古き因習の慣れ果て

真柄 葉

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シナリオID:990

オープニング

 ロスガリアの大地に春の気配が訪れ、そして過ぎ去った。
 日差しは日増しに強くなり、緑の芽吹きを後押しする。雨に濡れる日、風の吹かれる日、日照りに炙られる日。様々な毎日を越え夏は近づいてくる――。

 そんな夏の気配を見せるロスガリアにあって、不変の景色を有する地方がある。

『極北』。

 前人未到の北の果て。命が住まう事を許さぬ極限の地。魔獣やクリーパーが跳梁跋扈し、近年まで人の存在が絶望視されていたかの地には、あの『征竜』が住むという。

 神と最も近しい生命体『征竜』は、ロスガリアの創生より生を繋ぎ、長きにわたり地上を見てきた観察者。創成の世には数いた『征竜』は徐々に数を減らし、600年ほど前に平原に現れた個体を最後に、『征竜』は人前にその姿を現してはいない。
 今、この大地にある『征竜』はかの地『極北』にある固体のみ。
 唯一現世に残った神の代行者たる『征竜』を信奉し、救いを求める人々は『極北』を目指した。
 しかし、前人未到の道は、人々の信仰を試す様に険しく高い壁として立ち塞がる。それでも人々は極北への道を望み、歩き――そして、消えていった。

 そんな求道的信者達が北を目指す一方、『極北』でもないこの地に『征竜』の加護をいただくという村があった。
 その村の名を『フェンガリ』。雪豹のハーフビースト達の住まう小さな村である。
 夏も近いこの時期でさえ残雪が残り、新雪が降る事もある寒冷の地にあるこの村は、なんと『征竜』が住まい、村を守護しているというのだ。

●
「一週間後。月蝕の日がまた訪れる」
 老境に差し掛かった雪豹のハーフビーストが辺りを見渡し呟いた。
 狭く暗い木造りの一室。初夏にも入ろうかという季節にもかかわらず、部屋には暖がたかれている。
 質素な長机を包むのは皆年老いたハーフビースト達。それもすべてが雪豹の特徴を有していた。
「『征竜』様への供物の選定に入りませんと」
「今年は西の区から出す年でしたな」
「西か……あの区画も随分と人が減ってきておるが、誰か供物に相応しい娘はいたか」
「いや確かあそこの区には……」
「何を呑気に! もう日が無いのだぞ! 早く選定せねば!」
 長机を囲み、なにやら紛糾する老人たち。彼等はこの村を取りしきる長老たちだった。

「……落ち着け皆の衆」

 その中でも最も奥に座っていた最年長と思しき老人が声を上げる。
「最長老、西の区画には確か、今年16になる娘がおりませぬ」
 そんな最年長に向け、老人の一人が実情を告げた。

「ふむ……ならば、別の区画から出すほかあるまい」

「しかし、それでは他の区画から不満の声が上がりますぞ、最長老!」
「何を! 『征竜』様の供物に選ばれるのだ、これほど栄誉な事が他にあろうか!」
 再び議会は紛糾する。
 この日、長老たちが集い議題に上げるのは、毎年一度訪れる【月蝕の日】の事。『征竜』との古の契約により、【月蝕の日】には供物としてその年16になる娘を捧げる掟があった。老人たちはその供物となる娘の選定の為に集っていたのだ。
 しかし、長年続けられた因習により村の人口は減少。今年はついに供物となる娘を立てる事が困難になったのだ。
「こうなれば、やはり東区画のクルートの所の双子のどちらかを代わりに立てるしか……」
「あれ等はまだ15だぞ! 供物に使える年ではない!」
「ではどうするのだ! 『征竜』様へ供物を捧げないつもりか! この村を代々守護してくださっている『征竜』様に!!」
 この様に、議会は一向に進展を見せていなかった。

「致し方ない。西の区から年の近しい者を出せ」

 と、ここで最奥の最長老が再び口を開いた。
「し、しかし、最長老。掟では16になる娘と定められておりますが……」
 老人の一人が最長老に確認をとるが。
「わかっておる。しかし、おらぬものは仕方がない。『征竜』様もきっとわかってくださる」
 最長老は長机を囲む老人たちに向け、違うかと問いかけた。
「……確かに。我々を守護してくださっている『征竜』様だ。しかと話せばわかってくださるはずだ」
「だが、一体誰を出すというのだ! まさか、嫁に出た女まで供物の候補にするつもりではないだろうな!」
「しかも、そのような前例は今までないぞ……本当に大丈夫なのだろうな」
 しかし、話はまとまらず三度紛糾する議会。

「西の区画で16に最も近いと言えば……クシェンか」

 そんな中、最長老がぽつりと一人の女性の名前を口にした。
「おぉ、あの気の強い娘か」
「他の区画から選定し揉め事になるよりはいい。私は最長老の意見に従いますぞ」
「しかし、このような前例……」
「まだ言うか! 前例などより、『征竜』様への供物が滞る事の方が問題よ!」
 ようやく見えた会議の終焉に、老人たちがまとめに入ろかとした、そんな時だった。
 突然、会議場のドアが乱暴に開かれた――。

「長老のお歴々!」

 ドアをけ破る勢いで部屋へと入ってきたのは、体格のいい40代の雪豹のハーフビースト。

「……クム=オドポ神官殿か」

 長老たちの視線がドアに集中する中、最長老が男の名を呼ぶ。
「供物の選定はまだ終わっておらんのですか! それに貢物の用意も滞っておるようですな!」
 雪豹のハーフビーストのくせにでっぷりと太ったこの男は、『征竜』と村人の橋渡し役を担う神官であった。
「もう1週間しかないのですぞ! もし、『征竜』様のお目覚めに際し、生贄を用意できていないなんてことがあれば……!」

「心配召されるな。供物は今決まった所だ」

「おぉ……! 流石は最長老! これで私も神官としての『征竜』様への顔が立つというもの。して、今年の供物は誰に決まったのですか?」
 さっきまでの怒声はどこへやら。クムは目をぎらつかせながら最長老を見る。

「クシェンだ」

「クシェン……?」
 その名を聞きクムは眉を寄せ考え込む。
「まさか、西のクシェンですか……?」
 そして、思い当たったのか最長老へ聞き返した。

「そうだ。西の区にはもう16の娘がおらん。特例として何とか『征竜』様へ陳情願いたい」

「……クシェン……そうか、クシェンか」
「神官殿……?」
 最長老が申し出た人選にくくくと下卑た笑みを浮かべるクムに、老人の一人が問いかける。

(まさか、あれを得る機会に再び恵まれようとは……! あの時は年齢が合わず生贄に選ぶ事が出来なかったが……そうか、ここにきて選ばれるか! はははっ! これも『征竜』のご意思、いや導きだな!)

「よろしい! 私がしかと『征竜』様へ申し伝えよう! 何、私は『征竜』の神官! 我が声に『征竜』様も耳を貸してくださるだろう!」
 意気も高く唾を飛ばすクムは、老人たちを見渡すとどんと胸を打った。
「おぉ、そうか! 流石神官殿! これで今年も安泰じゃな!」
「いやはや、一時はどうなるかと思ったが、神官殿がおってよかった!」
 根拠のない自信を見せるクムに、老人たちも肩の荷が下りたと安堵する。
 結局、供物さえ決まり、『征竜』さえ大人しければ、何でもいい。全ては古き因習の為に。全ては自分達の安泰の為に……。

 会議を行っていた部屋の中で笑い声と安堵のため息が響く。

「……」

 そんな部屋の外で影が蠢いた事を、誰一人知ることはなかった――。

解説

●目的 生贄の女性を救い出し、村の悪しき因習を破壊してください。 ●場所 極北に近い北部の村『フェンガリ』。 雪豹のハーフビースト達が住まう寒村で、貧しいながらも肩を寄せ合い生きてきました。 『征竜?』が住まうのは、村の裏にある100m程の岩山の中腹に穿たれた洞穴です。 穴の前には直径20m程の平地があり、そこに生贄を捧げるための祭壇が組まれています。 村から祭壇までは木で組まれた階段を上がっていきます。 ●人物 クム=オドポ 雪豹のハーフビースト。先代の神官を蹴落とし、自ら『征竜?』の神官となった野心家。 陰で古き因習を利用し、私腹を肥やしています。 ちなみに授恵者でヒーラーです。 『征竜?』 見た目は巨大な白熊です。立ち上がれば体高5mにもなる巨体で、背中には立派な竜の翼が生えています。 この地に古くから生息しており、普段は寝ていますが月蝕の日に起きてきては村を襲っていました。今は因習に従って捧げられる生贄のおかげか、村を襲わずとも餌が手に入るので、わざわざ巣穴から出る事はほとんどありません。 なお、その見た目(主に翼)から、村の住民は本物の『征竜』だと思っています。 なお、空は飛べません。 クシェン 生贄として『征竜?』に捧げられようとしている雪豹のハーフビーストの女性。 ●方法 因習を破壊する方法として。 1:『征竜?』を討伐する。 2:クシェンを搔っ攫い、『征竜?』を怒らせる。 3:クム=オドポをそそのかして、なんかうまい具合にやる。 4:色々面倒臭いので村を焼く。 5:その他。 等が考えられます。 村の行く末を考えながら問題を解決に導いてもらえればと思います。 ●補足 依頼は報酬が添えられた手紙でギルドに持ち込まれました。差出人は不明。匿名でした。 ギルドとしては正体不明のこの依頼を訝しみ、一時は破棄しようかとも考えましたが、その依頼内容の具体性から、事前に調査を行い村の存在を確認しています。 月蝕の日の前日に、供物である女性は「禊の間」という小屋に入れられ、身を清めるために神官と一夜を過ごします。中で何が行われるかは神官しか知りません。 禊の間は祭壇へと続く階段の袂にあります。 シナリオは、皆様が既に村の近くに潜入している状態から始まります。到着は【月蝕】の前日の夜。供物の娘が禊の間へ入れられた後です。

マスターより

OPをご覧くださりありがとうございます。 本シナリオを担当させていただきます、真柄 葉(まがら よう)と申します。 今回のシナリオは、リクエストでいただいた、村燃やそうぜシナリオ(違)になります! 古くからの慣習は時に人を停滞させます。この村ももう何十年、何百年と時間が止まったままなのでしょう。 そんな村に皆さんがどんな楔を打ち込んでくれるのか、今から楽しみです。 こんなにシリアスなシナリオも久しぶり(初めて?)なので、若干緊張しておりますが、シナリオ内容をお気に召していただけましたら、ぜひご参加ご検討ください! なお、不明な点がありましたら、ギルド職員であるNPCホリーが回答させていただきます。相談掲示板へ「Q:」から始まる形で発言してくださると助かります。

リプレイ

 大量の篝火が道を照らし、純白の巫女装束を見せられた少女がゆっくりと通っていく。
 村人が見守る中、少女が向かうのは岩山の麓にある小屋。
 見つめる村人たちの顔には、安堵の色が浮かんでいた――。

「あの小屋が禊の間ですか……」
 観衆達から死角になる岩陰に身を潜めるエルファリアがぽつりと呟いた。
「神官って奴は、もう中に入ってるみたいね」
 同じく隠密状態で姿を隠すシャトン・アルジェントが小屋を睨み付ける。
「ええ、中に人の気配があります。それが神官でしょう」
 アクティオンが【孤高者の捜波】で小屋を探ると、確かに人の気配があった。
「中は一人だけで、他の者はおらんのじゃな?」
 と、皆から若干距離を取られるク・サーヤ・クッセーワが問いかける。
「ええ、居ません。一人だけですね」
「それなら制圧も簡単そうね」
 アクティオンの答えにエミリア・シバが頷いた。

 匿名の依頼者からもたらされた古き因習の話。5人の冒険者達はその元凶を断つべくこうして村の中に潜入し機を伺っていた。

「しっかし、征竜がねぇ。本当に本物かしら」
「こんな極北でもないぬるい場所にいる征竜なんて、本物なはずがないと思うけど」
 ふと呟いたエミリアの言葉にシャトンが答える。
「当然、偽物です。征竜がその名の元に生贄を要求するなど……」
 そう断言したアクティオン。その言葉には静かな怒りが滲んでいた。
「まぁ、普通そう考えるわよね。ここの村人達は一体何を信仰しているのかしら」
「征竜であろう? 村の衆にとって征竜の真偽など関係ないのやもしれぬ」
 首をかしげるエミリアにサーヤが答える。
「名ばかりの征竜ですか。面倒臭……いえ、因習に固着した思考というのは厄介なものですね」
 巫女を見送り終えて家に戻っていく村人達をちらりと見つめ、エルファリアが大きなため息をついた。
「あ、女の子が入るみたいよ。行きましょう」
 と、シャトンの声に皆が小屋へ視線を移すと、村人達に見つからぬよう静かに行動を開始した。

●
 5人が小屋へと移動する少し前、村人の皆が少女の見送りに出払い無人の村内に――。
「……何故私だと?」
 建物の角を背に言葉を交わす二つの人影があった。
「村人総出のイベントに一人未出席。何か理由があるのだろう」
 姿の見えない人影に向け、スヴァン=ウォルフ=ユーウェンが答える。
「少し腹の具合が悪かっただけです。今から向かい――」

「俺はここに住んでいた」

 スヴァンは青年の言葉を遮り呟いた。
「な、何を訳の分からない事を」
 それを聞いた角向こうの気配と声が大きく揺れる。
 しばらくして姿現したのは、雪豹のハーフビーストの青年だった。
「黒豹……先ほどの話は私を騙す方便か」
「どう思おうがお前の勝手だ。それよりも、この依頼の真意を聞かせてくれ」
 自分の事を訝し気に見つめてくる青年の事など気にもせず、スヴァンは問いかける。
「全ては依頼書に書いた」
「あんな物でわかればわざわざ聞きに来ない。あれでは、村を燃やされても文句はいえんぞ」
「それで変わるのであれば是非に」
 冗談半分で言ったスヴァンに、青年は真剣な目で答えた。
「……冗談はほどほどにしておけよ。俺達は冒険者だ。殺戮者ではない」
「もちろん承知している。だが、もし仮に……先ほどの言葉が誠であれば、この村の因習は承知のはずだ。……そして、その異常性も」
 青年はスヴァンを試す様に問いかけてくる。
「……知っている。が、それをどうこうする立場に俺はない」
 返答するスヴァンの瞳と言葉に偽りがないと感じたのか、青年が一瞬動揺を見せる。
「貴方は本当にこの村の……いえ、わかりました。冒険者の貴方は信頼できそうだ」
「俺……いや冒険者で出来る事なら、お前の望みを叶えよう」
「ありがとうございます」
 青年はスヴァンをじっと見つめながら、改めてある計画を口にした。

●
(確かに二人、中にいます)
 再び捜波(【孤高者の捜波】)を放ったアクティオンの言葉に、5人は二手に分かれ小屋を包囲する。
 一組は少女が入っていった入り口。そして――。
(どこかにあるはずじゃ)
 サーヤが単身裏に回っていた。
(突撃タイミングはどうするの?)
(神官って奴が少女に明確な悪意を見せた時よ)
 入口側に張り込むエミリアの問いにシャトンが答える。
(やっぱり何かする……わよね、普通)
(わざわざ前夜に二人きりになる意味といえば、それしか考えられません)
 エミリアの考えにアクティオンも同調する。
(窓もありませんし完全に密室ですから、何かいたすのなら好都合な場所ですしね)
 と、半ば呆れ気味にエルファリアも答えた。
(村人も皆帰ったしね。いいわ、後はおねえさんが中を視て(【透視】して)知らせるわね)
 そう言ったエミリアに3人も頷く。そして――

『何……? えっ。ちょっと、触らないでよっ! 嫌っ!!』

 小屋の中から少女の叫び声が聞こえた事を合図に、一斉に行動を開始した。

●

「な、なんだお前達はっ!?」

 突然開いたドアから一直線にエルファリアが神官との距離を詰める。
「まずはそのお粗末なものをしまってください」
 下半身に揺れるものを一瞥したエルファリアが、水平にした大太刀の切っ先を神官の喉元に突きつけた。
「動くとこのまま突き刺します。声を上げても同様です」
 喉元から口の中に突っ込まれた刃に押され、神官は尻餅をつく。

「怖かったでしょ。もう大丈夫よ」
 一方、肌も露わな少女の元へエミリアが駆け寄りマントをかけた。
 エミリアは何が起きたのかわからず呆気に取られている少女を抱き、神官から距離を取る。

「拘束します」
 そして、アクティオンが動けない神官に、縄を頂戴しようと近づいた、その時――。

「誰だか知らんが、舐めるなよ!!」

 神官がエルファリアの大太刀を素手で掴むと同時に、床に転がっていた杖を手に取り魔法を発動。光の柱がエルファリアごと神官を隔離した。

「【光縛封】! くっ、エルファリア君!」
 隔てられた光の壁に拳を打ちアクティオンが叫ぶ。
 光柱の中ではエルファリアが徐々に力負けしていた。
「ぐっ……」
「お前達は一体何者だ……俺を征竜の神官と知っての狼藉か」
 ヒーラーと思えぬ膂力でエルファリアが押される。
「……まぁ、いい。どうやら多勢に無勢だ」
 【光縛封】の効果時間は十数秒しかない。神官はエルファリアとの問答を止め、短杖を握りしめると。
「少し寝ていてもらおう」
 鳩尾目がけ光拳(エーテルブロー)を叩き込んだ。

「エルファリア君!」
 光壁の向こうで力なく倒れ込むエルファリアに、アクティオンが再び声を上げる。
「人の楽しみを邪魔しおって、許さぬぞ」
 神官はそういうとエルファリアに蹴りをくれつつ、建物の奥へと逃亡を開始した。
 そして、何の変哲もない壁に手を当てると一気に押す。

「……ん? 何故開かん!」

 しかし、隠し扉だろうそれは開かなかった。代わりに――。

「あー、はいっとるぞー。ちょっと臭うからの、開けぬ方が身のためじゃ」

 外から声が聞こえる。
「こちらもか。くそっ!」
 神官は憎々し気に吠えると隠し扉に光拳(エーテルブロー)を見舞い破砕した。
「開けるなと言ったであろうが」
 だが、扉の先に待っていたのはサーヤだった。
「お前も仲間か。死にたくなければ、そこを退……うわ、くさっ!」
 扉の前に仁王立ちしていたサーヤに神官は言ってしまう。禁忌のワードを。
「よし死なす」
 表情を一変させたサーヤは、素早く短刀を抜き放つと一気に距離を詰めた。
 後方からは光柱の消失を見て詰めてきたアクティオン。
 さらにシャトン、エミリアも建物を回り込み包囲を狭める。
 神官も反抗を試みるが、多勢に無勢。抵抗虚しく冒険者達に捕縛された。

●
 冒険者達は神官を逃げられぬように厳重に拘束し小屋に残すと、祭壇があると言われた岩山に登った。
 祭壇に人の気配はない。あるのは辺りを照らす篝火と時折響いてくるいびきだけ。
 エミリアとアクティオンは隠密状態を維持しつつ洞窟に近づくと、スキル(【暗視】と【孤高者の捜波】)を駆使し洞窟内を覗き込んだ。
「いるわね」
「あれですか」
 二人はその存在と場所を記憶するとすぐに仲間達の元へと戻る。

「ぐっすりよ。ちょっと隠密解いてみたけど気付くそぶりもないわ」
「作戦に変更は必要なさそうです」
 広場を望む岩陰に戻り仲間と合流し、事前に打ち合わせた作戦を決行すべく準備に入る。
「怪我は大丈夫?」
「はい、大丈夫です。ちょっと不覚を取りました」
 気を遣うエミリアにエルファリアが答え、まだ少し傷む腹部を摩った。
「寝込みを襲うのじゃ、それほど苦労もせんじゃろう。休んでおってもよいぞ?」
「大丈夫です。行きましょう」
 サーヤの気遣いに首を振ったエルファリアの声が合図となり、作戦が始まる。

「さぁ、出てきなさい。征竜を騙る獣……!」

 言葉に秘かな怒りを乗せアクティオンの光の矢(バスターアロー)が洞窟に向け放たれた。暗い洞窟に吸い込まれた光は、一拍を置いて怒りの咆哮に変わる。
 程なくして白い毛皮を血で染めた巨大な白熊が飛び出してきた。
 アクティオンの一撃で既に相当のダメージを負っている。
「翼……これが征竜を騙る所以ね」
 その姿を見てエミリアが顔をしかめる。巨大な白熊に竜の翼。まるで作り物かと思わせる歪な生物がそこにいた。
「飛ばれても厄介だし、まずは落とさせてもらうわ」
 エミリアは岩肌沿いを回り込むように駆けより、きょろきょろと襲撃者を探す白熊の背後を取る。
 そして、双刃を煌かせると翼に三連撃を見舞った。
 真っ白な翼膜がずたずたに切り裂かれその役目を終える。魔獣は悲鳴なのか怒号なのか判別の付かない叫び声を上げ、むやみやたらとその太い腕を振り回し始めた。
「無様じゃな。それが紛いなりにも征竜を名乗ったモノの慣れの果てか!」
 大振りに振り回す魔獣の腕を難なく掻い潜り、サーヤが暗針毒撃を後ろ脚、そして急所へ何度も打ち込む。
 たまらず四肢を着いた魔獣が、再び怒りの咆哮を上げようと頭を上げた、その時だった――。

「貴方が征竜? 馬鹿みたい。貴方は神なんて大層な代物じゃないわ。ただの――獲物よ」

 じっと岩陰に潜んでいたシャトンが、弩(リピータークロスボウ)の引き金を引いた。
 完全に虚を突いた一矢(【見えない死神】)は、魔獣が知覚するよりも早く、その眉間へと深々と突き刺さる。

――ズドンっ!

 脳へ到達するほどの一矢に、魔獣は白目を剥き倒れ込んだ。

「……絶命していますね。お見事でした」

 動かなくなった魔獣にゆっくり近づいたエルファリアが、その死を確認し報告すると他の皆も戦闘態勢を解き、魔獣の元へ集まってきた。
「やっぱりただの魔獣ね。それもどちらかといえば弱い部類の」
 エミリアが魔獣をツンツン突きながら呟く。
「さて、この死体を村人に見せて説得しましょうか。まったく、なんでこんなものを征竜なんかと勘違いしたのかしら」
「村人は本物の征竜を見たことが無いのでしょうし、それも仕方がないのかと」
 シャトンが魔獣を睥睨し、アクティオンが溜息をついた。
「で、神官はどうするのじゃ? わらわへの暴言もある。せめて○○(パイプカット)程度はさせてもらわねば、怒りも収まらぬぞ?」
 と、皆から絶妙な距離を置かれるサーヤが崖下にある小屋を覗き見た。

「その必要はない」

 そんなサーヤの問いに答える様に現れたのは、別行動していたスヴァンだった。

●
 夜も深夜に差し掛かり、村に人の気配はない。
 そんな中、冒険者達は魔獣の死骸を崖下までおろし、小屋の前に集っていた。

「仕上げをしてくる」

 そう言ったスヴァンは魔獣の腕を断ち切ると、それを持って小屋へ向かう。
「待ってください。一体どういう事ですか。仕上げとは、一体――」
 と、腕を引きずり小屋へと向かうスヴァンを止めようとしたアクティオンだったが……。

「ちょっ! 何よあれ!」

 シャトンの声に思わず振り向いた。
 見れば、村の一角から火の手が上がっている。

「心配いりません。空き家です」

 と、驚く冒険者達の前に一人の青年が現れる。
 現れた青年にエミリアが保護していた少女は「兄様!」と駆け寄っていった。
 駆け寄ってきた少女の肩を抱きながら、青年は自分が依頼者であると名乗り、魔獣の討伐の礼を述べる。
「今から、貴方達のお目汚しになる茶番を演じます。どうか、身を隠していていただけませんか」
 青年は困惑する冒険者達に頭を下げた。
「説明してもらえるのかしら?」
 と、エミリアが青年に問いかけた。
「詳しい説明は後程、必ず。ですので、今はどうか」
 青年は再び冒険者達に頭を下げる。

 そうしている間にも、村人達が慌てて屋外へと避難してきていた。

●
 その頃、小屋の中では――
「んんっ!!??」
 猿轡を噛まされ喋れない神官に、スヴァンが近づいて行く。

「――が世話になったな」

 そして、必死に何かを訴える神官に向け、無感情に魔獣の爪を振り下ろした。

●
 屋外へ逃げ出た村人は自然と小屋の周りへと集ってくる。

「征竜様は北へと還られた!!」

 それを待って青年が声を上げた。
「我々は征竜との盟約を破り、生贄を偽った! 征竜は怒り、神官を害するとその翼を持って北へ向かった!」
 青年の演説に、村人達は騒然となる。中には証拠を見せろと言い出す村人もいたが、青年は小屋の裏を見ろと示した。村人は半信半疑、小屋の裏に回り――巨大な爪で切り裂かれた神官の遺体を発見した。

「まだ疑うというのなら、祠を見ればいい!」

 神官の死にショックを受ける村人にそういうと、青年は改めて聴衆に向かう。
「最早この村に征竜の加護はない! これからは自ら考え、自ら決めねば――」
 青年の演説は続く――。

●
「はぁ、こんな筋書だったわけね」
 そんな演説を岩陰から見ていたシャトンが呆れたように溜息をつく。
「因習の破壊……依頼主はその先にある村の生を考えていた、という事ですか」
 一方、アクティオンは演説の裏に隠された依頼主の真意に触れ、どこか腑に落ちた表情をしていた。
「わらわの村も大概に古い因習に囚われておるが、ここもご多分に漏れず捻くれておるのぉ」
「クッセーワさんの故郷も「破壊」しておきますか?」
「ふむ。面白い提案じゃが、わらわの村は放っておけば勝手に『破壊』される類じゃからな」
「なるほど、そうでしたか。どこの村も大変ですね」
 サーヤの返事に自らの故郷を知らぬエルファリアは無関心に答える。
「それで、アレはどうするのかしらね。放っておけないでしょ……って、スヴァンちゃん?」
 と、エミリアが隠してある魔獣の死骸へ視線を向けると、そこにはナイフを持ったスヴァンがいた。

「すまない、誰か毛皮をはぐのを手伝ってもらえないか? 証拠は残せないのでな」

 スヴァンは振り向くと、皆にそう声をかけた。

●
 そして、激動の一夜が明けた。
 この村を縛っていた古き因習は冒険者の力と依頼主の策謀によって、確かに破壊された。
 これからこの村がどうなっていくのか。それは極北にある本物の征竜だけが知っているのかもしれない――。

マスターコメント

この度は依頼へのご参加ありがとうございました! 皆様のおかげで偽物の征竜は倒れ、私腹を肥やしていた神官は誅されました。 隠密に動いていただいたので、最後まで村人に冒険者の存在を知られることなく達成できています。 更に依頼者への接触を図っていただいた方がいらっしゃったので、依頼者が秘かに画策していた計画を実行することができました。 雪豹のハーフビーストしかいない閉ざされた村に、いきなり冒険者の方が乗り込んで信仰対象を倒したとなると、色々あとくされがあったので、依頼人との接触は正解だったのではないでしょうか。 本当の意味での因習の破壊はこれからです。心の支えを失った村人達は絶望し自暴自棄になるのか。それとも自らの足で歩いていくのか、それはまだわかりません。 今後、またこの村のお話を語る機会があればその辺りもお見せできると思います。
ショートシナリオR

ショートシナリオR難しい 報酬:標準6 / 4〜6人

2021年06月15日 11時34分46秒 公開

成功

相談掲示板

  1. アクティオン

    シューターのアクティオンです、よろしく。 しかし、征竜……その名を使いますか……

  2. スヴァン=ウォルフ=ユーウェン

    ウォーリアのスヴァン。よろしく頼む。 ふむ、極北の村……寒さ対策はしておくと良いんじゃないか。 あとは、野暮用で毛皮を調達したいんだが。 手頃そうなのを探すか…… Q:『征竜?』についての詳細はPC達も知っているのだろうか?

  3. シャトン・アルジェント

    シューターのシャトン・アルジェントよ。 よろしくお願いするわね。 低温環境への適応なら、汎用スキルに温度耐性があるわね。後はマントとかも防寒具になるわ。 一番手っ取り早いのは、征竜?をやっつけちゃう事になるのかしらね?

  4. エミリア・シバ

    おねえさんは、シーフのエミリアっていうわよろしくね。 一番手っ取り早いのは確かに退治する事かしらねぇ? ただ、『その見た目(主に翼)から、村の住民は本物の『征竜』だと思っています。』ってあるから何かしらフォロー的なことはしないと最悪、『征竜』様になんてと事を!!っておねえさんたちに敵意とか来る可能性もありそうよね。姿を完全に見せずにやれば別でしょうけど。 個人的には、OPからクム=オドポが狒々じじいの匂いプンプンするので、こう、なんか悪事でもやってないかさぐりたいわねぇ……とか少し思ったわ。

  5. エルファリア

    エルファリアと言います、よろしく。 ええと……一番早い、のは禊の間とやらへ突入して生贄になった女性を助けて逃走、とかでは? 「生贄の女性を救出」の依頼は果たせますし、流石にそこから新しい生贄を選んでる時間はない筈なので「生贄を捧げる因習」は失敗という形でなし崩しに壊れるのでは、と。 そのあとの村の騒ぎは、まあ、あると思いますが……「征竜」討伐でも既に言及があるとおり、どちらにしろ大騒ぎになるなら一緒じゃないかなって。 「征竜」が暴れる被害をどうする、というのはありますけど……

  6. ホリー・アッテンボロー

    質問ですね、お答えします! Q1:『征竜?』についての詳細はPC達も知っているのだろうか? A1:(依頼書を見つつ)えっと……「『征竜』だと言われているものが村に巣食っている。それは白熊の姿に竜の翼を持つものだ」って書いてますね。

  7. スヴァン=ウォルフ=ユーウェン

    ホリー、回答ありがとう。 白熊を征竜と勘違いするとは。(毛皮はそいつから剥ぎ取ろう……) 目的は生贄救出と因習の破壊。 生贄を救出した後『征竜(偽)』を討伐すれば良いと思うんだが。 因習の元凶を残せば繰り返されるだけな気がするぞ。 激昂した村人が襲ってきたとして、同じ授恵者でなければ脅威ではない。多分。 生贄の救出方法……「禊の間」は小屋とのことだが、窓とかあるんだろうか。

  8. アクティオン

    >どうするか ……神官を疑うなら、生贄の救出のためには禊の間への突入は必要でしょう。 そうすると神官が周囲に異変を知らせる前にどうにかしなければ、こちらの存在を知られず、とはいかないですね。授恵者ということであっさり無力化ともいかないでしょうし。 となれば、征竜と思われている魔獣を倒すにしても村人に気づかれずに……というのは難しくなりますか。 魔獣をつついて暴れさせ、神官を無理やり引きずり出す(村人からすれば征竜と接することが出来る窓口なので、何かあれば神官に「何とかしろ」となる)という手もありますか? 幸い……といっていいかはともかく、今回は因習をきちんと守れていない(生贄の年齢) それを理由に「征竜は納得しなかった」という筋道は立つ。 その上で「自分達は(生贄の年齢が守れなかったため)いざという時のために神官が雇った冒険者だ」とでもすれば、魔獣と対峙できるかもしれない。 まあ、神官がその場の保身のためにこちらの茶番に乗るか、あるいは村人達を避難という形で遠ざけた上で神官の口を封じてしまって「そういうことだった」と押し通す、という必要はありますが……

  9. スヴァン=ウォルフ=ユーウェン

    うーむ…… (村を焼きたい) >魔獣をつついて暴れさせる 因習を守れていない時点でイレギュラーも発生し得る、月蝕前日に起床もおかしくはない。 「何とかしろ」と神官に助けを求める村人になりすまし、 禊の間から神官を引きずり出す……というのはどうか? そうして出てきた場合、隙を突いて捕縛する。抵抗されたとしても此方は授恵者が6人だ。 実行に移すならば事前に村人の避難が必要になりそうだ。素直に村人が従うかは知らんが、 アクティオンが言ったような「神官が雇った冒険者」と欺き無理矢理にでも避難させるか。 その間、本物は小屋に引き籠もっているだろうからな。

  10. ク・サーヤ・クッセーワ

    シーフのサーヤである。よろしくなのじゃよ。 そもそも村には何人くらい人がおるんじゃ?あんまり多いと避難させる話も現実味が薄くならんか? 下世話な話、神官は生贄をささげる前に美味しくいただいているんじゃろうな。直後にくまに食わせてしまうんだから証拠も残らんしの。 であるならば禊の間を監視して適当なところで乗り込んでやればよかろうではないか? 因習の破壊が目的であって村人の眼をさまさせるのが必須でないならこそこそせずに堂々とやってもよかろうと思う。 制竜様にはせいぜい暴れてもらって村人には散発的に逃げ出してもらえば失火で村が勝手に焼けてしまうやもしれんしな。生贄でなあなあに済ませてきたところをみればよもや身を挺して制竜様をお守りすると思えんしな。 穏便にすませたところでもともと長いものに巻かれやすい村の性向からすれば、いまの神官を廃したとしても新しい詐欺師にとってかわられるだけの未来しか見えん。

  11. シャトン・アルジェント

    人に討たれる征竜っていうのもそれはそれで微妙すぎると思うのよね。一応、神に最も近しい生命体らしいし。実物見たこと無いから知らないけど。 征竜もどきをさっさと討伐しちゃえば、それは征竜とは違うものって事にならないかしら? 村の裏手の山の中腹に住んでるって事は村まで誘導するのも面倒だし。 村人もわざわざ様子を確認しに来たり邪魔してくるって事も無いと思う、万一来るにしても戦闘が終わった後になるしね。 神官はヒーラーだから、無力化する事自体はそこまで難しくないんじゃないかしらね。 まぁ油断は出来ないけど考えるにそこまで鍛錬を積んでる様子はないしね。 神官を無力化して女の子を救出、征竜もどきを狩るってのが村人にも被害が出ない方法なんじゃないかしらね? 神官とか長老とかの処遇は村人に任せていいと思うわ。 ギルド宛に差出人不明の手紙が届いたって事は少なくとも現在の状況に不満を持ってる村人はいるみたいだしね。

  12. エルファリア

    >元凶を残せば繰り返されるだけ ふむ……他の方も概ね「征竜」は倒す、という方向で考えてるみたいですし、私もその前提で考えます。 >生贄救出してから「征竜」討伐 村人さん達が激昂してきたとして私達なら負けない、というのはそうなんでしょうけど、手間ですし…… 神官に責任かぶせて(いやまあ今言われてるような予想が当たってたら濡れ衣ってこともないですけど)、後は村で何とかしてくれ、というなら後腐れはないですかね。 征竜を村近くまで寄せるのは大変そう、というのは同意です。 ただ、そうしないと神官を引っ張り出す口実が弱いような気もするんですよね。 冒険者が村人に扮して「なんとかしろ」と言いに行くなら、まあなんとかなる、かな? 姿を見られたらともかく、神官も声だけで全村人を判別できるほど把握してるかは怪しいですしね。

  13. エミリア・シバ

    「征竜」は倒す方向でって感じでよさそうかしらね? ただ、村のほうまでおびき寄せるのは手間なのと、滅ぼされるなら仕方がない、とかいう人たちがいないかが心配ね……そういう人たちは村の傍でおねえさんたちが戦うの邪魔してきそうな気もするし。 神官自体はいっそのこと神官がやってきたであろう死人に口なしになってもらうのもありかもしれないわね。とほんの少しだけ思ったわ。 神官が悪いことやってる前提で、生贄の代わりに「征竜」様の前に出てもらうとかで。 助けた女の子に口裏を合わせてもらわなきゃいけないけども。 私たち自身は、まあ半分正直に依頼が来たので調査に来てみたら神官が襲われてたので助けようとしたが間に合わなかったとかとでも言えなくもないでしょうし。 まあ、途中で助けて、征竜の神官としては役立たずだった、とかでもいい気はするけども。

  14. スヴァン=ウォルフ=ユーウェン

    恐らくその神官とやらはこの因習について最も詳しい者なんだろう? 俺も本物の征竜を見たことはないから、偉そうな事は言えないんだが…… 打ちのめすか捕縛した後で、白熊が征竜なわけがないだろうと尋問したくもある…し、 生贄の代わりに喰わせてやってもいい……んだが、 こいつがやってきたことを村人が知らないままというのもアレだろうなとも思う。 私腹を肥やしていたことを群集の面前で吐かせたくもある……いや、まあ、どうでもいいが。 村人に気づかれること無く、さっさと巣穴にいる元凶を倒してしまえば良いのではと思ったが ただ、元凶を倒しても村人が生き残っている限り因習というものは繰り返される可能性が…… 無いとも言えない、極北という酷く生き辛い環境が悪循環を生んでいる。 因習だけでなく村も破壊すべきではないだろうか。 手紙を届けた奴も現状の村や村人の思想自体をよく思っていないんだろうしな。

  15. アクティオン

    >神官 冒険者が村人に扮して「何とかしろ」と言いに行くならば問題ない、ですね。 村人ではないと見破られた場合でも、気をつけるのは生贄の娘を人質にとられる場合ぐらいでしょうし。 神官を無力化して村人に突き出すか、命を奪うかは……後腐れがないというか、こちらに都合よく事を運ぶなら後者、かと。 征竜とされる魔獣は討伐するとして、この神官は授恵者であり、今まで村で権威を振るっていた。こちらの言い分に異論を唱えたとして、村人が信用するなら神官でしょう。 やっていたことを暴くなら生かして突き出す方が、というのはありますが、ね。その場合は生贄の娘が「神官が何をしようとしたか」を証言してもらう必要もあるでしょうが。 >征竜とされる魔獣 今の流れだと、巣穴に急襲をかけて討伐ですか。 その後「征竜は死んだ」とするか、「征竜とされたものは魔獣だった」とするかは神官の扱いにもよるかと。 前者なら、神官は生きていない方が妙な悪知恵で代替の儀式などを生み出されないで済む。後者なら……沙汰は村人が下すでしょう。 >村を破壊する? ………… 生贄を捧げるやり方の是非を言うなら間違いなく「非」ではある。 が、過酷な環境、常人では及ばないであろう魔獣相手に村を生き残らせる苦渋の決断から始まった、と見ることもできる。 だから仕方ない、とは言いませんが、私達の振る舞いが、力が、村に対する応報である……とは自分には言えません。 「征竜」という加護にして脅威、状況を利用した神官。それが消えた後、自分達の行いを省みて村が変われるか、変われずまた別の何かの犠牲にすがり結果滅びるのか。それこそが「因果応報」……では。

  16. ク・サーヤ・クッセーワ

    現実を見せたところで人は信じたいものしか信じない物じゃぞ。 特に村を支配しているのが長老級の老人らともなれば頭の固さだけは折り紙付きじゃロウしな。 過酷な土地に根差しているからこその因習なのであって考えを根本的に改めさせるというのであれば環境から変えていかざるをえまいて。 焼くというのが手っ取り早い話ではあるが一面過激な論法であることは認めよう。 何か落としどころがあればいいのじゃが。 神官を制竜に食わせるというのは賛成できんな。あんなんでも受恵者であるし、変にパワーアップされても困るので、そういうことはしないほうがよかろう。 後はそうであるな。人柱なんかの伝承でよくあるのは見目麗しい旅人のおなごを身代わりにしてしまうことなどもあるように我らの内の誰かが16歳の乙女であれば、たまたま立ち寄った旅人という事で身代わりに抜擢されるという手もありなのではないかの? だれか挙手せんか?

  17. スヴァン=ウォルフ=ユーウェン

    >神官 『征竜?』の次に村人が信じるものは神官。 シャトンの言ったように……神に近いというその征竜が、 冒険者6人に倒されるはずもなければ、そもそも征竜が生贄を欲するだろうか? と。 生かして突き出し、少女にも証言をしてもらいつつ…… 神官の口から直に「あれは魔獣だった」と吐いてもらえばいいと思う。 その後、神官の処遇は村人に委ねるとして。 >身代わりに抜擢 こんな辺鄙な場所へ突然お誂え向きな者が現れたら、流石に怪しまれるのではと思うが…… >環境 うむ……根本が改善されねば「因習の破壊」にはならないと思う。 因習の元凶が消え去ったとしても再び生贄を捧げる儀式をしそうな気がしないでもない。 歴史が繰り返されぬよう環境、生きる場所から変えていくべきだろう。 しかし滅ぼすというのは違うな。 何が言いたいのかというと、村人達には「移住」してもらう、というのが俺の考えだ。 しかし頭の固い老人ばかりでは色々と説得したところで恐らく時間の無駄。 だから、そうせざるを得ない状況にする。 村焼きだ。 村を焼けば移住か留まるか死ぬか、くらいしか選択の余地が無くなる。 名目上は魔獣がやったということにでもすれば何とでもなろう。 ……征竜? あれは魔獣だ。魔獣に襲われて村が、なんてのはよくある話だ。知らんけど。 住処も拠り所も失った者の行く末は……このご時世だ、難民キャンプだろうか。 まあ受け入れてもらえずともこの極北付近よりは住みやすいだろう。 まだ時間はある。意見の一つとして見て欲しい。

  18. エミリア・シバ

    ああ、そういえば、おねえさん透視持ってるから多分小屋の中はのぞけると思うわ。 >神官 前の発言があるけれどおねえさんは正直神官の生き死に自体はどっちでもいいとは思ってるわ。 ただ、単純に生きてると何かを証言させても、おねえさんたちが帰った後に脅されていたんだ!と手のひらを返すとかありそうなやつよねぇって思ってる感じね。 >移住 極北に近い北部の村ってことは、色々細かいことを抜きにしても村人たちが移住のための移動(村人の体力・食料・寝床などの問題含む)に耐えれるかっていうのが怖いわね。 仮に難民キャンプに行くとしたら帝国縦断…大陸半分ぐらいの移動になるし。 最低でギルドの協力を得るようにしなきゃ厳しそうねと思ったわ。 というわけで、征竜がいなくなった後の一案として勧めたり計画を手伝うぐらいあたりが妥当かしらって思ったわね…。

  19. ク・サーヤ・クッセーワ

    因習から逃れたい若者たちだけで村を出るというのは十分ありうる話じゃロウな。 古今東西のエクソダス系の伝承はだいたい同じものじゃし。 変われない長老たちには残念ながら一緒にいけないという選択肢しか残らんかもしれんし、 そこは彼ら自身に決めてもらうしかあるまいて。村が燃え尽きてしまえばより選択しやすくなろうというものじゃ。 後は彼らの生命力を信じようではないか。先人たちは皆そうやってきたのだから。

  20. シャトン・アルジェント

    村を燃やす方向はあたしは反対ね。 移住するにしたって単に移動したからハイ終わり、って訳には行かないわ。 移住先で、住居の建築、農地に適した場所の選定・開墾、水源の確保。最低この3つをこなさないといけないわ。 ついでに、開墾したからってすぐに作物が育つ訳もなく、最低半年は暮らす程度の貯蓄が必要。順調に軌道に乗らなければ数年は援助が必要になるのよ。 他の近隣の村に移住するっていうのも同じよ。極北という厳しい環境の中で、単に畑を耕せるってだけの人間を食わせていくほど余裕のある暮らしをしている村は少ないんじゃないかしら? 薬師とか簡単には真似できない一芸があればともかくね。 体力のある若者だけならなんとかなるかもしれないけど、これに老人や乳幼児まで付き合わせると野垂れ死に確定だから、安易に村を焼くくらいなら皆殺しの方がよっぽど慈悲深いんじゃないかしら? 火を放てば食料も資材も農具もなにもかも燃えちゃうからね。 神官・長老の処遇は征竜もどきを狩った後に村人に任せていいと思うわ。 無為に娘を生贄に差し出した家の人達がどう対応するのか、ね。 長老達が本当に知恵袋として村の為に行動してきたのなら村人も許す可能性はあるけど、単に老害だったなら相応の処遇は受けるでしょうね。 少なくとも、長老という村の意思決定に携わる立場からは追われることになると思うから、世代交代が行われるんじゃないかしら?

  21. ク・サーヤ・クッセーワ

    因習の破壊といういち文がなければそれでもいいんじゃろうがな。 例のくそ神官が一代で築き上げた詐術なら征竜を下して神官に悪事を自白させられれば、 それでしまいじゃろうて。 されど当代の神官が立つ前からの因習がその程度で破壊できるものだろうか? 征竜?を討伐したとして、あれは偽物だと言われてしまえば、わらわらに否定する根拠はない。 あるかな?冒険者如きに討伐されるのは偽の征竜で本物は別にいるという話にされてしまったら 生贄の儀式そのものは征竜?がいなくなった後も神官が代替わりした後も続くじゃろう。 願わくば、依頼を出した物に接触して因習破壊派の村人らと呼応できるとよいのじゃが。 そうすれば、わらわらの討伐に呼応して村人らの懐柔に廻ってくれるやもしれんがそれも難しかろう。匿名というくらいだからそのものも因習の破壊そのものには責任が持てないという事なのだろうからな。 そう考えると単純に村を焼くよりは生贄をかっさらい征竜を怒らせてある程度村の被害を誘発したほうが説得力は増すし、焼くまで行かなくとも目的は達せられるかもな。

  22. シャトン・アルジェント

    そもそもの生贄の起こりがクマが餌を食べる為に人里に降りてきて暴れたからじゃないかしら。で、竜の翼があったから征竜と勘違いを起こして生贄という文化が成立した。 女の子を救出した上で、クマを討伐すれば「生贄を差し出さなくても村は無事」が成り立つわ。つまり、アレは征竜ではなくクマは魔獣って事になるんじゃないかしら? 生贄を出さなくても村に被害が出なければ、生贄の大義名分が無くなると思うのよ。 まぁ、神官は余計な事が喋れないように物に変えちゃえば良いんじゃないかしら? とにかく、村人に被害を出す可能性がある手段には反対よ。 冒険者の印象は「一般市民の味方」だから、例え有効な手段であろうと民間人に被害が出る手段を選択し、もしそれがバレた場合は「冒険者=民間人への被害を問わないならず者」って事になって最悪は極北地方での冒険者活動が出来なくなる可能性もあるのよ。 何せ「ギルドに依頼の手紙を出した人」がいる以上、例年にない事が起きた原因に冒険者が関わってるって事は明白なんだから。

  23. アクティオン

    >神官の処遇 命を奪わず、実情を白日の下に晒して村にゆだねるという感じ、ですか。 自分達がいなくなった後に何か言うかもしれないという懸念はあれど、魔獣という神官の権威を支えていたものもなくなっているので、村人がどう判断するか、ですね。 「冒険者は不測の事態に備え神官が呼んだ」口実は使えなくなりますが、現状案では戦闘中の村人の反発なども考えにくいので問題ないかと。 >村の破壊 環境の破壊という意味での言葉とは理解しました。 その上で、やはり自分は同意しかねる。 結局今、この状況で住環境を破壊して終い、では村を滅ぼすのと実質が変わらない。 「彼らの生命力を信じる」というなら、もはや魔獣という縛りが無くなった村で、もう何かの犠牲に縋らず協力して生きていくことを信じる、でも同じでは? その上で今回の依頼があったように現状に不満と被害を抱えている者がいることには、魔獣と神官という重石がないこのタイミングで、冒険者が「外に出たいものがいるならば自分達の帰還に合わせて護衛はする」というところが妥協点でしょう。 魔獣を倒した冒険者がつくならば、「権威」を傘に長老勢が止める事も難しく、若手ならば今の拠点を失っても自分達の力を信じ他の環境で生きるという選択を取れるかもしれない。 「それでも残る」という人々が、何かに縋らず自らの力でここで生きるか、変われず犠牲に縋るか、改めて新天地を探すか……それこそ「村人に委ねれば」良い。或いは全ての人がここを捨てるならば、望み通り「この村」は「破壊」される。 繰り返しますが、自分たち冒険者がその力を持って、この村の在り方に判断を下す……それは、同意しかねる。

  24. エルファリア

    >流れ なんか白熱してる話もあるようですが…… ・まずは禊の間の様子を確認(できれば神官の所業を把握)、「征竜」の様子をいぶかしむ村人に扮するなどして神官を外へ誘い出して無力化(生贄の娘保護) ・「征竜」を撃破(実際の手順はまだ話してない……ですよね?) ・「征竜」は死んだこと(征竜などではなく魔獣だったこと)、神官のやってきたことなどを村人に開示、因習が無為だったことを示す ・その後はまだ議論中 みたいな感じでいいでしょうか。 「その後」をどうするか次第で、「征竜」撃破とかの手順は少し変わるかもですが。 魔獣の戦闘能力は不明ですが、よく分からない相手には基本に忠実に前衛・後衛をきちんと分けて戦う、ぐらいです? >村を破壊する? んー……因習の根幹がどうとか、村人さん達がどうするかとかはともかく、私もアルジェントさんのいう「冒険者の印象は「一般市民の味方」だから」っていうのに反するのは嫌、ですかね。 「因習の破壊」という依頼で「この村の環境のせいだから、村を壊して無理やり環境を変えてやる」に納得できる人は、少なくとも「大多数ではない」と思います。 そうなっても自分の力で、技能で食べていける授恵者の発想というか……「ギルドに依頼を出したら、はっきりとそう頼んでもいないのに村を一つ壊した」話の印象が良い、とは思えない、ですね。 誰かの印象の為に仕事をしているわけではないですけど、「危ない集団」と思われて出来る仕事でもないのでは、と……

  25. スヴァン=ウォルフ=ユーウェン

    うーむ………… 取り敢えず、方向性を決めた後で魔獣の討伐方法等を考えていくつもりでいた。 目的は「生贄の救出と村の因縁の破壊」その手段を幾つか。 ①生贄を救出した後 or 手っ取り早く先に魔獣を討伐。  神官の処遇、村のその後も全て村人に委ねる形で立ち去る。 ②生贄を救出し、代わりに神官を魔獣に喰わせるなりして討伐し、立ち去る。  (村の外へ出たい者がいるなら連れ出すか移住提案) ③魔獣を暴れさせ、一芝居打つなり村で騒ぎを起こすなりして神官を表へ。その後は①or②。 ④③をして、神官を発狂させる。あるいは不満のある者達や、  神官に襲われそうになった生贄の怒りを爆発させ、村人にけりをつけてもらう。(村の破壊) ⑤①の後、一旦村から離れ村の様子を確認。  それで尚、変わりそうにないなら最終手段として村を焼く。(村の破壊) 俺としてはこんな認識だ。 ⑤は……まあ、ないだろうが。 原因を取り除いた後は成り行きに任せ此方が手を打たない方法……①が一番良いのだろう。

  26. アクティオン

    >流れ >魔獣の討伐方法 流れ次第で戦闘の状況も変わるものですし、ね。とはいえ、残り時間的にあまり悠長にも言っていられないのも確か、ですか。 流れに関して、ユーウェン君が上げたものからというなら、①か②……②寄り、でしょうか。魔獣も当然討伐として。 神官については自分達が去った後に妙なことを言い出さないか、というのもあるのですが、(もしかしたら村唯一の?)授恵者、というのも気になる。 神官の立場を支えていた征竜とされる魔獣の存在の消失や、神官の所業がばれるといったことで信用を失墜したとしても、開き直って力で何かをする可能性が残る。 そういう意味では命を奪う、というのは明確な方法ではある……「自分達が村の在り方に判断を下すのは違う」といった口で何を、とは自分でも思いますが……曲がりなりにも魔獣とも戦えるだろう力を持つ授恵者が、事もあろうにそれを利用して私腹を肥やしたというのは、違うことと考えたい。 ①のように、村人に委ねつつ、村人が「神官許さじ」というなら(捕縛してどこかへ連れ出すなり、命を奪うなり)自分達が実行力になるという選択肢もありますが……それはそれで、「この先、村人達が自力で道を切り開くことを願う」のと違う気もする、ので。 仮に上記のような流れで行くなら、魔獣戦は巣穴出口での袋叩きみたいになるでしょうか?

  27. スヴァン=ウォルフ=ユーウェン

    因習を利用し私腹を肥やしてきた神官は明確な悪。 此方が神官をやるにせよやらないにせよ、そのうち消されても仕方はない。 …俺は少し思う所がある。から、別行動で手紙を出した奴……依頼者を探してみようと思う。 村のどこか(ある程度検討はついているんだが)にいるだろうしな。 (訳:超個人的な理由で申し訳ないのですが久し振りに故郷に帰ってきたので見て回りたいのです) ①のような流れで考えて行くとして…… そう言えば、神官が授恵者というのはPL情報だろうな……なんとなくも察しもつきそうだが。 禊の間の突入にそう人数も要らないだろうし、授恵者といえど相手は神官一人。 気を付けるのは生贄を人質に取られた場合か……いや、取るだろうか… 魔獣の討伐に関して、月蝕の前日ゆえに巣穴で寝ているなら寝込みを襲える形になる。 有利な状況だろうし恐らく5人でも倒せるだろうと思う。 全員で向かう必要はないんじゃないか、と思ってな。個人行動を許して欲しい。 毛皮は後で回収する。

  28. ク・サーヤ・クッセーワ

    因習がこの神官以前からあったことを考えると彼を倒したくらいでは変わるとは思えんが、 やってみるとしようかの。わらわが考えるより、もっと柔軟な考えをしてくれるやもしれんしな。 それで、神官を倒して、生贄を救出した後に、征竜討伐という流れでよいのかな? スヴァン殿の以降はわかるが、生贄救出の段で、かつて村にいたものがいないとなると 何となく格好憑かなくないかの?もちろん戦力としては十分なんじゃがドラマ性に欠けるというかなんというか。

  29. エミリア・シバ

    ちょっと、取り急ぎになるけれど、スヴァンちゃんので例えると、おねえさんもイメージ的には①か②ねぇ。 神官が、小屋で変なことを生贄の子にしてたりと、悪と言える証拠を見たら心情的には②ね。 救出はどうしましょうか、女性の声でノックしたら好色爺ならドア開けてくれないかしらねとか安易にちょっと思ったわね。 村の件は、まあ他の人と同じなので基本燃やしたくないとは思っているけれど。 たあ、まあ、スヴァンちゃんが依頼が終わった後に個人でどうこうする分にはおねえさんは止めないわね。そこはプライベートだし。 先頭に関しては攻撃力上げてトリプルファングし続けるか、付与上げてBS(スリップや束縛)狙うかのどちらかをすると思うけれど。他の人次第に合わせる形になると思うわ。

  30. エルファリア

    >流れ 同じく①か②で。んー……神官の悪行がはっきりしてる、授恵者だと判明したら、「村人に任せる」のも村人さん達に負担っぽい気がするので②に一票でしょうか。 確かに、この流れなら魔獣は巣穴に奇襲できそうですね。 とりあえず射程のある攻撃バカスカ→出てきたら袋叩き、みたいなざっくりとした感じで考えておきます。 >救出 何もない時だったら女性の声で出てきそうですが、人の出入りがある訳でもない村で、一年に一度の儀式の真っ最中に来た何者かに無警戒になるか、はちょっと怪しいかも。 どうせ倒すなら、強行突入でもいい気がします。まあ禊の間の構造にもよりますが。 まあ、後は既に出てるように、儀式を心配した村人に扮する、とかですかね。今回は生贄の年齢が違うっていう不安要素もありますし、「本当に大丈夫か」って思う人は出てもおかしくないかと。 >個人行動 同じ依頼を受けてるってだけですしね。依頼主さんとの接触が生贄の(本当の意味での)救出とか因習の話に無関係ってこともないと思うので、私は止める理由はないです。

  31. アクティオン

    >流れ ふと……自分達の初期位置は「村の近くに潜入している」状態でしたか。 早々に神官のいる禊の間へ行く前提で考えていましたが、村を抜けて禊の間へ行かなければならないので、隠密を考える必要がありそう、ですね。 それか見咎められる前提で争わずに抜ける方法を考えるとか……んん、やはり「神官に念の為呼ばれた冒険者」のような口実はあった方が良い、か? もっとも、それを言うと村人が神官に先に確認しにいきそうなので、「そんなものしらん」と言われたら終わりですが……因習が守り切れていない(生贄の年齢が違う)ので征竜の説得の際に危険があるから村人は近づけないように言われている、とか? 妙な口車に頼らず隠密に行くとすれば、生贄が禊の間に入れられるのは身を清めるために神官と一夜を過ごすため、ということで、日は落ちていると考えたいところです。 人自体は少なそうなので上手くやり過ごすか、何か気を引くか。 魔獣との戦闘自体は、(村人と諍いにならずに近づければ)巣穴への強襲で問題ない、と思いますがね。 >依頼者を探す ふむ。闇雲でもないというのならば、反対する理由はありません。 秘かに接触されるのであれば、騒ぎにもならないでしょうし……

  32. スヴァン=ウォルフ=ユーウェン

    余所者がいきなり村へやって来て、長い間村人が依り代(OP本文中にも「守護していた」とある)にしていた存在を破壊して去っていった。 ……となれば、こちらの方がよっぽど恨みを買うのでは、とも思わないでもない。 「生贄の女性を救い出し、村の悪しき因習を破壊してください。」 これが依頼者からの手紙に書かれていた内容、依頼者の希望であるとするなら…… 依頼者がどういう形での破壊を望んでいるのか、 直接会って話すのがベストではないかと考えている。(ヒアリング) そちらの意見を聞き、それに沿う形での「破壊」を行うのが良いのではないだろうか。 村人が希望する事であれば、それに我々が力を貸しても問題はないのだろう。 ……例えばそれが村を焼く事であったなら、俺はそれに従うし手伝いもする。 あと、ここは俺の故郷だが村のNPCと自分は面識がない。 (長老クラスならもしかしたら覚えている可能性はありますが。) >潜入 「生贄が禊の間へ入れられた後」……恐らく時刻は夜だろう。まあ、ほら……アレだしな。 村に立ち入る場合は念の為警戒や隠密はすべきだろうが、 毎年恒例の行事であれば、神官に頼り切りの村人達の警戒心も緩そうだし、 神官の邪魔にならないよう出歩いている者も見張りもいなさそうではある。寒いし。 俺は【透視】を利用しつつこのタイミングで依頼者を探すつもりでいる。

  33. シャトン・アルジェント

    金属鎧とか大型武器とか無ければ、こっそり動くのは出来なくもないと思うわ。 地域的に太陽沈むの早いだろうし、都会と違って田舎じゃ酒場とか夜営業している店もないだろうから割と速くに寝静まると思うのよね。 対魔獣戦はあたしは主戦場になる広場の外で隠密してから、見えない死神で殴る形になるわね。 身を隠してから不意打ちするのが基本スタイルよ。 村人への対応は少なくとも本当の征竜はもっと北にいるらしい事、要は極北の果てに挑む試練に臨まないと会えないらしい事はお話しようと思ってるわ。

  34. エルファリア

    >村の侵入 んー、慌てて下手な芝居うったり小細工するよりは、見つからないようにこっそりの方が、シンプルでいい気がします。 いえ、そういうの特別得意でもない私がいうことではないかもしれませんが。 >恨みを買う 極端な話、私たち自身は立ち去るので恨まれても別に……あ、いえ。 ただ、恨みの対象が立ち去ったことで、八つ当たりの対象探されたりはあんまり良くないのかもしれませんが。 そういう意味では、依頼人や生贄の娘さんは対象にぴったりすぎるので、連れて出るべきなのかも? 本人たちが望むかは分かりませんけど。

  35. アクティオン

    >村の侵入は隠密 確かに、芝居や細工をするには細かい打ち合わせの時間もありませんか。 月蝕の日当日という訳でもなし、少なくともあちこちで村人が目を光らせていることはない……と思いたいところ。注意は当然するとしても。 >戦闘 こちらは素直に広場に出る予定です。その方が死角狙いの方がより目立ちにくくもなるでしょう。 >よっぽど恨まれる 「戦闘の余波」として人々が焼け出されてこちらが恨まれない、よりはこちらが恨まれようが人々に生きる場所がある方が良い。 別に良い顔をしたくて村の破壊に反対したわけでもありませんので。 ……その話で気づきましたが、「生贄の救出」ということで「生贄の娘は被害者である」という前提で話していましたが(というか自分達の認識ではそうですが)、生贄当人も「村の因習は仕方ない(征竜の加護の為には必要)」という認識の可能性はありましたね。救出の依頼を出したのは第三者でしょうし。 まあ神官が良からぬことをしかけていれば認識が変わるかもしれませんが…… 例えば神官の所業の証言を願うなど、無条件に協力が得られるものとも限らないかもしれません。

  36. シャトン・アルジェント

    現状の仮プレね。 修正とかは0時くらいまでは出来るわ、出発直前はちょっと難しいわね。 ■方針 女の子を救出して征竜モドキを狩る ■基本 ・暗視で夜間の視界確保 ・隠密で障害物や地形を利用して身を隠しながら行動 ■行動 ・救出 禊の間という小屋を見張り、神官が少女を襲う等の明確な悪意を見せた時点で強襲 抵抗する場合は鎮圧。なお神官の生死は気にしない、生存した場合は縛って転がしておく ・戦闘 広場外周部で身を隠せる場所を幾つか事前にピックアップし、戦闘開始前に【隠蔽】へ移行し【攻撃集中】 広場に征竜モドキが出てきたら、攻撃や威嚇行動等【動きが止まる】瞬間を狙い【見えない死神】で頭部又は胸部へ攻撃。 敵の視線が此方を向いた場合、別地点へ移動し再度【隠蔽】状態へ移行し【見えない死神】での攻撃を行う ■対村人 「神に最も近しい存在が人に狩れる訳ないじゃない。適当な動物を置いとけば良かったんじゃないの?」 「今までの生贄が無駄だったとまでは言わないけど、若い女の子である必要性はなんにも無いわね。ここの法は知らないけど、大概の法に照らせば長老と神官による殺人と同じよね」

  37. エルファリア

    >生贄の娘さんも因習を受け入れている場合 あー……とはいえ、救出は依頼に入ってるので好きにさせるってわけにもいかないですし、とりあえず救出時点では「何とかしに来た」ぐらいで濁して「『征竜』を倒す」みたいなことは言わないぐらいじゃないですかね。 「征竜」との戦闘前に騒がれちゃって村人集まると大変ですけど、倒した後なら正直他の村人達と対応が一緒になるだけ、というか。 勿論、説得して神官の悪行証言とか味方になってくれるならそれに越したことはないですが、因習を信じ込んでる度合いでは難しいかもですし。

  38. アクティオン

    ……色々詰め切れない部分がある以上、崩れない為には全体的に素早い展開が求められそうですね。 慎重にやろうにも、慎重に「どうする」部分が整理できませんし。残り時間も少ないところで、細かいことを言い出して申し訳ない。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0