第3ダンジョン部最後の2日間
馬車猪
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シナリオID:488
オープニング
頭蓋に小さな穴が開く。
真っ直ぐな刃が脳を貫き、切っ先が頭蓋の裏側に触れる。
モンスターが最期に見たのは、突くのと同じ速度で引き抜かれる刃と、戦場には不似合いなほど華やかな装束の少女であった。
「連携もしないなんて」
パンクリアース学園学園生であるセニアーラ・リーラントが、失望の目で猿型モンスターを見る。
揺れる髪が背中に戻る前に地面を滑るように駆け、生き残りモンスターによる包囲から抜け出す。
(それはこちらも同じね)
一緒にダンジョンに入った先輩からの援護はない。
数人がかりで1体の岩猿と戦うのが精一杯で、彼女が6体(今では5体だが)まとめて引きつけているのにも気付いていない。
「私は2匹倒しましたよ?」
足の指先から手の指先までの全てを連動させる。
長年の訓練と実戦経験は彼女の体に染みついていて、刺突を岩猿の右眼球からその奥へと送り込む。
「先輩方は……まだ倒していないのですか」
セニアーラとしては精一杯穏やかに言ったつもりだが、客観的に見れば傲岸不遜な貴族授恵者が嫌みを言っているだけだ。
ただ、彼女がいるから戦死者が発生していないのは事実だ。
「私が全部倒したら、部長の座は私が頂きますね」
奮起させるつもりで言った言葉が、部員達の心をへし折った。
●傲慢貴族令嬢
「まさか全員退部するなんて思わなかったわ」
ダンジョンの入り口に紅茶の香りが漂っている。
お付きのメイドに用意させた席で、数分前までは第3ダンジョン部体験部員で現在は唯一の部員にして部長であるセニアーラが小さくため息をついた。
「セニャお嬢様」
「逃げないわよ」
気心の知れた部下の進言を却下する。
「課外活動の名目でダンジョン攻略を請け負っているのだもの。放棄すれば学園の名に傷がつく」
(とはいえ実家から兵を連れてくる訳にもいかず、私自身ダンジョンの攻略は初めて。冒険者ギルドも王家の影響が強いのよね)
紅茶を味わう時間を思索に費やしてからカップを受け皿に戻す。
「冒険者ギルドに依頼を出しなさい。内容は最もエーテルの濃い地点の制圧。期間は……そうね、2日にするわ」
零細ダンジョンではあるが、ほとんど偵察も調査もされていないダンジョンを2日で攻略するなど無茶が過ぎる。
しかしセニアーラの体力気力にも物資にも限界があり、2日で駄目なら数週間かけても無理だろう。
「冒険者が集まらないか、冒険者の力が足りないなら形だけ戦って入り口を封鎖する。実家への連絡は依頼の後でお願いね」
命じられたメイドが気配を消し出発する。
セニアーラは席に座ったまま、悠然とダンジョンの見張りを継続する。
「学園生が冒険者をしていることもあるらしいけど、どの程度使えるかしら」
悪意皆無の、上から目線であった。
●ダンジョン攻略依頼
「学園生の冒険者がこの依頼をうけても報酬は全額出ます」
職員がややこしい依頼を説明している。
「目的はダンジョン攻略。依頼人の護衛は目的に含まれていません。取得物はこのダンジョンでの怪我人の治療費に使われます」
白紙の地図に地形を書き込む。
洞窟タイプのダンジョンのようで、発見された罠は落し穴ともいえない凹みのみ。
しかし暗いので十分な脅威だ。
「確認されたモンスターは肌が岩状の猿型モンスターです」
野生動物の腕力と岩の装甲を兼ね備えた強力な相手だが、普段からクリーパーと戦っている冒険者にとっては単独なら強敵ではない。
問題は、このモンスターの知性だ。
「モンスターが戦術を使う恐れがあります」
ほとんど調査されていないダンジョンを攻略しようとする冒険者対、内部を知り尽くしているモンスターとの戦いになる。
非常に難易度が高い。
「他にも問題があります」
普段表情に感情を反映させない職員が、強い懸念を滲ませている。
「依頼人は王国の貴族派貴族です」
正確にはその子女ではあるが、授恵者であることを見込まれて高度な訓練と濃厚な貴族教育を施されたヒューマンだ。
柔軟な者が多い冒険者とは、おそらく価値観が全く異なっている。
「言葉が通じても意思疎通出来ないことがあり得る相手です」
この職員は貴族派貴族を嫌ってはいない。
実体験にもとづいて注意を促しているだけだ。
「パンクリアース学園に通っているので最低限の意思疎通は可能と思われますが、くれぐれも注意して下さい」
複数の意味で、困難な依頼であった。
解説
マスターより
リプレイ
「さ~て、パンクリアース学園のエリートお嬢様の実力とやらに期待しているぜ♪」
ハヤト=ガラン=ヴォルファングが牙を剥き出しにして笑う。
向けられた敵意に手加減した嘲笑で返しただけだ。
最初に突っかかって来たのは依頼人だ。平和な返答とすらいえた。
「種族の指定をしていなかったのは私の落ち度。戦闘中に無駄口を叩かないのであれば見逃してあげるわ」
(うぅ、こんなに怖いひとだなんて)
妙齢の金髪エルフ美女、リディリディ・トゥラ・イェレミースが怯えている。
自分の4分の1も生きていない依頼人に気付かれないよう、ランタンの準備をするふりをして必死に目を逸らしている。
(学校やダンジョン部がどんなところなのかはわかりませんが、つまりそこにいた人を追い出したんですよね? 私もダンジョンの攻略から外れるように言われたらどうしましょう……)
セニャの目がちらりとリディリディに向けられ、柔らかな金の髪が大きく揺れた。
「体調が悪いなら依頼から降りても構いませんよ」
ハヤトに対するときとは別人だ。
愛想はないけれど敵意もなく、しかしリディリディは怯えている。
「驚きました。冒険者ギルドに依頼をした、というあたりでそうかなとは思っていましたが」
隣にいたリーズ・クラヴィエがつぶやくと、依頼人の表情に戸惑いが混じる。
これまで直接会話することがなかったとはいえ学園で見たことがある顔だ。依頼人としての立場と学園生としての立場でどうバランスをとるべきか少し迷う。
「貴族派貴族という割にはとても話しやすい方ですね。学園にはもっと話の通じない方は沢山いらっしゃるので」
「これでっ!?」
リディリディは思わず本音を口にしてしまった。
ハヤトが、俺でもそこまでは言わないぜという目を向けている。
普段はセニャと名乗っている彼女は小さくため息をついた。
「私から見れば、伝統や慣習に疎い人が多いだけよ」
敵意も悪意もなく、しかし徹底して上から目線。
「そちらの」
「……イェレミースです」
「私もリーラントで構いません。エルフの強さは知っています。期待していますよ」
「っ」
何故怯えられているのか、セニャは全く分からなかった。
「ダンジョン部なんて、凄い活動だね!」
澱んだ空気をバクル・バスリーの明るさが吹き飛ばす。
「応援するよ! ぼくはバクル・バスリーって言うんだ。エドゥノーグで探索者やってたから、少しは力になれると思うよ」
バクルは迷宮都市エドゥノーグで踏破を目指す部族の出身だ。
己とは何もかもが違い過ぎて、セニャが理解出来たのは弱くはなさそうという一点だけだった。
「あ、そうだ。せっかくだし連携のサイン決めようよ。ぼくが隙作ったらサイン出すよ。逆に囲まれそうなら教えて欲しいな」
「サイン?」
少し反応が鈍い。
価値観の違いだけが原因ではない。セニャはどちらかというと頭が悪かった。
「冒険者の間で通じる合図があるのであれば私が覚えます」
蛮族相手の実戦経験なら豊富なセニャは、その程度の柔軟さなら持っていた。
「話はまとまったね」
フリューリングスルフト=ティエラはランタンも松明も持たずにダンジョンに踏み込む。
暗視能力を持ち、罠や伏兵の看破に熟練し、探知用のエーテルの波動を何度でも使えるフリューにとっては暗闇は暗闇として機能しない。
「ダンジョン攻略は迷宮以来さぁ、ちょっと緊張するね!」
気配も足音も消して先頭に立つフリューは、落ち着き払っているようにしか見えなかった。
●第一階層
このダンジョンは洞窟型で、最も幅が広い所でも3メートルしかない。
「未知を進む最前線、背後からの攻撃に警戒する後ろ。どっちも消耗するからね。少し神経を休ませないと、持たないよ」
暗がりの向こうからバクルの言葉が聞こえる。
「セニャさんも例外なく、ね。最前線を楽しむために、順番来たら下がってね」
(冒険者は最近目覚めた者がほとんどのはず。全員練度が高いなんて、罠か示威かしら)
シーフではあるが暗視も看破も全く使えないセニャは、洞窟内の行軍で精神が疲弊し思考を空転させていた。
「疲れて無いかい? 代わろうか」
ヨル・スレイマンが使っているのは夜煌石の微かな光だけだ。
下から照らし出される兜あるいは仮面代わりの頭蓋骨は威圧感がありすぎて、貴族子女ではあっても15の少女でもあるセニャは思わず悲鳴をあげかけた。
「え、えぇ、そうね」
胸を押さえるとどきどきしていた。
ハヤトと名乗るゴブリンが気配だけで挑発してくるのが非常に鬱陶しい。
「私はダンジョンは初めてだもの。専門家の指示には従うわ」
「素直に助けを求めていいだぜお嬢様よぅ」
皮肉っぽい声がセニャの頭部より低い位置から響く。
「ディーベル、スレイマン」
バーネット・フォーサイスに呼びかけられたララベル・サン・ディーベルとヨルが描いたばかりの地図を渡す。
ララベルは探波で把握した洞窟の地形を、ヨルは捜波で得た敵の位置情報を書き込んでいた。
(気付かれてるな)
十数メートル先にある、幅1メートルまで狭くなった箇所を見る。
バーネット自身は音も気配も臭いも感じない。
しかし、探波と捜波による調査結果の方がスキル未使用の五感より信用出来る。
(離れた場所の敵も動いていやがる。こいつら、伝令を使う知恵まで持っているのか)
まだ包囲はされていない。
各種探索系スキルを駆使してダンジョン攻略としては超高速で進んでいるため、モンスター側の動きが後手後手になっている。
(一気にやるぜ。斥候ってより強襲だがやるかい?)
ダンジョンに関して深く広い知識を持つバーネットは、正面突破が一番安全だと判断した。
反論のサインはない。
(異論はないらしいな。3、2、1、仕掛けろ!)
「暗視に頼り過ぎないで。熱視覚でだけ見えるのがいる」
マーハ・アセトシソンの警告は十分早いがセニャにとっては遅かった。
岩の肌を持つゴリラが咆哮し、空気の振動と一体になった魔法攻撃が暗闇の中を飛ぶ。
足下がほとんど照らされない状態では本来の回避能力を発揮出来ない。
防具としての性格も持つ衣装が、中身ごと不自然に揺れた。
「おっと、油断大敵だぜお嬢ちゃん♪」
幅1メートルの穴から突っ込んで来た岩猿に、達人でなければ視認すら難しい三連撃をハヤトが叩き込む。
1つ1つは重い斬撃ではないが、3つ重ねれば十分強力だ。
「ブレイブファング傭兵団の戦い方を見せてやんぜ!」
止めは刺さずに強引に奥へ進む。
正面衝突しかかった別の岩猿を跳躍して飛び越え、ハヤトより頭2つ大きなロックゴリラに白兵戦を仕掛けた。
「猿とゴリラだらけのダンジョンかー! なんか狭苦しくて暑苦しいな……?」
アステルがひょいと頭を下げた。
ロックゴリラが乱射する咆哮が頭を掠めて岩肌へ当たる。
2本の刃を何もないよう見える場所へ振り下ろし、洞窟と同じ色をした岩猿の肌を深く傷つける。
「固っ。支援付きだよ!?」
リーズがエーテルで刃を強化してくれたのに、骨まで達している感触がない。
「セニャさんには支援の届くところで戦ってください。シーフの皆さんも」
効果時間に気を付けるように伝えてから、リーズは数度目の輝刃を使ってシーフの刃を光らせる。
手数は多くても威力ではウォーリアに劣るシーフにとって、これ以上ない支援であった。
「ひとりにはならないようにしないと……」
ランタンをしっかりと支え、リディリディは目まぐるしく変わる敵味方の位置を記憶する。
体勢を回復したセニャが、本人としては軽く剣を振る。
靴の下の岩肌が踏み込みに負けてひび割れ、細い剣先が全高1メートルと少しの岩猿の胸を大きく抉った。
(リーラントさんとの距離が近いです。まさかっ)
不吉なことを想像してしまい真っ青になるリディリディ。
咄嗟に魔法の矢を打ち込んでセニャが仕留め損なった猿に止めを刺してしまい、怒られると思い込んで顔色を悪くする。
なお、セニャは左手に持つ松明だけでは明るさがが足りないのでリディリディのランタンに頼っているだけである。
(貴族は少し苦手なのだけど……わざわざ泥に塗れて戦うのを選ぶような人もいるんだな)
ヨルはヒールを使いながらそんなことを考える。
後衛がほとんど攻撃に参加しなくても、岩猿が次々に倒れていく程度に冒険者側有利だ。
その有利を作りだしているのは、事前の準備や戦術もあるが一番はリザードマンのウォーリア、バクルだ。
盾をしっかり構えて敵を足止めする。
平地でなら迂回されることもあり得ただろうが、狭い洞窟では無理に突破しようとしたモンスターはに隙を晒すだけだ。
「罠があんまりないのは、助かるね。穴も気を付けないと転ぶけど」
必要以上には動かず、冒険者前衛突破のため動いた岩猿に大太刀を突き立てる。
防御が厚く生命が高くない相手に対しては極めて有効だ。
セニャが一度で仕留められなかったモンスターが、次々に一撃で仕留められていった。
「だんちょー、ちょっと拙いかもっ」
飛び跳ねる猿やゴリラに確実に当て、特に魔法相手には優れた回避技術を見せつけるアステルは平行してエーテルの波を打ち続けている。
洞窟の壁に開いた穴の奥から、新手のモンスターが近づいていることを発見してかなり焦る。
増援に気付かれたことに気付いたゴリラが、鬱陶しいシーフ達を押さえ込もうと腕を広げて突進を試みた。
「うるぁ! 壁歩きはテメェらだけの専売特許じゃねーんだよ!!」
ハヤトが壁を駆け天井に達し、ロックゴリラの背後へ半回転して着地する。
岩猿の中途半端な壁歩きとは次元が違う、エーテルを使った壁歩きだ。
「防げるなら防いでみろゴリラ野郎!!」
ゴールディゴブリンの血を引くハヤトにとってゴリラは因縁深い敵だ。
背後から急所を狙う連撃に、自ずと気合いが入る。
鋭い刃に重さを加え、岩に似た肌と筋を貫き内蔵を損壊させた。
「飛べ空刃!」
ララベルが細剣を振り下ろす。
彼と交戦中だった岩猿が飛び退けて回避するが全くの無意味。
ララベルの狙いは、中級指揮官であるロックゴリラの命なのだ。
背中の傷を掌で押さえたゴリラがハヤトに振り返った丁度その瞬間、戦うための力が入っていない腕を、不可視の衝撃が深く抉って骨に致命的な亀裂を生じさせる。
「壁走れるんはええよねぇ、うちもよく使うさぁ!」
穴から出て来た猿がフリューに迎撃されている。
暗視能力と壁歩き能力が同程度なら地力で勝るフリューの圧倒的有利。
増援のゴリラが吠えて猿を支援しようとしても、攻撃しても足が止まらないフリューは穴の奥から狙えない。
猿が足止めしようとしても、技で上回るフリューに触れることすら困難だった。
「リディリディ君、良いタイミングだと思うよ」
ヨルに話しかけられたリディリディがわずかな時間悩む。
敵の総数が分からない状態ではスキルを温存したい。
しかし、射程内で敵が密集しているなら話は別だ。
たった1度の行使で大きな戦果が見込めるなら使う価値は十分にある。
セニャが瞬きする。
繊細、穏和、聡明、思慮深さという印象しかないリディリディから、とてつもなく強力な……そしてなーんにも考えていない純粋な力を感じたのだ。
「誤射しない術です。気にせず戦ってください!」
闇に無数の光が焼き付く。
無数の光弾が猿とゴリラの肌を易々貫き中身を砕く。
セニャの視線に気付いてびくりと震えるリディリディは、相変わらず繊細そうな外見と柔らかな物腰を兼ね備えていた。
●小休止
第一階層の終わりは幅の広い階段だった。
振り返ると5つも洞窟が合流していて、複数班に分かれて攻略すれば別種の面倒があったと容易に推測出来た。
階段をしばらく降ると踊り場に出る。
第一階層と第二階層の両方から距離があるので不意打ちは受けないはずだ。
「キャンプ場所はここかな!」
罠はないことを確かめたヨルが宣言する。
冒険者はバーネットの指示で見張りと休憩に別れて、決戦前の最後の休憩を満喫し始めた。
中身を密封していた厚い紙がナイフで切り裂かれる。
微かな暖かさすら感じられるクッキーの香りが、冷たく乾いたダンジョンの中に漂った。
「簡単な軽食は身体的にも、精神的にも良いはずだしね。むしろこういうところでこそ余裕を持つほうが優雅だと思わない?」
強い匂いのする飲食は、自らの居場所を知らせる狼煙に等しい。
つまり問題なしだ。
敵が攻めて来るのであれば迎え撃つ準備は既に出来ている。
「なんて剛毅な」
自分自身より背が低いマーハに、セニャが感嘆の視線を向けていた。
「セニャー、何か出してくれよー。マジカルポケット使えるんだろー」
白い尻尾をぶんぶん振りながら、アステルがセニャのまわりをくるくる駆ける。
「へへっ、動きの癖を見抜いちゃったもんねー。一騎打ちする? オレが勝ったら美味しい肉とかくれる?」
アステルのきらきらした瞳とぴこぴこ動く白い耳をじっと見て、セニャは数秒後に緊張を解いた。
灯りが十分な現状で、紛れ当たり以外でセニャに当てられるとしたらアステルとヨルだけだ。
もっとも、この場にいるのは暗所でなら一方的にセニャを下せる者ばかりなので自慢になどならないが。
少しの我が儘程度なら聞いても良いと、相変わらず上から目線で考えていた。
「略称を使うなら予め了解を得なさい。命を預け合った相手なら拒否しないわ」
飲用水が封入された大窯が、重い音をたてて踊り場に出現した。
「元に戻す必要は……ええ、どうぞ好きなように」
アステルが勝手に封を切っている。
水にはほんのり甘さと柑橘類の香りがあって、サクサクしたクッキーと一緒に食べると幸せな気分になれる。
「セニャはなんていうか、すっごいしょーじきものな気配がするな! オレも思ったことすぐ言っちゃうからなー。まー思ったことは全部言っちゃった方が相手が勘違いすることも減るから、オレは嘘つかないように決めてるんだけどな!」
「悪くない処世術ね」
お礼として渡された乾パンを齧るセニャは、少しだけ柔らかな表情をしていた。
●最終階層
丘に陣取るロックゴリラは5体。
その全てが濃いエーテルを纏い、大きく開けた口から濃厚な魔力が漏れていた。
「これならこの間の屍人のほうがましだったかもっ」
マーハは魔法による射撃戦を覚悟する。
丘のゴリラが第一階層と同種だとしたら射程は約50メートル。
攻撃を受けずに接近戦に持ち込むには距離があり過ぎる。
マーハの視界に色鮮やかな衣装が現れる。
セニャが1人で丘に突撃したのだ。
「駄目、セニアーラさんっ」
マーハの術の行使は間に合わない。
「構うな、それでいい!!」
「俺と似たような戦闘スタイルみてぇだな。どんな戦い方すんのか今回は勉強させて貰うぜ♪」
バーネットは術の準備の途中で口を挟み、ハヤトはわざと行動を遅らせてセニャを見送る。
5つの力が高まって、セニャ目がけて濃厚な魔力の塊が放たれた。
ひょいと左に避ける。
すすっと短距離だけ加速する。
セニャの回避能力は明るい場所でようやく本来の力を発揮して、5つの砲撃を危なげなく躱した。
「囮が役目かよ。仕込んだ奴も本人もイイ性格してるぜ」
直後にハヤトが加速する。
攻撃を行わず移動を最優先したため頂上までは到達する。
そこでは、横にも縦にも巨大な岩猿にセニャが追い詰められていた。
「どんな境遇であれ僕たちは仲間だよ! セニアーラさん、貴女も例外じゃない……だから護らせてよ!」
熱い思いがエーテルに力を与え、呼び出された6つの光弾を強くする。
マーハは興奮しても術の制御は完璧で、敵の最大射程の外から光弾を敵陣へ打ち込んだ。
岩盤じみた存在感を持つ肌を魔法が穿つ。
正面から受けたボス猿は豊富な生命力で耐えて眉を寄せる程度で済んだが、セニャを包囲しようとしたゴリラは背中や脇に当てられ苦悶の悲鳴をあげる。
(お互い誤解があるのかも)
実家で身につけた戦術と冒険者の戦術が噛み合っているようで噛み合っていないことに気付き、セニャは表情には出さずに困っていた。
「火力支援と同時の突撃か。貴族の割りには気合いが入っているじゃないか」
バーネットから紅蓮の巨弾が飛ぶ。
狙いは精密。ゴリラの体術では回避は不可能。
最大射程はゴリラを上回り、その上、着弾の瞬間強烈な大爆発を巻き起こしてボス猿まで巻き込む。
強力なクリーパー並の耐久力を持つゴリラ達が肌や筋だけでなく内臓まで傷つけられ、口からどす黒い血を吐いた。
「リーラントさん今たすけますっ」
天地のエーテルがリディリディに急接近する。
もともと強力な魔力が一段上の領域まで跳ね上がり、強化版とはいえメテオライトでしかない光弾に異様なほどの威力を与える。
うっかり当たりでもしたら、セニャが即死してしまいそうな威力だ。
「イェレミースさんっ!? 貴方は行動の前にもう少し考えっ」
エーテルの光を破壊の光が上回る。
分厚い皮膚も筋も脂肪も関係無く貫き、ロックゴリラが致命傷に近い傷を負った。
「敵味方認識有りの術にビビんなよ♪」
ハヤトはセニャより冷静だ。
刃に光をまとわせ、生き残りの……実にまだ4体も生きているモンスターの命を確実に削る。
転倒を四つん這いになることで耐えていたゴリラも、倒れて不規則な呼吸をしているゴリラも、薙ぎ払いによって絶命するまで攻め立てられた。
直属兵を失った巨大な岩猿が、セニャの速度を上回る一撃を繰り出す。
「間に合いましたか」
リーズが胸をなで下ろす。
光り輝く六角柱がダンジョンボスを巻き込みその中に封印する。
内側から凄まじい異音が響くが六角柱は何の影響も受けない。
物理攻撃は一切効かない、極めて強力な術なのだ。
しかし弱点は当たり前のようにある。
最大射程は弓の3割程度しかなく術の中でも近距離用の術に分類される。
1体でもロックゴリラが生きていたら、後衛であるリーズは深刻なダメージを受けていただろう。
「来るぞ!」
1対11にまで持ち込んでもバーネットは気を抜かない。
がつん、がつんと岩と岩を撃ち合わせるのに似た音が、第一階層へ続く階段から数十まとめて聞こえているからだ。
「無駄弾になっても気にするな。確実に止めろ!!」
階段の出口に無数の雷を発生させる。
猿達の岩肌を貫く威力はないけれど、雷は脚の動きを妨げてロックゴリラと岩猿の移動速度を激減させた。
「こっちは忙しいのにっ」
振り返ったマーハの目は氷のように冷たく、詠唱する舌は非常に滑らかだ。
雷の嵐の中に光り輝くエーテル光球を出現させて、岩肌の内側に強い影響を与える。
移動する力そのものが衰えて、猿もゴリラも移動が不可能になった。
「いつまで耐えられるかな?」
バーネットが笑う。
手札を隠すため、使えば確実に楽に勝てた術を第一階層で温存していたのだ。
足止めが完璧な効果を発揮すると機嫌も良くなりメテオライトの完成度も高くなる。
ゴリラが部下を盾にしようとする。
遠距離攻撃手段を持つゴリラを生き残らせようとするのはどこまでも正しく、しかし移動手段がない状況では実行不可能だ。
バーネットはどんなに有利でも絶対に油断せず、攻撃術と攻撃術の間に足止めの術を挟んで完全な勝利を目指す。
「ここは通さないって言ってるだろ!」
マーハも攻撃と足止めを平行させる。
足止めの方は攻撃に比べると手間が少ないので攻撃力の低下はない。
放置すればセニャの背中を襲うかもしれないモンスターをこの場で殺し尽くすため、光弾の濃密な弾幕を張る。
モンスターにとっては奇跡的な幸運が二重の足止めを突破させる。
突破したのはゴリラ1体のみではあるが、後衛が白兵戦を挑まれたなら極めて危険な相手だ。並の後衛なら、だが。
「浅くて若いダンジョンならこんなもんか」
光の幕に見える障壁はバーネットの魔力に相応しい性能で以てゴリラの白兵攻撃を防ぎきる。
回避とは違い無傷にはならないが、少々の傷で倒れるほど生温い鍛え方はしていない。
「こいつは任せる」
「うん!」
バクルが立ち塞がる。
ゴリラは重武装のバクルを避けてバーネットを狙おうとするが、巧みな防御と挑発により物理的にも精神的にも拘束される。
「ぼくを無視できると思うな!」
拳ではなく魔法が飛んでくるが問題ない。
バクルの鎧と盾は魔法に対しても効果があり、何よりバクルの生命力は圧倒的に強いのだ。
第一階層のモンスター達は、ダンジョンボスと合流することも出来ずに滅びようとしていた。
●決戦
黒い花弁が千切れて舞う。
異様な反応速度を発揮したセニャでもダンジョンボスの拳を躱しきれず、胸部に深手を負っていた。
ボス猿が歯を見せて笑う。
まずは1人。そう確信していた。
「セニャさん、あんま無理せんでね」
フリューがわざと大声を出す。
ボス猿とセニャが高速移動しながら戦っているのに余裕をもって追いついて、両手の刃による連撃を繰り出す。
大岩猿がセニャへの攻撃を中断して回避を試みるが間に合わない。
両方の腕を交差させて防御を試み、刃が思ったより重くないことに気付いて舌打ちする。
「シーフがウォーリアと戦うのはしんどいよ」
偵察役もこなせるシーフと白兵戦重視のウォーリアでは役割が違う。
「だから」
力の使い方が重要だ。
移動速度で、反応速度で、読みあいでの勝利を重ねて機先を制し続け、常時ボス猿の視界内にいて戦闘力を保つ。
「っと」
防御を優先しても無傷ではすまない。
セニャと同程度の防御力しか持たないフリューの手足に、打撲の痕がいくつも刻まれ動きも乱れていく。
「んふふ、うちも負けんさぁ♪」
エーテルの光がフリューとセニャの傷を癒やしてくれる。
フリューはセニャと協力して、分厚い岩の肌を持つ大猿をなんとか食い止めていた。
「戦闘中にここまで力を絞り尽くしたのはいつぶりかしら」
その癒やしを担当しているのがリーズ達ヒーラーである。
これほど相手が強いと戦闘後にまとめて治療とはいかない。
「取り巻きがいない分、楽はさせてもらっていますが」
リーズは複数の思考を平行させている。
常人なら全身の重傷を1度で治癒可能な術を編み、巨大な生命力を持つ授恵者の体を出来る限り回復させる。
再生した真新しい肌が、鎧の破損部からちらりと見えた。
セニャが足止めに失敗。
直接戦闘ではシーフよりも弱く、継戦能力維持の面ではシーフより貴重なヒーラーを殺すため、長身のボス猿が高速で跳躍してリーズを狙う。
「喰らえ疾風三連突!!」
ダマスカス鋼の細剣による3連撃が側面から襲う。
ララベルの攻撃力はシーフにしては非常に高く、脇腹を切り裂き大きな傷をつけボス猿の勢いを弱める。
だが、ダンジョンボスを食い止めるには少しだけ足りなかった。
極太の腕による打撃がリーズを襲う。
盾で防いだのに肉より先に骨が悲鳴をあげ、視界が赤く染まる。
熟練の戦士でも悲鳴を堪えられないような痛みに襲われているのにリーズの心は乱れない。
まるで、死と不死を良く知っているかのように。
「これまでですね」
「さすがダンジョンボスというべきかな」
ヨルが切り札を使う。
六角柱の光柱が大岩猿と重なり合うようにして現れ、物理的には極めて強力でも魔法攻撃手段を持たないそれを封じ込める。
約15秒という時間制限はあるが、1秒が貴重な戦場では大休止に等しい。
「皆さん集まって下さい」
リーズは盾を取り下ろした腕の骨を治療というよりは復活させ、額に浮かんだ汗を拭う時間も惜しんで指示を出す。
「ヒーリングオーラで全員を治療する。ヒールは残り少ないからね」
ヨルはいつも通りに淡々としている。
第一階層のモンスターの掃討は完了し、このまま戦えば勝利自体は確実だ。
しかし凶悪な攻撃力を持つボスモンスターは、滅ぶまでに数人道連れにしかねない強敵だ。
「光柱が消えたら総攻撃だ」
当たり前のことを言うように平然と、ヨルは最後の戦いの始まりを告げた。
「遅い遅い、セニャよりずっと遅いよっ」
暗器と短剣がボスの背中を削る。
アステルは圧倒的格上の巨大猿にひるみもせずに猛攻を加え、けれど深追いはせずに素早く後退する。
ボスが血走った目をアステルに向けた。
「一緒にいくよ」
「ええ」
ララベルとセニャの細剣が高速で振るわれる。
速いのは突き出す速度だけではなく引き戻す速度もだ。
徹甲弾を思わせる一撃と終わりが見えない連撃が繰り出され、岩より硬いボスの肌で火花を散らして肉まで抉る
「いー感じ。やるねお嬢様」
「セニャで結構。来るわよ」
圧倒的な速度で当ててくるボス猿に対しては、ララベルもセニャも同程度の回避と防御しか出来ない。
ただ掠っただけでも深刻なダメージになり、しかし傷を負っても防御優先に切り替えなんとか時間を稼ぐ。
「っと」
離脱する。
大きく振るわれた拳が風を発生させ、2人の髪を激しく揺らした。
光の矢が分厚い皮膚に突き立つ。
ヨルの魔矢はヒールと同様強力で、対物理ほど強くない猿の肌を食い破って骨まで届く。
「君はどう対処する? どの対処にも対策を用意してあるけどね」
ヨルは相変わらず淡々としている。
この程度、彼にとってはピンチでも何でもないのだ。
シーフ達に攻撃と同時に足止めを任せ、ヨルは強力な魔力を活かして大岩猿を苛む。
ボスが咆哮する。
ハヤトが突き刺した刃を無視し、傷が広がるのを覚悟の上で直進してヨルに向かって突進する。
「そうか」
ヨルが落胆の息を吐く。
回避は無意味と判断し、防ぎきるのではなく被害軽減だけを目的に盾と全身で受けて即死を避ける。
「君はここまでだね。ご苦労様」
二重の光がヨルの体を癒やす。その中にはリーズのヒールも含まれていて、ヨルは完全な状態まで回復した。
「間に合った!」
光の矢が飛来する。
光の強さは秘められた威力と比べればささやかだ。
マーハの放ったエーテルアローは、回避も防御も許さずボスの巨体を貫き奥まで届く。
「ラストアタックになっても恨まないでねっ」
軽口を叩いて次の矢を準備する。
ボス猿がどれだけ加速しても届かない距離から、マーハは一方的に攻撃可能だった。
ヨルは再び回復優先に切り替えた。
第一階層モンスターの撃滅に当たっていた冒険者がこちらに到着した以上、無理をする必要は全くないからだ。
ボス猿が力を振り絞る。
シーフの回避能力を上回る一撃がセニャ達の体を痛めつけ、しかしヨルがいる限り決して致命傷にはならない。
マーハが詠唱を終える。
絶好調の矢が、圧倒的な威力と精度で一方的にボス猿を削る。
「無理しないでよセニャ!」
送った声援に反発はない。
命を預け合うという経験は、価値観の違う相手にも有効なようだ。
「疾く、疾く走れ。風纏え。鼓動一つ鳴るより速く。私は地を駆ける」
フリューが加速する。
岩の肌を貫く威力はなくても手数と精度は十分だ。
全て完璧に防がれても細かなダメージは積み重なり、ついにボス猿は正面から戦うのを嫌がり一歩退いた。
「隙だらけだぜっ」
アステルが斜め後ろから斬りつける。
攻撃最優先で隙が出る一撃なのに反撃はない。
敵は逃げようとしていた。
「行くよ!!」
「言われなくてもっ」
自身の血で塗れたララベルとセニャが同時に突撃する。
迎撃の拳は相変わらず強烈で、2人とも決して浅くない傷を受けて体が悲鳴をあげる。
だが攻撃した分移動速度が落ちる。
第一階層モンスターを屠った冒険者達が完全に追いつき、これまで以上の打撃をボスの巨体に浴びせていく。
「喰らえ!!」
細剣が分厚い胸を貫通する。
致命的な臓器を壊した感触が掌に伝わり、それでもララベルは止まらない。
柄を捻って空気を入れ、全力で後ろへ跳んで最後の反撃を回避する。
空ぶった拳がボス猿の胸を打つ。
衝撃に耐えるための力は既になく、ダンジョンボスは仰向けに倒れて後頭部を岩に激突させる。
生気を失った瞳が、エーテルの光をぼんやりと映していた。
誰もが荒い息をついている。
周囲への警戒は解いていないが勝利宣言をする余裕もない。
ララベルとセニャの視線が偶然あって、お互い息を整えるのに苦労しながら、拳と拳を打ち合わせるのだった。
●成功
「これで依頼完了でいいかな?」
ヨルの声が第二階層へ響く。
「隅々まで偵察する必要はないの?」
セニャは責めるのではなく、純粋な疑問を口にする。
「これだけ宝が出れば終わるだろ。その程度も知らないのか?」
ハヤトは、ボス討伐後に出現したインゴットをまとめて固定しバックパックへ詰め込んでいる。
これも依頼のうちだ。
「部員の人たち、今怪我で休んでるんだっけ。後で何かお見舞いでも持っていこうかな? セニャも後で一緒に行くか? ……ん、ハーフビーストと一緒は嫌かもしれないし、オレ一人でも後でお見舞いに行けたら行こうかな」
「止めはしないけど」
セニャは言葉を濁す。
様々な勢力が入り乱れる学園に、彼女をセニャと呼ぶアステルが行くと面倒事に巻き込まれる気もする。
「クラヴィエさんの方が詳しいと思うけど」
「エリザベートで構いませんよ。階層や派閥じみたものもありますから、学園生のお友達がいるならその方を通した方が安全です」
独特な立ち位置にある彼女は、巻き込まれないよう巧みに回避していた。
「死骸の始末は地元に任せよう」
ヨルは提案の形で事実上の決定をする。
死骸は3桁近く、墓穴を掘ろうにも床は岩なので外へ運び出し埋めるとなると時間がかかり過ぎる。
「やっぱりダンジョンはわくわくしたね! 未攻略のダンジョン、もっとないかな!」
元気なバクルを先頭に、11人の授恵者が地上へ戻っていった。
マスターコメント
ショートEX難しい 報酬:標準10 / 8〜10人
2021年01月26日 00時25分37秒 公開
参加者
相談掲示板
サルばっかりのダンジョンかー!なんか暑苦しそうなダンジョンだな! アステル、シーフのハーフビーストだ、みんなよろしくなー!
おお、洞窟タイプのダンジョン! 楽しみだね! ウォーリアのバクルだよ。よろしくね。 決めておいた方がいいのは、陣形とセニャさんの扱いかな。 ・陣形 バックアタックも考えると、前後に前衛を置いて、後衛を守る形にしたほうがいいかな ・セニャさん 回避は高いみたいだから、足止めとしてはとっても優秀そうだね。 あまり突出させないためにも、バックアタックへの対応要員として後ろに移動してくれないか、説得した方がいいのかな……?
ヒーラーのリーズ・クラヴィエです。よろしくお願いしますね。 ・陣形 そうですね、今回はシーフの人が多いようですし、バックアタックされないようにする対策も十分可能かと思いますが、絶対ではないので……接近戦でも戦える人が後ろにもいてくれると助かります。 ・セニャさんの位置 前衛としては優秀なようですし、1人では力が足りないことを分かって冒険者ギルドに依頼をしていますから、突出しないようにヒーラーの回復が届く位置で戦ってもらうようにだけ言って、彼女の希望通りに最前列でもいいかと思っています。 いっそ第一層では最前列を交代制にするのもいいかもしれませんね。HP的な意味でも負荷が均等になりますし……
No.4
キャスターのリディリディです。 その・・・、よ、よろしくお願いします。 暗いこと、モンスター側が多勢であること、また地の利もモンスター側に有利となるに加えて2日での攻略。思ったよりも難関ですね・・・。 あとスキルが打ち止めになる可能性もあります、道中節約することになるかもしれませんね。 エンライトよりもランタンを持っていくことにします。
同じくキャスターのマーハ・アセトシソンだよ。よろしくねっ!って言っても初めましての人が少ないっていう感じかなー >セ二ャさん 僕もリーズさんの意見に同意かなぁ。無理に後ろにさがれ!って言っても反発されるような気がするしね。前に突出しすぎて無茶するようなら止めるべきかなとは思うけど・・ >スキル打ち止め キャスター職あるあるだね。僕も気を付けていかないとなー
キャスターのバーネット・フォーサイスだ。 まぁ、よろしく頼むわ。 >陣形 既に挙がっているが、隊列の前後に前衛を配置して、バックアタックに備えたいな。 あとは戦闘中に孤立しない様、全員誰かと相互に援護し合える距離を保つってところか。 >セニャ・リーラント 本人にやる気があるんだし、能力的にも無理に後方へ下げなくて大丈夫だろう。 OPで連携云々の言及もあるから、無為に突出もしないだろうし、 モチベーションを活かしつつ、ちょくちょくこっちで援護とか、提言していけばいいだろう。 >方針 敵も多い事だし、兎に角消耗は最小限に抑えたいな。 スキルもアイテムで代用できないものを積んでおいて、手数は確保したいところだ。 戦闘時も攻撃の集中で1体ずつ確実に仕留めて、敵の攻撃からの被弾を減らしたいな。 あと、洞窟内は移動してきた道筋が判る様に、マーキングとかした方がいいか?
ヒーラーのヨル。宜しくね。 >陣形 隊列の前後に前衛、と言う形で賛成。 岩猿は壁を伝って歩けるそうだし、それでも割って飛び込まれる可能性はあるから、できるだけまとまって行動しておきたいね。 >敵撃破の指針 例えば「ロックゴリラの半数が戦死すると、残りは総攻撃が始まるまで第一階層で隠れ潜む」とあるけど、後の総力戦で出てくるなら、隠れたロックゴリラを殴れるだけ殴っておいた方が良さそう。 もしくはくること前提で道を封鎖するとか、挟撃に備える必要があるか。 >セニャ君 戦い慣れた形がいいのもあるだろうしね。 前衛でお任せしていいんじゃないかな。きっちり援護はしよう。 ヒールにも限りがあるし、下がって貰った方がいい時もあるかもしれないと思う。リーズ君も言ってるけど、交代制にするのはありだと思う。
パンクリアース学園、第3ダンジョン部部長のセニアーラ・リーラントです。 よろしくお願いするわ。
おーっす!ゴブリンのシーフ、ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! ゴブリンとしては大猿系の敵ってなると本能的にぶっ潰したくなるな。 >陣形 特に異論はねぇ! 個人的には先頭組で前衛を希望すんぜ。 >方針 スキルの弾数とか考えるとヨルの言うようにロックゴリラは優先的に斃して潜ませといて最後に一網打尽の方がいいかもしんねーな。 >セニャ 俺も基本的には好きに動いて貰っていいと思うぜ。 このメンツならなんかあってもすぐにカバー出来るだろうし、学園のエリート様の戦い方ってのにも個人的には興味あるしな♪
>陣形 オレも異論はないよ!皆と比べてステータスが低いし、後方で立ち回ろうと思ってる。壁走りで回り込んできたゴリラとの戦闘、暗視と捜波で敵の位置を確認、みんなに定期的に情報連携するからな! >方針 ヨルの意見に賛成かな!一番強いゴリラに会うまではある程度スキルを温存出来ればいいよな! >セニャ セニャもよろしくな!特に指示するようなことはないと思ってるよ!ある程度のフォローは出来るかなって。突出して孤立しそうだったら声をかけるぐらいかもなー。
・陣形 後衛を挟み込む形で前衛を配置で概ね問題なさそうだね。 あとは、リーズさんの「最前列を交代制」っていう提案だけど、これは前衛(前)と前衛(後)をローテーションで交代させるイメージかな。 それともさらにもう一つ中衛みたいな位置を用意して、前衛から離れて休む人もいる感じかな。 単純に前の方が戦闘回数多いから、前と後ろを交互に担当するだけでも負荷は均せそう。 だけど、最前列も後ろも常に最警戒だから、交代で後衛と一緒か、後衛と前衛の間位に下がって少し省エネもいいかなとは思うよ。もちろん、全員での休憩は適宜とる前提でね。 シーフがセニャさん込みで5人いるし、本当に二日間探索するなら、疲労対策もした方が良さそうだしね。 ・セニャさん 皆で援護する形だね。了解だよ。 ・方針 射程の長いエリートロックゴリラと、固くて痛い大岩猿に加えて、わらわらと出てこられるときついと思うよ。 岩猿壁を伝って移動するって事は、挟撃に備えても無視して後衛にきそうだし。 事前撃破の方が、少ない数ずつの戦いで、スキル使わない攻撃で落とせるかもしれないしね。 というわけで、ぼくは先に「殴れるだけ殴る」方針に賛成だよ。
僕はシーフのララベル・サン・ディーベル。 みんな、よろしくね! 暗い洞窟内だし、暗視は持っていこうと思ってるよ。 後は使用回数関係ない、トリプルファングで火力を上げていくつもり。 >陣形 僕も異論ないよ。 希望は先頭で前衛かな…交代制にするならその辺り上手く回してかな? >セニャ 前衛で大丈夫だと思う。 みんなでカバーし合えば、頼りになると思うし。
シーフのフリューリングスルフト=ティエラ、長いからフリューって良かったら呼んでさぁ♪ よろしくね! うん、陣形も隠れたロックゴリラを殴れるだけ殴るって方針も了解さぁ。 ひとまず、うちも前衛希望さぁ。(前)か(後)かはどちらでも大丈夫。 交代制も良いと思う、前衛(前)と前衛(後)をローテーションで交代させる方法がイメージしやすかったけど、バスリーさんが言うてくれた省エネの方法も良いよね。 んー、悩む! 暗視と探波、捜波は持っとるからどれかは持って行くよ!
>陣形 私としては前、中、後で三交代のつもりでした。 バクルさんも言っているように休憩も途中挟まるでしょうが、2日かかるかもしれない長時間のの行程で最前列、最後列は疲労も大きそうなので。 >方針 ギルドからの話でも「モンスターが戦術を使う恐れがあります」とのことですし、地形を考えても前後からの挟撃はありそうですからね。 倒せるだけ倒すに賛成です。
リーラントもよろしく頼むわ。 >陣形 とりあえずざっくりとだが、 「隊列の先頭・最後尾は前衛が受け持ち、損耗に応じて交代する」 ぐらいのニュアンスで盛り込んでおけばいいんじゃないか? >ロックゴリラ 倒せるなら倒しておきたいが、追撃してたら誘導されて敵に挟撃されたり、 隊列を分断させられたりって事もあるだろうから、 隊列を崩さず、深追いしすぎない程度に追撃するって感じがいいか?
No.16
陣形については交代をするのでしたら、誰が前を受け持って誰が後ろなどは細かく決めない方がかえって良いかもしれませんね。 私は第一階層の枝分かれがあるというのが気にかかります。 全員で同じ道を行くという方針で良いのでしょうか。 それと道の幅が1~3メートルということですが、1メートルの道となった場合、恐らく1名ずつ通ることになり、そこを岩猿やロックゴリラに狙われると分断されたりと危うい感じが気にかかります・・・。
陣形については、消耗度具合を確認しながら適宜陣形を交代する、っていうニュアンスで良いってことだよな。りょーかいした! 第一層の枝分かれとその狭さはこっちにとってはかなりの脅威だよな。もしかしたらその狭い通路で待ち伏せ、一対一の戦闘しかできないことになりそうだし。 一メートルぐらいしかない狭い道はシューターかキャスターの人が道の先に一発撃ったりとかでゴリラがいるかどうか確認できないかな?
セニャ君もよろしく。頼りにさせて貰うよ。 >陣形 バクル君の言ってる省エネ案で良さそう。 バーネット君がまとめてくれたような感じでいいと思うね。全体的に疲弊がまわったら休憩とれるようにもしたいかな。早めに、ある程度広くて安全な拠点を確保できるといいかもしれない。 >第一層の枝分かれ あー、これは確かに怖いね。全員で同じ方に行くのは危険かも。 道が入り組んでる可能性もあるし、斥候が出る→つついてから戻る→戦いやすいところまで戻って全員で戦闘 みたいな感じもいいかもしれないね。 この場合、斥候役以外の人員は、敵の挟撃を防ぐために枝分かれのところで待機する。 道が狭い区域自体は最後に回した方がいいかもね。 敵が隠れないで出てきてくれればありがたいし、他の区域の敵が少なくなってから攻略した方が背後をとられにくい。
>第一階層 斥候を出すのは一長一短だな。 偵察できるのは良いが、単独行動中に挟撃されて本隊と分断、なんて事も十分あり得る。 本隊のところに戻って来れればいいが、道幅も狭くて撤退も難しそうだ。 個人的には、やっぱりひと纏まりで動く方がリスクも少ないと思う。 それと工程的な事だが、1日目のうちにまず第二階層入り口の階段までの到達を目指して、 1日目に余裕があれば第一階層の残敵を駆逐。 休息挟んで2日目になったら第二階層の攻略に取り掛かる、って感じが目安でいいか? >索敵 ふと思ったが、岩猿とか洞窟に擬態して隠れていそうだが、 岩そのものって訳じゃないし、サーマルアイで体温感知できるんじゃないか? まぁ、誰か持っていたらって話ではあるが、最悪誰も持っていなければ、 俺の方で取ろうかはとは考えている。
>陣形 僕もこれといって他によさそうな案も思いつかないところ・・ 相談の期間的にも交代制の案で僕も異論ないよ。 >工程スケジュール 2日間長いようで短い感じだよね。ぶっ通しだと流石に疲労のこともあるだろうし、バーネットさんの言ってるイメージでよいかなと。緊張が続くと疲れもたまりやすいだろうし、クッキーでも焼いていこうかな?保存も効くしね・・余計なお世話にならなければだけど >サーマルアイ あ、それなら僕が持ってるから装備していくよ。どうかな?
>スケジュール 休憩も考えて、食料や水を持っていった方が良さそうかな?とりあえずアイテムに用意しておくよ。 >枝分かれ道の対処 ヨルの作戦で良いと思うぞ!とにかく挟まれないように細心の注意しとく!後は捜波とかで周囲の確認かな?
>陣形 前衛三交代制で良さそうだね。 とりあえずぼくのプレイングに盛り込んでおくね。 >斥候 メリットもあるけど、やっぱり分断されて斥候を危険にさらすよりは、固まった方がいいとぼくは思うかな。 >サーマルアイで索敵 いいアイデアだね! マーハさんが持って行けるなら、お願いしたいな。複数人で持ってもいいだろうし。
>陣形 柔軟に交代する方向で異論はねぇぜ! >斥候 バーネットの言うように分断されるリスクはあるが… そこまで本隊と離れ過ぎねぇ方がいいとは思うが俺がやってもいいぜ? 岩猿共くれぇの攻撃じゃやられねぇ自信はあるし道幅の狭さも壁歩きでどっからでも通り抜けれる様にしときゃ分断されて取り残されるってこともねーだろーしな。 まぁ、全員で固まっての方針でいくならそれでも構わねぇけどな! >索敵 サーマルアイはねぇが俺は超嗅覚の臭いで感知を狙ってみるつもりだぜ。
>斥候 あ、まとまって行けるところはまとまっていきたいね。 「道幅が1mになった場合、その奥で戦うのは怖いから引っ張り出したい」という旨の話だったので、斥候案の場合戻れないところへ行く前に戻るのが前提だったよ。 あまり先が長くないなら、アステル君の言ってた遠距離攻撃で誘き寄せの方が安心だね。 まとまって行く場合も一列で戦うよりは、なるべく引き返して全員が戦える広さのところで戦う方がいいと思う。この場合、枝分かれのもう一方から敵が来て背後を挟撃される対策は何か入れておいた方が良さそうかな。 >サーマルアイ とても役に立ちそう。隠れているパターンは多そうだし、可能なら何人か持っててもいいかもしれない。
>斥候 どうしても確認できない場所に局所的に出すって感じなら、リスクも最小限か…… まぁ、皆も気を付けるって事だし、出す方向で行くか。 >サーマルアイ アセトシソンが持っているならお願いしたい。 >個人行動 暫定ではあるが、俺は足止めとデバフ主体で行こうとは思ってる。 道中は普通に戦闘するが、第二階層では第一階層から雪崩れ込む敵の足止めをするつもりだ。 アーケインテンペストとスタティックフィールドで移動を妨害しておけば、 多少は時間を稼げるだろう。 あとは余裕があれば、大岩猿に魔霞を使って命中を下げておく。
>サーマルアイ いいですね、隠れている岩猿も見抜けそうです。 私の方では透視を持っていきますね。生物は透視が出来ませんがその特性を使えば隠れているのも見つけられる可能性がありますし、曲がり角などでの奇襲もある程度は対策ができるかと思います。 >斥候 狭い道を抜けたところでの袋叩きを防ぐための短距離の斥候であればリスクも少ないですし、賛成です。
>個人行動 長期戦になりそうですしヒールは多めに。 セニャさん含めシーフの方が多いのでバフは輝刃と輝足を持っていくつもりです。 後は大岩猿が出て来たら【光縛封】で足止めをするつもりです。抵抗が高いとのことですが、オブジェクト召喚ですから確実に時間は稼げるかと思います。
>サーマルアイ おっけー、一応暗視のほうも持っていこうかなとも思うから なるべく眼になれればいいかも >個人行動 僕も特性のほうは行動阻害系で援護、メインの魔法はメテオライトを主軸にした攻撃型にしていくね。
>サーマルアイ オレも暗視と捜波で援護するよ! >個人行動 ダブルエッジで攻撃、疾風足とフェザーステップで誘き寄せとかやれたらやってみる!
>斥候 了解。分断にはならないように短距離で、万一それより奥に行く場合は全員……って感じでいいと思う。 >個人の動き そしたら、スキルはできるだけ回復に寄せておく。行動もマッピングとか、雑用を重視しておくつもりだよ。 位置は前衛後ろくらいで、消耗具合を見て交代をするね。
>マッピング 俺の方でもマッピングはやる様にしようか? 前に出る時とかは、マップ書いてる余裕はないかもしれないし。 あとすっかり話題に出すのを忘れてたが、「休息を取る時は交代で見張りを立てる」って旨は、 一応俺の方で記載はしておく。
斥候の感じはスレイマンさんのイメージで良いと思うし、了解したさぁ♪ バーネットさんは記載ありがとう、よろしくお願いします! マッピングはせやね、手が空いてるもんで情報集めて記していけばええかなと思う。 マッピング協力の旨、記入しておくさぁ。
色々と悩んだんだけど、相手だけに地の利を生かされないように、探波を持って行って周囲の地形を把握しながら進めるようにしてみるね。
>マッピング やる人が複数いるのは安心感あるね。 バーネット君はありがとう、休息の件の記載も助かる。 当日は宜しく頼むよ。良い結果が得られるといいね。
ん、遅れちゃったけどもろもろりょーかい!あっちでもよろしくな!