【鼓星】地中のアサシン
九蓮宝燈
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シナリオID:1417
オープニング
辺境都市群、学術都市ヴェルクリエ。
種類を問わず、技術と製作物を輸出して栄えた街。
歴史的に実力主義の風潮が根強く、「優れた製作者であること」や「優れた能力を有していること」が重要で、種族に対する軋轢はほとんど存在していない反面、変人奇人が多く住むためトラブルの絶えない場所である。
ハーフリングのディルは、そんなヴェルクリエにアトリエを構える職人のひとりである。
細かいモノを作るのが得意で、時計――とくに時報つきだとか、温度計つきだとか、特殊な機能のついたものの注文を多く引き受けていた。
しかしこの日、ディルを訪ねてきた客の求めたものは、聞いたこともないようなものだった。
「この袋の中には特殊な塗料が入っている。お前はこいつに圧力をかけて破裂させるような仕組みを作れるか?」
ドワーフらしきその客が、薄黄色の液体が詰まった動物の腸らしきものを見せ、ディルにそんな注文をしてきたのだ。
なんでも、袋の中の液体は発光塗料らしい。通常の状態では暗闇で視認できる程度の光が長時間持続するが、圧力がかかると光る時間が一瞬になるかわりに強烈な閃光を放つ性質をもつという。
これを、塗料弾と閃光弾、状況にあわせて使い分けできるような武器に仕上げたいというのだ。
「簡単に言ってくれるな」
「おぅ。できねぇのか?」
「難しいだけだ! できないなんて言ってない!」
客の挑発にディルは明るい栗色の巻毛を掻きむしって反論した。
客もまた何かの職人らしかった。二人で侃々諤々と意見交換するうちに、そのモノの形は徐々に焦点を結んでいく。
案としては円筒形の容器――缶である。
塗料を動物の腸や膀胱で作った内袋に入れて、その筒状の缶に詰める。
缶の底は二重底になっていて、底と上げ底の間に強力なバネを設置する。上げ底はバネを縮めた状態でガッチリ固定されている。
蓋を閉めた状態でピンを抜き、上げ底の固定を外すと、上げ底と蓋とに挟まれて塗料部分に圧力がかかる。上蓋が破裂するまでに三秒程度はかかるので、その間に投擲するなり転がすなりして目標地点に運べばいい。
塗料弾として使いたい場合は内袋だけ取り出して対象にぶつければ、脆い内袋は衝撃で破れる。
しかし問題があった。
「このバネに適した鉄が、少し前から供給されなくなっている。ここだけはあの鉄じゃないとダメだ」
ディルは送り状を客に見せた。
「ドワーフ王国の……ふむ。どうしてもここの鉄じゃねぇとダメなもんなのか」
「ああ。あそこの鉄は粘りがあるんだ。強いバネを作るには、あの粘りが必要だ。ただ硬いだけの鉄で作るとたやすく割れる」
客はほんの数秒考えたのち、あっさりと答えをだした。
「ちと遠いが、ここに出向いてみよう。供給できない理由が解決できる問題だったらなんとかしてくる」
今ドワーフ王国は邪竜の侵攻の最中であることも考慮すれば、ちと遠いどころではないのだが。
この客の、これを作りたいという情熱の為せるわざか。
「ああ、そうしてくれるなら助かる。じゃあ続報を待つとしよう。あんた、名前は?」
続きは手紙でやり取りをするために、ディルは当然の流れとしてたずねた。
「名乗るのが遅れちまったな。俺はヴィンダールヴルだ。リブラネスタに工房を構えている」
鍛冶のみならず、木工、裁縫、彫金など様々な分野に精通し、授恵者たちが振るう特殊な武器の作成を一手に担う『神匠』ヴィンダールヴル。
この客は、その人であった。
●鉄鉱山に巣食うのは
護衛のための何人かの冒険者を引き連れたヴィンダールヴルは、ディルの取引先である鉱山へと赴いた。
彼らが見たのは怪我人の群れ。
「何があった?」
「鉱山に厄介な化け物が住み着いちまってな……鉱夫が何人もやられた。生き埋めになってる生存者の救出で俺たちは手一杯なんだ」
怪我人のひとりが説明する。
化け物というのは、人の背丈ほどの大きなミミズらしい。地中を自由自在に移動し神出鬼没。矢を射るように高速で岩を吐き出すという。
直接襲われたり戦ったりして怪我を負ったものはもちろんのこと、化け物があちこち掘り返したせいでいくつかの坑道に落盤が発生。何人もの作業中の鉱夫が閉じ込められたままであるという。
現在、動ける者は怪我人の世話と、生存者が酸欠や飢餓で死ぬ前に救助することでてんやわんや。
化け物を退治するどころか、避けながら採掘することもできないという状況。
鉄の供給が止まった理由は、どうやらそれらしい。
「あんたら冒険者か? すまねぇが化け物を退治してくれんか。報酬は鉄が掘れるようになったらきっと払うから」
杖をついた包帯だらけの、ここの長らしき中高年ドワーフが、不器用に頭を下げた。
「報酬は俺が立て替えておく。お前ら、一丁頼まれてくれんか」
ヴィンダールヴルが冒険者たちに耳打ちした。
解説
マスターより
リプレイ
冒険者たちが鉄を仕入れるために訪れた鉄鉱山は、予想外の惨状に見舞われていた。
ちんまりした少女アルマ・ヴァレンタインは怪我をしたドワーフの鉱夫たちの様子を見て、手早く片付けてお手伝いしよう、と考えていた。
「もうちょっとで閃光塗弾が形になりそうだし、がんばらないとだねー」
アルマは材料集め、提案と、このアイテムの開発に長く関わってきていた。
「材料が必要なのもあるけど、鉱夫さんたちのためにも危険な魔獣を放ってはおけないから!」
少女と見まがうような、小柄で整った容姿の少年ララベル・サン・ディーベルが言うと、ドワーフたちは安堵の表情を浮かべる。本当に困っていたらしい。
「して、厄介な化け物について、もう少し詳しく教えてくれぬかの」
薄青の肌に桃色のショートヘアのゴブリナ夕霧が鉱夫に尋ねた。
「人が歩いておると現れるが、じっとしていると出てこないな。もっとも、土の中にいるときの話だが。それと、なぜか雨が降った日は出てこん。水を嫌うのかもしれんな」
他、攻撃手段である石つぶての飛距離や飛ばし方など、いくつかの情報を聞き出す。
「大捕り物であるな!」
相手がなかなかの強敵であると知って夕霧は気合いを入れた。
「不意打ちが厄介なようだ。急な仕事だが、できる限りの対策を立てておこう」
鋭い目つきのネコ科ハーフビーストのセリオス・オーガストが持ち物を確かめると、大きな水袋が出てきた。
「これに水を充填して持っていけば、ある程度敵の動きを制限できそうです」
紫水晶の瞳のリザードマン、ドローミが器量のよい顔を皆に向けて水袋の供出を促す。
冒険者全体で大きいものが三、小さいものが六あった。
ゴブリンとエルフの混血の神官騎士サマエラ=フォリウムは、戦場は暗い坑道の中であることを聞いて、ランタンの用意をしていた。
「しかし、戦場は細長いか……。これ一つで、照らしきれるかどうか」
「私にお任せください!」
豊穣神を信じるシスター、シルク・メイプルリーフがどん! と胸を叩くと、神からの恵みである恥じることのない肉体がぷるんと揺れた。
「そいえば昔も地面とかの中を移動するクリーパーと戦ったわねぇ」
波打つ紫色の髪を縛って、エミリア・シバが戦闘準備を整える。
「土の中に潜られたらやれることが少なくなっちゃうし常に探知しておきたいわね」
地の利のある強敵とどのように戦うか。これまでの経験と事前情報から戦術を練る。
「神匠さん、発光塗料使わせてもらえないかなー?」
アルマはヴィンダールヴルに塗料のサンプルが使えないか打診した。
ガワができていないため閃光弾の機能はまだ使えないが、塗料弾としてはすでに実用可能な段階であるはず。
ヴィンダールヴルが持っていたのは説明用サンプル二つであった。
「初? の実戦投入だねー」
アルマはそれをサマエラと一つずつ持つ。
●地中のデスワーム
戦場は幅十メートル、長さ七十五メートルの細長い通路。
坑道の中でも、周囲に要救助者がおらず、わざと誘発でもしない限り落盤の可能性が低い場所である。
ドローミがヴィンダールヴルや鉱夫のいる方向への道をふさぐように後衛につくと宣言。
ドローミのエンライトが戦場の集落側三分の一から半分にかけてほどに十分な視界を確保できるはずだ。
「畝のように土が盛り上がった箇所があるようです。ミミズが一度通ったところでしょうね」
ドローミの涼しげな目が不審な場所を観察する。すでに通路を掘った場所なら移動はスムーズなはずだ。警戒しなければならない。
(しかしこれは……)
土の盛り上がりのある場所にドローミは引っかかるものを感じた。
戦場の中ほどにサマエラとアルマのランタンを置く。
各種の光を背に受けてシルクが両手を胸の前で組むと、彼女の全身が光を発した。
十六歳、百七三センチ、豊満。お胸もお尻も太腿も特盛りの若さと女性美が輝いているという比喩ではなく、文字通り女神が降臨したかのように坑道を照らしているのである。
このために坑道は奥のほうにわずかな暗がりを残すのみとなった。
前衛囮役はサマエラとエミリアが立候補。
ララベルはサーマルアイの効果を十分発揮するために、ドローミとは反対側の奥へ行く予定だ。
光は十分届かずうす暗いが暗視があるので通常の視界は問題ない。
「これだけ作業していれば向こうがこちらに気づかないはずないわね」
エミリアが警告する。もとより冒険者たちの存在をわざと敵に察知させることで戦いやすい戦場におびき出すという作戦であるため、それを気にする者はいない。
しかし事前準備は接敵までの時間との闘いであった。
「来た」
ドローミの横についたセリオスが敵の接近を察知。
「間にあうかの?」
支援のために前衛やや後方、アルマのそばに配置した夕霧が心配の声をあげる。
「それを、こちらに」
サマエラがアルマの持っていた大きな水袋を受け取り、自分の持っていた分とあわせて戦場を横切るように大量の水をまく。
その水のはねる振動、サマエラの動き。そして濡らされ呼吸を妨げられた苦しさで敵が地中から飛び出す。
ミミズのとがった頭部が柔らかく円状にひらき、牙の覗く口からは高速で石つぶてを吐き出した。
極小ながらも硬度と速度を併せ持った弾がサマエラの太腿を貫く。
「みんな! 戦闘開始だよー」
アルマがエーテルの波動を解放し全員に青い炎を付与。
各員は予定の配置へと移動する。
姿を現したミミズに、ララベル、エミリア、夕霧の三人が一斉にマーク。
「タイミングをズラしたほうがよかったであるな」
夕霧の懸念にエミリアが答えた。
「切れる前に再付与すればいいわね」
「ならば安心なのじゃ」
アルマのそばからダッシュを開始したララベルが鞘から細剣を抜き払う。すれ違いざまにぶよぶよしたミミズの皮膚を斬り裂く。
「喰らえ、烈風三連突!」
斬りつけたあと、敵から目を離さずにバックステップ。ダメージは確実に通っている感触があるが、敵の弱り方はごくわずか。
「こいつ、なかなかタフみたいだ」
味方に情報を伝えつつもララベルの戦意は高いまま。
エミリアはミミズの目を狙おうと試みた。
敵の挙動から、振動感知のみでなく視力をもって攻撃対象を狙っていることは予想できたし、目らしき微少な点は体表に無数にあった。
しかしミミズのサイズはあまり大きくないこともあり、目を狙うのは一工夫要りそうだった。
(どうせダメ元だったしね)
小さな弱点を狙って外すよりは確実に当てることを選択する。
「避けろ」
後衛のセリオスが射線をふさぐ前中衛に警告を発し、矢を番え射出。
ミミズの体に突き立った矢は不可視のエーテルをたっぷりと纏っていた。
ミミズのエーテルの抵抗とセリオスのエーテルの付与は拮抗しており、数瞬の攻防の末、セリオスのエーテルが勝利。
その隙にアルマとサマエラが塗料弾を投擲。
サマエラは高所からミミズの頭にたたきつけるように、アルマは体がちんまいため、下段に。
サマエラの塗料はミミズの頭からでろりと背側を染め、アルマの塗料は腹側を汚した。
「……目を多少塗り潰せただろうか」
サマエラのつぶやきにエミリアが回答する。
「目のあったところにはかかっていたわよ」
十分な量の光源を確保しているため塗料のマーキング効果は薄そうであったが、目潰しとしての効果は期待できそうだった。
輝く乙女シルクが交信により要請したマトリクス界からの増援が到着。
幾つもの腕の幻影がミミズにまとわりつく。
だがミミズのエーテルの抵抗を破りきれず、体表の粘液で滑ったかのように振り払われてしまう。
神霊の腕から脱したミミズは、くわっと口を開く。冒険者たち前衛から中衛にかけて、無数の小さな石粒を立て続けにまき散らした。
巻き込まれたのはサマエラとアルマ、シルク、夕霧。
防御に優れ盾など身を守る武器も準備していた彼女たちといえど消耗は避けられず、中でもすでに強烈な一撃を受けていたサマエラの負傷は大きかった。
ずれた帽子を直し、アルマがほうきを経由してエーテルを拡散。エーテルは太陽のような温かみのある光となって四人の傷を癒やした。
「範囲はわかったしもうちょっと離れるねー」
今回の作戦では回復担当であるアルマとシルクは、配置を後方へと下げる。
ララベルへ回復が届きにくくなるが、ララベルはエアーライドでうまく敵の振動感知をごまかしているためリスクはそこまで大きそうではなかった。
ララベルが双波で周囲の地形を把握。
「敵が現れた穴はほぼ真下からきてるみたい。今のところ足下が崩れる可能性は低いけれど、穴に落ちると危ないから気をつけて」
サーマルアイがミミズの高い体温をララベルに伝える。
いくつもの光源が作り出す濃い影に紛れてミミズが土に潜るが、光と影を問わないララベルの視界からはその様子が見て取れた。
ミミズの地中の移動はサーマルアイではわからないものの、マークが位置を知らせていた。
「移動先は後ろじゃ!」
一度潜伏したミミズが夕霧の後ろに顔を出す。
後衛への急襲を完全に防ぐことはかなわなかったが、濡らしたラインを超えてミミズが出現するとき、水のしみこんだ部分を避けて大回りするため、移動力を浪費させることはできたようだ。
石つぶてに射貫かれたセリオスをすぐにドローミが回復。
その後、敵も味方も特大ダメージでの殴り合い攻防が続く。
ミミズが地中に潜り、アルマの付与が切れるころ。
冒険者たちは一旦集まってサマエラによる再付与を行い、散開。
振動感知をごまかすために夕霧が壁を走って配置に戻ろうとしたとき。
「マークが横に移動してるわ」
エミリアが警告する。
(土の盛り上がりが壁にもあった理由は、まさか)
ドローミは先ほどの違和感の意味に気づいた。
「夕霧殿! 敵は壁の中も移動します」
「何っ」
ミミズは地中を自由自在に掘り進む。
ここは坑道。地中は地面だけでない。壁や天井もすべて地中なのだ。
マークとドローミの警告により、夕霧は跳躍。
夕霧のいた壁にサマエラが水袋を投擲する。
まさにその地点を掘り崩し、呼吸を妨げられてもがくミミズが出現。
空を切ったミミズの牙は紫電を纏っていた。
「まだ新しいスキルを隠し持っていたか」
セリオスが姿を現したミミズに破壊力を増した一射。
ミミズは壁から飛び出し、刺さった矢を折りながらまた地面へと潜っていく。
エミリアが数歩、踵でリズムを刻み、跳躍。しなやかな体が弧を描いて空中を十メートルほども飛ぶと、足音の途切れたところに紫電を纏ったミミズが現れた。
「引っかかったわね」
エミリアは敵の釣りだしに成功した。出現地点の予測ができていた夕霧はすでに攻撃準備を完了している。ミミズに事態を把握する隙を与えず、霧状のエーテルを吹き付ける。
一瞬視界をふさいだエーテルの霧が晴れると妙に膨らんだミミズがいた。
そして次の瞬間、絶え間なく細かい石粒が怒濤のごとく押し寄せる。
先頭でそれを受けたのはサマエラ。咄嗟に盾を構えて後衛を守る。
その一瞬の間を活かしたのはセリオスで、ドローミを突き飛ばしながら二人で射線を逃れた。
「サマエラも逃げて!」
ミミズの後方に回り込んだララベルが、中後衛が全員弾幕の射線から脱したことをサマエラに知らせた。
「ふぅ、危なかった……代わりに後ろががら空きだよ!」
少女のような細腕からは想像できない威力の連撃をミミズの後ろ頭にたたき込む。
弾幕を吐ききったミミズはまた地中へと潜り、冒険者たちは受けたダメージへの対処に追われる。
「敵は今、下か?」
「下じゃ」
セリオスの問いに夕霧が答えた。解を聞くやいなやセリオスは光の矢を番える。
「全員退避しろ」
警告ののち、発射。無数の光の破片が狭い坑道内で炸裂し、地面に巨大なクレーターを出現させた。
そのすり鉢状の底に掘り出されたミミズは這いつくばっていた。
「鉱夫さんたちの暮らしを守るため! 排除させていただきます!!」
シルクはミミズの環帯と呼ばれるはちまきのような部分に両腕を回し、たっぷりとした肉付きの太腿を絡め、ミミズの上半身と下半身をくの字に曲げて拘束する。
コブラツイスト!!
ぬとぬとのミミズをシルクのぷりぷりボディが猛烈に締め上げる。
「シルクちゃんそのまま押さえといて」
エミリアが動きを止めたミミズの腹に長短の剣を深々と突き刺す。
時間にすればわずか一分半。坑道での戦いは、それで決着がついた。
●凱旋
冒険者たちは倒したミミズの死体を集落へと持ち帰り、脅威が排除されたことを鉱夫たちに示す。
歓喜するもの、脱力するもの、反応は様々であったが、皆一様に安堵していた。
「ご苦労だったな。ここの鉄があれば閃光弾のガワのほうも生産が始まる。ポピーの店に並ぶ日も遠くねぇだろう」
ヴィンダールヴルも冒険者たちに感謝を伝えた。
サウゼル大樹海でヒカリゴケが発見されてから四ヶ月ほど。流通量の確保、副原料の入手、アイデア出し――。要所要所に多くの冒険者の協力が得られたからこそ、ここまでこぎつけられた。
喜ぶのはまだ早いものの、ヴィンダールヴルも感極まるものがあったらしい。
まだ日の高いこともあり、アルマが先頭に立ってけが人の手当など手伝えることを探す。
「さすがにコレじゃ食べるのは無理だよねー……さよならボクのミミズバーガー……」
塗料を浴びたデスワームを見てアルマが残念そうにつぶやいた。
一説によるとミミズの肉は旨味が強く食用に耐えるという。鉄分を多く含む鉱山の土を食ったミミズなら、滋味に富んだ上質の赤身肉の味がするかもしれない。
「わからんぞ。塗料のほうが食用可能かどうかも今調べてるところなんだ」
リブラネスタで肉を焼きながら冒険者たちとかわした意見の中で、『光る菓子』のアイデアが出ていた。
ヴィンダールヴルは、その案も真面目に検討していたのだ。
コケだけに、天然物は小さな虫が多数潜んでいて食用としては大変気持ちが悪いので、テラリウム環境で育った養殖物にて実験が行われているのだとか。
「もっとも、そいつはいろいろと加工しているから美味くはねぇと思うぜ。皮を剥いたら食えるんじゃねぇか」
ヴィンダールヴルの話を聞きながらアルマはうーむとうなっていた。
●試作品完成
後日。
辺境都市群、学術都市ヴェルクリエから、リブラネスタのヴィンダールヴルの工房へ、一箱の荷物が届いた。
中身は十数個の閃光塗弾の試作品である。
その届け物の完成度を見て、ヴィンダールヴルはこれが冒険者たちの手に広く行き届く未来が遠くないことを感じた。
マスターコメント
ショートシナリオ非常に難しい 報酬:標準8 / 4〜8人
2021年10月04日 10時07分10秒 公開
相談掲示板
ゴブリン、ヒーラー。サマエラだ。 よろしく頼む。 光源か暗視は必要な環境だが、普通に戦う分には落盤の危険はなさそうなのは、ありがたいな。 巻き込みの心配もないなら、とにかく戦闘面をしっかり詰めていけば、良さそうか。 ひとまず基本形態の時点から、貫通撃は守りを固めた者以外が受けると、厳しそうだ。 地中にいる内は振動感知……なら、ある程度誘導したいところ。 水なり撒いてやれば、地上に引き摺り出すこともできそうだが、 何れにしても、その時の居場所に見当は付けねばならないな。 地中を掘り進む音が適度に聞こえるならば、超聴覚なども使えそうだが……反響大、か。 とりあえず、安牌そうな看破は持って行こうと思う。 個人としては今のところ、守り高めで後衛への射線を塞ぐよう、立とうかなと。 あとは……弾幕を張る敵を光縛封で囲ったりしてみたいが、 作戦に合わせ、動き方もスキルも調整しよう。
ヒーラーのアルマだよ、どーぞよろしくねー 光源が必要だから暗視は欲しいけど看破とかも持っていきたいし エンライトは欲しいけど治療強化もできるだけ積みたいしでー…ちょっと未定 地中移動の対策は水袋の持ち込みとー… 捜波もちの人にマーク付けてもらって居場所の実況をお願いしてみるとかー…? あとはヴィンダールヴルさんが発酵塗料の袋を持ってきたままなら お借りして中身をデスワームにぶっかけてテッカテカに光らせれば 地中を出入りしても見つけやすくなったりしないかなーと 弾幕はー…1Rずっと吐き続けて方向転換もしないでいてくれるなら 目の前に光縛封置いて射線をふさいでる間に横とかにまわってタコ殴りにしちゃうとか?
ドローミです。 エンライトは、僕が一画持ちます。 ピュアウォーター、水袋(小)×2 治療強化3一画とヒーリングオーラ用意していますが、 リヴァースオブヴァイタルと輝甲3になるかもしれません。 支援は攪乱射撃3二画です。
シーフの夕霧である。よろしく頼むのじゃ。 これ、光源は必要なのかの? 効果Bの閃光塗料を全員で地面なり壁なり、天井に塗りたくれば一時的な光源として使えるのではないかと思ったのじゃが。特に持ち込みの個数も記載がないようじゃし、各自1つずつぐらいは持ち込んでも怒られないと思うのである。 水についても、マジカルポケットに入るぐらいの氷の塊とか、持ち込んではいかんのかの……10メートル×75メートルの直線通路という話じゃし、ぶっちゃけ多少水撒いたぐらいでは別の所に潜ったりする気がするのじゃ。氷の形で持ち込んで、砕いてしまえば溶けるのはかなり早くなるのである。【質問】は認められていないみたいであるし、ダメ元でわらわはマジカルポケットを試してみるのじゃ。
おぅ、よろしくな。 書き忘れててすまんな。 【質問】は可能だ。 他のシナリオ同様、世界観や全体ルールに関すること(運営マター)と、判定に関することは答えられねぇが、OPに書いてあることで解釈の分かれるところや曖昧な部分についての補足なら話せるぜ。
神匠におかれましては、交友申請受理して頂けると嬉しいです。 【質問】 Q1、雷撃(メインアクション)【暗殺】は隠蔽状態になければ使用されませんね? >夕霧殿 今回は宜しくお願いします。 1回目の【鼓星】で、高原の準備が無く成功度がおちていますから、用意して損はない筈です。 またMポケットは、許容量まで一つしか持てません。 袋に入れて置き、取り出す手間が要りますよ。 留意してください。
ドローミさんエンライト準備どうもありがとー 夕霧さんの閃光塗料塗りたくりも持ち込みできるならお手伝いするね 武器は遠くからの補助攻撃用にきゃすたー杖 特性枠はブルーフレア、はいぱーオーラ アクション枠はヒール、解呪、治療強化3(2枠)のよてい ということでボクからも 【質問】 Q2 冒頭でヴィンダールヴルさんがさんぷる?に持ちこんでいた、 発光塗料を使わせてもらうことはできますか?
No.8
参加させていただきましたシスターシルクです。 暗視の心配をしておられる方が居るのでとりあえず 【発光】と【超聴覚】を準備していきますね。 それと【神霊達の腕】で窒息も狙っていきたいと思います。
>ドローミ交友 別嬪さんとお近づきになれるんだから、一も二もなく受理したいんだけどな。 メタで悪ぃが、中の人が決まる過渡期の申請だから責任の所在が曖昧なんだ。 運営問い合わせしたから追って対応する。散々待たせておいてすまんが、もう少し待ってくれるか。 【回答】 A1 そうだな。PCスキルの【暗殺】と同じ挙動だな。 『隠蔽状態かつ対象に気づかれていない場合のみ使用可能』だ。 ワールドガイド>ルール>特殊状況でのルール>■隠蔽状態 こっちも読んどくと参考になるぜ。 A2 あぁ、構わねぇぜ。 動物の腸に詰まった塗料が2つあるな。 大きさは片手で持てるサイズより一回り小せぇくらいだな。
・・・・ん、シューターのセリオスだ、よろしく頼む とりあえず潜られると厄介だな 俺も看破と超聴覚、ホークアイ、孤高者の捜波を持っていくつもりだ。とりあえず場所がわからんと話にならんしな。 水撒きもできればしたいから水袋とかだな あとは振動で獲物を察知とあるから、囮を立ててそれだけ動かし、あとは動かないでおけばそちらに引っかかったりしないだろうか
シーフのエミリアよ、よろしくね。 冒険者なりたての頃に同じように地中に潜って振動で感知してくる敵と戦ったわねぇって思いだしてしまったわ。 さて、アルマちゃんが言ってくれてるようにとりあえず捜波は持ち込む予定よ。 マークつけれれば、今どの辺を移動しているっていうのはわかると思うし。加えてそれの一助のために超聴覚と看破ね。 雷撃の暗殺は攻撃直前にも隠蔽の対決があるはずだから、そのためっていうのもあるわね。 >閃光塗弾 このミミズ振動感知ってことは、視覚に頼ってなさそうで閃光的な方の使い方だとあまり効果なさそうよねぇ。出ているように明かりに使うか相手にぶつけてとかいう感じになるのかしら?
神匠、回答ありがとうございました。 了解です。
満員ー、みんなあらためてよろしくねー ヴィンダールヴルさん、回答ありがとうございましたー 小さめサイズ?が2袋ー…シルクさんが発光を持ってきてくれるなら 明かり用と敵にぶつける用に分ける感じにしちゃう? ぶつけるのは言いだしのボクがやってもいいし 外すと怖いのでより確実を期して近接担当の人がやってもいいかも 捜波の持ち込みもどうもありがとー 居場所が掴めるならより安全だし囮を立てて誘導するのも良さそうな感じ?
ヴィンダールヴル、回答をありがとう。 発光塗料をぶつけるならば、そうだな、 立ち位置としてはなるべく前に行こうとは思うので、私が担当でも構わない。 やりたい者がいるなら、任せよう。 水については私も、水袋(大)を持ち込む。 通路を全て水浸しに、というのは同じく現実的でないとは思うので、 潜伏場所に見当を付けた後、そこを濡らして外に引き摺り出すとか、 接近されないよう後衛の付近に撒いておくとか、になるだろうか。 マジカルポケットは……自分が持ち上げられる重さの物まで、だったな。 私達だと、どれくらいの重さまで行けるのだろう……試すのは、良いと思う。 先の通り守り高めにする予定なので、囮役にもなろうと思う。 目もいくつも備えているようだから、地上では視覚も使っているだろうが…… それにだけに頼ってはいなさそうなので、目潰しは確かに覿面とはいかないかもしれないな。 ブルーフレアを使ってもらえるなら、こちらは他で揃えておこうか。 それか、生命高めということで、10ラウンド以上かかる場合に備えるなら、 再度の強化用にもうひとつブルーフレアを持ち込むのも、ありだろうか。
発光塗料をぶつける役は、個人的にはアルマちゃんやサマエラちゃんにやってもらえた助かるわ。 捜波の判定も対象との距離が近い方が有利になるので、おねえさんは敵がみえたら接近して捜波を撃ちたいので、ごめんなさいね。 水に関してもごめんなさい移動力というか回避の維持を考えると装備以外だと2しかコストの空きがなくて、協力できそうにないわ……プレイングで消費して軽くするって言ってもステータス重量での低下が無しになる気がしないので。 後、水に関してはこちら側の足場不利もちょっと留意しておいたほうが良いかも?と少し思ったわ。
発光塗料が2袋ということであれば、そもそもわらわの考えは実現不可能であるな。 既に出ている通り、直接魔獣めに塗りたくる方が確実そうじゃ。 暗視は素直に持っていくとするかの。 【質問】 Q3.マジカルポケットに入るような(例えば1m^3の)氷塊を調達することはできるかの?
【回答】 A3. 1立方メートルの水はおよそ1トンだな。 サマエラが指摘してくれているが、「何キロまでイケるか」は運営マターだから置いておくとして、調達できるかで答えるとだな。 製氷ができる紋具が高級品であることと、季節が秋であることを考えると、難しいかもしれんな。 依頼の打ち上げにかき氷食いてぇとか、火酒をロックで飲みてぇぐらいならなんとかなるが。
出発まであと一日くらいだねー それじゃあぶつける役の片方はボクがやるね もう片方はよければサマエラさんにー と、爆発力のある編成じゃないから長引くかもだし 再強化のブルーフレアあってもいいかもしれないー…
もうすぐ昼ですが、おはようございます。(1日の初めの挨拶) 神匠は、固有受理ありがとうございました。 これからもご贔屓に。 さて、エンライトしようの関係でいつもよりは前に立ちます。 ハウリング・オブ・ブルーフレアが2回分用意されるそうなので、効果はひくめですがサイドヒール持ちます。 リヴァースオブヴァイタル1回は、自分用になりそうです。 水袋(小)×2は、適宜使う感じに。 看破lv4も持ちます。 攻撃スキルは、攪乱射撃3を2画です。
ギリギリまで出てこれなくて、ごめんなさい。 僕は、シーフのララベル・サン・ディーベル。 みんな、宜しくね! 地中のデスワームは、双波やサーマルアイで居場所や出現の瞬間を追えないか試してみるね。 あと、念のため暗視も持って行くから。 水袋(小)も2つ持っていくから、上手く分担して地上に引きずり出せるといいな。
ヴィンダールヴル、再度の回答対応をありがとう。 そうか、ならば水を多めに持ち込むとして…… 先に言った使い方で良ければ、まず水袋(大)は、後衛へ向かわれるのを防ぐために撒いておき、 もう1つ水袋(小)も持って、これは敵を地上に出すのに使おうか。 泥濘の発生等、足場に留意するのも確かにと思ったので、 私は看破の他、汎用にはバランス感覚も付けておこう。 囮として、積極的に動くのにも役立ちそうだ。 これで暗視はないが、代わりにランタンは所持しておく。 発光塗料の使用は、承った。それではこちらも、ぶつける行動を入れておこう。 スキルもブルーフレアの所持、了解だ。 構成としては、回復用にヒール2、リヴァー。 防御支援用に、ブルーフレア、堅甲2、重点硬化2。 余裕あれば攻撃支援として、破鎧砕3。 これらで予定しているが、もし何か希望あれば、持ち変えよう。
……防御低めの相手だと、破鎧砕での低下量も、控えめになるか。 変更して、破脚砕の方を持っていこう。