『ROSE&SEED』連続殺人事件

岩岡志摩

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シナリオID:2960

オープニング

●『ROSE&SEED』
 木版刷りの5枚2組のカード。
 それぞれ「種と姫」「苗と農民」「葉と商人」「蕾と魔術師」「薔薇と騎士」の美しい絵が描かれている。
 リーンエス王国カペル侯爵領でよく遊ばれている二人用のカードゲーム、『ROSE&SEED』で使われている。
 カードゲームでは自身の手札から一枚を選び卓上に提示し、薔薇の成長の大きさで勝敗が決まる。
 例外は姫と騎士で、「種と姫」は「薔薇と騎士」に勝てる唯一のカードとなる。

●連続殺人事件発生
 その街はリーンエス王国カペル領の端に存在していた。
 季節ごとに様々な花が街の各所で咲き、花の領地とも呼ばれるカペル領の特徴を、この街もよく表している。
 その街で今、あるものに見立てた連続殺人事件が発生し、街中は不穏な空気に包まれていた。
 最初の被害者はアキムという名の農民で、彼は様々な花を育て販売することで生計を立てていた。
 死因は鋭利な刃物で刺されたことによる失血死。
 遺体は彼が普段肥料や農具を保管する物置小屋近くで発見され、被害者の口には彼自身が育てたと思しき苗が詰め込まれ、遺体の傍には1枚のカードが置かれていた。
 それは『ROSE&SEED』で使われる5枚2組のカードで、置かれていたのは「苗と農民」だった。
 カード自体はカペル領で広く流通しているもので、それ自体が犯人の手掛かりとなる可能性は低い。
 殺人事件の調査を担当する衛兵は、調査の中でアキムとその妻ベラが最近不仲であることを知り、当初妻ベラの犯行を疑った。
 しかし彼女は事件当日別の場所にいたことが衛兵達の調査で判明し、その後も事件は続く。
 2人目の被害者は、街の中でも比較的裕福な商人ベンだった。
 ベンは茶葉を扱う商会の代表を務め、その経営手腕も確かなものだったが、ある日商会の近くで刺殺体となって発見された。
 ベンの遺体は、その口に商品の茶葉が詰め込まれた状態で見つかり、遺体の傍には「葉と商人」のカードが置かれていた。
 ――あの人はだれかに恨まれるような取引などしていません。
 商会に勤め、生前商人と親しかった女性従業員カミラと、商人の弟にあたる商会の重役クライムは、異口同音にそう証言する。
 それぞれの事件は発生場所が離れていたが、衛兵達は2つの事件に関係性があると考え、捜査を進める。
 しかしいくら調べても殺されたアキムとベンとの間に関連性はなく、衛兵達も困惑する中、第3の殺人事件が発生する。 
 3人目の犠牲者は、街の中に工房を構えた職人ダグ――正確にはその弟子セシルだった。
 ダニエルという職人は花に見立てた工芸品を生み出し、その技術力の高さから魔術師という異名で呼ばれていた。
 今回犠牲となったセシルは、ダグの技術に憧れ弟子入りした一人だった。
 刺殺体となって発見されたセシルの口には、花の蕾らしきものが詰め込まれ、遺体の傍に「蕾と魔術師」のカードが置かれていた。
 ――今の段階では蕾に過ぎない腕前も、修行や経験を積み重ねれば、いつか自身もその技術を花開かせて一人前になる。
 セシルはそんな夢を抱いて日々努力していた弟子で、誰かに恨まれるようなことはしていないと、師匠のダグは証言する。
 衛兵達は3つの事件に共通するものはないか調べを進めたが、『ROSE&SEED』のカード以外、関連性は見つからない。
 『ROSE&SEED』のカードで残るのは「種と姫」「薔薇と騎士」の2枚。
「そうなるとあと2件、殺人事件が発生するということか?」
「犠牲者を姫や騎士に見立てるなど、不遜にも程があるが、発生する確率は高いだろうな」
 手詰まりとなった衛兵達は、冒険者ギルド支部へ調査依頼を出すことにした。

●調査開始と不審人物
 調査依頼にシルヴィア・A・カペルやその仲間達が応じ、現地へと向かう。
 やがて街へ到着した冒険者達は、街の衛兵達から詳しい話を聞く。
 依頼人である衛兵の長によると、最初の事件が発生して以降、この街では犯人が街の外へ逃げ出さないよう衛兵達の手で封鎖が続けられている。
 今回依頼を受けた冒険者達が唯一街へ入ってきた人々で、それ以外の出入りは衛兵達が許可していない。
 衛兵達の封鎖が確かなら、連続殺人事件の犯人は今もこの街のどこかにいる。
 そう考えたシルヴィア達が街中で調査を進めていく中、何の前触れもなくその人物と遭遇する。
「手伝おうか」
 青い髪に赤い瞳。
 少女と見間違えそうな少年は、冒険者達に向け協力を申し出た。
「どうして君がここにいるのかな?」
 シルヴィアはこの少年に見覚えがあった。
「僕は君たちに協力したいだけだよ」
 冒険者達から向けられる警戒の念を気にするそぶりも見せず、その少年――ノアはそう答える。
 以前にもノアは魔獣討伐の依頼において、9人目の冒険者としてシルヴィアや冒険者達と行動を共にしたことがある。
 だが冒険者ギルド支部は9人目の冒険者について記憶が曖昧で、それが明らかになる前に、ノアは姿を消していた。
 再びその姿を見せたノアは敵対する素振りは見せていないが、信用するには不審な点が多い。
「今は事件を解決する方が先じゃないかな?」
 笑みを崩さないまま、ノアは冒険者達にそう促す。
 ノアの正体が明らかでない以上、強引に排除した場合、何が起きるのか予測できない。
 相談の末、冒険者達はノアを警戒しながらも同行を認め、調査を再開する。
 その中でノアは、冒険者達に衛兵達も知りえない情報をもたらした。
 ノアの話ではこうだ。
 最初の被害者アキムは、花の売れ行きが思わしくないためか荒れるようになり、妻のベラとの喧嘩が絶えなかった。
 その喧嘩をベラの友人ボブが仲裁するうちに、ベラとボブは親密になっていった。
 2人目の被害者ベンは、従業員として雇い入れたカミラと個人的に親しくなり、最近プロポーズして結婚間近だったという。
 そのベンはすでに両親が死去し、家族も弟のクライムしかいなかったため、商会代表はクライムが継ぐ形になるらしい。
 3人目の被害者セシルは、師匠のダグより厳しい教えを受けていた。
 人前での罵倒や物を投げつけるなど威圧じみた行為は日常茶飯事で、その様子は周囲で暮らす住民達もよく目にしていた。
 ダグがセシルに対し特に厳しいのは、そうすることで成長すると見込んでのことだったらしいが、最近のセシルはダグからの叱責に委縮し、塞ぎこんでいた。
 そしてセシルと同じ弟子仲間の仲も、必ずしも良好とは言えなかった。
 特にセシルの兄弟子にあたる職人デレクは、セシルがダグから贔屓されていると不満を募らせていたらしい。
「やけに詳しいね」
 一連の話を聞いた冒険者は、ノアが事情を知りすぎていることに疑いの目を向ける。
「日頃の行いがいいからだよ」
 ノアがつかみどころのない態度で応じる中、冒険者達はノアの情報が正しいかも含め、調査を進める。
 もしノアの情報が全て本当だとした場合、ノアは連続殺人事件の犯人も知っている可能性は高い。
「犯人を捕まえるのは君達の役目だよ」
 冒険者達が探りを入れても、ノアはのらりくらりと追及をかわしている。
 なおノアは、冒険者からのある問いかけにはこう答えていた。
「僕はこの事件の犯人じゃないよ」

解説

●目標  カペルの遊戯に見立てた連続殺人事件を解決する  登場  ノア  今回の事件で皆様に協力を申し出た少年。様々な情報を皆様にもたらすが、その正体や能力など不明な点は多い。  衛兵の長  今回の依頼人で名はエド。皆様が街で活動する際様々な便宜を図ってくれる。普段は衛兵詰所にいる。  ベラ  容疑者その1。最初の被害者アキムの妻。アキムとは最近不仲だった。  ボブ  容疑者その2。上記ベラの友人。夫と不仲だったベラとはここ最近親密になる。  カミラ  容疑者その3。2人目の被害者ベンとは雇用主と従業員の関係だったが、最近ベンはカミラにプロポーズし結婚寸前だった。  クライム  容疑者その4。ベンの弟で商会重役。ベンとは唯一血縁がありベン死去後は次期商会代表に内定した。  ダグ  容疑者その5。3人目の被害者セシルの師匠にあたる職人で「魔術師」の異名持ち。厳しいことで有名。  デレク  容疑者その6。セシルの兄弟子に当たる職人。セシルが師匠ダグから贔屓されていると不満を募らせていた。  アルヒ・ラスカス  ギルド職員支部職員。今回唯一の増援。皆様の指示に従う。使用スキルはヒール、解呪。汎用スキルはテレパス。  状況  リーンエス王国カペル侯爵領内の端に存在する街。現地時刻は正午で快晴。  連続殺人事件はこの街の北側に集中している。  現在までに事件現場となったのは農民アキムの物置小屋付近、ベンの商会建物近く。そしてダグの工房近くの3か所。  現在街は衛兵達により封鎖され、今回調査依頼に応じた皆様冒険者を除き、人の出入りは止められている。  衛兵達が事前に住民達へ周知しているため、街の住民達は皆様の調査に協力的。  大人数を集めて話をする場合は衛兵詰所を利用していいと依頼人は許可済み。  ※犯人  以下PL情報。  上記容疑者達の中に犯人はいる。武器は短剣。使用スキルはハイディングとタナトスバイト。汎用スキルは暗視。後天的に授恵者となりそれを隠している。  犯人動機は被害者が死ねば自身の利益となるから。残り2人は連続殺人に見せかけるため殺した。  証拠品は犯人の短剣と血の付いた衣類。被害者の口に苗や葉、蕾を詰め込んだ時に使用した手袋。短剣を除き、犯人が普段いる場所近くの庭に埋められている。  犯人は次の被害者を自殺に見せかけて殺してから、一連の犯行に使用した証拠を遺体の近くへ隠し、一連の犯行をその被害者がやったように偽装する予定。

マスターより

 こちらはリクエストされたシナリオとなります。  ノアより提供された情報の裏付け調査はこれからです。  各容疑者ですが、ベラとボブは2人ともボブの家、カミラとクライムは商会建物内にいます。ダグの工房にはダグ自身とデレクがいます。  ノアは事件の真相を把握していますが、今回に関しては皆様の手で犯人を捕まえ、皆様に事件を解決してもらう形が望ましいと考え、協力する内容は最低限に留めています。  OP解説内※犯人、の部分はPL情報ですが、皆様の調査や犯人を捕まえることで明らかとなる内容です。  そしてこれもPL情報ですが犯人が次に狙うのは、この街で最も「薔薇と騎士」に相応しいと思われる人物(衛兵の長エド)です。  事件を連続ではなく別個に眺め、被害者が死んで得をしたのは誰か、という視点で事件を考えると犯人を絞りやすくなるかもしれません。  なお衛兵達は街の周囲を封鎖する業務に追われているため、皆様からの要請には応じられません。  必要なものがあれば、皆様に同行するアルヒ・ラスカスに頼めば大概のものは用意できます。  ご不明な点がございましたら、出発36時間前まででしたらアルヒが答えられる範囲は答えます。

リプレイ

●始
「随分と手の込んだことをするんだな」
 エル=バ=ノイアンはカペル領の街で発生した連続殺人事件について、そう評する。
 これまでの被害者はアキムとベン、セシルの3人。
 容疑者はアキムの妻ベラ、ベラの友人ボブ。ベンの商会に勤めるカミラとクライム。セシルの師匠ダグと兄弟子デレクの6人。
「こんなふうに演出する理由がある……あるいは演出する余裕や、知識のあるやつの犯行だろう」
 ノイアンは今回の犯人像をそう分析し、調査範囲を絞り込む。
「連続殺人に見せかけて本命を殺すというのは小説でもよくある手なので、誰も彼も怪しいですけど」
 ギーゼラはそれぞれの事件に関連性はないと主張する。
「取りあえず容疑者全員を捕まえて、程よく拷問すれば吐いてくれません? 手っ取り早く終わりそうですけど」
 ギーゼラは冗談だとわかる(若干本音も含む)暴論を口にする。
「犯人が連続殺人を演出する事で捜査を混乱させようとしているのか?」
 海神 江流もギーゼラの考えに近いが、ある指摘を行う。
「口の中に物が突っ込まれているってのは……関連性を演出するだけの行為にしては恨みを感じるぞ」
 もともと計画性がなく、起きてしまった事件の真相への偽装(カムフラージュ)だとするなら、どのような感情があったのか。
 それを感じることができたら捜査の助けとなりそうな気がすると、江流は考える。
「カードは後2組残っている。ということはまだ2件の殺人が起こる可能性も否定できない」
 ロイ・アウレアは次の事件発生を危惧する。
「残りの札は「種と姫」「薔薇と騎士」。殺人の順番からすると次は「薔薇と騎士」になりそうだよね」
 シルヴィア・A・カペルもロイと同意見なのか、「薔薇と騎士」に見立てた事件が起きると予想する。
 ――ノアの話が本当なら、恐るべき情報収集能力だよ。
 シルヴィアは今回協力を申し出た少年ノアの能力を、内心畏怖していた。
「ノアは犯人じゃない、か」
 ルベア・ベルニも、ノアの言動に意識を向ける。
「疑わしいけど、まぁ動機は確かにないものね」
 そう語る一方、ルベアは別の可能性を口にする。
「……愉快犯である、という可能性を除いたら、だけど」
 なおノアの話を聞いていたテス・アウレアも、同じ見解に至ったらしい。
「君が愉快犯……ということは察したよ」
 テスは大きな溜息と共に、そう呟く。
「存在自体が謎だが……前回の出会いで特に迷惑は被らなかった」
 そんなテスを、ロイはそう言って宥める。
「情報の裏取りはこれから行うが、純粋に協力して貰えるなら有難い」
 そしてロイはノアに対し、協力の受け入れを表明する。
 ロイはノアが誰かへ敵意を表さない限り感謝を示し、良き知人として接するつもりだ。
「私はダグさんとデレクさんの所へ行きます」
 エフィルミアはダグの工房での調査を表明する。
「アルヒにはエドの傍を離れずにいて欲しいんだよね」
 テスはアルヒ・ラスカスに、この街で衛兵長を務めるエドの護衛を頼み、ロイも相棒のルクスをエドの護衛につける。
「そうすれば犯人も狙いにくくなるはずなんだよ」
 テスは、犯人も捜査の行われる昼間は動かないと予測していた。
「被害者が死んで一番得していそうなのはクライムさんかと。というわけで、クライムさんを絞めに行ってきましょうか」
 ギーゼラがそう言うと、ノイアンもカミラの身辺を秘密裏に調査すると言い残し、その後に続く。
「皆で協力して犯人をさくっと捕まえちゃいましょう!」
「そうだね。姫として可愛い妹達が狙われる前にさっさと捕まえよう」
 エフィルミアとテスは仲間達へ檄を飛ばし、自分達も調査に向かう。
(今回は友人やお兄様達、恋人と一緒で心強いな)
 シルヴィアは心強さを感じながらも、ルベアと共にベラとボブの調査に移る。
「愉快犯、ね」
 ノアは笑みを崩さずそう呟き、シルヴィア達の後を追った。

●セシル
「まずは捜波で怪しい物が埋まってないかチェック!」
 エフィルミアはダグの工房がある一帯に向け、エーテルの波動(捜波・改)を走らせ、不審物の有無を調べる。
 その間にテスは工房に出入りする人々や周辺で暮らす住民達への聞き込みを続ける。
「カードを表すならダグ(魔術師)の口に蕾を詰めた方が手っ取り早い」
 テスはセシルが殺されたことに歪みを感じつつ、超聴覚を駆使して工房にいる人々の声も拾い上げていく。
「あとは揺さぶりをかけて相手の様子を見たいので、セシルさんに化けます!」
 不審物がないことを確認したエフィルミアは、テスと相談の上である試みを行う。
「おそらく犯人はダグでは無い。セシルが亡くなって労力の無駄こそあれ、得は見当たらない」
 テスも裏付け調査を進めた結果、ダグを容疑者から外した。
「ダグさんは厳しくてもセシルさんを大事に育てていたみたいなので、犯人の線は薄いと思いますがセシルさんを追い詰めていたのは確かみたいですしね! ちょっとお灸を据えましょうっ」
 エフィルミアは時間をかけ卓越した変装技術(フェイクカバー)を駆使し、セシルの姿に化けた。
「アンデッドっぽくゆらりっと姿を現して反応を見ましょう」
「そうだね。今回セシルが殺されなくても自死の可能性もあったから」
 エフィルミアの行動にテスも賛意を示し、ダグとデレク以外の人がいないタイミングで、工房内へとエフィルミアを誘導する。
 やや遅れて、工房内からダグとデレクの悲鳴があがった。
 物陰から洞察スキルでダグとデレクの様子を確認したテスは、2人の前に現れる。
「長生きからの助言だよ。人を動かすには厳しく怒鳴るより簡単な方法がある」
 テスは事情を説明した後、ダグにある助言を行う。
「褒めて礼を言い助言をすることだ。どちらが効率的か実際試してみるといい。職人なら素材への最適のアプローチも研究すべきだ」
 テスは現実に即した教え方をダグに示す。
「教育は厳しければいいってわけじゃないですからね! 私も厳しい教育に切れて家出したタイプですしっ」
 エフィルミアもダグに苦言を呈する中、テスはデレクにも忠告する。
「職人を目指すなら師の関心を買うのでなく、師もライバルさえも技術の肥やしにするくらい、技術を盗み(身につけ)なさい」
 ダグとデレクは押し黙り、やがて2人に頭を下げた。
(怖がらせちゃって悪いですが、それで2人が反省してこの工房の雰囲気が良くなるならオッケーかな?)
 エフィルミアはそんな未来になるよう願った。

●アキム
 ルベアはアキムの妻ベラの交友関係を辿り、聞き込みを行う。
(アキム殺害の件でベラが相談していた人はいたのか、とかね)
 既にルベアは当初事件捜査を担当した衛兵より、アダムについた致命傷の詳細を聞いていた。
「……短剣を使っている身だもの、よく覚えのある傷よ」
 ルベアはその傷口からシーフの振るう短剣によるものと見抜き、犯人は授恵者との見方を示す。
 一方シルヴィアもボブの住宅近隣で暮らす住民達に向け、話術スキルを駆使した聞き込みを行っていた。
 その結果、事件発生の推定時刻にベラとボブはその近くにいなかったとの証言を複数得ている。
(被害者に近しい人物と共犯ならアリバイは作りやすい)
 シルヴィアは衝動的に発生した犯行を偽装するため、無関係の人間を殺した可能性も視野に入れつつ、事件現場も調べる。
 なお現場はそれほど荒れていなかった。
「犯人は被害者が信頼していた人物か……不意打ちだったか」
 周辺にいても怪しまれない人や、全員と関わりやすい商人も疑わしいが――。
 様々な可能性を考慮しながらシルヴィアはルベアと合流し、情報共有を行う。
「そうだよね。授恵者ならたやすい」
 シルヴィアはルベアの「犯人は授恵者」との見方に賛意を示すと、共にボブの家へ向かう。
「何故君は捜査に協力してくれるのかな」
 シルヴィアが看破スキルでボブの家周囲を調べる中、ノアに問うと「僕がそうしたかったからだよ」との答えが返ってきた。
(私達を観察しているような。楽しんでいるような)
 シルヴィアの中で、何かが警鐘を鳴らす。
 ――深入りしてはならない。
 ――魅入られてはならない。
 それは冒険者としての直感か。あるいはカペルの血がそう囁くのか。
「大丈夫なの?」
 ここでルベアがシルヴィアの異変に気付き、ノアの前に割り込むとシルヴィアを庇う。
 ルベアは今回の事件にノアが一枚噛んでいると疑っている。
(容疑者を唆した、またはフェイクカバー的な能力で別の容疑者に化けて殺害を実行した。もしそういう能力を持っているなら調査している間にも化けているかも)
 ルベアはノアの動きにも目を光らせる。

●ベン
 ベンの商会建物内で、ギーゼラはカミラへの調査を行う。
「調査の中で知ったのですけど、貴女とベンさんは結婚する予定だったとか?」
 ギーゼラの言葉にカミラは悲しげな表情を見せ、小さく頷いた。
(これはどちらかと言えば白かしら?)
 カミラの反応を見ながら、ギーゼラはクライムに関する話も聞き出す。
 カミラの話ではクライムとは上司と部下の関係にとどまり、商会の取引は全てベン主導で行われていたらしい。
「商会の取引に関する資料を見せて下さい。事件解決のために必要です」
 ギーゼラの要請を受け、カミラは上司となるクライムに確認を取ると、クライムは許可を出した。
 ギーゼラは資料検索スキルも活用し、書類に目を通していく。
(怪しい取引も改ざんや抜けた個所も見当たらない)
 書類に不備があればギーゼラはそこを突くつもりだったが、そうした記載は見つからない。
 その間にノイアンはカミラの身辺を調査していた。
「他に想い人がいて、プロポーズに困っていた可能性もある」
 ノイアンはカミラの許可を得たうえで、その住居や周囲も調べていく。
(「薔薇と騎士」を打ち負かし、この殺人によって解放される「姫」はおそらく「彼女」だ)
 ノイアンの予測では、犯行に使われた道具は地中に埋められることが多いが、素人では堀りが浅く、掘った跡を隠しきれないことも多い。
「そして俺はロスガリア農業協同組合(LA農協)の一員だ。土の状態を看破してみせよう」
 ノイアンはベンの商会周囲を看破スキルも併用して調べ――それら(物証)の発見と回収に成功した。

●裏付け 
「3つの事件にはカード以外に繋がりがあるようには見えないなぁ。計画的な犯行と言うには稚拙な感じがする」
 詰所に残った江流は衛兵に頼み、回収された『ROSE&SEED』のカードを調べる。
「カードに残った感情を読み取ることができれば、本命の殺人と撹乱のために起こした殺人の差を感じることくらいなら出来るかもしれない」
 江流はカードに残留思念感応スキルを使い、「蕾と魔術師」から恐怖という漠然とした感情を辛うじて拾い上げる。
 やがて調査を終えた他の仲間達が、詰所に集まる。
 この中でロイは容疑者がいる場所全てを回り、エンパシーで容疑者全員の感情を読み取ることに成功していた。
 ロイが読み取った感情は、不安が最も大きく、後は個人差があるものの悲しみ、そして恐怖。
 なおロイの調査では、ボブとベラが親密になったのはアキムが殺された後と判明している。
「被害者の死亡で確実な利益を得るのはクライムだな」
 ロイの見立てではクライムが犯人の最有力候補になる。
「現行犯逮捕を狙いましょう」
 エフィルミアは、残るカード「種と姫」「薔薇と騎士」から次の被害者を予測する。
「カペル領の姫と言えばシルヴィ姉様? 騎士ならエドさん?」
「カペル領内で言うなら姫はシルヴィでは?」
 エフィルミアはシルヴィアと衛兵長エドの名を口にすると、ロイもシルヴィアが狙われる可能性に気づく。
 ――決して一人にならず、誰かと一緒に行動するように。
 エフィルミアとロイは異口同音に、シルヴィアへと忠告する。
「お兄様達、ありがとう。気をつけるね」
 仲間達から心配して貰い、シルヴィアの胸が温かくなる。
「私にとってはエフィも大切な姫だよ」
 シルヴィアはエフィルミアや仲間達を守ると決意する。
「早急にこの事件を解決しよう」
 ロイの言葉は、この場にいる冒険者共通の思いだった。
「次の凶行を阻止するために、準備はしておこうか」
 江流は襲撃への備えを進める中、作業を見守るノアに対しある確信を抱く。
「俺達に何かをさせること自体を楽しんでいるのは、間違いなさそうだ」

●捕縛
 冒険者達の予想通り、その夜犯人は詰所に侵入した。
 この時犯人は隠蔽状態(ハイディング)を維持していたが、ロイの超嗅覚やテスの超聴覚がその匂いや音を感知する。
 ロイやテスからの連絡を受け、ルベアはフェイクカバー発動の準備に入り、江流もルベアの援護に回るなど、冒険者達は捕縛に乗り出す。
「姉様もエドさんも一緒に守りますよ!」
 エフィルミアが詰所内にエーテルの波動(捜波・改)を放つ。
 既に犯人は寝室へと忍び込み、寝台で毛布を被るエド近くまで接近していたが、エフィルミアの捜波・改によって看破され、その姿が露となる。
 ここでフェイクカバーの発動を終え、エドに変装したルベアが寝室へと踏み込み、犯人の意識を自身へと向けさせる。
 次の瞬間、ルベアの姿は身を潜めていた江流の姿と入れ替わった。
(最悪、刺されるのが俺なら、ギーゼラちゃんがなんとかしてくれるでしょ)
 プリズムシャドウを駆使した江流が内心そう呟く中、別の方角よりシルヴィアの放った霞状のエーテル(魔霞)が犯人に命中し、その命中精度を乱す。
「全員必ず守ると心に決めたからね」
 シルヴィアの言葉に続き、やや離れた位置よりロイが風のエーテルを纏い加速した一射(風読みの矢3)を放ち、犯人の足を貫く。
 足を射抜かれ転倒した犯人の前にギーゼラが立ち塞がり、ノイアンや寝台でエドを演じていたテスも捕縛に加わる。
「本物のエドさんには別の場所に避難してもらったわ」
 フェイクカバーを解除したルベアが、先程まで江流がいた位置から種明かしをする。
「やはり貴方が犯人ですよねぇ、クライムさん?」
 ギーゼラがクライム(犯人)にそう告げる中、ノイアンの大太刀『白龍丸』と、テスの命中重視の素早い一撃(速打2)と化した竜石の短杖がそれぞれクライムに叩き込まれる。
 その2撃で昏倒したクライムを、ギーゼラはエーテルの光の縄(光縛封)で拘束した。
「これで満足かい、ノア?」
 ここでテスがノアのいる方向へ視線を向け――いないことに気づく。
 全員の意識がクライム捕縛に向いた一瞬の間に、ノアは姿を消していた。

●終
 冒険者達は捕縛されたクライムを衛兵達に引き渡す。
 ノイアンが回収した物証も決め手となり、尋問の末にクライムは全ての犯行を自供した。
 冒険者達の推測通り、クライムはベンとカミラの結婚によって、自身が商会を継げなくなると思い、ベンを殺した。
 ただ単独事件では自身が疑われるため、『ROSE&SEED』に見立てた連続殺人事件を計画し、他の2人(アキムとセシル)も殺し、全ての罪をエドに被せるつもりだったと供述している。
 その一方、クライムはアキムやセシル達の情報を得た方法や経緯については、最後まで口を割らなかった。

マスターコメント

 ということで連続殺人事件の犯人はクライムでした。  皆様の推理や調査は堅実に行われていたため、犯人を追い詰めることに繋がり、クライムが次に行うことも見抜いたことで、現行犯逮捕となりました。  物証も確保されていたので、クライムは逃げ切れず犯行を認めました。  改めまして今回はご参加くださりありがとうございました。  また機会がございましたらよろしくお願いいたします。
ショートシナリオR

ショートシナリオR普通 報酬:標準8 / 4〜8人

2023年05月24日 22時50分52秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. ギーゼラ

    お誘いありがとうございます。 ギーゼラです。よろしくお願いします。 取り合えず容疑者全員捕まえて、程よく拷問すれば吐いてくれません? 手っ取り早く終わりそうですけど。 という本音は置いておいて。 連続殺人に見せかけて本命を殺すというのは小説でもよくある手なので、それを予想して動く事は容易いでしょう。 被害者が死んで一番得してそうなのは「クライム」ですかねぇ。 「ベラ」は夫を殺せば大事な収入源を失いますし、すぐに「ボブ」と一緒になっては怪しすぎるので、むしろ死んだ事でやりづらくなると思いますね。 夫を生かして収入を確保しつつ、ボブと関係を続ける方がオイシイですし? あと連続殺人に見せかけるのなら、最初に殺しはしないと予想します。 「カミラ」も愛する人を失って、結婚して得るはずだった地位も失って損をしているのでないかな、と。 「ダグ」も指導は厳しかったとしても、憎んで厳しくしていたわけではないですし 目を掛けていた弟子を殺す理由はありません。 「デレク」は不満を募らせていた様ですが、セシルが死んだ事でデレクが優遇されるとは限らないわけですから、殺す動機としては弱いかなと。 長くなりましたが、僕の予想はこんな感じです。 確証を得る為には手分けして全員を調べる事になるとは思いますが参考までに。

  2. シルヴィア・A・カペル

    シルヴィアだ。お誘いに快諾してくれた皆と、リクエストシナリオを受けて下さった岩岡志摩さんに心より感謝を。 ノアの事は気になるけれど、まずはこの事件を解決しよう。 ノアから提供された情報は調査をして確証を得なければならないね。 殺人の動機と言えば金銭や地位か恋愛か……。 私も参考までに推理を……今の所怪しいと思ってるのはボブとクライムだ。 ボブの場合、アキム(苗と農民)を殺してベラと結ばれようとした。あと、アキムとベラは喧嘩が絶えなかったようだから、ベラが暴力を振われていたとか、ボブの前でベラの事を悪し様に言ったとか……衝動的に殺してしまって、見立て殺人に見えるように無関係な被害者を増やしていったのかもしれない。 クライムの場合、ベン(葉と商人)の死去後に次期商会代表に内定したようだから地位狙いか。目に見えて自身に利が出てしまうからこそ、無関係な二人を遊戯になぞらえて殺した計画的な犯行になる。 デレクについてはギーゼラに言って貰っているように動機としては弱いと思った。 証拠品は犯人が普段いる場所近くの庭に埋められているらしいから、ボブの家、ベンの商会、ダグの工房に聞き込みに行く時にその周辺を調べれば発見出来そうだ。 >犯人の取り押さえ 次は衛兵長のエド(薔薇と騎士)を狙うだろうという推理を落とし込んで、エドを狙おうとしたところを現行犯で捕まえるのが良さそうかな。

  3. テス・アウレア

    こんにちは。 テス・アウレアだよ、よろしくね。 私も2人の言うように、クライムは…どう考えても容疑者筆頭だよね。 ボブとベラはどちらも同じくらいの怪しさと思ってるよ。 デレクかぁ、私も多分犯人ではない気がするけど、万が一もあるし 個人的に、現在の立場や性格なんか色々調べて見てもいいなぁって思ってるよ。 ノアの情報の裏取り含めて、デレクの調査を担当してみようかな。 犯人の確保は現行犯も了解! みすみす逃す手はないよね。

  4. エル=バ=ノイアン

    随分出遅れてしまってすまない、ノイアンだ。 ようやく取り掛かれそうでな…明日の午前中には行動方針をまとめられたらと思う。ひとまず取り急ぎ挨拶のみにて。

  5. エル=バ=ノイアン

    ……ふむ。 直感だが…本当に直感なんだが。俺はカミラが怪しく思えるな。カミラとクライムが実は共犯だったり…しないだろうか。そう、二人が何か口裏を合わせているような気配を感じる、あるいは一方が一方を利用しているような。ベンとカミラではなく、クライムとカミラが愛し合っていたのだとしたら…二人はベンがいなくなったことで最も利益を得ているといえる…から。

  6. エル=バ=ノイアン

    クライムは何も知らず、カミラ単独の計略も十分にありうる…と追記しておく。 だから二人について色々調べてみるつもりだ。

  7. ロイ・アウレア

    こんにちは、ロイ・アウレアです。 よろしくお願いします。 犯人の推理はまだ終わってないので、出発まで色々と考えてみます。 誰を中心に調べるかは、特に指定せず空いてる容疑者に向わせて頂けたらと(=MS一任)。 所持スキルは【超嗅覚】地中の血の匂いを追うのと【捜波】で埋まってる品を探ってみるよ。 後は【エンパシー】で握手しつつ表層意識を探ってみたり…かな?と。 犯人の逃亡阻止には命中高めの攻撃スキルを準備して、捜波と併用しますね。

  8. シルヴィア・A・カペル

    誰も彼も怪しく見えてきたよ……!( ノアの話の裏付けや証拠品の確保も必要だし、出来れば容疑者全員を分担して調査したいな。 今の所、私はボブとベラを調べてみるつもりだ。 >犯人確保 次にエドが狙われるのではという推理と、現行犯逮捕を狙う旨も書いておくね。 あ、全員を衛兵詰所に集めたい人がいたら言って貰えたら有難い。敢えて見当違いの推理をして、犯人が安心してエドを狙う様に誘導するという手もあるかなって。 ・ボブとベラ(苗と農民関係者) シルヴィア ・クライムとカミラ(葉と商人関係者) ノイアン ・デレク(蕾と魔術師関係者) テス ・証拠品探しと容疑者の調査(対象はMS一任) ロイ (誤字で書き直したよ。ごめんね)

  9. エフィルミア

    遅くなってすみません!エフィルミアです! 私も誰も彼も怪しく見えてきました…(ぐるぐる) とりあえず「犯人しか知りえない情報」を聞き出したり 「物的証拠(凶器とか犯行時の道具とか)」を発見したり 言い逃れの出来ない証拠を見つけないといけないですね! 一先ず「物的証拠」を探す為に私も【捜波】は持っていく予定です! あと【フェイクカバー】で被害者になって、容疑者の前に姿を現すのも面白そうかなぁっと! 殺したと思っていた人が目の前に現れたら、大体の人は取り乱して余計な事を言っちゃいますからねっ。 一番師弟関係がごたごたしてそうなダグとデレクのところに行ってみたいと思いますっ。 犯人なら勿論成敗しますけど、犯人じゃなかったとしても彼らには改善しなきゃない問題が山積みだと思いますので! >現行犯逮捕 狙えれば確実なのでいいと思います!行きましょう! ・ボブとベラ(苗と農民関係者) シルヴィア ・クライムとカミラ(葉と商人関係者) ノイアン ・ダグとデレク(蕾と魔術師関係者) テス、エフィルミア ・証拠品探しと容疑者の調査(対象はMS一任) ロイ

  10. ギーゼラ

    フフフフフ、ノイアンさんの推理も面白いですねぇ! ドロドロの愛憎劇!殺人事件にぴったり! 僕も最初から疑ってるクライムに接触したいので協力しますよぉ? ちょっと威圧をかけてやさぁしくお話しましょう。 ・ボブとベラ(苗と農民関係者) シルヴィア ・クライムとカミラ(葉と商人関係者) ノイアン 、ギーゼラ ・ダグとデレク(蕾と魔術師関係者) テス、エフィルミア ・証拠品探しと容疑者の調査(対象はMS一任) ロイ

  11. ルベア・ベルニ

    色々考えてたら書くのが遅くなっちゃった…。 ルベアよ、宜しく。 >調査対象 私もボブとベラで。 アキムの殺害時にベラが別の場所にいたなら、実行犯はボブの可能性もあるってことよね。 ボブの素性や性格、アキム殺害当日を含む事件発生日の行動なんかを把握したいかな。 もちろん実行犯でないにしろ、ベラも一枚噛んでいそうだからベラの方も同様に観察・調査するけど。 そこから次にエドが狙われるってことを割り出せればいいかな…。 授恵者だってことは手際の良さから理解できると思うのよね。 …あと個人的には同じシーフだし、武器も同じ短剣だし、殺害された時の傷口の話が聞ければ大体察せそう。 ・ボブとベラ(苗と農民関係者) シルヴィア、ルベア ・クライムとカミラ(葉と商人関係者) ノイアン 、ギーゼラ ・ダグとデレク(蕾と魔術師関係者) テス、エフィルミア ・証拠品探しと容疑者の調査(対象はMS一任) ロイ

  12. シルヴィア・A・カペル

    同班のルベアはよろしくね。 今の所持っていくスキルは事情聴取用の話術と証拠品探しのための看破を予定しているけれど、変更も可能だ。手分けして持っていけたらとも思うから希望があれば遠慮なく言ってほしい。 (スキルは洞察も持っていきたいから悩ましいところ。変更する時はすぐ伝えるよ) 余談だけれど、『ROSE&SEED』は5枚の手札から3回勝負をする(一度使った手札はもう使えない)ルールなんだ。ゲームの雰囲気を知りたい人がいたら↓を見てもらえると有り難い。 https://alpaca-connect.com/world/world0/novel/75337

  13. シルヴィア・A・カペル

    正確には3回勝負で先に2勝した者が勝つ、だった。ややこしくて申し訳ない…!

  14. 海神 江流

    顔出しできずにごめんね。 一見、既存の3つの殺人には関連性がなさそうなのを、カードを置くことで連続殺人に見せている。 のだとしたら、この後2つのカードを使った殺人は完全にとばっちりだね。 とすると、衝動的に起こしてしまった殺人という事実から、自身を守るために後の犯行を続けたのかとか考えてしまうね。 そうするとボブとベラが一番気になってしまうところ。 何にしても感情による部分が読み取れたらいいなと思うので、残留思念感応を使ってみようかな。 シナリオ中に入ってくる情報を整理する材料になりそうなので。 可能なら、みんなに共有できるようにしておくね。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0