【帝国】獲物は草人狩り
革酎
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シナリオID:2163
オープニング
深更、ひとりの冒険者がシルトラース帝国東部鎮守都市エスタルの冒険者ギルド支部を訪れた。
まだ年若い青年だ。彼はケルテス・マシューズと名乗った。ここエスタル出身の冒険者で、授恵者に覚醒してから、一年と経っていない。
ケルテスは、何故か全身に無数の細かい傷を負っていた。その彼が呼び鈴を鳴らしてしばらくすると、眠そうな顔つきの受付嬢カリュー・オロストが欠伸を噛み殺しながら、カウンター奥の小部屋から姿を見せた。
「どうかなさいましたか?」
「……援軍が欲しい。俺は、草人狩りだ」
ケルテスの応えを受けて、それまで眠そうにしていたカリューの表情が一気に覚醒し、緊張感を帯びた色へと変じた。
草人狩りの中心人物クライス・アクバーから色々と指導して貰っている、とケルテスは声を潜めて語った。曰く、対草人戦闘ではそれなりの技術を持っていると自負しているらしい。
ところが今夜、南部市街の廃墟に近い住宅地で草人の集団を狩ろうとしたところ、思わぬ邪魔が入った。ケルテスの証言によれば、相当な手練れの戦闘集団だという話であった。
「洗脳下にある生き残り市民が、草人狩り討伐を依頼しているって話を聞いたことがある。そいつらも、その依頼を受けた冒険者達か?」
「いえ……冒険者ギルドは既に草人の正体を把握しており、草人狩りを直接妨害する様な……ましてや本当に攻撃せよという指示は出していません」
カリューは慌てて、現在進行中の依頼リストを確認してみたが、ケルテスを妨害する様な集団は、ひとりとして見当たらなかった。
ということは、生き残り市民が冒険者ギルドを介さずに草人狩り討伐部隊を編成したか、或いは全く違う何者かが介入してきているのか。
これは早急に調査し、対処する必要がある。
カリューは現在冒険者ギルドの建屋内で仮眠を取っている冒険者の頭数を確認し、彼らに対して内々に、件の妨害集団の調査及び討伐依頼を出すと応じた。
●ある男の野望と青の中指
エスタル南部市街の、とある廃墟。
そこにメドゥの指先幹部『青の中指』ジルベルの姿があった。ジルベルは十数名の黒づくめの武装集団と、焚火を囲んでいた。
「草人を餌に使うたぁ、考えたな、青の中指」
武装集団のリーダー格らしき男が、黒い覆面の裏で静かに笑った。ジルベルは焚火にくべていた焼き魚の串を抜き取り、その身を美味そうに齧り始めた。
「なぁ? 放っといても、向こうから来てくれんだろぉ? あいつらぁ単純だからよぉ、草人と見りゃあ何の警戒も無しにのこのこ近づいてきやがる」
だが油断はするな、とジルベルは歯の間に引っかかった小骨を抜き取りながら付け加えた。
リーダー格の男シェド・カレンガンは任せろと胸を張った。
「俺は叔父貴みてぇな間抜けじゃねぇ。ここでしっかり実績残して、絶対にカレンガン派を再興してみせる」
「まぁ、精々頑張んな。俺が態々こうして立ち会ってるんだ。結果出してくれよぉ?」
今から一年以上前、シェドの叔父にあたるタデル・カレンガンという男が冒険者に斃された。タデルはメドゥの指先の末端組織カレンガン派という武装集団の長だった。
シェドは、そのタデルの甥にあたる。既に壊滅の憂き目に遭っているカレンガン派だが、シェドは己の手で再興し、メドゥ傘下のひとつの勢力としてのし上がってやろうと考えていた。
「ところでよぉ、さっき冒険者をひとり、取り逃がしちまったよな。そいつがどうやら冒険者ギルドに駆け込んでいったみてぇだが、もしかしたら増援を呼んでくるかもな」
ジルベルの声は、どこか挑戦的であった。或いは、シェドと彼の部下達を試しているのかも知れない。
シェドはふふんと鼻を鳴らし、問題無いと笑い飛ばした。
「俺とアーモスとで、蹴散らしてやるよ」
巨大な戦斧を担いでいる巨漢が、シェドの呼びかけに応じて不敵に笑った。
髭面が如何にも猛々しい雰囲気を漂わせる男アーモス・ラガト。彼もまた、授恵者であった。
解説
マスターより
リプレイ
復興が徐々に進んでいるとはいえ、破壊の痕跡がまだまだ圧倒的に多く残されているエスタル。
そんな中にあって、草人狩りの活動は常に隠密の一択だ。今宵も草人狩りケルテス・マシューズは、エスタル南部市街に隣接する、とある廃墟群にて数体の草人を秘密裏、且つ迅速に仕留めようと懸命になっていた。
そのケルテスに協力する冒険者達は、全部で六名。
更には冒険者ギルド受付嬢のカリュー・オロストも、ケルテスに協力する冒険者のひとりキオルティスの要請を受けて、今夜の草人狩り現場に出向いていた。
カリュー自身は授恵者ではあるが、戦闘経験に乏しく、主に裏方や事務作業、対人折衝等で冒険者ギルドに貢献している。そのカリューに対してキオルティスが求めたのは、近隣住民の抑え込みであった。
「じゃあ、頼んだよ。住民が戦闘音に気付いて街路に出てきたら、冒険者が現在、草人を襲うメドゥの指先と交戦中だということにして、現場に近づかせない様にね」
「はい。こちらは周辺を巻き込む範囲攻撃型の魔法を使っている最中だから危ないとか何とかいって、適当に誤魔化しておきますね」
暗色のマントを羽織って極力目立たぬ様にと努めるキオルティスに対し、カリューは明るい色合いの服装で笑顔を返す。今夜の彼女は人目を引いてなんぼ、のスタイルだ。
「しっかしなぁ……草人ってのはマジで何なんだよ……」
闇の中でハヤト=ガラン=ヴォルファングが低い声音でぼやいた。草人がクリーパーであることは周知の事実だが、人間の姿をかたどっているというのが何とも厄介だ。正直いって、少々やり辛い。
「元々は人間だったのかも知れませんが……何だか、申し訳ないですね。でも、クリーパーを放置しておく訳にもいきませんし」
今回、範囲火力担当として草人を一掃する役割を担っているルアンナ・ミュラーも、その表情にはいささか複雑な感情が滲んでいる。吸血鬼が相手ならば何の遠慮も無い彼女だが、南部市街の生き残り市民達が愛すべき隣人として親しみを抱いている相手だけに、少なからず躊躇する想いが胸中に去来していた。
その傍らでベルク・オスマットは、身分を隠す為の狐面で顔を隠しつつも、その裏側で何ともいえぬ渋い表情を浮かべて腕を組んでいた。
「白銀虎の半獣人を含む手練れの武装集団……はて、どこか聞き覚えがあるな……いや、指先共もそこまで身軽じゃない筈……でもあのデブ北は帝国、南は王国の砂漠までフットワーク軽く暴れてるよな、そういえば」
考えれば考える程、謎の襲撃者共はメドゥの指先に思えて仕方が無い。
ケン・Z・ブラッドリーに至っては、もう間違い無くその襲撃者共はメドゥの指先だろうと断定していた。
「草人狩りを襲う集団……ねぇ……何か臭うな」
ケルテスの目撃証言から鑑みても、謎の襲撃者達がメドゥの指先であると断言して良さそうだ。しかし一体、何を目的としてこのエスタルに現れたというのだろうか。
現れればその場で撃退する腹積もりではあったが、裏に何か別の魂胆が潜んでいる様にも思えてしまい、多少の不安がケンの脳裏に渦巻いていた。
しかしただひとり、アルベルト・V・シュタールシュヴェーアトだけは何の迷いも躊躇も見せていない。敵が草人であれメドゥの指先であれ、敵ならば斃すという単純な思考で臨んでいた。
「しかし、いつもの口上は少し考えないといかんかな」
毎度の例であれば、草人共め、貴様を殲滅すると声高に宣言するところであろうが、今回はメドゥの指先が草人を襲撃しているところに介入するという茶番をやってのける必要がある。
「ま……要は下手なことを口走らなければそれで良いって訳だな」
アルベルトは鞘から得物を引き抜いた。いよいよ、作戦開始である。
●利用し、利用される
今回の第一目標は、飽くまで標的たる草人共の殲滅だ。
謎の襲撃者は、現れれば対処するという程度の相手に過ぎない。だが単純にどちらが手強いかといえば、明らかに後者だ。それだけに、火力配分が少々悩ましい。
「まぁ四の五のいっても始まらねぇか……ケン、草人共の配置、分かるか?」
「ちょっと待ってくれ……よし、大体分かった」
ハヤトに乞われて、ケンはカリューから借りていた現場周辺の見取り図に天眼で観察した草人の配置を手早く書き込んでいった。
「そういや、閃光塗弾をどこかにセットしてあるんだっけ?」
「うむ、一応ベルク=タークの脚でも引いて発動出来る様に仕掛けてはあるが……」
ハヤトからの問いに、ベルクは狐面の裏で頷き返したが、機能するかどうかは非常に怪しい。愛馬ベルク=タークは戦闘用の特殊訓練を受けた訳でも無く、ましてやエーテルリンクで繋がっている訳でも無い。期待した様な効果はまず得られないと考えて良さそうだ。
「兎に角、草人を一カ所に集めよう。それにしても草人で撒き餌……美しくない心だし、最低だけど、それを逆手に取られる連中の顔も見ものだね」
キオルティスは細剣と暗針を手にして、右手側の闇へと消えた。次いでベルクが左手の闇へと走り、最後にハヤトが中央を突き進む。
三人は得意とする機動力戦術で、ばらけている草人を廃墟の中の開けた一角へと追い込んでゆく。草人は人間に対して積極的に攻撃することはおろか、個体によっては反撃すらせずに、ただ逃げ回るという行動に終始することが少なくないと聞いている。
今回の標的たる草人達もハヤト、キオルティス、ベルクが仕掛ける半ば脅しの様な機動力攻撃には何の対処もせず、冒険者達の狙い通りに件の開けた空間へと追い込まれてゆく。
「成程、確かにこれは、狩りだな」
次第に標的空間へと集まってくる草人達を漠然と眺めながら、ケンは思わず口の中で呟いた。普通、クリーパー相手にここまで楽な戦闘は考えられない。こちらが一方的に相手を仕留めるのだから、矢張りこれは戦闘ではなく、狩りと呼ぶべきだ。
そういう意味ではケルテスやクライス・アクバー達が草人狩りを自称しているのは、言い得て妙であろう。
「集まりましたね……では、遠慮無く」
ルアンナは、キオルティスが光塊を放って草人共の動きを一瞬封じたところで、魔力の奔流を放った。タイダルストリームは轟音を伴う範囲魔術攻撃である為、相当な大音量が付近一帯に響き渡った。
しかし既にカリューが、近隣住民を上手く抑えにかかっている。少々派手に暴れたところで、住民達から目の敵にされる心配は無かった。
大半の草人がルアンナの強大な魔力に斃れたが、まだ二体、辛うじて踏ん張っている。そこにアルベルトが一気に間合いを詰めて刃を振るった。
「メドゥの指先共めッ! 貴様らを殲滅するッ!」
敢えて、その様に叫んだ。
現在アルベルト達が戦っている相手は飽くまでもテロリストであり、草人ではないことをアピールする為だ。襲撃者と思しきメドゥの指先共にすれば、それこそ良い面の皮だろう。
だが、嘘から出た実、という訳でもなかったが、そこへ本当にメドゥの指先と思しき謎の襲撃者達が一斉に姿を現した。
「随分と良い様に利用してくれたな……まぁでもそいつぁ、お互い様か」
首領格と思しき剣士が、草人が全て斃された空き地の中央に踏み込んできて苦笑を浮かべた。男は、シェド・カレンガンと名乗った。
「お前達にゃあ恨みはねぇが、カレンガン派再起の為の生贄になって貰うぜ」
シェドの宣戦布告と同時に、彼の部下が一斉に、冒険者達に躍りかかった。
●動き出す青の中指
ケンの前には、髭面の戦斧使いが立ちはだかる。男は、アーモス・ラガトと名乗った。
「飛んで火にいる何とやらってな……逆に狩らせて貰うぜ」
「ふん……ほざけッ!」
アーモスは全てを薙ぎ倒す勢いでケンに迫る。他のテロリスト共はアーモスの振るう戦斧の余波を恐れてか、敢えて間合いには入ってこようとはしない。だがそれは、ケンにとっては極めて都合が良かった。余計な手出しをされる前に、目の前の敵を仕留めてしまいたいというのがケンの本音だった。
一方、シェドに対してはアルベルトが真っ向勝負を挑んでいた。
「シェド・カレンガンとかいったな……貴様を斬るッ!」
「出来るものなら、やってみなッ!」
雷が迸る勢いの刃がシェドに迫った。シェドは辛うじて躱したが、アルベルトが放つ斬撃速度はシェドの予測を遥かに上回り、決して深くはないものの、それなりの打撃となってシェドの脇腹に傷を残した。
一方、他の冒険者達はシェドの部下達への対処に廻ったが、そんな中でルアンナが、広間の片隅で呑気に戦況を眺めている白銀虎の半獣人に目ざとく気づいた。
「あ! 貴方のその顔は話に聞いています。青の……何指でしたっけ?」
「後ろ指だよ」
その男、メドゥの指先幹部『青の中指』ジルベルは冗談めかして笑った。しかしハヤトやベルクは、シェドの部下達を相手に大立ち回りを演じながらも、うんざりした表情を見せた。
「またおめぇかよ……今回は何企んでやがるんだぁ?」
「やっぱりジルベルだったか……この間は大森林に居ただろう? 頼むから帝国には出てこずに、森林に引っ込んでおいてくれ。面倒臭いから」
などといったハヤトとベルクのクレームに対し、ジルベルは、
「ご意見ご要望はメドゥの指先お客様係までどうぞ」
と、全く意味不明な台詞で応酬していた。
しかし今のところ、ジルベル自身は戦闘に加わってくる様子は無い。ジルベルの実力を知るハヤトは、このまま黙って観戦に徹していろと内心で低く唸った。
そのジルベル不参戦は、シェドやアーモスにとっては地味に痛手となって響き始めた。
シェドとアルベルト、アーモスとケンの一対一の勝負は最初のうちは互角に展開していたものの、次第に冒険者が押し始めてきた。
一方ハヤト、ベルク、キオルティスの三人はルアンナの攻撃魔法の支援を受けつつ、シェドの部下達を次々に仕留めていった。
ハヤトの格闘術と忍刀を駆使した三段連撃、ベルクの脚力を活かした超高速戦闘、キオルティスの間合いを自在に操る変幻戦術が下っ端共を圧倒し、そこへルアンナの的確に射貫く魔力が加わったものだから、ものの数分でその全てを斃し切った。
だがシェドもアーモスも、部下達の敗北に悔しがる余裕はない。アルベルトとケンの実力に手を焼くどころの話では収まらず、完全に圧倒され始めていたからだ。
先に斃れたのは、アーモスの方だった。ケンの意外な程に優秀な回避能力に加え、利き腕を徹底して攻める戦術にまんまと翻弄され、最終的には自慢の得物である戦斧が却って重荷になるという無様な展開へと導かれていった。
「武士の情けだ。最後は戦士として仕留めてやる」
ケンは、尚も轟然と吠えるアーモスの太い首を、一刀のもとに斬り落とした。
一方シェドは、アルベルトの鋭い剣戟を浴びつつも辛うじて持ち堪えていた。が、アーモスが斃されたことで気力が萎えたのか、その後は防戦一方に陥っていた。
「あ、青の中指ッ! 手を、手を貸してくれッ!」
そして遂にシェドは、泣き言を口走った。
「やれやれ……しょうがねぇなぁ」
ここで漸くジルベルは、のっそりと腰を上げた。その面は妙に、嬉しそうであった。
●次なる戦いの予感
最初に反応したのは、ケンだ。
「良い加減、悪さすんのやめようぜ」
アーモスを撃破した勢いそのままに、のんびり構えるジルベルとの間合いを詰めると、愛用の太刀を容赦無く浴びせかけた。が、その軌道が途中で止まる。ジルベルが手にした枝分かれ型の武器(詳細は不明だが、シャルガネの十手の改良版らしい)がケンの刃を絡める様にして受け止めていたのである。
と思った次の瞬間には、真下から蹴りが飛んできた。ジルベルは二刀流である上に、蹴り技まで駆使する。彼に敵対する者は攻撃手段を万が一にも封じられてしまった場合には、為す術も無く二段攻撃を浴びてしまう破目に陥るという訳だ。
ケンは辛うじて改良十手の隙間から刃を引き抜いて、慌てて後退した。だが今の一連の攻防で、ジルベル相手に手数が少ないということは致命的な弱点と化す事実を悟った。
ならばとルアンナが無数の光弾を召喚し、ジルベルの長身に叩きつけた。ジルベルはそれらの光弾による包囲を躱すこともなく、一方的にその身に受けた――が、平然と佇んでいる。打撃を被っている様には、到底見えなかった。
「こいつは……厄介だね」
次いでキオルティスが光塊を放ってみたが、これもジルベルは真正面から受けたものの、まるで動じる様子が無い。とんでもないタフさだ。
「そういやぁてめぇ……壊密宗の肉体改造を受けたって話だったな」
ここでハヤトが漸く、思い出した様に低く唸った。多くの冒険者は帝国崩壊直後から比較すると随分成長しているのだが、ジルベルは更にその上を行く形で恐るべき肉体強化改造を受けたという話を、どこかで聞いた覚えがあった。
しかしジルベルは、さあ何の話かねぇと白々しくとぼけるばかりである。
「まぁ良いじゃねぇか。今日はお前さん達の勝ちだ。草人も斃せたし、万々歳で良いんじゃねぇの?」
からりと笑うジルベル。と思った次の瞬間には、その場は眩い閃光に覆われた。
冒険者達は拙い、と喉の奥で唸った。閃光塗弾である。
直後、気配が幾つか消えた。光が収まり、視界が回復した時には、ジルベルとシェドの姿は無かった。
「してやられましたね……こちらが使う手は、敵もまた使い得る……基本中の基本でした。でも、次に会った時は、貴方の中指を斬り落として差し上げますね」
ルアンナの宣戦布告は果たして、ジルベルの耳に届いていたのかどうか。
だが、相手に伝わっていようがいまいが、そんなことはどうでも良い。これはいわば、ルアンナが自らに課したひとつの宿命といって良かった。
「仕留め損ねたか……まぁ良い。次に会った時こそ、確実に斃す」
アルベルトは、得物を鞘に収めた。
首領とジルベルは取り逃がしたが、標的たる草人は全て斃し、テロリストもほぼ壊滅させた。十分過ぎる戦果だといえるだろう。
エスタル市内の、どこか。
すっかり憔悴した様子のシェドは、少しずつ明るさが増しつつある東の空をのんびりと眺めているジルベルに申し訳無さそうな表情を向けた。
「カレンガン派の再起は、もう無理だろうか……」
「うん、そうだなぁ。流石に二連敗ってのはどうもなぁ」
しかし応じるジルベルは、然程に悲観した様子は見せていない。所詮は他人事だから、か。だがここでジルベルは、予想外の台詞を口にした。
「身を寄せるとこがねぇなら、シャルガネの鬼一さんとこにでも行くか? 実は今、天陽道の方から人材リクルートの話を持ち掛けられててさぁ」
ニヤリと笑うジルベルに、シェドはすがる様な顔つきで頼むと頭を下げた。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準6 / 4〜6人
2022年05月23日 09時22分14秒 公開
相談掲示板
ウォーリアのアルベルト・V・シュタールシュヴェーアトだ。 よろしくな。 今回は草人の後で、シェドって奴を斬りに行くつもりだぜ!
キャスターのルアンナです、よろしくお願いします。 真夜中の戦いですし、あまり長引かせたくないですね。一気に範囲魔法で攻めちゃって良いですか?
シーフのキオルティス。キオでもルティスでもお気軽に。 今回は宜しくね。 えっとまず。真夜中の廃墟近くとは言え、住宅地に程ないと言うこと。 これを考えると戦闘音にて付近の住民が集まる可能性があるね。 草人は住民にとって決して脅威ではなく、友好の友であること、 また茶々を入れてくる敵は冒険者であるマシューさんをも撤退させた者であること、 これを考えると、一連の戦闘行為の最中に住民に集まられると 此方にとってはデメリットでしかないワケだよね? …とすると、自ずから、隠密戦闘で有る必要性がまず1つ。 住民から見て、草人に俺たちは手を掛けていないことが1つ。 万が一にでもその他の脅威が有る際は住民たちをも守るべきことが1つ。 以上は必須ではないかな、と思ったりしてるけれど、皆的にはどうだろう。 他の脅威があるかはPL情報であり『確定』ではないのだから どうにも出来ないかもしれない。 でも草人狩りに関しては、住民たちにとっては『友』や『家族』である者を 俺たちが狩ることになるかもしれない=極力その場面を住民に見せないよう 振舞うのは自然じゃないかな…と思ったり。 現場にふらふら住民が現れなければ、仮に他の脅威が来ても 人質なんかに取られたりするデメリットを防げるか…と。
顔出しが遅くなってすまん ウォーリアーのケンだ そうだな 真夜中ってなると戦闘音で人が集まってしまう可能性を考えると隠密戦闘か範囲攻撃で短時間に撃破するのが望ましいだろうな あと、草人以外の驚異に関しては、すでにマシューズから報告でそういった妨害する連中がいて今回の依頼はその妨害に対する支援要請で起きてるものだから詳細はわからんくても何かしらの脅威がある知っている(PC情報)状態での依頼だと思うから対策を考えていても大丈夫だろう 生き残りのマシューズがいるんだから襲ってきた集団の中にいるであろうシェドとアーモスのことくらいはわかってるかもしれないけどな メンツとしては ウォーリアー×2 シーフ×3 キャスター×1 って感じか そうなるとまずは、キャスター以外で草人を包囲して押し込みキャスターの範囲攻撃を皮切りに他のメンツも範囲攻撃で一気に攻めるって感じが良いか? んでもって他の驚異に関しては詳細はPL情報としておいても出てくりゃわかるだろうから面倒なのはシェドとアーモスってのは確定でジルベルが出張ってくるかがはっきりしない感じか? とりあえず、アルベルトがシェドに当たるっていうのなら俺がアーモスの相手に回るべきだな 俺とアルベルトが厄介なの抑えてる間に他のみんなが残りの襲撃者を撃破もしくは捕縛と住民が出てきたらその安全確保って感じが理想? あとは出てくるかわからないジルベルだがぶっちゃけジルベルが出てきてくれれば「てめぇら、メドゥの手先だな」って言って無効を悪者断定できるんだがな あとはなんだかんだと因縁ありそうなハヤトがジルベルをおびき出して対応ってのもありか?
おーっす! 遅くなっちまってすまねぇな。 ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! そーだな、みんなも言うように草人は速攻で片付けちまった方が良いだろーから前衛陣で追い立てながら狩ってキャスターでズドンってのが良さそうだな。 アルベルトとケンがそれぞれシェドとアーモスって奴らを抑えてくれんならそれ以外をちゃっちゃとぶっ斃すぜ! ジルベルの奴は厄介だろーから向こうが積極的に仕掛けてこねーならわざわざ誘き出す必要もねーかと思ってんぜ!
顔出しが直前になって申し訳ない。 草人は速攻で殲滅だな、了解だ。 メドゥ組はハヤト殿を手伝ってその他の奴等を相手するとしよう。 ジルベルは眺めてるだけなら放置で(
あーたしかに無理にジルベルおびき寄せる他方が対応が面倒か んじゃ、ジルベルが出たときはハヤトがなんとかするって感じで 方針を完結にまとめると 邪魔が入る前に草人を速攻片付ける 先頭集団が出てきたら、シェドをアルベルト、ケンがアーモスを抑え、その間に他の敵を掃討 ジルベルが出てきたらハヤトが対応 って感じで合ってるかな? 草人をどう片付けるかは俺が言ったキャスター以外で方して囲い込み範囲攻撃で一気に仕留めるって感じいいのならそれも含めて俺のプレイングでかいておくがどうかな?
>草人 ケンさんの挙げて下さった方法で良いんじゃないかな。 ただ、どんな風に集まっているかが分からない=広範囲に渡って点在していた場合は 臨機応変に倒しながら誘導も兼ねる…とか、少し間口を広げた方が良いかな、と。 >PL及びPC情報/戦闘集団 そっか、そうだね。有難う、ケンさん! 確かに謎の戦闘集団にマシューズさんは被害に在ってるし…何より今読み返したら 『謎の戦闘集団の撃退も任務として含まれています』って在ったよ(苦笑 何だか1人であたふたなってて申し訳ない。 それなら俺は捜波・改を持って行きたいと思う。 どれだけ脅威が居るのか、暗闇の中で何処に居るのか…知っておいて 損は無いと思うからね。勿論、分かった敵位置などの情報は共有するよ。 情報共有の方法は…んー声掛けなんかでも良いけど、閃光塗弾を使った 敵位置把握の方が誰でも見れるし良いかな。
んじゃぁ・・・・ 邪魔が入る前に草人を速攻片付ける 理想はキャスター以外で囲い込んで追い込み範囲攻撃で一気に掃討 戦闘集団が出てきたら、シェドをアルベルト、ケンがアーモスを抑え、その間に他の敵を掃討 ジルベルが出てきたらハヤトが対応 って感じかな?
おう!そんな感じで了解したぜ!!