馬を駆る凶賊たち
霧柄頼道
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シナリオID:389
オープニング
青空の下に横たわる、なだらかな平原。そしてその街道をひた走る、いくつもの影。
草むらを馬蹄が踏みしだき、幾頭もの馬達がたてがみを振り乱して疾駆する。
その一つは、運悪くも隊商からはぐれた商人が、必死に手綱を握る幌馬車だ。
「追え! 追え!」
それを十人前後もの馬賊が喚声を上げ、剣や槍を携えて追い回していた。
「いつも通り矢を射かけて足を止めろッ! なるべく積み荷は傷つけるなよ!」
ひときわ精悍な黒毛の馬を操る、頭領の男の命令を受け――手下の騎手らが弓を取り、馬車へ矢を放つ。
馬を走らせながらの射撃は相応の技術が必要だが、彼らの撃ち込んだ矢弾は大きく目標を外れる事なく、次々と馬車へ突き立っていく。
「ぐわっ!」
その一本が御者の背中を穿ち、絶命させた。スピードの落ちた馬車を馬賊らが近づいて停止させ、後から来た仲間が荷台を検め、手際よく荷物を強奪していく。
「今回もうまくいきましたね、兄貴!」
手下の一人が頭領へ媚びるような視線を向ければ、彼はにやりとしながら答える。
「身を隠すための砦だの拠点だのは俺らには必要ねぇ! 最強なのは勢いと機動力! 質の良い馬と馬術さえありゃ、どこでだってやっていけるってもんだッ!」
馬賊らの哄笑が、息絶えて転がる御者の上で、高らかに響き渡っていた――。
●
「リーンエスの王都から南西へ向かったある集落で、流行病が発生しているようなのです」
その日、冒険者ギルドには、深刻な表情の商人の男が訪れていた。
「病の規模や範囲そのものは小さく、対応も早かったためそれ以上広がる事もないのですが、罹患した村人達はこの瞬間も病に苦しめられ、一人、また一人と命を落としている……」
その集落には商人の娘夫婦が暮らしており、現状を手紙で知らされたという。このままでは死者の数は増え続け、二人の命だって危ないかも知れない。
「なので私はつてを頼り、腕の良い医者から薬を買い込んで、村へ向かう事にしました。この薬さえ届けば、人々の病状もきっと良くなるはず……」
とはいえ近頃の噂によると、そこまでの道程の途上には、危険なバルバロイ・ヒューマンの集団が縄張りとしているらしい。
馬を使う盗賊達であるようで、すでに裕福な商人や旅人が何人も襲われ、身ぐるみをはがされ屍をさらす羽目になっている。
彼らに積み荷が薬だと知られれば命もろとも残らず奪われ、どこぞへ高値で売り飛ばされてしまうに違いない――。
「事は一刻を争いますが、薬に何かあっては、助けられるものも助けられません。報酬はお支払いしますので、道中、冒険者の方々に同行をお願いしたく……」
まとめると、商人の馬車が村へ到着するまで、冒険者達に護衛してもらいたい、という内容だ。
「薬はいくつかに小分けした頑丈な箱へ詰めてありますが、何度も強い衝撃が加わると破損しかねず、そうしたらその薬はもう使えません……」
御者の商人はもちろん、馬車そのものがなるべく攻撃にさらされないよう守っていきたい。
同行そのものに関しては馬車の荷台に乗せてもらったり、足に自信があれば並走したり、スキルを活用しよう。
もし馬術の心得があるようなら、質はそれほど良くないが馬も貸し出してもらえる。
「忙しいお仕事になるかと思いますが、ここは村のため、人々のため、どうかみなさんの力をお貸しください……!」
解説
マスターより
リプレイ
車輪が激しく回り、馬蹄が響いて、薬を積んだ馬車が街道をひた走る。
「悪党め、無力な人々を襲うなんて許せませんっ」
同乗しているスノードロップが、不届き者達への怒りを燃やす。
「本当なら二度と悪さできないぐらい懲らしめたいところですが、今回は護衛が優先です……とはいえ、向かってくるやつに容赦はしません!」
いざ連中が現れたら、悪事などさせぬよう思う存分暴れる心づもりだ――。
「人々のために薬を届ける。その邪魔はさせないわ」
健脚を活かして馬車と並走するアヴェラ・ウッチェロは、襲撃に備えて油断なく気を張っていた。
「それにしても馬を使う盗賊、ね。機動力ある相手はきついわね」
こちらは馬車や荷物、御者といった守るべきものが多く、速度も反応も遅くなる。
対して敵は機動力があって身軽で、先回りや待ち伏せなども可能なため、どうしても後手に回らざるを得ない。
「かといって、まず間違いなく馬車だけだと追い付かれて終わりだな、どうにも出来んだろう」
馬に騎乗して同伴するレイスが後を引き継ぐ。
「まぁ、それを防ぐための私たちだ。……短い付き合いだろうが、頑張ってくれよ」
借り受けた馬へ声をかけた直後――研ぎ澄まされた視力と聴覚によって周辺を警戒していたセリオス・オーガストが、半瞬だけ背後へ視線を飛ばしながら短く声を発した。
「敵だ」
電流さながらに走る緊張。先制を取るため、小声で互いに敵の位置を伝達し、共有する。
「敵襲ね……倒してくるから、馬車はお願い」
アヴェラが御者の商人へ一声かけてから、じわじわと速度を落とし、後方から迫る馬賊達との距離を詰めていく。
ほどなく近づいてくる、馬賊達の野卑な笑い声。全部殺して積み荷を奪えという、無慈悲な号令。
コハクはいつでも迎撃できるよう位置取りを変えつつ、思う。
自分はきっと、冒険者の中では比較的盗賊を狩ってはいる方なのだろう。
今回のそれも盗賊が悪さをしているから、という内容を聞いて参加した程だ。
中には無論、致し方ない理由で盗賊になった者もいるのだろう、望んでもいないのにそういった事に手を染めないといけない者もいるのだろう。
食べ物がない。お金がない。貧しい。苦しい。悪い事と分かっていても、奪わなければ生きていけない。
――だがしかし、今回の相手はきっと別だ。この連中はそもそも、悪事そのものを楽しんでいる。喜んでいる。きっと愉快犯なのだろう。更生の余地も見受けられない程の。
「……こいつらは、きらなきゃ」
であれば、自分自身がやれる事はただ一つ。
……今日もまた世界から癌を駆除する為に、コハクは刃を構えて駆け出した。
●
一方、ナハティガル=ラーは馬車一行からも馬賊達からも離れ、死角の多い坂道や丘陵地帯を回り込んで進み、中腰になって潜み両者の動きを見守っていた。
みるみる馬車へ追い迫る馬賊達。まずは弓兵が左右に分かれて先行し、包囲しにかかっている。
刹那、ナハティガルは半身を跳ね起こし、怒涛の勢いで坂道を駆け降りた。
ほとんど飛び降りるようにして街道へ辿り着くや否や、今しも馬車めがけて矢をつがえていた弓兵の背後から、完全に不意を突く格好で双刃を手に襲い掛かる。
「――それでも馬賊か? 背中ががら空きだ」
弓兵の後ろから迫るや、馬の腱へと素早い斬撃を見舞う。
いななきを上げて転倒する馬。そこから転げ落ちる乗り手へ、続けざまに刺突を叩き込む。
その第二撃が首元を的確にえぐれば、弓兵は白目をむいて絶命し、街道へ打ち捨てられていった。
ナハティガルの成功を確認したレイスも馬腹を蹴り、反対側の弓兵へ肉薄する。
馬術を駆使し、敵の目を引く囮となるようにあえて派手に動きつつ、その実馬車からの攻撃も通るよう、挟み撃ちの陣形を取った。
果たして、敵は弓の照準を馬車へ向けていたが――レイスがぐるりと回り込むように動き出すや、こちらの狙い通りにターゲットを変えてきた。
放たれる一射。レイスは寸前、盾を構えてその矢を弾き、間髪入れず反撃へ移る。
「落ちろ!」
馬上の賊へ真横から剣を叩きつけ、そのまま大きく振り抜いて鞍から叩き落とす。
一方でコハクは、エーテルを身体へ巡らせながら疾風と化して駆け、後方で様子見をしている盗賊団へ躍りかかっていた。
掲げた剣へ赤黒いエーテルを纏わせ巨大化させた上で、一息に振り下ろす!
その猛撃は回避の遅れた敵二人ほどを巻き込み、衝撃で馬もろとも吹っ飛ばしてのけた。
「襲うという事は、覚悟はあるの?」
アヴェラも馬車を包囲させじと、馬上の弓兵へと如才なく接近する。
弓兵が弓弦を鳴らす。飛び出した矢がアヴェラの頬を紙一重でかすめると同時、こちらの突き出した両の爪が、奴の胴体を穿つ。
赤色に輝く爪を手早く引き抜きつつ、敵の身体を蹴って宙返りし、地面の上へ軽やかに着地する。敵はぐらりと上体を揺らし――頭から落馬して地へ伏せた。
さらに別の弓兵が馬車の前方まで走り込み、煽るように狙いをつけて来る。
「身を屈めていて下さい! 私が守ります!」
イヴェール・イリュジオンは同じ御者席で手綱を握る商人へ指示を投げかけつつ、果敢に前へ出て盾をかざし、自分の身体と合わせて射線を塞ぐ。
「さあ、相手になりましょう」
射るような眼差しでシーザーロアを見舞うと、弓兵はいきりたって照準をイヴェールへ切り替え、射撃して来た。
イヴェールも落ち着いて盾を繰り出し、矢が馬車や商人に当たらぬよう打ち落としてのける。
のみならず隙をついて大剣を薙ぎ、不可視の衝撃を飛ばして応戦した。
「ギョアッ! く、クソが、死にたくなきゃ馬車を止めてさっさと消えやがれ!」
衝撃刃を浴び、悪態をつく弓兵。するとその横合いに、白い影が飛び出した。
「立ち去るのは、そっちの方だ」
セリオスである。イヴェールに注意を釘づけにされている弓兵の死角から、ラピッドショットを放つ。
即時に射出した二発の矢は、狙い過たず弓兵の背中へ吸い込まれ――敵はびくりと硬直したかと思うと、次の瞬間には力なく崩れ落ち、街道に置き去りにされていくのだった。
最後の弓兵は、馬車後方から追いすがり、しきりに矢を射かけて来る。
「神竜の試練……というわけでもないか。ま、せいぜい鍛錬に利用させてもらうとしよう」
荷台に立つガンシャルアが握る戦槌は、確かな輝きを帯びていた。これはあらかじめ、輝刃による強化魔法を付与しておいたためだ。
ガンシャルアは飛来してくる矢に対し、戦槌を巧みに振り回す事で弾き返して見せる。
突然左右に揺れる馬車や、肉薄して来る敵、めまぐるしく変わる戦況においても、その優れたバランス感覚によって体勢が崩れる事はないため、冷静に対処できた。
「離れているからと安心しない方がいい――そら、こっちからも行くぞ」
攻勢が止んだと見ればすかさず戦槌を突き出し、お返しとばかりに魔矢を発射する。
それまでやたらめたらに撃ち込んできていた敵の矢玉と違い、強化されたエーテルの一射は正確に馬賊の肩口を捉え、弓を取り落とさせた。
その隙を逃さず、スノードロップが馬車を飛び出し、真っ向から打ちかかる。
「お前達のような悪漢には、こうです!」
輝刃によって強化されていた戦槌に、さらにもう一回り眩い輝きを付加した上で、思い切り叩きつけた!
渾身のエーテルブローが直撃した敵は、馬の上からきりもみ回転して盛大にぶっ飛び――ごろごろと土まみれになって道を転がると、がくっと頭を垂らして気を失った……。
●
「作戦通り、弓兵を全て倒したか。ほぼ唯一の遠距離攻撃が潰されたんだ、後は私たちが接近させなければ依頼の達成も成功したに等しいだろうが――」
レイスがちらりと馬賊ボスへ目をやる。奴の把持する投げ槍は明らかに強力なものと分かる。唯一懸念が残るとすれば、あの攻撃による馬車の損傷か。
馬賊らも無理に攻め込んでは来ず、数分ほど押しては引く、互いに決定打のない小競り合いが続いたが――。
「チィッ! このままじゃ奴らが縄張りを抜けちまうッ! 俺が前へ出るッ!」
じれた馬賊ボスが、投げ槍を手に馬車へと急接近してきた。
「……右側へ回った、投げてくるぞ!」
ボスの挙動を察知したナハティガルが、攻撃してくる方向も含めて仲間へ警告を飛ばす。
それを受けてレイスは、馬車を庇える位置へ移動した。戦闘中ゆえ時間停止は行えないものの、投げ込まれる槍がどこへ命中するか――神経を集中させてその軌道を読み、ダメージを受けながらもなんとか盾で逸らしてのける。
直後、荷台へ飛び乗ったセリオスが、体軸を安定させて弓を構えた。
光が弓全体を包むように輝いて、やがてその光はセリオスのつがえた矢へ一点集中していき――指を離して、解き放つ。
空に流星の如き軌跡を残し、バスターアローが奔る。速度、破壊力ともに申し分のない一発は馬賊ボスへと着弾するや、胴体部を射抜くとともに苦痛の声を上げさせた。
その頃と時同じくして、手下達も馬車を止めるべく襲い掛かってきている。
「ち、近づかれて来ていますぞ!」
御者の商人が悲鳴を上げると、アヴェラは安心させるように声をかけた。
「商人さん、私達を信じて街道を進んで」
アヴェラは迅速に駆け、寄り来る馬賊を迎撃する。
馬賊が振り下ろす剣を爪でいなし、その懐へ踏み込んで逆の爪を打ち込む。
「ヒット&アウェイ? ――それなら私も得意よ」
したたかに切り裂いて倒しつつ、別の敵に囲まれそうであればフェザーステップを用い、跳ねるように後退。深追いはせず、馬車の護衛に徹する。
「最後まで油断せず、守り重視でいきましょう!」
必要に応じ、馬車を乗り降りして戦っていたスノードロップも、一旦荷台側へ戻り、後方から突っ込んでくる馬賊達を前に、落ち着いて祈りを捧げる。
「神よ……どうか僕に、悪敵を成敗する雷を貸し与え下さい!」
するとどうだろう。スノードロップの前方に霧が生じたかと思うと、馬賊達が次から次へと飲み込まれていくではないか。
一拍置いて、霧の中で稲光とともに凄まじい轟音がつんざき、悲鳴が巻き起こる。
召喚されし荒れ狂う轟雷が、罪人達をことごとく打ち据えているのだ……!
それで大体の敵は手傷を負ったり、迂回を強いられる羽目になったが、しぶとい何人かがなおも追いすがってくる。
「根性あるじゃないか……だがここまでだ」
それまではダメージを受けた仲間をヒールで支援していたガンシャルアが、先頭の敵へ向き直って祈る。
街道を塞ぐみたいに、ただちに光縛封が展開された。先行していた馬賊は突然出現した光の柱に行く手を阻まれ、しばらく立ち往生する羽目になる。
「おいてめェ邪魔すんなよ!」
「無茶言うな、出られねえんだってッ!」
その上トップスピードから突然止まったために後続の仲間達と衝突しかける有様で、しまいには罵声が飛び交う始末。
陣形を乱された敵の進行は明らかに遅れ、見る間に轍の向こうへ遠ざかっていく――。
「はっ……!」
一方コハクは突進し、連撃を馬賊ボスへ浴びせていた。一振りごとに、赤く眩い軌跡が奔る。
ナハティガルも姿勢を低く隠密に接近し、すり抜けざまにボスの乗騎を斬りつけようと振りかぶった。
だが敵もさるもの、寸時に馬首を返して方向転換する事で間合いを引き離す。
ナハティガルの一発目の攻撃は空を切った――が。
「ならこれはどうだ?」
続く二撃目。踏み込みながらの突き上げは、確かに馬体へと届いた。
腱の切断までには至らなかったが、奴の乗騎は傷つき、走力は格段に低下している。
追い込まれるボスは御者席のイヴェールへと、忌々しげな怒号を発しながら曲刀で斬りかかった。
イヴェールは懸命に盾を操り、猛攻を受け流す。
火花を散らし、衝撃を耐えつつ――敵の上体が泳いだ一瞬の隙を突いて腕を掴むや、ひねり上げた!
同時に宙へ身を躍らせ、華麗な宙返りでボスの乗る馬の背へと跨る。
腕をひねり上げて動きを阻害しつつ、もう片手に握った盾でもって、頭部をめがけて思い切り殴りつけた!
ボスは脳震盪を起こしてよろめき――イヴェールが手を離すとあっさり落馬して、鈍い音とともに首でも折ったか、道の上で倒れ込んで動かなくなったのだった。
●
「へへ……今の内にこの馬車ごといただくぜ」
ボスとの攻防が行われている最中、こっそり馬車へ飛び移った賊の一人が、側面から御者席へ向かおうとする。
「――あっ!」
瞬間、幌から半身を突き出したガンシャルアが、大声でそいつを驚かせた。
賊はぎょっとしたあまり真後ろへ反り返り、両手をばたつかせ――踏ん張りもかなわず馬車から落下したのだった。
そこへ殿を務めるコハクがすぐに追いつき、剣をぶち込んで速やかにトドメを刺す。
一方では、ボスが打ち倒された事で及び腰になった手下達が、一斉に逃げ出そうとしていた。
「ここで逃がせば、奴らはいずれまた同じような真似を繰り返す……」
されど、セリオスは容赦なく撃ち抜く。落馬している者を優先し、騎乗している者ならば風のエーテルを纏いし矢を見舞い、まず馬を倒し。
「金なら払う! 馬もやるよォ! だから命だけは助けろぉぉぉ!」
反省も何もない、形だけの命乞いに耳を貸すだけ時間の無駄だ。敵が射程圏内にいる限り、次々と矢を放って追い立てる。
「どうやら大方の敵は、撃退する事ができたようだな……」
ナハティガルは今一度高所へ赴き、付近を見回して馬車の安全を確認する。近くに敵増援の姿はなく、せいぜい街道を逆方向に全力疾走し、逃げ出す馬賊らの背中があるだけだ。
イヴェールはボスの馬が出血のため力尽きるのに従って飛び降り、追撃へ向かう事にした。
「――このまま残党狩りへ。生かしたままには出来ませんので」
「さすがに引き上げられていたなら諦めるが、そうでなければ……」
レイスも同じく追撃班に。さらにアヴェラも同行する。
「追手がいれば、向こうも変な事を考える余裕がなくなるでしょ?」
首尾よく逃げた先の本拠地などが分かれば、そのまま完全な殲滅も可能であろう。
「物流が滞れば、まず死に絶えるのは小さな村よ――街道の障害は取り除いておきたいわ」
ここからはこちらが攻める番だった。
「みなさん、どうかお気を付けて!」
最後にスノードロップが精神を集中させ、サイドヒールをかける。当然戦闘も予想されるため、これができるだけの援護だ。
慣れない癒しの技だが、それでも三人の足取りは目に見えて軽くなり、駆け去る背中を見送っていく。
こうして冒険者達の活躍により、馬車は無傷で村へ到着し、病に苦しむ人々は回復していった。
追撃班は馬賊手下一人のみを逃がしたものの、他の敵は全て撃滅。
後に無事に村へ合流し、歓待を受けた。アヴェラなどは料理の腕を振るい、大層喜ばれたという――。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準8 / 4〜8人
2020年12月27日 14時00分42秒 公開
相談掲示板
ン、シューターのセリオスだ、よろしく頼む とりあえず敵は全滅させても荷物が壊れたら失敗のようなので最優先は馬車を守ることだな。 向こうの戦術的に弓使いが先にこうげきしかけてくるとのことだから先に弓使いをつぶしておきたいところだ
ヒーラー、ガンシャルアだ。よろしく頼む。 護衛対象の馬車は基本駆け抜けるようだから、進路確保なりの先行組と馬車にのって守る護衛組に割れる……のだろうか。
シーフのアヴェラよ。よろしくね ガンシャルアさんの言う通り、「馬車に乗って(もしくは並走して)馬車を守る護衛」と「馬車から離れて進路確保や族を攻撃する」の大まかに二つに分かれて対応する事になると思うわ。 特に相手は包囲する戦術を取るみたいだから、進行方向の敵は倒さないとダメね。 わたしは遠距離攻撃も荷物を守るのに向いたスキルもないから、馬車から離れて弓兵を狙うつもりよ。 遠距離攻撃が減れば、守りやすくなると思うわ。
エルフのウォーリア、レイス。よろしく。 悪路を走るなら進路確保役も必要かもしれないが、街道を走って全員を防衛に振った方が良いのではと思っている。 悪路よりも速度が出るだろうしそうなったらちょっと悪路に入ってショートカットするのと到着時間に差はそこまででないと考えてる、馬や馬車の傷みも減るだろうから馬車の心配が減って賊相手に集中できるだろうとも。 とりあえず私は騎乗スキルを持って馬を借りて賊と接近戦を試みるか、バランス感覚を持って馬車の幌骨(勝手に幌馬車を想定してるが…)に乗って露払いに専念するかのどっちかで考えているぞ。
連続発言すまない、私は進路確保役を「悪路を走る場合の進行方向の設定・案内や、進行に邪魔になりそうな木枝や蔦などを排除する役」で考えていたから、不要だろうと言ったが。 進行方向へ先回りしようとする賊を倒す役、の意味なら必要だと思う。 アヴェラの言を聞く前の言葉をアヴェラの発言後に出したから、ちょっとややこしい事を書いてしまった、すまない。
ウォーリアのイヴェール・イリュジオンです。 どうぞよろしくお願いいたします(ぺこり) 大まかに馬車の護衛と進路確保+迎撃に分かれる形で私も良いと思います。 特に側面と正面から弓で馬を狙われるのは怖いのでそちらは優先して排除したいところですね… 進路上の敵を倒すときは馬車の障害物にならないように注意が必要かも知れませんが… 馬車そのものは分かりませんが、商人と馬、荷物であればウォーリアのカバリングで守る事も可能でしょうか? 馬に乗って迎撃しようかと考えてましたが、私は守りを固めても良いかも知れませんね… >街道を外れてショートカット 見た限り悪路なのは坂道や丘陵地帯なのが原因でこれといった障害物も無いそうなので、木や蔦などの障害物を想定した先導役を置く必要はないのでは? 馬や車輪に負担がかかるという事は相応に馬も疲れやすく、車輪も壊れやすくなると思います。 馬賊も優先して狙う対象だと思いますし、いらない負担をかけた状態よりは、万全な状態で走れる街道を走った方が良いような気がします。
シーフコハク、よろしく。 コハクも無いよう見る限りは護衛と迎撃班に分かれて、で良いと思う。 悪路に関しても意見が出ちゃってるけれどコハクも同意見という事で街道派
ヒーラーのスノードロップです、よろしくお願いします! 班分けはここまでの流れに同意見です。 悪路を走るのは馬車に結構ダメージあると思いますし、普通に馬に乗ってる馬賊に逆に有利になってしまうんじゃないかなって気もします。僕も街道派ですね。
俺の言い方で混乱を招いていたようだ。すまない。 ・通るのは街道 ・先行班/護衛班の2チームに分ける ここまでは共通でよさそうだ。 今回はメンバーに高機動なシーフが多いようだし、 護衛班はヒーラー1人(俺orスノードロップ)+カバーリング持ちウォーリア1人(レイスorイヴェール)で持たせて、他は打って出る位でよさそうか。 というわけでスノードロップ。遊撃か護衛かの希望はあるか?
あと弓使いを優先して狙う、というのも共通で良いでしょうか? 幌が付くかどうかはこちらの事前の準備次第になるかなと思いますが、今回はどうでしょうね… 幌の上に乗るのは弓を撃つのに良さそうですが、逆に的にもなり易く、荷台に乗る人などの視界が一部遮られたりもするので一長一短なところがありそうでしょうか? カバリングは3回までしか使えないのであまり期待し過ぎないようにですね。 少なくとも3回のうちの1回はボスの持つ投げ槍に対して使いたいと考えてますので。 あれは1回切りのようですが、車輪などに当たれば致命的な一撃になる恐れがありますので… 馬の移動力が少し気になる所ですが…まぁその気になれば全力移動もありますから、落馬などした場合でも馬車に追い付く事は可能でしょうか。
・撃破優先順位 「弓使い」が最優先で異議はないわ。 ・護衛班 カバーリング、3回制限もだけど「ラウンド毎に1回」なので、同一ラウンドで複数来たら一人じゃ裁ききれないから、人数増やして厚くするのも一手だとは思うわ。 カバーリング持ちウォーリアが専門家ではあるけど、他の人も並走する事で遮蔽状態を作って、馬車自体への攻撃を防ぐ事はできるわ。 ただ、当然相手の撃破速度とトレードだし、簡単にいれば肉壁だから落馬の危険性はあるけど……。 個人的には「カバーリング持ちのウォーリアとヒーラーから3人」+「射程が長いため馬車からでも攻撃可能な可能性が高いセリオスさん」が並走すればかなり安定して、弓使いを全滅させるまでは持つと思うわ。 どうかしら
弓使い優先了解。 申し訳ないけれど、コハクはカバリング等守りに関しては出来ないから一人でも多くの敵を迅速に倒すよう注力するよ。 アヴェラのあげた作戦で例えばいくのであれば弓以外を積極的にいくし、ボスに特攻するのでも良いし。 逆に弓使い優先であればその通りにするから、シーフとしてはある程度皆の出方に任せる
<撃破順 弓使い>ボス>その他手下 ぐらいの優先度のほうでいいだろうか、一応ボスも投げやり持ってるから遠距離攻撃があるといえるしな。ボスを倒せば手下も右往左往しやすくはあるとおもうから弓の後はボスでいいと思う。 あと馬車が無事届くのが優先だから手下が逃げた場合は 無理に追わないぐらいでいいと思うのだがどうだろうか? <並走 俺は問題ない。もとより馬車の近くで護衛という形にするつもりだったしな
>逃走した馬賊の追撃 全滅させてしまいたいところではありますが、今回の目的からは外れますし、積極的に逃げ出した手下は無視するしかありませんね。 馬車が縄張りを無事に抜けた後であれば殲滅しても良い気はしますが… 盗賊の殲滅は大成功の条件の可能性はありますので馬車の安全が確保されたら狙っても良いような気はします。 薬を届けて終わり、という訳でもありませんしね… 敵の残り数次第では私は残って殲滅しましょうか…生かしておけませんし。
すまない、顔出しが遅くなった。 ナハティガル=ラー。 不意討ち暗殺何でもござれのシーフだ。宜しく頼む。 >方針 馬車の護衛と進路確保+迎撃で了解した。 では、俺は進路確保に回るとしよう。 >撃破優先度 弓使い>ボス>その他手下の順で異論はない。 >追撃 戦闘中に戦線離脱された場合、無理に追撃する事はできないが… 再犯を防ぐ意味でも、状況的に可能な限りは殲滅してしまいたい所。
>ガンシャルアさん 遊撃か護衛か……近接攻撃しかできないので遊撃の方がよさそう? 悩みますが遊撃の方を希望します。馬車の周りでサポート重視っぽくなりそうです。 そもそも回復能力がいまいちなのが申し訳ないところですが…! 目的はあくまで護衛ですもんね。 もう悪事を働けないように懲らしめたいですが、追撃までは難しそうです。
>スノードロップさん 了解だ。何、駆け出しのうちからサイドヒールで30も回復できれば上々だ。 サイドヒールならサブアクションだから、 攻撃用の手を残したまま打てる分だけ遊撃に向くだろう。頼んだぞ。
しばらく顔出し無しですまない。 取りあえずだが、馬を借りて迎撃の方で進めようと思う。 弓使いを率先して倒しにいって、倒し終わったら馬車付近を陣取って接敵を許さないよう護衛に回る感じだ。 追撃は私は場合によるかな、諦め悪く村まで追っかけてくるような奴らなら、馬車を村の者に任せて追撃に行こうと思うが。 引き際を弁えているようなら、他の障害が現れる事を考えて馬車の元は離れられないと思ってる。