【呪輪】動く植物、膨れる不安
狐野径
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シナリオID:1198
オープニング
フィルエス大森林の植物の枯死。現状は南東のシルトラース帝国やリーンエス王国に隣接する地域で状況が報告されている。
既知の病気や虫の影響ではない、ということはわかっている。
未知の何かなのか、自然なのか、故意なのか、外部の影響か内部で何かあったのか……状況を定める必要があった。
ウル・ヘルバは恩人たるグレイオンスが木々が枯れる現象の調査の指揮を執るということで、里を離れるのについていく。滞在するのは、比較的に外に近い里プロステン。
徹頭徹尾、一緒に移動するつもりが、先に言って伝えるように言われてしまった。
仕方がないので、出向く。
最初行ったときに警戒されたことがあり、及び腰ではあった。
それでも、さすがに二度目のことで話は聞いてもらえた。
グレイオンスが滞在するということを話すと、人が集まり易い一軒家を借りられた。
場所が指定されたところで、ウルは窓を開けたり掃除して待っていた。
グレイオンスが来た時、調査に行く旨を告げる。
「遠くには行くな」と言われたので従うつもりはあった。
ウルとしては里の周囲にいるつもりだったが、大人が止める。
「ウル、遠くに行かない、ってグレイオンスさんと約束しただろう?」
グレイオンスについてきた大人のエルフがウルの首根っこをつかんで引き戻した。
「え、えええええ」
ウルは不満だったが、ひとまず待機した。
理由は二つ。
自分でできることを考えるため。
もう一つは、話を聞いているグレイオンスが、依頼をとりまとめたら出しに行くという役割があるだろうということだ。
ウルは家の外に座ってぼんやりする。
子どもが遠巻きにウルを見ている。
ウルが帽子をとる。髪の毛と一緒に帽子の下敷きになっていた耳がぴんと立つ。
子どもたちの視線が耳に注がれる。そのため、動かしてみると、子どもたちの歓声のようなものが聞こえた。
それを見て苦笑する。それ以上は何もしないで、ウルは考えごとをする。
ウルは最初にプロステンに来たとき嗅いだ匂いが気になっていた。
腐葉土を作る際に出てくる匂いに感じられるとともに、何か違う匂いでもある。
匂いは植物が枯れたり腐ったりするときに起こるものだ。自然であっても匂いはする。
結局、ここでした匂いはよくわからない。
「風向きか、遠くからするのか……でも、忘れてはいけない気もする」
ウルは空を見上げた。
元気のない木の先端も見えるけれども、その先に見える空は青く、爽やかだった。
人が出て行った後、グレイオンスに呼ばれたので、家の中に入った。
グレイオンスは紙にしたためたものをウルに渡した。
「この依頼を出してきて欲しい」
「分かった。俺もその後、調査に行ってくる。ここから離れても良いよな?」
「一人では行くな」
「分かってる。いつもの森じゃねぇし」
ウルは、大森林近くの町にある冒険者ギルドに向うのだった。
●依頼
グレイオンスに頼まれた依頼を出し終えた後、ギルドの職員が、一枚の依頼書を出してきた。
「ヘルバさんは、冒険者であり、大森林の地理、ある程度把握しているんですよね?」
「ああ」
職員が真剣な顔で問うたため、ウルは細かいことはいわずうなずいた。
「地理が分かっているなら、周囲がある程度変化していても大丈夫ですよね」
「それ、結構大ごとだからな……元を知っていても、調査するすべ知らねぇと危険じゃねぇか!」
「あ、そこは、他の人と協力して下さい」
「言われなくても、協力してぇよ」
ウルは職員に何があったのかと問う。
「不審人物と、魔獣が出ているのです」
「大ごとじゃねぇか!」
ウルは自分が出そうとした依頼どころではない。職員に話を促す。
「不審人物と魔獣は一緒にいたそうです」
「……ん? 待て、さっきから、魔獣と言う度に語尾上がってねぇか?」
職員は目を瞬く。
「さすが、冒険者ですね!」
「褒めても何も出ねぇぞ」
「それが、植物が動いたそうなんです」
「あー、それで。まあ、魔獣か魔物でいいんじゃね?」
「ではそうします」
職員は話を進める。
「木が枯れたり、太陽の光が大変届かない状況になっており、見回りしていたエルフたちは、その何かに声を掛けたけど、集落に戻ったそうです」
「太陽の光が届かない?」
「霧が出ているそうです。いえ、霧なのか、花粉か今ひとつ判断がつかないといっていました」
「行ってみねぇと分からねぇってことか」
「そういう類いです」
「里はどうなってるんだ?」
「依頼を出した後、その人は戻りました」
「……急いで行った方がいいって訳か」
ウルは呻いた。
「冒険者を募っている途中か?」
「はい」
「分かった、待ってる。霧に不審人物、魔獣……なんか色々出るなぁ」
ウルはカウンターに突っ伏した。
●???
ふわりふわりと浮かぶもの。
それは視界を遮るだけでなく、太陽の光も弱めてしまう。
漂う匂いはヒトによっては甘美なものだけれども、多くの人には生命の危機を感じ取る。
その中を動くものはゆっくりと。
木々を見つけへばりつく。
どこに向うかはよく分かっていない。
そこに、食べるものがあるから進む。
一定範囲に来ると戻る。
そこは好きなところではないから。
ふらりふらり、それらは移動していく。
それらがいるところに、人間の姿などどこにもない。
解説
マスターより
リプレイ
フィルエス大森林の南東部でも比較的奧に属する里。
冒険者はその里の外に不審者および動く植物があるという調査のために向った。
ウル・ヘルバは調査もしたかったこともあり、依頼を受ける冒険者と同行し、状況の把握に努めることにした。
冒険者たちは捜索に当たり、バンダナで鼻や口を覆う。
霧かどうかわからないし、現在の異変を考えると、何かあると疑ってかかるのは当然でもあった。
それに加えて、ランタンを灯し、腰に提げ持つ。
視界不良の影響がどう出るか分からないため、互いの位置を把握する意味があった。
エフィルミアはウルが「異変と匂いの関わり」が言っていたのを聞き、同行する意義を考えた。
気になっている匂いというのは他者と共有しづらい面がある。
「ウルさん、怪しい臭いがしたらすぐに言って下さい! 頼りにしていますねっ!」
ウルは「おう」と言う。
「異変についちゃ、俺も当てにしてる」
エフィルミアは「協力がいりますね」とうなずいた。
バンダナで口や鼻を覆うと、匂いには鈍くなる面はあるが致し方がない。
イズレンディル・パラリムは事件の全容を調査すべく、調査で何かわかるこを目指したい。異変の範囲、その原因など情報は不足しているためた。
「パラリムの長子としても、この異変の全貌は把握したいところですね」
視界について注意を促す。
「声を掛け合い、孤立や誤認は防ぎましょう」
慎重に行動しないと、同士討ちが起きかねない。
バーネット・フォーサイスはランタンを腰に提げながら、周囲を見る。
「しっかしまぁ、ホントによく見えねぇな、こりゃ」
なんともいえない表情で、霧の正体をじっと見た。
「ただの霧であってほしいところだが……こういうときほど、普通のもんじゃないからな」
植物の異変から、この霧のようなものも、大森林で起こる異変の一環だと捉えた。
ヨル・スレイマンは森を【サーマルアイ】を用いて見る。
木々以外の違うものがないかという程度の確認となる。
もし、不審者がいるならば、かかる可能性だってあった。
「この様な場所で何をしていたかということだね」
本当に何もいないのか、きちんと確認しないことには、自分たちも依頼を出した里の人も納得できない。
セリオス・オーガストは周囲を見て、まず自分たちの位置を確認した。
視界が悪いため【超聴覚】を用いて、不審者や動く植物など害になる可能性があるものを早く見つけたいと考えた。
その上出、動く植物が枯死に関わるか否か、情報を得たかった。
ナキルは自身のマントを使い、鼻や口を覆う。
「吸ったらどーなるか怪しいしな……用心に越したことねーな」
ランタンを用いた提案を一つする。
「なんかあったらランタンを回そうぜ」
離れないつもりであるとはいえ、何が起こるか分からない。
冒険者たちは提げたランタンの光のぬくもりと共に、慎重に一歩を踏み出した。
●捜索
ナキルは森の中を先行する。
敵や異変があった場合、必要最小限の損害で対応できるようにと考える。
【天眼】を使い、適宜周囲に目を走らせる。
何事もなければただの森なのだろうが、現在の様子はそれをうち消す。
「敵はない……動く物もねーな」
ナキルは振り返る。仲間との距離は空いていないが、遠く感じた。
移動速度を調整しつつ、動く植物と不審者と思われる者がいたとされる所にまで来ていた。
全体を見渡すと特に異変はない。
調査を開始する中仲間の声を聴き、ナキルは立ち止まり、警戒を強めた。
セリオスは痕跡がないか、地面や周囲の植物の状況を見る。
植物の状況は里の周囲と大差ないように見える。
ただ、地面には何かを引きずったような跡や見慣れぬ跡がある。
巨大な蛇が通ったようでもあり、鞭でなども打ったような跡もある。
イズレンディルも同様に跡を見ていた。
「蛇? それとも、何かを引きずったのでしょうか?」
イズレンディルがつぶやく。ここにある跡は大きさや動き方を推測するには難しいかも知れない。
「これが動く植物の跡だと思いますが、どこに向っているのかは……動き回っている跡は残っている感じですね」
「ああ。方向が分からない。これをたどれば見つけられるかも知れないが」
「追うなら、里から離れたほうでしょうか」
里に近づかれるのも困るけれども、どこから来たかを調べる場合、離れていく方の跡に注視するのも一つだ。
ヨルは何か通ったような跡や空間に対して【残留思念感応】を試してみる。
しかし、反応はない。調べることが可能な間にそこに人間がいたという痕跡は感じられない。
「今はそういう者はいないということか」
反応のない理由はいくつか考えられる。木々や植物に人為的な痕跡はないように思えた。
バンダナを少し下し匂いを嗅ぐ。これまでも感じていた匂いが強くなる。
「どこがおかしいかと言われると判断に困る」
「腐臭か妙に甘い感じのやつ……」
ウルがヨルを見上げて言う。
「なるほど……腐臭……か」
「俺の嗅覚は結構怪しい」
ウルがげんなりして、自分の手首を鼻に当てていた。
「俺も注意はしておこう」
「ああ。ま、動く植物と不審者が優先だけどな」
ウルが注意を促すが、心配そうに周囲を見渡した。
跡をたどるように進むと、セリオスの耳がピクリと動く。
弓を構えられる状態にしつつ、そちらに目を向けた。【ホークアイ】も用い、確実に何があるのか見る。
「動く植物、か?」
その方向に怪しい影が複数ある。
エフィルミアは【捜波】を放ち、敵の位置を把握すると【サーマルアイ】を用いた。
「推定敵は4体、動物ではないし、植物でもないですね……」
ウルが何かいる方を見て眉をひそめる。
「……人?」
つぶやきを聞いてバーネットがじっとその影を見る。
「んー? あ、笠をかぶったヤツぽい?」
「そうだ!」
「……あー……つまり、だ、足跡はなかったんだよな?」
バーネットは仲間に確認する。
「不審人物は見間違いってことか」
人物だけ遠くにいる事もありうるが、足跡がないからそのような者はいなかったのが現状有効だ。
「最後まで油断できねぇな。あ、ヘルバ、戦闘の時、自衛程度にとどめて俺らから離れないようにしてくれ」
「ああ」
「気づいたことがあれば伝え合おう」
ウルはバーネットにうなずいた。
●遭遇
ナキルは敵を見て、武器を構える。
「一気にたたくぜ!」
「待って、ナキルくん。これから情報を引き出した方がいいわ」
エフィルミアが止める。
エフィルミアは大型のクリーパーがおり、それがエーテルを吸い上げた穴があってその動く植物たちがいるのかもしれないなど関連を考えるからだ。
バンダナ越しでも匂いはする。
「ウルさんが言っている匂いってこれでしょうか?」
見えるものではないため確認は難しいが、固有の匂いがあってもおかしくはない。
「んー? こいつらも匂いがするし、奧からも匂うし」
ウルがカシカシと頭を掻く。
動く植物を【サーマルアイ】で確認していたヨルも匂いに意識した。
「確かに色々匂いがするね」
というヨルの言葉にエフィルミアはうなる。
「難しいですね、匂いで追うとなると」
ヨルもそれに同意した。
今は動く植物の方の動きに集中することになる。
セリオスは動く植物がどういう行動を取るか注視した。
距離をある程度詰め、木々が邪魔にならない場所が必要だ。
植物やキノコはその場でうねうねと動いている。その行動が何かにつながるかは見えない。
バーネットも観察する。
それらはこちらに気づく様子も見せない。
森の草木に目を向けるが、特に変わった様子はない。
異変や差異を見逃さないようにした。
「動物はいない……まぁ、隠れるだろうな」
隠れたとしても、限度はある。
イズレンディルはそれがどう動くか、移動するならば、追跡をしばらくしたいとは考える。
「付与に対する抵抗もみたいですが、それは難しいですね」
想定していた【マジックディソナンス】を持っている人はいない。
「そもそも、あれは魔獣か魔物なのか……」
戦いを伸ばし、様子も見たかった。召喚された魔物で、エーテル切れをおこし自爆したという事例もあったからだ。
イズレンディルは持てる知識をもって、それらの正体に少しでも近づきたかった。
しばらく様子を見るが、動く植物は移動を激しくはしないことがわかる。
かなり根気がいる状態になってくる。
一つ分かることは、動く植物たちは互いの位置を感じているのか、ぶつかることはないようだった。
ここで冒険者たちには選択肢がもたらされる。
このままいつ動くか分からないのを観察するのか、攻撃を仕掛け、討伐しながら情報を得るかということだ。
植物の動きを見ていると、意図があるようには見えない。
その上、そこで何をしているのかもよく分からない。
依頼は敵であれば排除して欲しいという内容だ。
そこで、結論は導かれる。
敵の攻撃方法なと確認し、討伐すべきだった。その上で、何をしていたかを確認するということだった。
「花があるということは、花粉が飛ぶということにつながるか」
セリオスが分析し、先に討伐するよう案を出す。
「花の色でも違うのかも見た方がいいか」
ヨルが疑問を呈する。
ナキルはいつでも突っ込める状態になる。
「どっちからでもいいぜ」
「じゃ、行きますよ!」
エフィルミアも軽くステップを踏みながら告げる。
バーネットは「足止めするか?」と問う。
イズレンディルは「一つずつ状況を埋めていこう」と答える。
ヨルは前に出る。
「回復とか必要だったらいってね」
その言葉の後、セリオスはエーテルを紡ぎ、矢をつがえる。
エフィルミアとナキルは接敵しやすい位置に移動を始める。
セリオスの放った【バスターアロー】が赤い花の動く植物に突き刺さった。
それは動きを止め、矢が飛んできた方を探るようでもある。
それ以上、植物たちに動きが見られない。
エフィルミアは軽やかにステップを踏み近づくと、赤い植物を攻撃し、離れる。
ナキルは近づくと薙ぎ払った。
赤い花は動いた。葉を動かし、ナキルに斬りかかった。刃物での多段攻撃のようであった。
ナキルはそれをかろうじて避ける。
白い花とキノコたちは特に反応はなかった。
イズレンディルは植物たちの動きを見て、
「互いに連携をとるということはないのでしょうか」
と捉えた。バーネットが同意を示す。
「攻撃されてようやく敵に気づいたって感じだよな」
まとまろうという意識はあるのか、赤い花の方に白い花とキノコたちが向っているように見えた。
赤い花については様子を見て攻撃をしている間に、倒せてしまった。
キノコの進路にナキルがいた。
ナキルはキノコに当てられたが、特には痛くはない。距離は取った。
花から行くならば、白い方を狙うべきである。
ただし、ナキルに当たったキノコがふらついた後、上下に震えた。
怒ったという風にもみえるが、推して測るしかない。
キノコがブワッと胞子を飛ばした。
「げっ!」
ナキルは慌てて回避する。
それはキノコを中心に一定範囲広まる。
簡単には逃げ切れない。
吸い込んだ直後、痛みが走る。
もう一体も胞子を飛ばした。
ヨルが範囲内にいた。
「……っ」
視界を覆われる様な気がした。
周辺に漂うものは視界が悪い状況を作っているが、現在まで特に問題なく行動していた。
この胞子は違う。抵抗しないとならないものだった。
「何らかの毒性を持ってるぞ」
エフィルミアは「やっぱりありましたか」と言う。
得体の知れないそれらが胞子や花粉などまき散らすとは想像していた。
バーネットは体勢を整えることも考えた。
「一旦下がれ、動きを妨害する【スタティックフィールド】」
白い花とキノコたちはエーテルによる妨害を受けることになる。
ただし、魔法が飛んだときは抵抗するより驚いた様子であったが、うねうねと動いて離脱しようとしている。
「抵抗するのか、こいつら」
「まあ……魔獣か、魔物でしょうから」
「だよな……」
イズレンディルの指摘にバーネットはうなずいた。
一気に倒すというわけではなく、余裕がある内は情報を引き出すように戦う。
花の方は色が違うだけで、葉の形状や根があることは同じであり、攻撃もそれを使ったものだった。
一方のキノコは攻撃をされても胞子を飛ばしてくる。継続的な毒性を持つ攻撃と通常の攻撃の判断は分かりづらかった。
なお、動く植物たちははぜることなく討伐終了した。
●痕跡
セリオスはは魔獣を倒した後、その場の土や植物の様子を見た。
穴はないが、巻きついたような跡はある。
この場では、枯死との直接の原因ではないように見える。
ただ、巻き付くだけでも植物にとってはよくないだろう。
ヨルはその場でバンダナをずらし匂いの違いをみる。
動いていた植物たちは独特の匂いを発していることは分かる。
「この辺りでは嗅いではいないね。微かにあるとすれば、奧かも」
風向きで色々匂いは変わる。
エフィルミアがウルに「匂いどうでした?」と問う。
「こいつも似てるかもしれねぇけど、腐臭、奥の方から時々する気も」
ウルの眉間がグググと寄る。決め手がないようだ。
バーネットがハッとする。
「待ってくれ。腐ってるってことか? 何が? どうやって?」
試しに、手折ってみてたが、腐っている状態ではなかった。
「あの植物も攻撃すると甘いような変な匂いはしますね」
エフィルミアは敵が攻撃した時のことを思い出す。
範囲は広くもなく、狭くもない。
「胞子をかぶった人はもう大丈夫?」
エフィルミアは問うと、問題ないという返答がある。
なお、エフィルミアは武器や防具についた胞子や花粉と思われるものを採取し、倒したものの死骸も持ち帰る。
これらから手がかりが得られるかもしれない。
ナキルはマントの状況を見た。
「……結構ついてんな……てことは、霧や煙じゃねーってコトか……」
討伐すれば漂うものは減ると考えていた。
動くキノコを倒した瞬間、胞子が飛んだ。
その胞子と目の前のものは同じかというと判断はつかない。
霧の様なこれが広い範囲にあるということにつながる。
イズレンディルは霧の成分が気になっていた。自分の体調はどうか考えた。
この漂うものがないときと大して変わらないと気づく。
仲間の状況はどうかみるけれども、特に変わりない。念のために問うが、特に変化は感じていないという。
「植物は植生が変わったという認識していますし」
【植物共感】から分かること、漂うものに対しては、自分たちの状況を記す。
冒険者ギルドに行く前に、依頼人である里で報告した。
不審者はいないこと、動く植物は討伐されたということで安堵していた。
そして、一行は場を辞して、ギルドに報告に向うのだった。
マスターコメント
ショートシナリオ難しい 報酬:多い6 / 4〜6人
2021年08月10日 22時34分08秒 公開
相談掲示板
エルフのキャスター、イズレンディル・パラリムと申します。 故郷の危機ということでやる気を出してしまいまして、こちらにも顔を出させて頂きました。 宜しくお願い致します。 まだ参加者も少ないのですので、簡単に所感だけ記載させて頂きますね。 ひとまず討伐は目的に入っていますので戦闘は考えないといけませんね。 今のところ、視界が悪い以外は大きな課題はなさそうでしょうか? とはいえ霧?も動く植物も正体が不明ですので、なるべく備えをしておきたいですね。 それと、動く植物と不審者の調査、ですね。 動く植物は戦闘前か戦闘中、または討伐後に調査となるとは思うのですが、 不審者も捜索して発見しないといけないですね。 また、その際に声を掛けるのか。追跡をするのか。捕縛をするのか……どう対応するかが悩み処です。 また後程改めてご相談させて頂ければと思います。
「ナキルだ!よろしくな!! あー…故郷の危機ってなると気合いの入り方が違うよな… よくわかんねー敵ってなると警戒するに越したことねぇけど 索敵と…あと不審者対応だよな 散開して索敵と対処するか ある程度纏まって動くか…って所か… 霧に関しちゃ、見通しが悪いから動かねーと分からない くらいで考えてたけどな」
キャスターのバーネット・フォーサイスだ。 まぁ、よろしく頼むわ。 とりあえず、調査と戦闘の両方をこなす必要があるな。 調査については敵もそうだが、周辺の霧みたいな何かに関しても、 周辺に手掛かりが無いか調べたり、何かの拍子に変化が起きないか、 可能な限り探っていきたい所だ。 敵との交戦は、味方同士連携して孤立を防げば、そんなに苦労はしないだろう。 あと、目撃されて不審者も、笠をかぶっていたらしいし、キノコを見間違えた可能性もあるな。
・・・ん、シューターのセリオスだ、よろしく頼む とりあえずすでに言われてるが視界が悪いからそれ以外超聴力なり看破なり捜波とかでのサーチ能力は必須そうだな。相手の体温とかが高ければサーマルアイとかでもいいんだろうが 戦闘も視界が悪いなら同士討ちなどがないように気を付けたいところだな
「お、顔ぶれ増えたな。 よろしく頼むぜ!! あー…オレは天眼か戦術眼で霧の中、なんとかならねぇかな つっても看破とかも…むむ… あ、そうだ。 とりあえず同士討ち防止ってコトでよ ランタンとかを吊るしておいて、それで互いの位置の 目印にでもすんのがいいんじゃねーかとなって 思ったぜ」
成立人数になりましたね!皆さんよろしくお願い致します! 人数も最大で6人で少数な方ですから、ばらけずにまとまって行動するのが良さそうですね。 同士討ちの対策には、まとまって行動して、ランタンなどの明かりで照らし、随時声を掛け合う等もすれば十分そうですね。 >調査(動く植物) ひとまずこちらは発見次第、戦闘前に声掛けを実施。 交戦にはなると思いますので、そうなればすぐには仕留めずに戦闘をしながら情報を収集する形で良いでしょうか?攻撃方法、行動の傾向、意思の有無、指示系統の有無、等々見ていきたいですね。 >調査(不審者) なるほど、キノコの見間違え。その発想はありませんでした。確かにシルエットが同じになるのですね。人と思われる痕跡、例えば足跡の有無等もよく調べてみましょうか。 >視界対策 サーマルアイ等の視覚の補強も良いですし、超聴覚等の別の知覚手段も確保しておきたいですね。 私自身は、汎用スキルの選択は少し悩んでいる所で。植物共感は一つ候補にあがっているのですが、もう一つをどうするかは少し検討させて下さい。
シーフのエフィルミアです!よろしくお願いしますっ。 【捜波・改】と【看破Lv5】がありますので、索敵はお任せください! 超聴覚や超嗅覚も役に立ちそうなのですが、SPが足りませんでした…!(ぐぬぬ) 【サーマルアイ】はありますので、植物の敵が体温がなかったとしても 捜波の結果と併せれば、人の敵の発見には役に立ちそうです! >方針 ・全員でまとまって行動 ・同士討ち対策にランタンの明かりで照らす ・随時声を掛け合う ですね!了解です! >調査(動く植物) >>すぐには仕留めずに戦闘をしながら情報を収集する形 了解です!では序盤は回避集中で敵の攻撃を観察するようにしますね! >視界不良 霧や花粉が視界不良だけなのか、体に影響があるか分からないので バンダナで鼻と口を覆ったり、なるべく吸い込まないように対策をした方がいいかもしれません!
>ランタン 霧?が有るにしても、明かりを提げていればお互いの識別はしやすくなって良いな。 シルエットだけだと同士討ちのリスクが付きまとうし。 >調査 今後の事を考えると、発見次第すぐに仕留めに行くよりは、 行動とか反応を観察して今後につなげていきたいな。 >霧? これも地味に不安要因だよな。 動くキノコも出てくるから胞子って可能性もあるが、現状だと判断材料に乏しいから、 それこそ今回の調査で手掛かりを探すしかなさそうだ。 まぁ何にせよ警戒するに越したことは無いし、鼻や口を覆っておくのは良いと思う。
「>ランタン お、割と悪くは無さそーだな!? 良かったぜ!オレもランタンは買い入れたし、準備は問題ねェ! なんかあったら”手に持ったランタンを回す”とか 合図も決めとけば索敵範囲を広げるのもいいかもな! >視界不良の原因 服とかにくっつくよーなモンなら…調べようもあるか? 霧や煙の類ならよ、くっつくモンじゃねぇだろうしよ オレはマントがあったから、こいつを適度に口や鼻に巻いて とりあえずは”吸わない”に越したコトねーな!! >ミア お。お前も来たのか…そう言えば戦闘で一緒なのは 初めてだな、よろしくな! >敵 見付けたら”見敵必殺”って、思ったが… そうか、情報収集が必要だもんな したら、ゴリ押しは控えていくとすっか!」
ヒーラーのヨル・スレイマン。ギリギリ参加だけど宜しく頼むよ。 方針は了解した。ランタンで識別するのはやりやすくていいね。 >戦闘 観察を兼ねるなら長期戦になることを見越して、回復系と一応BS解除の聖別を多めにセットしておくつもり。 胞子を吸わないようにするのは賛成なので、俺も何かで口は覆っておく。 >調査 視覚の補佐にサーマルアイ。もう一つは役に立つか怪しいけれど、残留思念感応あたりにしてみようかなと思っている。
>ウル・ヘルバ そういや、同行してくれるって事ではあるが、特にどう動いてもらうか考えてなかったな。 問題無ければ、俺らから離れない事と、戦闘では自衛程度に戦ってもらうって感じで、 俺の方で記載しておこうと思う。
ヨルさんようこそー!これで満員ですね!助かりますっ。 バーネットさんウルさんについて記載ありがとうございます! ウルさんも近くにいてくれるなら、ウルさんの鼻も頼りに出来そうですね。 臭いを注意深く嗅いで貰うようにお願いしておきます!
「>バーネット あぁ、そうか。そういえば居たんだったな…マジ失念してたぜ ウルの事は頼んだぜ!サンキューな! >ヨル お、これで満員だな!よろしく頼むぜー …ヒーラー来た…てコトは もうちっと攻め込んでも平気そうだな…? まぁ数も状況も油断はできねーけど 霧もどきも状況(敵の相対数)変化が違う方が 得られるモンもあるだろうし オレはちっと積極的に敵を潰しに行ってみるぜ!」