【CP】レイウェストの首

韮瀬隈則

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シナリオID:307

オープニング

●
「そなたの事情は聞いている。それに付けこむようで申し訳ないが、私の――レイウェストの影武者となっていただきたい」

 ギルドの一室で、レイウェストの奇妙な頼みごとを承諾してのち数日間。
 頼まれたサキは未だ、そのときの様子を当事者とかけ離れた感覚で記憶している。
 けれど、日を追うごとに現実味を帯びてくると、夢でも物語でもない亡国の皇子の影武者という重荷におしつぶされそうになる。
(断る? 断るなんてあの時にできただろうか? 途方に暮れる私はそれでも気丈に生きようとして……突如開けた道へ引き込まれたのだもの。あの私によく似た皇子(クズ)に)

「逃げなきゃ……」
 思わず口をついて出た言葉に、慌てて周囲の気配を探る。
 かの皇子とその護衛(レイウェストと懐刀)は、暫くこの難民キャンプを不在にしていたはずだ。このギルドの奥まった一室にも皇子の噂は届くから、国境付近(近隣)で忙しくはしているのだろう。
(監視は居ない。男装に慣れろとお仕着せを渡されて、たぶん、私がまだ茫然自失としているから油断されていて)
 ならば――逃げるなら今のうちだ!

 出来るわけない! 出来るわけない! 出来るわけない! 出来るわけない!
 影武者なんて勤まるわけはない!
 ただ似てるだけの商人の娘(サキ)に、皇子(レイウェスト)の身代わりなんて、使い捨ての盾(弾避け)にされる未来しかあるはずない!

 男装の上に外套(逃亡の準備)を整え、ギルド裏口から手近な荷馬車の荷台に身を隠す。
 荷物はひと一人がすっぽり収まる袋とスコップが多数……、用途を想像して震える躰を、袋の重なりの間に潜り込ませた。この荷馬車と幌馬車の列は、先ほどギルドで手配完了したばかりの、遺体回収と埋葬の依頼に用いられるはずだ。

●
 馬車列を停めて、御者の男は「災難だな」と冒険者を振り返る。
「働かざる者喰うべからずたぁ言うが、墓掘りに駆り出される難民も護衛に駆り出されるあンたらも、ご苦労なこった」
 鞭で指す先には、荒廃した関所。
 吸血鬼ヤコブ・ヴィリアンが引き起こした死者の大群による強襲。その犠牲なのだ。あそこを護っていた帝国軍人たち十数名は。
「死体袋は詰め所の定員より余計に持って来といたぜ」
 これから増えるかもしれんしなと悪趣味に嗤う。だって、そいつら、半病人の食いつめ難民ばかりじゃないか。

 事前配布の見取り図では、二階建て10m四方程の検問所と詰め所が一体化した建物、裏手の軍事拠点化用の資材置き場、そして現在地の停車場。
 まずは資材置き場へと建物内の遺体を回収して、遺品と分けて死体は袋に詰めて、墓地は……少し離れた空き地だったか。
 御者に「手間取るなよ」と作業の再確認を促されながら、足取り重く難民たちは馬車を降りる。それがあまりにも手際が悪く御者も冒険者も気を取られっぱなしだったものだから――サキが荷馬車の死体袋の山から這い出して、関所建物内に隠れても、誰も気が付くものは居なかった。

(死角に隠れて作業をやり過ごして、そのあと街道沿いに宿場町に出よう)
 サキの算段。
 商人時代、何度か通った道だ。
 二階のバルコニー床に避難ハシゴが備え付けてあって、そこから人知れず街道に降りられるはず。
 サキは背後に遺体回収作業を開始した避難民の気配を感じ、慌てて中央の階段を二階へと向かう。戦闘の痕跡色濃い二階のフロアをおっかなびっくり、バルコニーへと足を忍ばせて……違和感とその直後に強烈な殺気!

「ばぁ!」
 おどけて死体が起き上がる。
 ……死体?
 血走った眼と乱杭歯。
 正体はサキでも知っている。おぞましき吸血鬼。

「んんー? ん? うぬん? これはこれは……」
 驚きで硬直したサキの面相を矯めつ眇めつ、囁く吸血鬼のニヤニヤ笑いは、面白いものを見つけたとばかりに企み事を働く表情に変わる。
「長い黒髪に赤い瞳……んんんーっ(しかも皇子の服)。肖像画とお噂は届いておりますぞ皇子様! ぅん! ヤコブ様のお役に立ちたいと。我に紹介(手柄に)しろと。そういうこと(それが転がり込んだ理由)でよろしいですな? んんんーっ!」
 皇子!
 また、皇子!
(いい加減にして……似てるだけで、私になにを求めるのか?)
「わ、私は女で皇子様じゃないし、あのクズはその辺フラついてるけど?」
 サキの口をついて出たのは強い否定の言葉で、もちろんそれは事態収拾どころか悪手以外の何物でもなかった。
「ん……それで? 皇子様に似ている首をお持ちの……皇子様? 我は皇子様であられる(本物に見える)部分(首)だけでも大歓迎(利用可能)ですぞ? んんー(先に騙した責任ですよ)」

 ああ、もう、逃亡がバレてもかまわない。
 冒険者たちに助けを求めねば。

 サキの硬直がとける。
 ほぼ同時に、冒険者たちと難民数名が中央階段を上がってきた。
「ん?」
「「「!!」」」
 数秒の間抜けな空白――。
 その隙をついて吸血鬼そばから飛び退いたサキの、最初の大芝居(ハッタリ)が関所建物に響き渡る。

「勅命である! 私はレイウェスト。吸血鬼どもを討伐せよ!!」

 吸血鬼のニヤニヤ笑いの背後に、擬態していた何体かの死体(アンデッド)が立ち上がった。

解説

●目的  遺体回収作業中に遭遇した吸血鬼を討伐せよ  なお、吸血鬼そばには皇子レイウェストを名乗る者が同室している ●現地情報  難民キャンプに近い国境付近の山路に設けられた関所  関所周辺は両側を挟まれた山路となっており、ひらけた場所ではない    ・細い街道に沿う、検問所と詰め所が一体化した建物(凡そ10m四方)  ・建物裏手に資材置き場(凡そ20m四方)  ・建物手前の街道わきに停車場(凡そ20m四方)  建造物について  1階は田の字に区切られ、中央部分に片側1.5m程の階段  本物の遺体のほとんどは1階にある  2階は要所に柱の点在するワンフロア(中央は階段)  折り畳み式のベッドや机椅子、私物や装備品の棚などが乱雑に放置されている  街道側に大きなバルコニー(床下に避難ハシゴ)  遺体は数体をのぞき、吸血鬼とアンデッドの偽装 ●敵情報  ・吸血鬼 × 1体   元軍人、小隊長クラスの兵装を装備、魔法攻撃手段も持つ  ・強化型アンデッド × 4体   元軍人、装甲を纏った槍兵と弓兵のコンビ  ・支援型アンデッド × 1体   元軍人、文官クラスの兵装を装備、支援に特化されている ●NPC情報  ・サキ   【CP】似た少女 参照   レイウェストに影武者を打診された、元商人の娘   武装は護身用ナイフのみ、まだ授恵者ではない  ・難民   キャンプの斡旋所で遺体回収と埋葬を請け負った避難民 ×6名   非武装かつ、避難生活で体調は万全ではない   すべてが建物内で作業中   ほかに荷馬車と幌馬車の合計4台が停車場に待機している

マスターより

相変わらず無駄にOPが長いぞ! 韮瀬です。 まぁ、サキの愚痴部分はぶっちゃけ読み飛ばしてもかまいません。 ぃやぁ……大変だな乙女心って。クズ呼ばわりされちゃったよ、皇子様。 PCの皆さんは、サキが皇子様ではないことに気が付いてもよいし、気が付かなくてもかまいません。 とはいえ、難民の目もあるなかで影武者バレするのってどうなのかな? って状況と思ってください。

リプレイ

●
「冒険者ギルド一同、勅命により推参いたしました! これより迎撃に移ります!」
 すかさず発せられたアクセル・ランパードの応答が、冒険者戦力がレイウェストの指揮下にあることを宣言する。
 皇子の単独行動ととられるわけにはいかない。少なくとも、吸血鬼(タチの悪い敵)の標的は皇子であってはならない。
 アクセルの叫びもまた計略(ハッタリ)。冒険者へ即応しようと、敵の布陣が丸裸となったのは嬉しい付随効果だ。

「おまえら階段からハミ出んじゃねぇぞ。楽してボロ儲けの仕事のハズなんだからな!?」
 敵を数えながらキルシッカ・ニクライネンは、へっぴり腰の難民の襟首を階段内に引き戻す。
 ……おいおい、吸血鬼が1匹、金魚のフンが1匹、あとは槍と弓のコンビ打ちが2組かよ。ざけんなクソが。
 これでさらに伏兵が居たら、死にぞこない(難民)抱えてジリ貧になっちまう。――階段? たぶん大丈夫なはずだ。

 大量の光弾(メテオライト2)とともにキルシッカの脇からトーラが駆ける。
「レイウェストさま、お下がりください!」
 勅命いかにても果たしますゆえ。疑いなき皇子(レイウェスト)への忠誠の言葉が、光弾の雨に怯む敵の一団の隙を突く。
 多少手荒だが有事である。
 キルシッカの目線を汲んで、サキの服を掴んで階段近くへと引き寄せる。小さく「ご無礼ご容赦」とつけくわえて。

 代わって最前列に進み出た男がひとり。
 男がトーラに続けて放った光弾(メテオライト2)の乱舞が収束すれば、そこに仁王立ちするはキーゼ。盾を誇示して長杖は正面正眼の構え。
「二階背後に敵影なし。正面戦となりましょう。盾はお任せあれ」
 背面の憂慮を索敵し終えたキーゼの、ヒーラーである自負と、隠された標的誘導(ヘイトコントロール)。

「エフレム(懐刀)殿や護衛のご遺体も無し……ですね。レイウェスト(ニセモノ)殿下、護衛とはぐれた際の立ち居振る舞いはお忘れですか?」
 なるほど、残るはただの兵士の死体であるならば、この地形でやりようはあるわけですか。
 ゼラルム・エルホワイトがキーゼの陰から、穏やかだが醒めた口調で直前までサキのいた空間を指さして呟く。
 稲光(アーケインテンペスト)を敵一団に纏わりつかせるのに、ここまで慎重を強いられるとは!
 広いとは言えない二階。囲まれていないだけ幸運とはいえ、この皇子殿下(ドンクサ)を庇うには自身(ゼラルム)の装備は心もとない。キーゼさんの盾役宣言(ブラフ)は有難く利用させていただくとして……他には?

「レイなんとか君、キミもこっち、こっち! あぁああ! 難民のおっちゃん、ちょ……そっちじゃなくこっち! 敵襲っすよ?」
 唐突に中央階段一階部分付近からアホ丸出しな呼び声が聞こえてくる。
 能天気な口調の反面、吸血鬼一団に相対する冒険者たちには朗報をもたらす声。
 先ほど「あたしは退路的なものを確保してくるっすねっ。そっちは任せたっすよ?」と、勢いよく階段を飛び降りていったカルミーの、撤退路確保の一報だった。

●
「ん? んんん? やっぱり皇子様でしたな? ぅんぅん、そうでしょうとも(周囲の認識ですよ)」
 槍持ちと弓持ちの重装兵を盾に、相次ぐ行動阻害の影響を受けながらも、吸血鬼は嬉しそうにサキへ乱杭歯を剥き出しに嗤う。
(違う! 影武者(正体)がバレても仕方ないけれど、おそらく、この吸血鬼の意図は違うし抗弁してなんとなる?) 
 サキがすべきことは時間稼ぎか、勇気ある撤退か。ごくりと唾を飲み込む間、時間の進み方がサキと吸血鬼の周囲だけ止まる。

「キョドってんなよ皇子サマ。下行け、下ぁ」
 ――時が動いた!
 キルシッカは難民ごとサキを階段に押しのける。サキを庇っていたトーラが一瞬目を剥いたが、護衛任務(お役目)第一だって顔でアイコンタクトを取ったら納得したらしい。いや全く、メシの種は大事だ。命の次に。
 トーラが何事かを冒険者たちへ囁くサキの手を掴んで階段を駆け下りてゆくのを横目に、道中に確認した関所の間取り図を思いだす。
 田の字の間取りは、下手に触りにいかないのが吉だろう。策はシンプルなほうが応用が利く。なによりカルミーに「任されて」しまった。
 二階に残るはアクセル、ゼラルム、キーゼ、そしてキルシッカ自身。

「皇子に避難を先導していただけましょう。我々が階段を前に陣取る理由は、それで充分と思われます」
 キーゼの言外に言うのは、こうだ。
 階下に向かったトーラとカルミー、そしてキルシッカのシーフのお三方なら、我々4名が足止め戦を背負うだけの策はあるのでございましょう? と。
(いや策はデッチあげるんだよこれから! 俺も紙装甲だしな……)
 キーゼの鎧が煌めいて(防御性能強化)いる。が、キルシッカはあともう一声、バクチに勝つ材料が欲しい。

「んー。行かれては困るのですよ……皇子様」
 吸血鬼が軍刀を抜き放つ。付き添う文官ゾンビ(金魚のフン)の影が黒く揺らめく。
 先んじて冒険者たちを狙う弓兵の矢――。

 衝撃音が響いた。
 射撃の……ではない。
 槍兵に護られた弓兵の射線をブチ壊したのは、投擲された兵士たち(元の住人)の打ち捨てられた防具だ。
「使えますね……。ご遺品ですが盾替わりと遮蔽には十分と。まぁ、投げるのはこれきりですが」
「有難く利用させていただきますか。この階の構造と家具と什器をせめてもの仇討ちに」
 アクセルとゼラルムが、乱雑に放置されていた棚と折り畳みベッドを遮蔽物に、大剣と魔導書を構えて不敵に笑っていた。
(キター!)
 キルシッカの喜色。
 槍兵が踏み込み、槍を振り上げ薙ぐように振り下ろすのを、アクセルの大剣が弾く。間合いを埋めるのは、長大なエーテルを纏う刀身(エーテルブレード)。
「さらに殺界も、使え(いけ)るとなれば二階全てが間合いとなります。足止めに不自由はさせないかと」
 弓兵の射線が読めれば、あとはまぁ……使いようです。アクセルの応用力を信じてくださいと穏やかな口調が言外に。
 踏み込みをためらうもう一方の槍兵を横目に、構造柱と棚の影からゼラルムが放つエーテルの霧(魔霞)。
「なにを繰り出されるか(射線と間合いが)わかりやすいものについては、私も対処(リーン撃ち)できますしね」
 そう呟くゼラルムが狙うは、まずは吸血鬼(得体のしれぬ敵)。

「ん! 小癪な下っパどもですね。ん!」
 吸血鬼の不機嫌そうな顔。イラつきは、文官がおろおろ黒く淀むのみのせいか、自身の軍刀の射程のなさ故か?
 いや――。

(っぶね! てか何だあいつ?)
 キーゼとのコンビ打ち。光弾の雨(メテオライト2)が吸血鬼の牽制になってなければ攻撃をマトモに喰らったろう。
 シーフの回避力って我ながらパねぇなと、吸血鬼に仕掛けたキルシッカは、自身の短剣が纏う縛糸刃の残弾を勘定する。
 吸血鬼が奇妙なタメの後に放った黒い衝撃波。
 肋骨が軋む。纏わりつく棘付きのバラ鞭で撃たれたような痛み。焼け付く喉……。
 階段前に布陣する冒険者4名のうめき声が重なる。ゴトリという音は、誰かと誰かの膝を床についた衝撃音か?

 追撃を放つ弓兵に、からくも魔錆と衝撃刃のコンボカウンターを決めたゼラルムとアクセルの作った隙で、キルシッカは階段前に転げ戻る。キーゼの癒しの光の波動(ヒーリングオーラ)が有難い。
「金魚のフン(文官ゾンビ)立ちんぼの理由見当ついたぜ。それと皇子様のアレ(囁き)、たぶんイケる」
「元より盾役に依存ありませぬ。敵は僕を倒さねば階段に触れることもできないと知るでしょう」
 近接上等! キーゼが長杖を杖槍のように構えた。
「皇子様にもご協力いただけた甲斐ができたというわけですか」
 ゼラルムが射線変更のため位置転換し、死体(敵)こそを紙装甲へ変えるべく次弾へ備える。
 彼の物言いに苦笑したアクセルの大剣の構えはしかし、カウンター狙いのフェイント用だ。
「レイウェスト殿下は常時、有能ですよ?」

●
 難民の恐慌とへっぴり腰が、中央階段を雪崩落ちてゆく。
「敵襲? そんなん大丈夫っす。すぐ、二階から偉い人が来るんで、指示に従って馬車に隠れるっす」
 こっちこっち、とカルミーが中央階段と資材置き場への通用口を結ぶ一室で、大ぶりの身振りで誘導してゆく。
 両手の爪付きの腕甲と小振りの剣は伏兵対応のためだが、交通誘導にも最適だった。
「おさないかけないしゃべらない! お・か・し! ……っと、レイなんとか……様? ガツッとご指示オナシャス!」
 トーラがサキの手をひき駆け下りてくるのを、これ幸いと捕まえ難民の前に据えて、ドアの外れた通用口を指さす。
(偉い人に体よく押し付けちゃねぇです! あたしこれから殿なんで! 後方警戒任務っすんで!)
 トーラにも先導4649(ヨロシク)と振れば、彼女は了解の返答の代わりに探知の波動(捜波・改)結果を返す。
「通用口付近、資材置き場進行方向、伏兵無し! レイウェスト様……生きるためです、勅命を」
(退路はわたしが切り開きます。レイウェスト様と臣民のため命に代えても)
 トーラは小さく、サキの耳元で囁く。

『生きてくれ。生き延びてくれ――』

 ふと、サキの脳内で響く言葉。
 誰の誰への言葉だろう?
 弾かれたようにサキは――皇子(レイウェスト)の貌となった。

「帝国皇子レイウェストである! 皆のもの、私に続け! 生存こそが我が勅命である」

 トーラが駆ける。
 停車場の御者に急を報せ、慌てて馬車を回頭する御者を制して、難民乗車と待機を完了する。
「なにかあれば緊急離脱を合図します。それまでよろしくお願いします、レイウェスト様」
 貴女も避難するのではないのか?
 馬車の床に伏せるサキの眼が驚き、関所へ戻るトーラとカルミーへ問う。
「先ほど教えていただいた情報(バルコニーの死角)、確り活用させていただきます!」
 笑って駆けてゆくトーラをカルミーが追う。
「で、殿下ぁ、ご、ご無礼のお詫びは、定評ある舌ベロの靴磨き性能でご容赦っすー」
 打ち首は厭っすー、すー……

 遠く小さくなる声をサキは自身の無力を実感しながら見送る。
 そこ(バルコニー)から逃げて、と伝えたのに、ああ、貴女は。冒険者(あなたたち)は!

●
 どう――と音を立てて、一組の槍兵と弓兵が斃れた。
(防御と攻撃(魔錆と魔蝕)低下の甲斐はありましたが、しかし……)
 吸血鬼と文官の速攻殲滅為らず。盾としてふさがる槍兵と弓兵の排除を強いられるゼラルムが眉間の皺を深める。
「盾の一つがなくなりましたよ?」
 アクセルの挑発。
 性分ではない。が、優しい風貌でふてぶてしく嗤う。カウンター狙いだ。
 性分……ではなかろう? キーゼのフードの下から必要以上に礼儀正しい口調の偽情報(トラップ)。
「殿下の居られる階下へ続く階段を下りることなぞ叶いますまい」

「んんっー! 偽物を護ってくたばりやがる気ですか(後がないようです)な? ん?」
 階段前に張り付く冒険者たちに、踏み込んだ吸血鬼の再度の衝撃波。
「そのエセ殿下狙ってんのはお前だぜ?」
 軸をずらして迫るキルシッカの縛糸刃に釣られ照準が狂う。
 はっ、はははっ! 喜色満面。
「そっちこそ金魚のフン(文官ゾンビ)が質の悪い燃料タンク(衝撃波の供給源)なのはバレてんだよ!」
 張り上げた大声。
 吸血鬼らの意識外になっていたバルコニーの死角(背後)から、トーラとカルミーが突進していた。

 トーラの魔矢にあっけなく文官ゾンビが崩れ落ちる。
「背面、弱っわ! っと、ごめん、標的変更ぅ(倒しちゃった)」
「りょ(了解)っすー」
(反応強化と先手必勝、バシバシ反応しそうって心配は杞憂だったすかね?)
 弓兵を装甲爪で殴り二刀流の刀で露出する首を刎ねる。
 重装甲とゼラルムの妨害で動きの鈍った相手はカルミーの敵ではなかった。

「余所見厳禁。吸血鬼になっても後ろに目は増えねえっぽいな?」
 壁歩きを持つトーラとカルミーなら挟撃成功は確実だろう。
 読みの当たったキルシッカの脛撃が、慌てて振り返る吸血鬼を転倒させた。
「万全を期して成敗なされませ」
 冒険者全ての体力は完全無欠(回復完了)なり!
 今更のようにキーゼ(回復役)へ槍を振りかぶる槍兵ゾンビの喉を長杖で砕く。
 衝撃波の供給源を失って床から慌て起き上がろうとする吸血鬼を、ゼラルムの氷の矢(フリーズボルト)が縫い留めれば、アクセルのエーテルを纏った強打が、その首を爆散させた。

●
「……不憫な」
 アクセルの目前には、うつむき視線をそらせたサキ。
「ご無沙汰しております、殿下。迷宮都市で(その節)はお世話になりました。ところで、エフレム殿(護衛兼小道具)抜きの影武者ですか?」
 ねちり。
 ゼラルムの今更の誰何。

 サキが影武者であった告白はつい先ほど。――尤も皆それ以前に気付いてはいたが。
「お役目を放り出して何処に逃げても、その先は我々冒険者の知るところではありません。艱難辛苦の連続でもです。此度と同様なことはそのお顔でいる限り、ついてまわるでしょうね」
 ふぅと溜息。「殿下の眼識の無さといったら……」と聞こえる様に吐き捨てる。
 えぇーっとトーラの抗議の声が上がる。
「授恵者でないサキさんを授恵者の皇子が影武者にするのが酷いですよ?」
 怖いじゃないですか、ねぇ? とトーラは同意を求めて、つづくキーゼの言葉にあ゛ー、と天を仰ぐ。
「ゆえに匿うつもりで影武者を名目にしたのでしょうが、サキ殿(当人)が理解してない、と。ですね? エルホワイト氏」
 殿下ぁダメダメじゃないですかやだー。わたしのこころの王子様☆彡ならそんなドジ踏まないのに、と憧れの君を理想化するトーラだが、その憧れの君こそが殿下である。
「……不憫すぎる」
 アクセルの感想はそれしかない。

「あ? 殿下が偽物? いやいやご冗談を。堂に入った難民の指揮だったと、このカルミーに聞きましたがね? きっと、命の恩人たる我々に盛大なる感謝を込めて、休業補償と報奨金をはずんでいただけるはずで……なぁ? 皇子サマ?」
 悪ぶるキルシッカの横に、頭を掻いてえへえへ愛想笑いのカルミーが居る。
「いやぁ、立派な臣民思いの皇子様で……えと、レイ? イースト君?」
「あ、あの私は、これからなにを……」
 うろたえるサキにアクセルが囁いた。
「殿下の名で勅命を出していますからね、影武者に徹するほかありません。大丈夫ですよ。お役目とあれば、我々がなんとしても守り抜きます。……生き抜きましょう、サキさん」

 ――ああそうか!
 皇子が臣民にやらねばならぬこと!
「今回の報酬は満額支払われる。みな、安心して次の作業に備えよ」
 馬車で待機する難民と御者に駆け寄り、宣言するサキに、「そっちじゃなくて俺のボーナスの話だよ」とキルシッカは盛大にツッコんだ。

●
「迂闊であった。確り説明しなかった責は私にある」
 とある一室。報告書を手にレイウェストは、懐刀の静かな目をうけて呟く。
 自分と同じ相貌のサキが不用意に出歩けば、この事態となるのはわかっていたのに。
 政治的、戦略的な観点からの判断――だけではない。
 レイウェストに似た少女。それだけの理由で彼女が酷い目に合うのは厭だった。

 懐刀が報告書の一点を指す。
「――時折、面識者(御者や冒険者)すら驚くほど殿下に似る、と」
「であれば、なお。これから影武者として生きねばならぬあの者には、苦難が立ちはだかるのだろうな……」
 レイウェストはもう一枚の報告書を広げた。

 現地へ再度、葬送の尻ぬぐいに向かった軍人らの報告。
 吸血鬼の死体に弔いの形跡があり、壁に血文字で皇子を名指しした復讐を誓う書置きがあった、と。

マスターコメント

このたびはご参加、ありがとうございました。 みなさん、ボーナスをきっちり回収されてまして、作戦大成功を勝ち取られました。 ……もう少しボーナス部分を隠すべきだったかなぁ。 サキは無事、影武者として皇子様のもとに戻りました。 でも、ポンコツには変わりはないでしょう。殿下、がんばれ! カメオ出演だけど。 しかし、お互いの言動のトバッチリで、敵の逆恨みが関係ないほうに向くかもしれないわけで、大変ですね影武者って。
ショートシナリオ

ショートシナリオ難しい 報酬:標準6 / 4〜6人

2020年12月11日 10時42分19秒 公開

大成功

相談掲示板

  1. キーゼ

    さて、宜しくお願いします。 ひとまず、目的としては ●吸血鬼の討伐(影武者情報漏洩の阻止) ●作業者難民の安全の確保 この二点ですかね。 「本物の遺体のほとんどは1階にある」とある以上、1階にもアンデッドがいると見たほうがいいでしょうし、 ●対吸血鬼 ●難民保護(建物外への退出) ●建物外へのアンデッド流出阻止 この3つが柱になりますかね。 難民に関しては、サキ氏のはったりが通用するなら、難民保護の補佐に回ってもらうのもありかもしれませんが。 吸血鬼の狙い次第では追われる可能性もありますか。 >戦場 弓兵のアドバンテージを削るために出来れば狭い所で戦いたいところですが、狭さはこちらにも不利になる可能性もありますね。 支援型の排除と吸血鬼の盾になりそうな槍兵の排除を優先するか、同時進行で手分けするか。 難民保護にも手を割くとなると、どう分けるか、が肝ですかね。 因みに僕は、耐久型にできますので対魔法に関してはそれなりに準備は可能です。

  2. キルシッカ・ニクライネン

    シーフのキルシッカだ。キルと呼んでくれ。初めましての奴はよろしく。 カルミーは依頼で一緒できて嬉しいぜ。 アクセルも決戦じゃ世話になった。こちらでもよろしくな。 さて、少ない人数に少ない相談時間、そして考えるべきことの多さ、か。 キーゼが状況をまとめてくれて助かるぜ。 接敵状況から始まるようだが、すでに護衛対象がそばにいる。 それを逃がしながら、他の作業者の避難誘導をするグループと、 2階部分で敵を抑えておくグループ。最初のムーブはこんな感じかと考えてるよ。 一般人の安全が確保されてからは、狭い室内で乱戦か、外へおびき出してか、 どちらがいいかは悩むところだ。 ちなみに俺は回避特化型か、防御を捨てたバステ付与型か、そんなオーダーが可能だ。 能力的には一番ぺーぺーだがな。

  3. アクセル・ランパード

    ウォーリアのアクセル・ランパードと申します。 今回はよろしくお願いしますね。 >目的、3つの柱 現状、その3点ですかね。 ただ、建物外へのアンデット流出阻止に関しては避難誘導しつつ屋外で戦うという選択肢もあるので考えものですね。 サキさんに関してはこのままハッタリを続けて貰って、難民誘導をして貰うという選択肢もありますね。 無論、その場合は俺達で吸血鬼の足止めや、サキさんに吸血鬼の足止めのために残って貰うという選択肢も出てくる訳ですが…。 …ところで妙なところでハッタリを効かせてしまったせいで悪手が悪手を呼んでますね、彼女( >戦場、同時進行? 屋内で戦うか否か、手分けをどうするかにもよりますね…。 難民誘導と護衛に1人は手を割きたい所ですし、中々難しいですね。

  4. カルミー

    カルミーっす! キーゼの旦那はマリオンの旦那の人形奪還以来、キルの兄貴とアクセルくんはこないだのヴァイセントラフ砦ぶりっすね! はじめましての人たちも今回はよろしくお願いするっす! >目的 あくまで一般論的なやつっすけど、襲う側としては情報があってもなくても影武者はいるものとして"お仕事"するもんっすし流出の危険とかはあんまり考えなくともいいと思うっす。 まーそれはそれとして逃す理由もないんで目的はそれでいいと思うっす! 一応足すんなら ●レイウェスト殿下(仮)の安全の確保 もっすかね? >「本物の遺体のほとんどは1階にある」 死体の総数は仮っすけどあたしはこんな風に受け取ったっす。 1階 真真真真真真真真 2階 真真真偽偽偽偽偽 これでも本物の遺体のほとんど(8/11)は1階にあるっす。 1階にもアンデッドがいると示唆するなら書き方は「1階にある遺体のほとんどは本物」になるんじゃないかなーと思うっす。 もちろん「いない」とは書かれてないんで最悪を想定するなら1階にもいる前提で動くのがよさげっすね。 >戦場 10m四方ってことは2x2ヘクスっすかね? あたしとしてももうちょっと広い方が戦いやすいっすけど、ひとまず最初は難民を逃がす必要もあるっすし、キルの兄貴の言うように避難誘導をするグループと2階部分で敵を抑えておくグループで分けるのがいいと思うっす。

  5. トーラ

    シーフのトーラです。 イベント以外では初めましての人 方ばかりですね。よろしくお願いします! まずはレイウェストさん(?)と一般人の安全を考えないとですね。吸血鬼と弓兵の狙いをそらすのと避難を同時にやるのがいいんでしょうけれど、人数も限られるので避難誘導は2人位がいいでしょうか? とりあえず避難誘導に立候補しておきますね。 今回キャスターの人がいませんし、魔法攻撃メインの調整でいこうかと思ってます。 一階にゾンビがいるなら攻撃集中して少しでも早く排除するつもりです。

  6. ゼラルム・エルホワイト

    エルホワイトと申します。クラスはキャスター どうぞよろしくお願いいたしますね さて、状況ですが 開始地点は検閲所兼詰め所の2階中央階段。傍らには難民が数名と、対象吸血鬼の傍にレイウェスト殿下 そのどちらも避難させねばならない上に階段が中央となると、2階で戦うのは少々厳しいでしょうか。足止め程度であれば階段が一つであるという都合上、不可能ではなさそうではありますが もっとも、バルコニーが存在するのでそちらから脱出される可能性もありますが さりとて1階で戦うのが得策かと考えると・・・・・・これも少々厳しい物がありますね。4つに部屋が区切られている以上、1部屋は約5m四方程。小部屋程度と考えていいでしょう 足止めという観点においては一定以上の効果が望めそうではありますが、殲滅を目的とするとなると外で戦闘を行った方が得策ではある・・・・・・かと >「本物の遺体のほとんどは1階にある」 私も、カルミーさんとおおよそ同様の考えをしておりましたね この場合のほとんどとはこの詰め所におかれている死体の全体から見た数字であって、「遺体は数体をのぞき、吸血鬼とアンデッドの偽装」という文言も、2階に限ったものであると思考しておりました まぁ最初から敵の全てが見えているとも限りませんし、警戒をしておいて損はないでしょうが さて、戦闘展開ですが 暫定レイウェスト殿下がおられなければスタティックフィールド+アーケインテンペストで移動力5以下であれば移動出来ぬ様足止めもできたのですが・・・・・・邪魔ですね、あの人 元より私は敵の妨害と能力阻害に特化しておりますので、足止めの班に加わる形になるかと

  7. キーゼ

    >1階 敵がいないだろう、と考えるよりも、敵がいるかも、と考えておいた方が憂いを無くせますので。 万が一、を常に考えておいた方がいいかと。 >戦闘 外に出るのは構いませんが、その場合はやはり、1階の避難ないし労働者の安全確保が優先ですかね。 タイミングを間違えると、戦闘のど真ん中に労働者が出てくる可能性が生まれますので。 それと、狭所ならそれはそれで範囲攻撃が十全に活かせますので抑える間に一気に火力をぶつける、という手もありかと。 敵の逃亡まで考慮するならば、 外の場合は360度逃げやすい状況への対策、傍に控えている停車場の防護と対応 内の場合は既に出ているバルコニー方面の抑え、それと避難梯子の存在への対処 ですかね。 一長一短ではありますし、敵の逃げやすさを考慮すれば、2階を主戦場にするのも一つの手かと。

  8. カルミー

    まーいないと思って避難させたら隠れてたゾンビにやられました! じゃおまぬけっすからねー。 そんじゃあたしが1階の安全確認いくっすね。 【先手必勝】【疾風足】でパパっと下りて敵がいたら倒す、もしいなかったら【壁歩き】でバルコニー側から登って戻ってくれば敵の逃げ道も防げると思うっす。 たいした距離じゃないんで敵さえいなきゃ2ラウンド目には戻って来れるはずっす!

  9. トーラ

    あ。いないのはキャスターでなくシューターの方でしたね。キーゼさんごめんなさい…(あせっ ええと、わたしも避難誘導を終えたらバルコニーから戦闘に加わりますね。 吸血鬼は死霊術を使うみたいですけど、どんな術があるのか分からないのが大変ですね。 ヴァイセントラフ砦の戦いの結果が出れば情報も入ると思うんですけれど、予定は3日でこちらが2日出発なんですよね…。

  10. キルシッカ・ニクライネン

    トーラはあわてんぼさんか?キャスターはゼラルムの方だぜ。 ま、ちょっと和んだよ。 避難誘導は2人もいれば十分かな。 狭い室内での機動戦闘はあまり得策じゃなさそうだが、2階で粘ってみるよ。 ってか2階、かなり狭いよな?10m四方の部屋ってそもそも広くないし、 物は置いてあるし、中央階段だし、敵味方で10名以上。 範囲攻撃なんかしたら、味方も逃げ場がなくねえか?考えすぎかね。 どちらにしろ、初動は避難誘導が済むまで、敵を引き付けるつもりだ。

  11. トーラ

    あ”あ”あ”…! 重ね重ねすみません…

  12. キーゼ

    >避難誘導 そうですね、メンバー的にも割り振れるのは2名が限界かと。 サキ氏に補佐をお願いするとして3名、ですかね。 >2階足止め 悩みどころではあるのですよね。 確かに狭所なのでメリットもありデメリットもある。 外に誘い出すのなら、1階の作業員を全ての部屋に押し込んでおいて出てこないようお願いする、というのも手ではありますが。 サキ氏を餌にすれば吸血鬼は釣れそうな気もしますので。 考え得る状況として 敵の目的:影武者(サキ氏)の首 こちらの目的:敵の討伐、サキ氏並びに作業員保護 で、今出ているパターンとしては。 ・1-a:2階で足止め サキ氏も1階避難要員 敵がサキ氏を追い、1階に戦闘が波及する可能性。 但し追うならば階段使用がほぼ前提なので抑えは容易 ・1-b:2階で足止め サキ氏は2階で保護 恐らく敵は足止めやすいですが、要護衛対象が存在する以上、負担は増大。 ・2-a:外に誘導 サキ氏は1階避難要員 前半が2階で足止め、後半が1階~外での戦闘 作業員安全確保の為ある程度2階で足止め後、外にでる。 どう外まで誘導するか、はある程度必須。 ・2-b:外に誘導 サキ氏は保護 2-aとほぼ同じですが、サキ氏を守る負担が増えます。 もしかすると、作業員は逃がすより安全確保した室内待機の方が早いかもしれません。 また、敵の誘導や意識を保つなら、負担は増えますが、サキ氏は作業員対応よりは同じ場所にいてもらった方がいいかもしれませんね。 影武者ですが、錦の御旗として機能します。

  13. ゼラルム・エルホワイト

    >範囲攻撃 現状こちらに確認できる範囲攻撃手段がメテオライトのみである以上、杞憂であるかと アレは確か範囲識別であったはずですので >足止め 2階で戦闘を済ませてしまうのならば兎も角として、1階あるいは外で戦闘を行うのであれば難民の方々の領域外或いは他の建造物への避難は必須・・・・・・でしょうか 敵の最優先目標が皇子だと考えても、それが他の難民を捨て置く理由にはならないと思いますし、一階が扉で仕切られているのかも今一つ不明ですから、不確定事項は潰しておくに限るでしょう 2階でカタを済ませるのであれば階段だけを塞げばよく、外へ避難誘導するのであれば階段とバルコニーの双方を塞ぐ事が必須・・・・・・と言うところでしょうか? キーゼさんの出されている案はどれも一長一短ではありますので、私は皆さまの方針に従おうと思います

  14. アクセル・ランパード

    >行動選択肢 うーん・・・今出ているパターンですと、個人的には『1-a』でしょうか? サキさんを保護する方法としては、俺は【強靭】と【カバリング】しか持っていないんですよね。 逆に階段部分で足止めならば【エーテルブレード】+【殺界】が活かせるかと思います。 何にせよゼラルムさんが言うようにキーゼさんの意見は一長一短なので、他の方の意見も聞いてみたいな、と。

  15. キーゼ

    >案 あくまで考えやすい展開による叩き台ですからね。デメリットもメリットもあります。 ここから派生してデメリットを無くせるならそれが一番と考えます。 結局は取捨選択になりますので。どのメリットを取りどのデメリットを取るのか。 ただ時間的な制約も存在しますので、今夜中にはある程度の枠と動きの共通認識を作らないと厳しいかと。 意見を待つ結果決まりきらずタイムアウトするなら、意見を出せるメンツで仮組するべきと考えます

  16. トーラ

    わたしも1―aがいいと思うんですけれど、吸血鬼がレイウェストさまを見逃してくれないでしょうし、結果的に2―bの形になってしまいそうな気がします。 上手く吸血鬼の気を引くなどして隙を作る必要があるでしょうか。その場合イニシアチブの高いシーフが何か仕掛けるのがいいと思うんですけれど、わたしがメテオライト2を使ってみましょうか?

  17. キーゼ

    >方針 ·作業員は外に逃がす ここは確定として、 ·作業員避難後に戦場を外に移すのか ·サキ氏(影武者)の取り扱いをどうするか ここですかね。 どのみち前半は、作業員安全確保の面で2階で足止めは確定していますし。 >敵の狙い 明確に追うつもりがあるなら、正直攻撃したぐらいではターゲットを外れない可能性も高いですね。指揮官級の吸血鬼とその配下のアンデッドですので。 トーラ氏の動きを汲むなら、素直にサキ氏への射線を塞ぐ、階段を塞ぐのが一番かと。その上で仕掛ける、というところですかね。 敵自身が抑えと追跡で手分けされても厄介ですし。 あと、支援タイプも早めに潰したい気がします。 手数で負ける以上、ここで粘られるとまずそうです。 >バルコニーの避難はしご 敵がこれを知っているか知らないかわかりませんが、2階交戦時に避難誘導班がこれを使って戻ってくれば、敵の背後取れませんかね?

  18. キルシッカ・ニクライネン

    俺も1-aかな。なんだかんだ、できるだけ2階で粘った方がいいような気がしてきた。 2階で可能な限り戦闘を継続することで、 1.作業員等が遠くに逃げる時間を確保できる 2.避難誘導組がバルコニーに回って挟撃できる というメリットがあるんじゃないかと。 あ、避難はしごは、上から降ろさにゃ使えんだろうから、 バルコニーには壁歩きか根性で登ってもらう感じになるかと。 んで、最悪外に出ちまった時のことも考えないとな。 そんときゃそのまま、避難誘導組は一般人防衛寄りに動いてもらえばいいんじゃないか? まあとにかく、挟撃が成功するまでは階段塞いで防御に徹し、 挟撃が成功したら支援型なりを撃破で逆転勝利ってのが理想、という考えだ。

  19. ゼラルム・エルホワイト

    一先ず1-aを基本とする方向性で決定でしょうか でしたらスタティックフィールドよりもフリーズボルトの方が望ましそうですね。フリーズボルトとアーケインの併用で移動力4以下であれば自hex外への移動が不可能となりますし ただ、私自身耐久性が並以下ですので、キーゼさんに輝甲を使用して頂ければと思うのですが >外に戦場を移すか これは・・・・・・如何いたしましょう 私個人といたしましては(耐久性の問題から)外で戦闘を行った方が望ましいのですが、かといって敵を確定で足止め出来る手段があるかと問われれば肯定はし難いんですよね 外で戦闘を行う事が確定しているのであれば、前述のスタティックフィールドとアーケインをこちらに温存しておくという形にする事も可能ではありますが >サキさんの扱い これは状況終了後でしょうか? それとも戦闘中、もとい作業員避難終了後の話となりましょうか 前者でしたら私としてはそのまま職務を続行していただきたく思いますが。私個人でも説得の言葉は記載するつもりではおりますし 後者でしたら作業員の方々と共に居ていただく形でしょうか? 影武者でも作業員の方々を落ち着かせる程度の効果は望めましょう ・・・・・・あぁ、でも目を離した隙に口を滑らせたり逃げられたりしても厄介そうですね。それを考えると目の届く場所に居ていただいた方が良い気も致しますが、それはそれで守る手間が増えかねませんね

  20. キーゼ

    >輝甲 自分用のスキルではありますが、使うのは構いませんよ。とはいえ、20程度の増加ですので、攻撃されないことを前提にしておいたほうが良いと思われますが。 >外に戦場を これに関してはどのみち序盤は避難が終わるまで足止めは確定でしょうから。 結局は狭さがこちらに不利と見れば、ぐらいでしょう。 そもそも敵が素直に追ってくるか、もやや賭けですし。 そういう意味では餌となる影武者は手元にいた方が楽かもしれませんが。 >扱い 状況中、ですね。 まあ避難手伝ってもらって、目を盗んで彼女が逃げるなら逃げるで僕は構いませんが。 今後もやるやらないは関与しませんが、今回に関しては下手に動き回られると邪魔になりますので。 今回は民を守るという職務を全うしてもらうために避難指示手伝いの依頼でいいかもしれません。 >戦闘 足止め、とは言いますが。守ってばかりではおそらくジリ貧ですし。 最初から数を減らすつもりで攻めておいたほうが良いかと。無視できない、と思わせないといけませんので。 あと、これ状況的に先に手下のアンデッドをここで数匹処理したいですね。 吸血鬼は最悪止めるだけになるかもしれませんが。 >敵数 数えて、足りないようならどこかに潜んでいるので対応が欲しいですね。 ここは避難班にお願いすることになるかと。 >バルコニー うまくすきをついてはしごをおろしたいものですが。ちょっと狙ってみましょう >外になった場合 基本の戦い方は変わらないかと。ただ空間が広くなるのでそこだけ注意ですかね。

  21. カルミー

    >戦法 遅れたっすけどあたしも1-a派なんで現状異論はないっす! 10m四方程度ならアクセルくんの殺界で全部カバーできるはずなんで不測の事態が起こりにくいかなーと思ったっす。 >バルコニーのはしご あたしもトーラちゃんもバルコニー側から戻ってくる予定っすよー。 あたしは【壁歩き】は持ってくつもりっすし、トーラちゃんが大丈夫ならはしご下すのは無理しない程度でいいと思うっす。 >敵数 んー、敵の総数はたぶんPL情報っすし、「2階に6体いなかったからどこかに隠れてるはず」ってのはちょっと難しいと思うっす。なんで普通に汎用スキルの【看破】で探すつもりっす。 >レイウェスト殿下(仮)の扱い そっすね! あたしも避難指示の手伝いがいいかと思うっす。 ないようにはしたいっすけど戦場が1階とか裏手に移る可能性を考えると難民と一緒に荷馬車の中にでも戻ってもらうのがいいっすかね?

  22. トーラ

    はい。わたしも壁歩きを用意していくので、梯子は出さなくて大丈夫だと思います。 とりあえず先手必勝からメテオライト2を使って隙を作ったらそのまま避難誘導に下りますね。 御者さんにも危険を伝えて、壁歩きでバルコニーに登ってカルミーさんと挟撃に参加する流れになると思います。

  23. キーゼ

    >個人 対魔法防御もそれなりに確保できますので、耐久性と回復を用いて盾となりますか。 エルホワイト氏は乱雑に置かれている障害物と併用して、私を壁としてくれれば。 >動き ふむ‥では…1-aパターンで組んでおきますか。 字数軽減のために、タグ化してこちらのプレに纏めておきますよ。 あくまで概要の大枠でしかないので、細かい補足などは個人優先となりますのでお願いします。 【作戦】 足止め班・避難班の二手に展開。人命優先しつつ敵掃討を狙う。 足止め班:2階~バルコニーにて敵勢力との交戦/作業中の難民及び皇太子(偽)の避難が終わるまで退路死守しつつ戦闘/足止めという分類だが積極的撃破を狙う 避難班:皇太子(偽)、作業中難民を捜索、確保し建物外への脱出・誘導を担う/避難終了後、足止め班と合流、戦闘へ

  24. キーゼ

    >バルコニー カルミー氏、トーラ氏のお二人はかなり動きに負担をかけますが、宜しくお願いします。 こちらもお二人が戻るまでもたせるよう頑張ってみましょう。

  25. キーゼ

    >動き ひとまず初手にトーラ氏に続いてメテオライト、その後エルホワイト氏に硬甲をかけつつ、敵の退路を断つように回り込みつつ接近します。 階段を塞いでもバルコニー側から出られたらまずいですので。 あと、一応外に出ることにする分岐として、敵の吸血鬼が範囲攻撃持ちなどしておきますか?

  26. キルシッカ・ニクライネン

    キーゼはありがとうな。 俺はとりあえず階段前に陣取り、余裕があれば敵陣に踏み込む形。 階段を抜けられそうなら背中を追いかけて追撃するぜ。

  27. ゼラルム・エルホワイト

    >キーゼさん ありがとうございます。元より1撃か2撃耐えられたら御の字程度なのでそこまで過信はしませんよ そうですね、範囲攻撃持ちであれば・・・・・・、避難完了し次第外に出たい所ではありますね 範囲1hexでも殆どが巻き込まれかねませんし。外に出た場合は吸血鬼へのフリーズボルトを優先するとします

  28. キーゼ

    >分岐 かしこまりました。ではそのようにしておきます。 >狙い ひとまずこちらは吸血鬼及び支援兵を優先しておきますので。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0