【恋眼】竜 -Dragon Knight-

鳥海きりう

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シナリオID:1618

オープニング

 少年は、一人で空を見上げていた。
 町外れの草原で、地面に一人座り込んで空を見上げている。傍には愛用の竹槍を無造作に転がしていた。――稽古の帰り、自分と同年代くらいのガキ共がここに来るのを見た。異様な雰囲気を感じて、何と無く後をつけてみた。ここで、その中の一人が他の連中に取り囲まれ、罵られ、殴られていた。いじめのように見えた。竹槍を振りかざしてそいつらに斬り込んだ。しばらくの乱闘の末、そいつらは逃げ出した。
「あ、ありがとう」
「いや――別に」
 いじめられていたやつは礼を言って去り、少年はそれを見送ってその場に座り込んだ。少年とて無傷なわけではない。身体の各所に血が滲み、青痣が浮いていた。見上げる空に鳥が舞う。
(……鳥になりてえなあ)
 人間なんてうんざりだ。さっきのだって案外いじめてた方に理があったのかも知れない。例えばいじめられてた方が連中の物を盗んだとか。そういえばそんなこと言ってたような気もする。うるせーいいから殴らせろ、そう言ってそいつの額を叩き割った。
「鳥が好きなのかね?」
 声をかけられ、振り返った。ローブを着たおっさんが少年を見下ろしている。
「いや――でも、飛べたら楽しそうじゃん」
「地上は楽しくないかね?」
「楽しくはないだろ。面倒なしがらみばかりでさ」
「そうかね」
 ローブの男はそう言って笑った。少年の傍に座り、その肩に手を置く。
「……?」
「強い心に強い肉体。素晴らしい少年だ。――君なら、空を飛べるだろう」
「……飛べるのかよ」
「ああ。それに、今よりもっと強くなれる。君のような少年には、力が必要だろう?」
「……」
 少年は頷き、立ち上がる。ローブの男も腰を上げた。
「私はドルク・マイザー。君は?」
「マイク・アズール」
「ではマイク。早速、空を飛びに行こう」

 エール・ジャンクションは、リーンエス王国南西に位置する宿場町である。街道の交差点(ジャンクション)に造られたこの街は、エールの町、宿場町エール、あるいは単に宿場町(ジャンクション)とも呼ばれ、交易拠点として古くから栄えていた。
「うわあああああ!」
 賑わう大通りの市に悲鳴が響き渡り、空から降ってきた炎が周囲を灼き払った。轟音が響き、炎の海に異形の巨体が降り立つ。鱗に覆われた巨体、それを覆うほどの巨大な翼、鋭い牙と爪、眼光。
 市に繰り出していた人々は悲鳴を上げながら蜘蛛の子を散らすように逃げ出し、しかし逃げ遅れた一人を爪――ではなく、長大な槍が貫いた。よく見ると、その竜の背には人影がある。背丈は小さくまだ子供のようだが、子供とは思えない膂力でその大槍を片手で操り、突き刺した死体を投げ捨てた。
 そして、その少年の下半身は、竜の背中に結合されていた――。

解説

 敵キャラクター ・試作型戦闘キメラゾンビ『マイク・アズール』  魔獣等のパーツを組み合わせ、飛竜のような姿に作られている。飛行能力を持ち、口から炎を吐く。背中のマイクは大槍を使用する。 ・ドルク・マイザー  グリゼルダ麾下の死霊術師。エール・ジャンクションのどこかに潜伏し、マイクの評価試験を行っている。  メインミッションタスク ・マイク・アズールを撃破する ・ドルク・マイザーを捜索する ・ドルク・マイザーを撃破する

マスターより

 皆様こんにちは。鳥海きりうです。よろしくお願いします。  試作型キメラゾンビとの戦闘シナリオです。マイク・アズールの撃破で成功となります。  ドルク・マイザーの捜索及び撃破は任意です。これらが達成されなくても、マイクの撃破が達成されればシナリオは成功とします。ドルクはマイクが撃破された時点で撤退するので、その後街に被害が及ぶこともありません。  ドルクの撃破を目指す場合、まず町のどこかにいるドルクを捜索する必要があります。何か作戦を考えてください。ドルク自身もそれなりに強いので、見つけさえすれば後は簡単、というわけでもありません。十分に準備して臨んでください。  また、残念ながらキメラゾンビの素材にされた者はいずれもすでに死亡しており、説得は不可能です。仮に説得出来たとしても、キメラゾンビの素材にされた者を元の姿に戻すことは不可能です。こっちもそれなりに強いので、十分に準備して臨んでください。  簡単ですが、説明は以上です。  皆様のご参加をお待ちしております。

リプレイ

(代筆:DoLLer)

●
 ドゥーンフォルトは血風逆巻く景色に立ち尽くしていた。
 血の涙を流した跡で化粧された白く濁った瞳。分不相応な腕力で槍を振り回したがために耐え切れず裂けた皮膚。それから腰から下は腐り気味の竜に埋もれていた。
「竜騎士もどきのキメラゾンビとは。死霊術士は悪趣味でなければいけない不問律でも存在するのか?」
 短剣を引き抜き構えるベルク・オスマットの言葉にドゥーンフォルトはそれが何であるか理解した。
「……惨い……彼がそれほどの酬いを受けることをしてきたというのか」
 ドゥーンフォルトと共にやってきた嵐丸も血なまぐさい風に体毛を震わせていた。
「世には残酷で無慈悲な出来事も多くありましょう……ですが、これは」
「悪趣味だとは思う。けど。情けをかけてたら被害が広がるだけだよ」
 幼い顔つきのアスティン・ヴェルラインが見せる冷静でドライな表情に、狼の頭をもつ嵐丸も巨漢のドゥーンフォルトも胸を痛めた。
「見たことがないキメラ、ゾンビ……試作品でしょうか。新商品を試すなら、私だったら必ず担当者を配置します。評価を下さないと売り込みもできないでしょうから」
 商家のウィザースプーンの出であるヴァレリア・ブランシェ・ウィザースプーンは『あれが商品だったら』という己が出自に合わせた視点でキメラゾンビを見つめた。
「ということは、どこかに見てるってワケ。ないわー。ゾンビってだけでもマジありえないのに、観察とかマジKY(キモさヤバい)」
 聖職者とは思えない言葉使いで震えるフレイヤ・サンライズはゾンビが暴れるごとに漂う悪臭に「あたしパス」と手をひらひら振った。
「それでは誘導を。第一の目的は人民の安全確保だ。群衆を危険から剥がそう」
 嫌がるフレイヤは、だわの冷徹な目線に含まれた『真犯人の確保』という呼びかけに頷いた。
「見つけ次第、炸光矢を射つ。それまで持たせてくれ」
 セリオス・オーガストの目はすでに恐怖しながらも足を止めた観衆にあった。その中にいるはずだ。悪意を具現化させる手をもった輩が。
「悠人、みんなを助けるわよ!」
「言われなくともわかってるよ」
 思ったら即行動のシャロン・ラ・モリエールが真っ先に動き出し、悠人・ラドルファスに手を差し伸べた。その力強さが悠人には少々眩しい。
 だが眩しさは必ず滞った暗闇を晴らしかき混ぜることを悠人は知っていた。動きがある瞬間、隠されたものは目につくものだ。良いものにしろ、悪いものにしろ。
 悲しい流れを変え、断つための戦いが始まった。

●
「うぉぉぉおおおおおおーーーーーーっ」
 その巨躯に見合った、しかし優しい性根には全く見合わないドゥーンフォルトのシーザーロア2を伴った咆哮が響き渡った。槍をただ振り回していたキメラゾンビはその音の衝撃を身に受けると逃げ惑う人々を捨ててドゥーンフォルトに向かって翼を広げて跳んだ。
 人々を傷つけさせないという目論見は成功したが、竜の肉塊が津波のように襲い掛かるのは受け止められるかどうか。
「させぬ!」
 嵐丸が間に入って大太刀を大上段に構えて、一気に振り下ろした。
 剣風は衝撃波となって肉塊の一番薄いところ、つまりは翼を切り裂き、キメラゾンビはバランスを失い、もんどりうった。
「これで避難と切り分けることはできるでしょう」
 そのキメラゾンビの後ろでアイアンウォールがそそり立つ。ヴァレリアによるものだ。
「っっ!」
 閉じ込められたことに対する怒りだろうか。それはマイクが生前味わっていた閉塞感を嫌った気持ちが反映されているのかもしれないが。キメラゾンビは声なき声で吠え、破れた翼を奮い立たせた。
「飛ばさないようにしないと……」
 アスティンがグラヴィティボルトを降らせるようにしてキメラゾンビの体に打ち込み、重力波エーテルで押さえつける。
「いまだっ」
 ベルクはすかさずキメラゾンビに取り付き短剣でマイクと竜の接合部あたりを浅く切り裂いた。
「ちっ」
 踏み込みが甘かったか、思った以上に皮膚組織が硬化していたか。ベルクは舌打ちすると追撃をあきらめ、すぐさまくる反撃を避けるために跳び下った。
 それでもキメラゾンビは襲い来る。ベルクの跳んだ場所へと槍を突き出した。
「悲しみの連鎖を断ち切らねばなりませぬ」
 ベルクの前に立ちはだかったドゥーンフォルトがそれを受け止めた。怪力で押し通そうとするその槍を、身にまとったエーテルと気炎で真っ向から。
「評価ひとつ正しく行わせたくもありませんね」
 死霊術師は一人とは限らない。データとなりうる結果は一つでも見せたくない。ヴァレリアはそう判断するとすかさずアーケインテンペスト改による雷電の檻を作り上げた。
「だね。押し込めよう」
 アスティンがさらに加えてもう一度グラヴィティボルトを撃ち込む。全身を束縛しながら、ドゥーンフォルトやベルクが苦戦する様を少しでも和らげようと力を込める。
「…… ……」
 そんな中、嵐丸はただ一人で大太刀を構えたまま拮抗する戦いを見つめていた。
「もう少し……もう少しだけ辛抱してくれ……今、みんながキミをこんな姿にした奴を見つけ出してくれるから……」
 迷いといえるのかもしれない。甘さと言われるのかもしれない。目の前のそれにマイクの自我や命があるとは嵐丸も思っていない。それでも。
 ぎりりと唇をかんだその瞬間、光の矢が流星のように空を走った。
「……御免!」
 嵐丸の目がかっと見開かれた。

●
 時間は少し巻き戻って。
「はいはい一般ぱーぴーあーめんあーめん。さっさと出てってね~」
 雑でありながらも小気味の良いテンポと良く通る声でフレイヤが群衆に対して移動を促していく。おりしも戦いの様子はアイアンウォールの壁がそそりたった後で、安全を求めたヒト達は激しい混乱もなく素直に従ってくれる。
「どこだ……?」
 だわは超視覚を使って周囲を注意深く見回した。物陰、がれきの影、建物の屋上。様々な場所に目を移すが目を配る場所が多すぎる。
「……そっち。町ではありえない臭いがする」
 そんな中、悠人が指をさした。悠人が捜索に頼ったのは死霊術師がまとう匂いだった。キメラゾンビなどを作り上げるというなら多数の屍をいじくらなければならない。服を着替え一般人のふりをしようとも誤魔化せはしない。死臭だけは。
「そこ!」
 方向性さえ決まればだわの超視覚は確実に一般人に扮した異分子をとらえることは可能だった。宿場の一つ、建物の中。
 特定した瞬間にはシャロンがすでに動き出していた。建物から出させないように。被害をそこで押しとどめるように。
「あなたはあれの作成者ですね?」
 それが開戦の合図だった。
「彼の希望を叶えたまで。口をはさむ云われはない」
 振り返りざまにフリーズボルトと共にドルクはそう応えた。シャロンは顔面をかばいながら、飛び下ろうとしたものの氷のエーテルがそれを阻む。
 いや、凍傷で裂けた腕の奥から力強い瞳がのぞく。
「そんな奴に道を開けてやんない」
 攻撃もそして活路も防ぐこと。それができている限り、シャロンは傷つくのもいとわなかった。信頼できる相手がいるのだから。
「一人じゃないだろう。誰に言われた?」
 チャージングでシャロンの脇をすり抜けるようにして跳びこんだ悠人がドルクを壁に押し付けながらそう尋ねた。
「はっ。誰かに言われなければ動けない冒険者ならではの問いかけだ。心に従え。答えはおのずと――」
 超近接状態の悠人の背からドルクは杖を突き出した。その杖の頭にある竜の頭蓋のようなそれにエーテルが収束したその瞬間。
「人には外せない道が、ある」
 だわが悠人をカバリングで救い出し、同時にセリオスのバスターアローがドルクを貫いていた。
「すまない。グラヴィティボルトで封じに行く予定だったが、危険性が高そうだった」
「いや、それでいいよ。多分、情報を漏らすつもりは欠片もなかったみたいだし。こいつ自身も……良いように利用されていただけだと思うよ」
 倒れ伏したドルクを見下ろして悠人は呟いた。改めて見たドルクの体はまるで求道者かと思わせるほどにやせ細った体をしていた。
「そこまでしてキメラゾンビに打ちこんでいた、とか」
「純情な精神で研究ワーク、って? あーもーきっめぇきっめぇきっめぇわ。自分で思うより不潔です~」
 群衆を避難させてその守りに徹していたフレイヤは太刀をもったまま、顔をしかめた。
「こっちは片がついたし、あっちにも報告してあげて。あーもーほっん最悪。こーゆー役回り絶対ぶっちゃけありえないんですけど」
 フレイヤは不機嫌な顔を隠さないままキメラゾンビに向かって駆け出した。おおよそは討伐組が人の少ない場所を選んでくれてはいるだろうが、完全に0とは言えない。
「あんなこと言いながら真面目だな」
 セリオスはそう言うと、炸光矢を発動させた。

●
「くぎ付けにする理由はなくなったみたいだよ。これ以上、被害を広げないためにも終わらせよう」
 アスティンはベルクにそう声をかけるとヒールで回復した。実際アスティンの大鼬などが建物の被害が及ばないようにけん制をかけてくれていたが、それでも完全には守り切れない。
「お遊びはおしまいだそうだ」
 炸光矢による逆光でベルクの暗い顔に赤い眼光が燦然と輝いた。今までの空気とは明らかに違っていた。
 そして同時に跳躍。傷を受け、グラヴィティボルトという名の杭で縛られたキメラゾンビは反応する事すら許されないその速さでベルクは竜の後ろ脚を一気に縦に引き裂いた。
「……!! ァァ」
 初めてマイクから声が漏れると嵐丸は苦渋に顔を曇らせた。
(……キミにとってはオレ達も、キミをこんな姿にした奴と変わらないのかもしれない。何かのために寄ってたかって刃を向けて……)
「向き合いなさい。目の前のことに。それでいて初めて道は開けます」
 迷う嵐丸を喝破したのはヴァレリアだった。
「世の非情により、己の未熟さにより、その手から命を零すことになっても、目を背けていては次へ進めません」
 その一言で嵐丸は意を決した。
(……ごめん。こうすることしかできなくて)
 それでも叫ぶマイクから目を離さず、嵐丸は刃を振り下ろした。
「!!!!」
 キメラゾンビは絶叫すると、生き物に似た攻撃をすべて放り出し、とにかくその激痛を発散するべく暴れまくった。ヴァレリアが作ったアイアンウォールがへしゃげて転がる。
「受け止めます」
 それに対してとにかく身にまとったエーテルをほぼ防御に固めたドゥーンフォルトがその嵐の中に飛び込んでいった。
「ぐっ」
 激痛が走る。槍が、槍が壊した建物の欠片が、暴れまわる竜の体が、様々な方向から飛び込んでくる。それでも耐えていたドゥーンフォルトががつりとその頭を壁に押し付けられる。
 それでも、他のものが壊されるより、彼が余分に恨みを買うよりずっと良い。ドゥーンフォルトはそう思い、さらに防御を固めた。
 刹那。
「無理するな」
 ベルクの声と共に、圧迫していた竜の四肢が崩れ落ちた。
「思ってくれている奴がいるって知れるだけ、幸せだろうさ」
 それを自分の手で壊すことになる前に。
 ベルクの速度はさらに上がった。トリプルファング改で肉塊を細切れにしてはぎ取っていく。宿らされた憎悪も、悪意も、エーテルも。すべて。
「アアアアアァァァァァ」
 最期の一撃だろう。
 マイクが絶叫してその体を大きく反らした。そしてその反動を活かして。
「向き合えないものには闇のとばりを」
 ヴァレリアの魔霞2がマイクの顔を一瞬覆った次の瞬間、大槍は何もない地面に突き立てられた。
「終わりにしよう」
 アスティンの言葉と風をまとった矢が、それと同時に嵐丸が紫電一閃が。忌まわしい竜の体からマイクであったもの切り離し、こんな時でも晴れた青空に飛ばしていった。

●
「それにしても細かい情報は得られずか」
「ですがこのキメラゾンビの体躯はとても珍しく、隠すことも難しいはずです。近くに工房か、仲間がいると考えては……」
 セリオスとヴァレリアがドルクの遺骸を検分しながら話し合っているとフレイヤは身震いした。
「こんなのが他にも? もしくは工房とか想像するだけで鳥肌たっちゃうんだけどー!!?」
 ぞわぞわがとまらないフレイヤは想像するのも、耳にするのも嫌らしく、早々に避難させた人々の様子を見る方に走り去ってしまった。そちらでも結局聞き込みとやらに巻き込まれてしまうのだが。
 そんなフレイヤを見送ったドゥーンフォルトは残った面々に提案した。
「どういう理由であれ、町の人間には怪物であったかもしれません。ですが、どういう形であれ何とか弔うことはできないでしょうか」
 ドゥーンフォルトの提案に賛成をしたのはだわ一人だった。
「幼い命が失われたのは事実だからな」
「そう。まあ気のすむようにしてあげればいいんじゃないかな」
 アスティンは持ち前ののんびりとした雰囲気で賛成はしなかったが、反対もしなかった。クリーパーに家族を殺されたアスティンにとって、それは優しくて、そしてとても余裕のある行動だった。
「悠人は何かわかったことはある?」
「なんだろうな。あれは善意だったんだと思う」
 シャロンの問いかけに悠人はドルクにチャージングした際に、エンパシーを使って得たドルクの感情を思い出しながら、空を見上げた。
「善意? キメラゾンビにすることが?」
「本気でマイクの希望を叶えようと思っていたのではないかな」
 セリオスはそれ以上は言葉にせず、視線だけで弔いの準備をする方向に仲間たちの意識を誘導した。
「命という制約を外さなければ叶えられないものがあった。この死霊術師は遊びや研究でやったのではなく、彼自身の経験から導き出された信念だったのかもしれない」
 口にできない何かのために守らなければならない道を踏み外すなどあってはならないことだが。
 失って初めて解き放たれるものもあることを、遺体をくるんだ毛布を抱くだわは感じていた。
「……色んなものを捨てても、なお縛られているのね」
 シャロンの言葉に嵐丸はただ無言でその様子を見送り、空を眺めた。
 雲一つない青空の中、たった一羽、鳥が懸命に羽ばたいていた。

マスターコメント

(運営より) 代筆対応にて納品させていただきました。 大変長らくお待たせいたしましたことを深くお詫び申し上げます。
ショートシナリオ

ショートシナリオ普通 報酬:標準10 / 4〜10人

2021年12月24日 17時57分54秒 公開

成功

相談掲示板

  1. シャロン・ラ・モリエール

    シャロンです。シスターをしております。 よろしくお願いしますね。 ん……と、最低限以下の二つのどちらかを分担するのがよさそうでしょうか。 ・マイク・アズールを撃破する ・ドルク・マイザーを捜索・撃破する 「ドルクはマイクが撃破された時点で撤退する」とありますので、同時進行でないと両方に対応するのは難しいと思いました。 ……しかし、ドルクの存在がPL情報で、素直に捜索します、という前提で動いたらプレイング無効……なんていうことが起こりえたりするのでしょうか……。

  2. だわ

    だわ、と呼んでもらえれば。……よろしく頼む。 シャロンの提案の通り、二手に分かれるのが良さそうに思う。 市民の避難誘導もこちら(PC達)で担うべきかどうかは人員次第だろうか……。 二手に分かれるとした場合、問題はどうやってドルクを探すかだが……。 例えば、マイクとの戦闘中に増援警戒の目的で探知行動を行ってドルクの存在を感知することはできないだろうか。捜波……は届かないか。 宿場町の人々から聞き込みができるかも分からないな。混乱でそれどころではない可能性もあるか。

  3. ベルク・オスマット

    シーフのベルクだ。よろしく頼む。 捜索に関しては、今までの経緯からキメラゾンビの傍に術士がいないことはまずないと思うから潜んでいると思われる死霊術士を探すで行けると思う。 問題はどこに潜んでいるかだが。

  4. ドゥーンフォルト

    ウォーリアのドゥーンフォルトです。どうぞよしなに。 >捜索 評価試験をしている、ということはマイクを視認できる場所にいると思うのです。 マイクをシーザーロアで引きつけ戦場を移動させれば、逃げる市民とは逆にマイクを追いかけてきたりはしないでしょうか…… もしくは、周囲を見渡して戦場が街のどこへ移動しても視認できそうな高い建物とか……?

  5. セリオス・オーガスト

    ・・・ん、シューターのセリオスだ、よろしく頼む。 ドゥーンフォルトの言う通り実験なら観察できる場所にいるだろうな。 暴れてるのがいるから避難しろと言って逃げるそぶりをしないやつとかで目星をつけられないだろうか

  6. ヴァレリア・ブランシェ・ウィザースプーン

    キャスター、ヴァレリア・ブランシェ・ウィザースプーンと申します。 お見知り置きを。 実験というからにはオーガスト様の仰る通り見晴らしのいい場所に陣取る可能性があるほか。 万一キメラの矢面に立つ事になったとしても、何故か襲撃に向かってこない人や場所があるなら、それこそがドルク・マイザーの可能性が濃厚でしょう。 アイアンウォールは避難誘導の為のバリケードに。 アーケイン改はキメラゾンビの足止めか、願わくばマイザー捕獲狙いで使ってみたいですね。

  7. シャロン・ラ・モリエール

    ふむ……仕切るようで申し訳ないですが、皆様の出してくださった意見を要約すると ・マイク・アズールがキメラゾンビであることは見ればわかることであり、死霊術士が近くにいることは十分予想可能である ・PCが避難誘導するなど一般市民にアクションをとることで探せないか ・不自然に戦場を見下ろしている者を怪しむことはできないか ……という流れでドルク・マイザーの捜索という選択肢がとれる、という感じでしょうか。 捜派は以前は「敵」の存在を感知するものでしたので、だわ様のおっしゃるように群衆の中から敵のみを見つけるのに使えそうですが、今は「すべての対象」にルールが変更になっていますね。 意図を取り違えていたらすみません! そうですね……もしかしたら、魔法を使うとエーテルの光が漏れることがありますから、それで特定できるかもしれませんね。不可視のエーテルが~というケースも多いので、ちょっと弱いですけど。 定員10人依頼なので、二手に分かれるとしたら人手が必要ということはありえますね。 現在8人集まってますので、分かれる方向で良いのではないかと思いますが。 『マイク・アズール対応』する班と、セリオス様のおっしゃるように『避難誘導という体裁でドルク・マイザーの捜索のフラグを立てつつ、見つけたら撃破に移行』する班で分かれるのはいかがでしょうか。

  8. 悠人・ラドルファス

    悠人・ラドルファス。よろしく。 シャロン。まとめ、解りやすくてたすかる、さんきゅー。 とりあえず2手に分かれるっていうので良いと思う 問題はどのタイミングでキメラを殺すかってところか 早すぎてもダメ、遅いと別動隊への合流が遅れる 捜索隊がみつけたところで何かしらの合図あるといいかもしれないね

  9. ドゥーンフォルト

    二手に分かれるとのことで。でしたら自分はマイクを担当したいと思います。 マイクは大通りに降り立ったようなのでシーザーロアで引きつけつつ、位置感覚と戦術眼を使って周囲に被害が及ばない場所まで移動しようかと。 試験対象が移動することでドルクにも何か動きがないか、とも思っていますが……

  10. だわ

    要約助かる。 ドルクの捜索に捜波は使いづらいか。だがマイク付近から視線が通る位置にいるなら何とか探せそうだな。 なら、俺はドルクの対応に回るか。 奴と距離がある場合に備えて、見晴らしの良い場所に怪しい者が居ないか超視力で探してみる。 実際に叩く時にはシーザーロアで引き付けることを試みるつもりだ。……術士やゾンビ相手にどこまで通用するかは分からないから、念の為カバリングも準備しておくか。

  11. フレイヤ・サンライズ

    遅くなっちゃった フレちゃん参戦!!(どーん …まー、ぶっちゃけほぼ初めての依頼だから、あんまり当てにしないでね!☆ とりあえず私は避難誘導すればいいかな?かなかな?

  12. 嵐丸

    挨拶が遅くなり、申し訳ありませぬ。ウォーリアの嵐丸と申しまする。お見知りおきを。 むむ、このような非道を行う輩を捨て置くわけにはいきませぬが……拙者、捜索向きのスキルを持ち合わせておりませぬ故……マイク殿の方へいこうと思いまする。 偏るようなら移動も可能でありますれば、その際はお申しつけくだされ。

  13. シャロン・ラ・モリエール

    ちょっと開いてしまいましたっ! すみません!! 分担で問題なさそうでしょうか。 私はドルクで……個人プレイングは少し考え中なので後ほど! 【マイク・アズール】 ・ドゥーンフォルト ・嵐丸 【ドルク・マイザー】 ・だわ ・フレイヤ(避難誘導メイン?) ・シャロン

  14. 悠人・ラドルファス

    まとめ、さんきゅー。 マイクの方には前衛いるし、ドルク探しに行くよ 【マイク・アズール】 ・ドゥーンフォルト ・嵐丸 【ドルク・マイザー】 ・だわ ・フレイヤ(避難誘導メイン?) ・シャロン ・ドルク

  15. セリオス・オーガスト

    ふむ、では俺も捜索を希望しておくか もし発見したら空に向けて炸光矢で合図を送る。 【マイク・アズール】 ・ドゥーンフォルト ・嵐丸 【ドルク・マイザー】 ・だわ ・フレイヤ(避難誘導メイン?) ・シャロン ・ドルク ・セリオス

  16. ヴァレリア・ブランシェ・ウィザースプーン

    人数配分を考慮してマイクへの対処で動かせて頂きます。 避難箇所をあらかじめ決めておけば、アイアンウォールやアーケインの設置に計画性が出るものですし、避難活動などで市民にアプローチをかければドルクを釣り出せるとも。 それにウォーリア2名ともなれば、キャスターとしてマイクへのデバフ付与も狙ってみたいとも思います。 【マイク・アズール】 ・ドゥーンフォルト ・嵐丸 ・ヴァレリア 【ドルク・マイザー】 ・だわ ・フレイヤ(避難誘導メイン?) ・シャロン ・ドルク ・セリオス

  17. アスティン・ヴェルライン

    顔出しが遅れてごめん、シューターのアスティン よろしく。 方針は了解。人員的に俺はキメラの対応かな。 翼を狙って飛行能力を阻害するのと、デバフで動きを鈍らせていく方向で あと、回復が足りてなさそうだし、魔弓装備でヒールも持ち込んでおくよ 気休めレベルになるかもだけど。 【マイク・アズール】 ・ドゥーンフォルト ・嵐丸 ・アスティン 【ドルク・マイザー】 ・だわ ・フレイヤ(避難誘導メイン?) ・シャロン ・ドルク ・セリオス

  18. アスティン・ヴェルライン

    連投ごめん、タイミング被ったから表を更新するね 【マイク・アズール】 ・ドゥーンフォルト ・嵐丸 ・ヴァレリア ・アスティン 【ドルク・マイザー】 ・だわ ・フレイヤ(避難誘導メイン?) ・シャロン ・ドルク ・セリオス

  19. ヴァレリア・ブランシェ・ウィザースプーン

    デバフ付与での支援で思いついたのですが、付与するものは攻撃か命中にするべきでしょうか。 ドルクはマイクがあっさり撃破されてしまえば撤退するとの事。 早期に決着をつけるという事は望ましいものではなく、長期戦といいますかドルク捜索の為の時間稼ぎの側面があるのかとも。

  20. シャロン・ラ・モリエール

    遅くなってごめんなさいっ。 敵情報が全然わからないので、ちょっと困ったのですけど……慎重であるにこしたことはないと思ったので、今回は後衛寄りで動きますね。 群衆を守ることが一番、次は死霊術士の逃亡阻止で、その次に味方の回復。攻撃は手が空いたら適宜~ですね。 ブルーフレアはレベルが足りないのですが、ヴァローは持っていきます! それと、あわよくば光縛封でドルクを捕まえちゃおうかと。 フレイヤ様はほぼ初めてのご依頼ということですが、なにかヘルプが必要であれば、もう少し字数があるのでできるかもしれません! それでは同戦域の方はよろしくお願いします。 今夜22時くらいと、翌朝7時くらいには卓ログの確認が可能なので、連絡があれば書いておいてください。

  21. ドゥーンフォルト

    >炸光矢 了解しました。合図までは倒す・倒されないように気をつけます。 >回復 自分には回復手段がないので、回復があるのは心強いです。よろしくお願いします。 >デバフ付与 自分は防御重視で行くので、攻撃力を下げていただければ助かります。

  22. ベルク・オスマット

    では我はマイクのほうに行くとしよう 同戦域の方々はよろしく頼む 【マイク・アズール】 ・ドゥーンフォルト ・嵐丸 ・ヴァレリア ・アスティン ・ベルク 【ドルク・マイザー】 ・だわ ・フレイヤ(避難誘導メイン?) ・シャロン ・ドルク ・セリオス

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0