ふわっふわのもっこもこ
さとう綾子
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シナリオID:770
オープニング
冒険者ギルドにその「ふわもこ」を抱きしめた少女が入ってきたのは、夕暮れ時だった。
「パパがまだ帰ってこないの」
泣きそうな声で少女は言う。
「いつものように、いつもの場所へ、草を食べさせに行っただけなのよ。なのに、まだ帰ってこないの」
場所を聞けば、危険な生物などは出てこないだろう近場だ。とは言え、人が帰ってこないのは放っておけない。何人かの冒険者が一緒に探しに行こうと席を立った。
「ところで、その抱きしめてるものは何?」
「ルリリリリという生き物よ。珍しい生き物でね、私たち家族はこれを飼って、その毛を刈って暮らしているの」
触らせてもらうと、ふわっふわのもこもこである。大きさは十歳くらいの子供が抱きしめて十分なくらいだ。まんまるな形をした生き物で、つぶらな瞳と小さな鼻と口が目の近くについている。ふわふわの尻尾もついている。手足はふわふわの毛の中に隠れていて、普段は転がって動くのだそうだ。
「草はルリリリリのご飯なの。お願い」
アンナ、と名乗る少女に案内され、冒険者たちは走り出した。
茜色の空がもうすぐ藍色に染まる頃、アンナの父親がいつもルリリリリを連れて来ている草地へとたどり着いた。
父親はいる。無事だ。アンナは泣きながら父親に抱きついた。
「パパ、心配したんだからね」
「いや、悪い。だがな……」
アンナの父親は草地を見渡した。
あたりいっぱいルリリリリ。
「今日に限って、あいつら帰ろうとしなくてなあ。集めるのを手伝ってもらえないか」
ルリリリリは転がって草地を逃げまわるため、何か策を考えなければいけないかもしれない。とは言え、捕まえればふわもこを堪能できる。ちょっとしたご褒美だろう。
逃げ回っているルリリリリは二十匹。捕まえれば、アンナの父親が持っている籠にぽいぽい入れていけばいいので、再度逃げることはない。
「手伝ってもらったらお礼に、夕飯くらいはご馳走させてもらうさ。エールの飲み放題だ」
「ママの作るお料理は美味しいのよ、今日はね、お肉の香草焼きなの」
アンナが嬉しそうに言葉を挟む。
かくて、ふわもこ「ルリリリリ」を捕まえる作戦が始まったのだった。
解説
マスターより
リプレイ
日が傾き始めた頃、ルリリリリ捕獲大作戦が始まった。
「ルリリリリ~」
「ルリリリリ~♪」
何故か本日はご機嫌なルリリリリたち。ふわもこな体で草地を転がりまくっている。
「ふわふわもこもこ! ルリリリリさんというのですか!」
エルナ・クルプファルツはその様子を見て思わず声を上げる。その横でルリリリリを観察しているのはフリーダ=プロムヴィストだ。
「ルリリリリという生物を見るのは初めてですが、とてもフワフワですねこれ」
そこにフリーダへ啓示がひらめく。
(「可愛さ全振りの生き物とかマスコット化待ったなし」とはありますが、どういう事でしょう?)
はて、と首を傾げるフリーダ。
ハリーヌ・ヨツユビも首を傾げるばかりだ。
「ルリリリリでございますか? 聞いたことのない動物でございますね」
見ればクリーム色のツヤツヤした長いふわっとした毛に覆われている。
「この毛が売り物になるのでございますか?」
「うん、そうだよ」
アンナが頷くと、ハリーヌは少し横を向いた。
(ククッ……きっとお高く売れるのでございましょうねぇ……)
可愛い鼻をひくひくさせてお金勘定をするハリーヌ。やる気がみなぎってきた。
かたや、発声練習をしているのは、マタリキー・T・ヒーローだ。
「ルリイイ……くっ、難しいすね。舌がまわる気がしねえす。こいつは強敵すよ……」
早くも額に汗をかいている。
さて、捕獲の方針としてはこうだ。
坂の下などに網などで罠を仕掛け、そこに誘引して順次捕獲。なにせ、転がって動くというから坂の上から追い詰めれば止まることはできないだろう。
「みんなで協力して捕まえますよ!」
エルナが言えば、フリーダも頷いた。
「早く捕まえてご家族を安心させたい所ですね」
そんなフリーダが罠の設置役だ。アンナの父親に大きなネットなど持っていないか聞くが、いつも使用しないので持ち歩いていないとのこと。
代用品として手持ちで用意したブランケットを使うことにする。同じく用意してきたロープ等でしっかりと固定し、受け止められるようにしておけば安心だ。
「罠の用意ができました」
フリーダが声をかけると、坂の上がなにやら賑やかで……?
「マ、マタリキー様……失礼ながら、臭うでございますよ!」
ハリーヌが鼻を押さえて逃げ惑う。さすがのエルナもそっと鼻を押さえて横を向いた。
「こんなときのためのスーパーめちゃくさいす」
マタリキーは胸を張る。
ルリリリリは毛がモコモコすぎるので視力とかにはあまり頼っていないと踏んだマタリキー。たぶん聴覚も毛のせいで音の感じがつかみにくいのでは……。
「というわけで、匂いがね。効くんじゃないかと思うんす」
マタリキーの予想としてはこうだ。
臭いマタリキーから逃げるルリリリリ。その方向には罠。罠の存在に気づいて逃げるルリリリリ。逃げる先に臭いマタリキー……。
「完璧な計画だけれども、少し離れてもらえたら嬉しいかな……」
「ええ、ええ。その臭いはあまりにもあまりでございますよ」
風下にも臭いが漂ってきてフリーダも鼻を押さえる。確かに臭い。
「まあ、とにかくやってみるす」
こうして、捕獲作戦が始まった。
●
罠の先にはフリーダが待機、来たルリリリリを落ち着かせることになっている。
エルナはエーテルリンクで繋がれたリスさんと協力してルリリリリを追い込んでいく。走るエルナから少し離れたところを走るリスさん。真ん中にはルリリリリ。
「た~べちゃ~うぞ~!」
なんてちょっと怖い声を出すと、ルリリリリはぷるぷるぷるっと震えた。
「ルリリリリ~!!」
坂道をころころ転がっていって、ぽふん、とブランケットに落ちていく。
「やったね、リスさん! 次もこの調子でいこうね!」
追いかけっこを楽しむような感じで走り回るエルナとリスさん。うまく挟み撃ちにして、他のところへ行かないよう、誘導しながら脅かしてみせる。
「おまえもた~べちゃ~うぞ~!」
「ルリリリリ~!?」
また一匹ころころころっとブランケットに落ちていった。そのまま勢い余ってエルナも仕掛けた布にダイブ!
ふわもこのルリリリリの中、柔らかい毛に包まれて幸せな気持ちになる。失礼して、一匹のルリリリリを抱っこしてみると、そのふわもこ具合に幸せが溶け出しそう。
「私はエルナって言うんだ。仲良くしてくれる?」
動物交感を使いながらそっとルリリリリを撫でてみると、ルリリリリは目をぱちくりさせた。
(まるで、「もちろんだよ!」って言ってくれてるみたい……!)
伝わってくる温かな気持ちにエルナは嬉しくなる。
「ありがとう、ルリリリリさん!」
ぎゅうっと抱きしめるとルリリリリも悪い気はしないらしい。嬉しそうな声で鳴いた。
フリーダも落ちてくるルリリリリたちが混乱しないよう、動物交感で落ち着かせていた。ルリリリリたちにしてみれば、ご機嫌に散歩していたところを急に追い立てられるのだから、混乱すること待ったなし。しかも捕まってしまうのだ。
不用意に暴れてルリリリリたちを怪我させるわけにもいかない。
啓示でも「説得できればウマ=アジなので説得しましょう。あ、戦闘はないので物理はいらないです」と出ている。
(……もう片方のスキルは使う機会があるんでしょうか?)
啓示に少し考えながらも、フリーダは落ちてくるルリリリリたちに動物交感を使いながら、落ち着かせようと柔らかな毛並みを撫でる。
「心配しないで。お家に帰るだけですよ」
ルリリリリたちからしょんぼりした気持ちが伝わってきた。まるでもっと遊びたいと言っているかのようだ。小さな子どものようで、フリーダは苦笑する。
「今日は沢山遊んだでしょう。そろそろ帰って眠りませんと」
そう言ってルリリリリをもう一度撫でると、ルリリリリはわかったかのように静かになった。
フリーダの動物交感のおかげもあり、ルリリリリたちは落ちてきても暴れたりはしない。これなら怪我をする子もいないだろう。
アンナの父と一緒に籠にルリリリリを戻しながら、フリーダは一匹抱きしめてみた。ふわもこで長い毛からは太陽の匂いがした。
(これは、確かに魅力的な生き物ですね)
ハリーヌは獲りもらし防止のため、自分のペットのゴリラを布の後ろ側へと配置した。大きいけれど、優しくて穏やかなゴリラである。すり抜けてきたルリリリリを大きな手で掬って、布の中に入れていく。
ハリーヌも小さな脚を駆使してルリリリリを追い込めば、あとは各個撃破だ。自分の体の三分の一ほどのルリリリリにえいや、としがみつき、もろともころころ転がっていく。
アンナの父にルリリリリを手渡すと、ハリーヌは不思議そうに尋ねた。
「ルリリリリという動物は、このあたりでは珍しくないのでしょうか?」
「飼育しているのはうちくらいかもなあ。野生ではちょくちょく見かけるから、さして珍しくはないと思うよ」
その土地にしかいないけれどもその土地では珍しくない、という地域密着型の生き物らしい。
「羊ともアルパカとも違う……この手触りの良さはお金持ちに人気が出そうでございますねぇ。ワタクシ、ルリリリリビジネスに興味が湧いたでございますよ!」
ぐぐっと手を握るハリーヌ。アンナの父はその言葉に笑った。
「俺はビジネスはからっきし駄目でなあ。今度そのあたり指南してもらいたいものだ」
「任せておいてくださいませ。ルリリリリビジネスを成功させてご覧にいれましょう!」
ハリーヌも笑う。ルリリリリの毛は確かにただふわふわしているだけではない、艷やかなものがある。これはきっと成功するに違いないとハリーヌはルリリリリを撫でながら思うのだった。
(自分がスーパーめちゃくさいになるのが、一番、ルリリリリを傷つけずに済む方法だと思ったんすわ……)
体から独特の匂いを発しながら、マタリキーは思う。
マタリキーの予感はあたった。ルリリリリはどうやら一番利用しているのは嗅覚らしかったのだ。マタリキーが進んでいくと蜘蛛の子を散らすように逃げていく。
「ルリリリリー!!!!」
「ルリリリリー!?」
その様子や半狂乱と言ってもいい。布に落ちていくルリリリリも勿論いたが、正反対の方向へ逃げていくルリリリリも多くいた。
勿論、そういうルリリリリは他の三人でうまく対処したが、(ルリリリリのメンタルケアも動物交感でばっちりです)なんというか、阿鼻叫喚というのが近いかもしれない。
「お兄ちゃん、臭い~」
アンナにまで逃げられて、さすがにマタリキーはがっくりと沈む。
(いや、なんなら、俺が罠に入っているほうが楽かもしれないすね……ふふふ)
転がってくるルリリリリを全身で受け止める……全身でふわもこを受け止める……想像しただけで極楽である。
試しに罠に入ろうとすると、
「駄目だよ、ルリリリリさんが混乱しちゃうから!」
「折角落ち着かせたんです、こちらには来ないでください」
「ええ、失礼ながら、少々きつい臭いでございますよ!?」
仲間三人に止められて、さらにがっくりと沈む。
だが、マタリキーは勇者だった。臭いを放ちながらも最後のルリリリリを罠に追い込んだのだ。
アンナの父がルリリリリの数を数える。
「これで全部捕まえたよ、ありがとう。さあ、家に戻ろうか」
その言葉にわあっと歓声を上げる一同。各自が一体ずつルリリリリを抱っこしてふわもこを満喫しながら、アンナの家まで帰ることになった。
マタリキーにも勿論、一体。どうやらこんな臭いが好きなルリリリリもいるらしくて、その一体だけ、やたらとマタリキーに懐いた。
「お前、いいヤツすね……」
「ルリリリリ?」
マタリキーはその一匹をぎゅうっと抱きしめた。ふわもこってやっぱりいい。
●
アンナの家に戻ると心配していた母親が、四人を出迎えてくれた。
「少々多めに作っておいてよかったわ。本当にありがとうございます、さあ、召し上がって」
豆のスープに肉の香草焼き、焼き立てのふっくらもちもちパンはオリーブオイルでいい感じに焼いてある。飲む人はいなかったので、果実のジュースが振る舞われた。
「いただきます」
フリーダは丁寧に手を合わせてから一口。
「……美味しいです」
「お母様は料理上手でございますね。焼き加減も味付けも最高でございます」
ハリーヌは取り分けてもらった肉の香草焼きを器用に食べながら、胸がいっぱいになる。
「いつも外食ばかりでございますから、こんな家庭料理は久しぶりでございます。本当に温かくて……」
思わず食べている手が止まってしまう。とんとんと胸を押さえて、ハリーヌは俯いた。8歳で失くした故郷と両親、母の味を思い出して、少し悲しくなってしまったのだ。
(お金持ちになって、世界中を探して、いつかお父さんとお母さんをみつけたい)
スープを啜って、ハリーヌはそう決意する。金勘定をする癖にも、ちゃんと理由があるのだ。
エルナはアンナの隣に座って、もっぱらお喋りだ。
「アンナちゃんは大きくなったら何になりたいのかな」
「お姉さんみたいな授恵者になって、冒険するのー!」
「あら、冒険者になりたいんだ?」
「うんうん。どんな冒険してきたの? お話聞かせて?」
「それじゃあ――」
エルナは目を輝かせるアンナに語り始める。大樹海の幻想的な自然の中での冒険、消えた東方の島を求めて遠洋を航海、そしてチョコレートでできた魔物との手に汗にぎる戦闘!
「チョコレートでできた魔物……食べたの?」
「それは内緒」
エルナが口に指を立てるとアンナはもっと話が聞きたいと強請った。
フリーダは食事が終わると、ルリリリリを一匹借りたいと申し出る。動物のお世話セットを持ってきたのだ、使わない手はない。
ブラシで毛並みを整え、クリームを塗って毛をつやつやにする。
「ルリリリリ~♪」
ルリリリリもご機嫌だ。
「ほお、こりゃいいクリームだな。俺たちも毛はクリームで整えてやるか」
アンナの父親がフリーダの手付きを見ながら、笑う。
ハリーヌはアンナの母親と今日の料理のことで盛り上がった。膝にルリリリリを抱っこしながら話すと、優しい気持ちになれるから不思議だ。
……あれ、もうひとりは?
マタリキーは失念していた。
夕食を一緒に食べるということをすっかり忘れていたのだ。
彼の臭いはアンコントローラブル。香草焼きなどではとてもじゃないけど抑えられない。
「まあこんなこともあるすね」
彼を気に入ったルリリリリが一匹、彼の横にちょこんと座っている。
豆のスープと香草焼きをパンに挟んだものを申し訳なさそうな顔をした母親から渡されたマタリキーはもう暮れかけた空を眺めて、孤独に食事をする。
「料理上手いすね……奥さん……」
香草焼きを齧ると肉汁がパンにじゅわっと染み込み、得も言われぬ美味しさだ。
けして聞こえぬ独り言を呟いて、家から漂う団らんの気配を肴に、今日の依頼を無事にこなせたことを誇らしく思うマタリキーなのだった。
「ルリリリリー」
「うん、お前がいれば俺は満足す」
何故かなつかれてしまったルリリリリを撫でながら、マタリキーはもう一口香草焼きを齧る。
空に大きな満月が昇ってくるところだった。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:少ない4 / 4〜8人
2021年04月11日 20時54分34秒 公開
相談掲示板
ルリリリリ、でございますか? 聞いたことのない動物でございますねぇ。 お母様のお肉料理も楽しみでございます!
もふもふをもふもふできると聞いて! エルヴンシューターのエルナです!よろしくお願いしますね! みなさんで協力してもふもふしましょう! 終わったらお夕飯を頂けるということで、そちらも楽しみですね!
よろしくす。マタリキーす。元気が取り得のウォーリアす。まあ、今回はそういう出番はなさそうすけど。 数が多いのがアレすね。ぱっと思いつくのは各個撃破(確保)とか、ちょっとした罠、とかすけど……売り物の毛を汚さないようにしたいすね。
成立ですね!改めて皆様よろしくお願いします! 罠!なるほど!ルリリリリさんたちは転がって逃げるみたいなので、例えばちょっとした下り坂にネットを立てておいて、そこに追い込んでみるというのはどうでしょう! 上手く行けば一網打尽!勢いあまってもふもふの海にダイブするのもありかも!なんて思いました!
皆さま、よろしくお願いいたしますよ。 罠はいいアイデアでございますね。 ネット…か、大きな布をお借りできれば、エルナ様のおっしゃるように捕らえられそうでございます。 ワタクシのゴリラは見た目が怖いでございますから、追い込みには最適でございますよ!
良いですね。あとは追い込み方を各自工夫する感じで……もふもふの海にだいぶするの、楽しそうすねえ。身軽な装備でいってみると受け止めてもらえるすかね……。 あ。そうだ。俺はスーパーめちゃくさいを持っていこうと思っているす。そしたら、結構広範囲に寄り付かなくなりそうなんで、追い込みによさそうかも、と。
ウォーリアのフリーダです。よろしくお願いします。 基本方針は了解しました。 それでは私は捕まえた後のケアを中心に考えてみます。 捕まえたままだとルリリリリ達が混乱して可愛そうかなと思ったので、 動物交感である程度落ち着かせることができたらベストかなと。
なるほど大きな布!そうですね!ネットだと怪我とかしてしまったら大変ですし、布の方がいいかもですね! ついにスーパーめちゃくさいが依頼で使われる時が……! 私もペットのリスさんと協力して追い込みをしてみますね! 追いかけっこも楽しんでやれたらいいなと思っていたり! 動物交感は私も持っていきますね! もふもふダイブした時に使ってみようかなと思います!
(じつは結構依頼で使ってるんす……へへ……) プレイングもしあがったす! よろしくすよ~~~
(なんと!すでに活用されていたのですね! でも密かに有効な局面は結構多そうと思っていたりもしましたが!嗅覚が鋭いタイプの相手にはかなり効くでしょうし、盾職等の目立つ必要のある役回りの時にも真価を発揮しそうかなと!) 私もプレイング提出完了しています!皆様現地でもよろしくお願いしますね!