【帝国】北より迫る死神
望月誠司
コメント 22
シナリオID:1395
オープニング
粗末な貫頭衣に身を包んだ青年が叫んで駆け出し、しかし次の瞬間、飛来した暴風雨の如き無数の礫に背を撃ち抜かれた。崩壊した帝国で懸命に生きてきた村人は、連続する衝撃力に暴れる人形のように身を躍らせ、骨肉と赤色を宙に撒き散らしながら立ち続けたが、やがて撃ち込まれる礫の嵐が止まると支えを失ったかの如くに、血溜まりを跳ね上げながら倒れた。
礫が飛来した方向を見やれば、白いしゃれこうべが立っていた。
手には伝承の死神の如き大鎌を持っている。
そして、肩に奇怪な植物を乗せていた。
鎖骨、肋骨、背骨に無数の根を張り巡らせ、中心に在る大きな実から筒のようなものを細長く伸ばしている。
「ひぃがっ?!」
筒の奥からまた新たな木の実が爆風を巻き唸りをあげて飛び出し、チュニックを着た幼女へと嵐の如くに死を撃ち込んだ。軽く薄い小さな身が鮮血と骨肉を撒き散らしながら宙に踊らされ、やがて既に絶命していたボロボロの骸が落下し、赤い池の水面に激突、パシャッと濡れた音を立てて血を撥ね上げた。
骸骨達がカタカタカタと嘲笑うかの如くに顎を震わせる。
彼等は一体だけではなかった。
一体、二体、三体、四体、五体、六体、七体、八体、合計して八体もの、大鎌を手にし肩から植物を生やしたクリーパーが横一線に並んで駆け、南下してきていた。
骨を鳴らしながら駆ける骸骨達は非常に俊足だった。
恐怖と絶望の色に染まった悲鳴をあげ逃げ続ける村人達を猟犬のように追い回し、肩の植物が礫を暴風雨の如く撃ち放ち次々に人々を射殺していった。
1221年初秋、クリーパー達が大規模な南下を開始した。
うち、分かたれた一団が帝国の南部に位置するアウストラリス村へと到達、同村を襲撃した。
村人達は逃走を計ったが、足の速い小型クリーパー達を前に多くが逃げ遅れ、夥しい数の屍が生み出された。
村は二度と立ち直れぬ程の壊滅的被害を受け、そうして地図上からその名を消した――
●という夢を見た
「例によってまた予言の魔女さんが予知夢を見たんだって」
リブラネスタの冒険者ギルドにて、黒いゴシックドレスに矮躯ながらも豊満な身を包んでいる金銀妖瞳なエルフ娘が、絹糸のようなプラチナブロンドの長い髪をガシガシと掴みつつ、書面を片手に予知夢の内容を朗読する。
こちらも例によって、まるで彼女本人が予知夢を見てきたのではないかというくらいに臨場感あふれる語り口だった。
一通り語り終えたエルフ娘は、書面と髪から手を離し一つ咳払いすると、
「――っていうカンジで、足が速い上に飛び道具をもってるみたいで、一般人の村人さん達じゃあどうしようもないタイプみたいなのね」
ひとたび狙われたら遠間から永遠に追跡され撃たれ続け、逃げる事さえ難しいらしい。
「だから、この死神軍団がアウストラリス村に到達する前に、平原で迎撃して殲滅して欲しい、っていうのが今回の依頼だよ。なんか今年は作物の実りが悪かったみたいで、村人さん達は経済的に余裕が無い人が多いんだってさ。村を離れて別の村に避難できるだけの余力が無いらしいんだ」
危険な場所から逃げられる人間というのは、逃げられるだけの余裕を持っている人間達だけである。
貧乏人は危険だと解っていてもしがみつくようにその場で生きようとする。
そうしなければ、待っているのはとても暗い未来だと知っているからだ。
「だから、村を捨てなくても良いように、なんとしても迫るクリーパー達をどうにか倒して欲しいんだって。その為に、村の皆でお金を集めて、報酬にもちょっと色をつけてくれたらしいんだ。だから……どうにかこの額でキミが退治してあげてくれないかな? お願い!」
エルフ娘はウルウルとした瞳で指を組み、上目遣いに貴方を見つめたのだった。
解説
マスターより
リプレイ
バンビの声が冒険者ギルドに木霊した。
「おぉ、さっすが冒険者ー! 無辜の人々への暴虐は許せないよねっ!」
「キャラが被ってますわ!」
「……許せない箇所そこなのっ?!」
ど、どの辺りに被る要素があったのだろう。
と困惑する受付嬢に対しバンビは許せないポイントを語る。
まず第一に自分より素早い事。
これはもう速さをウリにするハイスピードキャスター的に完全無欠に許せない。
第二に、高速かつ容赦ない遠距離攻撃で殺戮する骸骨這者――
「――なんてまんまキャラ被りも甚だしいですわっ!!」
暗黒頭巾は憤慨した。
そう言われてみるとちょっと似てるかも……似てる? 似てる……似てる、かなぁ?
審議しているリリエルの両肩をバンビはガシィッと掴むと(ホントは予言の魔女に掴みかかりたかったのだがこの場にいなかった)
「ぜったいぜったいぜーったい許しませんことよー!」
「にゃあああー?!」
がっくんがっくんと憤りをぶつけるように揺らしつつ塵一つ残さないことを決意するのであった。
●
「現在の地図を書き換える状況? 絶対に許さないよ……」
一方、キオルティスもまた静かに闘志を燃やしていた。こちらは真面目な理由である。
「予言の悲劇、なんとしても防がなくてはなりませんね!」
「うん、折角、魔女さんがチャンスを教えてくれたんだ。無駄にはしないさ」
エルナ・クルプファルツの言葉と意志を共にして(そうする各々の理由は様々だったが)死神寄生樹を打ち破るべく、冒険者達はビッグオウムに乗り件の村の北方に広がる大平原へと急行する。
その途中、キオルティスはペアを組むベルク・オスマットへと微笑して挨拶をした。
「ベルクさん、宜しくね」
113cmの非常に小柄な銀髪狐系の半獣娘は頷き、
「ああ、よろしく頼む」
とぶっきらぼうに幼子らしからぬ淀み座った紅の三白眼を向け答えた。
実年齢が幼いのではない。成人を迎えているが、過去に変な薬を盛られたせいで成長が止まっているのである。
一行はしばしの間空を飛び、やがて大平原の村付近へと達すると、コハクが上空より超視覚を用いて見下ろした。
予知夢は村に突入してきてからだったので、予測は効いたが正確な配置を知る為にはやはり直接視認する必要があった為である。
「居たわ、十時の方向」
コハクが指差す方を見やれば、肩より植物に張り付かれているしゃれこうべ達が横一線に距離を取って散開し、荒野を南下してきていた。
「おお、本当に予知夢通りに村に迫って来てるな……」
そう呟いたのは海神・江流である。
予言の魔女の予知夢ってのは実は結構凄い能力だよね、と思う。
自身が目指す仙人の如きものに近しい存在なのではないかと興味が強まったが、
(……取り敢えず、予知夢を回避してからだな)
と気を引き締める。
コハク達は南下する這者達を迎え撃つ配置を考案済みであり、その配置につけるようにビッグオウムに降下位置の調整を要請をした。
しかし、ビッグオウムは冒険者ギルドの所有物ではなくゴールディから派遣されているものなので、定められた契約外の行動を取れない。
故にそれならばと、コハクら冒険者達はなるべく作戦に近い形の位置に降り立てるよう、オウムの予定軌道上の途中から次々に飛び降りた。
大空からの羽無しダイブである。
風圧が頬を裂かんばかりに荒れ狂い、茶色の荒野が見る見ると迫る。
大地に激突して足やらが痺れたが、元々降下する予定で低い位置を飛んでいたので、なんとかなった。
「……私達、いきなり無茶やってないか?!」
「大丈夫、問題ありません!」
ガリーナ・ウォロフの叫びに歴戦授恵者のエルナが答える。
そう、授恵者は頑丈なのである。
危険を冒した甲斐あって、一同は予定通り三班に別れて展開する事が出来た。
西班に二人、南班に四人、東班に二人である。
横一線に広がり散開している死神寄生樹達を半包囲する形であった。
「よし、まぁとりあえず、作戦通りだな?」
大雑把な性格をしている蒼碧眼の傭兵エルフ、シグルド・オルセンは状況を飄々として断じた。戦場では多少の誤差は良くある事だ。細かい事を気にしていては生き残れない。
「南班、行くぞ」
「らじゃー。交戦を開始する、ですわ!」
バンビが応え、シグルド、ガリーナ、エルナと共に北上する。
コハクらが立てた作戦の第一段階はまず南班が攻撃を仕掛け、その注意を惹きつける、というものであった。
南班の北上を見て取った八体の死神達は、射程に入ると足を止め、肩上植物の筒を一斉に南班へと向け、構えた。
「――真っ昼間から骸骨って気持ち悪いな」
ふとシグルドが所感を洩らした。
夜は夜で怖いが、今は恐怖より違和感の方が強い。
骸骨達の肩部に張り付いている植物の筒が爆裂した。
漆黒の影の如き礫が無数に放たれ、暴風雨の如くに猛連射される。
合計――八体。
まさしく弾幕の嵐であった。
大雑把に切られた銀髪に、日に焼けた精悍な体躯を持つエルフ戦士は、前傾姿勢で左腕の盾を構えるとエーテルを収束させ、武具を眩く光輝かせる。
礫が光輝く盾に激突した。
甲高い金属の悲鳴と共に火花散り衝撃が巻き起こる。一発、二発、三発、連続して間断なく猛烈な打撃が襲い掛かり、シグルドの身を揺らしてゆく。
「まぁ明るい方がただのモンスターって感じで倒しやすいけど」
轟音と衝撃の中、蒼碧眼の青年は涼しい顔で立っていた。光を纏った武具が無数の火花を散らしながらも黒礫の悉くを弾き飛ばしている。
その付近、回避集中しているエルナ、2m程の長さを持つ長杖を手に、金色の髪を靡かせ荒野を駆け、次々に射撃をかわしてゆく。
左右にランダムで切り返して走る都会派エルフ娘の足元に、礫の嵐が次々に刺さって破砕し、土砂と共に土煙を盛大に吹き上げる。
エルナは靴底を滑らせ土煙を巻き起こしながら横にスライドしつつ長杖を振り翳しその先端を向けた。杖先に光が集まり、次の刹那、鋭音と共に閃光と化して飛び出す。撃ち放たれた魔法の光が、骸骨の肋骨に突き刺さり粉砕する。横滑りしていた金髪のエルフ娘は間髪入れずまた駆け出し弾幕を掻い潜ってゆく。
「今回は盾役だ! 戦士の本懐だな!!」
豊満そのものの肢体を青のビキニアーマーに包む北方出身の女戦士は、左腕に保持している鉄の円盾を翳した。
黒礫の嵐が盾に激突し、甲高い音を巻き上げ火花を散らし猛烈な衝撃を巻き起こしてゆく。
「くっ……なかなかやる!!」
金髪のガリーナは盾越しに伝わってくる衝撃に歯を喰いしばって堪えつつ、盾を抜けて来た礫を自慢の鎧の装甲で弾き飛ばす――鎧の装甲? ビキニアーマーに装甲あるの? という疑問が抱かれる所であるが、何気に結構、防御力が高いのである。
黒い閃光の如く飛来した礫がブロンドの女戦士の胸部に激突する。刹那、見事な曲線を描く胸部装甲は、力学的な避弾経始を高レベルで実現し、礫の運動エネルギーを分散させ明後日の方向へと弾き飛ばした。
さらに装甲の下の柔軟に大きく揺れる脂肪部分は、鋼越しに伝わる衝撃力さえも吸収し、ダメージを極小に散らしていた。
つまり――ビキニアーマーは【胸部装甲が厚い】。
謎は全て解けた。Q.E.D.。
「悪いな。玉の肌を傷物にされるわけにもいかないのでな!」
碧眼の若い娘は気品のある顔にふふんと不敵な笑みを浮かべた。
他方、南班の後衛バンビ。彼女はシグルドらの前衛が作る遮蔽に守られながら距離を詰めている。敵が散開する前に範囲攻撃を撃ち込みたかったが、敵は最初から散開していたので無理だった。
仕方が無いので今は機を待ち、コミュ仲間のエルナが閃光を撃ち込んだ這者の植物部分に向けて魔導書を向け閃光を撃ち放つ。魔法の光が突き刺さって植物が勢い良く半壊した。
南班はさらに猛弾幕を耐えつつ前進し、
「こっちだこっち!」
ガリーナとシグルドがシーザーロアを放って敵を引きつけ始めている。
他方、西班。
首尾よく敵の注意を南班が惹きつける事に成功したので突撃を開始していた。
エーテルを体内に巡らせ爆発的に反応速度を高めている金色の髪の半獣少女コハク、死刺を狙っている。
敵に存在を気づかれていると使えない技だが、今、敵の注意は南班が惹きつけている。
――この状況下なら狙える目はあるか?
身体を巡るエーテルを操作して気配を極力薄くしつつ疾風と化して駆ける。
漆黒の長外套を靡かせつつ最も西の死神寄生樹の後背より迫り、皓赫の槍を振り上げる。
死角より練りに練ったエーテルを槍に籠め、今必殺の暗殺撃。
白と赤で彩られた細長い槍が掻き消え、振り抜かれた態勢で再び現れた。
次の刹那、肩に乗った植物、及びそれが張り付いている骸骨に斜めに断裂が生じ、二つに分かたれ、赤色の樹液が植物より噴出し、崩れ落ちてゆく。
植物の根が足掻くようにピクピクと動いたが、やがて完全に動かなくなった。撃破。
同じく西班、江流。明らかに東方大陸にルーツを持つ風貌の男は、隣の死神寄生樹へと迫り大脇差に赤光を宿し一閃、その背中を斬りつけて、赤光を糸に変化させ纏わりつかせている。
他方、東班。
「さて……行こうか」
ウインク一つ、キオルティスがベルクと共に駆け出している。
「鎌を持った死神か、大鎌は大振りになりやすいから、気を付けねばな」
大振りの攻撃は避けやすいが、万一貰った時のダメージも大きい。
優位であるからこそ生じる油断、隙というのがある。
回避に優れるベルクとキオルティスであればこそ、慢心せず丁寧に避けきる事が肝要と思われた。
「あぁ……なるほど、注意しよう」
赤髪の吟遊詩人は改めて気を引き締めると、疾風を纏い加速した。
油断なく一気に死神寄生樹の後背へと距離を詰めると身を捻りつつ、鍛え抜かれたダマスカス鋼製の細剣を一閃、鮮やかな弧を描きながら振るわれた必殺の刃は、骸骨の延髄へと喰い込み、そしてそのまま止まる事無く抜けた。
死神の首が転がり落ち、次いで残った首無しの体躯も糸が切られた操り人形の如くに崩れ落ちる。急所狙いの一撃必殺。撃破。
くすんだ銀の長髪を靡かせ紅の瞳で敵を見据え、小柄な娘が駆けている。
エーテルを操作し気配を極力薄くしているベルクは、ウーツ鋼の短剣にエーテルを練り込めると死神寄生樹の後背より接近し、前傾の極めて低い態勢で踏み込み、弧を描くように振るった。
一閃された刃が、死神寄生樹の左の膝裏へと入り、熱したナイフでバターを裂くように易々と斬り裂いた。死刺。
骸骨の左足が上下に別たれ、バランスを失い転倒してゆく。
赤光に纏わりつかれている骸骨が、振り向きざまに江流へ向かい大鎌を一閃した。
「デカい獲物の割に早いのは骨だけだからか?」
黒髪黒瞳の男は低く前に入って一閃を掻い潜ると、大脇差と短刀を伸びあがりざま高速で閃かせた。
髑髏を斬り裂くと、男は不意に横へと一歩を飛び退く。するとその後背、入れ替わるように金色の半髪娘が飛び込んできた。既に槍を振り上げている。
一閃。
必殺の暗殺撃が空間を断裂し、死神寄生樹が真っ二つに両断され、また一体が斃れる。
ベルクもまた転倒した骸骨へと二本の短剣を振り下ろして滅多刺しにしトドメを刺していた。
「頭だけになる気分はどう?」
風の如く駆けるキオルティスが骸骨達の後背より無拍子に入り、狙い澄ました一撃で首を刎ね飛ばしている。
中央の三体は、シーザーロアを受けシグルドとガリーナ目がけて射撃しながら突撃しており、その距離が詰まっていた。
「そこですわ!」
バンビは魔導書を振り上げた。
轟音と共に稲妻が広範囲に荒れ狂うと同時、間髪入れずに金髪のゴブリナはエーテルを解放、空間に波紋を走らせた。
不可視の衝撃波が爆発的に広がり、三体の死神寄生樹達が盛大に軋み、先にエルナやバンビから射撃を受けていた一体が耐えかねたように崩れ落ちる。
衝撃が収まるや否や金髪のエルフ娘が長杖を手に踏み込んだ。
「遠くから撃っても当たる魔法を、目の前で撃てばもっと当たる! これこそ杖式零距離殺撃術! です!」
振り回される大鎌を掻い潜って肉薄したエルナは杖の先端を骸骨の胸元へとあてエーテルを解放した。
杖の先端に光が生まれ、瞬く間に膨れ上がって光球と化し、次の刹那、凶悪な爆裂を巻き起こした。
死神寄生樹が上半身を砕かれて吹き飛び地に転がる。
「こいつが最後だな」
シグルドはエーテルを解放しながら槍を一閃。振るわれた軌跡より衝撃波が発生、地を削りながら唸りをあげて死神寄生樹へと襲い掛かりその体躯を破砕する。
「トドメだっ!!」
ビキニアーマー姿の女戦士が突撃し、大剣を最上段に振り上げ、裂帛の気合と共に渾身の力を籠めて振り下ろした。
死神寄生樹は咄嗟に受け止めんと大鎌の柄を翳し受け止めたが、バンビの爆砕とシグルドの衝撃波で罅の入っていた腕では耐えきれず、次の瞬間、押し切られ、脳天に大剣の刃を打ち込まれて砕かれ、崩れ落ちたのだった。
●
戦後。
「この結果はきっと作戦が良かったからだな!」
ガリーナはにっこりと微笑んで仲間達へと感謝の言葉を告げた。
「これでダマスカス鋼の盾を買えるだけの報酬がもらえるのだろうか?」
「ダマスカス鋼の? この依頼だけだとそれはちょっと厳しいんじゃないかしら」
2500g必要よ、と相場をコハクが教えてあげると、
「なにぃ、そうなのか!」
ガリーナはしょんぼりと肩を落としたのだった。
他方、バンビは坊主にくけりゃ袈裟まで憎い論で張り付いていた植物を粉になるまで粉砕し続け、エルナは大鎌を拾い上げて調べている。
「これも這者さんの一部なのでしょうか……? それともどこかから奪って来たものでしょうか? もし這者さん達の世界の武器、という感じだったら向こうの世界にも文明があるという事になりそうですね!」
這者には不明な点が多い。謎はつのるばかりであった。
「ともあれ、村は守られた。未来が少しだけ、明るくなってると良いけど……」
きっと、なってるよね、とキオルティスは微笑したのだった。
●
後日、帰還した江流はギルド受付で今回の報酬を受け取るとふと思って言った。
「いくら予知夢があったとはいえ、普通ならまだ起こってない被害に対して報酬が出るってのは結構凄い事では?」
「うん、まったく同意、凄い事だよ」
頷いて受付嬢。
「そんだけ予言の魔女の仕事ってのは信頼あるんだな」
などと感心して言うと、
「でも最初の頃は信用無くて上手くいかなかったらしいよ」
「そうなのかい?」
「うん。それで冒険者さん達が協力してオペラさんの予知夢が本物だって証明してみせて、それからなんだってさ」
江流さんが知ってる誰かも、もしかしたらその時の事件に関わってたかもしれないよー、とリリエルは言ったのだった。
マスターコメント
ショートシナリオ易しい 報酬:多い8 / 4〜8人
2021年09月18日 09時13分25秒 公開
相談掲示板
ウォリアー、シグルド・オルセンだ。よろしく頼む。
ウォーリアのガリーナ・ウォロフです。よろしくお願いしますね。
エルヴンシューターのエルナです!皆様宜しくお願いしますね! 悲劇をなんとしても阻止しなければなりません! 距離がある時には礫攻撃を、近づけば鎌での攻撃を! という感じで戦うクリーパーさんみたいですね! 折角なのでカッコよく戦いたいですね!具体的な方法はまだ何も考えていませんが……!
シーフのキオルティス。キオでもルティスでもお気軽に。 初めましての方もそうでない方も宜しくね! 距離を取って礫攻撃をさせつつ、遠距離出来る人は攻撃…とかが 今の所の所見かな…と。色んな意見が出るといいね。
シーフの海神江流だよ。 今回は宜しくね。 足が早くて飛び道具持ちね。 移動力を生かして距離を保った状態でちくちくやられると面倒くさい感じかねぇ。 切り込んで行きたいところだけど、不用意にやると囲まれちまうかなってくらいか。 逆にそれで集まったところを範囲攻撃溶かしてもらえたらいいのかも。 まぁ、幸いにも頭数は同じだし、不利になる要素は少なそうなのが幸いですかね、と。
シーフの皮を被ったウォーリア擬きことコハクよ、知り合いも初めましても皆よろしく。 一人一殺…と言えれば簡単だけれどそうも問屋が卸さなそうね。 現状八人だから二人ぐらいにパーティーを組んで東西南北から攻めて各個撃破と行くか、四人パーティーで左右から行くか。 はたまた全員で固まって…はあまりないかしらね。 比率的にシーフが多いしシーフの特性を活かすのなら一撃離脱にもなりそうだし。 取り敢えず範囲攻撃内に入らない位に離れてくれてるらしいから一番離れてる個体同士なら気付かれずに即殺もやれそうな。 という感じでも思ったことをつらつら並べてはみたわ
私の仕事は肉壁だろうか。 あえて目立つように接近してシザーロアでこちらに注目させアタッカーの人に倒してもらうというようなことを考えている。 人数分けは4人でいいのでは?と思うが2人でも構わない。
敵が俊足って言うのが気になる所だね。 俺は移動5ならタイなので、疾風足で何とか上まわることは出来るけど さっくり移動前に攻撃するべきか、敵の手が止まってから動くべきかで ちょっと悩んでみたり。 コハクさんの言うように端から倒してくのは有りだと思う。 シーフが一撃離脱が可能…と考えると、人数比は4人でも2人でも良いけれど 3:3:2の手分けでも良いかなとも。 これだと左右と前から…って形になるかな? 前になる班は少し被ダメが大きくなりそうだし、ちょっとばかり強めで。 とりあえず敵が散開していることを逆手に取りたい感じだね。
そうだなぁ…俺もシザーロア使えるからガリーナと一緒に引き付けつつ、位置取りをすれば範囲攻撃に巻き込みやすいように動かせないかなとは思うのだが。 そうでなくても俺一人で何体か受け持って、その間に皆が数を減らして行くってこともできる。 班分けするのであれば最前衛が良いか?
移動5は兎も角?射程15が広いんだよなという印象。 ウォーリアのお二人さんがシザーロア使ってくれるから正面はお任せするとして、参加してるシーフ4人の基礎の移動力に若干の差はあるけれど、疾風足があれば追いつく事は出来そうだし、4人で執着がかかってない個体の退路を塞ぐ感じで動けたら敵の強みを殺せそうに思うかな。 なんで、キオルティスさんの3:3:2体勢に賛成してみる。 キャスターとシューターはアタッカーとして左右のシーフ組にそれぞれ入ってもらえれば編成としては成り立ちそうな気がするよ。
敵の移動力と射程がなかなか厄介そうな感じですね! 何名かで分かれて包囲するなら4:2:2で三方からというのはどうでしょうか! 4人チームはウォーリアのお二人とキャスターのバンビさんと私で、正面から!敵の長射程攻撃を前衛の方に防いで貰いつつ、キャスターの方がバンバン撃っていければいい感じかなと思ったり! 残りはシーフの方たちで二人一組な感じで回り込んでもらう形で! 敵の退路を塞いで包囲する感じで、相手の移動力の高さをなるべく封じて倒す!なんて動きが出来たら良さそうかなと思ったりしました!
そっか、エレナさんの案の方がスマートかも 回り込み優先ならシーフのみの方が動きやすいね 取り敢えず他お二人のご意見次第かな
現状私もエルナの意見で問題ないわ。 今の所居るシーフの面子でだと私が一番足が遅いから一応疾風足でカバーはするけれど…願わくば移動力6のベルクの素早さを殺すよりは海神かキオと組みたいわね。 希望は海神かしら。 単純に火力で見た際に『コハク 海神』『ベルク キオルティス』でバランスが取れると判断してになるけどあくまでも個人的意になるから別の内容があればそれに合わせるわ。 後はせめて敵の配置が事前に分かれば一番良かったのだけれど…散開しているとは言え均等に配置されているとも限らないし。 ビッグオウムにのって現場へ急行、やってくる対象を迎え討つとの事だからもし上空から超視覚とか使って敵の位置が分かればそれを元に戦術眼である程度の配置場所を決める…みたいな事を一応私のプレの中に入れてはおく予定よ。 ……これビッグオウムって一匹で全員乗せていくのかしら
エルナの案なら動きやすいな。要は4人で陽動をしようってことだろ。 ここで敵全体の半分以上は引き受けたいとこだな。
チーム分け了解だ。4・2・2に特に異論はないのでそのまま進めてもらいたい。
コハクはご指名ありがとうね。 俺個人としては断る理由もない。 他の面子に問題がなければ是非よろしくという感じで。 戦術眼は俺も持ち込み予定。 もし、コハクがタナトスバイト狙いなら、こっちが目立った方が都合いいかい?
遅くなってすまない。 作戦案は了承だ。 問題がないようならキオルティス殿よろしく頼む。 とりあえず死神というが浮いてるわけじゃなくて骸骨なんだよな? なら足を潰せば移動力を削いで叩きやすくできるかね?
皆様ありがとうございます!ではでは4:2:2ですね! 4人で引き付けつつ、バンバン倒して行きましょう! 降下時点で配置を工夫!いい感じだと思います!飛んでいるビッグオウムからカッコよく飛び降りる系の! ビッグオウムさんは何頭か貸し出してもらえている可能性も……! 死神さんは飛んでいるわけではなさそうですね!影に潜んで足を切る!なんだかカッコよさそうです! 機動力を奪うのも効果的かなと思います!
取り敢えず作戦系とビッグオウムの件に関しては任せて欲しいわ。 こちらでお願いしてみる。 そうね、助かるわ。 そこまで隠蔽は高くないから目立つとは思うけれど一匹二匹くらいなら即殺出来るでしょう
>コハク OK、それじゃそのように。 天眼持っていくから、フェザーステップで攻撃後にそっちが背中に隠れるようにちらっと意識してみるわ。
すっかり出遅れたロースピードキャスターのバンビですわ。 作戦は把握したので、大火力を用意していきたいと思いますわ。 エルナ様よろしくお願いいたしますわ。
コハクさんありがとうございます! ビッグオウムや作戦などなど、お任せしますね! >バンビさん こちらこそよろしくお願いしますね!大火力! バンバン敵さんを倒して行きましょう!