【PT】学び舎へと忍び寄る者
青葉桂都
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シナリオID:229
オープニング
リーンエス王国、王都グランスパーダ。
賑わいを見せるその町に、忍び寄る影があった。
――とは言っても、別に見るからに怪しげな風体で入り込んでくる不審者などいるはずはない。
都に入った時点では、彼らはただの旅の商人とその護衛の一団に過ぎなかった。
3人の男が通りを歩いていく。
商人の姿をした男はともかくとして、残る2人はそれぞれ小振りな剣と槍を所持していた。もちろん、今はそれぞれ腰と背にあったが。
そして、商人に変装している男も、見る者が見れば――そう、たとえば授恵者が見れば、服の下になにか武器を隠し持っているとわかったかもしれない。
むしろこの男こそが、1番の実力者……授恵者だと見抜くこともできただろう。
「人が多いな、王都ってのは」
「こっちにとっちゃありがたい話さ。田舎じゃよそ者はすぐにばれるからな。あの砦の周りじゃこうはいかねえ」
「で、あの指輪が持ち込まれたパンクリアース学園ってのはどっちにあるんだ?」
まるで世間話をしているとしか思えない調子。だが、よく見れば彼らはとてもただの商人と護衛だとは思えない、暗い目つきをしているのがわかったかもしれない。
そして、いずれも闇に紛れやすそうな暗い色の服を着ている。
とはいえ、並の人間にはそれを不審に思わせない動きで、彼らは歩いていた。
3人はのんびりと通りを歩き……やがてさりげなく、人通りの少ない裏道へ体を滑り込ませた。
「手はずは整ってるんだよな?」
「ああ、先に入り込んだやつが、人を扇動して学園の前で騒ぎを起こすことになってる」
「俺たちはその隙に忍び込んで、あの指輪を回収する。できればついでに、なにかに気づいたかもしれない奴の息の根も止めておく、と」
黒い覆面をかぶり、男たちは自分たちの顔を隠す。
「その指輪ってのはなんなんだろうな」
「さあな。詮索屋は長生きできねえぞ」
「違いない」
今やあからさまに不審者と化した男たちだが、彼らはうまく物陰に隠れ、誰にも見とがめられずに目的の場所へと向かっていった。
●貴族たちの学園
王都グランスパーダの一角に、貴族や騎士たちの子弟が通う学園があった。
名をパンクリアース学園という。
由緒正しき学園……だが、入学するには多額の寄付を行わねばならない。
必然的に、この学園は教師も生徒も裕福な者のみとなる。
「ほう……冒険者が持ち込んだにしては、なかなか面白そうな代物だな」
選民意識を隠そうともしない学園教師の1人がそう言ってから、数日が経過している。
リーンエス王国の辺境にあるアロシュナバラ砦が占拠されてから、砦周辺ではバルバロイが暴れまわる事件が頻発していた。
冒険者ギルドからの依頼でその解決に向かった授恵者たちは、事件を起こしている者の中に奇妙な指輪をつけている者が少なからずいることを発見していた。
ギルドの仲介で、その指輪の調査をパンクリアース学園に依頼することになったのだ。
学園の人間は、態度はともかく知識は確かにあるらしい。指輪についての情報がもうすぐ判明しそうだということで、授恵者たちは学園で待機していた。
学園を構成する建物のうち1つの、2階にある資料室。
大きな木でふさがれた窓の外は、もう暗くなってきているようだ。
教師と、彼が選んだ優秀な数名の生徒が、授恵者たちの前で指輪についていろいろと調べている。
外から騒ぐ声が聞こえてきた。
ほどなく、数人の学生が資料室の扉を開けてきた。
「なあ、ここに冒険者がいるんだろ? 変なやつらが俺たちにからんできてるんだ。ちょっと追い払ってくれよ」
なんでも、ごろつきまがいの連中が集まってきて、生徒たちにケンカをふっかけてきているらしい。
生徒の中でも血の気の多い者が、今にもそれを買いそうになっているのだという。放っておけば、大事になるかもしれない。
「どうせ待っている間、ヒマだろう? 一仕事してきたらどうだ?」
調査をしている教師は授恵者たちのほうを見ようともせずに言った。
危険な者たちがこの建物に近づいてきていることに、まだ誰も気づいてはいなかった。
解説
マスターより
リプレイ
日暮れも近づいた王都のパンクリアース学園で、騒ぎが起きている。
「まったく、こんな時にごろつきが騒ぐなんて面倒だな」
浅黒い肌のドワーフ、ケン・Z・ブラッドリーは呟いた。
(それに、教師も教師だ。頼み方ってものがあるだろう)
尊大な態度をとる教師に不満は感じつつも、ケンはそれを口には出さなかった。
「学園内の揉め事をもウチらに押し付けようとは……。呆れた教師よの」
不満を口に出したのは咲羅だった。
狐耳を生やしたハーフビーストは、妖艶な雰囲気を持つ顔に呆れた表情を浮かべる。
「ま、退屈なのは確かじゃ。ウチらが見てこよう。アイリ、ここは任せたぞ」
同じハーフビーストの女性に声をかけて、咲羅は立ち上がる。
「咲羅さん、くれぐれもお気をつけて?♪」
アイリーン=N=フェルクスは指輪からじっと目を離さなかった。
といっても、別に任されたからではない。指輪を物欲しげに見つめる彼女に、学園の教師や生徒は迷惑げな顔をしていた。
「偉い方に鼻であしらわれるのには慣れてますよ。お役に立たせてもらいましょうか」
2人に続き、ゴブリンであるオゴスが部屋から出ていく。
(指輪のことも興味はあるけど……)
ティトも仲間の後ろからついていった。雪のように白い耳と尻尾が静かに揺れる。
「俺ただの鍛冶師だからねえ。自信ある人が行けばいいよね」
大柄なリザードマン、サイラスは見送る側に回る。
教師や生徒たちは大ごとだと思っていないようだが、授恵者たちは多かれ少なかれ、この騒動にイヤな気配を感じていた。
「……何か不穏な気配がするわね」
言葉に出して言ったノノアは長剣と短剣をすぐに取り出せる位置に隠す。
(珍しい服を着て楽しく仕事を終わらせる、とはいかなさそうね)
制服なるものはこの学園にはないようだが、せっかくなので生徒に見えそうな服を借りて、彼女は身に着けていた。
「なにごともないといいのですが……警戒はしておきましょう」
セロンガード・シュタインドルフは、できるだけ自分を落ち着かせながら言った。
部屋を出た者の中にも、残った者の中にもテレパスが使える者がいる。なにかあれば、すぐに連絡は取り合えるはずだった。
●学園前の騒動
建物から出て、騒ぐ声を頼りに授恵者たちは移動する。
パンクリアース学園の入り口辺りに、彼らはいた。
「いい加減にしろよ! ぶっ殺すぞ!」
「やってみな! 貴族の坊っちゃんにそんな度胸があるんだったらな!」
2組の男たちの罵声が飛びかう場所へと近づいていく。
このままでは、血を見るのは明らかだろう。
「酔っ払ってるわけでもないか……じゃぁなんでこんなところで騒いでるんだ?」
ケンは言い争う者たち……その中でも、学園には不似合いな側の男たちを見て、呟く。
なぜ、このタイミングで、こんな場所まで来て騒ぎを起こしているのか。
(なんにせよ、さっさと済ますべきだな)
そう考え、動こうとしたケンの横を、咲羅は不機嫌そうな顔のまま通り過ぎる。
「主ら、なにを騒いでおるか」
険のある声を聞いて、何人かが振り向く。
「ああ? なんだてめえ……」
にらみつけてきたのは学園の生徒の方だったが、咲羅はそれを無視した。
「うちが聞いておるのはそなたじゃ。なんのつもりで騒ぎを起こしておる」
ごろつきたちの真ん中にいる相手へと問いかける。
「そんなもん、こいつらが気に入らねえからに決まってるだろ」
「嘘じゃな」
彼の真意を洞察し、咲羅はそう言い切った。
「……黙れ!」
つかみかかろうとしたごろつきの動きが止まる。
いつの間にか、オゴスが背後に回り込んで腕をつかんでいた。
「どうされました? 落ち着いてください」
「はっ、放せ!」
暴れる男だったが、ただのごろつきに振りほどくことなどできない。
「ゆっくりとお話をしてください。遠慮はいりませんよ」
捕まえたままで、さらに彼は学生たちのほうを見た。ゴブリンを見て不快な顔をしているが、彼にとっては慣れた目つきだ。
「見る価値のあるもんじゃないですよ」
遠巻きに見ていたやじ馬たちが散って行く。
ケンカを買おうとしていた者たちは、振り上げた拳の行き場を探しているが、冒険者に切りかかろうとはしなかった。
「では、ゆっくりと話を聞かせてもらおう」
咲羅が男を艶やかで、しかし冷たい視線で見る。
「今は機嫌が悪い。何か隠している事があるならば大人しく話した方が身の為じゃ」
「た、助けてくれよ、誰か!」
男に言われて仲間の1人が動こうとする。
そこにケンが飛び込む。仲間が話し始めたので様子を見ていたが、実力行使は必要だ。
腹部を容赦なく殴り飛ばされた男が膝をつく。
「よう、少しは落ち着いたか? ところでなんでこんなところで騒いでるんだ?」
ケンがその場にいる男たちに問いかける。
「近くに飲み屋はねぇし、お前らみたいなのが好き好んで近づくような場所じゃねぇよな……一体誰に頼まれた?」
問いかけると、ごろつきたちは互いに顔を見合わせる。
学園の入り口に沈黙が訪れる。
ティトはそのうちの1人に近づいた。
「あなたが扇動した人?」
オゴスやケンの行動はごろつきたちを動揺させた。ただ、1人だけ、異なる表情をした男がいた。忌々しげな顔をしたのだ。
目立たぬようにしていた男を見逃さず、ティトは彼に近づいた。
「……そいつが、ここのガキどもをぶん殴ったら酒をおごるって……」
オゴスにつかまれていた男が呟く。
男は言葉が終わらぬうちに身をひるがえした。ごろつきとは違う身のこなしだ。
とはいえ、エーテルを使っているわけではないようだ。とっさにエーテルを使って、ケンとティトが加速する。咲羅はごろつきたちの頭上を跳躍して超える。
捕えるのは、簡単だった。
●暗殺者たちを撃退せよ
教室のほうではまだなにも起きてはいなかった。
ただ、ノノアは事件が起きないうちから動き出していた。
「そろそろ一度休憩したほうがいいのでは?」
学生の1人に彼女はさりげなく語りかける。
できればなにか起きたときに備えて、この部屋から人を減らしておきたい。もっとも、なにも起きないかもしれないので、あくまで穏便に。
「良いなぁ~、アイリの商団で売りたいなぁ~あの指輪ぁ~……」
アイリーンはその間……というか、この部屋に来た当初から、指輪をじっと見ていた。
ふと、彼女はオゴスからのテレパスを受け、言った。
「皆さん、落ち着いて聞いてください……外の騒動に紛れて何者かが侵入して来ています。恐らく狙いは……」
その指輪だと。
「なにを言っておる?」
だが、教師の返答はそれだ。指輪を移すよう説得するが、聞き入れてはくれない。
アイリーンに、サイラスも加わって説得する間に、セロンガードは周囲を警戒する。ノノアも長剣の隠し場所の近くに移動する。
オゴスはエーテルで捜索しているが、まだ敵を見つけてはいないようだ。
けれど、敵が迫っているのは間違いない……。
サイラスの交渉技術により、学生の中には授恵者たちの説得に納得する者も出始めていたが、肝心の教師が一番頭が固い。
部屋の入り口に誰かの姿が見えた。見た目は貴族の使用人にも見える。
見えるが、サイラスは持ってきていた指輪を『うっかり』落とした。
使用人たちの視線が指輪を追う。落ちきる前に彼らは『指輪がなにか見極め』て、そして視線を部屋の中に移す。
動くには十分だった。
サイラスは幻影を作り出して目をくらませる。
ちょうどその時、アイリーンは最後の手段に出た。
「ちょーっと借りるだけですよ~!!」
問答無用で机の上にあった指輪をつかむ。
「あっ、こらっ!」
止めようとする教師が机をひっくり返して倒れこむ。
使用人たちが隠し持っていた短い剣と槍を抜く。だが、サイラスの幻影のおかげで彼らは狙うべき相手を一瞬見失った。
その間に、ノノアが両手に剣を構えて、教師を守るために進路をふさぐ。
さらにセロンガードがエーテルによる探知を察した。
「窓の外にも敵がいる!」
外にある樹の枝に立つ男が見える。彼がナイフを投げるより早く、セロンガードは鉄の弓を抜いてエーテルをまとわせた矢を放った。
「オゴスさん、ボクが敵を引き付けます。合流しましょう、場所は……」
テレパスで呼びかけながらアイリーンが部屋から出ていった。
枝の上の男が窓から飛び込んできて彼女を追う。他の2人の男も追おうとする……が、サイラスが突進しながら戦槌で脚を砕く。
よろけたところに、背後から接近したノノアの剣が両手同時に閃き、彼を切り倒す。
「穏便に、気絶だけですませてあげるわ」
「こいつは縛っておきましょう」
ノノアが念のために教師を守りつつ、セロンガードは持ってきたロープで男を縛る。サイラスは飛び出したアイリーンと、それを追う不審者たちを追いかけた。
●捕縛
外まで敵を誘導して、アイリーンは敵へと振り向いた。
「この子は諦めてさ、ボクの商団の指輪にしときなよ。安くするからさ~」
反応速度を高め、肉体を蝕むエーテルを剣にまとわせる。残っていた槍使いの男が突進してきて、その向こうにナイフ投げの男が構える。
「仕留めたら話を聞きたいところだが、まずは倒してからだな」
サイラスがすぐに追いついてきて、ナイフの男に接近する。
戦闘は、それほど長くは続かなかった。入り口側に回った4人と、敵を捕縛したセロンガードがすぐに合流してきたからだ。ノノアだけは念のため護衛に残っている。
「悪いが……逃がす気はねぇんだよ」
殺界を展開したケンの大剣が、まず槍の男を深々と切り裂く。
「こいつはぼくが引き受けるよ」
ナイフの男のほうが動きがいいと見て、ティトは槍の男に細剣と短剣で切りかかる。
メンバーの中では実力に劣る彼だが、それでも授恵者でない相手に負けはしない。
「撹乱は任せてもらうよ」
セロンガードの矢がナイフの男を撹乱する。
「指輪は狙わせませんよ」
近くの壁を駆けてアイリーンを狙おうとしたナイフの男を追いかけて、オゴスがエーテルをまとわせた短剣で切りつける。
「いいや、狙わせてもらう! そいつさえ奪えば――」
飛びのいた男はなおもアイリーンへとナイフを投げようとした――が、その隙を、咲羅は逃さなかった。
燃えあがるように輝く鉄の剣が、男を深々と切り裂いた。
「ふふ、ウチらが居合わせたのが運のつきじゃな」
「咲羅さんの前で格好悪い姿見せられないからさ……本気でいくね!」
アイリーンの硬木の剣が猛毒の刃と化した。同じく輝く剣がさらに深い傷を負わせる。
重傷を負った男には、勝つことも、逃げることも、もうできなかった。
……捕縛した3人から授恵者たちは話を聞きだそうとしたが、ほとんど情報は持っていなかった。失敗したときに備え、なにも知らない者を送り込んだのだろう。
わかったのは、彼らがメドゥの指先によって使われている者だということだけだった。
●指輪の秘密
授恵者たちの活躍により、襲撃者たちは無事に撃退することができた。
「そこの小娘は奴らの仲間ではないのか? さっき指輪を盗もうとしただろう」
もっとも、相変わらず学園教師の態度はろくでもないものだったが……。
戻ってきて、不承不承指輪を返却したアイリーンを、不審な目で見ている。
「違うよ! アタシは指輪を守ろうとしただけだってば~!」
「アイリは信頼すべき狂桜会の仲間じゃ。無礼な物言いはやめてもらいたいものじゃな」
咲羅の態度に剣呑なものを感じとり、教師が息をのむ。
「そう言わないでください。そちらのような頭のいい方なら、わかってるのでしょう?」
オゴスになだめられ、彼は口を閉じた。
「だいたい、俺たちはあんたを助けたんだ。いい大人なら、言うことがあるよな? 育ちがいい人間ならもちろんわかってるよな?」
追い打ちをかけるケンの嫌味に、教師が渋い顔をする。
「人に教える立場の人間が見本とならなきゃだめだよな? 誠意って大事だよな?」
「わかっておるわ……平民にしてはよくやった。礼を言うぞ。感謝してやろう」
まだ尊大だが、その辺りが彼の限界なのだろう。
「それで、指輪のことはわかった……の?」
ティトが弱々しい声で、問いかける。
咳払いをして、それから教師は語り始めた。
「ああ、わかったぞ。指輪に刻まれた呪印には、どうやらつけたものの行動を制限する効果があるようじゃ」
授恵者たちに伝わるように、言葉を選びながら彼は話す。
「簡単に言えば、同じ指輪をつけている者同士が敵対的な行動を取ることはできん」
サイラスは頷きながら言葉を聞いていた。
「敵意を向ければ察知されて行動は失敗する。しかも、おそらく向けた側には強い苦痛が襲うだろう」
つけた者同士が顔を合わせた時になんとなくそのことがわかったりするなど、補足説明はさらに続く。が、重要な点は敵対を防ぐことのようだ。
(なるほど……つければ恩恵があるような品かと思ったが、そうでもないようだな。とすれば、恩恵は別の部分で、この指輪は制約と、敵味方識別の道具というところか)
続く説明を聞きながらもサイラスは考える。
幸いなことに、ただ指輪をはめれば効果が発揮されるわけではないようだ。特別な儀式が必要だろう、ということだった。
「指輪の情報は無事に持ち帰れそうですね」
「そうだな。後の疑問は、誰が作ったかってことだが。けしかける奴は取引できる生物、つまり人間あるいは人型だってことは間違いないだろうな」
セロンガードに話しかけられ、サイラスは言った。
「バルバロイに砦を落としてもらって得をする出自の奴? しかも、魔法の指輪を作れる技術があるとなりゃ、そう多くはなさそうな気がするが……」
とはいえ、作成者までは学園の者にもわからないようだ。さらに調査が必要だろう。
話している間に別室に移動していた生徒たちも戻ってきた。
「騒がしかったみたいだけど、なにかあったのか?」
「ただの変質者よ」
借り物の腕章を見せ、ノノアが答える。
「学園の中に?」
首を傾げつつも、彼らは納得した様子だった。
指輪の情報、そしてメドゥの指先がこの件に絡んでいるという情報を手に、授恵者たちは帰還することになった。
「よくやったのう、アイリ。うちがそなたを褒めてやる。あの男が言ったことなど気にする必要はないのじゃ」
「うん、大丈夫だよ~。ありがとう、咲羅さん。でも、あの指輪、アイリの商団で売りたかったな~」
学園を出たところで咲羅がアイリーンへと告げる。
商魂たくましい様子を見せる彼女に、咲羅は紫の瞳を細めた。
アロシュナバラ砦は今も占拠されたままだ。だが情報は増えていっている。砦を取り戻す日は遠くない――授恵者たちは、そう期待しながら帰路についた。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準8 / 4〜10人
2020年11月29日 16時21分35秒 公開
相談掲示板
No.1
さて人数は揃ってないけどどうするかねー ・殺し屋がいる事の把握方法(最優先) ・ごろつきへの対応はするか否か がとりあえず重要かね?把握してないのに護衛の為残るのは難しいよね。 「他の人が対応しに行くらしいし、こっちの方が興味あるから残る」とか何かしらの理由あるなら残ってしまえそうだけど。 ごろつき対応は殺し屋への初動が遅れるけど情報手に入れれそうだよね。何目的かとか聞き出せるなら。 後、単純に放置してると後で嫌味か何か貰ったり、紛れ込まれて逃走されるとかありそうだから人数増えたら対応はしておきたい所だと思う。
オゴスと申します。ホブゴブリンのシーフです。どうぞよろしく。 サイラスさんが言うように、ごろつきへ対応するついでに情報も聞き出せたらスムーズそうですね。 パンクリアース学園は裕福な生徒が集まる名門校らしいので、そこでガラの悪い連中が急に騒ぎ出したってだけでも違和感を抱く理由にはなりそうです。 騒動からいきなり殺し屋を連想するのは飛躍しすぎな気もするので、たとえば誘拐事件を連想して警戒に当たるとか。
シューターのセロンガードです。 くだんの依頼ではお世話になります。 ・殺し屋がいる事の把握方法(最優先) これはごろつきに話を聞きたいです。 話を聞く、というよりかは扇動者を見つけて詰問したいですね。 また、『なにかに気づいたかもしれない奴の息の根も止めておく』とのことから、一般人が巻き込まれるのも怖いところです。 そのことから、《感波》を使っておそらく敵授恵者のシーフが使うであろう《捜波》を探知したいと思っております。 ・ごろつきへの対応はするか否か 対応の有無はお委ね致しますが、必要な場合は私が対応しようかと思います。
シーフのアイリーンだよ! 戦闘特化なシーフなのでそういう役割に立たせてくれたら嬉しいな! >殺し屋の把握 シュタインドルフさんの言う通り、騒ぎを起こしてるごろつきから手繰るのが安牌だと思うよ。行くとしたら最終的な人数次第だけどもう1人2人連れて行って来て欲しいよね。 それから、恐らく教師や生徒の人を護るなり逃がすなりする役割を担う人が必要になると思うな。確実に敵の数が分かるほどごろつきから聞き出せればあくまで敵は三人だから、数で足止めしても良いかもだけどね。
狂桜会の咲羅、シーフじゃ。皆よしなにの。 サイラスとセロンガードは以前に一緒したな、今回もよろしくの。 アイリも頼りにしておるぞ。 最終的なこちらの人数はよめんが、今のうちに方針は固めて起きたいところじゃな。 >ごろつき こやつらについては、ウチの【洞察眼】で、「なんらか目的の為に騒ぎをおこしている」と見破る事ができよう。 【交渉】も使い、怪我をしたくなければ何を隠しているかを話せと交渉(脅す)事も可能と思うが、他に手があればそれでも構わぬ。 ……とはいえ、こういった下っ端か雇われには、おそらく詳細は知らされておらんじゃろうな。 依頼主について聞き出すくらいが関か。 >生徒たちの避難等 ふむ、大事ではあるが…容易くはないじゃろうな。 避難を促す事で、下手をすればごろつき騒動以上の騒ぎになるじゃろう。 理想は殺し屋達と、人気のない場所に誘導して対峙する事じゃが… ん、もう少し皆の意見を聞きたいところじゃな。
滑り込みで失礼します…シーフの、ティト、です まだレベルが低くて何もできないから、誰かについて行ってサポート、します。 >ごろつき ごろつきからお話を聞いて…殺し屋の存在が露呈したところまで仮定したとして…殺し屋を探すチームと、指輪を守るチームが必要になると思います。 あ、あと、その連絡手段…とか? >生徒の避難 相手は穏便に済ませたいみたい…だからこそ被害があまりでない状況…だと思う。 だから、可能なら教師や生徒に察知騒動が察知されないまま殺し屋を始末したい… 騒ぎになれば、相手に人質を取られたり、相手の選択可能な戦術が増えてしまうから… 相手の身動き取りづらいこの状況をうまく利用して戦いたい…です。 だから、相手が指輪を、見つけて確保しようとしたところを始末するのはどう、かな? 勝利の目前が最も油断するものだから… 偽物を用意する…暇はなさそう?可能なら偽物を用意してみたい…
>ごろつき 最初はごろつきのところに行きますね。情報収集に使えそうなスキルはないですが、騒動を穏便に治めるよう動くつもりです。 咲羅さんの洞察や交渉があれば、何らかの情報は聞き出せそうですね。助かります。 >班分け 捜波が使えるので、情報判明後は探索チームに回りましょうか。 殺し屋連中は黒覆面の不審者姿ってことなんで、人気のないところを探してみます。 >指輪の偽物 精巧な偽物だと時間的に厳しい気もしますが、偽物自体は良い案だと思います。 パッと見でごまかすくらいなら、似た雰囲気の指輪でなんとかなりますかねぇ? 生徒や教師は騒動に巻き込まない方針が出ていますが、指輪の調査をしている教師には事情を打ち明ける必要がありそうです。 調査中のものをすり替えるのは難しそうですし、すり替えに成功しても偽物だとすぐ見抜かれそうなので。
No.8
ごろつきの方へ行くなら交渉くらいしかないねぇおれは。使えてカリスマ?混乱とかを収める側に行けそう。 指輪防衛なら一応鍛冶師のたしなみで身に着けた彫金が使えるかもしれない?ぶっちゃけ作っておくより敵が来た時に幻影で指輪があるように見せかける方が確実性高くなりそうだけど。
いっそ指輪は隠すとか、出来たら一時しのぎにはなりそうですけどね。逆に教師達の身が危うくなりそうな気がしてならないので厳しいとは思いますが…。 それか最悪、私が指輪を持って逃げ出す…フリでもして、教師達が巻き込まれないような場所まで誘導するなんてどうでしょうか?少なくとも三人のうち一人居るらしいシーフ辺りは追ってきそうですが
>>「その指輪ってのはなんなんだろうな」 >>「さあな。詮索屋は長生きできねえぞ」 本文中で殺し屋達がこう会話しているので、彼らは指輪を知らないものと考えられます。 オーラ的なサムシングが指輪から出ていて、それで相手は真贋が簡単につくということはないようなので、指輪自体を細工するのは効果的かと思われます。 >教師 騒動に巻き込まないという旨はわかりました。 しかし、研究中の教師には真実を話しておくべきかもしれませんね。 >指輪 まとめますと、偽物を用意しつつも、本物はどこかに隠す又は持って逃げ出すのはどうでしょうか? 偽物と分かっていれば、教師もそう深追いはしないかと思われます。 >班分け 人数が6人なので3-3に分かれるかと思いますが、その場合殺し屋の人数と同数なので実行するならば少し工夫が必要ですね。 どちらを希望するかはまだ保留させていただきます。
別行動している間に連絡がとれないとかなり不便ですね。 有効範囲は100mに限られますが、他にテレパスを使える方がいれば俺も習得していこうと思います。 一人だけでは意味をなさないスキルなので。
>教師 うん。わかりました。教師には伝えてよう。 >指輪 アイリーンさんの言ってる様に、指輪を持って人気の無いところに呼び寄せるのが一番無難、かも。 騒ぎが起こりそうだから安全な場所に移す、と言いつつも移す間に偽物とすり替えておくとか。 これじゃあ、どっちが指輪を狙ってるのかわからないけど…。 あとは、教師を説得して指輪を借りられるかどうか…かな? テレパス、ごめんなさい、まだ、取れない…
私SP余りのテレパス検討者だったから取ろうかー!それでごろつきから聞き出した情報を受け取って、庭なり場所を決めて逃げる場所を伝えた上で、全員合流一斉攻撃とか!
ん、すまぬが流れの一部がやだ解出来ておらん故、整理させてくれ。 今出ている意見を自然な流れで行うとすると、以下で問題ないじゃろうか。 ①ごろつき対処には全員で行かず数人で赴く(テレパス要員も含む) ②指輪から離れるわけにも行かないので残りは研究員と資料室で待機しておく(テレパス要員も含む) ③騒動を沈めつつ、ごろつきから何かしらの事件の予兆を感じ取る ④その旨をテレパスで連携し、… 指輪に関与する事件と推測し、…指輪に細工をする? それとも、細工はせずに本物を持ち出し人気のない場所へ誘導し、そこで殺し屋達を迎え撃ち戦闘かえ?
うーん… その流れならば細工をする余裕はなさそうだね… ①〜③の流れから、④は細工なしで本物を持ち出すだけにしましょうか? そういう事ならば、私は研究員と資料室で待機しておきましょう。指輪についても、いろいろ聞いて現在までで解っていることの情報収集してみますね。 可能なら、直接指輪に触れて調べてみましょう。
ティトさん、大丈夫ですよ。SPは限りもありますし、お気になさらないでください。 アイリーンさん、ありがとうございます。俺もテレパス習得しました。 一斉に合流できると有利に戦えそうですね。 俺は殺し屋探し中に、捜波の反応が以下の三点を満たした場合はテレパスで仲間に連絡しようかと。 ・人気のない場所にいる ・三人以下 ・教師の部屋に近づいている テレパス前に本当に殺し屋連中なのか目で見て確認しようかとも思ったんですが、敵に勘づかれて一対三の戦いになるのはヤバそうなので。 偽物に使えそうな高級指輪ってのが店にあったんですが、3000Gもしやがる! とても手が出ませんでした。
No.17
指輪に細工要らないのなー了解 一応指輪買えたんで必要なら言ってもらえれば とりあえず班分けは 防衛 セロンガード アイリーン ごろつき対処 オゴス 咲羅 でいいのかな?とりあえず俺は教師の説得必要な場合用に話術とか交渉とかあたり持ち込んで防衛側行こうか?
わかったよ。 それならぼくはごろつき対処に回る、ね。 できる事を、精一杯頑張る。 もう時間がない…から、プレイング考える、よ! 防衛 セロンガード アイリーン サイラス ごろつき対処 オゴス 咲羅 ティト
わかりました、 それではそのように動きましょう。 ヒーラーが居ないので、一応ヒール積みました。 戦闘時はを気をつけて。
ギリギリだけど参加することになったウォーリアーのケンだ とりあえずごろつき相手に動いて情報を引っ張り出せればと思っているよ
班分けありがと! テレパス取得したよー!聞きつけたら指輪持ってダッシュで逃げるね! 戦闘は任せて!暴れまくるからー! 合流後の援護は託しましたー!
む。サイラスは指輪を用意してもらったというのに、すまぬな。 その指輪を、戦闘時に相手にちらつかせる事で一瞬だけでも隙をつくる、といった事は可能やもしれん。 ケンか。此度もよしなにの。 ④の方針については、教師を説得し本物の指輪を預かり、それを人気の無い所へ持ち出す。 持ち出し場所や怪しい連中(殺し屋達)についてはテレパスで連携を図りつつ合流。といったところか。 もう少し念入りに作戦を立てたいところじゃが、時間もない。 後は各自の機転に委ねるか。 後は戦闘じゃ。 アイリが指輪を持ってるとわかると、最優先で狙いにくるじゃろう。
ノノアよ。途中参加ですがよろしくですわ。 防衛側の方に入って、索敵等の補助と護衛をしておきますわ。
不審者の察知で資料室にいる冒険者の方に場所など耳打ちしますわ。 資料室で学生がいると不審者への対応(戦闘等)で動きづらいと思うので、わたしが学生を安全な場所へ誘導しながら護衛をしておきますわ。その後は教師の護衛をするわね。
ケンさん、ノノアさん、よろしくお願いします。 防衛 セロンガード アイリーン サイラス ノノア ごろつき対処 オゴス 咲羅 ティト ケン 人数的に、とても有利になった、ね。