【花戦】シャルガネ最速伝説
おおくまねこ
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シナリオID:2122
オープニング
●
「おい、花戦しろよ。俺は今月の小遣い全部と、かーちゃんを賭けるぜ!」
「面白い、その勝負乗ってやろう! だがお前の母などいらん! お前が持っている美人女将アカネさんの絵草紙をよこせ!」
「分かった、ならその代わり、お前には俺の宝物に見合うものを賭けて貰うぜ! お前には7才年上のお姉さんがいたはずだ。彼女とのデート権を賭けてもらう!」
「よかろう! 賭け成立だ!」
ここは辺境都市群、シャルガネにある隠れ里の一つ、『五里』。密林に囲まれた知る人ぞ知る秘境である。この時期、この里では花戦が盛んに行われている。婿選び(花戦が強いと男女問わずとてもモテる)、賭け事、略式裁判……この時期の争い事はだいたい花戦でケリをつけるのがこの里の伝統だった。
「勝負はもちろん……アレだな?」
「ああ、この街の伝統に則り、『ウホウホレース』で行う!」
ウホウホレースとは、ゴリラに乗って行うレースである。厳密にはゴリラではなく、この街で飼育されている非常に足の速い魔獣『霊獣ウホウホ』を使用する。この里の住民達はみな子供の頃から霊獣ウホウホの騎乗に慣れ親しんでいる一流の魔獣ライダーなのだ。
「いっけー! ウホウホトルネード!」
「フハハハ! 叩き潰せ! ギガントG!」
「おい、あっちでも花戦やってるぞ!」
「あのガキ共、なかなかのウホウホ捌きだな! どっちが勝つか賭けようぜ!」
今日も里では、至るところで花戦に興じる人々の歓声が聞こえる。そして、そんな里の様子を興味深そうに眺めている少年が一人。
「面白い所だなあ。次の花戦はここでやろうかな?」
●
「トーリから挑戦状が届いたわ! 場所はシャルガネの隠れ里、五里よ!」
冒険者ギルドの受付嬢ヨルダはごぉんと銅鑼を鳴らした。近頃世間を騒がされているアカネとウィリアム王子の誘拐犯、桃李がシャルガネのとある村に姿を現したのだ。
「トーリはウホウホレースでの勝負をギルドに要求しているの。もしレースで勝てばウィリアム王子を返すかもしれない、と言っているわ。ウホウホレースは五里に伝わる伝統的な花戦の方法だそうです。通常ゴリラを乗りこなすには数年の訓練が必要だけど、授恵者なら数日のトレーニングでウホウホに乗れるようになるそうよ」
なんか受付嬢がウホウホ言い始めた。発情期かな? その場にいた冒険者の一人がそんな不届きなことを考えていると、受付嬢からチョークが飛んできた。
「ルールについては、別途資料を参照してちょうだい。流れ弾で多少ウィリアム王子が怪我をしても大丈夫よ。ウィリアム王子はトーリにおんぶされてるから、後ろからなら誰がやったか多分わからないし」
けっこう過激なことを言う受付嬢。余談だが、後日彼女はアナンディーンから厳重注意を受けたという。
「レースはかなり激しいものになると思うけど、ルールやマナーはしっかり守ってね。健闘を祈るわ!」
「おい、花戦しろよ。俺は今月の小遣い全部と、かーちゃんを賭けるぜ!」
「面白い、その勝負乗ってやろう! だがお前の母などいらん! お前が持っている美人女将アカネさんの絵草紙をよこせ!」
「分かった、ならその代わり、お前には俺の宝物に見合うものを賭けて貰うぜ! お前には7才年上のお姉さんがいたはずだ。彼女とのデート権を賭けてもらう!」
「よかろう! 賭け成立だ!」
ここは辺境都市群、シャルガネにある隠れ里の一つ、『五里』。密林に囲まれた知る人ぞ知る秘境である。この時期、この里では花戦が盛んに行われている。婿選び(花戦が強いと男女問わずとてもモテる)、賭け事、略式裁判……この時期の争い事はだいたい花戦でケリをつけるのがこの里の伝統だった。
「勝負はもちろん……アレだな?」
「ああ、この街の伝統に則り、『ウホウホレース』で行う!」
ウホウホレースとは、ゴリラに乗って行うレースである。厳密にはゴリラではなく、この街で飼育されている非常に足の速い魔獣『霊獣ウホウホ』を使用する。この里の住民達はみな子供の頃から霊獣ウホウホの騎乗に慣れ親しんでいる一流の魔獣ライダーなのだ。
「いっけー! ウホウホトルネード!」
「フハハハ! 叩き潰せ! ギガントG!」
「おい、あっちでも花戦やってるぞ!」
「あのガキ共、なかなかのウホウホ捌きだな! どっちが勝つか賭けようぜ!」
今日も里では、至るところで花戦に興じる人々の歓声が聞こえる。そして、そんな里の様子を興味深そうに眺めている少年が一人。
「面白い所だなあ。次の花戦はここでやろうかな?」
●
「トーリから挑戦状が届いたわ! 場所はシャルガネの隠れ里、五里よ!」
冒険者ギルドの受付嬢ヨルダはごぉんと銅鑼を鳴らした。近頃世間を騒がされているアカネとウィリアム王子の誘拐犯、桃李がシャルガネのとある村に姿を現したのだ。
「トーリはウホウホレースでの勝負をギルドに要求しているの。もしレースで勝てばウィリアム王子を返すかもしれない、と言っているわ。ウホウホレースは五里に伝わる伝統的な花戦の方法だそうです。通常ゴリラを乗りこなすには数年の訓練が必要だけど、授恵者なら数日のトレーニングでウホウホに乗れるようになるそうよ」
なんか受付嬢がウホウホ言い始めた。発情期かな? その場にいた冒険者の一人がそんな不届きなことを考えていると、受付嬢からチョークが飛んできた。
「ルールについては、別途資料を参照してちょうだい。流れ弾で多少ウィリアム王子が怪我をしても大丈夫よ。ウィリアム王子はトーリにおんぶされてるから、後ろからなら誰がやったか多分わからないし」
けっこう過激なことを言う受付嬢。余談だが、後日彼女はアナンディーンから厳重注意を受けたという。
「レースはかなり激しいものになると思うけど、ルールやマナーはしっかり守ってね。健闘を祈るわ!」
解説
目標:花戦『ウホウホレース』に勝利する。
舞台:シャルガネ自治区辺境の隠れ里、五里
状況:ウィリアムとアカネを花嫁に指名したトーリはシャルガネ自治区辺境の村、『五里』に出現しました。トーリは二人を返してほしければ、この街に伝わる花戦である『ウホウホレース』で勝負しろと冒険者達に要求しています。
●花戦『ウホウホレース』のルール
トーリは花嫁であるウィリアム王子をおんぶして走る。トーリが出発して1ラウンド後、冒険者達は彼を追う。トーリより冒険者が一人でも先にゴールできれば勝ち。なお、ゴールはスタート地点より300へクス先にあり、コースは障害物の無い楕円型である。
トーリの移動力:5
トーリのINT:20(ウホウホは乗り手と同じ順番で行動する)
トーリの使用するスキル:
マッハダッシュ(仮)
スキル効果値の分まで移動を行うことができる。
タイミング:サブアクション
スキル効果値:10
使用回数:3回
ハイパーダッシュ(仮)
移動力を2倍にしてサブアクションの移動を行う。垂直方向への移動も可能。
タイミング:サブアクション
使用条件:なし
使用回数:4回
ウルトラダッシュ(仮)
近接で【突撃】攻撃を行い、命中した場合吹飛:6の効果を発動する。
タイミング:メインアクション
使用条件:なし
使用回数:4回
その他、状況に応じてパンチやキックを使います。
●霊獣ウホウホ
・希望者は騎乗用の魔獣、『霊獣ウホウホ』を借り受けることができる。霊獣ウホウホはフル装備の冒険者一名を乗せた状態で移動力10(メインアクション)で走行できる。
・ウホウホは『チャージング』『エアーライド』『ドラゴンチャリオッツ』の内どれか一つを、試合中一度だけスキル効果値:移動力:吹飛を6/5/5として使用できる。
※各一回ではなくどれか一つだけ。命中判定が存在するものはウホウホの数値を用いて命中判定を行う。
・霊獣ウホウホはそれなりに頑丈だが、トーリやウィリアムに2、3発殴られると走行不能となる。
・生身で走ることは特に禁止されていない。
・武器の使用及び、攻撃スキルは発動禁止。ダメージが発生しないスキルの使用は合法。破った場合は即失格となり、トーリの勝利となる。
・背後や頭上からトーリを攻撃した場合、高確率でウィリアムに命中する。
・ウィリアムは基本何もしないが、自身にダメージが発生した場合はトーリに協力するようになる。なお、ウィリアムは丸腰である。
マスターより
こんにちは。おおくまねこです。闇のゲームの始まりだぜ! 花戦には色々なルールがあるそうですが、本シナリオはライディング花戦です。
レースシナリオをやりたいと思い、喧嘩神輿とか人力車とか色々考えたんですが、乗り物が絡むと破壊のルールがめんどくさい、ただ走るだけでウィリアムを攻撃できないのは多分つまらない、という理由で魔獣に乗って戦うレースになりました。
本シナリオのMVPは「一位でゴールした方」のみとなります。MVPになった方は(レイウェストを差し置いて)『ウィリアムの花婿』の称号が与えられます。ウィリアム本体は貰えません。称号だけです。
その為、重力場などの対象識別効果を持つスキルを使用したい場合、冒険者を対象から外すかどうかははっきりお書きください。今回はレースで一位=MVPの為、冒険者同士の妨害行為もある程度は許容します(故意にシナリオを失敗させるような妨害行為はダメです)。
リプレイ
●
「みんな僕を取り戻そうとやる気に満ち溢れているね。美しいご婦人が多くて嬉しい限りだよ」
ホンモノの王子だけあり、自己肯定感が高いウィリアムは冒険者達を見て満足そうに笑った。
「さあ、この花嫁を返してほしければ、ウホウホレースで僕と勝負しろ!」
トーリは不敵に笑うと、ウィリアムをおんぶした。トーリは見た目は十代の少年に見えるが、身長が195cmもあるウィリアムを背負った状態でも重心が全くブレていない。その佇まいは冒険者達に彼の実力の高さを想像させた。
「いいでしょう、愛があれば性別や種族そして年齢など関係がありません。その儀式として我々との勝負が必要とあればお相手して差し上げるのみです」
シルク・メイプルリーフはレンタルしたゴリラ型霊獣ウホウホに跨り、慈愛に満ちた微笑みを浮かべた。ちなみに軽量化を目的としているのか、服装はなぜか艶やかな水着であった。
「ぶっちゃけ王子が花嫁にされるとかはどーでもいいが、アカネも拐われてるとなると黙っちゃいられねーからな!」
ハヤト=ガラン=ヴォルファングはぴょぴょんと軽く飛び跳ね、ウォームアップをしていた。彼はウィリアムは割とどうでもよく、ただスピード勝負と聞いてこの場に馳せ参じたのであった。どちらかと言えば、水着からこぼれているシルクの胸の谷間と下乳の方が気になる今日この頃だ。
(レースが始まったらどうなっちまうんだ……? ゴクリ。他にも巨乳ちゃんが併走してたら気が散るかもしれねーし、事前にチェックしとくか)
ハヤトは精神を集中し、自らの知覚を拡大させた。五感を総動員して頭上から周囲を俯瞰しているような視点を得るスキル、『天眼』発動である。
ラティア・ミゼリアは謎の視線を感じ、きょろきょろと回りを見渡した。ラティアは色々と大きいので、男性の邪な視線に晒されることがたまにあるのだ。だが、特にラティアの胸を凝視しているような怪しい人物は見当たらなかった。……いたけど気付かれなかったのだ。
「ど、どうせ走るなら、ただ勝負に勝つだけでなく、一着でゴールしたいところ……なんですけど、まあ、私じゃ無理ですよね……って、やる前から負けてちゃだめ、やる前から負けてちゃだめ……」
ブツブツと独り言を漏らすラティア。そんな彼女の傍らでは、ペットのうさぎがウロウロしていた。ラティアはうさぎをそっとモフモフした後、ニンジンスティックを足元に置いた。
「……よし、クーデリア、私、頑張るね……! おやつを食べて待ってて!」
「王子と殿下の仲を切り裂こうなんて、神でも許しません! トーリさんなど公式カプへの当て馬に過ぎないと分からせてあげます。この障害で王子と(レイウェスト)殿下の恋はさらに燃え上がりますよぉ!」
ギーゼラはやる気に満ち溢れていた。本人を前にしてウィリアム×レイウェストとか言っちゃうと、聞かれる相手次第では投獄もありえるのだが、ウィリアムは王家の中でもフリーダムな枠の人なので大丈夫だろう。当のウィリアムは聞こえなかったフリでもしているのか、穏やかに微笑みを浮かべている。
「最速を名乗られたからには相手しないわけにはまいりませぬ。この『ハイスピードキャスター』バンビの俊足、存分にご覧に入れましょう」
バンビはトーリに近づき、ガンを飛ばした。速さ勝負とあっては捨て置けぬと、シャルガネまで遥々やってきたのだ。
「さあ、みんな準備はいいかな? じゃあ始めようか」
ウホウホへの騎乗は、シルク、ギーゼラ、バンビが希望した。ハヤト、ベアトリーチェ・カロッサ、ラティアは生身で走るつもりのようだ。
「残りの人達は生身か。相当足に自信があるんだろうね。楽しみだなぁ。ゴールは1500メートル先だ。じゃあ始めるよ!」
「花戦開始ィイイイイ!」
審判の合図と共にトーリはスタートし、あっという間に100メートルほど遠くまで離れた。トーリには約5秒間のハンデが与えられている。このリードを覆し、彼より先にゴールできるかどうかを競うのが、花戦なのだ。
「流石に速えな……! あのデカい王子を背負ってあの速さかよ! 相手にとって不足はねえぜ!」
ハヤトは獰猛な笑みを浮かべると、大地を勢いよく蹴った。凄まじい脚力で一気にトップスピードまで加速したハヤトの速さは、地脈を縮め、瞬間移動したのかと思わせるほどの速度だ。さらにそこからエーテルで限界以上に加速し、ハヤトは開始後数秒でトーリを追い越した。
「おらぁ!」
「嘘っ!?」
「ほう……!」
天狼の残像を己の前に見たトーリは驚愕の表情を浮かべた。その背中におぶわれているウィリアムも目を見開いている。
「激しいレースになりそうではありますけど……レースはレース。クリーパーと戦うよりは危険は少ないはず。これなら私でも……!」
ラティアはウホウホには乗らず生身で走行を開始した。シーフの二人には流石に劣るが、彼女はこのメンバーの中では三本の指に入る健脚だ。快調にスタートを切り、トーリとの距離を縮めた。
「人をおんぶしてあの速さ!? あんなの普通の人じゃムリ、というか授恵者でもそんなのムズイじゃん!!」
ベアトリーチェはトーリの健脚っぷりに驚きつつも、自身もとてつもない速度でスタートダッシュし、数秒でトーリに追いついた。
「後ろからもう一人!?」
「面白くなってきたね。頑張れ!」
トーリは驚いたが、背中のウィリアムは呑気なもので、にこにことベアトリーチェに手を振っていた。
「やるね! けど、僕の前は走らせないよ!」
トーリはニヤリと笑うと、急加速してハヤトと距離を縮め、後ろからハヤトにタックルを仕掛けてきた。トーリの恐るべき速度に、体格に恵まれたウィリアムの体重が上乗せされた強烈な一撃。直撃すれば転倒は免れまい。
「そう簡単にやれねぇよ!」
だが、ハヤトは真後ろの死角から放たれた勢いをギリギリで回避した。全神経を研ぎ澄ませていたハヤトは、後ろにいたトーリの動きもちゃんと把握していたのだ。タックル自体はハヤトに躱されてしまったが、再びハヤトを追い抜いたトーリはリードを守ったまま疾走する。ハヤトは驚異的なバランス感覚ですぐに態勢を立て直し、再びトーリを追った。
「ウホウホさん、ロケットスタートです!」
「ウホォ!」
シルクはウホウホの背中をぺちぺち叩く。すると、奮起したウホウホは急激に加速し、一気にトーリとの距離を縮めた。さらに移動をウホウホに一任していたおかげで手の空いていたシルクはトーリに向かって光縛封を発動――できなかった。
「あ。武器を持ってくるのを忘れてしまいましたわ」
「フフフフフ、僕の為に頑張って走ってくれるなんて、可愛らしい生き物じゃないですかぁ!」
ギーゼラはウホウホに乗って駆け出した。ギーゼラはこの勝負が始まる前、ウホウホと一緒にお散歩をして親睦を深めている。もうこの子とはお友達だ。
「よし、いい感じだぜ!」
トーリの振り切ったハヤトは先頭を独走していた。だがトーリがこのまま終わるはずもない。後ろにいる冒険者達はウィリアムの奪還を確実なものとすべく、色々と策謀を巡らせていた。
「彼の後ろに……」
特にスキルも使わずに普通に走っていたラティアはトーリに追いついた。その気になれば追い抜くこともできそうだったが、ラティアはあえてペースを緩め、彼の後ろに張り付いた。ウィリアム王子が笑いかけてきたが、至近距離ロイヤルイケメンに耐えかねたラティアはつい目を逸らしてしまった。ちなみに武器はレースに持ち込んでいる。事前に確認したところ、使わなければ装備はOKとのことだった。
「妨害されるのが怖いわね。隠れちゃおっと」
ベアトリーチェは気配を断った。周りの人間には彼女が突然消えたように見えるだろう。この状態で乱戦に巻き込まれることを避けた疾風速を十二連打し、ゴール前で姿を現して一着でゴールする。それがベアトリーチェの計画だ。
「名付けて。ベアトワープ……!」
「ふふふ、光縛封です。もっと僕と距離を縮めましょうよ!」
ギーゼラは肉叩きを構え、光縛封を発射した。射程ギリギリだったがなんとか光の結界はトーリ&ウィリアムの眼前に出現し、真後ろに張り付いていたラティアごと閉じ込めることに成功した。
「くそっ! やられた!」
「トーリさん、あなたはここから出しません!」
ここがチャンスと見たラティアはウィリアムにしがみついた。このまま光縛封から出さなければ冒険者側の勝利はほぼ確定だからだ。そして、『花婿』であるトーリはウィリアムをおんぶした状態でしか、ゴールは認められない。
「くそっ! やられた! 離せー!」
「やめるんだ! 僕のことで争わないでくれ!」
二人に引っ張られているウィリアムは何故かノリノリだ。トーリは開いている上から脱出を図ろうとしたが、流石にウィリアムとラティアの二人分の体重を抱えたまま垂直に数十メートル飛び上がることはできなかった。
「ウホウホさん、今です!」
「ウッホォーッ!」
シルクの呼びかけに応え、ウホウホは背中におぶさっていたシルクを両手で担ぎ上げた。なんとウホウホはそのままシルクを力強くスロウ。投げ飛ばした!
「とうっ!」
なんとかバランスを崩さずに着地したシルクはそのまま生身で駆け出した。なりふり構わずに水着一丁でレースに参加したシルクはとても速い。スキル無しの単純なスピードだけならば、シーフであるベアトリーチェにも勝るほどであった。あっというまにトップスピードに達したシルクはトーリとラティアを抜き去り、三位に躍り出た。
(シルク!? やべえ、揺れてる、すごい揺れてる)
背後から迫るシルクの胸元でたゆんたゆんと揺れる豊満な果実を、ハヤトはちらちらと振り返って確認しつつ、天眼で立体的に補完して捉えていた。気が散っている、とも言う。
●
「うおおっ!」
なんとかラティアを振り切ったトーリは垂直に急上昇し、光縛封から脱出した。だが、その瞬間、彼を待ち構えていたギーゼラの目が光る!
「トーリさん、もっと僕と遊びましょう!」
ギーゼラは後ろからウホウホ騎馬突撃を敢行! ウィリアムを巻き込むことも厭わず、ゴリラごと突撃した!
「ウッホォー!」
「ぐはあ!」
ゴリラのヘッドバットが尻に直撃したウィリアムは呻き声を上げた。その衝撃はウィリアムを突き抜け、トーリまで浸透。たまらずトーリはバランスを崩してクラッシュ。ウィリアムと泣き別れになり、二人はバラバラにコース上に投げ出された。
「あら、ごめんあそばせ」
ゴリッ。バンビは地面に投げ出されたウィリアムを容赦なく踏んづけていった。王族だから避けようなどという配慮は微塵も感じられぬ、気持ちのいい踏みっぷりだ。
「二人共、もっと僕とお話ししましょうよぉ!」
「……いいとも。ぜひ話し合おうじゃないか。ただし拳でだ」
むくりと起き上がり、ギーゼラの方を見たウィリアムからは笑顔が消えていた。
●
レース中盤にトーリがクラッシュしてしまったことで、この勝負はほぼ冒険者の勝ちに決まり、単純な脚力勝負となった。そしてレースが開始してから約1分が経過した頃。ついに先頭を行くハヤトがゴールしようとしていた。さらに後ろには数十メートル遅れて気配を消したままのベアトリーチェ、ウホウホから途中下車し、水着姿でぼよんぼよん走るシルクと続いている。
「うるぁ! ゴールだぁあああああ!」
一着でゴールテープを切ったハヤトは雄叫びを上げた。四回の縮地も八回の疾風足も全て使い切っている。自慢の足もすでに限界だった。
「あーん! 負けちゃったー! 二位かー……」
ハイディングを解き、姿を現したベアトリーチェがゴールした。疾風足を12回使用可能な状態に調整してレースに臨んだ彼女も相当に速かったが、予想に反して乱戦にはならなかったことで、基本的な脚力でハヤトに後れを取った形だ。
「良かった。強敵でしたが、なんとか依頼を達成することができました……」
ラティアは胸を撫でおろし、おやつを完食していたクーデリアの元へと駆けて行った。
●
「おめでとう。君には『ウィリアムの花婿』の称号を授けよう」
ウィリアムは目が死んだ表情のまま拍手を送り、ハヤトに告げた。本当は女性に優勝してもらいたかったのだろうか。
「いっ!? そんな称号いらねえよ! 受け取り拒否だ! ウィリ×ハヤとか新たなジャンル開拓とかいらねーから!?」
「ウィル×ハヤですか! ふふふ、また公式からの供給が増えてしまいましたねえ!」
げんなりしているハヤトとは対照的に、ギーゼラの目はギラギラ輝いていた。
「今度はかけっこで勝負したいな。またどこかで会おう!」
トーリは爽やかに笑うと、レースの時以上の速さでダッシュし、いずこかへ消えていった。ウィリアムを担いで。
「あ! おい! ウィリアム返しやがれー! いや、俺はいらねえけど!」
「まだウィリアム王子と遊びたかったのでしょうか。いえ……私達冒険者と、かもしれませんが」
ハヤトが怒鳴る傍らでは、ラティアがうさぎを抱っこしながら首を捻っていた。
「不思議な子だったね。トーリは春の精霊的な存在なのかな?」
「本人がおっしゃるには神様らしいですが……どうなのでしょうね?」
ベアトリーチェがそう呟くと、シルクも首を捻った。
ビュウ。その時一陣の風が舞い、桜の花びらが冒険者達を包み込む。かくして、冒険者達はシャルガネの隠れ里・五里に最速伝説を刻んだのであった。
「みんな僕を取り戻そうとやる気に満ち溢れているね。美しいご婦人が多くて嬉しい限りだよ」
ホンモノの王子だけあり、自己肯定感が高いウィリアムは冒険者達を見て満足そうに笑った。
「さあ、この花嫁を返してほしければ、ウホウホレースで僕と勝負しろ!」
トーリは不敵に笑うと、ウィリアムをおんぶした。トーリは見た目は十代の少年に見えるが、身長が195cmもあるウィリアムを背負った状態でも重心が全くブレていない。その佇まいは冒険者達に彼の実力の高さを想像させた。
「いいでしょう、愛があれば性別や種族そして年齢など関係がありません。その儀式として我々との勝負が必要とあればお相手して差し上げるのみです」
シルク・メイプルリーフはレンタルしたゴリラ型霊獣ウホウホに跨り、慈愛に満ちた微笑みを浮かべた。ちなみに軽量化を目的としているのか、服装はなぜか艶やかな水着であった。
「ぶっちゃけ王子が花嫁にされるとかはどーでもいいが、アカネも拐われてるとなると黙っちゃいられねーからな!」
ハヤト=ガラン=ヴォルファングはぴょぴょんと軽く飛び跳ね、ウォームアップをしていた。彼はウィリアムは割とどうでもよく、ただスピード勝負と聞いてこの場に馳せ参じたのであった。どちらかと言えば、水着からこぼれているシルクの胸の谷間と下乳の方が気になる今日この頃だ。
(レースが始まったらどうなっちまうんだ……? ゴクリ。他にも巨乳ちゃんが併走してたら気が散るかもしれねーし、事前にチェックしとくか)
ハヤトは精神を集中し、自らの知覚を拡大させた。五感を総動員して頭上から周囲を俯瞰しているような視点を得るスキル、『天眼』発動である。
ラティア・ミゼリアは謎の視線を感じ、きょろきょろと回りを見渡した。ラティアは色々と大きいので、男性の邪な視線に晒されることがたまにあるのだ。だが、特にラティアの胸を凝視しているような怪しい人物は見当たらなかった。……いたけど気付かれなかったのだ。
「ど、どうせ走るなら、ただ勝負に勝つだけでなく、一着でゴールしたいところ……なんですけど、まあ、私じゃ無理ですよね……って、やる前から負けてちゃだめ、やる前から負けてちゃだめ……」
ブツブツと独り言を漏らすラティア。そんな彼女の傍らでは、ペットのうさぎがウロウロしていた。ラティアはうさぎをそっとモフモフした後、ニンジンスティックを足元に置いた。
「……よし、クーデリア、私、頑張るね……! おやつを食べて待ってて!」
「王子と殿下の仲を切り裂こうなんて、神でも許しません! トーリさんなど公式カプへの当て馬に過ぎないと分からせてあげます。この障害で王子と(レイウェスト)殿下の恋はさらに燃え上がりますよぉ!」
ギーゼラはやる気に満ち溢れていた。本人を前にしてウィリアム×レイウェストとか言っちゃうと、聞かれる相手次第では投獄もありえるのだが、ウィリアムは王家の中でもフリーダムな枠の人なので大丈夫だろう。当のウィリアムは聞こえなかったフリでもしているのか、穏やかに微笑みを浮かべている。
「最速を名乗られたからには相手しないわけにはまいりませぬ。この『ハイスピードキャスター』バンビの俊足、存分にご覧に入れましょう」
バンビはトーリに近づき、ガンを飛ばした。速さ勝負とあっては捨て置けぬと、シャルガネまで遥々やってきたのだ。
「さあ、みんな準備はいいかな? じゃあ始めようか」
ウホウホへの騎乗は、シルク、ギーゼラ、バンビが希望した。ハヤト、ベアトリーチェ・カロッサ、ラティアは生身で走るつもりのようだ。
「残りの人達は生身か。相当足に自信があるんだろうね。楽しみだなぁ。ゴールは1500メートル先だ。じゃあ始めるよ!」
「花戦開始ィイイイイ!」
審判の合図と共にトーリはスタートし、あっという間に100メートルほど遠くまで離れた。トーリには約5秒間のハンデが与えられている。このリードを覆し、彼より先にゴールできるかどうかを競うのが、花戦なのだ。
「流石に速えな……! あのデカい王子を背負ってあの速さかよ! 相手にとって不足はねえぜ!」
ハヤトは獰猛な笑みを浮かべると、大地を勢いよく蹴った。凄まじい脚力で一気にトップスピードまで加速したハヤトの速さは、地脈を縮め、瞬間移動したのかと思わせるほどの速度だ。さらにそこからエーテルで限界以上に加速し、ハヤトは開始後数秒でトーリを追い越した。
「おらぁ!」
「嘘っ!?」
「ほう……!」
天狼の残像を己の前に見たトーリは驚愕の表情を浮かべた。その背中におぶわれているウィリアムも目を見開いている。
「激しいレースになりそうではありますけど……レースはレース。クリーパーと戦うよりは危険は少ないはず。これなら私でも……!」
ラティアはウホウホには乗らず生身で走行を開始した。シーフの二人には流石に劣るが、彼女はこのメンバーの中では三本の指に入る健脚だ。快調にスタートを切り、トーリとの距離を縮めた。
「人をおんぶしてあの速さ!? あんなの普通の人じゃムリ、というか授恵者でもそんなのムズイじゃん!!」
ベアトリーチェはトーリの健脚っぷりに驚きつつも、自身もとてつもない速度でスタートダッシュし、数秒でトーリに追いついた。
「後ろからもう一人!?」
「面白くなってきたね。頑張れ!」
トーリは驚いたが、背中のウィリアムは呑気なもので、にこにことベアトリーチェに手を振っていた。
「やるね! けど、僕の前は走らせないよ!」
トーリはニヤリと笑うと、急加速してハヤトと距離を縮め、後ろからハヤトにタックルを仕掛けてきた。トーリの恐るべき速度に、体格に恵まれたウィリアムの体重が上乗せされた強烈な一撃。直撃すれば転倒は免れまい。
「そう簡単にやれねぇよ!」
だが、ハヤトは真後ろの死角から放たれた勢いをギリギリで回避した。全神経を研ぎ澄ませていたハヤトは、後ろにいたトーリの動きもちゃんと把握していたのだ。タックル自体はハヤトに躱されてしまったが、再びハヤトを追い抜いたトーリはリードを守ったまま疾走する。ハヤトは驚異的なバランス感覚ですぐに態勢を立て直し、再びトーリを追った。
「ウホウホさん、ロケットスタートです!」
「ウホォ!」
シルクはウホウホの背中をぺちぺち叩く。すると、奮起したウホウホは急激に加速し、一気にトーリとの距離を縮めた。さらに移動をウホウホに一任していたおかげで手の空いていたシルクはトーリに向かって光縛封を発動――できなかった。
「あ。武器を持ってくるのを忘れてしまいましたわ」
「フフフフフ、僕の為に頑張って走ってくれるなんて、可愛らしい生き物じゃないですかぁ!」
ギーゼラはウホウホに乗って駆け出した。ギーゼラはこの勝負が始まる前、ウホウホと一緒にお散歩をして親睦を深めている。もうこの子とはお友達だ。
「よし、いい感じだぜ!」
トーリの振り切ったハヤトは先頭を独走していた。だがトーリがこのまま終わるはずもない。後ろにいる冒険者達はウィリアムの奪還を確実なものとすべく、色々と策謀を巡らせていた。
「彼の後ろに……」
特にスキルも使わずに普通に走っていたラティアはトーリに追いついた。その気になれば追い抜くこともできそうだったが、ラティアはあえてペースを緩め、彼の後ろに張り付いた。ウィリアム王子が笑いかけてきたが、至近距離ロイヤルイケメンに耐えかねたラティアはつい目を逸らしてしまった。ちなみに武器はレースに持ち込んでいる。事前に確認したところ、使わなければ装備はOKとのことだった。
「妨害されるのが怖いわね。隠れちゃおっと」
ベアトリーチェは気配を断った。周りの人間には彼女が突然消えたように見えるだろう。この状態で乱戦に巻き込まれることを避けた疾風速を十二連打し、ゴール前で姿を現して一着でゴールする。それがベアトリーチェの計画だ。
「名付けて。ベアトワープ……!」
「ふふふ、光縛封です。もっと僕と距離を縮めましょうよ!」
ギーゼラは肉叩きを構え、光縛封を発射した。射程ギリギリだったがなんとか光の結界はトーリ&ウィリアムの眼前に出現し、真後ろに張り付いていたラティアごと閉じ込めることに成功した。
「くそっ! やられた!」
「トーリさん、あなたはここから出しません!」
ここがチャンスと見たラティアはウィリアムにしがみついた。このまま光縛封から出さなければ冒険者側の勝利はほぼ確定だからだ。そして、『花婿』であるトーリはウィリアムをおんぶした状態でしか、ゴールは認められない。
「くそっ! やられた! 離せー!」
「やめるんだ! 僕のことで争わないでくれ!」
二人に引っ張られているウィリアムは何故かノリノリだ。トーリは開いている上から脱出を図ろうとしたが、流石にウィリアムとラティアの二人分の体重を抱えたまま垂直に数十メートル飛び上がることはできなかった。
「ウホウホさん、今です!」
「ウッホォーッ!」
シルクの呼びかけに応え、ウホウホは背中におぶさっていたシルクを両手で担ぎ上げた。なんとウホウホはそのままシルクを力強くスロウ。投げ飛ばした!
「とうっ!」
なんとかバランスを崩さずに着地したシルクはそのまま生身で駆け出した。なりふり構わずに水着一丁でレースに参加したシルクはとても速い。スキル無しの単純なスピードだけならば、シーフであるベアトリーチェにも勝るほどであった。あっというまにトップスピードに達したシルクはトーリとラティアを抜き去り、三位に躍り出た。
(シルク!? やべえ、揺れてる、すごい揺れてる)
背後から迫るシルクの胸元でたゆんたゆんと揺れる豊満な果実を、ハヤトはちらちらと振り返って確認しつつ、天眼で立体的に補完して捉えていた。気が散っている、とも言う。
●
「うおおっ!」
なんとかラティアを振り切ったトーリは垂直に急上昇し、光縛封から脱出した。だが、その瞬間、彼を待ち構えていたギーゼラの目が光る!
「トーリさん、もっと僕と遊びましょう!」
ギーゼラは後ろからウホウホ騎馬突撃を敢行! ウィリアムを巻き込むことも厭わず、ゴリラごと突撃した!
「ウッホォー!」
「ぐはあ!」
ゴリラのヘッドバットが尻に直撃したウィリアムは呻き声を上げた。その衝撃はウィリアムを突き抜け、トーリまで浸透。たまらずトーリはバランスを崩してクラッシュ。ウィリアムと泣き別れになり、二人はバラバラにコース上に投げ出された。
「あら、ごめんあそばせ」
ゴリッ。バンビは地面に投げ出されたウィリアムを容赦なく踏んづけていった。王族だから避けようなどという配慮は微塵も感じられぬ、気持ちのいい踏みっぷりだ。
「二人共、もっと僕とお話ししましょうよぉ!」
「……いいとも。ぜひ話し合おうじゃないか。ただし拳でだ」
むくりと起き上がり、ギーゼラの方を見たウィリアムからは笑顔が消えていた。
●
レース中盤にトーリがクラッシュしてしまったことで、この勝負はほぼ冒険者の勝ちに決まり、単純な脚力勝負となった。そしてレースが開始してから約1分が経過した頃。ついに先頭を行くハヤトがゴールしようとしていた。さらに後ろには数十メートル遅れて気配を消したままのベアトリーチェ、ウホウホから途中下車し、水着姿でぼよんぼよん走るシルクと続いている。
「うるぁ! ゴールだぁあああああ!」
一着でゴールテープを切ったハヤトは雄叫びを上げた。四回の縮地も八回の疾風足も全て使い切っている。自慢の足もすでに限界だった。
「あーん! 負けちゃったー! 二位かー……」
ハイディングを解き、姿を現したベアトリーチェがゴールした。疾風足を12回使用可能な状態に調整してレースに臨んだ彼女も相当に速かったが、予想に反して乱戦にはならなかったことで、基本的な脚力でハヤトに後れを取った形だ。
「良かった。強敵でしたが、なんとか依頼を達成することができました……」
ラティアは胸を撫でおろし、おやつを完食していたクーデリアの元へと駆けて行った。
●
「おめでとう。君には『ウィリアムの花婿』の称号を授けよう」
ウィリアムは目が死んだ表情のまま拍手を送り、ハヤトに告げた。本当は女性に優勝してもらいたかったのだろうか。
「いっ!? そんな称号いらねえよ! 受け取り拒否だ! ウィリ×ハヤとか新たなジャンル開拓とかいらねーから!?」
「ウィル×ハヤですか! ふふふ、また公式からの供給が増えてしまいましたねえ!」
げんなりしているハヤトとは対照的に、ギーゼラの目はギラギラ輝いていた。
「今度はかけっこで勝負したいな。またどこかで会おう!」
トーリは爽やかに笑うと、レースの時以上の速さでダッシュし、いずこかへ消えていった。ウィリアムを担いで。
「あ! おい! ウィリアム返しやがれー! いや、俺はいらねえけど!」
「まだウィリアム王子と遊びたかったのでしょうか。いえ……私達冒険者と、かもしれませんが」
ハヤトが怒鳴る傍らでは、ラティアがうさぎを抱っこしながら首を捻っていた。
「不思議な子だったね。トーリは春の精霊的な存在なのかな?」
「本人がおっしゃるには神様らしいですが……どうなのでしょうね?」
ベアトリーチェがそう呟くと、シルクも首を捻った。
ビュウ。その時一陣の風が舞い、桜の花びらが冒険者達を包み込む。かくして、冒険者達はシャルガネの隠れ里・五里に最速伝説を刻んだのであった。
マスターコメント
プレイヤー同士の妨害合戦も想定していたのですが、皆さんお行儀が良かったのでトーリは惨敗しました。私が愛するウィリアム王子もゴリラのヘッドバットがケツに突き刺さるという前代未聞の憂き目に遭い、トーリにお持ち帰りされてますが、レース自体には圧勝しているので結果は大成功とさせていただきます。お疲れ様でした!
なお、戦闘ルール通りの判定重視で全員「自分の手番が来るまではその場に静止している」ものとして判定・描写しています。そうしないとINIの意味がなくなっちゃうので……。ですので、キャラクター同士の位置関係については少し違和感があるかもしれません。その点はご容赦下さいませ。
分かりやすく表現するとこんな感じです。
Q:トーリ君は秒速20メートルです。彼が5秒間走った後、秒速24メートルのハヤト君がトーリ君を追いかけました。ハヤト君がトーリ君に追いつくのはハヤト君が出発してから何秒後でしょうか?
A:約5秒。ハヤト君の方がINIが高く先に行動できるため。授恵者は物理法則を超越する(算数的には正解は25秒後になります)
ショートシナリオ難しい 報酬:多い6 / 4〜8人
2022年05月15日 16時51分28秒 公開
大成功
参加者
- メイプルリーフ シルク
ギーゼラ
ハヤト=ガラン=ヴォルファング
バンビ
ラティア・ミゼリア
ベアトリーチェ・カロッサ
相談掲示板
No.1
シスターシルクです 普通に突っ走るつもりですが妨害用に光縛風も持っていきます
ヒーラーのギーゼラです。よろしくお願いします。 僕もトーリさんへの妨害用に光縛封は持つつもりです。 回復スキルも持ちますので、トーリさんの攻撃を受けた方には回復を行いますねぇ! 僕自身は皆さんをサポートしつつ走るつもりですが、積極的に攻撃を行う方がいるならば輝腕などのバフも用意出来ますよ。
シーフのベアトリーチェだよ! アタシはウホウホには乗らないで自分の足で勝負するよっ!!
ハイスピードキャスターのバンビですわ。 最速を名乗られたからには相手しないわけにはまいりませぬ
おーっす! ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! 俺も自分の脚で走った方が速ぇだろーからウホウホには乗らねぇ予定だぜ!
シューターのラティア・ミゼリアです、よろしくお願いします…… シーフの皆さんには劣ると思いますが、私も生身で走らせてもらおうかな、と思います……
フフフフフ、生身で走るなんて皆さん勇気がありますねぇ! 癒しがいがありそうで楽しみです! サポートのために初手でブルーフレアを使用しますね。 どのタイミングでトーリさんが攻撃を仕掛けてくるかは分かりませんが、序盤に少しでも有利に進める様に致しましょう。 僕は移動力がありませんので、ウホウホに乗る予定です。 ドラゴンチャリオッツも使ってトーリさんを上手く邪魔していきますよぉ!