脂身に負けた騎士
馬車猪
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シナリオID:460
オープニング
掌から力が抜け、剣が地面に向かって落ちていく。
「馬鹿な」
多くのクリーパーを屠り王国の民を守ってきた騎士が、まともな反撃も出来ずに押されていく。
脂身たっぷりの肉に酷似した外見のスライムが、ぷるんぷるんと元気よく弾んでいた。
●1時間前
「お久しぶりです」
「ああ、元気そうで何よりだ」
出迎えた町長へガントレットに包まれた手が差し出される。
よく手入れされてはいるが非常に使い込まれていて、持ち主の戦歴を無言で主張している。
「隊長さん、っとすみません。貴方様や貴方様のお弟子方のお陰ですよ」
恭しいと同時に親しみのある態度で握手に応え、そこそこの規模の町の長が心からの感謝を述べる。
「王宮には全く及びませんが歓迎の宴を用意しています」
濃厚な香りが漂っている。
脂たっぷりの肉が鉄板で焼かれる、若く体を酷使する男女にとっては魅力的過ぎる匂いだ。
「……まだ大丈夫なのかね」
「……はい、出現したクリーパーは1つの区画に留まっています。動きがあれば即座に知らせが届くよう手配していますので」
小声で会話が交わされ、老騎士が静かにうなずいた。
「副長、食事は5分以内に済ませろ」
「ハッ!」
見事な敬礼をする副長。
整然と並んでいても喜びを隠せない若い隊員達。
健康な胃腸を持つ若者達を、老騎士と老町長が眩しいものを見る目で見送っていた。
●数分前
剣が粘液を裂いて核を貫く。
餅のような形をしていたスライム型クリーパーが、そこまでしてようやく息の根を止められる。
1匹のクリーパーを相手に追い詰められていた若手騎士達が、助かったことに気付いて安堵の息を吐く。
「副長、全分隊を下がらせろ」
「団長しかしっ」
「おそらく剣や槍が効きづらい相手だ。炎なら効くかもしれぬが」
死角から接近してきたはずの脂身スライムを振り返り様に斬り捨てる。
脂たっぷりの表面は非常に滑り易く、彼ほどの剣技があって初めてまともに通じる。
「火を使う訳にはいかぬ。お前達はこの区画を封鎖し冒険者の到着を待て」
そう命じる老騎士は、自分自身の異常に気付いている。
(胃腸が重いだと? 儂は粥しか食べていないぞ?)
空気中にスライムの脂が漂い、鼻から食道、そして胃にまで到達している。
若く健康な胃腸なら軽々消化し体調が良くなる程度の脂だが、戦闘力は維持できても胃腸は維持できていない老騎士には致命的だ。
この数分後、脂身という毒にやられて追い詰められることになる。
●冒険者ギルト
「王国からの依頼です」
正確には、王国に属する騎士隊からの救援要請だ。
ある食糧倉庫に発生したスライム型クリーパーを討伐しようとしたところ、クリーパーは物理に強く苦戦を強いられた。
そのまま戦い続ければ死傷者が続出しかねず、火で仕留めようとすれば倒せはするだろうが町の1区画が丸々焼失しかねない。
「騎士隊はクリーパーの足止めを行っています。至急現地に向かい、クリーパーの討伐を行って下さい」
魔法攻撃はよく効くはずだ。
授恵者の腕力や技があれば、魔法攻撃ほどは効かないだろうが物理攻撃も通じるだろう。
「1つ懸念があります」
ギルド職員は淡々と説明を続ける。
「授恵者ではないのですが、強力な戦力である騎士が1人現地にいるはずなのです」
彼が実力を発揮出来たなら、もっと敵の数は減っているはずなのだ。
「クリーパーが特殊な能力を持っている可能性があります。十分に注意して下さい」
現地から届けられた要請書から、肉の脂の香りが漂っていた。
解説
マスターより
リプレイ
人が乗ることなど考えられていない倉庫の上で、シャトン・アルジェントが弓に矢をつがえる。
ハーフビーストであるシャトンは、遠くの肉色スライムを狩猟者の目と猫耳で捕捉している。
「お肉って脂が少なくて赤身中心の方が【肉】って感じがして好きなのよね」
矢を離す。
大気の状態と若手騎士の動きを読み切った一矢が、100メートル近い距離を瞬く間に駆け抜けスライム部隊の先頭個体に突き立った。
ここを通すわけにはっ、と倉庫街の端で熱血していた騎士達が混乱する。
シャトンは次の矢を用意しながら初弾の効果を確認。
霜降りを通り越して脂の塊にしか見えない巨大スライムが、矢から注ぎ込まれたエーテルに苦しめられ不健康に振動中だ。
現地は脂の匂いで大混乱が発生しているが、はるか遠くにいるシャトンには全く影響がない。
「甘く見られているのかしら」
猫耳が微かに動く。
冷静に向きを変え、倉庫の壁をよじよじ昇ってきた肉色スライムが屋上に到達した瞬間に射殺す。
「あたし、接近戦も苦手って訳じゃないのよッ!」
次の矢をつがえる代わりにぎりぎりまで前に出て、2匹目のスライムを剣で切り裂き地面へ突き落とすのだった。
「難しいことなど何もありませんね……いつも通りやればいい」
キーゼの言葉は独り言の形をした励ましだ。
若い騎士達の間ををすり抜けて最前列へ。
重装備であるのに機敏な足捌きで、直径1メートルある肉スライムの体当たりを回避する。
直径2メートルある大型スライムが、脂を高圧で針に変えてキーゼの眼球目がけて撃ち出す。
それをキーゼは盾で防いで砕く。
「指揮官はいますか? なるほど、この場の封鎖はお任せします」
ダマスカス鋼の盾をエーテルで覆うことで鎧の薄さを補い、キーゼはヒーリングオーラを継続する。
広い効果範囲は若手騎士全員をフォローしていて、戦死すらありえた彼等を万全な状態まで癒やしていた。
「ああ、これ! これかー! この匂いのせいかー!」
整いすぎて幻想的ですらある美貌が、比喩的な意味でヘタレ臭と残念臭を猛烈に漂わせる。
「依頼票を見て肉が食べたくなるはずだ。でもスライムは食いたくねー!!」
「お、おい。そこのエルフ危ないっ」
勇敢な若手女性騎士が迷子と思い込んで止めようとするがアルマン・アルスターは止まらない。
魔法使いらしい長杖を高々と掲げ、太陽のもとでもはっきり分かる強さと光弾を数十生み出し浮遊させる。
「おっとそこのお嬢さん、スライム程度俺の敵じゃあないさ♪」
光弾が戦場に飛び散る。
1つ1つが強力な威力を持つ光弾がロースライムを破裂させミドルスライムの体積を削る。
「なんともにくにくしい……こほん、見るに堪えぬお姿のクリーパーですね……何と言いますか、見てるだけで胃痛のしそうな感じがします」
ハーフビーストの要素が特に濃いゴブリンが、訓練用の戦斧を思い切り振り下ろす。
冒険者として初期中の初期の装備であるはずなのに、ガルシアの繰り出した一撃はとても重くミドルスライムに深手を負わせる。
ロード種らしい優れた体格と腕力の持ち主である彼女は、反撃の体当たりを斧で受けて耐えて第二の斬撃を振り下ろす。
その感触は、得物の解体や調理のときのそれによく似ている。
「アレの対処は任せましたよ!」
ハイ・スライムから漂う香りの危険に一瞬で気付き、ガルシアが騎士達を促し自分自身も後退した。
「ん、うん? なんだか分からないが任せたまえ!!」
残念なところのあるアルマンだが冒険者としては凄腕だ。
敵から距離をとることで物理的な脅威を防ぎ、優れた対状態異常抵抗力で以て心と胃袋迷わす匂いに耐える。
「騎士の諸君! は無理か。追い込みを頼めるかい?」
キーゼは行動で返答する。
敵増援のロースライムには目もくれず、死にかけのミドルスライムを巻きこむ形で光弾の嵐を打ち込む。
ミドルスライムを庇おうとしたロースライムが、避けることも防ぐことも出来ずに光弾に貫かれて命を失い、スライム全体が後退して一カ所に集まる。
大きな盾を装備していても、キーゼは非常に強力な魔法使いであった。
「うぷ。思ったよりきついね」
アルマンは口元を押さえて術を変更する。
敵を焼き尽くす炎の代わりに豪風を呼び寄せ、スライムにダメージを与えるだけでなく匂いの源である脂の一部を吹き飛ばす。
エーテルの光がキーゼを照らす。
誰が脅威かようやく気付いたスライム達が、騎士に対する攻撃と警戒を一切止めて冒険者だけに集中する。
最も狙われているのはキーゼだ。
大火力と強力な癒やしの業を兼ね備えたスライムにとっての大きな脅威であり、最前列で攻撃を防いでいるので非常に狙われ易い。
1つ1つの攻撃の雑さを数で補った猛攻は、ギーゼが防具に纏わせたエーテルと要所で緊急集束させるエーテルによって防がれ、少し通ったダメージもヒールによって癒やされる。
光弾が大小のスライムを焼き払い、幅3メートルを超えるスライム1匹だけが残される。
鈍重なスライムは、滅ぶまで時間を稼ぐことしか出来なかった。
●
「――まさか。この肉の香りと関係が……?」
食肉の脂とスライムの脂は似てはいるが違う。
ナハティガル=ラーは鋭敏な五感を持っているが故に一部惑わされていた。
「あー、獣脂の臭いなのだ。これは胃が疲れてるお年寄りにはしんどいのだ」
老騎士救出に向かったストレガ・L・リベルガストラは、スライムを見て匂いを嗅いだ瞬間おおよその事情を察した。
胃腸に負荷がかかるのは確かなので、ナハティガルを見習って布で鼻と口を覆う。
「それにしてもユニークなスライムなのだ。捕まえて研究したい欲あるのだ」
代々学究の従であるストレガは研究者の目で2種のスライムを観察する。
ロースライムが前線を維持してミドルスライムが敵陣の弱いカ所に遠距離攻撃を行うという、単純だが様々な状況に対応可能な戦い方だ。
「サンプルは倉庫の中のだけで十分なのだ」
倉庫街のメイン通りにエーテルの光球を発生させる。
キャスターが使う術として知られたスタティックフィールドなのだが、存在感が非常に濃い。
抵抗されることもあるはずの移動妨害の光が、ストレガの大きな魔力と優れた魔法技術により百発百中の足引く魔手と化す。
「任せた」
ナハティガルはスライムの位置を把握し、この場の戦闘が事実上終わったことを確信する。
「任されたのだ」
ストレガは天眼の使い手であるナハティガルの判断を信用する。
最も脂の匂いの濃い倉庫へ向かうナハティガルを見送り、気合いを入れて冷たい術を準備する。
「凍って砕けると良いのだ」
エーテルを超高速で収束させることで凶悪な氷嵐を発生させる。
敵味方識別機能はなく、石畳が少々傷ついてしまうかもしれないが今は時間が重要だ。
倉庫街の封鎖が1分長引くだけで多大な被害が生じかねないのだから。
肉が凍り付く。
無理に動こうとしてもひび割れるだけで移動出来ない。
ストレガが鼻をむずむずさせる。
凍った脂身の一部が宙に舞っている。
「これだけ距離をとっているのにこんなににおうのだ……」
老騎士がいるはずの大きな倉庫を、大蒜片手に心配そうに見るストレガであった。
●
「騎士様ですね。私は冒険者のシャルロッテ・レッフラーと申します」
「同じく御堂だ。うわ、すげぇやこりゃ。まるで換気もしないで天ぷら揚げ続けたみたいになってら」
複数のルートで倉庫街に侵入した冒険者のうち、最も早く目的地についたのはシャルロッテ・レッフラーと御堂・秀哉の2人組だ。
「いやー、そういうもの喰ってるんだったらいいけれどただ空気吸ってるだけで重くなるっていうのは……なんていうか、損した気分しない?」
軽口を叩く御堂はシャルロッテと老騎士の両方を援護出来る位置を保つ。
シャルロッテは御堂がカバーしてくれるのを信じて詠唱を行う。
凜とした声が歌のように響き、秀哉の甲冑を柔らかく輝かせた。
「爺さん、外に部下が待ってるぞ!」
逃げろと言わないのが秀哉の気遣いだ。
薄暗い倉庫の奥へ突進し、剣を振り回さず突進の勢いを使って深く突き刺す。
「外れか」
落胆はしない。
突き刺し続ければスライムの核に当たると判断しているし、万一核がないとしたらそれはそれで重要な情報だ。
二度目の突撃と外れの確認を終えた瞬間、それまで大型倉庫全体に放たれていた匂いが秀哉1人に向け吹きつけられた。
「しまっ」
若い体は脂を消化吸収する。
しかし一度に吸収したエネルギーが多すぎ、上質な酒に酔ったのにも似た症状に陥る。
「主よ。……え、ええと、お、お肉の匂いを緩和くださいますように!」
シャルロッテの熱い想いにエーテルが反応する。
秀哉の心身に力を与え、クリーパーによる影響を若い体から退ける。
「後退!」
シャルロッテは秀哉の言葉の意味を認識するより早く反応するが敵の数と体積が大きい。
隠れ潜んでいた小型のスライムが、小型とは言え彼女よりずっと大きな体で押し潰そうとする。
「させるかよっ」
秀哉は優れた聴覚を頼りにロースライムの位置を特定。
敵を剣で突き刺すより少女を守り抜くことを優先し、片手で抱えて守りながら剣で反撃した、つもりだった。
(やわらかっ)
(かたくてあついです)
2人とも、羞恥とも怒りとも異なる感情で顔を赤くしていた。
●
老騎士と若人2人が倉庫から飛び出した3秒後。
出入り口を含む倉庫の1面全てが内側から吹き飛んだ。
「倉庫に残っていた騎士はアンタが最後か?」
老騎士はナハティガルの体格と眼光に混乱する。
彼のイメージするゴブリンとはかけ離れ過ぎているのだ。
「なら部下の面倒を見ろ。予定より騒ぎが大きくなりそうだ」
倉庫が崩れ落ちる。
地面が揺れているように見えるのは錯覚ではなく、ハイスライムと同時期に発生したローが数体、巨大化したハイから逃れるかのようにこちらへ向かって来ている。
ナハティガルが駆ける。ローの1体が2度痙攣する。
2つの刃による連撃は的確に急所を突いて、ローとはいえ十分大きなスライムを即死させた。
「食料が」
ローとやりあっているガルシアが異常に気づく。
倉庫が崩れても押しつぶせないほどあるはずの中身がどこにもない。
消えた食料の分ハイスライムが大きくなり、脂身の鼻の奥まで届いて目にも脂が触れているかのように感じる。
「……やはりもう少し切れ味のいい得物でないとなかなかうまくいきませんね……」
斧の刃がローの肌に押し返される。
「ぐちっても仕方ありませんか」
ガルシアは勢いには逆らわずに利用して、直前と同じ位置へもう一度斧を叩き込む。
(この町が食料不足で苦しむのも後味が悪いですね)
倉庫跡の隣にある氷室をちらりと見て、何かを考え始めていた。
矢が大きな弧を描く。
多くの建物や頻繁に位置を変える冒険者を全て避け、垂直に近い角度から巨大肉スライムに突き刺さる。
「弓は真っ直ぐ射るだけじゃないのよ。こんな風にねッ!」
射手であるシャトンは100メートル近く離れている。
矢を防ぐ方法もシャトンを仕留める方法も思いつけず、スライム達は思考を空転させ隊形が完全に崩壊した。
「随分と食欲を減退させてくれる」
ナハティガルの刃が2度スライムを刺す。
1つ1つも決して弱くはないのに頻度が凄まじく、しかしハイスライムのしぶとさは並のクリーパーを上回る。
「――暫く肉は食えんな……!」
エーテルに特定の性質を与えて刃にまとわせる。
ぶるりと震えて超重量への巻き込みを図った巨体を意図してぎりぎりで回避して、これまでの戦いで抉った肉に刃を突き入れる。
エーテルが毒として効果を発揮。
外側から矢や刃で攻撃されるだけでなく内側からも攻撃されたハイスライムが、急激に生命力を失い動きが鈍くなっていく。
「毒に見えるが文句は言うなよ?」
「言いませんけどっ」
凄まじい反応速度で回避盾兼囮役をこなすナハティガルの後ろから、氷を含む食料保存用のあれこれを抱えたガルシアと若手騎士がやって来る。
「もしこのクリーパーの脂身が動物性由来のものと何ら変わらないものなら、冷やしてしまえば」
避けようとしたハイスライムに大きな切れ目が生じる。
ナハティガルがつけた傷口を自分自身で広げてしまったのだ。
ガルシア達により投擲された氷が傷口を埋めて、ハイスライムがまともに身動きも出来なくなった。
「みなさん、あと少しです!」
シャルロッテの魔矢がハイスライムに突き刺さる。
見た目は可憐な乙女でもヴァイセントラフ防衛戦を生き抜いた強者だ。
経験の浅い騎士とは戦力以上に覚悟が違う。
「小型スライムはこれで最後だ」
秀哉の大太刀がスライムを核ごと叩き切る。
返り血の代わりに噴き出した脂を自分の体で遮りシャルロッテを守るのは、実に騎士らしい。
前衛が一旦後退する。
ストレガの氷嵐が肉色の巨体を冷やして砕き、アルマンとキーゼの光弾がどこに核があっても当たる数と密度でスライムを貫く。
クリーパーの動きが止まる。
最早原型をとどめていない肉に刃が触れても、何の反応もなかった。
●
ガルシアのおかげで採取出来た肉はかなりの量になった。
「脂が多いとお肉食べてる気分にならないわ。うーん……ヒレステーキが食べたくなるわね」
味見したシャトンによる評価は辛口だ。
脂率と肉質が正比例している肉なので、赤身肉の質が低いのだ。
「肉食いたい気持ちだったけど……なんかもう、お腹いっぱいな気分だわ……」
焼き肉にはしゃいでいる若手騎士や町の人々を眺めてアルマン肩をすくめる。
「なんかこう……スライムが可愛くなくてねぇ?」
焼かれるのを待つ巨大肉の群れは、美味しそうではあるか可愛くはない。
「大丈夫なのだ? 大蒜とワインいるのだ? とりあえず水飲むといいのだ」
ストレガは老騎士の体調を気遣いながらレポートを書いている。
学究の徒として記録を残すのはとても重要だ。
「身体洗いたいな」
激戦を終えても片付けに調理と頑張っていたシャルロッテから、弱音に近い言葉が漏れた。
清潔なタオルで顔と手足は拭いたが脂の気配が濃すぎるのだ。
「おーい」
秀哉がいつもと変わらぬ態度で声をかけてくる。
「これやるよ」
厚手のカップに入っているのは高級品である百合茶だ。
目立たぬよう添えられているのは香水。秀哉自身香水をつけていて、脂の気配を薄れさせていた。
「あ、ありがとうございます……」
期待を上回る気遣いに心が躍る。
戦場では命を守られ、日常では女としての誇りを守られる。
これはかなり効いた。
頬が桜色に染まるのは茶の熱さのためではない。
時間をかけて茶を味わい、赤面が少しでもおさまるための時間を稼ぐ。
(……やっぱり、優しいです……♪)
青春の甘酸っぱい気配は、焼き肉会場の中でとても目立っていた。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準8 / 6〜8人
2021年01月17日 16時35分56秒 公開
相談掲示板
シャトン・アルジェント。シューターよ。 よろしくお願いするわね。
キャスター、ストレガなのだ。よろしくなのだ。 とりあえず、油だから火気厳禁なのだ。 臭い対策は、酒や香草等他の臭いで誤魔化したり、水分を撒いたり等があるのだ。 香水あるから持っていくのだ。
さて、よろしくお願いします。 ひとまず、戦場の1,2に手分けする必要はありそうですね。 1に関しては対群想定 2に関しても、最低1匹とある以上、多少数がいる想定、ですかね。 あとは可能なら多少抵抗を盛っておいた方が安全かと。 戦場の特性的にも未識別系は避けておいた方が無難でしょうか。 ハイやミドルを狙うにも、ローが護衛している以上、取り巻きを潰すか纏めて攻撃できる手段は必要ですね。 騎士隊の方々には今の方針通り、無理のない範囲で一般民や建物を優先してもらえばよいかと
No.4
アルマン・アルスターだ。よろしくな。 あー…火気しんどそうだなぁ…うぬぬ俺の必殺技が。 一応範囲や対象識別系の攻撃持ってくから、なんとか足引っ張らずに頑張れるとは思うけども… 魔錆とかも使えるから、みんなの行動によっては、先にこっちを付与することも考えとくな。
シャルロッテと申します。 宜しくお願いしますね。
ナハティガル=ラー。 不意討ち暗殺何でもござれのシーフだ。宜しく頼む。 >戦場 1or2俺はどちらでも構わないが、取り敢えずは2の方に手を挙げておこうか。 どちらに行くにしても抵抗力は上げておくつもりだ。 2に行く場合は食料倉庫の出入り口まで急行し、ハイスライムを食い止めている老騎士を保護する予定。
>火気 スキルによる魔法に関してなら、あれは汎用スキルの生活魔法などでもない限り、物理現象ではないので大丈夫なはずですよ。 但し、1が倉庫区画、2が倉庫内なので、爆などの未識別は避けたほうが懸命かもしれませんね。 ...そうですね。僕はメインが魔法攻撃できますし、識別範囲もあるので1を基準で考えましょうか。 抵抗も多少は確保できますので。 これ、ハイスライムは物理魔法記載されていませんが、ミドルの上位版だとすると、魔法も備えておいたほうが良さそうですかね
>火気 燃えないかもしれないけど、無識別の範囲攻撃だと色々余波でぶっ壊すかもしれないからそこだけ気をつけた方がいいかもね。 倉庫内は少人数行動で単体高火力向け、倉庫区画は範囲攻撃向けになるわね。 あたしは倉庫内に行ってもいいし、倉庫区画に行ってもいいわ。 現状(敬称略) 1(倉庫内):ギーゼ 2(区画側): どっちでもいい:シャトン、ナハティガル
では区画側にいくのだー 基本は氷嵐とタイダルでいくのだ 1(倉庫区画):ギーゼ、ストレガ 2(倉庫内): どっちでもいい:シャトン、ナハティガル
出発日も間近に迫って来たので、俺は倉庫内に向かうとしよう。 ダブルエッジで物理攻撃力を高めにして行くつもりだ。 戦闘では老騎士と交戦中のハイスライムに【猛毒の刃】を使用する予定。 1(倉庫区画):ギーゼ、ストレガ 2(倉庫内):ナハティガル どっちでもいい:シャトン
>氷嵐とタイダル 特に後者は、直線12の自己識別のみの範囲ですので、、使い場所を間違えると倉庫まで貫く可能性があります。 ですので、射程だけ気をつけて頂ければ。 こちらは幸い抵抗と持久力はある程度確保できそうなので、前に出ましょう。
遅くなっちゃってすいません、どーも御堂です とりあえず倉庫内へ ある程度装甲もあるので遭遇戦は出来ると思う 1(倉庫区画):ギーゼ、ストレガ 2(倉庫内):ナハティガル、御堂 どっちでもいい:シャトン
私も倉庫内へ参りますね。 怪我の治療などに努めます。 1(倉庫区画):ギーゼ、ストレガ 2(倉庫内):ナハティガル、御堂、シャルロッテ どっちでもいい:シャトン
倉庫側は充分そうだから、あたしは区画の方に向かうわね。 1(倉庫区画):ギーゼ、ストレガ、シャトン 2(倉庫内):ナハティガル、御堂、シャルロッテ
No.16
じゃあ俺は1の区画の方にいこうかな。 1(倉庫区画):ギーゼ、ストレガ、シャトン、アルマン 2(倉庫内):ナハティガル、御堂、シャルロッテ
挨拶が直前になり申し訳ありません ガルシアと申します。以後お見知りおきを 数的に私は2ですね といってもまだ戦力にはなり得ませんので期待しないでくださいませ 1(倉庫区画):ギーゼ、ストレガ、シャトン、アルマン 2(倉庫内):ナハティガル、御堂、シャルロッテ、ガルシア