探し出す為の作戦を考えていたのだ。
「では、手筈道理に」
キーゼの言葉に一同が頷き準備を始める。作業をしながらリヴィエラ=ディ=ヴェローナは議題に上がった子供たちの事を思った。
(〈メドゥの指先〉か……子供とはいえ油断はならない。しかも自害毒か)
囚われた構成員の最後を思い出し、ちらりと映った子供たちを見……静かに準備を進める。
(子供相手では判断が鈍ることもあるだろう。だが私はそうなりはしない)
自分の友でいてくれる大切な人たちを守らなければ。リヴィエラは一人決意を固めた。
・・・・・
「何、あれ……」
「冒険者たちも頭を使うねぇ」
「仕方ない、あの手でいこう」
「毒持ち組は、ま、覚悟しておこう」
「まだ毒を持たない子たちだけでも、逃がさないとね」
・・・・・
しばらくして、4つの絵柄を持つ絵札、待合場所などが出来上がる。アズルノは感心したようにあたりを見渡した。冒険者たちは『避難先の選定』という名目で、難民への面談と簡単な健康診断を実施し、そこで構成員を見つけようと考えたのである。
「難民の振り分けは、どのように行うつもりですか?」
アズルノの問いかけに、「こちらです」とネーヴェ・グラヌローザが基準を記した紙を見せる。これは、イズレンディル・パラリムが提案した物をベースとしている。
難民誘導方針
家族や同行希望は可能な限り同里とする
ハート:基本の誘導先。主に健常者や団体希望
ダイヤ:要治療者(怪我や病気、体調不良等)
クローバー:子供や子連れ
スペード:難民内で馴染めない、集団行動が苦手
「そして、健康診断を男性側はキーゼさん、女性側は私が行います。その際にもチェックしていく所存です」
「徹底していますね」
アズルノが感嘆の息を吐きながらメモしていると、キーゼがネーヴェの元にやってくる。
「そろそろ始めましょうか。避難希望者が集まってきています」
「そうですね。アズルノ様も誘導などお願いしますね」
「わかりました」
ネーヴェの言葉に、アズルノは笑顔で頷いた。
避難希望者が集まっている様子を見、サフィラ・アズラク・ナハルハルアリーブは少しだけ緊張する。
彼女の役目は、面接によって振り分けられた難民を行先毎にグループ化し、どの里に行くのか説明する事。そして、その中に構成員がいないかチェックする事である。
(ヒューマン以外の10から17の子……)
ざっと見た限りでも、たくさんいる子供達。仲間が面接で篩に掛けている筈ではあるが、何人いるかもわからない構成員だ。気を引き締めて調べねばならない。
サフィラが考えている間に、面接がスタートしアズルノが順番に並ぶよう説明する声が聞こえる。
「あ、列が動き出した」
サフィラは呼吸を整え、笑顔で迎えようとした。
面接官はイズレンディル、キーゼ、ネーヴェである。イズレンディルは前もって難民たちに挨拶回りをしており、〈記憶力〉で人となりを把握していた。だが彼が把握していない者もいるくらい、予想以上の人々が集まっていた。
それでも冷静に対処し、話を聞いた上で里を振り分けキーゼとネーヴェの元に向かわせる。
(今の所、怪しい子はいないようですが……)
受け入れ側のエルフにも協力を仰ぎ、森内の道の迷いそうな箇所で待機して貰っている為、移動も大丈夫だろう。
「次、お願いします」
今はトラブルにならぬよう微力を尽くそうと奮闘するイズレンディルは……一人の少女を迎え、違和感を覚えた。
キーゼとネーヴェが少人数の健康診断を行う。そして、気になる子がいればリヴィエラが隠れて動向を見守る。そして今、一人のドワーフの少女に目をつけていた。
「そこに座ってくれませんか?」
と、椅子を進めるネーヴェに少女はおずおずといった感じで椅子に座る。赤毛が見事な少女は緊張した面持ちでネーヴェを見上げた。年は確か15と言ったか。彼女は面談での話を聞きながら、それとなく「砦で自害した少年」について話を振ってみる。
「……」
目の前の少女は平静を装うが、心の乱れは〈洞察〉で感じ取れる。そこで気づいた。少女は赤い髪に赤いリボンを隠していることに。
「少し熱っぽいですね」
ネーヴェはそっと少女に触れ〈エンパシー〉を発動する。同時に感じ取ったのは、深い悲しみと喪失感。そして、僅かな焦りだった。ネーヴェは表情を険しくする。
「あなたは……」
その時だった。キーゼ側で動きがあった。リザードマンの少年がキーゼに隠していたと思われる黒曜石の破片で切りかかったのだ。そこをリヴィエラが取り押さえる。
「舌を噛まれてはこまるっ!」
リヴィエラの言葉にキーゼは素早く布を取り出し少年の口に押し込んで舌を噛ませないようにした。まぁ、服毒したとしてもどうにか死なせぬよう処置をするつもりだが。
少女はリザードマンの少年の元に駆け寄り、今にも泣きそうな顔でキーゼを見上げた。
「さて、取引しましょう。君は僕達に仲間を教える。僕達は君達の扱いに恩情を要求し、”一緒にいられるようにする”。紛れて逃げるよりは確実でしょう?」
「……私達の願いは、年少組だけでもここから逃がすこと。彼らは組織に拾われなければ死んでいたも同然の子たちなの」
リザードマンの少年は、見た目からして10歳前後と言ったところか。少年はドワーフの少女の言葉に面食らい、必死に首を振る。その眼差しからは大人に対する不信感が酷くにじんでおり、キーゼを睨みつける。
しばしにらみ合うキーゼと少女。このままではらちが明かない、とアズルノはその2人をとりあずナバルジャの商隊メンバーに見張らせ、健康診断の続きをと促した。
「問題解決ねぇ。私に手伝えることがあるなら何でもやらせてもらうわ」
と、気合が入ったアルト=ミルドレッド=バ・ロッサはハートの里とダイヤの里に振り分けられた難民たちの移動準備をしていた。特にダイヤの里に振り分けられた人々はケガや病気で弱っている人々だ。話し相手になるだけでも彼らの不安を紛らわすことができた。
その一方エーテルリンクで栗鼠を2匹にした上〈捜波〉〈看破〉〈天眼〉の三種スキルを展開し、構成員を探し出そうとする。
(こっちに来ているという事は、健康診断では分からなかったという事)
自分が、最後の『目』になるのだ。責任の重さを感じつつも、彼女は笑顔で作業に当たる。が、その最中、彼女の目が赤い何かを捉えた。だが、それは12歳位の豹らしきハーフビーストの子供で両親と思しき同種の男女と一緒である。
(念のため)
アルトがその子に話しかけてみると、たまたま赤い紐を髪に結っている少女だった。実際、報告の際囚われたドワーフの少女が持っていた赤いリボンに比べ色褪せているように見える。
(こういうパターンもあるとは)
内心安堵するアルトではあったが、気を取り直し、周囲を見渡す。そして……家族にしては浮いているようなハーフリングを見つけた。
「ちょっといいかしら」
内心緊張しながら、アルトは声をかけた。
「はーい! それじゃこれから行く里について説明するよー!」
と、札によって分けられた人々に笑顔で対応するサフィラは、特に家族や親、同行者がいない子を重点的にチェックしていた。
その中で、幼いエルフの子と身を寄せ合うフェレットだろうハーフビーストの子が不安げにサフィラを見る。彼らには赤いリボンはない。だが、明らかに何かを必死に訴えるような眼をしていた。
(札はクローバーだけど……)
「ごめんね。こっちの里に変えてね」
と、スペードの里の札に取り換える。そして、この2人について報告しようと決めるサフィラ。子供たちが安堵するその足元、ほんの少しだけ赤いリボンが顔をのぞかせていた。
しばらくして、避難を希望した難民を全員振り分けることができたものの……、幾人かの子供達が離れた場所に集められた。勿論他の難民には見えない場所である。
「……どうしても、話さないつもりですか?」
捕らえられたドワーフの少女とキーゼがにらみ合っている。傍らには猿轡をされ〈光縛呪〉で戒められたリザードマンの少年と、サフィラからスペードの札を与えられたエルフとフェレットのハーフビーストの姿が。一同は、改めて複雑な気持ちで子供達をみた。
「ちびたちは逃がしてあげて」
ドワーフの少女の言葉に、キーゼを始めとする一同は口を噤む。だが、ややあってエルフの子が口を開いた。
「毒を持つのは15歳以上の者だけです。だから、ブリちゃんのお口の、外してください。それに、14歳以下の子たちは難民キャンプの情報を聞きお兄ちゃんに知らせることだけを任務にしていたから……」
ブリちゃん、というのは猿轡された少年の愛称らしい。リザードマンの少年は、恨めしそうにキーゼ達を見つめている。そのお兄ちゃん、というのがまとめ役なのだろうか。
ややあって、ドワーフの少女が口を開いた。
「温情なんていらない。帝国の手に落ちるぐらいなら……っ?!」
ドワーフの少女がどこからともなく小瓶を取り出したが、表情を険しくした。いつの間にか別の物とすり替えられていたらしい。そう言えば、アルトが報告に来た際彼女の傍を通っていたかもしれない。その刹那にすり替えていたとしたら……。
ドワーフの少女は今にも泣きそうな顔でしばし考え……やがて力のない声で名簿を持ってくるように言った。
「ここにいるメンバーの中で、私だけが毒をもっていたわ。残りは……」
との子供達を選ぶ。勿論、ここに居ない者についてだ。その中にはアルトが声をかけたハーフリングや、サフィラが声をかけたリスのハーフビースト、念のため再検査しようとキーゼが止めていたハーフリングの少年が……。
「本当に、一緒にいられるようにしてくれるの?」
少女の言葉に、キーゼは頷いた。
振り分けの際絵札を利用したことで難民の避難はかなりスムーズに進んだ。その上、ニーズに合った割り振りであった事もあり、その後の問題もほとんどなかったらしい。そのことには、一同胸をほっ、と撫でおろす。
また、徹底したチェックにより、難民の中から複数の構成員を見つけることができた。が、ドワーフの少女は12歳以下の子供の名前を告げてはいなかった。彼女はこれ以上は言わない、と言って口を閉ざし、キーゼは頷くしかなかった。
(これで全員だと……いいのだけれども)
サフィラは、どこか悲しい横顔をした子供達を思い不安げに見つめた。
その時、森の何処かで「さよなら、お兄ちゃん」という声が聞こえた。その声は里のエルフに手を引かれ、クローバーの里へと向かっていった。
●新たなる牙を求めて
避難する人々が面接を受けていたころ。別の場所では帝国兵の選考会が行われていた。ナバルジャは集まった者達を見、真剣な眼差しを向ける。
「皆引き締まった顔をしているな……」
ナバルジャが集まった者達をみていると、一人の女性が参加者たちの前に立っていた。エミリア・シバである。彼女は明るい笑顔で参加者達を出迎える。
「はぁ~い、おねえさんに注目! 今から簡単に試験内容の説明と、武器の使い方のレクチャーをするわよ~」
彼女曰く「当てるだけの訓練だとちょとハードル上げすぎちゃうと思うから、試験官はやめておくわ」だそうな。まぁ、実際素早いから、ハードルを上げてしまうだろう。
彼女は武器の振り方を教え、体を動かす事で準備運動代わりにしようと考えたのだ。〈教導〉のお陰で〈武術知識〉をわかりやすく教えることができたのだろう、参加者たちはいい動きをするように思えた。
「いいアイデアだな」
ナバルジャが感心したように頷けば、エミリアは微笑んでウインク1つ。
「緊張でがちがちになってたり、余計な熱が入りすぎてたら試験で実力出してくれないと思うのよねぇ。それに、センスがあれば合格しやすくなると思うの」
「確かにそうだな……」
エミリアの提案は効果的だったようで、ほどよく緊張をほぐした参加者たちのいい表情を見ることができた。
そんな彼らを迎えるのは試験官のナタリア・フィッツジェラルド、ケン・Z・ブラッドリー、カンナ 三木、サマエラ=フォリウム、ウォン・ジンユゥ、シニング・W・テュパラの6人であった。
(これ以上面倒事起こされたら叶わねぇよな)
参加者の中に『メドゥの指先』の構成員がまぎれていないか気になったケンは、「兵士希望者の状態を知る為」と称して簡単な身体検査を行った。その中に怪しい人物がいればピックアップしようとしていた。が……、全員簡単に見た限りでは怪しい人は交じっていない。
(思い過ごしか……?)
ケンは内心で首をひねりながら参加者の様子を伺う。だが、そこに居る者たちの殆どからきな臭い物を感じ取れなかったのである。
(まぁ、念のため注意しておこう)
ケンは気を取り直し、参加者たちを面接に向かわせるのだった。
面接を担当することになったテュパラは早速参加者の一人を呼ぶ。
「よっし、次!」
「おう!」
来たのはテュパラ同様耳と尾以外ほぼヒューマンに近いタイプのハーフビースト。彼は何かを察したのかより緊張を解しつついい顔でテュパラの前に座った。
「簡単にでいいから、身の上とか話してほしい」
「俺は……」
と、ざっくり話を聞きながら怪しい所が無いか確認する。情報は他の試験官やスタッフと共有するのだ。
(自分と似た境遇なんだなぁ)
偶然にもそんな人物に会いほんのりしみじみしてしまったテュパラであったが、彼の意気込みを聞いておく事も忘れない……が!
「俺、姐さんみたいに強くなって生まれ故郷の南部を取り戻したいっす!」
と凄く熱く語りちょっとテュパラが押され気味になるという一幕も。
「わかった、わかった! 実技を待ちなよ? はい、次!」
テュパラが気に入ったらしい若者を立たせ、次の人を呼ぶのであった。
一方サマエラの前にも面接に来た若者が一人座っている。こちらは妙に空気が張り詰めていた。
「なぜ戦いたいのか、どう戦いたいのか。それを簡単でいい、教えてくれ」
紫の瞳に見つめられ、僅かに口ごもる小柄なゴブリナ。だが、彼女はややあって少しずつ、淡々と語る。
最後に「恩人の仇を討ちたい」と酷く熱い熱と苦みを込めた彼女に、サマエラは聊か不安を覚える。
(少し自己制御に難があるかもしれないな……。だが、本人は……)
その自覚があり抑えているのだな、と内心で頷いて実技に向かうように言ったのだった。
面接の後は実技試験となるのだが……。
「フハハハハハ!」
なんか、すっごく尊大な雰囲気の高笑いが聞こえた。その正体はウォンである。ぱっ、と見た感じではリザードマンかと思ったがヒューマンらしい(仮面がリザードマンっぽく見えたのであるbyナバルジャ)。
(さて、兵を募るとなれば、我は実技試験官が最も妥当であろう!)
と考えて試験官として立候補したウォン。そこまではまぁ、普通である。
「だが、生半可な試験では依頼主も迷惑しよう」
「まぁ、そういう考えもあるな」
と、相槌を打つケンの目の前でウォンは〈輝足〉を発動。回避を底上げし、それに〈天眼〉で視野を広げていた。
「ふっ……。徹底的に相手の間合いを避けることで完璧な回避を見せつけてくれるわぁ!」
「……や、やりすぎんなよ?」
ケンは、とりあえずつっこみ交じりに忠告しておいた。
実際、ウォンの作戦に翻弄される者が多かった。〈輝足〉は5ラウンドの間反応速度を増加させる効果を持つ。うっすらと透明な光に包まれたウォンの足は滑らかな動きで参加者の攻撃を捌く。
(もし我が素晴らしき回避能力を上回るのであれば、兵士となる前に弟子にしてやっても良いぞ?ん?)
なんて思っていたらとあるエルフの少年が素早い動きで隙を付き、攻撃を2度当ててきた。
「ふんっ!」
ウォンは砂漠の民風の黒衣を靡かせ、棍を本気で奮う!
(本気を出せばうぬらなんぞに負けはせぬのだからな!)
防ぎきれず、崩れ落ちるエルフの少年。だが、早速有能な人材の発見に一同沸き立つ。
「うぬよ、力が欲しくないか?」
助け起こしながらそう声をかけるウォンであった。
そして、別の所から歓声が――!
「さぁ、こぉい!!」
カンナは武器を横に置き(!?)、鎧を着こんだ状態で張り手の構えで参加者を待ち構えていた。参加者は武器を持っているのに……である。
「……よしっ!」
参加者の一人であるドワーフの青年は困惑したが、攻撃しようとする。カンナは避けないから攻撃は当たるのだが……?
「はあっ!」
カンナの強力な張り手で青年はよろけ、後ろに引かれた線を踏み越えて倒れる。ここでは『張り手で線より後ろに突き飛ばされたら失格』というルールになっているのだ。
「踏ん張らねぇと立派な横綱騎士になれねぇべ!!」
「横綱だか何だか知らないけど、俺は兵士になりたいんだよっ!!」
カンナの言葉に対し突っ込みを入れる青年だが、ルールはルール。彼は失格である。
(……こういうのも、ありなのか……)
すぐ近くで試験を行っていたナタリアは、カンナの試験法を見て少し考える。カンナの行っている試験は足腰が強かったらクリアできる内容だ。
そんなナタリアはオーソドックスに盾を持ち身構えていた。
「盾で往なした場合も『当たった』事になるのか?」と確認したところ、今回は『当たった事になる』そうな。故に、彼女は剣で切り結ぶ形で行っている。
挑戦者は真剣に立ち向かい、隙をついて盾やナタリアを攻撃する。
(なかなかいい腕をしているな)
ナタリアは小さく笑いつつも相手の動きを見ながら内心で「いざとなれば光縛封で経路を塞ぐか」とか思うのだった。
何度か試験を行いつつ、失格判定で去っていくものを見送りながら静かに思う。
(彼らから見た規格外を相手しても最善を尽くせるかどうか、ここらで篩にかけねばな)
故に、もしかしたらちょっと厳しめな試験になったかもしれない。だが、悲し気に去る背中を見つめながらも、彼女は首を振る。
「その根性は嫌いではないが、匹夫の勇という言葉もある」
諭すような言葉は、届くだろうか……。
サマエラが試験相手に合わせ調節しながら実技試験を行う一方、テュパラは重たい鎧を着て自分の動きを阻害した状態で相手と対峙する。今、丁度獅子のハーフビースト、ユジンがサマエラと切り結んでいた。
(なかなかいい腕しているな)
と見ていたケンだが、次の参加者が彼の前にくる。彼はノービスブレードを手に参加者を出迎え、〈威圧感〉を放った。参加者は少々怖気づいたものの、意を決してケンへと槍を振るう。ケンはそれをいなし、ノービスブレードで攻撃を返す。
これは彼なりに『メドゥの指先』の構成員を見つけ出すためのアイデアであり、ノービスブレードを試験に使用することで『参加者に紛れた構成員を倒した際の言い訳』に出来るというわけだ。
(……こいつも違う)
だが、今の所怪しい人物はいない。ケンは「思い過ごし……か?」と呟き首をひねった。
こうして、試験は終わり300人近いの参加者の中から120人ほどの合格者が出る。しかも、その内7人は授恵者であることが判明し、相談の結果採用されていた。その中には獅子のハーフビースト、ユジンの姿もあった。
合格発表の後、集まった120人を前に並ぶ試験官担当の冒険者たち(エミリア含む)。サマエラは彼らを真剣な眼差しで見、誰も『不要な慢心や増長』が見られない事に安堵していた。
「皆、合格おめでとう。私から、一言だけ君たちに伝えたい」
彼女は全員に穏やかに言い、表情を引き締める。
「己を知らなければ、周りまで巻き込んで、共倒れし兼ねない。それだけは、忘れず……皆、生き抜いてくれ」
「おうっ!」「はいっ!」「ありがとうございますっ」
参加者たちが熱のこもった声を返す。冒険者たちは、彼らならばきっとともに戦い抜き生き残るだろう、と思いたくなった。
ケンが懸念した『メドゥの指先』構成員の入り込みは、幸いにもなかった。話によると、避難を希望した難民に紛れ込んだ構成員はほぼとらえる事ができたという。
(よかったのかも、しれないな……)
ケンが一人安堵していると、ウォンとカンナが彼を呼んでいた。今回の試験の跡片付けが始まるらしい。ケンは「あぁ」と返事を返すと2人と共に片づけを始めた。
避難していく者、兵士となり戦う者を選ぶ者……。それぞれの選択を支えた冒険者たは、これが良いものになる事を祈るばかりであった。
一方、捕らえられた『メドゥの指先』構成員の子供達の身柄は帝国軍に引き渡される。しかし、『行っていたのが情報収集のみであった事』『一部を除き低年齢である事』を鑑み拷問などは行わず、しばし観察することとなった。
赤いリボンを持った幼い構成員たちは皆「お兄ちゃん」や「頭」と呼ぶ存在は話すも詳しくは語らない。だが、自害した少年の話になると皆目に涙を浮かべ、冥福を祈っていた。
「私たちは、これで全員じゃないのよ。ここにはいないけど、もっと仲間がいるの」
面会したキーゼ達に対し、ドワーフの少女が真面目な顔で答えた。傍らのリザードマンの少年が冒険者たちを睨みつけながら唸る。
「『メドゥの指先』が無ければ、俺たちは死んでいた。頭が居なければ俺たち居場所を得られなかった。だから、これ以上は言わない」
「……そうですか……」
キーゼは子供達一人一人の冷たい眼差しを受けながら、静かに相槌を打つ。傍らのリヴィエラは、何が起こってもいいよう傍で子供達を見るが、ただ空気が張り詰めるだけである。
自害した少年の言葉が正しければ、彼らはレビジュ・バトーという少年の元についていることになる。だが、皆その事について固く口を閉ざす。
「本当に、離れ離れにならないよね……?」
赤いリボンを握り締めたままのフェレットのハーフビーストが心配そうに言う。だが、キーゼ達の口からは何も言う事が出来なかった。すべてを決めるのは帝国側なのだから。
「約束は、守ってくれよな……おっちゃん」
リザードマンの少年が、キーゼの青い目を鋭く睨みつけてそう言った。
(終)
マスターコメント
イベントシナリオ普通 報酬:多い19 / 5〜25人
2021年05月28日 23時34分04秒 公開
参加者
相談掲示板
さて、お願いしますね まああまり相談もいらなそうな内容ではありますが。 【2】について言えばですが。 難民の避難先決めや適性を見るために、面談、身体測定をする、という名目で一人ずつチェックは可能かもしれませんね。 特にこのあたりの年齢なら今後の移動などの適性も考え、という名目も立ちますし。
No.2
よろしくお願いいたします 【1】の特異個体でない疑惑の生き物ですが、 亜人語などで語りかけてみればコボルトかそうでないかは判断付きそうですよね 種族はゴブリンかハーフビースト、ドワーフ……あたりでしょうか
No.3
|-・)ソッ… リヴィエラだ、よろしく。 【亜人語適性】なんだが、これはQ&Aにて補足されている通り、取得しても会話が可能になるわけではないんだ。意図的に他種族に扮しているのなら、【洞察】で見破れる…かもしれない(かもしれない
エルフのイズレンディル・パラリムと申します。 宜しくお願い致します。 そうですね、基本的にはあまり相談も不要な無いような気がいたしますね。 その中でも、各自の行動が食い違うと良くないのでざっくりでも合わせておいた方が良いのはこのあたりでしょうか? 1.【1】のコボルト?の対処方針 2.【2】の避難民の各里振り分け方針 3.【2】の構成員調査の方法 コボルト?に関しては正体を調査するまでは既定路線として、その後は説得するのか倒すのか捕縛するのかとっちめるのか…等々ありますし。 【2】は、振り分けの指示がバラバラ、調査方法が食い違って他の人の作戦を潰してしまう、等は避けたいですからね。 私自身は【1】か【2】のどちらかで考えております。 人数を見て決めようかと思っているのですが、今のところは【2】の避難民誘導でとは思っております。各里の特性に合わせて振り分けをしていきたいですね。 >【亜人語適性】 相手の言葉が亜人語適性で認識できるかどうか、という確認方法でしょうね。コボルト語ではない、ということはわかると思います。 >一人ずつチェック 名目は十分ですし確認出来そうですね! 同時に一人ずつチェックをするという話を告知した時に不審な動きをする人がいるかどうか、等でも調査をすることが出来そうです。
No.5
>亜人語適性 なるほど。語りかけるとあったのでそのために使うなら適切ではない…と言いたかった。失礼した。 イズレンディル殿の言うやり方であれば有用であると思う。 あと、すまない、私がこちらにまた腰を据えて参加できそうなのは、持っている依頼が出発してからになりそうだ。22日だな。ネーヴェ嬢とサフィラ嬢とともに【2】に赴く予定だ。 もちろん、それまで相談板は逐次チェックするつもりだ。
| 壁 |д・)チラ にゃ…シーフのサフィラだよっ (リヴィエラの後ろからぬっと) リヴィエラが言ってくれたけど あたしも【2】の難民誘導にいくよ! どういう風に難民を割り振るかは よく考えた方がいいかもねっ 参考までに避難先まとめだよっ ハートの里:4つの里の内一番大きい。 ダイヤの里:水が豊富で薬草やヒーラーが多い。 クローバーの里:里一丸となって子育てをする習慣がある。 スペードの里:日当たり良好だが4つの里の中で一番小さい
ウォーリアのアルベルト=V=シュタールシュヴェーアトだ。 よろしくな。 俺は今回【1】に行こうと思う。 エルフの助っ人ってことで『コボルト(仮)』と一騎打ちをするのも面白いかもな
No.8
>【亜人語適性】 すみません、言葉が足りませんでした イズレンディル様が仰ったような確認方法を想定しておりますが リヴィエラ様の案も良さそうです、ありがとうございます というわけですので私も【1】へ 特異個体?コボルトの対処をと考えております
ゴブリン、サマエラだ。 よろしく頼む。 私は【3】で、審査役に入ろうかと。 もし人数に過度の偏りがあれば、他のところでも……とも思っていたが、 ひとまずこのままで、問題無さそうか。 【2】内での構成員調査、名目立てて一人ずつ確認すれば確かに、見落としも無くなりそうだ。 チェックされると聞き、複数人同時に反応されると、服毒など止め難いかもしれないので、 まずは面談とだけ伝えておいて、身体測定へは流れで移るようにするのも、良いだろうか。
サフィラさん、まとめて頂きありがとうございます。 誘導の方針は良く考えて共有したいですね。 リヴィエラさん、今は依頼が沢山出ておりますからね。無理ないようにして頂ければと思います。 >【2】の難民誘導方針(仮) 誘導方針ですが、仮案を出させて頂きますね。 叩き台程度に見て頂いて、ご相談が出来ればと思います。 (1)ハートの里:4つの里の内一番大きい。 健常者や団体での希望者。基本的には此方へ誘導。 (2)ダイヤの里:水が豊富で薬草やヒーラーが多い。 怪我人や病人、持病持ち、体調不良の方 (3)クローバーの里:里一丸となって子育てをする習慣がある。 子供や子連れの家族 (4)スペードの里:日当たり良好だが4つの里の中で一番小さい 難民内でも馴染めていない人、大人数の集団行動が苦手な人 >【亜人語適性】 すみません、口を挟むのは差し出がましいかとは思ったのですが、意図の認識は合っていたようで良かったです。
【2】での各里への特徴にあわせて難民を振り分けるなら イズレンディルが上げた考え方でいいと思うけど、ダイヤの里には怪我人や病人、体調不良な人だけってしないでその家族ってしたほうがいいんじゃないか? あと奴らの手先のことは身体検査で目星つけて振り分けるふりして別に分けて拘束ってのが順当だけど、全員ひとかたまりにするとその状況で感づかれてしまう恐れがあるよな そういや、【3】で試験する希望者の中にも奴らの手先が混じってる可能性はあるのかな?
おっす、シーフのテュパラだ。よろしくな! 今ん所少ないのは【3】か? とりあえずそっちの方向でやろうと思うぜ 試験対象に混じってる可能性は0じゃねぇと思うけどそのへんはわかんなそうだな それこそ試験の方は念入りにチェックする口実があるから簡単に身辺調査までしてもいいかも?対象も少ねえだろうし 身体検査で拘束すんなら細かく分けて順番にでいいんじゃねぇか?難民何人いるかわかんねぇけど数名程度だったらそんなに気になんねぇと思う もしくは事前に避難民側にちょっと協力してもらうとか? 話通しとくだけでも違うだろ
No.13
持っている依頼が落ち着いたので少し早めにきた。イズレンディル殿、お気遣い感謝する。 誘導方針に異論はない。ケン殿の補足も合わせ概ね問題ない…と思う。 メドゥの指先の構成員の見分け方なんだが…面談時に難民しか答えを知らず、かつ正しい答えを知らなかったとしても答えに窮することのない問いをする…で振り分けられないだろうか。といっても、まだ具体的なものは考えられていないのだが…
さて、言い出した手前、【2】の面談~身体検査の流れは僕がまとめましょう パラリム氏は区分けのたたき台を、ケン氏は補助に感謝を。 困った時はパラリム氏ですね、本当に パラリム氏立案の区分けをするための簡単な検査、という名目で個々人をそれぞれ。 それに合わせて構成員探し、ですね。 勿論、避難先の方や難民の大人の方にも手伝ってもらおうかと。 まあ、引っ掛けは、「メドゥの指先構成員がこういうことを起こした」と言ってしまえばいいかと。年齢的にまだ甘いでしょうから、洞察などである程度見切れる気はします。 ただ…流石に女子相手に僕がやるのもまずい気もするので、その辺りの補佐は欲しい気はしますね
No.15
…字数、大丈夫か?|-・) 引っかけの内容は了解だ。洞察は…私はちょっと出発までに取る余裕が…ないかも。早めに結果が返ってくることがあればあるいは、か。だからそれは誰かに任せる形になると思う、すまない… なので誘導に回ろうかと思うが、構成員探しの人出が足りなければ準備はしておく。
顔を出すのが遅れまして申し訳ありません。 ネーヴェ・グラヌローザと申します。今回はリヴィエラ様、サフィラ様と共に【2】で動きます。どうぞ宜しくお願い致します。 イズレンディル様とケン様、キーゼさんはそれぞれまとめと方針の書き出しをありがとうございます。 【洞察】でしたら所持しておりますので、宜しければ女児相手は私が承ります。更に【看破】か【話術】があれば精度も上がるでしょうか。
No.17
リディリディといいます・・・。 よ、よろしくお願いします。 【2】の方が多いですね。 メドゥの指先が関わっているようなので当然なのでしょうが・・・。 私は【1】へ参加することにします。
ケンさん、ありがとうございます。家族の方など希望者は一緒に居て頂いた方が良いですよね。 皆さんの意見をお伺いした後に一度まとめ直そうと思いますので、その際に修正致しますね。 私が困った時はキーゼさんに、ということでお願い致します(笑) 【2】の誘導、作業についてはそこまで分担も不要でしょうか。 構成員探しの面談~身体検査の中でも後でも良いので、状況や希望を確認して回ったり、実際に各里へと誘導をしたり、誘導用の立札を用意したり……等々、出来れば良いかなという印象です。 分担や協力連携等など何かありましたら仰って頂ければと思います。 【1】は調査→戦闘→尋問か説得か投獄か…のような流れでしょうか? アルベルトさんが一騎打ちされる案も出ておりましたね。
遅くに入った上に悩んでしまったので顔出しが遅れてしまったわね。 取り急ぎの顔出しになるけれど、おねえさんは人数の少なさそうな【3】を担当しようと思うわ。
アルトよ はいっておいてなんだけど… なんもやること考えてないわ( どうしよう( ということで、誰か誘ってくれると助かるわ(
レナ・フォルトゥスですわ。今回は、ダルタニアと共に行動させていただくわ。 【1】で、行動させて頂くわ。 なんとなくだけど、察しが付いているわ。
あ、わたくしが、ダルタニアというものでございます。 皆さん、宜しくお願いいたします。 わたくしも、レナさんと共に【1】で調査いたします。 エルフの里の皆さんが、「コボルト」って思っているようですが?? ふと思ったことを言いますが。わたくしと同じイヌの「ビーストハーフ」ではないでしょうか?? 何を考えてるかはわかりませんのですが…
取りあえず俺は人手が少なそうな【3】に回ろうかな 兵士になりたい希望者も避難する人たちと一緒に健康チェックとして身体検査を行ってもらおうかと思っている その段階で怪しい人員のリストアップ済ませて、その中から兵士として紛れ込もうとしているやつを試験という名目で気絶させて確保しようかと思っている だから俺は実技の試験管として動く 問題は授恵者の構成員がいた場合だな 即採用と条件には書かれているが一応戦えるかどうか判断するためとか言って実技試験受けさせるってありだと思う?
No.24
ふむ… ちょっと現時点での振り分けをまとめてみた。 アルト嬢、参考にしてくれ。キーゼは【2】でよかったか…? 【1】 アルベルト イデア リディリディ レナ ダルタニア 【2】 イズレンディル(予定) リヴィエラ ネーヴェ サフィラ キーゼ 【3】 サマエラ シニング エミリア ケン 他の者も、もし行き先が違っていたら教えてくれ。 【2】の誘導だが、女性や子供、病人などの移動の際は護衛がいた方が安心するだろうな… 私は面談時はネーヴェのそばに、誘導時は護衛に回ろうと思う。
さて、リヴィエラ氏はとりまとめ感謝を。 ええ、【2】で構いませんよ ひとまず、僕の方が以下のようにプレイングに記してあります。 【2】避難準備補助+指先構成員確保 作戦 避難先の選定という名目で、難民への面談と簡単な健康診断実施(個人~家族での極少数) 来往している受け入れ先の者やNPCも手伝い依頼 構成員確保の為、ヒューマン以外の10~17歳へは特に詳しく 牢の中で一人服毒自殺した、等と引っ掛けも用いあぶり出す
人数確認ありがとな アタシのはあってるぜ 授恵者の試験もしていいと思うぜ? 一概に授恵者ってもどのくらいできるかわかんねぇとどう働いてもらうか決めにくいかんな 確定とはいえ一回見とくのは大事だと思うぜ そもそも見つかったら要相談ってことになってるからどっちのパターンでも対応きめといてもいいかもな
リヴィエラさん、まとめて頂きありがとうございます。 2の誘導の担当は少なそうですので私も2で大丈夫です。 私自身の行動としては下記のどちらかとは思っております。 良ければ同対応の方は分担させて頂いてよろしいでしょうか? 下記1を実施頂ける方がいらっしゃれば2を実施したいと思っております。 1.各里振り分けの為、難民の状況確認と希望の聞き取り 2.里への誘導、案内(道案内やその段取り等) 私のプレイングに先ほどまとめた下記の内容を記載しておきますね。 良ければ、パラリムの難民誘導方針参照、等と記載頂ければと思います。 *** 【2】難民誘導方針 家族や同行希望は同里とする ハート:基本の誘導先。主に健常者や団体希望 ダイヤ:要治療者(怪我や病気、体調不良等) クローバー:子供や子連れ スペード:難民内で馴染めない、集団行動が苦手
No.28
明日出発か。メールが来たのでびっくりした。早めに詰めないとな。 キーゼ殿、イズレンディル殿はプレまとめありがとう。 サフィラ嬢は、面談が終わった者をグループわけし、どの里にいくのか説明する係をすると言っていた。私は先述の通り避難民の護衛で… 「難民の状況確認と希望の聞き取り」は面談に組み込まれていると思い込んでいたんだが(そうすると担当はキーゼとネーヴェになる)、違っただろうか…
飛び入り参加の形となってしまったが、許せ。 我こそは真なる力の求道者、ウォン・ジンユゥである! さて、取り急ぎ【3】への参加を表明しておく。 弟子探しのついdげふんげふん。有能な兵士や授恵者探しを、実技の試験官として担当しよう。 試験の要綱に従いつつ、授恵者を探し、怪しい者は取っ捕まえれよいのだな?
ナタリア・フィッツジェラルドだ。書き込みが遅れて申し訳ない。 選択肢に関しては2か3か迷ったが、SPとの相談の結果、3にする事にした。 2だとエンパシーが役立つんじゃないかとも思ってたのだが、習得にしても安いものでは無いんだ。 【1】 アルベルト イデア リディリディ レナ ダルタニア 【2】 イズレンディル リヴィエラ ネーヴェ サフィラ キーゼ 【3】 サマエラ シニング エミリア ケン ウォン ナタリア
>ナタリア様 エンパシーありがとうございます、とても便利そうだと感じましたので看破から付け替えましたわ。確かに健康診断と称してさり気無く触れることは出来そうな気が致しますわ。
パラリム氏は区分けに感謝を リヴィエラ氏の言うよう、1に関してはこちらの領分なので一緒にやっておきますよ? ナタリア氏も助言感謝を
私としたことがうっかり、書き忘れてしまいました。 >イズレンディル様 区分けありがとうございました。誘導方針を書いて頂けるのは大変助かります。 リヴィさん、キーゼさんの仰る通り、1に関してはこちらで引き受けるつもりでおりました。お任せくださいましな。 それと私は面談時に難民の方へ、里の記号に合わせた絵札をお渡ししようかと考えております。絵札をご覧頂ければ、よりスムーズに誘導出来るかと思いまして……マスタリング対象になる可能性は御座いますが、一応お知らせを。
おっけ、リヴィエラさんありがと それじゃ私も2にしようかしら…何が出来るか分かんないけど( 【1】 アルベルト イデア リディリディ レナ ダルタニア 【2】 イズレンディル リヴィエラ ネーヴェ サフィラ キーゼ アルト 【3】 サマエラ シニング エミリア ケン ウォン ナタリア
私もリヴィエラさんの仰る通り面談で確認頂けるのかなとは思ったのですが、明言は無かったので念のため確認させて頂きました。構成員調査に重きを置くこともあるかと思いまして。 どうしてもこの辺りは心配性なもので…ご容赦ください(苦笑) キーゼさんとネーヴェさんはありがとうございます。では、絵札を元に誘導を薦めるように致しますね。 >アルトさん 2でしたら出来ることはこのあたりでしょうか?ご参考までに。 メドゥの指先構成員にあたる場合は、服毒自殺されないようにだけお気を付けください。 ・各里振り分けの為、難民の状況確認と希望の聞き取り ・里への誘導、案内(道案内やその段取り等) ・メドゥの指先構成員の調査や捕縛
No.36
>イズレンディル あ、いや、すまない。こちらも確認がしたかっただけなんだ…それ以上の意味はない。 明日は…もう今日か。ともあれ、よろしく頼む。
飛び入り参加だべ おらぁ3番にして、相撲で試験するだべ