【猟姫】屍蠍王【天陽道】
革酎
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シナリオID:2604
オープニング
西方辺境伯領及びその寄り子貴族領の南部地域は、リーンエス王国王党派貴族領との接点を失った。
それまで南部地域では唯一の接点とされていた王党派貴族シュバート伯爵領最西端の商業街テモルスが、ジルクック伯爵私兵団によって事実上、接収されたのである。
シュバート伯爵はテモルスの解放を呼び掛けたものの、ジルクック伯爵はシラー砂漠から内地へと潜入した敵対勢力が未だシュバート伯爵領内で猛威を振るっていることを理由に、これを拒んだ。今この地を去れば、テモルスは岩蠍型ゾンビの群れによって蹂躙されることは明白である、と尤もらしい声明を添えて。
実際、シュバート伯爵は自領内を荒らし廻る岩蠍型ゾンビの群れの対処に手一杯で、テモルスを奪還する余裕など欠片にも無い。
この結果、該当地域に於ける内地からの支援については、アルゼマン侯爵とジルクック伯爵を柱とする王国南西部貴族派がその行方を左右することとなった。
こういった状況から、理由はどうあれ、西方辺境伯ルーヴェン・アクファリテは内地の貴族との関係性を再考せざるを得ないと考え始めている。
従来は、王党派が中心となって西方辺境伯を内地から支援していた。その見返りとして西方辺境伯も近隣の王党派に対しては何かと助力し、周辺の貴族派を牽制し続けてきた。しかし貴族派が西方辺境伯領周辺を完全に押さえてしまうとなると、話は変わってくる。
貴族派が全ての支援補給路を押さえるということは即ち、対バルバロイ戦略のカギは貴族派が握ることとなる為、西方辺境伯としても彼ら貴族派との結びつきを強めざるを得ない。そうなれば王国西部から南西部に領地を持つ王党派は西方辺境伯の庇護を受けられなくなり、貴族派の暗躍を許すこととなる。
これは王家にとっても、頭の痛い話であった。西方辺境伯と南西部貴族派が結託するとなれば、それは王家と王党派に対抗する巨大な派閥へと成長する可能性を大いに秘めている。
西方辺境伯と南西部貴族派の一大連合は、その存在自体が由々しき問題となるだろう。
この危機的状況を打破すべく、第二王子ウィリアム・リーンエスは王城内に幾つかある小会議室のひとつに、王国騎士団近衛隊のジュール・J・ヴェルジーを呼び出した。
「態々御足労済まないね、ジュール。早速、本題に入ろう」
挨拶もそこそこに、ウィリアムは西方辺境伯領周辺で起きている問題について、軽い説明を加えた。
ジュールの方でも南西部貴族派の動きはある程度掴んでいるらしく、ウィリアムの説明に対しては何の疑問も差し挟まず、ただじっと、黙って耳を傾け続けていた。
「……とまぁ、そんな訳でね。報告書によれば二代前の西方辺境伯が斃した筈の吸血鬼ラネンターカムが絡んでいる可能性もあるみたいだし、王家としてもこの問題は放っておけない」
「更に加えて、そのラネンターカムが天陽道と結託していると思しき情報も舞い込んできております」
ジュールが付け加えた情報に、ウィリアムは流石はジュール、耳が早いと苦笑を返した。
「済まないけど、すぐに西方へ飛んでくれるかい? 但し、今は二コラ・ゴルティエへの対処もあるから、王家と王国騎士団は動けない。増援が必要な場合は冒険者ギルドを頼って欲しい」
「承知しております。まずはこのジュールが、現地の状況をつぶさに見て参りましょう」
それだけいい残して、ジュールは室を辞した。
●絶望的な布陣
西方辺境伯領及びその寄り子貴族領と接する王党派貴族領のうち、内地からの支援補給路として使えるルートは北部と中部の大動脈がまだ残っている。
アルゼマン侯爵とジルクック伯爵は次なる攻略先を、手近の中部支援補給路に定めた。
この中部支援補給路を管理するのは、王党派貴族ガンデオン侯爵。その領境には町も集落も無く、ガンデオン侯爵騎士団の駐屯地バルストンが配されているのみだ。
このバルストンが現在、窮地に陥っている。
突然何の前触れも無く、小山程の巨大さを誇る超大型魔獣ゾンビが襲い掛かってきたからだ。
かつてシラー砂漠最大級のバルバロイ組織『太信党』首領ウザリ・クル・タハーラが使役していた戦蠍王。そのとんでもなく巨大な体躯が、恐るべきアンデッドと化していきなり王国内地に出現したのである。
十数名の腕利き授恵者が集団戦で挑んでも斃し切れなかった超大型の魔獣が、一般兵だけで構成される駐屯地に奇襲を仕掛けたという訳だ。
とてもではないが、守り切れる筈も無い。
カンデオン侯爵はすぐさま領都から麾下の騎士団を増援として派遣すると同時に、冒険者ギルドにも支援を要請した。だが折悪しく、カンデオン侯爵領内には数名の冒険者しか居なかった。
この僅かな数の冒険者達はいずれも技量が低く、バルストン駐屯地で戦蠍王のゾンビ相手に歯が立たず、散々に蹴散らされる破目に陥った。
ジュールがバルストン駐屯地付近に到着した時、カンデオン侯爵騎士団と戦蠍王のゾンビは睨み合いの膠着状態に陥っていた。
「……あの男は」
カンデオン侯爵騎士団の長と合流し、戦況説明をひと通り聞き終えてから前線へと出たジュール。その時、彼は戦蠍王のゾンビの背甲上に腰を下ろしている老人の顔に見覚えがあると気付いた。
天陽道の老練なる術師、蘆屋 外伴に相違なかった。
蘆屋の方もジュールの来着に気付いたのか、妙に馴れ馴れしい笑みを湛えて手を振ってきた。
「ジュール殿でおわすか。ここで会うとは、また奇遇でござるな」
「早くも天陽道が出てくるとはな……また余計な仕事をひとつ、増やしてくれたものだ」
苦り切ったジュールとは対照的に、蘆屋はからりと笑った。
「折角なので、紹介致そう。この魔物は屍蠍王と申しましてな。かつて戦蠍王と呼ばれていた怪物であることはジュール殿もご存じで御座ろう」
正直なところ、化け物の名前など、どうでも良かった。ジュールにとっては、西方辺境伯を巡るこの騒乱に天陽道が一枚噛んでいることの方が遥かに問題だった。
蘆屋は天陽道の諸々の技術を習得している超人である。所謂死霊術に該当する反魂法もまた、極めていると見て良いだろう。
「ジュール殿が参られたということは、腕利きの冒険者もお目見えするということで御座ろう。なれば我らも、相応の手勢でお出迎えせねばなりませんな」
蘆屋が屍蠍王の背甲を掌で軽く叩くと、その巨大な腹部の一部が裂け、中から20体の岩蠍型ゾンビが地上に飛び降りてきた。
更に蘆屋は後方を振り返り、大きく叫ぶ。
「比企! 牛頭を出せ!」
直後、屍蠍王の後方に控えていた唱紋士の式鬼使い、比企 丈貫が式符を投じた。すると牛の頭を持つ屈強な体躯の式鬼がたちどころに出現した。
ジュールは更に、表情を険しくした。
屍蠍王と蘆屋外伴だけでも恐ろしく手強いというのに、更に特殊な式鬼と目される牛頭や、岩蠍型ゾンビが20体も現れたのである。一般人で組織されるカンデオン侯爵騎士団から見れば、これはもう完全に絶望的な状況であった。
仮に、ここへ援軍の冒険者が駆けつけてきたところで、バルストン駐屯地を奪還出来るのか。
極めて困難な戦いが、ジュールの前に立ちはだかった。
解説
マスターより
リプレイ
どこまでも続く緑の平原は地平線で青い空と融合し、大地の広さを再認識させてくれる。
しかし今、リーンエス王国王党派カンデオン侯爵領最西端に位置するバルストン駐屯地とその周辺は、この雄大な自然をゆっくりと堪能していられる様な状況ではなかった。
「皆さん、防衛線は前後二重に……隊列を崩されない様、お互いにバックアップを」
リディリディ・トゥラ・イェレミースの指揮のもと、カンデオン侯爵騎士団は獰猛な勢いで迫ってくる岩蠍型ゾンビ20体を相手に廻して、決死の防衛戦を展開していた。
当初、彼らはエルフのリディリディが指揮を執るということに対して難色を示していたが、王国騎士団近衛隊でも屈指の魔術師と謳われるジュール・J・ヴェルジーに、
「下らぬプライドを鼻にかけた挙句、あのゾンビ共に切り刻まれたいのか!」
と一喝を浴びせられたことで、皆一様に目の色が変わった。
ジュールはリディリディがロモズ歩兵団で指揮を執っていた経験があることを知っているらしく、その技量には一定の敬意を払ってくれている様子だった。だからこそリディリディがカンデオン侯爵騎士団の指揮を執りたいと申し出た際も、適任だと太鼓判を押してくれたのである。
あの強面のジュールが認めてくれたのだから、リディリディとしてもここで下手を打つ訳にはいかない。もしも拙い指揮で被害を出そうものなら、ジュールの顔に泥を塗る様なものだ。それだけは絶対に避けなくてはならない。
「流石、イェレミースさん……兵の配置も運用も、手慣れていらっしゃる……では私は、私に出来ることを為すまで!」
リディリディが騎士団の指揮を執りつつ、同時に魔法攻撃で岩蠍型ゾンビに反撃の魔力を叩き込む傍ら、イヴェール・イリュジオンは魔獣姿のアンデッド共に巨大な光塊を叩きつける。
確実に打撃は入っている筈だが、相手は元々が魔獣である上に、ゾンビと化したことでその耐久力は恐ろしく向上している。イヴェールの攻撃力は十分に高いといえるが、その威力を以てしても、この岩蠍型ゾンビ共はまるで怯む様子を見せず、依然として雪崩の如き勢いで騎士団を押し流そうとしている。
それでも何とか持ち堪えているのは、リディリディの魔力が敵の群れを次々と呑み込み、イヴェールが鋭い剣戟で互角以上にわたり合う姿を見せつけているからである。でなければ、騎士団の士気は一気に瓦解し、潰走の憂き目に遭っていたことだろう。
大気を震わせるエーテルの波動が一部のゾンビを弾き飛ばし、更には迸る炎が屍の甲羅を焼く。リディリディは長期戦に備えつつも適所に魔法攻撃を叩き込み、騎士団に押し迫る敵の圧力を程良いタイミングで和らげさせていた。
同じくイヴェールも、押され気味になっている防衛線を見つけては素早く駆けつけ、岩蠍型ゾンビの頭に強烈な一撃をお見舞いして騎士団に勢いを盛り返させる。
20体もの岩蠍型ゾンビは、その数だけを見ればカンデオン侯爵騎士団をあっという間に平らげるだけの破壊力を誇っている筈だが、リディリディとイヴェールの必死のサポートで、非授恵者たる侯爵騎士団員達は辛うじてその場に踏みとどまっているといって良い。
●超大型アンデッド
一方、この岩蠍共を地表にばら撒いた巨大な化け物にはサイラス、アーテミシア、ロゼットの三人が挑みかかっている。
蘆屋 外伴曰く、屍蠍王と命名されたこの超大型アンデッドは、矢張り強敵だった。
「フン、ハゲ親父の趣味の悪いオモチャかよ。しゃーねえ、ちょっと遊ンでやるかい」
口ではそう嘯くアーテミシアだが、しかし内心ではとんでもない化け物だと警戒を強めている。
徹底的に防御を固めて接近し、逆に敵の防御力を殺いでやろうと試みたところで、恐ろしい勢いで鋏状の前脚が横薙ぎに払われ、既に二度、盛大に弾き飛ばされている。その都度意識が飛びそうになり、そしてアーテミシア自身の体躯も全身が痺れ、すぐには戦線復帰が叶わない。ヤバそうな一撃は躱そうと意識していても、この有様である。屍蠍王の戦闘力は生前の戦蠍王と比較しても寸分違わぬどころか、寧ろ向上していると考えるべきであった。
「うーん、こりゃ困った……脆そうな箇所ってのが全然、見当たらんわ」
全身全霊を注いで目に見えぬ超速度の斬撃を叩き込んでも尚、僅かに分厚い甲羅が裂ける程度という結果を受けて、サイラスは間合いを取りながら小首を捻った。
関節部には弱点をカバーするかの様に、後から付け足された装甲が上から覆い被さっている。ゾンビとして復活する際に、どうやら色々改造を施されている様だ。
ならばと頭狙いで同じく最大火力の一撃を浴びせても、効いているのかどうかも分からない。呆れる程に頑丈で頑健で、そして無反応だ。
「ねぇ、屍蠍王の腹には裂けて開閉した部分があるらしいわ……甲羅の内側を露出させられるかもしれない。狙ってみましょう!」
ロゼットの呼びかけに対し、しかしアーテミシアとサイラスは即座の反応が出来ない。
防御強化や治癒術など、ロゼットは必要な支援をこのふたりに対して十分過ぎる程に施しているものの、それらがあって尚、屍蠍王の攻撃力と防御力はアーテミシアとサイラスにどうにもならない程の苦戦を強いていたのである。
だがそれも、無理の無い話かも知れない。生前の戦蠍王ですら、十数名の冒険者が束になってかかって、やっと撃退出来たという強敵だった。それが更にアンデッドとして強大な耐久力と防御力を獲得し、より手強くなっている。小山程もある超大型のゾンビ相手に、実質前衛戦力はアーテミシアとサイラスのふたりだけだ。
そんな状況で、辛うじて足止め出来ているだけでも奇跡だというべきだろう。
(この分じゃ、屍蠍王を早々に始末して他の支援に廻るなんてことは……まず不可能ね)
ロゼットも腹を括るしかない。ジュールが蘆屋外伴を引き受けてくれているから良かったものの、もしもあの老獪な天陽師までもが襲い掛かってきたら、最早為す術無しだ。
「おう、どうしたハゲ。それまでか? こんな玩具でオレが殺せるかってな」
何度目かの強烈な殴打を喰らって尚、立ち続けるアーテミシア。全身血まみれで、いつ倒れてもおかしくない状況だったが、それでも蘆屋外伴を挑発し続けるのは流石だといえるだろう。
その蘆屋外伴は、ジュールの瞬間発動魔術を前にしても余裕の表情で、軽快に戦場を駆け巡っていた。
●絞り込んだ戦術
岩蠍型ゾンビ20体と屍蠍王、そして蘆屋外伴に対する冒険者側の状況は決して芳しいものではない。
だが逆に、比企 丈貫が操る式鬼牛頭への対処、及び比企との戦闘は寧ろ圧倒しているといって良い。
この場に駆けつけてきた冒険者達はある意味、斃すべき敵、斃せる相手というものをしっかり読み切った上で戦術を立てていた。
即ち、この場で比企を完全に斃し切るべし。
そこで割り当てられた戦力が盾役のコルネリウス・アーラ、火力担当のルアンナ・ミュラーとジュスト・ヴェルジー、機動力担当のトーラ、そして攻防いずれにも参戦可能なローザリカ・L・ディオールという顔ぶれだった。
牛頭に関していえば、ジュストとローザリカは以前一度だけ遭遇しているが、こうして直接戦闘に突入するのは今回が初めてだ。しかし通常の式鬼よりも遥かに手強いであろうことは容易に想像出来る。
その牛頭を直接相手取っているのは壁エルフことコルネリウスだ。
「今までに見たことが無い式鬼の様ですが……また私がお相手させて頂きます」
比企相手にはいつも骨が折れると内心でボヤいていたコルネリウスだが、今回で最後に出来るものなら、何としてでも斃し切ってしまいたい。その為にはこの牛頭とやらを徹底的に抑え込む必要があった。
そのコルネリウスのすぐ後ろには、攻防双方でのサポート役を買って出ているローザリカの姿がある。万が一コルネリウスが動けなくなっても、ローザリカがこの位置に控えているというのは、それだけで心強い存在だった。
そのローザリカは戦闘開始直前に仲間達への強化支援術を施し、コルネリウスには回復支援を早い段階で入れている。自身が攻撃比重を高めている為、早め早めの対処を心がけていた。
「君の人形遊びは不評でね。ここらで仕舞いにして貰えると助かるな」
コルネリウスが式鬼を抑える傍ら、ローザリカが比企を軽く挑発した。比企が別の式鬼を使役するかどうかを見極める上でも、相手の反応は逐一見ておく必要があったが、今のところ敵はさしたる動きは見せていない。
一方、ルアンナとジュストは火力担当ながら、未だ攻撃魔術の発動態勢には入っていない。敵を確実に仕留め切る為には慎重を期さなければならず、今はまだその段階ではないという判断だった。
ではいつ、攻勢に転ずるのか。
それはトーラとコルネリウスの動き次第だ。ふたりの魔術師は拙速に手を打つのではなく、じっくりとその時を待った。
コルネリウスが放った咆哮に、式鬼は意識が釘付けとなっている。その隙を衝いてトーラは左右後方から変幻自在の速度で間合いを詰め、こまめに攻撃を仕掛け続けた。その一撃毎に、式鬼の防御力が削り落とされてゆくのが分かる。
(それにしても、あの時の大蠍が……?)
式鬼に一撃を浴びせた後に何度目かの後退をしたところで、トーラはアーテミシアとサイラス、ロゼットの三人が必死に足止めしている屍蠍王にちらりと視線を送った。
西方辺境伯領都攻防戦で目の当たりにした、生前の戦蠍王の圧倒的な強さ。その恐ろしさを今でも覚えているトーラとしては、あの怪物をどうやってアンデッドにしたのかという点に非常な興味と同時に、何やら知ってはならない空恐ろしさの様なものも感じている。
だが今は、目の前の式鬼に全てを集中すべきだ。情報収集を考えるのは、後で良い。
その式鬼の動きを、コルネリウスは上手く御していた。過去に別の式鬼との対戦経験を積んでいたことが今に活きている。どうやらこの牛頭の式鬼も、パワー重視で命中率は幾分疎かにしているタイプの様だ。
戦蠍王との一戦で回避盾の重要性を身に染みて理解したコルネリウスは、この手の敵の捌き方についても、格段に技術が向上している。
やがて、コルネリウスに引きずられる格好で式鬼が比企との距離を離し始めた。
ここが好機だ――ルアンナとジュストは、それぞれの攻撃魔法発動の態勢に入った。
●対式鬼戦の活路
射線が通った、と思ったその直後には、ルアンナは比企に対して狙いを定めていた。
当初は式鬼への一点集中攻撃も考えていた彼女だが、コルネリウスとトーラの巧みなコンビネーションが機能するのを見て、考えを改めた。先に狙うべきは、比企だ。
「術者が意識朦朧となった場合、式鬼はどう動くのでしょうか? 試してみる価値はありますね」
ルアンナは愛用の杖を構えて比企への魔術発動態勢に入る。そのルアンナの動きに気付いたのか、比企は更にもう一枚の式符を放ち、赤鬼を召喚した。
が、その次の瞬間には極大の閃光波が比企に襲い掛かる。比企は派手に吹っ飛ばされて膝をついた。意識が朦朧としているのが、傍目から見ても分かる。
そして不思議なことに、赤鬼は出現しただけで、まるで動こうとはしない。まるで木偶の様に、その場に突っ立ったままだ。
「成程、そういうことか」
牛頭への魔法攻撃態勢に入っていたジュストは、式鬼を使役する原理の一端を理解した。比企は赤鬼を召喚するまでは良かったが、命令を与える前にルアンナからの一撃を浴びて意識が朦朧としてしまっている。
「式鬼はただ召喚するだけでは意味が無い。使役者が命令を与えて、初めて機能する様だ」
実際、牛頭は今も尚、コルネリウスとトーラを相手に廻して激闘を演じている。それは既に比企からの命令を受けているからだ。
対式鬼戦の攻略法が、何となく見えてきた。
「そういうことなら……まずはあの牛頭の討伐に全力を注ぎましょう」
ルアンナも式鬼術のからくりの一端を理解し、即座に対牛頭戦へと頭を切り替えた。既にトーラが散々に牛頭の防御力を削りに削りまくっている。如何に膨大な耐久力を誇る相手であっても、今ならふたりの魔法火力が大いに威力を発揮することだろう。
ジュストが風の精霊に呼び掛け、同時にルアンナが破壊力抜群の炎弾を召喚する。
コルネリウスとトーラは一気に式鬼からの距離を取った。風の精霊の歌声と、炎弾の炸裂がほとんど瞬間的に重なったのはその直後だ。牛頭は渦巻く破壊力に押し潰される様にその場に這いつくばり、半ば呆然と佇んでいた赤鬼も為す術も無いままに弾き飛ばされてゆく。
だが、流石に手強い。ふたり同時の極大魔力攻撃を以てしても、まだ完全に斃し切るには至っていなかった。ならばここは、畳みかけるのみだ。
ジュストとルアンナは、コルネリウスとトーラにまだ接近戦を再開せぬ様にと呼びかけ、尚も攻撃魔法を連続して放ち続けた。
二段目、三段目と強大な魔法攻撃が連続する。その都度、牛頭が弱ってゆくのが目に見えて分かった。
ところが次で仕留め切れるという段に入った時、比企の弱々しい声が響いた。するとそれまで何もせずに倒れていた赤鬼が、のっそりと起き上がった。意識を回復した比企が、二体目の式鬼に命令を下したらしい。
勿論、ただ黙ってその様を見ていた冒険者達ではない。コルネリウスととトーラ、そしてローザリカの三人が素早く動き、赤鬼の対処へと廻る。
「最初に魔法攻撃を浴びて、かなりへたっているね。じゃあ僕も、遠慮無く叩かせて貰うよ」
ローザリカは比企が自衛用にもう一体、式鬼を召喚するのではと予測を立てていた。出来れば外れて欲しい予測ではあったが、的中してしまったものは仕方が無い。
出る杭は打つではないが、敵が現れた以上は斃す。単純にそれだけだ。
●苦しい中で
イヴェールとリディリディ主導による岩蠍型ゾンビの群れへの対処は、尚も続いている。
リディリディの魔法攻撃で何とか五体は撃破した。一方、イヴェールは二体。授恵者ふたりでここまでの戦果を出し得たことは称賛に値する。
だが群れはまだ13体が残っている。決して楽観は出来ない。この時点でふたりの授恵者は、相当に消耗していた。ここから先は、カンデオン侯爵騎士団の頑張りに期待するしかない。
「敵の数が半数を切れば騎士団の皆さんにそのままお任せ、とも考えましたが……」
騎士団員達と肩を並べて剣を振るいつつ、イヴェールは僅かに唇を噛んだ。
客観的に見れば、敵の数を三割も減らした上で味方にはほとんど犠牲らしい犠牲は出ていないのだから、十分以上に良い結果を叩き出したといって良い。
元々の状況がかなり絶望に近しいものだったから、イヴェールにしてもリディリディにしても、胸を張って良いだろう。それでも彼女らは、更に上を目指した。その闘争心に、カンデオン騎士団の面々も大いに鼓舞されている。
「余りやりたくはありませんでしたが、私が囮になった方が、効果的な様ですね」
これは余程に良いお肉をご馳走して頂かないと割に合いませんとボヤきつつ、リディリディは魔力防御で身を固めて防衛線の前へと出た。
逆に騎士団員達には盾を構えるだけで、動きを止めて貰う。こうすることで、岩蠍型ゾンビの狙いはリディリディへと集中するだろう。これは魔術師たる彼女にとっては、大きな賭けだ。
下手をすれば一撃で斃される可能性もあったが、誘い込まれた岩蠍型ゾンビを騎士団が包囲すれば、その動きはかなり抑え込むことが出来る。狙ってみる価値はあった。
「蘇ったとはいっても、元はただの死体……もう一度、屍に戻してやれば良いだけです」
イヴェールも自らを奮い立たせ、屍の群れの中へと突入してゆく。リディリディひとりだけに負荷をかけさせる訳にはいかなかった。
一方、屍蠍王との戦いは、尚も苦戦が続いている。
徹底して守りを固め、自己回復も併用しながら巨大な屍の化け物に敢然と立ち向かうアーテミシア。既に満身創痍で、いつ倒れてもおかしくない状況だが、それでも余裕の表情を崩すことなく、常に屍蠍王の正面に立ち続けた。
「オレはテメーらのやることに興味も何もねぇし、何をやろうが知ったこっちゃねえが……その澄ましたツラが気に食わねえンだよ」
アーテミシアの挑発は、屍蠍王に届いたのかどうか。その巨大な鋏状の前脚が容赦無く襲い掛かってくるのは依然として、アーテミシアの存在感がこの超大型アンデッドには脅威と映っているからなのかも知れない。
そのアーテミシアの損耗を懸命に支えてきていたロゼットも、そろそろ限界が近づきつつある。
ここまで治癒術を必死に多用する戦闘は、中々珍しい。
つまり僅か三人で屍蠍王に挑むということは、それ程の困難を伴うという訳だ。そのロゼットは岩蠍型ゾンビを抑えているイヴェールとリディリディの状況をちらりと見遣った。あっちはあっちで苦境に立たされている。援護を期待するのは無理筋の様だ。
「なら、ここで耐え切るしか無いって訳ね」
「けどもうちょい、打撃入れたいわなぁ」
アーテミシアの懸命の盾役のお陰で、サイラスは攻撃に集中出来ている。が、今のところ手応えらしい手応えはほんの数える程度だ。敵が通常の岩蠍型ゾンビならば既に二、三体は撃破していただろう。
だが相手が悪い。屍蠍王は見た目はただ単に岩蠍型ゾンビを巨大化させただけだが、その耐久力と装甲は到底比べ物にはならなかった。
それでもサイラスは攻撃の手を緩めなかった。アーテミシアが防御、サイラスが攻撃に徹することで、この恐るべき怪物は他の戦線に目移りすることなく、この場に留まっているのである。
それだけでも十分な戦果といえるだろう。
●撃退
牛頭の式鬼が、遂に斃れた。
ルアンナとジュストが立て続けに強力な魔法攻撃を撃ち込み、遂に撃破が為った。赤鬼も始動が遅れた為に、ほとんど実力を発揮することなくコルネリウスとローザリカの畳みかける様な攻撃の前に轟沈。
残るは比企ひとり。逃さぬとばかりにトーラが肉迫した。
比企はトーラに退路を断たれ、戦線離脱が叶わない。そこへコルネリウスとローザリカが一気に間合いを詰めてきた。
まずローザリカの衝撃刃が比企の動きを止めた。すかさず、コルネリウスの刃が左胸を深々と貫く。最後は、ルアンナとジュストの光弾が比企ひとりに降り注いだ。
比企は光を失った眼を大きく見開いたまま、その場に斃れた。
「ぬぅ、比企め、不覚を取ったか」
それまでジュールを相手に互角以上の戦いを演じていた蘆屋外伴が、この時初めて不機嫌そうに皺深い面を歪めた。見ると、岩蠍型ゾンビも三割程度が失われている。冒険者の側は消耗が激しく、これ以上の戦闘は望めないだろうが、蘆屋外伴としてもここまでの被害は想定外だった様だ。
「ここは痛み分け……では御座らぬな。斃された数だけを見れば、我らの負けを認めざるを得ぬ。一旦、仕切り直しとさせて頂こう」
蘆屋外伴は超人的な跳躍力を発揮して屍蠍王の背甲へと飛び乗り、その分厚い甲羅を掌で軽く叩いた。
小山の様に巨大な化け物は、地響きを立てて後退を始める。
比企を撃破した面々はしかし、蘆屋外伴と屍蠍王の追撃には入れない。未だ13体残っている岩蠍型ゾンビの掃討が最優先だからだ。
その様を横目に、アーテミシアがその場に膝を付いて肩で息をしている。傍らにロゼットが駆け寄り、残りの力で治癒術を施し始めた。
「助かった。貴公の神聖術が無ければ、私は負けていたかも知れん」
ジュールの素直な吐露に、ロゼットは内心で驚きを禁じ得なかった。王国騎士団近衛隊屈指の使い手たるジュールにそこまでいわしめた蘆屋外伴。あの怪人とは今後も戦う機会があるだろう。
何か対策を講じなければ――ロゼットは敵を撃退した喜びよりも、これから先の激闘に気分が重くなった。
その傍らで、残る13体の岩蠍型ゾンビ共は片っ端から屠られていった。それまでは事実上、イヴェールとリディリディのふたりだけが攻撃戦力だったが、そこへコルネリウス、トーラ、ジュスト、ローザリカ、ルアンナ、サイラスといった面々が合流したのだから、全てを平らげるのに然程の時間は要しなかった。
かくして、バルストン駐屯地は辛うじて奪還が為った。しかし屍蠍王と蘆屋外伴はその西方に少しばかり退いただけで、未だその脅威は健在である。
カンデオン侯爵騎士団は、大いに沸いた。絶望的と思われた状況を見事に押し返したのだ。彼らが喜ぶのも道理だろう。
そんな中でジュストとローザリカは、神妙な表情でジュールの傍らに歩を寄せた。
「天陽道は、本格的にこの西方地域に主戦場を移してくるでしょうか」
「恐らくな……ラネンターカムとやらと結託したということは、そういうことなのだろう」
こうなった以上、ジュールも当分は王都グランスパーダに戻ることは出来ない。この西方の地で決着を見るまでは、彼自身、王都に戻ろうという気にもならないだろう。
●静かなる進行
西方辺境伯領都、アクファリテ邸内。
その応接間に、幾つかの人影がある。
ひとつは邸の主ルーヴェン・アクファリテ西方辺境伯。ひとつは腹心の部下ダルヴィン・ケルソー。
ふたりに対峙する格好で席を与えられていたのは王国南西部の貴族派ドルコフ・アルゼマン侯爵だ。
アルゼマン侯爵は王党派に代わって、自分達南西部貴族派が今後、対シラー砂漠戦線の支援の要を務めたいと申し出ていた。
「その言葉、どこまで信じて良いんだろうな?」
ルーヴェンは過日、青薔薇から妙な報告を聞いたと応じた。即ち、南西部貴族派がラネンターカムや天陽道と結託している可能性がある、と。
これに対しアルゼマン侯爵は根も葉もない噂だと一笑に付した。
「青薔薇を抱えているのも、結局は王党派のカペル侯爵。我らが辺境伯とお近づきになるのを阻止する為に、その様な大嘘を撒き散らしているのでしょう」
だと良いんだがな、とルーヴェンは僅かに口角を吊り上げた。
マスターコメント
ミドルシナリオ非常に難しい 報酬:多い10 / 6〜10人
2022年11月21日 00時28分03秒 公開
参加者
イヴェール・アーチボルト
コルネリウス・アーラ
- サイラス
ルアンナ・ミュラー
アーテミシア
- イェレミース トゥラ リディリディ
ロゼット
トーラ
ジュスト・V・ケレス
ローザリカ・D・ケレス
相談掲示板
キャスターのジュストだ。 全く、かなり厳しい状況で頭が痛いね。 敵戦力は 蘆屋外伴 比企丈貫と強力な式鬼である牛頭 岩蠍型魔獣ゾンビ20体 戦蠍王改め屍蠍王 オマケに戦場は特に遮蔽や高低差もない平坦な草原。 10人集まっても倒しきるのはかなり難しそうだ。 だから今回は敵を全滅させる、ではなく。 できるだけ多くの敵戦力を削る為に、撃破優先順や戦力分配含めどういう策を講じたら良いかを相談したいね。 特に屍蠍王は生半可な攻撃も通用しないだろうし、至近距離まで来られると抑えるのも厳しい厄介な敵だ。 個人的には可能ならグラビティなどの移動阻害魔法で足止めをしている間に他の敵を削れると良いかなと思ったんだが、逆に他の敵を抑えている間に屍蠍王だけでも集中して倒した方が良いという意見もあるかもしれないし。 まずは皆の意見を聞いてから考えたいので、よろしくね。
ウォリアーのアーテミシアだ。とりあえず最低限揃ったから多少はやっておきましょうかね… 現状だとウォリアー:2 キャスター:3 ヒーラー:2 シーフ:1 か 火力はあるけど継戦能力と守備力にやや難ありってトコだな… 比企丈貫と岩蠍ゾンビがこの中なら狙い目かな。術者を倒せば式鬼は消えるだろうし、牛頭を無理に相手する必要がなくなるかもしれねえ。 一気に火力を集中して速攻かけるのも手だぜ。 あるいは外伴を先に潰すって手も無くもない。頭を潰せば混乱まで行かなくても連携を乱せるかもしれねえ。 屍蠍王狙いは…優秀な敵から叩く集団戦のセオリーには沿うな。速攻で倒せれば大分ラクになるだろうし。問題は速攻で倒せるほど有情な生命と装甲してるかって所だけど
シーフのトーラです。 よろしくお願いします。 地形的にも数的にもあちらが有利ですし、こちらが勝っているのはキャスターの数による魔法攻撃力でしょうか。 防御力が高い相手が多いようなので、これを活かして行きたいですね。 狙うなら比企丈貫か蘆屋外伴がいいと思います。 この先も戦う事になるなら、ゾンビや式神を生み出せる相手の排除を優先した方がいいかと。 シーフはわたし一人ですけど、身軽に動く必要がなければ杖を持って魔法攻撃高めで行こうと思っています。 もしくは、付与を高めてBS中心で行くか、忍び寄っての暗殺でも行けますけど、全体の作戦に合わせて変更出来ます。
ヒーラーのロゼットよ。試練となりそうね。 敵はジュストが並べてくれたけど、友軍は期待できるのかしら? ・王国騎士団近衛隊ジュール・J・ヴェルジー ・カンデオン侯爵騎士団 ジュール(EXC)は蘆屋外伴と互角に渡り合う魔術師、 カンデオン侯爵騎士団(NPC)の面々は一般人だけど、 人数がいるというのは役割次第で活きるんじゃないかしら。 友軍を期待して良いのなら、ジュールと蘆屋外伴、 カンデオン侯爵騎士団に岩蠍型魔獣ゾンビを抑えるのに 共闘してもらって必要に応じて冒険者も加える案も、とか。 >屍蠍王 戦蠍王だった時は、頑丈な外殻、盾で受けても吹き飛ばされる 鋏型脚の攻撃、猛毒を持つ尾、全周への震動衝撃を使っていたわ。 ゾンビ化して、能力は変わったかもしれないけど。 あの外殻には以前も苦戦したけど、岩蠍型ゾンビを収納していた 腹部の一部が開閉できるなら、そこを切り崩せないかなって。 >比企丈貫 開始時点では式鬼は牛頭1体だけど、展開次第で式鬼の追加は あるんじゃないかしら。少なくとも、過去の遭遇戦では2体の 式鬼を同時に使役していたわ。
……本当に、嫌になるくらい大盤振る舞いだな。 ヒーラーのローザリカ、よろしく頼もう。 >友軍 ロゼット君が挙げてくれた者たちは力になってくれるのではないかと僕も思う。 一般兵しかいない侯爵騎士団には岩蠍型魔獣ゾンビの抑えに回って貰うのに賛成も。 強敵相手は難しいと思うし、数が多い敵を少しでも抑えて貰えれば立ち回りがしやすそうだ。 >屍蠍王 ノックバック攻撃のせいで盾で引き付け役をし続けるのも難しく、 かすっただけで全身が痺れて動けなくなるような猛毒も持つ…… そもそも硬いし、一撃も重いしと戦蠍王時代から強敵だった印象だ。 抑えておいて他の敵を優先するならジュストが言っていた移動阻害魔法など助かるように思う。 盾役・引き付け役を用意するなら複数人が安全そうだが、 あまりそれに手を割きすぎても他の敵を倒す火力が不足する……ああもう、本当に厄介だな。 倒すのならロゼット君が言うように腹部を狙い撃つのもやってみたいように思うかな。 >比企丈貫 なるほど、狙われたから自衛用に別個体を召喚・使役する……というのもあり得そうか。
ウォーリアのコルネリウスです、よろしくお願いします >屍蠍王 戦蠍王の時に直接対処しましたけれど、ロゼットさんが既に仰っている通りです。 私も用意に吹き飛ばされてしまいましたので、受け流しが出来れば以前よりはマシに動けるかと思いますが、盾で直に抑えるのは難しいですね。 デバフを付与し、複数人で対処する必要があると思いますが、腹部狙いはしてみても良いかと私も思います。 >比企丈貫 以前使役していた二体は、赤と緑の式鬼ですね。 何体まで同時に使役出来るか解りませんが、増やされる可能性は視野に入れた方がいいと思います。
No.7
キャスターのリディリディです。 よ、よろしくお願いします。 奪還は出来なくてもという盤面なのですね・・・。 頭が痛くなりそうな状況ですが、戦況をできるだけ良い形に傾かせたいですね。 皆さん仰っていますが、私も比企丈貫は早めに叩いた方が良いと思います。 それと岩蠍型のゾンビですね。 キャスターが3名も居ますし、式鬼も含めたゾンビたちを相手取るのが鉄板ということになるのでしょうか。 とはいえ、もともと生命力の高い岩蠍型ゾンビに火力が足りるかどうかは心配になりますね。 出来るだけ威力を高めてみます。 それと・・・、屍蠍王から追加で岩蠍型ゾンビが出てこないでしょうか。 これ以上に出てくると流石に厳しいです・・・。
キャスターのルアンナです、敵数も多いですし厳しい戦いになりそうです…。 式鬼もゾンビ蠍も防御面の能力が高めで、特に式鬼は物理耐久がカッチカチなんですよね。 効率的に削るなら魔法で式鬼と比企丈貫を相手したいですね。
戦蠍王が屍蠍王になって能力がどう変わってるかによるな。 前の能力引き継いでるなら厄介だけど、状況に書いてあるだけの能力ならまだ何とかなるか。 とりあえず初手は丈貫が安定か? 岩蠍は騎士団で足止めして、外伴はジュールのオッサンとサポートを誰かつけるか。屍蠍王はどうすっかねぇ…
そうだね、俺も比企丈貫は敵を増やす可能性が高いから優先的に撃破したい。 比企を倒そうとするなら多分式鬼達や岩蠍型ゾンビが壁になると思うから広範囲攻撃で纏めて倒すか、吹き飛ばしなどで壁役の式鬼などを排除して狙うかになりそう。 >友軍 恐らく騎士団は岩蠍の時間稼ぎ位は出来そうだけど防衛が主で数を減らすほどの戦力は期待できないかも。 お爺様に関しては助力出来るものと考えている。 だから騎士団には岩蠍対応をして貰うとして…… 外伴は屍蠍王と一緒に行動しているなら御爺様に牽制をお願いするのが良い気がする。 >戦力配分 このまま冒険者8人で出発するなら 外伴+屍蠍王(+追加岩蠍) ジュール+冒険者3-4人 比企+牛頭(+他式鬼) 冒険者4-5人 岩蠍 騎士団で抑える。数を減らすなら冒険者も加勢必要そう? 位かなと思った。 比企を確実に早めに対処するならやはり比企側の人数を多めに割いた方が良いかなと思いつつ、外伴+屍蠍王を少人数で牽制するのも大分きついから悩ましいところなんだけれど。
難しいけど「比企丈貫の撃破」を第1の目標にするなら、 ジュストの挙げた戦力配分のようになるんじゃないかしら。 騎士団への加勢もしてあげたいのだけど、分散してしまって 岩蠍型ゾンビだけ撃破となったら、戦果としては苦しいかと。 騎士団には、ゾンビが他の戦闘に乱入しないよう包囲と抑えに 専念してもらって、撃破はしなくても良いぐらいでお願いかな。 参加者10人を満たすようなら、援護役の派遣もアリ…かなあ。 >自分の配置 同じヒーラーのローザリカとは、別の配置が良いわね。 比企丈貫の式鬼には、以前に完敗した悔しさもあるけれど 全体の勝ち、優勢を選ぶわ。 攻撃力より生命と防御を重視してるから、ジュストの配分なら 外伴+屍蠍王との戦いを、回復役でサポートした方が良いのかな。 逆に防御を固めて、自力で耐久できるヒーラーとして比企丈貫への 戦闘にまわることもできるから、他の人の希望や役割で考えるわ。
そうですねえ。 戦力はいくらでも欲しいですし、あと2人来て貰えると助かるんですけど…。 ちょっとどちらに回るかは考えてみます。 火とが増えるなら出来ることも増えそうですし。
全てを倒しきるのではなく、どれだけ削れるか…… 取捨選択が必要だし、通常の岩蠍は騎士団に抑えて貰う(倒せなくていい)かたちで 大まかに二手に分かれるジュストの案に賛成を。 >配置 ヒーラー同士、僕とロゼット君が別れる形に異論はないよ。 僕自身は……そうだな、式鬼を抑えるような動きを希望したいかな。 ある程度防御を固めて式鬼と対峙しながら、回復支援が出来たらと思った。 物理が通りづらいだろう屍蠍王相手に魔法火力があまり出せないのと、 防御力もロゼット君ほど秀でていないのでどちらかと言えば……というだけの選択だったから、 作戦次第というか、希望があれば勿論僕が屍蠍王側でも構わない。気軽に教えて欲しい。
No.14
サイラスだ、よろしくなー とりま個人の心情としては蠍王に興味しかないので蠍王行ければと思う ただ依頼の成功最優先なんで割とどこでもいいわよーと。 出来る事は火力特化して物理(特性の常時攻撃強化乗せて500の弓(射程)または剣(更に火力))または魔法(400ちょいに攻撃集中とか魔弾)の火力枠 または物理防御(物理350位?)になるかね?魔法防御は鎧脱ぐから体力考えると怪しいかねと、そっちの盾はSP的に期待しないでね。効くか分からんが盾役としてのこっちなら回復二つ、移動一つ、余りにデバフ一つになるかな?と 剣なら対一用の雷神剣系持ち込んで火力上げor防御上げてシーザーロア?、他なら特製で使えるものがないから基本的にカバリング、耐久は鎧の分で補う感じになると思われ まあそんな感じで放り込みたい所伝えて貰えればそっち行くわー。
>配置 比企丈貫の撃破を目標に据えるのでしたら、比企への配分は式鬼の追加まで念頭に入れてジュストさんの仰るように4~5人は必要になるかなと。 岩蠍を騎士団で抑えるならば、騎士団だけで任せきりというのも少々心配かなと思っています。 何方か1名そちらに回り中心になって士気を高めつつ動けると良さそうかなと。 抑える事に精一杯になりそうなので、どれ位削れるかとなるとやはり厳しそうですけれど。 >個人行動 私はまだどこに回るかは検討中です 基本はタンカーとして動きますので、全体を見て必要な場所へいきます。
ウォーリアのイヴェール・イリュジオンです。 どうぞよろしくお願い致します(ぺこり) 戦力配分に関してはヴェルジーさんの挙げられた配分が良さそうですが、懸念されている通り岩蠍への対処を騎士団だけに任せるのは不安が残ること、また敵を削る事が目的なら尚のこと岩蠍の数を減らしておくのは最低条件な気がしますので私はこちらの対応に回ろうかと思います。 守るよりも攻撃が主体になると思いますが…
オレは物理防御ガン振りだから、外伴か屍蠍王辺りがいいかねぇ。盾と装甲防御と防御態勢の組み合わせで600程度は防げる。後Gアーマーで4割カットか。 装甲防御とヒールである程度は自衛出来るからヒーラーの手は減らせるはず。 サイラスは火力振りのがいいか? とりあえず流れは 比企丈貫を火力を集中させて撃破。(4-5人) その間に騎士団とプラス1くらいで岩蠍を抑え(1-2人) 外伴と屍蠍王をジュールのジィサンをサポートしつつ対応する(3-4人) か。 その後はどうするかだな。
満員になったわね。来てくれた人もよろしく。 >方針案 「比企丈貫の撃破」を第1目標に、達成ができたなら、 手が空いたメンバーで岩蠍型ゾンビの掃討が第2目標かしら。 もちろん外伴+屍蠍王への対応とで割り振っても良いけれど。 もちろん手が空いた全戦力を屍蠍王や外伴にあてる案でも、 私も全力を尽くすわ。第2目標を立てるなら、どこが良いかな。 一応で、希望を出してくれた人を配置したら、 今はこんな感じかしら?まだ入れ替え可だから仮でね。 >配置案(仮) ・蘆屋外伴+屍蠍王の対応 ジュール・J・ヴェルジー(EXC) ロゼット サイラス ・比企丈貫+牛頭の討伐 ローザリカ ・岩蠍型魔獣ゾンビ20体の抑え カンデオン侯爵騎士団(NPC) イヴェール >予備知識 既知情報かもしれないけど、天陽道が扱う岩蠍型ゾンビには 「ジャマー」は効かないようね。汎用スキルの参考に。 「シーザーロア」はどうだったかな…試したことあったかしら。 岩蠍型ゾンビは術士の命令は受けずに行動する自律型で、 「動く対象」に襲いかかるらしいから、負傷した騎士は じっとさせて、別の対象に狙いを切り替えさせたりは可能かなと。
サイラス殿とイヴェール嬢も参戦してくれて心強いよ、よろしく。 ロゼット殿は纏めと情報をありがとう。 そうだな、比企と式神を排除できたら比企班全員で外伴+屍蠍王の支援に回って屍蠍王もしくは外伴を倒す。 もしくは外伴+屍蠍王の支援と岩蠍討伐に分かれる。 外伴+屍蠍王班の方は消耗激しそうだから、討伐を目指さなくても応援に幾らかは回った方が良いと思った。 俺自身は比企と式神対応に向かおう。 特に牛頭や式神の排除に努めようかと。 比企達が片付いたら屍蠍王対応の支援に回ろうかな。 新しい岩蠍が発生しているかもしれないし。 >配置案(仮) ・蘆屋外伴+屍蠍王の対応 ジュール・J・ヴェルジー(EXC) ロゼット サイラス ・比企丈貫+牛頭の討伐 ローザリカ ジュスト ・岩蠍型魔獣ゾンビ20体の抑え カンデオン侯爵騎士団(NPC) イヴェール
No.20
えっと、そうですね・・・。 今回の役割としてはどれだけ相手を消耗させられるか、数を減らせるかになりますし、 私もイリュジオンさんと同じく騎士団の方に回って、岩蠍を相手にしようかと思います。 範囲攻撃を準備していきますね。 ある程度減らしたら騎士団の方に任せられるかもしれません。 >配置案(仮) ・蘆屋外伴+屍蠍王の対応 ジュール・J・ヴェルジー(EXC) ロゼット サイラス ・比企丈貫+牛頭の討伐 ローザリカ ジュスト ・岩蠍型魔獣ゾンビ20体の抑え カンデオン侯爵騎士団(NPC) イヴェール リディリディ
定員ですね。 改めてよろしくお願いします! 魔法攻撃で行くかBSメインで行くかまだ考え中ですけど、比企丈貫の方に回りますね。 それで、比企丈貫がどんなことをしてくるか確認したいんですけど、どなたか該当のリプレイかどんな能力を持っているかご存知ないでしょうか? >配置案(仮) ・蘆屋外伴+屍蠍王の対応 ジュール・J・ヴェルジー(EXC) ロゼット サイラス ・比企丈貫+牛頭の討伐 ローザリカ ジュスト トーラ ・岩蠍型魔獣ゾンビ20体の抑え カンデオン侯爵騎士団(NPC) イヴェール リディリディ
比企丈貫と式鬼については『【天陽道】男爵姫の受難』『【究石】その身を以て知る【天陽道】』などでしょうか。 取り急ぎとなりますが、私は比企対応に回りますね。 >配置案(仮) ・蘆屋外伴+屍蠍王の対応 ジュール・J・ヴェルジー(EXC) ロゼット サイラス ・比企丈貫+牛頭の討伐 ローザリカ ジュスト トーラ コルネリウス ・岩蠍型魔獣ゾンビ20体の抑え カンデオン侯爵騎士団(NPC) イヴェール リディリディ
ンじゃ、オレは外伴の方か。屍蠍を抑えるかジーサンのカバーに入るかのどっちかだな。 個人的に戦力は纏めとくべきだと考える。 なンで丈貫片付けたら纏めて外伴に行った方がいいンじゃねえか。 >配置案(仮) ・蘆屋外伴+屍蠍王の対応 ジュール・J・ヴェルジー(EXC) ロゼット サイラス アーテミシア ・比企丈貫+牛頭の討伐 ローザリカ ジュスト トーラ コルネリウス ・岩蠍型魔獣ゾンビ20体の抑え カンデオン侯爵騎士団(NPC) イヴェール リディリディ
人数配分としては蘆屋外伴+屍蠍王の班でしょうか。 先に比企丈貫+牛頭をどうにかするのを優先するのならそちらに回りますがどうでしょうか。 ・蘆屋外伴+屍蠍王の対応 ジュール・J・ヴェルジー(EXC) ロゼット サイラス ルアンナ ・比企丈貫+牛頭の討伐 ローザリカ ジュスト トーラ コルネリウス ・岩蠍型魔獣ゾンビ20体の抑え カンデオン侯爵騎士団(NPC) イヴェール リディリディ
No.25
・蘆屋外伴+屍蠍王の対応 ジュール・J・ヴェルジー(EXC) ロゼット サイラス アーミテシア ルアンナ ・比企丈貫+牛頭の討伐 ローザリカ ジュスト トーラ コルネリウス ・岩蠍型魔獣ゾンビ20体の抑え カンデオン侯爵騎士団(NPC) イヴェール リディリディ 抜けがあるので訂正と。ルアンナさん移動可能っぽいから移動してもらう事になるのかね?牛鬼の方4、5人行くのがいいらしいし
コルネリウスさんありがとうございます! 式神はなかなか強力なようなので、BSで弱体化していこうと思います。 持っていくのは魔乱印、魔蝕4、魔糸4の予定ですけど、希望があれば別のものに変更か、魔法攻撃重視にも出来るので言って貰えたら。
そうだね、ルアンナ嬢は可能ならまず比企丈貫+牛頭の討伐の方に手を貸して欲しいかな。 岩蠍の方にはリディ嬢も加勢してくれるようだし、比企討伐と岩蠍の方もある程度殲滅出来たら蘆屋外伴+屍蠍王の方に回れたら良さそうだね。 >比企+牛頭 トーラ嬢が弱体化させたところを俺は攻撃していく感じになるかな。 可能なら比企と牛頭は纏めて攻撃していきたいところだけれど。 同じ範囲に収められないなら牛頭や追加の式鬼の方を相手取るつもりでいるので、牛頭や式神の壁が薄くなったら誰か比企を狙ってくれるとありがたいかな。 近接でも良いし、距離があるなら弓などでも良いと思う。
了解しました! トーラさんのBS付与もありがたいです♪ 攻撃対象は状況に合わせて臨機応変にやっていきますね。 ・蘆屋外伴+屍蠍王の対応 ジュール・J・ヴェルジー(EXC) ロゼット サイラス アーミテシア ・比企丈貫+牛頭の討伐 ローザリカ ジュスト トーラ コルネリウス ルアンナ ・岩蠍型魔獣ゾンビ20体の抑え カンデオン侯爵騎士団(NPC) イヴェール リディリディ
誤字訂正。 岩蠍型魔獣ゾンビは、イヴェールとリディリディが加勢なら 数は減らしていけそうだし、比企丈貫の撃破が達成できたら、 余力のある人は蘆屋外伴か屍蠍王に、加勢して欲しいかな。 >蘆屋外伴+屍蠍王 蘆屋外伴をジュールさん(EXC)に牽制してもらって、 しばらく互角の状態で維持してもらう感じかな。 隙を見つけて、回復の援護はしましょうか。 で、屍蠍王をサイラス、アーテミシアと私で対処ね。 前衛2枚なら私は回復と強化、自衛に専念した方が良いかしら。 毒の尾が残ってるかもしれないから、BS解除は用意しておくわ。
>比企丈貫+牛頭の討伐 トーラ君の弱体化が心強いし、タンクをしてくれるコルネリウス君もいる。 回復支援をしないわけではないが僕も攻撃への参加比重を高めようかな。 こちらを撃破するのを第一目標にした以上、倒しきれないことは避けたいと思うからね。 頼もしい術士も二人いることだし僕は近接物理での攻撃を。射程は衝撃刃で確保する。 支援としては、最初にインフィニティロアで全体的な能力底上げ。 その後は適宜ヒールくらいになるかな。 タンクをしてくれるコルネリウス君にリジェネレーションというのもありだと思うし、 単純に範囲回復を持っていってもいい。希望があれば言って貰えたら持ち込むようにしよう。 こちらの撃破が出来たら蘆屋外伴+屍蠍王班に加勢することも承知した。 回復か攻撃かなど、状況を見て行えるようにしようと思う。
>比企+牛頭 成るべく同範囲内に入れるのでしたら、シーザーロアで引っ張っていくように試してみましょうか。 念の為、ジュストさんが仰るよに範囲内に収められない場合の対応も並行して頂ければ安心ですね。 牛頭の能力が不明なので、私は念のため魔防も高めに調整しておこうと思います。 攻撃は多分然程お役に立てないので、ほぼお任せしまう事になりますが、攻撃スキルは破鎧砕か毒撃かでデバフ付与を多少行おうとかと。 ローザリカさんからリジェネレーションを頂けるのも助かりますし、生命は成るべくあげていくので他の補助スキルなどを優先頂いても大丈夫です。
No.33
ほい蠍王専念了解。一応出来るならネームドとEXCの戦闘の近くには寄らんようにした方良さそやねと。 一種の改造キャスタースキル的な話何回もされてたし、隣接とかすると巻き込まれるスキル切られる可能性あるなと とりまこっちは初手辺りにさっさと雷神剣名前長くなった版切って以降鋭撃でぶん殴ってく火力スキルゴリ押しするかと。もう一枚は衝撃刃にして射程確保かな?
そろそろギリギリだな。 オレは屍蠍王に向かって守り固めて耐えるカンジだ。火力ねえしな。一応破鎧砕は持っていく。 一応自前のヒールもあるから早々やられはしねえと思うぜ。
プレイングは提出したわ。明日には出発、全力を尽くしましょう。 >蘆屋外伴+屍蠍王 ジュールさん、サイラス、アーテミシアには『堅甲』の防御強化を。 皆、十分に硬いけど相手が相手だし、外伴には範囲魔法もあるから 流れ弾が飛んできた場合の魔法防御の足しにしてもらうわ。 回復は『ヒール4』で生命200点くらいは癒すから、頑張って。 万一の戦闘不能に備えて、全生命回復の特性スキルを入れておくわ。 回復はそれなりに厚いつもりだから、上手く利用してちょうだい。
ルアンナ嬢は移動ありがとう。 コルネリウス嬢がシザーロアで引っ張ってくれるなら確かにありがたい、助かるよ。