【呪輪】彼の命は誰が選ぶ
桃谷かな
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シナリオID:1330
オープニング
ふわり、ふわりと漂う白い靄。
陽の光が弱々しく照らすその中を見れば、人の子供のような背丈の魔獣たちが遊び暮らしている。
死の森こそが楽園とでも言うかのように。
毒花や茸のような魔獣たちが幼子のように戯れる傍らを過ぎれば、そこにはまだ僅かばかりの緑が残っていた。
樹々の間にゆらゆらと揺れるそれを見つけて、彼女は薄っすらと笑む。
「もう動くのね」
彼女の声は聞こえてないのだろう。それは蕾を揺らして森の中を進み、より深い緑へと吸い寄せられて行く。
「そっちじゃないわ」
彼女の傍らから進み出た大山猫が、獰猛な唸り声とともにそれの行く手に立ち塞がった。
それは暫し歩みを止めるも、緑の気配はそこだけにあらず。
面倒事を避けるかのように、くるりと右方へ進路を変えた。
●
「タルフネイリ氏族……ですか」
樹々をはじめ、あらゆる植物の枯死現象が日々拡大しているフィルエス大森林南東部。その近隣にある街の冒険者ギルドで、とある男性職員が渋い顔で訪問者の話を聞いていた。
「はい。隣の里の氏族ですが……御存知で?」
「ええ、まあ。先日、ちょっと依頼で関わりましたもので」
ギルドに依頼を出したいと訪れた年若い青年エルフの問い掛けに、職員は言葉を濁した。
タルフネイリといえば、先日、オークの襲撃から里を守ってほしいと依頼してきた氏族だ。ハイアルヴにお告げされたその襲撃は確かに起こり、派遣された冒険者たちによってオークの群れは殲滅された。しかし、同じエルフですらも徹底的に余所者として扱い、恩人である冒険者やギルドに対しても頑なに心を開こうとしない彼らの保守性や排他性は、大森林のエルフの性質をよく知るこの職員の目から見ても「異様」の一言だった。
「それで、タルフネイリが何か?」
「はい。私の里『キウラ』は、タルフネイリの里の隣里にあたります。昔から関係は良くなかったのですが……このところ、タルフネイリの者がキウラの猟場へ入り込むことが増えたのです」
「余所の猟場に?」
先日の依頼では、タルフネイリは自分たちの猟場を荒らすオークに手を焼いていた。それが今度は他者の猟場を荒らす側に回っているとは、一体彼らに何が起きたのか。
職員に促され、エルフの青年は説明を続けた。
「森の枯死です。少し前までは、タルフネイリやキウラの方面にまで被害が拡大するにはまだ時間がかかると思われていました。ですが、まるで死の波が押し寄せてきたかのように……あっという間に枯死が加速し、タルフネイリの猟場は既に木の実も実らぬ有様です。動物たちも逃げ出したようですから、キウラの猟場で狩らざるを得ないのでしょう」
「それで、里同士で揉めていると……」
「ええ……」
最初は、猟場での軽いいざこざ程度だったと言う。だが、タルフネイリ側から正式に猟場の使用許可を求められたキウラがそれを拒否すると、両者の関係はこれまでにないほど悪化した。
とはいえ、拒否したのにも理由がある。タルフネイリの森の先にあるキウラの猟場とて、いつ枯れ始めるかわからない。死が里を覆い尽くす前に少しでも多くの蓄えをという時に、元より関係の悪いタルフネイリに猟場を荒らされるわけにはいかないのだ。
キウラはタルフネイリに幾ばくかの食糧を与え、里を出て生きた森へ移り住むよう諭したのだが、返ってきたのは怨嗟の声のみだったと言う。
それからもタルフネイリによる猟場への侵入は止むことがなく、最初は同情的だったキウラの人々も、徐々に悪感情を抱くようになっていった。
「――そんな折に、事件が起きました。タルフネイリの女に、キウラの狩人が射殺されたのです」
二人一組で猟に出ていたうちの一人が、突然現れたエルフの女の矢を受けて即死。片割れが弓を引いたが遅く、女は熊ほどもある黒い山猫に跨って森の奥へと消えていったのだという。
「タルフネイリ氏族は、外部から滅多に血を入れませんから……顔を見ればすぐにわかります。その女は間違いなくタルフネイリの顔をしていたようです」
話を聞いていた職員の表情が強張る。
先日のオーク退治の最中、他方面からタルフネイリの里に火を放とうとしていた女。
その女は、タルフネイリの者たちと同じ顔をしていた。
巨大な黒山猫を従えた――顔に大きな傷跡を持つ女だ。
「そして、もう一つ。キウラの猟場の端――タルフネイリの森に近いあたりに、見たこともないような植物型魔獣が現れるようになったのです」
「植物型魔獣? それはまさか、枯死の被害地域で目撃されているものと同種では?」
「私も噂には聞いていますが、恐らくは。子どもほどの背丈の毒花と、笠のある茸のような魔獣です。それから……5mはあったという、巨大な樹木のような魔獣が目撃されています」
樹木型というのは職員も初耳だったが、花や茸の植物型魔獣は枯死の被害地域でよく見かけられているものだ。それらが現れたということは――キウラの猟場もまた、今後枯れゆく運命にあるのかもしれない。
「実は、その樹木型の魔獣を……黒い大山猫が追い立てているような場面を、里の者が見ています。真実そうであったのかはわからないのですが、キウラの中では、狩人の死も、魔獣の侵入も、全てタルフネイリによる報復に違いないと――もはや、武力をもって彼の氏族を移住させようという声があがっているのです」
青年の瞳には、そんな現状を憂う色が浮かんでいた。双方の氏族が武器をとって衝突すれば、一体何人の犠牲が出るだろうか。彼は、そのような事態を望まぬ者たちの代表として、今日ここへやって来たのだ。
「――では、具体的な依頼内容を聞きましょうか」
職員の言葉に、青年はしばらく黙した。自身の考えを整理するかのように視線を斜めに泳がせた後、口を開く。
「まず一つ。森の枯死と関係が疑われる植物型魔獣の排除です。それからもう一つ。キウラの者を害した女について、何者であるかの調査をお願いします。真にタルフネイリと繋がる者であるとすれば、魔獣をキウラの猟場に追い込んだとてタルフネイリに益はないはずですから」
解説
マスターより
リプレイ
街を出発する少し前、マリイ・パルティスは買い集めた食糧をバックパックの中へ詰めていっていた。隣では、同じく商店を回ってきたキオルティスが保存食を並べている。
「そうだね。今は少しでも食糧が欲しいんじゃないかな」
二人は、食糧難に直面しているエルフの里へ赴くにあたり、冒険者ギルドへ食糧や生活用品の支援を打診していた。しかし、残念ながら応対した職員の答えはノー。急遽、手土産程度の買い出しを済ませてきたのだ。
「まずは皆、キウラに行くんだよね。重そうだし、私も持つよー」
「ありがとうございます。では、ヘレンさんには……そちらのドライフルーツ類をお願いしますね!」
仮眠から起きて来たヘレン・ワーグナーが、マリイの言葉に従って幾つかの瓶を布で包み始める。
あのタルフネイリは心を許してくれるのだろうか――三人は、以前に招かれた彼の里の様子を思い返しながら、出発準備を整えていった。
「ったく……またあいつらかァ? 言っとくけどオレは彼処にゃ近寄らねえからな。キウラなんて里にも、用がなけりゃ行きたくねえくらいだぜ」
傍らの長椅子に寝転んだ姿勢のまま、苛立った声を上げたのはアーテミシアだ。ララベル・サン・ディーベルはそんな彼女を横目に見つつ、海神・江流へと歩み寄る。
「そんなにひどい扱いだったの? でも、森の枯死に魔獣が関わってるなら放っては置けないよね。両氏族が戦争になったら大変だし」
「ひどいというか……そうだな、俺たちから見れば頑なに過ぎる氏族だった。彼らにとってはそれが当たり前なのかもしれないが、やりにくいことは確かだよ」
肩を竦めてみせる江流。開け放たれた窓際で武器の手入れをしていたク・サーヤ・クッセーワがふと顔を上げ、ふふんと鼻を鳴らす。
「タルフネイリっ面の女とやらが、どうにも気になるのじゃ」
「エルフ氏族同士のいざこざと言うには奇妙な点が多すぎますね。何か事情があるのでしょう」
黒幕がいるのでしょうか。フリーダ=ブロムヴィストが呟く。それは彼女自身が受けた“啓示”からの発想であって、何かピンと来たということではないのだが。
「あの女がタルフネイリの関係者なのはどう見ても……なんだが、森の意思だお告げだって矢鱈と聞こえてくるのが気になるな」
多くのエルフ集落で信仰される霊的存在。前回、それが巫女を通じてタルフネイリに危機を報せたのだ。イズル・M・ヴォルゴールが視線を向けた先で、ヘレンが眠たげな表情で首を傾げた。
「どのみち、タルフネイリには行く必要がありそうだ。例の女の特徴を考えりゃ、里で生まれた忌子だとか出奔者……そんなところだろうけどね」
多くのエルフは生を受けた氏族の中で生きていくが、例外がいないわけではない。エリザ・A・ミシャールもその一人だ。不貞腐れた表情で長椅子に寝そべっているアーテミシアも、独特の匂いを窓の外に流しながら弓の弦をいじっているサーヤも。一族を離れたという意味では、マリイも同じく例外の一人に数えられるだろう。
例の女を調べよとの依頼であるならば、同じ顔の里で聞くのが手っ取り早い。
●
キウラの里は街道からも遠くはなく、外から来た人間に対しても友好的な者が多かった。大森林の外から定期的にやってくる行商人や旅人との交流がそれなりにあるのだと言う。
キオルティスとフリーダ、マリイは一旦キウラの里内に残り、他の冒険者達は枯死現象の調査と魔獣の捜索のため、案内人とともに森へ入っていった。
「タルフネイリは、キウラの人達から見てもハイアルヴへの信仰心が特に厚い氏族のようですね。あまり良い言い方ではないですが、何でもかんでもお告げで決めてしまう人々だとか」
タルフネイリにまず手紙を届けようと準備していたマリイの元へ、里内で聞き込みをしていたフリーダが戻ってくる。彼女は主に、タルフネイリ氏族全体とその里に関する情報を仕入れてきたようだ。
「キウラは比較的、外からの情報も入ってくる里みたいですしね。ハイアルヴが氏族の意志決定においてどれくらい重要視されるのかは、里によって大きく違う……ということですよね」
「はい。やはり考え方の違いが根底にあるのか、昔からいざこざが絶えなかったそうです。それでも、小川を猟場の境界に定めてからはお互い没交渉を保つことで大きな衝突は起きなくなったとのことですが。ただ……依頼票にもありましたが、時折、タルフネイリからキウラへ移住してくるエルフがいたと」
フリーダはマリイの向かいに腰を降ろすと、一度そこで言葉を切り、周囲をぐるりと見渡した。何となく、誰かに聞かれない方が良いように思えて。
「……彼らは、逃げて来たのだそうです。突然現れて保護を求めるエルフと、それを連れ戻そうとキウラに押しかけてくるタルフネイリの里人達、彼らと口論になるキウラの長老達――というのが、何十年に一度ほどですが見られる光景だとか」
「逃げ、て……? それは、どういう……」
羽ペンを置いて眉を顰めたマリイの傍らで、白い狼がクゥンと鳴く。フリーダはその毛皮を撫でさすり、首を横に振った。
「詳しくはわかりません。キオルティス様は移住者本人をあたってみるとのことですので、何か聞き出せれば良いのですが」
フリーダはそこで事前調査を切り上げ、魔獣捜索に加わるため森へ向かうと言う。白金の甲冑に包まれた背中を見送りながら、マリイは暫く、思案に暮れていた。
キウラに住む移住者達は、突然訪ねて来たキオルティスにも快く応対してくれた。
「あまり故郷のことは思い出したくない」と言葉を濁されることも多かったのだが、それでも質問のいくつかには回答が得られている。
もともと迷信や霊的存在を強く信じる氏族であり、何か不可解なことが起きれば精霊や呪術の類と決めつけがちであること。森の意志の代弁者としてのハイアルヴを、他の何よりも上位に置いていること。
今、キオルティスの前に座しているエルフは、50年ほど前にキウラへ移り住んできた女性だった。当時は息子もいたというが、今は大森林を出て暮らしているらしい。
「ねぇ、レディ。……タルフネイリの者として認められない特徴はあるのかい? 不吉だとか、迷信的なものであっても」
「認められない……ってことはないね。タルフネイリに生まれれば皆タルフネイリさ」
「そうか……」
どこか自嘲気味な表情を浮かべた彼女に、キオルティスは暫く黙し、次の質問を練り上げる。先ほどフリーダから聞いた話、あれはこの女性にも当てはまるのか。
「レディ、キミは、タルフネイリから逃げて来たんじゃないのかい? キミが氏族を捨てたのは、タルフネイリに認められなかったからじゃないかと思って」
「……この里の人に聞いたんだね」
彼女は逃げて来た。幼い息子を抱えて、里の者に追われて。
それは恐らく彼女にとって忌まわしい記憶だっただろう。彼女の表情に浮かぶ翳りを気にしながら、キオルティスは問う。
「――事情を聞いても?」
「あたしもエルフだからさ。あんまり言いたかないんだけどね。まあ、少しなら教えるよ」
彼女は深く息を吐き、僅かに口元を歪めた。
「……息子はね、森に選ばれなかったのさ」
●
キウラの猟場へ分け入った一行は、まず里周辺や里人達がよく使う道の周りの樹々や植物の状態を調べ、それから案内人について森の中を進んでいた。
一見、枯死現象の影響はないように見える森だが、楽観視できる状況でもないだろう。イズルは植物共感を使い、樹々そのものや環境に異変がないかを念入りに確認していく。
「どうじゃ? 何か妙なところは見つかったかの」
風下に立ち、捜波で周囲を警戒していたサーヤがイズルへと声をかける。彼は片手をそっと樹の幹から離し、振り返った。
「そうだな……里からずっと調べているが、今のところは問題なさそうだ。見た感じ、何か仕掛けられている風でもないぞ」
キウラの猟場の森の樹々は、今のところ栄養状態も環境も悪くない。例の女が何か目印などつけていないかと目を凝らしているが、特にそれらしきものは見当たらなかった。
「こんなに豊かな森なのに、あっという間に枯死が進むなんて。それって絶対、自然なことじゃないよね。被害地域で目撃されてる魔獣がこのあたりにもいて、その方向から枯れていってるってことは……魔獣が原因なのかなぁ」
サーマルアイと捜波に加え、優れた聴覚も駆使して魔獣や例の女との遭遇に備えるララベル。女が連れているらしき大山猫が魔獣を追い立てていたという証言が正しければ、魔獣を探し倒す過程で彼女にも会えるかもしれない――彼はそう考え、深い森の中にエーテルを走らせ続けていた。
「雑草は根っこごと抜けってじっちゃが言ってた……。植物の魔獣なら、根元を狙ったほうがいいのかな? 地面から養分を吸ったり、しない……?」
「地面から養分……確かに、有り得るかな」
トントン、と木の根元を靴でつつくヘレン。魔獣とはいえ植物だと言うならば、糧となるものも通常の植物と共通している可能性はある。江流は彼女の言葉に頷きながら、少しの間黙考した。
(魔獣が枯死にどう影響しているか……すぐに襲ってこないようなら観察してみるのもいいな)
懸念があるとすれば、例の女が魔獣と連携して攻撃してくる可能性だ。魔獣と彼女が目的を同じくしているなら、魔獣と冒険者の戦いを無視するとも思えない。
「魔獣がいるって場所の近くまで行ったら、案内人を帰すついでに誰か二人付いてってマリイ達を呼んでくるのがよさそうだね。アタシたちも、案内人も、単独行動は避けるべきさ」
魔弓に矢を添えて、いつでも撃てる体勢で歩を進めながらエリザが言う。
「何と言っても、地の利は相手にあるんだ。エルフの女が害意を持っているならなおさら――ね」
「そうだよね。隣の里の出身っぽいらしいし、この辺りの森には詳しそう。――って、あれ?」
ララベルはふと、見上げた視界に異変を感じた。先ほどまで力強く青々と茂っていた樹々の葉が、わずかに張りを失っている。視線を下げ、イズルへと顔を向けた。
彼は手近な木の幹に片手をつき、そして首を振る。鋭い嗅覚を活用し、先の様子を探った。
「ここはもう、始まってるぞ。土が悪いのか……? 臭いもする」
「な、なんじゃ? わらわは風下におるが、そんなに匂うかの?」
気を遣ったつもりじゃが……と焦り出すサーヤに、いやいやそうじゃないと片手を振るイズル。それまで無言で案内人の後ろを歩いていたアーテミシアが振り返り、短く息を吐いた。
「アンタじゃねぇよ。ずっと前のほうから臭ってくる。なんだこれ、クッセーな!」
彼女らの嗅覚が捉えたのは、ツンと鼻をつく刺激臭だった。甘いような、酸っぱいような、それでいてカビ臭いような――馴染みのない臭い。超嗅覚を持たぬ者にはまだ何も感じられないが、恐らくそれは枯れた森の土壌から生じる臭いだろうと、案内人の青年は言う。
「この臭い、単に木が枯れただけじゃねぇ。それでアイツらが盗人の真似事か。あのジジイの慌てた顔が目に浮かぶぜ」
もともとエルフという種族に対して心に壁のあるアーテミシアにとって、前回受けたタルフネイリ氏族の礼を欠いた対応は、どうにも腹に据えかねる。後で聞いたところによると、里を守って帰還した他の冒険者達を歓迎する雰囲気ですらなかったというではないか。
他人の不幸を喜ぶ趣味はないが、だからといって特に何かしてやろうという気にもならない。
「魔獣が目撃された地点が近いです。皆さん……気をつけて」
案内人が小声で告げた、その頃には。
ふわり、ふわりと、白い靄が樹々の間を漂っていた。
●
緑の葉を垂れた樹々の間に、それらはいた。
ひょろりと伸びた樹木に無数の蔦が巻き付いたような魔獣は、根を地面に張った状態のまま静かに佇んでいる。5~6mはあろうかというその頂には巨大な蕾らしきものが揺れ、無数の手のような蔦が所在なさげに宙をさまよっていた。
「奴の根元の土を見なよ。明らかに変色してるね」
エリザが手近な木に手をつけば、もはやこの地が植物の生きられぬ環境に成り果てていることが読み取れた。森が、死に始めているのだ。
「ほらほら、やっぱり良くない雑草なんだよ……。根っこで歩けるって聞いたけど、今は地面に根っこが入っているし」
「奴を排除して枯死が止まればいいけどな。蕾は下手に刺激しないほうがいいか?」
茂みに隠れて様子を見ながら、ヘレンとイズルが頭を寄せ合う。ケアイデの足元の土は黒く変色し、タルフネイリの猟場から漂ってくるのと同じ刺激臭を放っていた。
そして、その土の上にはフラフラと歩き回る不気味な妖花と、跳ね回る桃色のキノコ達がいる。
「まずはキノコを殺る。アイツがこの気持ち悪ぃ胞子を撒いてるに違いねぇからな」
「ああ。けどアーテミシア、あの蕾が開きそうならそっちを優先するよ」
エリザの聴覚が、キウラの里方向からこちらへと向かってくる複数の足音を捉えた。案内人を送り終えたララベルと江流が、マリイ達を連れて戻ってきたのだろう。
「俺は支援に専念する。前衛は任せたぞ!」
イズルの声とともに解き放たれた淡い輝きが、冒険者達を優しく包み込んだ。身体能力を底上げされた彼らは一斉に茂みを飛び出し、魔獣達へと迫っていく。
「逃がすわけにはいかないからな。俺は左から、皆は他を頼む!」
俊足のシーフ4人が魔獣達目掛けて疾る。天眼と戦術眼を駆使して敵の位置を把握し、反応を予測した江流が、ララベル、キオルティス、サーヤへと声を上げた。
「了解だよっ! 僕は真ん中のキノコをやる!」
応じながら、ララベルは二刀の細剣を抜き放つ。肉薄した桃色の魔獣が飛び退るその前に三回、銀色の光を閃かせた。
「弱そうに見えるけど、案外耐えるね」
キノコらしく、斬った感触は軽い。だが、さすが魔獣といったところか。笠を切られ、胴を突かれてもまだ倒れはしない。
「楽勝クッキングってわけにはいかないか!」
大脇差と短刀で連撃を繰り出す江流に対し、笠を犠牲にして耐えるピンジ。石づきを踏ん張り猛スピードで跳躍した敵の体当たりを寸でのところでかわし、江流は口元に巻いたバンダナの下で小さく息をついた。
「あの蕾……もし斬り落とせるなら――!」
キオルティスは森の梢に揺れる白い蕾へと視線を向ける。直接的な刺激は避けるべきという意見もあるが、あれが厄介な存在であろうことは容易に想像がつく。試してみる価値はあると判断した。
「邪魔するんじゃないよ!」
ケアイデの前に立ちはだかるピンジが、エリザの矢に貫かれてたたらを踏む。キオルティスはその笠を踏みつけて跳躍すると、未だ敵への反応が鈍いケアイデの幹を勢いよく駆け上がった。
「これで――!」
目にも留まらぬ速度で振り抜かれた一撃。
白いふくらみの根元を狙った斬撃はしかし、枝に絡む蔦の数本を斬ったのみで止まる。
キオルティスは飛来した鞭のような蔦を細剣で受け止めながらも、後ろに飛ばされ樹に背中を打ち付けた。
「キオルティス殿! ふん、図体に見合った硬さはあるようじゃの……!」
そなたは後じゃ! とケアイデに一瞥をくれ、サーヤが疾る。狙いは正面のメリデ。紫色の花弁の中心から弾丸のように撃ち出される種を身軽にかわし、サーヤは手にした暗器に不可視のエーテルを纏わせた。
「一つ、人よりいい匂い。二つ、不埒な悪臭三昧。三つ、魅せるぞ最臭奥義――!」
萎れた森で一際毒々しく咲き誇る、その花目掛けて。鋭く光る針がずぶりと刺し込まれる。
「これは効くぞーい!」
一瞬のうちにメリデの全身を駆け巡ったエーテルは、そう簡単に消え失せはしない。継続してその身を蝕み、殺すためのものなのだから。
「纏まっているうちに……!」
長杖を翳したマリイの周囲に、おびただしい数の小さな光弾が出現する。ケアイデ、メリデ、ピンジが散開する暇もなく撃ち放たれたそれらは、まるで流星雨のように魔獣たちを撃ち貫いた。
その光の雨をものともせず、敵目掛けて前進するヘレンとアーテミシア、フリーダ。フリーダのシーザーロアが中央のメリデを惹きつけた隙に、ヘレンはケアイデを、アーテミシアは右のピンジとメリデを目標に据える。
「オラァ! 纏めてぶっ飛ばしてやるぜ!」
アーテミシアの斧が、その重量をも凶悪な武器として薙ぎ払われる。その一閃はピンジの胴を半ばまで斬り裂き、メリデの花弁と蔦を空に散らした。跳躍したピンジの体をガントレットで受け弾き、メリデの射撃を鎧に受ける。雑魚の足掻きというほど軽くもないが、それで倒れるほどアーテミシアも柔くない。
ボコボコボコッ……と鼓膜を震わせた異音に皆がそちらを見れば、長大なエーテルの刃を振り上げたヘレンの前で、黒く腐った地面が沸き立つように蠢いている。
「わー、根っこが出てきた……! 切っちゃわないと……」
「気をつけろ! その根は――っ!?」
江流が叫び、空を切る轟音が響いた。
地面から引き抜かれた根か、地下茎か。太く長大なそれが半円を描くように振るわれたかと思うと、周囲のメリデとピンジすらも巻き込んで前衛の冒険者達を一度に薙ぎ払った。
「げほっ……無差別攻撃は反則だよー……」
地面から跳ね起き、咳き込むヘレン。しかし薙がれる直前、彼女の斧から伸びた刃はケアイデの根の一本を確実に叩き切り、その身を蝕むエーテルで動きを阻害することに成功していた。硬いが、斬れないほどではない。
「今のは痛そうだ。あの樹、キノコや花と明らかにパワーが違うぞ」
「範囲攻撃もできるとは……侮れませんね」
特に負傷が激しい前衛シーフ達にヒールを飛ばすイズルとマリイ。その左側には、ケアイデ以外の殆どが体勢を崩した隙を狙って弓を引き絞るエリザがいた。
「頭は悪そうだけどね。お陰で花が一体死んでる」
魔弓から解き放たれた矢が、起き上がったばかりのピンジを射貫く。ただの巨大なキノコと成り果てて転がるそれの傍らには、ケアイデの一撃と身体を蝕むサーヤのエーテルに耐えきれなかったメリデが地に伏していた。
「これも私が引き受けます!」
起き上がるなり接近してくるメリデを盾で受け止め、ケアイデにシーザーロアを放つフリーダ。攻撃対象を自分ひとりに絞らせれば、あるいは。仲間達が攻撃を受けにくい方向から攻めることができるかもしれない。
どこが前面であるかは不明ながら、くるりと向きを変えてフリーダに迫るケアイデ。フリーダは襲い来る太い蔦を盾と鎧で何とか受け止め、パラッシュを振るう。
「ぶわっ! そちも毒使いか」
その時、ボロボロのピンジ二体が笠を大きく広げ、真っ白な煙のような胞子を撒き散らした。かなりの広範囲を一瞬にして占拠した毒胞子は、前衛に回避の隙を与えない。肉体を蝕まんと侵入してくる胞子と授恵者としての頑強さ、その戦いに勝利できたのはフリーダ、ララベル、江流、キオルティスの四人のみだった。
「ヴォルゴール! あの三人に解呪を頼む!」
「わかった! 蕾にも気をつけろ、揺れてるぞ!」
サーヤとヘレン、アーテミシアの三人を指して叫んだ江流に応じ、イズルは解呪のエーテルを練り上げる。その視線の先で、ケアイデの蕾が大きく揺れていた。
「マリイ、もう一発メテオライトだ! 小物を一掃しよう!」
「わかりました!」
細剣を構え直すララベル。その後方から、輝く無数の光弾が彼を避けて飛来した。ピンジを撃ち抜き、メリデの蔦と花弁を引き裂くそれに続いて、ララベルとキオルティスが疾る。
「これ以上森を荒らさせはしない。喰らえ、疾風三連突!!」
ララベルの三連撃がピンジを沈め、キオルティスが叩きつけた巨大な光塊が残りの三体を打ち据えた。虫の息となったそれらにアーテミシアの斧と江流の脇差、サーヤの暗器が容赦なく振り下ろされると、この場でまだ生きている植物型魔獣は大物のケアイデのみとなった。
(どこかで――見ているかもしれない)
江流は一度、わずかに後退して周囲の森に視線を巡らせた。
(残るはあの樹だけだ。横槍を入れてくるなら――)
ララベルと視線がかち合う。同じことを考えていたのだろう。彼がエーテルの波を森の中に走らせていることは、直感的に読み取れた。
「気持ち悪……。この際、蕾をやっちゃったほうが、いいかも」
ヘレンは毒に苛まれながら、それでも斧を持つ手に力を籠める。彼女の長大な刃なら、地上からでも蕾を斬りつけられるはずだ。フリーダを攻め続けているケアイデの背後から、全身全霊の力を籠めて斧を振るった。
「うわ、硬いー! 蕾が開いちゃう……!」
「そのまま! 振りぬくんだ!」
エーテルの刃を受け止めたまま耐え続ける蕾の根元に、エリザの矢が飛来する。キオルティスがつけた傷を正確に撃ち抜いたその一撃は、ヘレンの刃が通るだけの深い損傷を与えた。
「落ちたか」
花開くその前に。斬り飛ばされた白い蕾がサーヤの目の前に落ちる。
その時だった。
「……誰かいるよ! 1、2……二つ!」
ララベルの捜波が、ケアイデの向こうの森の中に何者かの気配を捉えた。ケアイデの攻撃を受け止めたフリーダがそちらを見遣れば、やや離れた樹々の間にその姿がある。
「居ます! ローブの女性と……大山猫です!」
「やっと出やがったか!!!」
即座に動いたのは、アーテミシアだった。フリーダの声を聞くなり向きを変え、女がいるであろう森へと分け入っていく。
「待ちな! まだ樹がいるんだ、こっちから仕掛けるんじゃない!」
「俺も行くよ。話ができればいいんだけど……」
エリザの制止をものともせず、殺気をみなぎらせて森に消えるアーテミシア。キオルティスがそれを追った。
「今は……行けません!」
「わかってる。先にこの樹を倒す……あの女はその後だ」
蔦の一撃を受け止めきれず倒れるフリーダ。そこへ振り下ろされたもう一本の蔦を短刀で斬り払い、江流は苦い表情を浮かべた。
「根を先に始末するぞ! 薙ぎ払いが厄介だ」
「わかった! フリーダがひきつけてる間に……やっちゃおう!」
「仕方ない。二兎を追うわけにはいかぬのじゃ」
ララベルのマークがついている間なら、女が逃げたとしても追うことができる。残された8人の冒険者達は、今は目の前の敵を倒すことに全力を注いだ。
「待って!!」
キオルティスの制止もきかず、アーテミシアはその女目掛けて一気に加速した。殺気を声に乗せ、叩きつける。
「余計な事をして――くだらねえ仕事をする羽目になったのはてめえのせいか!!」
顔を向けた女の顔には、斜めに入った目立つ傷跡。注意を惹くべく放った叫びはしかし、必ずしも通用するとは限らない。
「冒険者ね? ケアイデはもうやられたの?」
獰猛な唸りをあげ、横合いからアーテミシアへ飛び掛かる大山猫。その爪をガントレットで受け、耐える。
「何の目的でやってるか知っちゃこっちゃねえが、回りくどいんだよ!」
斧を振るい、大山猫の左後脚に強打を叩き込む。どうせ復讐とかそんな類だろうと怒りを沸き立たせるアーテミシアだが、次の瞬間には、左胸に強い衝撃を感じて動きを止めた。
「――っが……」
「ダメよ、ひとりで射程に入ってきたら」
心臓裂きの一矢。大山猫の素早い追撃がアーテミシアを捉え、打ち据えた。女は少しずつ、後退している。
「うるせぇ……! 目的を吐けば半殺しで済ませてやるぜ。嫌なら炉に焚べてやらあ!」
「あなた、変わったエルフね。嫌いじゃないわ。私の目的が知りたいの?」
もう一度距離を詰めてシーザーロアを放てば、効くかもしれない。だが、治療の術がないなら、もたないのはアーテミシアの方だ。キオルティスは素早く彼女の前に滑り込むと、脚に淡い光を受けながら後退する大山猫を刺激しないよう、女と向き合う。
「教えてくれるのかい?」
「そうねぇ。その子がそんなに知りたいなら」
「テメェ……ふざけやがって!」
アーテミシアの声音が怒気を孕むも、女は微笑った。
「――そなた、その顔は本物かの? 変装ではないのじゃな?」
背後からの声にキオルティスが振り向くと、そこにはサーヤとヘレン、イズルが立っていた。さらに後方からも、いくつかの影がこちらへ向かっている。
「ケアイデ達はやられたのね」
「あの村で森のお告げを聞いたって巫女はお前か?」
「あの村の巫女……? 違うわよ。今は誰だか知らないけれど」
イズルの問いに、女は初めて顔を顰めたように見えた。感情の揺らぎを見逃さず、質問を重ねる。
「森の意志ってなんだ? 木々に油塗って燃やすことを森が望んでるのか?」
「……望んでいるかもしれないわよ?」
「うーん。その森とか森の意志とかっていうのは、協力者っていうこと? 復讐かそれとも別の目的があるのか知らないけど。君に協力しているのはどこの誰なんだろうねー?」
ヘレンが小首を傾げる。金糸のような女の髪が、風に吹かれてふわりと揺れた。
「貴女のハイアルヴは……誰なんだい?」
「森の意志は、エルフの味方なんかじゃないのよ」
ヘレンとキオルティスの問いに、女はそれだけを返した。論点をずらしたような、それでいて意味がありそうな答えに眉根を寄せながらも、再び口を開くヘレン。
「あそこの人達に追放でもされた? 大方、その傷は同胞から受けたものなんじゃないかな」
「あんたは森を焼こうとしたし、魔獣を連れてきて森を枯らそうともしたんじゃないか? 復讐が目的なのか?」
「……」
女は、ヘレンと江流の方を見てはいなかった。マリイとエリザのヒールを受けるアーテミシアを見て、どこか嬉しげに口元を緩めている。
「復讐……したい気持ちもあるわ。でも、この聲を信じて良いかを。本当のことを知りたいだけかもしれない」
「聲……だと?」
アーテミシアと女の視線が、絡み合う。
「――森の意志は本当に、この森を滅ぼしたいのかを」
「私は、サリ。また会いましょう?」
森の中に、金糸が靡く。木々の間に消えたその背中を、ララベルが追った。
萎れた森に、静寂が落ちる。
●
「自分が守ったはずの森が枯れたとあっちゃ、目覚めが悪いんだよ」
タルフネイリの里に着くなり、エリザは入口を塞ぐエルフの男をグイと押しのけた。白狼が先触れとして届けていた手紙を手にした彼は、もしかすると冒険者達を丁重に迎えて里の入口で事を済ませようとしていたのかもしれない。が、エリザの勢いの前では完全に負けていた。
「タルフネイリに恨みを持つ者がいるようじゃのう。キウラの者を害しておる。これは調べねばなるまい?」
続いてサーヤが理屈をこねながら里へ押し入ると、その独特の匂いの効果もあってか、強く止めようとする者はいなくなった。
「イェオリはどこだい?」
「私が、何か……」
前回接触のあったエルフの青年を名指ししたエリザの前に、一人のエルフが進み出る。
「アンタ、何か知ってるんじゃないかい? あの女にまた会ったんだ。サリって名前に聞き覚えがあるだろう」
エリザの口から飛び出した名前に、イェオリだけでなく何人かの青年が顔色を変えた。明らかに、何かある。
「なるほど。知っているんだな? 今度は話してもらおうか」
江流が畳みかける。彼らは困惑したような表情を浮かべ、互いに顔を見合わせていた。
「キウラの猟場にて、そのサリという女性が人を殺めています。先日奇襲してきた女性ですし、先程も会いました。放っておけばまた被害が出るでしょう。長様か巫女様とお話させていただけませんか」
特に丁寧な言葉遣いを意識して、マリイがイェオリの前に進み出る。彼は、暫く視線を泳がせ黙考していたものの、やがて諦めたように口を開いた。
「……いえ。長や巫女とは私達が話します」
「では、イェオリ様にお願いします。私たちが必ず止めます。知っている事を話してください」
「キウラの里には、ここから逃げて来た方が何人かいらっしゃいますよね。それも関係が?」
「……」
言い募るマリイとフリーダを前に、沈黙するイェオリ。その時、キオルティスがぽつりと呟いた。
「……彼女は、森に選ばれなかったのかい?」
「それは……」
「――お告げだよ」
言いよどむイェオリの背後から、一人の女エルフがボソリと言った。
「ハイアルヴのお告げさ。サリは『氏族に災いをもたらす子』だ。……何十年か前に、母親の手で森の奥に連れていかれて始末されたはずだよ」
「そんな、お告げで……?」
絶句するマリイの横で、ヘレンとイズルが小さく唸った。ヘレンはぼんやりとした目で、しかしエルフ達を真っ直ぐに見据える。
「もしかして、キウラにいる人はそのお告げで殺されそうになって逃げた人?」
「何十年かに一度って話らしいな。逃げ出しただけでその頻度か。一体どれだけお告げで死んだんだ?」
「……森の意志の巫女が告げることならば」
イェオリの目は告げていた。彼が巫女の言葉の全てを信じていないということを。
「口減らし……」
唇からこぼれたそれは、誰の呟きであったか。
黒く枯れ腐れた森の中、彼の里は静かに、その歴史を終えようとしていた――。
●
魔獣達が消えたキウラの猟場では、それ以上に枯死が進むことはなかった。
冒険者達が調べた限りでは、例の樹木型の魔獣が土壌を変質させ、通常の植物が生存できない環境を生み出しているのではないかと推測されている。また、妖花やキノコ型の魔獣達は、その枯れ腐れた土壌を好む性質の可能性がある。
被害地域の拡大状況から、タルフネイリやキウラ方面がこれほど早く枯れるとは予測されていなかった。彼の大山猫が魔獣達を追い立て、進路を変えていたのも間違いないだろう。
ララベルの俊足は暫くの間、大山猫を追えていたようだ。しかし脚に纏わせるエーテルが尽きた時、金糸の髪と黒い巨体は瞬く間に森の中に溶けていってしまった。
――サリの行方は、知れない。
マスターコメント
ショートEX普通 報酬:標準10 / 4〜10人
2021年09月09日 16時36分30秒 公開
相談掲示板
ウォリアーのアーテミシアだ。宜しくな …またあの集落か。植物型はケアイデ以外はオマケだな。精々毒を吸わないように気をつけるくらいか。 どっちかっていうとあの怪しい奴の方が本命くせえなあ…脳天かち割って炉に焚べてやれば解決しねえかなあ。
僕はシーフのララベル・サン・ディーベル。 みんな、よろしくね!
シーフのサーヤである。 よろしくなのじゃよ。一つ人よりいい匂い―♪
シューターのマリイと申します。よろしくお願いしますね。 んー。ひとまず目先の敵をどうにかしなくてはいけませんね。 ケアイデが情報ないので戦闘避けて逃げるとかしないかとか諸々ちょっと心配だな、くらいで普通に戦闘するくらいしか思いつかないのですけども。 調査についてはキウラでも情報は得られそうな気もしますが、この状況で放っておくのも危険ですので個人的にはタルフネイリの方へ行きたいなとは思っています。 詳しいことはもう少しまとまったらにしますね。
シーフのキオルティス。キオでもルティスでもお気軽に。 初めましての方もそうで無い方も、皆、宜しくね! タルフネイリか…確かに調査をするには厄介だね。 前回、まだ若者の方が外の世界にも興味を持ってくれたし 逆に同じエルフ同士でも古株はあまり対外的ではなかったっけ。 だけど例の怪しいレディのことを探るには古株の方が知ってそう。 タルフネイリ氏族のことはタルフネイリに聞きたいしね。 キウラに居るタルフネイリがどれくらいの歳なのかにも因って 怪しいレディのことを知ってるかもしれないけど…。 戦闘についてはキウラの猟場でも枯れてない方から攻めれば 自ずと出会えそうだね。情報を得ておくのは勿論としても。 とりあえず、調査についてはキウラに居るタルフネイリか もしくは前回行ったし、タルフネイリ氏族の里まで行こうかな。
シーフの海神江流だよ。 今回はよろしくね。 前回、火を放とうとしていたタルフネイリがやっぱり気になってんだよね。 ハイディング使って【見】に回ったりしてみたいんだけど、希望者多そうだし、全体を見ての変更でも。
少し書き直したので改めて、 ヒーラーのイズル。よろしく。 俺もマリィと同じで眼先の敵の対応を先に決めちゃいたいかな。 調査も項目に上がってるけど、戦闘は依頼で最初に言われてる事だし。 敵で「毒性のある胞子」を出すのがいるみたいだから、BS解除のスキルは最低1つ乗せていこうと思う。 回復、攻撃のスキルバランスは検討中で、なにかスキルで乗せてほしいものとかあったら言って欲しい。 調査は各自、危ないことじゃなかったら、したいことすれば良いと思ってるかな。 調査先は個人としてはキウラ寄りで、行ったとしてもタルフネイリとの境目まで、で考えてる。 個人で調べることはまだ決まってないけど、キウラの森の様子は見ておこうと思ってる。
ウォーリアのヘレン…よろしく。 私も戦闘メインで……。ピンジとかはぴょんぴょこ動かれると困るから動きとめてから攻撃しよっかな・・・。調査に関しては鎌かけてみるくらいでいいんじゃないかな……バックにだれかいるんじゃないかとかー。 後、ケアイデは蕾から花粉ぶわぁああってされると困るかもね。蕾を直接攻撃して衝撃で花粉を鬼のようにばらまかれても困るし、伐採するのがいいのかもね・・・。
遅く成ってすまない、シューターのエリザだ。 前回からの引き続き、か。謎の女は前回の依頼でも見かけた奴のようだね。 目的があってこちらへ攻撃を仕掛けているのであれば、二度の失敗は防ごうと阻止に動く可能性があるんじゃないか。魔獣の退治と女の調査、これを分けるのではなく全員が両方の目的に動きつつ、意識付けの軽重で動き分けるのがいいような気がする。 魔獣を確実に倒すために必要であれば、二班程度にグループ分けはしても良いかもしれないが。
ウォーリアのフリーダです。よろしくお願いします。 私も戦闘メインで頑張りたいと思っています。 相手はBS付与があるとはいえ物理攻撃主体ですのでそこまで苦戦はしない気がしますが、 むしろ調査の方が難しい気がしますね。 特にタルフネイリ氏族が何故あそこまで強硬姿勢を維持しているのか、 何か理由があってのことだとは思うのですが……
とりあえずオレはタルフネイリの里以外で動くぜ。 あの女はまあ、里の周りで張ってれば出てきそうだな。どうせ碌でもねえ理由だろうし…
タルフネイリの里に行くなら口実を考えなくてはいけませんねぇ。 ……ここはもう真正面から調査しに行くと宣言した方が後腐れないでしょうか。 森が枯れているのが魔物の仕業なら見ておきたいですし……人死にが出てる以上、何も調べないわけにもいきませんしね。前回の拒絶を見ると慎重になりたいところではありますが。 他にも支援とかが可能ならば口実にできそうですが、個人できる範囲が限られているので悩ましいところです。両氏族が食料に困っていることをギルドに伝えれば動いてくれるかな。