古き氷の華は儚く散り行く
真柄 葉
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シナリオID:487
オープニング
人口1000人ほどのこの街は、1年を通して近くにある『冷脈の遺跡』の観光客でにぎわう観光都市であった。
特に冬は遺跡が雪化粧を纏い神秘的な姿を見せることから、人気の時期なのだが――。
「はぁ、今年の冬はやけに冷えるねぇ。こんなんじゃ観光客の人も来やしないよ」
土産物屋の女店主が売れ残った土産物を前に大きな溜息をついた。
「確かに、ちょっと寒すぎますね」
話し相手となっているのは、『冷脈の遺跡』の巫女、【フェト=ネト】。
小さな体で商品棚から頭だけを覗かせ、うんうんとしきりに頭を振っている。
「フェトちゃん、何とかなんないのかい?」
「寒さをですか? さすがに無理ですよ」
「違う違う。お客さんだよ。あんた、この街のマスコットキャラだろ?」
「違うわっ! ……おほんっ。私は『巫女』です。マスコットではありません」
「似たようなもんだろう?」
「違うってば! ……あー、おほん。これでも由緒正しきネト家の当代巫女なんですから!」
ちょいちょいボロを出しながらも冷静を装うフェト。本人の話す様に、フェトは観光資源である遺跡を代々守ってきた巫女の一族の出であり、当代の巫女に選出されている。
「そうはいっても、遺跡で観光客相手に案内係やってるだけじゃないか」
「うぐっ……! 観光案内も巫女の立派なお仕事なのです! それに当代巫女の案内とあれば観光客の皆さんもそれはもう喜んでくださるんですから」
「営業成績下の方なのに?」
「ぐさっ……!」
おばちゃんの一撃に、フェトは心に大きなダメージを負いうずくまる。
「まぁ、なんにせよがんばっておくれ。あの遺跡がなかったらこっちも商売あがったりなんだから」
「はーい……」
励ましているのか微妙なおばちゃんの言葉に空返事し、フェトはトボトボと家路についた。
●夜
「さっぶっ!!??」
思わず大声で叫び飛び起きた――ものの、寒すぎてすぐに布団に舞い戻る。
「やばいやばい! これ、いくら何でも寒すぎない!?」
カタカタとなる口を手で無理やり閉めながら、フェトはちらりと部屋を見る。
部屋に置かれた薪ストーブは――大丈夫。ちゃんと燃えて温かそう。
じゃ、なんでこんなに寒いの? と、窓を見て見ると――。
「え? 真っ白……」
木窓の内側が真っ白――びっしりと霜で覆われていた。
「おかしい。こんなこと今までなかったのに……」
辺境都市群の北部の街とはいえ、気候的にはそこまで寒冷地ではない。
毎年雪は降るが生活に支障をきたした事など無かった。
「とにかく、どうなってるのか確かめないと」
フェトは気合を入れ布団から這出る。
さぶっ! さぶっ! と何度も叫びながらストーブの前で着替えると、フェトは部屋のドアを開け外へと出た。
始めに確認したのが家族の安否。フェト同様、異様な寒さに起き出していた家族は居間の暖炉の前に集合していた。
「みんな、大丈夫?」
「ああ、フェトか。こっちへおいで、少しは寒さがしのげる」
お父さんが一家10人暖炉の前で肌を寄せ合い暖を取る。
「やっぱりおかしいよねこの寒さ」
「ああ、ちょっと異常だな」
「もうちょっと薪を足しましょうか」
「毛布持ってくればよかったな。どんどん寒くなってくる」
老若男女、ネト家の皆が何とか寒さをしのごうとあれやこれやと手を動かす。
「宝物が狂ったのかもしれん」
そんな中、この街でも最長老、100歳を超えるフェトのひいひい爺ちゃんがぼそりと呟いた。
「宝物って……神具って言われてる奴でしょ? 本当にあるの……?」
ひいひい爺ちゃんの呟きにフェトが答える。
「ある」
短く呟いたひいひい爺ちゃん。その言葉には言い知れぬ重みが感じられた。
「……よし、私見てくる!」
「フェト!?」
立ち上がったフェトに、お母さんが驚きの声を上げる。
「これでも遺跡を守る巫女だもん! 遺跡の宝物が原因ならそれを何とかするのが私達ネト家のお仕事でしょ、なら私がやらないと!」
瞳に強い光を宿し、グッと拳を握るフェト。
「待ちなさい! まだ宝物が原因って決まったわけじゃなのよ!」
そんなフェトをお母さんが止めるが。
「それでもだよ! この寒さに何か原因があるなら調べないと!」
「そんな事、街の偉い人達に任せておけばいいだろう?」
「それだよ! そんなだから、ネト家はマスコットなんて言われるんだよ! ここは私達ネト家の祖先が作った街でしょ! なら、私達がやるべきなんだよ!」
フェトは譲らないと強い言葉で家族たちを見下ろした。
「……とにかく、外の様子を確認してくるよ」
そう言うと、フェトは居間を後にし外に出た。
●
「さささ、寒ーーー!!」
家族に啖呵を切って飛び出してきたはいいものの、外はフェトの想像を10倍くらい越えて寒かった。
――パキッ。
「凍ってる……」
石畳が凍り付きうっすらと氷が張っている。フェトは滑らないよう慎重に夜の街を歩く。
もう深夜の時間帯にもかかわらず、家々に灯がともっている。
ネト家と同じように寒さに起こされ、家族で暖を取っているのだろう。
「やっぱり遺跡からなの……?」
フェトが呟いた。唯一素肌が外気に触れる顔が刺すほどの冷気を感じる。それはやはり――神殿の方から流れてきているようだった。
「とにかくこのままじゃ街が凍っちゃう。何とかしないと……!」
●
「やっぱり遺跡の方から冷気が来ている気がする。街が凍り始めてるんだ」
家に戻ったフェトが家族に報告する。
「遺跡……じゃぁ、本当に宝物が狂っているのかい……?」
ひい婆ちゃんが恐る恐るフェトに問いかけた。
「それを確かめる為に、遺跡に行かないと」
「遺跡に!? 冷気は遺跡から出ているんだろ、そんな所へ行って大丈夫なのか!?」
お父さんが驚き立ち上がる。
「大丈夫、一人ではいかない。ギルドに相談しようと思ってるから」
そんなお父さんを安心させるように、フェトは話しかけた。
「……それなら」
フェトの言葉に、家族の誰もが口を閉ざす。
みんなもわかっているのだ、何のためにこの街にネト家があるのか。形骸化したとはいえ、自分たちの役目がはなんなのかは、先祖代々受け継がれてきた。
「『氷の華を守りし二つの躯。片や雨。片や雷。不撓にして不屈の守護者なり。血を示せ。されば道は開かれる』」
そんなフェトに、ひいひい爺ちゃんが再びぼそりと呟く。
「え?」
「ネト家に伝わる古い言い伝えじゃ」
「言い伝え……」
「何かの役にたとぅ」
そう言ったっきりひいひいお爺ちゃんは口を閉ざし瞳を閉じた。
「……わかった。ありがとう、ひいひい爺ちゃん!」
フェトはひいひい爺ちゃんに礼を言うと、再び外へと飛び出していった――。
解説
マスターより
リプレイ
そんな外とは対照的に、避難所として使われている倉庫はまさに別世界だった。
「ふぁ……天国はここにあったんだ」
借りていたブランケットとマントを脱ぎ捨てたアイリーン=N=フェルクス。依頼主を探すよりも早く暖炉を見つけ急行する。
「依頼主のフェトさんは、どちらかな?」
「ハーフリングという事でしたが……いらっしゃいませんね」
「奥にいるのかな?」
住民の中にそれらしき人物が探せず、クレア・エクレールとイヴェール・イリュジオン、アスティン・ヴェルラインの三人は倉庫を奥へと進む。
「これで大丈夫だよ。後はゆっくり寝てて」
すると病人らしき老人を看病していた人影を発見した。
「こんにちは、アナタがフェトさん?」
「え? あ、もしかして冒険者さん?!」
「はい、ご依頼を受けて馳せ参じました。依頼の内容の確認をしたいのですが……後にいたしましょうか」
と、イヴェールはフェトの近くで横たわる何人もの村人を見る。
どの人もケガや病気で苦しそうにしていた。
「あ、そうだ。ボク、ヒール使える人連れてくるね!」
「それはいい考えですね。よろしくお願いします」
じゃ!と言って戻っていくクレアに頭を下げたイヴェールは、そのまましゃがみ込むとフェトに話しかける。
「病気は治せませんが、怪我でしたら多少の治癒がおこなえます。お手伝いさせていただけますか?」
「え? えっと、いいのかな……依頼にはそんな事書いてなかったんだけど」
「依頼は関係ありません。怪我人をそのままにできないだけです。ただの自分勝手と思ってください」
にこりと笑みを浮かべるイヴェールに、フェトは頭を下げた。
イヴェールが怪我人にヒールを施していると、レシュノルティア・ピオジェレラ、ニーラ・メッコ、セロンガード・シュタインドルフの三名もやってきて、各々怪我人の治癒に当たる。
倉庫内には300名を越す村人が残っているという事で、手分けしてもかなりの時間を要しそうだった。
「ボク達には手伝えそうにないから、フェトさん、依頼のお話を聞いてもいいかな?」
「うん、ありがとう。何から話そうか」
怪我人が集められた区画を離れたフェト達は、依頼の内容について話し始めた。
「まず教えて欲しいのだけれど、本当にこの寒さの原因は神具なのね?」
「うん、それは間違いないよ。私達ネト家が代々守ってきたものだから」
レナ・フォルトゥスの問いにフェトは大きく頷く。
「冷気を出す神具だという伝承が?」
「うん、そう。神具を収めてある部屋は封印が施されているけど、中には確かにあるよ」
「封印? という事は入れないのね」
「うん、私達一族でも無理。封印の部屋に入ったことがあるのは初代様だけなんだって」
「なるほど、厄介ね」
フェトの話を聞き、レナは深く考え込んだ。
「一応、部屋はこんな感じって伝わってるよ」
と、レナの質問に答えながらフェトは、地面に石で絵を描いていった。
「結構小さいんだね。こっちの……えっと、『謁見室』だっけ、そっちの方が随分大きいね」
「うん。そうだね。『謁見室』はとっても大きいよ。それにとっても神秘的なんだ。なにせこの街の観光の目玉だからね」
覗き込んでくるクレアに、フェトが描いた絵を指さし自慢げに話す。
「謁見っていう位だから、偉い人に会うためのお部屋だよね? 昔は王様とかがいたりして?」
「うーん、そういう言い伝えは伝わってないかな?」
「そっか、それじゃ神具が王様なのかな?」
「言われてみれば……そうなのかな?」
クレアとフェトは二人して頭に?を浮かべながら、首をかしげる。
「何にせよ、その王様を何とかしない事にはこの冷気は収まらないんでしょ? 仮に制御不能だった場合は、破壊することになるかもしれないけどいいのかしら?」
と、考え込んでいたレナが声を上げた。
「破壊……そうだよね。そうなるよね」
レナの言葉を受け、フェトが表情を真剣なものに変える。
「神具って、とっても貴重なんでしょ?」
と、クレアが問いかけた。
「普通はどんなに望んでも手に入るものではないわね」
「うーん……壊さずに何とかできれば一番なんだろうけど、難しいのかな……」
フェトに続き、二人も思案する中――。
「あれれ? お悩み事相談中です~?」
アイリーンがやって来た。
「あれ、アイリちゃん、お腹はもういいの?」
「うん、ばっちりホカホカ! 快調すぎてお腹の虫が大合唱だよ!」
クレアの問いかけに、へそ出しのお腹をぽんぽんと軽快に叩いて見せるアイリーン。
「それで何のご相談? 暴走しちゃった神具のお話?」
「うん、そう。神具のお話。まだ暴走してるかどうかは不明なんだけどね」
「あれ、暴走じゃないの? こんなに寒いのに?」
「暴走なのか、それが本来の姿なのか。ごめんなさい、伝わってないからわからないんだけど、今の状態になる前は『謁見室』に居ても寒くはなかったよ」
と、話す二人にフェトが加わる。
「ふむふむむ? っていうことは、封印してたお部屋の方が壊れたって事ですかね~?」
「なるほど、その可能性もあったわね」
アイリーンの疑問にレナはポンと手を打った。
「まぁ、結局のところ、現場に行ってみないとわからないのだけどね」
レナは「早く見て見たいわね」と、一旦この話題は打ち切った。
その代わりに出たのが、依頼書にあった伝承の事だ。
『氷の華を守りし二つの躯。片や雨。片や雷。不撓にして不屈の守護者なり。血を示せ。されば道は開かれる』
このネト家に代々伝わる古い言い伝えが何を意味しているのか。読み解いた先にこの依頼を解決する方法があるだろうと4人は頭を捻る。そうこうしている内に、怪我人を見ていた4人も治療を終えて合流してきた。
「『氷の華』はやはり神具を言い表しているのでしょうか」
「うん、それは神具で間違いない。人の背丈位ある大きな華の形をしているんだって」
伝承に最も興味を示したイヴェールの問いにフェトが答えた。
「大きな氷の華かぁ。なんかとっても神秘的だね」
「そうね。やっぱり、神具だから見た目にもこだわってるのかしらね」
フェトの話を聞き、ニーラとレシュノルティアも想像を働かせる。
「次の『二つの躯、片や雨、片や雷』というのは、守護者という事でしょうか」
そんな二人を微笑ましく見つつ、イヴェールはフェトとの話を続けた。
「たぶん、封印部屋の扉の横に立ってる二体の石像がそうなんじゃないかなって思う」
「石像が守護者……もしや、ゴーレムではないでしょうか?」
イヴェールの口から出た言葉に、冒険者の皆は一斉に顔を上げた。
「えっ、ゴーレムがいるの……? あのエーテル技術の結晶である古代兵器が?」
レシュノルティアが少し震えた声でフェトに問いかける。
「えっ!? そんなすごいものじゃないと思うよ! 動くなんて聞いたことないし……」
じっと見つめてくるレシュノルティアに、フェトは慌てて首を振った。
「それでは雨と雷とはどういう意味でしょう。石像にそれらしきモチーフが?」
「ううん、そんなのはないかな。見た目は違うけど、どっちもただの大きな石像――あ」
と、フェトが何か思い出したのかパッと顔を上げた。
「どっちも額の所にクリスタルみたいなのが埋まってる」
「……それ、たぶんコアじゃないかしら」
「という事は、ゴーレム確定ってこと?」
腕を組み応えたレシュノルティアに、ニーラが問いかける。
「『謁見室』なんて大層な名前が付けられた部屋に設置された正体不明の石像。……どう考えてもそいつらが守護者よね」
「ふむ?」
「で、守護者なら、動かなきゃ意味ないじゃない」
「おー、なるほど」
レシュノルティアの推測に、ニーラはポンと手を打った。
「もし仮に、守護者がゴーレムだとして、伝承の『雨』『雷』は属性を表しているのかもしれませんね」
「『雨』は水。『雷』はそのまま雷属性かぁ。なんかすごい厄介そう」
「あくまで推測だけど、用心していった方がいいかもしれないわね。現地でいきなり対処なんて難しいもの」
レシュノルティアの言葉に二人だけでなく他の皆も頷き、自分であれば何ができるだろうかと思案する。そもそも倒す必要があるのかも含めて――。
「ともあれ。やはり一番気になるのが『血を示せ』ですね」
進行役のイヴェールの視線に気づいたフェトが「私?」と自分を指さした。
「『血』を示せば道は開かれる。『血』とは一体何のでしょうか」
「え? 血は血じゃないのかな……? この話聞いてから、血を取られるのは覚悟してたんだけど……」
と、フェトがこわごわと腕を差し出す。
「そもそも、巫女の血なの? 血を示せだけじゃ、誰の血かわからないわよ」
レシュノルティアがフェトの腕を取りながら皆に話しかけた。
「巫女の血に何か特別な力でも備わってるなら別だけど――ちょっと失礼」
そう言うと、レシュノルティアがフェトの腕を【看破】で見る。
「……何か解りそう?」
「ええ、わかるわ」
「え!」
「……ぜーんぜん、わからないって事が分かったわ」
と、皆の視線を一身に浴びていたレシュノルティアが肩を竦めフェトの手を離した。
「そもそも、フェトさんご自身は自分の身体や血筋について、何か特別な事を聞いていたり知っていたりはしないのですか?」
と、セロンガードがフェトに問いかける。
「ごめんなさい、実はこの言い伝えも依頼を出す直前にひいひい爺ちゃんに初めて教わったくらいだから、全然知らなくて……」
セロンガードの質問に、フェトはしゅんと項垂れた。
「ああ、すみません。別に責めているわけじゃないんです。ただ、血が必要か確定していない中で、わざわざ身を傷つける必要があるのかと疑問に思っただけで」
気落ちするフェトを慰める様に、セロンガードは説明した。
「できることならフェトさんを傷つけない方法で解決できないものかと」
「傷つけない方法っていうと……例えば、歌とか踊りとか、そういう儀式的なってこと?」
「ああ、そうですね。そのような可能性もあるのではないでしょうか」
ニーラの言葉にセロンガードは頷いた。
「どうなんだろうフェトさん。そういう感じのって何か伝わってたりしないのかな? 言い伝えとは全然関係なくてもいいんだけど、ほら、街のお祭りとかで見せる踊りとか、歌とか、そういうの」
ニーラがじっと話を聞いていたフェトに問いかける。
「うーん。そういうのは伝わってないかな……」
「ふーむ……。じゃ、呪文とか祝詞とか、開けまごー! とか、そういう感じのは?」
「えっと、ないかなぁ……ごめん」
またしゅんと肩を落としたフェトを皆が慌てて慰める。
「なかなか見えてこないわね」
そんな中、レナがぽつりと呟いた。
「うん、アイリちゃんなんか『氷の華』のくだり辺りからすでにちんぷんかんぷんだよ!」
「結構前半ね……」
アイリーンの身体を張った笑いも場を一時的に和ませただけだった。
「えっと、ボクからもいいかな?」
暗礁に乗り上げる議論の中、クレアが声を上げた。
「セロンさんとニーラさんの話でちょっと思ったんだけど。やっぱり、血筋の方が大切なんじゃないかと思うんだよね」
「血筋……巫女の血統という事ですね」
「そうそう。ゴーレムって言っても紋具のおっきな奴でしょ? 紋具って言うのはエーテルで起動するものだし。だったら、ネト家の血筋が持ってるエーテルの波長? みたいなものを示せば感応してくれるんじゃないのかな」
イヴェールに答えたクレアは、地面に人型の絵を書き込んでいく。
「レシュノルティアさんが言ってたよね。ゴーレムのコアが額にあるかもしれないって」
「ええ、言ったわね」
と、レシュノルティアが頷いた。
「なら、そこにフェトさんのエーテルを流せば、何かが起きるんじゃないかなって思ったんだ」
こんこんと描いた絵の額の部分を指さしたクレア。
「でも、ゴーレムって大きいんでしょ? 届くの?」
と、絵を見ながら首をかしげるアイリーンが呟いた。
「それに、もし動くとなったら額に近づくだけでも、けっこー大変だって思うんだけど」
そういうと、隣に実に独創性あふれるゴーレムの絵を書き足していく。
「フェトさんって、授恵者だっけ? 謎の巫女パワーとか使えたりします~?」
「ええっ!? ないない、そんな力ないよっ!」
突然話を振られ、慌てて頭を振ったフェト。
「ふむ~、そうなると担いでか~……」
そんなフェトにアイリーンは考え込んだ。
「とにかく、これ以上は議論してても進まないんじゃない? やっぱり実際に見て見ないとね」
「そうですね。明日の朝出発するとして、それまでに各々考えを纏めておくという事でいかがですか?」
移動と話し合いで疲れの見えていた冒険者達は、レシュノルティア、イヴェール両人の提案を素直に受け入れ、その日はゆっくりと体を休める事となった。
●遺跡
冒険者達は借りた防寒着で重装し、翌朝早くから移動を開始した。
道中、どんどん強くなる冷気に抗いながら、冒険者達は遺跡へと辿り着く。
そこは遺跡というより氷の神殿だった。
白く凍り付いた遺跡は、神秘的を通り越し神々しささえ感じる。
そんな中を冒険者達は慎重に奥へと進んでいく。冷気は更に強さを増していた。
『謁見室』。広いドーム状の部屋には何もなく、ただ凄まじいまでの冷気が支配している。
部屋へ入る手前の大階段で待機する冒険者達は、じっと中の様子を伺った。
「奥にあるのが封印の部屋に繋がる扉ですね」
30m程先に両開きの扉を見つけイヴェールが呟く。
「フェトさん、どう? 壊れてそうかしら?」
「ううん、壊れてない。前と一緒だよ」
「そう。部屋が封印の役割を持っているわけじゃないのね」
フェトの答えにレナが頷いた。
「やはり『血を示せ』ですか。さて、どこに示すのか。扉なのか、守護者なのか」
「扉は正面のあれとして、あの石像が守護者って事なんだろうけど、今の所は動いてないわね」
と、セロンガードとレシュノルティアが扉脇を見た。扉を守る様に巨大な石像が2体、両脇に立っている。
「とりあえず、入ってみればわかるんじゃないかな? ――よっと」
と、アイリーンはぴょんと飛び上がると、謁見室に両足で着地した。
皆が固唾を飲んで見守る中、アイリーンはその場できょろきょろと頭を振る。
「なーんにも起きないね」
一向に変化の無い部屋に、アイリーンが更に一歩を踏み出そうとした、その時。
――ゴゴゴゴゴ。
腹に響く重低音がドームに木霊した。
「動いてる!」
ニーラの声に皆が石像を見る。パラパラと表面についた氷片を落としながら、確かに動き始めていた。
「アイリちゃん、戻って戻って!!」
クレアの必死の呼びかけに気付いたアイリーンが、再びぴょんと階段まで飛ぶと、石像の動きもぴたりとやむ。
「なるほどね。そういう仕組み」
レシュノルティアが石像の動きを見て呟いた。
「このドームが領域という訳ですね。一歩でも踏み込めば守護者が起動すると」
セロンガードが階段から床の表面を調べる。
「そんな……あれが動くなんて」
石像の起動にフェトが口を震わせていた。
「今まで動いたことはなかったのですね?」
「う、うん。観光客の人も結構べたべた触ってたよ」
イヴェールの問いにフェトが答える。
「なるほど……どうやら神具の暴走に連動して、守護者が起動。そして、我々は異物と判断されたようですね」
その後、フェトだけで部屋に侵入を試みたものの、やはりゴーレムは動き出すそぶりを見せる。
「ダメかぁ。それじゃ次だ!」
「えっ?」
「フェトさん、歌って!」
「え……ええっ!? だ、だからそういう伝承はないんだって!」
フェトは抗議するが、ニーラの期待に満ち溢れた眼差しに押され――。
「う、歌って言っても、子守唄くらいしか知らないからね!」
不承不承うなずくと石像に向け歌い始めた。
「これはやばいね……」
「やばい? なにが?」
フェトの歌を聞きうっとりと目を細めるアイリーンに、クレアが問いかける。
「お花畑が……見えるよ……」
「アイリちゃん!? ね、寝ちゃダメだ! こんな所で寝たら死んじゃうよ!!??」
とろーんと夢心地に落ちるアイリーンをクレアが必死に揺すった。
「うーん、ダメかぁ」
結局、歌が終わっても石像に何の変化もない。
残念そうなニーラに、フェトは申し訳なさそうに頭を下げた。
「諦めて、別の作戦を練りましょ」
そんなフェトを慰めながらレシュノルティアがニーラに提案する。
「うーん、いけるかなっと思たんだけどなぁ」
「まだやれることはありますから、そう落胆せずに」
肩を落とすニーラの背をセロンガードが撫でた。
「まず、ゴーレムが破壊可能か調べる。そして、それが可能なようなら全力で攻撃。破壊して奥の部屋へ行くわ」
と、自らの提案を示したレシュノルティアが皆を見渡した。
「不可能なら?」
「不可能なようなら『血を示す』」
「うーん、ボクは逆がいいな」
「まず『血を示す』っていう事ね」
はいっと手を上げたクレアにレシュノルティアが答えた。
「壊さずに止める方法があるなら試したいなって。もし駄目なら、その時は戦えばいいんじゃないかな」
「私もエクレールさんの意見に賛成です。古い時代からの遺物、なによりこの街の観光資源です。できれば残したい」
「なるほど、わかったわ。他の人はどう?」
と、クレアとイヴェールの意見を受けて、レシュノルティアが他の仲間達に問いかける。
どのような方法で突破するか、しばらくの間議論が交わされ――そして結論が出た。
「それじゃ、まずは『血を示す』ってことで」
レシュノルティアが改めて皆を見渡すと、各々うんと頷いた。
作戦は三部構成になった。
まず、イヴェールが囮となり石像を引き付ける。その後、遠距離攻撃及び行動阻害方法を持つ者が石像の足止めを行い、その間にクレアとアイリーンが【壁歩き】でドームの天井を渡り、フェトを扉まで連れていく。そして、扉で『血液』又は『エーテル』にて、開錠を試みるのが第1案。
扉が開かなかった場合は、石像の額にある核にフェトの『血液』又は『エーテル』を示す。
この第2案も囮組が石像2体を引きつけながら、シーフ二人によりフェトを石像まで連れていく事となった。
それでも失敗した場合は、全員が持てる力の限りを尽くして攻撃に移る。これが第3案。
作戦の最終確認をし、皆が準備を終えた。
「あまり悠長な事をしていると、寒さでこちらの行動に制限がかかってしまいます。皆さん、準備はよろしいですね」
イヴェールが皆を見渡し、ついに作戦が開始された。
『我が名はイヴェール・イリュジオン! 推して参る!』
謁見室に飛び出したイヴェールが盾を構え、部屋の中央に躍り出ると石像が先程と同じ重低音を響かせ起動し始める。
のそりとした動きで巨体を動かし、床に一歩を記した。
「あなた達の相手は私です! さぁ、かかってきなさい!」
イヴェールは部屋の中央へ誘う様に、石像に向け【シーザーロア】を発動させる。
一方、残りの者は階段に身を潜め、時を待っていた。
「なるほど、姿通り鈍重ですね」
「これなら魔法を当てるのは楽そうね」
「的も大きいですから。問題は――」
「効くかどうかよね」
セロンガードとレナがイヴェールとの距離を詰める石像を見やる。
「まぁ、そればっかりはやってみないとわからないわね」
と、そんな二人にレシュノルティアが並び立った。
「タイミングは、三人が天頂に達した時。いい?」
「問題ありません」
「了解よ」
レシュノルティアに二人は頷いた。
「時間稼ぎは私達に任せて! 二人とも気をつけてね!」
ニーラがクレアとアイリーンに声をかける。
「うん、そっちも無理しないでね」
「ありがと、お互いがんばろう!」
クレアが答えるとニーラは攻撃組の方へと戻っていった。
「それにしても、天井渡ろうなんてよく思いついたね」
「だって、どう見ても強そうだし、あれ」
と、アイリーンは石像を指さす。
「敵いそうにない相手は、はじめっから相手しないのが吉なのだよ~」
「確かにね」
ふふんと鼻を鳴らすアイリーンに苦笑しつつ、クレアはフェトを見る。
「フェトさん、ちょっと怖いかもだけど大切に運ぶから心配しないでね」
「う、うん。おねがいします」
ニコっと微笑むクレアに、フェトは頭を下げた。
「あ、イヴェール君が接敵するよ~。行こう!」
「うん!」
クレアがフェトを背に乗せ、落とさないように細心の注意を払いながら壁を登り始めた。
「守護者とは、その程度ですか!」
イヴェールは鈍重な石像の攻撃を避けながら、相手の動きを観察する。
石像の攻撃手段をできるだけ暴露させるために、時に剣を立てたり、逃げを見せたりもした。
「壁や天井は感知外のようですね」
イヴェールはちらりと天井を見やり3人の位置を確認した。
床に立っているのは自分一人。そして、石像は自身にしか反応していない。
「そろそろですね。それでは――」
2度目の【シーザーロア】を発動し、相手の動きを一瞬硬直させると、イヴェールは大きく後退し、距離を取る。
「今です、お願いします!」
後方に向け、イヴェールは大声で叫んだ。
「そこで止まっていてもらいましょう」
セロンガードが最大まで引き絞った弓弦を解き放つと、矢は超重の楔を伴い石像に命中。巨大な重力場を形成し、雷を纏う石像を押さえつけた。
「おかわりはいかが!」
更にレシュノルティアが同じ標的に向け【マジカルポケット】から取り出した水袋を投げつける。
「折角の冷気ですもの、利用しない手はないわよねっ!」
水袋は石像に命中すると同時に破裂。ぶちまけられた水は冷気により瞬時に凍り付き、石像の行動を阻害した。
「レナさん、こっちも!」
「ええ!」
ニーラとレナがもう一体、水の膜を纏う石像に向かう。
最初にニーラが唱えた魔法が炸裂。石像の周りを雷鳴轟く空間が覆うと、無数の雷が石像に絡みついた。
「よっし! レナさん!」
「それじゃ試させてもらうわ。効果のほどをね!」
続けざまにレナが杖を振るう、杖先から現れた巨大な岩礫が石像目がけて降り注いだ。
「……効果は薄いね」
砂煙が収まるのを待って効果を確認する。しかし、石像は変わりなくそこに佇んでいる。
「仕方ないわ、第3案までは足止めに注力しましょう!」
レナは攻撃魔法の効果を他の仲間にも知らせた。
「よし、うまく行ってるみたい」
「こっちも急ご」
眼下で繰り広げられる戦闘を見つつ3人は壁を渡る。
そして、石像に気付かれることなく謁見室奥の扉まで辿り着いた。
「流石に床に降りないといけないね」
「みんなの足止め効果に期待だよ~!」
二人は互いに頷き合うと、意を決して床へと着地した。
「……大丈夫、こっちに気付いたみたいだけど、動けてないよ!」
アイリーンが石像の動きを注視しつつ、二人に声をかける。
「フェトさん、お願い!」
クレアの声にフェトが担架から降りて扉に駆け寄ると、『血を示す』作業が始まった。
まずは、フェトが手袋を外し扉にじかに触れる。――反応なし。
次に、クレアからナイフを受け取ると、指先に傷を入れる。じわりと指先に滲む血を扉へと当てた。――反応なし。
「駄目か~!」
「一旦退避しよ!」
今度はアイリーンがフェトを背負うと【壁歩き】で壁へと張り付く。
第1案は失敗。それはイヴェールや階段で戦う者達もすぐに気付いた。となれば、第2案へと移行する。冒険者達はすぐさま態勢を整え、第2案が開始された。
「あなたはこちらです!」
イヴェールが石像同士を引き離す様に、挑発しながら壁へと向かう。
当然、もう一体もつられて移動を開始するが――。
「あなたは大人しく待っているのね!」
レシュノルティアが【アーケインテンペスト】を唱え、出現した雷の蛇で水の石像の足を止める。
「やってやろうじゃない! 邪魔はさせないよ!」
ニーラも合わせる様に、再度の【アーケインテンペスト改】にて空間を縛る。
「森羅万象爆裂魔人こと、このあたしが行かせはしないわ!」
そして、石像同士の間に【ストーンブラスト】を打ち込むレナ。
キャスター三人の集中攻撃を受け、水の石像は動きを止めた。
一方、セロンガードは壁を奔るシーフ達の位置を視界に捉えつつタイミングを計る。
「――今だ」
そして、ここぞというタイミングで放たれた矢は、再び重力の楔を纏い雷の石像を捕らえた。
「ナイス!」
床ギリギリの壁を奔っていたアイリーンが【グラヴィティボルト】の効果を確認する。
「クレア君、行こう!」
「うん!」
二人は壁を蹴り床に着地すると、背に乗せたフェトに「しっかりしがみ付いてて!」と声をかけ床を奔る。
「余所見している暇はありませんよ!」
シーフ達の動きに合わせる様に位置を調整したイヴェールが再度【シーザーロア】にて雷の石像の気を引き付けた。
イヴェールから少し離れた場所に着地したシーフ二人は、助走をつけ石像に迫る。
「アイリちゃん、ジャンプ台は任せて!」
石像の頭は跳躍だけでは到底届かない場所にある。
クレアは後ろをついてくるアイリーンに声をかけた。
「よ~し、チャンスは一回! いっくよ~!」
先行しくるりと石像に背を向けたクレアの組んだ手を足場に、アイリーンが大きく跳躍。
「フェトさん、手を伸ばして!」
「う、うん!」
眼前迫る石像の顔。フェトはアイリーンの背から懸命に手を伸ばした。
『いけっ!!』
クレア、アイリーン、そしてイヴェールが同時に叫ぶ中、フェトの手が石像の額に――触れた。
●
「大丈夫ですか!」
落下してきたフェトを受け止めたイヴェール。
「う、うん。どうなったの……?」
「安心してください、止まりました」
と、フェトの問いに答える様にイヴェールは石像に視線を向けた。
石像は戦っていた恰好そのままに、動かなくなっていた。
「成功かな~? クレア君の言う通り、エーテル感応だったね~」
「えへへ、やったね」
照れたように笑うクレアがアイリーンとハイタッチ。
「危ない! まだ動くよ!」
と、突然ニーラの緊迫した声が階段からした。
見れば石像が再び動き出そうとしている。
「イヴェール! フェトを連れて早くこっちへ!」
レシュノルティアがフェトを抱えるイヴェールに声をかけた。
イヴェールはこくんと頷くと、フェトを支え石像から距離を取る。
「もう一度、足止めを!」
「いえ、待って」
と、再び戦闘態勢に入る仲間達を、レナが腕を広げ制した。
「戻っていくわ」
レナの言う通り、石像達は元々立っていた場所へと帰っていく。
そして、扉の両脇へと戻るとその巨大な腕で扉に手を掛け停止した。
冒険者達は一旦集まると、ゆっくりと扉へと近寄っていく。すると、扉に手を掛けていた石像達が重い音を響かせながら扉を開けた。
「『さすれば道は開かれる』。まさにその通りになりましたね」
「これ、石像を壊してたら部屋に入れなかったのかもね」
開け放たれた扉を前にセロンガードとレシュノルティアが呟く。
「ふあぁ……あれが『氷の華』」
そして、部屋の中央にはネト家に代々伝わってきた神具『氷の華』が鎮座する。今は絶えず極寒の冷気を吐き出す暴走状態にあるものの、その姿は美しいの一言に尽きた。
「見るからに貴重品だね。壊すのもったいないなぁ」
「もう一度フェトさんにエーテル当ててもらうとか~?」
ニーラとアイリーンの会話に皆も頷き、フェトが神具に触れてみることになった。
フェトは極寒の中、ゆっくりと神具に近づき手をかざす。
「……王は許してはくれないようね」
レナがそう呟くように、神具の暴走状態は変わる事はなかった。
「手間取っている間にも街が氷漬けにされていくし、やるならやっちゃおう」
クレアが意を決したように皆を見渡すと、武器を構えた。
「フェトさん、いい?」
「……うん、おねがいします!」
クレアに問いかけられたフェトが一瞬の躊躇を見せるも、大きく頷く。
「それじゃ、やっちゃうね」
皆が見守る中、クレアは構えた短剣に燃える様な輝きを灯すと、氷の華へと振り落とす。
神具【氷の華】は、まるで氷の彫像の様に儚く砕け散った――。
●
神具を破壊した途端、冷気はぴたりとやみ、肌を刺すような痛みが和らいできた。
「あ、少し温かくなってきたね」
ニーラが分厚い防寒着を一枚脱ぐ。
「それだけ神具が吐き出す冷気がすごかったという事でしょう」
同じようにセロンガードもマフラーを外した。
「もう寒いのはうんざりだよぉ~……」
アイリーンががくりと肩を落とす。
「イヴェールさん、それどうするの?」
氷の華に向かい膝を折ったイヴェールに、クレアが首をかしげた。
「ええ、記念という訳ではありませんが、せめてここに【氷の華】があった証だけでも持ち帰りたいなと。ネト家に保管してはいかがでしょうか?」
砕け散り原型すらわからない氷状の破片を手に、イヴェールはフェトに問いかける。
「うん。ありがとう。大切に保管するよ」
イヴェールから破片を受け取りながら、フェトはゆっくりと頭を下げた。
「さぁ、帰りましょ。近くに温泉でもないかしら、流石に冷えたわ」
「うん、あるよ。ちょっと歩くけど、とびっきりいいお湯が湧いてるところがあるんだ」
レナの言葉にフェトが答える。
「お、いいわねぇ。温泉につかりながら一杯やりたいわ」
レナに賛同したレシュノルティアが湯前酒だと蒸留酒をあおった。
早速氷の解け始めた遺跡を抜け、一行は帰路についたのだった――。
マスターコメント
ショートEX難しい 報酬:多い8 / 4〜8人
2021年01月28日 14時31分16秒 公開
相談掲示板
神具が暴走ねぇ…古代の貴重なものを壊すって、何か言われかねないけど、仕方ないわね。 こんなんなっちゃね。 あ、あたしはレナ・フォルトゥス。キャスターですわ。 よろしくですわよ。
キャスターのニーラ・メッコです。 よろしくね!
キャスターのレシュノルティアよ。よろしくね。 ミチェーリの土属性魔法って……ストーンブラストとかその辺りのことかしら。 グロームは足を止めて少し離れての遠隔攻撃がいいのかしらねー。
シーフのクレアだよー、よろしくねー! ゴーレムが守ってる部屋の奥に暴走神具があって、その破壊が目的ならゴーレムの撃破は必須じゃないんだよね? フェトさんに協力して貰えばゴーレムの敵対行動止められるみたいだし。 でも両方を同時に停めるのは難しそうだから、戦闘自体は多少は発生しちゃいそう。 2体のうちどっちから停止させるかとかも話し合っておいた方が良さそうかなぁ? ちなみにボクは今の所攻撃するより惹き付けたり、キャスターやシューターの人達が攻撃しやすい場所に誘導したりって働きが出来たらなーって思ってるよー。 >土属性 今出てるスキルで該当するのってストーンブラスト位かなって思ったけど。 他に何かあるかなー?
ウォーリアのイヴェール・イリュジオンです。 どうぞよろしくお願いいたします(ぺこり) そうですね、エクレールさんの指摘されてる通りゴーレムの撃破は必須ではありませんから、停止させる事が出来るのであれば狙ってはいきたいところですね。 問題はその辺りはPL情報になりそうなので、言い伝えから読み込む必要はありそうでしょうか? 血を示せ、という言い伝えの一部が示すところも気になりますしね。 巫女としての何かしらの能力を示しているのか、そのままの言葉の通り、血を示すのか… どちらかを先に止めるかと言えば隙の多いグロームの方が止めやすそうではありますね。 半固形のミチェーリと違い、額のクリスタルに物理的に血を示す場合、狙い易くものありますし。 最悪、2体は足止めして少数で神具破壊へ向かって貰うのも選択肢でしょうか…
戦闘特化シーフのアイリーンだよ!アイリちゃんって呼んでね! 戦闘は望まずとも起こるだろうから仕方ないけど、マトモに戦える相手でもないしアイリは囮になる程度しかないかもなぁ……。鈍い者同士誘導して同士討ちとか出来たら話は変わるかもだけど、可能か微妙だからなぁ。 思うに警戒すべきは防寒対策と状態異常だと思うんだよね。アイテムとスキルで出来る限り補えば大丈夫と思うけど、あと決めておきたい事項といえば何になるかなぁ……。 あ、それとSPが余ってるから…足止めに有効そうなスキルとかあればいいよね!案があれば欲しい!です!
いえねー……?魔法の属性って現状、実際に効果がある物じゃないからちょっと不思議に思っちゃってねってだけよー。 >戦闘 そうね、『血』を示せればーだけど、どうすればいいかわからない以上、ここでの相談ではトドメを刺さないくらいのレベルに詰めていかないと、ぷちっとされちゃいそうに思うわぁ >防寒 これはまぁ、防寒具借りれるらしいから、それを主体に軽く補助的に対策をつめればよさそうな気がするわね。
申し訳ありません遅れました。 シューター、セロンガードです。 どうぞよろしくお願いいたします。 古い言い伝えが代々受け継がれてきたということは、 それと同じように何か『巫女の血』を示す方法が言い伝えられていても、 おかしくはないような気がいたしますが… 余談ですがグロームは『雷』、ミチェーリは『吹雪』を意味する言葉のようです。 関連性がある気はしませんが、一応お伝えいたします。
シューターのアスティン。よろしく 血を示す。ってなると確かに 血液を塗ったりするのか 正当な血脈であることを証明するのか どっちともとれるかな 巫女の祭事みたいなのが残ってるか 謁見室やそこまでの廊下に何か記載されてないかとか調べた方がいいのかな? >戦闘 ミチェーリには矢も利きそうにないし グロームに攪乱射撃とか、煙幕で視界を攪乱するとかになるかなー。 他に何か有用そうなのはあったかな。
>血を示せ フェトさんから話を聞いてボク達が推察して、戦闘と並行してアシストする感じになると思うけど一番シンプルなのがフェトさんの血液もしくはエーテルをクリスタルに触れさせる方法。 あとは巫女の家系に伝わるアイテムやイヴェールさんが挙げてくれたような巫女の技を示す、って可能性もありそうだよね。 実際そう言う伝承があるかとか、フェトさんのスペックとかはホリーさんに聞いてみるのもありかも。 あとはアスティンさんの言うように遺跡自体にヒントが隠されてる可能性も無いとは言いきれないし、調べられそうなら調べたい。 ただ、時間かけるとボクたちの体力とかに影響が出そうなのが怖いからそれは気をつけたいかも。 ちなみにどちらを優先して止めるかならボクもグロームから、かなぁ。 >戦闘 一方を倒す気で攻撃しつつ、もう一方は起動停止狙いでフェトさんを近くに連れてけるように動きをコントロールしたい感じ。 BS対策がとにかく触らないようにする位しか思い浮かばないんだよねー……。 動き止められなかったら、神具の部屋まで強行突破を最終手段として考えときたいかも。 >防寒対策 防寒具の他一般スキルでの対策、あとはアルコールとか?
>神具の部屋まで強行突破 クレアさんの最終手段とやらの意見で少し思いついたのがあるんだけど、私とかのシーフが壁歩きでフェトさん抱えて天井走ってゴーレムたちの頭上を抜けるとか駄目かなぁ? ゴーレム双方5m程度、腕の長さが5mあるとは考えにくいから10mも頭上の天井を伝っていけば扉まで無傷で届けられるかも?と思ったんだけど 勿論効果の対象は自分だけだから人1人を重力に引っ張られつつ運ぶとなるともう1人欲しくなるところで。シーフ2人でフェトさんの両手握って駆けていくみたいな!あくまで最終手段の案だけど!
>防寒 アルコールというと…お酒ですか? あれはドワーフ達が楽しむのみで一般には出回っていないと聞きましたが…(自分達で飲んでしまうからでしたか?) 職人通りにあるものではマントやブランケットは使えそうでしょうか? 松明は風が大して吹いていないのであれば少しは暖を取るのに役に立つかも知れませんね。 気温は街で-20、神具傍で-50にもなるのであれば戦闘中はいつもより体が動かない可能性がありますので追加の対策は必須かも知れませんね… >血を示せ 物理的に血で示す場合だとネトさんに血を少し貰って代理の誰かに付着させて貰う方法を考えてましたが、この寒さでは体外に出た血なんて普通に凍りますよね… となると直に触れて貰わざる負えないのですが…他の伝承であって欲しいところですね… >強行突破 完全に道を塞がれてるのであれば壁や天井を走らざる負えないでしょうか…? シザーロアで注意を惹く事が可能であれば(対象の怒りや恐怖心を呼び起こすものなので感情が無ければ効果は無さそう)1体は誘引できるかも知れませんのでその隙間を全力移動で駆け抜けて頂く事も出来るかも知れません。 >BS対策 気合という名の抵抗上げとか…(
>血を示す そうねぇ、まぁ、本人に祭事があるかどうか確認して、そういう類のものがなかったら、布に血をちょっともらって隙を見て、それを擦り付けるくらいよねぇ。 >強行突破 イヴェールが注意を惹いてくれるなら、ミチェーリの注意を惹いてもらうのがいいかもしれないわね。グロームの方にはスタティックフィールドかテンペストアーケインをすれば、モノを拾って投げつけるとか以外は邪魔できそう。
>フェトが額のクリスタルに『巫女の血』を示す これは比喩表現で、本当に血液をどうこうするのではない……気がする。 なんとなく。 でも巫女を証明する事ってなんだろう……。 もしこのギミックがPL情報だったとしたら、 ひいひいお爺ちゃんが最後の力?で語った言葉を(寝ただけだろうけど) ゴーレム戦でフェトさんが思い出すように私達がなにかきっかけを作るか、 あらかじめフェトさんから聞いておく必要がありそうかな? とにかく同行するフェトさんがゴーレムを止める鍵になりそうだね。 止められなかったケースも考慮して倒すつもりでプレイング書くつもりだけど、 ゴーレム強そうだし、止めたい。
<伝承に対する情報 これに関しては、依頼人に状況を確認する情報収集の一環として、移動中に聞いておけるかな。何も知らない冒険者として、情報を求めるのは自然だと思うし。 後、遺跡内のことも聞ける範囲で聞いておく感じかな。 …ふと思ったけど。 どっちのゴーレムも触れることが難しい性質だけど、 もし直接血を塗るのなら、巫女の一族もすごい危険だよね。 クリスタル部分だけは放電も酸もないのかな? 全身どこにも酸や放電がいきわたってるのか、一部でもないのかを見て取れれば、直接血を塗るのかそれ以外の方向なのか手掛かりになるかな? <強行突破 一応煙幕を持ち込んでおこうかな、最後の手段支援で。 …でも、これ、神具を破壊してもゴーレムって止まらないかもだよね…その場合、特に突破した人たちが帰るの大変かも。 追っかけてきて街に出るとかないといいけど。
ホリーさん、いくつか質問させてくださーい! Q1:フェトさんは寒い遺跡内でどの程度行動可能? 元々寒い所で生活してるし、幾らか耐性あって歩いたり話したりは支障ないって認識でOK? Q2:フェトさんは授恵者じゃなくて一般人? 一般人でも紋具とか【触媒】にエーテルを通わせることで魔法を使うことができるから、エーテルを通そうと思えば通せるって認識でOK? Q3:フェトさんがひいひいお爺さんに聞いた話って依頼出した時にギルドに伝わっててボク達も聞かされてる? それともフェトさんに聞く必要あるのかな? よろしくお願いしまーす。
はーい、お答えしますね! Q1:フェトさんは寒い遺跡内でどの程度行動可能? 元々寒い所で生活してるし、幾らか耐性あって歩いたり話したりは支障ないって認識でOK? A1:はい、防寒ばっちりで同行します。着込み過ぎて、動きが遅くなってるかもしれないので、フォローしてあげてくださいね。 Q2:フェトさんは授恵者じゃなくて一般人? 一般人でも紋具とか【触媒】にエーテルを通わせることで魔法を使うことができるから、エーテルを通そうと思えば通せるって認識でOK? A2:フェトさんは一般人ですね。ただ、巫女の系譜に連なる者ですので、エーテルの扱いは他の一般人より少しお上手ですよ。だから、紋具の使用とかは、問題なくこなせます。 Q3:フェトさんがひいひいお爺さんに聞いた話って依頼出した時にギルドに伝わっててボク達も聞かされてる? それともフェトさんに聞く必要あるのかな? A3:フェトさんから聞いたとしておいてください。依頼出発の時点で言い伝えの文言だけは皆さん周知しています。 深く探るのであれば、プレイングにお願いしますね。 以上です! 皆さん、頑張ってくださいねっ!
ホリーさんは回答ありがとーございまーす! 一応伝承自体はボク達も知ってることだけど、推理を深めるには行動の中でフェトさんに話聞いた方が良いってことだから各々聞きたいこと入れておくと良さそうだね。 フェトさんはちょっと動きが鈍くなってるかもしれないってことで、アイリちゃんが挙げてくれたシーフ二人が壁歩きでフェトさん引っ張る案、最終手段の他に緊急回避手段とか移動補助手段としても考えておいて良いかもしれない。 クリスタル部分が紋具とかの触媒にあたる部分で、フェトさんがエーテルの扱いが上手なら触れなくてもエーテルは流せるかも? でもBS効果受けないかは確かに心配だし、アスティンさんの挙げてくれたように観察は必要だね。 それでもはっきりしなかったり、クリスタルにもBS効果がありそうなら血を試してみる場合は上から血を垂らすとかレシュノルティアさんが挙げてくれた布に血を染み込ませてーっていう手段が安全かなぁ。 ただ、どの方法にしろ何かを示すにはやっぱりある程度近づく必要はあるし、フェトさんのアシストは必要不可欠だよね。 ボクはゴーレム達に対しての有効打持たないし、魔法や弓でゴーレム達に攻撃仕掛けてる間にフェトさんがゴーレムに接近できるように運ぶっていうの出来るかも。 あ、そういえばさっきお店覗いたら蒸留酒置いてあったよー! 新しく入荷したみたい。
私はミチェーリに【ストーンブラスト】を叩き込むようにするよ
謎解きはひとまず、フェトさんにおまかせするとして、私は【グラビティボルト】を撃ち込んでゴーレム2体の行動を阻害してみましょうか。 あと、ヒールを積みました。加えて、蒸留酒も準備出来てます。 >>巫女の系譜に連なる者ですので、エーテルの扱いは他の一般人より少しお上手 このとこから、代々の巫女は必ずエーテルの扱いに長けているということが読み取れます。 もしもエーテルの扱いが無関係ならば、エーテルの扱いが上手である必要がありませんから。 なので、逆説的に考えると巫女の系譜に連なる者が共通して可能である方法かつ、彼女らが代々受け継ぐ他には真似できない事こそが『巫女の血』だと思いますので、 エーテルが血を示すことに直接関係あるとは思うのですが…ここまで発言してあれですが単純に血液を何らかの方法で使う可能性も否めないので、そのへんは実際に現場を調査したりフェトさんに伺った方が早そうですね。 私はいざというときの回復要員とゴーレムの動作を食い止める事に尽力致します。
撤退もしくは強行突破にて例の壁歩き天井伝いをやれるように書きましたので、手が空いてて協力してくださる壁歩き持ちシーフさん募集です! 一応誰もいない場合は一人で試みるように書いているので、居たらの話です!