迷える子羊の家はどこ?

狐野径

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シナリオID:2435

オープニング

●羊な子
「めぇえええええ」
「みゃみゃあああ」
「にーちゃあああああああああ」
「めぇえええええええええええ」
 冒険者ギルドから聞こえる子どもの泣き声。
 泣きつかれて寝ていたけれども、再び、響く。
 途方に暮れる、ギルド職員たち。
「冒険者さんたちからの情報は?」
「それが……芳しくなくて」
 白くフワフワ頭の子どもたち。
 ハーフビーストでも羊のハーフビースト。
 年齢は4歳と2歳くらいのようだ。本人たちに聞いても泣くばかりでなかなか答えてくれない。
 状況が状況なだけに、職員たちも無理強いはできない。
 ここで、他種族への恐怖、大人への恐怖が強くなってしまっては困るからだ。
 じっくりと時間をかけて、仲良くなって――と段階を踏んでいる状態だった。

 子どもたちが怯えたり、家族を恋しくて泣き叫ぶ原因は迷子だからだ。
 迷子というより、人さらいに連れてこられたというほうが正しい。
 そう捉えるのは、怪しい教団が生贄としてこの子どもたちをとらえていたのだった。
 今ここにいるのは、調査していた冒険者たちが保護してきたからである。
 教団のことは別として、子どもたちを家に帰したいと困っている。
 情報が不足していた。

 保護された最初のころに比べれば、距離が縮まったと感じるのは、子どもたちが起きた後、布で顔をぬぐわせてくれたり、ご飯を食べようとしてくれたことからだ。
 子どもたちは警戒しつつも、パンをかじり、サラダを食べてくれた。パンには蜂蜜やバターを載せていた。
 その時、蜂蜜の甘さに目を輝かせたので「デザートにクッキーを食べるかな?」と勧めた。これが大泣きする原因になるとはだれも想像していなかった。
 どうやら、家族が作ってくれたものに近かったらしい、何かが。
 それがここの冒頭だ。

 一応、救出後から子どもたちの家族の捜索は始まっている。とはいえ、なかなか進展はしない。
「家の人たちも心配しているよね」
「そうですよね。捜索願いはまだ見つかっていないです?」
「今のところちょっとそれらしいのはないです」
 職員たちは頭を突き合わせて悩んだ。
「それを待って居ると時間がかかるから、子どもたちを家族のもとに届けた方がいいですよね」
 職員たちはそう結論付ける。
 ただし、子どもたちが住まいについて話をできるかがわからない。
 もし、自宅がわからなくても、冒険者と過ごすことで気持ちが落ち着いてくるかもしれない。
 それに、職員も仕事があるため、子どもたちにつきっきりは難しい。
 だからこそ、冒険者に頼んだ方が子どもたちにとってもよい環境を作ることとにつながるだろう。
「それより、子どもたちのプロフィールすら、私たち聞き出せてませんよね」
 職員たちはどんよりするのだった。

●依頼
 羊のハーフビーストの子どもたちの家族を探してほしい。
 迷子になっている原因は、ある怪しい教団が生贄として連れて来たため。
 教団側から有力な情報はないため、子どもたちから聞く必要はある。
 教団の施設近くではなく、離れているのは確定と思われる。理由はその冒険者ギルドでは羊のハーフビーストを見たことがないし、行方不明になったという噂も捜索願いも出されていない。
 そうなると、ここから少し西に行ったところにある山間の村当たりかも知れないという目星はある。
 なお、子どもたちの性別以外は不明である――。

解説

●目的・目標  子どもたちを無事、家族のもとに届ける。 ●子どもたち  見た目でわかるのは羊のハーフビーストだということ。  顔立ちは羊寄り、半そでからのぞく腕は羊のもこもこ。  性別は男で4歳と2歳くらいだろうということ。  家族構成も不明。泣いているときの「みゃみゃ」が「ママ」、「にーちゃ」が「兄ちゃん」と思われる。  少しずつ冒険者ギルドの人たちに慣れてはているが、ふとしたことで怖かった記憶から家族に会いたいと泣き出してしまう。  なお、ギルド職員たちは子どもたちの名前と年齢など聞き出せてない上、汚れた服を着替えさせることもできていない……。 ●子どもたち(補足)  ギルド職員の目星をつけている地域向かうと元気になってくるかもしれない。  その地域は大人の足で一日歩くと到着できる。  少しずつ他種族や大人になれつつあるようだけれども、ふとしたことで泣き出す。  年齢については、推定と変わらない。名前は親しくなれば話してくれる。  一応、両親やきょうだいのこと、両親は山で仕事をしている、面倒見ていた人が目を離したすきに誘拐されたとか……話せるかどうかは状況次第。  元気を取り戻して、動き回りだすと、結構、すばしっこかったりする。  2歳児は目を離すといなくなる危険性がある。  4歳児は一応弟を気遣っているけれども、無理やり引きずって歩いていたりすることもある。

マスターより

 こんにちは、狐野径です。  羊もこもこ。  怪しい教団に対する対応ではなく、救出されたお子さんたちを家に届けるのがお仕事です。   帰りたいと泣く子どもたち……どう、家のことを聞き出しましょうか?  さて、大人の足で一日だと近いなと思いましたが、それ以上遠いと、色々大変な状況になりそうでしたので、大人の足で一日にしておきました。思わず、蛇足。  よろしくお願いします。

リプレイ

●まずは挨拶
 冒険者は子どもたちと対面する。
 保護されている羊のハーフビーストの幼い兄弟ということだけがわかっている。
 冒険者を見ると明らかに警戒しているが、互いに寄り添いじっとしている。
 今は泣いてないが、涙で顔はぐちゃぐちゃだった。

 サイラスは「どーも」と声を掛け、しゃがむと、犬――連れている狼の大福もつられて兄弟を見るように座る。
 子どもたちが大きな生き物に興味を持ってくれ、落ち着てくれるといいと願う。
 大福は、子どもに近づき、匂いを嗅ごうとする。
 小さい子は大福に手を伸ばして触ろうとしているが、大きい子が震えている。
 犬が苦手というパターンかもしれないと対処しようとしたとき、
「わふ」
「めぇえええええ」
「ちゃあああああ」
「わおおおおおん」
 となった。犬見知りの子が泣き、つられて小さい子が泣き、大福が遠吠えをする。
「……慣れてないとダメか……」
 サイラスは大福を大きい子から引き離し「こっちはどうか?」と手品を見せた。
 子どもの目は釘付けで、消えたコインを探していた。
 なお、小さい子は大福の首をぎゅっと抱きしめているのだった。

 キリクは「これはどうかな」と念動力で小さなおもちゃを持ち上げてみる。
 子どもたちは驚いて、それを取ろうとしたり、下から見上げたりしている。
「初めまして。僕はキリクて言うんだ」
 挨拶と自己紹介をした。
「ぼく、リル」
「メェ」
「おとうとの、ウメ」
 横隔膜がヒクヒク言っているけれども、どうにか聞き取れた。
「何歳かな?」
「四つ」
「にょ」
 ウメの方は言いながら、指を二本出しているようにも見える。
「四歳に二歳だね?」
 キリクが確かめるように言うと、リルがうなずいた。
 冒険者一行に安堵が生じた。
 受付の方でガッシャーンと何か落とした音がした。
「めええええええええええ」
 子どもたちは驚き泣きだす。
「あああ、大丈夫だよ」
 キリクはなだめるが、何が落ちたかも気になる。ここで、別の冒険者にバトンが渡される。
 なお、音がした方にキリクが行くと、壊れた棚の前で片づけをする職員がいた。キリクを見て「申し訳ありません」と深々と頭を下げた。

 ミゼリア・L・ステュクスは家族と離れて不安で泣きたい気持ちを理解する。
「わたしは……ミゼリアと、いい……ます。わたしも、迷子、なんです。おうち……どこにあるのか……わからなくて……」
 リルが泣き止む。
「おうち、ないの?」
「それが……でも……ギルドの……人たちが……親切してくれていますし……家……かも、しれません……」
 リルの目に涙がたまるのを見て、ミゼリアは絵本を見せる。
「いっしょに……よみませんか……?」
 絵本を取り出した際、ふわりとミゼリアから優しい香りがした。母親や姉など思い出すようなものだったのかもしれない。
 リルとウメは絵本を見てうなずく。
 タイトル、そして、一ページ目を読むが、子どもたちは涙をあふれさせる。
「きらい……ですか?」
「ちがう……よ……」
「みゃみゃあああ」
「ねぇちゃん……」
 姉を思い出したらしく、泣きだしたらしい。
 ミゼリアは困った。

 サラは声帯模写で、子どもたちの泣き声をまねる。
 子どもたちはきょとんとした。どこに子どもがいるのだろうか、と。
「一緒に、遊ぼう?」
「……あそぶの?」
 サラはうなずく。
「笛を持ってきた、から、一緒に吹いて、遊びたい、な」
 リルとウメは笛を見て「おうちにあるのとちがう」と反応を示した。
「おうち……」
「めええええ」
 サラは大きな白いフェレットのジュジュを見せる。
「えへへ、おっきいで、しょ? 触っても大丈夫、だよ。ジュジュはおとなしい、から」
 ジュジュはスンスンとリルとウメの匂いを嗅ぐ。
 子どもたちは見慣れぬ生き物に興味を持った。抱きかかえようとしたり、遊びだした。

 というように一進一退を繰り返し、冒険者たちは、何とか、家がある場所や生活のイメージなど聞きだした。

●準備
 子どもたちの住まいの特定に対し、情報収集もあるため、冒険者たちは分担して行動する。

 ミゼリアは「いっしょに、おふろ、はいりませんか?」と問いかける。
 落ち着いてきた子どもたちは、コクリとうなずいた。
 ギルドの人たちが用意していた拭くための布や子ども用の服など持って、風呂場に向かった。
 ウメは自分で脱ごうとするがうまくできない。リルが手を出して脱がそうとして、大喧嘩になる。リルが怒り、ウメが大泣きする。
 ミゼリアは二人に「リルさんは……えらい、ですよ」と褒め、ウメに「ゆっくりで……いい、ですよ」と慰める。
 子どもたちのペースに合わせて、風呂に入れる。
 なお、かなり汚れていた子どもたちは乾かした後、もこもこのふわふわになっていた。
 風呂場の片付けに移るミゼリアから、リルとウメをサラが引き受けることになる。

 サラは「きれいに、なったよ」と褒める。
「おやつ、食べるかな?」
 リルもウメも泣いていたし、風呂も入って、おなかは空いていた。
 二人は元気よくうなずく。
「アイシングクッキー、と、はちみつ、持ってきたの」
 クッキーを「おはな」とか「きらきら」など観察した後、口に運んだ。
「おいしい」
「ンメェの」
 リルとウメは笑顔だ。クッキーをあるだけ食べそうな勢い。
 ジュジュがテーブルに前足をかけ、伸びる。
 リルとウメは驚くが、眺める余裕ができていた。
「あとで遊ぶ? ジュジュの背中に、乗ることも、できるよ?」
「のれるの?」
「にょる!」
 リルとウメは嬉しそうだ。
「順番だ、よ?」

 サイラスとキリクは子どもたちから聞きだせたことを頼りに、冒険者ギルドの職員と話す。
「地形からすると、やはりそこですね」
 ギルドの人たちが地図を指さす。
 サイラスは裏付けをするために「行商人とかは向かう場所か?」と問う。
「山自体は急斜面もあったりしますが、人が住むあたりは、一般人もいけるような場所ですよ」
 ギルドの職員は知っている限り教えてくれた。
 得られたことをもとに、サイラスはギルドの外に出て情報を集めに行く。
 なお、キリクはこの場に残り、地理の状況など見ていく。
「この場所だとして……どのくらいの距離になるのかな?」
「大人で一日歩く感じですね。まぁ、辺鄙ですけれども、向かう途中にも人住んでますし」
「なるほど……」
 子どもには距離としてつらいが、人が住むところがあるのは不測の事態への対応の選択肢が広がると考えることもできる。何もない方がいいけれども。
「推測している所以外にそれらしいところはある? 情報が抽象的ではあるから、念のため」
「そうですね……方向違いますし、結構遠いです」
 キリクは職員と話を進めていくが、広げれば広げるほど状況は曖昧になる。子どもたちが明確に話せれば困らないが、致し方がない。
「近くに行けば、子どもたちもわかるかもしれないな」
 他に詳細な情報がない限り、最初の目的地は目星がついている場所となる。

 サイラスは職員たちが推測した場所と仮定して、行商人などから情報を集めることにした。
 山の恵みを主に生活しているとしても、不足するものは出てくる。そうなると、行商人が出向くか、その集落に住む人は買いに来るだろうだろう。そうなると、商人は何かしらの縁があるだろう。
 縁がないならば、行かない理由や相当道中がどれだけ辛い状況か聞くこともできる。
 さて、商人たちに話を聞くと、その集落とやり取りはあるという。行商人が売るのは日用品や布など、逆に買い取るのは羊毛やチーズなどだ。
 雨が降り続くと山道がつらいだろうということだった。今はそれはないはず。
 サイラスは礼を述べ、冒険者ギルドに戻る。
 サイラスはギルドで馬を借りられないか打診した。
 子どもたちの移動は歩かせるより、安全性を確保できそうだから。
 レンタルはできるようだった。

●はらはら道中
 ミゼリアとサラは子どもたちを見守る。
 リルとウメは大福やジュジュと戯れて待機している。
 その間にサイラスとキリクが馬車や地図の準備などしていく。
「出発するけど、歩くかな? 馬車がいいかな?」
 キリクが問いかける。
「ばしゃー!」
「ありゅー」
 リルはジュジュを離すと同時に、ウメの手を引っ張る。
「めぇええええ」
「のるの!」
「びめええええええええええええ」
 キリクやミゼリア、サラがなだめる。
 サイラスはひょこと、顔をのぞかせる。
「何があったんだ?」
 現場にいた大福はおろおろして、とりあえず、サイラスに何か報告した。
 伝わらないため、説明を冒険者に求める。
 キリクが「リルは馬車の方がいいと判断したけど、ウメが歩きたいといって……」とサイラスに経緯を説明する。
「兄弟げんかということか」
「そうなるかも? 注意はするけど」
 何度かこれはありそうな予感。
 ミゼリアとサラがリルとウメを引き離して、なだめ、落ち着いた。
「馬車は馬車で不安もあるが、落ちないように注意するということで」
 冒険者の方は了承した旨を示す。
 サイラスは「ということで、牧羊犬、よろしく」と大福に言う。大福は「おいしいものくれる?」という気持ちだろうなと飼い主は理解した。

 有言実行、ウメは歩き出す。
 キリクが手をつなぐことで様子を見ることにした。
 馬車の荷台に乗ったリルはしばらくはしゃぐが、弟のことが気になるのか外を見ていた。
 しかし、疲れもあるのかうとうとし始める。
 一方で、ウメはしゃがみ込む。
 キリクが「馬車に乗ろうか?」と問うが、首を横に振られる。
 動かないから必然的に馬車も止まる。
「おんぶしようか?」
 キリクが背中を見せるが、ウメは動かず「いやいや」を繰り返す。
「馬車に、乗り……ますか?」
 ミゼリアも声を掛ける。
 しばらくして、突然ウメは走りだす。
 キリクとミゼリアはとっさに反応した。
「めぇええええ」
 ウメは泣きだすが、ミゼリアに抱きかかえられてしばらくして眠りにつく。
 キリクの補助を受け、馬車の荷台に乗り込む。
 子どもたちはどちらも眠ったため、
「よし、スピード上げるぞ」
 と、サイラスが静かに宣言する。他の人たちは「いいよ」とジェスチャーを返すのだった。

 一時間もすると子どもたちが起きる。
 周囲の景色を見て、遠くの山を見て歓声を上げる。
「ぼく、ここだよ」
「ママ」
 山の方を見てアピールしている。馬車の荷台の縁を持ち、体重かけ、跳ねる。揺れる。
 ウメは乗り出して落ちそうだし、足はすでに駆ける準備が整っているようだった。
「おち……ないように、すわり……ましょう」
 ミゼリアは必死に声を掛ける。
 サラが笛を取り出し、
「笛を、吹いて、遊ぶ、かな? ジュジュと、遊ぶ、かな?」
 と声を掛ける。ジュジュはただいま昼寝中だが、起きるのも時間の問題。
 キリクは荷台の方に顔を向け「あっちがおうちなのかな?」と問いかける。
「おやまのおうち」
「みゃみゃあああああああああああ」
「めぇえええええええ」
「めぇえええええええええええ」
 大歓声。
 大福が驚き立ち止まった。
「どうやら、方向はあっている……んだろうけれども、落ちるなよ」
 大興奮が収まるまで、サイラスは馬車を止める。
 しばらくして、落ち着きを取り戻した子どもたちは、荷台の中で遊ぶことにした。
 ぽつぽつ子どもたちは家のことも話し出した。
 親は山で仕事をしている。兄と姉が何人かいるらしい。大きい兄と一緒に家にいたけれども、料理作っている間に、音が外でしたので見にいったら、知らないところに連れてこられたらしい。

 日が落ちてきたころ、山道に差し掛かる。
 道がぬかるむような天気ではなかったという情報をもとに進む。
 サラが「先に、行って、お知らせ、してくる?」と尋ねる。異存はないため、馬車を降り、先に村に向かった。
 キリクが荷台に移り、子どもたちの面倒を見ることになる。

●到着
 あと少しで村だろうという雰囲気が漂う道になって来た。
「おうちいいいいいいいいいいい」
「めぇええええええええええええ」
 子どもたちが叫ぶ。
 このまま馬車から降りれば自身の足で向かえそうな雰囲気はする。
 ミゼリアとキリクが荷台から二人が落ちないようにしつつ、声を掛けた。
「とうちゃくしたら……あるき、ましょうか?」
「歩くなら手をつなごう」
 子どもたちは「うん」と笑顔で言う。
 そこから、またひと悶着となる。リルがウメの手を引っ張り下りようとして、タイミングがそれていつものけんか状態だった。

 村の入り口の先でサラが手を振っている。
 その背後には村人たちがいた。
 その中に羊のハーフビーストがいる。
 馬車が止まり、荷台から飛び出すようにリルとウメが出てくる。もちろん、落ちないようにキリクとミゼリアが手を伸ばしているけれども。
 体格がしっかりした羊の青年が「ああ、ありがとう!」と言い、女性が「リル、ウメ!」と呼びかける。
「こねちゃ、にいちゃ」
「小姉、大兄!」
 子どもたちは飛びついた。
「よかった、よかった! 心配したんだよ」
「ごめんな、俺が目を離したばっかりに」
 姉と兄が言う。
 リルとウメは何か言っているけれども、喜びが勝り言葉が追い付いていない。
 別の羊のハーフビーストの男女――年齢や子どもたちの言葉から両親だとわかる――が、冒険者にお礼を述べる。
「リルとウメ無事でよかった……本当になんてお礼を言っていいのか……」
「この子たちいなくなったと気づいて探し始めて、さすがに、見つからないからギルドに依頼は出そうとしていたんです」
 そして、前触れがあり、半信半疑でもあったけれども、安堵したという。
「もう、遅いですし、お泊りください。それと詳細をお聞かせ願えないでしょうか?」
 その申し出を断る必要もないし、ギルドで聞いたこともあるから話しておいていいだろう。
「馬も休ませないとな」
 サイラスは馬にねぎらいの言葉をかけるが、そばで大福が何か訴えかけるのだった。

マスターコメント

 ご参加ありがとうございます。  全員に興味を示し、泣くことにしました。いや、泣かないなら最初から泣かないもありなんですが……せっかくなので等しく泣き、困ることになりました。  逃亡はしませんでしたというより、できませんでした。しっかりと目を離さない体制が素晴らしくて。  よろしくお願いします。
ショートシナリオR

ショートシナリオR普通 報酬:標準4 / 4〜8人

2022年09月21日 11時22分35秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. サラ

    あの、えっと…シューターの…サラ、です。よろしくお願い、します。 うん、うん、おうち、帰りたい、よね…。 一緒に遊ぼうって、誘って、まずはお名前を、聞きたいな、って、思う、の。 ハチミツ、好きみたい、だ、ね。ハチミツのキャンディー、あげたら、喜んでくれる、かな…?

  2. キリク

    シューターのキリクだ、よろしく。 羊の子からはまだ名前も聞けてない状態だもんな…。 まずは警戒を解くのに専念して、それから色々聞き出す感じになりそうだな。

  3. No.3

    サイラスだ、よろしくなー とりま最初手品あたりで気を引こうかと。

  4. ミゼリア・L・ステュクス

    ……ミゼリアです、よろしく、おねがいします。 ……2さいのこ、めをはなすと、いなくなってしまうそうなので…… おうちのばしょが、ききだせたら、おんぶしてあげようかなと、おもい……ました。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0