埋伏の毒

真柄 葉

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シナリオID:156

オープニング

 頭半分を覆っていた革の拘束具が外された。
 昼間か――。
 光取りの窓から僅かに差し込む陽の光で、今が昼だと知れる。
 潮の香りが鼻孔をくすぐった。
 耳をよく澄ませば、岩を波が打つ音が聞こえる。
 海沿い……岬だろうか――。
「とっとと入れ!」
 乱暴に蹴り飛ばされ、転んだ先は剥き出しの岩肌だった。
 泥と垢で汚れた肌に血が滲む。
「そこで大人しくしときな。変なこと考えるんじゃねぇぞ!」

 ガシャン! ――カチャ。

 鉄格子の閉じる音に続き、施錠される音。
 男の足音が遠ざかっていった。

 ジャラリ――。

 手枷足枷はそのままか――。
 仲間達はどうなっただろう。
 そう思い、辺りを見渡した――。

●数週間前
 エラトゥーン都市同盟にあるとある都市。その中でも中央に近い場所にある無骨な石造りの建物の一室で――。
「盗賊団は、忌々しくも自らを『絶盗団』――絶対に対象を盗むという意味らしいが――と呼称している。『絶盗団・キリコの時計』。これが奴ら組織の名前だ」
 カツカツと革靴を鳴らし部屋を左右に往復する中年のゴブリン。
「名前が何をあらわすのかはわかっていない。キリコという人物がボスなのか、それともまったく意味のない言葉の組み合わせなのか」
 ピシッとしたスーツを着こなすゴブリンは冒険者達を前に『対象』の情報を開示していく。
 とある統治機構の情報機関に所属するというゴブリンの名は、『ドルトレス所長』というらしい。
 本名ではなくコードネームだという事だが。それもどこまで本当か。
「今まで何度かアジトだとされる場所を特定し、捜査に乗り出したこともあった。だが、到着した頃には全てもぬけの殻。得られた情報はほとんどない」
 所長は机に置かれていた煙草に手を伸ばそうとしてやめた。
「世界に複数のアジトを持っているとされているが、場所の特定には至っていない。ゴールディがその本拠地とも言われているが、これもどこまで正確な情報か……」
 その足音は一定のリズムを刻み続けているが、その奥には苛立ちが見え隠れしている。
「構成員の数も規模もまるで不明だ」
 所長は立ち止り大きく息を吐いた。
「もちろん、我々も何もしてこなかったわけじゃない。何度も調査や潜入を試みた――だが」
 グッと拳を握り顔を歪めた所長。
「奴らは狡猾だ。どこで情報を仕入れてくるのか、奴らは仲間の身元を調査できる情報力を持っている。……部下が何人も犠牲になったよ」
 握っていた拳を力なく下ろした。
「正攻法では知れる情報があまりにも少ない。そう悟った我々は考えた。考えて考えて、こんな愚策しか思いつかなかった」
 と、自嘲気味に笑った所長は冒険者達に向き直ると。
「君達に『商品』になってもらいたい」
 僅かに顔を歪ませながら、そう告げた。
 所長が言う『商品』。窃盗団が扱うものでそれが人である場合、その商品の名を『奴隷』という。
「身一つで潜入してもらう非常に危険な依頼だ。君達がいくら名うての冒険者であっても、命の危険もあるだろう。もちろん依頼を断ってくれてもいい」
 そう言って所長は冒険者達の顔を一人一人見ていく。
「だが、もし協力してもらえるのであれば、最大限の報酬とサポートを約束する。どうだろう、受けてはもらえないだろうか」
 そう言って、所長は冒険者達を前に頭を下げた。

解説

●目的 牢獄から脱出し、調査情報を持ちかえってください。 ●場所 監獄は2つあり、男女別で収監されています。 牢屋は天然の岩を掘って造られており、壁の厚さもかなりあります。 牢の鉄格子は後から設置されたものの様で、海の近くだからか錆びている個所も結構あります。出入口は鍵で施錠するタイプです。 階段へ続く通路に昼夜問わず常時二人(8時間交代)の見張り(一般人・短剣装備)がいます。その他にも、4時間ごとに巡回にくる男が一人(冒険者崩れ・剣装備)います。 牢の鍵は見張り役の一人が腰から下げています。 脱出ルートは3つ。 1:牢獄から脱出後、洞窟内を上に進む。 2:牢獄から脱出後、洞窟内を下に進む。 3:牢獄の上部にある光取り窓(縦横25cm程)から直接外へ出る。 ●調査対象 絶盗団『キリコの時計』 「全てのものを盗む」という理念のもとに結成された盗賊団。 宝石や貴金属、ゴールドはもちろんの事、人身、禁制品など数々のものを盗んでは密売していると噂されています。 構成員の中には冒険者崩れの人物も何人かいるとされています。 ●補足 皆さんは奴隷商に売られた奴隷になりきっていただきます。 恰好や仕草などうまく擬態してください。 アジトへ連行される時は視覚と聴覚を遮断されますので、アジト内の造りや内部に居る絶盗団の陣容は不明です。唯一、嗅覚は遮断されていませんのでヒントを得られる可能性があります。 また、牢獄に入れられた時点で視覚、聴覚の拘束は外されますが、両手両足を鎖で繋がれた状態です。(手同士、足同士のみです。手と足は繋がれていません) 身一つで収監されますので、よほど巧妙に隠さない限りアイテムの持ち込みはできません。 以下の情報を得られた場合、評価が更に上がる可能性があります。 ・アジト内部の構造。 ・構成員や冒険者崩れの数。 ・保管されている商品。 ・その他、持ち帰れるものを取得(書類やアイテム等)。 脱出後は、近くに潜伏しているドルトレス所長の部下によって回収してもらえますので、脱出することだけを考えてください。

マスターより

OPをご覧いただき、誠にありがとうございます。 今シナリオを担当させていただきます真柄 葉(まがら よう)と申します。 今回ご提供させていただくシナリオは、潜入調査&脱出もの! 奴隷に身をやつし犯罪集団のアジトへ潜入してください! 真柄初の非常に難しい依頼になります。ご参加いただけます皆様には、非常に困難な状況からの脱出をお願いすることになりますが、きっと知恵と勇気とスキルで乗り切っていただけると期待しております。 この依頼、汎用スキルの活用が成否を大きく分けるはずです。普段あまり使う機会のないスキルも、こんな極限状態であればきっと活きてくるはずです! 「超嗅覚」とか、とっても便利かも! それでは、シナリオ内容をお気に召していただけましたら、ぜひご参加ご検討ください! ロスガリアの大地で皆様にお会いできることを楽しみにしております。

リプレイ

 岩を削って作られた牢獄は昼でも薄暗い。
 聞こえる音は、潮騒と見張りの粗野な笑い声、そして隙の無い足音が一つ。

 不安と恐怖を演出する様に、肩を寄せる6人。
(剣を持っていたわ。それにあの足運び、私と同じウォーリアだと思うの)
(ていきてきに、まわってくるようですわね)
(厄介な相手じゃな……)
 冷たい牢獄に閉じ込められた乙女達は声が漏れぬよう口を動かす。
(この枷も厄介ですね)
(ほんと、いくら奴隷だからって、もう少し丁寧に扱ってもらいたいわね)
(……あ、誰か来たみたいだよ。この匂い……多分、見張りの交代だ)

「おい、交代の時間だ」
「はぁやっとか。――後は任せたぜ。さぁ、酒だ酒だ!」
 洞窟に反響し見張り達の声はよく聞こえる。
「あんまりハメ外すなよ。――『狐につままれる』ぞ」
「うへぇ、こえぇこえぇ」
 軽口を叩く男の声が遠ざかっていった。

(きつねにつままれる……?)
 小声で口にしたマレーネ・シェーンベルグが首をかしげる。
(東方の諺じゃな。『化かされる』という意味じゃが……)
(何かの暗喩かしら?)
(じゃろうな)
 テュリン・ヴィングと咲羅が共に思案する。
(罰的な何かなのかな)
 と、クレア・エクレールが疑問を口にすると。
(お酒でハメを外すって聞こえたから、たぶんそうだと思うわ)
 6人の中でも特に耳のいいアンネエルカが答えた。
(もしかしたら、これも重要な情報かもしれませんね。しっかり持ち帰りましょう)
 そう言ったトーラに、他の5人は頷いた。

●
「……」
「ジョンさん、どうかしましたか?」
 牢の前で立ち止まった男に、見張りが声をかけている。
「ヒューマンはいいとして。ハーフビーストにハーフリング、ドワーフまでいるのか」
「必要なら、どれか見繕いましょうか?」
 見張りの男が卑下た笑みを浮かべているようだ。

「な、何かするならボクにして……!」

 そんな男達に対し、牢の中からクレアが震える声を上げる。
「ボ、ボクの事は好きにしていいから、この子達に酷い事をするのはやめて!」
 そう言うとクレアは、身に纏った襤褸の襟口に手を掛け、震えながらずり下げていく。
「ボクが頑張るから……だからこの子達はお家に返し――うぐっ」
 そう嘆願しながら檻へと詰め寄ったクレア。しかし、話の途中で檻から延びてきた手に顎を掴まれた。
「……どうもしない。売り物は黙っていろ。『お得意様』の所に着くまではな」
 冷たく言い放った男は、しばらくクレアの瞳をじっと見つめる。
「うん? お前……いや、気のせいか……。また来る。しっかり見張れよ」
「へ、へい!」
 男はクレアを奥へと突き飛ばすと、見張りに凄み去っていった。

(クレア、大丈夫!?)
(ありがとう、ボクは大丈夫……それよりマレーネさん、どうだった?)
 突き飛ばされたクレアをテュリンが助け起こした。
(だめですね。あれはかてませんわ)
 クレアの問いに、マレーネは【モヒカンセンサー】で感じ取った強さを率直に伝える。
(でも、今の会話でまた気になる言葉が聞けたわ)
(はい。『お得意様』という言葉ですね)
 気落ちしていても仕方ないとテュリンが話を変えると、トーラが返す。
(ウチ等が売られる先か……依頼主なら何か知っておるかもしれぬ。これも伝えねばな)
 咲羅の言葉に皆が頷いた。

(――行ったわ。それじゃ、皆準備はいい?)
 男が確実に遠ざかった事を【超聴覚】で確認したアンネエルカが、皆に問いかける。
 それは、囚われたてから二日目の夜の事だった――。

●

 ――ばたっ。

「なんだ、何か音がしたぞ」
「牢の方だ」
 二つの足音が近づいてくる。
「おい、何が――ど、どうした!?」
 見張りの一人が床に伏せていたマレーネを見つけた。

「はぁ、はぁ……すみません、おむねが、くるしくて……」

 喉を掻く様に胸元の衣をずり下げるマレーネ。
 露わになった白く華奢な肌。乱れた襤褸からは、乳房が零れそうになる。
「わ、わかった! 今誰か連れてくる……」
 ごくりとの喉鳴らす見張りは、そう言いながらもマレーネに釘付けとなっている。
「どうか、おたすけください……」
 熱い吐息を漏らすマレーネ。見張りの視線は胸元から口、そして瞳へと移り――。

 どさっ。

「お、おい、どうした!? おまえら一体何をした!」
 突然、倒れた同僚を見て危険を察知したのか、もう一人が警笛を取り出し口へと――。
「させないわ!」
 瞬間、テュリンの指先に閃光が生まれ、放たれた。閃光は警笛を弾き飛ばす。
「マレーネ!」
「はい!」
 驚愕し視線を振った見張りに、再びマレーネが瞳を合わせた。
「くっ、この――」

 どさっ。

 マレーネの【ヒュプノシス】が見張り二人を無効化した。
「どうでした、わたくしのえんぎ」
「迫真ね。どこかで演劇でも習ったの?」
 ふふふっと自慢げに胸を張るマレーネに、テュリンは素直に感心する。
「……習ったのでしょうか?」
「私に聞かれても困るわよ」
「そうですよね。わたくし、むかしのことを、よくおぼえていませんもので」
 困り顔のテュリンにマレーネも困ったように首を傾げた。

「開いたよ!」

 その間にも、見張りから鍵を奪ったトーラが牢を開ける。
「枷の鍵はないみたいだわ。使えるものといったらナイフくらいかしら」
 他にも何かないかと探っていたアンネエルカが見張りの懐からナイフを取り出した。
「大丈夫です、枷はわたしが!」
 そう言ったトーラが、虚空に向かって手を伸ばすと【マジカルポケット】が開く。
「急いで皆の分外していきますね!」
 トーラは取り出したシーフズツールで、皆の枷を外しにかかった。

「――今いるのが地下3階だよね。施設に入ってから、ずっとインクの匂いがしてた。それから敵の数は多分8人。うちの一人はさっきの男だよ」
 枷を外してもらっている間、クレアがこの施設に入ってから【超嗅覚】で感じ取った情報を皆に伝えていく。
「潮騒の遠さから、下へもあと2層くらいありそうだわ」
 と、アンネエルカが【超聴覚】から得た情報を加えた。
「上下5層……どうやら断崖に作られたアジトのようね」
 二人の情報を元にテュリンが結論づける。
「あ、そうだ。下層といえば一つ気になる事があったんだ」
 と、クレアが皆を見渡し続ける。
「『獣』の匂いがするんだよ」
「じゃ、これは『獣』の声なの……?」
 クレアの言葉にアンネエルカが驚き声を上げた。
 【超聴覚】で耳に届いていた不可解な音、それをアンネエルカは不気味に感じていたのだ。
「つかまえられたのは、わたくしたちだけではなかった、というわけですわね」
 マレーネの呟きに、二人は頷いた。

 一足先に枷から解放された咲羅が、隣の牢獄へと歩み寄る。
「うめき声から嫌な予感はしておったが……毒でも盛られたか」
 中には男が一人囚われていた。
 両手を壁に繋がれたピクリとも動かない男は、生きてはいるもののまるで廃人のそれに見えた。
「この身なり……どこぞの貴族かえ?」
 しかし、薄汚れていてもその身なりは一般人とは違う豪奢なもの。
「じゃが、この状態では連れて行くわけにはいかぬか……」
 男の特徴を記憶した咲羅は、すまぬと小さく呟き牢を後にした。

「終わりました!」
 最後に自分の枷を外し、トーラがふぅと一息つく。
「すみません、少し時間がかかりました」
 巡回の合間を狙ったとはいえ、6人分の枷を外すのに1時間近くの時間を要していた。
「気にしないで。お蔭で時間を有効に使えたわ」
 と、気に病むトーラにテュリンが微笑んだ。

「皆、準備はいい? さっき決めたとおりに――」
 クレアの言葉に皆が頷く。
 6人はそれぞれ陽動班と隠密班に分かれ行動を開始した。

●
 下へ向かうのは陽動班の4人。
「マ、マレーネさん、なにを!?」
 先ほど奪ったナイフを腕に突き立てたマレーネに、アンネエルカが驚き、声を上げた。
「けっこん、というやつですわ。わたくしたちはようどうはんですもの、あるていどめだたなくてはいけませんわ」
「そ、そうだけどっ。何も腕を刺さなくても……」
「しんぱいいりませんわ、わたくしいたみにはつよいんですの――つよいんですの?」
「聞かれてもわからないよっ!?」
 かくりと首をかしげるマレーネに、アンネエルカは困り顔。
「声はほどほどにの。いくら陽動班とはいえ、気付かれ追手がつけばウチ等の身も危うい」
 そんな二人を咲羅が諭した。
「皆、階段が途切れるわ――準備はいい?」
 と、先を行くテュリンが足を止める。陽動班は地下4階へと到達した。

●
 一方、上へ向かう二人は――。
(匂いはどうですか?)
 物陰に身を潜めながら、地下2階へ到達していた。
(こっちからだよ。着いてきて――)
 クレアの【超嗅覚】が示す方向は、地下2階の奥の方。
 二人は人の気配を避け、慎重に奥へと進んでいった。

 しばらく進み、二人は小さな部屋へと行きついた。
(……大丈夫、中には誰もいないよ)
(わかりました。開錠しますね)
 【探波】で中を探ったクレアの言葉を合図に、トーラはシーフズツールで扉の開錠を試み始める。

 ――カチッ

(開きました)
(ありがとう。じゃ、入るよ――)
 木の戸が立てる音に気を付けながら、二人は部屋の中へと侵入した。

●
 アンネエルカの【超聴覚】を頼りに地下4階を探索する4人は、例の『獣』を探していた。
「もうすぐ『声』の主がいる場所よ」
 アンネエルカはそう言って角から顔を覗かせる。
「居た……お、大きい」
 角を曲がった先には巨大な檻が。そして、中には全身を赤毛で覆われた巨大な獣が囚われていた。
「寝ておるようじゃが……これはまさか、魔獣かえ?」
 普段から微笑をたたえ表情を崩さない咲羅でさえ、驚愕に声を上ずらせる。
「この大きさからいって間違いないでしょうね。こんな物まで売買しているなんて……」
 その規格外の『商品』に、テュリンも絶句した。
「わたくしまじゅうをみるのは、はじめてですの――ですわよね?」
「だからわからないよ……」
 もう何度目かのマレーネの質問に、アンネエルカは大きく肩を落とす。
「これが商品じゃとして、買い手は誰じゃ? さっきの『お得意様』かえ?」
「どうかしら。それも気になるけど、こんなものどうやって捕えて、どうやって運んだのかよ」
「あ、買い手は分らないけど、運んだ答えはたぶん下にあるわ」
 そんな二人に、アンネエルカは床を指さし答えた。
「下からの波音が強くなっているの。それと、木が岩に擦れる音も」
「なるほど、船じゃな」
 ポンと手を打った咲羅にアンネエルカは頷いた。

●
 部屋に入ると二人を濃いインクの香りが出迎える。
「これって……本?」
「ですね。写本でしょうか。それにしてもこんなに沢山」
 二人は部屋の光景に驚き声を上げた。
 内容は分らないが、ただでさえ貴重な本が小さな部屋に所狭しと積まれている。
「これはすごい情報かもしれないね。いくつか持って帰れるかな」
「一つだけなら【マジカルポケット】に入ります。でも、どれに情報に繋がるのか、判別がつかないです……」
「とりあえずもう少し調べてみてから考えよう。あんまり時間はないけど」
 クレアの提案にトーラが頷いた。二人はもう少しだけ部屋を調べてみることにした。

●
 その頃、牢では――
「やはり何か気になる」
 コツコツと靴音を立て、階段を下りる男。
「うん? なんだ……血? おい、お前達何が――っ!? くそっ、逃げただと! あいつら、やっぱり冒険者か!」
 床の血痕と牢の異変に気付いたジョンが警笛を口にすると、勢いよく吹き鳴らした。

●
「っ! バレたの!?」
 施設に響き渡る警笛の音を聞き下層を進む4人が身構えた。
「いそいでだっしゅつですわ。さいわい、したにはおふねがあるのでしょう?」
「ええ、あるわ。確実に」
 と、マレーネの問いにアンネエルカは力強く断言した。
「私が殿を務めるから、皆は先に――」
「いえ、待って。ここである程度、敵を引き付けましょう」
 地下5階へと繋がる階段へと足を向けた3人を呼び止めたテュリン。
「ふむ、何か考えのあっての事じゃな」
「ええ、だから皆にもちょっと協力してもらいたいの」
 そう言うとテュリンが3人にニコリと微笑んだ。
 もう足音は【超聴覚】の助けがいらぬほど、近くまで迫っていた。

●
 同じ頃――。
(……足音は5。多分下層に向かってますね)
 ドアに耳を付け外の様子を窺っていたトーラが呟いた。
(うまく誘導してくれたのかな)
(いえ、どうも偶発的みたいです。下は今――)
 と、トーラは先ほど【テレパス】で咲羅から伝えられた情報を、クレアに話して聞かせた。

(なるほど……でも、今がチャンスかもしれないね)
(はい。でも、持って帰るのは本当にこれでいいんでしょうか?)
 頷いたトーラが広げた袋には、先端に鏡映し文字が刻まれた鉄の棒が何本も入っていた。
(本の価値は分らないし、この中から1冊だけ選ぶよりはいいかなって)
(そうですね。本ばかりの部屋にこの袋だけ異質でしたし、何かあるのかもしれませんね)
 クレアの言葉にトーラが頷き【マジカルポケット】へ袋をしまった。
(じゃ、急いで脱出しよう。ボクが先行するから、着いてきて!)
 袋が消えた事を確認したクレアが、ドアをそっと開けた。

●
「冒険者どもが……好き勝手やってくれたな。生きて出れると思うなよ」
 ジョンが剣を抜く。
 その構えには隙が無く、一目で手練れだとわかった。
「残念だけど、私はキャスターよ。武器が無くても戦う術を持っているわ」
 しかしテュリンは動じることなく啖呵を切る。
「ふん。だからどうした。魔法が使える程度で俺に勝てると思っているのなら、侮りすぎだ」
「勝てるだなんて、言った覚えは――ないわ!」
 そう言うとテュリンは何の予備動作もなく腕を振り【ダイダルストリーム】を発動。
「その程度の魔法!」
 と、ジュンが身構えるものの、その狙いは――魔獣が囚われていた檻の錠を破砕した。
「なにっ!? ま、まさか……!」
「アンネエルカ、マレーネ、お願い!」
「「はい!」」
 驚愕するジョンに尻目に、アンネエルカが【チャージング】で瞬時に移動し檻を開く。
「めざめなさい……あなたのきばはまだおれていないわ」
 そして、檻に駆け寄ったマレーネが【サルベーション】を魔獣にかけた。

 ――グルッゥ。

 巨大な瞳が開き、ぎょろりと辺りを見渡す。
 目覚めた魔獣は、剣のきらめきを視界に映すと、のそりと檻を抜け出た。
「くそっ、お前等、なんて事!!」
「その子寂しがってるみたいよ。いっぱい遊んであげてね!」
 そう言ってテュリンはマレーネの腕を取ると、階段で待つ咲羅の元へ。
「船はすぐにでも出せるようにしてある! 急げ!」
 咲羅に導かれるまま3人は階段を駆け下りる。
 そして、予想通り地下5階に繋いであった小舟に乗り込むと、舫を解き海へと逃れ出たのだった。

マスターコメント

この度はシナリオへのご参加、誠にありがとうございました! リプレイにもあります通り、かなり多くの情報を持ちかえることに成功しましたので、大成功!――といきたい所だったのですが、見張りの後始末や枷の処分など、証拠を多く残してしまい、情報機関が冒険者を使っていた事を知られたことがマイナスとなり、一ランク下げさせていただきました。 しかし、結果的に見れば、得られた情報の価値は非常に大きく、今後二つの組織の戦いは、情報機関側優位に働くことでしょう! いただいたプレイングでは、マジカルポケットでのアイテム持ち込み、隣の牢を確認しての囚人発見、血を垂らして敵を誘導したものなど、どれも素晴らしかったです! 今回得た情報を元に、ギルドに新たな依頼が舞い込むかもしれませんが、その時はまたお力をお貸しいただけると嬉しく思います! あと、お付けした称号に関して、すこしだけ。 今回、参加者全員女性だったという事もあり、称号にお花の名前選ばせていただきました。 真柄なりに花言葉の意味とか調べて、PC様のイメージに合うかなというものをチョイスしたつもりです。リプレイ同様、こちらもお気に召していただければ幸いです!
ショートシナリオ

ショートシナリオ非常に難しい 報酬:多い6 / 4〜6人

2020年11月10日 13時24分08秒 公開

成功

相談掲示板

  1. トーラ

    シーフのトーラです。よろしくお願いします! 厳重なところに入れられちゃいましたね。全員女の子なので、合流は考えなくていいのは助かるんですけど。 とりあえず、どのルートで脱出するかとどの程度までの情報を集めるか、撤退の条件を決めた方がいいでしょうか? それと、マジカルポケットが使えるので、シーフズツールとかを持ち込もうと思ってます。

  2. マレーネ・シェーンベルグ

    まれーねと、もうします。まれーね・しぇーんべるぐ、ですわ。 ふふ、だいだっしゅつ、ですのね。とてもすりりんぐで、すこしだけ、わくわくしてしまいました。 ……と、ふだんは、このようにしかおはなしができないのですが、ここからさきは、ふしぎなちからをおかりしまして、ふつうに、おはなしをさせていただきますね。 ◆◆◆ はい、脱出のルートの他、情報の集め方や撤退条件などを定めるのには異論はありませんわ。 ■ スキルについて ええと、メタな発言で申し訳ないのですが。 各自で同じスキルを持っていくよりかは、有用そうなものを分担して持っていく方針がよいかな、と。 基本は、トーラさまのように挙手制で、自身の能力や行動に合わせて取得・装備いただく形で問題ないと思いますが、迷った場合はこちらで相談するのもよいかもしれませんわね。 わたくし自身は、フリーのSPが8、オーブについては3日の迷宮ダンジョンの結果による100が使えますので、他の皆様に合わせてスキルを取得する、という形にしようかと思っております。 ■脱出方法 マジカルポケット、シーフズツール、とても有用だと思いますわ。 トーラさまにお願いできるのでしたら、ぜひ。 ◆情報の集め方 たとえば、囮……陽動役として、騒ぎながら逃げ回る班を設けるのはいかがでしょうか? 他の方は、その隙に様々な情報を取得する、という寸法です。 情報収集についても、アジトの構造を探る班と、商品や書類などを手に入れる班とで別れたほうが効率が良いでしょうか。 各班に1人テレパス役がいらっしゃれば、連携がスムーズかもしれませんわね。

  3. クレア・エクレール

    シーフのクレアだよ、みんなよろしくねー! それにしても今回全員女の子でちょっと驚いちゃったよー。こういうこともあるんだねぇ。 >脱出ルート これ、全員共通のルートじゃなくてもいいのかな? マレーネさんが挙げてくれた囮というか陽動使うなら少なくとも2ルート使った方がいいかなって。 別れて行動するなら確かにテレパスあると便利だよね。 >情報取得 牢獄に連れていかれるまでも嗅覚で拾える情報もありそうだし、牢獄の中で見張りとかと会話して得られるヒントもあるかも。 書類とかそういうものは脱出しながら回収ってなるかな? 隠されてるものも多そうだし、看破とか持っていこうかなって考えてるよ。 スキルに関してはボクも相談してある程度ばらけさせられるといいかなぁって。SPもオーブも有限だし、キャラ的にどうしてもこれは譲れないってものもあるかもだし。 勿論重複して持っていっても良いとは思うけど、既に使いたいスキルとか道具があるヒトはトーラさんみたいに教えてくれるとありがたいなー。 >トーラさん わかった、じゃあマジカルポケットとシーフズツールは任せるね!

  4. アンネエルカ

    最初から仲間が多いのは心強いわね。 私はアンネエルカよ。アンネって呼んでくれても大丈夫。 >脱出ルート そうね、情報をたくさん集める為にも班分けに賛成だわ。 陽動についても賛成。冒険者崩れの人もいるみたいだから危ないとは思うのだけれど、 見張りが巡回しているのなら脱獄したことはいつかバレてしまうだろうし。 騒ぎになること自体が確定しているなら、囮に引き付けられた方が対処しやすそうだわ。 もしやるのなら私は囮に立候補させてもらうわね。 ウォーリアだからタフさにはちょっぴり自信があるのだわ。 武器がなくても防御力を上げれるスキルがあるから、何かあった時も少しは安心かなって。 >スキルについて トーラさんのマジカルポケットとシーフズツール、とっても助かるわ! それからスキルをある程度別れて持っていくのも了解。 出来ることは多い方がいいものね。 超聴覚で足音を聞いて見張りを避けたり、超視覚で探索したりはもちろん 念動力とか残留思念感応なんかも調査の方で役に立ちそうよね。 私自身が持っていくものは必要に応じてとも思うし、 取得に必要なものに余裕はあるから相談しながら決めていけたらいいなって思うわ。

  5. テュリン・ヴィング

    テュリン・ヴィングよ。今回はよろしくね >脱出ルート 班分けに異論無いわよ。 情報については少しでも多く集めたいところだし、分担するのは有りかなと思ってる >スキルについて 分担出来るなら分担でもいいだろうけど、行動によっては同じスキルを使うという事もあるだろうから、そこは厳密に分けなければいけないとしなくても良いと思うかな。 一応、私の方は魅力や記憶力で会話による情報収集を試みてみるかな。書類等を集める方向で動くなら魅力の方をマジカルポケットに切り替えて、確保していく方向では考えてるけど

  6. 咲羅

    狂桜会の桜羅、シーフじゃ。 皆よしなにの。 すまぬが意見出しは後ほどさせてもらう。 取り急ぎ挨拶までじゃ。

  7. トーラ

    とりあえず、最初は見張りの人の交代の周期を把握したり、会話から情報を聞き出したりするのに一、二日くらいは様子を見た方がいいでしょうか? それから牢を出るには見張りの人を何とかしないといけないですけど、これはどうしましょう? >班分け 牢を出たら洞窟が上下に分かれていますけど、陽動をするならどちらでやります? 先が分からない内に騒ぎを起こすのは怖い気もしますし、上下に分かれて重要そうなものを見つけたら、テレパスでもう一方の班に騒ぎを起こして貰うのはどうでしょうか? もしくは、上の光取り穴は小柄な私とテュリンさんなら出れないかと思うんですけど、テュリンさんがよろしければ一緒に外で騒ぎを起こせば中の警戒は薄くなるんじゃないかなとか。 >スキル マジカルポケットについてえらい人(運営の人)に問い合わせてみたので、どれだけのものを持ち込めるか分かれば報告しますね。 複数のものを入れておけるなら皆さんのものを預かっておけるかもです。 それと、テレパスも覚えているので班分けで必要なら持っていけます。

  8. テュリン・ヴィング

    >外で騒ぎを起こしての陽動 ん?外で陽動起こして欲しいならやるわよ。その場合だと、マジカルポケットで装備品を隠し持っておく形になりそうかな。一部のスキルがキャスター武器が無いと発動出来ないからね。 光取り穴から出られるなら、そこから出ちゃうのも手だからね。

  9. クレア・エクレール

    >脱出 そうだね、時間制限、つまりボクらが売られちゃうまでどれだけ時間あるかは不明だけど……最初の1日2日でそこらへんの情報も入手できる気がする。 牢獄の鍵は見張り役が腰からさげてるんだよね。 見張り役が檻の近くまで寄ってきたらこっそり盗んじゃうとかできないかなぁ。 何かしら話とかで興味惹いてその隙にー、みたいな。 >班分け 成程、小柄な二人が光取り窓から外に出れたら陽動はしやすそう。 それこそ脱出を確認した後に残ったメンバーは騒いで、やってきた見張りに「目が醒めたらいなかった」なんて訴えればいいかも。 このパターンが成功したら、見張りは牢を空けて中を検めるかもしれないし、その時鍵をとってもいいし、残ったメンバーで見張りを昏倒させて脱出~という形もとれる可能性もでてくるね。

  10. マレーネ・シェーンベルグ

    ■ スキルについて ご指摘の通り、必ず別々のスキルをもっていかなければならない、という訳ではなく 例えば、「俺は超嗅覚でいくぜ!」「私も超嗅覚でいくわ!」という状態にならないように、 あらかじめ、ある程度の役割を決めて、それに合わせたものを持っていこう、という提案でしたの。 分かりにくい記述で、大変申し訳ございません。 ■マジカルポケット まあ、お問合せ、ありがとうございます。 装備品を預ける、というのはこちらからもお願いをしようと思っておりましたの。 もし可能であれば、陽動役をお願いする方々の分の装備、お願いできるのでしたら、とても助かりますわ。 ■脱出方法 ええ、一日二日、様子を見るのは賛成です。知識は必要ですものね。 巡回の冒険者崩れの方以外でしたら、「ヒュプノシス」で眠らせるというのはいかがでしょうか? 牢屋へと近付いたタイミングで眠らせることができれば、鍵を奪うことができるかもしれませんわ。 ■陽動について ええと、外に出ての陽動は、少し、危険ではないか、と。 中にいる構成員が外に出るためには、上か下どちらかの道を使う他ないかもしれませんし その途中で隠密中の方が見つかってしまうかもしれませんわ。 ええと、陽動班、隠密班で別れた後は、陽動班が上側で陽動(可能であれば敵の無力化)している間に隠密班が下側を調査、下側の調査が終了次第上側の調査をしていない場所を調査しながら合流、というイメージ、でした。 ■個人行動 わたくしは、調査より囮の方がお役に立てそうでしょうか? もし他に立候補がいらっしゃらないようでしたら、囮の陽動役を担おうかな、と思っております。

  11. マレーネ・シェーンベルグ

    (連投失礼いたします) ■班分け まあ、申し訳ございません。クレアさまの発言を見る前に投稿をしてしまいました。 なるほど、わたくしたちが牢屋の中にいる状態での外での陽動、でしたのね。 勘違いをしておりましたわ。申し訳ございません。 ……ええと、大変恐縮なのですが、他の方の意見もいただきながら、考える時間をいただきたく。

  12. アンネエルカ

    >牢からの脱出方法 私も思いついていたのは見張りの気を惹いて、 近づいてきたところを『ヒュプノシス』で眠らせてしまうこと。 そのあと声を出せないようにして逆に牢に入れちゃってもいいわよね。 縛るものについては……着ているボロ服を破るなりしてもいいわよねきっと。 >陽動 ごめんなさい、すっかり頭から抜けてしまっていたのだけれど 私たち鎖で拘束されていて、その鍵はどこにあるかわからないのよね。 見張りが持っているのは牢の鍵としか書いていないし…… そうなると、武器があっても多人数相手では苦しいかもって思っちゃったわ。 見張りが巡回に来るのは4時間ごと。 隠密に動ければ、牢が空っぽなことに気が付かれるまでの それだけの時間はゆっくり探索・調査できそうよね? 『超聴覚』をセットしていく人がいれば騒ぎになったことに気づけそうだし、 『テレパス』での情報共有もいかして、ある程度隠密に徹してじっくり探索。 なるべくなら騒ぎを起こさずにこっそり脱出することがベストで、 それが難しい状況になってしまったら片側の班が囮になる作戦っていうのも ありなんじゃないかしら? あんまり派手に騒がないのなら、先にあがっていた『ヒュプノシス』で 眠らせてしまっての見張り無効化もより効果的に使えそうとも思ったわ。

  13. クレア・エクレール

    あ、確かにヒュプノシス便利だねー。 静かにやれるのは魅力的。ボク的には使うの大賛成。 眠ったあとはボロや、ボク達の拘束具外したあとならそれ利用するのもありかな! そうそう、ボク達の手足の拘束具だけど、シーフズツールの持ち込みができてたらそれで外せるんじゃないかなって思ったよ。 陽動に関しては、今のところ2パターン案が出てると思っててボクのさっきの意見は一方が先に窓から出たパターンについてね。こっちは外に敵を誘き寄せることが出来たら探索が容易になりそうだけど、さすがに空にはならないと思うからそこは注意が必要そう。 ヒュプノス使う場合はみんなで一緒に牢獄出て、陽動と隠密で洞窟上下に別れて動くパターンでもいけそうかな。こっちは連携のしやすさが利点だよね。 トーラさんが挙げてくれるように先にどちらが囮とか決めずに重要なものや資料を多く見つけた方を隠密、もう一方を陽動にするっていう案。 マレーネさんが挙げてくれてるような上が陽動、下が調査と決めておいて調査組の脱出経路を安全に確保出来るような案。 ボク的にはどちらが良いかは現状悩んでて、他の人の意見も聞きつつ夜にまた顔出すね。 あ!! これまで出てる案について認識違いとかあったらゴメンよー。 その時は申し訳ないけど指摘や訂正お願い!

  14. マレーネ・シェーンベルグ

    ■脱出方法 手足の拘束についてですが、わたくしも、トーラさまのマジカルポケットとシーフズツールで外せる想定でおりましたわ。 手の拘束だけならまだしも、足が縛られていては、芋虫さんのようにしか歩けませんもの。ふふ、それはそれで、すこし面白そうではございますが。 ええ、でも、確かに。 拘束が外せなかった場合は、陽動や情報収集に注力せずに、 可能な限りの情報収集にとどめて、脱出に重きを置いた方がいいかもしれませんわね。 ■陽動について こちらについて、わたくし自身はまだ答えは出せずにいるのですが……。 陽動役と隠密役で別れることのメリット・デメリットについてお話させていただきますわね。 メリットについては、大きく2点あると思っておりますわ。 ・陽動役と隠密役で、それぞれに適したスキルを持っていくことが可能 ・陽動、情報収集それぞれの行動について重点的に文字数を割くことが可能 デメリットについては、わたくしが思い浮かぶかぎりですと…… ・拘束具が外せなかった場合、武器の持ち込みができなかった場合の危険度が上がる ・特に陽動役の危険度の上り幅が大きい あたり、でしょうか。 拘束具が外せて、武器の持ち込みも問題がなかった場合、 陽動役と言えども直接の戦闘を避けたほうがいいかもしれませんわね。 ええと、敵の錯乱・誘導の行動が主になるかな、と。 有用なスキルは、「サウンドボマー」「声帯模写」「ヒュプノシス」あたりでしょうか。 1時間限定ですが、「光縛呪」で相手を束縛する、というのも手ですわね。

  15. クレア・エクレール

    夜に顔出すって言ってた癖にうっかり寝こけちゃって朝になってた、ごめーん!! えっと、出発が6日のお昼だから5日の夜には行動提出するヒト多いだろうし出来れば今日中か遅くても5日の夕頃迄には大まかな方針とか班わけとか決定出来ると良さげ? 最近寒いし、年の瀬が迫って忙しかったり、体調崩してるヒトもいるかもだから締切間際でバタついて混乱しないように相談進められたら良いかなーって思ってるよー。 〇班わけについて マレーネさんが陽動のメリット・デメリット挙げてくれて思ったのは、スキルとか道具に制限があるなら役割分担明確にしておいた方が楽かなってこと。 あと陽動するなら直接戦闘は避けて陽動や撹乱、足止めに注力した方が安全かなって。 個人的な懸念は敵が捜波とか感知系のスキル使ってくる可能性があるってことかな。 だから隠密組も敵との遭遇からどうやって逃走するかは考えておいた方がよさそう。 そんなわけでボクの現時点での意見は ・見張り役を眠らせ、手足の拘束はシーフズツールで外し、牢の鍵を奪い脱獄 ・牢獄脱出後はルート1・2に別れる(均等に分けるか、陽動の方がやや多めにした方が安全?) ・ルート1は陽動しながら構成員の数や戦力を測る、ルート2は隠密で資料や隠されたものを押収する形で調査しつつ脱出を図る ・ボク自身は隠密組希望 こんな感じで!!

  16. 咲羅

    意見出しが遅れてすまぬ。 改めて皆、よろしく頼むぞ。 大方の方針を決めてくれて感謝する。 その上で何点か、気になる点を発言させてもらうぞ。 ■①陽動班について 行動方針については異論はないが、加えて「他の奴隷達の解放」も提案したい。 騒ぎが大きくなれば、隠密班も動きやすくもなるじゃろう。 そやつらが加わる事で僅かにウチらの戦力の足しになる可能性もある上、奴隷を逃がす事で奴らの目論見の1つも潰す事が出来る。 何より、人身売買による被害を少しでも減らしたい。 メリットはいくつかあるが、デメリットは無いように思えるが、どうか。 ■②テレパスによる連携 知っているなら聞き流してもらって構わないが、 テレパスは受け取り側も持っていないと機能しない。のという効果が少し前に追加されたと、知人から聞いた。 これを活かすのならば、各班に1人ずつはテレパスを持っておく必要がある。 ひとまずはこんなところじゃ。 そしてウチは、現状では【陽動班】を希望しておこう。 ■①に異論がないようならば、この点はウチが担当しようと考えておる。

  17. テュリン・ヴィング

    >マレーネ・スキルの件 こっちこそごめんね。私の方も発言の意図に対する理解が足りてなかったみたいだから。 >陽動について 咲羅が挙げてくれた奴隷達の開放に付け加えてになるけど、ちょっとした小細工を仕込めれるなら、連中が盗んだ品に火を付けるとかはどうかな? 証拠や手掛かりとなる書類等は回収をするとして、回収出来ないもしくは困難なものは火にかけて時間稼ぎに用いる事が出来ればどうかなとね? 取り戻すとかなら悪手だけど、あくまで今回は奴等に関する情報を掴む事だから、混乱を大きくして少しでも脱出や手掛かり確保がしやすい状況を作れればかなと思ってるんだけど。 勿論、反対なら却下してくれて構わないわ。ふと、こういうのはどうかな?と浮かんだだけだからね。 それと、私の方は陽動班の方で動く予定よ。

  18. トーラ

    それでは明り窓からの陽動でなく上下通路の二班に陽動と隠密で分かれるということですね。 それなら私は隠密班の方に行こうと思います。 洞窟は上下に分かれていますけど、陽動と隠密はどちらに行きましょうか? 目と耳を塞がれててどちらから来たかわからないですけど、ここが海の近くということは盗品は船で運んでるのかな。それなら盗品は下に、構成員や書類なんかは上にいるのかなって気がするんですけどどうでしょうか? ちょっとばたばたしてるので夜にまた来ます。

  19. マレーネ・シェーンベルグ

    ■他の奴隷の解放 ええ、ええ。 わたくしも、他の方々を解放できるのであれば、それが最善だと思いますわ。 ……ですが、少しだけリスクはあると考えておりますので、念のため共有しておきますわね。 一つ目は、他の奴隷の方々は《授恵者》ではないということ。 このような場所に監獄されて、手足を縛られて、さらに1~2日が経過していると考えると、 かなり、衰弱しているのではないでしょうか。もしかしたら、歩くのにも一苦労な状態、かもしれませんわ。 わたくしたちに、彼らを庇う余力があればよいのですけれども。 二つ目は、男性の奴隷の場所を探す必要があること。 わたくしたちは、幸か不幸かは判りませんが全員女性ですので、男性の奴隷がどこに収容されているのか分からない状態です。 隠密の方が見つけていただけるのであれば、それを共有して……というアクションが必要になりますわね。 わたくしも、悪女ではありませんので、助けられる命は助けたいと思っております。 ……ですので、上記をクリアできるのであれば賛成、という形をとらせていただければと。 ■テレパスについて ええ、ご指摘の通りですわね。 まだ出発まで時間がありますが、テレパスに限らず、最終的に誰がどのスキルを持っていくかは 決めておいた方がよさそう、ですわ。 ……ええと、わたくしは、余ったものの中から、必要そうなものを取得していく予定です。 (すみません、続きます……)

  20. マレーネ・シェーンベルグ

    ■スキルについて いいえ、いいえ。テュリンさま、どうかお気になさらずに。 わたくし、ご指摘をいただいて助かりましたもの。 誤解を招きやすい書き方をしていたことは事実ですし、もし読み違えたままになっていたら、とても悲しいので……ええ、気になったことは、どんなことでも仰ってくださいね。 ■陽動と隠密 下は海の近く……船で盗品を……トーラさま、ナイス推理、ですわ。 わたくし、こういう推理には少しばかり疎くて……はい、でも、かなり、理に沿っていると思いましたわ。 ならば、陽動(ルート1)は上、隠密(ルート2)は下。 陽動と隠密の具体的な動きは、クレアさまが纏めていただいた流れで問題ないかと。

  21. アンネエルカ

    >スキルについて さっき思いついたのだけれど探索用に『残留思念感応』を持っていきたいと思うわ。 場所に残された感情を辿ることで脱出路が探せるんじゃないかなって。 恐怖や不安を感じるのは私たちのように運び込まれた奴隷達だと思うもの。 それを辿るのが難しくても出入りが多い場所ほど強い思念が残っていたりしそうだし 何かしらの手がかりが掴めたら良いなって思うのよ。 もうひと枠は……そうね、ひとまず『超聴覚』とかかしら。 読み取った思念と聞こえてきた音を組み合わせればより正確な情報が得られそうだし、 会敵を避けたりするのにも使えそうだわ。 もちろん、何か必須そうなものが足りていなかったら変えるからどうぞ教えてね。 >他の奴隷の解放について そうね、私もマレーネさんと同じように衰弱しているんじゃないかなって不安だわ。 恐怖心も拭えるものではないし、人質にされてしまったりしても一大事と思うわ。 助けたい気持ちは私だっておんなじよ、だから一緒に行動するんじゃなくって もうひとつのルート。 光取り窓から直接脱出して貰うっていう方法ではどうかしら? >陽動と隠密 トーラさん、すごい推理だわ…! 牢から出る前にルートに対する有益な情報を掴めなかった場合、 陽動が上、隠密が下に賛成よ。 >盗品に火を放つ なるほどだわ……! 自分たちの”商品”に火を付けられたとなったら、火消しを優先してくれるかも。 牢が天然の岩を掘って作られているくらいだから、酷い火事にもならなさそうだし やってみてもいいのかなって思ったわ。

  22. クレア・エクレール

    まず班わけ希望出揃ったから書き出しておくね! ついでに持参スキル表明があったものも入れておくよー。未定のものは()表記にしておくね。 【陽動】 アンネエルカ:超聴覚、残留思念感応 咲羅 テュリン マレーネ 【隠密】 トーラ:マジカルポケット、(テレパス) クレア ルート案: 情報にもよるけど、暫定で陽動がルート1. 隠密がルート2?

  23. クレア・エクレール

    連投失礼するね。 >奴隷解放 ボクの懸念は既にマレーネさんやアンネが挙げてくれてるから割愛するねー。 ただ、今回全員助けられなくてもボク達が情報持ち帰ることが出来れば、売られたりする前に助けだせる可能性はあると思いたい。 >火付け んー、煙がボク達の脱出の妨げにならないかはちょっと心配だけどあちらさんが鎮火に奔走してくれたら脱出はしやすくなるんだよね。 火付け手段があるならボクは止めないよー。 >持参スキル ごめん、もうちょい考えさせてー!

  24. トーラ

    そういえば4時間ごとの巡回の人はどうしましょう? 巡回の時間を避けて行動を開始するのが安全だと思うんですけど、ここで無力化すれば行動中に出会う危険がなくなるのと、危険はありますけど剣を手に入れれるのは大きい気もするんですよね… >上と下 そんな気がするだけなので、洞窟の作り次第で逆かもしれないですし、ゴールディが本当に関わっているならビッグオウムで空から運ぶかもです。 見張りの人から聞き出すとか確認した方がいいと思います//// >奴隷の人 わたしたちは所長さんの部下の人が迎えに来てくれるそうですけど、奴隷の人まで連れていって貰えるか不安なんですよね…。 ビッグオウムでの回収だと連れていけませんし、私もその辺りの安全がはっきりしてから解放するのが安全かなと思います。 >スキル マジカルポケットとテレパスで大丈夫です。なので陽動の方でもお願いしますね。 あとは探波と壁歩き、パッシブを回避と魔攻にしてヒールと魔矢、反応強化と疾風脚にしようと思っているんですけど、明日出発の依頼の行動を出すまで変更は待ってて下さい。 それと、マジカルポケットの問い合わせなんですけど、後日ワールドガイドのQ&Aで回答して誰でも見れるようにしてもらえるそうです。 ただ、いつ頃かは分からないので明日回答がなければ考えないといけないですね…

  25. クレア・エクレール

    トーラさんはテレパスの用意ありがとー! >巡回にくる男 一応冒険者崩れなんだよねぇ。 汎用スキル使っても抵抗される可能性があるのと、ボクたちのスキルの一部も武器や鎧装備前提で発動するものがあるから武器なしスキル制限ありで声とか警笛とかで知らされずに無力化するのって難しそう。 個人的には時間を避けつつ超聴力や嗅覚で見つからないよう動いた方がいいかなって思うけど……もし襲うなら陽動側の方で奇襲仕掛ける感じになる? 陽動組の意見次第かなぁ。 >持参スキル あー……他の奴隷や商品の情報や脱出ルート確定の為にも牢獄にいる間の情報収集はやっぱ頑張んないとだよね。 とりあえずボクが今使えそうなのは話術なんだけど……あとは色仕掛け? ……見張りの奴がどんなタイプ好きなのかわかんないけど。 まぁ物は試しだ。 罠対策は看破の代わりに探波持っていって、捜波は向こうに感波持ちがいると怖いから超嗅覚で代用しよっかな。巡回の男の匂い覚えといて距離を測る感じで使おうと思う。

  26. 咲羅

    ■奴隷解放 ふむ、…そうじゃな。 ウチが勝手に、戦力になりうる者達と思い込んでいたが 確かに衰弱しきっている可能性もあるな。 であれば、この話は無しにしても良いかもしれぬ。 こやつらには悪いが、リスクを考える今しばらく耐えて貰う他なさそうじゃ。 少し引っ掻き回してしまったようじゃ、すまぬな。 また、追加で提案のあった火付けについてじゃが こちらも可能ならばやっても良いと思っておる。 ■テレパス 陽動組の分は、他の者に持ち合わせがないようならばウチが取得しても構わぬ。 ■巡回の者 ん、後々の動きやすさを考慮すると、個人的にも奇襲をして無力化しておきたいところじゃな。 他の者の意見も聞きたい。

  27. テュリン・ヴィング

    自分史で言っててあれだけど、火付けの方は、考えたら盗んだ品の場所を把握してないとだし、後は向こうの人数を把握してないとだものね。そう考えると、他の手の方がまだ確実なのかな 色仕掛けかぁ。確かに試してみる価値はありそうね 好みのタイプについては、出来そうな人で試すのも手かもね。 一応、私の方もその手のスキルは取ってあるし、陽動以外でやってみるよ?

  28. トーラ

    やっぱり問い合わせ間に合わないみたいですね…。 とりあえず制限があるならシーフズツール優先、余裕があれば皆さんの装備もマジカルポケットに収納して持ち込む…と出しますね。 >スキル そろそろ出発も近付いていますし、テレパスは咲羅さんにお願いしても大丈夫でしょうか?

  29. アンネエルカ

    もう明日が出発なんだものね。 頑張って作戦を頭に詰め込んで行かなくっちゃだわ……! 奴隷解放と放火も無しの方向よね。了解よ。 >スキル 咲羅さんはテレパスの件、ありがとう! お願いできたらとっても助かるわ。 >巡回にくる男 そうね……無力化できると安心だけど、攻撃的なスキルは武器がないと使えないし 相手がどれくらいの強さかわからないのが不安よね。 >見張りの男 見張りの人が持ってる短剣は、牢の鍵と一緒に拝借出来たらいいなって思ったわ。 短剣だから、シーフさんがスキルを使えるようになるわよねきっと。 >自分の行動 調査寄りのスキルを持っていくから、陽動班として動きながらも 最終的に脱出するための出入口を探ったり、聞こえてくる音から敵の行動を読んだり そういった動きになるかもって思うわ。

  30. クレア・エクレール

    >マジカルポケット そうだね、優先順はトーラさんが挙げてくれてるので異存なし。 武器は持ち込めなかったら現地調達で! >咲羅さん テレパスありがとー! ボクなんて他の奴隷の存在すかり失念してたし、話題に挙げてくれて助かったから気にしないでー。 >テュリンさん わー、ありがとー! 色仕掛け一人じゃ不発するかもって不安だったから心強いよー。 >スキル あと作戦上必要だけど持参表明がないのはヒュプノシスかな? 持っていけるヒトいたらよろしくー!

  31. マレーネ・シェーンベルグ

    ギリギリになってしまいましたわ。 >マジカルポケット ええ、異論ございません。 シーフズツールの件は、なにとぞよろしくお願いいたしますわね。 >咲羅さま テレパス、とても助かりますわ。 隠密班との連携の際は、よろしくお願いいたします。 >スキル はい、では、ヒュプノシスはわたくしが。 あとは、声帯模写やサウンドボマーとも悩んだのですが……モヒカンセンサーを。 わたくしは、まだまだ未熟な身ですもの。相手が授恵者であればきっとわかると思いますわ。 >見回り冒険者崩れ はい、ええと、では……モヒカンセンサーを頼りに、倒せそうな場合は奇襲、そうでない場合はやりすごす、という形でいかがでしょうか。

  32. マレーネ・シェーンベルグ

    ええと、すみません 書き忘れでの連投、失礼いたしますわね。 >短剣などを奪う ワールドガイドのルール「特殊状況でのルール」、「武器なしの戦闘」の項目に、以下の記載がございますわ。 原則、シナリオ内において、他者から譲り受けた装備や敵が使用している装備をプレイヤーキャラクターが活用することはできません。 こちらの項目については魔法についての言及ですので、通常のスキルまでは判りませんが……敵から奪ったナイフでロープなどを切ることは出来ても、スキルを使うのは、少々難しいのではないかな、と。 水を差すようなことを述べてしまい、申し訳ございません。

  33. クレア・エクレール

    >武器関係 あ、ごめんそのルール見落としてた! マレーネさんはヒュプノシスの取得と併せてありがとー!

  34. アンネエルカ

    >短剣などを奪う わ、そうだったのね! ありがとうマレーネさん!教えて貰えて助かったのだわ。 >見回り冒険者崩れ モヒカンセンサー……なるほどだわ。 行けそうな場合だけ仕掛けるのなら安心ね。

  35. トーラ

    あーっ!? そのルール見た気がしてたんだけど、見つからなくて人に聞いても知らないそうだったから勘違いかベータの時のルールかと思ってたんですよね。 マレーネさんありがとうございます。 >見回りの人 武器を奪っても使いこなせないなら利点は半減しちゃいますね…。 でも、モヒカンセンサーは面白いと思うのでやるのなら手伝いますよー。 >スキル マレーネさんヒュプノシスよろしくお願いしますね。 私はクレアさんが探波を持っていくので警戒はお任せしてハイディングと壁歩き、テレパスとマジカルポケット、反応強化とヒールと魔矢、シーフ武器が条件ですけどマジカルポケットで持ち込める可能性でスカウトの心得を持っていきますね。

  36. クレア・エクレール

    最終的にボクのスキルは探波と壁歩き、それに超嗅覚と色気。あとは反応強化、先手必勝、エンライト……武器持ち込めたようにスカウトの心得はボクも持って行って証拠品の発見・押収の確率上げていくねー!

  37. マレーネ・シェーンベルグ

    ルールについて、お役に立てたのでしたら何よりですわ。 あとは、プレイングに記載しようと思ったことで、いくつか共有しておいた方がよいと思うことを書いておきますわ。 ●モヒカンセンサー プレイングは以下のように記載しました 巡回の男 ⇒《モヒカンセンサー》で以下を判断 ・武器なしの状態でも全員で奇襲すれば倒せる ・武器ありの状態でなら倒せる ・勝ち目は無し いずれの場合も味方に共有。 巡回についてこれ以上は少し文字数が割けそうになくて、 申し訳ありませんが、後は煮るなり焼くなりでお願いいたします。 後は、逃走中のヒュプノシスの使用判定にモヒカンセンサーを使用する予定ですわ。 ●陽動班の誘導について 持っていくスキル的に、大きな物音を出せなくなってしまったので 以下のような方法で敵を誘導しようと思いますわ。 敵の持つナイフを拝借して自身の腕を刺し、 血を垂らしながら逃げることで逃走経路が上であることを伝える ある程度誘導できるところまで逃げたら《ヒール》で止血 おそらく、になってしまいますが……敵が隠密班のルートに向かうことを制限できるかと思います。

アーカイブ生成日時 2026年08月05日 14時56分25秒 ・ world0