【FF】妖精さんのお悩み相談とアルトナのクッキー
秋原かざや
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シナリオID:1525
オープニング
どうやら、各地で妖精達が、おばけに困って助けを求めているらしい。
しかも、それだけではない。
「というわけで、お菓子屋さんにいる妖精さんを助けてあげたいんです」
そう言って、ギルドにいる冒険者達に声をかけるのは、アルトナ・レーファルスト。
アルトナの話によると、お菓子屋に突然、妖精達が駆け込んできて、おばけを退治してほしいと依頼してきたそうなのだ。
「妖精さん達が住んでいた洞窟で、変な音が聞こえて、恐ろしい白いもやもやが現れたとか」
でも、話を聞いていると、そのおばけ……おばけじゃなくて、別の何かのような気がする。
「魔獣が出たとかそういう話も聞きませんから、たぶん、どっかの何かが引っかかってるのかなって思うんです」
まずは妖精達の願いを聞いて、洞窟へと赴き、おばけらしき原因を取り除くことが必要だ。
「で、本題はこれからです!!」
あれ、妙にアルトナが真剣な表情を浮かべてるぞ。
「実は、おばけを退治してくれたら、その助けを求めてきた妖精さん達が、たくさんの砂糖と小麦粉をくれるそうなのです!! これは、あの念願の……プリン型クッキーを作るとき!!」
どうやら、アルトナ。いつか大好きなプリンの形をしたクッキーを作りたいと常々思っていたそうだ。
「で、これを機に作りたいと思うのですが……その、料理があまり得意じゃなくって……」
料理の自信のないアルトナ。妖精達の悩みを解決した後で、件のお菓子屋のキッチンを借りて、クッキーづくりに挑戦したいそうだ。
「えっと、もしよければ……一緒に作ってくれませんか!!」
妖精さん達の悩みを解決した後で、アルトナとクッキーづくり。
楽しい楽しい冒険(?)が、今、始まりを告げる!
しかも、それだけではない。
「というわけで、お菓子屋さんにいる妖精さんを助けてあげたいんです」
そう言って、ギルドにいる冒険者達に声をかけるのは、アルトナ・レーファルスト。
アルトナの話によると、お菓子屋に突然、妖精達が駆け込んできて、おばけを退治してほしいと依頼してきたそうなのだ。
「妖精さん達が住んでいた洞窟で、変な音が聞こえて、恐ろしい白いもやもやが現れたとか」
でも、話を聞いていると、そのおばけ……おばけじゃなくて、別の何かのような気がする。
「魔獣が出たとかそういう話も聞きませんから、たぶん、どっかの何かが引っかかってるのかなって思うんです」
まずは妖精達の願いを聞いて、洞窟へと赴き、おばけらしき原因を取り除くことが必要だ。
「で、本題はこれからです!!」
あれ、妙にアルトナが真剣な表情を浮かべてるぞ。
「実は、おばけを退治してくれたら、その助けを求めてきた妖精さん達が、たくさんの砂糖と小麦粉をくれるそうなのです!! これは、あの念願の……プリン型クッキーを作るとき!!」
どうやら、アルトナ。いつか大好きなプリンの形をしたクッキーを作りたいと常々思っていたそうだ。
「で、これを機に作りたいと思うのですが……その、料理があまり得意じゃなくって……」
料理の自信のないアルトナ。妖精達の悩みを解決した後で、件のお菓子屋のキッチンを借りて、クッキーづくりに挑戦したいそうだ。
「えっと、もしよければ……一緒に作ってくれませんか!!」
妖精さん達の悩みを解決した後で、アルトナとクッキーづくり。
楽しい楽しい冒険(?)が、今、始まりを告げる!
解説
今回、皆さんにやっていただくのはこちら!
1)小さな泉のある洞窟で、お化け退治
アルトナの言う通り、音の原因と白いもやもや(?)の原因を取り除きます。
魔獣といったモンスターとかは出てこないので、数人で向かえば、あっという間に解決します。
アルトナと肝試し的な冒険をしたい方は、ぜひこちらへ。
2)アルトナとクッキーづくり
妖精さん達のお化け退治が終わったら、お菓子屋さんのキッチンを借りて、クッキーづくりをします。
アルトナは、あまり料理が得意ではありません(ちょっと苦手にしています)。
それを補助して、みんなと一緒にクッキーを作ります。
味見する人も大歓迎。わいわいと楽しくクッキーを作りましょう♪
どちらか一つだけでも、どちらも参加したいという方も大歓迎です。
ただ、両方に参加する方は、少し描写が薄くなってしまうかもしれません。ご了承の上、ご参加ください。
それと、ささやかなアイテム配布も行われるそうです。
こちらもお楽しみに。
複数で参加する方は、お相手の名前やグループ名等をお忘れなく。
迷子にならないよう、ご協力お願いしますね。
マスターより
どうも、こんにちは! 秋原かざやです。
今回は、アルトナと一緒に、ささやかな冒険とクッキーづくりに挑戦していただきます!
オープニングに書いてある通り、おばけの原因は、大したことはありません。
おそらくクッキーづくりがメインとなると思います。
よろしければ、うちのアルトナさんと一緒に、楽しんでいただけたらと思います。
皆さんの参加をお待ちしていますね!!
リプレイ
●妖精さんのお困りごとを解決しよう!
さて、ここは泉がある妖精達の住処な洞窟。
洞窟なのだから、少し暗がりだ。
「ちょ、ちょっと、ドキドキしますね……」
ランタンを片手に、アルトナ・レーファルストは、入り口から洞窟の中をうかがっていた。
今回は妖精達の要請により、洞窟探検に来ている。
これが終わったら、クッキーづくりを行う予定だ。
「アルトナ様、妖精さんはなんと?」
そう、改めて尋ねるのは、長毛種猫の耳と尾のあるハーフビーストのヒーラー、シャロン・ラ・モリエールだ。
「そうですね……話によると、変な音が聞こえて、恐ろしい白いもやもやが現れた……と聞いてます」
「白いもやもや? それと、音ですか。音ってどんなのでしょうね?」
そう思案する隣で、ふむと考えこんでいる様子なのは、見るからに東方大陸にルーツを持つ風貌を持つ、海神・江流。
「白いもやもやと音、ねぇ……。被害が出てる訳でもないから、魔獣とかクリーパーでないなら幸いか。原因はなんだろうね?」
「そうですね……お化けでしたら可愛いものですよ。斬ればいいですし。硫黄性のガスや火山ガスのようなものでしたら、周辺地域に避難を出さなければいけませんしね」
その江流の隣で頷くのは、シルトラース帝国の傭兵として雇われていたゴブリンロードのガルシアだ。
ちょっと物騒な口ぶりに、江流は思わず苦笑する。それだけではない、ガルシアは有毒ガスに備えて、口元にはしっかりバンダナをつけているのだ。その重装備に江流は、少し驚いているようだが……。
「温泉の水蒸気と間欠泉の音、とかだと平和でいいんだけど……まぁ、油断して怪我してもかっこ悪いし、妖精さんを不安にさせても仕方ない。戦闘になってもいいように、気は引き締めておこうね」
そう江流が声をかけると。
「江流様、もし何かありましたらすぐにこの場から離れてくださいね。こういうものは気付いてからでは遅いですから」
ガルシアがそういうのだから、また江流は苦笑を浮かべるのだった。
さっそく、一行は連れ立って、洞窟の中へと入っていった。
と、ぶるぶると怖がりながら、シルク・メイプルリーフの後ろに隠れるようにいるのは、ノルン・クーゲルだ。
「お化け退治……何が出るんですかね…? ちょっと怖いです……ひっ、やっぱりちょっとじゃなくて、すごく怖いです……!?」
セミロングの銀髪を一つにまとめ、弱弱しい雰囲気を醸し出しているゴブリンだ。
そして、その彼を庇うかのように前にいる金髪のエルフなシルクは。
「ノルン君……それじゃあ、こうしましょう」
縦抱っこして、背中をポンポンしてあげる。
「え、シルクさん? なんで抱っこ……こ、怖いけど、これなら怖くない……ですけど、なんか凄く恥ずかしいことになってませんか?」
「ノルン君、後ろは見ておいてくださいねー。おねーさんが居れば大丈夫ですよー」
そのまま、ノルンを抱えたまま、シルクは奥へと進んでいく。
「そうそう、明かりは任せましたよ」
「はーい、明かりはきちんと持ってます……う、うぅ……変な気持ちです……」
抱き抱えられて、どうしていいか分からず、シルクにしがみ付くノルン。きちんと明かりを持ち、シルクに変わって、洞窟の中を照らしていた。少しだけほんのりと、ノルンの顔が赤くなっているのは、きのせいだろうか。
「未確認の魔獣がいたら大変ですから、気を引き締めていきましょうね」
シャロンが戦闘となって、前方を歩くアルトナの補佐を務めている。
「は、はいっ」
と、歩いていると……ぴちゃんと天井から垂れてきた水滴がシャロンの背中を直撃。
「ひゃあん!?」
ぶわっとしっぽの毛が逆立ってしまった。
「しゃ、シャロンさんっ!?」
「だ、大丈夫……その、背中に冷たいのが来ただけ……」
ぴちゃんと、今度はアルトナの頭に直撃した。
「きゃわっ!!」
大声を上げる二人にシルクが驚き。
「敵ですか!?」
トンファーを持ちながら、キックをしようと構える。もちろん、ノルンを抱えて。
「み、皆さん、落ち着いてください! 天井から垂れた水ですから」
あわあわとアルトナが説明する。その説明で仲間達は落ち着きを取り戻した。
冷静を取り戻したとはいえ、不安なものは不安なのだ。
「カフさん、おばけって本当にいますか?、どう退治するんでしょう?」
そう不安げに尋ねるのは、セオ・ウルジオ。その様子にカルフ・オルヴォは丁寧に説明した。
「居ると思うぞ。エーテルが、どう影響を及ぼすか読み切れんからな……実際、似たのに会ったばかりだ」
否定されるかと思ったら肯定されてしまった。それもそのはず、カルフは以前、幽霊を相手にする依頼に参加したことがあったのだ。
「現象……ですか? 難しいのですね」
だが、セオはそのことを気にしていないようだ。現象だといわれて、ほっとしているようにも感じる。セオはより相手を見極めるように目を凝らしているようだ。
妖精達の住処にしている洞窟の泉を越えて……そしてお化けの原因を見つけた。
――ごおおおお……。
音の正体は、時折吹き出す……。
「やはり間欠泉、でしたか……」
「みたいですね……」
それだけではない。そこにひらひらと閃くぼろ布が引っかかっていたのだ。
「え、あれ。お化けってこんな……えぇ、怖がって損しました……」
そういうのは、不安になってシルクに抱っこされていたノルンだ。安心したようで、シルクから降りて行けるようになった様子。
「お化けや魔物じゃないなら全然怖くないですね……あ、でも急にランタンとかの明かりが消えたら怖いっ……」
やっぱりそれでも怖いようだ。
「ひゃっ!!」
その煙を見間違えて驚いたセオは、そのままカルフの腕にしがみ付いてしまう。
「まったく……外で待ってりゃ良いのに」
それでも押し切ってやってくるセオにカルフは、可愛いと感じていた。そっとカルフが安心させるかのように頭を撫でると。
「だ、大丈夫です。すみません」
と頬を染めて、セオは離れたのだった。
ぼろ布は江流とガルシアが丁寧に取り除き、間欠泉の方は、カルフとセオが穴を広げて音を小さくし、セオが状況をわかりやすく説明するためにスケッチを書いていく。
「他にも何かないか、見回っておきますね」
「後は私たちに任せてください」
江流とガルシアが残り、他にも何か原因がないか見回るという。
「たぶん、何もないと思いますが……気を付けてくださいね」
二人に見送られ、一行はそのままお菓子屋さんへと向かい。
「こういう物でしたよ。怖くないです、安心です」
「もうこわくないー、あんしんあんしん」
そうセオがファンシーな絵で状況を説明し、妖精達を安心させるのであった。
そして、妖精達から小麦粉と砂糖を無事もらった一行は、いよいよクッキーづくりの準備にかかるのであった。
●美味しいクッキーを作ろう!
「ふむ、良い感じに溶けたのだ!」
常温に戻したバターをボウルに入れて、混ぜ始める。
ここは、妖精達が駆け込んできたお菓子屋さん……のキッチン。そこには、妖精さんからもらった小麦粉と砂糖が置かれており。
「えっと、小麦粉と砂糖はこの量でいいですか?」
小麦粉などを頑張って測ってきたのは、アルトナだ。
「じゃあ、小麦粉と砂糖はこのバターの入ったボウルに入れて、粉っぽさがなくなるまで混ぜるのだ」
「はいっ!!」
そうアルトナに的確に指示を出すのは、ストレガ・L・リベルガストラ。こうして、アルトナと一緒にクッキーを作りに来たのだ。しかも、アルトナが冒険中の時間を使って、バターを常温に戻していた。お陰でタイムラグが少なくクッキーを作ることができた。
「アルトナ、一緒にクッキーを作ろう!」
そこにやってきたのは、ハーヴィだ。
「……とは言っても、僕も正直言ってあんまし料理が得意ってワケじゃないんだよね。うん、でも出来ないなら出来ないなりに、やれることはあるから……だからさ、アルトナ、一緒に頑張ろ!」
「はい、じゃあ一緒にこれを混ぜましょう!」
「え? これ?」
やってきたハーヴィに手渡したのは、もう一つのボウル。
「たっくさん作って配るんです。手伝ってくれると助かるんですよ!」
そうアルトナは、たくさんクッキーを作るつもりなのだ。一緒に冒険した仲間達に、そして、町の人達にとたくさんたくさん作るらしいのだ。
「アルトナ、本当にいっぱい……作るのだな」
思わず一緒に手伝っていたストレガが、額に汗を浮かべながらそう聞いた。
「はい、やりますよぉー!」
むんっと力こぶを見せるアルトナに。
「クッキー作りですね! 私、得意です。お任せください!」
とやってきたのはミア=リゼル。
「お菓子作りは手順が煩雑で難しそうに思えますけれど……材料を混ぜ合わせて捏ねて休ませて、形を整えて焼くだけ……なのです」
そういって、アルトナのクッキーの生地作りを手伝っている。
「こうして、材料を入れる順番に並べておけば、間違えないですし、やりやすいと思いますよ」
優しくそう、アドバイスも忘れない。
「お菓子作りのお仕事……ふふふ、平和でいいなぁ」
くるくると自分の生地を練りながら、皆の様子を眺めるのはシェオルだ。
「そういえば、アルトナ。無事終わらせた冒険はどうだったんだ?」
と、シェオルは先ほど終わったばかりの冒険の話をアルトナに尋ねる。
「そう、それが大変だったんですよっ!!」
「えっ !?」
ちょっとだけ、いや、1時間ほど手が止まったのは……そのお愛嬌というべきか。
その間も他の者達のクッキー作りは順調に進んでいた。
いつもは大雑把だけど、お菓子作りは正確さが大事。
ファイサル・アル=ファルドは、いつもよりも慎重に材料を測りながら、クッキーづくりを進めていた。
その隣では。
「お砂糖と小麦粉がこんなにいっぱいあるなら、色々作れそうですよね」
熊の耳をしたハーフビーストのハルハン・ツァガーンナルが、大量の材料を前に嬉しそうな声をあげていた。
「でも、今日はシンプルに。基本的なものからいきましょう!」
楽しそうにさくさくっと、ツァガーンナルは、生地作りを進めていく。
二人とも、生地ができたところで、ファイサルは首を傾げつつ。
「何にしようかな……基本の丸や四角もいいけど、折角だし今日の記念になるようなものが良いですよね」
と、そこで一緒に作っていたツァガーンナルと目が合った。
「……よし、クマと肉球のクッキーにしましょう!」
そう決めたファイサルにツァガーンナルは。
「参考に、なりますか? ボクの手で良ければ! 肉球も、触ってみますか?」
にっこりと手を差し出して、自身の肉球を見せる。
「あっ、は、はい、とっても、その、助かりますっ」
ちょっと驚きつつ、ありがたくクッキーの参考に見せてもらうのであった。
ちなみにツァガーンナルのはというと。
「ファイサルは、果物も好きでしたよね」
干しブドウなど、クッキーに入れても大丈夫そうなドライフルーツをクッキーに入れていくのであった。
ことことことこと。
ストレガは、一味違うクッキーを求めて、アルトナの準備したクッキー生地に一工夫。
卵黄砂糖を混ぜ、牛乳を加えて弱火にかけながら味をみる。
「うむ、このくらいでいいな!」
「うわあ……香りがプリンです……」
隣で嬉しそうな笑顔を見せるアルトナにストレガは。
「これを生地に入れて、型を……んーちょっと緩くなるから、型に入れた方がよさそうなのだ」
ストレガはそういって、アルトナにプリンの形をした型の準備を頼む。残念ながらプリンの形をした型はそれほど多くはない。少々時間はかかるが、回数を増やして、時間をかけることにする。
「あ、難しいなら私がやるわ。細かな作業は任せて!」
アルトナと一緒に器用なハーティが、次々と型に生地を流し入れる。とっても助かったのは、ここだけの話。アルトナだけだったら、きっと……終わらなかっただろう。
「本当にストレガさんとかハーティさんとかミアさんとか! 皆がいなかったら、きっと作れなかったのです」
それと、ソース部分になるところも、コーヒーと砂糖を混ぜたソースを使って別の生地を作ることで対応。最後にこれをドッキングすれば、綺麗なプリン型のクッキーが出来上がるだろう。ちなみに、余った卵白は砂糖と混ぜてメレンゲにして、しっかり有効活用だ。
「せっかく、秋の木の実が手に入ったので、これを砕いて混ぜて……あっ! ヤマネさん、だめですよ!」
指南役の一人であるミアは、ペットのヤマネと……おや? なんだか怪しい雲行きか?
「これはヒトのお菓子で、ヤマネさん用の砂糖を入れないクッキーも作りますからね」
食べようとするヤマネから、ヒト用クッキーをさっと奪い返した。しかし、ヤマネはお腹を空かせているのか、いやいやと悲しそうな目で訴えかけてくる。ヤマネの次に狙うのは。
「剥いて砕いた木の実だけ欲しい? もう、仕方ないですね……はい、どうぞ」
「きゅいっ!!」
ヤマネはミアに、食べやすい木の実をもらってご機嫌なようだ。
ミアのところも後は焼くだけとなった。
「さてさて、僕のクッキー作りはー……秋の味わいも混ぜたいなってことでー……これ!」
シェオルがどんと、作業台に置いたのは、美味しそうなかぼちゃだ。
「優しい甘さと、黄色が鮮やかで美味しそうな見た目になるんだー」
すりすりと頬ずりすると、さっそく作業を開始!
「バターや、妖精さんがくれた砂糖と小麦粉ー……生地ができたらちょっと寝かせてー……よし、と。それじゃ、あとは焼くだけだね」
シェオルのかぼちゃクッキーも大詰めを迎えている。
冒険を終えたセオとカルフも、クッキーづくりに参加。
そつなくクッキーづくりをこなすカルフにセオは。
「なんでも出来て凄いなぁ」
羨望のまなざしを向けていた。そんな様子にカルフはちょっと困惑気味だったが。
「これでも喰って、元気出せ」
そういって、出来立てのクッキーをセオの口に入れれば。
「んーー!!! お、美味しいです!!」
嬉しそうな笑みを見せるセオに、ホッとした様子でカルフは瞳を細めたのだった。
「でーきた!」
次々とクッキーが焼きあがる。
「ねえねえ、アルトナ! これ、小さく切ったドレンチェリーを載せてみたらどうかな? 可愛くなりそう!」
「いいですね! やってみましょうっ!!」
アルトナとハーヴィが最後の仕上げに取り掛かる。
そして、完成したクッキーは、皆でさっそく味見することに。
「たぶん美味しいと思うんですが、どうかな?」
「うん! とても上手に焼けてます!」
「良かった」
肉球クッキーの味見をしたツァガーンナルの笑顔を見れて、ファイサルは笑みを浮かべた。と、そんな彼の前にすっと差し出されたのは、ツァガーンナルの作ったドライフルーツクッキー。
「……ボクのも、味見してもらえますか?」
ファイサルはそれをぱくりと食べて、じっくりと味わうと笑顔で。
「ナルさんのクッキーも美味しいですよ」
どうやら、二人とも美味しいクッキーができた様子。
「焼きたては甘くて良い匂い! ふふっ、一緒に食べると美味しいね。ね、アルトナ!」
「はい、チェリーも載せて、より美味しくなりました! ……でも、ちょっと焦げちゃいましたね」
うっかりオーブンに入れ過ぎてしまったので、焦げ目ができてしまった。が、それもまた良いだろう。
必要なクッキーをラッピングしたり、配ったりしている間に、ようやく洞窟から戻ってきたのは、江流とガルシアの二人。
――彼のために、作ってみたかったな。
ガルシアは心の中でそう思っていた。けれど、丁寧な仕事のお陰で妖精達も安心して暮らせるようになるのだから、二人の果たした役目は大きいだろう。
「アルトナ、よかったら少し分けてくれないか? ちょっと家で試してみたいと思ってさ。彼女の分も頼む」
「えっ?」
思いがけないその提案に、ガルシアは変な声が出てしまった。だが、これで彼と一緒にクッキーを作るという口実ができたのかもしれない。
「はいどうぞ! えっと、ちょっと焦げちゃいましたが……味は美味しいです!」
そういって手渡すアルトナに、江流とガルシアは顔を見合わせ、笑いあうのだった。
こうして、妖精達の問題を解決し、美味しいクッキーを手に入れることができた。
皆の楽しいハロウィンは、まだ、始まったばかり……。
さて、ここは泉がある妖精達の住処な洞窟。
洞窟なのだから、少し暗がりだ。
「ちょ、ちょっと、ドキドキしますね……」
ランタンを片手に、アルトナ・レーファルストは、入り口から洞窟の中をうかがっていた。
今回は妖精達の要請により、洞窟探検に来ている。
これが終わったら、クッキーづくりを行う予定だ。
「アルトナ様、妖精さんはなんと?」
そう、改めて尋ねるのは、長毛種猫の耳と尾のあるハーフビーストのヒーラー、シャロン・ラ・モリエールだ。
「そうですね……話によると、変な音が聞こえて、恐ろしい白いもやもやが現れた……と聞いてます」
「白いもやもや? それと、音ですか。音ってどんなのでしょうね?」
そう思案する隣で、ふむと考えこんでいる様子なのは、見るからに東方大陸にルーツを持つ風貌を持つ、海神・江流。
「白いもやもやと音、ねぇ……。被害が出てる訳でもないから、魔獣とかクリーパーでないなら幸いか。原因はなんだろうね?」
「そうですね……お化けでしたら可愛いものですよ。斬ればいいですし。硫黄性のガスや火山ガスのようなものでしたら、周辺地域に避難を出さなければいけませんしね」
その江流の隣で頷くのは、シルトラース帝国の傭兵として雇われていたゴブリンロードのガルシアだ。
ちょっと物騒な口ぶりに、江流は思わず苦笑する。それだけではない、ガルシアは有毒ガスに備えて、口元にはしっかりバンダナをつけているのだ。その重装備に江流は、少し驚いているようだが……。
「温泉の水蒸気と間欠泉の音、とかだと平和でいいんだけど……まぁ、油断して怪我してもかっこ悪いし、妖精さんを不安にさせても仕方ない。戦闘になってもいいように、気は引き締めておこうね」
そう江流が声をかけると。
「江流様、もし何かありましたらすぐにこの場から離れてくださいね。こういうものは気付いてからでは遅いですから」
ガルシアがそういうのだから、また江流は苦笑を浮かべるのだった。
さっそく、一行は連れ立って、洞窟の中へと入っていった。
と、ぶるぶると怖がりながら、シルク・メイプルリーフの後ろに隠れるようにいるのは、ノルン・クーゲルだ。
「お化け退治……何が出るんですかね…? ちょっと怖いです……ひっ、やっぱりちょっとじゃなくて、すごく怖いです……!?」
セミロングの銀髪を一つにまとめ、弱弱しい雰囲気を醸し出しているゴブリンだ。
そして、その彼を庇うかのように前にいる金髪のエルフなシルクは。
「ノルン君……それじゃあ、こうしましょう」
縦抱っこして、背中をポンポンしてあげる。
「え、シルクさん? なんで抱っこ……こ、怖いけど、これなら怖くない……ですけど、なんか凄く恥ずかしいことになってませんか?」
「ノルン君、後ろは見ておいてくださいねー。おねーさんが居れば大丈夫ですよー」
そのまま、ノルンを抱えたまま、シルクは奥へと進んでいく。
「そうそう、明かりは任せましたよ」
「はーい、明かりはきちんと持ってます……う、うぅ……変な気持ちです……」
抱き抱えられて、どうしていいか分からず、シルクにしがみ付くノルン。きちんと明かりを持ち、シルクに変わって、洞窟の中を照らしていた。少しだけほんのりと、ノルンの顔が赤くなっているのは、きのせいだろうか。
「未確認の魔獣がいたら大変ですから、気を引き締めていきましょうね」
シャロンが戦闘となって、前方を歩くアルトナの補佐を務めている。
「は、はいっ」
と、歩いていると……ぴちゃんと天井から垂れてきた水滴がシャロンの背中を直撃。
「ひゃあん!?」
ぶわっとしっぽの毛が逆立ってしまった。
「しゃ、シャロンさんっ!?」
「だ、大丈夫……その、背中に冷たいのが来ただけ……」
ぴちゃんと、今度はアルトナの頭に直撃した。
「きゃわっ!!」
大声を上げる二人にシルクが驚き。
「敵ですか!?」
トンファーを持ちながら、キックをしようと構える。もちろん、ノルンを抱えて。
「み、皆さん、落ち着いてください! 天井から垂れた水ですから」
あわあわとアルトナが説明する。その説明で仲間達は落ち着きを取り戻した。
冷静を取り戻したとはいえ、不安なものは不安なのだ。
「カフさん、おばけって本当にいますか?、どう退治するんでしょう?」
そう不安げに尋ねるのは、セオ・ウルジオ。その様子にカルフ・オルヴォは丁寧に説明した。
「居ると思うぞ。エーテルが、どう影響を及ぼすか読み切れんからな……実際、似たのに会ったばかりだ」
否定されるかと思ったら肯定されてしまった。それもそのはず、カルフは以前、幽霊を相手にする依頼に参加したことがあったのだ。
「現象……ですか? 難しいのですね」
だが、セオはそのことを気にしていないようだ。現象だといわれて、ほっとしているようにも感じる。セオはより相手を見極めるように目を凝らしているようだ。
妖精達の住処にしている洞窟の泉を越えて……そしてお化けの原因を見つけた。
――ごおおおお……。
音の正体は、時折吹き出す……。
「やはり間欠泉、でしたか……」
「みたいですね……」
それだけではない。そこにひらひらと閃くぼろ布が引っかかっていたのだ。
「え、あれ。お化けってこんな……えぇ、怖がって損しました……」
そういうのは、不安になってシルクに抱っこされていたノルンだ。安心したようで、シルクから降りて行けるようになった様子。
「お化けや魔物じゃないなら全然怖くないですね……あ、でも急にランタンとかの明かりが消えたら怖いっ……」
やっぱりそれでも怖いようだ。
「ひゃっ!!」
その煙を見間違えて驚いたセオは、そのままカルフの腕にしがみ付いてしまう。
「まったく……外で待ってりゃ良いのに」
それでも押し切ってやってくるセオにカルフは、可愛いと感じていた。そっとカルフが安心させるかのように頭を撫でると。
「だ、大丈夫です。すみません」
と頬を染めて、セオは離れたのだった。
ぼろ布は江流とガルシアが丁寧に取り除き、間欠泉の方は、カルフとセオが穴を広げて音を小さくし、セオが状況をわかりやすく説明するためにスケッチを書いていく。
「他にも何かないか、見回っておきますね」
「後は私たちに任せてください」
江流とガルシアが残り、他にも何か原因がないか見回るという。
「たぶん、何もないと思いますが……気を付けてくださいね」
二人に見送られ、一行はそのままお菓子屋さんへと向かい。
「こういう物でしたよ。怖くないです、安心です」
「もうこわくないー、あんしんあんしん」
そうセオがファンシーな絵で状況を説明し、妖精達を安心させるのであった。
そして、妖精達から小麦粉と砂糖を無事もらった一行は、いよいよクッキーづくりの準備にかかるのであった。
●美味しいクッキーを作ろう!
「ふむ、良い感じに溶けたのだ!」
常温に戻したバターをボウルに入れて、混ぜ始める。
ここは、妖精達が駆け込んできたお菓子屋さん……のキッチン。そこには、妖精さんからもらった小麦粉と砂糖が置かれており。
「えっと、小麦粉と砂糖はこの量でいいですか?」
小麦粉などを頑張って測ってきたのは、アルトナだ。
「じゃあ、小麦粉と砂糖はこのバターの入ったボウルに入れて、粉っぽさがなくなるまで混ぜるのだ」
「はいっ!!」
そうアルトナに的確に指示を出すのは、ストレガ・L・リベルガストラ。こうして、アルトナと一緒にクッキーを作りに来たのだ。しかも、アルトナが冒険中の時間を使って、バターを常温に戻していた。お陰でタイムラグが少なくクッキーを作ることができた。
「アルトナ、一緒にクッキーを作ろう!」
そこにやってきたのは、ハーヴィだ。
「……とは言っても、僕も正直言ってあんまし料理が得意ってワケじゃないんだよね。うん、でも出来ないなら出来ないなりに、やれることはあるから……だからさ、アルトナ、一緒に頑張ろ!」
「はい、じゃあ一緒にこれを混ぜましょう!」
「え? これ?」
やってきたハーヴィに手渡したのは、もう一つのボウル。
「たっくさん作って配るんです。手伝ってくれると助かるんですよ!」
そうアルトナは、たくさんクッキーを作るつもりなのだ。一緒に冒険した仲間達に、そして、町の人達にとたくさんたくさん作るらしいのだ。
「アルトナ、本当にいっぱい……作るのだな」
思わず一緒に手伝っていたストレガが、額に汗を浮かべながらそう聞いた。
「はい、やりますよぉー!」
むんっと力こぶを見せるアルトナに。
「クッキー作りですね! 私、得意です。お任せください!」
とやってきたのはミア=リゼル。
「お菓子作りは手順が煩雑で難しそうに思えますけれど……材料を混ぜ合わせて捏ねて休ませて、形を整えて焼くだけ……なのです」
そういって、アルトナのクッキーの生地作りを手伝っている。
「こうして、材料を入れる順番に並べておけば、間違えないですし、やりやすいと思いますよ」
優しくそう、アドバイスも忘れない。
「お菓子作りのお仕事……ふふふ、平和でいいなぁ」
くるくると自分の生地を練りながら、皆の様子を眺めるのはシェオルだ。
「そういえば、アルトナ。無事終わらせた冒険はどうだったんだ?」
と、シェオルは先ほど終わったばかりの冒険の話をアルトナに尋ねる。
「そう、それが大変だったんですよっ!!」
「えっ !?」
ちょっとだけ、いや、1時間ほど手が止まったのは……そのお愛嬌というべきか。
その間も他の者達のクッキー作りは順調に進んでいた。
いつもは大雑把だけど、お菓子作りは正確さが大事。
ファイサル・アル=ファルドは、いつもよりも慎重に材料を測りながら、クッキーづくりを進めていた。
その隣では。
「お砂糖と小麦粉がこんなにいっぱいあるなら、色々作れそうですよね」
熊の耳をしたハーフビーストのハルハン・ツァガーンナルが、大量の材料を前に嬉しそうな声をあげていた。
「でも、今日はシンプルに。基本的なものからいきましょう!」
楽しそうにさくさくっと、ツァガーンナルは、生地作りを進めていく。
二人とも、生地ができたところで、ファイサルは首を傾げつつ。
「何にしようかな……基本の丸や四角もいいけど、折角だし今日の記念になるようなものが良いですよね」
と、そこで一緒に作っていたツァガーンナルと目が合った。
「……よし、クマと肉球のクッキーにしましょう!」
そう決めたファイサルにツァガーンナルは。
「参考に、なりますか? ボクの手で良ければ! 肉球も、触ってみますか?」
にっこりと手を差し出して、自身の肉球を見せる。
「あっ、は、はい、とっても、その、助かりますっ」
ちょっと驚きつつ、ありがたくクッキーの参考に見せてもらうのであった。
ちなみにツァガーンナルのはというと。
「ファイサルは、果物も好きでしたよね」
干しブドウなど、クッキーに入れても大丈夫そうなドライフルーツをクッキーに入れていくのであった。
ことことことこと。
ストレガは、一味違うクッキーを求めて、アルトナの準備したクッキー生地に一工夫。
卵黄砂糖を混ぜ、牛乳を加えて弱火にかけながら味をみる。
「うむ、このくらいでいいな!」
「うわあ……香りがプリンです……」
隣で嬉しそうな笑顔を見せるアルトナにストレガは。
「これを生地に入れて、型を……んーちょっと緩くなるから、型に入れた方がよさそうなのだ」
ストレガはそういって、アルトナにプリンの形をした型の準備を頼む。残念ながらプリンの形をした型はそれほど多くはない。少々時間はかかるが、回数を増やして、時間をかけることにする。
「あ、難しいなら私がやるわ。細かな作業は任せて!」
アルトナと一緒に器用なハーティが、次々と型に生地を流し入れる。とっても助かったのは、ここだけの話。アルトナだけだったら、きっと……終わらなかっただろう。
「本当にストレガさんとかハーティさんとかミアさんとか! 皆がいなかったら、きっと作れなかったのです」
それと、ソース部分になるところも、コーヒーと砂糖を混ぜたソースを使って別の生地を作ることで対応。最後にこれをドッキングすれば、綺麗なプリン型のクッキーが出来上がるだろう。ちなみに、余った卵白は砂糖と混ぜてメレンゲにして、しっかり有効活用だ。
「せっかく、秋の木の実が手に入ったので、これを砕いて混ぜて……あっ! ヤマネさん、だめですよ!」
指南役の一人であるミアは、ペットのヤマネと……おや? なんだか怪しい雲行きか?
「これはヒトのお菓子で、ヤマネさん用の砂糖を入れないクッキーも作りますからね」
食べようとするヤマネから、ヒト用クッキーをさっと奪い返した。しかし、ヤマネはお腹を空かせているのか、いやいやと悲しそうな目で訴えかけてくる。ヤマネの次に狙うのは。
「剥いて砕いた木の実だけ欲しい? もう、仕方ないですね……はい、どうぞ」
「きゅいっ!!」
ヤマネはミアに、食べやすい木の実をもらってご機嫌なようだ。
ミアのところも後は焼くだけとなった。
「さてさて、僕のクッキー作りはー……秋の味わいも混ぜたいなってことでー……これ!」
シェオルがどんと、作業台に置いたのは、美味しそうなかぼちゃだ。
「優しい甘さと、黄色が鮮やかで美味しそうな見た目になるんだー」
すりすりと頬ずりすると、さっそく作業を開始!
「バターや、妖精さんがくれた砂糖と小麦粉ー……生地ができたらちょっと寝かせてー……よし、と。それじゃ、あとは焼くだけだね」
シェオルのかぼちゃクッキーも大詰めを迎えている。
冒険を終えたセオとカルフも、クッキーづくりに参加。
そつなくクッキーづくりをこなすカルフにセオは。
「なんでも出来て凄いなぁ」
羨望のまなざしを向けていた。そんな様子にカルフはちょっと困惑気味だったが。
「これでも喰って、元気出せ」
そういって、出来立てのクッキーをセオの口に入れれば。
「んーー!!! お、美味しいです!!」
嬉しそうな笑みを見せるセオに、ホッとした様子でカルフは瞳を細めたのだった。
「でーきた!」
次々とクッキーが焼きあがる。
「ねえねえ、アルトナ! これ、小さく切ったドレンチェリーを載せてみたらどうかな? 可愛くなりそう!」
「いいですね! やってみましょうっ!!」
アルトナとハーヴィが最後の仕上げに取り掛かる。
そして、完成したクッキーは、皆でさっそく味見することに。
「たぶん美味しいと思うんですが、どうかな?」
「うん! とても上手に焼けてます!」
「良かった」
肉球クッキーの味見をしたツァガーンナルの笑顔を見れて、ファイサルは笑みを浮かべた。と、そんな彼の前にすっと差し出されたのは、ツァガーンナルの作ったドライフルーツクッキー。
「……ボクのも、味見してもらえますか?」
ファイサルはそれをぱくりと食べて、じっくりと味わうと笑顔で。
「ナルさんのクッキーも美味しいですよ」
どうやら、二人とも美味しいクッキーができた様子。
「焼きたては甘くて良い匂い! ふふっ、一緒に食べると美味しいね。ね、アルトナ!」
「はい、チェリーも載せて、より美味しくなりました! ……でも、ちょっと焦げちゃいましたね」
うっかりオーブンに入れ過ぎてしまったので、焦げ目ができてしまった。が、それもまた良いだろう。
必要なクッキーをラッピングしたり、配ったりしている間に、ようやく洞窟から戻ってきたのは、江流とガルシアの二人。
――彼のために、作ってみたかったな。
ガルシアは心の中でそう思っていた。けれど、丁寧な仕事のお陰で妖精達も安心して暮らせるようになるのだから、二人の果たした役目は大きいだろう。
「アルトナ、よかったら少し分けてくれないか? ちょっと家で試してみたいと思ってさ。彼女の分も頼む」
「えっ?」
思いがけないその提案に、ガルシアは変な声が出てしまった。だが、これで彼と一緒にクッキーを作るという口実ができたのかもしれない。
「はいどうぞ! えっと、ちょっと焦げちゃいましたが……味は美味しいです!」
そういって手渡すアルトナに、江流とガルシアは顔を見合わせ、笑いあうのだった。
こうして、妖精達の問題を解決し、美味しいクッキーを手に入れることができた。
皆の楽しいハロウィンは、まだ、始まったばかり……。
マスターコメント
皆さん、アルトナの小さな冒険および、クッキーづくりに参加してくださり、ありがとうございます!!
おかげで、アルトナも素敵な思い出ができました。
そ、それに……素敵なカップルさんの多いこと、多いこと!!!
少しでも喜んでいただけたのなら、幸いです。
また、少しずつシナリオを綴っていきますので、そのときはどうぞよろしくお願いしますね。
最後にもう一度、参加してくださり、ありがとうございました!!
イベントシナリオ易しい 報酬:標準13 / 4〜25人
2021年10月31日 01時10分01秒 公開
大成功
参加者
相談掲示板
シャロンです。 よろしくお願いします。 1)に行く予定です。
みなさん、こんにちは。アルトナです。 ご挨拶が遅れましたが、たくさんの方に参加していただいているようで、とても心強いです! どうぞ、よろしくお願いしますね!!
ハーヴィだよ、よろしくね! んん、僕もあんまし料理は得意じゃないけど、細かな作業は得意だから、プリン型は勿論のこと、色んな形に成型する作業をしよっかなって思ってるよ。 形を作ることならアルトナさんも出来るだろうし、一緒に出来れば良いかなって。 後は味見だね。味覚には自信あるよ!なんてね。
ミア=リゼルです。私はアルトナさんと一緒にクッキー作りをしたいな…と。 秋ですし、いろんな木の実を砕いて混ぜたものを作ろうと思っています。
カルフ・オルヴォだ。 クッキーって柄じゃねぇんで相棒と【1】へ行くよ。
こんにちは、セオ・ウルジオ、ヒーラーです。 僕もカルフさんと一緒に1へ行きます。 よろしくお願いしますね。
シーフの海神江流だよ。 お菓子作りは得意な方々におまかせして、俺も1かな。 一体なにが出てきてるのかちょっと興味もあるからね。
ストレガなのだ。よろしくなのだ。 菓子作りのほうに助力するのだ。