【限狐】厳海の救出作戦

真柄 葉

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シナリオID:183

オープニング

 肌寒く雲の多い夜だった。
「見えませんね」
「そろそろなんだな?」
「はい、もう見えてもいい頃なんですが……」
 航海士が船長の質問に答えた。
「今はどのあたりだ」
「この時期の海流と風向きからして今はこの辺りだとは思います」
 と、航海士の男が地図を指さす。
「……少し陸に寄っているな」
「はい。でも、この程度であれば問題ないと思います。灯台の灯が見えれば正確な位置がわかるんですが」
 夜空は雲で覆われていて、星も見えない。
 かろうじて雲を抜けてくる僅かな月光だけが頼りだった。
「ふむ……もしかしてかなり流されているのか?」
「その可能性はあります。風は穏やかですが、今朝から潮が少し早いんです」
 海図ではほとんど予定の航路をとれているが、目視しようにも辺りが暗すぎる。
 大きく進路をずれている可能性も0ではなかった。
「見張りを増やしてよく確認してくれ」
「はい」
 航海士はすぐに水夫を2~3人集めると甲板に見張りとして立たせた。

●灯台
「ん――!! んんんっ!!」
 暗闇の中、唸り声が響く。
「んんん!!!」
 唸り声と共に、木の床に何かを打ち付ける音が響いた。
「んーー!」

 ゴッ――!

「……」
 暗闇は静けさを取り戻した。

●船首
「まだ見えないのか」
「はい、もうさすがに見えていないとおかしいんですが……」
 船長の問いに航海士が答える。
「もう一度聞くが、航路は間違ってないんだな?」
「それは大丈夫です。さっき僅かに月明かりが出て、陸を確認しました。正確にではありませんが、今――この辺りだと思います」
「ほぼ予定通りではあるが……」
 航海士によって指さされた海図は、多少の遅れはあるものの航路としては問題ない。だが――。
「ならここの灯台の灯が見えないのはおかしいな」
 と、海図を指さす船長。そこには灯台を示すマークがしるされていた。
「何か故障でもあったのでしょうか」
「それはわからないが……灯台とは、海の安全を守るためのものだ。そう簡単に故障されては困――」

「船長、左舷、陸です!!」

 突然、船長達の話に割り込んできたのは物見台から辺りを伺っていた船員だった。
「陸だと!? 一体どういうことだ! 距離は!」
「距離200! いや、もっと近いかもしれません!!」
「くそっ! 操舵長、面舵だ! 面舵いっぱーーい!!」
 船長はすかさず後部船尾楼の操舵長に声を飛ばす。
 しかし――。
「……おい! 操舵長、なにしてる。面舵だ!!」
 船は一向に進路を変える気配がない。
「船長!」
 航海士がすがる様に声を上げた。
「くそっ! 俺が行く! お前はこのまま前方を――」

 その時、突然、船が大きく揺れた――。

●船底
「くそっ! ここもか!」
「何でもいい! 裂け目を塞げ!!」
「バケツを持て来い! 大量にだ! 船中からかき集めてこい!」
「おい、布を持って来てくれ!! ぶはっ!! くそっ止まらねぇ……!!」
「もう、ここはダメだ……」
「馬鹿野郎! あきらめるな!!」
 船底には怒号と悲嘆が溢れる。
「おい、今、何か声がしなかったか……?」」
「あ? 気のせいだろ! それより何か塞ぐものを持ってきてくれ! これ以上の浸水はやばい!!」
「あ、ああ! すぐに取ってくる!」
 船底は混乱の坩堝にあった――。

●甲板
「おい、船長! どうなっているんだ!」
 丸々と太った貿易商が船長の胸ぐらに掴みかかった。
「やめてください! 今はそれどころじゃないんです! 落ち着いてください!」
「落ち着けだと!? こんな所で座礁させておいて、なにが落ち着けだ!」
 止めに入った航海士を突き飛ばし、激怒する貿易商が歯をむき出す。
「明日の朝、港へ到着予定のこの船が入港しなければ、不審に思った港湾の人間が調査に来るはずだ」
 貿易商に向け、船長が落ち着き払った声で答えた。
「なんだと!? それまで待てと言うのか!!」
「この船は座礁したんだ!!」
 船長が一際響く声で叫ぶ。
「う、うぐっ……」
 船長の迫力に押され、貿易商が口を閉ざす。
「3日だ。3日待ってくれ。それで救助が来るはずだ。それまで船は決して沈ませはしない」
 船長の迫力に押された貿易商は、腹に不満を抱えながらも「3日だけだぞ!」と念を押して承諾した。

「副長」
「はい」
 貿易商が渋々商品の置いてある倉庫に引き上げた後、船長は副長を呼んだ。
「乗客の皆さんに安全の保障を伝えてきてくれ」
「いいんですか?」
「ああ、パニックになられると困る」
「わかりました」
 副長は一つ頷くと甲板下層への階段を目指す。
「あ、待ってくれ」
「はい?」
「……怪我をした操舵士といい。灯台といい何かおかしい。それとなく調べてくれないか」
「……わかりました」
 小声で答えた副長は階段へと消えていった。

解説

●目的 座礁した船から乗員乗客を救出してください。 ●場所 エラトゥーン都市同盟領内の海岸線。 灯台が立つ岬の先にある岩礁に、帆船が座礁しています。 海面から岬の上までの高さは約25m。 岬は断崖絶壁になっており、崖から船(メインマストのヤードの先)までの距離は約15m程あります。 岩礁地帯は潮の流れが速く、波も荒いので他の船で近付く事ができません。 なお、岬に立つ灯台の高さは20mあります。 ●船 大型の旅客&運搬帆船。 乗客乗員、合わせて60名が乗っています。 3本マストの帆船で、船は4層構造。 上から、 ・上甲板(露店甲板) ・甲板下層(客室、倉庫) ・最下甲板(客室、船員室) ・船底(破損浸水中) となっています。 座礁していることもあり、メインマストの先は崖の高さとほぼ同じ25m程まであります。 また、船底を岩礁で大きく傷つけられており、浸水が始まっています。 今は水夫たちが懸命に応急処置&排水作業を行っています。 ●乗客乗員 船長含め乗員が20名。 乗客が40名です。 ・乗客内訳 旅行客:30名 下は5歳から、上は70過ぎまで30名の乗客が乗っています。 座礁時の衝撃で、数人の怪我人が居ます。 商人:1名 強欲な貿易商人。まんまる。 この船で商品を運んでいます。 商品中身は『香辛料』と話しています。 大樽で10樽。甲板下層の倉庫に収納されています。 護衛:6名 商人の護衛です。見た目はただのごろつき6人組。 金に目が無い傭兵崩れで、腕はそれなりにありますが、自分本位の困った奴らです。 乗客どころか、雇い主の商人まで置き去りにして逃げ出すでしょう。 なお、武装しています。 不明:3名(密航者) みすぼらしいなりをした親子です。 痩せた両親と3歳くらいの男の子。船底に身を隠しています。 ●補足 本来、岬の上に立つ灯台が道標となるのですが、今日に限って原因不明の未点灯になっていました。 後日、灯台に調査が入った際、灯台守の失踪が確認されています。 座礁した船はもう廃棄するしかないので、道具(ロープや帆等)や部位(マストやヤード等)は自由に利用して構いませんし、破壊しても大丈夫です。 海流が速く、時折大きな波が打ち寄せます。 波に煽られ船体が大きく傾ぐ時もありますので注意してください。 なお、船は岩礁にがっつり乗っかっているので、簡単には沈没しません。 事故発生から数日たっていますが、食事と水は十分に供給されています。

マスターより

OPをご覧くださりありがとうございます! 今シナリオを担当させていただきます真柄 葉(まがら よう)と申します。 今回御提供させていただくシナリオは、難破救出モノ! 断崖の近くで座礁してしまった帆船から乗員乗客を救出してください! なお、この依頼はタグ付きでお出ししています。 今の所、まだタグに意味はないのですが、このシナリオの結果(成否ではないです)次第で、同じタグの付いた依頼が続くかもしれませんし、続かないかもしれません。 本文中でも多少触れていますが、何やらきな臭い匂いが漂っていたりしてます。 もちろん依頼自体は乗員乗客の救出ですので、きな臭い部分は無視していただいて構いません。 もしお気になるようでしたら、プレイングの端にでも何かアクションを添えていただけれと思います。 それでは、シナリオ内容をお気に召していただけましたら、ぜひご参加ご検討ください! ロスガリアの大地で皆様にお会いできることを楽しみにしております。

リプレイ


 崖の突端で潮風を受けるギ・ガガが海を指さす。
「イクデデゴザイマス!」
 そう声を上げると、ガガは何の躊躇もなく地を蹴る。

 ――ボフンッ。

 ガガは空中で【エアーライド】を発動。宙を蹴り座礁した船の帆へと身を預けた。
「おっと、いらっしゃい」
「イラッシャッタデゴザイマス」
 帆が受け止めたガガを、ヤードで待ち構えていた海神・江流が拾い上げる。
「それじゃ、ロープ貰うよ」
 江流は、ガガが体に結んでいたロープを解くと、マストへ括り付けた。

 一方、崖側では――
「かなりの難所だな……これでは上陸できそうな岸はないか」
 崖の上から身を乗り出し、ガルレイド・S・グリディッカーが海を見下ろす。
「やはりここまで掬い上げるしかないな」

「少し長さが足りない、です。継ぎ足し用の物を持ってきて、です!」

 と、灯台の方から蒋・璃龍が呼ぶ声がした。
「ああ、今持っていく!」
 答えたガルレイドが持参したロープを手に灯台へ向かう。
「そこを持ってて、です。こっちを先に結んでしまう、ます」
 璃龍は渡されたロープを器用に灯台へ括り付けて行った。

 シーフ達が崖と船を何度か往復し、何本ものロープが渡され、救出の下準備が進む。

●
「いいですか皆さん」
 救助を待つ乗客を前に、オゴスが声を上げた。
「我々は海難救助の専門家です。ここに居る皆さんの安全は必ず我々が保証します!」
 もちろんこれは嘘の肩書だが、オゴスは持ち前の演技力でその役に説得力を持たせる。
「ですから、皆さんよく聞いてください。実はここだけの話、生還率をぐっと高める行動ってのがあるんですよ」
 そして、皆の注目が集まったのを見計らい。
「ひとーつ。落ち着いて深呼吸。ふたーつ。助けてくれる人の声を聞き逃さない。みーっつ。お互いに助け合う。たったこれだけです。ほら、簡単でしょ?」
 まるで子供に教えるようにオゴスは指を立てながら説明していった。

「おい、そんなもんどうでもいい! 早く陸へ上げろ!」
 と、ようやく安堵した乗客達を押しのけ、ガラの悪い6人組がやってくる。
「お前達、依頼主を置いて何をやっとるか!」
 続いて、丸々と太った貿易商までやってきた。
「わしが一番先に決まっているだろう! いくら金を払っていると思っている……ん、だ」
 6人組を押しのけて来た貿易商だったが、急に語気がしぼんでいく。
「わがまま、言う?」
 視線を下げた先には、じっと見上げるユゥラ=フォン。
「な、何を小娘、が……」
「みんなのいのち、だいじ、しない? このまま、のこる、する?」
 容姿からは想像もつかない様な冷たい視線で射貫かれ、貿易商はごくりと生唾を飲み込んだ。
「ときはえがたくして、うしないやすし」
「っ!」
「しょうにん、かしこい。いみ、わかる?」
 問いかけられた貿易商がゆっくり頷いたことを確認し、ユゥラはニコリと微笑んだ。
「いやぁ、うちの隊員達は怒らせるとめちゃ怖いからな。危なかったなおっさん」
 と、微笑むユゥラの背から手を回し、肩口から顔を覗かせたシュロ。
「んで、確認だけどさ、商人が乗ってるって事は商品もあるんだろ?」
 シュロの問いかけに、貿易商は苦々しく頷く。
「悪いけどそれは最後だ。もちろん、文句ないよな?」
 にかっと笑ったシュロに、何やら反論したそうな貿易商だったが、結局は提案を飲んだ。
「あ、そうだ。一応どんなものか見させてもらうな。運ぶ計画も立てないとだしさ」
「なっ! お前達が触っていいもんじゃない!」
 しかし一転、シュロのその言葉に激しく反応した貿易商。
「……ふーむ、そう言われてもなぁ。マリアンヌ、どうする?」
「そうね。無理にとは言わないわ。そこまで大切な物なら、自分達で運ぶんじゃないかしら?」
 シュロに話を振られたマリアンヌ・ブラン・ド・リンドヴルムが呆れたとばかりに肩を竦めた。
「私達に任せる気があるのなら、これで運んでもいいけど――」
 と、マリアンヌは突然虚空へと手を突き出すと、何もない所から短杖を取り出した。
「【マジカルポケット】か!?」
「そう言う事。どうするかは、そちらで決めてちょうだい」
 それだけ言い残すと、マリアンヌはさっさと船尾へと去っていった。

●
「ダメだな。ここからじゃ崖の先端が邪魔してロープが引っかかる」
 甲板に降り立ったガルレイドが、崖の先端を見上げた。
「なるほど……崖側に櫓でも立てないといけませんか」
 答えたオゴスは、使えそうな船の資材を大量に抱えている。

 冒険者達は乗客乗員を崖上まで運搬する為、ロープと船の資材を最大限活用し、簡易のリフトを製作しようとしていた。帆を裂けば担架になるし、船の木材を組めば簡単なゴンドラが作れる。それを用いれば、一般人である乗客や乗員を乗せて安全に運べると考えたのだ。
 だが、それも崖に引っかからなければという条件付きだった。
 甲板から崖上まで直接ロープを渡すとなると、どうしても崖の先端にロープが接触する。そうなると、崖の途中で救助者を下ろす必要がある。
「フォンさんが布を張ると言っていた、ます。それでも、やっぱり足場がないのは不安だ、です」
 璃龍が後ろでせっせと裂いた帆を繋ぎ合わせているユゥラを見やる。

「したみえるの、こわい。これで、みえなくする。いいかんがえ」
 そう言ったユゥラの発案で、ゴンドラがかかるロープ下に目隠し兼落下防止を目的とした幕を渡す予定だった。

「少し大変だけど、船の資材を崖上まで運びますか」
 と、江流は半ば覚悟を決めそう言ったのだが。
「オイラニ、イイカンガエガアリマス」
 と、突然ガガが甲板にカリカリと何かを書き始めた。
「コウイウモノト、コウイウモノデ――」
 決してうまくはないが絵は徐々に形になっていく。
「ソレカラ、ココヲコウスレバ、アガルデゴザイマス」
「これは――なんだ、ます?」
「これは、昇降機か」
 かくりと首をかしげる璃龍。一方、江流はなるほどと拳を打った。
「これならわざわざ崖に櫓を組む必要はないな」
「マストの先端――見張り台ですね。あれを使えば中継地点に出来そうです」
 ガルレイドが崖を、オゴスがメインマストの先端付近にある見張り台を指さす。
「これはいいな。早速資材を集めよう」
 江流の声に頷き、4人は昇降機制作へと取り掛かった。

●
「暗いから足元気を付けろよ! ――っと、わりぃ!」
 船底に溜まった海水を船外へと汲み出す船員の横を通って、シュロ達が下層へと降りてゆく。
「ギが、いった。せんてい、せんしゅ、なにかある」
 シュロに続くユゥラが呟いた。先ほど、船底へと向かう三人に、ガガが「キニナルモノガアリマス」と場所を示していたのだ。
 船底に近づくほど船員達の声が大きくなってくる。この3日間、交代とはいえ絶えず水をかき出していたのだ。
「救助に来ましたわ! 今、甲板で救助準備を進めているから、もう少しだけ頑張って!」
 そんな船員達へマリアンヌが声をかけると、「おぉ!」と喜びに満ちた声が返ってきた。
「それじゃ、邪魔しないように――えー、こりゃ、結構深いな」
「ぬれる? しおみずはしょっぱい。べたべた……」
 船底の浸水は膝程まで達していた。
「大丈夫よ。任せて」
 と、そんな二人にマリアンヌは自らもまとめて【ウォーターウォーク】をかけた。
「おっ、こりゃいい。ありがとな!」
「すごい。みず、しずまない。たのしい」
 水面を歩けるようになった三人は、船員達を避け船首の方へと進んでいく。
 突き当りには扉があり、その先は部屋になっているようだった。
「誰かいるー?」
 マリアンヌがノックと共に部屋に向かって叫ぶが、反応がない。
「ガガは何かあるって言ってたんだ。入ってみるぞ」
 そう言うとシュロは部屋へと踏み入った。

「っ!? お、おいしっかりしろ!!」
 真暗な室内でシュロの【暗視】が捉えたのは、浮かぶ木材に縋り付く三人の親子だった。
「いしき、ない。からだ、つめたい。ここ、おいておいたら、まずい」
 駆け寄ったユゥラが親子の体を触っていく。
「急いで体温の確保できる所へ連れて行かねぇと!」
「一人につき一人。行けるわね?」
 マリアンヌの声に二人は頷くと、それぞれが親子背に抱える。
「みんな、ふね、おりる。だいじょうぶ、自分、たすける。ぜったい」
 子供を背に抱き、ユゥラ達は急いで来た道を戻った。

●
「一応これで完成だけど、何かあったら大変だと思う、ます。だから、ワタシが乗って試しておく、です」
 甲板ではようやく完成したゴンドラに璃龍が乗り込む。
「行きますよ、璃龍さん!」
「いつでもいい、です!」
 オゴスが璃龍に声をかけると、マストに結ばれていたロープを解き、力をこめる。ロープは至る所にかけられた滑車を何重にもくぐらせており、オゴス一人の力でもゆっくりと上昇していった。
「ノリゴゴチハ、ドウデゴザイマスカ?」
「大丈夫だ、です!」
 マストの中ほどに差し掛かるも、ゴンドラは大きく揺れる事無く上昇していく。
 そして、璃龍は見張り台へと無事辿り着くと、今度は岸へ向かうゴンドラへと乗り換えた。
「こちらも試しておく、です! そのまま、灯台側で待つ、です!」
 と、下に声をかけた璃龍は今度は自らロープを手繰りゴンドラの試運転も兼ね崖へと渡っていった。

「船長、救助の順番を決めたいんだがいいか?」
 江流が船尾楼で船員達の指揮を執っていた船長に声をかけた。
「救助隊っていう体できたけど、俺達ただの冒険者だから、その辺りの事あんまりよくわかってなくてね」
 何処かばつの悪そうな笑顔で江流が船長に話しかける。
「わかった、避難の順はこちらで決めよう。装置の運用は任せていいんだな?」
「ああ、任せてほしい。今仲間が入念にチェックしてるから、全員無事に送り届けるよ」
「頼んだ」
 そう言うと、船長は手を差し出してきた。江流はそれを掴むと大きく一つ頷いた。

●
 貿易商の荷物が置かれた甲板下層では――。
 シュロとガルレイド、そしてマリアンヌが貿易商の荷を調べていた。
「お、おい、何をしてる!」
「なぁ、これって香辛料なんだよな?」
「そうだ! 高級品だから丁寧に扱えよ!」
 シュロの問いに貿易商はやたら早口で答える。
「わかってるわ。でも、運び出すためには色々調べないといけないのよ?」
 なぜか焦る貿易商にマリアンヌは、先ほど見せた【マジカルポケット】をちらつかせた。
「ぬぬぬ……早くしろよ!」
 荷揚げが崖上になる以上、自らの手で行うことはできない。貿易商は苦々しく答える。
「大丈夫よ。別に取って逃げようっていう訳じゃないんだから」

 マリアンヌが貿易商と話し込んでいる間に――。
(ガルレイドの予想通り、これ二重底だな)
(やはりか。何やら態度が怪しいと思ったんだ)
 貿易商の態度に違和感を覚えていた二人。シュロがこっそり【透視】を使い、樽の中身を確認してみる。そこには確かに香辛料らしき粉末と共に底に何やら別のものが詰められていた。
(何かわかるか?)
(なんだろうな、小さい粒……? 種か?)
(種、だと……?)
(一つ開けてみるか?)
(いや、それは流石にまずいだろう。それがし達の目的はあくまで人命救助だ。荷に手を出す事じゃない)
(まぁ、そうだな。だけど、これは報告しておいた方がよさそうだ)
(ああ、それに関しては同感だ)
 そうして二人は、そっと荷から離れた。

●
 いよいよ準備も最終段階に入り、甲板に乗客が集められた。
「怪我人は我々が【ヒール】を行います。甲板右側へお願いします!」
 船長の指示の元、オゴスが客達を誘導していく。
「一番最初は子供からです! 大丈夫、必ず全員陸へと返します!」
 落ち着かない客達に、オゴスは持ち前の演技力を発揮し声をかけて行った。

「よいしょ。おわった。いっぱい。あんぜん」
 と、そこへユゥラが戻ってきた。
 先ほど帆を裂いて作った安全幕を、橋渡し用のロープの下へと設置してきたのだ。
「まんがいち、らっか、もんだい、ない。まくが、うけとめる」
 先ほど自ら落下してみて安全も確認した。ユゥラは自信満々に胸を張る。

「おい! 大人しく待ったんだ。俺達が一番だ。そうだろ!」
 順番を守る乗客達を差し置いて、我先にとゴンドラへと押し寄せる護衛達。
「おっと、これは大きなお子さんだ」
 しかし、ゴンドラの前に立つ江流に止められた。
「んだとっ!?」
「さっき聞かなかったのか? 子供や怪我人が先だ。あんた達は見た所、健康そのものだから最後かな」
「バカ言え! 順番なんて力づくで――」
 と、護衛の一人が県の柄に手をかける。
「やめよう。荒事はだれも望んでいない」
 しかし、江流が指一本で柄を押さえ、ピクリとも動かなかった。
「心配しなくても、あんた達を見捨てたりはしないさ。大人しくしているならね」
 そう言って、江流は護衛の肩を叩くと列整理に戻っていった。

●
 その頃、璃龍とガガが怪我人を一時的に避難させる場所として、灯台内部を調べていた。
「【探波】デモ、トクニキケンナモノハミエナイデゴザイマス」
 ガガが灯台全体に【探波】を放ち様子を探る。
「広さも十分だ、ます。中も手入れされてるみたいだし、使えそうだ、です」
 家具らしきものはほとんどないが、中は思ったよりもきれいだった。
 璃龍は早速と、怪我人受け入れの準備始めた。

 直接ではあるが床に清潔なシーツを敷き、湯を湧かす。
 そうしてあらかた準備が整った、その時――。
「これは……」
 璃龍が床に付いた黒いシミを見つけた。
 既に乾いているので確かではないが、それは血痕に見える。
「チ、デゴザイマスネ」
「……ここで何かあった、ます? 一応、報告しておく、です」
 そう言うと璃龍は手近にあった紙に詳細を記した。

●
「皆行くわよ!」
 万が一に備え、怪我人や女子供へ【ウォーターウォーク】を施したマリアンヌの合図を機に、救出作戦が始まった。

「ごめんな! 先に行かせてもらうぜ!」
 怪我人を背負ったシュロがゴンドラに乗り込み。
「押さないでください! ここで怪我をしても何もいい事はありません!」
 オゴスが乗客の列を整える。

「足場が小さいから気を付けて」
 見張り台に陣取る江流が乗り換えに手を貸し。
「こわい、いやなら、空をみる。青くて、とても、きれい」
 ユゥラがそれを見守る。

「そうそう、ゆっくり降りるんだ、です」
 崖ではゴンドラに揺られてやってきた老人に、璃龍が手を差し伸べ。
「ゴンドラヲ、モドスデゴザイマス!」
 ガガがゴンドラ操作用のロープを引いた。

「何往復させる気よ。まったく……」
「そう文句を言うな。これも仕事だろ?」
 ガルレイドが持ち上げた貿易商の荷を、マリアンヌが【マジカルポケット】に収納し一つずつ運び出した。

 ゆっくりではあるが確実に救助は進む。問題視された護衛と貿易商も、冒険者達の言葉に大人しく従った。
 冒険者達の的確な救出作業に、乗員乗客の救出は無事終了したのだった――。

マスターコメント

この度はシナリオへのご参加、誠にありがとうございました! 皆様のすばらしいアイデアと連携のおかげで、救出作戦は大成功! 誰一人欠ける事無く、無事に船から脱出出来ました。 特に、昇降機のアイデアには驚かされました。プレイングを見た時、真柄自身も「おぉ、これは!」と声を上げてしまいました。他にも、安全幕のアイデアは救出される側の事をすごくよく思ってるなと感じましたし、貿易商の荷を透視するなんてのも、流石冒険者! ってなりました。 さて、ここからネタバレ。 お気づきかと思いますが、今回の事故は人為的なものでした。 犯人達は船を沈めて海上で貿易商の荷を回収する予定だったんですが、運悪く(運よく?)座礁してしまったので、手が出せないまま冒険者達が着てしまった。という感じです。 後、操舵係をボコったのは――っと、これはまた語る機会があればお話ししますね(意味深 それでは、今回の救出作戦お疲れ様でございました! 船長共々厚くお礼申し上げます!
ショートシナリオ

ショートシナリオ難しい 報酬:標準8 / 4〜8人

2020年11月13日 16時51分39秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. ギ・ガガ

    サテ、斥候ノ、ガガデゴザイマス 話シ合イノ、順序トシテ マズ「キナ臭イ部分」ハ無視シテ、依頼成功ヲ目指シタイデゴザイマス 救助ノ話シ合イガ、一段落ツイテカラデモ、良イデゴザイマショウ? >人命救助に関して 「ドウヤッテ、船ニ辿リ付クカ」デゴザイマス コレニ関シテハ、オイラト……後誰カ一名居レバ、ナントカナルト思ウデゴザイマス 崖ノ高サト、マストノ高サハ、ホボ同ジデゴザイマス。 距離ガ15m(3hex) オイラノヨウナ、シーフナラバ"エアーライド"デ、届ク距離デゴザイマス 自分ニロープヲ括リ、エアーライドデ飛ビ移ル。 二本、出来ルナラバ3本デモ、括リ付ケレバ 冒険者ナラバ、ロープ伝イニ船ヘ、乗リ込メルデゴザイマショウ? 救助目的デ出発シテルデゴザイマスカラ 必要ソウナ道具ハ、持チ込メルト、考エテイルデゴザイマス 灯台ロープハ、ウント長イノヲ用意シテ、片方ハ灯台ニ括リ付ケレバ、安心デゴザイマス 問題ナサソウナラバ、ソコカラドウヤッテ、救出サセルカヲ 色々意見ヲ、聞キタイデゴザイマス >救出方法 マストノ天辺マデ、子供ヤ老人ガ登レルトハ、思エナイデゴザイマス ソウナルト、「上甲板カラ引キ上ゲル」カ「上甲板カラ長イ梯子ヲ作ル」デゴザイマスカネ? "マスト2本ヲ切リ、ソノ間ヲ帆ヲ張ッテ、滑リ台ノ用ニ、崖ニ引ッカケテ、引キ上ゲル” トイウノハ、思イツイタデゴザイマスガ……微妙デゴザイマスネ……

  2. ギ・ガガ

    >個人として 場所ガ、エラトゥーン都市同盟領内デゴザイマス 以前依頼デ、エラトゥーン都市同盟北部ノ船ニ関ワッタデゴザイマス ソノ時ノ船員ガ、配置換エトカデ、今回イナイカ、探ソウト思ッタデゴザイマス 居レバ、手助ケノ話モ、ヤリヤスイデゴザイマショウ? --- 最初カラ、メッチャ長クナッテ、申シ訳ナイデゴザイマス

  3. オゴス

    俺はオゴスと申します。ホブゴブリンのシーフです。皆様方、どうぞよろしくお願いいたします。 まずは人命救助優先で、そいつが片付いたら気になる点ってのに同意です。 ギ・ガガさんのやりたいことについても異論なしです。縁がおありの船員さん、見つかると良いですね。 ジジイ……おっと。ご老人とお子さんの救助は、俺ら授恵者の背中にロープで縛りつけて運ぶってのはいかがでしょう? さすがに乗客全員にそれをやるのはちょいとホネですがね。 まだ相談する部分はありますが、ひとまず俺からはこんな感じで。

  4. ユゥラ=フォン

    自分、ユゥラ。シーフ。よろし、く? >人命救助 え、と。自分たち、最初、崖の上、まちがいない? なら、自分、エアーライド、ある。ギ・ガガ、てつだう、できるよ? 船、あるもの、使う、していい、書いてあった。商船、きっと、重いもの、ある。 滑車がわり、あれば、井戸水、掬う、するみたいに、重さで、上に連れていく、できない? 船、使うロープ、がんじょう。かんたん、切れる、しない思う。 ひっかける、する場所、作れれば、物、重さ、使うものだから、乗客たち、疲れる、しない、思う。 >個人 ふね、きっとひろい。 ひと、見逃すしない、ため、捜波、使うしたいな。 あやしい、があるか、分からないけど、船員、ベテラン。座礁、きっと、何か理由ある、思う。 調べる、できるなら、ひと、にげおくれ、ないか、確認しながら、調べるしたいな。 あと、波、荒れる、あるから、乗客、逃がすとき、工夫いる、かも?

  5. 蒋・璃龍

    ファイターの蒋・璃龍、です。よろしくお願いする、ます。 >人命救助 エアーライドでのロープの道の作成、たすかる、ます ユゥラさんの言う通り、重いものをカウンターウェイトにして、井戸の滑車……斜めだから、ロープウェイ?みたいにすれば、人をどんどん運べると思う、ます 崖から船まで水平距離が15m、メインマストの高さは書いていないけれど、多分、20mくらいだとすると、斜めに25mくらい、ロープをくるくる回すことを考えると、60mくらいの長さのロープでマストを支えに崖の上とで、ロープの輪を作れば、樽とかを乗り物代わりにして、力が弱い子供や老人でも運べると思う、です 問題は、崖上の支えとなるところを、どうするかと、崖上で引き上げるための人員も必要になるところだと思う、から、そのフォローを考えないと、です >浸水 今、応急処置中だけれど、その人たちがいなくなったら、船が沈む速度が上がるので、助ける時間を考えると、申し訳ないけれど、優先順位を後にしないと、です あと、浸水の対応で、浸水したエリアを完全封鎖してそれ以上の浸水を防ぐ対応があるみたいだから、PL情報だけれど、船底に隠れてる密航者を見つけないと、助けられない人が出てくるかも、なので、船の下のほうから、人の確認は重要だと思う、ます とりあえずはこんな感じで、個人の動きは、もうちょっと後で書く、ます

  6. 海神 江流

    シーフの海神江流だ。今回は宜しく頼むよ。 >救助 依頼の主目的は乗員・乗客の救助。だからね。 そこを先ずどうにかするってのには異論はないよ。 【エアーライド】は俺も用意できるかな。 スタート地点は明記されてないけど、岬側なら多少融通は効くと思いたいね。 後は、岬の側にしっかりロープを固定できる場所があればいいんだけど、最悪、灯台自体に引っ掛けて固定とかが必要かねぇ。 滑車を使うのは悪くないんじゃないかな。 マストを貼るのにロープと一緒に設置されてそうには思うから、用意自体は出来そうかな。 勢い着けすぎると危ないし、子供や老人も居るみたいだからそこは壁歩きで直接運ぶとか手間をかけたり、簡単なゴンドラ(籠)を作って引き上げたりしたほうが良さそうかな? ユゥラさんが捜波を使ってくれるならそこはお任せしてしまおうかな?船を引き上げる前に確認できれば取りこぼしはなさそうだ。 救助活動自体は、子供を優先したいところなんだけど、商人と護衛あたりが自分達を優先しろとか言い出しそうな気がしてるんで、そこにちょっとケアをした方が良さそうかも? なんてあたりを今のところは考えてるよ。

  7. ギ・ガガ

    >スタート地点 救助ニ行ク状況、ヲ踏マエテ 海神ノ言ウ通リ、融通ハ効クト考エテルデゴザイマス 何処何処カラト言ウ、明言モナイデゴザイマス >救助方法 3人デ、ロープヲ張レルナラ、大分楽デゴザイマスネ メインマストノ滑車ノ利用ハ、今思イツカナカッタデゴザイマス。 良イ案ダト思ウデゴザイマス 崖上デ、受ケ場所、滑車ノ設置場所ガ、思イツカナカッタデゴザイマス 海神ノ言ウ、"簡単ナゴンドラ(籠)"ヲ、2ツ作ルノハ、ドウデゴザイマショウ? 1個ハ、メインマストノ滑車ヲ利用、メインマスト上部ヘノ持チ上ゲ 2個目ハ、"オイラタチガ、張ッタロープニ、跨ル要ニ引ッ掛ケテ、崖側カラ引ッ張ル用(人力)" >捜波 船ガ層構造ノ都合上、"探波"ノガ、良イト思ウデゴザイマス 立体的ナ把握力ノ差デゴザイマスガ 又、船ノ甲板下層、最下甲板ニ穴ヤ、窓ガアレバ "壁歩キ"デ探ス近道ニモ、出来ルデゴザイマス オイラモ、"探波"ハ持ッテイクデゴザイマスガ、一考御願イスルデゴザイマス

  8. マリアンヌ・ブラン・ド・リンドヴルム

    キャスター、マリアンヌよ。 ウォーターウォーク取得しておいたから10分×8回分水上をあるけるように出来るわよ。 船内の水中は無理でも水没しかけてるところならある程度すすめるし そちらのエアーライドと組み合わせれば活動範囲広がるわね

  9. シュロ

    放浪騎士のシュロだ。クラスはウォーリアだぞ。 救助を最優先っていうのは共通認識だな。 役割は大きく分けると「船外への救助」と、「船内の探索」か? 救助のほうはさらに小分けすると、「崖上」と「船上」でのお仕事に分かれそうだな。 私は「透視」と「暗視」があるから船内の探索のほうに立候補するぞ。 あっ、あと一応ヒールもあるから怪我人の人の治療もしておこうかな?

  10. ギ・ガガ

    >ウォーターウォーク コレハ、凄ク良イデゴザイマスネ 色々ドウ使エルカ、考エル必要ガアルデゴザイマス…… 一応、「商人ノ護衛6名」ニカケ、真ッ先ニ逃ゲル事ガ出来ル、状況ヲ作レレバト思ッタデゴザイマスガ…… 10分間、全力デ走ッタ距離ニ、岸ガ近イカ不明デゴザイマス…… >シュロ ソレナラバ、"探波"デ、船内ノ反応地点ヲ教エル用ニ、動クデゴザイマス ソレノ方ガ、時間モカケナイデ、済ムデゴザイマショウ 探索スルナラバ、ヒールハ後回シデ 「真ッ先ニ船底カラ」ヲ勧メルデゴザイマス 沈没ハ、時間ガカカレド、浸水速度ハ、明記サレテナイデゴザイマス 後回シヨリ、先二済マセルホウガ、良イト思ッタデゴザイマス

  11. 蒋・璃龍

    >ウォーターウォーク 水上を歩けるのは、すごく助かる、ます。範囲が、1hexなので、固まってもらえば複数人に一気にかけられるので、便利そうです 救助の際の捜索のほかにも、船が沈んでしまう直前に皆にかければ、保険として、10分間水の上にいられるから、そのあいだに救助するとかもできそうだと思う、ます >分担 救助の分担は、シュロさんの言う通り、必要だと思う、ます 今のところ、崖上の人がいないので、他に誰もいなければ、上で対応する、ます ロープをひっかけるところも、自分がロープをもって一人分を支えるか、あとは、灯台を利用できないかを試してみるつもり、です 灯台の様子確認は、他に崖上対応の人がいて余裕があったときかなと思う、ます

  12. オゴス

    マリアンヌさんのウォーターウォーク、シュロさんのヒール、助かります。どうもありがとうございます。 >船上、崖上 ゴンドラを引っ張るのに崖側にも人手が必須なんですね。 エアーライドの回数は4なので、まず船上まで跳んで、ゴンドラを引く段階になったら崖側にわたる、って感じで移動しようかと。 船内で捜索をする方は多そうなので、俺は救助活動メインで動きましょうかね。 崖上に移動後は引っ張り役を担当します。 >商人と護衛の対処 いけ好かない奴らっぽいですが、救助対象である以上は言葉で穏便にわかっていただかないと、ですね。 無理に船内にとどめるよりも、負傷者・子供・老人の後ぐらいにコイツら陸地に送っちまうのはどうでしょう? それでも「自分を一番に助けろ」って喰ってかかってきたら、他の人に聞こえないように「老人や子供でゴンドラの安全テストをしてから」なんて言い含め……ご説明するとか。

  13. ユゥラ=フォン

    >捜波か探波か (二つのスキルを見比べ)……さがす、は、てき、じゃないから、捜波、むずかしい? それなら、探波、もっていく、するね。 ただ、かくれる、は、見つけられない、から、船の中、こうぞう、確認だけ、になる。 あとは、地道、さがす、しかないかな……。 >ウォーターウォーク とてもたすかる、思う。もし、波、きて、落ちる、いても、たすける、できるかも。 リンドヴルム、ありがとう。 >乗客の運び方 船の帆、がんじょうな布。 なら、これ使う、して、ハンモック、みたいな、かご?つくる、は、出来ない? あとは、おもり、商船だから、重いなにか、あるはず。 それ、使う、すれば、自分たち、力少なくても、運ぶ、できるかも。 ……にもつつかう、いちばんだけど、商人、文句、しそうかな……。 >商人と護衛 ……逆に、さっさと、移動してもらう、が、一番もんく、少ないかも、思った。 荷物、つかわせるか、先、船からおりるか、選んでもらう、する? 先、おりる、するなら、荷物は、お代。おもりに、使わせてもらう。 荷物、だいじなら、おとなしくする、おねがいする。とか。

  14. ギ・ガガ

    >商人と護衛 オイラモ、チョット話合ウノハ、無理カナト思ウデゴザイマス 話合ッテ理解スルトハ……自分本位デゴザイマス 変ニ後回シニシヨウトシテ、癇癪デ暴レラレタリ、乗客ヲ人質ニサレル危険ガアルデゴザイマショウ? "腕はそれなりにあります"ト明言サレテルデゴザイマス スグニ鎮圧ハ、チョット厳シイトオモウデゴザイマス 10分制限ヲダマシテ、ウォーターウォークデ、自分タチデ走ッテ、デテイッテ欲シイ所デゴザイマスガ…… >商人 商品ノ重サヲ利用スルノハ、アリダトオモウデゴザイマス タダ"人ヲ乗セタ物ヲ上ゲルニハ、上カラ商品ノ重サヲ加エル"必要ガアルデゴザイマス…… イヤ、押シ車ノ上ニ、商品ヲ乗セレバ……押シ車ノ、押シ引キダケデ、イケルデゴザイマスカネ? >ハンモック ハンモックモ、アリデゴザイマスネ 特ニ、現状崖側ニ運ブ手段トシテ"崖側ヘノ滑車"ガ作レナケレバ メインマストカラ、崖側ヘ引ッ張ルシカナイデゴザイマス メインマスト上デ作業スルナラ、ハンモックノホウガ、作リヤスイデゴザイマス

  15. ギ・ガガ

    >捜波と探波 同MSデ、敵ノ把握ニ使ッタカラ、大丈夫ダト思ウデゴザイマスヨ

  16. 海神 江流

    >商人と護衛を先に追い出しちゃう方向 護衛についてなんだけど、あまり仕事熱心ではないようだし、俺達がロープ張って乗り込むルートが出来てるなら「俺たちの補助なしで勝手にロープ伝って脱出できるならどうぞ」ってスタンスなら手間かけなくてもいいんじゃ?なんて思ったりした。 それなりに腕が立つならルートさえ提供してやれば勝手に引き上げるんじゃないかな? 商人も護衛なしではでかい口叩けないだろうし、蛮族って訳でもないんだから、子供は優先させてもらう。くらいの筋は通させるのはそんなに難しくないんじゃないかなとか。 それに商品残して脱出させると、商品引揚げろって煩そうだから、じゃあ自分が残って最後まで協力するなり、商品見張るなりしろってあたりで。 必要なら、俺が交渉スキル用意して話してみようかね。 >ハンモック? 帆を使うのはいいかもね。 ゴンドラ作るよりは手間が少なそうだ。 木材使って枠だけ作っておけばロープで締まりすぎる事も避けられそうだろうか。そのへんは合わせ技でやってみよう。 引き上げでマスト上まで引き上げるための重りについては、俺たちの中の誰か。効率考えるなら壁歩きを使えるシーフが重り代わりになってやればいいんじゃないかな? 人間一人単位で概ね重さの勘定ができるから調整もしやすいとは思うがどうかねぇ。

  17. オゴス

    >商人と護衛 あの嫌な雰囲気からして話し合いが通じない奴らなのでは、って懸念を持つのもわかります。 ただ、救助の依頼を受けた冒険者は最初に言葉での説得と通常の救助を試みた、って事実だけでも作っておきたい。 俺らの正当性を主張するために必要な手順かな、なんて思ったんですが。 岸が近いとかで、溺死する可能性が低い状況ならウォーターウォークで自力で走ってもらう案には大賛成です。 江流さんのルート提供の案も良さそうですね。

  18. 蒋・璃龍

    >商人と護衛 話し合いがあまりできそうにないの、わかる、ます ハンモックとかで作るゴンドラが、できるまでの間なら、ロープを使って脱出できそうな人は脱出してもらうか、ウォーターウォークで元気な人含めて、脱出できそうなら脱出をお願いする、です ただ、「海流が速く、時折大きな波が打ち寄せます」と書いてあるから、ワタシたちみたいな受恵者じゃないと、ウォーターウォークで海を渡るのは、転びそうでちょっと厳しい状況だとおもう、ます >重り 多分、重りでかわりになっておりてきた後、また重りになるために、自力で登ってきてもう一回重りとして降りる、の繰り返しになりそう、です 60人いるので、子供は二人換算で、ある程度詰めて乗ってもらえるよう、ハンモックのほかに、大きいタルを乗り物に使えたら、いいかもしれないと思う、ます もしくは、重り役の人が戻るときに、背負って一緒に戻ってもいいかも?です

  19. ギ・ガガ

    >商人と護衛 "正当性を主張するために必要な手順" ソレハ、ワカルデゴザイマスガ…… ベツニ、モンドウムヨウデ、ツキオトストカ、イッテナイデゴザイマス? アクマデ、ジシュテキニ、ソウソウニ、デテモラウダケデゴザイマス >重り カッシャノコウゾウデ、ハヤサガ、カワルデゴザイマスガ…… ソレハ、ゲンチデミナイトデゴザイマスネ オイラハ、オモリニハ、テキサナイデゴザイマスネ…… マストノウエデ、サギョウヲスルデゴザイマス。

  20. シュロ

    >商人と護衛 別に敵じゃないし、普通にお話すればいいと思うぞ? 商人はきっと荷物を運び出したいだろうし、その為には当然人手がいる。 護衛はお金に目がなくて、これ以上は割に合わないから逃げ出すってだけだろうし。 商人と傭兵ってのは理があって初めて動くからな。そっちで交渉してもいいかもな。 商人にとってはいらぬ出費だけど、手伝えば護衛達に追加報酬を出すと言わせてもいいし。丸ごと全部失うのと、利益をちょっとでも確保するのどっちがいい? って話だな。 護衛にもちょっと手伝えば協力的だったことを報告して、行きがけの駄賃が貰える可能性と悪評が広まらなくなることを伝えればいいかな? >救助 重りはあまりカッチリ決めなくても大丈夫だと思うぞ。適当に積み荷を使う、くらいでいいだろうな。 あと、帆船ならキャプスタン(ロープとかを巻き上げる回転機械)があるだろうし、ロープの巻取りはむしろそっちでやってもいいかもな。船員さんは歌いながらこれをぐるぐる回すらしいぞ! あ、当然船員さん達に協力を仰ぐのを忘れずにだな。わたし達だけでやるよりずっと早く終わると思うぞ。

  21. オゴス

    >重り 巻き上げ機なんてもんがあるんですね。そいつは便利だ。 仮に巻き上げ機が使えない場合には、シーフで重量のある俺が重りになりましょうか。重り役の間は、崖から人力で引っ張るって行動はできなくなります。 上に戻る時は、怪我人・子供・老人を優先して背負っていこうと思います。 壁歩きが使えるのは1回5秒、全部で12回までです。 怪我人・子供・老人は12人もいないかもしれませんが、重りとして13回以上壁歩きが必要になるかもしれません。 巻き上げ機がなかった時は、重り役は複数いた方が安心できそうです。 >商人と護衛 ふふふ。俺も本来はそういうやり口、好きですよ。気が合いそうですね。 10分制限ヲダマシテってのと波が荒いっていう2点がちょっと心配でして。 ただ自分がウォーターウォークを使うわけでもないのに、これ以上俺が口をはさみむのもマリアンヌさんに悪い気がしてきました。 お騒がせしちまってどうもすみません。ウォーターウォークの使い道に意見するのは、この発言でラストにしときますね。 >商人の積み荷 すごく良いアイディアだと思います! さえてますね! 救助の人手をとられずに、面倒な積み荷問題を解決できそうです。

  22. 海神 江流

    時間も少なくなってきたので、一先ずここまでの流れを確認。 ・スタートは灯台の岬。エアーライドを使えるシーフがマスト経由で船に乗り込み。 ・一部は船に備え付けの長さが会って頑丈なロープを持って岬に戻り、岬とマストの間にロープを張り道を作る ・エアーライドの使えないメンバーがロープを伝い船に移動 ・船内探索班と、船上・岬側で脱出経路を作る班に手分け ・船内探索班はスキル活用して船内の探索と船員と協力して浸水の対応 ・脱出経路構築班は、木材とマストを使ってゴンドラ、ハンモックを作成し、滑車とロープを利用して脱出経路の作成 ・マストの上までの引き上げについては滑車を利用。マストに上り下りが適度に素早く出来る面子を中心に重りになって引き上げ ・マストから岬までの移動はゴンドラ、ハンモックをロープの巻き上げ機を使えると楽かもしれない? 老人や子供はエアーライドの残数を使っての直接の運び出しも視野 その間に、ウォーターウォークを利用しての別経路の模索、脱出順位についてトラブルがあるようならそちらの対応 それぞれの作業には、可能な範囲で船員の協力を仰ぐ と、こんなところで合ってるかな? 抜けやおかしいところがあったらツッコんでやってくれ。

  23. オゴス

    江流さん、まとめありがとうございます! 助かります。 そういや浸水に対処してる水夫と密航者以外は、どこにいるかわかりませんね。 探索班がいるので彼らを探し出すことは安心してますが、脱出経路が完成するまでの間、彼らにどこに待機してもらうかで悩んでます。 波で揺れても安全な甲板下層か、完成後すぐに救助にうつれる上甲板か。

  24. 蒋・璃龍

    海神さん、まとめ、とてもたすかる、ます 崖上側、要救助者の受け取りまでは、たぶん、そんなに仕事無さそうだから、いったん灯台のほうを確認して、救助した人の一時的な避難場所にするか、もしくは、船のほうに移って避難経路作成やゴンドラ、ハンモック準備のお手伝いをする、ます 灯台の捜索は、必要要素じゃないから、人手がみんな船のほうに行くのであれば、お手伝い優先して、崖上に残る人がもう一人ぐらいいるなら、念のために探索してみたいと思う、ます >現在位置、待機場所 説明を見る限り、事故発生から数日が立っているみたいだから、たぶん、船室で体を休めてそうだと思う、ます これだけ時間が立っても沈んでないのなら、一応、すぐに沈む心配はなさそうだから、時間をかけても大丈夫そうかも?、です 救助経路が確保されるまでは、捜索班の人たちで、船長さんに乗客が何人かとかの話を聞きながら、部屋を回って、人数確認をしながら、船底のほうへ向かうのがいいと思う、です

  25. オゴス

    安全の保障も伝えられていますし、だいたいは客室待機と見て良さそうですね。 商人が倉庫をうろついるとか、例外的に他の場所にいる乗客もいるかも? ぐらいで。 波が荒くて危なそうですし、甲板下層の甲板にすぐ出られる位置で待機してもらうのが安全そうだ。 怪我人・老人・子供は手前側にいてもらえるとすぐ助けられて良いですね。 俺は脱出経路構築班の手伝いに回ります。 滑車、空樽、縄とか必要そうなものを探してお運びしますね。 あとは木材確保のために何かを壊すとか。

  26. ギ・ガガ

    >まとめ アリガトウデゴザイマス 大マカニハ、ソレデイイト、思ウデゴザイマス 巻キ上ゲ機ハ、甲板カラ、マスト上ダト思ウデゴザイマス 岬側ニ、滑車ガナイデゴザイマス >オゴス ソウデゴザイマスネ、怪我人・老人・子供ヲ優先シタイデゴザイマス 手前ニイテモラエルノハ、楽ニナルデゴザイマス 脱出ガ始マッタラ、頼リニシテルデゴザイマス >船員 ムシロ、力仕事ハ、サセナイデ、救助案内デ手伝ッテ欲シイデゴザイマスネ "今は水夫たちが懸命に応急処置&排水作業を行っています" コノ待ッテル間、交代交代デヤッテルデゴザイマショウ? 疲レガ、凄ソウデゴザイマス >商人と護衛 救助方法ガ、粗方片付イタデゴザイマスカネ? ナノデ、言ウデゴザイマスガ 商人ノ商品、絶対「香辛料」ジャナイデゴザイマショウ? 違法トカ、密輸トカ、ソウイウノダト思ッテルデゴザイマスガ ソノ場合ナラ、商人単体ナラバ、船長ニ確認シテ貰イ、オトナシク、サセラレソウデゴザイマスガ……

  27. ユゥラ=フォン

    まとめ、ありがとう……。 やること、見えるは、うごきやすい、なるね。 >避難経路 え、と……マスト上、つれていく、して、ゴンドラ、ハンモック、そういうの、で、はこぶ、する。 自分、は、軽い、から、マスト上、作業、するね? 布、張るする、とかも、エアーライド、つかえる、かもだから。 >救助する人 うん……自分、も、甲板上は、あぶない、思う。 波、あるなら、中が、あんぜん……。 マスト、そば、出入り口、あれば一番、だけど……。

  28. 蒋・璃龍

    とりあえず、プレイングを出した、ます。基本、救助準備のお手伝いとか、崖側での救助者の受け取りをする予定、です 0時ごろまでなら、対応可能なので、何かあったらよろしく、です >商人の「香辛料」 怪しいのは確か、だけれど、私たちの依頼はあくまで、救助だから、怪しいという理由だけだと、樽を確認する権利はなさそうだと思う、ます 例えば、湿気に弱いから開けたくない、開けたら賠償だといわれたら、強硬はできない、です 変に刺激すると、敵対状況になった時に、ほかの乗客への被害が危なさそうだから、それとなく注意を払うのが、よさそう、です

  29. 海神 江流

    俺のプレの方で、救助・脱出の大まかな筋書きは入れておいたので、船内の探索や岬側からの脱出支援や安全対策、ウォーターウォークでの別経路の脱出の模索とかのピンポイントの対応は皆におまかせする感じになりそうかな。 それぞれよろしくお願いするね。 取りこぼしの無いようにと安全対策だけ気をつけていこう。

  30. ギ・ガガ

    >商人の「香辛料」 シュロガ、透視アッタデゴザイマショウ? ソレデ見テモラエルノガ、多分一番オイラタチモ、安全デゴザイマスカ……

  31. オゴス

    皆さんお疲れ様です。 俺の行動はだいたいこんな予定です。 文字数がギリギリで、きな臭い部分に関してはノータッチになっちまいました。 ・船に移った後、岬側に戻って縄を灯台に固定(他のシーフの方と重複があれば削ります) ・船内で道具探し。特に滑車を優先 ・甲板下層の甲板にすぐ出られる位置に移動し、集まってきた乗客にトラブルがあれば対応 ・脱出経路完成後、自力で動きづらい乗客を壁歩きとエアーライドで救助 ・巻き上げ機が使えない場合は、自分を重りにしてハンモック引き上げ

  32. ギ・ガガ

    コレデモウ、文字数イッパイクライデゴザイマス ---- ●事前準備 救助する状況はわかってる状態であることから くっそながいロープを用意して持ち込む ●心情 まずは救助を確りすることを一番に考える ●行動 灯台へとロープを括り付け、片側を固定 「ソレジャ、イクデゴザイマス」 もう片側を持ち、"壁歩き"を使用しながら"エアーライド"を使い、メインマストへと岬から飛び移る 持ち前のバランス感覚と壁歩きでメインマストへと着地したら、マストへとロープを確りと張るようにして固く結びつけ、岬に居る仲間へと身振りで合図を送る "壁歩き"を使用しながら上甲板へと降り、"探波"の使用 人の並びから離れてある怪しい反応や、怪しい部屋があれば"船中探索"をする仲間へと伝える 又、まず船員を探し救助に来たことを、船員へと静かに伝え、手伝いが必要だと告げる 乗客の案内等は仲間に任せるので 自身は長いロープと帆を破いたものでハンモックを作ったり、マストに付いている巻き上げ機を利用して簡易の昇降機を作る 救助方法は、昇降機でメインマスト上部へと運び メインマストと灯台を繋ぐロープへと、ハンモックを組み合わせ、岬側へと引っ張る。人を回収したらメインマスト側へと引っ張り返す 又、この際のハンモックには、岬側へと引っ張るロープを持って行っておく必要がある為、それも"エアーライド"を使い行う

  33. シュロ

    >商人の荷物 透視で見ても構わないが、それで中身が何か特定できるかは別だぞ? 例えば何かの液体が入ってたとしても、それがお水なのかワインなのか、はたまた何かの禁制品なのかは分からないからな。 何か案がある人がいるなら、一応見れた時はそれが何なのかは伝えるようにしておくな。 どちらにせよ今回は救助が優先で、陰謀じみたところは調査だけして信用できそうなら船長と、あとでギルドに報告してどう対処するか任せる形になるんじゃないかな。

  34. ギ・ガガ

    >商人の荷物 樽ヲ透視シテ、ミレバ色ノ判別ハ、ツキマショウ? アカラサマニ、香辛料カ、ドウカサエワカレバイイト思ウデゴザイマス 対応ヲ、船長ニ任セレバイインジャナイカトハ 前ニ言ッタデゴザイマスノデ、ソレデモイイト思ウデゴザイマス ヤル事ヤッテ、文字数ガ余ッタラ程度デイイデゴザイマスガ……

  35. オゴス

    店売りのロープで長いものを用意してくれるんですね。ガガさん、ありがとうございます。 おかげさまで岬に戻る分のエアーライドを節約できました。 その店売りの綿製ロープの先端に、船の頑丈な縄をくくりつけようかと。岬側の人が引っ張れば強度のある縄を渡せますね。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0