【豆充】天誅! 悪徳商人と悪代官

おおくまねこ

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シナリオID:541

オープニング

●黒い交際
「商人よ。お主も悪よのう」
「いえいえ......お代官様には敵いません。わたくしがこのような荒稼ぎができるのも、お代官様のご助力があればこそでございます」
 高級酒場の奥の個室で、二人の悪党が酒を酌み交わしていた。薄暗い灯りが照らすテーブルには、迷宮都市産の最高級チョコレートが置かれている。このチョコレートこそが、彼らの悪事の象徴(シンボル)なのだ。
「巷で噂のチョコレート……精製の際に水と脂を混ぜ、見た目はそのままに量を水増ししようとは……目の付け所が違う」
「もったいないお言葉。ところで、これはお礼の『お菓子』でございます……」
「おお、いつも済まんのお」

 ディエゴは恭しく代官にチョコレート菓子の箱を差し出した。代官はニヤリと笑って『お菓子』を受け取ると、ささっと懐にしまった。
 このディエゴはチョコレートに不純物を混ぜ込み、量を水増しすることで粗悪品を高級チョコレートと偽って販売している悪徳商人なのだ。相席している代官はディエゴの後ろ盾であり、今まさに賄賂を受け取っている真っ最中というわけである。

「お代官様の品質保証は効果覿面です。街のほとんどの者はチョコなど食べたことがありませんからな。粗悪品であることにも気づかず、嬉しそうにチョコを食べています。
 もし敏い者が気づいたとしても、代官様の品質保証書に異議を唱えることなどできますまいて。安心して商いに精を出せるというものです」
「うむ。後ろ盾は儂に任せておけ。その代わり、これからもたっぷりと甘い汁を吸わせてくれよ」
「もちろんでございます」
 ワインをグラスを流し込みながら、二人はいやらしく笑う。
「ふふふ……愚民共のエサには粗悪なチョコレートで十分よ。……おお、本物のチョコはワインによく合うのう!」
「全くでございます。支配者階級である我々は下々の者を踏み台にして本物のチョコを楽しむとしましょう。はっはっは……」

●パティシエからの依頼
「冒険者の人たちに、あのチョコ工場を調べてほしいのよ」
 男女数名のグループを率いて冒険者の店にやってきたのは、金髪碧眼の美女だった。彼女の名はローリエ。彼女も、彼女が連れて来た他の者達もみな、この街の菓子職人なのだという。
「ヤーヴェ商会のチョコの味は明らかにおかしい。街の人達は他の場所のチョコを食べたことがないから分かんないみたいだけど、アタシの舌は誤魔化せない。アレは絶対何かズルをしてるよ。ここにいる人達もみんな、あのチョコを疑ってる。お上の品質保証書なんてきっと嘘っぱちだよ」
 彼女の言葉に、菓子職人たちは頷いた。彼らはみな、ローリエと同じくヤーヴェ商会のチョコの味がおかしいと感じており、連盟として冒険者に依頼を出すつもりらしい。

「これ、右がヤーヴェ商会のチョコで、左が迷宮都市エドゥノーグから取り寄せたチョコ。食べ比べてみて」
 そう言いながら、ローリエは机の上に二枚の板チョコを置いた。
 冒険者たちは少しずつチョコを齧り、唖然とした。食べ比べてみれば、二つのチョコは別物だとハッキリ断言できる。
「おかしいでしょ? でも、厄介なことにヤーヴェ商会はお上御用達の商会で、代官の品質保証も受けてるんだ。だから、もっと上に不正を告発する為に確実な物証が欲しい。あそこのチョコの材料とか、ニセモノの品質保証書の製造現場とかね」
「クソッ! ディエゴの野郎! 汚い手を使いやがって!」
 ローリエの言葉に、菓子職人の一人が机をドンと叩いた。不正が明らかでありながら、手が出せないのが歯がゆいのだろう。
「アンタたちになんとかディエゴの不正の証拠を掴んでもらいたい。もしかしたら代官もグルかもしれないけど……さすがに領主の屋敷に忍びこめとは言わないよ。方法はアンタたちに任せる。どう? やってくれる?」

●黒い交際、再び
 ある日の夕刻。領主代行の屋敷で再び悪党達が会議をしていた。

「どうしたディエゴ。急に尋ねて来るとは。手紙では話せぬ用事か?」
「申し訳ありませぬ、お代官様。実は取り急ぎお耳に入れておきたいことがございまして……」
「ふむ、申してみよ」
「実は、この街の菓子職人たちの一部が私のチョコレート工場を嗅ぎまわっているようなのでございます。どうやら、冒険者の店にまで依頼を出したようで……」

 その言葉に、代官は眉をひそめた。菓子職人が徒党を組んだ程度ならどうとでもできるが、冒険者が絡むとなると面倒だ。本当に不正の証拠を見つけられてしまうかもしれない。

「それはまことか。……工場の職人たちには口止めしてあるな?」
「ええ、それはもちろん。給料も弾んでおりますし、事が露見すれば彼らも私と共に失業だと念押ししています。菓子職人から話が漏れる心配はないでしょう」

 その言葉に、代官は満足そうに頷く。

「うむ、ならば安心だな。……では、工場の警備の方は?」
「万全でございます。工場は用心棒の先生がおりますゆえ。無断で侵入しようとすれば冒険者とて返り討ちに遭うでしょう」
「うむ。ならば安心だな」
「ありがとうございます。あと、まさかそちらに行くとは思いませんが……お代官様の屋敷の方は?」

 ディエゴは心配そうに代官に尋ねた。実は、代官の屋敷にも外に出るとまずい決定的な証拠品がある。代官がディエゴの裏切りを防ぐ為、保険として残しているディエゴ直筆の手紙だ。

「ふはは、安心せい。警備は万全じゃ。それに、『あの手紙』は儂の寝室に隠してある。つまり、証拠を掴みたくば儂との戦いは避けられぬと言うことじゃ!」

 代官は呵々と笑いながら剣を抜くと、部屋の片隅に置いてあった鎧を一太刀で粉々に粉砕した。鎧との距離は十メートル近く離れていたにも関わらず、である。
「おお、凄い! 流石は『天眼』のガルバリオンと呼ばれた御方!」
「ふはは、冒険者よ、来るなら来い! この剣で返り討ちにしてくれるわ!」

解説

●状況  冒険者たちはリルドの町の菓子職人たちの依頼を受け、粗悪品のチョコを販売している悪徳商人のチョコ工場を探ることになります。不正は悪徳商人と悪代官が結託して行っている為、代官の屋敷を攻めた場合も不正の証拠を掴むことができます。  ただし、片方を捕まえても、もう片方は逃亡してしまう為、二人まとめてしょっぴきたければチョコ工場と代官の屋敷、両方に潜入する必要があります。  ※両方捕まえると「大成功」です。 ●登場NPC  ディエゴ・ヤーヴェ  品質を偽った粗悪品のチョコを販売している悪徳商人のオッサンです。ただの商人なので戦闘力は皆無です。不正の証拠を掴まれた場合、金を持って夜逃げしようとします。  ※工場とディエゴの屋敷は離れています。夜中に潜入されても次の朝にはまだ気づいていないでしょう。  領主代行『天眼』のガルバリオン  粗悪品のチョコレートに虚偽の品質保証書を発行し、商人から裏金を得ている悪代官です。今でこそ悪代官と成り果ててましたが、かつては戦場に勇名を轟かせたウォーリアーでした。  全盛期より実力は衰えていますが、《天眼》と《殺界》、《エーテルブレード》のコンボは今もなお脅威です。  ディエゴの悪事が露見した場合、全ての罪をディエゴになすりつけて権力に居座り続けます。それを防ぐ為には彼の屋敷にある不正の証拠となる文書を確保する必要があります。 ●衛兵×10  ガルバリオンの屋敷を警護している兵隊です。授恵者ではないので冒険者の敵ではないでしょう。どの時間帯でも総数は十名です。なお、彼らは主君の悪事には気づいていません。 ●用心棒の先生  工場を住み込みで警備している死霊術師です。後述のゴーレムを使役していますが本体の実力は大したことはありません。 ●ドラゴン・ゴーレム×3  台座に乗ったドラゴンの形をした2メートルほどのサイズの動く石像です。正門に2体、裏口に1体が配置されており、侵入者を感知すると動き出します。正体は石像に封印された死霊です。術者が倒れると暴走します。 ●建物について  チョコ工場  街外れにあるチョコ工場です。二十メートル四方ほどの敷地で、窓や裏口もあります。深夜は死霊術師だけになります。  ガルバリオンの屋敷  街の中心にある二階建ての大きな屋敷です。十名の衛兵が巡回警備しています。二階にあるガルバリオンの寝室は冒険者十名を楽に収容できる広さがあります。他の部屋も広めです。

マスターより

 こんにちは。バレンタインのシーズンですね。というわけで、本シナリオはロスガリア大陸にチョコレートを普及させるための連動企画のシナリオとなります。今回は時代劇風の勧善懲悪シナリオです。チョコの甘い香りに誘われて寄って来た、醜い浮世の鬼共を成敗してしまいましょう!

リプレイ

●燃える冒険者たち
「材料を誤魔化して利益を得るだなんて、商人としてあるまじき行為ですね! 同じ商売人として、許して置くわけには行きません!」
 ディエゴの悪事の話を聞き、商家生まれのリサ・ベイカーは憤っていた。損得勘定だけで動く商人も嫌いだが、客を騙して利益を得るなどとはさらにその下だ。断じて見逃すわけにはいかない。
「全くです! 粗悪品のチョコで人々を騙すなんて酷い方々ですね! 私達で懲らしめてやりましょう!」
 フリーダ=ブロムヴィストも憤慨している。みんなの希望であるチョコで暴利を貪ろうとは言語道断。捨て置けぬ悪行である。
「どれ、ボクも一口」
 アルマ・ヴァレンタインは目隠ししながらディエゴのチョコとちゃんとしたチョコをかじってみた。彼女なりの格付けチェックだ。結果は歴然。ディエゴのチョコはハッキリと味が薄く、不味かった。
「いやー、目隠ししてても差が分かるほどの粗悪品だけど……こういうのじゃボクのゲテモノ心はうずかないなあ。品質保証書を出してる領主代行のお代官さまは賄賂でも受け取ってるのか……もしくは本物の味覚音痴とか?」
 この、素人の舌でも分かるほど不味いチョコに品質保証書を発行しているとなると、代官もグルである可能性は高い。もしかすると商人が偽装文書作成に手を染めている可能性もあるが、いずれにせよ、代官がグルかどうかは確認しておくべきだろう。
 依頼人たちは危険なので代官の屋敷に突っ込む必要はないとは言っていたが、完璧を目指してこそのプロフェッショナルだ。

「甘いものをこのように扱うとは、けして許してはなりませんね! しかし『天眼』のガルバリオン……聞いたことがありますね」
 レイヤ・ダライ=カホールはこの街の領主代行の名に聞き覚えがあった。彼女は幼い頃から物語や叙事詩に触れる機会が多くあった。そのレイヤがかつて聞いた英雄譚の一つに、「天眼のガルバリオン」のものもあったはずだ。昔話では英雄らしい高潔な人物だったはずだが……、それも今となっては幻なのだろうか?

「皆がチョコの味知らないのを良い事に、不純物混ぜて水増しするなんて――絶対に許せないよ……! 悪徳商人と悪代官にはお仕置きが必要だね」
 エルゼリオ・レイノーラも他の皆と気持ちは同じだ。こういう姑息な手段をとる悪党には天に代わりて誅を下さねばなるまい。
 冒険者たちは菓子職人たちの依頼を快諾すると、日が沈むのを待って行動を開始した。

●ディエゴの工場へ
 寒風吹き荒ぶ夜の闇に紛れ、五人の冒険者たちがディエゴの工場へと向かっていた。菓子職人達の依頼を引き受けた冒険者は全部で十名だが、半数は商人とグルである可能性がある代官の屋敷に向かっている。
「あんな、美味しくないチョコ、許せない、です! 不正の証拠、絶対に見つける、ます!」
 蒋(ショウ)・璃龍(リーロン)はディエゴの不味いチョコの味を思い出し、張り切っていた。もし邪魔する者などがいれば、彼女の槍が黙っていないだろう。
「警備員と鉢合わせすれば騒ぎになるかもしれない。手早く済ませよう」
 先頭を行くセリオス・オーガストの外套が夜風にたなびく。夜目が効く彼は灯りを付けずに先行し、工場の近辺を警備する者がいないかを探っている。トレードマークのマントも黒く染め、闇に溶け込むように工夫してある。さらに、隠蔽(ハイディング)のスキルまで用いて気配も完全に殺す徹底ぶりだ。よほどの手練れでなければ彼の接近には気づかないだろう。
「迷宮都市でチョコレートが見つかったのは最近なのに、こういうのに限って行動が早いわね」
 イネス・エレディアは嘆息した。一早く流行りモノに目をつけたというのは、ある意味商人としては優秀なのかもしれないが。なぜその才能を世の為に使えなかったのか。
「全周警戒しつつ工場の裏口から忍び込むよ」
 エルゼリオは忍び足でセリオスの後ろを歩きながら、仲間達に指で進路を示した。居残りの従業員などはいるはずもない時間帯だが、極力トラブルを避ける為、工場の裏口へと回り込む計画なのだ。
 冒険者たちが首尾よく工場の裏口に辿りつくと、立派なドラゴンの石像が一体、入口の前に鎮座していた。正門に置いてあった二体と同じデザインも同じだ。単なる美術品の可能性もあるが、正門ならともかく裏口にまで置いてあるとなると、門番である可能性は十分あり得るだろう。
 セリオスはすっと隊列を離れ、ドラゴンの石像の背後へと回り込んだ。残りの四人の冒険者たちは石像から視線を外さないようにしながら、裏口にそっと近づく。すると――。。
 なんと石像の目が赤く光り、ガタガタと震え出した!
「グルォオオオオオ!!」
 ドラゴンの石像は吠え声を上げ、台座から飛び降りた!
「天光満つる処に我は在り 黄泉の門開く処に汝在り〟出でよ――『祈雷』」
 その瞬間、エルゼリオが石像の側面から祈雷を発動し、雷気を纏った霧が召喚された。
(今の吠え声はうるさかった。この工場を警備している者が他にもいるなら、きっと駆け付けてくるだろう。増援を呼ばれたら厄介だ。可及的速やかに片付ける!)
「やはり門番だったか」
 ドラゴンが霧に気をとられた隙を突き、セリオスが死角から放った「見えない死神」が背後からドラゴンの翼を貫いた。
 間髪入れず、チャージングで一気に接近した璃龍がドラゴンの頭部目掛けて、鋼の槍で破鎧砕を叩き込む。息も付かさぬ連続攻撃で石像には無数の罅が入った。だが、冒険者たちは手を緩めず、さらにドラゴンに攻撃を仕掛けていく!
「先手必勝、です!」
 バキャ、という音と共に頭の上半分が吹き飛ぶ。
「ゴーレムの形で、攻撃方法は予測がつく、です。でも、頭を壊しても、ゴーレムなので動くかもしれないと思う、ます」
「ギャオオオオ!」
「!」
 やはりというべきか、頭が半壊しても像が停止する気配はない。ゴーレムゆえ、頭部は急所ではないのだろう。見たところ、分かりやすく光っているパーツなどはない。もし核(コア)の類があったとしても像の内部の奥深くに違いない。どうやら完全に停止するまで攻撃を続けるほかはなさそうだ。
 続いて、イネスが自身よりも大きい魔弓を引き絞り、石像に重撃射をお見舞いした。放たれた矢は石像の胴体に深々と突き刺さり、矢から溢れたエーテルがタールのように石像へと纏わりついた。
「これでも喰らえッ!」
 チャージングで一気にドラゴンへと踏み込んだスヴァン=ウォルフ=ユーウェンは頭部を狙って大剣を振り下ろした。ドラゴンは斬撃を受け止めんと腕を振り上げる。しかし、スヴァンは途中で斬撃を急停止してドラゴンの腕による防御をやり過ごし、軌道を強引に変えて肩口に力任せに闘気槌を叩き込んだ!
 ガキン、と手に硬い物を打ち付けた感触が残り、石像の肩が少し欠けた。ここまで、立て続けに冒険者たちの五連撃を受けたドラゴン・ゴーレムは――。
「ギャオオオオ!!」
 止まるどころか、痛みを感じている様子すらない! 竜の石像は爪を振り上げ、一番近くにいた璃龍へと襲い掛かった!
「チッ!」
 咄嗟に大剣を盾代わりにしてカバリングに入るスヴァン。ドラゴンの爪は大剣を軽々と跳ね上げ、スヴァンに強烈な一撃を入れた。
「がはっ!」
 常人どころかウォーリアー以外ならば一撃で気絶しかねない威力だったが、スヴァンは歯を食いしばり、意識を保った。
 バチチチチ!
 このタイミングでエルゼリオが召喚した霧から雷が乱れ飛んだ。ドラゴンの石像は雷に身を灼かれ、一瞬動きを止めた。
「ヒール!」
 すかさずイネスがスヴァンにヒールを飛ばし、その傷を癒す。だがスヴァンの傷は深く、一回の治癒では完治はしなかった。
 セリオスはエーテルを矢へと注ぎ込み、鋭射を放った。着弾と同時に爆発したエーテルはドラゴンの頭部を完全に吹き飛ばしたが、なおも石像は止まる様子がない。
さらにスヴァンの闘気槌、璃龍の破鎧砕が立て続けに直撃し、ドラゴンには大きな亀裂が入った。そこにエルゼリオの魔矢が命中し、ドラゴンは亀裂から縦に真っ二つに裂け、ようやく機能停止した。冒険者たちは小さく息を吐くが――。

「どうやら、ネズミがいるようだな」
 正面入り口の方から、ローブを纏った陰気な男が新たな二体のドラゴン・ゴーレムを引き連れて姿を現した。冒険者たちは即座に男の方に向き直り、再び全身のエーテルを活性化させる。
「曲者共め。我がドラゴン・ゴーレムの力、身を以て知るがいい!」

●屋敷に突入・正門編
「悪代官ねえ。世の中にはそういうのが多少なり現れるよな。特に儲け話にはさ」
 ガルバリオンの屋敷を遠目に眺めながら、ベルタークは肩をすくめた。彼は不正を取り締まるような性格ではないにしろ、依頼は依頼だ。きっちり代金の分は働かなくては。
「私は陽動も兼ねて正面から堂々とたずねてみます」
「正面からとは勇ましいことだ。じゃあ俺は、裏を固めておこう」
 フリーダの言葉に、肩をすくめるベルターク。
「私もベルタークさんと一緒に裏に回りますね」
 手を挙げるリサ。結局正面から突撃する役には、アルマとレイヤ、フリーダの三人が手を上げた。裏口にはリサとベルタークが回り込み、脱出路を塞ぐ作戦だ。
「うーん、どこにいるんだろ」
 アルマは昼間に下見して作ったガルバリオンの屋敷の見取り図を手に唸った。おそらくガルバリオンは寝室で就寝しているだろう。部屋の配置の詳細は不明だが、金持ちは高いところが好きだからおそらく二階だろうか。

 裏口に回るリサとベルタークを見送った後、三人はおもむろに屋敷の正門に近づき、門番へと近づいて行った。
「代官様はお休みである。こんな時間に何のようだ?」
「この門を開けろ! チョコレート市警だ!」
 アルマは門番に向かって怒鳴ってみた。
「……? 遊びなら明日友達とやりなさい。子供はもう寝る時間だよ」
 幼い容姿もあってか、衛兵は完全に子供扱いだ。アルマは衛兵の様子を注意深く観察していたが、チョコレート、という言葉に全く反応しなかった所を見ると、とりあえずこの衛兵は悪事には関係ないっぽい。
「深夜の訪問恐れ入ります。此度、お代官様の証書を以て粗悪な品物を領内にて取引致している業者がいるようでして。真偽の確認に参りました」
 今度はレイヤが丁寧に衛兵に事情を説明した。説明は事実なのだが、果たしてこの説明で門番がここを通してくれるだろうか。
「なんだと? 貴様、ガルバリオン様を疑っているのか?」
「いえいえ、お代官様を疑うなどとんでも無い事でございます。証書の偽装、若しくは品物の入れ替えなどが行われたのではないかと」
「……ふむ」
 レイヤがフォローすると、門番は黙った。どうやら話を聞いてくれるつもりはあるようだ。深夜の見張りで退屈していたからだろうか。
「さればお上の品質保証書を偽造するなど一大事、一刻も早く調査が必要でございます、その許可を頂ければ、と」
「なるほど。それが事実ならば一大事だ。だが、今日はもう遅い。人命がかかっているわけでもなし、明日また出直すがいい」
 門番は冒険者たちを通すことを拒否した。確かに、夜中に代官を叩き起こす理由としては、少々弱いか。
「そこをなんとかお願いします。早く捕まえないと今夜にでも商人が夜逃げするかもしれないのです」
 レイヤはなおも門番に食い下がった。
「ダメだダメだ! 明日また来なさい!」
 門番が怒鳴ったその時、フリーダがおもむろに門番へと近づいた。今は冬だが、その胸元は大胆に開いており、豊かな谷間がチラリズム。
別にフリーダが露出狂とかいうわけではなく、「そろそろ春なので少し胸元を開けておきましょう」という啓示があったので、それに従っていたのだ。
「どうしてもダメでしょうか?」
「おお……」
 門番はゴクリと喉を鳴らし、フリーダの胸元をじろじろ見た。フリーダはすかさず門番と視線を合わせ、催眠術(ヒュプノシス)を叩き込んだ。
「ZZZ……」
「はい、いっちょ上がり!」
 アルマは意識を失った門番を受け止めると、すかさずロープで縛り上げ、『バンダナ』で猿ぐつわをかませた。気分は強盗か誘拐犯だ。いたずらっ子の血が騒ぎ、ちょっと楽しかった。ついでに門番の懐を漁り、屋敷の入口の鍵を奪う。門番を静かに無力化した冒険者たちは、足早に屋敷の扉へと近づいていった。

●屋敷へ突入、裏口編
 その頃、屋敷の裏に回ったリサとベルタークは屋敷の裏口の前まで来ていた。勝手口らしき小さな扉が目についたが、裏口にも重厚な鎧を着た門番がいた。
 やはり代官も悪事に加担しているのか、小さな街の代官にしてはずいぶんと厳重な警備体制だ。
「どうします?」
 リサはベルタークの意見を尋ねた。
「気絶させよう」
 ベルタークは十メートルぐらいまで門に近づくと、こっそりと「衝撃刃」を飛ばした。
不可視のエーテルは一直線に扉に飛んでいき、門番を一撃で昏倒させた。命に別状はないだろう。騒ぎになると困るので、気絶した門番はリサが光縛呪で縛り、茂みの中に隠した。
 リサがロープで地面スレスレに代官の逃走防止用のスネア・トラップを仕掛けた後、門番から鍵を奪った二人は、静かに屋敷の中へと侵入していった。

●チョコレート工場の戦い
「「ゴアアアアア!」」
 二体のドラゴン・ゴーレムが吠え声を上げる。先ほどは30秒とかからずに一体片付けたが、今度は二体。さらに、用心棒と思しき男もいる。油断はできない。
 イネスは傷が完治していないスヴァンにもう一度ヒールをかけた。セリオスは素早く弓に矢を番えると、ドラゴンに向けてバスターアローを放った。エーテルの爆風が収まらないうちにエルゼリオのエーテルブローが火を吹き、ドラゴンの全身には細かなヒビが入った。
「はあッ!!」
 すかさずスヴァンがチャージングで距離を潰し、集中砲火を浴びたドラゴンに向けてさらに闘気槌を叩き込む。ベキ、と鈍い音が響き、ドラゴンの首元に小さなヒビが入った。
「ゴーレムよ! その負傷している男を狙うのだ!」
 用心棒の男はスヴァンに攻撃を集中させるようゴーレムに指示を出した。
「させ、ません! 殺界!」 
 璃龍はエーテルを放出し、殺気の結界を作り上げた。合流はさせない。分断したまま先に一体を倒す!
「ゴアアアアア!」
 スヴァンの目の前にいた方のドラゴンが大きく口を開き、スヴァンへと襲い掛かった。しかし、今度はドラゴンの攻撃は空振りに終わった。もう一体のドラゴンがスヴァンに襲い掛かろうと突進してきたが、そちらは殺界に阻まれ、虚空で弾き返された。
「はっ!」
 殺界の内側にいるドラゴンに向けて璃龍はエーテルの刃を浴びせる。さらにセリオスとエルゼリオの矢が立て続けにドラゴンに命中してドラゴンに穴を開け、イネスのハーツベインショットが炸裂した。そこで二体目のドラゴンはバラバラに砕け、機能停止した。

●悪代官ガルバリオン
「ぎゃー!」
「ぐわー!」
 巡回の衛兵たちを手早く無力化し、アルマ、レイヤ、フリーダの三人は代官の部屋を目指して進んでいく。こっそりと進むことができれば証拠探しを先に進めても良かったが、こうなった以上、衛兵を縛り上げている光縛封が消えないうちににさっさと代官を締め上げるしかない。もし代官がシロだった場合はその時だ。やがて、三人は人の気配がする部屋の前へと行きついた。
 ピッキングが得意な者はいなかったので、フリーダがバーンとドアを蹴破る。そこには、寝間着姿で剣を構えている壮年の男がいた。
「な、なに奴!?」
「チョコレート市警だ! 逮捕する!」
 アルマは代官に向かって叫んだ。
「粗悪品のチョコで人々を騙すとは言語道断! 啓示でも『食品偽装は最大で3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金なので有罪(ギルティ)』と出ています!」
 まだ証拠は見つけていないが、フリーダも自信満々に叫んだ。
「貴様ら、さてはディエゴの言っていた冒険者か!? おのれ、ならば生かして帰すわけにはいかん! 曲者じゃ! 出会え、出会え!」

●工場での戦い、終結
「お、おのれ! 今日のところはこのぐらいにしておいてやろう!」
 とうとうゴーレムが最後の一体となり、狼狽した用心棒は職場放棄して逃走を図った。
 残されたドラゴンは主の命令に従い、まだスヴァンに襲い掛かろうとしている。
「逃がさん!」
 セリオスは用心棒の足元に向けて矢を放った。「ひっ」と用心棒は短く悲鳴を上げ、一瞬足を止めたが、警告を無視してなおも逃亡を試みる。
「こいつは俺が抑えとく! 先にそいつを捕まえろ!」
 スヴァンは残る一体のドラゴンにチャージングで接近し、闘気槌を叩き込みながら言った。
「了解、です!」
 スヴァンの言葉に反応し、最初に動いたのは璃龍だった。チャージングで用心棒に高速接近した璃龍はエーテルの槍で足を突き、用心棒をすっころばせる。
「あうっ!」
 イネスはラピッドショットで最後のドラゴンに向けて矢をお見舞いした。放たれた矢はドラゴンの角にぶち当たり、石像の角をへし折った。
「ゴアアアア!」
「ぐっ!」
 ドラゴンが吠え、翼でスヴァンを打つ。スヴァンは身を翻して回避を試みるが、避けきれず、腹を打たれて口から血をこぼした。肋骨の何本かにヒビが入ったが、なんとかまだ立てる傷だ。
 ドシュドシュドシュ!
 セリオスとエルゼリオの矢が再びドラゴンを抉る。イネスは再びスヴァンに癒しの魔法(ヒール)をかけた。
「エーテルブロー!」
 ドラゴンは最後の一発をスヴァンに叩き込もうと爪を振り上げたが、振り下ろす前にエルゼリオの放ったエーテルブローがトドメとなり、三体目のドラゴンもついに砕け散ったのだった。

●悪代官、逃走
 天眼のガルバリオン。それはレイヤが幼い頃に父に聞かされた英雄譚の登場人物だ。今から三十年以上昔、ガルバリオンはとある橋の防衛隊長をしていた男だった。
 その曇りなき眼で戦場を俯瞰すように捉えた男は、闘気を刃と変え、一振りで幾人もの敵兵を薙ぎ倒し、敵兵の侵攻から何度も橋と仲間を守り抜いたという。
 だが、それも今となっては昔のこと。かつての英雄は金の魔力に負け、民を騙して小銭を掠めとる小悪党と化した。
「貴様ら、さてはディエゴの言っていた冒険者か!? おのれ、ならば生かして帰すわけにはいかん! 曲者じゃ! 出会え、出会え!」
 ガルバリオンの反応に、代官がクロであることを確信したレイヤは深い失望を覚えた。
「あなたの話は父から聞いたことがあります。よもや、『天眼のガルバリオン』ともあろうお方が悪事に加担するなど……」
「やかましい! 菓子の味が少々不味かろうが、別に死にはせん! もっとあくどいことをやっておる領主など幾らでもおるわ!」
 開き直って無茶苦茶なことをのたまうガルバリオン。レイヤには、かつての護国の英雄がここまで矮小化してしまったことがただ悲しかった。
 だが、衰えてはいても歴戦の授恵者。三人の冒険者に先んじてガルバリオンは『殺界』を広げ、冒険者を阻んだ。もはや寝室全てが彼の間合いだ。
「悪代官め! 覚悟ぉー!」
 フリーダは背中からエーテルを噴出し、盾を構えて代官へと勢いよく突っ込む!
(跳ね飛ばして殺界を破ります!)
 代官に衝突する瞬間、フリーダの全身が光り輝いた。
「ドラゴンチャリオット!!」
 ドンッ!!
 フリーダの盾は寝間着姿の代官を直撃し、部屋の端まで吹き飛ばした。代官は背中を強かに壁に打ち付けたが、歯を食いしばって転倒を拒否し、殺界を維持した。しかし間髪入れずにレイヤが「魔蝕」を代官に向けて飛ばす。纏わりつくエーテルに代官の筋肉は痺れ、力が抜けていく。
「レゾナンス・オブ・ヴァロー!」
 アルマの声と共に、薄緑色の淡い光が冒険者たちを包みこみ、活力を与えた。
「死ね、権力に逆らう不届き者共め!」
 ギロリ、と冒険者たちを睨み付けたガルバリオンは殺界に充満したエーテルを刃と化し、三人を同時に攻撃した。
「この程度とは。がっかりですよ」
 レイヤは重点硬化で強化したエーテルを身に纏い、代官の一撃を杖で逸らした。刃が胴を掠め、多少ダメージは受けたが大事には至っていない。
「とう!」
 アルマは縄跳びのように斬撃を飛び越え、華麗に回避した。しかし、フリーダは殺界の刃を躱せなかった。 
「きゃ!」
 ガキィン!
 フリーダには代官の斬撃が直撃したが、フリーダの鎧は僅かに凹んだだけだ。魔蝕でパワーダウンしていたとはいえ、この結果はさすがに代官にも予想外であった。
「な……!?」
 代官は驚愕に目を見開くが、舌打ちした後すぐさま身を翻し、窓をぶち破って中庭へと身を投げた。このままでは分が悪いと判断したのだろう。
「あいつ、逃げたよ!」
「追いかけましょう!」
 冒険者たちは代官を追い、割れた窓から中庭へと飛び降りた。

●深夜のチョコ工場見学会
「さあ、ここを案内してもらおうか」
「わ、わかった……」
 冒険者たちに取り押さえられた用心棒の男はエルゼリオの光縛呪によって縛られ、観念して全てを吐いた。どうやら彼は、ディエゴに工場の番人として雇われた死霊術師らしい。
「チョコ、食べたくなったな……」
 工場をきょろきょろと見渡しながら、スヴァンがぽつりと呟いた。実のところ、彼はチョコレート工場見学を少し楽しみにしていたのだ。ちなみに傷はヒールで癒してもらったのですでに完治している。
冒険者たちは樽の中でドロドロになっているチョコレートの液体と、瓶に入った謎のドロドロした液体を見比べ、顔をしかめた。
 彼によると、ディエゴはこの工場でチョコレートの材料に水と植物由来の脂(謎のドロドロの正体らしい)を混ぜ、味を薄めてチョコを水増ししていたらしい。ここのスタッフも皆その事は知っていたが、給料がいいので黙認していたそうだ。ちなみにドラゴン・ゴーレムは死霊術師が用意した竜の石像に死霊を憑依させることで動いていたとのことだった。
「不正チョコのレシピ・材料の仕入れ先と仕入れた材料のリスト・帳簿等、回収できる物はバックパックに回収しよう。製造途中の不正チョコの一部も持って行こうか」
 てきぱきと不正チョコを回収していくエルゼリオ。冒険者たちは死霊術師に工場を案内させ、不正の動かぬ証拠をたっぷりと確保した。
「さあ、ディエゴを捕まえに、行きましょう。夜逃げでも、されたら面倒、です。絶対に捕まえる、ます」
 ふん、と鼻息を荒くし、璃龍は腕まくりした。

●因果応報
「ガルバリオンさん、貴方の悪事もこれまでです! 人々を騙して利益を得るなど、商売人として見過ごすわけにはいきません! お覚悟を!」
「お縄につけ、なんて、賊やってた俺が言えたことじゃねえがよ」
「くっ!」
 身を隠そうと逃げ回っていた代官だったが、裏口から回り込んでいたリサとベルタークと鉢合わせし、行く手を防がれていた。二人に倒されたのか、気絶した衛兵たちも廊下に何人か倒れている。
「ガルバリオン、もう逃げられませんよ」
 追い付いてきたレイヤが冷たく告げる。レイヤ、フリーダ、アルマに後ろを取られ、ガルバリオンは冒険者たちに完全に包囲された。
「ま、自白するなら罪は軽くて済むかもな?」
 油断なく武器を構えつつも、ベルタークはやんわりとガルバリオンに投降を促すが――
「この天眼のガルバリオン、腐っても降伏などするものか!」
 ガルバリオンは聞き入れず、再び殺界を広げた。しかし、冒険者たちは代官がエーテルの刃を飛ばすより先に一斉に動き、ガルバリオンを無力化せんと攻撃した。
「サークルプロテクション!」
 真っ先に反応したリサは光の防護円(サークルプロテクション)を発動し、冒険者達の防御を強化した。続いてベルタークが衝撃刃を飛ばし、代官の剣を弾き飛ばそうとした。
「チッ!」
 代官はベルタークの一撃を身を捻って躱すが、態勢が崩れた代官に向かって竜の戦車(フリーダ)が突っ込んできた。代官はひとたまりもなく盾で顎を跳ね上げられ、ノックダウンされた。
「こんな……はず、では……」
 ばたり、と倒れる代官。
「あなたはこのチョコとおなじ。余分なものばかり。かおりが、誇りが、足りない。芯のない剣で何が斬れるというんですか?」
 気絶した代官の上にポンと粗悪品のチョコを放り、レイヤは呟いた。

「さて。証拠を探さないとね。隠し事や物をするなら衛兵さんが普段は入れないような場所にすると思うしー……寝室とか怪しいなあ」
 いたずらっ子の血がまた騒ぎ出したのか、ニカッと笑うアルマ。その後、五人がかりの家探しにより、代官の寝室から不正の証拠となる手紙が発見された。

●この世に悪の栄えた試し無し
 冒険者たちがそれぞれの任務を果たしてから約一時間後。
「よいではないか。よいではないか~。う~ん、むにゃむにゃ」
 寝言を吐きながら、ごろんと寝返りを打つディエゴ。どうやら幸せな夢を見ているようだ。だが、それもここまでだ。ドカーン、と激しい音と共にディエゴの寝室のドアがぶち破られ、ディエゴは仰天して目を覚ました。
「な、何事だ!?」
 ディエゴが眠たい目をこすると、そこには十人の冒険者たちが勢ぞろいしていた。
「――御用だ!ディエゴ。もう逃げられないよ?」
 エルゼリオはパチンとディエゴにウインクした。
「特段許せないとかそういうわけではないけれど、これも仕事よ。目を付けられた自分たちが間抜けだったと思うことね」
 イネスはやれやれと肩をすくめ、ディエゴに向かって啖呵を切った。
「ディエゴ殿……面目次第もありませぬ」
 そして、その傍らではロープと光縛呪でグルグル巻きに縛られた用心棒が涙目になっていた。
「よ、用心棒の先生!? まさか、工場に冒険者共が!?」
 青ざめるディエゴ。起き抜けで鈍っていた脳細胞が目まぐるしく活動し、ディエゴはようやく事態を把握する。
「わかった! 金をやろう! 貴様ら、街の連中で雇われたのだろう!? 全員に貴様らを雇った連中が払った額の倍額を出そう! だからこの街から黙って立ち去るが良い。どうじゃ?」
 冒険者たちは白い目でディエゴを見た。ガルバリオンをぶっとばした以上、もはやこの件は内密になどできっこないし、そもそも冒険者たちは誰も依頼人を裏切るつもりなどない。
「では、三倍でどうじゃ!? もってけ、ドロボー!」
 猫撫で声を出しながら指を三本立てるディエゴ。冒険者たちは無言だった。もう、いいだろう。
「ぶごっ!?」
 スヴァンの拳が顔面直撃し、ディエゴは無様にすっころんだ。
「な、なぜじゃああああ!?」
「俺の嗅覚は誤魔化せない。粗悪なチョコレートなど許せん。それ以外の理由はない」
 冷たく言い放つスヴァン。他の冒険者たちも、チョコレートを冒涜したディエゴを見逃す気など微塵もなかった。

●エピローグ
 冒険者たちの通報により、ディエゴとガルバリオンの悪事は白日の下に晒されることとなった。ディエゴの工場にあった不正チョコの現物や製造レシピなどの書類、そして代官の屋敷から発見されたディエゴ直筆の代官への品質保証書の偽物の発行を願い出た手紙……これらが確たる証拠となり、ディエゴは営業許可証の取り消し及び投獄、ガルバリオンも領主代行を解任されることとなった。
「啓示でも『桜吹雪はありませんが、これで一件落着』と出ています」
 フリーダは満足そうに机の上のチョコ菓子をパクついた。ディエゴの工場から押収されたチョコレートの材料の一部がギルドから冒険者のボーナスに回されたので、依頼人の菓子職人たちが特製のお菓子を作ってくれたのだ。
 おかげで冒険者ギルドの一角は、ちょっとしたお菓子パーティ会場と化していた。
「みんな、ありがとう! おかげでこの街にもちゃんとしたチョコが入ってくるようになるよ!」
 菓子職人たちを代表して、ローリエは朗らかに冒険者たちに礼を言った。不当に安い値段でチョコを売りさばき、チョコ市場を牛耳っていたディエゴが消えたことで、この街の癌は消えた。もう少し時間が経てばこの街にも良質なチョコが流通するようになるだろう。
「私もできる限り協力しますね。ちゃんとしたチョコが販売されるように」
 リサは(絶賛家出中というのはさておき)商人界隈には顔が利く。伝手を辿って良心的なカカオ商人を探してみるつもりだ。
「さあ、今はとにかくお祝いしよう! この街にチョコレートを取り戻してくれた冒険者の皆さんに、乾杯!」
 冒険者たちはローリエの音頭取りでジョッキを掲げ、祝杯を上げたのだった。

マスターコメント

見事に悪徳商人と悪代官の両方の悪事を暴き、チョコレート市場の浄化に成功しました。結果は大成功です。おめでとうございます! またご縁がありましたらよろしくお願いいたします。
ショートEX

ショートEX普通 報酬:多い10 / 6〜10人

2021年02月17日 14時26分58秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. セリオス・オーガスト

    ・・・ん、シューターのセリオスだ、よろしく頼む とりあえず大成功したければ屋敷と工場両方攻略しないとだが、両方攻略でいいのだろうか その場合は5:5でわけるというのが無難というところか

  2. スヴァン=ウォルフ=ユーウェン

    ウォーリアのスヴァンだ。 しかし、粗悪品のチョコだと……? 許せないな (甘い物好き) 片方逃せば、いずれはまた同様の事件が起こるだろう。 大成功を狙いたいものだが、さて……組み分けはどうしようか。 俺は工場(見学も兼ねて)へ行こうかと思っているが。

  3. アルマ・ヴァレンタイン

    ヒーラーのアルマだよ、どーぞよろしくー。 ゲテゲテな材料での嵩ましとかじゃなく水と脂での水増しかー… どっち行きでも試したいことがあるから、二手に分かれるなら人数の少ないほうに回るよ

  4. エルゼリオ・レイノーラ

    ヒーラーのエルゼリオ・レイノーラだよ。 初めての人も、そうじゃない人もヨロシクね! 大成功を狙うなら、チョコ工場と屋敷の双方に侵入して悪事の証拠を押さえなきゃだから、 ボクも5:5位に分かれるのが無難だと思う。 >班分けするなら とりあえず、ボクは工場を希望しておくね! その場合、【光縛封】でドラゴン・ゴーレムを1~2体封じてる間に残りを撃破できれば良いな、って考えてるよ。

  5. レイヤ・ダライ=カホール

    レイヤ・ダライ=カホールです。 クラスはキャスター。よろしくお願いしますね。 水増しした見た目ばかりのお菓子で黄金色の菓子を、ですか。 甘いものをこのように扱うとは…けして許してはなりませんね! わたしも二手に分けたほうがよさそうだと思います。 せっかくなら大成功を狙いたいですね…! ちなみに分けるならわたしは屋敷へ向かおうと思ってます。

  6. リサ・ベイカー

    ヒーラーのリサです。よろしくお願いしますっ! 手分けは賛成です! 商売人が人を騙して儲けるだなんて、同じ商人として看過出来ませんね!

  7. イネス・エレディア

    エルフのシューター、イネス・エレディアよ。 よろしくお願いするわ。 敵の戦力はこんなところかしら、ディエゴは戦力にはならないから省いているわ。 どの敵も単純に倒す以外にも突破方法はありそうね。 〇チョコ工場 ●用心棒の先生 ●ドラゴン・ゴーレム×3 〇ガルバリオンの屋敷 ●衛兵×10 ●領主代行『天眼』のガルバリオン 私は屋敷、工場どちらでも可よ。希望がある人が他にいれば少ない方へ行くわ。

  8. フリーダ=ブロムヴィスト

    ウォーリアのフリーダです。よろしくお願いします。 無難に行くなら手分けして対応する形で良いと思います。 工場の方では用心棒を倒せばゴーレムはどうとでもなりそうですが、 暴走のどさくさに紛れてディエゴが逃走しそうな可能性もありますから、 なるべく早めに位置を特定して確保したい所です。 屋敷についてはガルバリオンをどうにかする感じでしょうか。 相手はウォーリアという事ですから、物理耐性を高めて行動する形が良さそうな気がします。 とりあえず私は屋敷の方を希望しておきます。

  9. 蒋・璃龍

    ウォーリアの蒋・璃龍、です。よろしくお願いする、ます 甘いものを使って、悪いことをするのは、許せない、です ワタシも、屋敷と工場と手分けして対応するのが良いと思う、ます。 人数は、みんなのいうとおり、半々で良いと思う、です ワタシが向かうのは、どちらでも大丈夫、です >屋敷 代官が本当にかかわっているかが、PL情報なので、あまり無理はできなさそうなので、情報を得たうえで、侵入するのがいいと思う、ます 巡回する兵士は、何も知らないみたい、なので、けがさせたりしないように気が付かれずに侵入したい、です ガルバリオンは、ウォーリアとして強敵なのと、殺界とエーテルブレードで移動を邪魔しながら一方的に3Sq射程で攻撃できるので、こちらも、遠距離攻撃ができるようにしておく必要がある、ます 殺界自体は、発動中は他のスキルが使えないので、物理攻撃対策をすれば、十分だと思う、です >工場 ゴーレムが、裏手側に1体しかいないのであれば、先にその1体を一気に倒してしまって、そのあと、残りの2体を、片方を足止めしながら倒すのが良いと思う、ます 用心棒を倒してしまうと、暴走して証拠ごと工場が壊れてしまったり、騒ぎになりすぎて、バレてしまったりしそうなので、先にゴーレムからちゃんと倒したい、です

  10. エルゼリオ・レイノーラ

    >工場 璃龍さんが言う様に、ゴーレムを倒してから用心棒を無力化(捕縛)する感じで良いと思う。 ゴーレムに暴走されちゃうと面倒な事になっちゃうし。 倒す順は裏口⇒正門で行くのが効率良さそうだよね。 >侵入時/開錠 やっぱり、シーフズツールや罠解除は持って行った方が良いと思うんだけど、 持ってる人って居るのかな?

  11. スヴァン=ウォルフ=ユーウェン

    >ゴーレム 暴走されるのは厄介極まりないな。用心棒から捕縛と、倒す順番も把握した。 捕縛した際に情報を聞き出すこともできそうだな。場合によっては案内でもしてもらおうか。 >シーフズツール 俺はシーフではないが…… ツールを持ってはいるから、一応持っていこう。

  12. イネス・エレディア

    工場は夜中に侵入するならディエゴはさすがに自宅に帰っていそう。 証拠を掴んだらその足でディエゴの屋敷にも行く必要がありそうね。 とりあえず現時点での行先希望を纏めておくわ。ぬけや間違いがあったらごめんなさい。 (敬称略) ・工場 スヴァン=ウォルフ=ユーウェン(ウォーリア) エルゼリオ・レイノーラ(ヒーラー) ・屋敷 レイヤ・ダライ=カホール(キャスター) フリーダ=ブロムヴィスト(ウォーリア) ・どちらでも アルマ・ヴァレンタイン(ヒーラー) イネス・エレディア(シューター) 蒋・璃龍(ウォーリア)

  13. レイヤ・ダライ=カホール

    そういえば、討ち入…決行の時間帯は夜でいいですね? >屋敷 衛兵さんは授恵者じゃないので、傷つけないようにしたいですね。 三つ葉葵の御紋の印籠とかあれば楽なのに…何でもないです。 表で騒ぎを起こしたりして陽動するのもいいかも。 逆に正面から、この件についてのお話を聞きに代官を訪ねるとかも手でしょうか? ヤーヴェ商会が品質保証書を偽装していたようなのでその確認ということで。 この件についてしらを切るつもりなら入れてくれるかも。 いえ、取り合ってくれないかもしれませんけど。

  14. セリオス・オーガスト

    <行先希望 俺もどちらでもいいというところだな。行きたい奴がいればそちらを優先でかまわない。 <討ち入り時間 まあ目立たないほうがいいだろうから夜のほうでいいと思う。まあその場合暗視とかあったほうがいいだろうな、明かりをつけると見つかりやすいだろうし <正面から 逆にお上を疑うのか不届きもの扱いで拘束されかねない気もしてくるがな。 個人的にはOPでPL情報抜きでももともとグルの可能性も示唆されてるからグルだと思って潜入します、でいいのではないかとは思う

  15. レイヤ・ダライ=カホール

    いえいえ、代官様を疑うなどとんでも無い事でございます。 此度、ヤーヴェ商会なるものどもが、お代官様の証書を以て粗悪な品物を領内にて取引致しているようでして。 ついては証書の偽装、若しくは品物の入れ替えなどが行われたのではないかと思い、調査をいたしているのです。 って意図です。 しらを切り、ディエゴに罪を全てなすりつけるなら、乗ってくると思いませんか?

  16. リサ・ベイカー

    あまり来れなくてすみません。 取り急ぎ、希望だけ言っておきますね。 屋敷に行こうと思います。 (敬称略) ・工場 スヴァン=ウォルフ=ユーウェン(ウォーリア) エルゼリオ・レイノーラ(ヒーラー) ・屋敷 レイヤ・ダライ=カホール(キャスター) フリーダ=ブロムヴィスト(ウォーリア) リサ(ヒーラー) ・どちらでも アルマ・ヴァレンタイン(ヒーラー) イネス・エレディア(シューター) 蒋・璃龍(ウォーリア)

  17. 蒋・璃龍

    領主の館、あえて正面から訪ねるのは良いかもしれない、です 調査として訪ねる以外でも、商人と偽って、モノを売りに行く振りをしたり、ディエゴの部下のふりをして、工場が襲われて緊急事態、みたいな形で、接近するみたいなことも、できそうだと思う、です それと、行先希望は、工場のほうにしておく、です (敬称略) ・工場 スヴァン=ウォルフ=ユーウェン(ウォーリア) エルゼリオ・レイノーラ(ヒーラー) 蒋・璃龍(ウォーリア) ・屋敷 レイヤ・ダライ=カホール(キャスター) フリーダ=ブロムヴィスト(ウォーリア) リサ(ヒーラー) ・どちらでも アルマ・ヴァレンタイン(ヒーラー) イネス・エレディア(シューター)

  18. エルゼリオ・レイノーラ

    >決行時間 じゃ、作戦決行は夜間って事で! …というか。昼間だと普通に人が沢山居そうだよね(汗) >開錠 ありがとう! それじゃ、開錠関係はスヴァンさんにお任せしちゃっても良いかな? >工場 大雑把な流れとしては―― 裏口から忍び込み、ドラゴン・ゴーレム一体撃破。 その後は窓か扉を開錠して工場内部に侵入。不正の証拠を捜索する。 可能なら正門のドラゴン・ゴーレム二体も撃破した後、不正の生き証人として用心棒を捕獲。 …こんなカンジでどうだろう?

  19. アルマ・ヴァレンタイン

    そろそろ行き先希望だしたほうがいいのかな、ということでお屋敷のほうにいこうかなと 交渉?面会?するかは未定みたいだけど、巡回対策のヒュプノシスと夜なら暗視をセット予定 眠らせたら光縛呪で縛り上げておく感じに ところでお約束?のであえであえー、で衛兵さんが押し寄せてきたとして、 殺界って識別ないみたいだから部下の衛兵さんごとなで斬りにでもするのかなあ…

  20. No.20

    遅れてごめん!ちょっとばたばたしてて… まだ落ち着かないので、昼過ぎにゆっくり読ませてもらうよ。 とりあえず顔出しだけ…

  21. スヴァン=ウォルフ=ユーウェン

    >決行時間 夜間、だな。昼間に潜入するのは得策ではない。 >開錠 わかった。俺がやろう。 >工場 流れはそれで良さそうだ。 念の為ゴーレムは全て排除し、用心棒を捕縛してからの内部探索が良いかもしれないが…… まあ、いい感じに。

  22. イネス・エレディア

    なら私は工場の方へ行くわ。 (敬称略) ・工場 スヴァン=ウォルフ=ユーウェン(ウォーリア) エルゼリオ・レイノーラ(ヒーラー) 蒋・璃龍(ウォーリア) イネス・エレディア(シューター) ・屋敷 レイヤ・ダライ=カホール(キャスター) フリーダ=ブロムヴィスト(ウォーリア) リサ(ヒーラー) アルマ・ヴァレンタイン(ヒーラー) ・どちらでも セリオス・オーガスト(シューター) 工場の行動は了解よ。裏口の戦闘音を聞きつけて用心棒とか正門のゴーレムが出てくるかもしれないけれど、その時は臨機応変にいきましょうか。

  23. No.23

    三( 'ᾥ' )バババ いや本当に申し訳ない。ええっと…二手に分かれるんだね、了解。そうしたら、屋敷の方に行こうかな。 (敬称略) ・工場 スヴァン=ウォルフ=ユーウェン(ウォーリア) エルゼリオ・レイノーラ(ヒーラー) 蒋・璃龍(ウォーリア) イネス・エレディア(シューター) ・屋敷 レイヤ・ダライ=カホール(キャスター) フリーダ=ブロムヴィスト(ウォーリア) リサ(ヒーラー) アルマ・ヴァレンタイン(ヒーラー) ベルターク(ウォーリア) ・どちらでも セリオス・オーガスト(シューター) 手持ちに余裕があったら話術や誘惑を持っていくんだけど、残念ながら礼儀作法くらいしかないね… えーっと、【工場に忍び込んでも次の日の朝までは気づかれない】けど【夜逃げする可能性がある】から夜間に工場と屋敷を同時攻略、でいいのかな?今のところ。

  24. セリオス・オーガスト

    ふむ、各人決まったようだし、残った枠で俺は工場だな。侵入からの流れも了解だ。工場組はよろしく頼む (敬称略) ・工場 スヴァン=ウォルフ=ユーウェン(ウォーリア) エルゼリオ・レイノーラ(ヒーラー) 蒋・璃龍(ウォーリア) イネス・エレディア(シューター) セリオス・オーガスト(シューター) ・屋敷 レイヤ・ダライ=カホール(キャスター) フリーダ=ブロムヴィスト(ウォーリア) リサ(ヒーラー) アルマ・ヴァレンタイン(ヒーラー) ベルターク(ウォーリア)

  25. レイヤ・ダライ=カホール

    それじゃあ私正面から訪ねて行ってみます。 夜分に正面からっていうのも不信かとも思いましたが、 お上の文書を偽装など一大事ですから、一刻も早くお耳に入れようと、という体で行ってみます。 もし取り合ってもらえなかったら…どこか裏の方、魔法で発破して騒ぎを起こします。 その隙に乗り込みましょう。

  26. No.26

    【屋敷】 混戦しないようにタグつけとくね。 正面からとは勇ましい。じゃあ俺は屋敷の裏口をあらかじめ押さえておこうかな。さらに戦力を分割することになるからみんなの意見も聞きたいところだけど。

  27. フリーダ=ブロムヴィスト

    >屋敷 私も正面から尋ねに行ってみる事にします。 衛兵を誘惑+ヒュプノシスの連携で眠らせて無力化しつつ前進、 騒ぎが大きくなる前に裏口側と合流+悪代官と交戦できるのがベストでしょうか。 戦闘では少々リスクはありますが相手の殺界内に踏み込もうと思います。 強行突破を兼ねてドラゴンチャリオットで部屋の端まで追い込み、 後は至近戦で殺界を使う暇を与えないようにできたらなと考えています。

  28. アルマ・ヴァレンタイン

    【屋敷】 ちょっと今晩~明日の出発までみにこれるか怪しいのと、 場合によっては即戦闘があるかもなので予定変更して正面側の方についていくね フリーダさんがヒュプノシス持ってってくれるみたいなので、スキルはガサ入れ仕様に調整

  29. リサ・ベイカー

    【屋敷】 うーん、では私は裏口にしましょう。 ベルタークさんと一緒に。 もし正面で戦闘始まったら、混乱に乗じて入りましょうか。

  30. No.30

    【屋敷】 おっけー!よろしく、リサ。 できれば裏口に罠を仕掛けておいて、取り逃しがないようにしたいところ。保険だね。 もっとも罠設置とかのスキルを揃えられなかったから…どうなるかはわからないんだけど。 あとはなるようになる たぶん!

  31. リサ・ベイカー

    【屋敷】 〉罠 そうですねぇ、足元にロープでも張っておくだけでも、夜ですし逃走の妨げにはなるかも?

  32. 蒋・璃龍

    【工場】 >ゴーレム まず、裏口の相手から、先手を取ってチャージングで一気に接近、先手を取って破鎧砕を使用して、相手の防御を下げるつもり、です 弱点みたいな核があれば、そこを狙うつもり、ですが、なかったら頭を狙ってみる、ます。でも、頭を壊しても、動くかもしれないので、注意が必要かもしれない、です。 正面の2体との戦闘は破脚砕で行動阻害か殺界&エーテルブレードで足止めをしながら戦うつもり、です。 1体を足止めしても、もう一体が足止めされないと合流されてしまうかもなので、分担して足止めするつもり、です

  33. イネス・エレディア

    【工場】 ウォーリアが二人いるのは助かるわね。 前線が二つできるなら回復ができるのも二人いた方がいいでしょうし、私もヒールを持っていくわ。 火力スキルの他は【重撃射】での回避デバフと【ハーツベインショット】のスリップを持っていく予定よ。

  34. スヴァン=ウォルフ=ユーウェン

    【工場】 >ゴーレム 通じるかは不明だが【フェイント】で敵の注意を引き付けて場合によっては【カバリング】、 防御に徹するとしようかな。攻撃は他に任せる。一応【衝撃刃】でチクチクしておくか……

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0