【微獄】消えた魔術師

革酎

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シナリオID:2958

オープニング

●行方不明
 リーンエス王国王都グランスパーダには、幾つもの機関がある。
 王党派の法衣貴族ウェズリー・バナハン侯爵が主催するバナハン魔術研究振興会もそのひとつで、これはバナハン侯爵が自費で設立した私設の魔術研究部署だ。
 バナハン侯爵は西方辺境伯ルーヴェン・アクファリテとは若い頃からの顔馴染みで、これまでにも多くの魔術関係資料や古文書の解析依頼を引き受けている。
 それらの解析依頼の中に、シラー砂漠のとある砂漠民部族から入手した古文書のものがあった。その古文書にはサキスロームとゾルケナラなる聞き慣れない固有名詞が登場しており、バナハン侯爵はそれが何なのかを解析して欲しいとの依頼を引き受けていた。
 その依頼があったのが三月の半ば過ぎ頃だったというから、もうかれこれ二カ月程度が経過している。
 普段なら少々時間がかかっても然程に気にしないルーヴェンだったが、今回は少し様子が違った。
 グランスパーダの下町シンバトエ居住街区で起きた謎の奇病蔓延事案、更には西方辺境伯領都でも生じた同様の奇病蔓延騒ぎが、事情を急変させた。これらの奇病は致死率が異様に高く、更にその病状進行が極めて凶悪的なものでもあり、事態は一刻の猶予も許さない状況へと遷移しつつあった。
 その奇病の原因を探るうちに現れたのが、サキスロームとゾルケナラのふたつの名称だった。
 しかもこの奇病騒ぎには暗殺集団『天陽道』も関わっている。
 最早、のんびりしていられる状況ではなくなってきた。ルーヴェンは近衛騎士ジュール・J・ヴェルジーと共に急ぎグランスパーダを訪れ、バナハン魔術研究振興会へと急行した。
 ところが――。

「主任研究員が、行方不明なのです」
 ルーヴェンとジュールを応接室に通すなり、バナハン侯爵は渋い表情でその様に告げた。
 バナハン侯爵曰く、件の古文書の解析に当たっていたのはエルゼン・カナクという研究員で、仕事熱心な若者だという話であった。
 そのエルゼンがここ数日、出勤していないらしい。自宅にも戻った形跡が無く、行方不明となっていた。家族は居ないとのことで、事実上、彼と連絡を取る為の手段が完全に途切れた状態である。
 幸い、古文書と研究資料はバナハン魔術研究振興会の共用書棚に残されていた為、その気になれば他の研究員が代わりに解析を進めることも出来るだろうが、肝心の解析情報が残されていない。エルゼンが個人的に持ち帰っていたか、彼の頭の中だけに解析結果が記憶されているかのいずれかであろう。
 ともあれ、事態は急を要する。
 ルーヴェンとジュールはグランスパーダの冒険者ギルドへと走り、エルゼン捜索の為の人員を募集することにした。

●次なる動き
 暗殺集団『天陽道』のアジトは、ロスガリア大陸の各主要都市に配置されている。
 ここグランスパーダでも、一見すれば普通の住宅と変わらない外観の家屋を、連絡所兼作戦指揮所として運用していた。
 変装技術に長けた天陽師や唱紋士達は、日頃は極々一般的な市民として生活する風を装い、暗殺任務が生ずればこのアジトを起点として作戦に入る。
 天陽師の首領鬼一 劉厳(きいち りゅうげん)はここ数週間、このアジトで寝泊まりしていた。シンバトエ居住街区で発生した奇病の進行具合を、自身の目で追い続ける為である。
 その鬼一劉厳のもとへ、天陽道No.2の蘆屋 外伴(あしや げはん)が顔を出した。
「サキスロームとゾルケナラ、それぞれサンプル分を持ち帰って参りました」
「陵の地下で、冒険者や近衛騎士と出会ったそうじゃな」
 蘆屋外伴からの帰着の挨拶に対し、鬼一劉厳は粥をすすりながら穏やかな表情を返した。が、その黒い瞳の奥には幾分厳しい光が宿っている。
 ラネンターカム陵の地下で、サキスロームとゾルケナラに繋がる手がかりを完全に処分してこなかったことについて、今後どう対処してゆくつもりなのかと目線で問いかけていた。
 蘆屋外伴は禿げ上がった頭を軽く叩きながら、そうですなぁと困り切った表情を見せた。
「西方辺境伯殿と隻眼の近衛騎士殿がわざわざグランスパーダにまで足を運んできたのには、何か理由があると存じます。まずはそれを、探って参りましょう」
「それはそれでも構わんが……時に、牛頭と馬頭はもう通用せんかね?」
 鬼一劉厳は、ラネンターカム陵地下で二体の式鬼が斃された点について触れた。
 これに対して蘆屋外伴は素直に頷き返し、そろそろ新たな策を用意する必要があると応じた。
「ならば妖怪共を、連れてくる必要があるのぅ」
 妖怪とは、シャルガネ居住区内の一地方に於ける魔獣の別称である。そして天陽道には式鬼使いや反魂法師の他に、あやかし法師と呼ばれる者が存在する。
 式鬼使いが式鬼を使役するのに対し、あやかし法師は妖怪を使役する。要は操る対象が異なるだけで、いずれも同じ魔獣使いの一種に過ぎない。
 但し、式鬼は接近戦での物理戦闘技術一辺倒なのに対し、妖怪は魔術的なものも含めて、様々な戦闘能力を具えている。冒険者には戦士や魔術師が居る様に、天陽道の魔獣にも同じ様な棲み分けがあるという訳だ。
「国木田の賀次郎を連れていけ」
「飯綱で御座いますか。成程、それは面白う御座る」
 蘆屋外伴は一礼すると、変装を施して町中へと飛び出していった。

解説

状況:  PCの皆様は王都グランスパーダの冒険者ギルドにて、西方辺境伯ルーヴェン・アクファリテからの依頼でバナハン魔術研究振興会所属の研究員エルゼン・カナクの捜索に着手したところからスタートして頂きます。  エルゼンの容姿や行きつけの場所等については事前に情報が与えられていますが、それらを駆使しても今のところ行方が全く分からない為、皆様のアイデアで彼の足取りを掴む必要があります。  全く手がかりが無い状態での捜索となる為、ある意味フリーアタックなシナリオとなります。  思いつく限りのアイデアを出して、エルゼンの行方を追いかけてみましょう。  尚、前回ラネンターカム陵地下で天陽師の蘆屋外伴と遭遇しており、そこから今回の事件の裏には天陽道が絡んでいることが分かってきています。  その為、今回も敵と遭遇する可能性があると考えて行動して頂いて結構です。 敵:  天陽師の蘆屋外伴、及びその配下として登場する『あやかし法師』の国木田賀次郎なる男が使役する妖怪『飯綱』が襲い掛かってきますが、スタート時点ではその存在は認知されておりません。  どこかで遭遇し、そこで初めて敵の能力が分かるという若干不利な状況での戦闘を強いられます。 NPC:  王国騎士団近衛隊のジュール・J・ヴェルジーがEXCとして登場する他、NPCとして西方辺境伯ルーヴェン・アクファリテ、法衣貴族ウェズリー・バナハン侯爵といった面々が登場する可能性があります。

マスターより

 皆様、こんにちは。  連作【微獄】の第三回OPをリリース致します。  今回も、EXCのジュール・J・ヴェルジーさんをお借りしています。  前回はシラー砂漠のラネンターカム陵地下で手がかりを探すというシナリオでしたが、今回は再び王都グランスパーダに戻っての捜索シナリオとなります。  今まで以上に手がかりが無く、下手をすれば相当に難航することが予想されます。  但しアイデアは自由に出せるので、皆様の推理力を存分に発揮して下さい。  それでは、ご縁があればご参加のご検討宜しくお願い致します。

リプレイ

●食卓の冒険者達
 早朝。
 リーンエス王国の西に広がるシラー砂漠へ、依頼に関わる調査の為という名目でビッグオウムを飛ばして貰っていたキオルティス、ローザリカ・L・ディオール、そして西方辺境伯ルーヴェン・アクファリテの三人が王都グランスパーダに引き返してきた。
 バナハン魔術研究振興会の失踪した研究員エルゼン・カナクの捜索が始まって、一週間が経過した頃の話である。
 ひと気の少ない冒険者ギルドのロビーで三人を出迎えた面々は、シラー砂漠での調査結果――ラネンターカム陵にカナク研究員が足を運んだのでは、という推測が空振りに終わった事実を、帰還した三人の表情からそれとなく察した。
「残念ながら、向こうにはカナク研究員の気配なんて微塵も感じられなかったよ」
 ローザリカが開口一番その様に告げれば、キオルティスも、
「よくよく考えれば、ここからラネンターカム陵まで行くのには相当な日数がかかる。ビッグオウムは冒険者ギルドでの依頼に関する場合にしか使えないから、可能性としては一番低かったかも知れない」
 と静かにかぶりを振った。
 しかしルーヴェンは、然程に落ち込む必要は無いと笑った。少なくとも、選択肢のひとつは早い段階で潰すことが出来たのだ。であれば、後はここグランスパーダ内外に捜索の目を集中させれば良い。
「皆さん、朝食の用意が出来ました」
「パンを焼きましたので、良かったらどうぞ」
 コルネリウス・アーラとルアンナ・ミュラーが、受付カウンター横の休憩室に一同を案内した。
 裏手にある宿泊施設で調理場を借りていたふたりが、今回依頼を引き受けた仲間達の為にと腕を振るっていたのである。
 一同が席に着いたところで、ルアンナが自慢の焼き立てパンを各取り皿に取り分け、コルネリウスが温かいスープをそれぞれの席のスープ皿に丁寧によそって廻った。
 卓中央に置かれた魚料理から美味そうな香りが漂う。
 この朝食の席ではまずコルネリウスとロゼット、そしてレピド・クロサイトの三人が、カナク研究員の自宅捜索及び最初に疫病が流行したシンバトエ居住街区での調査結果を披露した。
「最初にエルゼン宅だが、本当に何も無かった」
 とはレピドの弁。
 カナク研究員の自宅にはハヤト=ガラン=ヴォルファングも同行しており、レピドとふたり、徹底的に家宅捜索を実施してみたのだが、失踪に繋がりそうな手がかりは欠片も見当たらなかったのだという。
 この結果は既に近衛騎士ジュール・J・ヴェルジーにも伝えられており、ジュールも別方面からカナク研究員の足取りを追ってみたものの、芳しい成果は得られていない様だ。
「それからシンバトエの方にも、彼は現れていないらしいの」
 サラダをつついていたフォークの先を目の前でくるくる回しながら、ロゼットが小さな溜息を漏らした。
 ロゼットはまずレピドとハヤトに同行してカナク研究員宅の家宅捜索に注力してみた。が、そこが空振りに終わると次は聞き取った容姿から似顔絵を描いて、方々で聴取を試みた。しかし結局、目撃情報は一件も得られなかったらしい。
「シンバトエ居住街区は現在、物理的に完全封鎖されていますから、出入りしたひとが居れば確実に分かるのですが……そちらも空振りでした」
 ルアンナが焼いたパンを頬張りつつ、コルネリウスも眉間に皺を寄せる。可能性としては高いと踏んでいたのだが、完全封鎖されているシンバトエ居住街区にカナク研究員が足を向けた事実は掴めなかった。
「お爺様、彼が遠方に足を向けた形跡もありませんでしたか?」
 ジュスト・ヴェルジーが隣席のジュールに水を向けた。ジュールはティーカップをソーサーに戻しつつ、こちらも渋い表情でかぶりを振る。
「遠出に必要な買い出しや馬車のチャーター、外出準備諸々の為に出向きそうな場所全てを洗ってみたが、どこにも現れていなかったな」
 ジュールの応えを受けて、ジュストは腕を組んで視線を僅かに落とした。
 ラネンターカム陵にもシンバトエ居住街区にも現れておらず、王都を離れた形跡も無い。ここまでくると、カナク研究員は未だ王都内に居るか、秘密裏にどこかへ連れ出されたかのいずれかだ。
 前者ならばまだ光明は見いだせるが、後者ならば完全にお手上げかも知れない。
「一応、本人の部屋から毛布やシーツを借りてきて匂いは覚えたけどさぁ……何だかいつも、後手後手に回されちまってる気分になんぜ」
 背もたれに上体を預けて伸びをするハヤト。天井を見つめる彼の脳裏には、今回も天陽道が絡んできている可能性が去来しているものの、未だ確信は得られていない。
 と、ここでルアンナが自身の取り皿に魚料理を取り分けながら、ふとルーヴェンに顔を向けた。
「もう一度、最初に戻ってみませんか? つまり、魔術研究振興会に」
「……確かに、それもありだな」
 行き詰まった時は、原点に戻れ。
 捜査の鉄則であろう。ルーヴェンはジュールと目線で頷き合い、次なる捜査方針を固めた。

●容疑者、浮上
 王党派の法衣貴族ウェズリー・バナハン侯爵が主催するバナハン魔術研究振興会は、王城近くの石造りの建物に拠点を置いている。
 ルーヴェン、ジュール、そして冒険者達が足を運ぶとバナハン侯爵は笑顔で出迎えてくれたが、カナク研究員が未だ行方知れずで手がかりも得られていない事実が伝えられると、がっかりと肩を落とした様子を見せた。
「研究員や職員の皆さんは、もう出勤してるのかな?」
 キオルティスが訊くと、バナハン侯爵は不思議そうな面持ちで頷き返した。
「こちらも少々手詰まりなので、改めてカナク研究員をよく知る同僚の方々から情報を得たいと思って」
 そんなキオルティスの説明に納得した様子で、どうぞどうぞと手招きして一同を屋内へと案内するバナハン侯爵。
 この時、キオルティスはバナハン侯爵の言動や表情をつぶさに観察していたが、特に怪しい点は見られなかった。彼はまず、シロと見て良さそうだった。
(それにしても、重要な解析結果が全く残されていないのは不可解ですね……)
 カナク研究員の研究室に通されたところで、ルアンナは室内をぐるりと見渡して小首を傾げた。
 ここでもハヤトとレピドが、ロゼットとジュストの指示を受けてそれらしい資料や文書の捜索に着手した。
 一方、キオルティスはルアンナとローザリカ、コルネリウスらに研究員や職員達への聴取を指示。キオルティス自身は、三人の美女にだらしなく鼻を伸ばす研究員や職員達の様子を傍らで観察することに徹した。
 そして――。
「……気付いたかい?」
「そうだね。ひとりだけ、怪しいのが居た」
 ひと通りの聴取を終えてから、ローザリカがキオルティスに問いかけた。キオルティスも手応えを感じている様子で静かに頷き返す。
 ローザリカか聴取した研究員の中に、ブラト・ケイズという青年が居た。彼だけは異様に警戒心が高く、ローザリカに対して全く心を開く様子を見せなかった。寧ろ、若干動揺している風にも見えた。
「彼についてもう少し、探りを入れてみよう」
 キオルティスの言葉はそのまま、ルーヴェンとジュールにも伝えられた。
 一方、カナク研究員の個室で資料や文書の調査に当たっていたジュストが休憩の為にロビーへ姿を見せると、ローザリカは慌ててルアンナとコルネリウスに口裏を合わせる様に頼み込んだ。
「僕が色仕掛けで聴取してたことが知れたら、また焼餅膨らませるかも知れないから、頼むよ」
 そんなローザリカにルアンナとコルネリウスは、お仲が宜しいことで、と苦笑を返した。

 この後、更にブラト・ケイズに関して怪しげな点が浮上してきた。
 カナク研究員が行方不明になってから、彼の研究個室の掃除や整理を担当していたのが、まさにそのケイズ研究員だったというのである。
「確か、カナク研究員の研究室にはサキスロームやゾルケナラに関する研究資料が全く残されていなかったとのことですが……」
 ルアンナは、ケイズ研究員が整理と称してそれらの資料を密かに盗み出していたならば、何の不自然さも感じさせずに持ち出すことが出来ただろうと推測を重ねた。
 最初にその整理状況が不自然だと気付いたのはジュストとロゼットだった。明らかに資料の配置や整理方法が古文書解析には不向きで、どちらかといえば魔術研究の為にと考えられる配置だったのだ。そこで、カナク研究員以外の誰かが手を加えた形跡が見つかったのである。
 結果、バナハン侯爵に問いかけたところでケイズ研究員の名が浮上した。ケイズ研究員が魔術研究振興会に加わったのは丁度、カナク研究員がルーヴェン依頼の古文書解析に着手した頃だった。
「追ってみるか」
 レピドの提案に、他の冒険者達も異論は無い。
 夕刻になって魔術研究振興会の戸締りが始まると、ジュールとルーヴェンはバナハン侯爵の誘いで晩餐の席へと去ったが、冒険者達は慌てて帰宅するケイズ研究員を追跡する運びとなった。

●路地裏の奇襲
 ケイズ研究員は周囲の目を気にしながら、王都の下町へと足を向けた。
 冒険者達はしかし、ケイズ研究員を最後まで追跡することが出来なかった。夕闇に沈む路地裏へ足を踏み入れたところで、明らかに不自然な暴風が襲い掛かってきたのである。
 路上の塵を巻き上げる風の中で一瞬足止めを喰らったかと思った直後、先頭を進んでいたレピドとハヤトの肉体に何かが襲い掛かってきた。
 風が目に入り、まともに視界が維持できなくなったその瞬間に、風の中を飛び回る半透明の何かがレピドとハヤトの肩や脚を高速で切り裂いていったのである。
 攻撃されている――咄嗟に判断したコルネリウスとロゼット、ローザリカ、キオルティスの四人が前へ出たところで、長身の黒衣が横合いから鋭い斬撃を繰り出してきた。
「やっぱり絡んでいたのか、天陽道!」
「おや……いつぞやの、勇ましいご令嬢殿で御座るか」
 その黒い忍闘衣の男、蘆屋 外伴(あしや げはん)は鋭く吠えるローザリカに幾分驚いた表情を見せた。
「風の中に、何か居るわ!」
 一方ロゼットは吹き付ける強風の中に、鼠大の何かが縦横に飛び回る姿を捉えていた。この何かが風に乗って高速で飛来し、冒険者達の肉体を切り刻もうとしている。所謂、鎌鼬の如き現象だ。
 恐らく魔獣の一種だろう。天陽道が式鬼という魔獣を使役することは既に分かっているが、それ以外の魔獣を使役するという場面には今回初めて、遭遇した。
 目には目を、空気には空気を――ジュストが少し離れた位置から空気の塊を弾丸として撃ち出し、風の中を飛び回る謎の半透明魔獣を迎撃した。
 半透明魔獣は風の中で甲高い雄叫びを放ち、尚も攻撃の手を緩めようとはしない。
 狭い路地裏で、しかも敵は動きが素早い。ルアンナは得意の範囲魔法を仕掛けることが出来ず、メテオライトを叩き込む機会を狙っていたが、中々タイミングが合わなかった。
 一方、コルネリウスとロゼット、キオルティス、そしてローザリカの四人は蘆屋外伴に挑みかかろうとするものの、風の中を飛び回る半透明魔獣に手を焼き、中々距離を詰めることが出来ない。
 人間の目は強風を浴びると乾燥してしまう。その為、長時間瞼を開け続けることは中々難しい。
 半透明魔獣は一撃あたりの攻撃力は大したことはないものの、こちらの視界を封じた上でじわじわと小刻みな斬撃を与えてくるという嫌らしい戦法を駆使する、少々厄介な敵だった。
 ここでコルネリウスが大声を張り上げて挑発した。一瞬蘆屋外伴がコルネリウスに反応する仕草を見せたが、しかしすぐに頭を振り、惑わされるなと己に喝を入れていた。
「国木田、もう良いぞ。相手の正体は分かった。これ以上ここでやり合う必要は無い。飯綱は退かせよ」
 蘆屋外伴はそれだけいい置いて、路地裏の陰へと遁走していった。
 不自然な暴風は尚も吹き荒れていたが、それも十数秒程度のことであり、蘆屋外伴が姿を消してしばらくした後には、半透明魔獣も姿を消していた。
「小さくてすばしっこい敵は……ちょっと面倒ですね」
 コルネリウスは渋い表情で周囲を見渡した。
 強大な敵には盾役として大いにその力を発揮する彼女も、暴風で視界を潰した上で周辺を小刻みに駆け回る鼠大の魔獣というものは、かなり厄介な相手だと認めざるを得なかった。
「対策を考える必要があるな」
「速さと一撃の重さは大したこたぁねぇが、強風で視界が封じられるのは面倒だぜ」
 レピドとハヤトの分析に、ロゼットもその通りだと頷く。仮に光縛封で閉じ込めたとしても、味方もろともその内部に封じてしまえば危険度が増大する上に、あの速さと飛距離、そして数を考えれば、決して有効な対策とはいえない。
 レピドがいう様に、攻略法を見出す必要があるだろう。

●想定外の敵
 天陽道の奇襲を浴びたものの、大きな損失は無かった。
 レピドとハヤトが多少の傷を負ったが、ロゼットとローザリカの治癒術で十分に治療することが出来た為、引き続きケイズ研究員の追跡へと着手することが出来た。
 だが余計な横槍の所為で、彼を直接追跡することは不可能だった。幸い、バナハン侯爵からは研究員の自宅一覧を入手していた為、ケイズ研究員が帰り着く先は特定出来ている。
 結果、一同はケイズ研究員の自室がある下町の粗末な集合住宅へと辿り着くことが出来た。
「随分とひと気の無いところですね」
 周辺を警戒するコルネリウスは、極端に地域住民の数が少ないことに気付いた。廃屋やあばら家が多く、住環境としては決して良いとはいえない。
 そんな中でレピド、ハヤト、キオルティスは慎重にケイズ研究員の自室へと足を踏み入れた。内部に動く気配は無く、ケイズ研究員の姿も無い。
 その代わり、おぞましいものを発見した。
 カナク研究員の遺体だった。ロゼットが自身の描いた似顔絵と照らし合わせて確認したから、間違い無い。
「ケイズ研究員はもう、ここには帰ってこないだろうな」
 レピドの推測は、恐らく当たっているだろう。そして冒険者達に追跡されている事実は、天陽道が奇襲を仕掛けてきた時点でケイズ研究員にもバレている筈だ。
 加えて、カナク研究員の遺体。ここに長居することは己の破滅を意味する。逃亡する理由は大いにあるといって良い。
 ここで再び、家宅捜索へと着手した冒険者達。
 サキスロームとゾルケナラの解析結果に関する資料は結局発見出来なかったが、代わりに驚くべきものを発見した。
「これは……」
 ハヤトが発見した古びた封書を手にしたジュストは、喉の奥で絶句した。その封印に使われている蝋には、ある貴族の家紋が押されていたのである。
 貴族派貴族の中でも過激派として知られる、ラベネルガー侯爵家のものであった。始まりの百家に連なる家系であり、旧ファブランド侯爵家や南西部貴族派とも近しいといわれている大貴族であった。

マスターコメント

 皆様お疲れ様でした。  ほとんど情報らしい情報が無い中で、魔術研究振興会の内部に目を向けたのは流石でした。  天陽道が駆使する新たな敵とも遭遇して、その片鱗を垣間見ることが出来たのも収穫です。
ショートシナリオ

ショートシナリオ普通 報酬:標準8 / 4〜8人

2023年05月28日 10時58分22秒 公開

成功

相談掲示板

  1. ジュスト・V・ケレス

    キャスターのジュストだ、よろしく。 今回は研究員エルゼン・カナク氏の捜索とのことだけど、手掛かりが全然なくて難航しているようだね。 自宅にも戻った形跡がないなら最後に出勤した日の帰りに何かあったと思われるけど……。 職場から自宅までの帰路をまっすぐ帰っている途中に限らず、何かしらの理由があって寄り道したり、自宅以外のどこかへ向かっている途中で姿を消してしまった可能性もある。 今の所感応系スキルで痕跡を探したり、地道に近隣住民に聞き込みをする位しか思いついてないんだけれど、スキルや聞き込み対象などは皆で手分けできるならしたいところ。 そういえばPL情報だけれど、OPを読む限り研究員の失踪に関しては天陽道は、というか天陽道上層部は直接関与していないようにも見受けられるから、失踪の原因は他にありそうだね。

  2. ロゼット

    ヒーラーのロゼットよ。よろしくね。 「状況」から、カナク研究員が行方不明になって数日、 既に初動として、行きつけでの簡単な聞き込みぐらいは 実行していて、それでなお手がかりが無いみたいね。 天陽道による殺害や誘拐は疑えるけど、彼らの仕業なら狙いは 古文書や研究資料になりそうだから、それが無事であることから 天陽道が直接に何かした可能性はまだ低い、ぐらいは思えそう。 もちろんゼロではないけど。 ハズレも覚悟して考えるなら。 例の奇病が発生した、シンバトエ居住街区に向かった可能性は? タイミング的に、古文書の解析結果が出ていた時期だから、 奇病との関連を調べに行って、何かあったとか。 周囲に知らせずという不自然さがあるのだけど、仕事熱心な 若者とあるから、つい先走ってしまった?みたいな想像ね。 完全な想像だけど、低い可能性でも潰しておきたいし、 私はシンバトエ居住街区へも行ってみようかと思っているわ。 他の行動は、まだちょっと浮かんでいないわ。

  3. ルアンナ・ミュラー

    キャスターのルアンナです、よろしくお願いします。 どこかに調査に出かけたのなら誰かに行き先を伝えるなりすると思いますし、何か不慮の事態が発生して帰れなくなってしまった…と考えるのが自然でしょうか。 でも天陽道の勢力にやられてしまったり拉致られた訳でも無いとなるとうーーん…。 私も地道に聞き込みをするくらいしかまだ思いついてません。

  4. レピド・クロサイト

    レピド・クロサイト、シーフだ。よろしく頼む。 残留思念感応はどうかなと思ったが、行方知れずになってから数日経っているとなるとこれは厳しそうだな。 そしてシンバトエ居住街区の可能性を聞いて思ったことだが、まさかラネンターカム陵に直突撃はしてないよな……? 一応砂漠に向かっていないかの聞き込みはした方がいいだろうか。

  5. コルネリウス・アーラ

    ウォーリアのコルネリウスです、よろしくお願いします。 シンバトエ居住街区も視野に入れるのでしたら、ラネンターカム陵に足を踏み入れてしまっている可能性も、無いとは言い切れないかもしれません。 "奇病の原因と思われる微細な『何か』"があそこにもあるわけですし…。 どこかしらに何か手掛かりはあると思いますが、手分けしての聞き込みと地道な調査しか現時点では私も思いつきません。

  6. ローザリカ・D・ケレス

    ヒーラーのローザリカ、今回もよろしく。 エルゼン殿の容姿等から聞き込みを行っても痕跡が掴めていないとのことだから 地道な聞き込みだけではどうにも難しそうなのが困ったところだね。 シンバトエ居住街区やラネンターカム陵に向かった線での調査、良案だと思う。 聞き込みに役立ちそうなもの以外で使えそうなスキルも、 超嗅覚で匂いを辿るくらいしか浮かばなかったうえにそれがどれくらい役に立つか…… 試みるだけ試みてもいいんだろうが悩ましい。 天陽道が襲い掛かってくる件については相手が不明な部分はどうにもならないが、 前回の結果的にも襲撃を警戒しておくのは自然なように思う。 広く情報を集めたくもあるし、どれくらい固まって動くかも悩みどころだね。

  7. ジュスト・V・ケレス

    そうだね、シンバトエ居住街区やラネンターカム陵方面も調査候補先に入れておいて俺も良いと思う。 今の所大まかには王都内、シバトエ居住街区、ラネンターカム陵方面が調査箇所として挙がっているから、同じ方面で調査する面々はあまり離れずに行動するか、離れる場合は天陽道との遭遇に備えてすぐ合流できるように笛など連絡手段は確保しておいた方が良いかもしれない。 俺はまず魔術研究振興会に残された研究資料を閲覧させて貰って、そこから行きそうな所の目途をたてようかなと考えているよ。 持参予定の汎用スキルは資料検索と魔法知識。 何か解ったことがあればちゃんと皆にも共有する旨行動に入れておくね。

  8. ロゼット

    >調べる場所 魔術研究振興会に残された資料もだけど、 カナク研究員の自宅も前半に見てみたいかな。 一応、王国貴人からの捜索依頼だし、ジュールさんの 立ち合いでとかなら、自宅の立ち入り許可も出るかしら。 >行動 前半で有力候補が出れば別だけど、出なかったら、 私はシバトエ居住街区方面の聞き込みにあたってみるわ。 特殊な技能は覚えてないから資料検索と何か、かな。 情報共有はもちろん。手がかりを見つけた人には協力するわ。

  9. ハヤト=ガラン=ヴォルファング

    おーっす! ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! 失踪した研究員の捜索か… なかなか厄介そうな依頼だな。 俺はカナクの自宅を調べさせて貰って本人の匂いや持ち出した可能性がありそうな物の匂いを覚えて鼻で追跡してみるつもりだぜ! とはいえ数日前の匂いがどんだけ追えそうかは運も関わってきそうだがな。 あとは推測出来んのは奇病騒動やその原因解明に繋がる資料について知る何者かによる拉致とかだからな… 例えばだが、レピドにフェイクカバーでカナクな変装してもらったうえで聴き込み調査でもしたら誘拐犯が混乱して再度襲ってきたりしねーかとか考えたぜ。 第三者がカナクを誘拐しててバナハン魔術研究振興会の動きを警戒してたらひっかかるかもしれねぇって前提だけどよ…

  10. キオルティス

    遅くなってすまない。 シーフのキオルティス。キオでルティスでもお気軽に。 今回も宜しくね。 うーん…俺はハヤトさんと同じく、第三者の関与…もしくはラネンターカムも 関わってきてないかとかが気になってる。 まだ読み込み不足かもしれないけれど、もしカナクさんが自宅に戻る前に 何処かで何かが起こったとするならば…出勤していた時の様子を訊きたいかも。 とりあえず、魔術研究振興会での様子を聞き込みしたいのが1つ。 あとはラネンターカム陵にもう一度、立入りたいのが1つ。 その辺りで何か掴めないかな…と今のトコロは思ってるよ。 持ち込みスキルはまだ考慮中。 情報共有は勿論、随時していくつもりでいるよ。

  11. レピド・クロサイト

    >ハヤト エルゼンの姿に変装か……面白そうなんだが懸念点が二つほど。 俺がエルゼンと面識がない事が一つ。特徴はわかっているから似た別人くらいには出来るかもだが。 もう一つはエルゼンが誘拐されていた場合、混乱した犯人が本物に何らかの危害を加えることに繋がらないかということ。 これは誘拐犯(仮)がどういう勢力に属しているかにもよりそうだが…… とはいえ天陽道辺りは釣れそうなのが悩ましい。 実行するかどうかはもう少し考えさせてくれ。また、他にも意見が貰えるとありがたい。

  12. ローザリカ・D・ケレス

    僕は魔術研究振興会で調査後、ラネンターカム陵方面に向かおうかな。 残留思念感応を試してみたくて。 本人の思念はもう残っていないにせよ、 例えば振興会内部の人間によからぬことを考えている者がいないかとか、 ラネンターカム陵を最近では入りした人物の有無だとか。 何かしら拾える情報もありそうだと思ってね。試してみたいと思った。 もうひと枠のスキルは考え中。 >フェイクカバーの件 懸念点も、面白そうなのも一理あるから難しいね。 もしやるのなら護衛を付ける方が襲撃に備えて心強そうなことくらいしか浮かばなかった。

  13. ロゼット

    >聞き込みする人 聞き取った容姿を元に、似顔絵を作成しようかと思うわ。 知らない人には「こんな顔の人、見ませんでしたか」って感じに 聞いた方が、聞き込みしやすいと思って。どうかな。 必要分を作るから、役立ちそうな人がいたら利用してもらっても。 >フェイクカバー 「観察」が条件らしいから、使えるのかは分からないわね。 誘拐と確定してるなら良い案だけど、今はまだ原因不明だから、 王都で聞き込みする他の人が、仲間内で混乱しちゃわないかしら。 >誘拐説 >振興会内部の人間によからぬことを考えている者 仮に、解析結果を狙った誘拐の場合、犯人はカナク研究員が 古文書の研究主任なのを知っていて、彼を誘拐できる人になるわ。 その場合、犯人候補にバナハン侯爵も挙がっちゃうのよね…。 辺境伯の古い顔馴染みで動機も浮かばないから疑いにくいのだけど。

  14. キオルティス

    >ローザリカさん 行先同じようだし、良ければご一緒して構わないかな? 何処に敵性存在が居るとも限らないし、特にラネンターカム陵は無人の体のまま 運悪く誰も居ない状態だと危険かな…とか。どうだろう。 >フェイクカバー うーん…現時点で俺たちが持つ情報から行くと、俺たちは動き喋って感情を持つ 本来のカナクさんの情報は直接は持たないワケだよね? 机上の情報だけの存在である訳で…それだと何もフェイクカバーでなくとも 変装で行ける気もしないではないかな、と。逆に完璧じゃないことを利点に レピドさんの言う本物が誘拐されている場合に起こるかもしれない懸念点や ロゼットさんが言う仲間内での混乱も起こり難いかな…とか。 どうしてもフェイクカバーじゃないと困る、って言う意味合いが俺的には 見付からないかなーって言うのが正直な感想、かな。 >バナハン侯爵 有って欲しくないけれど、視野には入れておいても損は無い…と思う。 俺たちが分かっている情報を全網羅した上、推察し、検討した結果なら 幾ら考え難くても事実にはなる訳だし。 だからと言って、最初から侯爵を黒にしているつもりも無いよ。 で。その白黒の確認に少しでも近づく為に、俺はエンパシーか洞察を 持って行こうかな、と、現時点では思っているよ。 勿論、他の人物にも使用するつもりだけれど。 >敵性存在 ところで何らかの妨害が有った場合は徹底抗戦で良いのかな? それとも別のアプローチを掛けて行く感じ?

  15. ハヤト=ガラン=ヴォルファング

    >フェイクカバー 確かにメリット・デメリットもそーだが俺達が本人をじっくり観察できる機会はねぇからせいぜい似顔絵を魔術研究振興会で用意して貰うくれーしかできねーもんな。 何かしらカナクを拉致った勢力があるなら捜索してる側の動きをチェックして監視でもしてくる可能性はあるかと思ったが、失踪の理由が誘拐前提じゃなきゃハズレの可能性もあっからな。 フェイクカバーで変装の件は却下して貰って構わねぇぜ!

  16. レピド・クロサイト

    様々な意見に感謝を。 フェイクカバーについてはひとまず今回はなしで……他に何か出来ないか最後まで考えてみる。 >敵性存在 状況的にいたら誘拐犯人を疑うところだから、その辺を聞きつつ交戦になる……ような気がする。 >行き先 ローザリカやキオがラネンターカム陵に行ってくれるのなら、俺はシンバトエ居住街区の方にいってみようかな。 ロゼット、一緒に行っても構わないか?

  17. ロゼット

    >レピド もちろん構わないわ。成果があるかは分からないけど、 >キオルティス >バナハン侯爵 犯人じゃなくても、何か隠してる、とかはありえるしね。 白であることを確かめる、ぐらいで良いんじゃないかな。 >敵性存在 どこで、どんな戦いが起きるか分からないから答えにくいわね。 捜索中の戦闘なら、何か情報を持っていないか聞き出さないとだし、 発見後に襲ってくるなら、カナク研究員の安全が優先でしょうね。 天陽道については、PL視点だと、私たちがカナク研究員を 見つけた後で、彼の口封じに襲ってくる、なんて展開が ありそうかな?と思っているけど。想像しかできないわ。 >戦闘スキル 状況が不明だけど、蘆屋外伴の足止めに「光縛封」を入れてあるわ。 どんな状況にせよ、外伴の一時隔離はやって損はないと思うから。

  18. ローザリカ・D・ケレス

    >キオルティス君 同行の件、勿論喜んで。此方こそよろしく頼みたい。 危険に備えて損はないしじっくり調べるにも心強い。 >敵性存在 犯行の有無の聞き込みの他、新たな敵の情報を取る為にも交戦はするべきかと思っていた。 撃破までは狙わず撤退ないし相手に退かせられたら……かな。 回復手段は忘れず持っていくよ。

  19. ローザリカ・D・ケレス

    ああ、失礼。タイミング悪く発言を被せてしまった。 >敵性存在 カナク研究員の安全優先に異論はないよ。 彼が撤退しきるまでの足止めなんかも必要かもしれないし、 そういった面も行動に盛り込めたらと思っている。

  20. コルネリウス・アーラ

    すみません、中々顔が出せませんで。 私もシンバトエ居住街区の方へ向かおうかと思います。 よろしければレピドさん、ロゼットさんとも協力させて頂けたら嬉しいです。 >敵性存在 そうですね、何がどこで起きるか予測が突かないので、戦闘は出来るように準備しておいて良いと思います。 状況次第ですが、徹底抗戦することも念頭におけたら良いかなと。 私も足止めスキルは持つ予定でいます。

  21. ハヤト=ガラン=ヴォルファング

    俺の方は匂いを頼りに追跡の予定だからどこに行き着くは今んとこわかんねぇ感じだな。 それと匂いを嗅いでってなると蘆屋外伴の野郎の匂いに気付くかもしれねぇ… そーなりゃ天陽道の奴らのアジトに辿り着いちまうって可能性も無きにしも非ずだな。 そん時ゃ報告出来る位置にいる面子には情報共有するつもりではいんぜ!

  22. ロゼット

    明日朝が出発ね。どう転ぶか分からないけど、 奇病の解決のために頑張りましょう。 >コルネリウス こちらこそ。協力できたらありがたいわ。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0