【CP】白き稲妻の罠
馬車猪
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シナリオID:940
オープニング
「まさか」
帝国軍士官が激しく動揺する。
難民キャンプとヴァイセントラフ砦と連絡を妨害しようとするなら最適の場所に、コボルトの野営地を発見してしまったのだ。
「すげーなおっちゃん! 予想通りじゃねーか」
難民の小僧がはしゃいでいる。
悪い予想が的中しても嬉しくなどない。
平時なら一喝して黙らせる所だが、こんなのでも授恵者だ。
「小僧、力を貸せ」
「いいぜ」
返事は即座だ。
小僧はとっくに剣を鞘から抜いていて、いつでも突撃あるいは逃亡出来るよう適度に脱力している。
「まだ野営地であって砦ではない」
ここは平坦な地形だ。
防御や偵察に有利な丘も、伏兵に向いた凹みもない。
コボルト達は略奪品らしいテントの周辺で、少数の見張りを残し休憩中だ。
「攻め落とせ!」
数少ない授恵者を先頭に突撃を開始する。
目には自信がある。
特異個体の中でも特別強い個体に遭遇したとしても、最小限の被害で切り抜けられるはずだった。
「やべっ」
最初に気付いたのはリットだ。
突如現れた白蛇の群れが地面を覆い尽くす。
振れても痛みはないが速度が激減する。全力を出してもほとんど進めない。
「キャスターだ!」
冒険者が使うのを何度も見た、足止めの技だ。
リットは炎や光の矢が来ると判断して盾を構え、しかし実際に来たのはスタティックフィールドだった。
物理攻撃と生命特化の脳筋に抵抗など不可能で、障害物が一切無い平地で完全に身動き出来なくなる。
数個のテントから新手が飛び出す。
使い込まれた投石紐を回し始めたコボルトと、真新しい弓矢を構えたコボルトがあわせて10以上。
「防御に専念しろ。ヒーラーは援護だ、急げっ!!」
士官が命令を言い終えるより速く、10を超える矢と石がリットに着弾した。
●
「ひでぇ目にあったぜ」
リットは全身に包帯を巻き、ヒーラーはスキルを使い尽くして息も絶え絶え、帝国軍士官も頭にいくつもたんこぶが出来ている。
アーケインテンペストの効果が切れた瞬間逃げ出し辛うじて撤退には成功したが、傷は重く消耗は激しく、出来れば数日療養に専念したい状態だ。
「おっ」
冒険者の姿を見つけてリットが目を輝かせる。
「おーい!」
勢いよく手を振る。
ヒールで治りきらなかった傷が開き、リットは情け無い顔で悲鳴をあげた。
●
「皆さんお疲れ様です」
冒険者ギルドから出張中の職員が説明を始めた。
その後ろを意識不明の帝国士官が担架で運ばれていく。
砦まで生還した瞬間、限界に達してしまったらしい。
「コボルトの集団が確認されました」
職員は特に気にした様子もなく説明を続ける。
「場所はこのあたりです」
リットに広げさせた地図を指で示す。
難民キャンプとも砦とも距離はあるが遠すぎない。
そこに拠点があるなら、キャンプと砦の連絡を邪魔するのに最適だろう場所だ。
「数は最低20。特異個体は少なくとも2体はいます」
1度に使われたアーケインテンペストの数からの推測だ。
範囲内に踏み込めば抵抗出来ない術なので、リットよりマシな授恵者も為す術無く足止めされたらしい。
「現地に向かい、対処をお願いします」
敵はアーケインテンペストとスタティックフィールドの使い手が複数。
一定以上の練度がある投石兵と弓兵もあわせて20程度。
真正面から撃破するのは大変な相手かもしれないが、既にスキルを消費している相手でもある。
戦い方次第で楽に撃破出来るかもしれない。
「今回は特に気を付けて下さい」
職員は注意を促す。
「既に撤退している可能性もありますが」
まだその場に留まっているなら、増援と合流しているかもしれないし守りを固めているかもしれない。
特異個体は並のコボルトより頭が良いのだ。
いずれにせよ早期に撃破または撃退しないと、帝国奪還戦が始まったときに悪影響が出る可能性大だ。
この困難な状況へ立ち向かえるのは、冒険者だけである。
解説
マスターより
リプレイ
「リットさん、大丈夫でしたか!?」
レイヤ・ダライ=カホールがノックもそこそこに立て付けの悪いドアを開ける。
「ねーちゃん? ひょっとして敵襲っ!?」
リットが木のベッドから跳ね起き鞘ごと剣を掴む。
その動きの速さを見て、これなら大丈夫だなとレイヤ達冒険者が安堵する。
「砦も余裕がないですね」
シルク・メイプルリーフは極自然にリットを抱き寄せて両手で全身を確かめる。
柔らかな香りと暖かさに少年が顔を赤くし体を硬直させるが、相手は弟分なのでシルクは気にしない。
戦闘に悪影響が出ない程度にヒールを使って傷を癒やした。
「やられたままじゃ男が廃るよな。リット、一緒にコボルト共を蹴散らしてやろうぜ」
アーシェル・G・クラインが整いすぎて女性的にも見える美貌に男臭い笑みを浮かべる。
「おう!」
リットは元気だけは十分にある。
「良いですか、リット殿」
嫌な予感に襲われたリットは逃げだそうとして失敗した。
冒険者と一緒に砦から出て戦場へ走りながら、ドローミの説教を聞かされ続ける。
「今回の作戦、特にアルベルト殿の立ち回りを真似できる様動きましょう。接敵後は僕も声がけして誘導します。テレパスを覚える気配は? ないなら無理をしないことです習得は大変ですから」
ドローミは理詰めで接するので学がないリットには辛い。
自分のことを思っての言葉だとは分かるので逃げる気にもなれないので余計に辛い。
「僕が合図をしたら盾をうまく使い防御を優先して下さい。多数の敵から集中攻撃を受けるときは、攻撃より防御が有効な場面が多いのです」
苦手な遠距離攻撃を捌ける様になりますよと、一応飴になることも言ってくれていた。
(こんな幼い子が授恵者として戦わなければいけないのですか……)
美貌のエルフがこんなことを思いながら憂い顔だと物語の見せ場になりそうだが、肝心の美貌エルフ、リディリディ・トゥラ・イェレミースは長距離走行で内心うんざりしている。
それでも優しく頭を撫でる。
種族ごとに成長速度が違うのは理解していても、彼女の実年齢と比べると幼児同然でしかも背が低いリットをついつい子どものように扱ってしまう。
リットは特定個人だけでなく冒険者全体にもそこそこ友好的なので可愛さが増していた。
「ほほぅ」
シスターベールの下はエルフ耳な自称姉が、精神的成長を喜ぶかのようにうんうん頷いていた。
●
「来ました、アーケインです! ……そのまま前へ!」
濡羽色の竜を思わせる尻尾がゆらりと揺れてレイヤの体を完全に安定させる。
「力を過信しましたね! それは命とりですよ!」
レイヤは特別な術は使わない。
複数の澱嵐により広大になった足止空間に対し、小電光が無数に荒れ狂う空間を重ねて呼び出そうとする。
新しい澱嵐は現れず、しかし冒険者の突撃からコボルト達を守っていた光の群れが消滅した。
「アーケインテンペストは同じ術で打ち消せるのか……初めて知ったぜ」
重装甲でここまで走ってきたアルベルト=V=シュタールシュヴェーアトが驚き感嘆している。
(あまり知られてませんがその通りです。彼を知らず己を知らざれば戦うごとに必ず危うし、ってやつです)
レイヤは特に目立った言動はしないが、敵に最大の脅威だ。
特異個体が指示を出すのほとんど同時に、投石と矢がレイヤ1人に集中した。
(明らかに知恵をつけてきています!)
レイヤは慌てない。
エーテルを逆巻く風に変えて纏い、石の中に紛れていた矢を選んで弾き飛ばす。
矢と石の数が多すぎてスキルのみでは対応は不可能。
しかし地力が根本的に違う。多少鍛えたコボルトとレイヤの間には大きな力の差があり、被弾する確率も被弾時のダメージも十分耐えられる程度だ。
「移動阻害という前提が崩れた今、遮蔽物のないこの戦場は防御には向きません」
巨大な炎弾を打ち込んで爆発させつつ事実を指摘する。
後は、敵陣へ飛び込んだ仲間の仕事だ。
「ワタシたちが相手だよ!」
トゥーリは速い。
行動開始をレイヤのアーケインにあわせて遅らせる必要があるほど早く、そして敵の準備を上回るほどに速い。
身軽な投石兵をあっさり突破し、長射程な分遅い弓兵への隣接を成功させる。
テントの入り口の布が乱暴に引っ張られ、焦った顔のコボルトヒーラーが姿を現す。
既にコボルトの戦術は完全に破綻していた。
「まだいるよねっ」
音と経験をもとに推測しテントの一点を見る。
丁度そこには、隠密が得意な授恵者の奇襲を警戒し、その上で戦況不利な場合は本隊に走る予定の隠密コボルトがいた。
弓兵が急旋回する。
それまで非特異個体に紛れていたコボルトキャスターも一緒になってトゥーリを狙う。
防御が薄く、特に魔法防御は皆無に近いトゥーリにとっては絶体絶命の窮地に見えた。
(全部見えてるんだよね……)
矢も殺意の籠もった視線も、トゥーリの天眼に反映されている。
強靱なヤギ足による左右の反復横跳び1往復と半分。
たったそれだけの動作で、ほぼ全ての術と矢と石がトゥーリの至近を通り過ぎて地面に無意味にぶつかった。
「シルクの援護の効果があるとはいえ、たいした腕だ」
アーシェルの美貌に感嘆がにじむ。
いくら守りを固めても被弾すればダメージを受けるし被弾が連続すれば強者でも死ぬ。
しかし回避に成功すればダメージ0だ。まぐれ当たりの危険を考慮しても、平均的な多数の敵相手には回避が本当に強い。
「俺も負けていられねぇなぁ!!」
前進しながら牙を剥く。
闘志がエーテルと共に放たれ、格は高くても防御は強くないコボルトキャスターがアーシェルに引きつけられる。
心の本能に近い部分が呪縛されているらしく、少し考えれば出来るはずの術攻撃が思考から消えている。
「逃がさねぇぜ!」
ダマスカス鋼の大剣にエーテルを込め、キャスターの足を狙う。
エーテルが効果を顕せば戦闘能力が激減しただろうが、アーシェルの付与術はキャスターに抵抗される。
キャスターは心の一部を縛られたまま、後数秒ではねのけられそうな執着に耐えようとした。
「足が重いです」
そこから少し離れた地点で、リディリディの足が完全に止まっていた。
スタティックフィールドに巻きこまれたのも理由の1つだが、最大の理由はもう移動する必要がないからだ。
「右側の特異個体から順番にいきます」
平常心というより無関心。
仲間と助け合う気持ちや、人間の子供を憐れむ気持ちはあっても亜人に向けるそれはない。
「1つめ」
当てる精度は一流で付与技術は超一流。
抵抗力も十分にあるはずのキャスターが、歯を食いしばり心身からエーテルを絞り出しても軽くあしらわれて魔法的に制圧される。
今は回避能力が鈍っただけだが、戦場でそうなるのは致命的だった。
「リット君、無暗に突っ込むだけでは一流の騎士とは言えないぞ! タイミングを計るんだ!」
教育とは諦めない心である。
非常に出来の悪い生徒を持つアルベルトは、自身の教師あるいは親としての一面が急速に鍛えられているのを感じる。
「隙だらけだぜ!」
別方向から攻め込んだリットの方が隙だらけなのは、とりあえず気にしないことにする。
仲間達が散々引っかき回して機能していないコボルト射撃部隊へ、大太刀から伸びる巨大光塊を全力で振り下ろす。
弾ける光には大規模魔法攻撃じみた破壊力があり、特異個体ですらないコボルトを文字通りに引き千切り押し潰す。
自らが作りだした凄惨な現実を五感で感じながら、アルベルトは目を逸らさず真っ直ぐにコボルトキャスターへ向かう。
「やるな」
おそらく生存と妨害に特化した個体なのだろう。キャスターの割に防具は厚く、動きは機敏で回避も得意そうだった。
シルクが側面から祭刀で斬りつける。
一般的にキャスターの防御は魔法防御重視のはずなのに、非特異個体なら重症確実な斬撃があまり効いていない。
「だが」
アルベルトは踏み込んで大太刀を横薙ぎに振るう。
威力は満点。しかし1度躱されると2撃目は撃てないとっておきだ。
回避しようとして思うように動けないキャスターが、絶望の表情で刃に被弾しそのまま上下に両断される。
新鮮な血と糞尿が混じった強烈な異臭が、戦場に発生した。
●
「まるで戦争みたいだよ」
ロドリック・アルカインの言葉はうめきに似ていた。
しっかりとした本業を持つ日曜冒険者であるためか、ロドリックの価値観は軍人でも戦士でもなく都市住民に近い。
「少年、焦るな」
リットに呼びかけると同時にスタティックフィールドを起動。
リディリディのような達人以上の付与術は持っていないが、ただのコボルト相手には百発百中に近い付与成功率だ。
「自分自身でうけた仕事だ。最後までつきあってやるとも」
宿り木の杖を掲げる。
強力な魔力が紅蓮の炎を纏う巨弾に変わり、射程の異なる投石兵と弓手が入り交じる戦場へ突き進む。
弾けた炎が禍々しくコボルトの体を照らす。
次の瞬間、爆風と砕けた礫が肉を貫き内蔵を砕き断末魔の悲鳴をあげさせる。
「おっと」
投石の反撃が来る。
ロドリックがよろめいたのは防御術の使用でダメージを受けたという理由もあるが主な理由は演技だ。
(勝てそうだと判断してくれよ?)
強い攻撃にはエーテルバリアで被害を減らし、リットに盾を任せてロドリック自身は攻撃に専念する。
範囲攻撃であるストーンブラストで甚大なダメージと戦死者を発生させた後、コボルトと殴り合い始めたリットを援護するためメテオライトに切り替える。
「よし」
コボルトヒーラーがロドリックを倒すため参戦する。
死に損なったコボルトが数体、致命傷ぎりぎりから重傷直前まで回復。
直後に飛来した光弾の群れが無慈悲に体を貫き命を奪った。
戦闘開始直後から戦場のあちこちに光破片の群れが炸裂している。
圧倒的な射程と十分な効果範囲を誇るドローミの技、炸光矢である。
「リット殿は一旦停止、2歩右へ。常時は無理でも出来るだけ後衛の位置を把握して下さい」
守られる必要があるほど初心者な後衛は今回参加していないが、今後リット強敵と戦うことを考えると絶対に必要な行動だ。
「練度はなかなかです」
コボルトの動きが良い。体力と知性と精神力が揃っている証拠だ。
「ですが」
必死にヒーリングオーラを使うヒーラーの向こうに、一般コボルトに命と引き替えに助けられぎりぎりアーシェルの猛攻に耐えているキャスターを見つける。
「足りません」
矢をつがえる。
先端部にエーテルが集まる。矢だけでなく光照らされるドローミもかなり目立つ。
しかし狙われているキャスターは、無防備な首筋に矢が深々突き刺さってようやく気付き、死んだ。
「抵抗は貫通出来ませんでしたか」
ドローミは、敵の強さを改めて感じていた。
●
「いるのに場所が分からないなんて」
腕力以上に魔力が優れたシルクが、祭刀を握った拳で一般コボルトの胸を陥没させる。
敵は既に激減。
けれど、一度は近くまで迫ったコボルトシーフの気配はない。
「近くにはいるはずだよ! ヒーラーはワタシに任せて!」
トゥーリが効果切れ直前のバフをかけ直す。
これで後約50秒。
短時間で状況が激変する戦闘の中では長すぎる時間だ。
「私も援護しますっ」
リディリディがなんとなく一生懸命な感じで言うのは、姿を見えない敵を探し回るのが大変だと分かっているからかもしれない。
最近は付与術に凝っているとはいえ魔力は十分にある。
爆炎を容赦なく浴びせ続け、しかしいまいち効いていないことに気付く。
「防御重視?」
小首を傾げる。
ほとんど無意識に伸ばしたエーテルの糸が、コボルト指揮官の手足に巻き付き回避の邪魔になった。
アルベルトの斬撃がヒーラーの防具を切り裂く。
通常の一撃でも必殺技じみた威力なので、通常のスキルを使うだけで大ダメージでしかも今なら超高確率で当たる。
「斥候と回復役がいなければ力は激減だよ!」
だから絶対に逃がさない。
必死に命中精度を高めたヒーラーの反撃を、圧倒的な回避能力をさらに別のスキルで高めて全て躱す。
トゥーリは回避と移動と一体化した攻撃でダマスカス鋼の爪を振るう。
ヒーラーが自らを癒やそうとしても、複数の冒険者から攻撃される状況ではダメージが回復力を上回る。
爪が胸に突き刺さる。
トゥーリに心臓まで貫かれた彼は、無意識に朋友がいる方向へ目を向けてしまっていた。
「そこだ」
アーシェルの目と耳が敵との距離を掴む。
既に方向は分かっている。アーシェルに示した場所にロドリックがアーケインを展開。
眩しい光の線が蠢く。
見た目の派手さの割に攻撃力は0。
けれど、絶対に逃げないといけないものがいつまでも隠れていられる場所ではない。
「鍛え方が足りねぇな」
敵に対する言葉は乱暴でも、アーシェルは盾を構えて油断なく防御している。
片手で握った大剣を突き出すときも絶対に油断しない。。
最後のコボルトが動き辛い足で回避して、地面に足跡が生じた。
後は特に面白いことは起こらない。
アーシェルがしっかり退路を断った上で、刃や術や矢を油断せずにぶつけるだけだ。
「何をぼうっとしている。2度目の戦いで怖じ気付いたか!」
8人分の攻撃に圧倒されていたリットを叱咤する。
無論いじめるつもりなどない。
行動させることで自信をつけさせることが目的だ。
「あっ」
力だけは強いリットの斬撃が、コボルト隠密の胴に致命的な打撃を与える。
特異個体という強者を倒した感触に、大きな驚きと共に勝利の実感を得るリットであった。
●
「どうにも」
術を撃ち終えた直後の体勢で、ロドリックは安堵に似た息を吐く。
色々思うことはあったが勝ちは勝ちだ。砦の軍人も砦に守られた人々も喜ぶだろう。
エルフ耳にそろりと手が伸びる。
「リットくーん」
それを掴んで止めたシルクの指先は、綺麗で細くて長いのに力はとんでもなく強い。
「断りもなく触るのは、とっても失礼なんですよ?」
「ごめっ、いたーっ」
リットは、言って聞かせた上で物理的にも分からせないとほぼ理解してくれないのだ。
「略奪品と横流し品ですね」
コボルトのテントを解体して中も調べていたドローミがコメントする。
「リット殿今回の感想は?」
「やわらけー」
ドローミは無言。シルクは笑顔で力を込めた。
「義弟の教育は任せてくれ」
アルベルトの宣言に弁解の色が混じっていた。
「何故コボルトたちはキャンプと砦の間に陣取ったのでしょうか」
リディリディがぽつりと漏らした言葉に、考え込んでいたレイヤが反応する。
今回倒したコボルトの行動は、部族の利益には繋がっていない。
「何が彼らをそそのかしているのかわかりませんが、このままいくとよくないことになりそうですね」
シリアス顔で言いながら、騒ぐリットへ生暖かい視線を向けていた。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準8 / 6〜8人
2021年06月02日 22時54分09秒 公開
参加者
トゥーリ
- メイプルリーフ シルク
アルベルト・V・シュタールシュヴェーアト
- イェレミース トゥラ リディリディ
ドローミ
レイヤ・ダライ=カホール
ロドリック・アルカイン
アーシェル・G・クライン
相談掲示板
No.1
シスターシルク参戦させてもらいます ところでリットくん移動力は如何ほどですか?
No.2
参加される方々はまだ確定してはいませんが初手にレゾナンス・オブ・ヴァローを放つ予定です。有効に活用していただければと。 (範囲内の指定した全対象に【命中&回避&抵抗上昇】(強度2)を付与する。この効果は10ラウンド持続する。【対象識別】)
レイヤ・ダライ=カホールです。クラスはキャスター。 よろしくお願いしますね。 敵は後衛がほとんど、距離を詰めれば弓兵の誤射もあって有利に戦えそうですね。 わたしは敵さんのアーケインテンペストを妨害していこうと思います。 あんまり知られてないですが、アーケインはアーケインで打ち消すことができるんです! 敵のアーケインテンペストにあわせてこちらも使っていけば 敵の戦略をつぶして、うまく戦えると思います。 あとは、できればシーフを逃がさないようにしたいですね…。
何処が初心者歓迎なのか判りませんが、ドローミです。 引き続きよろしくお願いしますね。
(初心者歓迎に今気づいた顔)
・冒険者の初期位置 テントから500メートルの地点。 個々人が好きな位置を指定可能。 まず先日200m(20へクス)を詰めるのが、どれだけ難しかったかという件。 今回は少人数で囲っている感じではありますけど。(3行目の描き方が意地悪い) >レイヤ殿 アーケインは、目からうろこでした。(アイコンは瞬膜です。) グラヴィティもなんですね。 さてまだ出発人数に届きませんが、攻撃を落として付与傾倒。 神霊達の腕を使うか、シルク殿がレゾナンス・オブ・ヴァロー持って下さるそうなので、光縛封とリヴァースオブヴァイタルにしますか。 皆さんの希望聞かせて下さい。 リヴァースオブヴァイタルを事前使用すると、リット君が戦力になります。
やあ、キャスターのロドリック・アルカインという。皆さんはじめまして、かな。 人数が手薄とみて、及ばずながら参加させて頂いた。 アーケインでアーケインを潰すなんてできるんだね。凄いアイデアだ。私も準備しておくよ。 ええと、同じスキル複数って買えるのだったかな。もしも買えるなら作戦次第では用意しても良いけれど。 あるいは、アーケインを打たれても、少し痛いのさえ我慢すれば弓や杖やスキルで撃ち合えるのかな。相手が弱ければ押し切れるとは思うけれど。 でもテントにこちらが知らない戦力がいて戦場から逃げ出そうとするなら……、距離を取って戦っていたら逃げられてしまうかもしれない。 いっそ相手のテント中心にアーケインを一つは置いてしまうと言う手もあるのかなあ。 >ドローミさん はじめまして。よろしくお願いする。 リット君に関しては、私は人となりも実力も知らないのでなあ。 頑張っているのを応援したいような、でも子供を突撃させるのは夢見が悪いような。 その判断は申し訳ないが、他の方にお任せするよ。
>ロドリック殿 おはようございます、ご参加感謝。 出発人数が揃えば、たぶん挨拶に来ると思いますが。 リット君は、概ねMYページの通りの少年になります。 物理攻撃・生命力に優れますが、防御全般・抵抗が疎かです。 集団戦闘の基本をとても高位の騎士(知人のウォーリア)に指導されるもいまだ完璧には遠く。 多分半年以上ずーっと勧めていた、盾の使用を先週受け入れてくれました_。
No.9
キャスターのリディリディです。 よ、よろしくお願いします。 これで最低参加者には届いたでしょうか。 私は数の多い投石兵や弓兵に対処した方が良さそうですね。
No.10
リット君はまぁ大丈夫でしょう。 なんなら抑えておく方が危険まであるので私がともに進軍しましょうか。 大丈夫ヒールの数には余裕がありますので。
やあ、成立したようだね。ありがたい。 タイミング的に結構ギリギリだから難しい作戦とかは難しそうだね。 > 個々人が好きな位置を指定可能。 ここについては、アーケインを受けるの覚悟でまとまっていくか、バラバラに仕掛けて目標を絞らせないかを選べるという事かなあ。 私は隠れるのが得意なわけじゃないから、見つかる前提でまっすぐ向かって相手の目を引くようにするよ。
ウォーリアのアルベルト=V=シュタールシュヴェーアトだ。 よろしくな。 俺が最後の一人か 今回は、コボルトのアーケインを仲間のアーケインで相殺したらリット君と一緒に突撃をしようと思っているぜ。 狙うは、コボルトキャスター・コボルトヒーラー・コボルトシーフだぜ。
わ、気づけば満員ですね! 成立しないかもと気を揉んでいましたが、無事に戦いに挑めそうでよかったです。 目標まで500メートル。これはだいたい100へクスです。 今の感じだと、アーケインを相殺して突撃な感じでしょうか。 リットさんもわかりやすい作戦ににっこり、かもしれませんね!
No.14
では、アーケインテンペストはレイヤさんにお任せします。 私は魔糸でスタティックフィールドの命中率を下げることにしますね。 その後は前述したように、投石兵および弓兵に注力しますので、コボルトヒーラー、コボルトシーフ、コボルトキャスターの元へ皆さんで向かって頂けると助かります。
私は2つ目アーケインとスタティック、あとは火力を持って行こう。射程内に入ったら数が多い所に範囲攻撃するよ。レイヤさんとは被らぬよう、声掛けする旨をプレイングに書いておく。 あとは、敵が劣勢を悟るのを遅らせるよう、投石を受けたら実際より痛そうな振りをしてみようと思うので演技と、ダメ元かつ焼け石に水だろうけど隠蔽をもっていくよ。スタート地点より少し先まで気づかれないならその方がありがたいし。追いかけるのは適材適所、頼れる前衛の皆さんにお願いする。 アーケインで相殺する際はぴったり重ねて全部消すのではなく、邪魔じゃない場所のは残るようにずらして置いたら、遠目では光ってるのが見えてすぐに無効化がばれなかったりしないかな? なんて思っているのだけど。
あと、アーケイン2つは購入できないようだった。残念。
ウォーリアのアーシェルだ。 出発前日だが参加させてもらった。 よろしく頼む。 スタティックフィールドが相殺出来るなんて知らなかった。 今回だけじゃなく後々にも活かせそうな情報を教えてくれてありがとな、レイヤ。 >リット 俺は一度依頼で会った事があるが、あまり詳しくは知らないな。 だが元気いっぱいで根性のある奴だと思うぜ。 リットにはシルクとアルベルトが同行するので合ってるか? 俺も近接職だし同行させてくれ。 リットが無茶しないように注意しつつ、余力があれば実戦経験を積ませて自信をつけさせてやりたいな。 移動力は憶測になるが2〜4の間だろうか。 アーケインの相殺が成功したら、リットに足並みを揃えつつも極力早めに接敵したい。 シルクと俺は移動力が4なんだが、アルベルトも装備を調節して移動力を上げてもらえると助かる。 >行動 リット、アルベルト、シルクと共にヒーラー、シーフ、キャスターを叩きに行く。 同じウォーリアでもアルベルトが攻撃特化型だから、俺は盾役として防御や生命を上げられるだけ上げとくな。 スキル構成はまだ考え中だが、破脚砕でキャスターやヒーラーの行動を阻害したり、万が一シーフが逃亡した時用に射程攻撃の衝撃刃を持っていく予定だ。 >ドローミ リヴァースオブヴァイタルを事前にリットに使ってくれると助かる。 怪我が完治してないまま戦うのは本人も不安だろうしな。
悪い、相殺できるのはアーケインテンペストだったな。 >劣勢を悟られないように わざと撤退して相手を誘き寄せる手は良く聞くが、その隙にシーフやキャスターに逃げられる可能性もある。 ロドリックが挙げてくれてるように苦戦してる素振りをして油断を誘うのが有効で安全そうだ。 >アーケインの偽装 これもすごくいいな。 敵の油断を誘えると思う。
いつの間にか人数が揃って成立、満員になってたんだね。よろしく! 移動を5にして、シーフにも追随できるようにしておいたよ。 あとはスタティックフィールド対策のサルベーションと、シルクさんの後に使うレゾナンス・オブ・ヴァローを持っていくよ。
>トゥーリ 移動力5はすごいな。 シーフが逃亡したら俺も衝撃刃で攻撃するつもりだが、トゥーリに追いついてもらえると思うと心強い。 >優先順位 読み落としていたらすまないんだが、キャスター、ヒーラー、シーフはどいつから優先して倒すか決めておいた方がいいよな。 シーフの逃亡に注視しつつ、全員で攻撃して厄介な敵から短期で倒していくか、対キャスターと対ヒーラーに分かれて同事に叩くか、どちらがいいだろうか?
プレイング送信しました リット君の返答有りませんでしたが 以前の輸送任務(薬や甘味)の時は、移動4程度を記憶しています 現在、鋼の盾を装備して貰っているので移動3くらいかなと >アルベルト殿 先日の書簡でも伝えましたが、馬車猪MSの場合プレイングで伝えていくのが良と思います。 今回はアルベルト殿の動きを見習えと(いう趣旨で)書きましたので 工夫してみてください