【竜盤】平原を駆ける戦士
革酎
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シナリオID:1561
オープニング
クリエスター山脈北東部から裾野を広げる平野部マミダの、ドワーフ王国第二都市群。
草原都市テンゼンは、メルトウォール側本陣である都市マミダへと繋がる要衝であり、ここを突破しないことにはマミダ攻略は不可能ともいえる。
このテンゼンに向けてドワーフ王国は奪還戦力を派遣した。
そのうちのひとつ、アトレー特務歩兵隊はアトレー守兵隊の一部が、テンゼン攻略の為に再編成された部隊である。
部隊長はドワーフの重戦士ログロース。
アトレー奪還戦では多くの冒険者達と共に奮闘し、見事メルトウォール陸戦隊を潰走させることに成功した英雄であった。
ログロースの功績はアトレー守兵隊の士気を大いに高めている。この調子であれば彼を長とした部隊を派遣することで、アトレーの名声を世に誇ることも出来るだろうと考えたアトレー太守クラムゾフ・ドゴーリアが、ログロースを特務歩兵隊の長に任じた、という訳である。
当初ログロースは政治的な意味合いでの派兵には否定的だったが、テンゼン攻略がメルトウォール壊滅への近道だと諭され、仕方なく隊を率いることに賛同した。
(やれやれ……うちの太守殿も変なところで色気を見せるから、困ったものだ)
進軍の最中、決して面には出さないものの、ログロースはドゴーリア太守のやや現金な発想には苦笑を禁じ得ない思いだった。
しかし、戦いの火蓋は決して彼らを待ってくれない。
前方から、テンゼンを発ったメルトウォール陸戦隊が接近して来るとの報告が飛び込んできたのだ。
「臆するな戦士達ッ! 我々は強いッ! そして冒険者という心強い助っ人も参戦しているッ! ここは一気に蹴散らすぞッ!」
テンゼンの東側に広がる草原には、幾つもの戦域が点在している。これからアトレー特務歩兵隊が挑もうとしている戦いは、それら戦域のひとつに過ぎない。
それでもこの勝負、退く訳にはいかない。
真っ向から襲い掛かってくるメルトウォール陸戦隊の後ろには、ベルナンから移動してきたふたりの強敵――メドゥの指先『青の中指』ジルベルと、メルトウォールの暗殺師チェイ・ツァンウが控えているとの報告が寄せられている。その為、目の前の敵は妙に士気が高い。
(ここで奴らを叩けば、敵の士気を瓦解に導けるかも知れん。絶対に撃破してみせる)
ログロースは内心で気合を入れ直し、総員攻撃の采配を振るった。
●この一戦を最後に
ヒューマン、コボルト、オークといった混成部隊がアトレー特務歩兵隊と激突しようとしている。
その様を鞍上で眺めながら、メドゥの指先幹部『青の中指』ジルベルは、傍らで手綱を握っているチェイ・ツァンウに眠たそうな眼差しを向けた。
「なぁチェイさん。悪いんだが、メルトウォールに肩入れすんのはこれで最後になりそうだ。ちょいと王国の方で野暮用が出来ちまってな……チェイさんはどうすんのさ?」
「そうでございますネェ……ワタクシも正直なところ、メルトウォールでの仕事は大体やり終えたという感じがしないでもないデス」
チェイも何となく、明後日の方向に意識が飛んで行ってしまっている様子を伺わせた。ジルベルがマミダ地方を去るというのであれば、一緒について行こうという気分なのだろう。
正直なところ、チェイ自身もメルトウォールに然程思い入れがある訳ではなかったのだ。
「ま、この一戦次第ですかネェ。負けるようならそれまでデス。ワタクシも出処進退を考えまショウ」
つまりチェイは、メドゥの指先への所属替えを視野に入れている、ということなのだろう。
それならそれで大歓迎だ、とジルベルは酒瓶の中身を軽く飲み干してから、乾いた笑いを響かせた。
解説
マスターより
リプレイ
ドワーフ王国マミダ地方に於ける、メルトウォールの現在の本拠地マミダ。その手前に位置する要衝テンゼンの周辺には、広大な草原が大海の如く無限の広がりを見せている。
その草原の一角、正確にいえばテンゼン東の平原地帯で、メルトウォールとドワーフ王国双方の軍勢が激突していた。
アトレー守兵隊から派遣された特務歩兵隊は、やや右翼寄りの戦線を担当している。
「前回は一緒に暴れ回る機会が無かったからな……今回は頼りにしてくれて良いぜ」
特務歩兵隊の長ログロースに、刃を二刀流に抜き放ったハヤト=ガラン=ヴォルファングが陽気な笑みを投げかけた。
敵がこちらの突進距離の間合い内に入ってきたところで、ハヤトは一気に距離を詰めて先陣を切る腹積もりだったが、メルトウォール陸戦隊の位置はまだ少し遠い。
(ジルベルとチェイの野郎も居やがるのか)
草原を駆け抜ける風の中に、覚えのあるにおいが混ざり込んでいる。メドゥの指先『青の中指』ジルベルと、メルトウォールの暗殺師チェイ・ツァンウの気配をハヤトは既に察知していたが、しかし表情には出さない。敵中に恐るべき達人が居るとなると、友軍の士気に少なからず影響を与える恐れがあったからだ。
「久しぶりに肩を並べることになったが……もし良かったら部隊を率いる戦い方を隣りで見せて欲しい」
アーシェル・G・クラインのやや謙遜に過ぎる台詞に、ログロースは幾分驚きの色を浮かべた。
個人の戦闘能力としては間違い無くアーシェルの方が上だ。にも関わらず、アーシェルはログロースに教えを乞いたいというのである。
「部隊を率いる経験と実績じゃあ、間違い無くログロースの方に一日の長があるからな」
これはアーシェルの偽らざる心境だ。ロモズ歩兵団で重兵隊を率いる様になったアーシェルだが、彼は未だに指揮官とは何ぞやというところで迷いを抱いている。大事な仲間を死なせない為には隊長としてどの様に振る舞うべきなのか――アーシェルはログロースの指揮官としての技量から何かを学びたかったのである。
「そうだな……背中で語るといったところだろうか」
部隊の長として頭に立つ者には、二種類ある。現場で先頭に立って指揮を執るか、後方に居座って軍全体に対して采配を振るうか。
アーシェルは間違い無く前者だ。ならば迷うこと無く先頭に立て、とログロースは低く笑った。
防御一辺倒では頼もしい隊長とはいえぬと悩んでいたアーシェルにとっては、守るも攻めるも部隊長が先頭に立ってこそというログロースの持論に、成程と頷く部分が多かった。
「おっと、そろそろお喋りもおしまいの様だぜ」
ハヤトが得物を握り締めたまま、片方の手で前方を指差す。いよいよ突進距離の間合いに、メルトウォール陸戦隊の陣形先頭が近づいてきた。
お先に、とばかりにハヤトが猛然たる勢いで、オークとコボルトで編成される敵戦闘部隊の真正面へと躍りかかってゆく。
「うるぁ! 俺がブレイブファング傭兵団のハヤト様だゴルァ!」
その轟然たる咆哮が、戦闘開始の合図となった。
ハヤトの異常な突入速度はさておき、その後に続いたのは当然ながらログロースだ。彼の周囲にはアーシェルの他、エミリア・シバとアルマ・ヴァレンタインの姿があった。
エミリアもアルマも、ログロースを最後まで守り抜くことが必勝の鍵だと心得ていた。
「ログロースちゃん、強敵の首は取らせてあげるからね」
この戦いの政治的な意味合いを理解しているエミリアは、艶っぽい笑みを浮かべた。アトレー特務歩兵隊の象徴的存在であるログロースに花を持たせることで、隊全体の士気が跳ね上がることをエミリアはよく理解していた。
勿論、本当に強敵といえる危険な相手は冒険者が始末をつけるべきであろうが、そうでない場合にはなるべくログロースに功績を取らせたい。担ぐ神輿は派手に踊ってくれた方が良いのである。
「あれ……もしかしてちょび髭?」
雪崩を打って襲い掛かってくる敵部隊の遥か後方に、二頭の軍用馬を認めたアルマ。その片方の鞍上に居るのが、どうやらチェイ・ツァンウらしいことに気が付いた。
(ちょび髭おじさん……生きとったんかいワレェ……)
何故か狂気の色を湛えた目でじろりとチェイを見据えるアルマ。いつものキャラではない。だがそれも僅か一瞬のことで、直後には本来の明るい笑顔を覗かせていた。
「あそこに居るのはチェイさんかな? まぁどうせちょび髭だし、最近は失敗続きで全然良いところ無いんだけどねぇ」
顔は笑っているが、吐いている毒は凄まじい。チェイ本人が聞いたら恐らく顔を真っ赤にして反論していることだろう。
それはさておき、アルマはチェイのここ最近の動向やその戦闘能力について語り、ログロースに危険人物だと警鐘を鳴らした。
「ま、出来れば藪を突ついて蛇を出したくないけどねぇ」
エミリアはチェイやジルベルに対してはなるべくちょっかいはかけたくない、と苦笑を浮かべる。メルトウォール陸戦隊の後方で高みの見物に洒落込む姿勢を見るに、恐らくあのふたりは積極的に仕掛けてはこないだろうと見立てているエミリア。
「要は、ログロースちゃんの隊が派手に勝てれば、それで良いんだけどね」
無理に強敵を誘い出す必要は無いというのが、エミリアが下した結論だった。
●戦局転換
その一角は、ものの数分で乱戦の場と化した。
アトレー特務歩兵隊とメルトウォール陸戦隊は双方の兵が互いに入り乱れ、ドワーフと亜人がそこかしこで武器を振るい、血飛沫が舞い、怒号が響き渡る。
そんな中を、アルベルト=V=シュタールシュヴェーアトはゆったりとした足取りで無人の野を行くが如く、悠然と歩を進めていた。
勿論、メルトウォール側も黙って見過ごしはしない。数体のコボルトやオークがアルベルトの前後左右から奇声を張り上げて襲い掛かってくる。
「メルトウォール陸戦隊め……貴様らを殲滅する!」
発声音量はやや抑えがちだが、アルベルトは半ば自らを鼓舞する様に鋭く吐き出した。襲い掛かってきた亜人共の刃は城塞の如き堅牢な防御に傷ひとつ付けることも叶わず、次々と跳ね返されてゆく。
逆にアルベルトは大太刀を僅か一度薙いだだけで、数体の敵を纏めて叩き伏せた。
メルトウォールもアルベルトが手強い相手と認識したらしく、特異個体と思しき大柄なコボルトとオークが二体同時に仕掛けてきた。
「少しは骨のありそうな奴らだな……相手になってやる」
大太刀を肩に担ぐ様な姿勢で、アルベルトはかかって来いと挑発してみせた。先に反応したのはコボルト特異個体だ。戦斧を振り上げながら猛然と間合いの内側へと飛び込んで来る。
だがこの突撃は見せかけだ。本命は背後から長剣を腰だめに突き込もうとするオーク特異個体だった。アルベルトは良い連携だと評価しつつも、敵の狙いを早い段階で見抜いていた。
アルベルトの鎧姿がその場で時計回りに一回転した。大太刀がオーク特異個体の長剣切っ先を軽く薙ぎ払ったかと思うと、次の瞬間には頭上に迫っていたコボルト特異個体の戦斧を弾き返していた。
寸分の隙も無い鉄壁の守りだ。今のアルベルトを足止めするには、高火力の範囲魔術辺りを駆使しなければ到底不可能であろう。
だが悲しいかな、メルトウォール陸戦隊は物理攻撃で前へ前へと押し出す接近戦兵力の塊だ。逆に魔術を駆使しているのは冒険者の方だった。
「罠も奇襲も無しかー。ちょっと意外かな」
アルベルトの無双地帯から少し離れた位置で、アルマは幾分肩透かしを喰らった気分になりながらも、魔力を盛大に解放していた。密集する敵に対しては最も有効なのが範囲攻撃魔法だ。メテオライトやタイダルストリームが極めて効果的に作用していた。
「この調子なら、一気に押し込んでいけそうだな」
後方を振り返ってから、アーシェルは傍らのログロースに笑みを向けた。彼らが先頭に立って敵陣を中央突破する姿が、アトレー特務歩兵隊のドワーフ達に勇気を与えたことは一目瞭然で、コボルトやオーク共に対して優位に戦いを進めている。
と、そこへ戦場内を駆け廻っていたハヤトとエミリアが引き返してきた。敵はどうやら主力たるヒューマンの部隊を投入しようとしているらしい。
「連中の動きを見てきたが、ちょいとばかし手強いかも知れねぇぜ」
「多分だけど、点穴で肉体強化された連中じゃないかしら」
ハヤトとエミリアの声音にはまだまだ余裕の色はあったが、しかし甘く見るなという緊張感も漂っている。ここからが本番だといって良いだろう。
「そうか……これが狙いだったんだね」
アルマも漸く、敵の意図に気付いた。
ジルベル或いはチェイは、まず比較的弱い亜人部隊をぶつけてドワーフ達の油断を誘う。アトレー特務歩兵隊がメルトウォール陸戦隊の実力を舐め切ったところで、それまでとは格段にレベルの違う強者部隊を投入し一気に形勢逆転を狙うというのが、メルトウォール側の戦術なのだろう。
これは決してトリッキーな罠でも何でもない。ひとつの立派な戦術だ。
「へぇ……ちょび髭の癖に、意外と考えてるんだね」
ここから先は治癒師としての技量が要求されることになる。アルマ自身もそれまでの魔法攻撃一辺倒の戦術から、味方を支援する援護戦術へと発想を切り替えなければならなかった。
「アーシェルちゃんはログロースちゃんの隣りに居てあげてね。おねえさんとハヤトちゃんで、あの点穴集団の実力を見てくるわ」
特異個体、とまではいかないものの、点穴で強化されたヒューマンはそれなりに厄介だ。まずは自身の目で敵の強さを見極めたいというのが、エミリアの考えだった。
「ほいじゃあ、ちょっくら行ってくる」
先に駆け出したエミリアに続いて、ハヤトも俊足を発揮し、敵亜人部隊の間を縫う様に走る。
と、そこへアルベルトが遅ればせながら合流してきた。亜人共はドワーフ達に任せておけば良いと判断し、アルベルト自身も点穴強化部隊への対処に動こうと考えていた。
「どうやら……チェイ・ツァンウも動く様だな」
アーシェルが敵集団の更に向こう側を指差した。
見ると、そこにはジルベルの姿しか見られない。恐らくチェイもヒューマン部隊に紛れ込んで、こちらに迫ってきているのだろう。
●勝利と画策
点穴強化されたヒューマン部隊は確かに強敵だが、しかしそれでもハヤトとエミリアの疾風の如き俊足と、必殺に近しい威力を発揮する一撃離脱戦術の前では無力に等しかった。
このふたりの機動力と破壊力は、単に肉体能力を向上させただけでは到底対処不可能だ。相手が授恵者ではないドワーフであれば相当な威力を発揮したのだろうが、ハヤトとエミリアの前では特異個体未満の中途半端な戦闘力という以上の存在にはなり得なかった。
だがそれでも、チェイがログロースの前に現れるまでの時間稼ぎにはなった様だ。
「やっぱり来たね、ちょび髭」
アルマが見たところ、チェイは自らの肉体も点穴で強化している様に思われた。恐らく、間合い内に近づかれただけで危険だ。
アーシェルとアルベルトがログロースを守る位置に陣取っていることを目線で確認してから、懐から閃光塗弾を取り出した。
チェイはどうやら初見らしい。アルマの放った閃光塗弾に警戒し、その注意がほんの一瞬、眩い光に奪われていた。
次いでアルベルトの刃が雷鳴の如き破壊力を発揮し、チェイの痩せた体躯を一撃で弾き飛ばしていた。
「チェイ・ツァンウ……その首、貰った!」
手応えを感じたアルベルト。完全に斃し切るまでには至らなかったが、相当な打撃を叩き込んだという実感があった。
チェイは辛うじて両脚で踏ん張っているものの、着用していた革鎧がものの見事に叩き割られており、胸部にも決して浅くはない傷が刻まれていた。
「ふふん、目の良さが命取りだよ! 何なら、お代わりもあるよ?」
更にふたつの閃光塗弾を取り出し、ドヤ顔で笑うアルマ。対するチェイは苦り切った表情でアルマと、自身に深手を負わせたアルベルトを交互に睨みつけた。
その一方で、起死回生を狙った筈の点穴強化ヒューマン部隊が劣勢に陥りつつある。ハヤトとエミリアの縦横無尽に走り回る破壊の嵐が、チェイの計算を完全に狂わせていた。
やがて、アトレー特務歩兵隊は亜人部隊を完全に撃破し、更にはヒューマン部隊をも圧倒し始めた。
最早戦いの趨勢は決したと見て良い。
「勝敗はほぼ決した……といって良さそうだな」
数人の点穴強化ヒューマン兵を刃のひと薙ぎで叩き伏せたアーシェルが、アルベルトと並んでチェイと対峙する。メルトウォール側はチェイが手傷を追ったのに対し、アトレー特務歩兵隊側はログロースが未だ無傷で健在だ。これが何を意味するのかは、素人の目から見ても明白であろう。
更にそこへ、ヒューマン部隊を散々に蹂躙し尽くしてきたハヤトとエミリアもチェイの背後に迫ろうとしている。部隊全体の勝敗のみならず、チェイ自身の進退も極まりつつあった。
「ここがもう、潮時ですかネェ……」
妙に観念したかの様なひと言に、冒険者達は一瞬耳を疑った。
が、その直後にはチェイは半ば自暴自棄気味にログロースへと襲い掛かった。当然ながら冒険者達が盾となって立ちはだかる。
アルベルトとアーシェルが迎撃の刃を振るうと、チェイは全身から鮮血を噴き上げ、その場に昏倒した。
チェイの死亡を受けて、メルトウォール陸戦隊は完全に瓦解した。
勢いに乗って走るアトレー特務歩兵隊とは対照的に、オークもコボルトも、そして点穴強化ヒューマンも揃って潰走した。
冒険者の手を借りての勝利とはいえ、ログロースの名が、ひいては彼を派遣したアトレー太守クラムゾフ・ドゴーリアの功名が更に高まったことは疑いの余地が無かった。
その夜、テンゼンからやや離れた荒れ地を、ジルベルは死体袋を引きずって歩いていた。
結構な距離を稼いだジルベルはそろそろ頃合い良しと判断して足を止め、死体袋の結び口を開いた。中には血染めのチェイの姿があった。
「もう良いぜ、チェイさん」
その瞬間、チェイの瞼が開いた。血糊と点穴で戦死を装っていたチェイは、警戒しながら死体袋の中からのっそりと這い出した。
「メルトウォールはチェイさんを戦死者として計上したから、もう安心だぜ」
「これでワタクシも大手を振ってメドゥの指先に転籍出来るという訳ですネェ……」
幾分ほっとした表情で、チェイは血まみれの顔を拭った。
「けどよぉ、芝居にしちゃあ派手にやられてたな」
「いえ、そんな余裕はございませんでしたヨ」
本当に死ぬところだった、とチェイはぼやいた。
「壊密宗をご紹介下さいますカ。ワタクシも、もっと強くならなくては」
チェイの懇願に、お安い御用だ、とジルベルは小さく頷き返した。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準5 / 4〜5人
2021年11月07日 15時30分07秒 公開
相談掲示板
ヒーラーのアルマだよ、どーぞよろしくねー やる気のない?チェイさんとジルベルさんはいるみたいだけど、 撃破を狙わないなら会戦用?の範囲回復とか攻撃スキルで準備していくようにするね。
ウォーリアのアーシェルだ。 顔出しが遅くなっちまって悪ぃな。 正面からぶつかり合うシンプルな戦い方で大丈夫そうか……? 個人的にはログロースがジルベルやチェイを討ち取ろうとして返り討ちに合わねぇかが少し不安でもあるな。 なので共に前線で戦えたらと思ってる。 敵の士気は妙に高いみたいだしジルベルやチェイは無理に撃破を狙わなくてもいいと思うが、ケリをつけたい奴はいるか……?
おーっす! ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! 今回は派手に暴れ回りゃ良さそうだな♪ んじゃ、俺は自由に暴れつつジルベルやツェイの因縁のある奴らを見掛けたら仕掛ける感じで動くぜ!
遅くなったわね、シーフのエミリアよ。 個人的に今回の戦いは政治的な意味合いも持ってるという意味では、藪をつついて蛇を出したくないので、 基本的には敵NPCにはこちらから手を出したくないのよねぇ、と思ってるので、 基本の動きは天眼と他の戦略眼辺りを組み合わせて戦場の様子を見ながら、 敵に押されそうな部分があったら助けに行くようにしたいとは思ってるわね。 ただ、敵NPCの二人がいくらか活動的に動き始めたら、まあ、そこに行こうとは思うわ。 物理で行くか魔法で行くかはちょっと考え中ね。
ウォーリアのアルベルト=V=シュタールシュヴェーアトだ。 よろしくな。 顔を出すのが遅くなってすまない。 今回俺は混成部隊を相手に無双する予定だぜ。 ジルベルやチェイは倒せればラッキーってとこかな
出発間近になっちゃったけどみんな方針どうもありがとー ボクも来たら迎え撃つー…くらいの感じでプレイング出してくるねー