ライリーVS誘拐犯VS……?
眞石ユキヒロ
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シナリオID:2190
オープニング
辺境都市群、冒険者ギルド。
職員、兼ドゥジン信徒のライリー・ベルは憂鬱であった。
「最近「ハーレム崩し」を名乗るドゥジン信徒が各地の礼拝で暴れてるとか聞いたんだけど、「ハーレム殺し」さんはなんかやったの?」
先日のドゥジン礼拝で、ドゥジン信徒仲間から聞いた話だ。
(偽物? が出るって事はあたしもドゥジン信仰界隈で名前が知れ渡ってきてるってことでいいのかなぁ……)
方向性が最悪なんだけど、と思いながらもライリーは今日も仕事に打ち込む。
(どう対処したもんかってのは後にして、まずは依頼の文書を確認して……)
最近のライリーは以前よりも冷静に仕事ができるようになってきている。三徹のような無茶はしなくなり、今日も一徹だ。
(依頼の内容にも問題は無し、誤字脱字も無し。さてさて掲載っと)
実に平和に仕事をこなしている。
●ハーレム崩し、襲来
「アンタがハーレム殺しよね!?」
帰路についたライリーの腕を掴み、身なりの良い金髪の少女が声をかける。
「え、いや、確かに礼拝ではハーレム殺しを名乗っていますが……」「アタシはハーレム崩しよ!」
こんな可愛い子がか。
「どんなカップリングも節操なく書くアンタに天罰を下しに来たのよ、感謝なさい!」
可愛いのにかなーり変わった子だ。
そんなことを普通の人も歩く街中で主張するのはマナー違反だというのに、一切気にする様子はない。
(あたしも人に言えたもんじゃないかもしれないけどさぁ……)
ライリーはどこかの店に入って説教しようかと考えたが、この子にそれをやったら多分大騒動になる。
すでに数人、好奇の目でこちらを見ている通行人はいるし、この子は他人の目や思惑を気にしないようだし。
「あっ! 待ちなさいよハーレム殺し!」
ライリーは駆けだした。ひとまず少女から逃げるために。
――それが命取りになると知らずに。
●誘拐犯も襲来
午前中の雨で地面が濡れて走りづらかったが、転ばずには済んだ。靴がべちゃべちゃになったが仕方ない。帰ったら丁寧に拭くとしよう。
(それにしても恐ろしく足の速い子だわ……。もしかして授恵者なのかな)
「貴女がハーレム殺しですね?」
路地裏に逃げ込んだライリーの背後から、男性の低い声が語りかけた。今日はその名で呼ばれる率が高い。
「いや、あの、こんなところで何の話ですか!?」
シャルガネで言う天丼芸かなんかですか? と思いながら恐る恐る振り返った瞬間、ヒュプノシスを発動されライリーは眠りに落ちた。
「ハーレム殺し! そっちにいるのね!?」
遅れてやってきた少女が叫びを上げ、二人の方を見る。黒い服の男は一瞥もせず、倒れそうになるライリーの身体を背負い、泥の跳ねる音を立てながら路地裏の闇の深くへと消えた。
「待ちなさいよぉ! ハーレム殺しに何するの!?」
少女はライリーのパンツスーツのポケットから落ちたメモ帳にも気付かずに誘拐犯を追いかけた。
●ライリー・ベル誘拐事件
「大変よぉ! ハーレム殺しが誘拐されちゃったのぉ!!」
辺境都市群冒険者ギルドのドアが開き、腫れた目を擦る少女が入ってきた。
シカのハーフビーストであるツェレンはカウンターから出て、上等な服を泥だらけにした少女に駆け寄る。
(ハーレム殺し……。たしか、ベルがドゥジン信仰関連でそのように言われていると聞いたことがある、ような……)
「詳しく話を聞かせて頂けますか、お嬢さん」
ツェレンはヒューマンのようにつるつるの手で少女の頭を撫でて、安心させようと試みる。
「うっ、うん、あのね……」
ツェレンは少女の口から出た内容をまとめた文書を、依頼板に貼りだした。
「当ギルド職員、ライリー・ベルが誘拐されました! 場所は水上都市アキュアリスタの路地裏、誘拐犯は全身黒ずくめで、体格からして男性と推測されます!」
ツェレンは大声で冒険者たちに呼びかけた。
「こちらの授恵者の少女が途中までは追いかけてくれましたが、アキュアリスタから学術都市ヴェルクリエ方面へ向かっていったところで足止めを喰らってしまったそうです」
ハーレム崩しの少女が俯いたまま依頼板の前に歩み出る。
「なお、誘拐犯の男はベルをハーレム殺しと呼んでいたそうです。以上のことからドゥジン信仰に関するなにかで誘拐された可能性が高いと推測されます」
少女は俯いたまま肩をふるわせている。自責の念に苛まれながら。
「仕事が立て込んでいるため私は当依頼には同行できません、ですがこちらの目撃者である少女が同行いたします。どうかご協力をお願いいたします!」
ツェレンが深々と頭を下げ、少女もそれを真似し、同じように頭を下げた。
●どこかの地下室
「無理です、そんなのはあたしには絶対無理!!」
「貴女に拒否権はありません。無理だというなら命もありません」
「やだぁ! そんなのやだぁ!!」
「そうですか、なら……」
「ひっ、なにそれ、ちょっと! ……いっ、いやぁー!!」
ライリー・ベルの泣き叫ぶ声は、誘拐犯と同じように連れ去られてきた者たちにしか届かなかった。
●???
(わたくしは絶対に手に入れたい)
少女は薄い本を開き、ほぅっ、と息を漏らす。
(華麗な絵を描く者、流麗な文を書く者、そして――)
綺麗な顔を醜く歪め、薄い本を両手で握りつぶす。
(望まぬものを書かされても信仰を失わない者を)
解説
マスターより
リプレイ
辺境都市群、冒険者ギルド。
唐突なライリー・ベル誘拐の報に冒険者たちは比較的冷静に対応していた。
殺人ではなく誘拐。だからこそ落ち着いて状況を分析する余裕が存在した。
(ライリーさんが誘拐!? ドゥジン絡みっていうのがらしいというかなんというかー)
ハーフリングのヒーラー、アルマ・ヴァレンタインも多少驚きはしたが、すぐに事態を飲み込んだ。
誘拐現場の目撃者である少女に声をかける。現場に連れて行って欲しいと。
「みんなー、ボクたちは先に外に出てるから、あとで合流しようー」
二人は誘拐現場までの手書き地図を残し、ギルド内から出て行った。
「ハーレム殺し? ハーレム崩し? ドゥジン界隈でも派閥争いが?」
ヒューマンのシューター、キリアン・フィッツジェラルドは二つの固有名詞に翻弄されていた。
ドゥジン信仰に詳しいわけではないキリアンにとっては少々難しい問題だ。
「ドゥジン教徒がこんな形で拉致られるって何をやらかしたのか、恨み買う描写でもしでかしたのか?」
狐系ハーフビーストのシーフ、ベルク・オスマットは純粋に疑問を口にした。
何時どこで誰の恨みを買うかなんて、神にだってわからない。
「まだ誘拐されたのは一人だけだよね? これから大事になっちゃったりして?」
エルフのキャスター、フレイヤ・サンライズが元気に推論を述べる。
状況にはそぐわないが人助けには前向きで、気持ちは常に未来を向いている。
(ドゥジン信仰に関するなにか……ひ、他人事ではないのでは??? こわ……)
ハーフリングのシューター、ルブラ・ソンジュはペットのイノシシ、ボゾルグに話しかけて自分を奮い立たせる。
「よ、よし。頑張ろ、ぼっさん」
ドゥジン信仰に関する事件であるなら役に立つかもしれないと思い、強引で大柄な姉×気弱で小柄な妹の姉妹百合イラストを素速く描く。
「ライリー、なんか厄介ごとに巻き込まれてんだって? よくわかんねーが……まあお困りってんなら否やはねーわな」
ヒューマンのシーフ、ハールはドゥジン信仰についてわからないなりに助けになろうと考えている。
初めて触れたドゥジンシはライリーが書いた神匠の教本だ。奇妙な縁だけは出来つつある。
「ギルド職員の誘拐! これは何か裏がありそうですね!」
ヒューマンのウォーリア、カミンル・マオが事件性について明るく述べる。
重苦しく振る舞っても何の解決にもならない。だからこその明るさだ。
「ギルドの受付嬢の誘拐は、捨て置く訳にはいきませんね」
キリアンも解決の助力となるべく考えている。
「僕は目撃証言のある黒ずくめの男を元に情報を集めようかしら?」
ハーフリングのヒーラー、アドルフ・ジーノが具体的な調査方法を述べる。
旺盛な好奇心や知識欲故に情報収集には人一倍向いていると言える。
「なら資料検索する? 帝国崩壊後の授恵者なら冒険者ギルドに登録してる事になってるし、そうで無い者だとしても見つけられないなら身内で固まってそうとなるし」
リザードマンのウォーリア、サイラスがアドルフに声をかける。
「今回の件なら仕事してない男性授恵者、ドゥジン教徒や元教徒関連してる奴辺りが引っかかる? かもしれないし」
いずれにせよ資料を確認するには人数が多い方が良い。アドルフも「よろしくね、サイラスお兄さん」と快諾した。
「ならば私は資料を念写に使わせてもらいたいのだ。宜しいだろうか?」
ゴブリナのキャスター、ストレガ・L・リベルガストラはひとまず念写で皆をサポートすると決め、必要そうな情報を記憶していく。
自分自身も本を書く身であるから何らかの役に立てるだろうと考えながら。
サイラス、アドルフがギルドの資料を漁る横で熱心に理想の百合を描くルブラに、ストレガが声をかける。
「ところでそちらの絵も念写で使用して良いだろうか?」
ルブラは真っ赤に染まった顔を上げ、ぶんぶんと横に振った。
「ここ、これは拙者が持つことに意味があると言いましょうか!?」
愛されてこそのドゥジンでもあるが、愛され方にも人それぞれこだわりがある。
「失礼したのだ。しかし素敵な絵だとは思うので、鑑賞することだけは許してもらえるだろうか?」
ルブラはかろうじて首を縦に振った。褒められたのは嬉しい。けれどコミュ障を自負する彼女にはこれが限界だった。
「念写なら、こちらもお使いくださいませ」
ヒューマンのヒーラー、サシャ・テーリングがストレガに分厚い本を差し出した。
一見して参考書である、しかしページを開くと……わお。
「レアカプ本……しかもアンソロジーとなっております」
ドゥジンの指先、あるいはドゥジン布教の女帝に抜かりはなかった。
(ライリー様が誘拐されたなんて大変です! 無事助けなきゃです!)
ヒューマンのヒーラー、シェルリア・リトヴァールは焦りを胸にとどめた。
「ドゥジン信仰からの事件かもだなんて……。事件を起こすのは二次元の中のみで、推し達の絆を深めたりイロイロさせたりする為であるべきなのに」
代わりに信仰を説く。
「私はライリーが書いた文書から匂いを追ってみようと思います。そちらの参考書は一旦お貸しいたしますわ」
サシャがカウンターへ向かう。ライリーを助けると背中で語りながら。
●
(この変わった思念はなんだろー……?)
少女と共に誘拐現場を訪れたアルマは、残留思念感応で何かを嫌う強い思念が路地裏の向こう側へと続いていくのを感知していた。
「あなたは何かをいやだなーって思ってたのかな?」
少女は首を横に振る。
ならば嫌がる思念を踏み抜くような必死な思念が少女のものだろうとアルマは推測する。
(誘拐を誰かに強要されたとかかなー?)
腕を組み首をかしげるアルマに、冒険者たちが合流する。
「犯人はギルドには登録してるけど、ドゥジン信徒じゃなかったぜー。依頼履歴からすると誰かとつるんでるわけでもなさそーだし」
「最近はギルドの仕事をしていないみたいなんだ。誰か他の人に雇われてるのかもしれないよね」
サイラスとアドルフが資料検索の結果を報告する。アルマの推測と合致する部分も存在している。
「黒ずくめの誘拐犯の目撃情報、結構手に入りました! 何かを探すようにこっちに向かっていたとのことです!」
カミンルが聞き取り調査の結果を報告する。名前への反応は薄かったが服装が特徴的なため、記憶に残っている人が多かったという。
「この場所からはライリーの匂いがいたします」
超嗅覚を使用中のサシャは、この場所にライリーの匂いを感じ取った。
ならば追うべきはこのいやな感情で良いのだろうとアルマは納得する。
一行はカミンル、アルマ、サシャを先頭に暗い路地裏を通ろうとする。
「あ、そだ! 暗いし光ってあげる♪」
フレイヤが思い出したように全身から発光する。
暗視を発動していたため、急な光にくらっとしたルブラが視線を下げた。泥に汚れたメモ帳が落ちている。恐る恐る拾って、めくってみる。
「これは……ライリー様の字ではないでしょうか!?」
後ろから覗き込んだシェルリアが声を上げる。
シェルリアは以前、ライリーが書いた大量のドゥジンシを読んでいたため、彼女の字の特徴を覚えていた。
この道の先には確実にライリーが存在する。一行はより確信を深めた。
●
学術都市ヴェルクリエ。
アルマが思念を、サシャが匂いを、カミンルが情報を追い、一行は巨大な屋敷の前に辿り着いた。
屋敷の扉の前には見張りが二人おり、手入れされた庭が広がっている。
一行は屋敷の塀に隠れ、作戦会議を開始する。
「僕は周囲から捜波、ホークアイを入れてみます」
キリアンが索敵を申し出た。
「別方向から我も参ろう。……フレイヤ殿、発光をやめてついて来るのじゃ」
「りょーっかい! じゃあまたあとでね、みんなー☆」
ベルクはビシィっと敬礼を繰り出したフレイヤを引き連れ、屋敷を囲う塀の右側から攻めていく。
カミンルとアドルフは左側に向かっていくキリアンを見送りながら、さて自分たちはどのように動くべきかと言葉を重ねていく。
「暗いしまだ光ってても良いよね?」「見つかったら困るじゃろう?」「あ、そっか!」
偵察としては色々な意味で明るすぎるが、おかげで過剰に緊張せずに済んでいる部分もある。
ベルクはゆるみかけた口元を引き結んで、人差し指をあててフレイヤを見た。
フレイヤが頷いたのを見届けてから、天駆で軽々と塀を跳び越え、木に飛び移る。少し待ってから素速く木を降り屋敷の影に隠れ、双波を走らせる。狙うは誘拐された者の居場所だ。
反対側のキリアンは塀をよじ登り、身をかがめながら捜波を走らせていた。
(一階は二人と少ないですね。使用人などはいないのでしょうか? 二階は……中心部には捜波が届きませんが、端の方には人がいませんね……)
一旦切り上げ、仲間の元へ帰っていく。
キリアンからの報告を受け、一番に声を上げたのはカミンルだった。
「見張りの人を脅かしちゃって、服を貰うのはどうでしょうか?」
聞いた面々の殆どは眉根を寄せるか頭に「?」を浮かべるかになったが、カミンルが詳細を説明すると納得した。
「光封縛を発動できるから僕もマオお兄さんについて行くね」
「この策が成功したら、次は僕が栗鼠を使って潜入のアシストをします」
アドルフとキリアンがカミンルに付き添う。三人が纏う和やかな雰囲気は見張りにも警戒心を与えづらいと判断し、残りのメンバーは見張りの動向を警戒しつつその場に待機することにした。
「フレイヤ殿、しばしここで待っているのじゃ」
「りょーっかい!」
監禁場所にあたりを付け帰ってきたベルクは、楽しげに敬礼するフレイヤを置いて仲間の元へ報告に向かった。
「複数人数が誘拐されており、地下に収容されている可能性が極めて高い。正面から見て右奥に隠し階段が存在するようだ」
衝撃を受けたシェルリアは口元を押さえ、ルブラは自分の身体を抱きしめた。
「我らは別ルートから潜入し、誘拐された者たちの解放を優先する」
言い残して、ベルクは風のように去った。
「気をつけてな!」
ハールはベルクとフレイヤの特殊な作戦を否定しなかった。大切なのは依頼を達成することなのだ。
●
「大変です! 職員が誘拐されたってギルドで大事件の騒ぎになってるんですよ!」
自分たちをジト目で観察する見張りに、一番に声をかけたのはカミンルだった。
見張りの一人はよく見るとイケメン。これはイケメンの服を入手するチャンスでもある。カミンルは気合いを入れて瞳を潤ませた。
「なんでも、誘拐された受付嬢がこの屋敷に連れて行かれるのを目撃した人がいるそうです」
キリアンもカミンルに合わせ、焦っているような、緊張しているようなふりをした。実際には冷静に相手の出方を伺っている。
「ど、どうなっちゃうのかしら? こういうのって……。やっぱり罪なのかしら?」
アドルフの儚い雰囲気が、見張りたちの不安を煽る。見張りたちは顔を見合わせ、互いの困惑を確認した。
「お兄さんたちはいい人そうですけど、犯人の手伝いをしてたら同じ罪を背負わされるかもしれませんよ!」
とどめだ、とばかりにカミンルが強い言葉を繰り出す。見事にやる気を殺された見張りたちは武器を落とした。
入り口の見張り陥落。チョロい。
「あとは僕たちが引き受けます! そこで、そちらのイケ……お兄さんに提案があります!」
カミンルはにやけないように、よだれをこぼさないように細心の注意を払いながら、服の交換を申し出た。
●
敷地外で待機していたメンバーが、門前に到達する頃にはカミンルの変装は終わっていた。見張りにそっくりだ。
「ところで、今回の誘拐はドゥジン信仰に関係しているという噂も立っているのですが……」
キリアンはカミンルの服を着た見張りから情報を引き出そうとする。見張りはしゃがみ込み、力なく頷いた。
「ということは見張りが同族の可能性もあるのでしょうか」
参考書を手にするサシャの瞳がギラつく。ルブラも趣味絵を取り出し、「ならば拙者でも揺さぶれるでしょうか」と呟いた。
「それは大変ですね!」
シェルリアもさて落とすならどの沼が良いかと考え始め、アルマはなぜか納豆を手にした。腐ってるんじゃない食品である。
「え、何それ?」
思わず尋ねたサイラスに、アルマはニヤリと不敵な笑みだけを返した。
「シャルガネの納豆だろ」
「それはわかるけど、何に使うのっていう」
意味不明の事態に思わずマジレスをするハールに、サイラスもマジレスを返した。
アルマからの回答は一切無い。
「今はわからないが、いずれ何かの役に立つかもしれないのだ」
ストレガはアルマがうきうきと納豆を混ぜる様子をじっと見つめて記憶した。
●
「何だ、結局合流してしまうのか……」
中に入れる隠し通路などが見当たらなかったため、ベルクとフレイヤも正面の入り口にやってきた。
二人に中にいる人間も信徒の可能性が高いことを伝える。
「先ほども説明したとおり、僕の栗鼠と変装したマオさんで見張りの気を引きます。その隙に皆さんもタイミングを見計らって潜入してください」
「結局全員が潜入することになりますのね。でしたらこちらを」
サシャは声と共にレゾナンス・オブ・ヴァローを発動する。その場にいる全員が一瞬、淡い光に包まれた。
「ありがとな! それじゃ、行ってくるぜ!」
見張りになりきったカミンルは屋敷の扉を開き、わずかな隙間からキリアンの栗鼠が入ったことを確認してから自分も屋敷に潜入した。
栗鼠は二階へと続く大きな階段の左側を守る見張りの身体を上り顔面にくっつく。
カミンルが右の見張りに話しかけようとしたとき、右最奥の床がガタガタと音を立て、中から黒ずくめの男か現れた。
「見張りってのも退屈だなー。っお、どうした? 連れてきた女はおねんねか?」
カミンルが黒ずくめの男に声をかける。
「依頼主が描いた亜人ハーレム? のイラストを見せたところ泣きわめいたのでヒュプノシスで眠らせました」
(この人がアドルフさんとサイラスさんが資料で発見した誘拐犯ですよね!)
「どうやら首謀者はドゥジン信徒で殆ど確定のようです。見張りの方は僕の栗鼠と遊ぶのに夢中になっています」
エーテルリンクした栗鼠を通して中の会話を聞いていたキリアンが全員に情報を伝達する。外同様、一階に配属されているのもいまいちやる気のない見張りのようだ。
「ベルさんを誘拐した犯人もすぐそこにいます。……あっ、今、二階へ行きました」
「なら、僕とキリアンお兄さんで先に潜入しようよ。光封縛の準備はできてるからね」
アドルフの提案にキリアンが頷き屋敷に潜入する。
「ベルクベルク、まさにスパイだよスニーキングミッションだよ!! ワクワクしてきたね!!」
「少し黙るのじゃ、フレイヤ殿。……我とフレイヤ殿も潜入させていただく」
ベルクとフレイヤは扉のわずかな隙間から屋敷の中を覗き込んだ。
●
右側の見張りはすっかり栗鼠に絆されており、左側の見張りはカミンルの演技に騙され、本人だと思い込んで話している。
「依頼主のファンを誘ってみたんだぜ」
完全な出任せである。
「素敵な作品を描いているから是非会ってみたいんだ。よろしくね」
アドルフはなよやかな笑顔を浮かべ、見張りにお辞儀をした。キリアンもそれに倣う。下を向いた瞬間に捜波を走らせ、二階の人数も探った。多分六人いる。
見張りが三人と栗鼠に集中している隙に、ベルクとフレイヤは素速く右最奥に向かい、床板を外し地下へ続く階段を駆け下りていった。
「とりあえず人が多そうなところに閃光塗弾投げ込んでみようよ! 面白そうな事になると思う多分☆」
「下手に投げ込むと誘拐された者たちにも当たってしまう可能性があるじゃろう? 最終手段としてとっておくべきだと思うのじゃ」
「わかった! 最後に相手の顔面にぶちまけるね!」
愉快なスパイフレンズだ。
外で待機するメンバーは屋敷の扉をわずかに開き、三人と見張りの会話を盗み聞きしていた。
「これチャンスじゃね?」
「ふむ、上手く事が運んでいると言えるのだ」
「なら次はドゥジン信徒の出番だろう?」
「ドゥジンには詳しくないからおまかせするねー」
サイラス、ストレガ、ハール、アルマのやりとりにドゥジン信徒たちが立ち上がる。
サシャとシェルリアはやる気に満ちているし、ルブラも精一杯己を奮い立たせていた。
「失礼いたします! 私たちはこちらにお住まいの方に師事すべく、変装したカミンル様の案内でやって参りました」
シェルリアが見事な礼を披露する。
「せせ、拙者、このような嗜好がございまして……」
ルブラが恥ずかしげに趣味絵を見せる。
「私はこちらのレアカプ本を……。是非に萌えを共有したいと考えておりますの」
サシャがギラギラと参考書を開く。
見張りは急な展開にめまいを感じたが、冒険者たちの演技や話術や教導のパワーで、判断が正常じゃなくなってきている。
「なるほどお前、スカウトの才能があるんだな!」
見張りはカミンルの両肩に手を置き、謎の納得を口にした。
「あの、使用人もこちらにお邪魔してもよろしいでしょうか?」
これはチャンスだと、シェルリアはお願いをした。
外に残った四人を使用人扱いするのは申し訳ないとシェルリアも思うが、依頼の達成のためには仕方がない。
「構わないが、使用人……?」
「はい。自分で言うのもなんですが、私の家は少しお金持ちでして。……四人とも、入って良いと許可が出ましたよ!」
程なくしてアルマ、サイラス、ストレガ、ハールが入ってきた。使用人と呼ぶには個性的な四人ではある。
だが見張りの判断力はもう完全に狂っていた。ついでにやる気もすり減っていた。
●
わいわいがやがやと階段を降りるうちに、ベルクとフレイヤは地下牢へと辿り着いた。
「速やかにここを離れ拉致被害者を開放せよ、すでに別動隊がこの屋敷に踏み込んでいる。このまま犯罪者となるか去るかを選べ、ドゥジンの信徒の良心に期待する」
ベルクの鋭い瞳が見張りたちを睨み付ける。ストレートな説得である。ライリーが泣き叫んだことによりすでに気持ちが萎えつつある者もいるため、地下牢はシンと静まりかえった。
「何やってんだよアンタたち。つまんないねぇ、ワタシはやるよ」
一番奥から歩み出た屈強な女性がベルクの前に立つ。纏った闘志が空気をひりつかせる。
「なら外に集合だよ! 二人で楽しく戦っちゃおう☆ こっちだよ~!」
発光したままのフレイヤが屈強な女性に声をかけ、階段を上っていった。
「面白い!」
女性もベルクの横を通り抜け、階段を駆け上がっていく。
「……こんな仕事はさっさと放棄すべきだ」
静けさが支配する地下牢に、ベルクの言葉が響いた。
●
(二階にいるのは六人……。六人も人がいるんだよね? どうしよう……)
階段を上りつつひっそりと捜波を走らせたルブラは、後ろ手で数字の六を書き、この先にいる人数を他のメンバーに伝えた。先に捜波を走らせたキリアンと同じ結論。これで人数は殆ど確定である。
大きな部屋の前に二名の見張り。残り四名はその部屋の中にいる。
「こいつら、依頼主に弟子入り志願してんだよ。入って良いだろ?」
カミンルが見張りに声をかける。こちらの見張りは厳しい目つきで冒険者たちを観察した。
「怪しい」
至極当然の感想である。見張り二名がカミンルにじりじりと詰め寄る。
その時、大部屋の中から落ち着いた女性の声が響いた。
「その者たちを通しなさい」
大部屋の扉が開く。壁一面が本棚になっており、ローテーブルの向こうのソファの上で足を組む女がいた。左右には護衛が二名。そのうち一名がライリーを誘拐した犯人の首に剣を当てて人質に取っている。なんで?
理由はわからないが放っておくわけにもいかず、アルマはスケープセイント発動の準備としてグランドクロスを握った。
「なんで誘拐犯が人質になってんの?」
気の抜けた様子でサイラスが率直に尋ねる。ストレガは付け加えるように、ギルドに登録されていた誘拐犯のプロフィールをぼんやりと念写で映す。
「無能だからよ。ハーレム殺し一人すらまともに指導できない、ね」
女はため息をついて一応程度に回答した。
「あなたが誘拐の主犯とみて間違いないでしょうか?」
静かな怒りを込めて、サシャが問う。女は静かに頷いた。
「そんな! ライリー様たちを今すぐ解放してください! 何が目的でこんなことをしているんですか!?」
シェルリアが詰め寄る。女は薄く笑っているが、その目は冷めきっている。
「あなたはやりたくないことで一番になった事ってある? そればかりを望まれた事ってある?」
瞬間、ハールはあることに気付く。壁一面を埋め尽くしている本は、すべて――。
「……この部屋を埋め尽くしてるドゥジンシ? は全部お嬢さんが一人で描いたとか?」
「大正解。伯爵たる父に望まれ、何事においても一番になるためにね」
その言葉に、アルマは事前にいっぱいまぜまぜしておいた納豆を取り出した。ストレガもその光景を念写で映す。
「人質を解放しないとだいじなドゥジンシとやらにコイツをぶちまけるぞー!」
「構わないわよ」「えーっ? こんなにいっぱい描いたのにー?」
女は眉根を寄せる。
「好きに描けていた最初は楽しかったわ。でも父から一番を望まれるうちに、わたくしの心は疲れ果ててしまったの。だから方向転換。後継者の育成も始めたのよ」
「ギルド職員とかいろんなヤツを誘拐して?」
サイラスは自分語りを始めた女に呆れたように疑問を挟むが、女は無視して続けた。
「望まぬものを書かされても信仰を失わない、私の完全上位互換の育成。いつかは軌道に乗るわよ、きっとね」
その言葉に反応するように、ストレガはサシャが持つ参考書の全年齢向けページを念写で映し出した。サシャも対応するページを開き、女に見せつける。
「望まぬものを描く事自体は悪い事と思わんのだ。それが依頼者の望みであり絵師がそれを仕事と割り切るなら契約は成立しているのだ」
賢きゴブリナは語る。女が憎む正論を。
「欲しい妄想を手に入れたくともそれを描き出す腕がないとかは現実にあるのだから。絵師は仕事に対して依頼者から報酬を得る。それをドゥジンシにして公開するのは絵師の権利だから依頼者は勝手な事ができない」
ストレガはまっすぐに女を見つめた。
「故に誘拐して強要する事が間違っているのだ。拒否する者を解放し、仕事で描ける者を雇うべきでは? 強要して描かせた絵が自身の望み通りのクオリティになるわけがないのだ」
「わたくしの立場に立ったこともないくせに」
女は目を閉ざし、右腕を横に伸ばして見張りに合図を送った。
「ひゃあっ!」
アルマは納豆を床に投げ捨てスケープセイントを発動し、見張りに肩を斬られた誘拐犯のダメージを引き受けた。
ふらついたアルマにシェルリアが駆けよりしゃがんで、その小さな身体にヒール3をかけた。
「きみがわるい」
意外なほど冷静に口を開いたのはサイラスだった。
「熱が失せたのにまだ縋ってそうなのが、他人の自由な信仰を汚した上でなお熱が失せない事を強要する事が傲慢過ぎて気味が悪いし、そんな君から熱が失せたのは君が悪いとしか」
「じゃあ全てわたくしが、わたくしだけが悪いというの!?」
女は見張りへの命令を忘れるほど取り乱した。
誘拐や今みたいなのはともかくそこまでは言ってねー。と思いはしたがそんな議論はしたくないので、サイラスは成り行きを見守ることにした。
「それはわからないけど限度ってものはありますよ! 誘拐まではしちゃいけません!」
演技をやめたカミンルに、女が目を見開く。
(金銭で雇った相手にまでそんなことを言われてしまうのね……)
「自分自身が描きたい物語が一番綺麗で心を動かす物語になるものだよ。きっとね」
アドルフが八方塞がりになりつつある女に優しく微笑む。
「『望まぬものを書かされても輝きを失わない』、それが出来るのは一種の才能とは思いますけど真のドゥジン信仰からは外れてると思いますし、人気とか頒布数とかのために自ら書くならまだしも他人にそれを強要するのは断じて違います」
シェルリアはドゥジン信徒が大切にすべき思いを女に伝えるべく言葉にした。
「ドゥジンシとは己の萌えの発露! 他人に強要したりされたりしてはいけないのです! どうしても書いてほしいジャンルがあるならその沼に沈める努力をすべきなのです!」
「わたくしだって、わたくしだって、本当は……」
女の下瞼にじわりと涙が浮かぶ。
「貴方の推しは誰ですの?」
サシャは穏やかに尋ねた。
「推しに対する裏切り行為がどれ程に辛いか……真の信仰を持つ方なら判る筈ですわ。その熱意は描き手をも説得し愛を伝える為のモノです」
女の行為に怒っていないわけではない。けれど我を忘れて目的を見失ってはいけないから、努めて冷静に。
「ドゥジンとかドゥジンシのことはよくわかんねーんだけどみんな好きなものを好きだから好きなように描く……その道も、そうじゃない道も、選ぶのは自分じゃないのか?」
ライリーの誕生日会を思い出しながら、ハールが問いかける。
「他人に選んでもらったり、選ぶことを強要するのは違うと思うんだが、どうかな? お嬢さん。お嬢さんの事情はライリーには関係ないと思うからさ。解放してやってくれよ」
少なくともあの日出会った信徒たちは皆、信仰を心の底から楽しんでいた。
「あ、あの、これが拙者の萌えです。大柄な姉×小柄な妹の百合は最高じゃないでしょうか? 一緒に楽しめれば良いんですけど!」
ルブラは急に早口になりながら自分の描いた趣味絵をおずおずと見せる。かなり勇気を振り絞っている。
純粋に描きたいから描いた絵。その輝きに、女の瞳から涙が零れた。
「貴女は信徒たちに、悪を為している自分を止めて欲しかったのですか……? その輝きこそ、己が心を救うものと」
キリアンは女の良心を確認しつつ、心の内でほっと息を吐き出した。
「もっと早くに会いたかった、あなたたちのような人に……」
女は俯き指を鳴らす。誘拐犯は解放され、見張りたちは部屋から出て行った。それから女はテレパスで他の階にいる見張りたちに解散命令を出した。
(わたくしの人望って……)
誰からも返事は来なかった。
●
「来てくれたか。あとはベル殿を起こせば良いだけなのだが、様子がおかしくてな……」
他の誘拐された者たちはベルクがすでに解放していた。残るは部屋から動かないライリーだけ。
サシャがライリーの牢屋に入る。机の上には亜人ハーレムのイラストがあり、ライリーは「亜人ハーレムオンリー礼拝は即刻中止せよ」などといつもの寝言を言いながら泣いている。
「ライリー、ライリー! 迎えに来ましたよ」
サシャが優しく身体を揺すると、ライリーは目を覚ました。
「あっ、サシャだぁ……。来てくれたんだ、亜人ハーレムオンリー反対運動……って何?」
だいぶ混乱しているようだが、身体に傷などはない。
「……ご無事で良かった。今回のは有名税ですわね。一人前の作家です」
サシャは間抜けなことを口走るライリーを包むように抱きしめた。当然のようにライリーもサシャに抱きつく。
それと同時に檻の外のルブラが口元を両手で押さえ、己の性癖と必死で格闘しだした。
(ふひ……、いや、そういうのに踏み込みすぎるのは重罪、重罪だから……!)
屋敷の外では合意の元の戦いを終えたフレイヤと見張りのウォーリア女性が意気投合していた。
「すっごい楽しかったよ! また遊ぼうね☆」
女性はフレイヤから顔面に閃光塗弾をぶつけられたようだが、楽しげに笑っている。
そしてカミンルは隅っこでしゃがみ込む見張りに話しかけて衣装を交換した。
その瞬間、女はようやく見張りと侵入者が入れ替わっていることに気付き、愕然とした。
●
「本当に、本っ当にありがとうございました!!」
ライリーを奪還し、首謀者の女を冒険者ギルドに引き渡した冒険者たちに、ライリーは深々とお辞儀をした。
「このお礼はあたしの財布から……」「ベルは今日はギルドに泊まっていけ!」
財布を犠牲にお礼をしようとするライリーをギルド職員が止めた。
「ってことはギルド内で皆さんに奢るんなら良いですよね! 奢ってから泊まります! 皆さん、欲しいものを仰ってください!」
「ライリーが欲しいって言うのは?」
不遜な笑みを浮かべ、ハールが言う。
「冗談はよしてくださいね」
真顔で言うライリーに、皆は注文を考え始める。
「納豆って何に混ぜたら美味しく飲めるかなー?」
「納豆は食べるものだけれど、考える余地はあると思うのだ」
真剣に悩むアルマに、これまた真剣にストレガが悩む。
「毎朝生卵を飲むと健康になれるって本に書いてあったけど、本当なのかしら?」
「生卵は卵焼きの素みたいなものだから本当なんじゃないでしょうか?」
「検証できなくもないですけど、あまり試したくはないですね」
アドルフ、カミンル、キリアンは微笑ましいやりとりを繰り広げる。
「おれはフツーにエールかなー? いや、うーん」
サイラスはメニュー表を眺め、もうちょっと高い酒を探す。
「ねぇねぇ、ベルクが頼むものと私が頼むもの、混ぜてみない!?」
「フレイヤ殿は自分のものだけ飲めば良いじゃろう?」
ベルクはフレイヤの提案を薄く微笑みながら却下した。
「ルブラ様も一緒に飲みませんかっ?」
「一緒に事件を解決した同好の士ですし」
「拙者が!? よ、良いのでしょうか!?」
シェルリアとサシャは、じりじりと後退するルブラに声をかけ、輪の中に連れ戻す。
辺境都市群の夜は平和に更けていった。
マスターコメント
イベントシナリオ普通 報酬:多い12 / 10〜25人
2022年05月30日 11時05分43秒 公開
参加者
相談掲示板
どうも、シューターのキリアン・フィッツジェラルドと申します。 ガチめの戦闘になりそうなものは御法度といいますか、見張りに対してこちらから何がしかの攻撃行動をとると戦闘となると、突入時に特殊部隊よろしく閃光塗弾の投げ込みや煙幕弾の撃ち込みもNGでしょうね。 誘拐の首謀者に関する情報も、名前も職業も係累も不明……事と次第によっては見張りの面々は金で雇われたか無理矢理脅されたかの可能性もありでしょうか? あと、首謀者もかつては創作活動をしていたものの、何がしかの理由で挫折したからか情熱を失った……そうした感情が誘拐の動機ともなると、「望まぬものを書かされても輝きを失わないドゥジン信徒」が説得におけるキーパーソンなのかもしれません。 希望的観測になりますが、見込んだ信徒の手で、そんな自分を止めて欲しいとか救って欲しいとか……? 恥ずかしながら孤高者の双波は未収得の身ですが、屋敷に突入後は透視やサーマルアイでの探索・索敵を担います。 あとはリンクを結んだ栗鼠をけしかけて、見張りの付近を横切らせて隙を作る事も考えてます。
No.3
サイラスだ、よろしくなー とりあえず説得とか持ち込んで行くのがいいかなと? まあドゥジンシ関係は交渉のキーマンとかになれる程興味があるわけでもないかなと
サシャ・テーリングと申します。 お初の方はお見知りおき下さいませ。 ライリーさまだけではなく、囚われてる全ての方を無事に解放いたしましょう。 屋敷に到着してからの偵察はキリアン様を始め潜入に適したスキルの方にお任せしますね。 私は…超嗅覚を持って、誘拐現場から屋敷迄を追いましょうか? 他のお仕事でも構いませんので、超嗅覚が被るようでしたらお知らせくださいませ。
ウォーリアのカミンル・マオです!皆よろしくね。 これだけ見張りがいるんだから、たぶんイケメンもいますよね。 >見張り 見張りについてはPL情報ですけど、 現場につけば人数の詳細はわからないにしろ、見張りがついてるって判明しますね。 もし見張りの人を上手く説得できたら、僕はその見張りの人に変装してみようかな? そして中に入って、屋敷がどんな感じか、見張りが他にどのくらいいるか調査できそうかなーって。 他に変装する人がいれば、一緒に入ってみるのもいいかも? それに、上手くすれば、変装という建前で イケメンの服とか手にはいるかもしれないしゲフンゲフン なんでもありませんすいません真面目にやります >説得 見張りの説得ですが、 誘拐事件になってること、つまり大事になってることをまず伝えて、 それからこのままでいいのかとか、徐々に良心なんかをえぐっていく感じで説得……って感じですかね? ともかく「大事件になってる」って少々大げさにいえば、話を聞いてくれそうな気もします。 問題は首謀者ですよね……。 キリアンさんのいう 「望まぬものを書かされても輝きを失わないドゥジン信徒」ってキーワードありますけど、 そこを突くには、首謀者からそれを引き出す必要がありますし……。 「何でこんなことをした」って形から上手く引き出すようにもっていく感じかなぁ?
ヒーラーのアドルフだよ。よろしくね。 説得の方向で行くのはいいけど、見張りの問題はどうにかできたらいいかしら? とりあえず、使うかどうかは置いておいて光封縛は持っていくことにするよ。 あとは何があるかしら…。戦闘はあまりおすすめしないのであれば、回復はなしで他のものを持っていった方がいいよね。出発までに考えておくね。 ドゥジン…はよくわからないけど、物語を紡ぐために人を誘拐は違うと思うから、そこをどうにか説得できないかしら? あとは、誰かに強いられて作る物語より、自分から作りたいと思って作る方がいいものができやすい、とか。 望まぬものを書かされてもって話だから、自分が見たい物語があるけどそれを作ってくれる人がいない状況なのかしら?
よっ、受付のお姉さ…えっ、誘拐されてる? ってわけで、シーフのハールだ、よろしくな。 説得がメインだな…っつっても、ドゥジン文化についてはあんまり詳しくなくてよ、前ドゥジンシを朗読してもらったことしかねーが… 過去に望まぬドゥジンシを作り続けて信徒の頂点に立ったことがあるとかないとか…か。功名心に負けて、本当は違うものが描きたかったのに皆の求めるものを描き続けた、とか? いずれにせよこの辺の事情はうまく聞き出すところから、だよな。【話術】とか…かな。あと【暗視】も一応。 とりあえず上2つで汎用は埋めるから、波系スキルで基本的な索敵をするつもりだ。
ヒーラーのアルマだよ、どーぞよろしくねー 囚われのヒロインだなんておいし…ゲフンゲフン 災難な目に遭ってるねー ひとまず残留思念感応で誘拐犯や首謀者の情報も集めながら追跡のお手伝いに 夜のマナズィール方面には【興味があります。】だけど ドゥジンそのものには明るくないから詳しい人にフォローをお願いする…かも?
シューター、ルブラ・ソンジュです……。ど、同志のピンチですし……拙者も助太刀しようかと。 一応、索敵メインで動く事になるでしょうか……。説得も、力になれればいいんですけれど。
ヒーラーのシェルリア・リトヴァールといいます、よろしくお願いします! ライリー様が誘拐されたなんて大変です! 早く助け出さないとです! 『望まぬものを書かされても輝きを失わない』、 それが出来るなら一種の才能とは思いますけど 真のドゥジン信仰からは外れてると思うんですよね。 それともあれですか、人気とか頒布数とかのために 自分の萌えと違うものを書いた(書かされた)経験がお有りなんでしょうか。 説得出来ればいいなあって事で、話術は用意していきますねっ。
嘗ては理想を胸に、書きたいものとか好きなものを書きたかったけど、人気という現実の前に絶望して足掻き続けるうちに、人気や売り上げ至上主義になった…… こういう話はどこかでありましたね( それはそれとして、見張りも含めて授恵者ともなれば、首謀者の行動に疑問を感じている者が多いとなると、彼らの中にもベルさんのように誘拐されたドゥジン信徒が含まれるのでしょうか? ドゥジン信仰の輪に関してはパンクリアース学園絡みでしか知らないイメージがあるのですが、そこが目立ちやすいだけであって、他にもそういう輪が点在してもおかしくないでしょうし。 カミンルさんが言う「何でこんな事をした!」という問いかけも、見張りを無力化というか説得し続けるにあたって首謀者に関する情報収集によって動機などが固まってきたら、でしょうか。 改めまして、突入に際しての僕の行動は捜波と透視を使い分けて見張りを確認しつつ、透視でもどうにもならない状況ではサーマルアイに切り替えて探索・索敵を行います。 あとは見張りの気を逸らす為に、リンク2を結んだうえで栗鼠をも使ってみますね。
曰く、どこかのスキンヘッドの方がいいました。 「いいものなら売れるなどというナイーヴな考え方は捨てろ」と( >方針 とりあえず全体的な方針としては、見張りは説得中心。 説得から、黒幕の情報や屋敷内部の情報を得て、同時に索敵だとか潜入だとかになるのかな。 連絡でテレパスを使いたいところですけど、見張りや黒幕まで授恵者だからやめておいた方がいいかな。 相手もテレパス持ってる可能性高いし。 黒幕の説得は、キリアンさんのいう情報収集後から 順序だてて言葉を引っ張りだして、そこを突いていく感じかなぁ?
そんなこともあるのかー お金のために物語を捻じ曲げるようで悲しいね… 説得の方針はそれでいいんじゃないかな? 役に立つかどうかはわからないけど、僕も話術持っていくよ。 あと、見張りの人をどれだけ説得できるかにもよるけど、ヒーラーが僕含めて4人いるから光封縛で強引に首謀者と人質を引き離すこともできるかも? まぁ、僕ら4人全員が光封縛を使えるかはわからないし、説得だけで済むのが一番だから最終手段としてね。
皆様、当依頼にお集まりいただきありがとうございます。 辺境都市群冒険者ギルド職員、ツェレンと申します。 当依頼は明日5/23の12時に出発となります。 今一度、装備、スキル、プレイングのご確認をお願いいたします。 私は同行できませんが、ベルを助けてやってください。 どうかよろしくお願いします!