【CP】盗賊団に恐怖を刻め
馬車猪
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シナリオID:1252
オープニング
「盗賊だぁ!!」
御者が驚き、盗賊が勝利を確信した。
「おうおう、人を盗賊呼ばわりたぁヒデェな!」
「せっかくキャンプまで送ってやろうとしたのによぅ」
げらげらと笑う盗賊達。
しかし、御者が憐れむような目を向けていることに気付いて急速に機嫌を悪くする。
「テメェ舐めてるのか?」
「舐めてるんじゃなくて……その、こんなところで会うとは思って無くて」
その瞬間、盗賊達が悪寒に襲われ全身を震わせた。
人肉の味を覚えた獣が至近距離にいるような、あるいはクリーパーの巣に放り込まれたかのような恐怖を本能が感じている。
「おっちゃーん、もう着いたの?」
ヴァイセントラフ砦への支援物資が満載された荷車から、みすぼらしい少年が上体を起こす。
成長期の大部分をスラムで過ごしたため背は低く、最近は鍛えているとはいえ筋肉も厚くはない。
しかし賊とコボルトと自分自身の血を大量に流して来た少年は、ただの賊には直視し辛い気配を纏うようになっていた。
「リットさん、殺気が漏れちゃってますよ!」
「やべっ」
少年が剣を背中側に隠す。
精一杯の演技で怯えた表情を作り、しかし盗賊はびくりと震えてじりじりと後退を始める。
見た目は少年と大男の集団なのに、実態は血に飢えた賊狩りと雑魚盗賊団であった。
「クソッ、冒険者のようにはいかねーなっ」
抜刀と荷車から飛び出すのは同時。
非授恵者では真似できない加速と速度で盗賊の頭に迫り、力任せの一撃を振り下ろす。
「ありゃ?」
外れた。
冒険者と比べると腕が劣るからこういうこともある。
しかし攻撃の威力は冒険者に劣らない。
踏み固められた道が、柔らかな肉であるかのようにすぱりと斬れた。
「逃げたら斬るぜ?」
今更の降伏勧告に、盗賊達は必死の命乞いを開始した。
●
「なんか盗賊とかが増えてるんだよ」
難民キャンプを訪れた冒険者に、野良授恵者リットが一生懸命説明をしている。
「冒険者が盗賊とか退治しまくったことがあったろ? それからほとんど出なかったんだけど……」
難民キャンプの解体と土地の王国への返還の予定が公開されてから、キャンプへの人の流れができた。
職を求める食い詰め王国人。
帝国難民が開拓した畑を調べに来た役人。
そして、新たな狩り場に気付いた犯罪者達だ。
「俺もだけど、ある程度戦える奴はほとんど北に行ってるから手が足りねーんだ」
帝国はまだ南の端の土地を取り返しただけだ。
取り返すべき街や村は無数にあり、王国から帝国に向かう輸送隊に張り付ける護衛が不足している。
「えーっと、詳しいことはこっちから聞いてくれ。俺が話すと時間かかるんだよ」
冒険者ギルド職員がうなずいて地図を取り出した。
都市の位置も抜け道も正確すぎるほど正確に記載された、ギルドの外に持ち出すと明らかに危険な1枚だ。
「この依頼に参加する場合、みなさんには1人か2人で輸送隊1つを護衛して頂きます」
輸送隊といってもビヒモーや馬が牽く荷車が2両の小規模なものだ。
襲撃してくる敵の中に大物はいない。
非授恵者のみで構成された、3名から十数名の盗賊団と戦うことになる。
「御者はこちらで用意します。授恵者ですので自衛程度は可能ですが……」
冒険者ほど強くはないので、盗賊に包囲されることがないよう注意して欲しいと職員は言う。
「ビヒモーや馬は財産になりますので盗賊も殺そうとはしないはずです。また、積み荷は安価な保存食ですので、4分の1なら奪われても問題ありません」
重要なのは盗賊とその予備軍を恐怖させることだ。
圧倒的な力で撃退すればこのあたりで犯罪をする気もなくなるだろうし、皆殺しにすればより効果は高いかもしれない。
「派手にやってくれると助かるぜ!!」
今回の盗賊は、難民だけでなく帝国全体の危険に晒す凶悪犯だ。
リットも冒険者ギルド職員も、表面は笑顔でも内心怒り狂っていた。
解説
マスターより
リプレイ
大柄なビヒモーの背中にちょこんと腰掛け、ストレガ・L・リベルガストラがじっと前方を見つめている。
一定の揺れが眠りを誘うがストレガの精神力があれば十分に耐えられる。
が、醜い現実を直視するのはなかなか疲れることだった。
(零細や小規模の賊は、たぶん手練れの盗賊団の情報を得てあやかろうとやってきたのだ。働き口はいくらでもあるのになんともまあ怠惰な事なのだ。研鑽がない)
帝国崩壊時から今まで必死に生て来た人々を直接知っているので評価は辛くなる。
「おいっ!!」
ずっと前から気付いていた盗賊に声をかけられたときには、もう耐えられなくなる寸前だった。
ビヒモーに手を置いてから荷車中心にアーケイン。
賢く、実戦経験すらあるビヒモーは平然としていて、荷台から雪崩のように溢れた稲妻によって6人の賊が混乱する。
「痛っ……くない?」
「足が動かねぇ!」
騒ぐ賊の前でストレガがフードをとる。
額から生える角はゴブリンでしかあり得ない。
無学なだけでなく怠惰な賊達の中にも、ゴールディの授恵者が冒険者として大暴れしていることを知っている者がいた。
「まさかっ」
「一応聞いておくのだ。降参の意志は?」
ストレガはスタティックフィールドを使い賊の移動を完全に封じる。
魔力も十分強いが付与技術は達人級かそれ以上なので抵抗など不可能だ。
「……まだやる気なのはびっくりなのだ」
心が折れていない賊2人へ小さな光弾を1つずつ飛ばす。
太い血管にも神経にも当てていないのに、今にも死にそうな悲鳴をあげていた。
●
(捕まえたら役人さんのところまで運ぶ、かぁ)
アルマ・ヴァレンタインはストレガから聞いた予定を思い出す。
(ボクもできるかなー。こっちは結構数いるし)
「おうおうおう! 俺達地獄のデス猪団を目にして止とまらないとはふてぇ野郎だ!!」
「えぇー……」
いきなり進路と退路を塞いだ上で威嚇してきた盗賊に、非授恵者である御者が困惑している。
賊がいたら即殺すか殺されるかな世界で生きてきたので、牧歌的すぎて違和感が強すぎた。
「ふははー!!」
アルマが荷台から跳ね起きる。
ハーフリングらしく小柄でも身体能力は非常に高く、武の心得がある人間なら最大限に警戒するか逃げ出していただろう。
「なんだこのガキ」
だがそんな腕があるなら成功しても儲けが少ない盗賊などやらない。
無い胸を張るアルマを不審に思いはしたが、左右からゆっくり近づき両手を押さえて取り抑えようとする。
「そんな反応されるとさすがにちょっと腹が立つよー。やろう! ぶっこわしてやるー!」
ただの光弾が致命的であった。
アルマを中心に直径十数メートルを蹂躙し、人死にこそないが体に穴が開いて気絶した者多数だ。
「盗んだものや奪ったもの在り処を『素直に』教えてくれるー?」
ここまでするとどんなに鈍い賊でもアルマの威圧感を理解できるようになる。
まともに動かない体で必死の命乞いを始めた。
「どうしてそういうウソをつくのかな? かな?」
土下座する賊の前で立ち止まる。
強い日差しが影をつくり、アルマの表情を隠していた。
「さすがにこんな顔はリットくんたちには『みせらないよ!』だねー……反省反省」
自供内容を添えて賊を王国へ引き渡した後、アルマは手鏡を見ながら表情をいつもの笑顔に戻し、念のため香水を使って血臭の気配をごまかしていた。
●
(やはり既に被害が出ているか)
御者も馬も殺気立っている。
幌馬車に乗り込んだフェイサル・セイフは、犠牲者に黙祷を捧げた後は静かに沈黙を保つ。
「来たか」
御者が気付くより早く幌馬車から降りる。
体格の良いリザードマンの登場で賊達も罠の存在に気付くが、逃げるには遅すぎた。
「手助けは不用だ。馬を守ってやると良い」
業者に伝える。
祭刀に光を纏わせ薙ぎ払う。
効果範囲と引き換えに威力が低下する技ではあるが、装備も訓練も貧弱な賊にとっては死なないだけで耐えられない攻撃だ。
「罪は罪、そして武器を手にして何者かを敵としたなら――そこからは対等の戦いだ」
目と手応えで己のもたらした破壊を正しく認識した上で振り返る。
賊仲間の苦悶のうめきと冒険者のまなざしに、まだ無傷な賊が逃げようとして光の六角柱に囚われた。
「だが、全ての罪人に同じ罰を科すのもまた公平とは言えんだろう。……仕事の為に一方的な力を振るうのは良い、相手は罪人だ」
フェイサルが賊を捕縛する前に刃物を取り出したが何もできなかった御者に、フェイサルは事実だけを口にすることで宥めようとする。
「一度討ち損じたのなら預からせて貰う。この者の命に関しては、まだ有意な使い道もある故に」
ほとんど荷のない幌馬車に捕らえた賊を放り込む。
王国の街へ向かっていくと、冒険者が捕らえた賊だけでなくリットが雑に殺した元賊の死体もいくつか目にすることになる。
「……お前達を残したのは憐れみからではない。この後、然るべき立ち位置の人間が相応の罰を下すだろう」
死体を回収して賊の横へ置く。
「だからその前に。お前達の行為がどのような結果を招くのか、その実態を刻み込んでおくのだ……もし次があるなら、首が飛ぶだけでは済むまいよ」
賊は震え上がり、何も言えずに震えていた。
●
聞くに堪えない侮辱であった。
人間を物として扱う賊が何かを言っていた。それで現状認識は十分だ。
「先に言っておきましょう。許すのは一度だけです」
ギーゼラの態度はまさしく慇懃無礼だ。
「今すぐ地面に這いつくばって許しを請うなら、先ほどの僕への暴言は聞かなかったことにしてあげましょう。さぁ選びなさい?」
「てめっ」
怒りに任せて振るわれた刃を、ギーゼラは指でつまんで宙に固定する。
鍛えてもいない賊とギーゼラでは力の次元が違うのだ。
「一度だけだと言いましたよ」
賊がへたり込む。
ずり下がって必死に逃げようとしても、足がすくんで動けない仲間にぶつかり行き止まりだ。
ギーゼラは無言だ。
総員3人の新人盗賊は、産まれたことを公開するほどの恐怖と後悔を魂に刻み込まれる。
「もしまた悪いことをしようとしたら、どうなるか分かりますよね?」
高速で首を上下に振るう賊達は、本人達が気付かないまま大量の涙を流していた。
(威圧しただけで観念するなんて、盗賊をする覚悟も決まっていなかったのでしょう。盗賊になるしかなかった身上も考慮し、悔い改めるチャンスをあげま……おや?)
奇跡的な、あるいは悲劇的な運で1人が精神的に回復してギーゼラに飛び掛かろうとする。
が、薄ぼんやりと光る『腕』に喉を掴まれ前進を痙攣させる。
恐怖に染まった瞳を、うっとりした表情のギーゼラが覗き込んだ。
「フフフフフ、いいですねぇ! 命乞いをする惨めな姿! なすすべなくやられる時の絶望の顔!」
ギーゼラの顔から表情が消える。
「でも許してあげませんよ? 最初に言ったでしょう? こんな屑に神の腕に抱かれて逝ける褒美をあげるなんて! 私は優しいなぁ!」
命が消える前に心が死に、残された2人の心に消えない傷が刻まれ、その2人を見ることになった他の盗賊団の生き残りに対する抑止力になった。
●
相手の力量が分かるのが、幸運であると同時に不幸であった。
「どうやらまだ染まってはいない様子、ならばまだ引き返せます。まだ罪が無いというのであれば殺したくもないです。抵抗せずについてきてくださいませんか」
「だ、騙されないぞ!」
若く美形で体も満点なエルフシスターに説得されたのに、先月まで貧しい小作農をしていた青年が青い顔で叫んでいた。
言動に激しさに、出身地こそ違うがほとんど同じ成り行きで盗賊になった中年が戸惑い足を止めた。
「き、聞いたことあるんだ。愛想は良いけど連れて行かれた奴が戻って来ねぇ教会があるって、オレは知ってるんだ!!」
「見覚えはないんですけど……近くの村出身ですか?」
シルク・メイプルリーフはさして困った様子でもない。
手加減は苦手なんですよねと独りごちで、武器とシスター装束を脱いで馬車の荷台に放り込んだ。
装束の上からでも分かっていたが、着ているのがスポーティな水着になると格別だ。
恐れていた青年も、あまりの魅力にふらふらと近づいてしまった。
「地面が草で柔らかいところ……よしよしここですね。起き上がれなくなったら負けですよー」
受け身が無理ならせめて手を放さないでくださいねと付け加え、シルクは久々に戦闘以外で本気を出した。
「シスターバックドロップ!」
「ひがっ」
「シスターラリアット!」
「う」
「シスタームーンサルトプレス!!」
「たすけっ」
地面に直撃しないよう気をつかってあげたのに、山賊達の顔は恐怖一色に染まった。
「そしてシスターベアハッグです!!」
生き残った元盗賊はこう語った。
怖すぎて役得とか思う余裕なんてないし記憶に残ってるのは恐怖と痛みだけだよ、と。
「ギブアップ? すみませんが拘束するものを持ってきてないので動けなくなっておいてくださいね」
賊としての心が完全に折れた男達は、再就職も比較的簡単だったらしい。
●
賊への扱いは立場によって違う。
直接被害を目にしたことがあるほど、苛酷な、あるいは当然の態度をとる者が多くなる。
「襲ってくるならもうそろそろだと思うんですが……」
緊張してすがるような目を向けてくる御者に、イーヤ・レプリスは優しく微笑んだ。
イーヤの色気に当てられて種族が違う御者の男が顔を赤くする。
が、すぐに蒼白になってしまった。
「もう囲まれている」
慌てて周囲を見ようとした御者を、煙草をくわえたままのレイスが静止する。
「賊の中に授恵者はいない。あんたは絶対に守るし守ることができるから落ち着け」
御者の目には平然として見えても、レイスは普段より落ち着きがない。
煙草を吸う速度も、灰を始末する動作もほんの少し荒い。怒っているのだ。
(気配の数より天眼で見える数が少ない。慣れているな。何人殺した)
無意識にサーベルの柄に手が伸びる。
紋具でも魔剣でもないはずの剣が、血を期待するかのように震えた気がした。
「何の御用かしら?」
イーヤが代表して呼びかける。
武装はしているが気配は弛緩していて、これまで本物の強者を見たことのがなかった賊には強さを見抜けない。
違和感に気付く可能性があった賊もいはしたが、イーヤの色香の方が目立って強さに気付くことができなかった。
(射程外が多いわ)
(任せろ。御者の守りは頼む)
レイスは殺気を遠くに叩き込む。
話の途中で不意打ちするつもりだった賊が、精神的に耐えきれなくなって草の茂みから飛び出す。
武装は手入れは悪いがかなりのもので、これまでの襲撃回数が容易に想像できた。
「おい、包囲をっ」
頭らしき男が止めようとするが、飛び出した男は止まれない。
「賊に落ちる程度の男か」
さび付いたロングソードが振り上げられるのを見てレイスが鼻を鳴らす。
御者は怯えているがレイスには刃の予想進路が見えている。
場所は変えず体の向きだけ変えてロングソードを空振りさせて、サーベルを鞘から引き抜く動作から斬撃を繰り出す。
一瞬燃え上がるように輝いた刃は、前の持ち主の想いが籠もっているかのように重く鋭い。
レイスが横に振り抜くと、脇腹から背骨まで断たれた賊が地面に倒れて悲鳴にすらならない音をもらした。
(襲ってきた奴らは生かす気はないが、これから盗賊行為をしようとする者達の記憶に残すための行為だからな。この光景がどこかで風聞として伝わってくれるならインパクトがある方がいいだろう)
証言者になるはずの御者をしっかりと守った上で、レイスはまず賊の士気に重傷を負わせたのだった。
「一斉にかかれ! どんなに強くても複数の剣を防げる奴はいねぇ!!」
賊の長の指揮は決して悪くはない。
優れた回避技術はあっても軽装のレイスだけなら、紛れ当たりでの負傷は十分有り得た。
だがこの場にいる冒険者は複数だ。
イーヤは心底楽しそうに微笑みながら、身の丈より長い杖を鮮やかに振るって10近い光弾を出現させる。
「命を好き放題して肯定される、それも無罪でだなんて贅沢な仕事ね」
何を、と問い返す時間は与えられない。
小さな光弾の中に込められた魔力は、僻地で活動する賊では全く想像もできないほど大きい。
革鎧もそこそこ厚かった筋肉もあっさり貫かれ、運が悪い賊は死ぬこともできずに血と命が流れ出る時間を数時間から数日味わうことになる。
「これは癖になりそう」
血と殺戮に溺れない精神と自負を持っているからこその言葉だ。
被害者やその家族にとっては害虫未満の存在を、イーヤは助けはせず静かに観察していた。
「つきあってられるか!」
目端が利く賊が逃げ出した。
いざというときに本隊の撤退援護をするために待機していたので、冒険者の強力な術は届かないはずだった。
甘い香りが鼻腔をくすぐる。
それが高級感のあるチョコの香りだと気付く前に、両足に痛みが生じて力が入らなくなった。
(たとえ目立たないような事していても賊は賊、お目こぼしは無いってことをその身をもって知ってもらいましょうか)
ハイディングを使う必要もない。
隠密に長けたバンシーは、チョコの匂いで翻弄する余裕まである。
草の茂みと凹んだ地形を賊以上に有効に活用して姿を隠し、優れた視力を活かして情報でも攻撃でも上回り続ける。
(知ったところで、活かせる事は二度とないでしょうけれど)
今殺さなくても役人の手で始末されるのが分かっているので、逃がさないことを最優先に奇襲する。
力が入りすぎて太い血管まで切ってしまうこともあるが問題はない。
既に賊の運命は定まっているのだから。
「いたぞ、そこっ」
賊が言い終える前に2本の短剣が喉を裂く。
仲間に警告しようとしてもまともに音が出ず、死体が地面の凹みに転がった。
(襲撃慣れが命取りね)
今行われているのは冒険者による殲滅だ。
賊には対抗可能な力も戦術もない。
「駄目だ、そっちに逃げっ」
エーテルの噴出音と軽い体重が着地する音が背後から響く。
振り返るより早くバンシーの刃に2度突き刺され、肺を自身の血で満たされた盗賊が地上で溺れ死ぬ。
(撤退なんてさせないわよ)
残った賊は、茫然自失してへたり込む極少数と重傷者だけだった。
●
「結構溜め込んでたわね」
尋問で聞き出した洞窟から回収した品を、イーヤが役人に引き渡す。
「軽い処罰で済むとは思わないことだ」
レイスは初犯の賊達に釘を刺す。
重くても強制労働程度だが再犯されても困るので、役人も見て見ぬふりをしていた。
「少しの時間耐えることもできないの?」
バンシーの目は敵を見る目ですらない。
まともな治療をされないまま放置された凶悪犯達は、簡易の裁判で刑が決まり執行されるまで動かぬ足を抱えて泣いていた。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準8 / 4〜8人
2021年08月20日 00時30分53秒 公開
参加者
相談掲示板
ウォーリアのレイスだ、よろしく頼む。 盗賊退治と言うことで参加させてもらった。 殺さずとも依頼としては達成できるようだがまだしたことのない者たちや数回ならともかく、盗賊行為を生業にしているような奴らに関しては殲滅もやむなしではないかと考えていたりする。 取り敢えず私は精鋭盗賊団と戦うことを希望するが、今この場にいるメンバーの中では経験が浅い方だから良かったら意見が欲しい。
ストレガなのだ。よろしくなのだ。 見せしめに一団殺して噂流しておけば他の団も委縮すると思うのでアリなのだ。 難民とかじゃないので容赦しなくていいのだ。 私は小規模のやつ潰しにいくのだ。
No.4
危険性が高い盗賊団は逃がすと再犯しそうですしねぇ 逆に初犯でしたら説得に応じてくれるかもしれませんね。 私はちょっと予備軍の方にお説教しに行きましょうか
イーヤよ、よろしく。 私は特に不殺主義ってわけでもないし、依頼的にも問題無いみたいだから面倒じゃない範囲で遠慮なく攻撃するつもりよ。 とりあえず精鋭盗賊団の方を希望しておくわね。 偏ったり、精鋭をNPC達に任せる方針なら移動も可よ。
フェイサル・セイフだ、今回は宜しくお願いする。 現状で交戦相手の希望は無いが、手の足りぬ所に回るとしよう。 さて、恐怖か。 より効果的にそれを与えたいのならば、可能な限り冷酷に徹するべきではあろうと思う。 「罪人の屍を吊るすならばより高く、首を晒すのならば同じく高く」とでも言った所か。 が、その一方で余りにも苛烈な扱いは余計な反発や憎悪も招くだろう。 例えば精鋭・小規模な盗賊団には一切の情けも容赦もかけずに殲滅するとして、 一方で零細盗賊団にはある程度の加減をして捕縛・無力化に留めても良さそうに思える。 ……当然未遂とはいえそれなりの罰は受けさせねばならんし、 その上で他の連中の末路をその眼に刻み込み、噂ではない事実を広めて貰うのが前提だが。
俺はリットだ! ねーちゃん達にでっかいリザードマンのにーちゃん、よろしくな!
ヒーラーのギーゼラです。よろしくお願いします。 フフフフフ、思う存分盗賊団をぶち殺せる依頼なんて!! あぁ私興奮してしまいます!! どの盗賊団であろうと、人を襲って奪おうとしてくるという事は 当然奪われる覚悟も出来ているのですよねぇ? 手心なんて加えずとも構いませんよねぇ! 切って、焼いて、潰してあげましょう!! (※零細盗賊団相手に無双しに行く予定です。)
挨拶が遅くなってごめんなさい。 シーフのバンシー、よろしくね。 まだ罪を犯していない盗賊予備軍の人たちを止めて諦めさせるのも、とても重要なことだと思うけれど。私は説得とか手加減とかは苦手なほうなので普通に戦って問題なさそうな精鋭盗賊団の方に行きたいと思ってるわ。 ただ、零細盗賊団はいっぱいいるらしいし人手が必要ならそっちでも構わないと思ってる、ちょっとどっちつかずな発言でごめんね。 とりあえず、第一希望・精鋭、第二・零細、第三・小規模、って感じでお願い。
No.10
リットくんは私達と一緒に行ってくれたりするんですか?
ヒーラーのアルマだよ、どーぞよろしくねー。 精鋭希望の人は十分そうだし、小規模の一つを担当させてもらおうかなと。 リットくん(と仲間たち)とは別行動になるだろうから、 「見せられないよ!」な方法で上がりの回収(あれば)もしてくるねー。
もうそろそろ相談期間が終わるから一応、簡単に行動方針だけ書いておく。 まぁ、一番強いだろう精鋭盗賊団相手だろうとそこまで密な作戦は必要ないだろうから、おそらく一緒に行くであろうイーヤさん、バンシーさんは合わせて貰っても全く無視して貰っても構わない。 今から書くものも作戦と言えるものではないが。 ①護衛として周囲を見渡し、盗賊が出現したら御者より堂々と前に出て庇える位置につく。 ②一応降伏をするよう勧める。 ③降る盗賊がいないことを確認したら斬った張ったの立ちまわり。 ④終わったら一応生存者の拘束。(「殺す気で戦う」みたいに書く予定なのでそもそも生き残りが出るかどうかは不明だが) ⑤一応組織的なグループのようなので盗品の保管場所があったらあるべき場所に帰せるかもしれないので死体を調べたり生き残りにキツく聞いてみる。 まぁおおよそこんな感じだ。 ④に関しては、生き残りを作るよりかは皆殺しの方が恐怖を与えると言う依頼の内容にそっているかもしれないから、ここはもっとおどろおどろしく、血なまぐさい風に書くかもしれない。
>レイスさん 特に問題はないから、レイスさんの案どおりで大丈夫よ。
うむ、出発も近いな。 もう少し賊の処遇については詰めるべきかとも思ったが、方針はレイスのそれで問題は無いだろう。 私は「零細」の方に回らせて貰うが、よろしく頼む。。
フフフフフ、分担に問題はなさそうですね。 まぁ僕たちが多少漏らしてもリットさんが上手くやってくれるでしょうし 僕たちは好きなように、盗賊団を地獄に落としに行きましょう!! あぁ新鮮な血飛沫!命乞いをする惨めな姿!なすすべなくやられる時の絶望の顔! 全てが私に向けられるなんて最高じゃないですかぁ!! ▼担当 【精鋭】 レイス イーヤ バンシー 【小規模】 ストレガ アルマ 【零細】 シルク ギーゼラ フェイサル