【呪輪】甲虫亜人の王

おおくまねこ

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シナリオID:1408

オープニング

「エルフとドワーフの村から、依頼が来ているわ。ティリンダ村……確か、少し前に虫の亜人に襲撃された村ね」
 冒険者の店の女マスターは、そう言って一枚の依頼書を壁に貼った。

 ティリンダ村は、元々はエルフの村だったが、色々あって今はエルフとドワーフが共存している村だ。この村は甲虫型の亜人の襲撃に悩まされており、今も戦時中のようなピリピリした雰囲気に包まれている。それゆえ、村人たちは周辺を常に哨戒しているのだが、その村のドワーフの一人が、宿敵である甲虫亜人の巣を発見したらしい。

「ティリンダ村の人々は甲虫亜人の巣を強襲し、亜人達と決着を付けることを望んでいるわ。私達冒険者にもそれに協力してほしいとのことよ」
 現地には、ドワーフとエルフの授恵者達も同行するらしい。一般人だと亜人達に歯が立たないので授恵者のみの少数精鋭だが、いずれも修羅場をくぐった者達だ。
「『どうか、平和な暮らしを取り戻す為、今一度私達に協力して下さい。ティリンダ村村長エメリア、副村長フィンより』だって。この依頼、どうかしら?」

解説

目標:甲虫亜人の掃討 依頼人:エルフとドワーフの村『ティリンダ』一同 舞台:フィルエス大森林の洞窟:王の間(冒険者が十人横並びになるのに十分なスペースがあります) ドワーフの偵察兵が以前ティリンダ村を襲撃した甲虫亜人の巣を発見しました。冒険者達は村人達の依頼を受け、甲虫亜人達の巣を強襲します。 ●敵戦力 甲虫亜人一般兵 約十体 堅い甲殻を持つカブト・クワガタ型の亜人です。一般人相手だと脅威ですが、冒険者相手だとコボルトと大差ないでしょう。 オオクワガタの亜人 ×3(全て特異個体) 「【呪輪】甲虫亜人殲滅戦」に登場したものと同タイプの特異個体です。一体のみ、激しく負傷しており、四本ある腕も一本欠けています。 オオカブトの亜人(特異個体:王) 大きさ:1へクス丸々を占有するサイズ。 ※とても大きいので、同じへクスに侵入することができません。射程0の武器は隣接へクスからでも攻撃が届きます。 防御力:250 魔法防御力:300 オオカブト型の甲虫亜人で、亜人達の王です。頑強な肉体と高い魔法攻撃力を持ちます。頭脳はオオクワガタ特異個体に劣るようです。王は以下のスキルを持ちます。 スキル1:収束エーテル砲 魔法攻撃力上昇:5(1ターン) 使用回数:10 スキル2:拡散エーテル砲 範囲:直径3へクスの魔法攻撃。 使用回数:10 スキル3:トリプルエーテル砲:魔弾を3発同時に発射します。別々の目標を狙うことができます。 使用回数:なし スキル1~3使用条件:角が健在である。 特別ルール: 角を狙う場合は命中ー30、防御力/魔法防御力350/400として扱います。合計で生命力の半分のダメージを与えるとへし折れます。また、角は通常の生命力とは別にダメージを勘定します。余談ですが、角は王のアイデンティティです。 ●味方NPC フィン ウォーリア LV25 エメリア ヒーラー LV15 そのほか、ドワーフとエルフの授恵者4名(LV8、LV10、12、15) ドワーフのリーダー・フィンとエルフ代表のエメリアも現地に同行します。二人共授恵者で、本人達は冒険者と肩を並べて戦うことを希望していますが、村の住民達は危険なことはしないで欲しいと止めたようです。冒険者達の指示に従います。

マスターより

こんにちは。おおくまねこです。今回は純戦闘の依頼となります。ドワーフとエルフ達を苦しめてきた亜人達に反撃するフェイズとなります。今回はこちらが攻撃側の為、索敵の必要はありません。守らないといけない者がいるかどうかは事前の打ち合わせ次第でしょうか。ご興味がありましたラよろしくお願いいたします。

リプレイ

●
 冒険者達と村の授恵者達が洞窟の最深部に辿りつくと、そこには十数体の甲虫亜人がいた。比較的小さいサイズのカブトムシやクワガタなどの亜人が十体ほど。前回ティリンダ村を襲撃した特異個体(オオクワガタ)が三体。そして、目を見張るほど巨体と大砲のような角を持つ、黄金色のカブトムシの亜人である。恐らくはあれが彼らの王なのだろう。亜人達はある程度知性があるのか、三体のクワガタは最前列に立ち、雑兵達は王を守るように横に並んでいた。

「あれが、奴らの親玉か」
 セリオス・オーガストは洞窟の最深部に鎮座している巨大なカブトムシ亜人を見据え、弓を構えた。親玉の前には、以前ティリンダ村を襲撃した大きなクワガタの特異個体も三体。激戦の予感に、産毛が逆立つのを感じる。セリオスは冒険者達の後衛――つまり村人の戦士達を一番庇いやすい位置に陣取ると、前回の傷が色濃く残っているクワガタに向けて矢を放った。放たれた矢は眩い光を放ち、三本腕のクワガタへと直進する。すると、クワガタ亜人は前回と同じように、残像だけを残してセリオスの矢を躱した。クワガタはセリオスを脅威と認識したのか、複眼で彼をギロリと睨み付けた。
「ギチ、ギチ」
「ギチギチ」
 三体のオオクワガタの特異個体が動き出した。互いに声を掛け合い、襲撃者達を迎撃すべく散開する。熟練のシーフもかくやという素早い動きであっという間に冒険者達との距離を詰めたクワガタ亜人達だが――。
「ウホォ!」
「ウッホ!」
 エリザ・A・ミシャールとテテリカのペットであるゴリラ達がそれ以上の進撃を許さない。二頭がクワガタの行く手を遮る姿は、まるで地獄の門番のようだ。もちろん、クワガタ達の道を遮っているのはゴリラ達だけではない。飼い主の二人に加え、前衛であるアルベルト=V=シュタールシュヴェーアト、シグルド・オルセン、ロゼットの三人も決してクワガタ達を後衛の元には行かせまいと、盾を構えていた。クワガタ達はブレードを振るい、二頭のゴリラとシグルドに攻撃した。しかし、シグルドと二頭のゴリラはすさまじい強靭さを発揮し、ほとんど無傷でクワガタ達の攻撃を凌いだ。
「今度こそ、仕留めてみせる」
 以前エルフの村を襲った昆虫亜人、その巣を見つけた為討伐に出ると聞きコハクはこの依頼に参加した。前の依頼の時は救助が最優先だったとはいえ、亜人達を逃がした事を悔いていたのだ。気配を殺したまま冒険者達の合間を縫って高速移動したコハクは、死角から極限までエーテルを注ぎ込んだ一撃を放った。狙いはオニフスベ(テテリカのゴリラ)と対峙している、前回の襲撃を生き残ったオオクワガタだ。死神に魅入られた目標は一撃で首を千切り飛ばされ、どさりと地面に崩れ落ちた。死角からの不意討ちだった為、残像(アクセラレイター)を使う暇もなかったのだろう。
「ここに至って戦いは避けられないけど、できれば避けたい争いだったわ」
 ロゼットは嘆息しながら、たいまつを地面へと放った。薄暗い洞窟での光源の確保の為だ。ロゼットは念の為、腰にもランタンを括りつけている。暗所対策は十全にできていた。
「特異個体は私達が相手をするわ! フィン、エメリア、あの一般兵(小さめの亜人達)の相手をお願い。でも私達の前には出ないでね」
 ロゼットは弓を手にしたフィンに輝刃をかけると、自身は特異個体のクワガタへと距離を詰めた。
「まさに最終決戦って所だな。今日この場で、一切合切の因縁を終わりにしてやろうぜ」
 バーネット・フォーサイスは杖を構えながら言った。彼はティリンダ村に関わる依頼を受けたのは今回が初めてだが、いきさつは他の冒険者達から聞いている。この連中を倒さなければ、村の受難の日々が終わらないというのなら、ここでまとめて倒すのみだ。
「さてと……まずは足自慢から封じるとしますかね」
 高速移動しているクワガタ達を目の端で捕らえたバーネットは、荒れ狂う稲妻をシグルドと対峙していたクワガタと重なるように召喚した。絡みついた稲妻はクワガタの全身を痺れさせ、その機動力を大きく削いだ。
「さて次。焼け石に水かもしれんが……それでも無いよりマシだな」
 続いてバーネットは亜人の王に向かって不可視のエーテルを飛ばした。バーネットのエーテルが王の集中を乱し、王のエーテルが不安定となった。
「あの角もなかなかのものだ」
 テテリカは亜人の王の巨体に目を見張った。一瞬、これだけ大きな命を育んだ森の豊かさに思いを馳せる。だが彼はエルフやドワーフとは共には生きられぬ蛮人(バルバロイ)。ここで仕留める以外の道は残されていない。
「頼りにしている」
 テテリカは相棒(オニフスベ)に一瞬視線を送り、オニフスベと対峙しているクワガタに向けて矢を射かけた。額を狙った精密射撃。クワガタは一度きりの残像を使用し、なんとか攻撃を回避した。
「俺達は雑魚の迎撃に専念するぞ! 後衛のエルフ二人を守れ!」
「エシュレ、前には出ないで! 大丈夫、彼らが守ってくれるわ。貴女は射撃に専念して!」
 フィン達ドワーフはエルフを守るように隊列を組み、雑魚の亜人達の相手をしていた。エルフ達はドワーフの後列から、回復や弓による射撃を行っている。彼らは亜人の一般兵達とは互角以上に戦えている。冒険者達は特異個体達の相手に専念しても問題なさそうに見えた。
「甲虫の亜人かぁ。亜人もほんと多種多様だよなぁ。意志疎通はできんのだろうが、習性が虫と変わらんなら蜂蜜とか樹液とかが好物なんかな? 試してみる時間はないとは思うが」
 シグルドは牧歌的な感想を思い浮かべながら、正面にいるクワガタへと衝撃波を纏った一撃を放った。クワガタはシグルドの斬撃を回避してしまったが、その代わり、後ろにいた雑兵の一体が衝撃波に巻き込まれてバラバラになった。
「貴様が王か! 貴様は俺が倒す!!」
 アルベルトは城壁の如き強固なエーテルを滾らせながら高速突撃した。邪魔な雑兵の一体を一撃で切り伏せ、王と対峙する。
「ゴゴゴゴゴ」
 亜人の王が動き出した。王は膨大な量のエーテルを周囲からかき集めると、角から一本の光線へと変え、アルベルトに向けて発射した。
「ぐあっ……!」
エーテルの鎧(キャッスルガード)を容易く撃ち抜かれ、エーテルの熱線に焼かれたアルベルトは激しく負傷した。思った以上に王の魔力は強大だ。バーネットに魔力の集中を乱されてなおこれだけの威力とは。もう一撃受けてしまえば、最悪死ぬ恐れもある。
「デカいのが動いたよ! あいつは魔法の高火力タイプだ! キャスターに近い! 村人には絶対近づけるな!」
 エリザは怒鳴りながら、オニフスベと対峙しているクワガタに向けて魔力の光を放った。光はクワガタの肩を抉り、傷口から猛毒のようなエリザのエーテルが流し込まれた。
「人に害なす害虫とあらば、駆除させていただきます」
 シルク・メイプルリーフはそう宣言すると、神へと祈りを捧げた。するとシルクと神霊と思しき何かの交信が繋がり、マトリクス界からうすぼんやりとした腕の形をした光が召喚された。光の巨腕はエリザと交戦中のクワガタへとするりと伸び、その首を掴んで締め上げた。
「甲虫亜人達との戦いも、いよいよ決戦といったところですか。真の王とやらを倒さなければこの戦いは終わらないのでしょう。ならば、関わった者として最後まで付き合いましょう」
 リコリス・アデュラリアは天眼で戦況を確認し、王の周囲にいる一般兵に向けて攻撃魔法を放った。降り注ぐ光弾の雨はアルベルトだけを避け、三体の甲虫亜人を粉々に吹き飛ばした。亜人の王も光弾の雨に巻き込まれたが、甲殻の表面が少し焦げた程度であまりダメージを受けている様子はない。図体に見合うだけの生命力を持っているということなのだろう。
「届いて……!」
 エメリアはアルベルトに治癒魔法をかけた。癒しの光がアルベルトの体を包むが、傷は深く、完治にはほど遠い。だが、アルベルトは戦闘不能の危機をなんとか脱した。

●
「ギギ……」
 シルクの魔法で窒息状態となっているクワガタはばたばたともがきながら、全身から血を噴き出していた。エリザのエーテルが体内を蝕んでいるのだ。シグルドと対峙していた個体は、バーネットの稲妻に足を取られ、機動力が落ちている。機動戦は不利とみたのか、そのまま正面のシグルドへと四本の腕で斬りかかってきた。
「その程度じゃ効きはしないな」
 シグルドは四発の斬撃に平然と耐えていた。クワガタの特異個体は相性の悪い相手に、完全に足止めをされている構図である。
「喰らいなさい」
 コハクはシグルドを攻撃した個体の背後へと駆け寄ると、すれ違い様に突きを放った。だが、先程不意討ちで一体仕留めたことを警戒されていたのか、今度は残像(アクセラレイター)で回避されてしまった。
「特異個体は……あと三体か」
 セリオスはシグルドと対峙している特異個体に向け、エーテルを収束させた矢を放った。矢はクワガタの胴に命中し、甲殻を弾き飛ばした。だが、この個体はセリオスの攻撃が初めてのダメージである。一撃で仕留めるとまではいかなかった。
「こいつを仕留めれば、クワガタを抑えている冒険者の手が空く」
 テテリカはセリオスに続き、同じ個体に向けて矢を放った。この個体はすでに残像を消費している。今度こそが本命の一撃だ。テテリカの放った蝕みの矢はクワガタの首元に突き刺さり、エーテルでその身を蝕んでいった。
「くそ、あいつ手ごわいな」
 バーネットは盛大に光弾を放っていた王を見上げながら、妨害魔法を放った。再び王にバーネットのエーテルが纏わりつき、王のエーテルの鎧に綻びが生まれた。
「アルベルト、危ない!」
 ロゼットは数歩前に出ると、太陽光の如き癒しの光を放った。たちまちアルベルト、シグルド、そして二体のゴリラの傷が癒えていく。
「このまま締め落とします!」
 シルクは再び神に祈りを捧げ、二本目の神霊の腕をけしかけた。二本の腕に締め上げられ、クワガタはぐったりと脱力した。
(退くか、攻めるか)
 未だ傷が癒えていないアルベルトは亜人の王を前に一瞬思案する。さっきの攻撃をもう一度耐えるのは難しいだろう。だが、逃げた所で敵は魔法式の砲台みたいな奴だ。背中を撃ち抜かれるのがオチである。
「ならば、攻める! みんな、後方支援を頼む!」
 アルベルトは攻撃に全神経を集中し、渾身のエーテルを大太刀へと注ぎ込み、稲妻のような一撃をオオカブトへと叩きつけた。
「ギャオオオオ!!」
 黄金の甲殻に亀裂が入り、茶色の体液を噴き出しながら、王は苦悶の声を上げた!

「あれでまだ死んでないのか。でかいだけのことはあるなあ。おい、こっちだ!」
 シグルドは王に向けて殺気(シーザーロア)を飛ばした。成功の手応え。王はぐるんとシグルドの方に体を向け、角を振り上げた。
「グオオオオ!」
 王は地鳴りのような唸り声を上げると、シグルドへと三発の光弾を放った。シグルドは二発被弾し、魔力の爆風に包まれた。瞬間的にエーテルの鎧で防御力を強化してなお腹に穴が空いたが、ギリギリ意識は保てる程度のダメージだ。
「エルフとドワーフはデカいのには絶対に近づくな! 死ぬよ!」
 エリザは村人達に呼びかけながら、シグルドへとヒールを放った。
「ヒール!」
 エメリアは一瞬迷ったが、よりダメージの深いシグルドへとヒールをかけた。
「よし、雑魚はみんな始末した! お前達は下がれ! あれが相手では足手まといだ!」
 亜人の一般兵達を始末したフィンは仲間達に呼びかけ、冒険者の後方へと下がらせた。しかし、フィン自身と、エメリアは冒険者の後衛の位置に残った。
「亜人の王を仕留めなければ……」
 リコリスは周囲のエーテルをかき集め、全て杖に注ぎ込むと、王へと向けて光球を発射した。
 一度きりの切り札、高速展開式超魔法での魔弾。光弾は王の頭部に命中し、その外骨格に大穴を開けた。
「グゴゴゴゴ」
 物理と魔法の超強力な攻撃を受けてもなおも王はのろのろと動き、歯向かう敵を滅ぼすべく、角を光らせた。

●
「これで終わりだ」
 セリオスの矢が側頭部に突き刺さり、三体目のクワガタは大地に崩れ落ちた。これで残る敵は亜人達の王のみだ。
 コハクの強烈な刺突が甲殻を突き破り、王は再び苦痛に身をよじる。
「まだ息があるのかい……! ヒールだよ!」
 エリザはシグルドに再びヒールをかけた。直後、シーザーロアの影響下にある王が、角にエーテルを集中させ、再びシグルドへと攻撃を放つ!
 今度の攻撃はこれまでとは違い、放射状に放たれた無数の光弾だった。光に巻き込まれたのはシグルドだけではなく、エリザのゴリラとテテリカのゴリラもだ。二頭のゴリラはまともに光弾を浴び、エーテルリンクで繋がる主人達共々大ダメージを受けた。
「あとちょっとだと思うんだけど……!」
 ロゼットはぼやきながら再び太陽光の如き癒しの輝きを放ち、テテリカ達を癒す。さすがに威力は減衰しているようだが、それでも回復が追い付かないほどの威力だ。
「あと少しか……! 俺はこっちだ!」
 シグルドは王に肉薄し、刺突をお見舞いした。だが、王の動きは止まることなく、再びエーテルが角へと集まっていく。
「こいつはオマケだ!」
 バーネットは魔弾を放った。ドン、と王の目の近くが爆ぜ、王は少しのけぞった。
「あとはこの大きいのだけですね!」
 シルクは王の元に駆け寄り、白銀の旋棍を腹に叩き込んだ。余りの硬さに手が痺れたが、棍に纏わせていたエーテルは効力を発揮し、王のエーテルがバチバチとあちこちで爆ぜた。
「あと少し……」
 リコリスの杖から再び魔弾が放たれる。さっき放った物ほどの威力は無かったが、光球は王の胴体にめりこみ、内臓にダメージを与えた。
「ゴオオ……」
 ズズン……。今の一撃が致命傷だったらしい。大暴れした亜人達の王はようやく絶命した。

●
「洞窟内をくまなく調べましたが、卵はなさそうです」
「こっちもだよ。まあ、アイツどうみても雄だったしね」
「そうか。なら安心だ。これでようやく戦いは終わったんだな」
 エリザとリコリスの言葉を聞き、フィンは首を縦に振った。
 倒した亜人達を荼毘(だび)に付し、マトリクス界に旅立てるように祈りながら、ロゼットはぽつりと呟く。
「こんな争いを起こさないためにも、早く森の腐敗を止めないと……」

「みなさん、本当にありがとうございました」
「ありがとう。最初から最後まで世話になりっぱなしだったな」
 深々と冒険者達に礼をするエルフとドワーフ達。
「……もしまた何かあれば、依頼すると良いでしょう。手が空いていれば、また来ますので」
「お力になれて良かった。この村に豊穣神の加護があるよう、祈っています」
 リコリスは無表情のまま、シルクはにっこりと笑って村人達に別れを告げた。

「達者でなー! いつでも遊びにきてくれー!」
 エルフとドワーフ達の新しい村、ティリンダ村の人々は帰っていく冒険者達にいつまでも手を振り続けていた……。

マスターコメント

お疲れ様です。村人達には死者は出ず、冒険者も重体者は出ず、亜人も無事に全滅させたので結果は大成功とさせていただきます。おめでとうございます。村人を雑魚として登用する思い切った判断が吉と出た形ですね。冒険者がきっちり特異個体のタゲ取りをしていないと村人は容易に死人がでちゃうバランスだったので、そのあたりはしっかり管理されていたかと思います。甲虫亜人との戦いはこれにて終了となりますが、またこの村を舞台とする依頼を出すかもしれません。またご縁がありましたらよろしくお願いいたします。ご参加ありがとうございました!
ショートシナリオ

ショートシナリオ難しい 報酬:多い10 / 6〜10人

2021年09月25日 11時26分35秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. No.1

    シスターシルクです アルベルトさんは良くお会いしますね 今回はわかりやすく決戦らしいのでがんばりましょー

  2. アルベルト・V・シュタールシュヴェーアト

    ウォーリアのアルベルト=V=シュタールシュヴェーアトだ。 よろしくな。 たしかに、メイプルリーフさんとはよく依頼で一緒になるな。 オオクワガタの亜人、特に激しく負傷している奴は絶対に仕留めたいな。 あと、オオカブトの角を狙うのも面白いな

  3. テテリカ

    テテリカ。シューターだ。よろしく頼む。 俺は一般亜人兵かクワガタ亜人に主に対応しようと思う。 エーテルリンクの獣は、ゴリラを連れていくつもりだ。 王の間はそこそこ広いようだが、弓スキルの最小射程には気を付けておく。 フィン以外の味方NPCには後衛に回ってもらうのが安心なように思えるが……。 皆の意見はどうだ?

  4. バーネット・フォーサイス

    キャスターのバーネット・フォーサイスだ。 まぁ、よろしく頼むわ。 ひとまず決めるべきは、王の角を狙うかどうかと、味方NPC達にどう動いてもらうかだな。 角を折る事さえできれば高威力の魔法攻撃も止められるが、本体以上に堅いから 相応の攻撃力を確保できないと、本体狙いで攻撃するよりも時間がかかるかもしれない。 味方NPCに関しては、王との戦闘に巻き込まれるとかなり危険だから、 後方で援護、ないし一般兵の相手をしてもらうのが良いんじゃないか?

  5. エリザ・A・ミシャール

    エリザだ。よろしく頼む。 授恵者PCが6人のままならNPCの加勢も欲しいかね。 一般兵の相手をしてくれるだけでもかなり違う。 安全をとりたいのはやまやまだが、そもそも敵を倒せなければ意味はないんじゃないか。 10人揃うようならNPCは下げてしまっても良いと思うね。 >王の角を狙うかどうか 生命力1.5倍+角は防御力が高い勘定なんだよね。 トリプルエーテル砲は面倒といえば面倒だが、一般兵とクワガタ亜人さえ早めに倒せれば所詮は3回攻撃。 こちらの人数が勝っていれば回復の手が回り切らないということも無いとは思うんだけどね……

  6. No.6

    角を折るより本体を倒してしまった方が結果的に被害が少なそうですよね。 ちょちょいと折れる強度じゃないですし

  7. アルベルト・V・シュタールシュヴェーアト

    >角への攻撃 ・・・確かに本体を倒した方が早いな。 角への攻撃は取り下げよう。 オオクワガタからオオカブトへの攻撃をするぜ

  8. シグルド・オルセン

    途中参加だ。ウォーリア、シグルド・オルセンだ。よろしく頼む。 ボスの角を狙うようなチャレンジャーは……いなかったか。 俺はとりあえず防御寄りだ。引き付け、防御し、味方が攻撃しやすいように足止めをする。

  9. No.9

    どうやら王とやらは魔法よりも物理の方が効きやすい御様子。 本体に破鎧砕3をぶち当ててみたいのですがどうでしょう?

  10. セリオス・オーガスト

    ・・・ん、シューターのセリオスだ、よろしく頼む とりあえず角狙いはしない方針のようだな。 まあ固いようだし他にも敵がいるからいいとおもう 一般兵はNPCたちに任せてもコボルトレベルなら何とかなりそうだな まあミシャールの言う通り10人集まってるなら1,2人そっちの補助をすれば大丈夫だろう あとは特異個体と王の相手をすればいいわけだしな。 やるなら王は最初時間稼ぎして、その間に特異個体を倒してからのほうがいいだろうか

  11. リコリス・アデュラリア

    キャスターのリコリス・アデュラリアと申します。 ……よろしくお願いします。 一般兵に関しては基本的にはエメリア達に任せても問題は無いでしょう。 不安なら初手で私か希望者が範囲攻撃で弱らせてから任せる手もあります。 特異個体四体はこちらで相手をする事になりますが 恐らくオオクワガタの亜人が前に出つつ オオカブトの亜人が後方から攻撃をしてくる形だと予想されますね。 そうなると序盤はオオカブトの亜人を範囲攻撃や遠距離攻撃で牽制しつつ 先ずはオオクワガタの亜人の方を片付けなければ 破鎧砕のような近接攻撃が届きにくいかもしれません。 そして最後の一枠の参加者のクラスにもよりますが恐らく回復が足りなくなるので 一般兵撃破後はヒーラーであるエメリアには一般兵撃破後は後衛での援護を依頼し 他の者も回復手段も出来る限り用意した方が良いかと。 物理攻撃が有効なら、フィンにも援護を頼むのも良いかもしれませんね。 他の四名の授恵者は前に出るのは厳しそうなので エメリアと同様に後方からの援護に留めるのが無難でしょう。

  12. ロゼット

    癒し手が足りないと聞いて。 ヒーラーの神官戦士ロゼット、最後の枠で参加したわ。 「【呪輪】甲虫亜人殲滅戦」から、オオクワガタ特異個体の 情報を転載しておくわね。こっちも強敵だから気をつけて。 タイプとしては強化型シーフというイメージね。 ウォーリア以外のクラスは、接敵されるのは警戒した方が良さそう。 オオクワガタ亜人(特異個体) 鋭いブレード付きの腕が4本生えた高機動・近接型の クワガタ亜人です。ちなみに雌です。身長約3メートル。 知能は高いですが、人類と意思疎通することはできません。 命中370 回避140 物理攻撃力:150 移動力:5 攻撃回数:4回 保有スキル:フェザーステップ、疾風足、アクセラレイター、捜波、エアーライド 私は耐久型だから前衛に出るつもり。攻撃と回復はするとして、 オオカブト亜人には「輝刃」の攻撃強化で、物理攻撃に強い人を バックアップしようかと。シルクの「破砕鎧」と合わせれば、 だいぶ攻撃が通るかなって思うけど、どうかしら。

  13. バーネット・フォーサイス

    ロゼットは転載助かる。 >方針 それじゃあ大まかな方向性としては、一般兵の相手は味方NPCに任せ、 俺達でオオカブトとオオクワガタの相手をするって感じで良さそうだな。 あとは、味方NPCにオオカブトやオオクワガタの攻撃が向かわない様にしっかりと抑えつつ、 必要に応じて味方NPCの方に回復とか援護攻撃を飛ばすって感じか? >個人行動 暫定だが、アーケインテンペスト改でオオクワガタの動きを抑えつつ、 マジックディゾナンス改でオオカブトの魔法弱体化させるつもりでいる。

  14. エリザ・A・ミシャール

    オオクワガタのステータスが前回のままかどうかは現地で確認が必要だが…… この傾向ならそこまで物理防御力が高くなくとも耐えることは出来なくないよ。 アタシとペットはそれぞれに物理防御150↑を確保することはできるから、最低保証ダメージ×4回×2体ぐらいは引き付けられそうだ。自前でヒールするだけでも110点ほど回復できるから、かなりの間時間稼ぎは出来ると思う。 あと一人――出来れば二人、オオクワガタに専念できるのが入ればここは安定できるんじゃないかね。

  15. テテリカ

    >オオクワガタ 物理防御150ラインなら満たせる。 俺とゴリラもここを抑えに向かおう。自己回復の手段は用意する。 エリザはよろしく。

  16. シグルド・オルセン

    オオクワガタの亜人は防御するだけならそれほど苦でもないってことか。 そっちの方が数は多いし俺もオオクワガタの方に回ろう。シザーロアもあるから引き付けにはなるだろ。回復手段はないが、まぁ何とかなるだろ。

  17. ロゼット

    >方針 バーネットの方針で異論はないわ。オオクワガタ亜人を倒してから、 オオカブト王を倒すで良いのよね。同時攻略じゃなく。 >シグルド 回復はハイパーヒーリングオーラを習得して範囲が広がったから、 スキル回数が切れない間は、そう簡単に倒れさせはしないわ。 >物理攻撃強化の対象 今見たら、物理攻撃が強いのはアルベルト、セリオス、コハク、 シグルドの4名だったから、強化の候補して良いかしら。

  18. コハク

    顔出しが遅くなってしまってごめんなさい。 シーフコハク、【呪輪】甲虫亜人殲滅戦にて亜人を仕留めそこなったツケを払いに来たわ。 取り敢えず現状の流れは確認して、私も異論無しという事で。 私の価値としては隠蔽からのタナトスバイトが一番火力出るからシーフらしく隠密奇襲をかける予定。 強化に関しては…多分実際の攻撃時は皆と少し離れた所にいる可能性もあるし私はアルベルトかセリオスで良いと思う。

  19. バーネット・フォーサイス

    >方針 オオカブトの方が硬くて簡単に倒せない以上、先にオオクワガタの方を片付けた方が、 相手の手数とかこっちの被ダメを減らせそうか? 俺みたいな防御力の低い後衛は、手数が多いタイプの敵に取り付かれると一気に溶けるし。

  20. リコリス・アデュラリア

    ロゼット、情報など感謝します。 >方針 オオクワガタ亜人撃破後にオオカブト亜人を狙う方向で異論ありません。 先に倒しやすい方を倒した方が結果として総合被ダメージは減るでしょうから。 >個人 私は一般兵に範囲攻撃を一度当ててある程度弱らせた後は オオカブト亜人の牽制に動きましょうか、範囲攻撃なら角ごと狙えますし。 アイアンウォールは防御に使えそうなので、必要に応じて使用しようかと。 一応ヒールも用意するので、回復が追い付かない時は援護をする予定です。

  21. シグルド・オルセン

    方針は了解した。まぁ全部倒すまで何もやってこないとかではないんだろうから、その辺りは要注意ってとこか。 ロゼットにリコリスもか。回復してくれるやつがいるなら、そうそう落ちはしないだろ。 強化に関しては、俺はそこまで攻撃寄りでもないし、物理の主力アタッカーのアルベルトとセリオスで問題ないだろ。効果が戦闘中ずっと続くわけでなし、温存も兼ねてな。

  22. No.22

    開始直後に最後列のオオクワガタに【神霊達の腕】を撃ってみたいと思います。まぁ上手く行けばラッキーぐらいに思って下さい

  23. ロゼット

    >コハク、シグルド 了解したわ。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0