砂漠の境界
コースケ
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シナリオID:2368
オープニング
イグノ砂漠。リーンエス王国東部に広がるこの乾いた大地は、厳しい自然と多くの驚異により人にとっては過酷な環境である。
砂漠にはクリーパーや凶悪な原生生物が徘徊し、更には敵対民族も暮らしているため、人と出会ったからといって安心も出来ない。
日が沈んだイグノ砂漠を、駱駝に乗った集団が進んでいた。白くゆったりとした衣服に身を包み、それぞれが何かしらの武器を身に付けている。
やがて集団はリーンエス王国の国境に建てられた小規模な砦に近付くと、白い服を脱ぎ闇に紛れ砦を伺う。
「マシラ、行けるか?」
「任せろ。ウィルは左を頼む」
マシラと呼ばれた小柄な男が宵闇に紛れて接近し、壁に取り付いて音もなく駆け登り、見張りを背後から襲う。
「っ!?」
「どうし――」
マシラにより喉を掻き切られた兵士は声をあげる事も出来ず絶命し、もう一人の見張りは声をかける途中で飛来した矢に胸を貫かれ、それ以上声を上げることも出来ず見張り台から落下する。
「すまん。音を立てた」
「チッ、仕方ねぇな。気取られる前に片付けるぞ」
矢を放ったコヨーテの特徴を持つ男、ウィルは兵士が地面に激突した音で襲撃が察知される可能性を口にし、リーダー各の男が突入を宣言する。
それに同意した他の男達は、まるでどこにいるか分かっているかの様に迷いなく砦内に踏み込むと、事態に対応出来ない兵士へ武器を振り下ろし、血飛沫が壁を染める。
「バルバロイめ!」
多くの兵士達はろくな抵抗も出来ず鏖殺されたが、襲撃に気付いた騎士は押っ取りで剣を手に、踏み込んで来たバルバロイを斬り捨てる。
「チッ、授恵者か。囲んでやっちまえ」
続くバルバロイ達は騎士を囲もうとするが、騎士は壁や机を利用して背後を取らせず、数の有利を取られぬよう賊を斬り倒してゆく。
「どけ。俺がやる。怪我人を下げてのミラの治療を受けさせろ」
「ウォルフ!? 分かった。あんたなら大丈夫だな」
怪我人を下げる賊を横目に、騎士はウォルフと呼ばれたリーダー各の男の隙の無さに焦っていた。右手に持った剣を無造作に下げているようで、どう打ち込んでも返される予感に歯噛みする。
「……ウォルフと言ったな。私の名は――」
「言わなくていい。すぐ死ぬ奴の名前なんざ覚える気はねぇよ」
名乗ろうとする騎士を制し、ウォルフは無造作に足を踏み出す。騎士もそれに釣られるように前に出て剣を突き出す!
「礼も弁えぬとは所詮バルバロイか!!」
「てめえらの物差しで鳴いてんじゃねぇよ?」
ウォルフは突き出された剣を魔獣の殻製の小手で弾き、右手の剣を騎士の左腿に突き刺しすぐに距離を取る。
騎士は傷に構わず追撃を仕掛けようとするが、左足が言うことを聞かず膝を付く。
「これは、毒か?」
「ククッ、ご名答。少々身体が痺れる程度だが、これを耐えれる奴ぁそう居ねぇ。じっくり切り刻んでやるから楽しもうぜぇ?」
●白い鳥の夢
「……という夢を見たのじゃ」
「そんな……!」
予言の魔女、オペラは夢の内容をギルドの職員に伝える。彼女の予知夢はそれを阻止しようと動かない限り現実のものとなる。顔色を変えた職員に、オペラは話を続ける。
「兵士を鏖殺したバルバロイ達は砦に火をかけておった。その炎を合図に数十騎のバルバロイが近付くのも見えた。おそらく、領民を襲って略奪をするつもりじゃろう。急ぎ王国への連絡と、砦へ冒険者を派遣して襲撃を防いで欲しいのじゃ」
オペラの予知夢を受け、ギルドから急遽ビッグオウムが王国へ飛び立った。
解説
マスターより
リプレイ
砦に降り立った冒険者達は、出迎えた砦の騎士に名乗ると、騎士からも名乗りが返って来る。
「私は此処を預かる騎士、ロックス・クロフォード。あなた方はどの様な用件で此処へ?」
(やはり、この方は大丈夫でしたね)
そんなロックスを見て、リディリディ・トゥラ・イェレミースは内心で安堵していた。
オペラの話から予想していた通り礼節を重んじる人物であるなら、礼を尽くせば話は聞いて貰えるだろうと考えていたからだ。
異種族であるリディリディに対し、あからさまに態度を悪くする騎士はリーンエス王国には多い。ロックスが異種族に対しどういう感情を抱いているかは分からないが、礼を欠かさない人物ではあるようで、冒険者達の試みは正解だったようだ。
「実は、ここが襲撃を受けるって情報があって、僕達はそれを止めに来たんだ」
「バルバロイがここを襲い、砦を抜けて領地を侵す……と?」
人を惹き付ける雰囲気のララベル・サン・ディーベルと、続く冒険者達の話す襲撃の内容を無視できず、ロックスは考え込む。
この砦の役割上、常に襲撃を受ける危険はあるのだが、ララベル達の話す内容はまるで見てきたかの様に詳細で、それがこれから起きると言われれば別の疑念も浮かんでくる。
「……その情報は何処から得たのかな?」
当然の疑問を口にするロックス。その事について話して良いものか口ごもる者も居たが、ボルガニスク神殿の神官、ロゼットは誠実に話すべきとの考えから口を開く。
「預言の魔女、オペラの予知夢です。それを受けた冒険者ギルドの判断で私達は此処に来ました」
「預言の魔女! その夢は何もしなければ現実になると聞いたことがあるが、それは真実なのか?」
「はい。神に仕える身として、彼女の預言は信じるに値すると思います」
頷くロゼットに、ロックスはその言葉の信憑性と、それが真実だった場合の被害を秤にかける。
「(もし、彼らがバルバロイの仲間であれば……いや、ビッグオウムに乗って来た以上、偽の冒険者である筈は無いか)……分かった。貴殿達の協力、受け入れさせて貰おう」
●迎撃準備
ロックスの指示により兵士達も冒険者へ協力し、迎撃の準備が始まる。
「火をかけられる恐れがある。水を用意できないか?」
ハーフビーストの狩人、セリオス・オーガストは、砦を検分し消火用水を提案していた。
「水かぁ……」
砂漠の境界にある砦であるため、水の用意は難しいとの事だったが、消火用の砂を用意し火事に備える事となった。
「この辺りに罠をかけようか」
吟遊詩人然としたキオルティスは、門への進行ルートとなる場所の足の高さへロープを張る。他にも泥水や草を結んで足を取られる罠を用意したかったが、こちらも乾いた気候と、下草も殆ど生えていないため断念していた。
だが、作業の合間に兵士達しか知り得ない事を話題にする事で、予言の信憑性を増すことに成功していた。
オペラの予知夢に懐疑的だった者も、目の前の吟遊詩人の言葉に驚きの声を上げる。
「まさか、あんたも予知が出来るのか?」
実は兵士達の唇を読んで得た情報だったのだが、あえて何も言わず意味深に笑うキオルティスに、兵士達は背筋を伸ばして罠の設置に取りかかるのだった。
「……」
兵士に交じり黙々と作業をするセロンガード・シュタインドルフは、さり気なく周囲を観察していた。内部の配置を把握していたというオペラの予知夢から、内通者の可能性を疑った為である。
(私達が来ても焦る様子が無い。連絡手段があるのか、それとも内通者は居ないのか……)
結論を出すのは早いと考え、セロンガードは兵士に声をかけながら、観察を続けてゆく。
●防衛者
「来たよ! 5時の方向。何人かに分かれて少しずつ近付いてる」
「確認した。布か何かを被って偽装しているな」
見張りの兵士と入れ替わっていたララベルがエーテル波動を感じとり、それが飛んできた方向へ同じく波動を飛ばして術者の位置を特定する。見張りに立つセリオスも、その鋭い感覚でバルバロイ達の姿を捉えていた。
気取られぬよう合図をし、襲撃に備える冒険者と兵士に緊張が走る。じわり。じわりと近付いてくる相手からいつ仕掛けられても反応できるよう気構えしつつ、単身忍んで来る筈の斥候を確固撃破すべく待ち構える。
セロンガードは単身崖に登り、岩陰に身を潜めていた。夜目の利くセロンガードも敵を捉えており、狙撃すべく機を窺う。
(出来れば初擊で仕留めたいところですが……)
そう考えるとセロンガードの目前で、砦との距離が50m程まで近付いたバルバロイの1人が布の下から弓を構える姿が見えた。
(予知夢の射手! 砦を狙う今が好機!)
セロンガードは竜骨の短弓を構え、必殺のエーテルを矢に込めた。
「来るぞ!」
見張り台のララベル達もウィルの動きに気付き、セリオスが竜骨の強弓から極大の光を纏った矢を放つ!
だが、セリオスの矢と交差するように飛来したウィルの矢が、見張り台の直前で炸裂し濃厚な煙幕を発生させた!
「濃煙炸弾か……!」
「不味いよ! バルバロイが砦に向かってくる!」
セリオスが悔しげに煙幕の正体を告げる隣で、バルバロイ達を位置把握しているララベルが叫ぶ。煙幕は十数秒で晴れるが、その間にバルバロイ達は砦に突入して来るだろう。
「予知夢と動きが違うわ!」
「これでは、回復役を止めれません……」
「原因究明は後だ。下に降りて迎え撃とう!」
ロゼットとリディリディが訝しむ中、キオルティスが下への階段を駆け下りた。
(読まれていた……!)
セロンガードは岩陰から飛び出し砦に向かって走る。必殺だった筈の矢が届く寸前、こちらを一瞥したウィルは難なく矢を避けて見せたのだ。
直後にウィルは砦から飛来した矢を受け膝を付いていたが、癒し手が居るのならすぐに復帰するだろう。
(やはり内通者か? だが、どうやって連絡を――!?)
セロンガードの思考は、飛来した矢によって中断される。矢は頭上で炸裂し、光の破片を撒き散らす! だが、辛うじて範囲から逃れたセロンガードはダメージを免れる。
(此方の姿は見えない筈なのに、正確に此方を狙ってきた。これは、位置把握!?)
位置を知られている以上単独行動は危険であると考え、セロンガードは全力で砦へ走る。
追撃の矢は来なかった。
●突入
分厚い木製の門が爆散するようにこじ開けられ、バルバロイが雪崩れ込んでくる。その身体からは陽光のような光を立ち登らせていた。
「突入が早すぎる……?」
騎士ロックスは、斬りかかってくるバルバロイを押し返しながら疑念を抱いていた。罠を仕掛けていたにも関わらず、それが有効に働いた様子がなかったからだ。
「チッ、授恵者か。おい、そいつの相手は俺達がやる。お前らは砦に火をかけろ!」
「させるな! 必ず複数で当たり、手練には私と冒険者殿に任せよ!」
そこかしこで乱戦が発生する。だが、癒し手により強化されたバルバロイ達に押され、ロックス達砦の兵士は劣勢だった。
「くたばれや!」
「そうさせる訳にはいかないんでね?」
膝を付いたロックスに止めを刺そうとするウォルフの前に飛び込み、キオルティスは竜牙の細剣を振るい、暗針を突き出す。だが、ウォルフはそれを全て避けて見せる。
「今の内に下がって!」
「てめえが冒険者か」
ロックスを下がらせるキオルティスに切りかかろうとするウォルフだったが、飛来した矢が命中し追撃を止める。
「此方にも居るぞ」
「クソ忌々しい。何人居やがる。ミラ!」
矢を放ったセリオスを睨み、引き抜いた矢を投げ捨てるウォルフ。ミラと呼ばれた女が前に出てその傷を癒すが、それを待ち構えていたリディリディが渾身の閃光波でミラを撃つ!
「何て威力……!」
ミラは盾にエーテルを込め被害を抑え、金色の光の助けで意識を朦朧とさせる衝撃にも耐える。
「耐えられましたか……!?」
悔しがるリディリディだったが、飛来した矢に気付き咄嗟にエーテルの膜を展開し被害を抑える。遅れて合流したウィルが危険と判断したリディリディを狙ったのだ。
「3人か。マシラは何してやがる」
剣を構えたウォルフを先頭にミラ、ウィルが隊列を組み直す。ここからは正面からのぶつかり合いとなるだろう。
●突入より少し前
「ここから先は通さないよ!」
「見破られたか」
壁を登って上からの侵入を試みた斥候を、ララベルとロゼットが迎え撃っていた。位置把握によりバルバロイの一人がこちらから潜入しようとした事に気付いたからだ。
「奇襲は失敗したわ! 抵抗は諦めて、投降しなさい!」
「確かに機は逸したが、貴様らを屠って砦を落とせば問題あるまい?」
「させない! 僕が相手だ!」
壁を走り襲ってくるマシラに、ララベルが両手の細剣による三連擊で迎え撃つ!
「喰らえ、旋風三連突き!」
「!」
二人が重なり合い、金属のぶつかり合う音を響かせると、互いにバックステップで距離を取る。
「恐ろしい剣筋よ。2発も受ければ立ってはおれまい」
「く……っ!」
マシラの呟きと裏腹に、膝を付いたのはララベルだった。交差の瞬間、マシラはララベルの突きを全て捌いた上で反撃の三連擊を全て当てていたのだ。
ララベルとマシラの実力はそこまでは離れていない。だが、マシラの身体から立ち登る金色の光による強化が、その差を大きく広げていたのだ。
「不味いわね……」
ロゼットがスケープセイントで負傷の一部を引き受けていたが、それでもララベルの傷は深く、意識を失いかねない。
「もうこの手しか!」
ロゼットは光輝を放つ六角形の柱でマシラを封じ込める。
「ふむ。これは手が出ぬか」
その隙にララベルを癒すが、二度の回復でもララベルの負傷は全快には至らず、ロゼットが引き受けた傷も浅くは無い。加えてララベルの身体は毒を受けていた。
「手が足りないわ……!」
ロゼットは解毒手段も用意していたが、その余裕も無い内に六角柱が消えようとしていた。
「ここは私が引き受けるから、皆に挟撃を伝えて」
「でもロゼットを置いて逃げるなんて……!」
「させると思うか?」
解放されたマシラが先手を取り、ララベルへ向かい両手の爪剣を振りかざす!
――とん。
だが、音もなく飛来した矢がマシラの脇腹に吸い込まれ、その動きを止める。潜んでいたセロンガードが、今度こそ必殺の矢を命中させたのだ。
「伏兵、か……」
倒れるマシラに止めの矢を入れ、セロンガードは用心深く周囲を窺うとララベル達へ声をかける。
「伏兵は居ないようです。治療をして下に合流しましょう」
●激戦
「これならどうかな?」
「甘えんだよ!」
キオルティスは連擊と見せかけ暗針の一撃でウォルフの鎧の隙間を狙うが、小手で阻まれ、暗針に込めた肉体を蝕むエーテルも金色の光に弾かれる。
その後方でセリオスとウィルがミラとリディリディを狙い合い、エーテルを込めた矢が交差する!
「ひゃ……!」
リディリディは白色の盾の陰で身を固くするが、その前にロックスが立ち塞がって矢を受ける。
「後は、任せ……」
「すみません、貴方の分まで必ず……!」
倒れるロックスに頷き、リディリディは愛用の杖を掲げると、ウォルフ達三人を巻き込んで不可視の衝撃波を荒れ狂わせた!!
ウォルフとミラはエーテルで守りを固め耐えるが、ウィルは回避することが出来ず、衝撃波に身を裂かれ血飛沫を飛ばす。
「ウィル!」
だが、ミラの癒しが途切れそうになったウィルの意識を繋ぎ止める。
「やはり、回復役は厄介ですね……」
「だが、中々に硬いぞ」
「あの光がある内は、何をやっても効果は薄そうだね……」
リディリディの魔法で傷を負ってはいるが、敵は三人とも健在だった。数の上では互角であるが、癒し手の有無が勝敗を分けようとしていた。
●撤退
「鬱陶しい!」
「そう簡単には当たらないよ?」
ウォルフの剣が一閃し、砦の壁を砕く。余裕の表情のキオルティスだったが、内心冷や汗をかいていた。強化を受けたウォルフの剣筋は鋭く、反応速度を上げて何とか避けれる状態だったからだ。
加えて威力も高く、直撃すればシーフのキオルティスでは一撃で意識を失いかねない。
頼みの綱の仲間も、リディリディはウィルの矢を受け気を失っており、セリオスもウィルとミラの二人相手に持ちそうも無い。砦の兵士達も、強化を受けたバルバロイたちの対応で精一杯だった。
「いい加減くたばりやがれ!」
「! ウォル!!」
キオルティスへ切りかかろうとしたウォルフへ、ウィルが警告を飛ばす。その直後飛んできた矢が、ウォルフの小手で弾かれた。
駆け付けたセロンガードが物陰から必殺の矢を放ったのだ。
直後に疾風の様に駆けるララベルが、怒涛の3段突きをウォルフへ放つ!
「よくも皆を! 喰らえ、旋風三連突き!」
「まだ居やがったか!」
「斥候は倒したわ! 諦めなさい!」
ララベルの攻撃を全て受け流したウォルフが忌々しげに吐き捨て、ロゼットがセリオスを癒しながら警告する。
「ふざけるなよ? てめえ等ごときが俺をどうにか出来るってのか!?」
「ウォルフ。時間切れだ」
「……クソッ! テメェら、退くぞ!」
怒気を込め恫喝するウォルフだったが、ウィルの指摘に配下のバルバロイ達に撤退を指示する。その身体から金色の光が薄れ、消えようとしていた。
「逃がすと思うか?」
「皆殺しです」
セリオスがエーテルを込めて矢を放つが、ウォルフは倒れない。セロンガードは撤退するバルバロイ数人を巻き込んで光の矢を炸裂させ、その命を奪う。
「逃がさないよ!」
「報いは受けて貰うよ!」
「だから、誰にモノ言ってやがる!!」
ララベルとキオルティスもウォルフへ追撃を加えるが、ウォルフは残る防御スキルも駆使して被害を抑えると、剣にエーテル塊を纏わせ半壊した門へ叩き付けた!
「先程までの鋭さはないね?」
「うわっ!」
巻き込まれたキオルティスは反応速度を高めて危なげなく避けるが、避け損ねたララベルはエーテル塊に打たれ気絶寸前の傷を受けた。更に瓦礫が降り注ぎ、ウォルフはそれに紛れ撤退する。
「待ちなさい!」
追おうとするロゼットだったが、出現した光の六角柱に阻まれる。物魔擊で破壊を試みるも、破壊し終えた時にはバルバロイ達の姿は遠くなっていた。
「獣の様な逃げ足だな」
射程を外れた事を確認し、セリオスが弓を下ろす。その表情は、僅かだが悔しさが滲んでいた。
●結末
「君達のお陰で襲撃を防ぐことが出来た。感謝する」
あの後、回復の使える者で負傷者を治療し、襲来に備えたが、明け方になってもバルバロイは現れなかった。
日が登るとギルドからの連絡を受けた領主の兵士が到着し、冒険者達は解放されることとなる。
ビッグオウムから見る眼下の砂漠は、植物も疎らで人が住むには向かない環境に見える。
だが、この砂漠のどこかに、あのバルバロイ達は今も存在しているのだ。
マスターコメント
ショートシナリオ難しい 報酬:標準6 / 4〜6人
2022年08月12日 16時54分58秒 公開
参加者
- イェレミース トゥラ リディリディ
セリオス・オーガスト
ララベル・サン・ディーベル
ロゼット
キオルティス
セロンガード・シュタインドルフ
相談掲示板
ヒーラーの神官戦士ロゼットよ。よろしくね。 目的は砦の防衛で、奇襲部隊を撃破・撃退できれば砦の炎上を 防げて、バルバロイ本隊に略奪を諦めさせられる、かしらね。 奇襲部隊は高レベルの授恵者4名に、強兵のバルバロイ10名。 冒険者だけだと、満員の6名でも戦い方によっては危うそうね。 味方戦力の騎士を上手く説得して、共闘の形にしておきたいわ。 共闘してもらえるなら、敵のバルバロイ10名を一般兵士20名と 上級兵士で抑えてもらって、騎士には冒険者への加勢をお願いする、 とかの配置転換を頼めそう。この辺は皆の希望や相談次第ね。 とりあえず私は、奇襲部隊の段取りが分かってるのを利用して、 最初にマシラが見張りを襲うのを、見張りを冒険者が代わるかして、 防いで返り討ちにしたいかな、と思っているわ。 >まるでどこにいるか分かっているかの様に迷いなく砦内に~ これは、どんなカラクリかしら。 シーフかシューターが、索敵系のスキルで把握した兵士の配置を、 テレパスとかで伝達しているのかしら?
No.3
キャスターのリディリディです。 こちらへの顔出し遅くなってすみません・・・。 とりあえずの目標としては、砦の防衛となりますね。 バルバロイの捕縛などはより良い結果とはなるでしょうが、相手は手練れですし、防衛できれば御の字でしょうか。 相手側は計14名なので、冒険者だけでは手に余りますし、 ロゼットさんのおっしゃるように砦の兵に協力してもらえるかが鍵になりそうです。 とはいえ、私たちは予知で来ましたと言っても、砦の騎士の方が信じてくれるかが問題ですね・・・。 予知と言われても騎士の方からすればどう考えても怪しいですし、対策が必要そうです。 こちら側の様子がわかっているというのがシーフやシューターの技だった場合、 冒険者というか、授恵者かどぅかはわからないはずですし、その面では有利に立てそうですね。
シーフのキオルティス。キオでもルティスでもお気軽に。 今回はどうぞ宜しくね。 まずは騎士の説得、か…。 やっぱり騎士であるからにはその高潔なる精神性を以て 女性や子供にはより心を砕いてくれる、とか無いかな(苦笑) 何にせよ、交渉スキルや好感度スキルは必要か。 此方側の様子が分かっている≒敵側に索敵スキル持ちが居る …って言うのに俺も賛成。 更にリディリディさんが言うように俺たちが授恵者だとまでは 分かってないことを逆手に取るって言うのも良いと思う。 ただ、コレやるのは最初の1~2発目が肝要かな、と。 1回目は敵もこっちの授恵者的な動きを偶然だと思ってくれたとして、 それも通じるのは2回目までじゃないかなとか。 なので、手堅くまた素早く処理しておいてしまいたいトコロは 手を掛けずにさらっと処理してしまうのが良いかなー…と。 例えばロゼットさんの言うように、敵初手のマシラの動きを制するとか もう1人の見張り台も成り代わっておいて、ウィルの動きも制すとか? 昼間から動けるなら罠的な物を作っておいても良いね。
>騎士の説得 予知夢で騎士の名乗りでも聞けていれば、騎士の名前を当てる ことで「なぜ名前を?」と興味を引くことができたのだけど…。 ちょっと印象は弱いけど、騎士が授恵者であることを当てるとか、 奇襲部隊の名前や手口を詳細に語って、半信半疑ぐらいにもって いくとか…その通りに襲撃があれば、そこでは信じてもらえるし。 昼間に罠とか設置したいなら、信用を得ないと難しそう。 いきなり罠を設置し出したら、私たちの方が怪しまれるかなって。 >各自の行動 襲撃があった時に敵の主力、ウォルフ、マシラ、ウィル、 ミラは自由にしたくはないのだけど行動の希望はある? 例えば私は、ウィルは射程がちょっと合わないなくて。 今回ウォーリアが居ないから、ウォルフ相手に足止めして、 他の面々が優勢になるまで引き付けておきましょうか?とか。 >オッター >【質問】 Q1:夜間の砦での行動なら、照明はなくても困らない? Q2:予知夢だとウォルフ達は砦内に簡単に突入してるけど、 どうやって入ったの?砦の門から?砦の壁を登った?不明? 細かいことで申し訳ないけど、回答可能なら。
おはよう。 聞いてきたから回答するなー。 A1 砦内と見張台付近ならなら大体の場所に明かりはあるぜ。 ただ、倉庫みたいな夜に人のいない所と、砦の外には明かりはないから注意してくれ。 A2 マシラがロープを下ろすのと、門の隣にある小さな扉を中から開けて引き入れてたみたいだな。
・・・ん、顔だし遅くなってすまん、シューターのセリオスだ、よろしく頼む とりあえずロゼットの言う通り一般兵士たちに敵の戦士たちを抑えてもらう方がいいだろうな あとはリディの策で兵士に偽装して向こうの初手をつぶしてこちらが有利になるようにするのでいいと思うから、個人的には見張り台に立って逆にウィルあたりを狙いたいところだ あとは火を合図に本体が来るようだから敵がせめてとでもいうように放火する可能性もあるからあちこちに火消し用の水を用意しておいてもいいかもな
オッター、回答ありがとう。 見張り殺害を防げれば、奇襲部隊の先手を潰せそうね。 それで諦めてくれたら楽だけど、後続に本隊を待機させてる ぐらいだから、強引な襲撃に切り替えてくるかな…? 私は昼間に騎士への説得を試みた上で、夜間の見張りに 加えてもらうか交代させてもらって、マシラの見張り殺害を 防ぐことを、主にやっておこうと思うわ。 セリオスがウィルを狙ってくれれば、先手は潰せるかな。 敵の先手を潰せれば、騎士や兵士も戦闘準備するぐらいの 時間は取れるでしょうし、一方的な不利はなくなるはず。 >自身の行動 昼間:騎士への説得(予知の説明、見張りへの参加) 夜間:マシロの見張り殺害の防止、敵の先手を潰す 特性に『光縛封』と『スケープセイント』、マシロを光縛封で 隔離するか、スケープセイントで見張りへの攻撃を庇うわ。 『ヒール3』とBS解除に『解呪3』、照明に『エンライト』を 入れておこうかと思うけど、この辺は明日まで様子見してる。 誰かの行動と噛み合わないようなら明日、調整するわ。
No.9
相手取る標的は・・・、そうですね。私はミラにします。 近づかれる前だったら、キャスターにとってウォーリアは格好の標的ですが、その前に癒し手を封じたいです。 先日新しく習得した魔法は行動不能にさせることができそうですなので、それでミラを狙ってみます。 えっと、些細なことなのでごめんなさい。 ロゼットさんの「マシロ」とは「マシラ」のことですよね。 キオルティスさんの女性にはというのが効くかわかりませんが 私も騎士の方へ説得・・・、やってみますね。
動きがないから、前の発言通りマシラの対応を主にしておくわ。 もちろん、手が空いたら他の戦闘に援護に向かうけど、 敵4人とも結構、強そうだから油断しないでいきましょう。 >リディリディ マシラだわ(汗)ありがとう。プレイングは大丈夫。(見直した)