仁義無き料理コンテスト
馬車猪
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シナリオID:2550
オープニング
ふくよかな貴族達が同じ入り口から入ろうとして互いに気付く。
「これはこれは」
「お久しぶりです。そちらもあれが目当てで?」
それぞれ王党派と貴族派に属してはいるが美食の追求者という意味では好敵手だ。
護衛に囲まれたまま、うきうきした足取りでコンテスト会場へ入場する。
「見慣れた顔が大勢いますなぁ」
「独立した高弟を助手としてくれてくるとは大人げなくて実にいい」
キッチン入りした選手達を見て満面の笑みを浮かべるふくよか達。
輝かしい経歴を持つ歴戦の料理人達が、厨房で真剣に食材と向かい合っている。
「これほどの参加者から勝者を選ぶのは大変でしょうなぁ」
「私も審査員として参加したかった……」
一般席に座っていても優雅さと存在感はいつもと変わらず、タダ飯に惹かれて来ただけの平民学園生が内心迷惑がっている。
しかし貴族達は気付いても気にしない。
どんな美味いものが出てくるのか。
重要なのはそれだけであった。
●2時間前
「皆さんお集まり頂きありがとうございます」
緊張に耐えきれず学園職員に代わって、休暇中の冒険者ギルド職員が説明を始める。
「今回の料理コンテストは生徒会役員の選挙公約実行のためのイベントです」
準備は大変だったらしい。
牛肉、豚肉、羊肉のいずれか1種類を使った学食ランチメニュー、と言葉にすれば簡単だが料理人の参加条件の決定や場所とものの準備から広報やそれ以外まで、普通に準備すれば根回しから開催まで数年かかってもおかしくないコンテストだ。
調理60分。試食タイム45分。投票15分です。
1チーム1品以上、3品以内。
肉の持ち込みは認めず、高価な食材も認めない。
このコンテストの趣旨の1つは学園生用の食堂のランチメニューを増やすことなのだ。
「1チームは3人まで。種族、性別、年齢、出身国は一切問いません」
単身で参加した料理初心者学園生の隣に王国料理界の重鎮3人がチームとして参加していたりもするが、ルール上は問題ない。
(タダ飯を食べる側としては、すごい料理人が増えれば増えるほど嬉しいですから)
普通の学園生には優勝は不可能で健闘すら難しいイベントになるだろうが仕方がない。
並の専業料理人を上回る腕を持つ冒険者の参加と上位入賞が予想されているコンテストなのだ。
「皆さんの健闘と正々堂々の勝負を期待します」
熟練の料理人達は深く頷く。
その態度には驕りも侮りも存在しない。
大人げない人材を揃えて参加したのは後援者の意向だが、このコンテストは全力を出す意味があるイベントだ。
観客の大部分は今は子供でもその多くは社会の上層へ上がっていく。
つまり将来の客候補であり後援者候補でもある。だがそんなのは建前だ。
(待っていろよ冒険者!)
格を上げた冒険者の中に料理の達人が複数いるのだ。
熟練の料理人達は、挑戦者として挑んで自らの実力を証明するつもりだった。
●前日
「皆さんお集まり頂きありがとうございます」
冒険者ギルドでの職員による説明である。
「明日、学園で料理コンテストが開催されます」
厨房も調理道具も食材も学園が用意する。
だから手ぶらで参加しても良いし、道具や肉を除く食材を持ち込んでも良い。
「優勝賞金はありません」
優勝あるいは何位かという実績ができ、優勝者のメニューが学園の食堂で採用されるだけの依頼だ。
「司会や解説、食べる人としての参加も可能です」
参加する方は楽しんで下さいという職員は、当日は休んでタダ飯を食べに行くつもりであった。
「これはこれは」
「お久しぶりです。そちらもあれが目当てで?」
それぞれ王党派と貴族派に属してはいるが美食の追求者という意味では好敵手だ。
護衛に囲まれたまま、うきうきした足取りでコンテスト会場へ入場する。
「見慣れた顔が大勢いますなぁ」
「独立した高弟を助手としてくれてくるとは大人げなくて実にいい」
キッチン入りした選手達を見て満面の笑みを浮かべるふくよか達。
輝かしい経歴を持つ歴戦の料理人達が、厨房で真剣に食材と向かい合っている。
「これほどの参加者から勝者を選ぶのは大変でしょうなぁ」
「私も審査員として参加したかった……」
一般席に座っていても優雅さと存在感はいつもと変わらず、タダ飯に惹かれて来ただけの平民学園生が内心迷惑がっている。
しかし貴族達は気付いても気にしない。
どんな美味いものが出てくるのか。
重要なのはそれだけであった。
●2時間前
「皆さんお集まり頂きありがとうございます」
緊張に耐えきれず学園職員に代わって、休暇中の冒険者ギルド職員が説明を始める。
「今回の料理コンテストは生徒会役員の選挙公約実行のためのイベントです」
準備は大変だったらしい。
牛肉、豚肉、羊肉のいずれか1種類を使った学食ランチメニュー、と言葉にすれば簡単だが料理人の参加条件の決定や場所とものの準備から広報やそれ以外まで、普通に準備すれば根回しから開催まで数年かかってもおかしくないコンテストだ。
調理60分。試食タイム45分。投票15分です。
1チーム1品以上、3品以内。
肉の持ち込みは認めず、高価な食材も認めない。
このコンテストの趣旨の1つは学園生用の食堂のランチメニューを増やすことなのだ。
「1チームは3人まで。種族、性別、年齢、出身国は一切問いません」
単身で参加した料理初心者学園生の隣に王国料理界の重鎮3人がチームとして参加していたりもするが、ルール上は問題ない。
(タダ飯を食べる側としては、すごい料理人が増えれば増えるほど嬉しいですから)
普通の学園生には優勝は不可能で健闘すら難しいイベントになるだろうが仕方がない。
並の専業料理人を上回る腕を持つ冒険者の参加と上位入賞が予想されているコンテストなのだ。
「皆さんの健闘と正々堂々の勝負を期待します」
熟練の料理人達は深く頷く。
その態度には驕りも侮りも存在しない。
大人げない人材を揃えて参加したのは後援者の意向だが、このコンテストは全力を出す意味があるイベントだ。
観客の大部分は今は子供でもその多くは社会の上層へ上がっていく。
つまり将来の客候補であり後援者候補でもある。だがそんなのは建前だ。
(待っていろよ冒険者!)
格を上げた冒険者の中に料理の達人が複数いるのだ。
熟練の料理人達は、挑戦者として挑んで自らの実力を証明するつもりだった。
●前日
「皆さんお集まり頂きありがとうございます」
冒険者ギルドでの職員による説明である。
「明日、学園で料理コンテストが開催されます」
厨房も調理道具も食材も学園が用意する。
だから手ぶらで参加しても良いし、道具や肉を除く食材を持ち込んでも良い。
「優勝賞金はありません」
優勝あるいは何位かという実績ができ、優勝者のメニューが学園の食堂で採用されるだけの依頼だ。
「司会や解説、食べる人としての参加も可能です」
参加する方は楽しんで下さいという職員は、当日は休んでタダ飯を食べに行くつもりであった。
解説
●目的
料理コンテストを盛り上げること
●会場
ステージと厨房複数と観客席が併設された施設です
大きな炎を使う場合や、非常に強いにおいが出る料理をする場合は、施設の外の厨房を使うことが可能です
●行動例
・料理人として参加
1チームは3人まで。牛肉、豚肉、羊肉のどれかを使用するかをプレイングに明記して下さい
・司会や解説として参加
冒険者が担当しない場合、無難に進行します
・食べる人として参加
黙々と食べても、食レポしても、特定の料理を美味しそうに食べて審査員を誘導してもOKです
・他
上記の例の複数を兼ねた行動や、全く別の行動も可能です
●食材
常識の範囲内の価格とレアリティの食材であれば、学園から無償で提供されます
食堂のランチメニューとして安定的に仕入れ可能なことが重視されています
●審査員
学園生を含む学園関係者が7割、残り3割が貴族や商家やその関係者です
●参加料理人者
・牛チーム
王都出身のヒューマン3人組。純粋な料理技術では今回紹介する料理人の中で最優秀
王侯貴族向け料理が特に得意です
・羊チーム
同盟出身の料理人3人組。ヒューマンもいます。凄腕
僻地の独特な料理にも通じています
・豚チーム
学園の食堂に勤めるおばさん達の中から選ばれた3人組。普段は別々の食堂に勤務
純粋な料理の腕は他の料理人に負けています。予算の範囲内で学園生の舌と胃袋を満足させる技術には優れています
・学園生(チーム)
冒険者を除く学園生です。技術的には有象無象です
マスターより
リクエストありがとうございます
リプレイ
●
リサ・ベイカーが壇上に立つ。
授恵者として優れている以上に生徒会の一員としての実績が、これまで騒いでいた観客を落ち着かせる。
「1221年度生徒会庶務のリサ・ベイカーです。今回は、料理コンテストへのご参加ありがとうございます」
静かになった会場に落ち着いた響きの言葉が届く。
「わたしの選挙時の公約ということで、だいぶ任期ぎりぎりになってしまいましたが。開催できて嬉しいです」
申し訳なさと微かな寂しさがありはするが前向きな態度は揺るがない。
「皆さんの料理、楽しみにしています。優勝者のメニューは学食メニューに追加されます。審査される方は、そのあたりも考慮して審査お願いしますね」
敢えて軽めにした言葉で会場が沸いた。
●
(何より俺運営側だし、土木担当したしね。そこら辺考えたらなぁ、装飾の都合で映えそうなのとか食材先に知ってるし)
サイラスは凄い自信だ。
コストも使い勝手も各勢力の面子まで配慮する必要が有った会場の建設を主導し実際に建てもしたのは彼なので自信過剰とまではいえない。場所に完璧にあったメニューを考案できるのだから、彼が料理人として出場するのはフェアかどうかぎりぎりだった。
(この辺はヒューマンばかりか。まあ他所の報告書で亜人をどう見てるか知ってるしなぁ)
特に張り詰めた空気の一角に勝手知ったる通路から近づきひょいと覗き込む。
無論、頭の白毛が万一にも抜けぬよう白帽子装備である。
王都の著名料理人チームは大きめの牛肉の準備と1人用鉄板複数の準備を平行して行っている。
(生でもいけそう。包丁捌きは雑じゃなくわざとか。熟練料理人なら多少時間はかかってもできる程度)
おそらく門外不出のメニューの1つを学園の食堂に渡すつもりだ。
合法な範囲ではあるが明らかに手段を選んでいない。
「……っ」
リザードマンの顔の上半分に気付いて驚き、なのに首から下は髪の毛1本分も動かない。
サイラスは完成したら食べに来ると身振りだけで伝えて別の調理スペースへ向かった。
「学園による料理コンテストですか。貴族派や王党派の水面下での争いよりは、この様な行事ではっきり白黒付けた方が健全な気すらありますね」
今回解説役を請け負ったフリーダ=ブロムヴィストが、いつも通りの表情と態度で料理以外に対してコメントする。
「肉を焼く料理か」
そこにふらりと現れたのがローレンだ。
精悍で長身な体を裾までの丈の白ローブで隠し、しかし毛先だけが明るい色の髪には独特の雰囲気がある。
彼はヒューマンではあるがある意味ホムンクルス並の記憶喪失だ。
体に残った料理の経験が、目の前の調理のやり方がかなりの合理性を持っていることを告げている。
「こう……こうか」
無意識に肉塊から切り取る動作をして、古参料理人にほうと唸らせた。
「む」
それはそれとして腹が減った。
「これは何という肉だ? 牛、なるほど、毛が長い北の動物か」
それは多分ビヒモーである。
厚い鉄板の上に厚めに切った肉と茹でた青菜とという料理がローレンの前のテーブルに置かれる。
ローレンは、ナイフを半ば武器として使い1口食べるごとに詳細な感想を述べて料理人を頷かせている。
「食レポ……いくつか質問いいでしょうか」
フリーダは、『素人質問で恐縮ですがの展開は止めてあげなされ』という感じの啓示を大会前に受け取ったのでかなり熱心だ。
「本来なら調理開始前に聞くべきでしょうが、料理にどの様なテーマ性を盛り込んだのか、チームや個人としてどの様な意気込みやコメントをお願いできますか。あなた方の不利にならない形で全体に知らせるつもりです」
『素人質問で恐縮ですが』に込められていた恐怖と殺意は、啓示から時間が経った今もはっきり思い出せた。
「そういえば特殊な食器の持ち込みはいいのかね」
戻ってきたサイラスが皿の機能を持つ鉄板を指差す。
「料理大会の規則に抵触せず、学園の食堂で提供可能な料理という条件は満たしておる」
壮年の料理人は徹底して真剣だった。
予定の調理時間はまだまだ残っているのにステーキが量産されていく。
どれも、道具と設備と正確なレシピの全てがあった上で練習すれば、食堂のおばちゃんでも作れる料理である。
「調理をする過程……ではなくてもこれらの内容を説明しつつ調理工程を見て頂ければ、審査員や食べる人へのアピールもできると思います」
フリーダの言葉を聞き、最年長が顔の皺を深くする。
「お願いしよう」
彼等は勝ちに来た。
最近活躍著しい冒険者料理人に勝つためなら、人倫に反しない範囲で何でも利用しつくすつもりだ。
●
「視線が痛いな」
カイン・ステラは今年行われた学園料理コンテスト優勝者だ。
弁当として一部の学園生が持ち込んでいるパイ料理が、カインが優勝したときの料理だ。
カインにとっては賞金も賞品もないも当然のコンテストだったが、腕だけでなく名声も必要な料理人にとっては先行した強敵でもある。
「吸水させる時間が足りないのが痛いな……」
海神 江流は危機の中にあっても冷静さを失わない。
急いで研いているときも指先に細心の注意を払い米粒が割れないように。
土鍋と火の準備はバイトの学園生を使うことで少しでも時間を稼ぐ。
「職員も学園生もシャルガネに詳しくないのかね」
悪意がないのが非常に深刻な状況ともいえる。
「あまりメジャーじゃない部位だけど、豚の肩、首のあたりの肉って使えるかな? 値段的に」
大会運営スタッフが手元のリストを見て難しい表情になる。少量なら問題ないが大量だと難しい。
「今日はカイン君と組んでるから。1組ならいい? 助かったよ」
丁寧に接する間に火力を調節してぎりぎりのタイミングで米と水入りの鍋を加熱し始める。
「カイン君が使う各種野菜は揃ったけど、塩、胡椒、レモン、紅生姜……は辛いか。リンゴ酢に漬けた生姜も使って本来のレシピに近づけて……」
弱火、強火、蒸らしの時間を考えると時間の余裕は皆無。なので江流は、多数のどんぶりの準備も含めて可能な限り前倒しかつ並行して行っていた。
「あの白い粒々は食べ物か?」
濃い肉の香りを漂わせたローレンが、記憶喪失なりに頑張って解説っぽいものをする。
「お米ですね。カインさんは別の大会でも米料理で優勝されたので、チームで参加された今大会でも米を軸にした料理をされるのでしょうか」
リサは参加チームの紹介を行っている最中だ。
「スープとコンポートは作り置きできるのがメリットですし、野菜も生より多く取れます」
カインがチームを代表して丁寧に応対する。
料理は料理だけでは完結しない。
情報や場の雰囲気も、料理を味わうための重要な要素だ。
「期間限定の仕入先とかできそうだけど、多くの人材が集まる学園に自分んとこの売りをアピールできる機会にもなればと」
貴族や商家のお嬢さんのような礼儀作法ではないがカインなりの丁寧語である。
「食堂のメニューになればもっと美味しくはなるよ」
他の料理に使った後の野菜屑がベースの、キャベツ、玉葱、人参、馬鈴薯を具にしたスープ。短時間での調理であるのに全く濁っていない。
「今回はこの具だけど、旬の野菜を使った方が質・量・コスト面でいいと思う。この辺は食堂のお姉さん達の方が俺より絶対詳しい」
何歳でもお姉さんと呼ぶのが処世術である。
「コンポートは今回林檎使用だけど、これもやっぱり旬の方がいい。安くするなら蜂蜜を控えめにしたりだね」
特別高価な具も美しい器も使っていないのに、カインに極めて高い技術と超人的な味覚により制作されたそれらは香りも見た目も一流だ。
「メインディッシュは……時間通りに仕上げるよ」
これに関しては、江流同様全く余裕がなかった。
●
「大会が開催された時点で私の目標は達成されてるといえるのだ」
ストレガ・L・リベルガストラは、王都料理人チームからの強い視線を感じて勝利を確信した。
(レシピは大勢が提供する、料理は1つ以上増える、生徒は心から喜んで食べる)
食は万世共通の幸福なればという理想に1歩近づいた実感があった。
(私は別にプロでもないので気楽にやります。良くも悪くも趣味みたいなものですし)
豚のロースの肉塊への負担を最低限に、ヴィルヘルミナは1人用の料理の材料を切り取る。
「筋も切っておきましょう」
たまにある脂が固まっている部分は切り込みを入れて火が入りやすいように。
高位授恵者らしい鋭敏な五感で肉の状態を精査して、適度に叩くことで肉を柔らかくし、本格的な調理を始める前にハーブ塩で下味をつけておく。
そうしているうちにフライパンも温まってくるので油を多めに投入。
パン粉は料理の腕もあるが授恵者の腕力で素早く必要量用意して、卵液の準備にかかった時間はさらに少ない。
「こんな感じでしょうか?」
卵液を作り肉をくぐらせパン粉を付ける。
そして肉を投入。
大きなフライパンを操って複数同時に揚げているのに危なげはない。
ヴィルヘルミナは外見の焼け具合だけでは判断せず、匂いで肉の火の通りを判断して肉を取り出す。
「二度焼きです」
煮え立つ油の中にバターを溶かして風味を加えて肉を戻す
バターの風味付けも兼ねている。
再度油の中から取り出してもまだ終わりではない。
「時間節約のためです。真似はしないでくださいね」
皿の上に載せ、調理用ナイフで食べ易いよう肉を切り、しかし皿には触れない高度技術を披露する。
そして火の近くに置いて焼いた野菜を食べ易いサイズに切って肉に添えて完成だ。
まだ試食の時間は始まっていないのに、大勢の学園生だけでなく貴族にしか見えない人間も集まって来ていた。
「学舎の!」
「こっちも切り終わった!」
「微妙な味付けは私がやるのだ。打ち合わせ通り水を沸かすのと肉と野菜を切るのに専念して欲しいのだ」
ストレガは近場で雇ったゴブリンに多くを任せる。
料理1つ1つの質はヴィルヘルミナの料理より落ちるが覚悟の上だ。
「全観客に行き渡るよう量を作るのだ」
食材も量確保を優先してバラ肉も多めに使う。
大量生産を目指して大鍋で豚肩肉の塊を紅茶葉と共に煮込み、豚バラ肉の塊を角切りにして醤油を絡めて照り焼きにして刻み生姜と水を加えて暫く蒸し煮。最後に盛り付ける。
(凝り過ぎじゃぁねぇか?)
(学園じゃぁ普通なのかもしれねぇ)
人類社会に溶け込むために徹底的に清潔かつ丁寧に生活してはいても、ストレガとは違い学園には全く慣れていなかった。
●
ローレンがある厨房前で足を止めた。
創作料理なのだろうが奇をてらいすぎている。
脂大増量大蒜大増量の麺類は、正直食べたくはあるが常識的王国人には受け入れづらいだろう。
「こういうものがあれば尚良しだ」
料理に合う飲み物やデザートを提案する。悪意で解釈すると越権行為すれすれである。
(牛と豚と羊の限定したのは良い判断かもね。制限がなければとんでもないのを持ち込みそうなのがいる)
サイラスは無言のまま肩をすくめ、大きくて威圧感がある非ヒューマンという己の性質を活かして人の流れを誘導する。
そろそろ試食の時間だ。
人が滞らないよう、そして人寄り付かない料理とか無いようにある程度流れ作るつもりだ。
(値切りやったりしたから食材その分大事にしたいし、内容的にも色々摘んで貰いたいし)
いつも通りに平然としてはいても、準備から関わった料理コンテストにはかなり思い入れがあるようだった。
●
「試食の時間です」
リサの言葉でイベントが次の段階に入る。
「鶏肉料理のコンテストは持って帰れるものを重視しましたし、今回のものは食堂で食べることを前提したものを目指しました」
カインはやりきった。
普段の口調が漏れてしまうくらい。
カイン・江流チームのメニューはどれも素晴らしいが中心は豚トロ丼だ。
豚トロのシンプルに炙り焼きの上にみじん切りにした白ネギ、ごま油、塩、こしょうで和えたネギ塩だれだ。それらも受け止める白いご飯は艶々している。
「豚肉の栄養はネギと一緒に摂ると吸収が良いんだ」
江流は説明している間も手を止めない。
レモンを絞って、生姜を添えて、豚トロ丼の完成だ。
「脂のザクザク感を楽しんでほしいな。塩とレモンでさっぱりめに味付けてるから見た目ほど重くないと思うよ」
野菜スープとコンポートと合わせて丼のセットだ。
リサは王国料理と比べれば馴染みの薄い料理を、全く違和感のない所作で上品かつ心底楽しげに味わう。
最初は躊躇もあった学園生が、非常に大勢集まって来た。
「儂は作る方は素人じゃが……。食材で遊ぶのを挑戦と言い張るかこの馬鹿者ー!」
顔を真っ赤にした貴族が護衛に制止させられている。
審査員だけでなくタダ飯狙いの客からもコメントを集めていたフリーダが目を瞬かせる。
「『やっぱりあったじゃないか』? はて、今度の啓示は何を示しているのか。批判を良き糧にすることができれば将来に繋がるでしょうね」
フリーダ自身は、多分良識人である。
「さくさくー!」
「なのにどっしりー!」
「こういうのでいいんだよ」
ヴィルヘルミナのブースなどで少し騒ぎは起きたが、無事に試食タイムは終わり投票が始まった。
●
リサが結果を告げる。
「結果発表も、させて頂きます。栄えある第一回優勝者は、ストレガさんです! おめでとうございます!」
メインは濃厚なのに脂がしつこくない煮込み豚ロース。葱と人参の細切りが彩りかなだけでなく肉のみでは足りない栄養を摂取可能。その上塩胡椒食用油のドレッシングが全体の味を調和させている。
煮玉子、煮法蓮草を添えた豚バラ肉の照り焼きの蒸し煮。
サラダもあるが、その中の白はサッと煮て冷水で冷やしたバラ肉だ。
ストレガチームは徹底して豚肉に徹し、票の差で2位を下した。
何が勝因かはサイラスの感想を聞けば分かる。
「非ヒューマンの入学者とかみたいに嗅覚が良いと、香りが強いのはね」
一流料理人3人のチームは、選択の失敗を技術で補い切れなかったのだ。
「2位は王都のレストランからから来られた方達です。3位は接戦でしたがヴィルさんです。揚げ物は強いですね。カインさんと江流さんの丼は、とても素晴らしかったですが米の調達コストで票を何票か逃していました」
味の評価は最高級だったので本当に惜しい。
「というわけで、皆さんお疲れ様でした、第二回があるかは分かりませんが、あればその時は、またよろしくお願いします!」
料理コンテストは、盛況のうちに終了した。
リサ・ベイカーが壇上に立つ。
授恵者として優れている以上に生徒会の一員としての実績が、これまで騒いでいた観客を落ち着かせる。
「1221年度生徒会庶務のリサ・ベイカーです。今回は、料理コンテストへのご参加ありがとうございます」
静かになった会場に落ち着いた響きの言葉が届く。
「わたしの選挙時の公約ということで、だいぶ任期ぎりぎりになってしまいましたが。開催できて嬉しいです」
申し訳なさと微かな寂しさがありはするが前向きな態度は揺るがない。
「皆さんの料理、楽しみにしています。優勝者のメニューは学食メニューに追加されます。審査される方は、そのあたりも考慮して審査お願いしますね」
敢えて軽めにした言葉で会場が沸いた。
●
(何より俺運営側だし、土木担当したしね。そこら辺考えたらなぁ、装飾の都合で映えそうなのとか食材先に知ってるし)
サイラスは凄い自信だ。
コストも使い勝手も各勢力の面子まで配慮する必要が有った会場の建設を主導し実際に建てもしたのは彼なので自信過剰とまではいえない。場所に完璧にあったメニューを考案できるのだから、彼が料理人として出場するのはフェアかどうかぎりぎりだった。
(この辺はヒューマンばかりか。まあ他所の報告書で亜人をどう見てるか知ってるしなぁ)
特に張り詰めた空気の一角に勝手知ったる通路から近づきひょいと覗き込む。
無論、頭の白毛が万一にも抜けぬよう白帽子装備である。
王都の著名料理人チームは大きめの牛肉の準備と1人用鉄板複数の準備を平行して行っている。
(生でもいけそう。包丁捌きは雑じゃなくわざとか。熟練料理人なら多少時間はかかってもできる程度)
おそらく門外不出のメニューの1つを学園の食堂に渡すつもりだ。
合法な範囲ではあるが明らかに手段を選んでいない。
「……っ」
リザードマンの顔の上半分に気付いて驚き、なのに首から下は髪の毛1本分も動かない。
サイラスは完成したら食べに来ると身振りだけで伝えて別の調理スペースへ向かった。
「学園による料理コンテストですか。貴族派や王党派の水面下での争いよりは、この様な行事ではっきり白黒付けた方が健全な気すらありますね」
今回解説役を請け負ったフリーダ=ブロムヴィストが、いつも通りの表情と態度で料理以外に対してコメントする。
「肉を焼く料理か」
そこにふらりと現れたのがローレンだ。
精悍で長身な体を裾までの丈の白ローブで隠し、しかし毛先だけが明るい色の髪には独特の雰囲気がある。
彼はヒューマンではあるがある意味ホムンクルス並の記憶喪失だ。
体に残った料理の経験が、目の前の調理のやり方がかなりの合理性を持っていることを告げている。
「こう……こうか」
無意識に肉塊から切り取る動作をして、古参料理人にほうと唸らせた。
「む」
それはそれとして腹が減った。
「これは何という肉だ? 牛、なるほど、毛が長い北の動物か」
それは多分ビヒモーである。
厚い鉄板の上に厚めに切った肉と茹でた青菜とという料理がローレンの前のテーブルに置かれる。
ローレンは、ナイフを半ば武器として使い1口食べるごとに詳細な感想を述べて料理人を頷かせている。
「食レポ……いくつか質問いいでしょうか」
フリーダは、『素人質問で恐縮ですがの展開は止めてあげなされ』という感じの啓示を大会前に受け取ったのでかなり熱心だ。
「本来なら調理開始前に聞くべきでしょうが、料理にどの様なテーマ性を盛り込んだのか、チームや個人としてどの様な意気込みやコメントをお願いできますか。あなた方の不利にならない形で全体に知らせるつもりです」
『素人質問で恐縮ですが』に込められていた恐怖と殺意は、啓示から時間が経った今もはっきり思い出せた。
「そういえば特殊な食器の持ち込みはいいのかね」
戻ってきたサイラスが皿の機能を持つ鉄板を指差す。
「料理大会の規則に抵触せず、学園の食堂で提供可能な料理という条件は満たしておる」
壮年の料理人は徹底して真剣だった。
予定の調理時間はまだまだ残っているのにステーキが量産されていく。
どれも、道具と設備と正確なレシピの全てがあった上で練習すれば、食堂のおばちゃんでも作れる料理である。
「調理をする過程……ではなくてもこれらの内容を説明しつつ調理工程を見て頂ければ、審査員や食べる人へのアピールもできると思います」
フリーダの言葉を聞き、最年長が顔の皺を深くする。
「お願いしよう」
彼等は勝ちに来た。
最近活躍著しい冒険者料理人に勝つためなら、人倫に反しない範囲で何でも利用しつくすつもりだ。
●
「視線が痛いな」
カイン・ステラは今年行われた学園料理コンテスト優勝者だ。
弁当として一部の学園生が持ち込んでいるパイ料理が、カインが優勝したときの料理だ。
カインにとっては賞金も賞品もないも当然のコンテストだったが、腕だけでなく名声も必要な料理人にとっては先行した強敵でもある。
「吸水させる時間が足りないのが痛いな……」
海神 江流は危機の中にあっても冷静さを失わない。
急いで研いているときも指先に細心の注意を払い米粒が割れないように。
土鍋と火の準備はバイトの学園生を使うことで少しでも時間を稼ぐ。
「職員も学園生もシャルガネに詳しくないのかね」
悪意がないのが非常に深刻な状況ともいえる。
「あまりメジャーじゃない部位だけど、豚の肩、首のあたりの肉って使えるかな? 値段的に」
大会運営スタッフが手元のリストを見て難しい表情になる。少量なら問題ないが大量だと難しい。
「今日はカイン君と組んでるから。1組ならいい? 助かったよ」
丁寧に接する間に火力を調節してぎりぎりのタイミングで米と水入りの鍋を加熱し始める。
「カイン君が使う各種野菜は揃ったけど、塩、胡椒、レモン、紅生姜……は辛いか。リンゴ酢に漬けた生姜も使って本来のレシピに近づけて……」
弱火、強火、蒸らしの時間を考えると時間の余裕は皆無。なので江流は、多数のどんぶりの準備も含めて可能な限り前倒しかつ並行して行っていた。
「あの白い粒々は食べ物か?」
濃い肉の香りを漂わせたローレンが、記憶喪失なりに頑張って解説っぽいものをする。
「お米ですね。カインさんは別の大会でも米料理で優勝されたので、チームで参加された今大会でも米を軸にした料理をされるのでしょうか」
リサは参加チームの紹介を行っている最中だ。
「スープとコンポートは作り置きできるのがメリットですし、野菜も生より多く取れます」
カインがチームを代表して丁寧に応対する。
料理は料理だけでは完結しない。
情報や場の雰囲気も、料理を味わうための重要な要素だ。
「期間限定の仕入先とかできそうだけど、多くの人材が集まる学園に自分んとこの売りをアピールできる機会にもなればと」
貴族や商家のお嬢さんのような礼儀作法ではないがカインなりの丁寧語である。
「食堂のメニューになればもっと美味しくはなるよ」
他の料理に使った後の野菜屑がベースの、キャベツ、玉葱、人参、馬鈴薯を具にしたスープ。短時間での調理であるのに全く濁っていない。
「今回はこの具だけど、旬の野菜を使った方が質・量・コスト面でいいと思う。この辺は食堂のお姉さん達の方が俺より絶対詳しい」
何歳でもお姉さんと呼ぶのが処世術である。
「コンポートは今回林檎使用だけど、これもやっぱり旬の方がいい。安くするなら蜂蜜を控えめにしたりだね」
特別高価な具も美しい器も使っていないのに、カインに極めて高い技術と超人的な味覚により制作されたそれらは香りも見た目も一流だ。
「メインディッシュは……時間通りに仕上げるよ」
これに関しては、江流同様全く余裕がなかった。
●
「大会が開催された時点で私の目標は達成されてるといえるのだ」
ストレガ・L・リベルガストラは、王都料理人チームからの強い視線を感じて勝利を確信した。
(レシピは大勢が提供する、料理は1つ以上増える、生徒は心から喜んで食べる)
食は万世共通の幸福なればという理想に1歩近づいた実感があった。
(私は別にプロでもないので気楽にやります。良くも悪くも趣味みたいなものですし)
豚のロースの肉塊への負担を最低限に、ヴィルヘルミナは1人用の料理の材料を切り取る。
「筋も切っておきましょう」
たまにある脂が固まっている部分は切り込みを入れて火が入りやすいように。
高位授恵者らしい鋭敏な五感で肉の状態を精査して、適度に叩くことで肉を柔らかくし、本格的な調理を始める前にハーブ塩で下味をつけておく。
そうしているうちにフライパンも温まってくるので油を多めに投入。
パン粉は料理の腕もあるが授恵者の腕力で素早く必要量用意して、卵液の準備にかかった時間はさらに少ない。
「こんな感じでしょうか?」
卵液を作り肉をくぐらせパン粉を付ける。
そして肉を投入。
大きなフライパンを操って複数同時に揚げているのに危なげはない。
ヴィルヘルミナは外見の焼け具合だけでは判断せず、匂いで肉の火の通りを判断して肉を取り出す。
「二度焼きです」
煮え立つ油の中にバターを溶かして風味を加えて肉を戻す
バターの風味付けも兼ねている。
再度油の中から取り出してもまだ終わりではない。
「時間節約のためです。真似はしないでくださいね」
皿の上に載せ、調理用ナイフで食べ易いよう肉を切り、しかし皿には触れない高度技術を披露する。
そして火の近くに置いて焼いた野菜を食べ易いサイズに切って肉に添えて完成だ。
まだ試食の時間は始まっていないのに、大勢の学園生だけでなく貴族にしか見えない人間も集まって来ていた。
「学舎の!」
「こっちも切り終わった!」
「微妙な味付けは私がやるのだ。打ち合わせ通り水を沸かすのと肉と野菜を切るのに専念して欲しいのだ」
ストレガは近場で雇ったゴブリンに多くを任せる。
料理1つ1つの質はヴィルヘルミナの料理より落ちるが覚悟の上だ。
「全観客に行き渡るよう量を作るのだ」
食材も量確保を優先してバラ肉も多めに使う。
大量生産を目指して大鍋で豚肩肉の塊を紅茶葉と共に煮込み、豚バラ肉の塊を角切りにして醤油を絡めて照り焼きにして刻み生姜と水を加えて暫く蒸し煮。最後に盛り付ける。
(凝り過ぎじゃぁねぇか?)
(学園じゃぁ普通なのかもしれねぇ)
人類社会に溶け込むために徹底的に清潔かつ丁寧に生活してはいても、ストレガとは違い学園には全く慣れていなかった。
●
ローレンがある厨房前で足を止めた。
創作料理なのだろうが奇をてらいすぎている。
脂大増量大蒜大増量の麺類は、正直食べたくはあるが常識的王国人には受け入れづらいだろう。
「こういうものがあれば尚良しだ」
料理に合う飲み物やデザートを提案する。悪意で解釈すると越権行為すれすれである。
(牛と豚と羊の限定したのは良い判断かもね。制限がなければとんでもないのを持ち込みそうなのがいる)
サイラスは無言のまま肩をすくめ、大きくて威圧感がある非ヒューマンという己の性質を活かして人の流れを誘導する。
そろそろ試食の時間だ。
人が滞らないよう、そして人寄り付かない料理とか無いようにある程度流れ作るつもりだ。
(値切りやったりしたから食材その分大事にしたいし、内容的にも色々摘んで貰いたいし)
いつも通りに平然としてはいても、準備から関わった料理コンテストにはかなり思い入れがあるようだった。
●
「試食の時間です」
リサの言葉でイベントが次の段階に入る。
「鶏肉料理のコンテストは持って帰れるものを重視しましたし、今回のものは食堂で食べることを前提したものを目指しました」
カインはやりきった。
普段の口調が漏れてしまうくらい。
カイン・江流チームのメニューはどれも素晴らしいが中心は豚トロ丼だ。
豚トロのシンプルに炙り焼きの上にみじん切りにした白ネギ、ごま油、塩、こしょうで和えたネギ塩だれだ。それらも受け止める白いご飯は艶々している。
「豚肉の栄養はネギと一緒に摂ると吸収が良いんだ」
江流は説明している間も手を止めない。
レモンを絞って、生姜を添えて、豚トロ丼の完成だ。
「脂のザクザク感を楽しんでほしいな。塩とレモンでさっぱりめに味付けてるから見た目ほど重くないと思うよ」
野菜スープとコンポートと合わせて丼のセットだ。
リサは王国料理と比べれば馴染みの薄い料理を、全く違和感のない所作で上品かつ心底楽しげに味わう。
最初は躊躇もあった学園生が、非常に大勢集まって来た。
「儂は作る方は素人じゃが……。食材で遊ぶのを挑戦と言い張るかこの馬鹿者ー!」
顔を真っ赤にした貴族が護衛に制止させられている。
審査員だけでなくタダ飯狙いの客からもコメントを集めていたフリーダが目を瞬かせる。
「『やっぱりあったじゃないか』? はて、今度の啓示は何を示しているのか。批判を良き糧にすることができれば将来に繋がるでしょうね」
フリーダ自身は、多分良識人である。
「さくさくー!」
「なのにどっしりー!」
「こういうのでいいんだよ」
ヴィルヘルミナのブースなどで少し騒ぎは起きたが、無事に試食タイムは終わり投票が始まった。
●
リサが結果を告げる。
「結果発表も、させて頂きます。栄えある第一回優勝者は、ストレガさんです! おめでとうございます!」
メインは濃厚なのに脂がしつこくない煮込み豚ロース。葱と人参の細切りが彩りかなだけでなく肉のみでは足りない栄養を摂取可能。その上塩胡椒食用油のドレッシングが全体の味を調和させている。
煮玉子、煮法蓮草を添えた豚バラ肉の照り焼きの蒸し煮。
サラダもあるが、その中の白はサッと煮て冷水で冷やしたバラ肉だ。
ストレガチームは徹底して豚肉に徹し、票の差で2位を下した。
何が勝因かはサイラスの感想を聞けば分かる。
「非ヒューマンの入学者とかみたいに嗅覚が良いと、香りが強いのはね」
一流料理人3人のチームは、選択の失敗を技術で補い切れなかったのだ。
「2位は王都のレストランからから来られた方達です。3位は接戦でしたがヴィルさんです。揚げ物は強いですね。カインさんと江流さんの丼は、とても素晴らしかったですが米の調達コストで票を何票か逃していました」
味の評価は最高級だったので本当に惜しい。
「というわけで、皆さんお疲れ様でした、第二回があるかは分かりませんが、あればその時は、またよろしくお願いします!」
料理コンテストは、盛況のうちに終了した。
マスターコメント
お疲れ様でした。
ショートシナリオR易しい 報酬:標準8 / 4〜8人
2022年11月04日 22時41分22秒 公開
成功
相談掲示板
No.1
サイラスだ、よろしくなー とりあえず食べ歩きしに来たので料理しない予定だけ宣言しとくなー
どもども、生徒会庶務のリサです。 辛うじて任期中に公約実現出来て良かった…… というわけで、ご参加ありがとうございます。 調理で参加の方も、食べる方も、楽しんでください。 わたしは、運営側なので、司会進行とかプレゼンテーターとか? そんな感じで参加しますね。
カイン・ステラ、よろしく。 友達と組んでエントリーする。 おにく、何にしようかな…。
海神江流だよ。 此方も料理人としてエントリーさせて貰う予定。 宜しくね。
ヴィルヘルミナです。よろしくお願いします。 私は料理ですね。まあ、気楽にいこうかと。
ストレガなのだ。よろしくなのだ。 勿論料理するのだ。
No.7
ローレンだ。よろしく。 料理をするのも悪くないと思ったが、他人(ひと)が料理をする所を見る方が面白そうでな……。だから解説役として参加するよ。