愛しのヤコブ様

大和気 いぐる

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シナリオID:731

オープニング

●サロメの告白
 麗しい金の髪、吸い込まれるような紅玉の瞳。
 気品あふれる物腰、寛大なる御心。
 ああ、ヤコブ・ヴィリアン様。

 ワタシ、サロメは。
 アナタを、アナタを愛してしまったのです。

 でも、一介の下僕が、こんな不埒な思いを抱くなんて、いけないコト。
 ワタシは、遠くから見つめることしか出来ません。

 だって、もし、触れてしまったら。

 ワタシ、ヤコブ様のこと、ワタシだけのモノにしてしまうかも。
 こんなイケナイ娘のワタシを、ヤコブ様、お許しくださいまし。

 いえ、ヤコブ様は寛大なお方。
 許してくださるに決まっているじゃないの。
 まったく、サロメのおバカさん。

 ヤコブ様、いま、あいにゆきますからね。

●ある交易商の受難
 ジェイコブ・ビリジアンは、交易商だ。
 痩せぎすで、ワシ鼻。あんまり目つきも良いとはいえない。
 けれど、見かけによらず商売は誠実で、扱う商品の品質は高かった。
 交易商としては、結構な信用を築いているといってもいい。

 少し離れた町での買い付けを終え、彼は帰途についていた。
 そろそろ昼だが、まだ自分の住む町は見えない。
 今日は晴れているし、街道沿いに座るのに良さそうな岩もある。
 あそこに座って、お昼の弁当でも食べようか。

 ジェイコブが、いそいそと弁当の包みを広げた、その時である。

「ヤコブさまあああ!!」
「うおおおっ!?」

 腹部に強烈なタックルを食らって、ジェイコブは悶絶した。
 ついでに、弁当も吹っ飛んだ。

「ご、ごはっ……な、なんですか、アナタは!?」
「ああ、ああ、ヤコブ様! ワタシです!
 お忘れですか? サロメです!」

 情熱的にかき口説きながら、サロメはジェイコブを抱きしめた。
 思いきり。

「く、くるし……はなし……!」
「くるしゅうない、もっと話をしよう、ですって?
 うれしい! あのう、それじゃ、ワタシの家にご招待いたしますわ!」

 サロメは頬を染めつつ、さらに強く、ジェイコブの胴を締め上げた。
 あわれ、ジェイコブは泡を吹いて、気絶した。

「フフフ、ヤコブ様。もう離さない。ワタシだけのものよ……!」

●騎士隊の野営所にて
「待っていたぞ。ギルドの動きが早くて助かった……!」

 冒険者たちが到着するなり、一人の女騎士が出迎えた。
 安堵半分、焦り半分の表情を隠そうともしない。

 王国騎士リリィ・ナイトレイ。
 自己紹介する間も惜しげに、彼女はそう名乗った。

「ギルドで既に概要は聞いたと思うが――吸血鬼が出た」

 改めてそう言われると、ことの深刻さが身に染みる。
 リリィはテキパキと書類を簡易卓の上に広げた。

「これを見てくれ」

 似顔絵のようだ。
 それを見た冒険者たちの間に、驚きと緊張が走った。

――【貴族喰】ヤコブ・ヴィリアン。
 ヴァイセントラフ砦で死者の大群を率いていた吸血鬼だ。
 まさか、彼が王国に出没したとでもいうのだろうか。

「ああ――いや、紛らわしくてすまない。
 こちらは、救出対象のジェイコブ・ビリジアン氏だ」

 なんだって?

 冒険者たちは、思わず顔を見合わせた。

「私も初見は驚いたのだが……。
 こちらが、本物のヤコブの手配書だな。
 もしかすると、君たちは実物を見ているかもしれないが」

 ジェイコブ氏の似顔絵は、ヤコブの人相書きとそっくりだった。
 いや、こうして並べて見れば、細かい差はある。
 牙がないとか、髪の毛が白っぽいとか、少し日に焼けているとか。
 しかし、親戚といったら誰も疑わない程度には、似ている。
 それに名前も、なんだか微妙に似ていた。

 昏倒したジェイコブ氏を担いで、街道を走る女が目撃されたという。
 しかも『ヤコブ様』と連呼していたとか。

「普通の女性ではあり得ぬ速度だったそうだ。
 彼女が吸血鬼だという確証があるわけではないのだが……。
 状況から考えて、ヤコブの眷属がやらかした。
 そういっても差し支えないと思ってな。
 単なる人さらいの討伐ではすまぬだろうと、ギルドに連絡をとったのだ」

 吸血鬼相手となると、リリィ率いる騎士隊の戦力では心もとない。
 しかし地元の騎士団は及び腰で、援軍も期待できないという。

「急ぎの上、かなり危険な依頼だが、頼めるだろうか。
 早く助けないと、ジェイコブ氏の命が危ない。
 いや、最悪――吸血鬼にされるかもしれない」

解説

 吸血鬼サロメの手から、ジェイコブ・ビリジアン氏を救出してください。  また、可能なかぎり、吸血鬼サロメは討伐してください。  もし、ジェイコブが吸血鬼化していた場合、彼も同様です。  できる限り、急いだほうが良いでしょう。 ▼サロメのアジト  街道から少し離れた林にある、長く使われていない貴族の別荘です。  リリィ率いる騎士隊がすでに場所を割り出しています。  時間があまりなかったため、内部構造などはわかりません。  元の持ち主との折衝はリリィが受け持ってくれます。  内部の壁や柱に戦闘の余波が出ても、ある程度は平気です。 ▼NPC ・吸血鬼サロメ  吸血鬼 女性 外見年齢18歳前後  今回のターゲット。ヤコブ・ヴィリアンの眷属。  元からなのか、精神汚染が進んだためか、言動は破綻しています。  いわゆる、ヤンデレ。人の話をききません。  そのため、まともな思考能力のある他の眷属から遠ざけられています。  現在はヤコブとほぼ接触はなく、砦の事件にも関与してはいません。  目撃証言から、日中出歩く能力はあるようです。  戦闘にヤコブや他の部下が加わることはありません。 ・ジェイコブ・ビリジアン  ヒューマン 男性 50代  今回の救出対象。  徒歩で近距離の交易を営んでいる商人。  ヤコブ・ヴィリアンによく似た、あまり恵まれない人相の持ち主。  なお、誠実な商人として近所では信頼されています。  顔はともかく、いいひとです。 ・リリィ・ナイトレイ  王国騎士。関連キャラクター参照。  攻略と設定に影響しない範囲で、掲示板での質問に応じます。  非授恵者ですが20LV相当の戦闘力があります。  希望すれば同行しますし、支援に回ってもらうことも可能です。  彼女の部下の騎士隊20名ほども支援が可能です。  ただし、戦闘力はリリィほど高くありません。  すでに数名が現地付近で斥候をしている状態です。

マスターより

 お世話になっております。  大和気 いぐる です。  今回は、戦闘メインの依頼です。  敵は強めで、救出対象もいます。  また、時間がなく、情報も少ないです。  死軍連動の本筋とは、あんまり関係ないストーリーです。  決戦や連動を追っていなくても、さしつかえありません。  腕に覚えのある方、お待ちしております。

リプレイ

 できる限り、迅速に。
 冒険者たちと騎士隊は、馬を飛ばし、例の別荘の近くへと辿り着いた。
 斥候が出迎え、リリィに報告をしている。

「状況はどうだ」
「はっ、今の所、動きはありません」

「レイ=レーベンス=レックフォードだ。よろしく頼む。
 敵方に加勢はなし、ということかな」

 レイが名乗りつつ、たずねると、斥候はうなずいた。

 別荘に出入りは特になく、叫び声が響くこともなかったという。
 東棟の方から物音は聞こえたが、明かりは灯らなかったとか。

「東棟だな。よし、打ち合わせどおり二手に分かれよう。
 誰か案内してくれねーか」

 シスル・ノーティラスが言うと、革鎧の女騎士が手をあげた。

「いつぞやはどうも。こっちです。ついてきてください」

 冒険者たちは、人手を分けることにしていた。
 シスルの他、シュロ、イオ・ラヴバロック、セロンガード・シュタインドルフの四名がジェイコブの救出に回る。
 アルベルト=V=シュタールシュヴェーアト、アーテミシア、シャロン・ラ・モリエール、レイが陽動として、館の正面に出る。

「さて、移動中にもお願いしたが。
 王国騎士団を名乗らせて貰っても、よろしいかな?」

 レイが改めて問うと、リリィは苦笑した。

「ああ。構わない。我が隊は女所帯だからな。
 信憑性を高めるなら、レイ殿が名乗ったほうが効果的だろう。
 しかし、アルベルト殿は構わないのか?
 貴殿は帝国貴族と聞いているが……」

「気にするな! 殿下はそんなに小さい方じゃない。
 それに、人の命がかかってる。こだわってられないぜ!」

 小気味良い返事に、リリィは小さく頭を下げた。

「あの、気を悪くなさらないでいただきたいんですが。
 戦うのは、あくまで私達がやりますので。
 最初は見せ兵として、動いていただくということで……」

 シャロンが、もどかしげに言った。
 往々にして、こういう善意は相手を怒らせることがある。

「ああ。心得ている。
 戦闘が始まったら、私も兵の指揮に回る。
 万一、君たちに何かあった時には、別だがね」

「ちょろちょろされても、戦(や)りづらいからな」

 アーテミシアが乱暴にもとれる口調で言う。
 シャロンは恐縮したが、リリィに気分を害した様子はなかった。

●
 救出班が東棟にまわり、そろそろ侵入の準備が出来たと思われる頃。

「吸血鬼、ヤコブ・ヴィリアンに告ぐッ!!」
 レイは出来る限りの大声を張りあげた。

「我々はリーンエス王国騎士団であるッ!!
 貴様は殺人および傷害、その他の罪に問われている!
 国王陛下の名のもとに、我々は貴様を断罪しに参った!!」

「貴様の悪事を許すわけにはいかない!」
「出てきなさい吸血鬼!」

 アルベルトとシャロンが、同様にあとに続く。
 騎士隊の面々も、救出組の支援に回った者以外は、鬨の声をあげた。

 さて、これで思惑どおりに、サロメが出てきてくれるか……。

 一同は固唾を呑んで、館正面の扉を睨んだ。

 アーテミシアが、焦れたように前に出て、扉を蹴りつけた。
「おい泥棒猫! 人様のモノ掠め取るたあ、いい度胸だ。出てきやがれ!」

 それに呼応してか、それとも、たまたまか。
 扉の大げさなノッカーがカタカタと震えだした。

「おっと」

 異常を感知し、彼女が飛び退った、その直後。
 血のような赤い光が溢れ出し、轟音とともに扉が吹っ飛んだ。

「陣形ッ!!」
 リリィの号令で、騎士隊は素早く後退した。
 アルベルトとレイは、前に出る。

「ふ、ふ、ふ…………!」

 何がおかしいのか、吸血鬼サロメと思われる女は笑った。

「わからず屋の王国貴族ども……!
 ヤコブ様のお手を煩わせるまでもない。
 ワタシが、葬り去ってくれましょう……!!」

 計画どおり、標的は釣り出されてくれた。
 あとは、こいつを倒すだけだ。
 だが、眷属とはいえ、吸血鬼。一筋縄ではいかないだろう。

●
 館の正面側から、鬨の声と爆音が聞こえた。

「あの様子だと、うまくやったようですね」
「わたしたちも急ごう!」
 イオに被せ気味にシュロが言った。

 手近な窓を破り、中へと侵入する。
 出来るだけ音に気をつけたつもりだが、おそらく問題はないだろう。
 サロメに見つかるリスクは、かなり減った。

 遠慮なく、人手を分散させることも出来る。
 騎士達の手も借りることにした。
 もっとも見つけても、接触前に知らせるよう厳命はしたが。

 シュロは聴覚、イオは嗅覚。
 それぞれ強化された感覚を駆使して痕跡をたどる。
 シスルもエーテルの波を放ち、館をさぐった。

 ほどなくして四人は、ほぼ同時に寝室らしき部屋をつきとめた。

「よし、中は一人みたいだぜ」
「よかった、鼓動と呼吸音も聞こえる」

 扉を開け放てば、ベッドの上で丸くなっている男性がいた。

「う、ううう……」
 脂汗を垂らし、何やら唸っている。
 事前に見ていた人相書きに……というか、ヤコブに確かに良く似ていた。

「おい、あんたがジェイコブか?」
「そ、そうですが……」
「冒険者だ。助けてやるから静かにしててくれよ」
「とりあえず、少々よろしいですか」

 シスルの前に割り込んで、イオはジェイコブの瞳を覗き込んだ。
(ははあ、本当に似ていますね。フフ、本物より男前では?)

 覗いたそこには、怯えと戸惑いが揺れている。
 傲慢さや狂気、欺瞞は感じられない。まともな目だ。
 汗の匂いはするが、血の匂いはしない。心音もするという。

「ふむ。ご無事でなにより」
 にっこりと微笑み、イオはジェイコブから離れた。
 血を見せて反応を見ようかとも考えていたが、必要ないだろう。
 もっとも、時間があったなら、試したかもしれないが。

 シュロも念の為、ジェイコブに噛み跡などがないか確かめた。
 その時に、ふと気づく。

「あ、アバラ、やっちゃってる……?」
「マジか……マジだ。結構腫れてんな。……気の毒だったな」
「抱き潰すつもりだったんですかね。なかなか情熱的といいますか」

 しかしヒーラーのシャロンは、正面でおそらく交戦中だ。
 まさか、連れて行くわけにもいかない。

 冒険者たちは、彼を騎士隊に預け、先に離脱してもらう事にした。
 騎士たちはテキパキと担架を用意し、彼を運んでいった。
 重症ではあるが、今すぐ命に影響があるほどではないだろう。

 救出がほぼ完了した以上、やることは決まっている。
 一刻も早く、陽動組と合流して、加勢しなくては。

●
 サロメは、魔術を使うようだった。
 かといって、攻撃魔法でのみ戦うわけでもない。
 彼女は交戦に入るやいなや、赤い光で出来た鎌を作り上げた。
 負のエーテルの塊とも言うべき、嫌な気配がする。

「く……!」
 鎌から放たれた攻撃を盾で受け、レイは眉をしかめた。
 灼けるような、いやな音を立てて盾が震えている。
 反撃を試みるも、あっさりといなされた。

 シャロンは慌てて防御魔法を唱えた。
 詳細はわからないが、まともに食らっていい一撃ではなさそうだ。

『来やがれ、吸血鬼ッ!!』
 アーテミシアが、エーテルを込めた言葉を叩きつけた。
 空振り覚悟で放ったものだったが――。

(クソッ)
 サロメに怯む様子はない。
 表情からすると、怒りを掻き立てることは出来たのかもしれない。
 だが、もとから怒っていたようなので、効果のほどは定かでなかった。
 振るった斧も、当たりはしたが、相手は涼しい顔だ。

「はあッ!!」
 気合一閃、アルベルトの大太刀が、エーテルの輝きを宿す。
 修練の賜物と言うべき鋭い一撃が、素早いサロメの動きをとらえた。
 が――。

「あはは!」
 大きな傷が肩口に出来たにもかかわらず、彼女は笑う。
 血の一滴も流れぬ傷口が、赤黒く湧きたち、塞がってゆく。
 恐るべき吸血鬼の再生能力だった。

 長い戦いになりそうだった。

●
 戦局はサロメ側に有利と言わざるを得なかった。

 とにかく基礎能力が高く、特に頑健。
 親であるヤコブと同じ特性を、サロメも引き継いでいた。
 かわりに、蝙蝠に変じたり、魅了したりといった能力はないようだ。

 赤い鎌も攻撃魔法も、防御の技を駆使してなお、脅威だった。
 シャロンは、何度か肝を冷やしながら回復魔法を飛ばす羽目になった。
 しかも効きが悪い。あの赤い鎌に何かがあるのかもしれなかった。
 もし自分が倒れたら、一気に不利になるだろう。
 うかつに前には出られない。

 レイとアーテミシアが、相手の動きを鈍らせ、防御を突き崩す。
 そのタイミングを狙ってアルベルトが鋭い一撃を叩き込む。

 この連携は比較的うまくいっていた。
 サロメが再生に専念する局面もあったぐらいだ。
 逆にいえば、仕切り直されてしまった、ともいえる。

 騎士団の面々は今のところ攻撃に参加していない。
 ただ徐々に、気づかれぬよう、包囲を広げている気配はあった。

 何度も打ち合えば、どうしてもエーテルを消耗し、攻撃は鈍る。
 アルベルトの太刀は、徐々に精細を欠き始めていた。
 戦力を二分した影響が出ている。
 それを彼自身も、ひしひしと感じていた。

●
 じりじりと消耗し、押される戦いの風向きが変わったのは、突然だった。

「ヤコブ様ッ!?」

 何かに気づいたように、サロメが館の方を振り返ったのだ。

「油断、大敵だぜッ……!!」

 隙を見逃さず、アーテミシアの斧が、がら空きの背中に食い込んだ。
 背骨にまで達したであろう、確かな手応えがあった。

「お、おのれッ……!!」
 赤黒い泡を口の端から漏らしつつも、なお、サロメは立っていた。

 傷を再生させつつ、館に戻ろうとするサロメ。
 逃すまいと、アーテミシアは執拗に脚を狙った。

「ここが踏ん張りどころだ!」
 レイとアルベルトも、すばやく館とサロメの間に回り込む。

 おそらく何らかの方法で、ようやくサロメは侵入に気がついたのだ。
 逃してしまえば、作戦が台無しだ。
 逆に、ここで押さえられれば、救出組と合流出来る目がある。

 進路を塞がれたサロメは、なりふり構わず、鎌を振り回している。

 数で囲んで、しつこく叩けば、どんな強敵も最後には倒れる。
 それがアーテミシアのよく知る戦いの定石だった。
 だが、今回はもう少し、人手がほしい。

「あんまり、待たせるんじゃねえぜ……!」

 何しろ彼女は結構な短気者なのだ。

●
 そして、それほど時間を置かず、壊れた玄関から救出組が姿を現した。

「おっせえよ!!」
「悪ィッ!!」

 アーテミシアの怒声に、一番乗りのシスルが返した。
 セロンガードが弓を絞り、イオが杖をかざす。
 そして、シュロが盾を構え、つまんだ何かを掲げて言い放った。

「ヤコブ様から、指輪を頂いちゃったッ!!」

 シュロは、ジェイコブから、手短かに情報を聞き出していたのだ。
 彼は、痛みに脂汗を流しながらも、教えてくれた。

『逆鱗……というのはわかりませんけど。
 どうもワタシを誰かと間違えているみたいでした。
 婚約指輪だといって、コレを無理やり、はめられて……。
 外したり、人違いだと言ったりしたら、大変なことになるだろうな……。
 そんな気がして、黙って言うことをきいていたんです』

 まったく、顔に似合わず、賢明かつ冷静な御仁であった。

「あ、あ……あ、あああああああーッ!?」

 耳をつんざくサロメの悲鳴は、絶望の色に満ちていた。

「嘘ッ!!嘘嘘、うそうそウソよッ!!
 なんで、どうして、ヤコブ様ッ!? やだ、やだあああ!!」

 まるで駄々っ子のように泣きわめき、サロメはシュロへと突撃した。

「うおッ!?」

 進路にいたアルベルトが吹っ飛ばされる。
 あわててレイが、助け起こした。

 もう、サロメはシュロ以外に目が向いていないようだった。
 エーテルを載せた言葉より、よほど効果がある。
 シュロも予測済みで、しっかりと腰を落として防御を固めていた。

「かえし、かえしなさいよぉっ!! ど、どろぼう! 泥棒猫ッ!
 ひどい! ばかあ! 死んじゃえ!!」

 拳に赤い光を宿し、サロメは盾を殴り続けた。
 口調は子供じみているが、威力は可愛いものではない。
 一撃ごとにダマスカス鋼の盾が大きくへこみ、音をたてる。

 だが、そこまでだった。

 シュロが気を引いているうちに、冒険者たちは一気に攻勢に出た。
 シスルがたくみに脛を打ち、サロメの動きを鈍らせる。
 陽動組は、かなり消耗していたが、最後の力を振り絞った。
 イオが、魔力を練り上げ、強く輝く光の矢を放つ。
 それが、とどめだった。

「う……そ、よ。そう……にせもの。
 にせものなんだわ……さすがはヤコブさま。
 みごと、貴族をだまし……ぐぶっ……」

 とうとう倒れたサロメは、虚ろに呟いている。
 ヤコブの幻影でも、見ているのかもしれなかった。

「すげえ思い込みだな。吸血鬼ってイカレタ奴しかいねーのか……?」
 ぼやくシスルを、イオがしーっ、と指を立てて制した。

「敵はこのとおり倒れましたが、なにぶん吸血鬼ですからね。
 私が爆炎の魔法で念入りに焼き払っておくことにしましょう。
 よろしいですね?」

 イオの口調はいつもより少しだけ、熱を帯びていた。

●
「強敵相手の依頼を見事こなしてくれて、助かった。感謝している」
 騎士隊の野営所に戻ると、リリィが折り目正しく礼をした。

「ジェイコブさんは無事か?」
 アルベルトが聞くと、リリィはうなずいた。

「ああ。先に近くの街に運ばせている。
 怪我はしていたが、そのくらいの余裕はありそうだったのでな。
 シャロン殿を待つべきかとも思ったが……」

「いえ、それで問題ないです。
 今回はちょっと、回復させられる余裕が残ってません」

 シャロンがへばった顔でそう言った。
 ジェイコブどころか前衛の傷も癒せなくなるところだった。
 あと少し合流が遅れていたら、あぶなかった。

「すばらしい奮闘ぶりだった。せめて後処理はまかせて欲しい」

「後処理って何すんだ?」
 シスルが聞いた。

 吸血鬼の遺灰の処分らしい。
 すでに一部を近くの川に流したという。
 残りは持ち帰って、別の川に流す予定ということだった。
 そこまですれば、さすがにもう復活することもないだろう。

●
 報酬は、いい額になった。
 ヤコブの眷属が相手ということで賞金も上乗せされたのだ。

 ギルド支部にて、ほくほく顔で報酬を受け取る冒険者たち。
 そこにジェイコブが見送りに現れた。

 手配書の顔を見慣れている受付は、顔をひきつらせた。
 事情を知っていても、やはり反応に困るらしい。
 冒険者たちも、それは同様で、こうして見ると微妙な気持ちになった。

 シャロンは帰還後に治療で顔を合わせてはいたが、それでも慣れない。
 アーテミシアは「ホントは親戚なんじゃねえの」とつぶやいた。
 イオは「律儀な方ですねえ」と面白がっていた。

「この度は本当にお世話になりました」

 深く頭を下げられると、なおさらムズ痒くなってくる。

 冒険者たちは、充足感と違和感を胸に、街をあとにした。

マスターコメント

 ヤコブに恋する眷属退治、いかがでしたでしょうか。  バフデバフをきちんと積んでるあたり、皆様研究されてるなあと。  プレイングも致命的地雷は概ね避けられているのはさすが。  あと、てゅ~るを持ち込んでくださってる方がいて、和みました。  リプレイで触れる余地はなかったのですが、ありがとうございます。  ジェイコブさんももっとイジってあげたかったのですが、断念。  MVPは「情報を聞き出す」「防御重視構成」のあわせ技でシュロさんに。  情報を利用すると敵にバッドステータスが与えられるギミックでした。  執着もつくので、防御回避が薄い人が使うと大変になるやつです。  お見事でした。  称号は、死軍関連の動きがあるときにつけてくとニヤリとできるやつです。  別にゲーム的な効果はないですけど、気分的に楽しんでみてください。
ショートシナリオ

ショートシナリオ難しい 報酬:多い8 / 4〜8人

2021年04月03日 06時22分41秒 公開

成功

相談掲示板

  1. シスル・ノーティラス

    とりあえず成立か。シスル・ノーティラス、シーフだ。よろしくな。 ったく、吸血鬼ってこんなんばっかりなのか? まあ、頭オカシイとはいえ、強敵だよな。救出対象もいるし、油断はできねー。 敵のアジトはわかってるけど内部構造はわかんねーんだな。 軽くでも偵察してから突入の方がいいかね。救出対象と敵の位置関係とか、救出対象の拘束状況とかは確認したほうが安全そうだ。 どのみち今回は、いろんなケースを想定して準備するしかねーだろうけど。

  2. シャロン・ラ・モリエール

    ヤコブのそっくりさんだなんて、ものすごく見たいですっ! シスターのシャロンです。よろしくおねがいします。 急がないとジェイコブ様が吸血鬼化するということですので、なるべく急ぎたいです。 さっさと突入するか軽く調査するか、どっちが早いでしょうか……。 んー…サロメ討伐とジェイコブ様捜索で分担すりると早いです? 同じところにいたとしても、戦闘と保護・判別・必要時討伐と、担当決めたほうがスムーズかなあと。 それと吸血鬼化しているかどうか判別する方法も無策ではいけませんよね。

  3. シャロン・ラ・モリエール

    連投ごめんなさい。 ちょっと思ったんですけど、内部がわからないならいっそ、門のとこで騒いでサロメを呼び出しちゃったらどうなりますかねえ…… そうやって陽動しておいて、何人かが裏から侵入してジェイコブ様を探してみては。

  4. イオ・ラヴバロック

    キャスターのイオ・ラヴバロックと申します、よろしくお願いします。 面白いこともあるものですね。 ともあれ最も恐れる事態は、ジェイコブ氏が人違いだと彼女に話すことだと思います。 見たところ、この吸血鬼は自分だけのヤコブが欲しいそうですし、恐らく、本人かどうかは大して重要ではないかもしれません。 私は早くに突入する方に一票ですね、自分だけの世界に入っている……なんてこともあるかもしれませんし、それに吸血鬼が二体になると面倒です。 その場合は、屋敷では二手などに分かれて、吸血鬼かジェイコブ氏のどちらかを探すのが良いでしょうか。 もちろん、望むのであれば陽動作戦でも構いません。どちらにせよ、この騎士隊もせっかくの人手ですし、うまく活用したいですね。

  5. シュロ

    放浪騎士のシュロだ。クラスはウォーリアだぞ。よろしくな! >初動 解説でも急いだほうがいいって言ってるから、偵察とかは無しですぐに突入したほうが良いのは確かだろうな。 その上で、どこにサロメとジェイコブがいるかだな。そこまで広くないだろうし、突入時から2手に分かれて正面玄関と裏口くらいから索敵系のスキルを使えばいけそうだな。 >救出 一番重要なのはサロメとジェイコブをどうやって引き離すかだな。あとジェイコブがヤコブ(吸血鬼)じゃないと気づかれないことか。 ヤンデレっていうのがどーゆーのか次第だけど、片時も傍を離れないってなると戦闘に巻き込んじゃうかもだし。 そうだな。ジェイコブをヤコブとして討ちに来たとか、ヤコブの狂信者として奪還にきたって芝居をすれば、迎撃に出たりするか? ジェイコブに意識があってそれに合わせてくれれば一番だけど。ん-、テレパスがあれば一番だけど。SP消費高いな。戦闘前に上手く意思疎通出来ればいいんだけどな。

  6. アーテミシア

    ウォリアーのアーテミシアだ。よろしくな まあ急げってンなら急いだほうがいいだろ。 ただアジトの構造がどうなってるか次第だろうけどな。 オレは透視と暗視があるから、外からでも中からでも様子はある程度わかるぜ。 引き離すのはシーザーロアが効けばすぐだろうけど、ああいうタイプってたまに精神効果無視するンだよな… 後、ソイツはこっちのモノだって煽ればキレて突っ込ンでくるかもな。

  7. シスル・ノーティラス

    確かに何かしらの手で釣り出すってのはアリだな。内部構造関係なくなるし。 ヤコブを討ちに来た!って主張は効きそうな気がする。こっちの狙いがヤコブだと思えば、ジェイコブを置いてサロメだけ出てきてくれっかも。 その間に少数でこっそり侵入してジェイコブを救出とか? 騎士団は何かしら使いてーよな。 もし上の方向でいくなら、陽動に参加してもらうのが早そうだけど。王国騎士の隊が来たってなれば本気で迎撃する気にもなって、ジェイコブへの注意が疎かになるかも?

  8. シャロン・ラ・モリエール

    私の意見へのコメント、他提案などなどありがとうございます。 参加枠に空きがあり、かつ発言まだの方もいらっしゃいますが、二手に分かれることは固めちゃって大丈夫な流れでしょうか? >呼び出し シュロ様がヤコブを討ちに来た、アーテミシア様が「ヤコブ様は私のものよ!」みたいな主張をなさる、という流れでしょうか。 では、陽動提案しておいてなんですが、私は正面には回ろうかと思いますが特に何も言わないようにしますね。何人もで同じことしても意味ないですし……戦闘面のことをメインにします。 光縛封での足止めはジェイコブ様捜索に役立ちますかね? >一番恐れること イオ様のおっしゃることはもっともですね! ヤコブはもともと吸血鬼。ならわざわざ吸血鬼化する必要はございません。 ですがヤコブではなくジェイコブ様という別人だとすれば、『私だけのヤコブ様』化するために吸血鬼化しちゃう、というのは想像できる事です。 >騎士団 指示が矛盾してしまうと効果が薄いので、誰かひとりにお任せするかきちんと相談するかのどちらかですね。 人数がありますので、別荘を包囲してもらったらどうか、と思いますが、サロメが逃げてしまった場合彼らが危険ですね。 陽動のほうが何かあっても冒険者で守れるので、被害は出づらいですね。 >他 サロメがヤンデレなことや内部構造が不明なこと、サロメとジェイコブ様がどのようにしているかがさっぱりわからないなど、予測不能なことが多いです。 不採用プレイングになることを覚悟で、懸念事項潰しに字数を使いたいなと思います。 そのせいでもし本筋に貢献できなかったらごめんなさいですよ!

  9. シュロ

    >方針 ヤコブを討ちに来た騎士団と名乗るのは別にわたしでなくていいぞ。 本物の騎士のリリィもいるし、そこは任せてもいいかもな。 勿論、それに乗ってサロメを挑発するのには協力するぞ。真に迫らせないと変なところでこっちの演技が見抜かれるかもしれないしな。 >騎士隊 戦闘にも騎士隊を参加させるならリリィが指揮したほうがいいだろうしな。騎士隊の皆に慕われているなら、初対面のわたしたちが命令出すより動きもよくなるだろうしな。 斥候が出来る人たちは、ジェイコブを救助した後に撤退させるのを任せるのがいいんじゃないか? そうしたら他のメンバーはそのまま戦闘に合流しにこれるしな。 >ジェイコブ 彼を使うのは基本なしでいいよな? ヤコブを捕らえた振りをさせてサロメの戦意を削ぐってのもあるかもだけど、普通に暴走して突っ込んできそうだしな。 あっ、あと念のために救助した時は吸血鬼になっていないかチェックしたほうがいいだろうな。 鋭い牙、青白い肌、赤く光る目とかだな。あとアンデッドだから心臓が止まってるから脈がなかったりか? ヒールするとどうなるんだろうな? >光縛封 使うタイミングは任せるけど、色んな使い方がありそうだな。 ヤコブ(ジェイコブ)の元に行こうとした時邪魔する為、サロメ討伐を諦めて撤退する時の足止めとして、あと何かの理由で騎士隊を執拗に狙おうとしたら守る為とかな。

  10. レイ=レーベンス=レックフォード

    ウォリアーのレイという。 よろしく頼む。 ・・・なんとも気の毒な御仁もいたものだ・・・ 陽動と正面なら私は正面に回ろうかな。

  11. セロンガード・シュタインドルフ

    シューターのセロンガードです。 よろしくお願いいたします。 日中出歩く能力… デイウォーカーという方でしょうか? それならば、ジェイコブさんを救出したとしてもサロメを逃してしまった場合、後日談で「ああ、窓に!窓に!」しそうなので、確実に討伐しておきたい所です。 陽動と正面でしたら、私は陽動へ向かいたいと思います。

  12. アーテミシア

    ンじゃ、オレは陽動にするか。シーザーロア使うからな。 騎士隊の連中に戦わせるのか? アイツ等ちょっと前までシロートに毛が生えたような実力しかなかったぜ。使うならジェイコブ探しにした方がいいンじゃねえの?

  13. シスル・ノーティラス

    えーっと、確認なんだけど、今話に出てる分担は「陽動(=正面)」と「ジェイコブ救出」だよな? あたしはジェイコブ救出に回ろうと思うぜ。 サロメの妨害がない状況になるなら、捜波で場所を探ってささっと行って来れるんじゃねーかな。 確かに騎士団の連中にジェイコブを任せられれば合流が早くなっていいと思う。 騎士団を戦闘に参加させるのは微妙な所だな。陽動に参加して貰うのはいいと思う。 屋敷の包囲も頼みてーけどなあ。万一の時に逃亡を遅らせる効果くらいはありそうな……死人が出るのも困るけどな。

  14. シャロン・ラ・モリエール

    ええと、こうであってますか? シュロ様は、ご自身がどうする、ではなく、全体的な行動について話されているっぽいので、ちょっとわかりませんでした…… ・陽動(=正面)でサロメおびき出し  シャロン  レイ  アーテミシア ・裏口からジェイコブ救出  セロンガード  シスル >騎士隊 作戦上重要なことはNPCまかせにせずPCにしたほうがよいと思います。 メタですが大きく状況を動かす一手をMS任せにするのはどういう判定されても文句言えないですよ? 騎士隊にジェイコブ探しは、ジェイコブ様が吸血鬼化していた場合最も騎士隊の死亡率が高くなりそうですので、私は反対です。せっかくのご提案ですがすみません! >ジェイコブ様への指示 ヤンデレの暴走トリガーは、何が起こるかわかりませんのでさっさとナイナイしてしまいたいなぁ……というところが私の希望です。

  15. アルベルト・V・シュタールシュヴェーアト

    ウオーリアのアルベルト=V=シュタールシュヴェーアトだ。 よろしくな。 行動提出期限ギリギリの参加申し訳ない。 これまでの作戦会議は確認しているぜ。 俺は正面でのサロメ誘き出しに参加するぜ ・陽動(=正面)でサロメおびき出し  シャロン  レイ  アーテミシア  アルベルト ・裏口からジェイコブ救出  セロンガード  シスル

  16. アーテミシア

    別に騎士団を戦わせるこたねえけど、やる気だけはやたらあるからな…ジェイコブを見つけたら護衛につけて連れて帰らせればいいだろ モタモタしてる時間もねえし、探索には入れとけ。 ピクニックじゃあるまいし、あっちだって危険は織り込み済みだろうぜ そも、そういう危険を排除する為に陽動するンだろ。 それでも不安ならリリィに2・3人付ける程度にして、襲われたら救出組(リリィ含む)がサロメの相手をすりゃいい。その間に連れてきたヒラ騎士をこっち(陽動組)に連絡に回しな。 サロメを倒しちまえば後はゆっくり探せばいいさ

  17. シュロ

    >騎士団 最初の名乗りは別にわたしじゃなくてもいい、ってだけだぞ。他にやりたい人がいれば任せるぞって意味だ。 そして騎士団の立場を使うならリリィに任せてもいいって話だ。わたしは騎士は名乗ってるが本物じゃないし、冒険者メンバーって見た目は完全に寄せ集め集団だからな。 サロメがとんでもなく判断力が欠如してたりしないなら、私達だけで騎士団を名乗っても流石にバレると思うぞ。 だからリリィ+10人くらいを見せ兵になって貰って、戦闘自体は助っ人のわたし達がって流れでいいんじゃないか? 戦闘中は囲いになって貰って常に防御。あとは逃げようとしたときの妨害だけして貰えればってところだな。 勿論館の探索できる騎士は探索で活用するべきだな。 わたし達の目的はジェイコブの救出で、騎士団のお守りじゃない。 無駄だったり捨て駒な作戦なら駄目だろうけど、真っ当な仕事ならちゃんと働いて貰って当然だと思うぞ。 >行先 ん-、今の状況だとわたしは救出に回ったほうが良さそうだな。 ウォーリア3人は流石に多いし、中での保険も必要かもだしな。 捜索用に【超聴覚】あたりを持っていこうかな。 ・陽動(=正面)でサロメおびき出し  シャロン  レイ  アーテミシア  アルベルト ・裏口からジェイコブ救出  セロンガード  シスル  シュロ

  18. シャロン・ラ・モリエール

    ええと、騎士団の方は連絡要員ですとか、包囲要員、要救助者が吸血鬼化していない場合の脱出補助なら大丈夫とおもいます。 アーテミシア様のおっしゃる感じなら良さそうに思います。 ですがOPに『吸血鬼相手となると、リリィ率いる騎士隊の戦力では心もとない』とはっきり書いてありますし 彼らでどうしようもないからこそ私達が呼ばれているんです。 直接戦闘が起こりうる指示はあまり気がすすまないと言いたかったのです……。 ジェイコブ様捜索にどうしても、というなら、まぁ……吸血鬼化してるかどうかの確認をPCでするようにしてくださるなら。 もう出発近いので、プレイングに『矛盾あれば他の人あわせ』と書いて自分の懸念事項書いておきますね……。

  19. イオ・ラヴバロック

    遅くなってしまって申し訳ありません。 では、状況にもよるでしょうが、吸血鬼になっているかどうかの確認は私がやってみます。自分の手でも切って血を差し出せばすぐ判るでしょう。 そういうことなので、私はジェイコブ氏の捜索に向かいますね。 騎士団の方に危険が及ぶのがどうしても嫌ということなら、私の方で、発見したらすぐに授恵者に知らせてもらうとでも書いておきましょう。 それなら最低限のリスク軽減は出来るでしょうし、一番現実的なところに思えます。 陽動の側は、勿論向かう各々のプレイングに任せますが、例えばヤコブを俗に言うディスったり、私こそがフィアンセよ!と名乗ってみたり、とにかく彼女を誘き出して留めていただければまあ間違いはないかと思います。 そこは、自分流でよろしいかと。

  20. レイ=レーベンス=レックフォード

    ん‥シュロが救助に入ったなら、騎士の名乗りは陽動のこちら側でやった方が良さそうだね。リリィに許可をとり私がやろうか。

  21. シャロン・ラ・モリエール

    イオ様はご配慮ありがとうございます。 騎士団に危険が及ぶのがどうしても嫌……そうですね。 RP(設定)的にもそうではありますが、アルパカはわかりませんけれどWTではPC側の采配の結果、NPCに被害が出ると、成功度にもペナルティがあったので……。 今回は『共闘』ではなく、騎士団がやってくれるのは『支援』までなので、どこまで頼んでいいかのラインの解釈が、人によって色々なのかな、と思います。 意見の違う部分ですのに、合わせていただいてありがとうございます! 陽動の大事な場所になりますが、レイ様がしてくださるならご厚意に甘えたく思います! よろしくお願いします。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0