【蠱毒】商いとは武力の無い戦争である
革酎
コメント 23
シナリオID:561
オープニング
ディズル大湿地帯では農業が盛んであることは衆目の一致するところだが、同時に各部族毎に特色の異なる手芸品がひとつの特産として、他国で人気を博している。
色彩鮮やかな編み細工、独特の質感とデザインに実用性を加えた焼き物、丈夫で肌触りの良い織物等、数え上げれば枚挙に暇がない。
これらの手芸品をディズル大湿地帯の内側だけでくすぶらせるのは勿体無いと目を付けたのが、各国各地方から足を運んでくる商人達であった。勿論、リザードマン自身も商業活動を通じて自分達の特産品を外貨獲得の手段として大いに活用してはいるが、矢張り他の土地から訪れる多数の商人達のネットワークには幾らか後塵を拝する部分もあるだろう。
ともあれ、ディズル大湿地帯の各部族から提供される手芸品は、それだけでひとつの産業として商品流通の柱の一部を為していることは事実であった。
だがディズル大湿地帯の東部、リーンエス王国との国境付近のとある地域では、この特産手芸品を巡って激しい取引競争が展開されるようになっていた。
従来は各部族が懇意とする隊商に自分達の手芸品を託して対価を得るという方式が主流だったのが、ここ最近になって急にその様相が変化してきた。リーンエス王国西部を主な商圏とするテーベル商会が、この地域での覇権を握ろうとしているのである。
ある日、三つの部族から手芸品工房組合の代表者が集まり、会合を持った。
ツヴェリ部族工房組合代表ジェハバ、ルアダル部族工房組合代表イリオ、ヴェダ部族工房組合代表アロムの三人は、ルアダル部族集落内のイリオ宅で膝を突き合わせていた。
「テーベルのやり方は、どうにかならんものか」
重い沈黙の後で、ジェハバが絞り出すように呻いた。するとアロムが密かに調査させた結果だとして、一枚の羊皮紙を車座の中心にそっと差し出した。そこには、従来彼らが取引していた隊商がリストアップされており、テーベルが台頭してくる直前にディズル大湿地帯から撤退していった理由が記されていた。
「どの隊商も、テーベルの攻勢に耐えられなくなって手を引いていったという訳か」
「同時に我々の品を、テーベルが二束三文で買い叩くようにもなった」
ツヴェリもルアダルもヴェダも、他の隊商が取り合ってくれない為、仕方なくテーベルに手芸品を卸す様になった。だが以前に付き合いのあった隊商と比べれば、その引き取り価格は雀の涙のような額だった。
この三つの部族の各工房が、手芸品商取引に於いて苦境に立たされ始めたのは当然の帰結といえよう。
「これではいずれ、農作物の売却価格にも響く。今のうちに何とか手を打たなければ」
イリオのややかすれた声に、ジェハバとアロムは静かに頷いた。自分達の手で商会を立ち上げ、テーベルに対抗しよう――それが、彼らの導き出した結論であった。
だがテーベル商会は、彼らにとっては余りに巨大である。更に加えて、リーンエスとの国境付近では近頃妙に魔物出現率が高く、他の隊商が手を引いた理由のひとつには、これらの魔物への防衛手段にかかる費用が馬鹿にならない、という面も強かった。
「リザードマンは優秀な戦士が多い。自力で守れば防衛費を浮かせることが出来るだろう」
ジェハバの言葉は確かに正しい。そして商圏確保の為には、テーベル商会は絶対に越えなくてはならない壁である。
その為に何よりも重要なのは、顧客の獲得である。如何に素晴らしい商品を抱えていようとも、商業活動は信用取引と同義だ。顧客に信用されなければ取引そのものが発生しない。
「近く、入札がある」
アロムが別の羊皮紙を取り出し、最初に出した一枚の上に重ねる形で他のふたりに提示した。
曰く、リーンエス王国西部に所領を持つベルティック男爵領の商業街メーンスで、地元の各商会がベルティック家にディズル特産手芸品の納入権を争う、年一回の入札が執り行われる運びとなっている。
この入札でテーベルに勝てば、メーンス商工会やベルティック家からの信用が得られるひとつのきっかけとなるだろう。
だがテーベルを破るのは、容易ではない。
「情報戦が必須だな。テーベルは我ら以外の部族からも数多くの手芸品を卸している。テーベルの入札額を正確に予測出来なければこちらの負けだが、これは骨が折れるぞ」
そこで三人は連名で冒険者ギルドに依頼を出すことにした。
●納入権獲得に向けて
商業街メーンスはディズル大湿地帯と近郊で接している為か、年間を通してリザードマンの姿が非常に多く見られる町である。
このメーンスの冒険者ギルド支部に、ジェハバが姿を見せた。
受付嬢ネイオ・フリンクはジェハバが差し出した依頼票の内容に、思わず眉根を寄せた。
「極秘任務ですか。しかもご希望の技能は情報収集と商品取引知識……また珍しいご依頼ですね」
「しッ……余り大きな声では喋らないでくれ」
ジェハバが人差し指をリザードマン特有の尖った口先の前で立てる。ネイオもつられて、自身の口元を慌てて両掌で覆った。
曰く、テーベル商会がベルティック家納入用手芸品の入札額にどの程度の数字を出そうとしているのかを探る為に、その方面に奔走出来る冒険者を雇いたいというのである。
「それならお知り合いの商会の、その手のプロに頼めば良いんじゃないですか?」
ネイオの疑問に対し、ジェハバは小さな溜息を漏らした。
噂によれば、テーベルは裏では違法で暴力的な手段を用いているらしく、自衛能力を持つ冒険者でなければ、この任務に就くのは難しいというのである。
その説明にネイオは成程、と頷いた。ネイオ自身、テーベル商会には黒い噂が付きまとっていることを以前から聞いている。やくざ者の商会にメーンスで大きな顔をされるのも、正直いって癪な気分だった。
「良いですよ、依頼票は受理します。私の方でも、その手の任務に長けてそうなひとを探してみますね」
かくして、ディズル大湿地帯と商業街メーンスを舞台とした、小さな経済戦争が始まろうとしていた。
解説
マスターより
リプレイ
ディズル大湿地帯とリーンエス王国の地形としての境界線は、はっきりと目に見えて分かる形もあれば、やや曖昧な形でどっちつかずの場所も散見される。
そんな中で商業街メーンス近郊は比較的分かり易い形で双方の境界線が描かれていた。メーンスは大湿地帯東部外縁の一部を流れる大きな河川を町全体で西方に眺める格好で形成されており、まさにこの河川こそが王国と大湿地帯を隔てている境界線となっている訳である。
そのメーンスにはベルティック男爵領の領都としての性格も備わっており、ベルティック家の邸宅もまたこの町の中心に鎮座している。
一方で商業街と呼ばれていることからも分かるように、数多くの商会が本店や支店を揃え、商店街や巨大な市場も各所に設けられていた。
通りにはヒューマンやリザードマンといった人影が圧倒的に多く、それ以外の種族は全て合計しても三割に満たない。
当然、ゴブリンのハヤト=ガラン=ヴォルファングもメーンスでは人種的少数派に属する。
今回テーベル商会に対抗しようと試みるリザードマン達に雇われたハヤトは、ここのところ帝国方面へも勢力拡大を図るゴールディのゴブリンが、ディズル大湿地帯もターゲットに捉えている風を装いつつ、夕飯前の買い出しで活気づいている商店街をぶらぶらと徘徊していた。
(お……やってるな)
ハヤトの視界の中で、ハーフビーストの娘が織物工房の店先で店員の娘と談笑する姿が見えた。
エルシー・サリバンであった。
今回エルシーは依頼を受けるに当たり、リーンエスから訪れた大手商人を装って織物職人とその家族への接触を図ろうとしていた。そこで冒険者ギルドが王国北方を商圏に持つフランクス商会と連絡を取り、エルシーを臨時に職員として身受けすることを快諾してくれたのが威力を発揮している。エルシーは堂々と商人を名乗り、織物工房への足掛かりを得ることが出来た。
「わぁ、これなんかとても良い色合いと肌触りですね」
にわか仕込みとは思えない話術で、店先の売り子娘と笑顔を交わすエルシー。遠目に眺めながら、大したものだとハヤトは内心で苦笑を漏らした。
すると今度は、店舗の奥から年配の男性が顔を出して話に加わる様子を見せた。
「砂漠の民にとって吸湿、速乾は当然として、色合いや肌触りに加えて、異部族特有のエキゾチックさがとても魅力なんです。父から、良い品を探して流通を確保する様にといい遣って訪ねて参りましたが、とても実りのある商行になりそうです」
売り子娘から年長の職人らしき人物へと話し相手が変わったところで、エルシーは更に攻勢を強めている。あの調子なら本当に商人としてやっていけるんじゃないかと、ハヤトはただただ感心していた。
その時、ハヤトの足元を一匹の栗鼠が駆け抜けていった。
ルチル・プルメリア・グレイハーツのペットであるラトであった。どうやら、テーベル商会の内幕調査も、いよいよ始まろうとしているらしい。
(よし……俺もそろそろ、派手にやらかすか)
ハヤトは右拳を左掌にばしっと軽く打ち付けて、周囲にそれとなく視線を這わせる。黒い噂を持つテーベル商会ならば、荒事に従事するチンピラのひとりやふたりなんかも居て良さそうであろう。
テーベル商会の近くまで足を運んできたハヤトは、早速人相も目つきも悪い数人の男連れに目を止めた。
先ずはあの辺からか。
ハヤトは男連中の注意を惹く為に、テーベル商会が運営する手工芸品店舗の軒先へと歩を寄せていった。
●テーベル商会
栗鼠のラトをテーベル商会本部の建屋へと走らせる一方、飼い主のルチルはひとつ隣りの筋に面するオープンカフェでディズル特産の熱いハーブティーをすすっていた。
トレードマークの頭蓋面を僅かにずらしてカップを口元へと持っていきながら、その瞳はしかし、目の前の風景を見てはいない。今のルチルは、ラトの視界を瞼の裏側に映し出していた。
その時、すぐ後ろのテーブルで別の客が椅子に腰を落ち着け、ルチルと同じハーブティーを注文している。戦士のディアンであった。彼はいつもの鎧や斧は冒険者ギルドに預け、この日は商人然とした幾分派手めの衣服を身にまとっている。
「いやぁ、良い取引先と話が出来そうだぜ」
ディアンはひとり言を装ってルチルに自身の状況をそれとなく伝えた。ルチルの方もディアンとは他人同士の関係を貫き、鼓膜だけをディアンの声音に傾けている。
ここメーンスでは、ディアンは精選された良質の珈琲豆を納入する業者として振る舞っている。当然ながら、依頼主の存在はおくびにも出さない。
ディアンが売り込みをかけようとしている珈琲豆は、特に陶器を扱う工房では注目を引いた。飲料としての珈琲と陶器製のカップの相性を、リザードマンの職人達は重要視したのである。上手く抱き合わせれば、ひとつの商品として流通ルートに乗せることが出来ると考える者も居た。
だがそこに、ひとつの障害がある。テーベル商会であった。この新しい商機をテーベル商会に潰される、即ち横取りを喰らう恐れがあることを、リザードマン達は即座に察知していた。
当然ディアンもその点については露骨に残念がる風を装って、相手の反応を見た。
(余程、腹に据えかねているみたいだったな)
その結果として、ディアンは今夜、メーンスに出張所を置いているリザードマンの幾つかの部族の陶器工房代表者数名と面談を持つ約束を取り付けた。矢張りリザードマン達としても、折角汗水垂らして造り上げた自慢の手芸品を、安い値で買い叩かれる現状に相当な不満を抱いているらしい。
ディアンからのひとり言を装った報告を己の記憶にしっかりと焼き付けつつ、ルチルはラトの視界内で別の変化が生じていることにも意識を割いていた。
ひとりの妖艶な女性ハーフビーストが、テーベル商会の事業所に姿を現したのである。
陽動として動く役割を担当する、イーヤ・レプリスであった。
「はぁ~い、どぉもぉん。ちょっと良いかしらん?」
事業所の玄関扉を入ったところのカウンターで男性従業員に色っぽい流し目で呼びかけると、その若い男性従業員は鼻の下を伸ばしつつも、一応は真面目に仕事している風を装って応対に立った。
「表の掲示板にあった職員募集の張り紙を見たんだけどぉ、面接はすぐにでも受けられるのかしらん?」
「あぁ、それならすぐ段取りをつけるよ」
応対の若い男性従業員のみならず、同じ事務室に居た全ての男性職員達も同様に好色そうな目つきでイーヤの美貌に意識が釘付けとなっている。
逆に数名の女性従業員達は、だらしなく下卑た笑いを浮かべる同僚達に心底嫌そうな視線を叩きつけていたのだが、総じて全ての従業員達は業務ではなく、生きた人間に対してそれぞれの目線を固定している。
つまり、イーヤと一緒になって室内に侵入した栗鼠のラトには、誰ひとりとして気づいていなかった。
「わたしね、ちょっと前まで王国の東の方の娼館で働いてたんだけどぉ、お店が潰れちゃったもんだからさぁ、まぁちょっと良い機会だし、新しい自分探しって訳でもないけどぉ、違う道もあるんじゃないかなぁって思っちゃってぇ」
イーヤはわざと甘ったるい口調で、鼻にかかった声をねっとりと絞り出した。
男性従業員達はもうすっかりイーヤの虜と化し、仕事もろくに手に付かない状態に陥ってしまっている。もうすぐ終業時刻だという気の抜けた時間帯であったことも災いし、警戒感が完全に薄らいでいた。
その様子を、ルチルはラトの視覚と聴覚を通してしっかり把握している。内心で苦笑を禁じ得ないルチルだったが、しかしやるべきことは速やかに成し遂げなければならない。
その一方で男性従業員らを淫靡な空気で挑発しながら、イーヤは視界の隅で栗鼠の小さな体躯が二階への階段を一気に駆け上ってゆくのを確認した。
(さて……もうちょっと派手に弄んじゃいましょうか)
見た目の態度は極めて淫靡且つ大胆に、しかし頭の中は徹底的な程の冷静さで。
イーヤ渾身の大芝居、開演である。
●密会
暗い裏路地の、狭い廃家屋。そこはかつて酒場だったが、テーベル商会が隣の大通りに客席数も従業員数も桁違いな宿酒場を開店した為に客を奪われ、閉店を余儀無くされた店舗であった。
その閉店酒場の中でも最も奥めいた位置にあるテーブルで、キーゼは三人の男達と向かい合っていた。
いずれもテーベル商会の強引な手法や、近隣に出没し始めた野盗集団の為にディズル大湿地帯からの撤退を余儀無くされた中堅どころの商人達であった。
最初のうちは市場の正常化を願う有志だと名乗ったキーゼに対して警戒心を露わにしていた三人の商人達だったが、キーゼが持参した蒸留酒の旨さと、キーゼ自身の淡々とした、それでいて的を射た言葉の数々を受け、次第に心の中の壁を自ら打ち崩してゆく様になっていた。
外套のフードを外して顔を見せたキーゼの覚悟も、商人達の信用を買う結果に繋がったのかも知れない。
まだ一時間程度、盃を交わしただけに過ぎなかったが、ここまででキーゼは相当な量の情報を仕入れることが出来た。
商人達はテーベル商会が諸々の手段を用いて自分達をディズルから撤退に追い込んだことは勘づいているが、決定的な証拠が無い為、今までは泣き寝入りするしか無かったのだという。
「今はまだこの程度ですが……このまま彼の商会の手が広がれば、全て彼らに握られますよ」
キーゼのこの無情な宣告は、しかし三人の商人達も腹の底では理解していた。ただ、どうにも対抗手段が見出せない為に、ひたすら悔しい思いを抱き続ける以外に無かったというのが現状であろう。
商人達はテーベル商会の無法なやり方を暴くことについては協力を惜しまないと口を揃えたが、入札前の情報操作に関しては首を縦に振らなかった。
それは、メーンスを支配するベルティック家が定めた商業規則に違反する、というのである。
曰く、同業他社の信用を意図的に毀損する行為はこれを罰すると謳った規則がある為に、例え真実であったとしても、十分な証拠の無い噂話で特定の商会を攻撃することはご法度だったのだ。
流石にこれは他力本願に過ぎたかと、キーゼも腕を組んで考え込んだ。
(テーベル商会を叩くには、論理的に見ても違法行為を働いているといい切れる程の歴然たる証拠を、公の場で突きつけるしかないということですか)
ふと天井を仰ぎ、ウルフヘアーをぐしゃりと掻き上げたキーゼだったが、その時、閉ざされていた玄関が静かに押し開けられ、廃酒場には似つかわしくない少年の様な外観のリオン・G・カートナーが姿を見せた。
あどけない笑みを浮かべて会釈を送るリオンに、三人の商人達も戸惑い気味に会釈を返す。この陰湿な雰囲気にはいささかそぐわない若々しさが、リオンの全身から溢れ出ていた。
そのリオンはというと、次の特産手芸品入札会に参加する他商会の情報を調べて廻っていた。
「どうやらテーベル以外の各商会は、本気で納入権を取ろうとはしていないみたいですね」
恐らく談合だろうとリオンが付け加えると、三人の商人達は、さもありなんという渋い表情を返した。談合での入札は勿論ご法度なのだが、確たる証拠が無ければ摘発することも出来ない。
これらの入札業者は、いわばサクラではないか。大本命のテーベル商会のみが入札するとなると、メーンス商工会側も何らかの不正があるのではないかという疑惑を抱く。その対策として、この入札が適正なものであるということをアピールする為に、入札権を取りたくても取れない業者を幾つか見繕い、談合した上でテーベル商会の入札額を上回る数字を書かせようという魂胆であろうというのが、リオンの読みであった。
リオンのこの推測は彼の緻密な情報収集と、リオン自身の経験から導き出された結果である。この推測内容についてはキーゼも、そして三人の商人達も間違い無いだろうと頷き返す。最もあり得そうな話であった。
「一応、入札参加の各商会に探りを入れてみたんですが、どこもいやいや引き受けてるという感じでした。脅迫文書のひとつでも入手出来たら、入札会のその場で公開追及に持って行けそうです」
尤も、ここまでの情報を仕入れる為に結構なお金を使ってしまいましたけど、とリオンは苦笑を漏らした。
或いは、リオンのやや幼げな顔立ちが相手の油断を誘ったのかも知れない。キーゼが見るところ、その両方が功を奏したといったところであったろう。
ただひとつリオンが確信したことは、テーベル商会はここメーンスでは敵しか作っていない、ということであった。入札予定業者に探りを入れた際にも感じたことだが、彼らはリオンに対して敵対心等は欠片も見せず、寧ろテーベル商会に対してのみ、憎悪の念を燃え上がらせている様子だった。
そして更にもうひとり、この密会の場に姿を現した者が居た。イズレンディル・パラリムである。
「こんばんは。盛り上がってるようですね」
手燭を携えて現れた生真面目そうな外観のエルフに、三人の商人達はリオンに対して感じたのとは別種の驚きを僅かに浮かべていた。
イズレンディル自身も商人達の反応を半ば予測していた為か、内心で苦笑を禁じ得なかった。
●包囲網
イズレンディルはリオンの傍らに席を取って腰を落ち着けるや、懐から数枚の羊皮紙を取り出した。
そこには、商人であれば誰もが理解出来る用語と数値の羅列がびっしりと並んでいた。
「このメーンスという町は、情報を集めるには非常に都合の良い場所ですね」
穏やかに笑うイズレンディル。曰く、メーンスには近隣のリザードマン部族がすべからく工房や部族長代理の出張所を設置しており、わざわざ各部族の集落まで足を延ばさずとも、これらの出張所を訪ねるだけでほぼ全ての情報が入手可能になっているのだという。
この日、イズレンディルはメーンス内の各部族の出張所を訪ねて歩き、その全てから対テーベル商会に於ける協力を取り付けてきた。どの部族も、今は否応無しにテーベル商会に対して手芸品を納入しているものの、他にもっと高値で買い取ってくれる業者が現れるならば、いつでもそちらに乗り換える腹積もりだった。
「リザードマンの皆さんは見返り等は一切、要求してきませんでした。兎に角テーベル商会をこの一帯から駆逐出来るのであれば何でも良い、と」
それ故、ツヴェリ、ルアダル、ヴェダの三部族が立ち上げようとしている新商会には全面的に協力してくれるのだという。
「そこで頂いてきたのが、こちらの価格です。エルシーさんからは織物工房の数値を、ディアンさんからは陶器工房からの数値をそれぞれ頂いて参りました」
イズレンディルは羊皮紙上に記された数値について、改めて説明を加えた。一枚目には本来適正とされる金額が、そして二枚目にはテーベルへの納品価格が比較し易い形で列記されている。
「適正価格が維持出来なければ、各工房は利益はおろか、職人やその家族もまともに食べていけなくなるそうです。しかしながら他に納品を受け付けてくれる業者が居なくなってしまった為、泣く泣くテーベルに適正の半値以下の価格で納品していたということでした」
だからこそ、新たな商会の登場は彼らにとっては救世主になり得る、とイズレンディルはいう。この新商会が本気でテーベル商会と戦うというのであれば、この場に同席している商人達も協力すると明言していた。
「各部族のテーベルへの納品価格と、ルチルさんが調べた情報から、テーベルの入札額はおよそこのぐらい」
イズレンディルが別の羊皮紙に記した数値は、適正納品価格の半値を僅かに上回る数値。サクラで入札する他業者の入札額は、リオンが聞き出したところによれば適正納品価格の三倍近い数値だった為、このままいけばテーベル商会が納入権を獲得するのは間違い無いだろう。
「……流石にこの数値では勝負にもっていけませんね」
キーゼは低く唸った。入札でテーベル商会に勝つには、適正納品価格の半値を更に下回る数字を提示しなければならない。だがそれでは、リザードマンの新商会が掲げる適正納品価格の維持という理念に反することになってしまう。
渋い表情でテーベル商会の入札予測額を見つめるキーゼとリオン。だがイズレンディルは、その必要は無いとかぶりを振った。
「こちらは飽くまで、正攻法の額で入札しましょう」
「けど、それじゃあ勝てないんじゃ……」
イズレンディルへの反論を、リオンは途中で思い留まった。そうか、と思わず膝を打つ。
「敢えて、勝たせるんですね」
「ええ、そしてその入札額が不当に低過ぎることを、諸々の資料と証言を突きつけて、メーンス商工会会頭の前で証明すれば良いのです」
成程、とキーゼは頷き返す。そして再び、ベルティック家が定めた商業規則に視線を落とす。その中に、適正納品価格を不当に下回る金額設定についての条文が記されていた。
「後はテーベルの黒い噂を事実として突きつければ、メーンス商工会からの追放も夢ではありませんね。そしてその為にはハヤトさんとイーヤさんの働きが重要になります」
キーゼの頭の中で、入札会当日に於ける戦術が次第に組み上がり始めていた。
●決戦に向けて
三人の商人達はその後、キーゼ、リオン、イズレンディルに伴われて別の廃屋へと足を運んだ。
一行が到着すると、廃屋内の一角に縄で縛り上げられ、猿ぐつわを噛まされている数人のチンピラ風の男達が無様に横たわっていた。
「よぉ、遅かったな。実りのある話は出来たのか?」
捕縛したチンピラ共の傍らで、ゴールディのマフィア然とした格好のハヤトが手燭の淡い光が照らし出す薄暗い空間の中に不敵な笑みを浮かび上がらせた。
ハヤトの傍らには、織物工房から引き返してきたエルシーと、陶器工房の職人及び商人達との打ち合わせを終えたディアンの姿もあった。
「メーンスから撤退した商会の隊商を襲ってたのは、どうやら大半が魔物じゃなく、野盗だったらしい」
とディアンがいえば、エルシーも、
「その野盗連中、自分達の顔を余りちゃんと隠していなかったみたいで」
と幾分呆れた様子で肩を竦めた。そしてエルシーとディアンが三人の商人達に、ハヤトが捕縛したチンピラ共の顔をよく見るようにと促す。
三人の商人達はいずれも驚きと納得の表情を浮かべていた。リーンエスとの国境付近に出没していた野盗とは即ち、このチンピラ共だったのだ。
「……面通しは、これで完了だな」
チンピラ共を捕縛した経緯は、至極単純である。ハヤトがテーベル商会の店舗で商品に軽くいちゃもんをつけたところで、このチンピラ共が絡んできたのだ。
「ゴールディのヴァイオレットレオンに盾突くたぁ、良い度胸だなぁ……」
路地裏に連れ込まれたところで指を鳴らし、不敵に笑ったハヤト。その後の顛末は推して知るべし。
だがこれで、メーンスから姿を消した商会の商圏撤退原因が、テーベル商会による不当な暗躍行為であることが判明したことになる。
残る証拠は、あとひとつ。サクラを強要された商会への脅迫状の有無だ。これについては引き続きルチルが、栗鼠のラトを使って調査したところ、テーベル商会の事業所内で脅迫状の原本と思しき文書が発見された。後はこれを、入札会に参加する各商会から取り寄せれば良い。
「けどよぉ、テーベルがシラを切ったらどうする?」
ディアンが至極尤もな疑問を投げかけた。テーベル側が、脅迫文書は誰かが陥れる為に仕込んだものだと主張すれば、真偽の程が分からなくなる。
と、そこへ丁度良いタイミングでルチルが廃屋内に足を踏み入れてきた。エルシーが脅迫状の件について尋ねてみると、その点については問題無いとルチルは頭蓋面の奥で小さくほくそ笑む。
「イーヤが上手いこと、やってくれたよ」
曰く、入社面接まで話を進めたイーヤが、商会の幹部らしき人物に諸々の採用契約文書をその場で書かせたらしい。勿論、サイン入りだ。
「じっくり確認してみたけど、筆跡が見事に一致したよ。けどまぁ、あんな癖のある字を書く奴に脅迫文書を作らせるなんて、テーベル商会も変なところで抜けてるっていうか何というか……」
偽装野盗の杜撰さといい、脅迫文書のお粗末さといい、末端連中のやることが全て穴だらけである。相手が朴訥な職人リザードマンや規模の小さな商人達ならばそれで押し通せたかも知れないが、冒険者が相手ともなるとそうはいかない。
テーベル商会は最も握られてはならない情報を、冒険者達に握られてしまった格好であった。
「不当入札を証明する適正納品価格、偽装野盗の正体、それに脅迫文書の筆跡……こっちには切り札が三枚あるって訳だね」
エルシーが右手で指を一本ずつ折り曲げながら、確認する。薄暗い廃屋の中で、冒険者と三人の商人達は気合の籠もった視線を交わし合った。
「戦えそうだね」
ルチルが頭蓋面の奥でにやりと笑う。
「おう、戦えるぜ」
ディアンが鼻を鳴らして、頷き返した。
●悪を暴く
翌朝、メーンス商工会の大会議場にて。
この日、同大会議場ではベルティック家にディズル特産手芸品の納入権を争う、年一回の入札会が実施される運びとなっている。
既に年若いベルティック家筆頭執事やメーンス商工会会頭の他、大勢の関係者や入札予定業者等が大会議室内に顔を揃えていた。
「それでは各商会、入札額を投入願います」
メーンス商工会会頭の音頭で、いよいよ入札が開始される。テーベル商会が先頭を切って入札用紙を入札箱へと投入すると、引き続いて他のサクラ参加の商会が次々と用紙を放り込んでいった。
最後に、ひとりのリザードマンが入札箱へと歩を進める。この程、新しく発足した東ディズル手工芸商会の共同代表者にして、ツヴェリ部族工房組合を統括するジェハバが、幾分緊張した様子で入札を終えた。
入札額はその場で開票され、即時に納入権獲得結果がいい渡されるという段取りになっている。
「納入権獲得は、テーベル商会。入札額は……」
メーンス商工会会頭が数字を読み上げた直後、東ディズル手工芸商会の関係者の間から、ひとりの女性が声高に待ったをかけて身を乗り出してきた。
「その入札は不正ですわ。やり直しを要求致します」
前日、テーベル商会で採用面接を受けた後、採用辞退を申し出て行方をくらませていたイーヤが、今度は異なる立場でテーベル商会の前に姿を見せる格好となった。
「な、何だ君はッ! 我々の入札が不正とはどういう了見だッ! 事と次第によっては法的な裁きを受けて貰うことになるぞッ!」
テーベル商会の代表者が顔を真っ赤にして、猛然と吠えた。
当然ながら入札会場は騒然となった。勝利を確信していたテーベル商会の他の面々はというと、怒りと狼狽と困惑で口々に罵倒を飛ばしてきたが、イーヤは我関せずといった調子で飄々と聞き流した。
「イーヤを立てたのは正解だったな」
壁沿いの群衆の中で、ディアンがキーゼに笑いかけた。
テーベル商会にしてみれば、イーヤに待ったをかけられるのは完全なる奇襲で、想定すらしていなかっただろう。その精神的打撃は効果的に表れているといって良い。
最初のうちは辛うじて平静を装っていたテーベル商会の面々だったが、イーヤが次々と繰り出す切り札の連続には次第に堪え切れなくなり、最後の時点では全員が顔面蒼白となっていた。
「……以上の各証拠、及び論拠により、テーベル商会は本入札に関わるべきではないと存じますが、会頭殿のご判断は如何?」
イーヤから話を振られた会頭は幾分困惑気味ではあったが、その一方でベルティック家の筆頭執事は怒り心頭の様子でテーベル商会の関係者全員を、射殺す程の鋭い眼光でじっと睨みつけていた。
この筆頭執事の態度を鑑み、最早是非も無いと判断したのだろう、メーンス商工会会頭はテーベル商会の今回の入札を取り消したばかりでなく、メーンスとその周辺に於ける商業活動を向こう五年間、一切禁止する旨の命令発動をその場で決断した。
直後、大会議場内がどっと歓喜に湧いた。
今の今まで、自分達が完全なるアウェー状態に置かれていることなど露とも感じていなかったテーベル商会の面々は、まるで逃げ出す様にして大会議場を飛び出していった。
「商売はね、作り手と売り手と購入者のバランスなんだ。一部が利益独占したらそれはただのヤクザよっ」
エルシーが傍らのイズレンディルに笑みを向けた。
イズレンディルは相変わらず冷静な態度ではあったが、瞳の奥に喜色が浮かんでいる。
「私としては、種族や部族が自立して外と対等になれる関係が理想でしたが……見事に叶いましたね」
静かに頷き返すイズレンディル。
再び何かをいおうとしたエルシーだったが、それよりも早く、織物工房の職人リザードマン父娘がエルシーに駆け寄ってきて、感謝の握手を求めてきた。父も娘も感涙にむせぶ姿を見せた。
この織物工房は新たな取引先として、東ディズル手工芸商会と契約を結ぶ約束を取り付けていたのである。
「良かったね……うん、良かった」
エルシーはここメーンスで、これ程に感謝されるとは思っても見なかったが、逆をいえば、リザードマン達が如何程の窮地に陥っていたのかを改めて実感する思いだった。
そして同じことが、ディアンの身にも起きていた。
陶器工房の職人リザードマンと、彼らと以前付き合いのあった商人達がディアンのもとへと歩を寄せて来て感謝の意を述べた。彼らもまた同じく、東ディズル手工芸商会との新たな関係構築によって再び商機を得たということであった。
「いやいや……俺はあんた達と豆の話で盛り上がっただけさ。ここからはあんた達自身の勝負だ。応援してるからな」
更に必要ならば、商路の護衛任務も請け負うと胸を張ったディアン。職人リザードマンと商人は、この時初めてディアンが冒険者であることを知り、驚きの色を見せていた。
●相談役就任
その日の夕刻、冒険者達は東ディズル手工芸商会の事務室が入っている建屋へと招かれた。
待合室で熱いハーブティーを供された冒険者達の面には、充足感が漂っている。
「結局、ハヤト以外は大した荒事も無かったね」
ともすれば、護衛としての任務も発生するかも知れぬと考えていたルチルは、意外な程に平和的な勝利で終わったことに多少の肩透かし感を覚えない訳でもなかった。
だが逆に、情報屋としては精一杯動きに動いた。テーベル商会の内部調査のみならず、各部族から情報を引き出す為の交渉や説得には、兎に角積極的に走り回った。その成果が今回の勝利であることを思えば、情報屋としての面目躍如といって良い。
ややあって、ツヴェリ部族工房組合代表ジェハバ、ルアダル部族工房組合代表イリオ、ヴェダ部族工房組合代表アロムの三人が姿を見せた。いずれも東ディズル手工芸商会の共同代表に名を連ねている面々である。
「実はあなた方に、折り入ってお願いがありましてな」
イリオがいうには、冒険者達に相談役を務めて欲しい、というのである。今回、東ディズル手工芸商会はテーベル商会をメーンスから駆逐することには成功したが、しかしどのような形で反撃を喰うか分からない。
そこで東ディズル手工芸商会発足の、事実上の立会人となった冒険者達を相談役として迎えることで、テーベル商会には手出し無用だという意味合いの牽制を加えたいというのである。
「いや、実をいうと、もう既に商工会には届け出を出してしまった後でしてな。正直いって、この場は追認をお願いしたいという次第で」
アロムが若干申し訳無さそうに頭を掻く。
冒険者達は互いに顔を見合わせ、ただただ苦笑するしか無かった。
「ま……色々と各部族に提案した手前もありますし」
イズレンディルは小さく肩を竦めた。彼はリザードマン各部族の手芸品職人達に対し、東ディズル手工芸商会からの利益供与や納品物流通確保についての条件を提示していた。それらの履行を見届けるという意味では、相談役就任は必須だったともいえるだろう。
「うーん、そうだね……あの織物工房のことも気になるしね」
エルシーも、相談役就任の理由があることを認めざるを得ない。
そういう意味では、ディアンにも同様の理由があった。
「ま、そうだな。豆の流通が今後どうなるのか、興味もあるしな」
顎先を右手の親指でさすりながら、他の面々はどうするのかと視線を流す。ディアンに促される格好で、リオンとキーゼ、イーヤの三人も就任を受諾する空気には抗えなかった。
そんな中でハヤトは、テーベル商会の情報が記された資料をじっと凝視している。彼はルチルに、受けざるを得ないだろうと言外に意を含めた。
「……何かあったのかい?」
「見ろよ、これ」
そこにはテーベル商会の最大の出資人、即ちブラギス・ヴァンティール子爵の名が記されていた。
この名を見た以上、受けざるを得ないというハヤトの意を、ルチルはようやく理解した。
そして同時に、今回の入札問題が意外な方向に飛び火する可能性を否応無しに見出していた。
もしかすると、メドゥの指先が絡んでくるかも知れない。ハヤトとルチルの口から告げられた想定外の予測を受けて、冒険者達は一様に表情を引き締めた。
マスターコメント
ショートEX難しい 報酬:標準8 / 4〜8人
2021年02月26日 12時07分26秒 公開
相談掲示板
さて、人が集まるかわかりませんが。たたき台だけは早めに欲しいですかね ひとまず最低必達目標はテーベル商会の入札額入手ですが… 正直、恐らく今回どうにかしたところで状況は好転しない気がしますね。 出来れば、これを機会にテーベル商会にはご退場頂ければ幸いな気がしますが。 「噂によれば、テーベルは裏では違法で暴力的な手段を用いているらしく」ともありますし。 叩けば出てくる埃があるなら、ここでついでに落としておきたいところです。 ひとまず入札額やらテーベルの裏側やらを探るためには 1.商会側への内調 2.他部族への接触 3.黒い噂担当の炙り出し 4.商会被害者との接触 主にこの4点ですかね。サッと思いつくのは。 1に関しては、甘い汁を吸おうと一枚噛もうとする商人のフリや あとは今の商会のやり方が気に食わない内通者等がいれば接触でしょうか。 潜入して調べるのもいいですが、なんらかの騒ぎを起こして注目を集めないと厳しいでしょう。 2については完全に交渉でしょうね。あちらも商業に関わる者なら、 最終的にあちらが損をしないよう唆さないといけないですかね。 どうこちら側に引き込むか、あるいはどうテーベル側から引きはがすか、ですかね。 3はまああえてあちら側が何かを探っている、と気付くよう仕向けるなどして 妨害させに来る、等が一番手っ取り早いでしょうか。 ただ、依頼人に繋がらないようにする必要があるかと。 それと、尻尾切りの可能性もあるのでどこまで辿れるかどうか、ですが。 4については都合のいい情報が転がってそうな気もしますので。 実際どんな状態なのか知る必要があるでしょうしね
ハーフビーストのイーヤよ、よろしく。 ヤろうとした事とキーゼさんの案を考えるなら、私は1か2かしら。 安全を重視して入札額だけなら他部族へ接触。 攻めて裏側まで調べるなら商会の人と接触。 どっちにするかは、他の人の意見や宣言次第ね。
エルフのイズレンディル・パラリムと申します。 宜しくお願い致します。 キーゼさん、叩き台のご提示ありがとうございます。 内容に関して特に異論ありません。 人数が揃うようでしたら各方面で分担して多角的に情報を集めたいところですね。 特に内調等はニセの情報を掴まされる恐れもありますので、他の情報と比較出来るようにしておいた方が良さそうです。 2~4は基本的にシンプルな動きになりそうですが、 1の内調に関しては接触する相手や方法等でいくつかパターンがありますね。 思いつく所では、「商会の現主流派の対抗派閥/商会の末端の商人/商館の使用人/出入りの取引先の商人」です。 分担して当たれると良さそうですね。 >大枠の方針 入札額入手を第一目標として、 「2.他部族への接触」が最も情報が入手しやすいと思いますので、ここは確実に掴んでおきたいところです。 ただ分かるのは仕入値のみでしょうから、入札額はかなりアバウトな推測になってしまいます。 より高い精度で入札額を把握するために他の1,3,4から幅広く情報を集めたいですね。 >入手したい情報 幅広く集めたい情報としては、こちらもひとまず思いつく範囲で、「商会の類似品の利益率(仕入値と販売額の差額)/類似の入札における提示価格/ベルティック家との取引過去実績(価格)」です。 帳簿の写しでも入手出来ると精度もも高くなりますが、リスクも相応に高くなりそうですね。 >個人 此方は特に希望は無いので相談次第で、上手く分担が出来ればと思います。
おーっす! ゴブリンのシーフ、ブレイブファング傭兵団のハヤト=ヴォルファングだ、よろしくな!! キーゼのあげてくれてる叩き台でいうと3の黒い噂辺りからどんな手法で商売してんのか探りを入れてみるつもりだぜ! 被害者から聞き込み調査していけば簡単に辿り着けるだろーし、聞き回ってるのを向こうが察知すりゃ向こうから出向いてくれるだろうしな♪ 帝国に勢力拡大を図ってるゴールディのゴブリンがこっちにも勢力を伸ばそうとしてる体を装えば依頼人を勘づかれずにやれるだろうしよ。 あとは直接的にテーベル商会の本拠地に忍び込んで帳簿類を写書きしてきちまうのも手っ取り早ぇかなとも考えてんぜ。
>内調 ここに関してはどう情報を精査できるか、ですよね 流石にそんなぞんざいな扱いはしてないでしょうし… 狙えるなら、よその商会とのつながりを調べられれば、ですかね。 他に幾ら以上で出せ、と指示をしている可能性がありますので。 そのあたりも追えれば幸いかと。
情報屋のルチルだ。よろしく。 何気にこの辺りは地元に近いんだよな……なんでもかんでも顔が効くわけではないが。 やるなら叩き台で言う所の1か2か。人手が足りなければ4辺りも手を付けてみるが。 1でやるならエーテルリンクでペットを内部に潜り込ませるくらいはやるよ。仕入れ額以外にも裏情報は掴んでおきたいね。
>動き 無難、というか、必須なのは1、2でしょうね。 ああ、ペットでのエーテルリンクなら有用ですよね。視覚も共有できれば文字も読めますし。 裁定でも入札額だけは押さえないとまずいですし。 この手の類は恨みを買ってるパターンも多いので、4でもそれなりに情報えられそうな気はしてるんですよね。 4から3の裏側を見れそうな気もしますし。ハヤト氏は腕っぷしもあるので3で動いてくれると助かりますか。 ひとまず イーヤ氏 1or2 ハヤト氏 3 ルチル氏 1or2 ですか。 出来ればもう少し人手が欲しい所ですが。 ルチル氏とイーヤ氏はやりたいことを優先していただければ。 僕は空いたところはフォローに入りますよ パラリム氏も同じだと思いますし
ハヤトさんに3を担当頂けるなら頼もしいですね。 ゴールディ絡みを装えばダーティな動きはむしろ自然なのも良いですね。 是非よろしくお願い致します。 現行の5人のままでしたら、 「1.商会側への内調」に2名、他は1名ずつの担当が良さそうですね。 ルチルさんにエーテルリンクを活用いただけるのなら、1を担当頂けるとありがたいと思います。 やはりこういう時のペットは頼もしいですから。 そうですね、私も空いたところを担当させて貰えればと思います。 1か2でしたらイーヤさんがやろうとされている事に合う方を選んで下さい。 得意分野を活かせる方が良いかとも思いますしね。
>1.商会側への内調 ならルチルさんのペットが動きやすいように、正面からテーベル商会の人たちに接触してみようかしら。 買い物って体でもいいけど、私的には「ここで働けないか?」とか言いつつ、色気と誘惑スキルを使って商会の人を引き付けてみたいわね。 不要だったり邪魔になりそうなら、2.他部族への接触で同じようにして情報を聞き出す、かしら。
>イーヤ なるほど。いや、助かる。 商会の人間の目を引いてくれた方が見つかりづらいし動きにくい。 入札額を書いた書類とか、人がいそうな所にありそうだからね。
ふむ、では僕は4をメインで動くようにしておきますかね 内調や炙り出しは宜しくお願い致します。 こちらは、被害者やそうですね…従わざるを得ない、という方々に対して接触させていただきますか。 …もし、色々と裏が出てきた場合、入札とは別に、皆さんで一回情報をつきあわせておいたほうがいいかもしれませんね。
こんにちは、シューターのエルシー・サリバンだよ。宜しくね。 ここまでの流れを拝見して、4で被害者からの情報収集をするなら 手数が多い方がって感じて参加させて貰ったけど、それで構わないかな? 別の担当をって事なら移動するので教えてね。 4なら、先ずは被害者の家族に接触する形で黒い噂に近づけたらと思ってるよ。
では私は「2.他部族への接触」で動きますね。 リザードマンの商会が出来ましたら適正価格での仕入れとなること、また、必要であれば利益供与うもあると提示して情報を収集いたします。利益供与の幅は事前に依頼人に確認致します。 >情報突き合わせ どこかのタイミングで情報を合わせられると良いですね。 >エルシーさん こんにちは、よろしくお願い致します!人手は欲しいので助かります。 4担当で大丈夫だと思います。2,3,4は一人ずつになっておりますからね、いずれも人手不足かと思いますので。
お、エルシーもよろしくな! 人手が多いのは助かるからな♪ んじゃ、3黒い噂の炙り出しは任されたぜ! 適当に嗅ぎ回って難癖付けてくる輩が出てきたら痛めつけて話を聞き出す事にすんぜ!
出発24時間前ですね。よろしくお願い致します! 一応ですがこちらのプレイングを記載しておきますね。まだ微調整はあるかもです。 何か合わせることがあれば仰ってください。 (行動内容の部分だけ抜粋しております) *************************** テーベルと取引する各部族を回り情報提供を依頼 今後はリザードマン商会(以下リ商会)の味方になるよう説得 基本方針は「メリットの提示」「テーベルへつかざるを得ない事情の解消」の2点での説得 純粋に自部族の利益の為だけにテーベルに付く部族には脅しも合わせる(飴と鞭) 部族の情報把握のため周辺や一般人への聞き込みも実施 最終的に他との情報を合わせ総合的に入札額を推測 ●入札勝利の暁には以下のメリットがあると提示 リ商会による適正価格の仕入れ リザードマン戦士による輸送時の護衛派遣 ●部族の状況に応じ下記条件も提示 事前にリ商会に可否は確認する ①リ商会からの利益供与(情報提供の対価のお金) ※一時的な資金難によりテーベルに依存する場合 テーベルへの借金等で利息払いのみで困窮している場合(借金を建て替える ②テーベルの裏での暴力的な手段に対し商会が対処 ※部族がテーベルの違法で逆らえない場合 ③テーベルが担う部族への流通をリ商会の商人が担う ※部族の流通がテーベルに抑えられている場合 ●脅し 周辺部族から干される可能性、テーベルが引き上げた際にリ商会から冷遇される可能性を示唆 ●情報提供依頼 仕入値、仕入れた品のテーベルによる販売額、その他入札に関わる情報
こちらは被害者を中心に聞き込みと、ちょっと情報操作でも頼みましょうかね… 此方に関しては恐らく直接入札に繋がる物がないでしょうが、相手の動きをけん制できますし、何より今回だけで解決する可能性もないですからね。
話は聞かせてもらった! 人手が足りないみてぇだから、俺も傭兵としてこの依頼に一つ噛ませてもらうぜ。 とはいいつつ、俺が何か新しいアイデアを持ってきた訳でも、相談に使える時間が残ってる訳でもねぇしな。キーゼが初手に張り付けてくれた案の中から選ばせてもらうとして… 【2】他部族への接触、これを俺なりの方法でやらせてもらおうか。
イズレンディルさん、プレありがとうだよ。 正直…頭が良い訳じゃないので、どう言う方向性で情報を引き出すと良いか迷ってたので 「メリットの提示」「テーベルへつかざるを得ない事情の解消」 この2点に準じる流れに出来るよう聞き出してみるね。
ヒーラーのリオンといいます。 ぎりぎりになりましたが協力させていただきますね。 3の黒い噂の炙り出しに回ろうと思います。
リオンさん、よろしくお願いするよ。 プレを提出したのでご報告するね。 それと4から離れるけど、魔物が増えた理由を探るともプレに加えたよ。
プレイングは提出したわ。 がんばって囮として惹きつけるようにするわ。 遅くなっちゃったけど、パラリムさんとキーゼさんは私のやりたい事を優先させてくれて感謝するわ。 後から参加してくれた人もよろしくね。
出発直前だがプレイングを書き終えたので報告を。 集落の説得は大体イズレンディルのやり方を踏まえつつ、ペットの力を借りた諜報活動の比重を多めに書いておいた。 できる限りたくさん情報を拾っておきたいがさてどうなる事やら。
人も増えて何とかなりそうですかね ご協力感謝を 現地ではよろしくお願いします