【学乱】迷える者への命題

弓月 蒼

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シナリオID:1039

オープニング

●答えの出せない王党派(私達)

「生徒会総選挙……だって。どうする?」

「え……私達とは、関係のない話ではありませんか?」

 パンクリアース学園1-3教室。お昼時を迎えた一角に、4人の生徒が集まっていた。
 口火を切ったアンナローズ・ペンテルシアは商人の家の出だが。残り3人は俗に言う王党派貴族。

 王家を盛り立て国を支えていく事を是とする姿勢の貴族派閥、と聞いているが。
 王都ではそれなりに名の通った商会の一人娘であり貴族と繋がりもあるとは言え。

 未だ子供でしかないアンナローズに、王国貴族の社交界のことは正直、良く分からない。

「でも、新しい学園長が仰られた拓かれた学園。って言うのは学園生全員の問題じゃないの?」

「それは、そうかもしれませんが……」

「だけど生徒会がどう、総選挙がどうとかって言ってるのは基本的に貴族派連中では?」

 ベーコンとレタスを挟んだパン(サンドイッチ)をもぐもぐしていた男子生徒が対面から割り込む。
 まさにアンナローズが頭に浮かべていた“繋がりのある貴族”であり幼馴染みでもある少年。

 ステファン・セクエンスだ。何かと交友の広い彼は貴族派とも多少の繋がりがあるらしい。
 学園内で権力闘争に積極的な学生など実際は一握りだ。殆どの目立たない生徒は何となく。

 そう、曖昧に、漠然と、“相手はどちらの派閥か”を意識しながらそれなりに上手くやっている。
 逐一ぶつかっては学生生活が成り立たないし、授業に課題になんだかんだそこまで暇でもない。

「それはそうかもだけど……私達はさ。ほんとにこのままで良いの?」

 声を上げたステファンにサラダをつついていたフォークの先を向ける。
 家ならば行儀が悪いと叱られただろう。隣でその様を見ていた貴族の友人。

 クローディア・A(アルヴァ)・ロクサーヌがぎょっとした様に口元を覆う。
 そういった所作の一つを取ってもやはり貴族のお嬢様は商人の娘とは違うなあと思う訳だが……

「良いの。とは? 今の生徒会を見ても分かる通り、学園の代表何て言っても所詮お飾りですよ」

 嘆息するステファンの袖を、一際早く食事を終えていたもう一人の貴族の友人。
 ユミール・オルディンが一度、二度引く。物静かなユミールは、四人の中で断然成績が良い。

 知恵袋に近い扱いを受けている彼から何か提言があるとなれば、気を向けない訳にもいかず。
 友人3人の視線が向けられると、彼は露骨な注目にぎょっとしたように視線を逸らし呟いた。

「……確かに、今はお飾りだよ。……けれど、それが永続すると言う認識は、間違いだと思う」

 ――それだ。と、アンナローズは大きく頷く。何となく居心地の悪い今の学園の空気。
 それは商人生まれの彼女には商機に置いて行かれている様な肌感覚を伝えて来る。

 変化の渦中に有りながら危機感が追い付いていないのではないか。
 どうにも学園の空気に疎いクローディア、ステファンを他所に。手にしたフォークを齧る。

 両親譲りの直感には、自信があった。ここを逃せば、周回遅れになる予感がした。
 いざ行動するとなれば――――今しかない。

●分かり易い旗印

「……えっと、ペンテルシア様? 多分、お話しするのは初めてだと思うんですけど……」

 4人のクラスメートに詰め寄られ、困惑した様子で応じるのは銀色の髪の侯爵令嬢。
『白銀の薔薇』ことオルファレナ・アルヴァ・クラティアスである。

 どうも4人の中の1人。クローディアなる少女とは遠い親戚関係にあるらしいものの。
 今、そう申し出られるまで一切面識はなかった。王国貴族あるあると言う話ではある。

「そうですね、でも私の方は良く存じています。白銀(クラティアス)のオルファレナ様。
『白薔薇(アルヴァローエン)』の純血。きっとクラスで知らない人は居ないのでは?」

 そうは言われても。そんな完全に独り歩きして制止も効かない知名度はいらない。
 ――――と言うのが、オルファレナの本音であり。

「今、貴族派と呼ばれる貴族の方々は学園の変化に適応する為精力的に動いています。
 この中で、王党派は何も動かなくても良いのでしょうか」

 そんな談判を新入生でしかない自分のところに持って来られてもどうしたら良いのか。
 ――――と言うのが、オルファレナの感想でもあった訳だが。

「……そういうことは、先生にお伝えした方が」

「私は、オルファレナ様が立てば誰もが貴女の言葉を聞いてくれると思います」

 そういう意見が出るのは、分かる。そう思うのも、やはり分かる。
 今学園に属す王党派貴族の子女の中では、白薔薇直系の侯爵家。家格は群を抜いて高い。

 王党派が纏まりに欠く最大の要因は、求心力の乏しさだ。
 王家を最上位に掲げる派閥であり、その頂点に常に“白薔薇公”が君臨している為。

 自分が学園内の王党派を纏める。と言う意識を持つ家がとにかく少ない。
 其処に来て、学園内にその白薔薇の姫が在籍しているとなれば声すら上げ難いだろう。

 理屈は分かる。理屈は分かるが――――だからと言って。
 もしも此処で自分が立ってしまったらそれは。夢への。期待への。約束への裏切りだ。

 こういう時。小器用に切り抜ける術を、彼女は知らない。
 こういう時。義務と責任から逃げると言う選択肢を、彼女は持たない。

 ――――けれど、こういう時。頼って欲しいと言ってくれた人なら、知っている。
 ――――こんな時でも。助けを求めて良いと教えてくれた人達なら、持っている。

 だから、彼女は決断した。それは或いは――――先延ばしに過ぎないのかもしれなくとも。

「……分かりました。何か手立ては、講じてみましょう」

 まず今夜寮から抜け出して、冒険者ギルドへ依頼票を持ち込むにはどうすれば良いか。
 そういった方面にだけ習熟しつつあることに。若干、一抹の疑問を抱かないでも無いものの。

解説

●成功条件  王党派の選挙方針についてペンテルシア嬢を説き伏せる。 ●失敗条件  王党派の選挙方針についてペンテルシア嬢を説き伏せられない。 (この場合、オルファレナが旗印として祭り上げられることになる) ●クラスメート仲良し4人組 ・アンナローズ・ペンテルシア  王都の雑貨流通に噛んでいる中堅商家ペンテルシア商会の一人娘。  利に敏く頭と口が回り積極的にぐいぐい来るタイプの少女。4人組のリーダー格。  人の話をまるで聞かない程自己主張が強い訳ではないものの、  天秤の上に載せる物の重みや釣り合いを考えた上で総合的な結論を求める商売人気質。 ・クローディア・A・ロクサーヌ  『白薔薇』系の血統の末端に属す伯爵令嬢。王党派。  消極的ながら貴族間の力学に最も精通しており“貴族的な論理”が通じやすい人物。  アンナローズに対して最も情緒的な面で話を通すことが出来る寮でのルームメイト。    ・ステファン・セクエンス  アンナローズの幼馴染でもある子爵令息。王党派。  貴族にしては割と俗っぽい性格をしており、口調は丁寧だが大雑把で感覚的な人物。  アンナローズに対する立ち位置は口さが無い異性の友人。好き勝手に物を言える立場。 ・ユミール・オルディン  ステファンの友人である子爵令息。王党派。  貴族としては“一応貴族”位の立ち位置だが、知識が広く深い理論派。4人の中の知恵袋。  将来は学者を目指している詰め込み型の秀才だが、決して“勉強”特化の人間ではない。 ●白銀の薔薇  オルファレナ・アルヴァ・クラティアス。今回の依頼人であり相談者。  王党派の広告塔に祭り上げられそうになっており、冒険者に相談に乗って欲しい。  現状、王党派は貴族派と異なり学園内の仕組みの変化に対しての危機意識が乏しく。  生徒会総選挙に貴族派が動き出している状況下でもこれと言った手が打てないでいる。  しかし、このまま貴族派主導で生徒会が牛耳られた場合。  学園生徒の総意は貴族派の意見を肯定する物である、となる為実際は極めて危険な状況。  恐らく、オルファレナが旗を振れば王党派は割と容易に纏まると推定されている。 ●注意事項 ・学園の片隅の1クラスでの出来事ながら、今後の王党派生徒の動きに大きな影響を与えます。 ・実現可能かどうかではなく、説き伏せ、納得させられるかが最重要です。 ・「学園生として在席している」と言う条件を満たせば冒険者の立候補も現実的に可能です。

マスターより

 30度目まして。シリアス&ダークとか細けえこたあ良いんだよ! 弓月蒼です。  王党派がもだもだしている最中白銀のお嬢様が当たり前の様に巻き込まれるお話をお送りします。  割とがっつりと学園の動乱そのものにも相応に影響を与えるかもしれません。  基本、どんな提案であれ説得力があればOKです。  外堀から埋めたり真正面から強行突破したりは冒険者の皆様の双肩にかかっております。  自由とは、もだもだしている王党派に男女平等パンチをぶちかましても良いと言う事なのです。  尚、クラスで毎日顔を合わせるのが気まずいので相談期間4日です。ご注意下さい。

リプレイ

●白銀の薔薇

 大切な約束をした。

 ――――いつかきっと、また。

 例えそれが、どんなに御伽噺めいた夢物語でも。

 ――――一緒に冒険に出よう。見果てぬ夢を見に行こう。

 だから、私は。

●縁は巡り
「こうやってお話を持ってきたことそのものは良い傾向なのかな、と」

 王党派の方々は危機感が少しばかり足りないように見えましたので――――と、言葉を続けた。
 『閃光のように』ヴィルヘルミナが、震える垂れ耳兎(ロップイヤー)でも目にした様に言葉を止めた。

 勿論それは垂れ耳兎などではない。世にし負う『白銀の薔薇(アルヴァ・クラティエ)』と言えばいずれ社交界の華と見込まれる。
 王国が誇る白き薔薇の姫君(プリンセス)である。雨に打たれた小動物みたいな眼差しなんて、まさかそんな。

「……それはそれと、私は愛称で呼んでいますけどオルファは普通に名前(フルネーム)呼びですよね。
 ヴィルと呼んで頂いても構わないのですよ?」

 ――――パンクリアース学園、放課後空き教室。
 商家ペンテルシアの御令嬢(アンナローズ)に手立てを講じると宣言した以上は何かしなければならない。

 という有る種の窮地に立たされたオルファレナは、恥も外聞も無く仲良しの冒険者達に緊急招集を掛けた。
 『白銀の薔薇』は世間知らずの箱入りだが、これまで幾つかの秘境と難関入試に挑んだ経験は伊達ではない。

 彼女は学んでいたのである。困った時に頼りになるのは――――人生経験豊かな友達であると。
 だがそれと、彼女の若干螺子の狂っている距離感は多分あんまり関係がない。

「分かった、ヴィルね? 勿論喜んで呼ばせて貰うわっ!」

 リサもそれで良い? と、もう一人の学友へ視線を巡らせる様はようやく"お嬢様"の仮面が外せたとばかり。
 満面笑顔で応じる様には気負いの色が見られない。やはり、素は此方なのだろう。

「オーロラ、頼ってくれてありがと。会う口実ができて嬉しいわ」

 『白き誓約』ロゼットが教室の扉を開けると、オルファレナががたんと席を立ち上がった。
 最初の冒険以来何かに付けて機会に恵まれた事もあり、両者の仲は学園入学後も変わらず睦まじい。

「ロゼット! そんなの私が言うべき言葉だわ!
 ありがとね、ごめんなさい。また頼ってしまうけれど力を貸して欲しいの!」

 と言うか恐らく元々人を好む白銀のお嬢様が特別心を寄せている何人かの冒険者の一人である。
 彼女が力を貸して欲しいと直接に伝えられる人間が、一体どれほどの数居るか――――いや。

 そこに来てもう一人。やはりオルファレナと度々縁の深い桃色髪のエルフが教室へ滑り込む。

「オーロラさんが困った時に頼って貰えて嬉しいです! あ。こちら頼りになるお兄さんのエルさんです」

「どうも……ああ、いや。自分もエフィの仲間と言うか、ギルドからの依頼で来たんだが」

「エフィもありがとう! エル、さん? んー……エフィとお友達なら私ともお友達ね? 呼び方はエルでも良い?」

 つい先日、紫百合の侯爵令嬢からの一方的な縁を結んだ『紫百合の感謝状』海神・江流からすると。
 此処で『白銀の薔薇』と親しくすることによるリスクもまるで無いではないとは言え。

 『白銀の絆』エフィルミアから"頼りになるお兄さん"として紹介された以上はその様に振る舞う他になく。
 思うより大分距離感が近しい銀髪の公爵の令嬢に人懐っこい笑顔で握手を求められると。

 どうにもやや流されている感を感じつつも、止む無く固く握手を交わす江流。

「……以前、困った時は必ず力になると約束しましたので……」

 そんな最中、どう顔を出せば良いのか迷いに迷っていた冒険者一行唯一の学園卒業生。
 『貴族の矜持』レティシア・レインフィールがそおっと扉の陰から進み出ると。面識ある面々が淡く笑う。

 オルファレナの呼び掛けに集った冒険者達は、その殆ど全員が互いに何処かで顔を見知っている。
 レティシアこそオルファレナへの罪悪感、と言うか引け目の様な物でなんとなく気負ってしまうものの。

 ――――今更といえば、今更なのだった。

「どうしたんですかセンパ……あ」

 そこで何故かおかしな察しの良さを発揮することが良いことなのか、悪いことなのか。
 レティシアが何故戸惑っているのかと、自分が以前落ち込んでいた事が結びついたオルファレナもまた。

 意を決して声を上げる。そこはロゼットやエフィルミアへの物よりも、意思を持ってはっきりと。

「私、今困ってます。助けては頂けませんか……!」

「はいっ! 喜んで……!」

 そうと言われて、レティシアが断ることなど出来る筈も無い。
 彼女は彼女なりの覚悟を以て。例えこの結果どうなろうとも構わないと、此処まで足を運んだのだから。

 そうした一連の流れを見て。『導くカノープス』リサ・ベイカーは穏やかに微笑む傍らで確信を深める。
 彼女は人の縁に恵まれている。情に厚く、運も良い。或いは商人としてなら大成したかもしれない。

(でも――――この娘(こ)は人を率いるのに決定的に向いていない)

 商家(ベイカー)の人間として、善良で居たいリサと他者を秤に乗せるリサ。両者は共存する。
 その何れもが告げている。オルファレナは他者を切り捨てられない人間だ。手を伸ばす事を望まれたなら。

 きっと無制限に、無尽蔵に全て抱え込んでしまう。例えそれによって、船が沈むのだとしても。

(わたしは――――)

 本当に、それで良いのかと商人としての自分が問う。彼我の好悪。損益。これからの関係性まで考えて。
 友達の重荷を。或いはそれは、国まで関わる重い荷物を一緒に抱え込んでも良いのか。

 けれどもう一人の。ただのリサが言い募るのだ。それでこそ友達なんじゃないか。
 彼女の夢を応援する為に我が身を切ってこそ――――胸を張って仲間だと言えるのではないか、と。

「今回の生徒会総選挙、立候補しようかと思っています」

 気付けば、その言葉はまるで当たり前の様に溢れ落ちていた。
 色々思うところは有って。勝機が見えた訳でもなくて。全てが全て、彼女の為ではない心算だけれど。

 それでも――――今。そうするべきだと思った事に嘘偽りは無くて。
 目を大きく見開いた『白銀の薔薇』に、だから。リサは笑って言葉を続ける事が出来た。

「もしも私が困ったら、助けてね?」

●風は吹き抜ける

 待ち合わせの時間。空き教室にやって来たアンナローズと友人3名が席に着くと。
 その場で告げられたリサの立候補志願に。先ずクローディアとステファンの2人が目を丸くした。

 流石に、旗振り役を張るだけあってアンナローズは動揺を隠そうとするも。やはり学生か、拙い。
 その時点で、エフィルミアと江流が共に見合って頷く。両名が共に知る恐らく貴族派の“本命”。

 現時点で、最も大きな壁になりそうな少年(黒の後継)と比するとどうしても役者として劣る。

「まず。貴方達は、オルファレナ様が旗を振れば、貴族派に勝てると本当に思っているんですか?」

 集まった面々で先ず口火を切ったのはエフィルミアだった。
 恐らくまさか"エルフ"が政治(そういった)事に進んで口を挟むとは思っていなかったのか。

 此処まで唯一表情の変わらなかったユミールが驚いた様にその顔を見返す。
 残る3人からは返事がない。勝つ、負ける、と言うのは焦りから行動を起こした彼女らからすれば。

 これから頑張って行く努力目標、程度の観点だ。そしてその姿勢は多くの王党派に共通する。
 危機感が足りない、と学園生として常々思っていたヴィルヘルムの感覚は正鵠を射ている。

「甘過ぎますよ。確かに王党派は纏まるでしょうけど、『黒の後継』には勝てません。
学園での名声、他者を掌握する力、貴族としての振る舞い。全て『黒の後継』が勝ってます」

 断言するエフィルミアの隣で戦ってもない相手に負けを確約されたオルファレナが固まっていた。
 固まっている『白銀の薔薇』を見て冗談でも何でも無いと伝わったアンナローズも固まっていた。

 流石に『白銀』の令嬢にここまで明け透けな言葉を紡げる人間は、王国広しと言えどそう居ない。

「ですが、貴族派を除けば学園内で求心力を維持出来るのは王党派だけです。
 その、王党派がダメなのであれば。それはもう、どうしようもないのでは……」

 あまりにあまりな話の流れに、クローディアがおずおずと手を挙げる。それを今度は江流が受けた。

「貴族派。特に声の大きい過激派派閥の一つは少なくとも。
 新学園長の方針を“貴族派が王党派に恩を売る機会”とする手段として生徒会総選挙を見据えている」

 リサが立候補するという行為そのものは、学園内の世情を大きく動かす物だと言える。
 家系は商人。当人は冒険者。コネで入学している庶民すら大抵はいずれかの派閥に依っている学園内において。

 例え自らの家名を売る為と言う目的が有ったとしても、選挙への立候補はあまりにリスキーだ。
 勿論それ故に盲点であるとも言える。今、現在“冒険者”を選挙の対抗馬と想定している派閥などあるまい。

 であれば対策は如何様にも練りようが有る。江琉は先ず自らが知る範囲での貴族派側の動きを想定する。

「王党派が代表を立て、選挙に立候補する場合。過激派は2つの選択肢を持てる。
 自ら役員席を取る。或いは某か取引の上で王党派支援に回る。どちらにせよ、王党派には厳しい」

 王党派のみが纏まっても学園生の過半数を占める貴族派には敵わない。何処かで必ず切り崩しが必要だ。
 けれど切り崩しをすれば恩を売られる。返さない訳には行かないだろう。みすみす禍根を抱え込む事になる。

 視線を向けられレティシアが頷く。正にその発想で過激派貴族の矛先を逸らした彼女から見ても同意見だ。
 王党派がただそのまま動けば、自らの提案がそのまま現実的な障害として立ちはだかる。

「ですから第三勢力。と言うのは悪くない筋だと思います。貴族派にとって、冒険者は交渉相手足り得ない」

 貴族が取引を持ち掛けるのは、あくまで貴族だ。商人ですら彼らからすれば対等とは到底言い難い。
 ――――一瞬。そういった前提を無駄な拘りと一蹴してのけるだろう黒い竜の御曹司が脳裏を過ぎったが。

 今、この段階でそこに言及するのも良く無い。少なくとも、大多数の貴族は其処まで割り切れない筈だ。
 であれば、想定外の勢力の台頭は対立派閥に方針の混乱を齎す――――筈。

 貴族的な考え方には親しいクローディアが納得したように何度か頷く。
 けれど、難しい顔をしたアンナローズはどうもはい、そうですかとは行かない様で。

「でも、王党派が纏まっても負ける相手に第三勢力なんてわけわからない物で対抗出来るとは……」

「王党派が纏まれば、生徒会総選挙は貴族間の代理戦争になってしまうわ。
 そうなれば必然的に貴族派も纏まる。例え貴族派の主張に納得いってない生徒が居てもね」

 違う? とロゼットから杯を向けられたクローディアと。それを聞き考えに沈んでいたユミールが頷く。
 派閥で纏まるとはその旗の下に集うに等しい。旗がどちらを向いているかはそうなってしまえば関係がない。

「と言う事は、第三勢力は貴族派を正攻法で切り崩すつもりなんですか」

 思いがけず深く突っ込んで来たユミールの言に、江流が慎重に頷く。
 少なくとも、それが現実的に可能なのではないか……と彼は考えている。過激派にせよ、穏健派にせよ。

 貴族派が一枚岩でないことは、つい先日も様々な派閥に触れ思い知った後だ。

「そっちの、リサさん。名前はさっき知ったけどクラスメイトなんですよね?」

 そこで、此処まで辺りを見回すばかりだったステファンが口を開く。
 視線を向けられたリサが頷くと、ほっとした様に肩から力が抜けたか。

 どうも、生粋貴族の学園生にとって派閥争いに自ら首を突っ込むと言うのは余程の酔狂らしい。
 いや、実際自分事ながら。他人から客観的に話を聞かされたなら余程酔狂だと思うだろうとは思うけれど。

「――――勝算は有るんですか?」

 けれど、そんな緊張を隠せもしない少年からの鋭い問は。彼が確かに貴族の子息である事を思わせる。
 だからこそリサも遠慮無く応える事が出来た。多分、この4人は実際動く時“動いてくれる”人達だ。

 ここで誠実に答えることは、今でなくともこの先に繋がる。

「有りません。けれどこんな面白そうな勝負(ディール)、参加しない手は無いですよ。
 勝てば(リターン)大きく、負けて《リスク》も私が恥ずかしい位。それにどっちみち――――」

 アンナローズ達に対して、見に徹していたヴィルヘルミナには分かった。
 それは恐らく、誰一人想像すらしていなかった答えなのだろう。

 人は未知を恐れ、拒む。貴族派が、新学園長の方針を恐れ、躍起になって叩き潰そうとするように。
 けれど同時に。未知へ踏み出さなければ新しい物は決して生み出されない。

 鍛冶の最初の一叩き。手応えと共に返る澄んだ金属の音が耳の奥で高く鳴った。

「――――此処で勝てなければ学園を拓くなんて出来ません。やりませんか、一緒に」

 それはきっと――――学園に新たな風が吹き込んだ瞬間だったのだろう。

●学園派、始動

「――――『白銀』の名において、リサ。貴方への支援を約束します」

 オルファレナのその言は、学園において決して小さくはない意味を持つ。
 未だ立候補の前段階ではあれ、内々の約束に家名を掲げる者など王国の貴族にはまずいない。

 己の家の名を掲げた約束を反故にするとは、貴族としての名誉の放棄を意味するからだ。
 『白銀』が王党派でない場所で旗を振った所で、果たしてどれほど求心力が生まれるかは全く未知数ながら。

 それは覚悟の現れである。その重みを見て。アンネローズが大きく。とても大きく息を吐く。
 商人特有の大仰な演技(パフォーマンス)だ。と、リサは直感するも。だからこそ意図する所も分かり易い。

「……第三勢力、では呼び難くて宣伝もし難いです。何か良い名前は有りませんか」

「では――――王党派でも貴族派でも中立派でもない新たな学園の在り方を象徴する意味を込めて。
 『学園派』と号しては如何でしょう」

 そう告げたレティシアを見つめて、クローディアが首を傾げた。

「中立派を固辞してきたレインフィール伯爵家が学園内とは言え革命活動に身を投じるのは……大丈夫なんでしょうか?」

 勿論、大丈夫ではない。大丈夫ではなくとも求められ、差し出された手を取ると決めたのだ。
 内心の恐れを笑顔で覆う。ここからだ。今からが、正念場なのだと。

「一人が名乗り出れば、後に続く者も現れるでしょう。――――始めましょう、戦いを」

 オルファレナが王党派として。レティシアが中立派として。そしてアンネローズが庶民側の学園生として。
 各立場からの『学園派』支持は、瞬く間に学園中を席巻するだろう。

 剣無き戦いの舞台に役者がまた一人名乗りを上げる。絆を縁に、其々力を束ねれば、変えられるものがあると信じて。
 最早今更二度とは戻らぬ舞台の幕は――――間もなく切って、落とされる。

マスターコメント

皆様お疲れさまでした。弓月 蒼と申します。 この度はご参加ありがとうございました。この様な結末に至りましたが如何でしたでしょうか。 本連動全体に対して大きな波紋が発生する結果となりました。 御覚悟、謹んでお受け取りすると共に襟を正して対応させて頂く所存です。 物語の語り部として、参加者の皆様が想定を大きく超えた時ほど冥利に尽きる事は有りません。 MVPは一線を超えられたその立役者様に。 そして此度の結末は参加者皆様の功績として、喜んで大成功をお贈りさせて頂きます。 それでは、ご縁がありましたらまた次の機会にお会いしましょう。
ショートシナリオ

ショートシナリオ普通 報酬:多い6 / 6〜6人

2021年06月23日 03時21分53秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. リサ・ベイカー

    1年3組、リサ・ベイカーです。よろしくお願いしますね。 個人的には、アンナローズさんが立候補してみては?と思ってたりします。 新学園長の思いって、王党派だとか貴族派だとかそんな派閥争いをしてほしいのではなく、派閥関係なく学んで欲しいという事な気もしつつ。 あと、学生のうちならではで、 商人が立候補しても、実際の政治的情勢に影響しないし。 商人としては名前を売るチャンスな気もするんですよね。 で、オルファさんが推薦って型を取るとか、他の王党派の推薦も集めるとか。 ふんわりそんな感じ考えてます。

  2. レティシア・R・クラティアス

    ごきげんよう。 卒業生兼聴講生のレティシア・レインフィールと申します。 皆様、よろしくお願い致します。 アンナローズ様方も含め、女性が多いからか、とても華やかでございますね。 >方針 今回の件、アンナローズ様にご納得頂く事も大事なのですけれど 私としては、オルファレナ様ご自身のお気持ちも伺いたく存じます。 こちらに関しては、可能であれば話し合いの前に出来るとよろしいのですけれど……。 >提案 基本的には各自が思い付かれた案を提案する形になるかと存じますが 此処で話し合う事で新たな案や視点を得られる事もございますから 様々なお話を伺えると嬉しく存じます。 貴族派と比べ、王党派はどうしても人数の点では不利でございますから それを補う方法として現在、私の家のような中立派の者にお声が掛けられておりますが 貴族派も同じ事をお考えになっておられるのですよね。 そして、王党派は自身が王党派を纏める意識を持つ方が少ない。 これにより、オルファレナ様が今回旗印として求められてしまったわけですけれども。 これらを踏まえ、リサ様のアンナローズ様が立候補されるという案に倣う形になりますけれど いっそ、冒険者の在校生の方が立候補されるのもよろしいのではないでしょうか。 ……私が生徒としてまだ在籍しておりましたら、自身でそれが出来たのですけれど。 もし冒険者が第三勢力として立候補し、王党派がそれを後押しする形に出来たのなら オルファレナ様個人が推薦なさるよりも、より彼女への影響も少なくなる可能性もございます。

  3. ヴィルヘルミナ

    ヴィルヘルミナです。今回はよろしくお願いしますね。 この度の舞台となる1年3組に在籍しています。 オルファがわざわざ依頼を出すくらいなので矢面に立つのは避けたいのでしょう。 貴族としての自覚が無い訳ではないので、個人的な部分が大きいのでしょうが。 この辺りは親しい方なら何となく察せられる所でしょうか。 貴族派にも王党派にも寄りたくないという人達が一定数はいそうですね。派閥争いが面倒だったり、中立でありたかったり。 数的不利を覆すなら、この辺りの方々をどうするか…とか選挙の際は話が出そうです。 貴族派の大人の方々が陰で悪事レベルの妨害をしているようなので、他で出されている依頼で隈なく暴き立てれば貴族派も多少は求心力も弱まるかもしれませんが。 本人が出たくないなら、代わりを立てるという話になりますよね。 言い出しっぺの法則という言葉もありますので、リサさんがおっしゃった通りアンナローズさんがやるというのも理に適っているのかなと。 やる気のある方を探してもいいのですけど、こういう話が飛んでくる辺りあまりいないのかなと。 冒険者の在校生……それだけなら私とかリサさんも一応該当はしますね。 ただ貴族の方でないと反発が大きそうです。平民だとこの学園、風当たりが強いので。 今回の選挙は貴族派と王党派の戦いみたいな感じですし。

  4. エフィルミア

    聴講生のエフィルミアです!よろしくお願いしますっ。 私も可能なら商人の娘であるアンナローズさんや、冒険者PCが生徒会に入るのが一番いいんじゃないかなっと思います。 相手は「生徒会総選挙を使って貴族派で王党派を潰して学園を掌握する」事を狙っていそうですが わざわざ貴族派の求める舞台を用意してあげる必要はありません。 この生徒会総選挙を「王党派VS貴族派の戦いにしない」というのが大事だと思いますっ。 オーロラ(オルファレナ)さんが生徒会に入ったところで王党派VS貴族派の戦いが悪化して 今より状況が悪くなるだけな気がしますし! 『黒の後継』と直接対決になったら、オーロラさんに勝ち目はないでしょう。 血筋があるのは向こうも同じ、でも学園での経験、他者を掌握する力、貴族としての振舞。 全てにおいて『黒の後継』が勝っていると感じます。

  5. リサ・ベイカー

    はっ!わたし、また勘違いしてました…… 生徒会選挙って、生徒会長じゃなくて委員の選挙ですね? と言う事は、一人じゃ無くて良いんですかね?

  6. リサ・ベイカー

    だとすれば… レティシア先輩の仰る冒険者もですが、 いっそ、貴族以外の商人や冒険者を集めて、一つの勢力作っても面白そう? 立候補して良いなら、わたし、立候補してみようかな?貴族以外の冒険者ですし。 費用掛からずに、王党派の形式的であれ後ろ盾貰える可能性や、 貴族の子供達へ名前と顔を売れるっていうメリット。 何より、友人の手助けになるという いい事づくめですし。 嫌がらせとかは想定出来ますが、それこそ商人の世界でも日常茶飯事ですからね。 商人的メリットあげつつ、わたしが立候補って言えば アンナローズさんも乗って来そうかなと思ったり。 問題は、取り巻きの方の説得?

  7. 海神 江流

    出遅れ申し訳ない。 今回唯一の男になってしまいました。海神江流だよ。よろしくね。 レティシアさんの言うのと同じで、オルファレナさんが個人としてどう感じているかは聞いてみたいな。 合わせてアンナローズさんの考えも確認したい。 まぁ、それはそれとして。 貴族以外から貴族派に対する候補を立てるってのはアリだと思う。 王党派として『拓かれた学園』という新しい学園の在り方を指示するという意思表示にもなるし、主張を鑑みれば、王党派貴族以外からも支持基盤が得られるかもしれない。 その象徴として貴族以外から候補を立てるのは筋が通るんじゃないかな。 その流れならアンナローズさんやリサさんを候補として立てるのは悪くないように思うよ。

  8. ロゼット

    ゴメンなさい。出遅れたわ。 依頼を読んで思っていたことは、もうほとんど挙がってるわ(汗) オルファレナの意向は、自分が立つのは避けたいみたいね。 アンナローズを説得して、王党派か中立派をまとめるって方針を 考えていたけど、リサやPCが出るなら勿論、応援するわよ。 アンナローズの説得には、本人もだけど周囲の友人にも 説得をかけて、彼ら全員を納得させる風が良いのかなと。 >パンクリアース学園生徒会 【学乱】ページの説明によると、生徒から5名選出みたいよ。 例年は貴族派が多いのかな?この席の1つか2つを中立派の 生徒が抑えると、学園のバランスも変わってきそうかなって。

  9. リサ・ベイカー

    〉生徒会 ロゼットさん、ありがとうございます。最低限2名は王党派か中立で取りたいですね。 オルファさんの意向はもちろん聞きつつ。 わたしが立候補というのも、彼女に精神的負担をかけないように、わたしにとってのメリット、わたしの学園での目的の1つである『ベイカーの名を売る』がある事も伝えようと思ってます。 アンナローズさんの説得は、わたしは、商人としての利 で立候補する事、を薦めるというか焚き付けて見ようかと。自分の立候補も添えて。 想定される反応は、わたしへの対抗心で乗ってくるか、尻込みするか。 ロゼットさんも仰る通り、周囲のお友達対策も必要ですよね。 貴族の方々なので、貴族の理論で説けたら良いのですけど… 生憎わたしはそっちは向いてない気もしつつ、字数的にも無理そうな気もしつつ。 冒険者の立候補、他の学年にも冒険者兼学園生がいらっしゃいますが、そのあたりからの立候補とかは可能なのでしょうかね? このタイミングでは無理だけど、別途募るという案も提案としてはありかな?とも。

  10. ヴィルヘルミナ

    平民が選挙で選ばれたら結構な割合の貴族が驚愕しそうだなと思いつつ、どうなんだろうとか思っていたのですけど。 割と乗り気なのですね。展開的には面白そうなので、やるなら手伝いますよ。 わざわざ話題に挙げる必要があるか分かりませんが、汎用スキルは合ったものをセットしていくといいかなと。 パッと浮かぶものだと話術とか交渉とか政治知識とか?他にもあるかもしれませんね。 スキルレベルに関しては効果がどれほど変わるか実感しにくいので、趣味の域を出なさそうですが。

  11. レティシア・R・クラティアス

    >立候補 (まさかオルファレナ様以外にも先輩と呼ばれるとは思っていなかった為、内心少々動揺しつつ) もしリサ様に立候補して頂けるのであれば、大変心強く存じます。 そして、他の冒険者兼学園生の方にも後日お声掛けさせて頂くのも良い案かと。 >説得 アンナローズ様のご友人方の対策も必要不可欠でございますね。 もし可能でしたらアンナローズ様も含め、一人につき一人ずつというよりは 特にこの方を重点的に対応するといった担当分けが出来るとよろしいでしょうか? 私自身はどなたを特に重点的に対応させて頂くかは、まだ悩んでいるのですけれど 冒険者側で貴族であるのは私のみのようですので 敢えて担当は決めず、貴族目線でのお話をさせて頂くのもよろしいでしょうか。 >生徒会 ある意味で理想的なのは、貴族派と王党派、そして中立派が一名ずつ。 あとは冒険者一名、商人を始めとした一般の方で一名でございましょうか。 多少の偏りは出ても問題はございませんけれど。 逆に避けるべき事態は先ず、貴族派の方が過半数を占める事。 そして、貴族派の方が生徒会長になる事でございますね。

  12. レティシア・R・クラティアス

    >スキル 交渉や政治知識は確かに有効でございますね。洞察もよろしいかと。 他ですと、話の内容次第ではあるのですが話術や弁論術、演説。 扱いようによってはカリスマなども有効かと存じます。 >第三勢力 エフィルミア様が仰るように、生徒会総選挙を王党派と貴族派の戦いと化すのを避ける為。 そして江流様の仰る通り、新しい学園の在り方を示す為にも、第三勢力は必要不可欠。 リサ様が仰ったように貴族以外の商人や冒険者の方を集めるのもよろしいのですけれど 新たな学園の在り方を目指すのであれば、私はこう思うのです。 立場や身分に関係なく、集まるのもよろしいのでは、と。 現に派閥が違えど、親しくしている友人などを持つ方も中にはいらっしゃいました。 各々の立場や身分に拘らず、ただ一人の者として見て、その方を評価する。 それが、今の学園に必要なものの一つなのではないかと存じます。 学園は外部の政治の代理戦争を行う場ではなく、あくまで生徒の自立や成長を促す為の場。 例えば、学園で立場や身分に拘らず、共に成長を目指す事を守る派。 ……は、流石に長いので、仮に名称は、学園派とするのは如何でしょうか。 王党派でも貴族派でも中立派でもない、新たな学園の在り方を象徴する意味でも。 つまり、王党派の方々にはこの勢力の後押しをして頂くのを 選挙方針とする形を提案する形になりますね。

  13. リサ・ベイカー

    そうですね、レティシア先輩の仰るように、せっかくの学生生活なんですから、派閥とか身分に関係なく、より好い学園生活に出来るのが理想ですよね。 ところで、具体的にアンナローズさん達と何処でお話しましょう? 先にオルファさんとわたし達皆で打合せするとして… 何処か、食堂とかに来てもらいますか?目立つ気もしますが。 それとも、学園外のお店とか? ひと目をどれくらい気にするか、 敢えて見せるのか、出来るだけ秘匿するのか。 まあ、クラスでの話しの時点である程度は広まってるのでしょうけど。

  14. ロゼット

    >何処で 単純に人数で考えると10人近くになるし、食堂か空き教室かな? 話題にあがってる派閥を問わない、学園派?の方針でいくなら、 実行の際は学園中に広めないといけなくなるし、知られることで、 妨害と同時に、興味を持つ人も出ると思えば無理に隠さずとも? あとアンナローズ達の説得、全員での話し合いにオルファレナも 同席してもらうなら、彼女は普段から護衛や監視の目があるから 外出するのは大変かもしれないわ。学園内の方がマシだと思う。

  15. レティシア・R・クラティアス

    >場所 確かに、オルファレナ様の事も考慮致しますと リサ様やロゼット様の仰る通り、食堂か空き教室が適切かと。 どちらにしても問題は無いかと存じますが……。 これは、ただの思い付きなのですけれど。 今回の集まりは畏まったものよりも和やかな雰囲気の方が話も弾むでしょうから 食堂で、ちょっとしたお菓子やお茶と共に話し合うのは如何でしょうか? 注文をした上で許可を得れば、多少の物でしたら持ち込みも可能かもしれません。 例えるなら、あの噂に聞く女子会のように……いえ、今回は殿方も三名いらっしゃいますが。 オルファレナ様も、恐らくこの方が喜ばれるのではないかと存じます。 仮に食堂で行われる場合、大食堂では残念ながら不文律として 貴族と平民の方の場所が分けられておりますので 予約制の個室になりそうなのですけれど……あるいは、天候次第では外の芝生でもよろしいかと。

  16. エフィルミア

    リサさんが立候補するなら私も全力で応援しますよー! >学園派 王党派でも貴族派でもない新しい道…! とってもいいと思いますっ。 >話合い&話合いの場所 そうですね。まずはオーっと…今回はちゃんとオルファレナ様って呼ばないと駄目かな? オルファレナ様の思いをちゃんと4人にも聞いて貰って、オルファレナ様も4人も納得いくように進めて行きたいですっ。 ただオルファレナ様が乗り気じゃないと多数の人に知られちゃうのはまずいと思うので レティシアさんの言う様に「予約制の個室」がいいと思います。 外の芝生はどこから見られるか分からないので、微妙なラインかな…?(むむむ) >他の学年にも立候補を募る あんまり候補者が多くても票がばらけて、落ちちゃう可能性があるので2、3人くらいの候補でいいんじゃないかな? アンナローズさんが出るのを渋ったら、繋がりのある商人の先輩を教えて貰って その人に頼んでみてもいいかもしれませんね! ステファンさんやユミールさんに頼りになる王党派の先輩を聞いて交渉しに行ってもいいかもっ。 >説得 私は『黒の後継』の用意した舞台で貴族派にけちょんけちょんにやられてるので その経験を踏まえて…。 ・血筋だけで戦っても『黒の後継』には勝てない。学園での経験、他者を掌握する力、貴族としての振舞。全てにおいて『黒の後継』が勝っている。 ・大事なのは『黒の後継』が求める舞台を作らない事。王党派として戦ってはならない。 って事を話せたらいいなっと思います。 説得内容はもうちょっと具体的に考えますが、雰囲気はこんな感じです!

  17. エフィルミア

    >裏工作 私はシーフっぽくちょっと裏工作もしてみたいですね。 ハイディングで王党派や平民が集まるところに潜んで、「学園派」について周囲に聞こえるように話してみようかと! 学園は閉鎖的な空間ですし、噂が広まるのはあっという間ですから!

  18. 海神 江流

    第三勢力で学園派か。なるほど、上手い表現だと思う。 「【学乱】其は貴く青き血の故に」の時の反応を素直に受け取るなら、貴族派の中でも白百合会あたりからはいくらか賛同者が得られそうだね。 最終的にこれが成立する事が今回の目標って事になりそうか。 打ち合わせの場所については、今出てる案に異論はないけど、オルファレナさんが話しやすい場所がいいかもね。 王党派の候補としては立ちたくない。というのが本音だとして、言いづらい筈の本音が引き出しやすい処。 って事で、外と隔離された方がいいなら会議室を予約。 雰囲気和やかな方が良さそうであれば放課後の学園の中庭?とかで、2案用意しておいて当事者の希望を優先してみるのがいいかなと思う。 これくらいの打診ならプレイングを圧迫する程じゃないんで、俺の方で書いても構わないよ。 候補者の数はリサさんが名乗りあげてくれてるし、アンナローズさんを視野に入れて2名で纏めるのがいいんじゃないかな? 俺達の思惑だけで学園の中で現状弱い立場である貴族以外の学生で、今回の話に関わってない人に決起させるのはちょい厳しい気がするんでね。 それはそれとして、スキルは話術と交渉をLv5で持ってるんでそれを用意しておこうかと考えてるよ。

  19. ヴィルヘルミナ

    >場所 今出ている候補は食堂と空き教室、会議室でしょうか特にどれでも問題はなさそうです。 人目に付きすぎると変に注目を集めそうですしね。逆手に取る案でもあるなら話は別ですが。 同調圧力とかがかかる程に人が集まる事も無いと思いたいですね。そういうのは変な方向にいきそうなので。 レティシアさんの仰ったとおり、お茶などを用意するのはいいと思います。話し合いに熱が入るようならちょっと落ち着かせたいですし。 >黒の後継 向こうはたぶん幼少から帝王学などを含めた諸々を徹底的に仕込まれたのでしょうし、他の方では分が悪いのも事実ですか。 何だか決闘がどうとかみたいな話が出たとは聞きましたが。どうなる事やら。

  20. リサ・ベイカー

    〉場所 学園内で、いくつか案を出してオルファさんに伺うと言うので良いと思います。 〉立候補 みなさん、応援ありがとうございます!その方向でオルファさんやアンナローズさんが納得して貰えたら、 頑張りますね。 って、わたしの頑張りよりは周囲の空気感のほうが重要でしょうけど(笑) わたしは、アンナローズさんへは 前述の通り、商人としての論理で話しますので、王党派全体的な展望とかはよろしくお願いしますね。

  21. ロゼット

    明日が出発だし、そろそろ自分の行動を。 私は説得にあたって、オルファレナ擁立を止める理由を まとめて、アンナローズ達に伝えてみようかと思ってるわ。 「本人が望んでいない」だけだと、ちょっと弱い気もするから。 一応、アンナローズとクローディアは個別に、字数がきつくて 男子2名はまとめてだけど、それぞれへの言葉も入れるつもり。 学園派を提案する経緯や内容は良いと思うし、リサやレティシア、 皆からも話術やスキルの補正もかけて言うなら大丈夫かなって。 場所については、江流みたいに書いてくれる人にお任せしたいわ。 >黒の後継 そっちに関わる依頼も今、参加中ね。理由あってだけど。 貴族派は黒の後継を擁立する方向で動くと思うわ。

  22. レティシア・R・クラティアス

    >場所 江流様にお願い出来るのであれば、大変有難く存じます。 事前準備として話し合いの前に私達とオルファレナ様のみで選んだ場所に集まり 彼女の意思を確認し、簡単に各自の説得内容も共有させて頂ければ 本番での混乱なども防げるかと存じますので、そのように記載致しますね。 あとは、お茶やお菓子についても。 >学園派 こちらに関しても、提案した者の責任として私が担当をさせて頂きますね。 内容に関しては、第三勢力についてお話をさせて頂いたものと似たものになるかと。 王党派の選挙方針として、後押しをお願いする事も提案致しましょう。

  23. リサ・ベイカー

    レティシア先輩、細かい流れと学園派の内容、ありがとうございます! ロゼットさんも、個別の対応ありがとうございます。 わたしは、オルファさんへの言葉以外は完全にアンナローズさん対応でした。 アンナローズさんには、立候補を薦めるつつ、それが無理なら、わたし(学園派)を応援してくれないか? と。 オルファさん擁立の流れをちょっと強引に逸してる感じになります。 みなさんの説得とかと合わされば効果あるかなと。 あと、オルファさんに応援して貰うとして、 建前は、友達の応援ってことが良いのかなあと。 傍からみたら、家の名が出ますが、建前は大切かなと。 ともあれ、みなさんよろしくお願いしますね。 話術5とカリスマで頑張ります。

  24. 海神 江流

    それじゃ、オルファレナさんへの希望聴取と場所の確保は承ったよ。 エフィも手伝ってくれるみたいなので、皆が来る前に二人でオルファレナさんに接触して…それで場所確保という感じで。 他は…ま、生徒会総選挙に今回の話がどう響くのかな?って辺りを確認して、学園派という第三勢力を後押しする感じで。

  25. レティシア・R・クラティアス

    (再び先輩と呼ばれたので、内心少々動揺しつつ) リサ様も改めて、立候補の件やアンナローズ様のご対応をありがとう存じます。 最終的に、オルファレナ様がどうなさるかはご自身でご判断をなさる事ですし 私達はあくまで選択肢を提案するだけと考えた方がよろしいかもしれませんね。 改めて皆様、現地ではよろしくお願い致します。 私は政治知識と弁論術で微力ながらお手伝いをさせて頂きます。 もう暫くはこちらを確認しておりますので、何かあればご遠慮なく仰って下さいませ。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0