【蠱毒】斑消えの心
棟方ろか
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シナリオID:594
オープニング
「やはり我らは地への恵みに触れてばかりで、魂を磨く機会を逃し続けていたのかな、サイード」
若きリザードマンからあがったのは、失意に似た声。
サイードと呼ばれたリザードマンの青年もまた若く、肯う素振りはどことなく迷いを含んでいた。
「たった五年で封印に綻びが出たというのも、まるで虫の報せだ」
言いながら彼は農業用の倉庫を一瞥し、再び田へ視線を戻す。
「いや……虫の報せはむしろ、こっちが先か?」
刈り取った後の田には水も黄金の穂もなく、冷え固まった土が春まで眠りに就いている。
「虫に病に……毎年の戦いではあるが、今回の米はやけに酷かった」
若者たちの溜め息は、族長たるサイードにとっても重たいものだ。
だからこそ彼は、今日も真っ直ぐにギシュム族の集落へ向かおうとしていた。
アシムベート・グリオウの表皮がもっと柔らかければ、眉間のしわもより明瞭に見えただろうかと冒険者は思った。武人然としたリザードマンゆえ、常よりそうした雰囲気を刷いているものの、来訪者にも察することが叶うぐらい今回は分かりやすい。
彼、アシムベート・グリオウは言わずと知れたギシュム部族の長だ。年季の入った黒鱗はされど美しく、当人の剛毅さを表しているが、冒険者たちが今感じているのは気質についてではない。彼の部族が抱える問題に触れるのだという実感が、湿った緊張を孕んでいる。
「お主らを呼び立てしたのは他でもない。ベズイ族の件で力を借りたい」
ベズイ族という単語に、冒険者たちが顔を合わせる。ディズル大湿地帯に住まう部族は様々あり、当然ベズイ族もそのひとつだ。アシムベートによれば、他部族よりも少数ではあるが米を愛し、米は力だと断ずる一面の強い者たちらしい。稲作に精を出す彼らは、ギシュム族が管理する月吸蟲の封印に関しても、激しく口を出してくることなど今まで無かったと。
――無かったということは「ある」のだ。今回は。
「ベズイの長はサイード。まだ若く気負いがちだが、意欲に満ちた熱い男だ」
アシムベートの評判はそこそこ。けれど彼の難しげな顔つきから、冒険者たちは察しつつあった。
「封印の件で、そのサイード氏が何を仰ったのです?」
冒険者からの問いに、ふうむと唸ってアシムベートが顎を撫でる。
「我が一族が担う管理体制を見直すべきではないか、と申しておる」
アシムベートによると、彼の熱意は日に日に増すばかりらしい。
もちろんアシムベートも、サイードの言い分は理解していた。十年ごとに施してきた封印の強化を、此度は五年経過した段階で行おうとしているのだ。慣例が今までと異なれば、不信を覚えるのも無理はないとアシムベートは言う。
しかもここ数日は「月吸蟲への攻撃に、ベズイからも多くの戦士を!」とギシュム族の集落へ幾度か直訴に訪れている。攻撃に参加する戦士はギシュム族が選出しているのだが、状況がいつもと違うのもあり、今年はサイードたちベズイの部族も血気に逸っている。
元よりリザードマンという種は、強敵との戦いや経験を通して魂を磨くことを尊ぶ。選出されなければ悔しがり、不満を募らせる者が出るのも不思議ではない――けれどアシムベートから見て、連日訪れるサイードたちベズイ族は、いつになく急いているようだった。
「選出の事情も説いたが、儂からの言は効果を成さなかったものでな」
ギシュム族の首長から説明を受けてすんなり治まる程度なら、直訴はしてこないだろう。
ベズイ族が、米に関すること以外でここまで食い下がるのは珍しい。そうアシムベートは付け加える。
「説いたという選出の事情を、話して頂けるのだろうか?」
冒険者から質問を受け、アシムベートは迷わず首肯した。
「各部族の状況を鑑みた上で選定した旨は、話しておる」
彼によると、部族の未来のためにも、全ての希望を叶えるわけにはいかないと話したそうだ。
集落の防衛を欠いてまで戦士を出させるのが適切かと言えば、ベズイ族はそうではない。人数も然ることながら、稲作に手を要する彼らは『集落の防備』面で万全を期していない。戦いで多くのベズイ族の血が流れれば、部族の存続にも関わってくるだろう。
平たく言えば彼らには、月吸蟲との戦いに人手を割く余裕など無いはずだ。
「頼みたいのはそこだ。外からディズルに住まう姿を見たお主たちになら、サイードを説得できるやもしれん」
つまり冒険者たちの任務は、彼らベズイ族に状況を理解してもらうこと。
それによって、ベズイ族から湧くギシュム族への不信を鎮めることにある。
「頼まれてくれるか? 明日を築きし者たちよ」
解説
マスターより
リプレイ
部族の長と言えど、一日の中で言葉を濃く交わす程の来客は、片手で数えるぐらいだ。だからベズイ族を率いるサイードは、久方振りの心持ちで客を出迎えた。凶作を引きずっているのか、もろ手を挙げて来訪を喜ぶ状況ではないが、サイードを始めとするベズイ族は、些かなりとも関心を持って冒険者と首長との対面を見守る。
「ギシュム族の族長様から、冒険者ギルドに依頼がありました」
恭しくレティシア・レインフィールがお辞儀をし、早々に用件を告げた。
そして共に並ぶキーゼも連ねる。
「ベズイ族が選出可能かどうかを、僕たち冒険者の視点から確かめるのです」
選出――そう、月吸蟲への攻撃に参戦することを、ベズイ族も望んでいるという。
「第三者として公平な判断をする為、調査に参りました」
レティシアの説明は端的かつ明朗だ。清らかなる言葉の音色に、この場にいるベズイ族の民もサイードも、躊躇せず首肯する。選ばれる可能性があるのなら、彼らとしても拒む理由はなく。
「冒険者諸氏の目があれば、より良い結果となるだろうな」
サイードも、部族の民と同じ顔をした。
「つきましては、一族の皆様からお話を伺いたく存じますので、許可を頂きたいのです」
丁寧さを塗り重ねた説明とレティシアの姿勢は、サイードたちに気持ちを淀みなく伝える。
「願ってもないことだ。外の話も、是非皆に聞かせてやってほしい」
族長が歓迎を声音で示せば、感謝いたします、とレティシアも会釈をして。
そこでハリス・アル・ターミルが挨拶を向ける。
「皆様の手になる米の品質は、音に聞こえたもの。拝見できて光栄です」
彼が口にした評価は、若きリザードマンらの視線を吸い寄せる。自分たちの農作物について、実際に耳にできる機会はやはり喜ばしいものだ。ただ一人、族長のサイードだけは平静なまま、目線でハリスをなぞる。
「……ターミルの者か」
ぽつりと零したサイードの前で、いかにも、とハリスが笑む。
「まさか我々のこのような事態を、ターミル族の目に入れさせてしまうとは……」
言葉こそ途中で切ったものの、サイードが言おうとした続きを冒険者は察する。しかもサイードは答えを仄めかすかのように、残念そうな目つきになった。
「田もそうだが、米も今は寂しい姿をしていてな。せっかくの来訪だが、見せてやれなんだ」
「……収穫後はどうしても、得も言われぬ感覚に苛まれますね」
不作には触れずに、ハリスが答える。彼もまた農耕技術に長けた部族の出。共感を糧に寄り添いやすい立場だ。すると。
「お米、おいしいですよね、ベズイ族の皆さんの。わたしも故郷にいたころ一度みんなで食べたことがあって」
順当に、レイヤ・ダライ=カホールもベズイ族の米に触れた。レイヤはつぶらな瞳を輝かせて、故郷の記憶を蘇らせる。おいしかったなあ、と咥内で鮮明に思い出せる米の味。
「わたしの里も少しはしてたんですけど……稲作の奥深さを感じましたね」
「奥深いがゆえに楽しく、収穫が待ち遠しくなるものだな」
「そうなんですよね」
サイードの返事に、レイヤが頬をふくりともたげる。
こうして彼らは族長への挨拶を終え、民の元へ赴く。
●
冒険者一行の目的に揺らぎはない。ギシュムとベズイ、両者の部族が尊重し合える状態が最も望ましいからこそ、彼らは飾り気なき言の葉を紡ぎ、人々の様子を窺う。だからフェイサル・セイフは物思いに耽っていた。
(部族、か)
縁遠き言葉なのに、幾度となく頭の中で繰り返される。いつぞや抱いた情念を想起させるほど、フェイサルの思考へ圧しかかる存在だ。だからか彼の眼差しは、ベズイ族の日常風景を辿ってしまう。
辿っていく中で目撃した。血気盛んな若者たちの集まりを。
「今度こそ選出が叶えば、俺たちもきっと……」
「ああ、此度のような凶荒も打ち払ってくれよう」
得物の手入れをしながら語る彼らの輪へ、失礼する、と断ってフェイサルも加わる。
「随分と意気込んでいるな。普段の暮らし振りから、遠ざかるやも知れぬというのに」
ディズル大湿地帯において、脅威を防ぐため最低限の防備は整えてあるだろうと、フェイサルも察していた。しかし農業に精を出し、上等な米を作ることに心血注いできたベズイ族は、戦闘経験豊富な部族と比べると、やはり日常から感じる『戦いの気配が薄い方』と言える。
だからフェイサルも問うたまでだが、にも関わらず若者たちの双眸はぎらついていた。
「研鑽を積む暮らしから遠ざかっていたのは、むしろ今までだと思う」
心の奥底に堆積していた若者の願いが垣間見えた気がして、フェイサルが唸る。
「誉と、それを証明する機会を求める。当然の事だ。……だが」
一度は外した目線を、再び彼らへ持っていく。
「些か地に足の着かぬ様子がある。大地と対話する者らしくない、と言えば良いか?」
対話する者に触れたフェイサルの言は、弾む一方だった若者らの話を区切る。
防備と彼らとを交互に見やりつつ話すフェイサルから少し離れた所では、キーゼが歳を重ねたリザードマンへ貴重な蒸留酒を馳走していた。手土産として喜ばれる酒に、老リザードマンはすっかり上機嫌だ。深くつつかずとも、気軽に話してくれるだろう。
「昨年の米の出来は、いかがでしたか?」
けれどキーゼは雑談を交えた。米の話となれば酒の染みた老体も嬉々として口を開く。
「いんやぁ、虚しいものじゃな。近年稀に見る不作じゃよ」
はははと笑ってはいるが、肩がどことなく沈んで見えた。
「貴方は、ギシュム族についてはどうお考えで?」
踏み込んで尋ねると、老リザードマンは穏やかな表情のまま返す。
「封印を守り、部族間を取り持つ大変な御役目を背負っておるんじゃ、苦労も多かろうな」
少なくとも若者と違い、同情的な面があるようだ。
(若いリザードマンの気が逸っているのは、裏があるのかと考えましたが)
不審者や、それに値する他所者に唆された可能性をキーゼは気に留めていた。ただ、老リザードマンにそれを尋ねたところで、近しい記憶は実にわかりやすいものだった。
「よそ者と言やぁ、そなたらぐらいじゃのう。ほれ、もっと外の話を聞かせてくれんか」
●
銀糸をなびかせてレティシアがゆく。颯爽と歩む彼女の姿は、ベズイの女性たちの視線も集めていた。滅多に無い来訪者なのも理由だが、白く透ける姿と繊細な背格好、凛とした姿勢が彼女たちを虜にしている。
「よろしければ、こちらをどうぞ……」
「おや、これは?」
そんな彼女たちへレティシアがそっと差し出したのは、紅茶の茶葉などが詰められた袋。ベズイの民には珍しかったのだろう。茶葉の芳香に酔いしれることはあっても、それ以上は進まない。
「私が丹精込めて選んだ茶葉ですので、ご賞味ください。よろしければ、話し合いの場に」
「名案だ。客人の手土産を共に味わうなんて、さぞ良いひとときになるだろうね」
ベズイの女性たちが未知の茶葉に浮き立つ。レティシアも胸を撫で下ろして。
「甘いものと一緒ですと、美味しくなります。私もお手伝いさせて頂けますか?」
「もちろん構わないよ。甘いものか、久しく食べてないな」
米を用いた菓子を食すぐらいだと話す女性たちへ、レティシアが口端を上げる。
「そうでございますか、でしたらより丹精込めてお作り致します。……そういえば」
彼女はふと思い出したように尋ねた。
「皆様は、月吸蟲への攻撃の選出について、どう思われていらっしゃるのでしょう?」
「選出されなきゃ悔しいさ。ギシュム族にも理由があるのは、わかってはいるけどね」
理解はできても納得はしにくい。心境の揺れは、彼女たちの今を示しているようでレティシアは静かに睫毛を伏せた。
一方レイヤは、卵の守をしているリザードマンと話をしていた。幼子にせよ卵にせよ、一時も離れず守るのには人手が要る。だが他にも食料庫の防備、田の整備も常の少数部族で、守りを欠くのは深刻な問題だ。当然、雲霞鳥の存在も無視できない。
だからこそレイヤは痛感した。
(これは外ならぬディズルの為の依頼。しっかり熟さないとですよね)
ダライ=カホールの子として尽力せねばと、拳を握る。
そこへ、突如として声が響く。
「おお、なんということでしょうか!」
率先して田畑を見学していたハリスのものだ。朗々とした声で、彼はベズイ族と語らっている。
「水温の調整も、これほど小まめに記録なされていたとは。田に張り付いているに等しいようで」
「近年、どう足掻いても藻が沸くものでな。かけ流しも試してはいるんだが」
分かち合える者同士、話題にもぶわわっと花が咲き誇る。
そこへフェイサルも顔を出し、田の健康状態を知るべく話を進めていく。
「フェイサル殿、当てはありそうですか?」
農業に明るい友へハリスが尋ねると、当のフェイサルはじっと検分する。
「……さて、どうかな。土の事であればそちらの方が詳しいだろう、ハリス」
投げ掛けられて、ハリスは顎を撫でた。
「私どもターミルの田より、いかんせん水はけが鈍い土かと」
「ほう。そういうのはやはり他と比べて見ねば分からぬな」
「機会がございましたら、是非ともターミルへお越しください」
共感に弾むハリスとベズイの民を遠目に、紅茶と菓子の準備をしていたレティシアとリザードマンたちは思う――微笑ましい光景だ、と。それを目の当たりにしたからこそレティシアは思う。一族を守りたいという、族長たちの想いは同じもののはず。なら。
(思いは通じるはず。きっと)
●
再集結した冒険者たちは、得た情報や所感を共有しあった後、サイードとの面会に臨んだ。
レティシアの白皙の頬に、微かながら朱が差す。話し合いの場には、先ほど彼女が贈った紅茶も、作った甘味も並んでいる。じっくり話し合うための場を、整えてくれていた。
そしてキーゼを始め、冒険者たちは穏やかに言の葉を紡ぎながらも、サイードら若きリザードマンの表情や心境を否定しない。頭ごなしに拒むでもなく、相槌を打ちながら、胸中で滞っていたであろうサイードの曇りを溶かそうとしていた。何せ、集落で冒険者たちが触れ合ってきたベズイ族たちのことは、総てではないがサイードの耳にも入っていた。
彼だけではない。ベズイ族の若者たちの心にも、冒険者の言動が響きつつある。
「……出兵するなら、田起こし前の今しかないのはわかります」
レイヤは、かれらが急いている理由のひとつを見定めていた。
「しかし魂の研鑽は、戦い敵を倒すことに限らないはずです」
「出征は紛うことなき誉れではあります。……しかしそれも、生き延びればこそ」
レイヤに連ねて、土壌を連想させる眼でハリスが訴えかけると、サイードを始めベズイの民も沈黙を守り、固唾を呑むばかり。耳を傾け、意識を寄せて、冒険者たちからの訴えを喉奥へ通そうとしていた。
「直面してる問題……病で言えば患部か」
黙していたフェイサルが、ぽつぽつと言葉を結い始める。
「斬るべき敵を見極め、適切な一撃を加える事こそ、戦士として肝要では」
静かなフェイサルの語りを聞き、若者たちがそわそわし、サイードは沈思していたのか細長い息を吐く。
「例年より酷い虫害や病に、気が滅入ったのは確かだ。だが、田に関しては改善の余地が充分にあると知れた」
族長の発言にを耳にしても尚、納得できないでいる民もいた。
だがサイードは、冒険者たちに首肯し、続きを促して来て。
「農民の魂は、戦士より劣るわけではありません。どうか、農民の誇りを今一度」
他でもない同好の輩とも呼べるハリスの口から、まっすぐに指摘されてはベズイ族も敵わない。額を押さえて暫し黙したサイードが、吐息だけで笑う。
「冷や水を浴びせられた心地だ。そなたらはどのような状況下でも、強いのだな」
清々しげな面差しで笑い終えた途端、サイードはレイヤと視線が重なった。
「竜へ至る魂の研鑽には様々な形があり、その道を模索するのもまた、魂の研鑽であると思います。でしょ?」
「その通りだ。修業が足らんな。我々は」
レイヤが繋げた言の葉で、サイードの気難しげな目許も心なしか緩む。
こうして一段落したところで、キーゼが未来へ向けての計画を提案する。
「今、ではなく部族を大きくする手立てを先ず練りましょう。それが、戦うための一番の近道になります」
明日を――来たる日を見据えた案は、ベズイ族にとって頼もしいものだった。
「承知した。そなたらの話を参考に考えさせてもらう」
「では、選出の件は……」
顔を揃えた冒険者たちへ、サイードがゆっくり頷く。
「これまで通り総てそちらに委ねる、と依頼人に伝えてくれるか。勿論、後ほど改めて伝えにゆく」
返答を聞き終えるや、ぽん、とレティシアが手を叩く。
「よろしかったら、お守りのような物を作りましょう。選出された方々にお渡しし、想いを託すのです」
「想いを……託す……?」
首を捻ったサイードたちベズイ族を前に、レティシアの声音は弾む一方だ。
「ええ。その場にいなくても、共に在り、戦う為に、材料は……付近で採れるものでいかがでしょう」
依頼の報告の前に、お守りについて冒険者たちは話を始める。
一から十まで揺らがず、ベズイ族の様々な民と族長に万遍なく接してきた彼らの言動ひとつひとつが、頑なだった心を和らげていった。
己が務めを尊ぶために、混じり気なき光明が燈る世界に出たかったのだろうかと、サイードは冒険者たちの様相から教わる。ねじ曲がろうとし続けた心身に、染みる。
「……なるほど、冒険者か」
サイードはふと胸裡を過ぎる温かさのあまり、冒険者たちをただただ眺めるばかりとなった。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準5 / 4〜5人
2021年03月02日 14時54分47秒 公開
相談掲示板
ハリスと申します、どうぞ宜しく。 依頼は封印の管理体制について不信感を募らせるベズイ族の説得、ですか。 少数とはいえ彼等の手になる米の見事さは我がターミル族にも聞こえたもの。 それが無謀な出征によって永久に失われるなど、ディズル湿地帯全土の損失です。 何とか思い止まって頂けるよう、最善を尽くしましょう。 >説得の方法 来訪を拒む排他的な面などはないようですから、あまり奇を衒わずに行くべきかと。 農耕を生業とする部族は大抵穏やかな気質ですから、揉め事はそう起こりますまい。 数は30にもならぬそうですから、我々一人あたり6~7名ほどと会話すれば全体の 意見を把握できるかと思われます。思うに、若きサイード殿は何か焦りがある様子。 「ベズイ族の出征」が必ずしも部族民の総意であるとも限りません。 出征に対して消極的な意見を持つ方があれば、こちらの説得の軸にできるかと。 それと、荒事は避けたい所ですから、ベズイの方々が「農耕民族であるが故に弱く 戦闘行為には適さない」と断じるような言い方は控えた方が良いかもしれません。 ディズル湿地帯のリザードマンは農民、戦士を問わず例外なく戦いの機会がある。 彼等も己の力を過信している訳ではなく、戦士としては本当に精強なのでしょう。 あくまで「少数民族であるために出征に人員を割くと自衛が困難になる」という筋で 説得を行うべきかと考えます。 長々と失礼いたしました。
さて、宜しくお願いしますね …今回の状況は、リザードマンの方々には少々因縁のようなものがあるのでしょうかね。 >落としどころ 不信感の払拭と剪定事情から出兵を諦めてもらうことが目的ではありますが。 着地点をどうするか、ですね。 どう理解してもらうか、が寛容でしょう。 ハリス氏の言うような諦めてもらい方、というところですかね。 >訪問の方法 これは少々迷いますね。 素直にアシムベート氏経由では、その時点で向こうがまともに聞く耳を持たない可能性はあります。 かと言って、我々だけで突然言っても、何らかの警戒を招く。まずはどう胸襟を開かせるか、が大事ですので。 ギルドかあるいは助力を願う帝国サイドからか… ベズイ族の訴えを聞いて現状調査に来た、という体裁なども必要でしょうか。 >説得の方法 ハリス氏の言うよう、まずは現場の実際の声を聴かないといけないでしょうかね。 不信感、そして出兵が総意なのか…あるいはそそのかしたものがいるのか。 若く血気盛んとはいえ、少なくとも族長に据えられるほどには智慧も眼もあるはず。 それがいくら何でも性急すぎるかと思いますし…この辺りは、普段見ないものなどがいなかったか、等が必要ですかね。 >戦い 前に出て、武器を取り、血で血を洗うだけが戦ではありませんからね。 後方維持、兵站、領地の運営、平時の暮らしの維持…この辺りも当然戦の範疇です。 この辺りは理解していただきたいところですね。
ごきげんよう。私はレティシア・レインフィールと申します。 ヒーラーとして、お役に立てる事が出来ましたら幸いです。 既知の方も初見の方もよろしくお願い致します。 >説得 仮にサイード様の主張通り、戦いに参加出来たとして 何か不測の事態が起きた時、それに対応出来る方が居らず 集落や一族が滅んでしまえば、それこそ元も子もございません。 決して戦いから遠ざけられたのではなく 守るべきものを守る為の戦いに備えるのだと考えて頂ければよろしいのですけれど……。 ギシュム族の方々に対する不信解消に関しては 月吸蟲との戦いを託すに足ると信じて頂く事にも繋がりますので 可能であれば訪問前に封印の管理に不手際が無かった事を確認 あるいは証明出来ればよろしいのですけれど、流石に難しいでしょうか。 >訪問 確かにアシムベート様経由ではお話が出来ない可能性もございますから 第三者、つまり帝国やギルドからの依頼であり 二種族の意見を平等に聞き、判断する為に訪問させて頂いた、という形にするのが 私もよろしいのではないかと存じます。 >情報収集 手分けをしてベズイ一族の方々とお話をする事に、私も異論はございません。 担当は無作為に決めてもよろしいのですけれど こういった方を特に重視する、と決めるのもよろしいでしょうか。
レイヤ・ダライ=カホールです。よろしくお願いしますね。 わたしの母はリザードマン、わたしも卵から生まれ、ディズルで生まれ育ちました、他人事と思えません。 ベズイ族、お米で有名な部族ですね。…あれはすごくおいしかった。 ダライ=カホールの子として、誠意をもって臨もうと思います。 >説得 わたしもハリスさんと同意見です。 このティズルは豊かですが厳しい。おいしいお米を雲霞鳥などの様々な災いから守り育てることはとても難しい。 彼らは強い、これは間違いのないことです。 しかしながら…彼らは焦っているようにも思えます。 何が彼らを焦らせているのか…そういう話も聞いてみたいです。 まだ若いサイードさんが長を務めているのも気になります。 年長の人はいないんでしょうか…? わたしとしては… 故郷の家族たちはベズイのコメを楽しみにしていると伝えようかなって、そう思ってます。 あとは、土と向き合い、稲を育てることも魂の研鑽につながるんじゃないかとか、そういうことも。 それに、田植えは家族総出の大仕事です、米に詳しい彼らなら、 人を欠いた状態での難しさもわかるはずだと思います。 >訪問 キーゼさんやレティシアさんの言う方向性がいいと思います。 仲裁のような形になりますかね。 わたしたち、依頼は受けましたがあくまで所属は冒険者ギルドですし。 >情報収集 そうですね、手分けして当たると効率よく話が聞けていいかも。 女性というか、子供や卵の守をしてる人に話を聞きたいところです。 ベズイ族は30名以下の少数部族ですけど、はたして何人が戦えるのでしょうか…?
フェイサル・セイフ、剣を少々使うがクラスはヒーラーだ。 今回は宜しくお願いする。 ……ディズルに戻るのは久しぶりだが、さて。 >説得 恐らくは今回、彼らが普段得意としている米作りなりで何か差し迫った事情があるのだろうが…… 彼らが今までそれに心を砕いて来たのと同様の想いがアシムベート殿達にもあるのだ、と承知して貰うのが良いのだろうな。 噂に聞く限り、彼らの米への熱意や情熱は文字通り戦に臨む戦士のそれと等しい筈だ。 そうした感情的な面が落ち着いた後なら、現実的な問題を指摘して納得して貰う事もできるだろう。 とにかく、まずはベズイの集落の状況を実際に見聞きして、我々が彼らの事情を理解したいのだという姿勢を示す事が肝要かと思う。 >訪問の流れ これは……どう、なのだろうな。 タイミングを考慮すれば我々の来訪にアシムベート殿の意向が何らかの形で関係しているのは先方にも察しが付く筈。 あくまで我々が中立の立場で話をしに来た、聞きに来たのだと強調するのは良いが…… そこを無理に伏せるのは、説得の姿勢としては些か不誠実だと取られるかも知れん。 今回の依頼はベズイからギシュムへの不信を打ち払う為の物、でもあるのだろう?
一度整理しましょうか 目的 ●ギシュム族に対する不信感の払拭 ●選定事情の理解と納得 解決すべき点 1.今回訴えを起こすことになった背景の把握(OP前半部分の落とし込み) 2.ベズイ族の現状の把握(暮らしぶり、年代構成など) 3.ベズイ族の民族感情の把握(戦士派遣はベズイ族総意なのか一部なのか、等) 4.ベズイ族が納得するレベルでの交渉あるいは説得 1~3に関しては、それこそ現地での聞き込みがどこまでできるか、でしょうね。 正直、まずここをどうにかしないと4の解決の糸口は見えません。 >説得 これに関しては意見のぶつかり合いになりかねませんので要注意でしょう。 僕たち冒険者は「ギシュム族長の依頼として、説得することを頼まれて」います。これがこちらにとっての正です。 但し、あちらにとっては種の特徴でもある「強敵との戦いや経験を通して魂を磨くことを尊ぶ」。これが正になります。 互いの主張が平行線ですらない。ですので、まずここのすり合わせからでしょうかね。 ベズイ族もギシュム族長の言は理解しているとは思いますが、納得できていないでしょう。 フェイサル氏のいう感情的な面でもありますね。 最悪、1人2人選抜する、という形は必要かもしれませんよ >接触 中立を伏せる必要はありませんよ。 ギシュム族長がベズイ族の訴えを聞いて悩んでいる。ギシュム族はギシュム族で、ベズイ族はベズイ族でどうしても視点が偏る。 そこで第3者機関である冒険者ギルドなりに実態と判断を依頼した、という筋書きはありかと。 実際冒険者は、先の死戦など大きい戦もありますから、その手も目は肥え始めているでしょうし。
キーゼ様、纏めをありがとう存じます。 説得> 確かに、場合によっては少人数だけでも選抜させて頂く必要もございますね。 サイード様の元々の主張はベズイ族から多くの戦士を出す事でしたから お互いに譲歩して頂く形にもなります。 ただそうされる場合、アシムベート様にも納得して頂く為にも 選抜希望者の方々と私達が模擬戦を行い 力量を確かめさせて頂くのもよろしいでしょうか。 決して力不足だと貶める意図ではなく 月吸蟲との戦いでも生き残る事が可能であると確かめさせて頂くのと 残る方々にも、これだけの力があれば安心して一族の守りを任せる事が出来るという保証。 そのような形に落ち着く事が出来れば、と。 私達冒険者もいずれは月吸蟲との戦いに臨む事となるでしょうから 託すに足ると信用して頂く事にも繋がる可能性がございます。 もしベズイ族の方々のギシュム族の方々に対する不信感を解消出来たのなら お守りを作ったりして渡し、そうした形で共に在る事や戦い方もあると お伝えするのもよろしいのではないかと存じます。 情報収集> レイヤ様が子供や卵を守っている方を中心にお話をされるのであれば 私は同性の方が話しやすい方もいらっしゃるでしょうから 女性を中心にお声掛けをさせて頂こうかと存じます。 勿論、女性だけではなく他の方にも。
>キーゼ殿 纏めに感謝を。 一先ずは皆様の聞き込みの傾向を定め、被らないよう分担。 そして得られた情報を十分吟味した上で説得に移るべきという事になりますね。 >話を聞く相手 では私は同じ農民として、農作業に主に従事している方々に聞き込みを致します。 農業に関わる点で問題があるようなら、植物共感が役立てられるかもしれません。 彼等も己の仕事には誇りを持っておいでのはず。それを思い出して頂きましょう。 後は個人的にベズイ族の方々の農法に興味がいえそれは流石に最後にしますが(← >接触 キーゼ殿の言葉通り、我々が中立の立場から接する旨のみ伝えれば良いかとは。 あまりここを捻ると却って不審に思われる可能性もありますから…。
>聞き込み とりあえず、どれだけ生き残ってるかわかりませんが、高齢の方に聞き込みをしましょうかね 説得、などはどうします?各自聞き込んだことをメインに各々で話しかける感じですかね
>説得 サイード様だけではなく 他にもギシュム族の方々に不信感を持つ方々がいらっしゃった場合 彼らも含めて説得を行うのですよね。 それでしたら、サイード様とは違う意見のベズイ族の方々も集め 先ずはベズイ族の中で意見を交わし その上で、中立の立場である私達が説得を行う流れは如何でしょうか? 勿論、中立とするからにはサイード様の意見も全否定されるのではなく 場合によっては少数の方を選抜する事も選択肢に入れた上で。 あとは、各自の説得の姿勢も簡単に決めておくのもよろしいでしょうか。 正確には、サイード様や不信感を持つ方々に対する姿勢なのですけれど。 説得するにも相手に寄り添う方ばかりではよろしくありませんし 逆に厳しい言葉を投げかける方だけなのも中立の立場ではありませんから。 私は、どちらかといえば寄り添う方になるかと存じますが 申し上げるべき事はしっかりと申し上げる所存です。
色々勝手に想像したんですけど…もしかして出兵を焦ってるのって、今しかないってことかな、と思いました。 田起こしの時期…春まで田んぼのお世話は無いので、月吸蟲への攻撃に出兵できるのは今しかないのかも。 >説得 わたしの方は、里を維持するのに人手が足りなくなるだろうことを指摘する感じです、 割と現実的なお話になってくるので、姿勢としては厳しい方でしょうか? あとは魂の研鑽の形も様々ですよね、みたいなことを語ってみます。
反応が遅れがちですまないな。では締める所は締めつつ、誠実に行こう。 >聞き込み・説得指針 では私は腕に覚えがありそうな若い衆に話でも聞きつつ、集落の様子や防備などを少し調べてみよう。 彼らが逸る理由も気になるが、それを解決する方法も見つかるやもしれん。 その上で、明らかな問題があるのならば指摘も厳しく……だな。