『征竜の巫女』と繋がれた稚児
真柄 葉
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シナリオID:892
オープニング
「はい、これで大丈夫よっ!」
――ばしっ!
「いてぇっ!?」
「あ、ごめんごめん」
包帯の巻かれた腕を押さえ涙をこらえる漁師に、ヒルルクはあははと乾いた笑いを向ける。
「いやぁ、巫女殿助かりましたよ」
そんなヒルルクに後ろから声がかけられた。
「おかげで死人が出ずに済みそうです」
「ううん、これ位どうってことないわよ」
声に振り返ったヒルルクは、包帯の男に別れを告げ船長帽をかぶる男の元へ駆け寄る。
「それにしても、こんなに湖は穏やかなのに船が座礁するものなのね」
「この辺りはいい漁場なんですよ。ただ、岩礁が多いので時折座礁する船も出るんです」
「へぇ、結構危ない水域なのね」
「まぁ、欲を出して近づきすぎなければそうそう座礁まではしませんけどね」
言いつつ船長は船縁から顔を出し、船尾を見る。ヒルルクや冒険者達が乗るこの船は、座礁した船を曳航する救助船だった。
「俺達だってそれくらいわかってるさ。何年漁師やってると思ってんだ」
と、不満に満ちた声は先ほど治療を終えた漁師からだ。
「でもな、あんな大波来るなんて予想できるかよ」
漁師は納得いかないと口をとがらせる。
「大波? こんなに穏やかなのに?」
「ああ、俺達が漁をしている時も穏やかだったさ」
「なによそれ。それじゃ、いきなり大波が降ってわいたって事?」
漁師の言い分にヒルルクは眉を顰めた。
「そうさ。何の前触れもなくな」
そんなヒルルクの言い方が癪に障ったのか、漁師は不機嫌に答える。
「そんな事ってあるの?」
その様子に嘘はないと思ったのか、ヒルルクは船長へ話を振った。
「聞かぬではありませんが……もう少し詳しく教えてもらえるかな?」
そう言って船長は漁師に問いかける。
「……まぁ、いいさ。助けてもらったしな。あれは今朝早くだ――」
と、漁師が説明を始める。
漁師の話では、ローレラウラ湖の中央付近にあるこの岩礁域は絶好の漁場で、漁師の間ではよく知られた場所だという。しかし、この海域はマーマン勢力圏との境にある為、刺激しないよう慎重に漁をしていた。そして、漁を終え引き上げようかと網を上げたその時、いきなり大波が船を持ち上げ岩礁へ運ばれたというのだ――。
「あんな大波来るなんて予想できるかよ」
そこまで語って、すっかり肩を落としてしまった漁師。
「強風や地震があったとは聞いていませんから、座礁はそれ以外の原因でしょうが……」
話を聞いた船長が顎を摩る。
「ますます謎ね」
「まぁ、我々がどうこう言っても仕方のない事です。この事は軍に報告して、調査はそちらに任せましょう」
「そうね。この船は救助船だもの――」
船長の言にヒルルクが納得し頷きかけた、その時。
――ゴウンっ!!
船が大きく揺れた。
「うわわっっ!!??」
「なんだっ! どうした!」
甲板や船室から次々に声が上がる。
「船長! 湖面下に影! デカい……! なんだこれ……!?」
そして、マスト上の見張りからは、悲鳴のような震える声が聞こえた。
船長以下水夫達は、すぐに船縁から湖面を覗き込む。
「な、なになに!? 何があったの!!」
ヒルルクと冒険者達も何事かと船縁に集まるが。
「何か居る……マストを張れ! 全力でこの水域を離脱するぞ!」
すぐさま船長が水夫達に指示を出した。
水夫達はすぐに持ち場へと戻ると操船作業に入る。何分もしないうちに、張られたマストが風を孕み救助船の速度がぐんと上がった。
「この水域から離脱します。どこかに掴まっていてください。……湖面の下に何か居る」
「何かって、何が居るの……?」
「わかりません。そもそも、それを調べるのは我々の仕事じゃない。我々の仕事は遭難者を無事に港まで送り届ける事です」
そう答えた船長の声は、今にも震えだしそうなほど緊張感に満ちている。
ヒルルク達も緊張感に包まれる空気を肌で感じ、甲板上を目まぐるしく行き来する水夫達の邪魔にならないように、大人しく隅でじっとしていた。
「この湖って、マーマンだけじゃなくて、そんな厄介なのまで住んでるのね」
ヒルルクは後ろで水夫達の喧騒を聞きながら湖面を見る。そして、遠くなっていく岩礁域を見た――。
「え? ねぇ、今何か見えなかった?」
ヒルルクは共に隅に避けていた冒険者の一人に問いかける。しかし、答えたNO。他の者に聞いてもわからないという。
「おかしいなぁ……確かに見えた気がしたんだけど。――ほら、あの岩なんだけど」
と、ヒルルクが指差した岩山に冒険者達は視線を向けるが、やはり何も見つける事はできない。
「うーん、気のせいだったのかしら……」
納得いかない表情でヒルルクが視線を外そうとした、その時。
「いた! やっぱり何か居る! 船長、船を戻して! たぶん人!!」
一瞬だったが確かに岩陰で動く何かを見た。ヒルルクはすぐに船長に向かって叫ぶ。
「何をいきなり言われるんですか! 今は避難が最優先です! それに、漁船の乗組員は全員救助を終えています!」
だが、船長はヒルルクの頼みを拒否した。確かに船長の言うように要救助者は全て救助船へ収容済みだ。他に救助者がいるという話は聞いていない。
「それじゃ、あれは誰なのよ!」
「そう言われましても……おい、見張り! あの岩礁だ! 何か見えるか!」
それでも引き下がらないヒルルクに、船長はマストを見上げ見張りに指示を出す。
指示を受けた見張りは頷くと、岩礁に目を凝らして――。
「っ! います、船長! なんだあれ、子供……? 遠くてよくわかりませんが、小さな人影が見えます」
と、見張りは甲板に向け叫んだ。
「ほらやっぱり! 船長、船を戻して!」
「……くっ。しかし、ダメです」
見張りの報告を受け、ヒルルクが船長に詰め寄るも、沈痛な面持ちな船長は首を横に振った。
「なんでよ!!??」
「正体不明の生物が湖面のすぐ下にいます。もし襲ってくるような事があれば、この船だってただじゃすまない……いや、沈没する可能性だってあります」
救助船の長として、要救助者が居るのならすぐにでも向かいたいだろう。しかし、この船には既に要救助者が多数収容されている。折角助けた命を危険にさらしてまで不確実な救命を行う事は出来ない。だから、船長は毅然とヒルルクに向かい合う。
「そ、そんな、だからって……」
「この件も軍へ報告しましょう。申し訳ありませんが、我々にはその人影の無事を祈る事しかできません」
船長はトレードマークの帽子をとると、ヒルルクに深く頭を下げた。
解説
マスターより
リプレイ
「……うん。やっぱりだ。これは急がないとヤバい気がする」
甲板に並べられたカードにハーヴィが表情を曇らせる。
「なんて出たの?」
カードを興味深そうに覗き見るララベル・サン・ディーベルが問いかけた。
「えっと、水にまつわる魔獣の暗示が出たよ」
「水にまつわる魔獣って……さっき見えた、あれ?」
「たぶんそう。後は、命の消失の暗示も」
「魔獣に命の消失……。情報としては弱すぎるな」
同じく占いの行方を見守っていたナハティガル=ラーが呟いた。
「曖昧でごめん。だけど、時間がないのは確かかも」
「それは日没までという事かしら?」
と、続いてザザ=ステルヴィナが問いかけた。
「なるほど、そうかも。太陽の暗示も出てたから」
「太陽……」
そう言ってザザは天頂付近にある太陽を見上げた。
「占いどうだったの?」
と、そこへトゥーリが駆け寄ってきた。
「いくつか出たんだけど、結局行って確かめるしかないかも」
トゥーリを迎えたララベルが、占いの結果を簡潔に説明する。
「そっかぁ。あっちはあっちでお船の件で結構もめてるみたいだし、どうするんだろうね」
そう言いつつ、トゥーリは人だかりを指さした。
●
「――あそこに人が居るのよ!」
「それでもです。この船に乗る人間と正体不明の人影。どちらを取ると言われれば、私は迷わず船を取ります」
「この分からず屋!」
「なんと言われようとも結構です。私一人憎まれてこの船が無事であるのなら、安いものです」
「その辺でやめとくのですわ」
平行線をたどる交渉に、バンビが割って入った。
「この船が救助船である以上、要救助者の庇護が最優先なのは当然ですわ。一方、正体不明だとはいえ、要救助者がもう一人いる可能性もある。船長の葛藤、手に取るようにわかりますわ」
「わかってくれるのなら巫女殿を説得してもらえないか」
バンビの達観した物言いに、船長は一瞬表情を歪める。
「そうですわね。ヒルルク様」
「なによ」
船長から視線を移せばこれまた不機嫌そうなヒルルクの姿。
「行くなら行きましょう。こんな所で油を売っていては、ヒルルク様が見つけた人影がどんどん遠ざかって行きますわ」
そう、救助船はこうしている間にも岩礁帯を離れている。
「そうだけど、どうやって行くのよ」
「あれを使えばよろしいでしょう」
ムスッと問い返すヒルルクに、バンビは船尾のロープを指さした。
「漁船だね。確かにあの船まだ使えそう」
と、二人の話を聞いていたエルゼリオ・レイノーラが船縁から後方を確認する。救助船に曳航される漁船。要救助者が使っていたものだが、見た限りそれほど損傷は見られない。
「船は漁師達のものです。使うなら親方に聞いてみてください」
冒険者達の提案に、船長はマストに背を預ける初老の男を指さす。
バンビは船長に礼を言い親方の元へと歩み寄ると頭を下げた。
しばらく続いていた交渉が終わったのか、バンビは親方に別れを告げると、仲間達の元へと駆け戻る。
「船の借用許可が出ましたわ」
「流石バンビさん、これで救出に向かえるね!」
迎えたエルゼリオがバンビを迎えるが――。
「……でも、船はどうやって……動かすんですか」
おずおずと質問したのはリディリディ・トゥラ・イェレミースだった。
「ヒルルクさんが……動かせたりするん……です?」
「えっ? 無理無理。船なんて乗った事しかないわよ!」
「むむ……どうしましょう。借りる事が……出来ても、動かす人が居なかったら……お船って進まないんじゃない……んですか?」
リディリディの言うように、操船には繰り手が必要になる。素人が見よう見まねで動かせるほど操船技術は甘くない。
「リディリディはできたり……しないよね?」
「……できません。というか、最近まで森から出た事が……なかったので、船にもほとんど……乗ったことが、ありません」
と、答えるリディリディが若干ゆらゆらしているのは、もしかしたら少し酔っているのかもしれない。
「それなら、船乗りさんにお願いしてみようよ。ね、ヒルルクさんも一緒にお願い」
「え、わたしも?」
「うん、ローレラウラで困った人のお悩み解決やってるヒルルクさんの頼みなら、聞いてくれるんじゃないかなって思うんだよね」
そう言って、エルゼリオはヒルルクの手を取り交渉へと向かった。
結果、3名の船乗りが名乗りを上げてくれた。もちろん身の安全を保障しての事だ。
「……お船、壊せませんね」
漁船に乗り込んでいく船乗り達を見つめ、リディリディが呟いた。
「うん、あの人達の命も一緒に預かっちゃったもんね」
答えるエルゼリオも神妙に頷く。
「当然、最速で解決してお返ししますわ。さぁ、俺達も乗り込みましょう」
そんな二人に答え、バンビは漁船へと飛び移った。
●
「穏やかだね。本当に怪物なんているのかな」
ララベルが船縁から手を伸ばし湖面に触れる。
漁船は救助船から離れ、一路ヒルルクが人影を見たという岩礁へと向かっていた。
「先ほどの衝撃が何よりの証左。大きな救助船をあれほど揺らす程の巨体だ。この程度の船では襲われればひとたまりもないだろう」
ララベルの呟きに答えるナハティガル。共に救出実行班として動くことが決まった二人は、湖水の動きをじっと観察していた。
「あんなに突然の事だったのに、よく見てたんだね。僕なんてびっくりしてヒルルクに飛びつ……な、なんでもないっ!」
わとわたと慌てながら赤面するララベルに、ナハティガルは首をかしげる。
「しかし、覚えていないのか。港に打ち上がったあの腐肉を」
「……え? もしかして、怪物の正体って」
ナハティガルが何を指してそう言っているのか、ララベルはようやく気付く。
「十中八九あの肉塊の眷属だろう」
それは以前の依頼でローレラウラのある都市に打ち上げられた巨大な肉塊。腐敗が進んでいた為、正体まではわからなかったが、とにかく巨大な死骸だった。
「ええっ! あんなのが相手なの!?」
「可能性は高いという事だ」
驚くララベルにナハティガルは用心しておけと話しかけ、甲板へと振り向いた。
「そろそろ、救助船が揺れたポイントだ。皆、手分けして水面を見張ろう。何か異常があればすぐに声を上げてくれ」
と、辺りの景色を確認しナハティガルが手の空いている者に声をかける。
「今のところ問題ないよ。岩礁まではまだ距離があるけど、しっかり見張るよ!」
船首で船の行き先を見つめるハーヴィ。【超視覚】を持つハーヴィは船の目となり、漁船の進路を見定めていた。
「こちらも今のところ異常は見られませんわね」
まるでシーフのような身軽さでメインマストを登ったバンビ。高所の有利を最大限に生かし見張りを行う。
「それならボク達は」
「ええ、どこから来ても見逃さないわ」
更にエルゼリオとザザが【天眼】で辺りを俯瞰する。角度的に水面下の動きは船からでは確認しづらいが、天から俯瞰できる二人の眼が謎の影を探った。
四人がそれぞれスキルを活かし見張りを行う中、他の者は人影救助に向かう準備を着々と進めていた。
「トゥーリ、付き合ってもらっちゃってごめんね」
「え? それはこっちのセリフだよ。ヒルルクさんこそ付き合ってくれてありがとね!」
命綱や救命浮き輪の準備に余念がないトゥーリに、ヒルルクが声をかけた。
「ヒルルクさんのヒールがあれば、よっぽどのことがない限り大丈夫だと思うけど、一応、念のためにね」
トゥーリは救出のためにと、薬や包帯など医療品等、多数準備していた。
「うん、助かるわ。わたし、そういうお薬の事とかよくわからないから」
「使わないに越した事ないんだけど、念のためにね。あ、そうだヒルルクさん」
話をするうちに医療品の整理を終えたトゥーリが、ヒルルクに話しかける。
「ヒルルクさんが見た人影って、子供だったの?」
「うーん、どうだろう。見張りの人は子供っぽいとは言ってたけど……でも、子供がこの湖のど真ん中に居るのも、よく考えたら不自然よね」
自分であれだけ主張していたのに、冷静になって考えればおかしな話だ。もしかしたら何かの罠の可能性だってある。救助船の船長はそこまで考えて引き返すのを拒否したのかもしれない。
「そう思っても救助に向かおうとするその気持ち。同じヒーラーとしてわかる気がするよ」
「そう? いつも余計な事に首突っ込んでって皆に怒られるんだけど」
「やり方はちょっと過激かもだけどね」
首をかしげるヒルルクに、トゥーリはくすくすと笑った。
「……そろそろ、ポイントみたい……です」
そんな二人の元にリディリディがやってくる。見れば問題の岩礁が随分と近くなってきた。
「ここから……先は、二手に分かれて……救助作戦を行うそうです」
「わかったわ、ありがとう……どうしたの? 顔色が優れないけど、酔った? ヒールしようか?」
リディリディに答えたヒルルクだったが、彼女の様子がおかしい事に気付き、問いかけた。
「いえ……大丈夫です。随分……慣れました。ただ……」
「ただ?」
何やら言いにくそうに口籠るリディリディに、ヒルルクは首をかしげる。
「はい……この底にいる生き物……乗っていた救助船の何倍もあるみたいですし……全員、パクッとやられないかなと思って……」
「こ、怖い事言わないでよ……!」
「そう……ですよね。はい、言いません。聞かなかったことに……してください」
そんなヒルルクに、リディリディはお口の前で指バッテンを作ったリディリディ。
「見張りの人も頑張ってくれてるし、きっとそうなる前に見つけて逃げられるよ!」
そんなリディリディに、大丈夫だよとトゥーリが話しかける。
「はい……逃げましょう。パックンは……いやなので」
こくこくと頷くリディリディに、二人は苦笑しつつ頷いた。
●
点在する岩礁の一つに漁船を寄せた一行は、いよいよ救出作戦を実行に移す。
ザザにウォーターウォークをかけてもらった救出班の四人が湖面に足を下ろし、中継点となる岩礁へ移動を開始する。
そして、残った陽動班は停泊させていた岩礁から離岸し、救出班とは反対方向へと舵を切った。
「さて、こっちに食いついてくれるかしら」
「ぱっくんは……ヤですよ……?」
「私も嫌よ。だから、うまく立ち回らないとね」
「うまく……船乗りさん、よろしくお願いします……私、パックン嫌です」
ザザの言葉にうんうんと何度も頷いたリディリディが、船乗り達に頭を下げた。
「いざとなったら逃げればいいのですわ。こちらにはキャスターが三人もいるんですもの」
「ヒーラーも二人いるし。ね、ヒルルクさん」
と、バンビとエルゼリオもビビるリディリディを励ます。
漁船は岩礁を離れ周回に入る。湖はまだ穏やかだった――。
●
「えっ……ちょっと待って。えっ、どういう事……?」
岩礁の一つに身を潜めた一行。目的の岩礁をハーヴィが【超視覚】で偵察を開始すると、程なくして困惑の声が上がった。
「ど、どうしたの……?」
その声に嫌な予感を感じたのか、ララベルが恐る恐る問いかける。
「あれ、たぶん鎖だ。あの子、鎖で繋がれてる……」
「ええっ!?」
「どういう事だ。漂流したのではないのか」
驚き思わず声を上げるララベルに続き、ナハティガルが少女の姿を確認しようと岩の隙間から顔を出した。
「なにそれ……こんな所に女の子が鎖で繋がれてるって……そんなのまるで『生贄』みたい」
ぽつりと漏らしたトゥーリの呟きに、三人が振り返る。
「生贄……まさか! 急いで助けよう! もし怪物に捧げられた生贄だったら大変だよ!」
トゥーリの無意識の呟きに反応したララベルが、岩礁を飛び出そうとするが。
「落ち着け。ともかく、あちらが動かない事にはこちらも動けない。焦る気持ちもわかるが、機を待つべきだ」
ナハティガルに肩を押さえられた。
「わかってる……わかってるけど……!」
「もうすぐ時間だよ。だから、もう少しだけ待つんだ」
「うん、焦ってワタシ達が見つかっちゃったら元も子もないんだよ」
グッと握った拳を震わせるララベルにハーヴィとトゥーリが諭すように声をかけた。まさにその時――。
遠方で魔法の炸裂音が聞こえた。
「いいタイミングだ。行こう」
それは陽動として怪物を引き付ける仲間達からの合図だった。ナハティガルの声に三人は頷き、ハーヴィがウォーターウォークをかけ直す。そして、少女の救出作戦が始まった。
●
「……ぱくっと食らい付いてくる……でしょうか」
揺れる湖面を見つめながらリディリディが呟く。陽動の第一歩として湖面に【爆炎2】を打ち込み様子を伺っていた。
「……まだ何も変化は無いよ」
次第に波紋が消えていく湖面を俯瞰して見るエルゼリオは、じっと船の眼として辺りを伺っている。
「どうやら、この辺りには居ないのかもしれませんわ。船を動かしましょう」
と、バンビが船乗りに声をかけた。
「そうね。この先に別の岩礁があるからそこを目指しましょう」
そしてもう一人の眼、ザザが船乗りへ行き先を指示する。
「っ!? 待って!! 来た!!」
船乗りたちが持ち場へ着いた瞬間、エルゼリオが声を上げた。
「……来たわね後ろよ!」
ザザもその姿を確認する。湖面の影はリディリディの放った魔法の着弾点を目指しゆるりと影を濃くしてきている。
「……おっきいです」
肉眼でもその影がはっきり見えた。船のすぐ鼻先を巨大な影が浮上してくる。
「っ! 波が来ますわ! 船乗り様、怪物に船首を向けてくださいませ! 急いで!」
と、突然バンビが声を上げた。
船乗りが急いで船先を回頭させ怪物が浮上してくる場所へと船首を向ける。
「皆、どこかに掴まるのよ!」
ザザが叫んだとほぼ同時、船が大きく持ち上げられるように揺れた。
「……ふぅ、何とか無事みたい。でも、よく波が来るってわかったね」
波が去り船上は平穏を取り戻す。エルゼリオが不思議そうにバンビに問いかけた。
「『におい』がしましたの」
「臭い?」
「ええ、湖底の滞った水の匂いとでも言いましょうか。怪物が浮上すると同時に持ち上がったのでしょう」
首をかしげるエルゼリオにバンビが胸を張る。
「すごいね。そういう見つけ方もあるのか。でも、これならもっと精度高く見張れるね」
ふふんと鼻を撫でるバンビに、エルゼリオは微笑んだ。
「しかし、これを相手にするのは骨ね。距離の取り方に気を付けつつ陽動を続けましょう」
と、ザザが皆を見渡す。
「……今度は、もう少し……遠くに打ってみます……」
答えたリディリディが再び魔法具を構える――。
●
陽動班が怪物を引き付けている間に、救出班は目標近くの岩礁まで接近していた。
「なんだあの子……人じゃないよ」
再び【超視覚】で岩礁を見るハーヴィが声を震わせる。
「えっ。どういう事」
肉眼でも状況が確認できる位置まで来たが、見る限り人の少女に見える。ララベルがハーヴィに説明を求めた。
「色白い……なんてもんじゃないよ。青ざめててもあそこ迄青くならない。あれじゃまるで……亜人だ」
「えっ!? 亜人って、マーメイドって事……?」
ハーヴィ―の言葉に、トゥーリが驚きの声を上げた。
「マーメイドの少女が生贄だと……? 一体どういう状況だ」
「そんな事考えるのは後でいいよ! とにかく近くに行って確認しようよ!」
状況を整理しようと考え込んだナハティガルに、ララベルが声を荒げる。
「……そうだな。それでは、まず俺とララベルで様子を見るためにあちらに渡る。安全が確保でき次第、二人も来てくれるか?」
「ああ、わかった。それでいこう」
「気を付けてね!」
ナハティガルの提案にトゥーリとハーヴィが頷いた。
先行する二人はハーヴィにウォーターウォークをかけてもらい、急ぎ目的の岩礁へと向かっていった。
●
「まずいですわね。完全に捕捉されていますわ」
マストから降りてきたバンビが湖面を覗き込み呟いた。
「そんな事よりどうするの! 今度波かけられたら沈没するよ!」
何度も大波をかぶり、船に溜まった水を掻きだすエルゼリオが叫ぶ。
最初は怪物が生み出す大波を巧みな操船と偵察で乗り切っていたのだが、いよいよ怪物も煩わしくなったのか本気を出してきた。
「……やっぱり、ぱっくんな運命だったんですね……こんな事なら、もっとお肉食べとくんでした……」
よいしょよいしょと水を掻きだすリディリディが悲しそうに呟く。
「ほら、頑張って手を動かすの。あの怪物に食べられるのは嫌でしょ?」
そんなリディリディを鼓舞しつつザザは次の一手を考える。
「バンビ、何かいい案はない?」
「ありませんわね。標的が水面に上がってこない事には魔法の標的に出来ませし、当たっても対象がでかすぎてほとんど効果がありませんわ。せいぜい湖面を揺らせて相手を不快にさせる程度ですわ」
「そうよね……ヒルルクは何かいい案――って忙しそうね」
「えっ! 何か言った!?」
ザザはヒルルクに話を振るが、彼女も懸命にバケツを振っている。
「来るタイミングはボクとザザさんに【天眼】と、バンビさんの鼻で予想はつくけど、そんなの関係ないくらい大波だから避けようがないよ」
と、エルゼリオが呟く。最初は船が浮く程度の波だったのが、ここにきて船縁をこえる程に激しくなっていた。
「……挑発やり過ぎました……? 回収用の……このお船が沈んじゃったら……おいくら万ゴールド取られるんでしょうか……」
慣れない肉体労働に疲労困憊のリディリディは、腕を押さえ嘆いている。
「困ったわね。これじゃまともに陽動もできやしない」
皆の意見にザザは再び考え込む。
救助班の安全のためには散発的に湖面を揺らさないといけない。しかし、その度に返ってくる反撃に、船も乗組員も悲鳴を上げているのが現状だ。
「船の維持を最優先に、散発的な挑発にとどめるべき……口惜しいわね」
船の安全を優先するための最善策とはいえ、消極的な行動にザザは唇を噛んだ。
●
その頃、目的の岩礁にララベルとナハティガルが到着していた。
「落ち着け。俺達は敵じゃない」
ジャラリと鎖を揺らし威嚇してくる少女に、ナハティガルが静かに近づいていく。
「だ、大丈夫……? 随分警戒されてるみたいだけど」
「ああ……敵だと認識されているようだ」
ララベルの問いに答えるナハティガル。彼は【亜人語適性】をもって少女の声を聞いているが、恐怖と警戒の感情のみが大きく、その言葉を読み取ることができない。
「でも、やっぱり人じゃないんだね。どうしよう……助けていいのかな」
「うむ……」
そもそも、マーメイドは敵性亜人に類する人類にとっての敵である。特にこのローレラウラ湖では人とマーマン達の覇権争いが数百年単位で続けられている。
「こっちの話は通じない、よね」
「ああ、【亜人語適性】にこちらの意図を伝える手段はないな」
「むむ……」
なおも警戒心剥き出しの少女を前に、二人は次の手を決めきれないでいた。
「うわぁ……足があるマーメイドだ。初めて見たよ」
そんな時だった、後ろでトゥーリの声がする。
「ごめん、そろそろ魔法が切れると思って、勝手に来ちゃったよ」
上陸してきたのは別の岩礁で待っているはずだった二人だった。
「いや、助かる。二人にも意見を貰いたかったんだ」
「この子を助けるかどうか?」
と、ハーヴィの問いにナハティガルは頷く。
「助けようよ!」
そんな二人の話にトゥーリは断言する。
「鎖で繋がれてるなんて、どう考えてもおかしいよ。自分でこんなこと出来るわけないもん。きっと誰かに無理やりに縛り付けられたんだよ!」
「うん、そうだと思うし、助けたいんだけど……」
息巻くトゥーリに答えたララベルは、困ったように少女を見る。
少女はさらに増えた人間達に、相変わらず牙を剥き警戒感を強めていた。
「さっきからこんな感じで……って、トゥーリ!?」
いい方法が思い浮かばなくてと続けようとしたララベルだったが、トゥーリは少女を見据えると一人近づいていく。
ララベルが「危ないよ!」と声をかけるが、トゥーリは気にせず少女の前で膝を折るとじっと目を見つめた。
「アナタはここで何をしているの?」
トゥーリは優しく語りかけるも、少女は敵意を剥き出し睨み返してくる。
「残念だが言葉は通じないぞ」
後ろからかけられたナハティガルの声に、トゥーリは小さく頷くがそのまま話しかけ続けた。
「こんな所にいたら危ないから、ワタシ達と一緒に帰ろ?」
そう囁きかけると、トゥーリは少女の頬に手を伸ばす。伸びてくる手にびくりと肩を竦ませる少女はぎゅっと目を閉じる。
「怖いよね。ごめんね。でも、ワタシ達はアナタを助けたいんだよ」
そっと触れた頬はひんやりと冷たい。トゥーリは怖がらせないようにと、ゆっくりと頬を撫でた。
「……落ち着いたみたい」
しばらくしてトゥーリがぽつりと呟く。三人がトゥーリ越しに少女を見れば、確かに敵意の気配は消えていた。
「ナハティガルさん、あの子何か言ってる?」
「いや、今は何も言っていないな。だが、落ち着いたことは確かなようだ」
ハーヴィの問いに答えたナハティガル。少女はさっきまでの警戒が嘘のように、落ち着き払っていた。
「早くこの鎖を外してあげよう。この子もだけど、陽動班の皆が心配だよ」
「そうだね。日没までにそんなに時間もないし、急いで作業にかかろう」
ララベルの言葉に同意したハーヴィは他の二人にも声をかける。
トゥーリが鎖で傷ついた少女にヒールをかけている間に、三人が鎖を外しにかかった。
鎖は腐食が進んでいたこともあって、比較的簡単に外す事が出来た。
四人はまだ不安におびえる少女を連れ、ハーヴィのウォーターウォークで湖に出た。
●
「来ますわ! 面舵一杯ですわ!」
バンビの声に反応した船乗りがすぐさま船首の向きを変える。
瞬間、大波が船を襲い船体を大きく持ち上げた。
「まずい! 座礁する!!」
浮き上がった船に、船乗りが悲鳴に似た声を上げる。
「えっ!?」
と、船員の悲鳴に反応したバンビが振り向いた時にはもう遅かった。
――ゴンっ!!!
「きゃぁぁ!!??」
船を襲う硬質な衝撃に、ヒルルクがバランスを崩し船から転落しそうになる。
「ヒルルクさん!!」
それをエルゼリオが咄嗟に手を伸ばし受け止めた。
「はぁはぁ……ロープくくっといて正解だった。大丈夫、ヒルルクさん」
「あ、ありがとう、エルゼリオ。おかげで助かったわ」
腕の中に抱くヒルルクに、にこりと微笑んだエルゼリオは視線を動かす。
「完全に乗り上げちゃってる」
船は岩礁に船体の半分以上を乗り上げる形で停止していた。
「他の皆も無事ね?」
ヒルルク同様、湖に投げ出されそうになったリディリディを助けたザザが乗組員の安否を確認する。
幸いに事に誰一人落水する事無く無事だった。
「追撃がないですわね」
皆が互いの無事を確認する中、一人と湖を見つめるバンビが呟く。
座礁し完全に動きが停止した獲物に対し、怪物は何のアクションも起こしてこない。
「興味を無くしたのか、それとも襲えない理由があるのか……どちらにせよ、助かったわね」
バンビの隣に移動してきたザザも共に湖を眺めた。
怪物は湖底に沈んだのか、湖は穏やかな様子を取り戻している。
「……これから、どうしますか……このまま、ここで……夜を迎えるのは……ちょっと、嫌です……」
と、リディリディが恐る恐る声を上げた。
不安気に揺れる瞳で皆を見つめる様は、帰りません? と暗に言っているようでもある。
「でも、船がこんな状態じゃ……」
そんなリディリディに、エルゼリオが困ったように答えた。
「申し訳ないけど、船は一旦諦めましょう」
と、ザザが皆を見渡し問いかける。
「え……でも」
そんなザザの提案に、エルゼリオは答えるでもなく船乗りたちを見た。
船乗りたちは苦々しい表情を作ってはいるものの、これ以上は危険と判断したのか渋々頷く。
「船はまた後日回収をお願いするとして、問題はどうやって脱出するかですわね。救助船が岩礁帯の外で待機してくれているとはいえ、そこまでは結構な距離がありますわ」
方針が決まれば即行動。バンビは即座に脱出の方法の検討に入った。
「岩礁は……他にもいっぱいあるので……ウォーターウォークで、渡っていけば……たぶん、外に出られるんじゃないかと……思います」
そう言うとリディリディは、船から見える岩礁を指さしていく。
「キャスターが……いっぱいいるので、使用回数は……大丈夫だと思います……」
これも幸いか。船には三人のキャスターがおり、皆がウォーターウォークを使用できる。
リディリディはザザとバンビを交互に指さし、最後に自分を指さした。
「それで行きましょう。迷ってる間にまたあの怪物が浮上してきては事ですわ」
方針を決めた以上、迷いはいらないとバンビは皆を見渡す。
「そうね。異論はないわ。皆もどう?」
そんなバンビの意見に同意し、ザザが皆を見た。船乗りを中心にしばらく考え込む者もいたが、最終的に船を放棄して脱出することに決まる。
「あっちもうまく逃げてくれるといいんだけど」
と、脱出の準備を進める中、エルゼリオは目的の岩礁をちらりと確認する。
不幸中の幸いか、船は救助班のルートの正反対に座礁している。こちらに怪物を引き付けている今であれば、救助班が脱出するのもそう難しくないだろう。
「きっと……大丈夫です。怪物は……こっちに夢中……ですから」
不安そうに見つめるエルゼリオに、精一杯の笑顔を向けたリディリディが。
「それじゃ……魔法かけますね」
魔導書を開き詠唱を開始した。
船を後にした一行は、船上で行っていた役割そのままに警戒しつつ湖面を歩く。
魔法を分担してかけ、岩礁帯を渡り歩きながら、一路救助船へと向かい足を速める一行。幸いな事に怪物の追撃に合うことなく、大外の岩礁へと辿り着く事が出来た。
そして、陽も落ちる寸前、ようやく救助船へと帰還した。
●
「えっ……マーメイドなんですか……この子」
トゥーリの背に隠れる少女を覗き見たリディリディが驚いた。
「うん、なんかそうみたい」
答えたトゥーリが背に隠れる少女の頭を撫でながら答える。
救出班は陽動班に先行する事30分ほど前に、既に救出船へと帰還していた。
「結局、何で繋がれてたとかは謎だけどね」
ハーヴィが肩を竦めて救出班の状況を説明する。
「占いでもわからないの?」
「うーん、師匠に占ってもらえば……わかるかなぁ?」
ザザの問いにハーヴィはうぬぬと唸った。
「船は残念だったな」
「うん、必ず回収に来ないと。あのまま放ってはおけないよ」
陽動班の状況を知ったナハティガルに、エルゼリオは湖を見つめながら答えた。
「それでそのマーメイドはどうしますの? まさか飼うつもりですか?」
「飼うって!? 動物じゃないんだし、そういう言い方……あれ、動物じゃないよね……?」
バンビの問いに憤慨するララベルだったが、だんだんと自信がなくなり皆を見る。
「動物に類するかはともなく、助けた以上は保護するべきだろう。なぁ、ヒルルク」
「えっ?」
ナハティガルに突然話を振られ、ヒルルクは振り向いた。
「そうだね。ボクもそう思うよ。第一発見者だし、救出作戦の依頼主だし」
同じくヒルルクを見て微笑むエルゼリオ。
「わ、わたしが……?」
「そうね、それがいいかも。このまま街に連れ帰ったら、どんな未来が待っているかわかったものじゃないわよ?」
と、二人の提案にザザが同意を示しヒルルクを見た。少女はマーメイド。そして、このローレラウラでは人とマーマン達が覇権を競っている。ザザは状況いかんによっては、少女が害される可能性があると暗に言っていた。
「だけど『征竜の巫女』の庇護下にある少女だと言えば、町の人もある程度納得するんじゃないかしら」
「そうだね。巫女……見習いとか、そんな感じで。ダメかな?」
ザザの意見に大きく頷いたエルゼリオも改めてヒルルクを見る。
「折角、岩礁での生贄を回避しても、陸で同様の事態になる可能性がありますもの。それが嫌なのでしたら、受けるべきですわね。俺達一介の冒険者には手に余る存在ですわ、これは」
と、バンビもトゥーリの背にいる少女を指さし後押しした。
「う、うーん。それでいいならいいけど……いいの?」
「いいんじゃない? 選択肢としてはここで湖に返すって手もあるけど……生贄にされようとしてた子が戻ってきたなんて知れたら……マーマンのしきたりはよくわからないけど、あまりいい未来は見えないかな」
と、ハーヴィも「占うまでもなく」と添えて答えた。
「……また、あの怪物のご飯にされる……可能性もあるのでしたら……このまま、連れて……帰った方が、安全とは……思いますけど……街が受け入れてくれるかは……正直、五分五分じゃないですか……?」
「そこは、ヒルルクさんの頑張り次第だろうね」
リディリディの心配にハーヴィはヒルルクの行動を待つ。
「……ねぇ、わたしとくる?」
皆が見つめる中、ヒルルクはトゥーリの背に隠れる少女に近づいた。
「大丈夫だよ。この子はアナタに怖い事しないから」
ぎゅっと服を掴んでくる少女に優しく声をかけたトゥーリは、その背をすっと押してヒルルクと対面させる。
膝を折り手を差し伸べるヒルルクに、少女は何度も戸惑いつつも最後にはその手を取った。
すっかり日が落ちた湖を進む船。皆が少女の受け入れ方法を話し合う中、ララベルとハーヴィは湖を眺めていた。
「マーマン達、怒ってないかな」
「明らかに生贄っぽかったし、どうかな。もしかしたら、怒ってるかも……」
船縁から湖を見つめるトゥーリとララベル。すると――。
遠く闇に閉ざされた彼方から、得も知れぬ巨大な叫び声が聞こえた――。
マスターコメント
ショートEX難しい 報酬:標準8 / 4〜8人
2021年05月20日 18時51分04秒 公開
参加者
トゥーリ
エルゼリオ・レイノーラ
ザザ=ステルヴィナ
- イェレミース トゥラ リディリディ
ララベル・サン・ディーベル
バンビ
ナハティガル=ラー
ハーヴィ
相談掲示板
ハイスピードキャスターのバンビですわ。 救助も最速で行うでよろしくって?
ヒルルクよ、みんなよろしくね! もちろん最速救助よ! 何か嫌な予感がするのよね……
キャスターのハーヴィだよ、宜しくね。 ふむむ、これは一刻も早く救助しないとだよね。ヒルルクさんの言う通り、僕も何かヤな予感がするな。 今回キャスターが僕含め四人もいるし、手分けしてウォーターウォーク+全員がバランス感覚を装備して湖面を歩いていく……っていうのを考えたけど、やっぱこれは無茶かな……? 1か2が無難、1なら船の操縦が任せられるし2なら逆に迷惑かけずに済むってメリットはあるかなと思ってる。
僕はシーフのララベル・サン・ディーベル。 みんな、よろしくね。 無難なのなら2の漁船を借りるだけど、併用してウォーターウォークかけて貰って湖面を走って、先に女の子?の状況確認と救助に行く人は居てもいいかもね(走るのと漁船どちらが早いかは分からないけど)。
No.5
キャスターのリディリディです。 よ、よろしくお願いします・・・。 そうですね、ウォーターウォークは私も考えましたが、水面下に巨大な生物がいるんですよね?船よりもさらに大きい生物が・・・。 水上を歩いたりすると、ぱくっと食べられるのではないでしょうか・・・。
船だと近づくのに手間取る可能性もあるから、走って救助に向かう人はいても良さそうな気がするな。 シーフが適役かなって思うけど、どうだろ。 リディさんの言う可能性を少し考えてみたけど……水面から見たら、人影も船影も大きさの違いが出る程度の差でしかないだろうから、パクッとやられちゃう時は乗ってようが降りてようが関係無いかも。 でも走ってく人は不安だよね……。 うーん、太陽の光が苦手な個体とあるので、エンライトで照らしながら行くのはどうかな。或いは爆発系の魔法スキルか、大きい音を立てて注意をそっちに逸らす、とか。
ヒーラーのエルゼリオ・レイノーラです。今回は宜しくね! >岩礁へ向かう方法 2:曳航している漁船(10人乗りの中型船:損傷軽微)を借りる。 ――で借りた漁船に乗船するメンバーと、 ウォーターウォークで救助に向かうメンバーに分かれるのが良いんじゃないかな? その場合、漁船側メンバーで湖面下の巨影をわざと刺激して漁船側に誘引して、 救助メンバーから巨影の意識を逸らさせるのもありかと思うよ。
トゥーリだよ、よろしく! 魔法は途中で切れたりとか、不安定だったりするし…… 少女を連れて逃げるような展開もありそう? 選択肢なら1か2かなぁ。
キャスターのザザ=ステルヴィナよん。今回は宜しくね。 ……そうねぇ~、岩礁へ向かう方法は2に一票かしら? 1だと既に救出された人達を再度危険に曝す事になってしまうし…。 必要ならウォーターウォークを持って行くわね。
んーと、ここまでの話をまとめると、まず岩礁へ向かう方法としては 「2:曳航している漁船(10人乗りの中型船:損傷軽微)を借りる。」 で大丈夫そうだね。 僕個人としては、エルゼリオさんの立てた案が良いなって思って見てて…… ある程度の距離までは全員漁船で行って、近づいたらウォーターウォーク組と魚さん組に分かれる。 そしてウォーターウォーク組が救出、漁船組が陽動して湖面下の巨影を引きつける。 ……っていうのが良いんじゃないかなって思うんだけど、どうだろう。 他に、こういう方法が良いんじゃない?って言うのがあれば聞きたいな。
シーフのナハティガル=ラーだ。 初見の者も、そうではない者も宜しく頼む。 >岩礁へ向かう方法 俺も【2】が無難なように思う。 ハーヴィやエルゼリオが言うように、漁船で岩礁まである程度接近したらウォーターウォーク組(救出)と漁船組(陽動)に分かれる方向で良いかと。 >班分け とりあえず、俺は救出の方に手を上げておこう。 勿論、移動も可能だ。 救出班として動く場合、フェザーステップと疾風足で岩礁に急行して繋がれている少女を救助。 救助後は漁船に戻り、巨影の対応に回る事を考えている。
No.12
他の案は出てきていませんし、ウォーターウォーク組(救出)と漁船組(陽動)に分かれましょうか。 救出組には移動力の高い方(ラーさんが挙手されています)と、あとはウォーターウォークのかけ直しが必要でしたらキャスターも居るべきだとは思います。 陽動組については・・・、私が爆炎などを放ってみましょうか? あと少女についてですが、何かのわけがあってこのような事態になっているのでしょうが・・・。 果たしてこちらの救出について協力であるかどうかは不明ですね。 PL情報ではありますが、生贄とのことなので、進んで生贄に出ている場合救出には非協力的かもしれません。 鎖で繋がれている状態なので、要らない心配かもしれませんが。
>方針 意見も出揃ったし、 ・ウォーターウォーク組(救出) ・漁船組(陽動) 上記の2班に分かれる形で決定で良いかな? >班分け それじゃ、ボクは陽動班の方を希望しておくね! 光縛封を船の盾代わりにして、巨影からの攻撃を防げないか試してみる予定。 ※敬称略(抜けや勘違いがあったらゴメンね!) ●救出班 ナハティガル ●陽動班 リディリディ エルゼリオ >少女 マーマンとマーメイドが同種族なのか、違うのかは微妙な処だけれど… 鎖で手足を繋がれてる事から、攫われて来た可能性が高そうかな? とは思う。
ごめん、書き忘れと誤字があったから再発言するね。 二班で動くの、了解だよ。 ウォーターウォーク言い出しっぺだし、僕は救出班を希望するね。INIも底上げして来たし多分、大丈夫な筈……。 ●救出班 ナハティガル ハーヴィ ●陽動 リディリディ エルゼリオ 僕はウォーターウォークかけ直しと、あとはエンライトで太陽と誤認させて近寄らせないようにしようか考えてるけど、もしまずかったら指摘して欲しいな。 あとウォーターウォークは、波があると移動が不安定になると聞いたことがあるので、救出班の人達は念のため【バランス感覚】を持って行った方が良いと思う。
2班行動了解だよ。 じゃあ僕も、救出班希望させて貰うね。 ●救出班 ナハティガル ハーヴィ ララベル ●陽動 リディリディ エルゼリオ
俺は陽動の方に入りますわ。戦場を俯瞰しつつ、支援に廻りますわね。
●救出班 ナハティガル ハーヴィ ララベル ●陽動 リディリディ エルゼリオ バンビ
>ハーヴィ 多分、俺とララベルはフェザーステップ+疾風足(移動力10)で岩礁まで急行する事になると思うが、 この場合は移動力の問題でハーヴィを海上に孤立させてしまうので、俺達と共に救出班として動くのは大変危険かと。 ウォーターウォークの効果時間は10分(約120ラウンド)と長い為、 一度付与して貰えれば、生贄の少女を救助して漁船に連れ帰る迄は効果が切れる事はない筈。(多分) 最終的な判断はハーヴィに任せるが、陽動班への参加も一考して貰いたい。
救出と陽動の2班編成で了解よ☆ じゃ、私は陽動の方に行かせて貰うわねん。 ●救出班 ナハティガル ハーヴィ ララベル ●陽動班 リディリディ エルゼリオ バンビ ザザ >行動 魔弾やメテオライト2で攻撃して惹き付ける予定よ。 ある程度、漁船側に陽動した後はアーケインテンペスト改とフリーズボルトで大水蛇(PL情報)の機動力を殺ごうかと思っているわ。
>ナハティガルさん お気遣いとご忠告をありがとう。 そうなんだよね、孤立する可能性は確かに高くて……僕も悩みどころ。 ただ、少女は「岩山と鎖で手足を繋がれている状態」とあるので、これを解放するのは結構骨が折れるんじゃないかなとも思ってて。 移動時間も考えると10分って結構ギリギリなんじゃないかな? って気がするんだよね。 んと、それでひとつ、ナハティガルさんとララベルさんにお願いなんだけど……少女と救出した帰り道、途中で僕も拾って担ぎ上げてって貰うことは出来る? 勿論、様子を見て、早く救出が終わりそうなら自力で戻るよ。そこは【超視覚】で観察してる。 時間いっぱい掛かりそうな時のための保険だと思って貰えれば良いかな、って。 道中は【エンライト】で自分を照らしとくから、陽動班の爆音もあるし、多分そっちに行ってくれる……と、思いたいなぁ。 ここまで書いたけど、これでも問題ありそうだったら、素直に陽動班に回るので遠慮なく言って欲しいな。
何回も申し訳ない……致命的な誤字をしてしまったので再投するね。本当にごめん……。 補足で、保険と言うのは陽動班が機能し過ぎて漁船へ思うように近づけなくなってしまったり、何らかの理由で戻れなくなってしまった時のことも含めて考えてる。 最悪、自分達で歩いて戻れるように、って感じかな。
>ハーヴィ 分った。では、陽動班とは反対方向から岩礁に接近し、 少女救出後は即ハーヴィを拾って漁船に帰還する方向で良いだろうか? 大海蛇が少しでも接近したら、俺達には構わず自分の身の安全を第一に考えて行動してくれ。
>ナハティガルさん うん、それで大丈夫。ありがとう! 出発直前にワガママ言っちゃってごめんね。ナハティガルさんは僕のこと心配して言ってくれてるの、分かってたんだけど……。 自分の安全第一で、出来る限りサポート出来るように頑張るよ。 宜しくお願いします。
昨日今日とバタバタしてたけど、ようやく来れた! 相談進めててくれてありがとうね! ●救出班 ナハティガル ハーヴィ ララベル トゥーリ ●陽動班 リディリディ エルゼリオ バンビ ザザ