【豆充】水上都市カカオフェスタ

東山秋治

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シナリオID:715

オープニング

●水上都市にて
 迷宮都市(エドゥノーグ)の地下迷宮(ダンジョン)がカカオフィーバーに湧いていた頃、水上都市アキュアリスタでも便乗せんと商魂逞しい商人や他ギルドの顔役たちが顔突き合わせて会合を開いていた。

「エドゥノーグの連中だけに美味しい思いさせるわワケにはいかんだろ」
「向こうもこっちも流通ルートの確保をせねんばならんのは一緒じゃ。いっそこちらは観光資源、向こうはカカオとWinWinでもいいじゃろ」
「それじゃ独占にゃあならんd……」
「バカモン、何事も程々じゃ。独占なんぞ考えとったらたつき(・・・)の道が成り立たんわい」
「んじゃさ、大々的にお祭りやっちゃおうよ。そうすりゃあっちもノりやすいんじゃない?」
「ふむ……しかし、我々の傘下の商店だけでは盛り上がりに欠けんかのう?」
「冒険者達に露店の出店権を提供するってのはどう? 冒険者ギルドを通じてなら管理も簡単だし」
「いいなそれ。その方向で進めようぜ」
「よし、ではむこう(エドゥノーグ)の商人ギルドに繋ぎをつけねばの」

 かくして、祭りは動き出す。

●ここが祭りの場所
 『水上都市カカオフェスタ』と銘打たれたイベントが開催されたのは、会合から数日後の事。
初日から数日の間は都市を上げて大々的に、その後も迷宮都市(エドゥノーグ)のカカオフィーバーが終わるまでは各店(個人)ごとに続けるとか。

「王国の菓子職人が腕を振るった逸品だ。話の種に見てってくれ!」

「出店の受付はこちらです。ああ、冒険者ギルドからですね。登録証を見せていただけますか?」

「水上都市(うち)の細工師ギルドの作った細工菓子だ! 辺境土産に買ってってくれ!」

 等々、水上都市(アキュアリスタ)の外縁部各所で威勢のいい呼び込みの声が飛び交っている。
 さて、どこから見て回ろうか。

解説

水上都市アキュアリスタでのお祭りです。 プレイングで特に言及がない場合はゲスト(お客様)としての参加となります。 露店などを出す場合はその旨プレイングに明記をお願いいたします。 ※※重要※※ ・カップルで参加の場合、双方が同行者の名前の記載をお願いいたします。 ・グループで参加の場合、【】で括ったタグをご利用ください。

マスターより

フリーアタックとなりますので、皆様思い思いにお祭りを楽しんでいただければと思います。 なお、自身初のイベシナということもあり、公開までに少し長めにお時間をいただいております。 ご了承ください。

リプレイ

●
 水上都市アキュアリスタで開催されている「水上都市カカオフェスタ」。
 都市の商店だけでなく冒険者による出店も許可されたとあって、メイン会場となっている外縁部各所は普段以上の賑わいを見せていた。
 冒険者たちの出店用に設定された一角は食品や雑貨などの大まかな分類が行われており、場所を借りて楽器の演奏を披露している者――リノア――や各所で威勢のいい呼び込みの声が上がっていた。

「アイルさんはこちらのスペースをお使いください。では、よい商売を」
 アイル・G・メラノレウカが案内されたのは、冒険者用に用意された露店スペースの一つ。
 周囲を見ると、既に準備を終えて商売を始めている露店もあれば、同じように準備中の露店もチラホラ。
 人通りはそれなりにある。なかなかいい場所を引けたようだ。
「よし、準備準備なんだよ」
 ぱん、と手を叩いて気合を入れ準備を始めるアイル。陳列されていくのは、手のひらサイズから大人が抱える程の大きさと、様々なサイズのパンダのぬいぐるみ達。
 よく見ると、パンダ達は「水上都市カカオフェスタ」の文字と日付の入ったリボンで飾られている。
 陳列を終え、最後に『イニシャル刺繍サービス中』の札を目立つところにおいて準備完了。
「いらっしゃーい。お祭りの思い出に可愛いパンダはいかがかな~?」
 ジャイアントパンダのしっぽの色が「白」であることを布教するための一日が始まる。

 他方、海神・江流とエフィルミアの二人も用意されたスペースに案内され、準備を進めていた。
「事前に窺っていた道具はこちらに準備してあります。火が必要な場合は後ろの建物のかまどを使ってください。では、よい商売を」
 彼らはチョコレートの販売のようだ。
「では、頑張って売り切るとしよう。呼び込みよろしくね」
「任せてください! 売りつくすぞー!」
 ぐ、と手を握って気合を入れるエフィルミアを微笑ましそうに見る江流。その手元は既にチョコの制作に動いていた。
 エフィルミアは内心、とてもテンションが上がっていた。
 江流が作る動物や宝石の形をしたチョコの細工菓子、ポン菓子やクラッシュアーモンドを混ぜ込んだ触感も楽しめるチョコレート。それらが出来る様を特等席で見られるのだから。
「うわぁチョコが色んな形に……! 器用だなぁ……!」
「趣味の延長みたいなものだよ。実益も兼ねてね」
「……味見は必要ですよね!? 売るためには味を知らないといけませんもんね!?」
 と、キラキラした目で見られれば
「ああ、少しだけならいいよ。売り物だからね」
「はい!」
 元気よく返事をすると、一つずつじっくり味わうように口に運ぶ。
「ほわぁ……」
 目を輝かせ、いい意味でチョコがキマっていた。
 片や、それを見ている江流はというと……。
 (食べる娘は愛らしいものなので。餌付けしておきましょうね)
 などと思っていたかは定かではない。

●
 露店を出す冒険者もいれば、純粋に客として祭りを楽しむ冒険者も。
 バクル・バスリーとリディリディ・トゥラ・イェレミースもそんな中の一組だ。
 二人で露店を回りながら買い食い中のようで。
「あ、このお菓子も美味しそうだね」
 そう言うバクルの手には、果物を串に刺してチョコソースをかけたお菓子が握られている。
「じゃあ、これは私が買いますね」
 リディリディが買ったのは、チョコソースをかけたフルーツタルト。他にもいくつかチョコ菓子を買うと、所々にしつらえられたテーブル席の一つを確保する。
「カカオフェスタって言うだけあって、チョコを使ったお菓子ばかりだね。でも、それぞれ味が違うから食べても飽きないよ」
「そうですね。これはこれで美味しいですけど……」
 お肉はないのでしょうか、と。
「リディリディさん、色んな所で食べてるね。その食への探求心、凄いなぁ。うーん……普通の料理もあると思うんだ。今あるこれ(目の前のお菓子)片付けたら探してみようよ」
「はい、そうしましょう」

 とあるカフェの一角。リザードマンとヒューマンの女性が向かい合って座っていた。テーブルには紅茶とチョコレートケーキ、他にも。
 リザードマンのサイラスが、シルヴィア・A・カペルの皿にケーキを切り分けている。
「さ、食べようぜ」
「ありがとう。それじゃ早速」
 一口、二口と口に運んで舌鼓。お互いケーキが半分ほどになったところでサイラスが口を開く。
「で、相談ってのは?」
「ヒーラーとしての立ち回りについてね……。いろんな所を回りたいし、そのためには出来る限り自力で何とか出来るようにしたくて」
 純戦闘ヒーラーってアリかな?、と区切って紅茶を一口。
「とりあえず被害無視でゴリ押して、あとで回復するか、回復魔法を併用してじっくり攻めるか。大別すれば概ねどっちかになるな。スピードについてはどうよ?」
「あまり動きが鈍いのはちょっと……」
「なら迷うことは無い。軽装高機動で装備揃える所からだ」
 そこまで言って、ひょいっとケーキを口に運ぶサイラス。
「先手取って立ち回れる方が何かと都合がいいしね。火力もあれば言うことないし、ヒーラーの強みも活かせるかな」
「全部一気に求めるよりは、少しずつ目標設定した方がいいだろうな」
「どう鍛えていけばいいのかが……」
 そう言って、ちらっとサイラスを見るシルヴィア。サイラスは視線の意味に気づいたのか、否定するように手を振って。
「そこまでは知らんよ。メニューぐらい自分で組みなさい。自分に合った鍛錬方法見つけるのも大事なことだ」
「ああ、やっぱりそう?」
 その後、スイーツのお替りしつつ装備についての話などをして……カフェを出たのは少しだけ日が西に傾き出したころ。
「今日は相談に乗ってくれてありがとう」
「なに、これも何かの縁だ。冒険者やってりゃまた会うこともあるだろ」
 カフェの前で別れ、それぞれ雑踏に紛れていく。
(……まあ、こんなもんよな。今度会ったら知り合いの鍛冶師から何か買わせるのもアリか)
(これからも頼らせて貰おう。それにしても……新人にワルい商売考えてそうだなぁ……)
 思う所はそれぞれのようだ。

「味が付いてないのはありますか?」
 串焼きの露店で尋ねるエルフの青年。ロイ・アウレアは、友である黒狼のルプスと共に。
 味付け無し? と最初は首を傾げた店主もルプスを見て納得したのか、仕込み前ので一本作ってくれ! と後ろのスタッフに声をかける。
 同じ店でチョコレートベースのソースをかけた串焼きを買い、隣の店で柑橘の果汁を混ぜた冷茶を買うと、傍にしつらえられていたテーブル席の一つを確保する。時間のせいか、上手い具合に人は少ないようで。
「良い景色だ……それに旨い」
 祭りの賑わいを眺めながらルプスと共に串焼きに舌鼓を打つ。
 しばし、ルプスを撫でながら祭りの景色に目をやる。
「さてと、腹ごしらえも出来たし、見て回ろうか」
 席を立つと、冒険者たちが露店を出しているというスペースに足を向ける。
 その時、彼の後方では……。
「リディリディさん、肉の串焼き見つけたよ! チョコベースのソースだって!」
「よかった……。それでは、一本ずつ食べましょうか。ヴェルクリエやノストガルデンのとどう違うか楽しみですね」
 そんなやり取りが展開していた。
 ようやく肉料理を確保した二人は、露店の傍にあったテーブル席に座って一息。
「見つかって良かったよ。チョコがベースになってるなんて珍しいよね。どんな味なんだろ……」
 鼻を近づけて香りを嗅いでみるバクル。下味をつけて香ばしく焼いた肉の香りとチョコの甘い香りが思いの外食欲を刺激する。
「食べてみればわかりますよ。とはいえ、さすがにチョコレートのソースというのは……」
 口に運ぶまでに若干の抵抗があるのか、僅かな間悩むも、最初のひと欠けをぱくりと。
「……どう?」
「…………意外と美味しいですよ。コクがあって、チョコ自体が甘さをかなり抑えてるみたいですね」
「そうなんだ。それじゃ……」
 バクルも最初のひと欠けを味わう。
「ホントだ。チョコと肉って合うんだね」
 しばし無言で味わう二人。
「そういえば、休みの日は何してるの?」
「休日ですか?」
「ぼくは、武器の手入れや新しい物を探したりかな」
 武器ってロマンだよね。破壊力を増すための重量、持ちやすいよう考えられたデザイン、鍛えられた切れ味。
 と、とうとうと語り始めそうになったところでリディリディの視線に気づく。
「っと、危ない危ない。後は筋トレとかの鍛錬かなー」
「私は…………」
 思い返す休日…………食べ歩きばかりしている気がした。
「肉ばかり食べてる気がしますね……」
「あ、そうなんだ。……そうそう、『色々な場所を巡れたら』って言ってたけど、どこか面白そうな所行った?」
「依頼でならいろいろと行っていますが、面白いとなると……」
「ぼくはディズル大湿地帯かな。初めてリザードマンが沢山いる所を見たよ」
「そうなんですか?」
「ボクの部族は迷宮都市が拠点だからさ」
「あ、なるほど」
 普段は内向的な彼女(リディリディ)も、リザードマンは故郷で氏族として懇意にしていたこともあってかバクルとは話が弾む。
 普段、笑顔が浮かぶことはあまりないが、今日ばかりは楽しそうな空気が周りにも伝わっていた。

●
 三者三様の姿がなかなかに目立つ3人組。
 エルナ・クルプファルツ、キーゼ、コハクの3人が、祭りの賑わいの中、露店を見て回っていた。
 もっとも、コハクは二人から一歩引いた位置で何やら監視しているような素振りではあるが。
 キーゼはエルナをデートに、と誘ったのだが、どこからか聞きつけたコハクがついてきたそうだ。
「今日は僕から誘いましたからね、予算は僕持ちで構いませんよ」
「いいんですか? では、お言葉に甘えさせてもらいますね」
 キーゼの言葉に、ぱあっと明るい顔になるエルナ。
 細工師ギルドの職人たちが技術を凝らしたアクセサリー。カカオフェスタというだけあって、怒涛のように並ぶチョコ系スイーツ。
「キーゼさん! これどうですか?」
「似合っていますよ。デザインが派手過ぎないからですかね? お互いを引き立てている感じです」
 目に留まったアクセサリーを髪や服に当ててみたり、味を変えたチョコを染み込ませた角切りパンの詰め合わせをつまみながら次のスイーツに目移りしたり。
「前はこちらに遺跡の夜景を見に来ましたが……なるほど、これもこれで活気があって良いですね」
 冒険者たちが露店を開いているという地区まで船で移動中、キーゼがそういえば、と中央部の方を見やりながら呟く。
「そういえば、『星導の塔』もここでしたね! あの時も楽しかったです!」
 そんなやり取りをしている間に到着。船着き場の階段を上ったところで見知った顔に出くわす。
「あ、ロイさん! 依頼以外でお会いするのは初めてですね!」
「エルナさん、キーゼさんも。奇遇だな。皆も祭りを?」
「ええ、そんなところです」
 しばし4人(と1頭)で露店を見て回る。すると、元気な呼び込みの声が聞こえてきた。
「いらっしゃーい! お祭りの思い出に可愛いパンダはいかがかな~?」
 声に誘われて覗いてみると、そこはアイルの店。
「ごらんよ、この真っ白なしっぽ! 正真正銘、本物志向のパンダだよー」
「かわいいです! ええと……」
 ちらりとキーゼを見るエルナ。
「ええ、もちろんいいですよ。2ついただけますか?」
「まいどー! サービスでイニシャルも刺繍で入れられるよ?」
「では、それもお願いします」
「オレもイニシャル入りで1つ」
「はーい! すぐ入れちゃうから少々お待ちをー」
 待つことしばし……露店を離れたエルナ達の荷物の一角を、綺麗な刺繍でイニシャルの入ったパンダ達が占拠することとなった。
「ありがとうございましたー。パンダ工房メラノレウカを以後よろしく~」
 ロイと別れた3人はもうしばらくの間露店を回り、喫茶店のメンバーにお土産を購入。
「今日は誘っていただいてありがとうございました!」
「楽しんでいただいたなら何よりです。さあ、もうひと頑張りして喫茶店の皆にお土産を届けるとしましょう」

●
 ティトは悩んでいた。
 今日は、今隣を歩いているセロンガード・シュタインドルフに誘われてカカオフェスタにやって来た。
 いろいろな店を回って楽しみたい。美味しいものもたくさん食べたい。あと、隣を歩く少年を呼ぶ時に、いい加減にさん付けをやめたい……そんなことも考えていた。目下の悩みは最後の項目である。
「都市の商人の露店は概ね回ったかな。あとは冒険者が出してる露店の方か」
「うん、美味しいものいろいろあったね」
 チョコ掛けフルーツの串をぱくつき、焼き菓子の入った袋を抱えながら、冒険者の露店スペースにやって来た二人。
 冒険者の露店も、商人達のそれに負けず劣らず賑やかだ。
「……結構器用だ」
「うん、なんで職人やってないんだろうって人もいるね」
 冒険者の出している露店だけあって、モノは実用品が結構な割合である。
 シーフ用のツールケースに革や鋲で邪魔にならない程度にまとめた細工模様が施されていたり、旅装のフードの裏地――特に首の後ろ側――にピンポイントで毛皮を貼って保温効果を高める工夫がされていたりといった感じだ。
(あのフード買って、渡す時にさりげなく…………)
 あの悩みの解決法がふっと頭をよぎる。でもなんか違う……と、思った時、彼女の耳にある呼び込みが飛び込んできた。

「パンダ工房メラノレウカ。お祭りの思い出に可愛いパンダはいかが~?」

「あれ、見てみない?」
「ん? ぬいぐるみ……?」
 ティトに引っ張られるようにセロンガードもついていく。
「やあいらっしゃい。カップルにはこっちのパンダがオススメだよ。ほら、こうしてペアになてるんだよ」
「いや、カップルじゃないんだが……」
「おや、違った。まあ、仲のいい二人でお互いのお守りにって買ってくれる人もいるね。今ならサービスでイニシャルも入れられるよ」
 勧められたのは、小さな2頭のパンダ。前脚の部分が噛み合うように作られており、手を繋いで座っている。
「………ねぇ……セロンと私でそれぞれの名前入れて、交換しない……?」
「ティトさんがいいなら、俺は構わない」
「うん……じゃ、それください」
「まいどー。それじゃ、名前入れるから少し待ってね」

 待つことしばし。……ティトは内心冷や汗ものだった。半ば無意識にだったとはいえ、「セロン」と呼んでいたからだ。しかし、セロンガードの方はまだ気づいていないようだった。
(結構天然なところあるし……)
「お待たせしましたー。はい、どうぞ」
「ん、ありがとう……」

 露店を後にして、少し後。
「それじゃ、これ……」
「ああ、交換」
 互いの名前が刺繍された小さなパンダを交換する。
「ティトさん、ありがとう」
「うん……。じゃ、じゃあ、露店巡りの続きしよう。……セロン、行こう」
「ええ、まだ半分も回れていないし、行こう」
 そうして、二人は露店巡りに戻っていく。掘り出し物があったかは……定かではない。

●
「あれ、エフィじゃないか。バイトか?」
 帰りがけにもう一軒と、江流の店を訪れたロイは見知った顔に出くわした。
「ロイさん。いらっしゃいませ! 美味しいですよ! 私が保証します!」
「おや、エフィの知り合いかい? 買ってもらえるなら、少しサービスさせてもらうよ」
「それはありがたいな。じゃあ、ひと揃え貰おうか」
「ありがとうございます! ロイさん、今日はお買い物ですか?」
 チョコレートを箱に詰めながら、背負った荷物を見て尋ねるエフィルミア。
 エルナ達と別れた後、露店を巡って出物を見つけたようで。恋人のために購入したベッドカバーやブランケットの包みを背負っていた。
「いい出物があってな。こういう市なら毎月でもやってもらいたいぐらいだ」
「ですよね! わかります!」
 そんなやり取りの間に、チョコの詰め合わせが出来上がる。
「毎度ありがとう。彼女さんと味わって食べてくれ」
「そうさせてもらうよ。帰りがけに見つけられてよかった。それじゃエフィ、バイトがんばれよ」
「はい! ありがとうございます!」

「土産話も出来たな。ルプス、帰ろう」
 そして、ロイは友と一緒に帰路についた。今日買えた寝具や土産に恋人はどんな顔をするだろうと思いを馳せながら。

 そして、日が傾き始め、完売して撤収をする露店もチラホラ出始めた頃。
「よし、これで完売だ。エフィ、お疲れ様」
「お疲れ様でした!」
 江流の店も無事完売。売り上げは上々だった。
 片付けも済ませて一息入れた時、エフィがニコニコと笑顔で。
「さて、報酬の食べ歩きを頂きましょうかっ!」
「……味見と言って結構食べてなかったか?」
「味見は別腹なので、これからが本番です! さぁ行きますよ!お菓子の屋台が私達を待っているー!」
 やれやれ、といった顔で荷物をまとめる江流。その表情は「こうなることは想定内」といった様子だ。
 そして、エフィルミア先導の食べ歩きが始まる。冒険者達の露店は減ってきているが、アキュアリスタの商人たちの店はまだまだ営業中だ。

 祭りはまだまだ続く。

マスターコメント

お疲れ様でした。 初のイベシナということもあり、出来る限り詰め込ませていただきました。 楽しんでいただければ幸いです。
イベントシナリオ

イベントシナリオ易しい 報酬:少ない14 / 4〜25人

2021年03月30日 15時10分11秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. シルヴィア・A・カペル

    シルヴィアだ。よろしく頼むよ。 実はちょっと悩みがあるんだけど、相談相手というか話し相手になってくれる人はいるかな……?もしいなければのんびり観光を楽しむつもりだ。

  2. No.2

    サイラスだ、よろしくなー 俺でいいなら話し相手になろうか?予定らしい予定ないし

  3. シルヴィア・A・カペル

    サイラス、だね。リザードマンと話せるのはかれこれ十年ぶりだ。ふふ、よろしく。 快諾してくれてすごく嬉しいよ。本当にありがとう。相談が長くなってしまうかもしれないし、そうだな……急で申し訳ないんだけど、サイラスの鍛冶屋に行っても良いかい? そこでプレについても打ち合わせさせてほしいんだけど、どうかな。難しかったら遠慮なく言ってね。

  4. No.4

    別に問題無いよと

  5. シルヴィア・A・カペル

    早速のお返事ありがと。 じゃあお邪魔させてもらうね。また後で鍛冶屋で会おう。

  6. バクル・バスリー

    バクル・バスリーだよ。よろしくね。 リディリディさんと一緒に色々と食べて回る予定だよ。

  7. No.7

    リディリディです。 よ、よろしく・・・、お願いします。 露店も出ているということなので、バスリーさんと食べに行ってきます。

  8. アイル・G・メラノレウカ

    はじめましてだね。 アタシはアイル・G・メラノレウカだ。 ろ、露店の受付には間に合うかい? パンダのぬいぐるみで露店を出そうと思ってるんだよね。 よかったら祭りの合間に寄ってっておくれ。

  9. 海神 江流

    海神江流だよ。 いつも食べてばかりなのでたまには自分で売る方に回ってみようかな。 チョコ菓子売ってるつもりなので、時間に余裕があったら宜しくね。

  10. ロイ・アウレア

    ロイ・アウレアです。ヨロシク。 露店を回ったり景色を楽しんだりとゆったり過ごそうと思ってます。 何がしたいと言う訳ではないので絡み歓迎、何かあればどうぞ。

  11. エフィルミア

    エフィルミアです!よろしくお願いします! エルさんの露店の売り子をします! 売り子としての報酬は、山ほどの露店のお菓子でいいですよっ。(どやぁ)

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0