ネーベルベルク嶺の平穏で剣呑な戦い
キャラクターノベル(グループ)制作 コースケ納品 2023年06月07日 10時54分25秒
●ネーベルベルクの家令
「……ふわぁ」
ネーベルベルク伯爵家家令テオドール・ブフマンは、口に手を当てて欠伸を噛み殺しながら、今日も執務に励んでいた。
ハーフリングであるテオドールの外見は幼く、ヒューマン用の机と椅子は大き過ぎるため椅子にはクッションを敷いて高さを調節していたが、一見すると子供が背伸びして大人の机に座っている様に見える。
だが、テオドールは優秀な文官であり、その並外れた処理速度で、目の前にうずたかく積まれた書類の内容を確認し、細かい数値の間違いも見逃さず修正や差し戻しのチェックを入れ、問題や不備がなければ領主の押印を残すのみとして自分の印を押し、様々な案件を処理して行く。
「今日の案件はそこまで厄介なものは無いですね」
これなら早めに片付けてたまには速くに眠れるかも。そんなことを考えながら目蓋を揉み、次の案件が書かれた紙に目を通す。
「ええと、救荒作物の導入とその改良及び利用法について……?」
テオドールが支えるネーベルベルク家の領地は、シルトラース帝国南東部に位置し、帝国崩壊により甚大な被害を受けた。
現在は唯一生き残ったネーベルベルク家の末娘が復興に心血を注いでおり、何とか形になりつつある。だが、問題は山積みであり、テオドールは領地の実質的な管理を任されて、その対処に明け方まで執務に励む日々を送っているのだ。
その中でも問題の優先事項は住民の衣食住であり、大地のエーテルの枯渇や、支援の打ち切りに備えるためにも、食料の自給自足は急務であると言える。そういった意味でも、痩せた地でも育ち不作になり難い作物の栽培は理に適っていると言えた。
「発案者はナタリア殿ですか。去年からリーンエス王国で農業を学んでいるそうですし、手間が掛からず高収量の品種はありがたい提案ですね」
顔を綻ばせなが企画書の二枚目を捲り、中ほどまで目を通したところで、テオドールの蜜柑色の瞳が大きく開かれた。
「候補はライ麦と……?」
●青銀の学士
「ナタリア殿!」
息を切らせて駆け寄ってくるテオドールに名を呼ばれ、館の廊下を歩いていたナタリア・フィッツジェラルドは腰まで伸ばした銀髪を揺らして振り返ると、空色の瞳をテオドールに向けて口を開いた。
「これはブフマン卿。息が切れているがどうさいました。それに、相変わらず睡眠が足りていない様子。眠れないのであれば安眠に効く薬湯など準備しますが」
「睡眠については結構です。それより、これはどういう事ですか?」
テオドールが突き付けた企画書を目にし、ナタリアは得心がいった様に頷く。
「目を通して頂けましたか。これが実現すれば領民の食糧事情は大きく改善するでしょう。ぜひ導入を認めて頂きたく思います」
「確かに魅力的な提案ですが、些か実現性に疑問が残ります。失敗する可能性があるものに、資金と労働力、耕地を使う余裕は今のネーベルベルクにはありません!」
テオドールの声が廊下に響いた。
●ネーベルベルクの末娘
「……一体何を言い合っているのかしら?」
ネーベルベルク家の現当主であり、テオドールとナタリアの主でもあるアウレーリア・フォン・ネーベルベルクは、二人が言い合っているのを見かけて翡翠色の瞳を瞬かせた。
普段は飄々としたナタリアと、感情的になる事の少ないテオドールが言い合う事など、滅多に起こり得る事ではない。それだけにそれなりの理由があるのだろう。
見たところテオドールが熱くなり、ナタリアは真剣にそれに反論している様だが、互いに引く様子はなく当人達では収拾は付きそうにない。
「下の部局同士で揉めたら上が裁可下すしかないのよねぇ」
アウレーリアは溜め息をひとつ付いて、未だに言い合っている二人に向かい歩き出す。
「上の者同士が揉めている所を見せるのは感心しないのだけれど」
「アウレーリア様」
ナタリアがアウレーリアのことをこう呼ぶのは、今が公の場だという認識があるからだろう。そういった配慮を忘れていない所を見ると、ナタリアはまだ冷静な様である。
「一体何を言い争っていたのかしら?」
アウレーリアの問いに、テオドールが訴えるように声を上げた。
「お嬢様! ナタリア様が甘薯を植えると言うんです!」
●甘薯
甘薯とは蔓性の植物であり、栄養を貯め肥大化した根を芋として食用にする作物である。荒地でも良く育ち、収量が多い上に続けて育てても土地が衰える事はなく、地上部を獣などに食害されても根が無事なら収穫に影響は少ないため、優秀な救荒作物であると言える。
「……ですが、甘薯は寒さに弱いんです」
テオドールの言う通り、甘薯はシグモル火山帯など温暖な地域で育つ作物であり、寒冷な帝国の土地で栽培するには適さない。ネーベルベルク嶺は帝国でも比較的温暖な地域であるが、それでも甘薯の栽培に適しているとは言えないだろう。
「それについては、パンクリアース学園の農業系の部活である特殊作物研究部のOBに相談したところ、寒さに強い品種の種芋を送って貰えた。これならネーベルベルクでも栽培は可能だろう」
「しかし、ここでの栽培実績がありません! その品種が駄目だった場合、かかった資金と労働力、耕地が無駄になるだけでなく、その分の食糧が手に入らないことになります。ここは確実性を取ってライ麦に絞るべきです。それに、甘薯の品種改良の為の温室や、いきなりお酒の生産まで計画されてるのはどういう事ですか?」
「種芋を送ってくれたのは、多大な農地を治める貴族の跡取りだし大丈夫だと思うのだが。そして甘薯の品種改良には花を咲かせて種子を採取するのだが、その為には温暖な環境が必要なのだ。また、食糧自給の目処が立てば、生産物を活かした産業を立ち上げるべきだろう。ドワーフ王国から職人を招き、蒸溜酒を生産出来ればネーベルベルクの名産として売り出す事も出来る」
「ですが、それらを実行するには――」
(どちらに理と利はあるのよね……)
二人と共に執務室に戻り、改めて主張を聞いていたアウレーリアは、着地点を思案していた。
今よりも先を見据えての提案をするナタリアと、財政、人材などネーベルベルクの内情を全て把握しているテオドールでは意見の相違があるのは当然なのだが、双方最善と思う案を出している為に難しい。
二人ともこれを元に仲違いする様な人物ではないが、双方がある程度納得し、何よりネーベルベルク嶺の為になるような決着を付けねばならない。
●裁可
「救荒作物として、甘薯とライ麦両方を導入します」
主の出した結論に、ナタリアは頷き、テオドールは『そんなぁ』と情けない顔をするが、アウレーリアは言葉を続ける。
「まぁ、王国の農業技術を持ち帰るのもナタリアの仕事だし。今の食糧事情が貧弱なのは事実だから、導入自体は既定路線よ。観念しなさい。それに、作物をひとつに絞るのは何か問題があった時の被害も大きくなるから、リスクを分散する意味でも複数の作物を栽培するべきでしょう」
こう言うアウレーリアも、パンクリアース学園の生徒であり、入部して日は浅いが特殊作物研究部で得た幾らかの知識と助言からの判断だった。
とは言え、領政に負担を丸投げというのも酷い話と、ナタリアへ指示を出す。
「まずは農業試験場を置きましょう。私の庭と部屋使っていいから」
「良いのですか?」
ナタリアは、かって虚弱だったアウレーリアが自分の部屋から眺める花壇を、無聊の慰めとしていた事を知っていた。
その部屋と花壇は亡き家族との想い出の場所でもあり、テオドールもそれを知っていた。だが、アウレーリアは感傷は不要とばかりに首を振り、追加の指示を出す。
「そこで冬まで研究、成果をテオに報告なさい。他にも必要なものがあれば言って。その内容如何で査定して、来年以降の認可や予算額はテオの判断で良いわ」
「承知しました」
頭を下げるナタリアへ鷹揚に頷き、アウレーリアはテオドールへ向き直る。
「あと、作物の備蓄流通体制の整備は新品種に関係なく必要よ。人口増えても現状通りじゃ、今度こそ冬越しで餓死者出すわ。これから国外技術の導入は増えるから。手続の簡略化、進めて頂戴ね」
「えぇっ?」
試験栽培の技術者割り当に収穫、加工等々、山積みの問題に内心で頭を抱えていたテオドールは、追加で降ってきた案件に悲鳴を上げる。
脳内のカレンダーで近日中に仕上げておかないといけない仕事と後回しで良い仕事の優先順位を付けるが、少なく見積もっても七日は睡眠を削らなければ捌けそうにない量の仕事が増えていた。
「ところで、蒸溜酒については如何様に?」
「そうね。甘薯の生育を見て実現できそうなら、収穫出来る秋の開始を目指しましょうか。まずは小規模での試作をしてみましょう」
「えぇ……本当にお酒にするんですか……」
テオドールは酒蔵に発酵・蒸溜などの設備、人件費等を試算し、販売する場合の売上でどれだけ費用が回収できるか脳内で算盤を弾く。
場合によっては販売を何処かの商人に一任して、それを担保に援助を引き出す必要があるかもしれない。だが、何れにしても甘薯の栽培が上手く行く事が条件であり、まずはそちらを実現させなければならない。
「うーん。んもー! 事業計画書出してくださいよぅ! あと技術指導はそちらの責任でお願いします!」
執務室にテオドールの悲鳴が響く。また当分の間、睡眠時間を削ることになりそうだった。
「……ふわぁ」
ネーベルベルク伯爵家家令テオドール・ブフマンは、口に手を当てて欠伸を噛み殺しながら、今日も執務に励んでいた。
ハーフリングであるテオドールの外見は幼く、ヒューマン用の机と椅子は大き過ぎるため椅子にはクッションを敷いて高さを調節していたが、一見すると子供が背伸びして大人の机に座っている様に見える。
だが、テオドールは優秀な文官であり、その並外れた処理速度で、目の前にうずたかく積まれた書類の内容を確認し、細かい数値の間違いも見逃さず修正や差し戻しのチェックを入れ、問題や不備がなければ領主の押印を残すのみとして自分の印を押し、様々な案件を処理して行く。
「今日の案件はそこまで厄介なものは無いですね」
これなら早めに片付けてたまには速くに眠れるかも。そんなことを考えながら目蓋を揉み、次の案件が書かれた紙に目を通す。
「ええと、救荒作物の導入とその改良及び利用法について……?」
テオドールが支えるネーベルベルク家の領地は、シルトラース帝国南東部に位置し、帝国崩壊により甚大な被害を受けた。
現在は唯一生き残ったネーベルベルク家の末娘が復興に心血を注いでおり、何とか形になりつつある。だが、問題は山積みであり、テオドールは領地の実質的な管理を任されて、その対処に明け方まで執務に励む日々を送っているのだ。
その中でも問題の優先事項は住民の衣食住であり、大地のエーテルの枯渇や、支援の打ち切りに備えるためにも、食料の自給自足は急務であると言える。そういった意味でも、痩せた地でも育ち不作になり難い作物の栽培は理に適っていると言えた。
「発案者はナタリア殿ですか。去年からリーンエス王国で農業を学んでいるそうですし、手間が掛からず高収量の品種はありがたい提案ですね」
顔を綻ばせなが企画書の二枚目を捲り、中ほどまで目を通したところで、テオドールの蜜柑色の瞳が大きく開かれた。
「候補はライ麦と……?」
●青銀の学士
「ナタリア殿!」
息を切らせて駆け寄ってくるテオドールに名を呼ばれ、館の廊下を歩いていたナタリア・フィッツジェラルドは腰まで伸ばした銀髪を揺らして振り返ると、空色の瞳をテオドールに向けて口を開いた。
「これはブフマン卿。息が切れているがどうさいました。それに、相変わらず睡眠が足りていない様子。眠れないのであれば安眠に効く薬湯など準備しますが」
「睡眠については結構です。それより、これはどういう事ですか?」
テオドールが突き付けた企画書を目にし、ナタリアは得心がいった様に頷く。
「目を通して頂けましたか。これが実現すれば領民の食糧事情は大きく改善するでしょう。ぜひ導入を認めて頂きたく思います」
「確かに魅力的な提案ですが、些か実現性に疑問が残ります。失敗する可能性があるものに、資金と労働力、耕地を使う余裕は今のネーベルベルクにはありません!」
テオドールの声が廊下に響いた。
●ネーベルベルクの末娘
「……一体何を言い合っているのかしら?」
ネーベルベルク家の現当主であり、テオドールとナタリアの主でもあるアウレーリア・フォン・ネーベルベルクは、二人が言い合っているのを見かけて翡翠色の瞳を瞬かせた。
普段は飄々としたナタリアと、感情的になる事の少ないテオドールが言い合う事など、滅多に起こり得る事ではない。それだけにそれなりの理由があるのだろう。
見たところテオドールが熱くなり、ナタリアは真剣にそれに反論している様だが、互いに引く様子はなく当人達では収拾は付きそうにない。
「下の部局同士で揉めたら上が裁可下すしかないのよねぇ」
アウレーリアは溜め息をひとつ付いて、未だに言い合っている二人に向かい歩き出す。
「上の者同士が揉めている所を見せるのは感心しないのだけれど」
「アウレーリア様」
ナタリアがアウレーリアのことをこう呼ぶのは、今が公の場だという認識があるからだろう。そういった配慮を忘れていない所を見ると、ナタリアはまだ冷静な様である。
「一体何を言い争っていたのかしら?」
アウレーリアの問いに、テオドールが訴えるように声を上げた。
「お嬢様! ナタリア様が甘薯を植えると言うんです!」
●甘薯
甘薯とは蔓性の植物であり、栄養を貯め肥大化した根を芋として食用にする作物である。荒地でも良く育ち、収量が多い上に続けて育てても土地が衰える事はなく、地上部を獣などに食害されても根が無事なら収穫に影響は少ないため、優秀な救荒作物であると言える。
「……ですが、甘薯は寒さに弱いんです」
テオドールの言う通り、甘薯はシグモル火山帯など温暖な地域で育つ作物であり、寒冷な帝国の土地で栽培するには適さない。ネーベルベルク嶺は帝国でも比較的温暖な地域であるが、それでも甘薯の栽培に適しているとは言えないだろう。
「それについては、パンクリアース学園の農業系の部活である特殊作物研究部のOBに相談したところ、寒さに強い品種の種芋を送って貰えた。これならネーベルベルクでも栽培は可能だろう」
「しかし、ここでの栽培実績がありません! その品種が駄目だった場合、かかった資金と労働力、耕地が無駄になるだけでなく、その分の食糧が手に入らないことになります。ここは確実性を取ってライ麦に絞るべきです。それに、甘薯の品種改良の為の温室や、いきなりお酒の生産まで計画されてるのはどういう事ですか?」
「種芋を送ってくれたのは、多大な農地を治める貴族の跡取りだし大丈夫だと思うのだが。そして甘薯の品種改良には花を咲かせて種子を採取するのだが、その為には温暖な環境が必要なのだ。また、食糧自給の目処が立てば、生産物を活かした産業を立ち上げるべきだろう。ドワーフ王国から職人を招き、蒸溜酒を生産出来ればネーベルベルクの名産として売り出す事も出来る」
「ですが、それらを実行するには――」
(どちらに理と利はあるのよね……)
二人と共に執務室に戻り、改めて主張を聞いていたアウレーリアは、着地点を思案していた。
今よりも先を見据えての提案をするナタリアと、財政、人材などネーベルベルクの内情を全て把握しているテオドールでは意見の相違があるのは当然なのだが、双方最善と思う案を出している為に難しい。
二人ともこれを元に仲違いする様な人物ではないが、双方がある程度納得し、何よりネーベルベルク嶺の為になるような決着を付けねばならない。
●裁可
「救荒作物として、甘薯とライ麦両方を導入します」
主の出した結論に、ナタリアは頷き、テオドールは『そんなぁ』と情けない顔をするが、アウレーリアは言葉を続ける。
「まぁ、王国の農業技術を持ち帰るのもナタリアの仕事だし。今の食糧事情が貧弱なのは事実だから、導入自体は既定路線よ。観念しなさい。それに、作物をひとつに絞るのは何か問題があった時の被害も大きくなるから、リスクを分散する意味でも複数の作物を栽培するべきでしょう」
こう言うアウレーリアも、パンクリアース学園の生徒であり、入部して日は浅いが特殊作物研究部で得た幾らかの知識と助言からの判断だった。
とは言え、領政に負担を丸投げというのも酷い話と、ナタリアへ指示を出す。
「まずは農業試験場を置きましょう。私の庭と部屋使っていいから」
「良いのですか?」
ナタリアは、かって虚弱だったアウレーリアが自分の部屋から眺める花壇を、無聊の慰めとしていた事を知っていた。
その部屋と花壇は亡き家族との想い出の場所でもあり、テオドールもそれを知っていた。だが、アウレーリアは感傷は不要とばかりに首を振り、追加の指示を出す。
「そこで冬まで研究、成果をテオに報告なさい。他にも必要なものがあれば言って。その内容如何で査定して、来年以降の認可や予算額はテオの判断で良いわ」
「承知しました」
頭を下げるナタリアへ鷹揚に頷き、アウレーリアはテオドールへ向き直る。
「あと、作物の備蓄流通体制の整備は新品種に関係なく必要よ。人口増えても現状通りじゃ、今度こそ冬越しで餓死者出すわ。これから国外技術の導入は増えるから。手続の簡略化、進めて頂戴ね」
「えぇっ?」
試験栽培の技術者割り当に収穫、加工等々、山積みの問題に内心で頭を抱えていたテオドールは、追加で降ってきた案件に悲鳴を上げる。
脳内のカレンダーで近日中に仕上げておかないといけない仕事と後回しで良い仕事の優先順位を付けるが、少なく見積もっても七日は睡眠を削らなければ捌けそうにない量の仕事が増えていた。
「ところで、蒸溜酒については如何様に?」
「そうね。甘薯の生育を見て実現できそうなら、収穫出来る秋の開始を目指しましょうか。まずは小規模での試作をしてみましょう」
「えぇ……本当にお酒にするんですか……」
テオドールは酒蔵に発酵・蒸溜などの設備、人件費等を試算し、販売する場合の売上でどれだけ費用が回収できるか脳内で算盤を弾く。
場合によっては販売を何処かの商人に一任して、それを担保に援助を引き出す必要があるかもしれない。だが、何れにしても甘薯の栽培が上手く行く事が条件であり、まずはそちらを実現させなければならない。
「うーん。んもー! 事業計画書出してくださいよぅ! あと技術指導はそちらの責任でお願いします!」
執務室にテオドールの悲鳴が響く。また当分の間、睡眠時間を削ることになりそうだった。