【人馬】仁義なき死闘――馬vs犬
馬車猪
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シナリオID:1826
オープニング
わんわんわん!
日が落ちてからずっと、ケンタウロスの野営地に犬が吠えかかっている。
わん!
ケンタウロスが迎撃に出るとすぐに逃げ出し闇に隠れてしまう。
夜目を使える者の数は限られ、既に人類の領域に入り込んでいるので深追いも危険。
わんわんわん!
悔しさに耐えて野営地に戻って寝ようとするとまた吠えてくる。
家畜は怯えて乳も出なくなる。
若手の戦士は夜目はきかないのに勝手に出撃して歯形をつけられて帰ってくる。
『肉にして食ってやる』
ぶちきれケンタウロスである。
部族の凄腕達が夜を徹して待ち伏せし、そうしたときに限って犬が現れない。
わんわんわーん!
貫徹3日目で諦め就寝した直後に吠えられたときには、人間の街を襲う予定を遅らせて犬を全力攻撃することに決めた。
●
「足止めは限界よ」
最近授恵者として目覚めたシューターが、エーテルリンクを介して情報を受け取り地図に反映させる。
村を3つ潰したケンタウロスが近くまで迫っている。
ここまで20キロメートルしかない。
非特異個体でも馬の速度で走れるケンタウロスにとっては1時間もかからない距離だ。
「帝国軍からの増援はなし。いつも通りね」
ここには元村人は住んでいない。
土地の安全が確認されるまでという条件で一時滞在を許された元難民の元スラム民と、潰された村の生き残りや出稼ぎゴブリンのような立場の弱い者しかいないのだ。
「私達は村に立てこもる。それでいいよね、リットちゃん」
逃げても行く宛はないし逃げる途中で追い付かれて殺される。
ここから北20キロメートルにいるケンタウロスの部族は、人類に対して明確な敵意と殺意を抱き、槍と弓矢で殺し続けているのだ。
「俺達が時間を稼いだらねーちゃんやにーちゃんが来てくれるさ」
リットがにやりと笑う。
既に依頼したが相場の料金は用意できなかった。人が集まったとしても間に合うかどうかも分からない。
それでも、唯一まともに戦える授恵者として、気弱なところは見せられない。
(にーちゃんやねーちゃんならこんなとき……)
握りしめた拳に、血が滲んでいた。
●
『ヒューマンのエーテルリンク使いか。小細工を使いおって』
逃げ遅れた犬を1頭血祭りにあげて、戦士だけで20人以上を率いる部族の長が甲高い声で叫ぶ。
人類の領域に大きく踏み込んだ興奮と何より寝不足により自制心が薄れ判断が雑になっている。
『家畜を肉にしろ』
残り少ない家畜を全て食べるという宣言に、ケンタウロス達は純粋に歓喜する。
『石壁に囲まれた野営地を攻め落とす!』
とうとうこの日が来たのだ。
豊かな土地を抱え込んだまま彼等を邪魔してきた巨大な群れは既に存在しない。
人類から住み処を奪いとり、広大な土地を我が物とする絶好の機会が今なのだ。
古老派の腰抜け共がぐずぐずしている間に少しでも多くの土地を確保すべきと、長を含めた全員が確信していた。
『雄叫びをあげよ!』
ケンタウロス内部で新生派と呼ばれる部族の1つが、南を目指して進軍を開始する。
進路上に修復中の廃村があることも、そこに元スラム民や出稼ぎのゴブリンが暮らしていることも、気にしてすらいなかった。
●
張り出された依頼は、危険度の割に報酬が安かった。
「その依頼ですか」
冒険者の態度に気付き、ギルド職員が声を潜めて説明する。
「帝国軍が守りを放棄した村を守る依頼です」
だから軍の援護はない。
依頼人は貧しいので報酬も少ない。
「現地の戦力は授恵者が2人と、居残ったリザードマン義勇兵が数人です」
授恵者の1人は成り立てでエーテルリンクを使った偵察程度しかできず、リザードマンは体格は良いが非授恵者だ。
「木の柵や堀はありますがケンタウロスには通用しないでしょう」
ケンタウロスは個としての武力と集団としての戦力を兼ね備えている。
真正面から戦えばただの犬では時間稼ぎも不可能。唯一まともに戦えるリットも、多数のケンタウロスに囲まれたら何もできずに殺される。
「参加するのであれば注意して下さい」
遮るもののない平原で、最も弱い戦士でも駆け出し冒険者に匹敵する強さの亜人1部族を相手に戦うことになる。
とても危険で、多くの命のかかった依頼であった。
解説
マスターより
リプレイ
『馬だと?』
『おかしい。警戒を緩めるな』
元野犬による連日の安眠妨害で疲れていても判断は的確だ。
ケンタウロスの軽騎兵達は、体力を温存しながらいつでも矢を放てるようにしていた。
「人様がせっせと復興に勤しむ東部の実りをただで欲しがるとは、これだから駄馬共は度し難くていかんな」
小柄な体で大馬にまたがるベルク・オスマットが怒りを露わにする。
その怒りに触発されたのか、愛馬ベルク=タークは普段以上の速度で長距離を走り続けている。
「ベルクにベルク。そろそろだ」
ハヤト=ガラン=ヴォルファングは多少息が上がっているがベルク=タークと並走している。
古傷が目立つ大馬は、鞍上のベルクと見事に息をあわせて最後の1歩を踏み出した。
「馬刺しにして賢犬達のご馳走にしてくれるわ!」
危なげなく地面に降りるだけでなく全く速度を落とさず走り続ける。
ベルク=タークは脚に負担をかけないよう速度を緩め、相棒の無事の帰還を確信して元来た方向へ戻っていく。
「良く聞きやがれ! 俺がブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファング様だ!! 引き返さねぇなら命の保証はしねぇ!!
声を張り上げたのは雑兵ではなく速度と武威を兼ね備えたハヤトだ。
並の相手なら知性のあるなしに関係なく怯えて逃げるか判断が鈍るものだが、彼等は最適の速度で矢を射かけるだけでなく連携を維持して距離をとる。
「やるじゃねぇか」
自然に口角が上がり白い犬歯が外気に触れる。
スキルを1回使わされた。
一方的に蹂躙できない程度の弓の技はあるようだ。
「追いかけっこしたいなら付き合ってやるよ」
身のこなしを通常から回避優先へ。
逃げ道を潰す形で飛んでくる矢を平然と躱、つがえる動作と射る動作の分速度が落ちた軽騎兵に迫った。
「馬は転べば骨折する、速度が出ている状態で転べば尚更だ」
ベルクは口を動かす前に投擲を終え、投擲の前に加速を終了させている。
軽装ケンタウロスの上回る速度で絶好の投擲場所に到達。閃光塗弾を投げつけ閃光を浴びせた。
「ついでに玉突き事故も狙えるな」
ケンタウロスは強力な種族だが授恵者でもないのに高速をするのは無理がある。
閃光による微かな乱れが人馬の数だけ生じ、1つの優れた軽騎兵部隊がただの13体の軽装ケンタウロスに変わった。
「1つ!」
人馬が壁兼罠にするつもりだった地面の凹みに気付いた上で、ハヤトは速度を落とさず走りきる。
移動停止攻撃ではなく移動の間に攻撃を挟むことで、闘気あふれる連撃を先頭のケンタウロスの脇腹へ叩き込む。
飛び散る鮮血の中に、生々しい内蔵の色が混じっていた。
(問題はここからだ。同速の相手が時間稼ぎや逃げを始めたら、っと逃げからの時間稼ぎかよ面倒臭ぇ)
致命傷を負った同族を見捨てて冒険者から距離をとることに専念。その後に退け腰で矢を放ってくる。
移動5以上はベルクとハヤトの2人しかいないので、軽騎兵を無視することはできない。
「臆病者め。最期まで付き合ってやるよ」
口では挑発しても判断は冷静だ。
猛る体の熱を、長期戦のつもりで効率よく動きに変えて追跡と攻撃を行うのだった。
●
「人馬達の領域に何かあったのだ」
ストレガ・L・リベルガストラの推測はほとんど確信だ。
最盛期と比べて帝国軍が衰えたとはいえ、失敗すれば種族が激減するかもしれない大侵攻をするなど普通はしないしできない。人も亜人も、生きるという意味では保守的なのだ。
長く重い槍を構えたケンタウロス達が静かに走り出す。
油断はなく、恐れもなく、最初に現れた人間より遅く数はいる集団を倒そうとしていた。
「なんとか間に合ったー……かなー」
アルマ・ヴァレンタインは安堵の表情だ。
荷馬車を牽いてきた黒汗馬も荷馬車に詰め込まれていた元野犬達も疲れているが息ができるなら問題ない。
「みんなー、食べ過ぎちゃだめだよー」
戦傷で内臓が破れたら中身が飛び散るとはいえ、空腹の状態ではなすべきことをなせない。
後方の元廃村に家族を置いてきた元野犬達は、アルマに与えられた最期になるかもしれない食事を素早くとってそのときに備える。
ケンタウロス重騎兵が徐々に速度を上げる。最高速に達すれば、在野の授恵者としては上澄み中の上澄みであるアルマも無事ではいられない威力になるはずだ。
「良い部隊。集中できてる。だからー」
アルマがちんまりした手を静かに掲げる。
犬達が覚悟を決めた表情で大きく息を吸う。
「挑発開始!」
エーテルの波動がアルマから放たれ、波動を浴びた犬も冒険者も蒼白い光を帯びる。
わんわんわん!
わんわんわーん!
安らかな眠りを何日も邪魔してきた吠え声を真正面から浴びてしまい、実力と冷静さを兼ね備えている人馬も頭に血が上ってしまった。
「リット殿、スキルで補助はしますが盾の装備をお願いします」
「分かってるけど」
ドローミに言われたリットがぼろぼろの盾を掲げる。
軽騎兵の生き残りが飛ばす矢を防ぐのに失敗。しかし盾は装甲としては機能して大きなダメージは受けなかった。
なお、馬車の犬は馬車が盾になって無事だ。
「敵対的なれど全ての人馬がヒト族を憎んでいるかといえばそうではないだろうし、慎重な部族とは対話を試みたいと思っているが」
風が強くないのにストレガを中心にエーテルが舞っている。
光の壁2枚が絶妙な間隔で出現して人馬の突撃対策と騎射対策が完成する。
ストレガの行動はまだ終わらず、色もにおいもない重力場を2つ戦場に出現させて罠を張る。
『止まるな、これは足止めのっ』
人馬の族長の声が不自然に衰える。
「当たらなくても射続けるのです」
ドローミが飛ばした矢が炸裂する。
速度が鈍った重騎兵達はただの的でしかなく、特異個体でもある族長は無事だが他のケンタウロスはかなりの傷を負う。
「ふんぬー!」
慣れぬ弓と矢に苦戦中のリットは、本人も何を言っているのか分からない。
ただ、複数種類の攻撃にさらされた重騎兵の混乱が増していくのは確かであった。
(勝てます。問題は……)
ドローミは攻撃から範囲回復に切り替える。
軽騎兵の生き残りは無視できない程度いて、リットを中心に矢でダメージを与えていた。
『なんだこれはっ』
高速で収束したエーテルが至近距離で爆発。
勘や偶然で効果範囲に入る前に急停止したものは少数で、倒れはしなくても骨に激痛が走る衝撃を受ける。
ダメージ以上に部隊の統制が深刻だ。
指揮できる者がいなくなり、部隊としての行動が完全にできなくなりリットの矢にすら当たるようになる。
『後ろに回り込め!』
「聞き取り易くても弱点と宿営地の2つしか分からないのだ」
翻訳に集中したいという学究の徒としての欲望を我慢する。
ストレガは軽騎兵の生き残りが元廃村に向かうのを前提に狙いをつけて、光弾の弾幕を張る。
物理的にも魔法的にも生命力的にも十分に頑丈なはずの人馬達が、大きな下半身に深い傷を刻まれ次々に倒れていく。
『軽騎兵の生き残りは人間共の宿営地を狙え!』
「何を言ってるかは分からないけどー!」
アルマは重騎兵に弓を向ける。
先頭を駆ける族長からは濃いエーテルの気配を感じる。
光の壁があっても油断できる相手ではなく、しかし勝てない相手では決してない。
「これ以上は行かせないよー!」
元野犬の指揮は仲間とその相棒に任せ、竜石製複合弓で専業シューター並みの破壊力を撒き散らした。
●
「ケンタウロス……やりますわね」
速度にこだわりのあるバンビにとってケンタウロスは敵だ。
限界ぎりぎりの速度を出して戦闘に間に合わせる程度のことは当たり前である。
「距離をとられたら打つ手が限られますが」
軽騎兵達は、光の壁と荷馬車を中心に集まった冒険者達に押されている。
重騎兵もまた、族長以外がダメージを負ったため一度距離をとろうとしている。
『新手か?』
「何を言ってるのか言葉は分かりませんわね。あなた達、気になるのは分かりますがボスの指示には従うものですわ」
バンビは人馬の族長を鋭く睨み返し、荷馬車から顔を出した元野犬に注意を促した。
(軽騎兵……生き残りか。オレを射殺して威圧するつもり?)
内心だけとはいえ言葉が荒くなりそうなので気を強く持つ。
「なめやがって、ですわ」
軽装人馬は圧倒的な速度で近付き矢を放って離れる。
が、バンビのような思考と判断の速度はない。
力を溜めて機会を待つ。
彼我の距離が最も近付いたタイミングで一気に加速。
そして稲妻のような光がうごめく空間を広範囲に作り出す。
アーケインテンペスト改2つ分だ。
「プレゼントですわ」
敵は逃げるが速度が激減しているのでまで射程範囲内だ。
不可視の波紋を通常よりやや高めに走らせ、ケンタウロスの巨体を効率よく巻き込む形で爆発を発生させる。
既に手傷を負った軽騎兵は無残な傷を負い、援護のために送りこまれた小数の重騎兵も浅くない傷を負い横倒しに倒れる。
「人事は尽くしました、後は勝つだけですわ」
バンビは荷馬車に合流し、敵の反抗に備えた。
「参るな。こっちは後衛だ。流れ弾でも当たっちまう」
バーネット・フォーサイスの至近でエーテルが弾ける。
ハリケーンウォールはとっくに使い尽くし、エーテルバリア改も残り少ない。
最後のエーテルバリアが消えると同時に、軽騎兵の脅威は完全に消え去っていた。
『術使いか!』
「見りゃ分かるだろキャスターだよ」
態度は飄々と、しかし目は高速で計算中の思考を映す。
「ようやくたどり着いたか。ここからはご自慢の足は使わせないぜ」
軽騎兵に矢で攻撃されても温存していた術を使う。
減速しても確実に踏み込んでしまう場所から、光の壁ぎりぎりにかけてだ。
『またか』
分かっていても人馬は進むしかない。
逃げるのは誇りが許さず、時間をかければ負けるのは彼等なのだ。
圧倒的なはずの速度は残酷なほど低下して、冒険者の圧倒的な攻撃力に叩かれる。
「何度使っても有効な策ってのもあるのさ」
人馬の言葉は分からなくても何を言ってるかは分かる。
こんな状況で交わす言葉は決まっているからだ。
『術使いを殺せ!』
「死ぬのはそっちだ」
槍が近付く。
バーネットは天眼で距離を測り優れた戦術眼で限界までの時間を予想。光弾をばらまき重騎兵部隊を痛めつける。
『回復する!』
エーテルの光が重騎兵を包む。
「ヒーラーかよ。良い腕だが1歩遅かったな」
槍が複数ぶつかり光の壁が壊れる。
そこから現れたのは無防備な後衛ではなく重武装の帝国騎士、アルベルト=V=シュタールシュヴェーアトだ。
武器だけでも常人なら走れなくなるほど重いのに、全身鎧と盾で身を固めた上で高速で突撃する。
もちろん無理もしている。
戦場までの移動も大変だったし今の加速は長くは続かない。
それでも、機動が得意な騎兵に一撃叩き込むには十分過ぎるし援護も加わる。
「私が援護を引き継ぎます。いきますよー!」
ハウリング・オブ・ブルーフレアは非常に強力な援護魔法だ。
シルク・メイプルリーフが信仰する神の影響で怪しいピンク色のオーラに包まれる魔法と化しても戦闘での性能は変わらない。
アルベルトが少々焦っているが精神力は十分高いのできっと大丈夫。
『しまっ』
人馬族長の回避技術は極めて高度だっだ。
援護がなくアルベルトが退け腰であったら確実に躱せていた。
「ケンタウロス共め! 貴様達を殲滅する!」
人の胸から馬の腹まで割かれた人馬から血が噴き出すのを真正面から浴びながら、アルベルトは声を張り上げ味方を鼓舞し敵の士気をくじく。
『ま……だ』
族長を庇う形で重騎兵が前進。
前のめりのアルベルトに重く鋭い一撃を当て、しかし強靱な装甲とそれを支える優れた筋骨に跳ね返される。
「終わりだ!」
装甲は無事でも衝撃で内蔵と骨まで痛いが根性で耐える。
既に助からない、元野犬を何頭が道連れにするには十分な力を残した特異個体人馬を、真正面から奥深く刺し貫き止めを刺す。
「気を抜くなリット! 次は乱戦だ!」
ほっとしている義弟を怒鳴りつけ、怒りで士気を回復させた重騎兵を迎え撃った。
●
元野犬、現飼い犬である彼は数十分前のことを思い出している。
飼い主の先輩っぽい冒険者もいたがそれ以上に強烈なのがいた。
「大福達みんなを手伝いに来たのだ! 作戦に参加して欲しいのだ!」
飼い主達の言葉に翻訳すればこんな感じなのだと思う。
とても体格の良い、犬……っぽい存在が親父に武力を使わず力と親愛を示したのだ。
ニオイを嗅ぎ合ってたから同族? なんとなく人類な気も……。
などと現実逃避的に考えていた彼の思考は、骨まで響く雄叫びでかき消された。
●
「わんわんわおーん!」
サンドボマーである。
本来日常用の技なので戦闘中使うのは難しく発動に手間取ったが効果は絶大だ。
人馬族長の最期の命令も次席指揮官の辛うじて冷静な言葉も全てかき消すだけでなく、相棒の狼粽と彼に率いられた元野犬の足音を隠す。
「大福はおっ父いなくなって凄く寂しかったのだ。ここの皆にはそんな思いさせたくないのだ!」
ハーフビーストの大福は、戦闘開始直後に耐えられた閃光塗弾ではなく竜骨製複合弓を選ぶ。
重騎兵は特異個体ではないが強く、しかし大福の圧倒的技量には対抗不可能だ。
『毒かっ』
真ハーツベインショットは、1つで1体を仕留めるのに十分過ぎる威力があった。
「はーい! 無理せず癒やされてくださいねー!」
前線に飛び出そうとしたリットを捕獲し関節技で制止しながら、シルクは元野犬達も巻きこんでサイドヒール改を使う。
もともと魔力も高い上にエーテルの効率運用も身につけているので回復量が凄まじい。
「ねーちゃん……」
相変わらず異性として認識して貰えないリットが、しょんぼりしていた。
●
「おさらばなのだ」
人馬のうめきが止まる。
「知識と情報収集が足りなかったのだ。汝らは隣人達を嘗めすぎたのだ」
ストレガが振り返ると、リットが珍しく難しい顔をしている。
「この体格の亜人を運ぶのは無理なのだ」
治療するのはもっと難しい。リットが住んでいるのは帝国軍から見捨てられた村なのだ。
リットは納得して、重い息を吐く。
冒険者達は最低限の埋葬を行ってから、疲れた元野犬を荷馬車に詰め込んで帰還した。
マスターコメント
ショートシナリオ難しい 報酬:少ない10 / 4〜10人
2022年02月01日 00時20分45秒 公開
参加者
相談掲示板
ウォーリアのアルベルト=V=シュタールシュヴェーアトだ。 よろしくな。 今回はスピードが命ってことか。 最初のターンから『チャージング』を使いまくって草原でケンタウロスを迎撃したいな。 あと、勇敢な犬たちは一匹も死なせないようにするぜ!
No.2
シスターシルクです 移動力は4でブルーフレアと回復を使います。 今回は遠距離戦になりそうなので【魔矢】も持っていきます。なりたて受恵者さんぐらいでしたら十分やれるでしょう
シーフのベルクだ、よろしく頼む。 移動力は4以下に落としようがないので先行して接敵になるかな? とりあえず敵の足止めと攪乱に回ろうかと思ったが。 よく考えたら前衛職がほとんどいないのでアルベルト殿のサポートに回ろうと思う。
キャスターのバーネット・フォーサイスだ。 まぁ、よろしく頼むわ。 >方針 住民等の諸々への被害を考えると、可能な限り移動力4を確保して、 草原で迎え撃つ形になりそうだな。 戦闘では、敵の数と機動力が厄介になるだろうし、こっちはキャスターが3人も居るから、 アーケイン等のオブジェクトで移動を妨害して、分散や射程外への離脱を防ぎつつ、 範囲攻撃で一網打尽にするのが良いんじゃないかと思う。
ヒーラーのアルマだよ、どーぞよろしくねー >方針 移動4は確保して草原での迎撃に出るつもりだよ 一網打尽を狙うなら動物交感でケンタウロスに憎まれている?お犬さん達にお願いして (安全圏から)姿を見せて吠えかけてもらうなりで釣り出しをお願いするのどうかなーって <寝不足により自制心が薄れ判断が雑になっている。>みたいだし 一丸で突っ込んできたところをアーケインとかで引っかけて範囲攻撃ドーン!ないめーじ
キャスター、ストレガなのだ。よろしくなのだ。 移動4あるので草原で迎撃になるのだ。 障害物がないから銃眼光壁で防御してグラビティで足止めしながら範囲魔法投げようかと思うのだ。
ウォーリアのリットだ。参加してくれて本当にありがとう。 質問はOKだけど、俺が回答できるのは到着直後に調べず分かること限定なんでよろしく。
ドローミです。 移動力4 レゾナンス・オブ・ヴァロー ヒーリングオーラ+治療強化3で【回復】113 重撃射3、炸光矢3、鋭射2 の予定です。 【質問】 Q1 ご健勝何より、リット殿 プレで指定すれば、盾と剣装備で出られますか?
大福と相棒の粽なのだ~ 犬たちが危険だなんて大福、他人事とは思えないのだ 頑張るのだ!よろしくお願いします、なのだ! 大福も移動4で草原で迎え撃つのだ BS付きの範囲攻撃中心で行こうと思うのだ >アルマ 大福も犬たちと何か連携出来ないかなって考えてたのだ 粽や犬たちと一緒に大声で吠えてケンタウロス達をおびき寄せるのだ~
【回答】 A1.もちろんいけるぜ! (ぼろっちい盾を得意気に掲げる)
おーっす! ゴブリンのシーフ、ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! 俺は移動力5で動く予定だから先陣切って草原で迎撃のつもりだぜ! とりあえずは軽騎兵を片付けてから重騎兵&部族長を相手取るってイメージでいいか?
今のところは何人かで重騎兵&部族長の頭を押さえてるあいだに 釣り出した軽騎兵をまずやっつけるー…でいめーじしてるよー 軽騎兵をやっつけたあと平原では戦闘参加しない一般兵をどうしようかなーと 確実に全員で部族長たちを袋叩きにしてから逃げ散る一般兵を追撃するか 情報面も含めて今後の心配を減らすために一般兵から先に馬刺しにいくかー… はまだ決めてない感じ >大福さん 同じ考えの人がいてよかったー 粽さんもついててくれるならお犬さんの動きも細かく調整できそうだし しっかりばっぷあっぷも頑張るねー
あ、移動力6で先行して閃光塗弾を人馬共の鼻先に炸裂させようと思うんだがいいだろうか? 速度乗ってるときに閃光と塗料でバランス崩してコケてくれたらなかなか愉快なことになると思うんだが? 逃げる一般兵か、とりあえずある程度片付いたら部族長戦は他に任せて我が回りこもうか?ある程度足止めすればみんなでも追いつけるだろうから、逃がさず殺れそうだと思うが。
>ベルク おぉ~!移動6もあるのだ?すごいのだ! 成功したらケンタウロスが混乱してる間に追いついた皆で一斉攻撃ができるのだ! でも、ベルクが囲まれちゃったりしないのだ?大丈夫なのだ? そういえば部族長の回復能力って自分自身だけなのだ…? タフでマッチョなケンタウロスって事なのだ??? ヒーラーみたいな事できたら嫌なのだ… >アルマ わーい!ありがとうなのだ~! 大福も粽と一緒に頑張るのだー! 重騎兵&部族長の班と軽騎兵の班に分けるのだ? 一般兵も逃がしちゃいけないし…ぬぬぬぬ
No.15
草原で敵を迎え撃つのは良いのですが 個人で突撃をするよりも事前にどこかに身を潜めておき移動力4の後発の到着を待ち奇襲をかけた方が良いのでは? 単独で事にあたり各個撃破されやしないかと心配になります。後方攪乱にしても前衛の戦闘が始まったあとの方が効果的かと。 私は戦闘開始直前に自分を中心にブルーフレアをします。活用する方は受け取ってください
>シルク ブルーフレアはありがてぇ! よろしく頼むぜ!! 移動力5以上が先行して身を隠しての奇襲をするとして、平原だと隠れる場所がなくて難しいんじゃねーか? それなら、迎え撃ってくる人馬どもにベルクと俺で閃光塗料弾を2人で投げ込んで混乱足止めしてる間に他のみんなに追いついて貰うってのがいいんじゃねーかと思うがどうだ?
>犬 動物共感で誘導を頼むのは良いと思う。 上手くいけば、俺らが待ち伏せしている所に誘導、とかも出来るだろうし。 >一般兵 可能ならこいつらも逃さず叩きたい所だが、 その辺は部族長と重騎兵への対応に余裕が出来てから、人手を割けば良いと思う。 >オスマット 閃光塗弾で出鼻を挫くのは良いと思うが、単独で突出しすぎると敵への追撃が不十分で 態勢を立て直される恐れがあるから、メイプルリーフが言う様に、 他の面子の到着にタイミングを合わせる方が、敵の混乱や隙を突けると思う。
移動5や6の人もいるなら追撃になっても安心だねー 閃光塗弾の先制も効果は大きそう 先行してハイディングとかで隠蔽しておけば待ち伏せできそうな感じ? ひとまずメンテ長そう?だしこれまで書いた感じのでプレイング出してくるねー
ふむ、皆の意見を総合すると閃光塗弾の使用は問題ないが先行しての使用は問題か。 となるとハヤト殿の言う通り我ら二人で先行して閃光塗弾で混乱させ、追いついてきた皆で先頭集団を撃滅、その後一般兵に追撃をかけて殲滅という感じかな?
遅くなりましたわ。 追いついたところでアーケインでスピードを落としてぶったたいてやりますわ。
昨日は結局確認できませんでした、すみません。 >大福殿 ありがとうございます。 敵の部族長は、回避ではなく回復能力に優れるですね。 ほぼヒーラーで間違いないでしょう。 重撃射3の予定を、炸光矢3 アルマ殿、シルク殿の回復力を信じ、治療強化を堅甲3(リット君用)にします。 草原到着後、先陣の軽騎兵に炸光矢3を2回。 これで相手の先制を止めますので、接触はお待ちください。 リット君に堅甲3付与、アルベルト殿が到達するならばレゾナンス・オブ・ヴァロー。 間に合わない時は、先に部族長に鋭射2で攻撃。 という感じにします。 残炸光矢3は後詰めの寡兵向けですね。
みんなごめんなさいなのだ 大福、パソコンの調子が悪くてプレイング送れなかったみたいなのだ… 一分間に合わなかった…本当にごめんなさいなのだ… ------------------------------------------------------ これを送ろうとしておりました↓ 馬車猪MS様、他のPL様本当に申し訳ございません… ☆アドリブ歓迎です 粽!犬たちが大変みたいなのだ!大福にとって犬も狼も家族みたいなもんなのだ! 大福はおっ父いなくなって凄く寂しかったのだ ここの皆にはそんな思いさせたくないのだ! ★犬 粽と一緒にボスの父犬に挨拶・説得 言葉でなく鳴き声、尾を振る、ニオイを嗅ぎ合うなど その後、他の父犬達にも仲間と認めてもらえるよう体全体で表現 大福達みんなを手伝いに来たのだ!作戦に参加して欲しいのだ! サウンドボマーでわんわんわおーん! 粽や犬達にも吠えてもらい人馬達を煽りおびき寄せる 戦闘開始後は粽に先導してもらい犬達を安全な位置まで下がらせる ★大福 閃光塗料を合図に一斉攻撃 味方の支援魔法を活用させてもらい 真ハーツベインショット、重撃射などBS付きの攻撃を中心に主に部族長&重騎兵の行動を阻害 弱っている敵、BSにかかっている敵に確実にトドメをさしていく 回復が追いついてなければヒールも(粽優先 ★粽 軽騎兵、重騎兵の足並みを乱すよう辺りを走り回り陽動(回避に集中 戦況が有利になったら仲間や大福の撃ち漏らしに追撃、トドメ 犬達と一緒に遠吠えし皆を鼓舞 ★戦闘後 柵や壁などを作る手伝い 復興の手伝い 犬達のおせわなど