【暗都】何故なら世界は

赤坂

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シナリオID:1046

オープニング

●
 ユニコーンがキャラバンを惨殺。ケルピーが交易船を粉砕。ヒポグリフが賭場を殺戮。ペガサスが旅行中の王国貴族を轢殺。
 ここ数週間のエラトゥーン都市同盟で発生した魔獣被害である。いずれも高額報酬の事後処理が冒険者ギルドに依頼され、冒険者達の活躍により恙(つつが)無く解決していた。
 しかし今、一連の事件は思わぬ反響を呼んでいる。エラトゥーン人らが事件について語る際、誰からともなく冒険者ギルドへの批判が囁かれるようになったのだ。
 無論、依頼そのものは解決している。仕事の内容も、見事と言う他ない手際であった。
 それでも民衆が口々に囁く批判の内容がどのようなものかは、とあるエスト・ポーラの商人の言を引用して説明しよう。
 “――かように、冒険者ギルドというものは受動的で頼りにならぬ。死体を作らぬ事の方がよほど価値があろうに、死体を持ち帰る事しか出来ぬときた。貴殿らにおかれては、言わねば動かぬ新入りに苛立ちを覚えた経験もあるだろう。冒険者ギルドもまた同じだ。彼らには迷い犬でも探して貰い、治安の維持などは我らがエスト・ポーラの聖真教にでも任せようではないか――”
 なんとも乱暴な言い草だが、元来エスト・ポーラにはリブラネスタを敵視する派閥が存在するため、不思議な光景ということはない。無論、全体で言えば批判の数はまだまだ少ないのだが……。
 さて、ここで批判を要約してみよう。つまる所、四つの事件は既に被害者が出てしまっていた事から、依頼がなければ動けない冒険者ギルドのビジネスモデルを指摘する内容に終始している。元より冒険者ギルドがそのような組織である以上、この批判は筋違いだ。しかしそれでも批判の声が上がった事自体は、不自然というわけでもない。
 四件の事故の被害者――大商人、交易船、賭場、王国貴族――は、いずれもエラトゥーンの経済に影響を与えるものであり、商人の国であるエラトゥーンに於いては殊更に衝撃を与えやすかったのだ。
 その感情の表れであるのか――はたまた、誰かの何らかの意図が作用しているのかは定かではない。

 結果として、エラトゥーンの中での冒険者ギルドの評判に一抹の影が落ち、それがリブラネスタのブランドイメージにも僅かに波及した。リブラネスタが冒険者ギルドを擁する事の政治的な価値は意図して放棄されているが、民衆にとってすれば熟練の授恵者が集う土地には魅力がある。その魅力が薄れているのが現状だ。
 一方で一部の人々が褒めそやす『聖真教』――こちらは冒険者ギルドと違い、自発的に魔獣退治などの活動をしている――を擁するエスト・ポーラの評判は高まり、土地の値も上昇。この流れにいち早く乗りかかったエスト・ポーラの古豪『コランダム商会』が勢力を急激に伸ばし、恐ろしい速度でリブラネスタまで事業の手を伸ばしてきていた。
 それと同時に、奇妙な噂が流れ始める。
 曰く、リブラネスタで特殊な魔法薬が流行り始めている……。

●
 魔法薬『ヘイヴン』。縮めて『魔薬』とも。液状、経口摂取。名前に薬と付くが目的は医療ではなく娯楽。
 服用すると非常に高い幸福感を得られるが、強い中毒性があり、飲み続けていると次第に脳を蝕まれるため極めて危険とされている。
 当然、表立って入手する事は出来ず、特定の方法で売人に接触し購入する必要がある。
 薬の実態は、未だ杳として知れていない。出回り始めて日が浅く、服用者に話を聞いたとして彼らも詳しく知らないため、証言がばらばらだ。曰く、フィルエス大森林の奥深くにある泉を掬って来たものである。曰く、極北の齢(よわい)三百にもなる呪術師が作り上げたものである。曰く、サウゼル大樹海に群生する大妖花から精製したものである……。
 兎角、リブラネスタでそのようなものが流行しているという話は看過出来ぬと、リブラネスタ市長のヴィルジニア・テレーザ・セルッティから冒険者ギルドに調査依頼が渡った。売人の一人の足取りを掴んだから、何としてもふん縛って連れてこいとの事である。
 場所は、リブラネスタ海岸沿いの倉庫群。星々さえ眠りに就いた深い夜の折に、長く使われていない倉庫の暗がりで売人が“仕事”をするらしい。

●
 依頼を受けた冒険者達が倉庫に着くと、中から口論が聞こえる。事前に調べておいた侵入口から入り、物陰から様子を伺うと、複数の人影が認められた。
「つまり、その薬を売る事は君達のためにもならないという事だ!」
「知らねぇってんだよ、しつけぇな!」
 口論の主は、片方が魔薬の売人と見て取れた。外套とフードで顔を隠した若い男だった。
 もう片方は、どうやら売人を説得しているようだ。櫛の入った美しいブロンドと澄んだ蒼い瞳を持つ、二十代から三十代ほどと思しい男である。
 金髪の男は、腕を広げてオペラ歌手のような大仰な素振りで男に告げる。
「売らないで欲しい! 君自身のために! それを売り続けたら……君は……あぁ君は!」
「あァん!?」
「君は死ぬ!」
 断言する金髪の男と、血管が切れるような音と共に罵声を浴びせる売人。
 経緯はよく分からないが、冒険者達の目には不毛なやり取りとして映っただろう。
 本来の予定であれば売人を捕縛し、依頼主のヴィルジニアに引き渡す手筈である。しかし、自分たち冒険者より先に売人に接触している者がおり、その目的も判然としない。
 状況が分からず動きあぐねていると、苛立ちきった売人が突然、懐から短杖を引き抜いた。
「死ぬのはテメェの方だ、暑苦しいクソ野郎……ッ!」
 売人が杖を男に差し向けると、周囲にエーテルの矢が形成される。
 どうやら売人は、授恵者であるらしい。
 これはまずいと、冒険者の中の一人が――或いは複数人が――或いは全員が物陰から躍り出て、金髪の男を庇うように立ちはだかった。
「あァ? 何だお前ら! そいつの仲間か?」
 売人は攻撃を中断したものの、怒りの矛先を乱入者たる冒険者達に向ける。
 同時に、暗がりから複数の人影が姿を現す。売人が荒事を見越して潜ませていた仲間だろう。
 一触即発の空気の中舞い降りた瞬きほどの沈黙は、冒険者達の背に守られる金髪の男によって破られた。
「素晴らしい!」
 感激したように己の胸を抱き締めながら、男は叫ぶ。
「なんと素晴らしい正義だろうか! その身を挺して私を守ろうとしてくれたのだね? 君たちはどうやら信用出来る。加えて、腕も立つ事を期待させて頂こう!」
 言いながら、男が何処からともなく一振りの剣を抜き放つと、その身体から眩いエーテルの輝きが放たれた。
 どうやら男もまた、授恵者であるらしい。
「私はアーサー。魔法薬ヘイヴンの噂を耳にし、どうにかするべく独自に活動をしている者だ。どうだろうか、ここは一つ力を合わせて、あの若者を救うというのは!」
「ゴチャゴチャやかましいわ! お前ら、纏めてぶっ殺せェ!」
 男、アーサーが高らかに宣言し、売人と荒くれ共は怒号を放ち、冒険者たちは各々の得物を構える。
 かくて偶発的に戦いの火蓋が切り落とされる。それが運命の小さな特異点である事など、まだ誰も知らぬままに……。

解説

●依頼目的 ・売人の捕縛 ・魔法薬『ヘイヴン』の確保 ●状況 >前提 PC達は魔法薬『ヘイヴン』の調査の一環でリブラネスタの使われていない倉庫に潜入。内部で偶発的に戦闘が開始。 敵は売人と八人の荒くれ者。全員授恵者。 PC側にも授恵者の味方。 時刻は夜。光源は松明(後述)。天候は雨。 マップは長方形の四角形。麻袋や木箱などの山が点在している。 柱が等間隔に二本立っており、それぞれの根本に一本ずつ松明が立っている。 位置関係は大まかに下記の通り。 荒くれ者荒くれ者荒くれ者 荒くれ者 売人 荒くれ者 荒くれ者荒くれ者荒くれ者 柱          柱 〜〜〜〜↑5hx↓〜〜〜〜     アーサー >行動開始後 PC達の初期配置位置はアーサーから2hxまでの距離なら自由。 ●各ユニット >エネミー ・売人 キャスター。射程8。 魔法攻撃↑↑ 両防御↓ 移動力↓ 抵抗↓ 【魔矢】【フリーズボルト】【氷嵐】 主砲。そこそこ強い。 ・荒くれ者α×4 シューター。射程10。 命中↑ INI↑ 両防御↓ 【ハーツベインショット】【攪乱射撃】【暗視】 ヘイトの高い相手の狙撃。 ・荒くれ者β×2 シーフ。射程2。 物理攻撃↑ 回避↑ 移動力↑ INI↑ 両防御↓ 【壁歩き】【ダブルエッジ】【猛毒の刃】 アタッカー。 ・荒くれ者γ×2 ウォーリア。射程1。 物理攻撃↑ 両防御↑ 生命↑ 移動↓ 命中↓ 【カバリング】【鋭旋牙】【戦士の一断】 味方を攻撃から守る事優先。 >味方 ・アーサー 授恵者。高位のヒーラー。ヒューマン男。 冒険者達を回復したりしなかったりする。 要請には応じたり応じなかったりする。 誰も死なない事を優先。

マスターより

どんなシナリオでもそうですが、準備や行動次第で難易度は大きく変わります。今回はそれが顕著になりそうです。 敵は大事な情報源なので頑張って捕縛していきましょう。喋れればとりあえずオッケー。 6月なので雨降ってます。湿気やばいですね。 【暗都】、スタートです。

リプレイ

●
 時は戻り、アーサーと売人の押し問答を物陰から伺っていた時の事。冒険者達は手短に作戦を組み立てた。
 前衛職のみで構成された彼らは正面切っての戦闘に優れる。故に、同時に突撃し、敵の陣形――物陰に敵が潜んでいる事は看破していた――を乱し、邪魔な敵を迅速に潰した上で総員で売人を確保する。概ねそのように纏まった。
 戦への慣れと理解の表れる、的確な作戦だと言えるだろう。後はそれを実行へと移すだけだ。

●
「ゴチャゴチャやかましいわ! お前ら、纏めてぶっ殺せェ!」
 そして、開戦の時である。敵方は各々の得物を振り翳し、今にも飛びかからん勢いだ。
 これに対し、先ず冒険者達がすべきは敵陣を乱す為の突撃だ。
 だが、動けない。
(いつだ――いつ動く!?)
 ハリス・アル・ターミルは突撃の機を掴めずにいた。彼のみではなく、他の者も同様に困惑している。
 突撃の契機として取り決めていた“レゾナンス・オブ・ヴァロー”が、いくら待てども発動しない。
「!? ……っ、……う!?」
 ゲルトは、混乱していた。かの神聖魔法の行使が突撃の機として作戦に組み込まれている事は認識している。だが、何故だか発動しないのだ。
 その原因は“用意する魔法を違えていた”という、極めてシンプルなものである。
 時間にして数秒にも満たない空白。だが、その数秒は永遠に等しい。
「来ねえんだったらこっちから行く――ッぞォ!」
 初動の機を失した結果、イニシアチブが敵に渡る。冒険者達の周囲を、白く輝くエーテルの粒子が無数に舞った。売人が杖を振り下ろすと、それらは嵐と化して彼らの身を削ぎ、骨を打つ。
 エーテルの嵐を掻き分けて、畳み掛けるように二人のシーフが飛び込んで来る。シーフはその刃に紫色のエーテルを纏わせると、ゲルダ・クラインと中村・右衛門佐・勘次郎に一閃を見舞う。
 更にその後方から数多の矢が飛来し、ゲルダと勘次郎に襲い掛かる。この二人に攻撃が集中している理由は単純に最前列に立っていたからだ。
「どうだ、効いたか!? これに懲りたらとっとと帰って――」
「――全然、効いて、ねェなァ!!」
 勘次郎の一喝が、寂れた倉庫にこだまする。その顔に付着した血化粧は彼の眼力に華を添え、よく通る声は一行にとっての反撃の狼煙である。
 勘次郎が手を掲げると、手のひらの先に光の球体が出現し眩く辺りを照らした。それは薄暗闇に慣れた敵の目を焼き、一拍の隙を産む。
 今だ。
「今度は此方の番、です――!」
「貰ったモンは、熨斗つけて返してやンよ」
 ゲルダ・クライン、アーテミシアが高速で突撃し、勘次郎とハリスも後に続く。ゲルダとハリスは敵のウォーリア――初期位置から動いていない――を吹き飛ばし、陣形に穴を開けると共に連携を断つ。
 更にアーテミシアは吹き飛ばされたウォーリアの一人に“シーザーロア”を行使。こうなれば盾役としては機能不全だ。
「みんな、ごめん……! オレ、間違えて……」
 後に続いて前進したゲルトは己のミスを悔やみながら、初動で毒を受けた勘次郎に抵抗力を底上げするエーテルを投じた。しかし、彼を恨む仲間など一人もいよう筈がない。
「偉大なる“ガラン”は下を見ない! 当然俺も、そしてお前もなっ!」
 ゲルトの脇を、疾風が駆け抜ける。
 後方で待機していたハヤト=ガラン=ヴォルファングである。ハヤトはその俊足を以て風のように戦場を走り、味方がこじ開けた敵陣の穴をすり抜けた。
 その脚の向く先には、売人。この男に取り付き、攻撃を阻み、逃走の芽を潰す。味方が他の敵を全滅させるまで売人を奔走し続ける……それが彼の役割なのだ。
「テメェの相手はブレイブファング傭兵団のハヤト様だぜ!!」
「暑苦しいのが増えやがったな」
 悪態をつく売人。笑うハヤト。それぞれの敵と対峙する冒険者達。
 そんな彼らを眺めて、アーサーは何処か満足そうに微笑みながら、ゆっくりと歩みを進める。
「うん、うん、良い若者たちだ! ロスガリアの未来はやはり明るい!」
 此処が戦場である事など、まるで認識していないかのように……。

●
 売人のクラスはキャスターだ。当然、敵の矢面に立つ事は不得手である。だが、早くも目前にハヤトの接近を許してしまっている。
 この為、敵方にとってハヤトは脅威度の高い存在となった。対処は必然であり、それを機動力のあるシーフが担うのもまた必然。
 結果、ハヤトは売人とシーフの計三名に囲まれながら戦う事になる。
「悪いが俺は男にモテても嬉しくねぇ!」
 シーフの追走を躱しながら“トリプルファング”を放つハヤト。回避の高いシーフは捉え切れないが、売人には命中する。
「まあそう言うなよ。花束ぐらい受け取ってけ」
 対する売人は不敵に笑いながら“フリーズボルト”をハヤトに放つ。ハヤトはこれを軽々と回避して見せるが、負傷がない訳ではない。初動で受けた売人の範囲魔法に加え、先ほどシーフの一撃が入り、毒に侵されてしまっている。
(あんま、時間かけらんねェな)
 勘次郎は横目でハヤトの状況を確認すると、再び前方へ突撃を敢行。その先には横並びに立つシューターの敵があった。
 身の丈にも迫る長刀による、横薙ぎの一閃。三人を巻き込み血飛沫が華と散る。
 彼は他のスキルも発動させるつもりだったが、それらは同時に使用する事が叶わないものであった。
 対するシューターらは、矢の一斉射撃でこれに応じる。中には能力低下の攻撃が含まれており、勘次郎の動きが鈍る。
 そんな勘次郎に、再び抵抗力上昇の魔法を行使するゲルト。
「オレがいる限り、一人だって倒せると思うな……!」
 彼は盾役を視野に入れているが、“チャージング”で移動する味方より更に前に出るほどの機動力は持たないため、初動は回復役に徹する構えだ。
 そのやや後方に、ゲルダとハリスの二人が立つ。
「ウォーリアの封じ込めは、出来ておりますね」
「えぇ。主たる敵は売人の周辺に固まっている状況です。すなわち、シューター、シーフ、売人。これらが前方におり――」
「私達を境目に、逆方向にウォーリアですね」
 核は、ハヤトであった。意図した事ではないだろうが、ハヤトがヘイトを買ったがためにシーフが売人のもとへ集ったのだ。無論、機動力のないウォーリアを“ドラゴンチャリオッツ”で大きく引き離した事も要因だ。
「つまり、オレ達がここを通さなきゃ、こいつらは戦力として死んだも同然。そういうワケだ――なッ!」
 最後尾に位置するアーテミシアが、ウォーリアの剣をガントレットで弾き返しながらそう結論する。
 それは、事実だった。“カバリング”による援護の叶わないウォーリアに果たせる役割はそう多くない。
 だが。
(何か違和感が……)
 ゲルダが自己回復を行う横。“闘気槌”でシューターを攻撃しながら、ハリスは言葉に出来ぬ不安を感じていた。
 それが現実として目の前に表れるまで、そう時間はかからない。

●
 ハヤトが走る。勘次郎が薙ぐ。ハリスが叩く。ゲルトとゲルダが癒し、アーテミシアが引き付ける。数合の打ち合いがあった。
 最初にそれに気付いたのは戦術に明るいハリスであり、少し遅れてゲルダも悟った。
 その点ではハヤトも優れていたが、彼は全体を俯瞰する事が出来ない位置にあった。
(長引いている……!)
 戦闘に、思いのほか時間がかかっていたのだ。
 彼らが採った作戦は冒頭で述べた通り、『邪魔な敵を早期に潰した後に総員で売人を確保する』というものである。つまり、短期決戦を挑んだのだ。
(攻撃対象の分散……これが、戦いを長引かせちゃってるんだ)
 ゲルダがそのように分析した通り、冒険者達は各々が違う敵と相対しており、火力が散漫になっている。
 加えて、戦い方そのものにも僅かな齟齬があった。『戦況の維持』を主体とする者が思いのほか多く、攻め手を欠いた。
 対して売人側はウォーリアこそ釘付けになっているものの、売人とシューターは着実に冒険者達を削っている。途中からはシーフもハヤトが積極的に売人に攻撃を与える気がない事を悟り、他の者を攻撃し始めた。
 特に、売人の存在は大きかった。他の敵に手こずれば手こずるほど、売人の火力がパーティの体力を抉り続けるのだ。
 速攻を仕掛けるならば売人を放置しても良いだろう。
 時間をかけるなら売人は迅速に落とすべきだ。
 今の状況は、そのどちらとも言えぬ微妙な線の上にあった。
「ソイツだ! ソイツを狙え!」
 その均衡を破ったものは――売人の言葉である。
 彼が指を差したのは、勘次郎だった。最も攻め手が苛烈であったため、その目を潰さんとしたのだろう。
「上等だ! あっしを殺せば大手柄さ! 討てるモンなら討ちやがれ、さあさあ! さあさあさあ――!」
 一斉に向けられる矢と短剣を前に、勘次郎は笑った。元より複雑な事を考えるより身体が動くたちである。敵が来る。これを斬り伏せる。そんな単純な戦いの方が分かりやすく、何より華がある。
 振り抜いた大太刀でシューターの一人を鋭く斬り付けた。“薙ぎ払い”は既に見切られ、シューター達に散開されているため効果が薄い。その反撃で飛んできた数多の攻撃を受け、その顔に愉悦を滲ませつつもついに膝をつく。
「ヒョロ玉を、……喰らっちまった、な……」
「喋るな!」
 慌てて駆け寄った勘次郎の前に立ち、守る構えを見せるゲルト。
 だが、位置の関係でゲルトも範囲魔法を受け続け、自己回復が必要な状態だ。
「アーサー殿!」
 “衝撃刃”でシューターの一人を昏倒させて痛み分けとしつつ、ハリスが声を張る。
「貴方は相当の手練とお見受けします。何卒ご協力を!」
 本来初動で行う筈であったアーサーへの協力要請を、このタイミングで行った。攻め手を一人失った以上、アーサーの介入が必須であると判断したのだ。
 果たして、アーサーの反応は……。
「ああ、ああ、構わないとも! ――いやしかし、君達の戦いは実に鮮やかだ。売人の君も、よく頑張っているね!」
 そのような事を宣い、敵味方の両陣営に笑顔を振りまきながら戦場に割って入っては、ゲルトの肩にそっと触れる。そこから注ぎ込まれた癒しのエーテルに、ゲルトは目を見開いて驚く。
 体力が回復し過ぎているのだ。
(一瞬で全回復した……そういうスキルなのか?)
(何だ、入って来たのか、あいつ。邪魔くせえ)
 その様子を横目で見ていたアーテミシアは、ウォーリアの一人と対峙しながら心の中で悪態をつく。
 目前のウォーリアは“シーザーロア”によって釘付けにされ、防御や回復に重きを置いたアーテミシアの立ち回りにより突破も絶望的だ。
「とは言え、確かに早期撃破を目指すンなら、膠着状態を作ってもうまくないな」
 敵方のスキルが尽きるまで待つ心算だったアーテミシアだが、戦況を鑑みて方針を変える。
 踏み込みからの、斧による重撃。突如攻勢に転じられた事で、動揺からたたらを踏むウォーリア。
「負傷はありますがっ……此処は、攻める時っ!」
 “戦術眼”により状況を理解したゲルダも、回復の手を止め“破脚砕”をウォーリアに見舞う。
 そんな彼らの動きを疎んじた売人が範囲魔法を唱えんとする。
 しかし。
「お前の相手は、こっちだって言ってんだろ――!」
 その眼前にハヤトが立ちはだかった。舌打ちをした売人は急遽標的をハヤトに変え、範囲魔法を放つ。
 “神眼法”は既に使い切っている――被弾。だが味方の負傷を抑える事が叶ったのなら上出来だ。
 ハヤトが横目で戦況を視るに、敵も消耗している。(いまいち戦意が感じられないが)アーサーの介入があれば押し切れるだろうと判断できた。
「泥臭い展開だが……五分よりは優勢。うん。いずれ勝てる!」
 そのように結論したハヤトは、その表情に好戦の色をありありと滲ませると、獣の如く売人に躍りかかった。

●
 辛勝。
 そう表現するのが適切だろう状態だった。あの後も数合の打ち合いがあり、勘次郎に加え、ゲルトとハヤトが膝をついた。また、ゲルダも危ういところであった。
 最後はアーテミシアとハリスの連携により売人を昏倒させ、他の荒くれ者ともどもに捕縛。小瓶に入った魔薬と思しい証拠品も確保した。
 だが、問題がひとつ。
「そちらの男ですが、引き渡して頂けませんか」
 ハリスがそのように告げたのは、アーサーが売人の男を連れ帰ろうとしたからだ。
 これを受けたアーサーはやたら感激したように「おお」と声を漏らし、
「何と素晴らしい事だろう……ボロボロになりながらも彼を救おうという正義感! だが無理はしなくて良い。私に任せたまえ」
 そのように告げて譲らないのだ。
 これには冒険者達も困惑したが、強くも出られない。アーサーの助力がなければ危うかったのだ。
 ならば強引に確保するかと言えばそれも否だ。冒険者達は消耗が激しく、アーサーの実力も未知数である。
 洞察に長けるアーテミシアが、不意に思った。もしかすると我々は、戦いの結果からアーサーの信頼を買えなかったのか?
「あの、何か情報を持っていたら……教えて頂きたいです」
「“アントマン”に備えると良い」
 ゲルダの言葉にいとも容易く答えるアーサー。そこに駆け引きのようなものは介在しない。“知っているから答えた”、そのような反応に見えた。
「つか、お前さん何者だよ」
「オレ達がいなかったら、あの状況を一人でどうにかする気だったのか?」
 傷口に応急処置を施しながら、勘次郎とゲルトも問いを投げる。
 対するアーサーは微笑みをたたえて、やはり気安く答えるのだった。
「答えよう。まず、私は神だ」
「「「…………」」」
 ゑっ?
 さしもの冒険者達も、この返答を予想した者はいなかったかもしれない。目を点にする冒険者達をよそに、アーサーは言葉を続ける。
「どうする気だったのかと言えば、救うつもりだった、これに尽きる。君達も、彼らも、世界中の誰をも救いたい――ああ――何故ならば!」
 そうしてアーサーは両の腕を大きく広げ――高らかにその言葉を叫び上げる。

「何故なら世界は、私に救われなければならない!」

 その後男は改めて名前と身元を明らかにした。
 曰く、彼はアーサー・セイヴワールド。『聖真教アーサー』の指導者にして、ロスガリアで最も新しき“神”である――。

●
「お帰りなさい、アーサー様! 本日はどちらへ?」
「リブラネスタへ、この不憫な青年を救いにね」
「あらまァ、怪我してるじゃない。手当てしてあげなくちゃ」
「犬じゃねえんだから、ホイホイ拾って来るなよな。だが任せろ、俺は世界で二番目に面倒見がいい男だ」
「私達の事、気に入って下さるかしら? お友達になりたいわ」
「どうかしらね? どう思う?」
「なれる気がするなァ。俺の勘は世界で二番目に当たるんだ」
「では諸君、この者の希望満ちる未来を想って」
 ――祈りを。

<了>

マスターコメント

成功か、普通か。どちらで判断するか悩ましいところでしたが、幾つかの要素の積み重ねでこのようになりました。 スキルセットのミスはありましたが、大きな影響には至っていません(完全にないわけでは勿論ありません)。やはり大きかったのは作戦内容と個々人の動きのアンマッチです。 多少のアンマッチであればどうとでもなる場面もありますが、今回は「矛盾」が引き起こされたため、ゲーム盤がイビツな展開に転がってしまいました。 それでも、守りという観点では非常に巧妙なプレイングが揃っていたため、地力で粘り勝つ事が出来ました。 (アーサーは本当に回復したりしなかったりしていました。仮に七人目の参加者だったら間違いなく戦犯です) 意図した事ではありませんが、私の「高 難 易 度 の」シナリオはアニエピカにおいては判定が厳しい部類なのかも知れません。高難易度じゃなかったらあんまり気にしなくて大丈夫ですよ! 今後の参考になれば幸いです。 ご参加いただきありがとうございました。
ショートシナリオ

ショートシナリオ難しい 報酬:標準6 / 4〜6人

2021年06月29日 11時13分33秒 公開

普通

相談掲示板

  1. 中村・右衛門佐・勘次郎

    よォ、ウォーリアの勘次郎ってモンだ。 よろしく頼むぜ。 さて、ヤクの売人共の取り締まりに来た訳だが…訳の分からん闖入者がいるなァ まァ、こちらの邪魔するわけじゃァねぇし放置するとして状況は夜間の雨、売人はシーフ・ウォーリア・シューターに囲まれて自身も強力な魔法を使うと… 切り崩すにしても隙のねェ布陣を組んだモンだ、厄介この上ねェな。

  2. ゲルダ・クライン

    ウォーリアの、ゲルダです。よろしくお願いします。 アーサー様……やんごとなき身分の方にも見えますが、一体、何者なんでしょう……? ◆ こちら側の戦力はウォーリア多めなので、キャスターの売人は少々厄介ですよね。 キャスターに集中攻撃をしようにも、カバリング持ちのウォーリアがそれを妨げる、と。 ……ええと。カバリングの射程は1hexですので、ドラゴンチャリオッツによる吹き飛ばしが有用かな、と。 ですのでドラゴンチャリオッツ持ちのウォーリア2名が敵側のウォーリアを吹き飛ばして分断。 その隙に、残りの皆様でキャスターの方を集中攻撃……というのはいかがでしょうか? シューターやシーフの攻撃がどこに向かうかも考えないとですが、 案のひとつとして、ご一考いただけると嬉しいです。

  3. アーテミシア

    ウォリアーのアーテミシアだ。よろしくな なんかよくわからねえけど鬱陶しい奴だな… カバリングは範囲攻撃で纏めて攻撃出来ねえか? できりゃ楽なンだけどな。 後、オレはドラチャリ持ってねえからな。ヘイト稼ぎなら幾らでもやれるぜ

  4. ゲルト

    ヒーラーのゲルトだ、よろしく。 ボスは守りを固めたキャスターか…、なかなか難しいな。 オレも前に出て、魔法系の攻撃は引き受けようと思う。 スキルは回復とサポート系でまとめて、突撃直前にレゾナンス・オブ・ヴァローを使う…つもりなんだが、コレ使う時に叫ばないといけないんだな。 なんて言えばいいんだ?(

  5. ハヤト=ガラン=ヴォルファング

    おーっす! ゴブリンのシーフ、ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! なんか妙なやつと共闘することになっちまったな。 今んとこ俺は最優先でキャスターを潰しに動いた方がいいかと思うんでそのつもりで動く予定でいんな!

  6. ゲルダ・クライン

    >カバリング 範囲攻撃の扱いについては、ワールドガイドの解説にはありませんが Q&Aに記載がありますね。 Q1:複数を対象とする攻撃に対し、カバリング対象とカバリング使用者の両方が対象に選ばれている時、カバリングを使用することはできますか? また、その場合、どのようなダメージ処理になりますか? Q2:【対象識別】付きの複数に効果を及ぼす攻撃が発動し、カバリング所持者が対象から除外されていた場合、カバリングを使用することはできますか? A1.可能です。その場合、カバリング使用者は自分が対象となったダメージ判定に加え、カバリング対象者のダメージ判定も行うこととなります。 A2.可能です。 ……ですので、範囲攻撃であってもカバリングは有効、その場合はカバリング使用者がダメージを2回受ける……という形になるかと。 ドラゴンチャリオッツによる分断のほかには、……カバリングはラウンドに1回までしか使用できないので、ウォーリア2名のカバリングですと、ラウンドごとに3回以上キャスターへの攻撃を仕掛ければ、3回目以降は普通にダメージが通るかな、とは。 ただ、向こうもカバリングの使用対象攻撃は指定してくると思うので、ダメージの大きい攻撃を選択してカバリングをされた場合、少々厄介かなと考えています。

  7. ハリス・アル・ターミル

    ハリスと申します、どうぞ宜しく。 さて、状況はあまりよくありませんね。 敵方のほうが物理魔法や前後衛がバランス良く揃っている上に数も多い。 対するこちらは売人を逃せないという制限も課されております。 アーサー殿は我々に好意的なようですが、何処まで頼れるかは未知数。 となれば、可能なかぎり迅速に数的不利を解消したい所ですね。 >戦術 こちらはウォーリアが4名おりますから、チャージングを使えば初動で一気に距離は 詰めることができるかと思われます。魔法で纏めて焼かれる可能性こそありますが 言ってしまえばウォーリアの我々にとって痛打となるのは魔法のみ。他の荒くれは 物理攻撃が主体ですから、初撃さえ耐えてしまえば寄り切ってしまえるかと。 その後は敵が売人を守るように密集するなら闘気槌等の範囲技で纏めてダメージを。 それを嫌って散るようなら単体高火力技で一人を集中攻撃し頭数を減らしていけば 地力で勝るこちらに有利な展開になるかと考えます。圧力をかければ売人が逃走を 図る可能性も上がりますが、そこはウォーリアが開いた突破口を通る形でハヤト殿が 早期に取り付いてくれれば牽制できるはずです。 >流れ 以上を加味して 1:ゲルト殿のヴェローを待ってウォーリア全員がチャージング突貫 2:敵の出方を見つつハヤト殿が売人に接敵するための突破口を開く 3:ハヤト殿が売人の逃走阻止、他は回復支援を受けつつ荒くれを速やかに殲滅 といった形になるでしょうか。 殲滅速度が優先されますから火力を重視し、攻撃集中宣言などを行うのも良いかと。

  8. ゲルダ・クライン

    連投気味でごめんなさい。 一応、難易度「難しい」ですので、認識は合わせておいた方がよいかな、と。 ええと。現状、出ている戦法は二案……でしょうか。 ひとつは、ドラゴンチャリオッツで敵ウォーリア×2を吹き飛ばして分断させ、敵キャスターを集中砲火する案。 カバリングの射程が1hexであることを利用し、相手のカバリングを封印。 その隙に、高火力攻撃でキャスターを集中攻撃、撃破して最初に敵の魔法攻撃手段を封じる。 そうすると敵は物理攻撃手段しか残らないので、後はよしなに……という形ですね。 こちらの案は、アーテミシア様がドラゴンチャリオッツを覚えていないということですので、 ハリス様がよろしければ……という形になるでしょうか。 もうひとつは、ハリス様が提案された、こちら側のビルドを攻撃寄りにして攻撃、とにかく頭数を減らすという案。 チャージングを使った高速展開で、相手が攻撃をする前に数の不利を打破する……という戦法でしょうか。 詳しい説明はハリス様のご発言が分かりやすいので、そちらを参照していただければと。 どちらも、敵キャスターが脅威という観点に違いはなく、その手法が異なるという感じですね。 どちらがよい、という判断は……、ひとつ目の案の立案者がわたしなので、どうしても贔屓目が入ってしまうかなと。 ええと。……ですので、どちらの案が良いと思うなどのご意見をいただけると助かります……!

  9. 中村・右衛門佐・勘次郎

    あっしも練度の関係でドラゴンチャリオッツ 習得してねェんだわ…面目ねェ(頭掻き) なンで、ハリスの旦那が示した作戦案の方が都合はいいナ。 チャージングで突撃、戦士の一断と薙ぎ払いで範囲攻撃ぶちかまして陣形を崩す感じで動こうと考えてる処だ。 突撃時にナニか…目眩しになるモンでもありゃァ先手は取れそうだが…

  10. ゲルト

    オレはハリスの言う作戦で良いと思う。 チャージングならウォーリアの皆が使えるスキルだし、今回は手早く敵に接近する必要があるしな。

  11. アーテミシア

    まあチャージングで突っ込む案でいいンじゃねえか カバリングもシーザーロアが効けばある程度は抑制できるしな。 シーフも向かってくるかもしれねえが、猛毒の刃は兎も角ダブルエッジは大して怖くねえし なンでオレはウォリアーを引きつけて、余裕があればシーフの相手もするか。 魔法攻撃とハーツベインショットはちとキツイが。

  12. ゲルダ・クライン

    ご意見、ありがとうございますっ なるほど、確かに全員が使えるという点では、ハリス様の案はよいかもです。 ですが、……すみません。ハリス様の案に、少し不安に思うところがあるのと 個人的なわがままで、自分の案の何が問題だったのかをご教示いただけると助かりますっ まずは、戦力差について。 ハリス様は地力ではこちらが勝っている、とおっしゃっておりましたが こちらには高位のヒーラーが付いているにも関わらず、難易度は「難しい」。 「非常に難しい」レベルではないにしても、敵の戦力はこちらに拮抗していると思っています。 ですので、敵の思い通りにさせたら、こちら側の被害が大きくなりそうだなと思いました。 そして、敵ウォーリアの防御値がマスクされているという点。 流石に、単体攻撃が通らない……ということはないと思いますが、範囲攻撃を受けたとしても、敵ウォーリアにとってはそこまで痛手ではないのではないかって。 敵ウォーリアが攻撃を肩代わりするだけ敵キャスターが動けるラウンド数は多くなり、こちらにとって不利な魔法攻撃をもらう機会も多くなるのかなと。 なので、カバリングが物理的に使えないように、まずは敵ウォーリアを引き離そう……というのが、わたしが挙げさせていただいた戦法の目的でした。 勘次郎様やアーテミシア様がドラゴンチャリオッツを使えないから……という理由でしたら、ドラゴンチャリオッツ以外でも、シーザーロアで敵ウォーリアを挑発して引き離すという案でもよいかも。 ……というのは、アーテミシア様の発言で思いついたのですけれども。 他に反対意見があれば、今後のために是非教えていただければと。

  13. ハヤト=ガラン=ヴォルファング

    >戦術 ん~と、みんなはゲルダの案に反対してるってわけでもねぇと思うぞ? ただスキルを用意できるかどうかって点でシンプルに一斉チャージングで良いんじゃねーかっての意見が多く出てきただけだと俺は思ってるがな… と、それはひとまず置いといて。 懸念点はやっぱキャスターの魔法とシューターの遠距離攻撃ってとこになるだろうからまずはキャスターの動きを封じ込めてぇとこはさいゆだろ? 敵の布陣が明確じゃねーから確実じゃねーが、恐らくは敵ウォーリアは最前列と想定して、ドラゴンチャリオッツが使えるゲルダとハリスでチャージング接敵&そのままドラチャリの吹き飛ばしを狙ってみたらいいんじゃねーか? チャージングはサブアクションでドラゴンチャリオッツがメインアクションだから1ターン内に続けて使えんだろ? 俺がキャスターに取り付くにしてもウォーリアのカバリングが入るとうぜぇから先にどっかに吹き飛ばしといて貰えるとありがてぇしな! んで、アーテミシアと勘次郎にはチャージング&薙ぎ払いor闘気鎚とかで複数をボコって貰えば早いとこ敵を崩せんだろ? 俺はタイミング合わせて邪魔な前列がいなくなったとこを狙えば疾風足で楽々1ターンでキャスターに襲いかかれるしな。 ま、タイミング合わなきゃエアーライドで最前列の頭飛び越えて突撃も出来ると思うけどよ!

  14. ハリス・アル・ターミル

    >ゲルダ殿 ああ、申し訳ない。案を否定したつもりは毛頭なかったのですが…。 ゲルダ殿のドラゴンチャリオッツによる吹飛効果でウォーリア2名を飛ばし一時的に 戦線離脱させる方法は全く問題なく作戦に組み込めます。というより突撃時は私も それをするつもりでおりました。言葉足らずで申し訳ない。 スキルの使用を他者に強制するのは忍びなかったので、動向を見て提案させて頂こう と思っていた次第です。次からは注意致しますので平にご容赦を…。 私とゲルダ殿で各々1名を飛ばす形でドラゴンチャリオッツを使用しましょう。 >地力 ああ、こちらは単純に職業構成の問題です。 我々はウォーリアが4人。それに対して荒くれのウォーリアは2名。 他はシューター・シーフ・キャスターとすべて軽装型です。 実際に「両防御↓」と書かれていますからこれは信じてよいかと。 近距離でウォーリアと殴り合った場合、シーフはともかくシューターとキャスターは まず数合と持ちますまい。だからこそ一刻も早い内に我々が優位を取れる状況へと 持ち込んでいくための突撃案となっております。敵は2名の前衛で4名の突撃に対処 しなければならない上に、私とゲルダ殿の吹き飛ばしを喰らえば立て直しに時間を 要するでしょうから、その間に他の皆様がシューター・シーフに取り付ければ。 >敵の防御力 未知数ではありますが、敵は麻薬に溺れるようなならずもの。そこまで高位な武具を 持っているとも思えません。今回の難易度は敵の強さより状況の複雑さと見ました。 また、敵がヒーラーを欠いているのが短期決戦を起案した理由ですね。 殴れば確実に倒せます。千日手にはなりません(

  15. ハリス・アル・ターミル

    連投失礼を。 >高位のヒーラーが居るにも関わらず~ 難易度の一部に「アーサー殿の実力が完全に未知数かつこちらの意図通りに動かない 可能性がある」と「完全に味方とも限らない」という点が関与している気もします。 明らかに武装して穏やかでない連中を相手にああも泰然と説得を試みるからには相応 の実力はあると見られますが…こちらに手放しで協力するかというとどうも不安が。 あまり疑いたくはありませんが、立ち位置が近くなるであろうゲルト殿は一応の警戒 などをしていただければと思っております…。 個人的には「誰も死なないことを優先」という一文が気になりまして…もし我々が 殺意を以て敵を倒そうとした場合「敵を回復する」可能性があるのではないかと…。 なので一応我々も「殺すつもりはない」ということを事前に伝えるべきかとは。

  16. 中村・右衛門佐・勘次郎

    反対という訳じゃァ無かったんだが…出来る方を選んだつもりだ。 まァ、アレだ ゲルダの嬢ちゃんの案とハリスの旦那の案は完全に相反するようなモノじゃねェし、ハヤトや旦那が言うように組み合わせればより精度の高い策にはなるンじゃァねェか? >分担 アーテミシアの嬢ちゃんがシーフ行くンなら あっしはシューターの方に行くとするかねェ >アーサー ハッキリ言って信用はしてねェ ハリスの旦那が言うように敵を回復する場合も勘繰られるから、話術か交渉で『敵を制圧するために一時的に張り倒す』と伝えて予防線貼っとくのはアリだと思うゼ。

  17. ゲルダ・クライン

    ご、ごごごごごめんなさい……っ わたしの、早とちりだったんですね……うう、てっきり、皆様はドラゴンチャリオッツの案には乗り気ではないのかな、と……。 改めて確認してみたら、「2:敵の出方を見つつハヤト殿が売人に接敵するための突破口を開く」と、ちゃんと記載してありましたね。大変失礼しました……! ハヤト様、ハリス様、勘次郎様、フォローありがとうございました。 >戦法 はい、では、ハリス様とは別のウォーリアを吹き飛ばし、頑張りますねっ! 右側とか左側とかで決めておいた方がいいでしょうか? その後はシーザーロアでウォーリアをキャスターと距離をとった位置で固定化しつつ 他の敵に対応に回る皆様への支援……ヒールやらなにやらを飛ばしていこうと考えています。 敵の数が多いのと、毒攻撃やらの厄介な攻撃も多いので、回復手段は多いほうがいいかな、と。 つまるところ、ゲルト様がメインヒーラー、わたしはサブヒーラー的な立ち位置、でしょうか。 ハリス様の仰る通り、アーサー様がきちんと回復してくださるかは少し信用できませんしね。 >地力 なるほど、確かに。 構成に関して言えば、キャスターさえ降してしまえば、こちら側が圧倒的……とまではいかなくても、優位に立てますね。 防具については、……売人の裏にいる(と思しき)『コランダム商会』が、上等なものを用意しているかもしれませんが、 それでも、カバリングにさえ気を付ければキャスター・シューター・シーフは殴れば倒せますし、残るウォーリアも皆様で囲って殴れば問題なく倒せるはず、と。 回答、ありがとうございました。 納得しましたっ がんばります!

  18. アーテミシア

    結論でたのか? まあオレはやること変わらねえからな。突っ込んでヘイト稼いで守りながら殴り返す。 それでおしまいだ。 あの胡散臭い奴は放っとけ。敵じゃねえならそれでいいだろ。

  19. ハリス・アル・ターミル

    時間も差し迫って参りましたね。 他に特に懸念がなければ手筈通り参りましょう。 全体行動に関しては私の方で記載致しますので、皆様は各々の行動に当てて下さい。

  20. 中村・右衛門佐・勘次郎

    (アーテミシアが何を食べてるのか気になりつつ) ゲルダの嬢ちゃんが納得したなら重畳、重畳。 ま、突撃してカッ飛ばす至極単純な策だが、 この面子なら騎兵の突撃より恐ろしいだろうよ(からからと笑いつつ) っと、ハリスの旦那は全体の調整助かるゼ。 あとは現場で即興であわせるかねェ。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0