燃えた村。怒れるオーク
馬車猪
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シナリオID:3263
オープニング
近付くだけで肌はもちろん肉まで熱を持ち、本能が今すぐ逃げろと強く警告してくる。
しかし彼は前へ進む。
焼け付くような空気を吸い、仲間へ、家族へ、子供へ必死に呼びかける。
助けを求める声が聞こえた気がした。
けれど五感に届くのは何かが焼ける奇妙に甘いにおいに、建物の崩れる音と炎の熱と光のみ。
「1匹逃がせば数を増やした亜人に仲間が殺される。全て殺し尽くしなさい」
意味は分からなくても意図がこれ以上なくはっきりした声が、オークの村全体に響いた。
●
全身で細剣を押し込み、勢いが止まる前に逆側へ引き抜く。
細剣による傷口から流れ出す血は人間と同じように赤い。
(オークの増援が現れたわ。そっちはどうなっている?)
慟哭するオークの至近距離にいても眉一つ動かさず、襲撃者がテレパスを使う。
テレパスで送信中は動き辛いので、一方的に猛烈な反撃を受けてしまう。
(ごめんなさいっ。今気付きました。弓で援護を行います!)
回避の途中でテレパスによる返信が届く。
(すぐに後退しなさい。敵による追撃があれば反撃せずに最寄りの帝国軍拠点まで撤退すること。返信は不要よ)
さらなる返信に気をとられて周囲への警戒が薄くなる。
そのタイミングで投擲された石に気付けたのは、実力もあるがそれ以上に運のおかげだ。
「狩りに出かけていた雄の成体かしら。遅かったわね」
意図して侮蔑と揶揄の表情を作る。
たかが害獣相手に悪感情を向ける趣味も性質も持ってはいないが、こういう行動はかなりの確率で効果がある。
憤死寸前の感情があちこちから感じられ、棍棒として扱われる丸太や岩じみた投擲が襲ってくる。
(あぶなっ。特異個体が混じっているのかしら)
テレパスを使わず内心で焦る。
スキルも装備も回避に特化しているので当たりはしない、と思いたいが数打ちゃ当たるしスキルにも限りがある。
襲撃者は濃い煙の中に飛び込むように跳躍し、オーク達の前から姿を消す。
オーク達の慟哭と、焼け落ちていく家の音だけが響いていた。
●帝国南部鎮守都市ヴィントにて
「目的地はオークの村ではなくオークに占拠された人類の村よ」
少し焦げ臭い少女が冒険者達を出迎える。
「私はセニャ。シルトラース帝国で代官の地位を任されているわ」
ほぼ無任所だけどね、と軽い口調で付け加える。
「貴方達にお願いしたいのは亜人の討伐。種類はオーク」
豚人とも呼ばれる、どう言葉を飾っても平均的な人類の美的感覚では酷く醜い種族。
なお、豚と猪は似たようなもので猪は恐るべき筋肉の持ち主だ。
成体が全高約2メートルに達する豚人の膂力は猪の上を行き、石器程度なら自作可能な文化と知性まで持っている。
「戦力が激減した今の帝国軍では討伐のための戦力を捻出するのも難しくてね。私が戦力をかき集めて奇襲をしかけたのだけど……」
村の再利用を諦めて確実に殺そうとしたのに殺しきれなかった。
酷く元気な少数の雄オークが、何もかもが燃えた村の跡に居座っている。
「敵の武器は枝打ちが不十分な丸太と投石用の石、というより岩。防具はおそらく魔獣の毛皮ね」
冒険者の装備とは比較にならないほど弱いが、丸太や岩を武器として使用可能な腕力と体力と体格は脅威だ。
「私の失敗の尻拭いだから援軍も用意したいのだけど」
焼き討ちに動員した戦力はかなり無理をして集めた戦力で、今彼女が動かせる戦力は彼女1人しかいない。
「私は貴方達より腕は劣るもしれないけど役には立つつもり。指示には従うから良ければ連れて行って頂戴」
彼女は、自身がどれだけ憎まれているか気付いていない。
かつては人類が住み、数日前まではオークが住んでいた村は焼け野原と化し、6体のオークが仇敵を待っている。
解説
マスターより
リプレイ
「セニャはヴィントに残っていてもらいたかったんだが」
アルベルト・V・シュタールシュヴェーアトは婚約者を守る決意はあるが、必要以上の危険を冒して欲しくないのも本音だ。
「原因は私の失敗だもの。全て冒険者に任せるのも外聞が悪いし何より私の気が済まないわ」
隣で歩く恋人の顔を見上げ、彼女にしては普通の少女らしい態度で反論するセニャである。
「んで、火攻めまでやって負けたのか」
アーテミシアの言葉にも態度にも敵意はない。ただ事実を指摘している。
「本気で戦いのセンスねえな。今まであんだけ間近で見ておいて何お勉強したんだ?」
足手まといもいいところだから来るなというのがアーテミシアの本音である。
「私より格上の授恵者に言われると反論できないわね」
傲慢な態度で受け流しているように見えるが、付き合いの長い冒険者には虚勢がばればれだ。
「村ひとつ使って焼き討ちなんて手際とスケールの大きさは相変わらずだねー」
アルマ・ヴァレンタインはフォローはするが嘘は言わない。
数年前なら冒険者数人相手に有利に戦えていたセニャも、今はこの場にいる冒険者と一騎打ちをすれば負ける程度の強さでしかない。
「亜人相手の戦闘だね。セニャが倒しきれなかったオーク達、今度こそ全滅させるよ!」
ララベル・サン・ディーベルにも悪意はない。
放置した場合に周辺で発生するかもしれない被害のことを想像してやる気が出ているだけだ。
「とはいえ取りこぼしたお怒りオークが手当たり次第に人里襲うかもだし、仇討ち狙いー? で現場にまだ居座ってるうちに倒しちゃわないとだねー……」
ハーフリングの中でも小柄なアルマが腕を組んでうなずく様は可愛らしいが、周辺に対する警戒は十分で秘めている魔力は巨大だ。
「ひょっとしてセニャ、オークに怨まれる事やった?」
ララベルは遠くから微かに聞こえる声に気付いてちらりとセニャを見る。
言葉での返事はなく、察して欲しいらしい曖昧な表情があった。
「根絶やしは大変な労力が必要ですからね」
穏やかな理想的シスターに見えるシルク・メイプルリーフはその態度を変えない。
彼女は平和主義者ではなく人類博愛主義者でありむしろ生存競争推奨派。敵に敬意はあれど慈悲はない。
「数的有利はこちらにありますしフォローもして頂けますね?」
シルクがセニャに視線を向けると、セニャは真っ直ぐに見返してから静かに頷く。
「では多少の余裕はありますね。あの丸太のオークさん、1体もらっていってもいいですよね?」
シルクの気配が濃く攻撃的になる。
近付く村の焼け跡で、人間と比べると子供と大人ほどの体格差があるオークが丸太を振り回して威嚇してきていた。
●
「とー!」
アルマは特大爆炎をぶっ放す。
オークが潜んでいた大きな燃え残りが、巨大な魔力により徹底的に破壊される。
(新しい仕事でも見つけたのだろうかセニャ殿は)
ストレガ・L・リベルガストラは、村の外にいるはずの知り合いについて少し考える。
最初に会ったときと性根は変わっていないが仕事は学園生から代官と大きく変わり、今は万一敵の逃亡と敵の増援に備えている。
「おそらく術師との戦闘経験がないのだ」
オークの反応を見て敵の来歴を把握する。
魔獣の骨と呪物でばっちり決めたストレガは、目立ちはするが知識のないものには実力ほどには警戒されない。
侵入しない限り不可視の重力場も、軽快な投石オークを錨と鎖1つで絡め取るのもまだ命は奪っていないからだ。
「焼け落ちた村を守ると言えば聞こえは良いですが、そもそも人類の村ですよね、これ。啓示によれば『エルフの森を焼くブームはオワ=コンなのでこれも駄目です』との事ですが、どういう意味でしょう」
フリーダ=ブロムヴィストは内心を1から10まで口にしている。
普通の亜人には人間の言葉は通じない。万一フリーダの言葉を理解しているなら極めて特殊な特異個体ということなのでフリーダの言葉に反応があれば重要な情報を得られる。
「何にせよこのまま放置するわけにもいきません」
白金の盾と鎧はそれはもう目立つ。
オーク後衛から飛来する岩が盾に当たったのによろめきすらしないのは、部族をほぼ全滅させられ激情に駆られたオークの頭を少しとはいえ冷やすほどだ。
「前衛、後衛、遊撃で連携しあえるのはなかなかやりますね」
フリーダは敵に包囲されないことと敵に突破されないことを優先した上で、視線と位置取りで敵後衛に圧力をかけていく。
固く鋭いのに速度まである白金の戦士は、攻撃手段が単体攻撃のみでもオークにとっての脅威だ。
「オーク共!! ここで貴様等を殲滅するぜ!!」
アルベルトは行動に迷わない。
漆黒の鎧から黄金色の光を立ち上らせながら、迎撃の特大丸太振り降ろしを大型盾で防ぎつつ全力で斬り込む。
その剣技には特別な特徴はなく、けれど速度も技も込められたエーテルも一級品だ。
非常識な速度で防御のため戻された丸太を削るだけでなく族長オークの胸から脇にかけて圧倒的な技量と破壊力で切り裂く。
(特異個体の中でも強い個体か。だがこのしぶとさは)
手応えから敵の評価を修正する。負ける気はしないが予想より強い。
「ボスは見た目通りこいつか」
目が良いアーテミシアには最初から分かっている。
味方前衛と連携しているので敵の攻撃は特に集中せず、岩も丸太も竜鉄製防具で問題なく防げる程度だ。
加速して攻撃に適した位置へ移動。
間髪入れず全身をエーテルで光らせ、肩から指先を覆う籠手で空間ごと抉り取るかのような勢いで突撃。
真ドラゴンチャリオッツは当たれば抵抗不能な一撃であり、アーテミシアの狙った通りに重力場が展開中の場所に族長オークを押しやって敵戦力の分断を成功させた。
●
大きな武器は威力の高さと反比例して扱い難い。
十分に育ったオークでも丸太を武器としては扱い切れず、比較的低速で丸太を振り回すことしかできない。
もっとも、そうなったのには丸太以外の理由がある。
「隙だらけだよ……」
ララベルは溜息をつきそうになってしまった。
速度を維持したまま小刻みに進路を変えて、3体もいる丸太使いオークに近付いては離れを繰り返す。
(普通の亜人の割にすごい威力だけど)
ララベルなら躱せる。
とにかく丁寧に躱して、攻撃は1体と1つの機会に集中させていく。
細剣を左右の上で1本ずつ扱うのは無茶にも見えるが彼にとっては無茶でもなんでもない。
武器のサイズからは想像し辛い大きな威力と切れ味で、ほとんど全裸のオークを丁寧に壊す。
(村の外にいるセニャに気づかれる前に倒す!)
敵の行動を制限する以上に敵の士気が上がるという負の効果が怖い。
自身の血で赤黒く染まった丸太をオークが振りかぶる。
それが振り下ろされる前に、細剣による鮮やかな3連撃がララベルにより繰り出された。
倒れ伏すオークから十数メートルの位置で、1人のエルフと1体オークが向かい合っている。
「もう出なくなるまで帰しませんから対戦よろしくお願いします」
シルクに振り下ろされた丸太が予想外に速い。
オークの目には布か服か判別できない衣装のシルクでは、胸部への直撃と内臓の損傷を避けられないようにも見えた。
回避は間に合わないと即座に判断して衝撃に耐える構えをとりエーテルを操作する。
豊かな膨らみに丸太が届いた瞬間、高性能な防具と防御スキルが真価を発揮する。
「えっと……」
もう1体と戦い食い止めているララベルが薄ら赤面する。
健康で健全な少年にはなかなかに刺激的な光景なのだ。
「やりますね」
シルクはシリアス顔だ。
「山羊の穴で培われたシスター48の浄化技。あますところなくフルコースです!」
真正面から組み付くと見せかけ相手の力が十分でない形で接近。
シルクの強力な魔力も叩きつける鯖折りが、オークのぶっとい腹と背骨に直撃した。
3体目の丸太オークが逃亡を開始する。
ひょっとしたら有利な場所に誘い込むつもりもあったのかもしれない。
フリーダが念のため味方の側面を守り後衛への道を塞ぐ位置へ動いてくれたが追撃の余裕まではない。
地形を熟知したオークは実力以上に速く、しかし約50メートルの距離を飛ぶように駆けることの可能なララベルよりは遅い。
ララベルは1度メイン行動を移動に使い2度目のホライゾナルジャンプで丸太オークの目の前に着地する。
体力と引き替えに高速を維持していたオークは、これ以上逃げるなら無防備な背中か脇を晒すしかなくなる。
「喰らえ、旋風三連撃だ!」
決して驕らず、油断せず。
ララベルの斬撃と斬撃はオークの肉を裂き内臓まで貫く。
血の泡を吐きながらオークが倒れるまで5秒もかからなかった。
●
帝国に属する村の燃えかすを目にするのは辛い。
人が減って復興が後回しされた場所でもだ。
(とりあえず壊滅していたとはいえ帝国の領域を不法占拠しとる以上殲滅以外に道はない)
セニャよりもベルク・オスマットの方が速い。
ただのオークでは、どれほど熟練でも少なくとも単独では対抗不可能だ。
(特定部位を狙う必要はないな)
少し強い亜人と神材製装備を複数持てるほどの熟練冒険者との力の差は圧倒的という言葉でも足りない。
比較的扱い易いとはいえ武器らしい重さもあるはずの短剣が、オークの目には視認も困難な高速で振るわれる。
(これで事切れないとは根性がある)
投石用の岩を捨てたオークが少しでも長のため時間を稼ごうとベルクから逃げ出す。
(だがその程度ではな)
ベルクがわざと遅くした数秒前とは逆にエーテルまで使って早くする。
オークの背から入った黒い刃が心臓を破壊。オークの体が止まり思考が消えた。
2体目の投石オークには青藍に光る鎖が絡みついている。
ストレガは格の割に魔力は低めではあるが亜人にとっては致命傷に近い。
「そのまま動かないでいてくれるといいのだ。動けなければ肉塊なのだ」
族長オークは冒険者相手に激しい白兵戦の最中なので術を選ぶ必要がある。
「光雨」
狙いが抜群の光弾が生じてオーク達を打ち据える。
族長オークは歯を食いしばって耐えたが、投石オークは消耗が心身の限界に達し遊び疲れた子が熟睡するかのごとく気絶した。
アルベルトの刃が族長を襲う。
既に気絶してもおかしくないのに、自らを除く全てを失ったオークはエーテルを撒き散らし復讐にしがみつく。
(セニャの参戦を防げて良かった)
復讐の最優先対象がこの場にいたら、ひょっとしたらが有り得たかもしれないと判断するアルベルトである。
アルマの得意分野は魔法攻撃だけではない。
族長オークの見事な一撃による被害を1度に癒やしてしまう回復力まで持っている。
「殺気!?」
オークが地面に落ちていた投石用岩を蹴りつける。
アルマの頭にもっと大きな岩が命中しかけ、だが余裕をもってフリーダが防ぐ。
「何か怨まれることをしましたか?」
フリーダは慎重にアルマを護衛しながらそんなことを言う。
なんとかカツとか聞こえた気がする。
「どっかなー」
アルマは口笛を吹こうとして失敗し、荷物の中の調味料を意識していた。
アーテミシアは恐れも焦りもしない。
味方は程よく緊張が抜けて亜人を圧殺できる体勢を築けている。
ボスの他が全滅した今すべきは、確実な殺害のみだ。
アーテミシアは多少の反撃を受けるのは覚悟の上で密着しそうな勢いで前へ出る。
族長オークは丸太で至近を狙うのが難しくなり、アーテミシアが被害を受ける頻度も明らかに低下する。
「中途半端な体格だが」
大きすぎる相手は狙い易いこともあるがこれは人間より少し大きいだけだ。
「気合いと筋肉は悪くねぇ」
体格の良い特異個体オークの攻撃力は馬鹿にはできず、しかしシールドガントレットの装甲をフル活用するアーテミシアには丸太が当たっても軽傷以下にしかならない。
鋭い呼気を吐きながら戦槌をオークの腹に叩き込む。
オークがその意思に関係なく前屈みの姿勢になり、隙をついたアルベルトに片脚を切り飛ばされ、最期の反撃を行う前にフリーダに眼窩から脳味噌を刺し貫かれた。
「とどめヨシ、と。しっかし、今更言うのも何だがオレも大概集団向きの戦い方しかしてねえな……」
安全と成功の確率を上げるのに向いているのがそれなので使う機会が多くなりがちだ。
群れるのは好きじゃねえンだが、とアーテミシアは軽く肩をすくめるのだった。
●
学者の解体は淡々と行われる。
「食べるものがだいたい人間と同じなのだ」
1番情報を必要としているセニャは学者ではないので必要なことだけを伝える。
ありがとうと感謝を口にするセニャは、オークの有害の度合いを一段階上昇して考える。
「どうせ更地にするのだろうから残ってる炭で焼くのだ」
人里からはるか遠い場所ではないので、肉を放置するのは危険だとストレガが伝えた。
「オークが焼ける匂いをかいでいると、なんだか……」
アルマがいそいそと調理器具と調味料を取り出した丁度そのとき、セニャがマジカルポケットから取り出した鶏肉をまとめて渡す。
「私の個人的な依頼なら融通を利かせることもできるけど、冒険者ギルドを通した依頼なら無理よ」
「そんなー」
旨み新鮮さを兼ね備えた肉を食べても、満たされきれないものを感じるアルマである。
フリーダは綿密に焼け跡を調査している。
亜人の生き残りを絶対に許さない姿勢は、亜人討伐に熱心なセニャも驚くほどだ。
「啓示でも『異能生存体がいる可能性が微粒子レベルで存在する?』と疑問気味ですし、いないとは思いますが……」
その調査に加わろうとしたセニャをベルクが呼び止める。
「戦勝で浮かれてるとこすまんが……ちょっと大問題の直視といこうか? 大丈夫、介護要員は手配してある」
ベルクはアルベルトをちらりと見る。
冗談だと思いたがったセニャは、現実逃避ができず表情をひきつらせる。
「金がかかるばかりの復興事業から足抜け出来て浮かれるのは分かるが、足元への気配りがお留守になるのはいただけんぞ?」
少し前に帝国の代官見習いを襲ったメドゥの指先が、セニャと関わりのある商会との繋がりを自供した。
セニャが荷担しているとは思わない。しかしセニャが問題解決に動かないなら……ということだ。
「気を確かに持つんだ。セニャがこの件で絡んでいないことは俺がよくわかっている」
アルベルトが呼びかける。
彼女は精神的衝撃で倒れるほど柔ではなく、しかし普段は常時行っている警戒が途切れているのでそっとカバーする。
「ごめんなさい。動揺してしまったわ」
婚約者に守られていることに気付き、強ばった顔に微かな笑みが浮かぶ。
「構わない。俺がいる。問題は1つずつ解決していこう」
「頼りにしてるわ」
セニャの性根は変わらず、しかし信頼する相手は増えていた。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:多い8 / 4〜10人
2023年10月17日 11時54分11秒 公開
相談掲示板
No.1
豊穣の使徒シルクです 今回の依頼はシンプルですね 囲まれたりしなければ大丈夫なのでは?
シーフのベルクだ、よろしく頼む。 まぁ包囲されなければ数の差もあるし押し潰せるだろうな。 あ、アルベルト卿。 ちょっと戦後にセニャに爆弾(繋がりのある商会がメドゥと関係してる容疑あり)叩きつけるので介護よろしく。
ヒーラーのアルマだよ、どーぞよろしくねー 取り逃がしたら面倒そうだけどこっちのほうが人数も多くなったし セニャさん集中狙いでくるみたいなので保険にライフアンカー用意と 生命と抵抗が高い相手なのでしんぷるに火力特化で準備していくね
ウォリアーのアーテミシアだ この関連の話はもう終わったのかと思ってたけどな。 とりあえずオレは長を抑えようかね…
ウォーリアのアルベルト・V・シュタールシュヴェーアトだ。 よろしくな。 ・・・リットの次はセニャ絡みの依頼か・・・。 全力で闘わせてもらうことにしよう・・・。 俺としては一応セニャにはヴィントに残ってもらうように話したいのだが・・・大丈夫かな? セニャがどうしてもついて行くと言うのなら俺はセニャのそばで闘って一応護衛(みたいなこと)をしようと思う。スキル的に難しいんだけどな。 >オスマットさん 了解したぜ。・・・うん、事実を伝えることは大切だしな・・・。
ストレガなのだ。よろしくなのだ。 セニャ殿を連れて行っても支障ないと思うのだ。 集中攻撃しようとする分此方への警戒が散漫になるとみて。 投擲だけ注意したい。それくらいか。 此方は足を止めるのだ。
僕は、シーフのララベル・サン・ディーベル。 みんな、よろしくね! 囲まれない様に、動き回りつつ戦ってみるよ。
個人的には付いてこられても困るンだよなあ。 とりあえずオレは長をチャージングとドラチャリでふっとばして孤立させてから叩くかね。
No.9
こんなに都合よくぴったりな対戦相手滅多に居ないのでちょっと丸太オークさん1体もらっていきますね