【聖祭】生かしておけない
桃谷かな
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シナリオID:299
オープニング
ロスガリア大陸に住まうものたちにとって、12月は大きな意味を持つ。この時期に執り行われる祭りや催しを、聖霊節と呼ぶ。
その由来はハーフリングの英雄、ジド・ルウがその身をエーテルと成して世界に穿たれた大穴を塞ぎ、彼に小さな神々が続いたことが、今年までの平穏の礎を作った――という逸話に拠る。詳細な時期が定まっていないのは、この頃に暦が存在していなかったため、神代における『冬の時代』、という比喩的表現を、文字通りに解釈したためであるとされる。
由来はともあれ、ジド・ルウの英雄的行為を称え、名を失った神々に祈りを捧げることから始まった聖霊節は、様々な土地の風習や営為と重なった結果、亡き祖先や、近しい人々への思いを捧げることだけでなく想い人と過ごす特別な時期――という習慣が定着して久しく、特別信仰心の無いものであっても神殿や家庭でモミの木や柊を飾り立てて祈りを捧げる。街をあげて催しを行い、厳しい冬の中でもとっておきのごちそうを食すこの時期は、収穫祭に続く特別な時節といえた。ジド・ルウが好んでいたという、赤白の服装も今代まで続く伝統の一つとなっており、そこかしこに仮装をした人物も目立つ。
――実りの秋、収穫祭を終えた人々は、深まる冬の気配を感じながら、慰霊祭の準備を進めていた。
●
「メリーユールフェス!!」
辺境都市群の北の果て。山地に広がるモミの木林に、この時期特有の陽気な挨拶が響き渡った。
「ははは、ずいぶん気が早いな。ジョー、聖霊節はまだ先だぜ?」
斧を振るってモミの木を切り出していた木こりのドナルドは、両手に込めた力を抜いて朗らかに笑う。かの英雄ジド・ルウの渾名に由来するその掛け声は、おおむね聖霊節を祝う場面で発せられるものだ。冬本番もまだという今の時期に、早くもそれを耳にしようとは。
「いいじゃねぇかドナルド。これからモミの木を死ぬほど用意しなきゃなんねぇんだ。気分ぐらいアゲていかねぇと」
聖霊節をこよなく愛する相棒のジョーは、そう言って肩をすくめてみせた。
そう、今は各地で行われる聖霊節の催しのために、モミの木の需要が大きい。色とりどりの飾りをつけたモミの木は、この地域では「聖霊節ツリー」の愛称で親しまれ、聖霊節を華やかに盛り上げるための必須アイテムなのだ。
この日も、週明けに近隣の町へ納品するモミの木を切り出すため、2人は朝早くから作業にいそしんでいた。
しかし。
「おい……なんだ、この音?」
シャンシャンシャン……と、どこからともなく鈴のような音が響いてくる。
不審に思った2人が林の奥へと視線を巡らせた、その時。
「メリ~~ク●ス●~~~ス!!!」
「うわあああーーーーーッ!!??」
何だかよく聞き取れない鳴き声とともに、林の奥から躍り出た謎の存在。それを目の当たりにして、2人は思わず尻もちをついてしまった。
「メリ~~ク●ス●~~~ス!!!」
それは、モミの木だった。
――否、モミの木を模したような姿をした、異形のクリーパーだ。
意味はサッパリわからないし意味はないのかもしれないが、その鳴き声は、聞く者を何となく不安にしてしまう効果があるようだ。
ユサユサ揺れる枝葉にはカラフルな球状の実をつけ、ところどころに白くフワフワとした綿のようなものが絡んでいる。そのクリーパーには目も口も存在せず、このあたりの「聖霊節ツリー」と見た目が酷似していた。
それが2本の足で猛ダッシュしながら、ドナルドとジョーに迫ってくるのだ。
「ひ、ひええぇぇぇーーーーっ!!!!」
なんとか起き上がり、斧を放り捨てて逃げ出す2人。しかし、モミの木はワッサワッサと葉を揺らしながら、どこまでも追いかけてくる。
「メリ~~ク●ス●~~~ス!!!」
不穏な鳴き声を響かせ、モミの木クリーパーは林の中をひたすら爆走し続けるのであった。
解説
マスターより
リプレイ
ハイスピードキャスターを自負するバンビは、依頼概要を思い出しつつ呆れた声を出した。
「木こりさんの証言だとメリークソ……なんちゃら? でしたっけ。鳴き声。はて?」
「やばい鳴き声か……俺は真っ先に聞いてしまいそうだな」
マリイ・パルティスは、ついぞ聞いたことのないワードに首を傾げている。その隣では、セリオス・オーガストが超聴覚をはじめ、視覚や捜波も駆使して林の中を探っていた。
「木なのに、火の魔法が使えるのか」
燃えたいのかお前はと言いたくなる謎の生態に、怒りを燃やしているのはネモだ。本質的に木ではないのかもしれないが、そんなことはどうでも良い。
「木がダメになっちまったら意味ねぇんだろ? どっか開けたトコで殺るか」
「そうね。誘導が必要になったら、わたしが」
胸の奥に湧き上がる理解不能な感情を抑えつつ言うアウル・アンサラーに、どういうわけか1mの鉄斧を担いだシーフ・ノノアが応えた。
(なんとかしてください? なんとかする為に来ましたわ!)
どうしても、アイツを伐採しなければならない――いや、聖祭だから制裁か? 彼女は何やら、友の熱い想いを背負ってここに居るらしい。
「今日は後衛職が多いですね。あのあたりで迎え撃ちましょうか」
少し開けた作業場のようになっている場所を見つけたレヴァーレ・クアルム。隣のジャイアントパンダを見ると、戦場(予定地)を見据えて何やらブツブツ言っている。
「やつのツリーアタックと、おれのパンダアタック――どちらの思いが強いかの勝負だ」
戸惑うレヴァーレ。だが、ハッタ・ムラムラの思いとやらは止まらない。
「単純な攻撃力では決まらない……モミの木がもつク●ス●スの力と――おれのもつアンチ・ク●ス●スの力、いずれの情念が上回っているか、という話になる」
これ真面目に聞いても意味ないやつだ……と判断したレヴァーレは、とりあえずパンダを置いて戦闘の準備を始めることにした。
●
「メリーユールフェーーース!!」
モミの木林に、マリイの大声が響き渡る。
「来たわ!」
「北西だ。凄い速度で来るぞ!」
シャンシャンシャン……と、林の奥から迫りくる鈴のような音。それを最初に捉えたのは、ノノアとセリオスの2人だった。
「木が走ってるっ! かーわいー。どこから潰そうか迷っちゃう」
めちゃくちゃチョロい感じで誘き寄せられてきたソレを視界に収め、マリイが歓声を上げる。爆走する聖霊節ツリー(らしきもの)を見たのは、これが初めてだった。
「な、なんだあの木は……!?」
喜ぶマリイとは対照的に、敵の姿を見るや絶句してしまうネモ。
(何かが、足りない……)
不思議と、そんな気持ちになった。
その目に留まったのは、地面に転がる黄色っぽい石。
「……は! 飾らねば!」
「ネモ!? まて、持ち場を離れ――クッ、何が起きてる!?」
いきなり石を拾って戦場を離れるネモ。迫りくるモミの木を前に、セリオスがわけもわからず歯噛みした。
――そして、ついにヤツがその姿を太陽の下に晒す。
「メリ~~ク●ス●~~~ス!!!」
「「「「うっっっっ!!!」」」」
その瞬間、冒険者たちは言い知れぬ不安を覚えた。
なんだこれは。世界が揺らぐ。終わってしまうのではないか。
「リ……ジュ……爆、発? ね……まつ……し……こう?」
膝をつき、頭を抱えるレヴァーレ。自分でも意味のわからない何かが、無意識のうちに口から溢れてくる。
「……! 聖霊節なんざどうでもいい。正義を語るなんてヘドが出る。依頼を受けた以上は必ずこなす。それだけだ!」
額に片手を当て、アウルがよろりと立ち上がった。
「だが、そんな俺にも解るぜェ……! あの鳴き声は……あの“邪悪”は……生かしちゃおけねェ! モミの木以下のニオイがプンプンするぜッ――!!」
心の奥底から湧いてくる、明確な殺意。
「なんというか……聞いてると、こう、黒いネズミが笑うようなのが見える気がするな。幻覚作用でもついてるのか?」
頭をブンブン振って、謎思考から逃れようとするセリオス。これまた耐えるような表情で移動するマリイやノノアの姿を視界の端に捉えながら、弓を構え直す。
「聖霊節抜きであれば、こんな面白い見ものはないのですけれど……笑えませんわね」
深呼吸で気持ちを整えるバンビ。幸い、ヤツは相手の準備が整うまで黙って待っててくれるタイプのエンタメ向きクリーパーのようだ。
「お祭りの平穏のためにも、死んでもらいますわ」
魔法でボッコボコにしてやろうか……と、バンビが短杖の先をヤツに向けた――その時、
「メリ~~ク●ス●~~~ス!!!」
第二波が来た。
「メリ~~」
第三波も来る。
言い知れぬ不安が。恐怖が。再び冒険者たちを襲う――が、
「ク●」
「はしゃぐな!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハッタ怒りの第一声が、シーザーロアでもないのにモミの木クリーパーを打つ。
「それは――お前が考えている程、うぴうぴハッピーなものじゃあ無い! 君はきっと来ないし、大事な夜になぜかあなたはいない! 外ではため息さえも凍りついて、背中を」
「落ち着けパンダ!!!」
意味不明なことを妙にスラスラまくしたてるハッタの頭を、レヴァーレの短杖が襲った。ゴッ……と鈍い音とともに崩れ落ちるパンダ。レヴァーレだって今はいっぱいいっぱいなんだから致し方ない。
「――分かるか? ……分かれ」
地に伏したハッタは、まだ何か言っている。
いきなりブチ切れられたクリーパーは、スン……とその場に立ち尽くしているのみだ。
「……」
「……」
今――この場の誰もが、戦闘開始のタイミングを見失っていた。
●
「よし始め!」
「メリ~~ク●ス●~~~ス!!!」
とりあえず仕切りなおしたセリオスの矢が眩く光り、クリーパーの細腕めがけて飛んでいく。クリーパーは不穏な鳴き声を上げて身をよじるも、左腕をもぎ取られてたたらを踏んだ。
そこへレヴァーレの魔矢が飛来する。幹をしならせてギリギリで躱すクリーパー。しかし、今度はバンビが召喚した稲光に足元を絡めとられ、動きを鈍らせた。
「これは……殺意、か? わからない、けど――アイツを一片たりともこの世に残してはいけない気がする」
湧き上がる使命感。レヴァーレは短杖の先に禍々しい呪いを練り上げ、次の一撃の準備を始める。大丈夫、当てられるはずだ。
「モミの木は! 伐採される運命!」
レヴァーレたちとは逆方向から、強めの意志とともにノノアが飛び掛かった。鉄斧を振りかぶり、幹の両断を狙う。
(――! 死角じゃない!?)
素早く体をしならせたクリーパーの堅い幹が、斧の側面を打つ。軌道がそれた一撃は地をえぐり、無防備なノノアにツリーアタックが襲い掛かった。
「――それは残像!」
ギリギリセーフ。梢が薙ぎ払ったのは、ノノアがそこに残していった残像だった。
「死角ナシってわけかァ!?」
前衛の手薄さに気づき、ノノアとは逆方向に走り出て弓を引き絞るアウル。射程を捨て、ゼロ距離から渾身の一矢を解き放った。
「……あァ、何も問題ねェ。俺は冷静だ。冷静に、ヤツを、ブチのめすだけだからなァ!」
濁音まじりの「メリ~~ク●ス●~~~ス!!!(悲鳴)」を聞きながら、アウルは変なテンションで叫びまくる――が、
「おお、あんなところにも丁度いい石が!」
「ウボァッ!?」
突如、なんかものすごい勢いで戦場に割って入ったネモに弾き飛ばされ、地面に転がる。
「これでよし……あとは穴を開けるだけだ」
「ウオアァァァァーーーーッッ!!??」
満足げに石を持って退場していくネモの横で、アウルはツリーアタックをモロに食らって吹っ飛んでいった。
「特に足が可愛いですねぇ。大きな体に……あの小さい足、支えるのは大変そうですが」
稲光に捕らわれたままモニョモニョしているクリーパーの足へ熱視線を向けているのはマリイだ。アウルの惨状は見えているが、まあ死んでないし大丈夫だろう。
(あー、でも足長い方が不安定かも)
今じゃなくていい事を色々考えつつ、魔弓の弦をキリリと引き絞る。風のエーテルを纏った矢は狙い違わず、クリーパーの右足に突き立った。
「ツリーをツリーたらしめているのは、堂々たるその幹だ。これを打ち崩さずして、モミの木に勝利したとは言えないだろう」
わかるようなわからんような事を口にし、戦槌を振りかぶって真っ向から勝負を仕掛けていくのはハッタだ。敵の幹がしなるのに合わせて同じく上体を反らせ――フルスイング。
「サイッ、レンッ、ナイッ!!!」
「メリ~~ク●ス●~~~ス!!!」
結論から言えば、ハッタは敗けた。
幹に殴り飛ばされ、起き上がろうとしていたアウルを巻き込んで転がり、なんならダメ押しに聖霊節ボンバーも食らった。
「お、俺ァ敗けねェ……!」
「そうか。これがク●ス●スの力か……」
ブスブスと煙を上げて痙攣する2人を後目に、戦闘は続く。
「前衛が崩れた! ノノアを援護しろ!」
そもそも前衛は整っていたのだろうか。ともあれ、セリオスは最後の前衛たるノノアを守るべく、遠距離から強烈な一射を放った。
幹の一部を吹き飛ばされ、怒りに鳴くクリーパー。
「メリ~~ク●――!!!」
「いいかげん黙れやあぁぁぁぁーーーー!!!!」
なんかもうキャラ崩壊気味のレヴァーレが、キャスターなのに至近距離から渾身のフリーズボルトでクリーパーに制裁を加えた。
「今の俺は痛みを感じない!! よって攻撃されても関係ない! 殺られる前に殺れば全ては解決! 全て世は事もなし!!!」
殺意の波動に染め上げられ、殺木鬼と化した彼に怖いものなどない。やっぱりツリーアタックでブン殴られたけど、痛覚切ってるから大丈夫。
「……起きられれば、な……」
ハッタとアウルの隣に仲良く転がり、ボンバー来ないといいな……とかフンワリ思うレヴァーレであった。
「前衛すくなっ。しかも無駄に減った気がしますわ」
「バランス最悪ですよねー」
遠距離から魔法と矢でチクチク攻撃していたバンビとマリイは、クリーパーの周りで必死に動き続けるノノアを「大変だなぁ」みたいな遠い目で見つつ言葉を交わした。ちなみにネモはというと、なんか戦場の端っこでガチャガチャやっている。
「くっ……さすがは中型クリーパーね」
フェザーステップで一撃離脱を繰り返すノノア。
このクリーパーに背後は無い。それはわかっている。
だが、止められないのだ。この衝動を――!
敵の隙をつき、仲間から見て幹で隠れる位置へと飛び退るノノア。渾身の声帯模写で敵の声を真似ながら、全力で斧を振るう。
「メリークルシミマース」
カコーン。
斧が幹を打ち、静かな森にいい音が響いた。
やばい。スベッている。
声帯模写だから、ノノアが言ったとは気づかれてない……と思いたい。
「あーーーッ!!??」
なんか気まずい空気を打ち破るように、クリーパーが咄嗟にノノアの体を白い綿で絡めとった。ノノアは悲鳴を上げながら、十字の形に締め上げられていく。
「こ、これは……後ろから抱擁するスタイルですわ!」
バンビが見守る先で、クリーパーはくるりと向きを変えた。両手を広げて直立した格好のたノノアは、前面をこちらに晒した状態だ。その華奢なウエストへ、抱き寄せるように右手を沿えるモミの木クリーパー。
「な、なんだこれは……!? 船の……船首が見えるような――!?」
「今夜……どこかで大きな船が沈むような……?」
「これは……伸びやかな歌声まで響いてくる気がしますわね」
ムード満点のカップルハグにざわつく3人。ダメだアイツ早く何とかしないと……。
「これをあの、てっぺんに……!」
その時、なぜかモミの木クリーパーの幹を登り始めた者がいた。
星型に細工した石を手に、憑りつかれたような顔をしたネモだ。
「メリ~~ク●ス●~~~ス!!!」
「ああぁ~~~~ッ!!!」
当たり前ながら吹っ飛ばされ、無念そうな声とともに地面に転がるネモ。しかし、その隙に綿を抜け出したノノアが即座に反転、クリーパーの幹めがけて一撃を繰り出した。
手応えを感じ、反撃を受ける前に飛び退くノノア。彼女が着地した、その時だ。
「敗けられねェ……てめぇだけはぶっ殺す!!!」
「おれの全ての力を込めて、このモミの木を殴ろう――世界に平和を取り戻すのだ」
レヴァーレのヒールで何となく復活したアウルとハッタが戦線に復帰した。さすがに弱ってきたっぽいクリーパー目掛けてハンマーをバンバンバン。ついでに木の矢もバンバンバン。
「畳みかけるぞ! 離れろ!」
前衛の隙間を縫って、セリオスの矢とレヴァーレの光弾が乱れ飛ぶ。この期に及んでヤバい鳴き声を響かせるクリーパーを次に狙うのは、マリイの矢とバンビの氷嵐だ。
「メリ~~ク●ス●~~~ス!!!」
前衛が後退する。マリイの矢が、今にも放たれんと動きかけていたカラフルな実を貫き、モミの木の頭(?)で盛大な爆炎が上がった。
「丸坊主におなりなさい!」
枝葉を燃やして炎上中のクリーパーに、バンビが放ったエーテル光が収束。次の瞬間には、猛烈な氷の嵐が巻き起こった。
「メリ……ク……ス……」
枝葉を焼かれ、散らされ、どこか寂しい風貌となったモミの木クリーパー。
今にも倒れそうなその体を、黒毛のリザードマンがよじよじ登っていく。
「――ここだ!」
ついに到達した、その頂き。
今や丸ハゲにされたクリーパーの頭上に、ネモは自作の星をカポッと嵌めた。
「メ……リ……」
ドーーーン、と音を立て、クリーパーが倒れる。
それは、長き戦いの終わりを示していた。
「か……飾ったらしんだ……」
幹にまたがったまま、なんかビックリした顔で呆然とするネモ。
そんなわけないだろ――と、黒焦げのクリーパーの呟きが聞こえた気がした。
●
「燃え広がらねぇように気を付けろよ?」
「燃やし尽くすならお早めにお願いしますわね」
ちょっと疲れた表情のアウルとバンビ。その視線の先では、リボンやら星やらで飾られたクリーパーが丁寧にお焚き上げされていた。
「しかし、なんだったんでしょうねぇ、これ」
「成仏しろ成仏しろ成仏しろ成仏しろ……」
自分が本物だと信じて疑わない感じすらしましたよね、と首を傾げるマリイ。なお、レヴァーレはまだちょっと精神不安定だ。
「第一部 -完-……といったところか」
「そこ、枝が散らばってるぞ」
勝手に何かを一区切りさせたハッタとともに、セリオスが着々と現場を清掃していく。
「そういえば、ノノアは帰ったのか?」
燃え行くクリーパーを眺めていたネモが、ふとノノアの姿が見えないことに気づいた。
まあ帰ったんだろ、と言い合い、作業を進めていく冒険者たち。
寒風吹きすさぶ、冬の初めのモミの木林。
「メリ~~ク●ス●~~~ス!!!!!!!」
燃え尽きたはずのソイツが一声、鳴いた――。
マスターコメント
ショートシナリオ普通 報酬:標準8 / 4〜8人
2020年12月12日 15時49分08秒 公開
相談掲示板
何故かはわからねェ。理由は説明できねェ。 ユールフェスがどうとは言わねェ。 正義なんざ反吐が出る。 だがあのモミの木みてぇなヤツは…あの『邪悪』だけは、生かしちゃおけねェ…! (※ギャグシナリオパワーにより、ややおかしくなっております) …取り乱した。俺ァ、アウル。シューターだ。 探す事や見分ける事に苦労はしなさそうだな。 どうやって、確実に、仕留めるか。 それが重要だなァ。
(木の後ろから)メリ~~クルシミマ~~~ス……メリ~~クルシミマ~~~ス…… 聖祭ならぬ制裁をしなくてはいけませんね。依頼に入れなかった木こりの方の魂を受け継ぐわ(鉄の斧を持つ)……重いわね。 あっ……ノノアよ。よろしくね。一応真面目になりますわ。一応……(鉄の斧を後ろに隠す)
ここはやはりパンダクロースの出番、と言ったところか……。 ハッタだ、世話になる。
レヴァーレ・クアルム、キャスターです。 何でしょうね、跡形もなくこの世から消し去らなければならない衝動に駆られます。 とりあえず倒して動かなくなったら燃やし尽くしましょうか。 殺意を高めていきたいですねぇ。 どうやら寄っては来るみたいなので……捜索して遭遇戦になるよりは誘き出して戦う方がやりやすそうですかね。 木々が戦闘の邪魔になる事もあり得るとのこと、こちらの動きはともかく強いしなりを利用した攻撃などは封じられるのではと。 後はまあ素早いらしいので移動阻害なんかで鈍らせてる間に囲むとかそんなところでしょうか。
No.5
飾らねば…あのモミの木を…(ネモは謎の使命感を抱いた) む、よろしく頼むぞ。
なんだか変な存在ですが、最速のキャスターがお相手いたしますわ。
ん、シューターのセリオスだ、よろしく頼む ・・・まあなんだ、世界は広いな
メリクソ!シューターのマリイです。 宜しくお願い致しますね。
これで全員か。 シーフ×1 キャスター×2 シューター×4 ヒーラー×1 結構偏ったなァ。 あァ、探すよりは誘き寄せた方が良いだろうな。 木はどんだけ影響するんだろうなァ。 「木々が戦闘の邪魔になることもあり得ますが、そんなに気にしなくて大丈夫です。」っつー事だが…。 レヴァーレの言うように、木が相手の動きを阻害する事を狙って木の多い場所に誘き寄せるか、木が薙ぎ倒されて障害になるのを避けるのに比較的開けた場所を探すか…って感じかァ? つか敵は木…なのか? 木に似てるだけの生き物…っつーかクリーパーなのか、性質まで木なのか…。 どっちにしろ殺る事に変わりはねぇが、火の魔法やらを使う時は注意しろよ。周りに引火してモミの木林まで燃やしちゃ意味ねぇからなァ。効果のデカい派手なのは、避けた方が無難かも知れねェ。 前衛が足りなそうなら、俺も前には出れるぜ。 受けるんじゃなく、避ける形になるがなァ。
(木の後ろから)後衛が多いわね。これはわたしがカップルハグをもらう可能性が高そうね。木とカップル……(想像するが意味不明と思った) アウルさんが前線にくるのでしたら、私が危なくなった時などでも大丈夫ですが、発狂して来てもいいのよ(ギャグの為にいらっしゃいという目)その際はカップルハグに注意ですわね。 敵もこちらも木によって移動や射線が少々通しづらい場合は誘導も必要そうですが、モミの木林なので開けた場所があるかどうかですわね。
足は速いらしいが、向こうから寄ってくるみたいだからな。 戦いに持ち込むこと自体はさほど難しくはないだろう。 おれはとりあえず前へ出て、木の注意を引き付けることにする。 離れて狙う者はボンバーに注意して、仕掛けてくれ。 弱点もよく分からないし、謎だらけの怪生物なので、本体(?)の幹の部分をとにかく叩いてみようとは思っている。
あまり深く考えずに爆炎を使おうと思っていましたが……そちらは戦場を考えるとやはり危険ですかね。 燃やす用の火は生活魔法にしようかと思います、それならあまり広範囲がそもそも燃やせないみたいだし、いざとなれば任意に消せますし。 とりあえず足を鈍らせるのを主眼にフリーズボルト(移動阻害)を撃ち込んでいきますので囲んでいければと。 あとまあクラス的に後衛が多いですが、今回はちょっと前に出てみようかと思っています。 やはり確実に攻撃をブチ込むには近い方が良いですし、今回は攻撃を受けるのもおいしそ……いえ、何でも。 誘導などについては……イメージ的にはあまり開けた場所はなさそうかな、とは。 ただ開けた場所は戦いやすそうですし、現場周辺でモミの木を切り出す木こりがいるなら前年集中的に伐採したところなど知っていると思うのでそこで誘き出せばいけそうに思います。 (メタ的には『マスターより』の内容から開けた場所があるという事にしても大丈夫かと)
(木の後ろからレヴァーレさんを見て)ゼンセンへイラッシャイマセー わたしは超聴覚で音とかに関して警戒はしておくわ。それと敵の死骸に関しては何か飾りたい人もいるようなので、わたしは手を付けないで他のことでもしておくわ。
向こうが爆炎に近い攻撃してくるから逆に開けたところで戦ったほうがいいとは思うがな。それこそ延焼したら面倒だしな とりあえず俺はホークアイと看破などを用いて探すつもりだ
あァ、手が足りねぇようなら前に出るさ。 …やたらハグを推すな。つか何でずっと木の後ろに居んだよ。 そうだなァ。前に居ても後ろに居ても、攻撃はしてくるみてぇだ。 どちらにせよ、警戒は必要だな。 確かに、パンダの言うように弱点も性質もわからねェ。 とにかく攻撃を加えてみるしかねぇなァ。 あァ、飾るって倒した後の死骸をか。 確かに見た目はモミの木みてぇだからなァ。 依頼内容的には「この世から確実に消す」だからどうなるかわからねぇが、やりてぇなら試してみるのもアリかもな。 跡形もなく消さなきゃならねぇってなったら、そん時ァ飾るだけ飾った後で、消すしかねぇが。
わたしモミの木クリーパーの後ろから木樵をするので、今のうちに練習しているのですわ。(理由になってなかった) 敵が消滅してしまったらそれまでですが、残骸として残るのかどうか……それと飾るとなると近づくか投げるかですね。怪我はしないように負傷者へのヒール補助とかは入れてありますわ。
かざりつけですかぁ………んー。リボン付けたら可愛くなるでしょうかねぇ。 では私はちくちく撃ちながら弱点探しでもしますか。特別これーってのはないかもですけど、見てて楽しそうですし。 飾りとしてついてるだけ?の実を撃ったら爆発したりするのかな……。巻き込みは注意しないとですが。
うーん……とりあえず戦闘場所については、少なくとも俺のプレイングでは触れないようにします。 敵を飾り付ける人がいるなら終わるのを待って火をつけて焚き上げてしまおうかと。 クリーパーなので絶命=消滅の可能性もありますが、まあそれならそれで。 個人としては近距離で移動阻害及び回避低下の付与を狙いつつ隙を見て魔法攻撃も撃ち込みます。
リボンは可愛いですわね。いつかわたしもリボンを付けてみようかしら。 戦闘場所への誘導については、わたしは広い所へと行動は入れてありますね。 出発までまだありますが、よろしくお願いしますわ。(出発まで休憩する)
出発まで後一時間だなァ。 こっちは提出済みだぜ。 ま、何かしら出しときゃどうとでもなんだろ。 んじゃまァ、よろしく頼むぜェ?