【樹謂】見捨てられた村
馬車猪
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シナリオID:2219
オープニング
近隣の村と友好関係が結べているなら命をかけた戦闘ではなく少し危険な駆除になるだけの相手だ。
装備が充実した冒険者なら初依頼でも楽勝な相手でしかない。
「馬鹿、逃げるなっ」
エルフが弓を投げ捨て逃走し、止めようとした同輩も数秒迷った後に自らも弓を捨てた。
「村の柵で防ぐんだよっ。俺達だけが戦う必要なんてないっ」
「そ、そうだよな。あの柵があれば冒険者が来たって、大丈夫だよな……」
ここはヴェーデル氏族が住まう村。
ハイアルヴに仕える巫女をむごく扱い、冒険者に巫女を奪われ、ハイアルヴの声を聞く術をなくした場所である。
●
「また抗議文?」
「自分達の失敗を直視したくないんでしょ。ああはなりたくないわね」
冒険者ギルドでもある酒場で、休憩中の受付嬢達が雑談をしている。
依頼人や冒険者に接するのにも気を遣うのに、人手が足りないからと面倒なクレーム処理まで押しつけられた。
だから精神的に疲労している。
うっかり出してはいけない情報を漏らしてしまうほど。
「あの村危なくない?」
「そりゃ危ないでしょ。近くの村から村八分……でいいのかな。疎遠にされてんでしょ?」
「いろんな国にいろんな文化があるのは分かるけどあれはやりすぎよ」
以前に実行された巫女救出作戦の概要は知っているが具体的な内容までは知らない。
その元巫女がこの酒場でバイトをしていることも、当然のように知らないし察せてもいない。
「でもさぁ、放っておくのもマズイんじゃない? 村に授恵者いないんでしょ。逃げたか元からいないか知らな……わーいありがとー!」
絞りたての果物ジュースが入ったグラスがテーブルの上に置かれる。
「最近の大森林じゃアンデッドが多いのでしょ? ……美味しそうね」
「おいしー! ……誰が依頼料出すのよ。ヴェーデルって氏族、多分お金なんて無いわよ?」
配膳していた給仕の手が止まる。
「被害が出てから隣の村が気付いて依頼って流れかなぁ」
「冒険者に報酬がないのはねぇ」
「あのっ」
給仕が我慢しきれなくなる。
「その話、詳しく聞かせて下さい」
あ、やべ、と受付嬢達の顔色が青くなる。
気付いたギルド職員が、米神に青筋を立てて受付嬢を睨んでいた。
●
「依頼を紹介させて頂きます」
職員は何故か小声だ。
「護衛依頼です。目的地はフィルエス大森林の奥の方にある村です」
何事もなければ依頼人と一緒に森と村を見て帰ってくるだけの依頼だ。
(姉には知られたくないと言われてもな……)
依頼人エンジェ・カロッサと姉の仲は良好だ。
妹に害を与えようとした村へ仲間と共に乗り込み助け出すほどだ。
だから村に対する怒りは強烈だ。
妹が村が心配だから見に行こうと言ったら、泣きながらのお説教が始まりかねない。
「現在、大森林ではアンデッドの目撃情報が多いです。皆さんなら護衛も討伐も容易だとは思いますが、依頼をうけるのであれば十分気を付けて下さい」
職員は、村が襲われていたら助けろとは一度も言わなかった。
●
森の中にぽっかり開いた空間に、ビッグオウムが器用に着陸した。
「まだ奥に行けますよ?」
御者もオウムもやる気だ。
しかし依頼人であり道案内でもあるエンジェは、申し訳そうではあるがきっぱりと首を横に振った。
風に運ばれてきた微量の腐臭から、アンデッドの存在を確信したのだ。
「ゾンビが10から20。新鮮な血の臭いは……多分ありません」
つまり本格的な交戦は始まっていない。
生まれ育った故郷とはいえ分かりすぎる気もするが、巫女を奪われたハイアルヴが元巫女に肩入れしているのかもしれない。
「冒険者さん」
私の護衛より村の救援を優先して欲しい、と言いかけたエンジェを冒険者が止める。
数秒遅れてエンジェも気付く。
「これ、森の奥から……」
腐肉の臭いはないが、今日これまで感知したアンデッド全てをあわせたより不吉で強い気配を感じる。
錆びた剣を力任せに鞘から抜く異音が響き、森を軽やかに駈ける足音が急速に近付く。
倒すか、躱すか、複数の班に分かれるか。
村を救う前に、これに対処する必要があった。
解説
マスターより
リプレイ
「アンタはお人よし過ぎ! あんな村放っておけば良いのに!!」
「放っておきたいよ! でも酷い死に方をして欲しいとまでは思ってない!!」
酷似した声が行き来している。
姉にして冒険者のベアトリーチェ・カロッサと、妹にしてギルドで働いているエンジェ・カロッサの見た目の違いは服装と髪型くらいだ。
(村に戻るのだけは許さないからっ)
(後で直接文句を言いたくなっても死んでたら何もできないんだよっ。和解はなくても仕返しとかっ)
別個の人格ではあるが、互いを深く思い村を嫌っているのは同じであった。
そしてその故郷の近くである。
「キャスターのセラフィナ・M・ベイリーです。よろしくお願いします。新鮮なアンデッドに対抗して、新鮮なホムンクルスです。なんちゃって」
自虐兼ブラックジョークを飛ばすセラフィナ・M・ベイリーを見て、エンジェは「姉さん仲間は選んだ方が」と目で言いベアトリーチェは「同行者だよ!」と雰囲気だけで会話する。
セラフィナの狙い通り、2人ともこの瞬間だけは村への悪感情を忘れ落ち着きを取り戻せていた。
「あ、ここ笑うとこです」
セラフィナの態度は礼儀正しい。
そしてその態度のまま、両手できつく握りしめたロッドを掲げて気合いを入れた。
「私は今回が初めての戦闘となりますが、足を引っ張らないように精一杯頑張りますね」
大音量である。
高速で駆け寄る骸骨剣士には一切影響はなかったが、村を襲う獣ゾンビは少しだけ反応し、村は助けが来たのか報復が来たのか分からず混乱する。
「では私はこれで」
セラフィナは既に目で獣ゾンビの姿を捕捉していて、迷いなく森の中を駈けていった。
同じく目で捉えた骸骨剣士に、セリオス・オーガストはいつも以上に真剣な視線を向けている。
動きが洗練されすぎている。
生前はかなりの強者だったと言われても納得できるほどに隙がない。
(命中優先か)
防御と回避を捨てて射撃に集中し、光を弓矢に集めていく。
セリオスのエーテルに馴染んだ弓も矢も軋み始めても集中を継続し、限界ぎりぎりまで狙ってから光輝く矢を放つ。
放つ前に気付かれる。ブーツもサンダルもないただの骨が地面を蹴る。
ただ正確な矢なら確実に躱していただろう回避技術を、正確さだけでなく超高速まで兼ね備えた矢が上回る。
腰骨の端を矢が掠める。
接触の瞬間矢から破壊の力が浸透し、優れた技術とは逆に並の骸骨程度の頑丈さしかない骨格に手痛い被害を与えた。
「村に向かう」
「ここは任せてください」
フリーダ=ブロムヴィストが積極的に迎撃に出る。
鎖帷子に金属装甲を各部に追加した鎧は見た目より静かでそして美しい。
白金色の装甲と鎖が木漏れ日に照らされて森の中で浮かび上がり、一種神秘的な美しさを持つ。
しかし飛び交う殺意は生々しい。
「効きそうにありませんね」
シーザーロアがはね除けられた感触が酷く強い。
フリーダは冷静さを維持したまま、容赦も油断も無く白金の剣で鋭い斬撃を放つ。
古びた刃が美しい刃を横から押して斬撃の狙いを狂わせ、動きを止めずにフリーダを狙う。
躱せはしなくても防ぐことは可能だ。フリーダは指1歩分横へ動くことで喉ではなく首元の装甲で受ける。
錆びた剣で押し退けられた空気が、フリーダの青髪を微かに揺らした。
「森の奥からアンデッドの群れですか」
骸骨剣士の斬撃は力強く回避は見事で、フリーダの攻撃は届かない。
だがフリーダへの攻撃も有効ではない。分厚い装甲とフリーダの豊富な生命力が、何度攻撃を受けても致命傷にはさせずに戦闘能力を維持させる。
「排他的な村に対して思う所はありますが、アンデッドを放置する訳にもいけませんね」
当たらなくても冷静に。
当たれば確実に防御を抜ける威力で刺突と斬撃を織り交ぜ攻撃し続ける。
「啓示によれば「村の被害については特に短縮要素は無いです」との事ですが、無用な殺生が無いに越した事はありません」
既に死んだ者を破壊するのは殺生ではない。
フリーダは強敵相手に完璧な足止めを成功させ、撃破へ繋げようとしていた。
(参ったね)
サイラスは困っている。
エルフが棲む森は十分な手入れがされ、戦時以外は移動が比較的容易というイメージがある。
しかしこの森は緑の密集地帯が多く、足下も強引に草や蔓を引き千切りながら移動するしかない場所が多い。
(手入れが雑なだけだこれ)
緑と緑の隙間に見える骸骨も、真っ当なエルフの森なら死ぬ前に救助されていたかもなとふと考えた。
「ま、どうでもいいか」
敵の正確な位置を把握できたなら出し惜しみの必要はなくなる。
エーテルを背中から噴出し、炎の翼にも見えるものを背中から伸ばしながら加速し地表を突破する。
声をかける前にフリーダが横へ飛び退く。
サイラスの得物の先から水の性質を持ったエーテルが大量に溢れ、魔獣の頭骨を被るラミアの様な魔獣の形をとり骸骨剣士に襲いかかる。
予め攻撃集中をした、術としては長射程の高精度攻撃だ。
骨の脚で跳躍して手で枝を掴んでぶらさがる。
凶悪な濁流は、いくつかの木の幹と草を削っただけで消滅する。
サイラスは止まらない。
焔翼により森を破壊し距離を詰め、万力鎖……では当てられないと判断して濃厚な殺気を撒き散らす。
殺界改に巻きこまれた骸骨剣士は枝から飛び降り、フリーダのことを忘れたように真っ直ぐにサイラスに向け突進した。
分銅をフェイントに短剣で迎撃すると見せて、短剣から伸ばした長大エーテル刃で狙う。
が、かすりもしない。
反撃の錆剣は壊れかけでも使い手が素晴らしく、フリーダと比較すれば薄い防御を確実に削る。
フリーダが剣士を背後から襲う。
前に注意を向けすぎた骸骨の骨に複数、今にも壊れそうなほど大きな亀裂が入った。
●
「参りましたね」
セラフィナは鼻と口を押さえ、刺激に負けて涙をにじませる。
4つ脚のアンデッドの臭いが強烈すぎた。
「これを使うのだ」
ストレガ・L・リベルガストラが手拭いを投げ渡す。
本人は既に厳重な臭い対策をしているので、いつもより少しだけくぐもっていた。
(私個人としては獣を食わずに腐らせる行為はいただけないのだ)
勝ち目があるのではなく、勝ちは確定している。
問題は被害をどれだけ抑え、どれだけ早く片付け骸骨剣士相手の戦闘へ戦力を回せるかだ。
(死霊術にしては自然すぎるのだ。残念なのだ)
ストレガに倫理はあるが好奇心もまた強い。
本当に残念に思いながら素早く術を連続して使う。
雷蛇禍を村と獣ゾンビの間を断つように出現させ、重力場も重ならないよう展開させてゾンビの移動をきつく制限する。
どちらも2つずつ使ったのでかなりの広範囲だ。
「先輩に先を越されてしまいましたね」
セラフィナは少し遅れたがやるべきことが減っただけだ。
相変わらず力を入れて、杖を水平に向ける。
「いきます」
エーテルと体力の一部が杖を通して吸い上げられ、意識を向けた地面へ炎球として放たれる。
地表に接触した瞬間弾けはするが明らかに意思じみたものがある。
直径15メートルの範囲の緑を避けて腐った肉と骨にだけ纏わり付き、ただ焼くだけでなく一部抵抗の突破に成功した炎は継続的にアンデッドを焼き続ける。
(これはかなり)
臭いのを我慢する。
敵の防御と回避が予想より弱いと判断し、紅蓮の炎を纏う巨弾を少しずつ位置をずらしながら叩き込み炸裂させゾンビと緑をまとめて削る。
「パワーが足りなくとも何発も撃てばいつか死にます。そして」
随分と数が少なくなった獣ゾンビが、時間切れで足止めから解放される。
その至近へ、セラフィナがエーテルで構築された輝く球状を出現させる。
移動速度が減少し仮に逃げようとしても逃げられなくなった。
(死霊術の基礎を構築している気になってきたのだ)
今回は猟師としても参加しているつもりのストレガは冴えている。
頸か、頭か、心臓か。どれを潰せば倒せるか。
頭が破壊された胴は生きているかどうか、頭だけが残っても生きているかどうか。
一定のダメージを与えれば動けなくなることは確かだが、肉体の部位とアンデッドの機能を考察する材料は得られた気がする。
「仕事は確実にするのだ」
燃えやすいものを見かけても爆炎で攻撃を続行する。
基本的には燃え広がらないのだ。
「ここは残り2体」
わずかに生き残った獣ゾンビが、大きな木の陰に滑り込んでストレガとセラフィナの攻撃範囲から逃れる。
その直後に輝く矢が飛来する。
地表2~3メートルで炸裂して凶悪な威力を保ったまま多数の光片に変わり、地面と幹を巻きこんで獣ゾンビを破壊する。
目視できたかどうか曖昧なので念のためもう2発放って止めを刺す。
「……0体なのだ」
確認したストレガが言い終える前に、セリオスは移動し辛い森を逆走していった。
●
村に向かった冒険者が会敵する前に、大柄な獣ゾンビが巫女目がけて走り出していた。
(数が多い!)
ベアトリーチェが枝の上から飛び降りる。
強敵相手には極めて危険な戦法だが、ただのアンデッド相手には十分通用する。
強襲の予定が奇襲になった。
着地とほぼ同時に3度、細く鋭く針にしては長い得物を4つ脚の神経集中部位に命中させる。
(一撃離脱ってわけにもね)
反応強化し6度目まで突き入れて止めを刺すがそれが限界だ。
芳醇な気配に釣られ、先頭の1体を失った獣ゾンビが一気に速度を上げる。
追いつくのはぎりぎり可能かもしれないが、追いついて攻撃できるのは後せいぜい1回だった。
「んー? 鹿や猪のアンデッドですか。珍しいですよね?」
バル・ヌール・スケアクロウはエンジェの側を離れない。
法的にどうなっているか慣行的にどうとかは分からない。ただ、彼女が霊的な何かに特別配慮されているのは間違いない。この森に来てから気配が違う。
「はい。アンデッドは害獣より珍しいです」
本人は既に元巫女のつもりだ。
それでも、エルフがいるのに手入れ不十分な森を見るのは辛いようだ。
「現在進行形で腐ってるのです。肉食の獣が、残してるんですよね。勿論不慮の事故などはあるでしょうけど、十数頭も同様のレベルというのはなかなかないものですよ。腐肉漁りも多いのですよ、森というものは」
言いたいことを言って雑談を終える。
巫女の顔色が悪くなっているのに気付いてはいるがこれ以上声をかける時間はない。
茂みが揺れて臭気と共に猪ゾンビが飛び出す。
バルが横へ移動する。
アンデッドは巫女を狙っているはずなのにバルへと狙いをねじ曲げられる。
「抵抗が弱い。でも確実に効くとは断言できませんね」
最初は攻撃せずにシーザーロアを連続使用する。
抵抗に成功されても抵抗を抜くまで繰り返し、背丈が1メートル越えのゾンビ2体を自らに引きつける。
「大丈夫です。アンデッド以外にも敵がいるかもしれないので警戒は続けて下さい」
槍で突き飛ばす技能はまだないので刺すのを重視する。
多少距離があってもエーテルブレードによる射程延長が有効で、エンジェに近づけもせずまず1体撃破する。
「来ましたね」
駆け戻って来たベアトリーチェが背後から猛攻を加え、バルの槍を防ぐため方向転換できないアンデッドを仕留めるのだった。
●
終わりは呆気なかった。
数十回繰り返せば必ず生じる一撃が骸骨剣士に命中し、錆剣は砕け骨に致命傷寸前の亀裂が生じる。
この時点で撤退を決めても既に遅い。
遮蔽物のない方向から狙いに狙った矢が放たれ、腰骨に着弾して完全に砕く。
衝撃は全身に広がり、内側から砕けて地面に散らばり動かなくなった。
フリーダが息を吐き、しかし剣はおさめず警戒を緩めない。
剣の破片を1つ手に取ったサイラスは、金属の中まで錆が侵食していることに気付いて肩をすくめた。
「エンジェ! 戻って来たか!」
直前までの恐怖を忘れ、どたどたとうるさい足音を立てて村の人間が近づいて来る。
明らかに、格下を見る目を巫女に向けていた。
「いまさらっ」
ベアトリーチェの怒りが限界を超える。
エンジェが何かを考え行動するより早く、ブーツの爪先で村人の顎を蹴り抜く。
気絶で済ますことができたのは理性による制御が間に合ったからだ。
「帰るよエンジェ!」
上空を舞うビッグオウムに合図を送って妹の手を引く。抵抗は一切なかった。
「おいっ」
「私達がうけた依頼はエンジェさんの護衛であって村の救出ではありませんので」
だから他にアンデッドがいないか調べる義理もない。フリーダはそう言ってエンジェを庇える位置を保って帰って行く。
しつこく追おうとする村人の爪先から数ミリの地面に矢が突き刺さる。
踏み固められた地面に尾羽近くまで埋まる、とんでもない威力の矢だ。
「ああ、手が滑った。うるさいとまた手が滑ってしまうな」
セリオスは棒読みだ。
視界から消えるまで、屠殺する家畜を見る目をしていた。
村には期待できないので、倒したアンデッドはセラフィナが延焼しなさそうな場所で焼いている。
「火には浄化作用があると言いますし、炭になったらさすがに蘇れないでしょう?」
「たまにしつこいのがいるのだ」
ストレガは確認が済んだ部位を、炎が噴き出す穴の中に放り込む。
「状態によってはゾンビ肉食えるのかね? 腐りかけが一番美味いって言うけどね」
「熟成と腐敗を勘違いする人が増えるからその表現は避けたいのだ」
サイラスの冗談にストレガは真顔で答える。
「こういうケースは以前にも?」
「まだ断言できるだけの情報が集まっていないのだ」
バルに尋ねられたストレガは、解体をしていた手を止める。
今回は道具も準備してきたので、狩人としての知識と技術を活かして獣ゾンビの体から情報を得ることができた。
「本格的な死霊術や呪術が施された形跡はないのだ。雑に死骸を放置するだけでも術として成り立つこともあるので死霊術の類いが関わっていないという証明もできないのだ」
要約すると、こんな死骸が動き出す前に見つけられなかった村が悪い。
「ありがとうございます」
アンデッドやこれまでの事件に関する情報だけでなく不文律的なものも伝えられたバルは、礼儀正しく頭を下げる。
「遺骨の引取先は……」
古びた骨片から目が離せない。
残っているのは骨と剣の残骸だけだ。調査すべきか、遺品として扱うべきかどうかも分からず、しかしこのまま放置することを考えると心が騒ぐ。
「たぶん、1人でここにきて何かしてたんですよね?」
自然と言葉が口からこぼれていた。
「ギルドに預ければ大森林のしかるべき所に届けてくれるのだ」
手を拭き数人がかりで遺骨をまとめる。
黒い煙が、高いところまで昇っていた。
マスターコメント
ショートシナリオR普通 報酬:標準7 / 4〜8人
2022年06月08日 11時02分03秒 公開
相談掲示板
キャスターのセラフィナ・M・ベイリーです。 よろしくお願いします。 新鮮なアンデッドに対抗して、新鮮なホムンクルスです。なんちゃって。 あ、ここ笑うとこです。笑うとこ。 今回が初めての戦闘となりますが、足を引っ張らないように精一杯頑張りますね。 範囲攻撃は色々と覚えてきましたので、鹿や猪相手に魔法をぶっ放すくらいは出来ると思います。 村のためには全部殺してしまうのが一番安全かと思いますので、全部殺すつもりでいきたいです。
No.2
サイラスだ、よろしくなー とりあえず杖で遠距離術で攻撃と、殺界で捕獲してなぶる方向で行こうかと。
シーフのベアトリーチェだよ、今回はエンジェの我儘に付き合ってくれてありがとね。 ……あんな村、放っておけば良いのに(ボソッ エンジェを戦いに巻き込むわけにはいかないから、どこかアンデッドが来ない場所に退避しててもらうか、護衛として1人付いてるか…。
ホムンクルス・ウォーリアのバル・ヌール・スケアクロウです。 バルさんとでも よろしくお願いしますね。 >行動に関して 護衛でもアンデッド駆除でもどちらでも請け負いますよー。 >気になるところ 4つ足アンデッドさんのサイズが怖いところですねぇ。 猪でもうりぼうサイズだと見逃しそうですし、一匹でも見逃したら面倒なことになるでしょうしね。
ウォーリアのフリーダです。よろしくお願いします。 見た感じでは最大の脅威は骸骨剣士になるでしょうか。 数名で骸骨剣士を抑えつつ、接近してくるアンデッドを範囲攻撃等で吹き飛ばす形が良いかと思います。 とりあえず骸骨剣士狙いで行くつもりです。
・・・ん、シューターのセリオスだ、よろしく頼む とりあえずフリーダの言う通り一番厄介なのは骸骨剣士だからどうにかしたいところだな 回避と移動が高いとあるから移動力をそぐなり回避力を削ぐか命中の高い攻撃でやれば体力は少なそうであるからそれでなんとかしたいところだな
ストレガなのだ。宜しくなのだ。 移動2ならアーケインでも動けないのだ。グラビティと合わせて使うのだ。 足止めして範囲魔法撃つのだ。
とりあえず後続(今までこのゾンビたちが壊したもの)が再びゾンビになったりはしない…ですよね? 一応終了後に要確認事項かなとは思うのですが
戦闘終わったら解体そうと思うのだ 呪術的痕跡について調べたいし
ちょっと思いついたのですが、この「サウンドボマー」というスキルを使えば 敵をおびき寄せたり出来ないでしょうか? あまり知能が高くなく、見つけた相手を襲ってくる様にみえるので 向こうに見つけて貰えば楽に退治出来るかな、と。 >骸骨剣士 私は骸骨剣士には歯が立たないでしょうし、強い人を狙うなら狙われる事もないでしょうから ベテランさんにお任せしますね。 その分、雑魚を蹴散らすのは頑張りますので。 >エンジェさんをどうするか どこかに隔離するよりも、私達の近くに居て貰った方が安全かもしれませんね。 退避させるなら護衛が付く必要はあるかと思いますが、私では護衛としては力不足ですので 護衛希望の方にお任せしたいです。 >後続がゾンビにならないか ではストレガさんの解体が終わったら焼いてしまいましょうか。 炭になってしまえば復活する事もないでしょう。
>サウンドボマー 五感が鈍いようですので、骸骨剣士以外は期待したほど成果は出ないかもしれません。 気を引けるかどうか、というところと思ったほうがいいのかもしれませんね。 >行動について 現時点にて一応護衛を重視して考えてみます。
アタシは動物アンデッドの方を引き受けるよ、見失わないような距離を保ちながら村の周りをぐるぐる走って時間稼ぎするよ! 皆の範囲攻撃とかで一気に撃破できたら骸骨の方に合流かな。
>サウンドボマー アドバイスありがとうございます。 なるほど、耳も悪いので引き寄せられるかは微妙、と。 他に持っていくスキルもないので、引き寄せられたらラッキーくらいの気持ちで試してみようと思います。 駄目なら普通に探して殲滅しましょう。 >個人行動 当初の予定通り、鹿や猪に範囲攻撃を撃ちまくって殲滅します。