デスパレートを信じるな
北上辰巳
コメント 15
シナリオID:624
オープニング
「いやあぁぁっ!?」
「来るな、こっちに来るなぁ!」
「っ、今のは!?」
御者台の上、ロドリーがその悲鳴を聞いたのは、ベールコートからリーンエスの都市部へと向かう道中であった。
ロドリーは若き行商人である。もっとも、自力で商品を調達するだけの力はなく、他人の商会に雇われる身であった。
それでも、一つの馬車を任される程度には信用と実力を積み重ねてきた彼である。
無計画な賊程度であれば巧みな手綱捌きで振り切った経験もあるし、百合茶などの嗜好品を中心とした積み荷は軽く、馬にも余裕がある。
悲鳴が聞こえた先は大きな木が並ぶ林。
馬車で通り抜ける事はできないが、待ち伏せている者がいれば、逃げ切れる距離で気づける筈の密度だ。
逃げるのならば襲われている者を見捨てる事にはなるが、もしかすると助けられる状況かもしれない。
数瞬の思考の後、ロドリーは街道を外れ、林の方角へと馬車を走らせた。
善良で勇敢な彼の、最大の失敗を語るのであれば。
整備されてない道を急ぐ、車輪のきしむ音の中。
「いやあぁぁっ!?」
「来るな、こっちに来るなぁ!」
「声が近くなった……今行くぞ!」
聞こえる悲鳴が、先ほどと全く同じである事に、気づけなかった事だろう。
●行方不明者、一名
「仕事だ、冒険者諸君」
グランスパーダの冒険者ギルドの一室、若いとも老いているとも言えぬ男の声で語りだしたリザードマンへと、集められた冒険者の注目が集まった。
「依頼人は此方のモットルネン殿。彼の商会に所属する商人の行方が分からなくなったので、その消息を探して欲しいというのが依頼内容だ」
ギルド職員が指し示した先に落ち着きのない様子で座っていたのは、だらしのない太った体型が印象的な中年の男であった。
彼の名はゼニナーラ・モットルネン。
普段は胡散臭いニヤニヤ笑いがトレードマークの悪徳商人もどきであるが、今回の彼にそのような余裕は感じられなかった。
「……探して欲しい男の名はロドリー。本来であれば、ベールコートから此処リーンエスへ、我が商会の品を積んだ馬車と共にたどり着いていた筈のヒューマンじゃ」
ベールコートで商品を積んだ馬車と共に出発したロドリーは、同盟と王国の境にある山々の隙間を抜け、本日グランスパーダへと到着する……予定であった。
しかし、気まぐれで部下を労ってやろうと思い立ったゼニナーラが、この王都で待てど暮らせどロドリーは現れない。
いよいよ事態がおかしいと気づいたゼニナーラは、常に懐に詰め込んでいる金貨袋を携え、冒険者ギルドの門を叩いたのである。
「はっきり言って、馬車が一日二日遅れることは珍しい事ではない……じゃが、このロドリーという奴はバカがつくほどの真面目で、儂には及ばんが馬の扱いも上手い……奴を雇い入れてから4年、遅刻というのはこれが初めての事じゃ」
仮にロドリーにトラブルが発生し、身動きが取れないのなら、通常の手段では間に合わないかもしれない。
そこで、ゼニナーラはビッグオウムによる迅速な移動が可能であるギルドを頼る事にしたのだ。
「儂の早とちりで、ロドリーとすれ違いになっても報酬は払う。ロドリーが本当にトラブルに巻き込まれていたなら、それに対処した上で一緒に戻ってきてくれ……対処が不可能、もしくは手遅れならば――」
●夜を征く
冒険者達がベールコートにてビッグオウムを降りた時。
既に日は沈み、夜になっていた。
本来であれば朝を待ちたいところであるが、今回は冒険者の機動力を見込まれての依頼だ。
ゼニナーラの書状を見せて、彼の商会から馬を借り受けた冒険者達は、ロドリーが辿ったとされる街道を走り始めた。
――手遅れならば、せめて『回収』してやって欲しい。
三つ目の成功条件が実現しない事を、なにかに祈りながら。
解説
マスターより
リプレイ
「うーん……?」
馬の背で、ミーミル・ロッポラは首を傾げていた。
夜目が利き、聴覚にも優れた彼女が先頭を走ることを反対する仲間は居なかった。
そうしてロドリーが辿ったはずの道程を進む中、突如響いた悲鳴。
そこへミーミルたちが如何に早く到達するかどうかで、この先で危機に陥ってるだろう誰かの生死が別れるかもしれない。
それがロドリーならば、あんなにも心配そうにしていた依頼人の為にも、絶対に間に合わせなければいけないのだ。
だというのに、この違和感はなんだろう?
「ミーミルさん、ちょっと走ったままで聞いてくれない!?」
ふと、彼女に並ぶように馬を走らせてきたミツキ・アインホルンの呼びかけが鋭く響く。
その声色に確かな緊張の色を感じたミーミルが横を振り向けば、そこにはミツキと……暗がりで分かりにくいが、ギャメルの姿があった。
(って、あれ?)
なぜ、暗いのだろうか。
ミツキはなぜ、灯りを消しているのだろうか。
もし、道端でロドリーが倒れていれば、灯り無しでは夜の暗闇に隠され、見落としてしまう恐れもある。
「言われてオレもそうかなって思ったんだけど、ミツキみたいに一字一句覚えてた訳じゃなくてさ……」
「とはいえ、私じゃハッキリとは聞き取れなかったから、先頭を走ってたミーミルならって」
ミツキが感じた違和感が何なのか、ミーミルには言われずとも分かる気がした。
ギャメルの言う、一字一句。記憶力の優れるミツキは、一度聞いただけでもそれを覚えたのだろう。
だから、その声をより明瞭に聞き取れるであろうギャメルに、そしてミーミルに確認しに来たのだ。
それも敢えて、灯りを消して。
「さっきから聞こえる悲鳴――まったく同じじゃない?」
向かう先に待ち受けるだろう、敵に見られないように。
街道には争った形跡もなければ、油断しやすい野営の跡も無かった。
故にこそ、シュロは盗賊による擬餌や囮を疑っていたのだ。
「……確かに同じ言葉をずっと繰り返してる。乗ってきたオウムのほうがずっと賢そうだな」
ミーミルに続く形で辿り着いた、見上げるような巨木が立ち並ぶ林。
シュロも含めた夜目の効く面々がその葉や枝の間に目を凝らせば、確かにそこには悲鳴の主がいた。
ただし、それは冒険者が救うべき被害者たちではなく。
『「助けて! お願い、食べないで……!」』
『「イテェ……畜生、イテェよ!!」』
発する言葉の意味すら理解せず、ただ新しい獲物が引寄せられるとだけ知っている醜悪な鳥人の姿であった。
「あれは……まさか早贄?」
「ハヤニエ?」
震える声で呟くレイヤ・ダライ=カホールの言葉に、ギャメルが聞き返す。
視覚ではなく、聴覚によって先に待ち受ける存在が人でないことを認知している彼ではあったが、だからこそ物言わぬ者に気づくのは、レイヤたちより数秒遅れてのことになる。
「一部の鳥類の、枝に獲物を突きさす習性のことね。理由はよく分かってないらしいけど……まさか」
レイヤの言葉を補足するミツキが、言葉の途中で現状に気付く。
人の言葉を使って獲物を誘いだすハーピー。
彼女たちなりの早贄があるのなら、そこで屍を晒すのは。
その思考に答えるように、シュロの感情を抑えた声が響いた。
「わたしらから見ればお粗末な罠だが、一介の商人や旅人なら十分ってことか……腕だの脚だの、食い残しだらけだ、あの林」
冒険者たちが得た情報を共有していく中で、その視線はおのずと一人の仲間へと向けられていく。
その先で銀糸を揺らすセリオス・オーガストは、しかし仲間へ反応を返すことは無く、ただ悲鳴の響く林を凝視していた。
今回の依頼の目的はロドリーの救出だ。
このハーピーたちは到底捨て置ける存在ではないが、そこにロドリーがいるという確信が無ければ、街道に戻り改めて彼を探すという選択肢もある。
ハーピーに関しても、ギルドに注意喚起をし討伐依頼を出してもらえば、冒険者としての義理は十分に果たしたと言えるだろう。
それを判断する上で、この場でセリオスだけが有する力は、非常に重要な要素であった。
「……枝に横たわってて分かりにくいが、一人分だけハーピーより低い、ヒューマン並みの体温がある。分かるのはそれだけだ」
「それがロドリーとは限らないってことだね。でも……」
セリオスの言葉に、ミーミルが尻すぼみな調子で声を上げる。
あの悍ましい悲鳴の中に取り残されている人が居るのなら、絶対に救い出したい。
けれど、それがもし依頼人の願いを裏切ることになってしまえば……。
「うーん……助けよう! もし違ったら、そっからまたロドリーも探して助ければいいんだよ!」
時間は有限だ。
ミーミルが提案したのは、心無い者が聞けば向こう見ずで幼稚なものだと笑うような選択であり。
しかし、それに反対する者は、此処には一人としていなかった。
●救出
『「助けて! おねが……」ギギィッ!?』
悪辣な悲鳴の疑似餌を終わらせたのは、力強く放たれる二本の矢であった。
ハーピーにとって、獲物からの反撃という初めての経験。
横を見れば、自分と同じように腿を撃ち抜かれた同胞の姿。
致命傷とまでは行かないが、未経験の衝撃と痛みに、この鳥人の群れに動揺が走るのは当然のことである。
「よし、行けっ、二人とも!」
矢を放ったセリオスが叫ぶと同時に、ギャメルとシュロが走り出す。
目指す先はセリオスが看破した生存者が横たわる一本の巨木だ。
「木の上からの救出……十数秒で終われば上出来かしら」
「少なくとも、それまでは引き付けないと……!」
二人が救出に向かうのだから、残りの四人でハーピーを相手取らなければならない。
ハーピーから隠れる仲間を照らしてしまわぬよう、数瞬遅れてエンライトを使用するミツキの隣で、レイヤが手にする短杖にエーテルを収束させる。
瞬く間に網状に変化したそれを放てば、木の葉の影から飛び出した一匹のハーピーの翼に絡まり、飛翔を妨害する。
『ギギギ、「邪魔だヨロイモグラ!」』
「センザンコウですよ!」
ハーピー特有の流暢な罵倒に言い返し、レイヤは果敢に敵を睨み返す。
セリオスの強力な二連射に始まり、ハーピーには不快この上ないだろうレイヤによる魔糸の妨害。
ハーピーからの敵意、警戒を引き付けた彼らをミツキのエンライトが照らし、その存在を大いに示す。
すべては、救出を可能な限りスムーズに行わさせるため。
『ガギ……「生きの良い餌共」!』
「でかいな、この群れの長で間違いない!」
「なら……こっちだ!」
だが、その分の負担は大きい。
飛び出してきたハーピーの中でも、ひときわ大きく冠毛を持ったハーピー。
セリオスの推測通り、この群れの中でも最も強力な特異個体であるリーダーは、ミーミルの放つエーテルを容易に躱してみせる。
そして、高度を上げた特異個体が不気味な鳴き声を上げれば、突風と共にミーミルの甲冑が切り裂かれるのだ。
「ぐ、ぅぅぅ!」
「ミーミルっ! 拙い、魔法を使う個体がいる……!」
苦悶の声を上げるミーミルに、ミツキが焦りの表情を浮かべる。
重装備で固めるウォーリアにとって、魔法での攻撃は典型的な弱点だ。
加えて、ギャメルが救助の為に別行動をしている今、癒しの術を持つのはセリオスのみ。
引き付けの為に攻撃の手を緩めすぎる事もできないと考えれば、冒険者たちは、明らかな苦境に立たされていた。
「まずそうだなアッチ……シュロ、まだか!?」
「今降りる……うえっ」
巨木の根本、声を抑えながらも呼びかけるギャメルに対し、シュロがこみあげる吐き気を抑えながらも答える。
シュロも振るう大剣と共にまき散らされる血の匂いは知っている。
しかし、犠牲者の血肉が腐った悪臭というものは、また別の辛さがあった。
傷だらけのヒューマンの男を自分の体にロープで結び付け、これまた木にかけたロープを伝ってシュロが降りれば、ギャメルが用意した毛布で男を受け止める。
「とりあえず一回ヒールは使ったけど、目を覚まさない……変に動かさない方がいいかもな」
「そうだな、出来るだけ揺らしたくないし、ハーピーも全部アッチに……ぐわっ!?」
「ギャ、ギャメル!?」
引き付け役をする仲間を見やるシュロの耳に、ゴブリンの短い悲鳴が届く。
何事かとシュロがギャメルを振り向けば、彼は動かないヒューマンの横で、腹を抑えて蹲っていた。
「意識が少しでもないか、エンパシーで探ろうとしたんだけど、眠ってるのか気絶してるのかも分からなくて……」
「……あれって確か、人の感覚が自分にも来るんだっけ? 重傷の奴に使えばなぁ」
男が受けた傷の痛みが、疑似的なものではあるがギャメルにも伝わってしまったようだ。
幸い、本当の傷まで受けたわけではないギャメルがすぐに立ち直れば、神妙な顔をして考え込む。
「……今、腹が特別痛かったんだよ。腹の傷が一番重いってことかなって」
「……つまり?」
「これだけ分かれば、治療はオレ一人で十分だ。皆のおかげで光縛封も残ってるから、襲われても持ちこたえることは出来ると思う」
暫定的にではあるが、男の危機を脱するめどは立った。
こうなれば、この場で最も危険なのは、四人でハーピーに囲まれている仲間たち。
「――わかった、危なかったら大声で呼べよ?」
故に少女騎士は、ニヤリと笑ってギャメルへ背を向けるのだった。
●断末魔は聞こえない
空を舞う亜人に纏わりつく、光の球や稲妻の澱嵐。
頭上からは光の雨、体勢を崩した鳥人の頭蓋を風を纏った矢が撃ち貫く。
冒険者たちの奮戦により三匹のハーピーが地に伏せ、残りも殆どが負傷した状態だ。
だが。
『ギッギッギ、「死にぞこない、死にぞこない」!』
「くぅっ……はぁ、はぁっ……!」
「ミーミルさん! セリオスさん、回復を……!」
「貴方も下がってレイヤさん! あの爪、病気があってもおかしくないのよ!」
魔法は切れたのか、冠毛のハーピーが低空に降りて爪での攻撃を加えてくる。
迎え撃つミーミルの斧は敵をすり抜け、一方的にその身に傷を増やされていく。
セリオスも回復の術でミーミルを癒すが、彼女の傷を負うスピードがそれを上回ってしまっている。
(敵を引き付ける、という意味では狙い通りだが……!)
何度も追いすがる姿が冠毛のハーピーの嗜虐心をくすぐったのか、集中的な攻撃を受けたミーミルの傷はひと際深い。
レイヤも、気が立ったハーピーの爪を受けてしまって以降、不自然に消耗が激しい。
『「腕が、わたしの腕が……お母さぁん!」……ゲッゲッゲ』
「また……! こんなの許せない!」
「乗せられないで、ミーミルさん! ああもう、気が散る……!」
加えて厄介なのが、時折ハーピーが発する犠牲者の断末魔。
ミツキの言う通り、突き詰めて言えば気が散る程度の叫びであるが、この僅かな集中の乱れは大きな影響を生む。
これさえなければ、もう一、二匹は落とせていただろう。
無論、今も確実に敵は減っている。
レイヤの放った巨岩が炸裂すれば、躱し損ねた一匹が翼に礫を受け、そのまま地面に叩きつけられる。
そして、ミーミルに気を取られていた特異個体もまた背中に石を受け体勢を崩し始めていた。
総攻撃を仕掛ければ、冒険者側が押し切れなくはないのだろう。
だが、今の状況で前のめりな戦いをすれば、力尽きる者も出るかもしれない。
暗い思考が冒険者達の脳裏に過った、その直後。
「……もう大丈夫だっ! 加勢する!」
「っ、ミーミルさんと入れ替わって!」
大剣を構えたシュロを認識したミツキの判断は早かった。
その言葉に即座に従ったシュロは、ミーミルを再び攻撃の対象としていた冠毛のハーピーの前に素早く立ちふさがる。
『ギ、ギギッ!?』
「無事か、ミーミル!」
「うん、なんとか!」
これまでミーミルがハーピーを引きつけ耐えていた分、シュロの消耗は皆無。
全力でハーピーに相対する彼女は、盾でその爪を受け止める事に成功していた。
「よし、今なら!」
「翼さえ奪ってしまえば……!」
その一瞬の制止を、冒険者は見逃さない。
レイヤの放った氷の矢が片翼を凍てつかせれば、もう片方の翼はセリオスの放った渾身の一射で消し飛ばされる。
「もう逃げられないわね……終わりにしましょう」
激痛に苦しむ冠毛のハーピーは、ミツキの放った術に気付かない。
それは敵を攻撃するのではなく、確実に仕留める為の魔錆のエーテルだ。
「そうだね、お返しだぁ!」
そこに下される、ミーミルの燃え上がる闘気槌。
他者の叫びを道具にし続けた魔性の鳥人は、己の断末魔を上げる間もなく、その頭部を叩き潰されるのであった。
●後日談
「喰われかけておったとは……お主らに頼んでなかったらどうなってたか」
長を失ったハーピーたちを掃討した冒険者は、救い出した男――ロドリーを連れてゼニナーラの待つギルドに帰還していた。
早く医者に見せて正式な治療を受けさせるべきだというギャメルの言葉に皆が従った形だ。
「ロドリーは暫く生かしておくつもりだったんじゃないかな。思ったよりは酷い怪我じゃなかったよ」
調理人の母は古い食材から使っていた……とまでは言わないギャメルの言葉に、ゼニナーラもホッとしたように頷く。
一方で、ミツキは必ずしも喜びだけではない表情をその顔に浮かべている。
「ロドリーさんは救えたけど……大勢の死体があったわ。もっと早く気づけていれば……」
「なるべく早く弔ってやらねばな……獣に荒らされる可能性もある」
そうして新たに人の味を覚えた獣が生まれれば、また被害が出かねない。
神妙に語るセリオスの言葉を聞きながら、シュロが悩まし気に眉間にしわを寄せる。
「人手がいりそうだよな……誰が死んでるのか分からねぇから、依頼にしてくれる人も居ないし」
「シュロさんは素早く降ろしてくれましたけど、授恵者じゃなければ時間もかかりそうですし……」
「でも、あのままなんて可哀そうだよ。ようし、ボクが……!」
シュロと共にレイヤも頭を悩ませ、それならばと名乗りを上げようとしたミーミルはミツキに押しとどめられ。
そのような冒険者たちを見る依頼人ゼニナーラは、意を決した表情で大きな声を張り上げる。
「わかったわかった、そう言うなら儂が人を雇っておいてやろうじゃないか」
「それは……そうしてくれるのなら、多くの者が救われるだろう」
思いがけない提案に、犠牲者たちを心配していた冒険者たちもようやく安心した様子を見せる。
だが、セリオスの言葉を受け高笑いするこの商人と初対面ではないギャメルだけは違う。
この男は、こういう分かりやすい善行をする男ではないのだ。
「……本音は?」
「めっちゃ損して腹立つから、八つ当たりにハーピーの獲物を奪ってやるんじゃー!!」
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準6 / 4〜6人
2021年03月06日 18時34分34秒 公開
相談掲示板
キャスターのミツキよ。よろしくね エンライトを持ち込んで、照らす予定よ。 あとは、範囲火力でゴリゴリ削る感じかしら
ヒーラーのギャメルだ。皆、よろしく頼むぜ。 保護する相手がすでにオダブツかも……っていう心情的にハードな依頼だけど頑張るぜ! 木の上の人影が生きてるか判別するには、サーマルアイが役立ちそうだな。 ハーピーにも気づきやすいだろうし。 オレはサーマルアイ覚えてねぇけど、必要なら習得できるって感じだ。
放浪騎士のシュロだ。クラスはウォーリアだぞ。 助ける為にも急いでいかないとな。 夜の戦闘になりそうだから、わたしは【暗視】を持っていくつもりだぞ。 依頼としてはロドリーの救出が目的で、ハーピー退治じゃないから無理に倒す必要はなさそうだな。 最悪逃がしてもいいし、ロドリーを確保したら一目散に撤退しても問題はなさそうだ。 でも、今後の憂いを断つために全滅させられるならそうしたほうがいいだろうな。
・・・ん、シューターのセリオスだ、よろしくたのむ。 俺も暗視とサーマルアイを持っていくとするか。 ボスのハーピーは空高く飛んでるようだからそいつを優先して狙ったほうがいいか。ボスがいなくなれば向こうも散り散りになる可能性が高そうだしな
レイヤ・ダライカホールです。ハーフビーストでキャスターです。 よろしくお願いしますね。 今回は夜間戦闘ですか。 範囲攻撃と、それからBS…今回は魔糸で回避を下げたりしていこうと思います。 わたしも夜目が利く(暗視)ので、それを生かしていきましょう。 依頼としてはたとえ手遅れでもロドリーさんを発見できればよし、ですね。 けれど辛うじて生きているなら手当もしたいところです。 敵さんを手早く片付けて、無事に助け出せるといいですね。
ウォーリアのミーミルだよ! 今回はよろしくね。 ロドリーを助けに行かなきゃね! ボクも暗視は持っていくことにするよ。 冠毛のハーピーはもしかしたらボクの攻撃は届かないかもしれないから、チャージングとシーザーロアを使って引き付けるようにはしておくよ。
>ハーピー討伐 シュロさんと同意見なのよね。第一目標は救出だからそれを最優先すべきだし、とはいえできれば全滅させたいと思うわ。 >全体的な作戦 皆さんの想定は、とりあえずハーピーを全滅させてから探す、なのかしら。 私は生きているなら助けたいし、そのために治療の確度をあげるために早めに回収した方がいいと思うわ。 とはいえ、救出も回復も私には荷が重いから、結局私は倒す方の行動しかできないのだけど……
>編成 ウォーリア2 キャスター2 シューター1 ヒーラー1 >救出作戦 わたしもハーピー全滅前に、ロドリーを助けるつもりだな。 4~5人でハーピーの気を引いてる間に、1~2人がこっそり救出ってのが理想だけど。隠密できて壁歩き出来るシーフがいないのがちょっと難しいか? 先に助けるなら……んー、助けてる間にロドリーが狙われたら危ないからな。ミーミルが引き付け役をしてくれるなら、わたしは救出側で【カバリング】で護衛役になろうかな?
戦闘と捜索の同時進行の方が、早く助けられるな。 回復やBS解除は任せてくれ。 回収に関しては、身軽な装備で向かうこともできるが、オレの体格だと救助方法はよく考えとかねぇとな。 サーマルアイで見えるセリオスは救助と戦闘どっちにいく?
おっとっと。仲間がどう動くか聞く前に、オレの動きの予定も言っといた方がいいよな。 オレは救助側で回復しようと思ってる。 もし違う班なら、サーマルアイで生存者の体温の反応があるかセリオスから聞いときたかったんだ。
戦闘と捜索の同時進行で行くなら、まずはロドリーさんの位置の把握が必要ですね。 そこからの引き離しと敵の足止めも。 わたしもアーケインテンペストとか持っていきますね。
<ギャメル 空を飛んでるし、俺はハーピーの相手をするほうに回ろうと思う。射撃餅と厄介な相手であると認識させてけん制したほうが救助もしやすくなるだろうしな <救助 シュロもいってるが救助は回復とその護衛も考えれば二人で残りでハーピーの足止めをしたほうが無難だろう
>救助 やっぱり隠密じゃなくて強行突破って感じになるかな。 なら、わたしがロドリーを助けに木に登ることにするぞ。 サーマルアイを持ってるのはセリオスか? なら、生きてる反応を見つけたら教えてくれ。わたしが急いで助けにいくからな。
<シュロ 了解した。とりあえず暗視とサーマルアイで周辺を確認してハーピー以外の熱源があれば知らせよう
>救助 セリオスが戦闘前にサーマルアイで反応確認、シュロが木に登って救助って流れだな。二人ともありがとよ! オレは木の下でシュロとロドリーが降りてくるのを待ってようと思うぜ。 水と食べ物、ブランケットを用意しておく。 あとは目立っちまうから積極的には使わねぇけど、万が一敵に気づかれた時用に光縛封を持っていくぜ。敵が同じヘクスにくる前に使って、救助班とロドリーを入れて結界をはるつもりでいる。