魔窟テルマエ
九蓮宝燈
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シナリオID:414
オープニング
鉱山につるはしの音が響く。
屈強なドワーフたちが黙々と作業している。
「休憩だー!」
髭に白いものが混じったドワーフが号令する。
ドワーフたちは道具を片付けて、各々弁当を取り出した。
「お前の弁当、シケてんな」
「そういうお前のだって大差ねぇじゃねぇか」
ここにいるドワーフは全員独身の男性だ。年齢も中年に差しかかるものばかり。
この男たちが住む村は、ドワーフ王国でもとくにド田舎。
鉱石掘りと製鉄を生業にする小さな村で、住民たちは外の世界のことをあまり知らない。
そのため、古き悪しき因習が今なお色濃い。リザードマンやエルフへの差別意識、男尊女卑、年功序列。そんなものが根絶されずに受け継がれ続けている。
そういう事情で、若い者、とくに女性は、よっぽど気が弱いか、徹底的に反抗する意欲を殺がれていないかぎり、この村を出ることを人生の目標に掲げてしまう。人口に中高年男性が占める割合が増えていってしまうのも自然の流れだった。
そして、よく言えば純朴で素直、悪く言えば視野狭窄で独善的な、独身で高齢な男性たちが現在の村の幹部に就任している。
女性やまともな感性を持つ男性たちは、そんなだから嫁に来る女がいないのだ、という言葉を飲み込みながら、幹部たちの機嫌を損ねないよう日々を過ごしている。
「バァさんの作る飯なんじゃかなくて、若くてプリプリした嫁が作った愛妻弁当を食いたいもんだ」
「お前なぞに縁があるものか」
下品で粗野な愚痴を漏らし、どつき合いながら食事はすすむ。
午後の仕事が始まって間もなく。
「おーいみんな! 湯が出た! 熱湯だ!」
坑道の奥から一人のドワーフが急を告げながら走ってきた。
なんと、作業中に温泉を掘り当てたらしい。
危険の有無や泉質などの調査のため、この日の作業は中断することに。
次の日。
村では臨時の集会が開かれていた。
どうやら湯の量はすこぶる豊富で泉質もなかなかいいらしい、という報告がもたらされたのだ。
それを聞いた村の幹部ドワーフがニタリ顔。
「若い女は美容だなんだで温泉が好きだろう。浴場を作って外から観光客を集めて、美人が来たら娶ろうじゃないか」
鶴の一声に湧きたつ女日照りのドワーフたち!
「そうなったら人手が必要だな。村を出たやつらにも手紙を出して帰郷させろ」
その言の意図は『身内は無料の労働力』であることは明白であった。
幹部席を中心とした欲望駄々漏れのテラテラの笑顔のグループとは対象的に、末席付近や女性のグループは「ああ、厄介なことになった」と頭を抱える。
●魔窟テルマエ 〜ド田舎SOS〜
「で、なんでウチに?」
ドワーフの鍛冶師・ドワジが持ち込んだ故郷からの手紙を一読し、受付嬢・アルミレア・A・アンダーソンはいぶかしげに言う。
「あんた、前あの酒乱の先輩を上手くあしらっていただろう。あんたのような強い人じゃないと、あの魑魅魍魎の相手は無理だ」
曰く。
ドワジの故郷で温泉が湧き、浴場が作られたのは先月のこと。だが客足は微妙。かくなる上は、いつもお世話になっている冒険者さんがたへのねぎらいだとか適当な名目でギルドに依頼を出し、冒険者を連れてこいと言われたそうだ。
その下心は『美女が来れば、あわよくば嫁に』であるそうで……。
「失礼な話ね~」
眉間にしわを寄せるアルミレア。
「だが俺はそれ以前の問題だと思っている」
ドワジが手紙に記された浴場の様子を読んで思うに、とてもまともな浴場とは言えないものだったそうだ。
自分のことしか考えられない世間知らずな男どもが考えたであろうそれは、とても客を呼べるようなものではないという。
「あんたらには申し訳ないんだが、冒険者を呼べという命令には逆らえんので、とにかく来てくれんか。そして、ほうぼうに迷惑をかける前に、この浴場をまともな形にしてほしいのだ」
ドワジは重そうな袋をカウンターに置く。中身は硬貨で、適正な依頼料には十分足りそうであった。
「俺が金を足しておいたから報酬は十分なはずだ。不愉快なやつらの相手になると思うが……すまんが頼まれてくれんか」
「ドワジさんが悪いんじゃないから顔上げて。わかったわ」
今でこそ少しは丸くなったものの、かつては女性のみで構成された武闘派パーティー激昂女神のメンバーであったアルミレアだ。現役時代は男性冒険者に舐められないよう、それはもう色々と……ブイブイやっていたのである。
引退して受付嬢になった今でも、そういう需要があったとは。
「あたしが同行して女性冒険者への迷惑行為の防波堤になればいいのね。だけど、依頼を選ぶのは冒険者たちだから、必ず女性が来てくれるとは限らないのは了承してもらっておいて」
かくして、裏に様々な思惑を渦巻かせた依頼書が貼り出されることになった。
解説
マスターより
リプレイ
ドワジの案内で村に到着した冒険者達。
地元のドワーフはそれを遠巻きに眺めている。早くも見世物扱いである。
「でかしたなドワジ。エルフも混じっているのが難点だが、あいつらは見目だけはいいからな」
「先に言っておくが、村の外ではそういうのは無粋なのだぞ」
上機嫌な村幹部のドワーフにドワジは釘を刺す。
(おおごとにならなければいいが)
ドワジにとっては、この村は身内の恥そのもの。自分自身、嫌気がさして他所に拠点を移しているのだ。
まさか応募が綺麗どころばかり八名も集まるとは思っていなかった。
「啓示では『このゲームはゼン=ネンレイですから実際安心』とのことです。大丈夫ですよ」
フリーダ=ブロムヴィストがドワジの肩を叩き、心の中を読んだようなことを言う。
ドワーフ王国は地下にトンネルを穿って暮らす国。
この村も例にもれず、畑などどうしても地表でないと作れない設備以外は洞窟の中にある。そのため、目的の温泉も地中だ。
「汗を流す前に、日課の訓練を済ませておきたい」
サマエラ=フォリウムがトンネルの前で休憩を申し出た。
地元のドワーフはじろり、と嫌そうな目を向ける。サマエラはエルフとゴブリンのハーフであり、彼らに差別感情を持たれる容姿である。
「なに、不埒な輩を想定して説法を行うだけだ、すぐ終わる」
そんな視線を歯牙にもかけず、サマエラは涼しい顔で戦棍を構え、およそ直径二メートルほどの大岩の前に立つ。
「――超説法」
サマエラの戦棍がめり込んだ部分から大岩が裂け、轟音を立ててふたつに割れた。
ぽかーんと間抜け面を晒すドワーフ達。
「……こんなものか」
サマエラが振り返ったときには、誰もいなかった。
仕方がないので、もう少し鍛錬をしてから温泉に向かうことに。
●食堂
ドワジからの事前情報で聞いていたものの、半信半疑だった一同。
「あぁ、父や兄を始めとした周りの男性陣がいかに紳士だったかよくわかりました……」
コルネリウス・アーラが額を押さえて嘆く。
ここは食堂。壁の一面に大きな窓がしつらえられており、その向こう側に浴場が見える。
この浴場は、なんと女湯であるらしい。
コルネリウスは、エルフということで割増しでドワーフ達の不快な好奇心に晒されていたが、笑顔で受け流していた。
そんな辛抱強い彼女でも、この窓だけはスルーできなかった。
「なるほどね。女性に注意事項があったのは、そういう理由かあ」
ロゼットも顎に手を当てて、うーんとうなる。
ドワーフの事情もわかるが、これでは自分の首を締めているようなものだ。
●男湯
(男湯の方は僕が頑張って改善点確認しないと)
唯一の男性参加者(男の娘)ララベル・サン・ディーベルは男湯はカルダリウムに突撃。
先に入っていたドワーフがどよめく。
「お前さん、あいつらが言っていた嫁候補か! 背中でも流して来いと命令されたか」
「待って、僕、男! 男だからっ!! お嫁さんは貰う方だよっ」
腰にタオルを巻いた姿のララベルの胸部を確認し、ほっとした様子のドワーフ達。
「君達は女の裸に動揺するの? 女湯はあんななのに?」
彼らの態度に疑問を覚えるララベル。
話を聞いたところ、彼らは幹部達の手前、浴場に来ないわけにはいかなかったものの、覗きへの加担はしたくなかった者たち。食堂には行かずに「自分ら風呂行ってたんで! いやぁタイミング悪かったっすねぇ」とごまかすつもりだったのだ。
色々あるんだなぁ、と思いながら湯船に入ろうとするララベル。
「熱っ、お湯熱すぎだよ……これじゃあ外からの人、入れないから」
そんなことはない、適温だろう? と言うドワーフと押し問答しているうちに、天窓から冷えた空気が入ってきて徐々に湯気が濃くなっていく。
霞んだ景色のむこう、入口からのっしのっしと入ってきた人影。
ドワーフにしては長身すぎる上に、ぼんやりした輪郭はなんとなく豊満ボディ。おまけに歩くたびに胸部がゆっさゆっさと上下している……。
男湯の洗い場にどーんと仁王立ちするのは、まさに女性! キュベレーその人である。
「って、ふぇぇぇぇぇ、なっ何で、男湯に来てるのぉ?」
「ドワーフのこさえた風呂とやらがどれほどのものか試してやろうと思ってな」
真っ赤になってわたわたするララベル。ドワーフ達もどよどよしている。
驚愕の男湯に、とてとてと素足の足音がしてさらに追い打ち。
ばばーん! と爆乳シスター・シルク・メイプルリーフが登場。
豊穣を司る神に仕える彼女の肢体はこれでもかというほど神の恵みを享受している。
下半身はタオルが巻かれている。フキダリウムを使ったために濡れてぴったり。それに対して重量感たっぷりもちもちのお胸は解放感たっぷりの趣である。
もっとも、濃い湯気と天窓から差し込む日光とで、おぼろげなシルエットしかわからないのであるが……。
突然空から女神が舞い降りて来たかのような幸運にドワーフ達もガン見。
「君達覗きに加担したくないんじゃなかったのぉぉ!?」
「覗きは犯罪だからよくない。だが見せてくれるなら見たい!」
キュベレーとシルクの柔肌をドワーフ達の視線から守ろうとララベルは頑張る。
女性二人もいざ湯舟へ。
しかしあまりの湯の熱さに驚いて、すってんころりんやはらりがあったとかなかったとか……。
●女湯
食堂でも大変肌色比率が高いことになっていた。
脱がされているのは、窓前席にテカテカ顔で着座しようとした幹部ドワーフ達である。
女性の裸を見世物にしようとしているのに怒ったレギン・アンドヴァリが『お前たちも脱げ。同じ立場になれ』ということでひん剥いたのである。
採掘で鍛えられたドワーフ達は誰もがいい体をしており、スケベすぎる光景だ……流石に見えてはいけない部分が丸出しということはないが。
そこに男湯に行ったメンバーが合流。調査状況が共有される。
ちなみにララベルとドワーフ達が茹でたこ状態なのは、むにゅんとかぷるんとかがあったせいである。恐るべしラッキースケベ。
フリーダが大きな問題を取りまとめる。
「この浴場の主な問題点としては、男湯が恐ろしく熱くて普通の人は入れないという点、そして女湯が丸見えとなってしまっている点ですね」
要点としてはこの二つ。
「情けない。本当にドワーフ男子なのかと疑いたくなる所業だ」
「様々な立場を想像して、ご自分達は勿論皆さんが楽しめる場にすることは大切です。そこに性差や種族の壁は無いと思っています。居心地の良い場所だと広まれば、自然と多くの人が訪れてくれるようになりますよ」
レギンとコルネリウスが切々と訴えるが、幹部ドワーフ達は「ワシらの行動は極めて合理的である」とどこ吹く風。
「……意見のある者は己の拳をもって訴えかけるがいい!」
女性の敵は誅さねばならぬ。それに、レギンの敬愛する父親はドワーフの鍛冶師であり戦士だ。だからこそ、ドワーフという種族や同業全体の評判を落としかねない、このような代物を見過ごすわけにはならない。しびれを切らし、響かぬドワーフにくってかかる。ロゼットも棍で床を鳴らし、暴力を辞さない様子。
一触即発の空気の中、コンコンというノックの音。
音のした窓の方に皆が振り返ると、婦人湯の洗い場にサマエラの姿――事前にこの窓の存在をドワジから聞いていたため、もちろん着衣のままである。
「婦人湯は……なかなかどうして、景色も良く、癒しになりそうだな」
開かれた窓の向こう。静かに穏やかに紡がれる言葉。
「しかしこれは何だろう、私に説法相手でも、選んで欲しいのだろうか」
瞬間、幹部ドワーフ達の背骨が凍りつく。サマエラの『日課』を先程目にしたばかりなのだ。
「まぁそれは、半分の半分ほど冗談だが。ここに観光客を呼ぶとして、女性冒険者もまた当然、やって来るだろう。私などより腕が立つ者も、幾らでもいる……取り返しのつかないことが、起きる前に、塞いでしまうことを、薦める」
ドワーフ達は気づいた。今、自分達に怒りを向ける女性達は皆冒険者。見た目は手弱女であっても、このサマエラに匹敵するほど強いのだということに。
流れが変わったのを見て、男湯に行っていたほうのドワーフ達が浴場の図面を開いてテーブルに置く。
「大将、ワシらは古い文献を斜め読みしてこれでいいと思っていたが、外の人にとっては駄目らしい。客が来ないのはそのせいだ」
彼らは徹底的に反抗する意欲を削がれた者たち。普段ならこのように幹部に意見することなどできなかっただろう。
「ワシらは変わらねばならん。だってまた来てほしいじゃないか……!」
彼らは今、スケベという原動力に突き動かされていた。よっぽど男湯でいいことがあったのだろう。
しかし幹部ドワーフ達にはそんなことは知る由もない。今まで唯々諾々と従うだけだった仲間の、勇気を振り絞った訴えに心を動かされていた。
そして最後の一押し。
「そうです。この浴場の建設は、嫁不足の解消のためということではないですか。女性客が来ないのなら元も子もありません。本当にモテるドワーフというのは、わざわざ覗いて品定めするようなこすっからい真似はしないのですよ」
後光を背負ったフリーダの言葉が決め手になった。
フリーダも『最終的には物理で何とかしましょう』という啓示を受けてはいたが、その手札をまだ切ってはいなかった。そのため仲裁役として場を鎮めることができた。
「……わかった。どうすればいいのか、聞こうじゃないか」
●改造計画
女湯の窓はほぼ満場一致で塞ぐということになった。
男湯の温度については、実際に工事を行うドワーフと検討。
「水風呂の方からパイプを作成して冷たい水を引っ張ってくることはできますか?」
「テピダリウムを横切ると水も室温も温くなりそうだ。その場合、別のルートから引くほうがパイプが短くて済む」
ここでは建築・土木のスキルをもつフリーダが中心となって冒険者側の意見をまとめた。
そして、その他の問題点や改善方法について。
まずは男女で設備に差がありすぎる点を是正。
男湯を仕切りで分割して男女別にすることで解決。
男湯のほうが様々な浴場があるのは、特に考えなしに伝統にのっとったものだった。
「美容で女性の集客求めるなら必要だと思うし……」
ララベルを始め、多くの冒険者が同じ意見を持っていた。
そしてテピダリウムが実質サウナだったが、それはそれでいいという意見が多かった。
「多少高めの温度ではあるものの蒸気サウナとはそういうものです。熱を帯びた体を水風呂できゅっと締めるのが癖になります」
と、シルク。
「何よりサウナ上がりの女性の姿って素敵だと思うよ」
「啓示でも『サウナで汗をかく女性っていいよねよくない?』と出てますし」
小声でつぶやいたララベルに、フリーダも同意。
ただし婦人湯のほうは仕切ると十分な広さが確保できないため、時間で三つに区切り、男女別と混浴とで分けることに。
「婦人湯は絶景ね……空中露天風呂って名前で宣伝すればいいんじゃない?」
「あの窓さえ何とかすれば入る分には問題ないだろう」
冒険者の間でも、窓以外は悪くないという意見が優勢。
「温泉がお好きな方が多いのは確かですから、安心して女性が入れるようになれば自然と観光で来てくださる方も増えるのではと」
不愉快な思いをしたであろうに、コルネリウスは広報に一役買うと申し出てくれた。冒険者達とて、嫁不足に悩むドワーフの出会いの場まで完全否定しているわけではないのだ。
混浴という妥協案は意外にも女性からも出ていた。
「私は別に見られても平気だが、気がつかないわけでも見せたいわけでもないからな」
怒っていたはずのレギンがそう言ったのがドワーフ達に響いたようだ。キュベレーやシルクのようなフルオープンなケースはレアなものの、やり方さえ間違わなければやや寛大な女性は案外多いと理解したのだ。
ララベルからは水着の着用が追加で提案された。
「それなら女性に覗かれてるって思わせないと思うし……ただねその時は、さっき僕にしたような嫁候補扱いする発言とか、じろじろ見るのは駄目だからね、気になってもさりげなくだよ」
赤くなるララベルとドワーフ。ドワーフのほうにも裸は刺激が強すぎていけないという意見があった。
そして温泉の効能について。
「温泉ならそれだけで体の痛みが引いたり、病後の快復が早くなったりするものだけど」
医療と薬学の知識があるロゼットが考察する。
先ほど浴場に行ったサマエラが桶に一杯、湯の現物をもってきていた。
「……少し塩っぱいのね。海の水が皮膚の病に効くという説があるから、これにも同じ効果が期待できるんじゃないかしら?」
「この湯も、これは鉄の色だろうか」
造血はサマエラの信じる神が司るものであるし、人のものに似た血液を持つ貝の一種が血を補うのに効くという経験則もまた知っていた。
知識による方面からの考察はこのようなところであった。
「婦人病の多くは月のものが原因で血が不足することが原因というわ。女性に嬉しい効果があるのは間違いないわね。それならもっと女性に受けるように、マッサージ部屋……ウンクタリウムを作るのはどうかしら? もちろん施術者は女性でね」
ロゼットが提案する。女性の活躍する場所を作ることで、女性軽視の風潮の改善や流出の減少を狙った案だが、従業員を女性にすれば女性客がドワーフ男性にガツガツした目で見られにくいという効果もありそうだ。
「お湯は少しだけヌルヌルする感じで、湯上りのお肌がツルツルした感じがします」
というシルクの感想により、カーテンか何かで窓を塞いだ上で、有志が婦人湯に入ってみよう、ということになった。
「我は十分温まったから、キンッキンに冷えたエールをいただくぞ。まさかドワーフが酒を用意していないなんてことはあるまいな?」
キュベレーがサムズアップ。
「冷えたエールとは外の若い娘の好みか? ワシらはもっぱらこいつだ」
どん! と置かれた瓶は蒸留酒である。これはドワーフ王国でのみ密かに生産されているが、国内で消費されるため出回らない幻の逸品だ。
見事な細工の硝子器がキュベレーの前に置かれ、命の水が注がれる。
「秘蔵の酒の対価に教えてやろう。我は二百年を生きた――だが肉体が未だぴっちぴちなのは明らかだろう?」
妖艶な笑みを浮かべるキュベレー。男湯での出来事を思い出し、ドワーフは飲む前から真っ赤になった。
間もなく冒険者達の実体験によって湯に美肌効果があることが確認された。
冒険者が帰った後すぐに改装工事が始まったと、後ほどアルミレアはドワジからの手紙で知ることとなった。
そして新生オープン後、コルネリウスの広報活動をはじめとした冒険者達の宣伝や徐々に客が来るようになったという。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準8 / 4〜8人
2021年01月06日 21時06分31秒 公開
参加者
- メイプルリーフ シルク
コルネリウス・アーラ
フリーダ=ブロムヴィスト
ララベル・サン・ディーベル
サマエラ=フォリウム
ロゼット
レギン・アンドヴァリ
- キュベレー
相談掲示板
No.1
温泉も立派な大地からの恵みですからちゃんと整えて活用してもらわなきゃですね 療養地として栄えれば人の流れも変わって美味しいものも入ってきそうですし
コルネリウスです、宜しくお願いします 色々と改善されれば人も入るようになると思いますし、しっかり参りましょう。
No.3
我だ。 男湯のほうが充実しているように見える 幸い男も居ないようであるし我は男湯に入るぞ。
ゴブリン、サマエラだ。よろしく頼む。 景色は、良さそうだが……ふむ。 温泉の効能の方も、分かる範囲で調べてみるか。
僕はララベル・サン・ディーベル。 みんな、よろしくね! 今のままだと目的と施設がちぐはぐだし、色々教えてよい温泉になってほしいよね。 ん?!……って、待って僕、男!男!!(わたわた赤く)
レギン・アンドヴァリだ。 よろしく頼む。 しかし見事なまでに欲望と独善しか感じられない温泉だな。 せめて対等なら擁護のしようもあったというのに…。
No.7
確かに聞いたところ男湯の方が色々問題がありそうですし我々が直接調査するべきですね。 それに男女であまりにも差があるのは不公平という物です。ちゃんと改善点を見つけませんと。ララベルさんも男湯側に?
ロゼットよ。よろしくね。 浴場に男性用の設備の方が多いのは、大衆浴場を利用する 客層の大半が男性だったから、というのが本来の一説らしいわ。 だからそこについては、女性軽視って理由でもないみたい。 まあ浴場を観光資源にするつもりで、女性客も狙いに入れるなら 女性用の設備を充実させるのは理にかなうと思う。 洗い場の窓についてはフォローのしようがないから、 遠慮なくふさぐように意見しないと、だけどね。
No.9
おや、ララベルは男子であったか... 綺麗な顔立ち故、そうは見えなかったのでな。 しかし我が男湯に入るという事に変わりはないので安心するがよい! 我は単に風呂とサウナを堪能したら湯上りにエールをぐいっ、とやるのが目的なのだが…。 少しくらいは貢献しておかねばならぬようだな、女湯は任せたぞ。
女湯の窓の件に関しては、逆に品定めされたらどう思うか…などで訴え掛けたいとは思いますが、私はエルフなのもありますし、どれ位聞き入れて頂けるかは解りませんね 不快な態度は我慢できますが、なるべく多くの方と説明と説得をご一緒にしていければと思います 男湯の方は、彼らには耐えられる(問題ない)が他の種族には難しいという点をきちんと伝えた方が良さそうですね あとはサマエラさんも仰っている温泉の効能、それによる影響などの指摘ですね
ウォーリアのフリーダです。よろしくお願いします。 水風呂があるとはいえ、男湯は最大60度となると中々過酷な温度ですね。 熱に強いドワーフ達にとってはこれで良いのでしょうけど、 他種族にとっては楽しむ以前の問題な様な気がします。 どうにかして40度ちょっと位に調整出来たら良いのではないでしょうか。 女湯については洗い場の窓をどうにかするべきでしょうか。 ただ、見晴らしの良さを売りにしているところがありますし、 食堂に壁を設ける等して視界を塞ぐ事で見晴らしの良さを確保しつつ、 人目を気にせず温泉を楽しめるようにできると思います。 あるいは女湯を覗くドワーフ達に対して、 「真にモテるドワーフとは女湯を覗くような非紳士的な行動はとらないのだ」 みたいな覗く事を非とする考えを広めるとかでしょうか? 後はそうですね…蒸気サウナについては女性でも使えるようにできないでしょうか? 部屋を区切る等すれば行けそうな感じですし。
女湯の方は、窓にカーテンなり衝立なりを設置すればとりあえずは入れそうか。 私はドワーフの方に話を付けに行こうかと思ってるな。 対等に「お前らも脱げ」って方向で。 混浴の設置あたりが妥協点かなと。
男性用にある設備を改善して、女性にも使えるようにするのは、 区切る、混浴化、あと利用可能な時間を分けるって手もあるわね。 温泉なんかで時間別に何時から混浴です、とか聞いたことあるし。 温度については水風呂の冷水を、パイプで引っ張って注ぐとか。 パイプの口を塞げるようにしておけば、ドワーフ用の熱い湯が 良い時は冷水を止めておけば切り替えられる、かな?
男湯入るんだっ(赤く)。 僕もメインは男湯に入って、改善点とか調べようと思うよ。
特に男尊女卑の部分を折れるかどうか、で各反応も変わりそうだな……。 温泉で汗を流す前に、軽く日課の訓練でもしておきたい。 等とでも言って、目の前で岩石なり、叩き割ってやろうかとも思ったが、 ……アピールが不足した場合、余計に男尊女卑が固まるだろうか? 婦人湯の窓についても説得するつもりだが、通して言葉でまとめた方が、良いだろうか……。 カルダリウムの温度は、45度なら何とか……とはいえそうだな、需要としては少しな。 冷水を引っ張っての調整、良いと思う。 元が広いのなら、熱湯風呂と通常の風呂に、区切って分けて使うことも、できるか?
明日は元旦ね。ここで言うのもなんだけど、皆よいお年を。 お正月は挨拶やらでバタバタするから、出発日に気をつけて。 >サマエラ セクハラについては、私からも先に観光客を迎えたいなら 礼儀は大事よって教えを、ちょっと物理的説法で諭しているわ。 対応する人が少しずつアピールしておけば、足りるんじゃないかな。 テルマエの方は男湯の温度対策、婦人湯の窓ふさぐ、泉質の検証を 分かる範囲でって行動に入れているわ。あと提案までだけど、 ドワーフ女性陣でマッサージとか企画できないか相談してみようと。 女性の活動する場ができれば、見る目も変わってこないかなあと。 字数的にはこれで一杯かな。
明けまして、おめでとう。 新たな年、誰にとっても良い一年となれば、幸いだ。 初めの仕事も、無事にこなせるよう、尽力しよう。 ああ、それならば私もタイミングを合わせて、アピールしておこうか。 足し合わせれば確かに、より効果も見込めそうに思う。ありがとう。 私はこれと、窓については言葉でも触れるとして、 あとは効能の調査、及び結果次第で宣伝文句も適切なものを、考えられたらと。
今のドワーフ王が女である事をついさっき知った今日この頃。 なにかのネタにならないかと思ったが何も思いつかなかった…。 田舎ドワーフじゃあ、私同様知らない可能性もあるしな。 私もドワーフ相手に話し合い(物理)や説得(物理)をやる予定だな。 向こうの出方次第だが。