【呑竜】ブラックウッドの死神【黒森】
おおくまねこ
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シナリオID:3192
オープニング
ブラックウッド。パトリオット子爵領の東にある黒壇の森は古くからそう呼ばれていた。森の中にはエルフと黒狼の獣人達が住み、自治を行っていた。彼らは平和を望む穏やかな民族であったが、いつしか、統治者達は祖先が交わした盟約を忘れ、彼らを賤民と蔑むようになっていた……。そして新暦1222年。ブラックウッドの一族は滅亡の危機に瀕していた。
「カルロが死んだ。いや、殺された。背中から鎌でばっさりだ。また、『死神』の仕業だ……」
「これで三人目か。くそっ! 一体何体いやがるんだ。何度倒しても、毎晩新しい奴が現れやがる!」
犠牲者の骸の前に、獣人達は嘆く。つい最近、この森に凶悪なクリーパーが棲み付いたのだ。クリーパーの腕や顔がまるで死神の姿をしていたことから、ブラックウッドの一族は『死神』と呼んでいる。死神はそこまでタフではないが、非常に動きが素早い。仕留めるには一族総出で相手にスキが生まれるまで、飽和攻撃を仕掛けるしかない。何よりも厄介なのは、こいつが一体ではなく、倒しても倒しても次の個体が出現することだった。一応、村長から領主に駆除を頼んでみたが、なんだかんだと屁理屈を付けられ、領主はまるで動く気配を見せなかった。
「やはり、おかしい気がします。アストラル界より出でしクリーパーはこの世界での安定を求め、エーテルを捕食する。私達一族には授恵者が多く、狙われやすいのは分かるのですが……どうも動きがクリーパーらしくない」
対策会議を仕切っていた村長のエルフ、カーテナが言った。
「私もそう思います。魔獣ではないのは確かだが、クリーパーにしてもあいつらは理から外れているような……あれではまるで呪いか暗殺者だ。複数体存在しているのに、一体ずつしか仕掛けてこないのも変だと思う」
獣人の少女も頷いた。
「そうですね。今はこちらが勝っていますが、このまま戦い続ければ、いつか限界が来ます。ここは、専門家の助けを借りるべきかと」
「と、申しますと?」
「冒険者に助けを求めましょう。優しい彼らなら、きっと私達の力になってくれるはずです」
●
「アンサラー。例の計画は進んでいるか?」
グラム・パトリオット子爵が尋ねると、長女アンサラーはニッコリと笑った。
「はい、お父様。計画は順調です。害獣達はまだ抵抗をしているようですが、いずれ力尽きるでしょう。8月中には駆除が完了するかと」
「うむ」
先日、バルムンクの「ブラックウッドの一族を挑発することで先に手を出させ、蛮族認定して殲滅する作戦」は冒険者の妨害により、頓挫した。実は冒険者を招き寄せたのは次女のエマだったのだが、二人はこの時点では、まだその事実に気付いていない。そして、子爵はまだブラックウッドの一族の殲滅を諦めてはいなかった。
「『死を齎すもの』に失敗はありません。たとえ退けられようとも何度でも蘇り、確実に害獣達を全滅させるでしょう。そして――『彼』の事を知るのは私とお父様だけ。下手人の口封じも必要ありません。目障りな王家の密偵や王国騎士六番隊に感づかれることもないでしょう」
「うむ、今度は大丈夫なようだな。さすがは我が娘アンサラー。次男よりずいぶん出来がいい。正直、バルムンクの計画は粗が目立つと思っておったのだ」
「お褒めの言葉、ありがとうございます。バルムンクはまあ、まだまだ甘さが抜けない坊やですから……」
子爵がよしよしと髪を撫でると、アンサラーは猫なで声で返事をした。
「では引き続き、よろしく頼む。ブラックウッドの一族が全員死んだら知らせてくれ」
「かしこまりました。ではお父様、ごきげんよう。来年の今頃にはあの森は、立派なゴルフ場になっておりますわ」
「うむ、期待している」
満足げに笑った父の退出を見送った後、アンサラーは急いでバスルームに入り、念入りに髪を洗った。
「あのクソオヤジ! 私をいくつだと思ってるの!? 25歳の娘の髪を撫でるな! キモイんだよ!」
ごしごしとスポンジで髪をこすりながら延々と父の悪口を言うアンサラー。幸いなことに、アンサラーの部屋は防音性能が高い特注の部屋だ。彼女の言葉を聞いている者は誰もいない。
「ダインスレイブお兄様にも、バルムンクにも次期当主の座は渡さない。あのクソオヤジの爵位を継いで当主になるのはこの私。アンサラーよ」
解説
マスターより
リプレイ
「皆さん、ようこそブラックウッドの里へ。来ていただけると信じておりました」
四人の冒険者達が黒檀の森の奥にある集落まで足を運ぶと、村長のカーテナが丁寧にお辞儀をした。カーテナはエルフらしい端正な顔立ちをしていたが、彼女の顔には濃いクマができており、十歳は老けて見えた。
「お久しぶりね、村長。先日の依頼を考えたら、この事態、偶然とは思えないわね。パトリオット家の仕業かは分からないけど、放ってはおけないわ」
ロゼットはカーテナと握手をしながら言った。
「あいつら……まだ悪巧みを諦めてなかったのかよ!」
ロゼットと同じく、二度目の訪問となったハヤト=ガラン=ヴォルファングは歯をギリギリと鳴らした。
「依頼書に書いた通り、この森にも何度かクリーパーが出現したことはあるのですが……クリーパーについては冒険者の皆さんの方が詳しいと思います。どうでしょう……?」
「きな臭いですね。何らかの裏があると見た方が自然ですが」
カーテナが問いかけると、ヴィルヘルミナが頷いた。
(怪物を召喚して使役する組織などもあると聞きますし、その類かもしれません。領主は見て見ぬふりだそうなので、都合が良いのか裏で糸を引いているか等の疑いはどうしてもありますが。証拠を掴んでないと意味がないので)
「エルです。これ以上犠牲者は出させません。……この子はウィルと言います」
エルは連れてきた狼と共に、自己紹介をした。
(前の報告書、あるし。また、何か、仕掛けられてる、とか、ない……?)
エルもまた、事件の裏でパトリオット子爵家が暗躍していることを強く疑っていた。
●
――おそらく、怪物を使役している者がいる。
それが冒険者達の四人の推測だった。何者かどうかはまだ分からないが、クリーパー(?)は自然発生したものではなく、何者かの悪意によるもの、という見解については四人全員が直感していた。
「夜になると襲撃が来るらしいから……昼間のうちに聞き込みしますね」
「周辺の地形も調べておきましょう。もしかすると、村に何か仕掛けられている可能性もあります」
「だな。昼間の内に村の中はくまなく調べておこうぜ」
「ええ。もしかすると、黒幕が村の中に潜んでいる可能性もあるしね」
冒険者達は怪物が出現しない昼間の内に、村の調査を開始した。
「最近何か変わったことはありましたか? 「死神」が出没する前後で」
エルは散歩をしていたエルフの老人に尋ねた。
「そうだねえ……先月、森の入り口が封鎖されたことぐらいかねえ……昼間に『死神』の巣を探そうと何度か村の者達で捜索隊を出したんだが、それも見つからずじまいさ」
「分かりました、ありがとうございます」
「最近、私たち以外に森に入った外部の人間は居ない?」
今度はロゼットが村の入り口の見張りをしていた獣人の青年に尋ねてみた。
「パトリオット家の誰かや兵士が森に入ったとか……もしそうなら、その場所を教えて欲しいの」
「領主一家はこの森には入ってきてないと思うよ。税金の徴収や、領内のお触れを知らせに兵士は時々来るが、特に怪しい動きはしてなかったよ」
「村の入り口は見張ってるんですね。なら、兵士はシロかしら。それ以外の人は?」
「村の近くまでは、誰も来てないと思うよ」
「ありがとう。ちなみにパトリオット家の一族にシーフかシューターがいるかどうか、知ってる?」
「いや、知らないねえ。全員授恵者らしいが、クラスは公表してないから」
「そう……。ありがとう」
(隠密行動に長けた授恵者が犯人の可能性はまだ消せないか……)
冒険者達は村人に道案内を頼み、ハヤトとエルのエーテルを飛ばしての探知も駆使しながら、普段あまり人が来ない場所を中心に、あちこちを調べて回った。しかし、日が暮れる寸前まで捜査しても、特に異常は見つからなかった。
「まだ村の全部を回ったわけではありませんが、特に異常はないようです」
「そうかい。とりあえず喜ぶべきなのかな。疲れただろう。茶ぐらい出すから、上がっていきなさい」
「ありがとうございます」
ヴィルヘルミナが道案内をしてくれた老エルフに報告すると、老人はニコニコと言った。エルフの年寄りなので、もしかしたら因縁でもつけられるかと思ったが、フレンドリーな老人の態度を見て、ヴィルヘルミナは安堵する。
(この村のエルフの方々は私にも好意的ですね。この村のエルフは獣人と共存しているからでしょうか。あるいは、領主憎しで結束している分、協力者には寛大なだけかもしれませんが)
●
――日が沈んだ。狩りの時間だ。
森に夜の帳が降りた頃。『死を齎すもの』は動き始めた。冒険者達は手分けして村の見張りに立つ。エルの狼まで動員し、「死神」を探し出そうと努めた。村はそこそこ広いので、冒険者達はお互いの声が届くギリギリの距離まで広がった。そして……。
「アオーン!」
狼が激しく吠える。ウィルは村の外の方を睨み付けていた。エルはすかさず捜波を飛ばす。すると生物(アンデッドの可能性もあるが)の反応があった。無論村人ではない。今、村の外に出ている村人はいないからだ。
「出やがったな!」
ウィルの吠え声を聞き、村の反対側にいたハヤトが飛んでくる。ヴィルヘルミナとロゼットもエルのいた場所へと走り出していた。
「……いました!」
エルの視線は、森の闇から駆けてくるカマキリのような腕を持つ半透明な骸骨の姿の怪物が村に近づいてくる姿を捉えていた。
●
「村には近づかせません」
エルは怪物へと矢を放つ。闇を切り裂いて飛んだ光の矢を、怪物は瞬時に真横に飛び、躱した。怪物はそのまま木々に身を隠し、冒険者達の視界から消えようとした。しかし、エルが捜波を掛けた際に付けたマーキングからは逃れられず、エルは「死神」の逃げた先を把握できている。
「右です! 木の陰に身を隠しました!」
(やっぱり、動きがクリーパーっぽく、ない。見た目は怪物だけど……人間みたいな、気がする)
「こっちか! 俺の鼻からは逃げられねぇぜ!」
ハヤトはエルとマーキングは共有していない。しかし、その優れた嗅覚で死神の位置を掴んでいる。ハヤトは狼もかくやという凄まじい脚力で一気に距離を詰め、怪物の眼前にまで到達した。
「!」
「この匂い……! テメェ、『人間』だな!」
ハヤトは叫んだ。目の前にいる怪物はどう見てもクリーパーか、またはアンデッドの類だ。しかし、体臭はこの怪物の正体が人間だと告げていた。
「シャアッ!」
一瞬、狼狽した気配を見せつつも、先に動いたのは怪物の方だった。怪物はハヤトの首を狙い、鎌のような腕を一閃する。それは並の戦士ならば一撃で首を飛ばされていたであろう速度だったが、ハヤトは地面スレスレまで身を沈め、難なく回避した。
「うらぁ!」
ハヤトは体を沈めた反動を利用して怪物を切り上げる。双刀が怪物の胴をX字に薙いだが、続けて放った蹴りは回避された。ハヤトは舌打ちし、木の陰に身を隠す。
「ヴィルヘルミナ、聞こえた? やっぱりただのクリーパーじゃない!」
「ええ、そのようですね。ともかく被害が出る前に仕留めましょう」
ヴィルヘルミナはエーテルを足に集中させて加速し、そのままハヤトの加勢に向かった。ロゼットはいったん足を止め、周囲の様子を観察している。しかし、どこにも術者らしき存在は見当たらない。
(木の上とか、屋根の上にはいないわね……見えていない場所にも遠隔操作できるタイプの術者?)
●
(当たる!)
「!」
エルの放った矢が、死神の眉間を正確に撃ち抜いた。死神はたちまち輪郭が崩れ、黒い塵となって跡形もなく消えた。
「おや、もう片付きましたか。……いえ、まだですね」
村の外へと飛び出す寸前だったヴィルヘルミナはくるりと体の向きを変え、村の中の気配を探り始めた。エル、ロゼット、ハヤト、そして狼のウィルも神経を研ぎ澄ませ、辺りに不審な人物がいないかを探った。
すると――。
ガサッ。かすかな茂みの音を、ロゼットは聞き逃さなかった。夜の闇に紛れ、人間大の何かが確かに森の奥へと逃げていったのだ。森は深い闇に包まれていたが、夜目の効くロゼットはその物体の姿を微かに捉えていた。その姿は、先ほど倒した怪物と同じ、腕が大鎌になった骸骨の怪物だ。
「みんな、追うわよ!」
ロゼットが指差した方向へと、鼻の利くハヤトを先頭に冒険者達は森の中へと駆けていく。エルが走りながら炸光矢を放つと、怪物の前にあった木々がまとめて吹き飛び、倒れた木が怪物の逃げ道を塞いだ。
「チィ!」
もはや逃げ切れぬと悟ったのか、怪物はくるりと向きを変え、先頭にいたハヤトを斬りつけた。ハヤトは急停止し、バックステップで攻撃を避けようと試みる。
「おっと――!?」
回避したはずの一撃が浅く首を掠め、ハヤトは目を見開いた。今、攻撃する瞬間に怪物の腕が伸びたような感覚があったのだ。そして、刃が掠めたハヤトの首からは黒いエーテルが滲んでおり、激痛が走っている。
「何か仕掛けがありやがるな。正体を見せやがれ!」
ハヤトは勢いよく怪物の懐に踏み込んだ。刀の間合いより内側の、ほぼ密着状態。ハヤトは体ごと横に猛回転し、全身のバネの力で怪物を斬りつけながら、回し蹴りをお見舞いした。
バキッ!
ハヤトの斬撃は躱されたが、連撃の最後の蹴りが命中した。姿は全く同じだが、怪物の速力は先刻よりも増していたのだ。ハヤトは一旦後退し、怪物と距離を取る。すると、怪物は虚空に向かって腕を一閃した。嫌な予感がしたハヤトは風の匂いを頼りに横っ飛びした。すると、ハヤトの後ろにあった木がスッパリと切断された。直後、エルの矢が怪物に向かって飛んできたが、怪物は矢を躱してしまった。
「飛び道具もあるのかよ」
ハヤトは木々で体を隠しながら間合いを詰め、怪物へと斬りかかる。しかし、怪物は回避に専念しているのか、ハヤトの三連撃を全て躱してしまった。ハヤトは舌打ちし、再び後退して仕切り直した。
「こいつが本体ですか? ともかく、逃がすわけには行きませんね」
その時、追いついてきたヴィルヘルミナが怪物の横から回り込んだ。ハヤトと二人で挟み撃ちにするつもりだ。すると、怪物はヴィルヘルミナを倒してこの場を切り抜けんと、先ほどハヤトに放った真空波を放った。ヴィルヘルミナは避けきれず、真空波を浴びたが、ヴィルヘルミナは少し血を流しただけでピンピンしていた。
「ハヤト、無事!?」
「おう! ありがとよ!」
ロゼットはハヤトに聖なる光を浴びせるをかけると、たちまちハヤトの首の黒い靄が消えた。
(木がジャマで、狙いにくい……けど、この角度なら)
エルはヴィルヘルミナの方に注意が向いていた怪物目掛け、大きな光の矢を放つ。矢は無数の光の破片となって炸裂し、怪物もろとも、周りの木をなぎ倒した。
「!」
その瞬間、冒険達が瞠目する。今の攻撃の影響か、怪物の姿が変化したのだ。そこにいたのは、もはやカマキリのような腕を持つ半透明な骸骨の姿の怪物ではなく、二本の湾刀を携えた暗殺者だった。
「私を、見たな!」
怒りを露わにする暗殺者。これが、ブラックウッドの一族を苦しめていた『死神』の正体。『死を齎すもの』の異名を持つ、悪徳貴族御用達の暗殺者だ。
「見られた以上、一人も生かしては帰さん」
「やっぱり人間だったのね。誰に雇われたのか、とっ捕まえて吐かせてあげる!」
ロゼットは暗殺者を睨み付けた。
●
しゃらん。
ヴィルヘルミナが放った居合の一撃が暗殺者の両足を薙ぐ。神速・無拍子での斬撃に反応すらできなかった暗殺者は両足をもがれ、地面に転がった。
「……ここまでか。仕事に失敗した暗殺者の最後は……決まっている……」
暗殺者はそう呟くと、奥歯に仕込んだ毒で即座に自決した。
「待ちなさい!」
ロゼットはあらゆる手段を駆使し、暗殺者の蘇生を試みたが、エーテル由来の毒物ではなかったのか、暗殺者が息を吹き返すことはなかった。
「くそっ……! 雇い主は吐かせられなかったか……」
ハヤトは舌打ちした。
「遺体を回収して、村の人達に報告しましょう」
エルの言葉に、冒険者達は頷いた。
●
「『死神』の正体は暗殺者だったですって!? 領主の仕業に違いありません!」
「もう許せん! 領主の館に殴り込みに行くぞ!」
冒険者達が死神の本体のことを話すと、ブラックウッドの一族は当然ながら激怒した。今すぐにでも領主の館を襲撃しかねない剣幕の村人達を、冒険者は必死に宥めた。
「お気持ちはお察ししますが、殴り込みに行くのは得策ではありません。向こうにここを攻撃する大義名分を与えることになります」
ヴィルヘルミナはそう言って村人達を制止した。
「尋問はできなかったけど、暗殺者の死体は残ってるわ。物証があれば、リーンエス王家の調査を入れることだってできるはずよ。だからお願い、もう少しだけ待って」
「俺達はウィリアムやメアリーとも一応顔見知りだ。それに、俺には王国騎士のダチもいる。こいつの死体を突き出せば、王家だって捜査に乗り出すはずだ」
ロゼットとハヤトは王家を引き合いに出し、村人達を説得した。リーンエス王国の王家と貴族の関係は非常にややこしく、滅多なことでは王家は貴族の領地の問題には介入しないことは知っていたが、領主が住民に対して暗殺者を放った疑いがあり(先月の森の封鎖の一件もこちらに有利な材料になるだろう)、実際に暗殺者の死体まであるのなら、動いてくれる可能性は十分あると踏んでいた。もっとも、ウィリアムやメアリーは今結婚話やらグリゼルダやらなんやらで死ぬほど忙しそうなので、迅速に捜査を行ってもらえるかまではかなり怪しいところだが……。
「暴力はだめです。この件は、わたし達からギルドにしっかり報告します。だから、抑えて下さい。……許せないのはわたし達も同じです」
エルが拳を握り締めながらそう口にすると、ウィルが「クゥーン」と悲しげに吠えた。
●
冒険者達の報告書は冒険者達の強い要望もあり、リーンエス王家や法衣貴族の目にも入ることとなった。そして王国騎士団から本件に関する連絡係として、冒険者ギルドに籍を持つ新米王国騎士、アリエス・クレストが派遣されてきた。
「分かりました。パトリオット家の調査を行いましょう。リーンエス王国騎士団六番隊は貴族の悪事を暴くのが仕事ですので。ただ、王都の混乱もあり、王国騎士団は今多忙なので、実際の捜査には皆さんの力をお借りすることになるかもしれませんが……その時はぜひご協力をお願いいたします」
頭を下げるアリエスの言葉に、冒険者達は力強く首を縦に振ったのだった。
マスターコメント
ショートシナリオ難しい 報酬:多い4 / 4〜6人
2023年09月08日 13時32分02秒 公開
相談掲示板
ヒーラーのロゼットよ。 夜な夜なブラックウッドの住人を襲う、 正体不明の死神を排除することが目的ね。 死神の正体について、私が考えるなら「本体ではない」、 「死神を操る(または生み出す)本体が別にいる」かしら。 倒すと死体も残らず霧散するあたり、生命ではなさそう。 1晩に1体なのは1体以上は操作できない、あるいは 1日かけて1体しか生み出せないから?とか理由付けで。 こんな想像のもとで。 ・夜間、迎撃時に周囲に潜んでいるモノがいないか索敵 ・昼間、ブラックウッドの森で死神(本体)捜索 こんな方針案を考えているわ。 とりあえず、死神の強力な【スリップ】はBS治療と 回復ができるから、依頼期間中の死者は防いでみせるわ。 それじゃ、成立を願って。 >NPC様(マスター)へOPと解説で質問 >(回答なくても構いません) オープニングで「これで三人目か」と3人の犠牲者が出たような 台詞がありますが、解説では犠牲者は2人とあります。 これは数字の打ちミスでしょうか。
こんにちは。どうやらギルドの資料に不備があったようですね。すでに出ている犠牲者の数は二人ではなく、三人が正しいようです。 (解説の数字の方が間違ってます。申し訳ありません)
ハヤトが参加で2名ね。ちょっと厳しいかしら…。 せめて2本立ての片方でも成立して続編を、とは思うのだけど。 連動で大量にシナリオが出るのも善し悪しね…。
最初の発言の、自分の仮定をもとにプレイングは出しておくわ。
もう遅い、かも、です、けど…。 エル、です。…シューター、です。 どうぞ、よろしく。 探索、と、聞き込みとか、してみようと、思い、ます。
おーっす!ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! 成立するかわからねぇが仮でプレイングはだしとぜ!!
ヴィルヘルミナです。よろしくお願いします。 あと一人だったみたいなので。時間が差し迫っていますが…。 調査中も敵の襲撃はあると思うので、そちらの相手を主にしようかと。