【大変動】ゴブリン・ダークコロシアム

おおくまねこ

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シナリオID:793

オープニング

●闇バトルをぶっつぶせ
「またブラックデスのイメージアップに繋がる新しい依頼が来てるぜ。なんでも、『ホワイトライフ』の違法賭博場をぶっ潰して欲しいとさ。依頼人は匿名希望の善良な一般市民だ」
 ゴールディの冒険者ギルドにて。マスターのゴブリンは一枚の依頼書をテーブルに放り投げた。
 
 ホワイトライフとは、ドン・ゴーフル率いるマフィア『ブラックデス』と敵対関係にあるマフィア組織だ。マダム・バタフライ率いる連中はカジノや夜の飲食店などを生業にしている。噂では、ドラッグにも手を出しているとか。
 マスターがそういった説明を滔々と語ると、「この店のマスターはヤクザ者だったのか……」という視線がマスターに集まった。

「……俺は別にブラックデスの構成員ってわけじゃねえんだがな。ゴールディ最大の権力者、ゴーフルは今、帝国の領土奪還に都市を挙げて支援する姿勢を見せてる。もしホワイトライフやレッドブーツあたりがゴールディの支配者になっちまったら、帝国奪還計画も遅れちまうだろう。それもつまんねえから、ウチではブラックデスのイメージアップに繋がる依頼を優先的に斡旋してるのさ。んじゃ、本題に戻るぞ」
 そう釈明すると、マスターはテーブルに置いた依頼の補足資料を片手に、依頼詳細の説明に入った。
 
「さっきも言った通り、今回の仕事は違法賭博場の摘発だ。なんと、『ホワイトライフ』の奴らが殺し合いを見せ物にして賭けをしてやがるらしい。もちろん、違法行為だ。奴ら、ドン・ゴーフルへの嫌がらせの為にそこまでしやがるとはな」
 マスターは深くため息をついた。ホワイトライフやレッドブーツといったブラックデスと対立しているマフィアたちは、ここ最近のゴールディの采配が気に入らず、彼の求心力を低下させる為にゴールディの治安を悪化させるようと様々な悪事を手下に働かせているのだ。今回の違法賭博の件も、そういった嫌がらせの一環なのだろう。

「闘士(グラディエーター)として戦わされてる連中はヤバいとこから金を借りちまって借金が返せなくなっちまったゴブリンとか、難病で倒れた娘の医療費に大金が必要な奴とか、捕まった他のマフィアの下っ端とか.……弱みを握られてる連中ばかりだ。……まあ一匹、性質(タチ)の悪りぃ殺人鬼も混ざってるみてえだが。
 街中じゃすぐ見つかっちまうから、試合には街の外にある遺跡を使ってやがるらしいな」
 違法賭博は街の郊外にある、円形闘技場(コロシアム)型の遺跡で行われている。ブラックデスは、次の開催日時の情報も掴んでいるらしい。

「違法賭博……つまり闇バトルを仕切ってるのは、『クィーク』って名前のゴブリンだ。そいつさえ捕まえちまえば、あとの事はブラックデスの連中がやってくれるだろう。できれば客や下っ端も捕まえたいとこだが、さすがにお前らだけで全員は難しいだろ。元締めのクィークさえ逃がさなきゃ、雑魚は最悪全員逃がしてもいい。そういう手筈で頼むとさ」

 今回の依頼では、ホワイトライフと敵対しているブラックデスからのサポートも受けられる。闇バトルの選手斡旋を行っているブローカーとの接触や、客として会場に潜り込むのもサポートしてくれるそうだ。

「会場になだれこめば、ほぼ確実に現地にいるホワイトライフの連中とドンパチになる。でも、お前らならなんとかなるだろ? じゃあ、頼んだぜ」

解説

 目標:ホワイトライフの闇賭博場の壊滅。  舞台:ゴブリン自治区ゴールディの外れにあるコロシアム型の遺跡。  時間帯:深夜。    闇バトル賭博場を壊滅させる為、賭け試合の現場に踏み込み、元締めのホワイトライフ幹部を捕まえましょう。正面からカチこむ、選手として潜り込む、客として潜りこむ、など、手段は自由です。  客か選手として潜り込む場合、ブラックデスのツテでスカウト屋との接触や入場チケットの手配はなんとかなります。  とりあえず主犯のクィークさえ捕まえてしまえば、違法賭博の解体作業はブラックデスがやってくれます。ホワイトライフの下っ端や違法賭博に興じる観客もたくさん捕まえるほど、こちらに有利に働くでしょう。 ●登場NPC  ゴブリン闘士……数名  授恵者ではないゴブリンの闘士です。剣や斧などの武器を持たされ、殺し合いをさせられています。試合が進むと怪我人や、最悪死人が出るでしょう。  ●『闇賭博の王』クィーク  賭博場を仕切っているホワイトライフの幹部です。腕っぷしは大したことありませんが、一応授恵者です。  コロシアムの観客席の最上段でふんぞりかえっています。闇賭博を壊滅させる為には彼の捕縛が絶対条件となります。 ※殺してしまうと尋問出来なくなるので依頼は失敗になります。 ●『用心棒』ジャンゴ  クィークの用心棒です。レベル30の冒険者と同等の実力を持つウォーリアです。忠誠心は厚く、冒険者の襲撃があれば、主人を逃がす為に尽力するでしょう。 ●『癒し手』マリリン  闘士たちの治療担当のゴブリナヒーラーです。コロシアムの内側にある医務室(というほど大層な設備ではありませんが)にいます。ホワイトライフの構成員ではなく、借金のカタとして働かされている授恵者です。 ●『狂い牙』のブライアン  ホワイトライフに所属するマフィアにして、シーフのクラスの闘士です。多くの闘士が無理矢理戦わされている中、こいつは『公然と人殺しができるから』という理由で戦っている殺人狂です。 全試合KOで勝利している強者で、彼の試合は観客からも人気があります。 ●ホワイトライフのマフィア……約20体  コロシアムの警備についているゴブリン・マフィアたちです。3~4体の授恵者が混ざっています。 ●観客たち……約10名  違法賭博に興じるゴールディの市民たちです。客席にいます。  違法賭博をしているので彼らも犯罪者ですが、殺してしまうと後々まずいかもしれません。

マスターより

 こんにちは。おおくまねこです。本シナリオは『大変動』連動企画の一シナリオとなります。ドン・ゴーフル率いるブラックデスのイメージアップの為、ゴールディの治安維持に関わる依頼が舞い込んできました。 人(だいたいゴブリンですが)の弱みにつけこみ、殺し合いをさせて見世物にしている悪辣なホワイトライフの闇闘技場をぶっつぶしてしまいましょう!  もちろん、本シナリオが成功すればブラックデスポイントが増えます。ご興味がありましたらよろしくお願いいたします。

リプレイ

●闇闘技場潜入会議
「匿名希望で善良な市民とか笑わせるじゃねえか。まあ仕事なら何でも構わねえけどよ」
 アーテミシアは冷笑した。ギルドの仲介屋(マスター)は一般市民からの依頼だと言っていたが、アーテミシアのカンでは、今回の依頼人は一般市民などではなく、強力にバックアップしてくれるというブラックデスそのものだと睨んでいる。
 一般市民からの依頼ということにしたのは、マフィア同士の抗争の代行ではなく、あくまで治安維持の為のまっとうな依頼だということにしておいた方がギルドにとっても、ブラックデスにとっても都合が良いからだろうか。

「選手役もいるだろうし、全員集合して細かい打ち合わせってのは、後じゃ無理だな。ホワイトライフに気取られるかもしれねーし。大まかな打ち合わせは先にしとこうぜ」
 ハヤト=ガラン=ヴォルファングの言葉に頷く。今回の依頼は潜入作戦だ。正面からカチコミするよりは、選手か客としてこっそり潜りこむ方が利口だろう。
「アルバイトとして潜り込むっていう手もあるわ。依頼人……じゃなかった、ブラックデスと応相談だけど。私はホステスに成りすますつもりよ」
「私も踊り子として客席に潜り込みますね。うまくいけばクィークに自然に接触できるかもしれません」
 フリーダ=ブロムヴィストとRe:Leeは美貌を活かし、女性スタッフとして潜入予定だ。うまくクィークに近づくには、やはり客席に潜んでおくべきだろう。フリーダは当初客役として潜入予定だったが、賭博場の客が踊り子衣装というのは不自然なので、Re:Leeと同じくアルバイトスタッフとして潜入することにした。

「俺も客の奴隷ってことにしとくよ。誰かご主人様役やってくれないか?」
「あ、じゃあ俺と組もうぜ。俺は実際に金を賭けて観客連中から色々聞き出してみようと思う」
 ギャメルとマツリ・ティティアナは客として潜入することを志願し、これで六人全員の潜入経路が決まった。冒険者達は大まかな作戦を決めた後、各自、仲介屋に接触する為に散っていった。

●潜入~アーテミシアとハヤトの場合
「どんな売り込みするか知らねえけど常識的な範囲にしてくれよな。アマゾネスとか抜かしたらマフィアより先にぶっ飛ばすぞ」
 アーテミシアはブラックデスの情報屋の伝手で接触した闇闘技場の仲介屋と会っていた。とりあえず、潜入は問題なさそうだ。とはいえ、変な肩書で戦わされるのはカンに触る。アーテミシアは仲介人にしっかりと釘を刺した。
「お、おう、もちろんさ、へへへ」
 仲介屋は『サウゼル大樹海の奥地で発見された蛮族の女戦士!』と書かれた紹介状をそっとしまった。命は大事にしたいのだ。
「じゃあそうだな……アンタは一攫千金を夢見てゴールディに流れ着いた流浪の戦士ってことで頼む」
「ああ、わかった。その設定なら構わねえ」
 闇闘技場の選手の大半はマフィアに唆され、不本意ながら戦わされていると聞く。なら、自分も騙されていることにする方が自然かもしれない。アーテミシアは仲介人の提案を承諾した。

 一方、ハヤトの方では。
「俺は博打で拵えた借金のカタに売り飛ばされたかわいそうなゴブリンってことにするぜ。名前は……本名だとホワイトライフに気取られる可能性があるから、適当にリングネームで頼むぜ」
「おう。任せとけ」
 ハヤトは全身を塗料で青く染め、別人ならぬ別ゴブリンへと変装していた上で闇闘技場の仲介人と接触していた。わざわざ姿と名前を変えているのは、ハヤトの血縁者が『ヴァイオレットレオン』という名のマフィア組織のボスであり、授恵者である自分がホワイトライフにマークされている可能性があるからである。
(ホワイトライフの奴等も碌でもねぇ商売しやがるな……見てやがれ。絶対に尻尾を掴んでやる)
 
●潜入~Re:Leeとフリーダの場合
「にしても……ちょっと人手不足すぎなくない? 仕方ないけど……これでなんとかしろはなかなかキツいわよ」
 ホステス風の衣装に身を包み、闇闘技場に潜り込んだRe:Leeはぼやいた。
 授恵者とはいえ、たった六人で三十人近い数のマフィアのナワバリに飛び込んで敵の親玉を捕まえてこいとは。目的自体は倫理的な内容とはいえ、とんだ鉄砲玉気分である。
「まあぼやいても仕方ないか。引き受けた以上、親玉(クィーク)はきっちりとっちめてやるわ」

「弱みに付け込んで闘技場で戦わせるなんて酷い所業です。必ず開放しましょう」
 同じくアルバイトとして闘技場に潜り込んだフリーダはホワイトライフ達の悪行に憤っていた。
 彼女にたまにお告げをくれる神(たぶん)も、「まるでブラックキ=ギョウだぁ…滅ぼさなきゃ」となにやら使命感に燃える様子で告げてきた。フリーダは、「この闇闘技場は今夜限りで終わらせてやるのだ」というやる気に満ち溢れていた。
「……そういえば潜入して何とかするというのは初めてな気がしますが、大丈夫でしょうか?」
 踊り子のような露出度の高い衣装に身を包んだフリーダは不安そうにあたりを眺めた。
 今回は踊り子として潜入するのですという神のお告げに従い、Re:Leeと同じくセクシーな衣装を用意してきた。ゴブリンに異種族の色仕掛けが通用するのか、という点においては、ゴブリナを母に持つハヤトが自分(とRe:Lee)のセクシー衣装にしっかり鼻の下を伸ばしていたので大丈夫だと思う。
「チラチラ見られてるし、大丈夫よ」
「恥ずかしいですが、仕方ありませんね……」

●二人の試合
「はっ!」
「げふっ!」
 ハヤトの短剣が唸り、ゴブリンの闘士をKOする。闘士と呼ばれてはいるが、相手は喧嘩慣れした一般人レベル。授恵者で構成された傭兵団長の頭を務めるハヤトにとっては赤子同然だ。本来彼は二刀流だが、利き手を使うまでもない。
「よっと」
 あえて攻め手を緩め、敵と鍔迫り合いに持ちこむ。そのまま相手の武器を弾くことも簡単だが、ハヤトは小声で相手に耳打ちした。
「俺は冒険者だ。今夜お前らを解放してやる。大人しくやられたフリをしてくれ」
「わ、分かった」
 相手のゴブリンが小声で返答した後、ハヤトはゴブリンの腹に軽く短剣を叩き込んだ。相手のゴブリンはわざとらしくばたりと倒れ、気絶した演技をした。……どうやらバレてはいないようだ。ハヤトは汗を拭った。
 ハヤトは、無傷のまま順調に試合を勝ち抜いていった。実力差は圧倒的だったので、相手にトドメを刺す時は全て峰打ちか談合にしている。ハヤトの真の敵は哀れ闘奴である彼らではない。客席でふんぞり返っているクィークとその手下達である。
「強え! まるで鬼だ!」
 ハヤトはそのうち、観客達から『青鬼』と呼ばれるようになっていた。

「ふん!」
 アーテミシアは盾で敵の棍棒の攻撃を受け止めると、斧を敵に向かってぶんと振り下ろした。だが、その直線的な軌道はあっさり読まれ、対戦相手のゴブリンはその斧を盾で容易く受け止める。すかさず反撃アーテミシアは皮一枚で胴を裂かれ、顔を歪めた。
(手加減しながら戦うってのはけっこう面倒だな)
 圧倒的な強さで勝ち上がっていくハヤトに対し、アーテミシアは相当な手加減をし、逆転勝ちを意識して戦っていた。これは「敵は叩き潰す」が信条も彼女としては相当珍しいことだ。彼女もハヤトと同じく、闘士達は真の敵ではないと考えていたのだ。
(それに、塩試合で客がしらけるのも都合が悪いしな)
 その気になれば一合目で相手のガードごと吹き飛ばしてKOできるのだが、あまりにも目立ってしまえば最悪、ブライアンではなくハヤトとかち合わされる可能性もある。それは避けたかった。
 本日何人目かの闘士を盾で殴って昏倒させた後、アーテミシアは上機嫌で試合を眺めているクィークを睨み付けた。
(オレの『敵』は闘士(こいつら)じゃない。おまえらだ)

●臨時雇いのホステスさん、がんばる
「姉ちゃん、お酒お代わりな!」
「はいはい、ただいま。シャンパン入りま~す♪」
 Re:Leeはホステスになり切り、観客達に酒を給仕していた。酒はアルコール度数の高いものをお勧めし、酔いが回るのを加速させる。いざ本番という時、六人では観客の捕縛までは手が回らない可能性が高い。そこで、少しでも多くの客を酔いつぶれさせて行動不能にさせておこうという作戦なのだ。
(早くクィークから指名入らないかな……)
 さらにRe:Leeはクィークの目に留まるように近くをウロウロし、胸の谷間や尻を見せつける。プロポーションには自信があるのだ。

「おい、そっちのゴージャスな髪のねーちゃん、こっちもお酌してくれ」
 そうこうしている内に、ついにクィークから声をかけられ、Re:Leeはほくそ笑む。
「ご指名ありがとうございまぁす♪ リリィでぇす。よろしく♪」
 Re:Leeはお尻を振りながらクィークに駆け寄っていった。

●ゴールディの闇と敬虔なる神の信徒
(ゴールディじゃ金のねぇヤツは立場が弱い。だからってこんなひでぇことするなんて……)
 首尾よく闇闘技場に客として潜り込んだギャメルは、同胞が傷付いて行く姿に顔を歪めていた。
 ギャメルの家も決して裕福とはいえない家だったが、亡き母や周りの人々に恵まれていたおかげで、借金のカタに売り飛ばされたり、危険なことをさせられたりはしなかった。
 ここの闘士達と比べれば、自分は本当の辛酸を知らずに済んだぬるま湯育ちのガキだと感じていた。
 既に今夜の試合は始まっている。下のコロシアムでは、明らかに戦い慣れしていない素人ゴブリン達が棍棒と安物の盾を手に、命がけで殺し合いをしていた。いや、させられているのだ。
(下に降りられるならすぐにヒールしてやるのに……)
 一瞬、そんな考えがよぎったがギャメルはその考えを頭の中から追いやった。今の自分は『意地悪な主人に見せしめ的に違法賭博の観戦を命じられた新人奴隷』だ。そんなことをすれば潜入作戦が台無しになってしまう。

「クソッ! アイツ負けやがった!! ふざけんなよちくしょうが!」
 一方、ギャメルの御主人様役として客席に潜入していたマツリは拳を握り、熱狂するフリをして場に溶け込んでいた。時折ギャメルに付けた首輪の鎖を無意味に引っ張ったり、賭けで外れて八つ当たりをしているフリをしてギャメルをぶん殴ったり(さすがに手加減はしている)と、いかにも私はあくどい金持ちでございますとアピールすることも忘れない。
 ちなみに彼は実際に金を賭けているが、闇闘技場は今日で廃業予定なので恐らくBETした金は払い戻しになるだけであろう。
 
(我が神の住む砂漠の楽園への一歩を目指して今日も一日一善! 先輩よろしくたのんます!)
 だが、それらの行為の全ては彼が信じる神への献身なのだ。マツリは神への献金を増やし、神の住まう「砂漠の楽園」の実現する為にこうして冒険者稼業に励んでいるのであった。
 ちなみに彼の神は賭け事を容認しているらしいので、もしそれを咎められれば、彼は笑顔でこう答えるだろう。
「賭け事は悪だって? えー……我が神が賭け金の奉納はオッケーっつったんだからもちろんいいんです」

●クィークとジャンゴ
「お姉さんの体、柔らかそうだね~。抱きつきたいなあ」
「やぁん、エッチ♪」
(コイツがクィーク……あと用心棒のジャンゴね)
 Re:Leeは鼻の下を伸ばしているクィークに軽くビンタをかましながら、値踏みするように標的の顔を見た。見た目は小太りのチビゴブリン、といったところだ。さほど鍛えているようにも見えない。たっぷり酒を飲ませてやれば、こいつを捕まえるのは容易いだろう。
「……」
 ジャンゴの方はやはりというべきか、酒を勧めても一滴も飲まず、Re:Leeの肉体にも興味を示さず、無言でクィークの隣に立っていた。こいつはきっと自分よりも格上だ。クィークに危険が迫れば、即座に腰の太刀を抜くだろう。
(こいつがいなければクィークをしばいて終わりなんだけど、そう簡単にはいかなさそうね……なんとか隙を作らないと……)
 Re:Leeは鎧は身に着けていない。ホステス衣装の下に着こむのはさすがに無理があったからだ。その代わり、武器である魔導書は今は手元には無いが、念動力ですぐ引き寄せられるような位置に隠してある。とはいえ、さすがに鎧無しで熟練ウォーリアと切り結ぶのは遠慮したい。
 Re:Leeは内心の緊張を隠したまま、クィークに酒を勧め続けるのだった……。

●フリーダのお色気大作戦
「ねえ、そこのイケメンホブゴブリンさん。私と二人だけの場外乱闘をしませんか?」
 アルバイトスタッフとして施設の内側に潜入したフリーダは豊かな胸を見せつけるように腕を頭の後ろで組み、ホブゴブリンのマフィアを誘惑した。フリーダは元来純朴な娘だが、「おっぱいは種族を超える」という、神の啓示に従ったのだ。
「へへへ、いやらしい体で誘いやがって……俺は緑色の肌のゴブリナが好みなんだが、まあたまにはヒューマンでもいいか。その決闘、受けるぜ」
「じゃあ、ちょっとこっちの影でお願いします」
 フリーダの色気に当てられたホブゴブリンは鼻息を荒くし、フリーダに誘われるままに物陰へとついてきた。フリーダは周囲の目がないのを確認すると、すかさずホブゴブリンに腹パンした。
「な、なぜだ……」(ガクッ)
「ごめんなさい。今回は潜入のお仕事なので。……すみません、ここに倒れてる人がいます! 医務室はどちらでしょうか?」
 フリーダは気絶したホブゴブリンを担ぎ、医務室へと向かった。

●黒い交際
「へい、お兄さん。俺初めてなんだけど、おススメの選手とか教えてくれませんか? 一杯驕りますので」
 マツリはアルコール度数の高い高級酒のボトルを持ち、他の観客達と接触を図っていた。
「おお、君は今夜が初めてなのかい。いやあ、高価な酒をかたじけない。お礼に私がこれまで集めたデータを教えてやろう」
 マツリに話しかけられた人間の客は、上機嫌でこの闘技場の選手について語ってくれた。一番強いのはやはり『狂い牙』ブライアンらしい。
「だが、今夜デビューした『青鬼』もなかなかだな。彼はきっと伸びるぞ。ブライアンとやり合う時が楽しみだな!」
「なるほどー。ところでこの闘技場、官憲にバレた時の逃走経路とかどうなってるんです? どっかに非常口か何かあるとかですか?」
「ハハハ、ホワイトライフが睨みを利かせているから官憲なぞ来ぬよ。だが、闘奴の反乱とかはあるかもしれんな。そういった時に為、客席のどこかに秘密の通路がある、という噂は聞いたことがある」
「へえ、その話、詳しく聞かせて下さいよ」

●『狂い牙』ブライアン
 ハヤトとアーテミシアは順調に試合に勝ち残った。殆どの試合が消化された頃、ホワイトライフ達はブライアンの専用控室にて、今夜のメインイベントである、ブライアンの試合について話しあっていた。
「ブライアン様。今夜はどなたと戦われますか? なかなか強者の新人も来ておりますが……あの青ゴブリンなら、貴方といい勝負もできるのでは?」
「冗談はよせよ。俺は強敵と戦いたいなんてバトルマニアじゃねえ。俺はただ、弱い奴をぶっ殺したいだけなんだ」
 期待の大型新人『青鬼』と戦うのか、と期待まじりに問いかけた司会役のマフィアの問いかけを、ブライアンは一蹴した。彼はこの闘技場で無敗を誇る最強の闘士だが、ブライアンは戦士の誇りなど微塵も持ち合わせていない。勝てる相手としか試合を組まれないがゆえの「最強」なのだ。
「おや、それは残念。では、どなたと? 貴方好みのエルフの新人選手もおりましたが……」
「そうだな。エルフ狩りってのは悪くねえ。俺の相手はあのエルフで頼むわ」
 ブライアンはニヤリと笑いながら言った。
「畏まりました。ではそのようにクィーク様にもお伝えします」
 司会役は恭しく礼をした。
「ククク……今日もギャラリーをたっぷりと沸かせてやるぜ」

●マリリン
「マリリン先生、この人が廊下で寝てました。ここに置いて行きますね」
 フリーダが自分でぶん殴って無力化したゴブリンを担ぎ、医務室に駆け込むと、そこにはたくさんの負傷者が転がっており、やつれた様子のゴブリナが一生懸命負傷者達の手当てをしていた。
「ただの酔っ払い? 命に別状がないなら適当に寝かせておきなさい」
 マリリンは疲れた声でフリーダに返事をした。しかし、直後にフリーダの不審な点に気付く。
「あなた、どうして私の名前を?」
 フリーダは腹パンゴブリンをそっと床に降ろすと、マリリンに小声で話しかけた。
「私は冒険者です。この闇闘技場をぶっつぶしに来ました。仲間もいます。どうか、クィーク捕縛に協力してくれませんか?」
 
●秘密の通路
 フリーダがマリリンに接触している頃、アーテミシアは休憩時間を利用して施設の内部を歩き回って情報収集をしていた。
(隠し通路とかあるんじゃねえか? クィークや観客共に何かあった時の為によ)
 アーテミシアは看破と透視のスキルを駆使し、くまなく壁を探していた。自身のカンが正しければ、クィークの席の近くに繋がる緊急用の秘密の抜け道があるはずだ。
「……見つけた」
 透視で隠し通路を見破ったアーテミシアはニヤリと笑った。
 その後、人気のない所を歩いている闘士にこっそりと声をかける。
「オレ達はこの闘技場を今夜で終わらせる。アンタにも協力してほしい」
「わ、わかった。何をすればいい?」
 声をかけられた闘士達は、みな協力的だった。当然だ。みんな、彼らはみな、無理やり戦わされている闘奴なのだから。
「……に隠し通路がある。そこを通れないようにしててくれ。それだけでいい」
 
●交渉成立
「……何をすればいいの?」
 マリリンはフリーダに問い返した。どうやら彼女は乗り気のようだ。フリーダは安心し、自分の用意した作戦をマリリンに話す。
「私はこれからホワイトライフの連中を一人ずつ負傷者に見せかけてここに担ぎこんできます。今の人みたいに。その人達を隠して『行方不明』の状態にしておいてくれると助かります」
「分かった。そのぐらいならお安い御用よ」
「ありがとうございます。あと、もし青いゴブリンかアーテミシアさんがここに来たら、今のお話を伝えておいて下さい」
「OKよ」
 マリリンの協力を取り付けたフリーダは、さっきと同じように場外乱闘の誘惑で一人ずつ警備のマフィアを誘い出し、医務室に担ぎこんでいくのだった……。

●アーテミシアVSブライアン
「本日の最終試合! 『狂い牙』ブライアンVS、『逆転の斧』アーテミシア!」
 わあああああっ!
 待ち望んだブライアンの試合に、観客たちは歓喜する。しかも相手はここまで三連勝の新人、アーテミシア。ブライアンの圧勝を期待しつつも、もしかしたら番狂わせが起こるのではないか、という複雑な期待に観客達は胸を膨らませていた。
「勝てー勝つんだー! アーテミシア! お前に全額賭けてんだぞー!!!」
 拳を突き上げ、マツリは大声で叫んでいる。もちろん彼はアーテミシアに本当に有り金全部を賭けていた。彼の迫真の演技(?)に気付いているものはいないだろう。

「ククク……生意気な新人にここのルールを教えてやるぜ。超えられない壁ってものがあることをよォ」
 ブライアンは演出の一環なのか血に染まった赤い鎧を着ている。並の相手ならば、その異様な風体に委縮してしまうだろう。
「随分と血が臭うじゃねえか。趣味の悪い奴だぜ」
 アーテミシアは一歩も引かず、ようやく出会えた敵を睨みつけていた。

「試合開始ッ!」
 司会の声と同時に、飛び出したのはブライアンだった。
「そぉらっ!」
 ブライアンの牙たる双剣がアーテミシアへと走る。ダブルエッジ。アーテミシアは両手を十字に交差させ、籠手でブライアンの攻撃を受け止めた。
「何ィ!?」
 アーテミシアはニヤリと笑う。思った通りだ。シーフのクラスに属するのであろう、コイツの腕力では鍛え上げたウォーリアである俺の防御を破れない!
「オラァっ!」
 アーテミシアは斧を振り上げ、ブライアンの脚へと力任せに叩きつけた。
 破砕脚を受け、片膝をつくブライアンに対し、アーテミシアは斧の切っ先を向けて言い放つ。
「どうした、チャンピオン。試合は始まったばかりだぜ」

●決行
 今だ!
 アーテミシアが起こした番狂わせに、観客達も、クィークも、そして用心棒のジャンゴさえも完全に闘技場に集中していた。その隙を突き、冒険者たちは今こそクィーク捕縛作戦を行動に移す!

「クィークちゃん、こっちを見て♪」
 クィークの膝の上に座っていたRe:Leeは仲間の位置を確認した後、念動力で隠しておいた魔導書を引き寄せながらクィークの顔を覗き込んだ。ヒュプノシス。瞬間催眠術をかけて、クィークを無力化し、そのまま光縛呪にかけて無力化する!

「!? 曲者!? まずい! クィーク様に手出しはさせん!」
 ジャンゴはクィークの肩を叩きながら、即座に剣を抜いた。だが、ブライアンの負傷に気をとられ、反応が遅れたジャンゴは行動が遅れ、冒険者達の先制攻撃を許してしまった。

「お前の相手は俺だー!」
 足元に隠していた鉄の斧を掲げながら、マツリは大声を上げてジャンゴにシーザーロアを叩きつけた。仲間達がクィークを捕縛するまで、こいつの注意を引き付ける。佇まいからしてジャンゴは格上っぽい相手だが、クィークさえ押さえてしまえばあとはなんとでもなる!
 冒険者たちの突然の凶行にたちまち周囲は騒然となり、観客達は悲鳴を上げながら我先に逃げ出そうとした。

「こっちは開戦した! そっちのタイミングで流星射で一掃してくれ!」
 ギャメルはマジカルポケットに収納していた自身の祭刀を取り出しつつ、闇に向かって叫んだ。そこには誰もいない。伏兵がいると見せかけて敵の注意を分散させるためのフェイクだ。
「貴様ら、ブラックデスの鉄砲玉か!? 野郎共、出会え、出会え!」
 冒険者達に一瞬、遅れ周辺にいたガードマンたちは主を守るべく、鉄火場へとなだれ込んできた。
「ジャンゴ! そいつらを殺せ! 絶対に私に近づけさせるなッ!」
 クィークは裏返った声を上げ、千鳥足でその場からの逃走を図った。

●バックヤードでの戦い
「おい、マリリン! これはどういうことだ! てめえ、裏切りやがったな!」
 上で冒険者達が暴れ出した頃。数名のマフィアに取り囲まれ、マリリンはうろたえていた。そう、フリーダが担ぎこんだマフィアを匿っていたことが、露見してしまったのだ。短期間にあまりにも多く見張りが消えたことを不審に思ったマフィア達が密かに調べていたらしい。
「こ、これは……!」
 言い訳を考えるが、十人近いマフィアが医務室に担ぎ込まれたにも関わらず、それを黙っていたことに対するナイスな言い訳などそうそう出てこない。マリリンはただ、黙るのみだった。

「てめえ、ここで働かせてやってる恩も忘れやがって! ボス《マダム・バタフライ》の前に引きずり出してやる! いや、その前に今ここで――」
 その言葉を聞いた時、マリリンの中で何かが切れた。

「働かせてやってる!? こんな人殺しの片棒を担がせるような真似をさせて! アンタたち、何様のつもりなのよ! あのオカマ野郎もクィークもくたばってしまえ!」
 もはや感情を抑えられなくなったマリリンは涙ながらにまくしたてた。どうせここで終わりなら、言いたいことは全部言ってやる。
「てめえ! 家畜の分際で! 身の程を教えてやる!」
 激昂したマフィアが剣を抜きマリリンに詰め寄ったその時だった。
 ドガァ!
「なんだっ!?」
 その時、轟音と共に医務室の壁がぶち破られ、二つの影が医務室に飛び込んできた。
「身の程ね……俺達にもぜひ教えてくれよ」
 あっけにとられるマフィア達に、飛びこんできたハヤトは不敵に笑った。
「マリリンさん、遅くなってすみません」
 盾で壁をぶち破ったフリーダは、マリリンへと優しく微笑んだ。

●
「……始めやがったな」
 アーテミシアはブライアンと対峙しながら一瞬だけ観客席の方を見た。上ではマフィア、観客たちが大騒ぎをしている。どうやら目の前にいるやつをぶっとばすのが今回果たすべき役割のようだ。
「くそ……! てめえ、授恵者か! さっきまでは手を抜いてやがったな!」
 再びダブルエッジで襲い掛かりながら、ブライアンが毒づく。アーテミシアはその双剣を盾で難なく受け止め、破砕鎧を叩き込んだ。鎧をブチ抜いた衝撃であばらにヒビが入り、再びブライアンの顔が苦痛に歪む。

「くそっ! ここで何が起こってやがる!? てめえは、一体……」
「さあな。説明してやる義理はねえ。とっとと失せろ」
 一瞬で間合いを詰めたアーテミシアはブライアンに強打を叩き込み、ブライアンを叩き伏せていた。

●大捕り物の結末
「喰らえ、ジャンゴ!」
 ギャメルはジャンゴに向かって光縛封を放った。ブラックデスからの情報によると、ジャンゴはウォーリアだという。ならばジャンゴを光縛封に閉じ込めてしまえば、こちらが圧倒的に有利になる!
「何ッ!?」
 ジャンゴの足元から光の六角柱が立ち昇った。ジャンゴは壁に向かって剣を叩きつけるが、無駄だ。この光の檻は一切の物理攻撃を寄せ付けぬ封印結界。如何に個人での実力がこの場の冒険者の誰よりも優れていようとも、剣では突破できない!
 Re:Lee はフリーダにトルネードウォールを掛けた。マフィア達の中には飛び道具を持っている連中もいる。警戒を怠って損はないだろう。

「クィーク、逃げられると思うなよ!」
 マツリはチャージングで加速し、クィークの背中に追いついた。彼の戦術眼が囁いている。ジャンゴはすでに封殺されている。あとはこいつをふん縛ればゲームセットだ! マツリは速打を放ち、クィークの背中を思い切りぶん殴った。
「ぐべっ!」
 クィークはその一撃でダウンし、動かなくなった。授恵者とは思えないひ弱さだ。
「クィーク様ぁああああ!」
 光縛封の内側ではジャンゴが叫びながら暴れている。だが、攻撃魔法の心得のない彼にはどうしようもなかった。
「おい、コイツを殺されたくなかったら投降しろ!」
 マツリはマフィア達を威嚇してみるが、マフィア達は止まる気配がない。ジャンゴとは違い、クィークへの忠誠心はあまり無いようだ。

「仕方ありません。もうひと暴れしましょう」
「だな。我が神の名の元にこいつらも救ってやらないと! 殴ればたぶん改心する!」
 冒険者たちは襲い掛かってくるマフィア達を蹴散らした。

「おい、ジャンゴ。武器を捨てて投降しろ。もうお前に勝ち目はない」
 あらかたのマフィアを倒した後、ギャメルは光縛封の中にいるがゆえに未だ無傷のジャンゴに対し、投降を促した。
「……分かった。その代わり、クィーク様の命は保証しろ」
「いいよ。私達はマフィアじゃないし。命まで取る気はない。ブラックデスにも口添えぐらいはしといてあげる。みんなもいいよね?」
 Re:Leeの問いに、冒険者達はみな頷いた。

●エピローグ
 冒険者達の活躍により、主犯のクィーク、ジャンゴ、ブライアンは捕縛され、現場にいたクィークの部下達も八割が捕縛された。観客達の方はというと、Re:Leeとマツリに酔い潰され、居眠りしたり転んでいたりした者が数名捕まった。
 かくして、ホワイトライフが密かに経営していた忌まわしき闇闘技場は、解体を余儀なくされたのである。

「神を崇めましょう! 神を讃えましょう! 信じる者はいつか砂漠の楽園に招かれるのです!」
「「神を崇めよ! 神を讃えよ!」」
 ちなみに、今回解放された闘士(ゴブリン)達の間では、なぜか謎の砂漠の神信仰が流行ったとか……。

マスターコメント

 無事にクィークを捕縛し、結果は成功です! ジャンゴは光縛封が綺麗に決まりましたね。クィークの肩叩くぐらいしか仕事しなかった……(笑)ブライアンも相手が硬すぎた……。   リプレイをお楽しみ頂ければ幸いです。またご縁がありましたらよろしくお願いいたします。
ショートEX

ショートEX普通 報酬:多い6 / 6〜10人

2021年04月26日 02時14分46秒 公開

成功

相談掲示板

  1. マツリ・ティティアナ

    どうも、ウォーリアのマツリだ。よろしく頼むぜ。 ゴブリンたちの信者を増やせば、砂漠の楽園への一歩にまた近付く気がする。 オレは客か選手として潜入したいと思うが、 他の皆の行動に合わせたいぜ。 ただ、聖職者としてあんまり戦闘は行いたくねぇな。 『癒し手』マリリンは構成員ではないみてぇだし、 説得すれば協力できるかもしれねぇが、 部下が逃げることを考えるとブライアンはできれば止めたいかな。ってところか。

  2. アーテミシア

    ウォリアーのアーテミシアだ。宜しくな オレは選手で行こうと思ってるぜ。とりあえずブライアンを何とかするか。 アレを残しておくと最悪口封じでクィークまで殺しかねねぇし 事を起こすならコイツの試合がいいかもしれねえな。

  3. ギャメル

    ヒーラーのギャメルだ。よろしく頼むぜ! 金のねぇヤツはこんな風に命を踏みにじられる……気の滅入る話だ……。 これからの作戦次第だが、弱みを握られた選手として潜り込むか正面からいくのが良いかな。客ってガラじゃねぇしよ。 用心棒のジャンゴもめっちゃ手練れのウォーリアでおっかねぇな!

  4. ハヤト=ガラン=ヴォルファング

    おーっす! ゴブリンのシーフ、ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! ホワイトライフの奴らはろくでもねぇシノギしやがって! 俺は選手として潜入してみるつもりだぜ! ジャンゴとブライアンを何とかする算段をたてねぇとだな…

  5. アーテミシア

    まあ一番の問題がジャンゴだろうなあ。 複数でかかるのが一番いいかもな。 とりあえずマトモに正面から行ったら足止め食ってる間に逃げられそうだな。 マリリンなら内部構造とか知ってそうだし、聞いてみてもいいンじゃねえの?

  6. ギャメル

    クィークは最上段にいるってことはジャンゴもその近くにいるってことか? 明言されてねぇんで決めつけはできねぇが主と用心棒が離れてるってのも妙な話だしよ。 ジャンゴはウォーリアで壁歩きができないってところが、つけ入る隙になるかもしれねぇな。

  7. マツリ・ティティアナ

    どんどん参加人数が増えてホッとしたぜ。 みんなよろしく頼みます。 お。 ハヤト様とアーテミシア様が選手で参加するならオレは客として参加しようかな。 賭け金も増えてついでに教導で信者増やして……ふはははは。 たしかにマリリンは知ってそうだな、 クィークが逃げるための隠し通路とかも把握してぇから、客として参加しつつ情報を集めていこうと思う。 ジャンゴの忠義の高さを考えると、 クィークを逃がすためにジャンゴが立ちはだかる!的な感じで二人が離れるタイミングがあるといいなぁ。 そしたら誰かが追いかけてクィーク捕まえてハイ終了、ってなるんだが。

  8. フリーダ=ブロムヴィスト

    ウォーリアのフリーダです。よろしくお願いします。 とりあえず客としての参加をと考えています。 客として闘技場の内部構造を確認しつつ、秘密裏に警備担当の処理をしていきたいなと思います。 事前にマリリンを説得できれば警備担当を医務室に閉じ込めていく事もできるでしょう。 警備が手薄になったタイミングで状況見てクィークの確保をと考えています。

  9. Re:Lee

    急に集まったわね リリィよ、よろしく ワタシ的には…乗り気じゃないけど店側として忍び込めないかなとか、ホステスというかバーメイドみたいな? クィークに近づけるのも容易になるから…いや、ちょっと危なすぎるかな? ホステスみたいなの? ちょっとまだ悩み中 とりあえずこんな感じかしら?(敬称略 客参加 フリーダ マツリ 選手参加 ハヤト アーテミシア 正面カチコミ

  10. ギャメル

    これ、上手くいくかわかんねぇし、客側の味方に協力してもらう必要もあるんだが……。 選手側のオレがコロシアムの主催者に命乞いして、客全体が残酷ショーを楽しむようなノリでオレとジャンゴで試合をするよう望んだら、クィークとジャンゴを離せるかも……? 客側参加者には、客全体を扇動するようお願いしてぇんだ。 上手くノセられるとは限らねぇ。 ジャンゴが試合を拒否したパターンも想定しとかねぇとな。

  11. ハヤト=ガラン=ヴォルファング

    さて、今んとこの面子だと警備のほうは何とかなるにしても用心棒のジャンゴを相手取るなら俺かフリーダが中心になって複数人で当たらねぇと厳しそうだな… ブライアンの方は試合で俺かアーテミシアで潰せるだろーしよ。 ギャメルも言ってるが恐らくは用心棒ってことならクィークの近くに控えてるんだろうから手間取ってっと逃げられる可能性が出るからな。 俺は一応【壁歩き】も持ってっから試合場から【疾風足】も使って一気にクィークの所まで駆け上がることは出来る様にしとくぜ。 それとジャンゴにはこっちの火力じゃ通らねぇ可能性も高ぇから【死齎刃】でジワジワと攻めれる様に準備はしてとくな。 とはいえキャスター陣には魔法攻撃で援護してもらっとありがてぇ。 ひとまず考えてんのはこんなとこだぜ!

  12. アーテミシア

    隠し通路はオレも探してはみる。透視と看破があれば隠れても見つけられるかもしれねえしな。 マフィアのゴブリンも放っておくと面倒そうだし、状況次第ではブライアンのケリが付いたらそっちに回るかもしれねえ。 ゴブリン闘士も説明次第じゃ手助けしてくれるかね

  13. ギャメル

    情報って大事だし、隠し通路や内部構造がわかると有利に事を進められそうだな。 クィーク捕縛を最優先に考えると、シーフみたいに颯爽と動けねぇオレは警戒されない範囲でなるべく近づいてる方がいいか。 選手のいる場所は最上段からは距離がありそうだし……。 オレは客用のチケットを手配してもらう。貧しい服装で客ってガラじゃねぇが、その辺りはなんか上手い言い逃れを考えとく! ハヤトやアーテミシアが事を起こすタイミングで、クィークかジャンゴに光縛封をかけようと思ってる。 客参加 フリーダ マツリ ギャメル 選手参加 ハヤト アーテミシア

  14. マツリ・ティティアナ

    ふーむ、よく考えると内部構造を知ってるのはマリリンもそうだが、 観客の中にもいるかもしれねぇな。 観客として混ざって酒を持ち込んで飲ませて盛り上げて ここの構造を知ってるだろう古株がいれば聞いてみる予定。 それに、コロシアムが盛り上がれば少しは警備が手薄になるんじゃないかなーと思ってね。 あとはさらに盛り上げるために賭けようと思う。 とりあえずそんな感じで書かせてもらうぜ。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0